JP2002140836A - 光学記録媒体 - Google Patents

光学記録媒体

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JP2002140836A
JP2002140836A JP2001255470A JP2001255470A JP2002140836A JP 2002140836 A JP2002140836 A JP 2002140836A JP 2001255470 A JP2001255470 A JP 2001255470A JP 2001255470 A JP2001255470 A JP 2001255470A JP 2002140836 A JP2002140836 A JP 2002140836A
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Application number
JP2001255470A
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English (en)
Inventor
Akira Nakajima
明 中島
Yoshihiro Noda
善宏 野田
Takashi Teruda
尚 照田
Toshibumi Takizawa
俊文 滝澤
Hideji Takeshima
秀治 竹島
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Mitsubishi Chemical Corp
Original Assignee
Mitsubishi Chemical Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高速での情報記録に適した光学記録媒体
を提供する。 【解決手段】 透明基板上に、光吸収性色素を含む記録
層を有する光記録媒体において、記録層が下記(1)〜
(3)を全て満たし、光吸収性色素が下記(4)を満た
し、透明基板が下記(5)を満たすことを特徴とする光
学記録媒体。 (1)記録層が、波長670〜750nmの範囲に最大
吸収波長を有する。 (2)記録層の最大吸収波長における吸光度が0.7〜
0.9である。 (3)記録層の波長780nmにおける吸光度が、最大
吸収波長における吸光度の10〜30%である。 (4)光吸収性色素の、窒素中での示差熱分析における
発熱量が500〜100μV・sec/mgである。 (5)透明基板が、幅400〜500nm、深さ120〜160nm
の記録・再生光の案内溝を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は記録可能な光学記録
媒体、特にCD−Rと呼ばれる、再生専用のコンパクト
ディスクと互換性のある記録可能な光学記録媒体に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】近年、追記型CD(コンパクトディス
ク)の開発が活発化してきている。これは従来のCDと
異なりユーザーが情報を記録することが可能で、かつ記
録後の信号が従来のCDの規格を満足するため、市販C
Dプレイヤーで再生可能であるという特徴をもつ。
【0003】このようなメディアを実現する方法の一つ
として、特開平2−42652号公報において、基板上
に色素をスピンコーティングして光吸収層を設け、その
上に金属反射層を設けることが提案された。また特開平
2−132656号公報に述べられているように、光吸
収層の複屈折率、膜厚を適当に選ぶことにより、記録後
の信号がCD規格を満足するようになった。この光学記
録媒体が、CD−Rメディアとして今日、商品化されて
いる。
【0004】一方、記録用ドライブに関しては、従来は
等速度記録(音楽用CDの再生と等速度での記録を意味
する。約1.2m/s)であったが、最近は記録速度の
高速化が進み、4倍速度記録(約4.8m/s)、8倍
速度記録(約9.6m/s)などが可能になり、一般に
普及し始めている。被記録媒体であるCD−Rに関して
も、12倍速(約14.4m/s)程度での記録が可能
なものが提案されつつある。
【0005】しかし、例えば80分間に相当するデータ
を記録するためには、12倍速記録であっても7分近い
時間を要する。よって、この記録に要する時間を少しで
