JP2002140385A - 設計支援装置、設計支援方法、設計支援プログラムが格納された記憶媒体 - Google Patents

設計支援装置、設計支援方法、設計支援プログラムが格納された記憶媒体

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JP2002140385A
JP2002140385A JP2000332875A JP2000332875A JP2002140385A JP 2002140385 A JP2002140385 A JP 2002140385A JP 2000332875 A JP2000332875 A JP 2000332875A JP 2000332875 A JP2000332875 A JP 2000332875A JP 2002140385 A JP2002140385 A JP 2002140385A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 間取りデータに基づいて建具を自動配置する
ことが可能な設計支援装置を提供する。 【解決手段】 各部屋の壁面の一部に配置される扉、引
き戸、窓等の各建具は、その建具が配置される壁(部屋
線)が何と何を仕切っているか、及び壁の幅によってほ
ぼ決まっている。本実施形態では、この点に着目し、一
般的に使用される壁と建具との関係を建具データベース
に格納しておき、設定された間取りに対して、自動的に
建具を配置するようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は設計支援装置及び設
計支援プログラムが格納された記憶媒体に係り、例え
ば、住宅の間取りに対応した建具の配置に関する。
【0002】
【従来の技術】住宅や事務所等の各種建築物の設計を容
易に行うべくコンピュータを使用した設計支援システム
が各種提案されている。例えば、顧客の希望や条件に応
じた間取り図を素早く的確に作成するためのシステムと
して、特開平7−296028号公報で提案される間取
り図作成システムが提案されている。この公報では、半
畳分に相当するセルを選択することで部屋の形状を特定
し、部屋パレットから部屋名を指定することで、その部
屋に応じた表示に切り替わる。同様にして、リビング、
廊下、階段、玄関、あるいはトイレなどの位置と大きさ
を設定することで間取り図を容易に作成することができ
る。そして、各部屋を設定した後は、その部屋の窓、周
囲の壁について、ドア、ふすま、ガラス戸、開口部(壁
のない部分)を、壁パレットから選択することで作図が
行われるようになっている。このような設計支援装置
は、設計者等が設計事務所等で建築物の設計を行う場合
の各種作図処理を容易にし、操作を簡単にすることがで
きる。
【0003】更に、設計した間取りや建具等の図面デー
タに基づき、建物の外観斜視図や、建物内部の鳥瞰図、
更には特定点を視点とした室内の3次元表示等を行うこ
とで、作成したプランに基づく建物のイメージを掴みや
すくするようにした設計支援装置も実用化されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、間取りが決ま
った後に、各壁に対してドア等の建具を個別に選択する
ようになっているため、建具の配置に時間がかかるとい
う問題があった。また、設計支援装置を使用してプラン
を作成する顧客(設計注文者)と対面しながら設計を行
うような場合に、建具配置に時間がかかると営業支援ツ
ールとしては充分機能しないことが多い。すなわち、顧
客と対面して設計プランを作成するような場合、特にプ
ランニングの初期段階における顧客は、建具の配置より
も間取りの決定に関心が高い場合が多い。このため、顧
客は各部屋毎のサイズや配置についての希望を個別に伝
え、個別に設定するが、建具に関しては知識や関心も低
いことから、設定した間取りに基づいて直ちに家の外観
図や、内部イメージ図を希望する場合が多い。ところ
が、建具がある程度決定しないと外観図等は顧客のイメ
ージにあったものとはならないため、従来技術による設
計支援装置では、顧客に我慢してもらい、建具について
