JP2002143223A - 車椅子 - Google Patents

車椅子

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JP2002143223A
JP2002143223A JP2000338234A JP2000338234A JP2002143223A JP 2002143223 A JP2002143223 A JP 2002143223A JP 2000338234 A JP2000338234 A JP 2000338234A JP 2000338234 A JP2000338234 A JP 2000338234A JP 2002143223 A JP2002143223 A JP 2002143223A
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wheel
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Yasumasa Akita
泰正 秋田
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】車道の路面と歩道の路面との境界部に存在する
段差部を容易に乗越えることができる車椅子を提供す
る。 【解決手段】主輪28および操舵輪30とを備えた車椅子に
おいて、前記主輪28の後方と、前記操舵輪30の前方に位
置し、前記主輪28および操舵輪30の下部が接する基準面
より上方に位置して、後輪28および前輪が車椅子フレー
ム2に回転自在に枢着され、車椅子利用者が着席しうる
シート20,24が、前記車椅子フレーム2に前後へ移動可
能に設けられ、車椅子利用者が掴持することが可能な掴
持部材7,9が、前記車椅子1の前方に位置して、前記
車椅子フレーム2に一体に設けられ、車輪の前進方向に
は回転するが後退方向に回転できないワンウェイクラッ
チ付き車輪36が、前記主輪28と操舵輪30の中間に位置
し、かつ前記主輪28および操舵輪30の下部が接する基準
より上方に位置して、前記車椅子フレーム2に設けられ
たことを特徴とする車椅子。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、左右1対の主輪
と、該主輪の前方に向きを自由に変更できる左右1対の
操舵輪とを備えた車椅子において、例えば車道の路面と
歩道の路面との境界部に存在する段差部を容易にかつ安
全に乗越えることができる車椅子に関するものである。
【0002】
【従来の技術および解決しようとする課題】図14に図
示されるように、左右1対の大径の主輪02と、該主輪02
の前方に向きを自由に変更できる左右1対の操舵輪03と
を備えた従来の車椅子01においては、段差部04に差しか
かった場合に、車椅子利用者が主輪02を前輪方向へ回転
させようとしても、操舵輪03が段差部04の鉛直面05に当
り、車椅子01は前進できない。
【0003】またこの段差部04の段差Hが小さければ、
操舵輪03が段差部04の稜角部06を乗越えることができ
る。しかし、主輪02の前進方向回転力が大きくないと、
主輪02が段差部04の稜角部06乗越えることができない。
【0004】さらに、たとえこの段差部04の稜角部06を
乗越えることができても、車椅子01の後部が下り前部が
上がるように傾斜しているために、車椅子01が後方へ転
倒する惧れがあり、極めて危険である。
【0005】
【課題を解決するための手段および効果】本願発明は、
このような難点を克服した車椅子の発明であり、請求項
1記載の発明は、左右1対の主輪と、該主輪の前方に向
きを自由に変更できる左右1対の操舵輪とを備えた車椅
子において、前記主輪の後方と、前記操舵輪の前方に位
置し、前記主輪および操舵輪の下部が接する基準面より
上方に位置して、後輪および前輪が車椅子フレームに回
転自在に枢着され、車椅子利用者が着席しうるシート
が、前記車椅子フレームに前後へ移動可能に設けられ、
車輪の前進方向には回転するが後退方向に回転できない
ワンウェイクラッチ付き車輪が、前記主輪と操舵輪の中
間に位置し、かつ、前記主輪および操舵輪の下部が接す
る基準面より上方位置して、前記車椅子フレームに設け
られことを特徴とするものである。
【0006】請求項1記載の発明は、前述したように構
成されているので、車椅子が段差部に差しかかった場合
に、シートに着席した車椅子利用者は、シートを後方へ
