JP2002141742A - 半波長ダイポールアンテナ - Google Patents

半波長ダイポールアンテナ

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JP2002141742A
JP2002141742A JP2000334753A JP2000334753A JP2002141742A JP 2002141742 A JP2002141742 A JP 2002141742A JP 2000334753 A JP2000334753 A JP 2000334753A JP 2000334753 A JP2000334753 A JP 2000334753A JP 2002141742 A JP2002141742 A JP 2002141742A
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JP
Japan
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reflector
dipole antenna
height
wavelength
ratio
Prior art date
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Application number
JP2000334753A
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English (en)
Inventor
Yasuko Kimura
泰子 木村
Yoshio Ebine
佳雄 恵比根
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NTT Docomo Inc
Original Assignee
NTT Docomo Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 反射板の高さを使用周波の1. 3波長ないし
1. 7波長の範囲内に設定ることにより比較的に小型で
FB比の大きい半波長ダイポールアンテナを提供する。 【解決手段】 1枚或いは複数枚の反射板2を有する半
波長ダイポールアンテナ1において、半波長ダイポール
アンテナ1を反射板2の幅W方向および高さH方向の中
央にその中央部を対応させて設置し、反射板2の高さを
使用周波の1. 3波長ないし1. 7波長の範囲内に設定
した半波長ダイポールアンテナ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、半波長ダイポー
ルアンテナに関し、特に、反射板の高さを使用周波の
1. 3波長ないし1. 7波長の範囲内に設定した半波長
ダイポールアンテナに関する。
【0002】
【従来の技術】従来例を図3を参照して説明する。図3
において、1は半波長ダイポールアンテナであり、2は
高さH、幅Wの反射板である。半波長ダイポールアンテ
ナ1は反射板2の高さH方向および幅W方向の中央にそ
の中央部を対応させて設置されている。半波長ダイポー
ルアンテナ1はその中央部から励振源により励振され、
励振源の接地端と反射板は共通電位点に接続している。
【0003】ここで、反射板2が存在しないものとする
と、半波長ダイポールアンテナ1を励振源により励振す
ることにより放射形成される電磁界は、半波長ダイポー
ルアンテナ1と直交する方向を1とすると、この方向か
ら47゜の方向に半値点を有する前後方向に8の字の指
向特性を示す。ところで、図3に示される通り、半波長
ダイポールアンテナ1の後方に反射板2が存在すると、
半波長ダイポールアンテナ1から後方に放射されるバッ
クローブはこの反射板2により反射して前方に放射せし
められる。
【0004】ところで、移動通信の基地局アンテナにつ
いて観ると、バックローブの大きさは、基地局アンテナ
の放射する電磁界のカバーすべき領域である無線ゾーン
の間の干渉量を決定する上において重要な量である。即
ち、バックローブが大きいということは隣接する無線ゾ
ーンに対する干渉量が大きいということであり、これが
大きいことに起因して無線ゾーン内における取り扱い得
る加入者の数である加入者容量が減少する。従って、バ
ックローブは小さい程望ましい。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】半波長ダイポールアン
テナ1の後方に反射板2を設置するとバックローブは反
射板2により反射して前方に放射せしめられるところか
ら、反射板2の大きさが大きければ大きい程バックロー
ブは小さくなってフォワードローブとバックローブの比
であるFB比は増大する様に見え、現に今日までそう考
えられてきた。しかし、実際は、有限の寸法の範囲内に
おいて反射板2の寸法を適正に設計製造することによ
り、FB比の極大が得られることが判った。
【0006】この発明は、反射板の高さを使用周波の
1. 3波長ないし1. 7波長の範囲内に設定ることによ
り、比較的に小型でFB比の大きい半波長ダイポールア
ンテナを提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1:1枚或いは複
数枚の反射板2を有する半波長ダイポールアンテナ1に
おいて、半波長ダイポールアンテナ1を反射板2の幅W
方向および高さH方向の中央にその中央部を対応させて
設置し、反射板2の高さを使用周波の1. 3波長ないし
1. 7波長の範囲内に設定した半波長ダイポールアンテ
ナを構成した。そして、請求項2:請求項1に記載され
る半波長ダイポールアンテナ1において、反射板2は方
形或いは半円筒形に構成した半波長ダイポールアンテナ
を構成した。
【0008】また、請求項3:請求項1および請求項2
の内の何れかに記載される半波長ダイポールアンテナ1
において、半波長ダイポールアンテナ1と反射板2の間
の距離を1/4波長に設定した半波長ダイポールアンテ
ナを構成した。
【0009】
【発明の実施の形態】この発明の実施の形態を図1の実
施例を参照して説明する。図1(a)は半波長ダイポー
ルアンテナと反射板の位置関係を示す図であり、図1
(b)は半波長ダイポールアンテナのFB比の反射板の