も個別に決定してもらう必要があった。このため、顧客
に対する営業支援ツールとしては充分に顧客の満足を得
られることができなかった。
【0005】そこで本発明は、間取りデータに基づいて
建具を自動配置することが可能な設計支援装置を提供す
ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載した発明
では、各部屋の間取りについての間取りデータを取得す
る間取りデータ取得手段と、前記取得した間取りにより
各部屋を仕切る部屋線を特定する部屋線特定手段と、前
記特定した部屋線の属性を、前記間取りデータに基づく
当該部屋線で仕切られる両側の空間の種別から決定する
属性決定手段と、前記決定した部屋線の属性から、当該
部屋線に対する建具を決定する建具決定手段と、を設計
支援装置に具備させて前記目的を達成する。請求項2に
記載した発明では、請求項1に記載の設計支援装置にお
いて、属性決定手段は、部屋線で仕切られる部屋の種類
又は外部の区別、及び部屋線の長さを属性として決定す
ることを特徴とする。請求項3に記載の発明では、請求
項1又は請求項2に記載の設計支援装置において、属性
決定手段は、部屋線で仕切られる一方が部屋で他方が外
部である場合、前記部屋の前記部屋線で仕切られる面の
方位を含めて属性を決定することを特徴とする。請求項
4に記載の発明では、請求項1、請求項2又は請求項3
に記載の設計支援装置において、前記建具決定手段は、
部屋線の属性に対応して配置される建具が決められた建
具データベースに基づいて建具を決定することを特徴と
する。請求項5に記載の発明では、請求項4に記載の設
計支援装置において、部屋線が部屋と部屋を仕切る場合
の建具情報が格納された内部建具テーブルと、部屋線が
部屋と外部とを仕切る場合の建具情報が格納された外部
建具テーブルとからなる建具データベースを備え、前記
内部建具テーブルは両部屋の種類と部屋線の長さに対応
した建具情報が格納され、前記外部建具テーブルは、部
屋の種類と前記部屋の前記部屋線で仕切られる面の方位
と部屋線の長さに対応した建具情報が格納されているこ
とを特徴とする。請求項6に記載の発明では、請求項1
から請求項5のうちのいずれか1の請求項に記載の設計
支援装置において、前記建具決定手段は、建具の配置位
置として部屋線の中央に配置することを特徴とする。請
求項7に記載の発明では、請求項1から請求項6のうち
のいずれか1の請求項に記載の設計支援装置において、
前記建具決定手段で決定した建具の種類と配置位置の少
なくとも一方を変更する変更手段を備えたことを特徴と
する。請求項8に記載の発明では、請求項1から請求項
7のうちのいずれか1の請求項に記載の設計支援装置に
おいて、部屋線に対して最終決定された建具を、その部
屋線の属性と対応付けて記憶する決定建具記憶手段と、
この決定建具記憶手段に記憶された部屋線の属性と建具
との関係から、前記建具決定手段で使用する前記建具デ
ータベースの内容を変更する建具学習手段と、を具備す
ることを特徴とする。請求項9に記載の発明では、請求
項1から請求項8のうちのいずれか1の請求項に記載の
設計支援装置において、前記建具決定手段は、部屋線の
属性及び部屋線で仕切られる両側の部屋に対する制約条
件から、当該部屋線に対する建具を決定することを特徴
とする。請求項10に記載の発明では、各部屋の間取り
についての間取りデータを取得する間取りデータ取得ス
テップと、前記取得した間取りにより各部屋を仕切る部
屋線を特定する部屋線特定ステップと、前記特定した部
屋線の属性を、前記間取りデータに基づく当該部屋線で
仕切られる両側の空間の種別から決定する属性決定ステ
ップと、前記決定した部屋線の属性から、当該部屋線に
対する建具を決定する建具決定ステップと、からなる設
計支援方法により、前記目的を達成する。請求項11に
記載した発明では、各部屋の間取りについての間取りデ
ータを取得する間取りデータ取得機能と、前記取得した
間取りにより各部屋を仕切る部屋線を特定する部屋線特
定機能と、前記特定した部屋線の属性を、前記間取りデ
ータに基づく当該部屋線で仕切られる両側の空間の種別
から決定する属性決定機能と、前記決定した部屋線の属
性から、当該部屋線に対する建具を決定する建具決定機