も短くするために、より高速での記録、具体的にはCD
再生速度の16倍、24倍、あるいはそれ以上の速度に
おける記録が可能な、光学記録媒体が望まれている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】記録の高速化を実現す
る方法としては、一般に、より短時間の光の照射でも色
素が反応するように色素の感度を上げる方法と、より高
いパワーの光で記録をしても記録ピット間の干渉を増大
させないため (ジッターを悪化させないため)、記録層
の膜厚を薄くする方法が考えられる。
【0007】しかし、単に色素の感度を上げるだけで
は、その分色素の光吸収量が増えることになり、反射率
の低下をもたらしてしまう。また、記録ピット間の干渉
を充分に抑制できるほどに記録層の膜厚を薄くしたので
は、記録に要するパワーの大幅な増大を招き、現在実際
のドライブで記録光光源として使われているレーザーダ
イオードでは記録ができなくなる、といった問題があっ
た。
【0008】また、一般的に、記録層を薄くする場合に
は、感度を維持するために、光学記録媒体の基板の溝形
状を、深く、あるいは広くする必要があった。これは、
一定時間内に記録用レーザー光が通過する記録層あたり
の色素量を稼ぐ必要があったからである。しかし、基板
の溝形状を深くする、あるいは広くすることは、基板を
作成する際の転写が難しくなることを意味し、工業生産
の効率上は好ましくなかった。
【0009】特開平2−132656号公報には、実施
例4として、幅0.5μm、深さ0.15μm、ピッチ
1.6μmのスパイラル状のプリグルーブを有するポリ
カーボネート基板上に、1,1’ジブチル3,3,
3’,3’テトラメチル4,5,4’,5’ジベンゾイ
ンドジカーボシアニンパークロレート(日本感光色素
(株)製 NK3219)0.050gとニトロセルロ
ース0.005gを含む、厚さ0.025μmの光吸収
層、Au反射層、および保護層を設けてなる光学記録媒
体が記載されている。
【0010】しかし後述の本願比較例5に示すように、
該シアニン系色素は、色素分解時の発熱量が非常に大き
い。このような色素を記録層に使用すると、記録マーク
が広がってしまうため、好ましくない。また特開平8−
287521号公報には、実施例1として、トラックピ
ッチ1.6μm、深さが160nm、深さの90%のレ
ベルでの溝幅が0.7μmの略V字形の断面形状を有す
るプリグルーブをもつポリカーボネート基板上に、下記
構造式
【0011】
【化1】
【0012】で表されるフタロシアニン色素を含む記録
層(色素の最大吸収波長における吸光度が0.8)、金
反射層、および保護層を設けてなる光学記録媒体が記載
されている。また比較例1として、プリグルーブが、ト
ラックピッチ1.6μm、深さ160nm、深さの90
%レベルでの溝幅0.7μmの略逆台形の断面形状を有
する点以外は実施例1と同様に作成した光学記録媒体が
記載されている。
【0013】しかし上記構造式で表されるフタロシアニ
ン色素は、後述する比較実験例1に示すように、色素分
解時の発熱量が非常に小さい。また該色素を主成分とす
る記録層の、波長780nmにおける吸光度は最大吸収
波長における吸光度の8.8%程度である。このような
色素を主成分として含む記録層を、上記のように比較的
狭く浅い案内溝を有する基板上に設けた場合、得られる
光学記録媒体は、概して高速記録時の感度が低い。
【0014】また、このような記録層を用いて、記録感
度の良好な光学記録媒体を得るには、非常に幅広い案内
溝を設けた基板を用い、一定時間内に記録用レーザー光
が通過する記録層あたりの色素量を稼ぐ必要がある。し
かし、幅広い案内溝をもつ基板は作製時の転写が難し
く、工業生産の効率が悪い。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、我々は、 ・高速記録に相応しい記録層の吸光度、を特定範囲に調
整するとともに、 ・記録層に含まれる光吸収性色素の、好適な発熱量 ・その記録層に適し、かつ工業生産上も有利な基板の溝
形状を見いだし、本発明に達した。
【0016】すなわち本発明は、透明基板上に、光吸収
性色素を含む記録層を有する光記録媒体において、記録
層が下記(1)〜(3)を全て満たし、光吸収性色素が
下記(4)を満たし、透明基板が下記(5)を満たすこ
