JP2002141217A - コイル部材 - Google Patents

コイル部材

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JP2002141217A JP2000332806A JP2000332806A JP2002141217A JP 2002141217 A JP2002141217 A JP 2002141217A JP 2000332806 A JP2000332806 A JP 2000332806A JP 2000332806 A JP2000332806 A JP 2000332806A JP 2002141217 A JP2002141217 A JP 2002141217A
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利夫 橋本
Kunio Suzuki
邦夫 鈴木
Makoto Sato
佐藤  誠
Mitsuru Hibino
充 日比野
Toshiya Morishita
敏弥 森下
Takeya Oka
武弥 岡
Haruki Yamamoto
晴樹 山本
Kazuhiko Kato
和彦 加藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡易に製造でき、かつ体格が小型化されたコ
イル部材を提供すること。 【解決手段】 本発明のコイル部材は、コア1と、ボビ
ン2と、コイル3と、ターミナル金具4と、を有するコ
イル部材において、鍔部22は、外周面に一対の係止穴
が開口した係止部25を有し、かつ、ターミナル金具4
は、鍔部22からコイル3と反対方向に突出するととも
に導線31の終端部が接続される線接続部41と、コイ
ル3が巻回される時には鍔部22より径方向外方に突出
しており、コイル3が巻回された後にコイル3の軸方向
と平行な方向に折り曲げられる端子部42と、線接続部
41と端子部42とを一体的に接続する本体部43と、
本体部43に設けられて係止穴に嵌入される固定部44
と、を有することを特徴とする。本発明のコイル部材
は、ターミナル金具が線接続部と、端子部と、を本体部
で接続した構造となっていることで、コイルの径方向の
大きさが短くなり、体格が小型化されたコイル部材とな
っている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、導線を巻回してコ
イルを形成したコイル部材に関し、詳しくは、体格が小
型化されたコイル部材に関する。
【0002】
【従来の技術】巻線が巻回されたコイルを有するコイル
部材が、さまざまなアクチュエーターの駆動手段として
用いられている。コイル部材は、導線を巻回したコイル
と、導線の両終端部が接続された一対のターミナル金具
と、を有する部材であり、このターミナル金具を介して
コイルに電力を供給し、磁力を発生させることでアクチ
ュエーターを駆動する。
【0003】このコイル部材を用いた装置の一つに、自
動車のバルブタイミング機構に用いられるリニアソレノ
イドバルブがある。リニアソレノイドバルブは、具体的
には、スリーブやバルブを有する油圧部と、コイルおよ
びコネクタを有するコイル部と、ヨーク、コア、プラン
ジャを有する磁気回路部と、から構成されている。
【0004】コイル部は、コイルと、コネクタとを有
し、コネクタを介して外部からコイルへ電力が供給され
るようになっている。このとき、コネクタは、コイルを
形成する導線と接続されたターミナル金具が、コイル部
材側の端子部となっている。
【0005】このようなソレノイドバルブのコイル部に
用いられるコイル部材としては、コネクタがコイルの外
周面部に配置され、かつコイルの軸方向と平行な方向に
端子部が突出するように形成されているコイル部材が知
られている。
【0006】詳しくは、筒状部と、筒状部の一方の端部
に軸方向と垂直な方向に広がる略円盤状のフランジ部
と、を有するコアと、コアの筒状部の外周面を覆う筒状
の芯部と、芯部の両端に軸方向と垂直な方向である径方