能と、をコンピュータに実行させるための設計支援プロ
グラムが格納された記憶媒体入力より前記目的を達成す
る。なお、請求項11において、請求項2から請求項8
における各手段の内容をコンピュータが実行する機能と
して請求項11の発明に適用するようにしてもよい。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の設計支援装置、設
計支援方法、及び設計支援プログラムが格納された記憶
媒体における好適な実施の形態について、図1から図1
4を参照して詳細に説明する。 (1)実施形態の概要 各部屋の壁面の一部に配置される扉、引き戸、窓等の各
建具は、その建具が配置される壁(部屋線)が何と何を
仕切っているか、及び壁の幅によってほぼ決まってい
る。本実施形態では、この点に着目し、一般的に使用さ
れる壁と建具との関係を建具データベースに格納してお
き、設定された間取りに対して、自動的に建具を配置す
るようにしたものである。
【0008】(2)実施形態の詳細 図1は、このように構成された設計支援装置の、具体的
な構成を例示したものである。図1に例示されるよう
に、設計支援装置はパーソナルコンピュータやワードプ
ロセッサ等を含むコンピュータシステムによって構成さ
れる。設計支援装置は、図1に示すようにシステム全体
を制御するための制御部11を備えている。この制御部
11には、データバス等のバスラインを介して、入力装
置としてのキーボード12やマウス13、表示装置1
4、印刷装置15、記憶装置16、記憶媒体駆動装置1
7、通信制御装置18、入出力I/F19、及び文字認
識装置20、音声認識装置21が接続されている。
【0009】制御部11は、CPU111、ROM11
2、RAM113を備えている。ROM112は、CP
U111が各種制御や演算を行うための各種プログラム
やデータが予め格納されたリードオンリーメモリであ
る。RAM113は、CPU111にワーキングメモリ
として使用されるランダムアクセスメモリである。この
RAM113には、本実施形態による間取り自動作成処
理、建具自動配置処理、建具変更処理等の各種処理をを
行うための各種エリアが確保可能になっている。
【0010】キーボード12は、仮名文字やローマ字等
を入力するための仮名キーや数字を入力するためのテン
キー、各種機能を実行するための機能キー、カーソルキ
ー、等の各種キーが配置されている。マウス13は、ポ
インティングデバイスであり、表示装置14に表示され
たキーやアイコン等をクリックすることで対応する機能
の指定を行う入力装置である。
【0011】表示装置14は、例えばCRTや液晶ディ
スプレイ等が使用される。この表示装置には、設計途中
や完成した設計図が表示される。また、当該設計図に基
づいて作成された建物の外観斜視図や、建物内部の鳥瞰
図、特定点を視点とした室内の3次元表示図や、仮想的
に人を移動させた場合の視線変化にあわせて変化する室
内の変化図(動画)等の、3次元画像が表示されたりす
るようになっている。また表示装置14には、キーボー
ド12やマウス13による入力結果が表示されたり、最
終的に作成されたイメージ情報が表示されたりするよう
になっている。表示装置14としては、外部機器として
設計支援装置に接続される家庭用のテレビも使用可能に
なっている。この場合のテレビ(表示装置14)に設計
図や、外観斜視図等を表示するための図示しない、出力
制御部が設計支援装置に追加配置される。
【0012】印刷装置15は、表示装置14に表示され
た設計図や、外観斜視図等の印刷を行うためのものであ
る。この印刷装置としては、レーザプリンタ、ドットプ
リンタ、インクジェットプリンタ、ページプリンタ、感
熱式プリンタ、熱転写式プリンタ、等の各種印刷装置が
使用される。
【0013】記憶装置16は、読み書き可能な記憶媒体
と、その記憶媒体に対してプログラムやデータ等の各種
情報を読み書きするための駆動装置で構成されている。
この記憶装置16に使用される記憶媒体としては、主と
してハードディスクが使用されるが、後述の記憶媒体駆
動装置17で使用される各種記憶媒体のうちの読み書き
可能な記憶媒体を使用するようにしてもよい。記憶装置