移動させれば、車椅子フレームは後方へ傾斜し、後輪が
路面に接地し、前輪は上昇する。
【0007】この状態で、前輪が段差部を乗越える高さ
を上廻って、車椅子利用者は、主輪を前進方向へ回転操
作すれば、車椅子は前進し、ワンウェイクラッチ付き車
輪が段差部の上面に乗り、次に車椅子利用者は、シート
を前進させると、車椅子と車椅子利用者とを合せた重心
が前方へ移動し、その時に、ワンウェイクラッチ付き車
輪には後退方向の回転力が加わるが、ワンウェイクラッ
チによって後退方向回転せず停止状態で、車椅子フレー
ムは前方へ揺動して、操舵輪が段差部の上面に接し、段
差部を乗越え、前進することができる。
【0008】この場合、車椅子フレームの前後揺動の慣
性力や反力により、車椅子フレームが前後に倒れようと
しても、前後輪でもって、これらの力が負担される結
果、車椅子の前後転倒が未然に阻止される。
【0009】請求項2記載のように発明を構成すること
により、車椅子利用者は前記掴持部材を握って引寄せる
ように力を入れると、シートが直ちに前進し、段差部の
乗越えが容易に遂行されうる。
【0010】また、請求項3記載のように発明を構成す
ることにより、車椅子と車椅子利用者とを合せた重心移
動が前後方向に加えて上下方向にも可能となり、車椅子
の段差部乗越えがより一層円滑に遂行されうる。
【0011】さらに、請求項4記載のように発明を構成
することにより、前記シートの前後局限位置が確実に規
制されうる。
【0012】さらにまた、請求項5記載のように発明を
構成することにより、大きな段差のある段差部を容易に
乗越えることができる。
【0013】しかも、請求項6記載のように発明を構成
することにより、車椅子利用者は、段差部の乗越え動作
に適した姿勢を取ることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図1ないし図9に図示され
た本出願発明の一実施形態について説明する。車椅子1
の車体フレーム2は、下方パイプ3と、前部4aが下方
へ折曲されてその下部が前記下方パイプ3の前端に一体
に結合され、後部4bは前記下方パイプ3と略平行に延
長したシートパイプ4と、上部がやや後方へ傾斜して前
記下方パイプ3およびシートパイプ4に一体に結合され
たバックパイプ5と、側面視略L状前方垂下片6aが下
方パイプ3およびシートパイプ4に一体に結合されると
ともに後方水平片6bの後端がバックパイプ5に一体に
結合された肘掛けパイプ6と、側面視L状の下方水平片
7aの後端が肘掛けパイプ6の垂下片6aに一体に結合
されるとともに前方鉛直片7bの略中央部で連結パイプ
8を介して肘掛けパイプ6の垂下片6aに一体に結合さ
れ、上端にグリップ9を備えた掴持パイプ7とよりな
り、これら各下方パイプ3、シートパイプ4、バックパ
イプ5、肘掛けパイプ6および掴持パイプ7は左右1対
をなし、車巾方向に指向した横パイプ10,11,12(その
他の個所にもあるが図示されず)でもって相互に一体的
に結合されている。
【0015】また、左右1対のバックパイプ5を相互に
結合する横パイプ10と、左右1対のシートパイプ4の後
端から上方へ一体に起立した支持パイプ13の上端を相互
に結合する横パイプ11とに、シートパイプ4より内側に
位置して後方へ向って上方へ傾斜した傾斜レール17が一
体に取付けられ、上方へ円弧状に突出して車巾中央方向
に向ってストッパー14aが形成されたストッパ部材14の
下端がシートパイプ4の後端に一体に取付けられ、前記
シートパイプ4の水平後部4bの前部にブラケット15を
介してシートレール16が上下に揺動自在に枢着されてい
る。
【0016】さらに、前記シートレール16上を転動しう
るシートローラ18がブラケット19を介してL状シートフ
レーム20の水平片20aの前後両端に枢着されるととも
に、該シートフレーム20の水平片20aの後端にブラケッ
ト21を介してローラ22が枢着され、前記シートレール16
の前部にストッパ23が設けられ、シートフレーム20の水
平片20aの上面と鉛直片20bの前面とにシートクッショ
ン24が張設されており、シートフレーム20が後方へ移動
した場合に、シートフレーム20のローラ22が傾斜レール
17に接して傾斜レール17上を転動し、シートレール16は
ブラケット15を中心として上方へ傾斜するようになって
いる。
【0017】さらにまた、前記掴持パイプ7には、シー
トレール16に対しシートフレーム20が前後へ移動できる