向に広がる鍔部と、を有し、一方の鍔部がフランジ部と
当接した状態で配置されたボビンと、ボビンの外周面に
導線を巻回して形成したコイルと、フランジ部と当接し
た鍔部に固定され、導線の端部のそれぞれが接続された
一対のターミナル金具4と、を有し、ターミナル金具4
が、鍔部22の径方向外方にのびる本体部43と、コイ
ルが巻回される時には鍔部22より径方向外方に突出し
ており、コイルが巻回された後にコイルの軸方向と平行
な方向に折り曲げられる端子部42とを有し、ターミナ
ル金具4がフランジ部と当接した鍔部22に固定部44
により固定されている。ここで、ターミナル金具4の本
体部43には、コイルの導線がからげられるからげピン
45と、導線の終端部が接続される線接続部41とが設
けられた線保持部47が本体部43ののびる方向に対し
て傾斜した方向に突出した状態で形成されている。ここ
で、ターミナル金具4の形状がわかるように、端子部4
2がのびた状態で鍔部22に固定された状態の図を図1
3に、端子部42が折り曲げられた状態を図14および
図15に示す。
【0007】ここで、端子部42はコイルが巻回される
時には鍔部22より径方向外方に突出しており、コイル
が巻回された後にコイルの軸方向と平行な方向に折り曲
げられる。これは、一般的に、ターミナル金具4が鍔部
22に固定された状態で導線を巻回するため、巻回時に
端子部42が折り曲げられた状態にあると、導線が巻回
できなくなるためである。加えて、導線の巻回にはNC
付き自動巻線機を用いるが、ターミナル金具4を鍔部2
2に固定した状態で導線を巻回すると、自動巻線機によ
って導線の終端部を線接続部41に取り回すことが可能
となり、製造に要する手間を低減させることができるよ
うになる。
【0008】また、上記のリニアソレノイドバルブは、
バルブボディに挿入された状態で用いられるため、小型
化が求められている。
【0009】しかしながら、上述の従来のコイル部材
は、本体部43および線保持部47がコイルの径方向外
方にのびた状態で形成されていることから、ターミナル
金具4の突出高さの分だけ、コイル部材の体格が大きく
なっていた。さらに、このターミナル金具4は、線保持
部47が曲げ加工前の端子部42と近接して配置されて
いるため、折り曲げ加工を行う工具が導線と接触して、
導線を損傷させることがないようにしなければならず、
したがって、折り曲げ位置の高さを低くできなかった。
【0010】以上のように、従来のコイル部材は、体格
の小型化が困難であった。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記実状に鑑
みてなされたものであり、簡易に製造でき、かつ体格が
小型化されたコイル部材を提供することを課題とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明者等はコイル部材の体格を小型化する方法を検討
した結果、ターミナル金具の端子部を曲成可能に形成し
てコイルを巻回した後にコイルの軸方向と平行な方向に
折り曲げて形成し、かつ線接続部を鍔部からコイルと反
対方向に突出させることで、上記課題を解決できること
を見出した。
【0013】すなわち、本発明のコイル部材は、筒状部
を有するコアと、コアの筒状部の外周面を覆う筒状の芯
部と、芯部の両端に径方向に広がる鍔部と、を有するボ
ビンと、ボビンの外周面に導線が巻回して形成されたコ
イルと、鍔部に固定され、導線の端部のそれぞれが接続
された一対のターミナル金具と、を有するコイル部材に
おいて、鍔部は、外周面に一対の係止穴が開口した係止
部をを有し、かつ、ターミナル金具は、鍔部からコイル
と反対方向に突出するとともに導線の終端部が接続され
る線接続部と、コイルが巻回される時には鍔部より径方
向外方に突出しており、コイルが巻回された後にコイル
の軸方向と平行な方向に折り曲げられる端子部と、線接
続部と端子部とを一体的に接続する本体部と、本体部に
設けられた係止穴に嵌入される固定部と、を有すること
を特徴とする。
【0014】本発明のコイル部材は、ターミナル金具を