とを特徴とする光学記録媒体に存する。 (1)記録層が、波長670〜750nmの範囲に最大
吸収波長を有する。 (2)記録層の最大吸収波長における吸光度が0.7〜
0.9である。 (3)記録層の波長780nmにおける吸光度が、最大
吸収波長における吸光度の10〜30%である。 (4)光吸収性色素の、窒素中での示差熱分析における
発熱量が500〜100μV・sec/mgである。 (5)透明基板が、幅400〜500nm、深さ120
〜160nmの記録・再生光の案内溝を有する。
【0017】
【発明の実施の態様】本発明の光学記録媒体は、少なく
とも透明基板上に記録層、反射層、および保護層を順次
積層してなる構造を有する。これらの層の間に、本発明
の光学記録媒体の性能を損なわない範囲で任意の層を有
していても良い。本発明の光学記録媒体における記録層
は、光吸収性色素を含み、波長670〜750nmの範
囲に最大吸収波長を有し、最大吸収波長における吸光度
が0.7〜0.9であり、波長780nmにおける吸光
度が、最大吸収波長における吸光度の10〜30%であ
る。
【0018】本発明において、吸光度は例えば(株)日
立製作所製吸光度計「U−3300」を用いて測定する
ことができる。図1に示すように、最大吸収波長におけ
る吸光度が0.7未満の場合、変調度I11/Itop
0.6を満たすことが困難になり、また0.9を超える
と反射率>65%を満たすことが困難になるため、CD
−Rの規格であるオレンジブックに準拠した光学記録媒
体を得ることが困難になり、各々好ましくない。ここで
「Itop」はCDの再生信号における最大反射光量であ
り、「I11」は記録された最長ピットにより回折されて
対物レンズに返ってくる反射光量と、非ピット部により
反射されて対物レンズに返ってくる反射光量との差に対
応する光学的変調成分である。
【0019】波長780nmにおける吸光度が最大吸収
波長における吸光度の10%未満では感度が不足となる
ため必要な記録パワーが大きくなり、記録光光源として
レーザーダイオードを使用している現在の実際のドライ
ブでの記録が難しくなることが予想される。また該吸光
度が30%を超える場合は、光学記録媒体の反射率が低
くなり、コンパクトディスクとの互換性に問題が生じる
おそれがある。波長780nmにおける吸光度は、好ま
しくは最大吸収波長における吸光度の10〜20%であ
る。
【0020】本発明の光学記録媒体は透明基板上に記録
・再生光の案内溝を有し、該案内溝は幅400〜500
nm、深さ120〜160nmである。本発明におい
て、案内溝の溝幅および溝深さは、 回折光の強度を測
定し、該測定値から換算した光学溝形状から算出した値
である。測定および換算には、例えばドクターシェンク
(Dr.Schenk)社製「MT−126」を使用すればよ
い。
【0021】本発明の光記録媒体として好ましい上記溝
形状は、以下の方法でサンプルを作成して求めた。同一
基板内で、半径方向に溝幅が300〜600nmに段階
的に変化している、直径120mmの射出成形ポリカー
ボネート性透明樹脂基板を、溝深さが110nmのも
の、130nmのもの、150nmのもの、および18
0nmのものの4種類各5枚用意した。なおトラックピ
ッチはすべて1.6μmである。
【0022】これら各々に、光吸収性色素(含金属アゾ
系色素)を含む溶液をスピンコートした後乾燥すること
により、各溝深さの基板に対して、最大吸収波長におけ
る吸光度が0.6、0.7、0.8、0.9、および
1.0となるよう膜厚を調整した記録層を設けた。次
に、記録層上に厚さ80nmの銀膜を設けて反射層と
し、更に厚さ5μmの紫外線硬化性樹脂層を設けて保護
層としてサンプルを形成した。
【0023】各々のサンプルにつき、波長780nmの
半導体レーザーを搭載した市販のCD−Rドライブを用
いて、線速9.6m/s(8倍速)にてEFM信号を記
録した。次に、 記録後の各サンプルの記録特性を、市
販のCD評価機にて評価した。この評価結果から、透明
基板上の案内溝について、溝幅が400nm未満の場合
は、反射率を65%以上とすることが困難であり、また
500nmを超えると変調度I11/Itop>0.6を満
たすことが困難になるため好ましくないことが明らかに
なった。
【0024】また溝深さは、120nm未満の場合は被
記録部分のラジアルコントラストが0.3(規格値)未
満となり、また160nmを超えると感度が不足するた