16は、プログラム格納部161、データ格納部16
2、建具データベース163、図示しないその他の格納
部(例えば、この記憶装置16内に格納されているプロ
グラムやデータ等をバックアップするための格納部、日
本語変換処理を行う仮名漢字変換用の辞書等)を有して
いる。
【0014】プログラム格納部161には、間取り自動
作成処理プログラム、本実施形態における建具自動配置
処理、建具変更処理プログラム、設計図に基づく3次元
画像表示処理プログラム、その他の各種設計支援プログ
ラムが格納されている。データ格納部162には、ユー
ザに関するデータや、顧客に対するデータ等の、システ
ムが必要とする各種データが格納されている。
【0015】建具データベース163には、内部建具テ
ーブルと、外部建具テーブル、及び建具情報マスタが格
納されている。内部建具テーブルは、部屋線が部屋と部
屋を仕切る場合における、両部屋の種類と部屋線の長さ
に対応した建具が格納されている。外部建具テーブル
は、部屋線が部屋と外部とを仕切る場合における、部屋
の種類と、部屋線で仕切られる面の方位と、部屋線の長
さとに対応した建具情報が格納されている。本実施形態
では、設計支援装置が建具データベース163を備える
場合について説明するが、建具データベースを備えない
構成とし、後述する記憶媒体駆動装置17、又は通信制
御装置18により外部に配置された建具データベースを
使用するようにしてもよい。建具情報マスタについて
は、決定した建具を間取りに反映させる場合や、反映さ
せた間取り図に従って3次元画像表示を行う場合に必要
な画像データ等の各種建具を平面図、立体図等として表
示するための各種情報が格納されている。また、各建具
に対して、基本的な絵柄の画像データの他に、各メーカ
毎の絵柄の画像データを格納するようにしてもよい。内
部建具テーブルと、外部建具テーブルの詳細について
は、後述する。
【0016】記憶媒体駆動装置17は、CPU111が
外部の記憶媒体からコンピュータプログラムや間取りデ
ータを含む設計図データを読み込み、又は外部記憶媒体
に書き込むための駆動装置である。記憶媒体に記憶され
ているコンピュータプログラム等には、設計支援装置と
して従来から存在する各種設計支援プログラム、及び、
本実施形態の建具自動配置プログラム等の各種処理プロ
グラム、及び、そこで使用される辞書、データ等も含ま
れる。ここで、記憶媒体とは、コンピュータプログラム
やデータ等が記憶される記憶媒体をいい、具体的には、
フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、磁
気テープ等の磁気記憶媒体、メモリチップやICカード
等の半導体記憶媒体、CD−ROMやCD−R、CD−
RW、MO、PD(相変化書換型光ディスク)等の光学
的に情報が読み取られる記憶媒体、紙カードや紙テープ
等の用紙(および、用紙に相当する機能を持った媒体)
を用いた記憶媒体、その他各種方法でコンピュータプロ
グラム等が記憶される記憶媒体が含まれる。本実施形態
の設計支援装置において使用される記憶媒体としては、
主として、ハードディスク、半導体記憶媒体、フロッピ
ーディスク等の読み書きが可能な記憶媒体が使用され
る。記憶媒体駆動装置17は、これらの各種記憶媒体か
らコンピュータプログラムを読み込む他に、フロッピー
ディスクのような書き込み可能な記憶媒体に対してRA
M113や記憶装置16に格納されているデータ等を書
き込むことが可能である。
【0017】なお、フロッピーディスクやメモリチッ
プ、ICカード等に格納された間取り情報を記憶媒体駆
動装置17を介して読み込んで、本実施形態による建具
自動配置処理を行う場合、記憶媒体駆動装置17は間取
りデータ取得手段として機能する。また最終決定した建
具を間取りデータと共に設計図として記憶媒体に格納す
る場合の記憶媒体駆動装置17は、建具出力手段として
機能する。
【0018】本実施形態の設計支援装置では、制御部1
1のCPU111が、記憶媒体駆動装置17にセットさ
れた外部の記憶媒体からコンピュータプログラムを読み
込んで、記憶装置16の各部に格納(インストール)す
る。そして、本実施形態による建具自動配置処理等の設