ように設定し、またはシートフレーム20が移動できない
ように設定するシート移動・固定選択操作装置25が設け
られており、該シート移動・固定選択操作装置25の操作
レバー26を上方へ起立させれば、シートフレーム20が固
定され、該操作レバー26を後方へ倒せば、シートフレー
ム20が前後移動できるようになっている。
【0018】しかも、バックパイプ5の下部にブラケッ
ト27を介してゴムタイヤ付き主輪28が回転自在に枢着さ
れるとともに、その前方の肘掛けパイプ6の垂下片6a
の下端にキャスター29を介し鉛直軸を中心に旋回自在に
操舵軸30が枢支され、シートパイプ4の前部4a下端に
前方へ突軸31が突設され、その先端に前輪支持ブラケッ
ト32を介して前輪33が回転自在に枢着され、前記突軸31
に足載せ板34が内方水平と上方鉛直とに亘り起伏自在に
取付けられ、下方パイプ3の後端に後輪35が回転自在に
枢着され、前記ゴムタイヤ付き主輪28と操舵軸30との中
間にて、前進方向には回転できるが後退方向には回転で
きないワンウェイクラッチ付き車輪36がゴムタイヤ付き
主輪28に取付けられ、前記前輪33、後輪35およびワンウ
ェイクラッチ付き車輪36は、車椅子1のゴムタイヤ付き
主輪28と操舵軸30とが地面38に接した状態では、地面38
より上方へ離れた高さに設定されている。
【0019】なお、バックパイプ5の上端部は後方へ折
曲され、その端部にグリップ37が嵌装されている。
【0020】図示の実施形態では、前述したように構成
されているので、図1に図示されるように、地面38上に
放置された状態では、シートクッション24は前方へ位置
してシート移動・固定選択操作装置25によりその位置に
固定されている。
【0021】そして、図2に図示されるように、車椅子
利用者39がシートクッション24上に着席し、足載せ板34
上に足を載せ、操作レバー26を点線の鉛直起立位置から
水平倒伏位置に倒すと、シートクッション24は前後へ移
動できる。
【0022】図2に図示した状態にて、車椅子1が段差
部40に接近した時、図3に図示するようにシートクッシ
ョン24を後方へ移動すると、ローラ22が傾斜レール17に
接する。
【0023】さらに、車椅子利用者39が肘掛けパイプ6
の膝掛け41を握って上体を後方へ押すことで、シートフ
レーム20の後端のローラ22が傾斜レール17上を転動し、
車体フレーム2および車椅子利用者39の重心がゴムタイ
ヤ付き主輪28の枢支軸42より後方へ移動すると、図4に
図示されるように、車体フレーム2は全体として後方へ
傾き、前輪33、操舵軸30およびワンウェイクラッチ付き
車輪36は地面38より浮き上り、後輪35は地面38に接地す
る。
【0024】図4に図示された状態で、車椅子利用者39
がゴムタイヤ付き主輪28を前進方向へ回転させると、図
5に図示されるように、車椅子1は前進して、前輪33、
操舵軸30およびワンウェイクラッチ付き車輪36は段差部
40を乗越え、ゴムタイヤ付き主輪28が段差部40の稜角部
43に当接し、車椅子1は停止する。
【0025】次に、図6に図示するように、車椅子利用
者39が掴持パイプ7のグリップ9を握り、シートフレー
ム20およびシートクッション24が前進する方向へ力を加
え、図7に図示するように、シートフレーム20およびシ
ートクッション24をゴムタイヤ付き主輪28の枢支軸42よ
り前方へ移動させると、車椅子1および車椅子利用者39
の重心が稜角部43の直上より前方へ移動した時点で、図
8に図示されるように、地面38に対するワンウェイクラ
ッチ付き車輪36接地点を中心とし車椅子1の車体フレー
ム2は全体として前方へ戻り、その状態の前方への慣性
力により車椅子1は前進を続け、段差部40を乗越えるこ
とができる。
【0026】そして、車椅子利用者39はシート移動・固
定選択操作装置25の操作レバー26を鉛直上方へ起立させ
てシートフレーム20を固定した後、車椅子利用者39はゴ
ムタイヤ付き主輪28を前進方向へ操作することにより、
通常の車椅子と同様に地面38上を走行することができ
る。
【0027】このように、車椅子利用者39はシートクッ
ション24に着席したまま、シートフレーム20を後方およ
び前方へ移動させるだけで、段差部40を容易に乗越える
ことができ、
【0028】また前後に前輪33および後輪35が設けられ
ているため、車椅子1が全体として大きく前方へ傾きま
たは後方へ大きく傾くことを制限でき、車椅子1の転倒