線接続部と端子部とを本体部で接続した構造とすること
で、コイルの径方向の大きさを低減することができる。
この結果、本発明のコイル部材は、体格が小型化された
コイル部材となっている。すなわち、線接続部が鍔部か
らコイルと反対方向に突出して形成されているため、端
子部の曲げ加工を行う工具が導線と接触して導線を損傷
させることがなくなり、従って、ターミナル金具を端子
部の鍔部側で折り曲げることができるので、コイル部材
の体格を小型化することが可能となる。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明のコイル部材は、コアと、
ボビンと、コイルと、ターミナル金具と、を有する部材
である。
【0016】コアは、筒状部を有する部材である。
【0017】コアは、高透磁率材料よりなることが好ま
しい。コアが高透磁率材料よりなることでコイル部材の
コイルによる吸引力を十分に確保することができる。高
透磁率材料の例としては、たとえば、電磁軟鉄をあげる
ことができる。
【0018】ボビンは、コアの筒状部の外周面を覆う筒
状の芯部と、芯部の両端に径方向に広がる鍔部と、を有
する部材である。
【0019】ボビンの材質は特に限定されるものではな
いが、樹脂により形成されることが好ましい。ボビンを
樹脂により形成することで、鍔部を芯部の両端に有する
形状を容易に形成することができる。
【0020】コイルは、ボビンの外周面に導線が巻回し
て形成された部材である。コイルはコイル部材において
通電されることで吸引力を生じさせる部材である。
【0021】コイルを形成する導線は、その材質は特に
限定されるものではなく、従来のコイル部材に用いられ
る導線を用いることができる。導線としては、たとえ
ば、ポリアミドイミド銅線をあげることができる。
【0022】ターミナル金具は、フランジ部と当接した
鍔部に固定され、導線の端部が接続される部材であり、
一対で用いられる。
【0023】本発明のコイル部材においては、鍔部は外
周面に一対の係止穴が開口した係止部を有し、かつ、タ
ーミナル金具は、鍔部からコイルと反対方向に突出する
とともに導線の端部が接続される線接続部と、コイルが
巻回される時には鍔部より径方向外方に突出しコイルが
巻回された後にコイルの軸方向と平行な方向に折り曲げ
られる端子部と、線接続部と端子部とを一体的に接続す
る本体部と、本体部に設けられた係止穴に嵌入される固
定部と、を有する部材である。
【0024】鍔部の係止部に開口した係止穴に、ターミ
ナル金具の固定部を嵌入することで、鍔部にターミナル
金具が固定される。
【0025】鍔部からコイルと反対方向に突出するとと
もに導線の終端部が接続される線接続部を有すること
で、ターミナル金具が鍔部の径方向外方へ突出する高さ
を低減させることができる。すなわち、線接続部を鍔部
の径方向外方に突出させなくなり、コイル部材の径方向
の体格を小型化できる。
【0026】端子部を、コイルが巻回される時には鍔部
より径方向外方に突出させておき、コイルが巻回された
後にコイルの軸方向と平行な方向に折り曲げるようにす
ることで、ターミナル金具をボビンの鍔部に設けられた
係止部に固定した状態で導線を巻回してコイルを形成す
ることができる。
【0027】さらに、コイルの形成にNC付の巻線機を
用いたときに、巻線機によって導線の両終端部を線接続
部に取り回すことができるようになるので、作業工程を
減少させることができる。
【0028】本体部が線接続部と端子部とを一体的に接
続することで、線接続部や端子部を折り曲げるときに加
えられる応力は、本体部および本体部に形成された固定
部にかかるようになる。従って、端子部や線接続部に不
要な応力が加わることによってターミナル金具の耐久性
が低下することを防止できる。
【0029】固定部は、本体部と一体にかつ本体部から
突出して形成された突起であることが好ましい。固定部
を突起により形成することで、ターミナル金具に複雑な
加工を施す必要がなくなり、製造に要するコストの上昇
を抑えることができる。