計支援処理を実行する場合、記憶装置16から該当プロ
グラムをRAM113に読み込み、実行するようになっ
ている。但し、記憶装置16からではなく、記憶媒体駆
動装置17により外部の記憶媒体から直接RAM113
にプログラムを読み込んで実行することも可能である。
また、設計支援装置によっては、本実施形態の建具自動
配置プログラム等を予めROM112に記憶させてお
き、これをCPU111が実行するようにしてもよい。
さらに、本実施形態の建具自動配置プログラム等の各種
プログラムやデータを、通信制御装置18を介して他の
記憶媒体からダウンロードし、実行するようにしてもよ
い。
【0019】通信制御装置18は、設計支援装置と他の
パーソナルコンピュータやワードプロセッサ等の各種外
部電子機器との間をネットワーク接続するための制御装
置である。通信制御装置18は、これら各種外部電子機
器から設計支援装置にアクセスすることが可能になって
おり、外部電子機器から間取りデータを取得することが
できる。この場合の通信制御装置18は、間取りデータ
取得手段として機能する。
【0020】入出力I/F19は、音声や音楽等の出力
を行うスピーカ等の各種機器を接続するためのインター
フェースである。設計支援システムによる設計支援の案
内を音声で行う場合等に使用される。文字認識装置20
は、用紙等に記載された文字をテキスト形式やHTML
等の各種形式で認識する装置であり、イメージスキャナ
や文字認識プログラム等で構成されている。音声認識装
置21には音声を取り込む音声取り込み手段として機能
する図示しないマイクが接続されており、このマイクか
ら取り込んだ音声を認識して所定形式のデータ例えば、
テキストデータや、認識音声に対応する符号データ等に
変換するようになっている。
【0021】本実施形態の設計支援装置は、パーソナル
コンピュータやワードプロセッサ等を含むコンピュータ
システムで構成するだけでなく、LAN(ローカル・エ
リア・ネットワーク)のサーバ、コンピュータ(パソコ
ン)通信のホスト、インターネット上に接続されたコン
ピュータシステム等によって構成することも可能であ
る。また、ネットワーク上の各機器に機能分散させ、ネ
ットワーク全体で設計支援装置を構成することも可能で
ある。
【0022】図2は、このようなネットワークにより設
計支援装置を構成した場合のシステム構成図を表したも
のである。図2に示すように、設計支援装置は、建具自
動配置処理を行うホスト装置30と、間取りデータを取
得してホスト装置30に送信する複数のクライアントP
C50と、ホスト装置30と各クライアントPCとを接
続するネットワーク40とから構成されている。ネット
ワーク40としては主としてインターネットに接続され
るが、LAN(ローカル・エリア・ネットワーク)や、
コンピュータネットワーク等の各種ネットワーク40と
接続可能になっている。ネットワーク40にはパーソナ
ルコンピュータ等のクライアントPC50が適宜接続さ
れるようになっており、適時複数のクライアントPC5
0がホスト装置30にアクセス可能になっている。
【0023】クライアントPC50は、パーソナルコン
ピュータ等のいわゆるパソコンシステムにより構成さ
れ、WWW(World Wide Web)のブラウ
ザ(browser)ソフトによりネットワーク40
(インターネット)に接続可能になっている。一方、ク
ライアントPC50は制御部、表示部、入力部、出力
部、通信制御部、記憶部、その他の機器を備えている。
クライアントPC50の制御部は、装置全体を所定のプ
ログラムに従って処理、制御するようになっており、取
得した間取りデータを、通信制御部及びネットワーク4
0を介してホスト装置30に送信すると共に、ホスト装
置30で決定された各部屋線に対する建具情報を受信し
て、受信した建具を送信した間取りに反映させた設計図
を作成して表示部に表示し、記憶部に格納し、又は出力
部から印刷出力するようになっている。なお、間取りに
建具を反映させた設計図をホスト装置30で作成し、こ
の建具反映後の設計図をホスト装置30から受信するよ
うにしてもよい。
【0024】一方、ホスト装置30は、制御部31を備