が未然に阻止される。
【0029】図1ないし図9に図示の実施形態では、左
右1対の下方パイプ3、シートパイプ4、バックパイプ
5、肘掛けパイプ6および掴持パイプ7を相互に一体に
結合して左右1対の車体フレーム2を構成し、この車体
フレーム42を横パイプ10,11,12でもって相互に一体的
に結合した折畳み不能の車椅子であったが、図10ない
し図13に図示するように、前後2個所にてX状リンク
51にて折畳み可能な折畳み式車椅子50を構成してもよ
い。
【0030】図10ないし図13に図示の実施形態で
は、図1ないし図9に図示の実施形態の構成部分と全く
同一の構造のものには、同一符号が付されている。
【0031】図10ないし図13に図示の実施形態にお
いて、X状リンク51の上端は、まる4の水平後部4bよ
り内方へ突設されたブラケット52に枢着されるととも
に、該X状リンク51の下端は、連結レバー53の一端に枢
着され、該連結レバー53の他端は該連結レバー53より長
い揺動レバー54の先端に枢着され、該揺動レバー54の基
端は下方パイプ3に枢着され、X状リンク51の中央枢着
ピン51aより下方に位置してX状リンク51に規制ピン55
が一体に前方または後方へ突設され、該規制ピン55は規
制バー56のガイド溝56aに遊嵌されており、図11に図
示されるように、左右車体フレーム2が拡開され、ある
いは図12に図示されるように、左右車体フレーム2が
相互に接近されて折畳まれるようになっている。
【0032】また、図1ないし図9に図示の実施形態で
は、シートフレーム20を前後に移動させると、これに対
応してシートフレーム20を前後に傾動させるために、シ
ートレール16と傾斜レール17とを設けていたが、図10
ないし図13に図示の実施形態では、シートレール57は
後部にて上方へ傾斜するように逆へ状に湾曲形成されて
おり、シートフレーム20のシートローラ18はこのシート
レール57に沿って前後に移動するようになっている。
【0033】さらに、シートローラ18を枢支する前後の
ブラケット19は図13に図示されるL状のシートフレー
ム58に一体に結合され、該シートフレーム58の水平部片
58aには蝶番59を介して左右1体の半割りシート60の頂
面外側縁が枢着されるとともに、該左右1対の半割りシ
ート60の底面内側縁は蝶番61を介して相互に折畳み可能
に枢着され、また前後シートフレーム58の垂直部片58b
には、蝶番62を介して左右1対の半割りバックレスト63
の前面外側縁が枢着されるとともに、該左右1対の半割
りバックレスト63の後面内側縁は蝶番64を介して相互に
折畳み可能に枢着されている。
【0034】図10ないし図13に図示の実施形態は前
述したように構成されているので、左右1対の車体フレ
ーム2を左右へ拡げるように力を加えれば、X状リンク
51は図11に図示されるように開き、車椅子利用者は水
平に展開された半割りシート60上に着座し、走行するこ
とができる。
【0035】また、左右1対の車体フレーム2を相互に
寄せるように力を加えれば、図12に図示されるよう
に、X状リンク51は上下方向へ向い、半割りシート60は
上方へ折畳まれ、半割りバックレスト63は前方へ折畳ま
れ、折畳み式車椅子50はコンパクトに折畳まれる。
【0036】さらに、シートフレーム58にブラケット19
を介して枢着されたシートローラ18は、シートレール57
内を前後に移動し、前方ではシートフレーム58は水平
に、後方では前方へ傾斜するように揺動するため、段差
部40の乗越えを容易に行なうことができる。
【0037】さらにまた、シートレール16と傾斜レール
17の代りにシートレール57にしたため、シート案内構造
が頗る簡単となる。
【0038】図示の実施形態では、手動式の車椅子に本
発明を適用したが、電動式車椅子にも本発明を勿論適用
することができる。
【0039】また、図示の実施形態では、ワンウェイク
ラッチ付き車輪36は下方パイプ3に移動不能に枢着され
ていたが、該ワンウェイクラッチ付き車輪36を前後およ
び上下に調整可能に構成してもよく、このように構成す
ると、段差部40の高さが変ってもこれを乗越えることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本願発明の車椅子の一実施形態を図示した側
面図である。
【図2】 図1に図示の車椅子に車椅子利用者が着席
し、シートを前後に移動自在に設定した状態を図示した
側面図である。