め8倍速での記録においても記録不可能となることが明
らかになった。このように、反射率、変調度、ラジアル
コントラスト、および記録感度の点から好ましい溝形状
を、吸光度0.7〜0.9の記録層につき調べたとこ
ろ、溝幅400〜500nm、溝深さ120〜160n
mが各々好ましい範囲と言える。図2に、吸光度0.8
の記録層を使用した場合の、好ましい溝形状の範囲を示
した。
【0025】本発明の光学記録媒体において、記録層に
含まれる光吸収性色素は、該色素の窒素中での示差熱分
析における発熱量が500〜100μV・sec/mg
である。示差熱分析は、錫(標準物質)の融点の吸熱量
が61μV・sec/mgである、抵抗炉タイプのTG
−DTAを用いて、窒素気流下(流量は200mL/
分)で行う。測定装置としては、例えばセイコーインス
ツルメント社製「TG/DTA22」などを使用すれば
よい。発熱量の測定値におけるプラス/マイナスは、装
置によって異なるが、本発明における「発熱量」は発熱
量の絶対値を意味する。
【0026】発熱量が500μV・sec/mgを超え
ると、記録マークが過剰に広がってしまい、ジッターが
悪化するため好ましくない。また100μV・sec/
mg未満の場合、感度が低すぎるため、本発明の目的で
ある高速での記録が困難になる。光吸収性色素の、示差
熱分析における発熱量は、300〜100μV・sec
/mgがより好ましい。
【0027】本発明の目的である、高速における良好な
光学的記録を実現可能な媒体を、工業的に効率よく製造
するには、上述の波長領域に最大吸収波長を有し、吸光
度が特定数値範囲にあることに加え、特定の熱特性を有
する色素を使用し、さらに特定の溝形状を有する基板を
用いるという、非常に注意深く組み合わされた各条件が
揃って、初めてなし得るものなのである。
【0028】次に、本発明の光学記録媒体を構成する、
各種材料および層構成等について詳細に説明する。本発
明の光学記録媒体における基板の材質は、基本的には記
録光及び再生光の波長で透明であればよい。このような
材質としては、例えばアクリル系樹脂、メタクリル系樹
脂、ポリカーボネート樹脂、ポリオレフィン系樹脂(特
に非晶質ポリオレフィン)、ポリエステル系樹脂、ポリ
スチレン樹脂、エポキシ樹脂等の樹脂からなるもの、ガ
ラスからなるもの、ガラス上に光硬化性樹脂等の放射線
硬化性樹脂からなる樹脂層を設けたもの等を使用するこ
とができる。
【0029】高生産性、コスト、耐吸湿性などの点から
は、射出成型ポリカーボネートが好ましく、耐薬品性、
耐吸湿性などの点からは、非晶質ポリオレフィンが好ま
しい。また高速応答性などの点からは、ガラス基板が好
ましい。記録層に接して樹脂基板または樹脂層を設け、
その樹脂基板または樹脂層上に、前述の記録・再生光の
案内溝を設ける。案内溝の他に、アドレス情報などを表
すピット(プリピット)を有していてもよい。このよう
な案内溝やピットは、基板の成形時に付与することが好
ましいが、基板の上に紫外線硬化樹脂層を用いて付与す
ることもできる。案内溝の溝ピッチは1.6μm程度で
あることが好ましい。
【0030】基板上、または必要に応じて下引き層等を
設けた上に、光吸収性色素を含む記録層を設ける。該記
録層は、(1)波長670〜750nmの範囲に最大吸
収波長を有し、(2)最大吸収波長における吸光度が
0.7〜0.9であり、(3)波長780nmにおける
吸光度が、最大吸収波長における吸光度の10〜30
%、を満たす。上記(1)〜(3)は、記録層が複数の
色素や各種添加剤を含有している場合には、それら全て
を含む記録層全体が満たすべき条件であり、記録層が含
有する個々の成分、例えば光吸収性色素については、必
ずしも上記条件を満たさなくてもよい。
【0031】光吸収性色素としては、示差熱分析におけ
る発熱量が前記条件(4)を満たし、かつこれを含む記
録層が上記条件を満たすものであればよく、構造上の制
限は特にないが、含金属アゾ系色素、フタロシアニン系
色素、ナフタロシアニン系色素、シアニン系色素、アゾ
系色素、スクアリリウム系色素、含金属インドアニリン
系色素、トリアリールメタン系色素、メロシアニン系色
素、アズレニウム系色素、ナフトキノン系色素、アント
ラキノン系色素、インドフェノール系色素、キサンテン
系色素、オキサジン系色素、ピリリウム系色素等が挙げ
られる。中でもシアニン系色素、フタロシアニン系色素