【0030】固定部は、本体部を貫通した状態で係止孔
に嵌入されるジョイントピンであることが好ましい。す
なわち、ターミナル金具の固定をジョイントピンで行う
ことで、ターミナル金具の形状を簡素化できる。
【0031】固定部は、本体部が曲成されて略U字状に
形成された折り返し部であることが好ましい。固定部を
折り返し部とすることで、たとえば、端子部を折り曲げ
るときにかかる応力を、折り返し部で吸収することがで
きるようになり、ターミナル金具の損傷を防止できる。
【0032】線接続部には、導線の終端部が接続され
る。ここで、導線の終端部が接続されるとは、導線と線
接続部とが電気的な導通を保持した状態で固定されるこ
とを示す。
【0033】導線の終端部を接続する方法は、特に限定
されるものではなく、たとえば、ターミナル金具にU字
状の折り曲げ部を形成し、この折り曲げ部の内部に導線
を挿入した状態で、圧縮すると同時に溶接する方法をあ
げることができる。
【0034】本体部は、導線がからげられるからげピン
を有することが好ましい。すなわち、からげピンに導線
の一端部をからげてから導線をボビンに巻回するという
一連の工程をNC付き自動巻線機により行うことができ
るようになるので、コイル部材の形成に要する手間が低
減される。
【0035】からげピンは、固定部と線接続部との間に
位置することが好ましい。からげピンが固定部と線接続
部との間に位置することで、ターミナル金具の端子部を
コイルの軸方向と平行な方向に折り曲げるときの曲げ応
力がからげピンにかからなくなる。さらに、端子部を曲
げるための工具とからげピンにからげられた導線との接
触をなくすことができるので、導線の損傷が抑えられ
る。
【0036】からげピンは、先端部の太さが基端部の太
さより太く形成されていることが好ましい。すなわち、
先端部が基端部より太く形成されることで、からげピン
にからげられた導線がからげピンから外れなくなる。な
お、からげピンの先端部とは、本体部から突出した方向
である。
【0037】一対の係止穴は、隔壁を介して隣接して開
口していることが好ましい。すなわち、隔壁を有するこ
とで、一対のターミナル金具が接触して短絡することを
防止している。
【0038】コアは、筒状部の一方の端部に軸方向と垂
直な方向に広がる略円盤状のフランジ部を有することが
好ましい。コアがフランジ部を有することで、コアの筒
状部にボビンを配するときに、ボビンの位置決めを行う
ことができる。
【0039】係止部がボビンの鍔部の端面から芯部と反
対方向に突出して形成され、かつフランジ部が係止部が
嵌入される切り欠き部を有することが好ましい。係止部
を切り欠き部に嵌入することで、係止穴に固定されたタ
ーミナル金具に応力がかかっても、このフランジ部によ
って応力を受け止めることができるので、係止部が損傷
を生じなくなるとともに、ボビンの位置決めをも行うこ
とができる。
【0040】係止部は、導線を線接続部に案内するガイ
ド部を有することが好ましい。すなわち、ガイド部は、
導線を線接続部へスムーズに導くとともに、ボビンの鍔
部やコアのフランジ部から導線がはみ出すことを防いで
おり、これによって、後工程でコイル部材を樹脂モール
ドする際に樹脂モールドから導線がはみ出すことを防止
している。このようなガイド部としては、形態は特に限
定されるものではないが、鍔部の表面に形成された溝部
よりなることが好ましい。
【0041】本発明のコイル部材において、その製造方
法は、まず、ボビンの係止部の係止穴にターミナル金具
の固定部を嵌入して一対のターミナル金具を係止部に固
定する。このとき、ターミナル金具は、端子部がボビン
の径方向外方に突出した状態でボビンに固定される。
【0042】つづいて、一対のターミナル金具が固定さ
れたボビンを、ターミナル金具が固定された係止部が形
成された鍔部がフランジ部と当接するように、コアの筒
状部に装着する。ここで、コアがフランジ部を有し、か
つフランジ部に切り欠き部が形成されているときには、
この切り欠き部に係止部が嵌入される。