【図3】 図2に図示の車椅子が段差部に接近し、シー
トを後方へ移動させた側面図である。
【図4】 シートを後方局限位置移動させてシートフレ
ームを後方へ傾けた状態の側面図である。
【図5】 主輪を前進させて段差部に主輪を当接させた
状態の側面図である。
【図6】 車椅子着席者が前方のグリップを握り引寄せ
始めた状態の側面図である。
【図7】 図6に図示の状態でシートを前方へ移動させ
た状態の側面図である。
【図8】 シートが前方局限位置にてストッパーに当り
車椅子が段差部を乗越えた状態を図示した側面図であ
る。
【図9】 車椅子が段差部を乗越えて前進をする状態を
図示した側面図である。
【図10】 本発明の他の実施形態の側面図である。
【図11】 図10の背面図である。
【図12】 折畳んだ状態の図10の背面図である。
【図13】 シートフレームとシートバックレストの構
造を簡単に図示しした斜視図である。
【図14】 従来の車椅子の側面図である。
【符号の説明】
1…車椅子、2…車体フレーム、3…下方パイプ、4…
シートパイプ、5…バックパイプ、6…肘掛けパイプ、
7…掴持パイプ、8…連結パイプ、9…グリップ、10,
11,12…横パイプ、13…支持パイプ、14…ストッパ部
材、15…ブラケット、16…シートレール、17…傾斜レー
ル、18…シートローラ、19…ブラケット、20…シートフ
レーム、21…ブラケット、22…ローラ、23…ストッパ、
24…シートクッション、25…シート移動・固定選択操作
装置、26…操作レバー、27…ブラケット、28…ゴムタイ
ヤ付き主輪、29…キャスター、30…操舵軸、31…突軸、
32…前輪支持ブラケット、33…前輪、34…足載せ板、35
…後輪、36…ワンウェイクラッチ付き車輪、37…グリッ
プ、38…地面、39…車椅子利用者、40…段差部、41…膝
掛け、42…枢支軸、43…稜角部、50…折畳み式車椅子、
51…X状リンク、52…ブラケット、53…連結レバー、54
…揺動レバー、55…規制ピン、56…規制バー、57…シー
トレール、58…シートフレーム、59…蝶番、60…半割り
シート、61,62…蝶番、63…半割りバックレスト、64…
蝶番。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右1対の主輪と、該主輪の前方に向き
    を自由に変更できる左右1対の操舵輪とを備えた車椅子
    において、 前記主輪の後方と、前記操舵輪の前方に位置し、前記主
    輪および操舵輪の下部が接する基準面より上方に位置し
    て、後輪および前輪が車椅子フレームに回転自在に枢着
    され、 車椅子利用者が着席しうるシートが、前記車椅子フレー
    ムに前後へ移動可能に設けられ、 車輪の前進方向には回転するが後退方向に回転できない
    ワンウェイクラッチ付き車輪が、前記主輪と操舵輪の中
    間に位置し、かつ前記主輪および操舵輪の下部が接する
    基準面より上方に位置して、前記車椅子フレームに設け
    られたことを特徴とする車椅子。
  2. 【請求項2】車椅子利用者が掴持することが可能な掴持
    部材が、前記車椅子の前方に位置して、前記車椅子フレ
    ームに一体に設けられたことを特徴とする請求項1記載
    の車椅子。
  3. 【請求項3】 前記シートは、スライドガイドレール
    に、前後へ摺動自在に設けられ、 該スライドガイドレールは、前記車椅子フレームの前半
    部にて車巾方向軸を中心として揺動自在に枢支され、 前記車椅子フレームには、前記スライドガイドレールの
    揺動範囲を規制する揺動ストッパ手段が設けられたこと
    を特徴とする請求項1記載の車椅子。
  4. 【請求項4】 前記スライドガイドレールには、前記シ
    ートの前後位置を規制する前後移動ストッパ手段が設け
    られたことを特徴とする請求項3記載の車椅子。
  5. 【請求項5】 前記ワンウェイクラッチ付き車輪は手動
    操作により上下に昇降または前後に移動可能に操作さ
    れ、所要位置にその個所が固定可能に設けられたことを
    特徴とする請求項1記載の車椅子。
  6. 【請求項6】 前記シートは、後方位置で前傾し、前方
    位置で起立または後傾するように構成されたことを特徴
    とする請求項1記載の車椅子。
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