および含金属アゾ系色素が好ましく、含金属アゾ系色素
が特に好ましい。
【0032】また、記録層の安定性や耐光性向上のため
に、一重項酸素クエンチャーとして遷移金属キレート化
合物(例えば、アセチルアセトナートキレート、ビスフ
ェニルジチオール、サリチルアルデヒドオキシム、ビス
ジチオ−α- ジケトン等)等を含んでいても良く、また
記録感度向上のために、金属系化合物等の記録感度向上
剤を含有していても良い。ここで金属系化合物とは、遷
移金属等の金属が原子、イオン、クラスター等の形で化
合物に含まれるものを言い、例えばエチレンジアミン系
錯体、アゾメチン系錯体、フェニルヒドロキシアミン系
錯体、フェナントロリン系錯体、ジヒドロキシアゾベン
ゼン系錯体、ジオキシム系錯体、ニトロソアミノフェノ
ール系錯体、ピリジルトリアジン系錯体、アセチルアセ
トナート系錯体、メタロセン系錯体、ポルフィリン系錯
体のような有機金属化合物が挙げられる。金属原子とし
ては特に限定されないが、遷移金属であることが好まし
い。
【0033】さらに記録層は、必要に応じて、バインダ
ー、レベリング剤、消泡剤等を含んでいても良い。記録
層の成膜方法としては、真空蒸着法、スパッタリング
法、ドクターブレード法、キャスト法、スピンコート
法、浸漬法等一般に行われている薄膜形成法が挙げられ
るが、量産性、コスト面からはスピンコート法が好まし
い。また厚みの均一な記録層が得られるという点から
は、塗布法より真空蒸着法の方が好ましい。
【0034】スピンコート法による成膜の場合、回転数
は500〜15000rpmが好ましく、スピンコート
の後、必要に応じて、加熱あるいは溶媒蒸気にあてる等
の処理を行っても良い。ドクターブレード法、キャスト
法、スピンコート法、浸漬法等の塗布方法により記録層
を形成する場合の塗布溶媒としては、基板を侵さない溶
媒であればよく、特に限定されない。例えば、ジアセト
ンアルコール、3-ヒドロキシ-3- メチル-2- ブタノン等
のケトンアルコール系溶媒;メチルセロソルブ、エチル
セロソルブ等のセロソルブ系溶媒;n-ヘキサン、n-オク
タン等の鎖状炭化水素系溶媒;シクロヘキサン、メチル
シクロヘキサン、エチルシクロヘキサン、ジメチルシク
ロヘキサン、n-ブチルシクロヘキサン、tert- ブチルシ
クロヘキサン、シクロオクタン等の環状炭化水素系溶
媒;テトラフルオロプロパノール、オクタフルオロペン
タノール、ヘキサフルオロブタノール等のパーフルオロ
アルキルアルコール系溶媒;乳酸メチル、乳酸エチル、
イソ酪酸メチル等のヒドロキシカルボン酸エステル系溶
媒等が挙げられる。
【0035】真空蒸着法の場合は、例えば本発明の色素
と、必要に応じて他の色素や各種添加剤等の記録層成分
を、真空容器内に設置されたるつぼに入れ、真空容器内
を適当な真空ポンプで10-2〜10-5Pa程度にまで排
気した後、るつぼを加熱して記録層成分を蒸発させ、る
つぼと向き合って置かれた基板上に蒸着させることによ
り、記録層を形成する。
【0036】記録層の膜厚は、前述のように、最大吸収
波長における該層の吸光度が0.7〜0.9になるよう
設定される。よって、該層の膜厚は含有する光吸収性色
素などの化合物の性質により異なる。平均膜厚は10n
m〜5μm、好ましくは70nm〜3μmであればよい
が、断面SEMにて測定したグルーブ上での膜厚が80
〜120nm程度、ランド上での膜厚が40〜60nm
程度であれば特に好ましい。
【0037】記録層の上には直接または他の層を介して
反射層を形成し、その膜厚は通常50〜300nmであ
る。反射層の材料としては、再生光の波長で反射率の十
分高いもの、例えば、Au、Al、Ag、Cu、Ti、Cr、Ni、P
t、Ta、Cr及びPdの金属を単独あるいは合金にして用い
ることが可能である。この中でもAu、Al、Agは反射率が
高く反射層の材料として適している。
【0038】またこれらを主成分とし、これら以外に下
記の金属を含む合金であっても良い。例えば、Mg、Se、
Hf、V、Nb、Ru、W、Mn、Re、Fe、Co、Rh、Ir、Cu、Z
n、Cd、Ga、In、Si、Ge、Te、Pb、Po、Sn、Biなどの金
属及び半金属を挙げることができる。なかでもAgを主成
分としているものはコストが安い点、高反射率が出やす
い点、更に後で述べる印刷受容層を設ける場合には地色
が白く美しいものが得られる点等から特に好ましい。こ