【0043】その後、導線をボビンの外周面に巻回して
コイルを形成する。このとき、導線の巻回には、巻線機
を用いることができる。また、導線の両終端は、一対の
ターミナル金具に形成された線接続部のそれぞれに接続
される。
【0044】導線が一対のターミナル金具に接続された
後に、径方向外方に突出した端子部を軸方向と平行な方
向に折り曲げる。
【0045】以上の方法により本発明のコイル部材を製
造することができる。
【0046】本発明のコイル部材は、ターミナル金具を
線接続部と、端子部と、を本体部で接続した構造とする
ことで、コイル部材の径方向外方の大きさが低減され
た。この結果、本発明のコイル部材は、体格が小型化さ
れたコイル部材となっている。また、線接続部がボビン
からコイルと反対方向に突出して形成されているため、
端子部の曲げ加工を行う工具が導線と接触して導線を損
傷させることがなくなっている。
【0047】
【実施例】以下、実施例を用いて本発明を説明する。
【0048】(実施例)本発明の実施例として、図1に
示されたコイル部材を作成した。
【0049】実施例のコイル部材は、ソレノイドバルブ
に用いられるコイル部材であり、コア1と、ボビン2
と、コイル3と、ターミナル金具4と、を有する部材で
ある。
【0050】コア1は、電磁軟鉄により形成され、外径
がφ14mm、内径がφ6mmの筒状部11と、筒状部
11の一方の端部に筒状部11と一体に形成された径方
向に広がるφ26mm、厚さ3mmの円盤状のフランジ
部12と、を有する部材である。また、コア1の筒状部
11の内周面には、互いに対向した一対の溝部13を形
成した。さらに、フランジ部12には、フランジ部12
の端部を切り欠いた切り欠き部14を形成した。ここ
で、コア1を、図2に示す。
【0051】ボビン2は、ガラス繊維強化ナイロンによ
り形成され、外径がφ15mm、内径がφ14mmの筒
状の芯部21と、芯部21の両端に径方向に広がる鍔部
22、23と、を有する部材である。また、一方の鍔部
22には、鍔部22の外周から径方向外方に突出すると
ともに端面からも芯部と反対方向に突出した係止部25
が形成されている。
【0052】この係止部25は、ターミナル金具4が嵌
入される一対の係止穴26、26と、一対の係止穴2
6、26を挟む状態で形成された切り欠きよりなる一対
のガイド部27、27と、が形成されている。ここで、
ボビン2を、図3に示した。
【0053】ボビン2は、係止部25が形成された一方
の鍔部22の端面がコア1のフランジ部12と当接する
とともに、係止部25がフランジ部12に形成された切
り欠き部14に嵌入するように、筒状の芯部21にコア
1の筒状部11が挿入される。
【0054】コイル3は、ボビン2の芯部21の外周面
に導線31を巻回して形成された部材である。また、コ
イル3を形成する導線31は、ポリアミドイミド銅線で
あり、両端がターミナル金具4に固定されている。
【0055】ターミナル金具4は、錫メッキ付き黄銅板
を曲成して形成され、ボビン2の鍔部22の係止部25
に固定されるとともに、導線31の端部が接続される一
対の部材である。ターミナル金具4は、固定部44を係
止部25の一対の係止穴26、26に嵌入することによ
って、ボビン2に固定される。
【0056】また、ターミナル金具4は、フランジ部1
2の端面から、軸方向と平行でありかつコア1の筒状部
11と反対の方向に突出するとともに導線31の端部が
固定された線接続部41と、コイル3の導線31が巻回
される時には鍔部22より径方向外方に突出しており、
コイル3の導線31が巻回された後にコイル3の軸方向
と平行な方向に折り曲げられる端子部42と、コイル3
の軸方向と平行な方向の両端側に線接続部41と端子部
42とが一体的に形成された本体部43と、本体部43
と一体に形成され係止穴26に嵌入される突起よりなる
固定部44と、本体部43の固定部44と線接続部41
の間に突出したからげピン45と、を有する部材であ
る。
【0057】なお、ターミナル金具4に固定される導線
31は、からげピン45の外周を一周した状態で線接続