えておりデータバス等のバスライン32を介して表示部
33、入出力部34、通信制御部35、記憶部36、図
示しないその他の機器が接続されている。これらの各部
31〜36の基本的構成は、図1に示した設計支援装置
と同様であるため、特に異なる点を中心に説明する。本
実施形態における制御部31は、WWWサーバーとして
機能し、図1に示した設計支援装置の制御部11や、ク
ライアントPC50の制御部11に比べ高速処理が可能
であると共に、複数のクライアントPC50からのアク
セスに対応するために並列処理が可能になっている。同
様に通信制御部35も複数のISDN回線との接続が可
能であると共に、クライアントPC50のそれよりも高
速処理が可能になっている。
【0025】図3及び図4は、建具データベース163
に格納された内部建具テーブルの内容を表したものであ
る。この図3、4に示されるように、内部建具テーブル
は、部屋線の両側に配置される部屋の種類と、当該部屋
線の長さの3属性を決定要素とする3次元データテーブ
ルで構成されている。図3は、両部屋の種類から決まる
建具分類を表したものである。この図3に示されるよう
に、部屋線の両側に配置される部屋の種類により、建具
分類(A〜X)が1つ決定されるようになっている。例
えば、部屋線の両側が和室と押入である場合、一方の部
屋種類である縦軸(縦欄)の和室と、他方の部屋種類で
ある横軸(横欄)の押入との交点から、和室と押入で挟
まれる部屋線には、建具種類Fが決定されることにな
る。建具分類が空欄である部分は壁を表す。すなわち、
縦軸の部屋種類と横軸の部屋種類との交点部分が空欄で
ある場合の部屋線には個別の建具が配置されない壁が決
定される。なお、図3の例では、建具分類としては、A
〜GとXの8種類が決められているが、必要に応じて新
たな種類を決定し、テーブルを更新することができる。
【0026】図4は、図3で決定した建具種類と部屋線
の長さとから、建具を決定するテーブルである。この図
4に示されるように、部屋線の長さによって建具が決定
されるようになっている。例えば、両側の部屋が和室と
押入で、部屋線長さが2Gの場合、2枚引違が建具とし
て決定される。ここで、1Gは設計する場合に柱と柱の
間の長さを表す基本単位で、通常0.5間(1間=1.
818m)を意味する。但し、1G=2mといった具合
に、設計仕様によって基準となる1Gの値を任意の値
(Zm)してもよい。
【0027】図5は、建具データベース163に格納さ
れた外部建具テーブルの内容を表したものである。この
図5に示されるように、部屋線の一方が外部である場
合、縦軸の部屋種類と、部屋線の長さと、方位とから建
具が決められるようになっている。部屋線の長さについ
ては、図4の場合と同じである。部屋線で仕切られる部
屋の面が向いている方位としては、1階南と、全階東西
北・1階以外南の2種類が存在する。この意味で、外部
建具テーブルによる建具決定要素としては、外部と、部
屋種類と、部屋線長さと、方位と、階の5要素により決
定されるといえる。例えば、1階南に面したD.K(ダ
イニングキッチン)の場合、部屋線長さが2Gであれば
縦すべり出し窓が建具として決定され、部屋線長さが3
Gであれば2枚引違窓が建具として決定される。なお、
縦軸の部屋種類と横軸の部屋線長さの交点部分が空欄で
ある場合の部屋線には個別の建具が配置されない壁が決
定される。
【0028】図3及び図5において、建具を決定するた
めの部屋種類としては、玄関(洋風)、玄関(和風)、
玄関ホール、廊下、キッチン、リビング、ダイニング、
L・D(リビング・ダイニング)、D・K(ダイニング
・キッチン)、勝手口、応接室、階段、階段ホール、ホ
ームエレベータ室、浴室、ユニットバス、シャワー室、
洗面・脱衣、洗面室、脱衣室、洗濯室、ユーティリテ
ィ、トイレ、男子トイレ、女子トイレ、洋室、親夫婦寝
室、父親寝室、母親寝室、夫婦寝室、子供室、老人室、
書斎、和室、座敷、茶の間、客間、仏間、床の間、床
脇、縁側、広縁、踏込、板の間、納戸、収納、物入、押
入、洋服入、物置、クロゼット、ウォークインクロゼッ
ト、ロフト、衣装室、タンス置場、食品庫、外部物置、
小屋裏収納、アトリエ、ピアノ室(音楽室)、カラオケ