こで主成分とは含有率が50%以上のものをいう。
【0039】なお、金属以外の材料で低屈折率薄膜と高
屈折率薄膜を交互に積み重ねて多層膜を形成し、反射層
として用いることも可能である。反射層を形成する方法
としては、例えば、スパッタ法、イオンプレーティング
法、化学蒸着法、真空蒸着法等が挙げられる。また、基
板の上や反射層の下に反射率の向上、記録特性の改善、
密着性の向上等のために公知の無機系または有機系の中
間層、接着層を設けることもできる。
【0040】反射層の上に形成する保護層の材料として
は、反射層を外力から保護するものであれば特に限定さ
れない。有機物質の材料としては、熱可塑性樹脂、熱硬
化性樹脂、電子線硬化性樹脂、UV硬化性樹脂等を挙げ
ることができる。また、無機物質としては、SiO2
SiN4、MgF2、SnO2等が挙げられる。熱可塑性
樹脂、熱硬化性樹脂などは適当な溶剤に溶解して塗布液
を塗布し、乾燥することによって形成することができ
る。
【0041】UV硬化性樹脂は、そのままもしくは適当
な溶剤に溶解して塗布液を調製した後にこの塗布液を塗
布し、UV光を照射して硬化させることによって形成す
ることができる。UV硬化性樹脂としては、例えば、ウ
レタンアクリレート、エポキシアクリレート、ポリエス
テルアクリレートなどのアクリレート系樹脂を用いるこ
とができる。中でも、保護層の材料としてはUV硬化性
樹脂が好ましい。
【0042】これらの材料は単独であるいは混合して用
いても良いし、1層だけではなく多層膜にして用いても
良い。保護層の形成方法としては、記録層と同様にスピ
ンコート法やキャスト法等の塗布法やスパッタ法や化学
蒸着法等の方法が用いられるが、この中でもスピンコー
ト法が好ましい。
【0043】保護層の膜厚は、一般に0.1 〜100 μm の
範囲であるが、本発明においては、3〜30μm が好まし
い。また、反射層面に更に基板を貼り合わせてもよく、
また反射層面相互を内面とし対向させ光学記録媒体2枚
を貼り合わせても良い。基板鏡面側に、表面保護やゴミ
等の付着防止のために紫外線硬化樹脂層や、無機系薄膜
等を成膜してもよい。
【0044】なお、記録再生光の入射面ではない面に、
インクジェット、感熱転写等の各種プリンタ、或いは各
種筆記用具に記入(印刷)が可能な印刷受容層を設けて
もよい。
【0045】
【実施例】以下、本発明を実施例により更に具体的に説
明するが、本発明はその要旨を超えない限り、これら実
施例によって限定されるものではない。また、実施例お
よび比較例中の発熱量は、セイコーインスツルメント社
製「TG/DTA22」を用いて測定した。測定値は、
図3および図4に記したようにマイナスの値で表示され
るが、文中ではすべて絶対値で記載してある。 (実施例1)溝幅440nm、溝深さ130nm、トラ
ックピッチ1.6μmの案内溝を有する直径120mm
の射出成形ポリカーボネート性透明樹脂基板上に、下記
構造式で表される色素
【0046】
【化2】
【0047】の3.5%オクタフルオロペンタノール溶
液をスピンコートした後100℃で乾燥し、最大吸収波
長における吸光度が0.8となるよう膜厚を調整した記
録層を設けた。上記色素の、窒素中での示差熱分析にお
ける発熱量は114μV・sec/mgであった。次
に、記録層上に厚さ80nmの銀膜を設けて反射層と
し、更に厚さ5μmの紫外線硬化性樹脂層を設けて保護
層とし、光学記録媒体を形成した。
【0048】このときの記録層膜厚を断面SEMで測定
すると、グルーブ上で110nm、ランド上で55nm
であった。この光学記録媒体についてCD−R評価装置
(エキスパート社製「CD−TR」、使用ドライブ:
「TEAC社製CD−R58S」)で8倍速(9.6m
/s)記録における感度を測定したところ、最適記録パ
ワー(β=0)は19mW以下であった。
【0049】また、この光学記録媒体に、波長780n
mの半導体レーザーを搭載したCD−Rドライブ(シナ
ノケンシ社製CD−Rドライブ Px-820T)を用いて、線
速9.6m/s(8倍速)にてEFM信号を記録した。
記録後の媒体の記録特性を、CD評価機(オーディオ・
デベロップメント社製「CD−CATS SA3」)に
て評価したところ、Rtop=68%、I11/Itop=77
%、ラジアルコントラスト0.34といずれも良好な値
を示した。 (実施例2)案内溝の溝深さを150nmとした以外