部41に接続している。
【0058】線接続部41における、ターミナル金具4
への導線31の固定は、あらかじめターミナル金具4の
線接続部41となる位置に、本体部43の幅方向に突出
した凸部をU字状に折り返して成形した折り曲げ部を形
成しておき、この折り曲げ部の内部に導線31を挿入し
た状態で、圧縮すると同時に溶接することで行われる。
【0059】からげピン45は、先端部の幅が基端側よ
り太くなるように本体部と一体に形成されたピン状部材
である。ここで、ターミナル金具4が係止部25に固定
された状態を図4に示した。なお、この図4に示された
ターミナル金具は、端子部42が折り曲げられていない
状態を示した図である。
【0060】(コイル部材の製造方法)まず、金属板を
曲成して所定の形状を有するターミナル金具4を製造し
た。このとき、本体部の厚さ方向の互いに対向する方向
に固定部と端子部とが突出している。また、折り曲げ部
は、導線が挿入できるようにU字状に形成している。
【0061】ボビン2の係止部25の係止穴26にター
ミナル金具4の固定部44が嵌入され、一対のターミナ
ル金具4、4がボビン2の鍔部22に固定された。この
とき、ターミナル金具4は、端子部42がボビン2の径
方向外方に、かつ線接続部41が鍔部22の端面からコ
ア1の筒状部11と反対方向に突出した状態でボビン2
に固定される。
【0062】一対のターミナル金具4、4が固定された
ボビン2を、係止部25を形成した鍔部22がフランジ
部12と当接するように、コア1の筒状部11に装着し
た。このとき、コア1のフランジ部12の切り欠き部1
4にボビン2の係止部25を嵌入する。
【0063】その後、導線31をボビン2の芯部21の
外周面に巻回させてコイル3を形成した。導線31の巻
回には、NC付き巻線機を用いた。また、導線31の両
終端部は、係止部25に形成されたガイド部27を通
し、からげピン45の外周にからげてから、折り曲げ部
のU字状の内部に挿入される。
【0064】その後、内部に導線31が挿入された状態
の折り曲げ部を圧縮するとともに溶接することで、導線
31の終端部を線接続部41に固定してから、径方向外
方に突出した端子部42を軸方向と平行な方向に折り曲
げた。
【0065】以上の方法により実施例のコイル部材が製
造された。
【0066】実施例のコイル部材は、ターミナル金具の
端子部と線接続部がコイルの軸方向と平行な方向に延在
しているため、コイルの径方向の体格を短縮することが
できる。詳しくは、端子部と線接続部をともにコイルの
軸方向と平行な方向に形成することによって、ターミナ
ル金具のコイルの径方向への突出高さを低減することが
できる。
【0067】また、ターミナル金具は、固定部を有する
本体部を介して互いに対向した方向に端子部と線接続部
とが形成されているため、端子部を折り曲げる加工、線
接続部に導線を固定する加工、のそれぞれの加工におい
てターミナル金具に加えられる応力を本体部および本体
部から突出した固定部により受けることとなる。このよ
うな構成により、互いに対向した線接続部および端子部
に曲げ加工時の応力の影響を及ぼさないようにしてい
る。この結果、ターミナル金具が曲げ加工時に損傷が生
じることを防止することができる。
【0068】また、導線がガイド部を介して線接続部に
導かれていることから、端子部の曲げ加工を行う工具が
導線と接触して、銅線を損傷させることがなくなってい
る。
【0069】以上のように、実施例のコイル部材は、タ
ーミナル金具のコイルの径方向の突出高さが短く形成さ
れていることから、体格が小型化している。
【0070】(ターミナル金具の別の形態)本発明のコ
イル部材に用いられるターミナル金具の別の形態を図5
〜12に示した。
【0071】(第一変形形態)第一変形形態のターミナ
ル金具を係止部25に固定した状態を図5に示した。
【0072】第一変形形態は、固定部44が略U字状に
折り返された折り返し部441よりなる以外は、実施例
のターミナル金具4と同様のターミナル金具である。
【0073】このターミナル金具は、折り返し部441