ルーム、書庫、趣味室、オーデオルーム、茶室、店舗、
売店、事務室、作業場、厨房、倉庫、工房、工場、吹
抜、車庫(窓)、車庫(戸)、予備室、家事室、ボイラ
ー室、プレイルーム、トレーニングルーム、ファミリー
ルーム、ゲストルーム、フリールーム、サンルーム、イ
ンナーテラス、P.S、D.S、車庫等が存在する。
【0029】次にこのように構成された設計支援装置に
おける設計支援についての動作について説明する。図6
〜図9は、設計支援処理における各段階で表示装置14
に表示される画像状態を表したものである。まず、設計
支援装置のユーザは顧客との打ち合わせを行いながら図
6の右側に表示されるように、各部屋領域を入力し、間
取りを設定する。この間取り設定は、従来から存在する
各種方法により設定することが可能である。また、記憶
媒体駆動装置17により所定の記憶媒体に格納されてい
る間取りデータを読み取り、表示装置14に表示するよ
うにしてもよい。さらに、通信制御装置18を介して他
のコンピュータやサーバ等から間取りデータを取得して
表示するようにしてもよい。
【0030】間取りが決定した後、ユーザは図6の最左
欄にある「全階一括」アイコン(コマンド)をマウス1
3やキーボード12で選択すると、図7に示すように、
自動配置設定画面のダイヤログボックスが表示される。
この図7に示される自動配置設定画面では、内部建具、
外部建具、屋根、ベランダ、畳等の各種設定項目が表示
される。建具自動配置を行う場合には、内部建具と外部
建具の一方又は両方を選択する。選択された設定項目に
は、設定フラグが立てられる。なお、図7に示されるよ
うに、本実施形態の設計支援装置では、建具の自動配置
に加えて、屋根なども自動配置することが可能になって
いる。
【0031】図7に示された自動配置設定画面のダイヤ
ログボックスにおいて、「OK」ボタンが選択される
と、本実施形態による建具自動配置処理が実行され、そ
の結果図8に示すように、各部屋線毎に決定された建具
が間取りに反映された設計図に変更される。図8に示さ
れるように、各部屋線に自動配置された建具は、部屋の
間取りに反映されて表示されると共に、反映された間取
り図に従って外観斜視図が左下側に表示される。
【0032】図9は、図8のウィンドウが切替られて、
外観斜視図が大きく表示された状態を表したものであ
る。この図9に示されるように、画面の左下側に小さく
表示されているウィンドウと、画面右側に表示されてい
るウィンドウとが切り替わるようになっている。このウ
ィンドウの切り替えは、図8、9における画面右上の
「ウィンドウ切り替え」ボタンを選択することで実行さ
れる。図8では、画面左下のウィンドウに小さく外観斜
視図が表示され、画面右側のウィンドウには大きく建具
自動配置後の間取り図が表示されている。この状態で
「ウィンドウ切り替え」ボタンが選択されると、図9に
示されるように、外観斜視図が右側の拡大表示ウィンド
ウに拡大して表示される。この図9に示されるように、
外観斜視図の拡大表示が選択されると、自動配置された
建具が間取りに反映された設計図に基づく外観斜視図が
画面右側の領域に拡大表示される。図9における右側の
領域には、建具自動配置後の設計図に基づいて、外観斜
視図の表示及び、鳥瞰図等の内部視点図等の3次元表示
画像がユーザーの選択に従って表示される。この3次元
図面は、表示装置14の表示画面略全体に表示すること
が可能である。また、図8に示されるように、表示領域
の一部(図8では、略左した領域)に自動配置した建具
を反映した間取り図を表示することも可能である。
【0033】このように、建具自動配置処理で決定され
た建具については、図8に表示される建具反映後の設計
図や、図9に表示される建具反映後の3次元表示画像を
確認し、適宜変更する事が可能になる。建具の変更処理
については後述する。
【0034】次に、本実施形態による建具自動配置処理
の動作について説明する。図10は、建具自動配置処理
の処理動作を表したフローチャートである。制御部11
は、図7に示された自動配置設定画面のダイヤログボッ
クスにおいて「OK」ボタンが選択されることで建具自
動配置処理の要求が選択されると、建具自動配置処理を
開始し、間取りデータを取得する(ステップ11)。す