は、実施例1と同様に光学記録媒体を作成し、EFM信
号の記録、評価を行った。結果、最適記録パワーは19
mW以下であり、Rtop=68%、I11/Itop=80
%、ラジアルコントラスト0.41といずれも良好な値
を示した。 (実施例3)色素を下記構造式で表される色素
【0050】
【化3】
【0051】に変更した以外は、実施例1と同様に光学
記録媒体を形成し、EFM信号の記録、評価を行った。上
記色素の、示差熱分析における発熱量は121μV・s
ec/mgであった。またTG−DTA測定にて得られ
たチャートを図3に示す。評価の結果、最適記録パワー
は18mW以下であり、Rtop=66%, I11/Itop=77%, ラジアル
コントラスト 0.35といずれも良好な値を示した。 (実施例4)色素を下記構造式で表される色素
【0052】
【化4】
【0053】に変更した以外は、実施例2と同様に光学
記録媒体を形成し、EFM信号の記録、評価を行った。上
記色素の、示差熱分析における発熱量は185μV・s
ec/mgであった。評価の結果、最適記録パワーは20
mW以下であり、Rtop=70%, I11/Itop=74%, ラジアルコン
トラスト 0.36といずれも良好な値を示した。 (実施例5)色素を下記構造式で表される色素
【0054】
【化5】
【0055】に変更した以外は、実施例2と同様に光学
記録媒体を形成し、EFM信号の記録、評価を行った。上
記色素の、示差熱分析における発熱量は134μV・s
ec/mgであった。評価の結果、最適記録パワーは16
mW以下であり、Rtop=70%, I11/Itop=72%, ラジアルコン
トラスト 0.33といずれも良好な値を示した。 (比較例1)案内溝の溝幅を430nm、溝深さを11
0nmとした以外は、実施例1と同様に光学記録媒体を
作成し、EFM信号の記録、評価を行った。結果、最適
記録パワーは19mW以下であり、反射率と変調度に関
してはRtop=70%、I11/Itop=78%といずれも
良好な値を示したものの、溝が浅いためラジアルコント
ラストが0.28と低い値を示した。 (比較例2)案内溝の溝幅を500nm、溝深さを17
0nmとした以外は、実施例1と同様に光学記録媒体を
作成し、EFM信号の記録、評価を行った。結果、R
top=66%、I11/Itop=68%、ラジアルコントラ
ストが0.45といずれも良好な値を示したものの、溝
が深すぎるため感度不足であり、最適記録パワーは19
mWを超える値であった。 (比較例3)案内溝の溝幅を520nm、溝深さを14
0nmとした以外は、実施例1と同様に光学記録媒体を
作成し、EFM信号の記録、評価を行った。結果、最適
記録パワーは19mW以下であり、反射率とラジアルコ
ントラストに関してはRtop=72%、ラジアルコント
ラスト0.32と良好な値を示したものの、溝幅が広す
ぎるため、変調度がI11/Itop=59%と低い値を示
した。 (比較例4)案内溝の溝幅を380nm、溝深さを14
0nmとした以外は、実施例1と同様に光学記録媒体を
作成し、EFM信号の記録、評価を行った。結果、最低
記録パワーは19mW以下であり、変調度とラジアルコ
ントラストに関しては、I11/Itop=72%、ラジア
ルコントラスト0.35と良好な値を示したものの、溝
幅が狭すぎるため、反射率がRtop=61%と低い値を
示した。 (比較例5)溝幅 520nm, 溝深さ 140nmの案内溝を有す
る基板を用い、実施例1で使用した含金属アゾ系色素お
よび下記構造式で表されるシアニン系色素
【0056】
【化6】
【0057】を用いて各々光学記録媒体を作成し、その
BLER(ブロックエラーレート)マージンおよびクロスト
ークを比較した。なお上記シアニン系色素の、示差熱分
析における発熱量は955μV・sec/mgであっ
た。オレンジブックに定められた規格によると、BLERマ
ージンは220以下であるが、本発明者らは、BLER<1
0を良好な記録状態と判断した。得られた光学記録媒体
に対して、記録パワーを変えながら記録を行い、BLER<
10を満たすβ (再生信号のアシンメトリーの逆数に対
応するパラメーター)の範囲が広い(パーセンテージが
高い)媒体を良好と判断した。
【0058】記録装置としては、サンヨー電機(株)社
製「Sanyo BP4(16倍速ドライブ)」を用い、16倍速