が弾性力を発揮することにより、端子部42の曲げ加工
や線接続部41の固定加工を行うときに生じる応力を吸
収できる。また、図6に曲成前の展開した状態のターミ
ナル金具4の形状を示した。図6に示されるように、本
形態のターミナル金具4は、折り返し部441が展開し
た直線部441’を有する簡素な形状を有することか
ら、安価に製造することができる。
【0074】(第二変形形態)第二変形形態のターミナ
ル金具を係止部25に固定した状態を図7に示した。
【0075】第二変形形態は、略U字状に形成された本
体部432の一方の辺部に端子部42と線接続部41を
形成し、他方の辺部に固定部442を形成した以外は実
施例と同様の金具である。固定部442は、本体部43
2の他方の辺部の先端部である。
【0076】このターミナル金具4は、図8に曲成前の
展開した状態での形状が示すように、簡素な形状を有す
ることから、安価に製造することができる。
【0077】(第三変形形態)第三変形形態のターミナ
ル金具を係止部25に固定した状態を図9に示した。ま
た、このターミナル金具4の曲成前の展開した状態を、
図10に示した。
【0078】図9に示されたターミナル金具4は、略U
字状に形成された本体部433の一方の長辺部に端子部
42が、他方の長辺部に線接続部42とからげピン45
が、略U字状の湾曲の頂点部から法線方向に突出した固
定部443が形成されるとともに、略U字状の両長辺部
がを有し、からコイルの径方向に突出した端子接続部4
33を介して端子部42が固定部443に対して垂直な
方向でありかつ互いに対向した方向に曲成された金具で
ある。
【0079】このターミナル金具4は、端子部42と線
接続部41とを異なる長辺部に有する略U字状に本体部
433が形成されていることから、端子部42を導線3
1の巻回後に折り曲げても、折り曲げ時に加えられた応
力が線接続部41にかからなくなっている。さらに、曲
成前の展開した状態での形状が示すように、簡素な形状
を有することから、安価に製造することができる。
【0080】(第四変形形態)第四変形形態のターミナ
ル金具を係止部25に固定した状態を図11に示した。
【0081】図11に示されたターミナル金具4は、本
体部43に開口した貫通孔434と、この貫通孔434
を貫通した状態のジョイントピン46と、を有する以外
は実施例と同様な金具である。
【0082】このターミナル金具4は、ジョイントピン
46によりターミナル金具4を固定することで、ターミ
ナル金具4の形状を簡素化できる。
【0083】また、このターミナル金具の曲成前の展開
した状態を、図12に示した。
【0084】図5〜12に示された第一〜第四変形形態
のターミナル金具は、端子部と線接続部とがコイルの軸
方向に平行な方向に配置されていることから、コイルの
径方向における高さを低減することができる。この結
果、これらのターミナル金具を用いたコイル部材は、体
格を小型化することができる。
【0085】
【発明の効果】本発明のコイル部材は、ターミナル金具
を線接続部と、端子部と、を本体部で接続した構造とす
ることで、コイルの径方向の大きさを低減することがで
きる。この結果、本発明のコイル部材は、体格が小型化
されたコイル部材となっている。また、線接続部がボビ
ンからコイルと反対方向に突出して形成されているた
め、端子部の曲げ加工を行う工具が導線と接触して導線
を損傷させることがなくなっている。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例のコイル部材を示した図である。
【図2】 実施例のコイル部材のコアを示した図であ
る。
【図3】 実施例のコイル部材のボビンを示した図であ
る。
【図4】 実施例のコイル部材のターミナル金具を示し
た図である。
【図5】 第一変形形態のターミナル金具を示した図で
ある。
【図6】 第一変形形態のターミナル金具を展開した図
である。
【図7】 第二変形形態のターミナル金具を示した図で
ある。
【図8】 第一変形形態のターミナル金具を展開した図