高さおよび幅に関する変化特性を示す図である。半波長
ダイポールアンテナ1は方形の反射板2の高さHおよび
幅W方向の中央に中央部を対応させて設置される。半波
長ダイポールアンテナ1は中央部から励振源により励振
され、励振源の接地端と反射板は共通電位点に接続して
いる。
【0010】ここで、アンテナのFB比の特性は、電磁
界分布を数値計算するソフトウェアを使用し、アンテナ
の種類、アンテナの長さ、励振源の励振周波数、反射板
の形状、反射板の寸法、給電点、アンテナと反射板との
間の位置関係、その他の条件を入力して電子計算機によ
り演算処理して求める。図1(a)の実施例においては
以下の条件設定がなされる。 (イ)電磁界分布を数値計算するソフトウェア:PLA
NC−MM((株)情報数理研究所) (ロ)アンテナの種類:ダイポールアンテナ (ハ)アンテナの長さ:半波長;λ/2 (ニ)励振源の励振周波数:2. 0GHz (ホ)反射板の形状:方形 (ヘ)反射板の寸法:W=λ/2以上 (ト)給電点:アンテナの中央部 (チ)アンテナと反射板の位置関係:反射板の高さ方向
および幅方向の中央にアンテナの中央部を対応させて設
置、アンテナと反射板との間の距離;λ/4以上の条件
設定のもとにおいて、半波長ダイポールアンテナを励振
源により例振し、図1(b)に示される半波長ダイポー
ルアンテナのFB比の波長特性を計算により求めた。以
下、具体的に説明する。
【0011】図1(b)において、実線は反射板2の幅
Wをλ/2に設定し、反射板2の高さHをλ/2から6
λに到るまで変化させた場合のFB比特性を示し、鎖線
は反射板2の高さHをλ/2に設定し、反射板2の幅W
をλ/2から6λに到るまで変化させた場合のFB比特
性を示す。なお、○印は実測点を示す。鎖線のFB比特
性について観るに、反射板2の幅Wを変化させても、F
B比特性に格別の影響は与えず、大きな変化は生じな
い。ここで、反射板2の高さHを変化させた場合の実線
のFB比特性について観るに、高さHが1. 5λの近傍
においてFB比特性の極大値が存在し、高さHが1. 3
λないし1. 7λの範囲内において良好なFB比特性が
得られることが認識される。高さHが2λを超えると、
FB比特性は極大値から低下したレベルで平坦に終始
し、高さHを2λを超えて増大する意味はなくなる。即
ち、反射板2の高さHを使用周波の1. 3λないし1.
7λの範囲内に設定することにより、比較的に小型でF
B比の大きい半波長ダイポールアンテナを構成すること
ができる。
【0012】図2を参照して他の実施例を説明する。図
2(a)は半波長ダイポールアンテナと反射板の位置関
係を示す図、図2(b)は半波長ダイポールアンテナの
FB比の反射板の高さに関する変化特性を示す図であ
る。図2の実施例においては、(ホ)反射板の形状:半
円筒形、(ヘ)反射板の寸法:W=λ/2である。その
他の条件は図1の実施例と共通している。図2の実施例
のFB比特性についても、高さHが1. 3λないし1.
7λの範囲内において良好なFB比特性が得られ、1.
7λの近傍においてFB比特性の極大値が存在する。高
さHが1. 7λを超えると、FB比特性は極大値から徐
々にそのレベルを低下する。この実施例においても、高
さHを1. 7λを超えて増大する意味はなくなる。
【0013】先の実施例は、何れも、反射板2は1枚よ
り成るものであるが、この反射板2の後方に更に反射板
を追加設置し、先の反射板を回り込んで漏洩してくる使
用周波を反射することによりFB比特性を改善すること
ができる。
【0014】
【発明の効果】以上の通りであって、この発明によれ
ば、1枚或いは複数枚の反射板を有する半波長ダイポー
ルアンテナにおいて、反射板2が方形である実施例の反
射板の高さHを変化させた場合、高さHが1. 5λの近
傍においてFB比特性の極大値が存在し、高さHが1.
3λないし1. 7λの範囲内において良好なFB比特性
が得られる。高さHが2λを超えると、FB比特性は極
大値から低下したレベルで平坦に終始し、高さHを2λ
を超えて増大する意味はない。そして、反射板2が半円
筒形の実施例の反射板の高さHを変化させた場合も、高
さHが1. 3λないし1. 7λの範囲内において良好な
FB比特性が得られ、1. 7λの近傍においてFB比特
性の極大値が存在する。高さHが1. 7λを超えると、
FB比特性は極大値から徐々にそのレベルは低下するの
で、高さHを1. 7λを超えて増大する意味はない。結
局、何れの実施例も、反射板2の高さHを使用周波の
1. 3λないし1. 7λの範囲内に設定することによ
り、比較的に小型でFB比の大きい半波長ダイポールア
ンテナを構成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例を説明する図。
【図2】他の実施例を説明する図。
【図3】従来例を説明する図。
【符号の説明】
1 半波長ダイポールアンテナ 2 反射板 H 反射板の高さ W 反射板の幅 λ 波長

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1枚或いは複数枚の反射板を有する半波
    長ダイポールアンテナにおいて、 半波長ダイポールアンテナを反射板の幅方向および高さ
    方向の中央にその中央部を対応させて設置し、反射板の
    高さを使用周波の1. 3波長ないし1. 7波長の範囲内
    に設定したことを特徴とする半波長ダイポールアンテ
    ナ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載される半波長ダイポール
    アンテナにおいて、 反射板は方形或いは半円筒形に構成したことを特徴とす
    る半波長ダイポールアンテナ。
  3. 【請求項3】 請求項1および請求項2の内の何れかに
    記載される半波長ダイポールアンテナにおいて、 半波長ダイポールアンテナと反射板の間の距離を1/4
    波長に設定したことを特徴とする半波長ダイポールアン
    テナ。
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Cited By (7)

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