(19.2m/s)にて記録を行いた。記録後の媒体
は、エキスパート社製「CD-TR」を用いて評価した。実
施例1の光学記録媒体の場合、 BLER <10となるβの範
囲は35%以上、クロストークは45%で実用上充分な特性
を得られた。
【0059】一方、上記シアニン系色素を使った光学記
録媒体の場合には、 BLER <10となるβの範囲が存在せ
ず、クロストークも50%と高い値であり、16倍速等の
高速での記録において、実用には耐えられないことが判
った。 比較実験例1 下記構造式で表されるフタロシアニン系色素について、
実施例と同様に、窒素中での示差熱分析を行い、発熱量
を測定した。結果を図4に示す。
【0060】図4から分かるように、この色素は発熱量
は26μV・sec/mgであり、100μV・sec
/mgに満たない。また、この色素の1重量%エチルシ
クロヘキサン溶液を、基板上にスピンコートし、乾燥し
て得られる塗布膜の吸収スペクトルにおいて、波長78
0nmにおける吸光度は最大吸収波長(730nm)に
おける吸光度の8.8%であった。
【0061】このような色素を主成分とする記録層を、
本発明のように比較的狭く浅い案内溝を有する基板上に
設けた場合、得られる光学記録媒体は、16倍速やそれ
以上の高速での記録時に、概して感度不足になる。
【0062】
【発明の効果】特定の発熱特性をもつ色素を含有する、
特定の吸光度特性をもつ記録層に対し、本発明の溝形状
を有する基板を組み合わせることにより、高速での記録
が可能な追記型CD(CD−R)が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の光学記録媒体における、記録層と、
反射率および変調度との関係を説明する図である。
【図2】 本発明の光学記録媒体において、最大吸収波
長における吸光度0.8の記録層を用いた場合の、好ま
しい溝形状の範囲を示した図である。
【図3】 実施例3にて使用した含金属アゾ系色素の、
TG−DTA測定結果を示すチャートである。
【図4】 比較実験例1にて使用したフタロシアニン系
色素の、TG−DTA測定結果を示すチャートである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 照田 尚 神奈川県横浜市青葉区鴨志田町1000番地 三菱化学株式会社内 (72)発明者 滝澤 俊文 神奈川県横浜市青葉区鴨志田町1000番地 三菱化学株式会社内 (72)発明者 竹島 秀治 神奈川県横浜市青葉区鴨志田町1000番地 三菱化学株式会社内 Fターム(参考) 2H111 EA03 EA12 EA22 EA25 EA33 EA43 FA01 FA12 FB42 FB43 FB45 5D029 JA04 JC03 JC11 WB11 WB17 WC01 WD30

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透明基板上に、光吸収性色素を含む記録
    層を有する光記録媒体において、記録層が下記(1)〜
    (3)を全て満たし、光吸収性色素が下記(4)を満た
    し、透明基板が下記(5)を満たすことを特徴とする光
    学記録媒体。 (1)記録層が、波長670〜750nmの範囲に最大
    吸収波長を有する。 (2)記録層の最大吸収波長における吸光度が0.7〜
    0.9である。 (3)記録層の波長780nmにおける吸光度が、最大
    吸収波長における吸光度の10〜30%である。 (4)光吸収性色素の、窒素中での示差熱分析における
    発熱量が500〜100μV・sec/mgである。 (5)透明基板が、幅400〜500nm、深さ120
    〜160nmである記録・再生光の案内溝を有する。
  2. 【請求項2】 記録層中の光吸収性色素が、シアニン系
    色素、フタロシアニン系色素および含金属アゾ系色素か
    ら選ばれる少なくとも一種である、請求項1記載の光学
    記録媒体。
  3. 【請求項3】 透明基板上に、記録層および反射層を順
    次積層してなる、請求項1または2記載の光学記録媒
    体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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