である。
【図9】 第三変形形態のターミナル金具を示した図で
ある。
【図10】 第三変形形態のターミナル金具を展開した
図である。
【図11】 第四変形形態のターミナル金具を示した図
である。
【図12】 第四変形形態のターミナル金具を展開した
図である。
【図13】 従来のコイル部材に用いられたターミナル
金具を示した図である。
【図14】 従来のコイル部材に用いられたターミナル
金具を示した図である。
【図15】 従来のコイル部材に用いられたターミナル
金具を示した図である。
【符号の説明】
1…コア 2…ボビン 3…コイル 4…ターミナル金具 41…線接続部 42…端子部 43…本体部 44…固定部 45…からげピン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 橋本 利夫 愛知県豊田市緑ヶ丘3丁目65番地 大豊工 業株式会社内 (72)発明者 鈴木 邦夫 愛知県豊田市緑ヶ丘3丁目65番地 大豊工 業株式会社内 (72)発明者 佐藤 誠 愛知県豊田市緑ヶ丘3丁目65番地 大豊工 業株式会社内 (72)発明者 日比野 充 愛知県豊田市緑ヶ丘3丁目65番地 大豊工 業株式会社内 (72)発明者 森下 敏弥 愛知県安城市藤井町高根10番地 アイシ ン・エィ・ダブリュ株式会社内 (72)発明者 岡 武弥 愛知県安城市藤井町高根10番地 アイシ ン・エィ・ダブリュ株式会社内 (72)発明者 山本 晴樹 愛知県安城市藤井町高根10番地 アイシ ン・エィ・ダブリュ株式会社内 (72)発明者 加藤 和彦 愛知県安城市藤井町高根10番地 アイシ ン・エィ・ダブリュ株式会社内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒状部を有するコアと、 該コアの該筒状部の外周面を覆う筒状の芯部と、該芯部
    の両端に径方向に広がる鍔部と、を有するボビンと、 該ボビンの外周面に導線が巻回して形成されたコイル
    と、 該鍔部に固定され、該導線の端部のそれぞれが接続され
    た一対のターミナル金具と、を有するコイル部材におい
    て、 該鍔部は、外周面に一対の係止穴が開口した係止部を有
    し、かつ、該ターミナル金具は、 該鍔部から該コイルと反対方向に突出するとともに該導
    線の終端部が接続される線接続部と、 該コイルが巻回される時には該鍔部より径方向外方に突
    出しており、該コイルが巻回された後に該コイルの軸方
    向と平行な方向に折り曲げられる端子部と、 該線接続部と該端子部とを一体的に接続する本体部と、 該本体部に設けられた該係止穴に嵌入される固定部と、
    を有することを特徴とするコイル部材。
  2. 【請求項2】 前記固定部は、前記本体部と一体にかつ
    該本体部から突出して形成された突起である請求項1記
    載のコイル部材。
  3. 【請求項3】 前記固定部は、前記本体部を貫通した状
    態で前記係止穴に嵌入されるジョイントピンである請求
    項1記載のコイル部材。
  4. 【請求項4】 前記固定部は、前記本体部が曲成されて
    略U字状に形成された折り返し部である請求項1記載の
    コイル部材。
  5. 【請求項5】 前記本体部は、前記導線がからげられる
    からげピンを有する請求項1乃至4記載のコイル部材。
  6. 【請求項6】 前記からげピンは、前記固定部と前記線
    接続部との間に位置する請求項5記載のコイル部材。
  7. 【請求項7】 前記からげピンは、先端部の太さが基端
    部の太さより太く形成された請求項5または6記載のコ
    イル部材。
  8. 【請求項8】 一対の前記係止孔は、隔壁を介して隣接
    して開口した請求項1乃至7記載のコイル部材。
  9. 【請求項9】 前記鍔部は、前記導線を前記線接続部に
    案内するガイド部を有する請求項1乃至8記載のコイル
    部材。
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