なわち、制御部11は、表示装置14にすでに間取りが
表示されている場合には、表示されている間取りデータ
を取得し、また未表示である場合には、記憶媒体駆動装
置17や通信制御装置18を介して外部の記憶媒体やパ
ーソナルコンピュータ等から、建具自動配置処理の対象
となる間取りの間取りデータを取得する。また、制御部
11は、自動配置の対象となっているか否かを判断する
ため、外部建具フラグと内部建具フラグを取得する。
【0035】そして、制御部11は、部屋線を1つ特定
する(ステップ12)。次に制御部11は、特定した部
屋線の属性を間取りデータから決定する(ステップ1
3)。すなわち、制御部11は、特定した部屋線で仕切
られる部屋の種類又は外部の区別、及び部屋線の長さ、
部屋線の一方の側が外部である場合には部屋線で仕切ら
れる面の方位(東西南北)と部屋線の階(1階か否
か)、を属性として決定する。
【0036】次に、制御部11は、部屋線に対応する建
具フラグがONか否かを判断する。すなわち、制御部1
1は、部屋線の両側が部屋である場合には内部建具フラ
グがONか否か、部屋線の一方が外部である場合には外
部建具フラグがONか否かを判断し(ステップ14)、
対応する建具フラグがOFFである場合(;N)ステッ
プ18に移行する。一方、部屋線に対応する建具フラグ
がONである場合(ステップ14;Y)、制御部11
は、属性に外部を含むか否かを判断する(ステップ1
5)。
【0037】部屋線属性が外部を含む場合(ステップ1
5;Y)、制御部11は、図5に例示した外部建具テー
ブルを使用し、部屋線属性に対応した建具を決定する
(ステップ16)。一方、部屋線属性が外部を含まない
場合(ステップ15;N)、制御部は、図3、図4に例
示した3次元の内部建具テーブルを使用し、部屋線属性
に対応した建具を決定する(ステップ17)。
【0038】以上により特定の部屋線に対する建具が決
定されると、制御部11は、全部屋線について建具の判
断終了したか否かを判断し(ステップ18)、終了して
いない場合には(ステップ18;N)、ステップ12に
戻って、他の部屋線に対する建具を決定する。一方、全
部屋線についての判断が終了した場合(ステップ18;
Y)、制御部11は、ステップ16及びステップ17で
決定した建具を間取りの該当部屋線部に反映させて表示
する(ステップ19)。
【0039】ステップ19において建具を配置する場
合、図11に示されるように、すべて各壁(部屋線)の
中央に配置する。また、建具を反映させる際に建具がド
アである場合、当該ドアの開く方向を以下の基準に従っ
て決定して反映させる。 (a)玄関や勝手口等の一方が外部である部屋線に配置
されるドアは外部方向に開く。 (b)浴室、ユニットバス、シャワー室のドアは、当該
部屋側(浴室内側等)に開く。 (c)その他の場合には、ドアが取り付けられる部屋線
の両側の部屋面積を比較し、部屋面積が大きい部屋側に
ドアが開く。 (d)各ドアは、ドアを引いて開く側に立って右側に蝶
番が配置されるように取り付けられる。
【0040】次に、決定した建具とその配置を変更する
建具変更処理について説明する。図12は、建具変更処
理の動作を表したフローチャートである。ユーザは、建
具自動配置後の間取り図(図8)や、その外観斜視図等
の3次元表示画像により、建具の変更を記号する場合、
画面から「建具変更」ボタンを選択し、又は建具変更用
に割り付けられた所定機能キーを選択することで、建具
変更処理を開始する。制御部11は、ユーザにより「建
具変更」ボタン等が選択されると、建具変更処理を開始
し、変更対象としてユーザにより指定された建具を取得
する(ステップ21)。この際、制御部11は、選択さ
れた建具をアクティブ表示することで、選択された建具
を他の建具と区別できるようにしてもよい。この場合の
アクティブ表示とは、選択された建具について、点滅表
示させる場合、反転表示させる場合、他の建具と異なる
色で表示する場合等の、未選択建具と異なる表示にする
ことをいう。
【0041】次に制御部11は、ユーザにより選択され
た変更が位置変更か否かを判断する(ステップ22)。
建具の変更が選択された場合(ステップ22;N)、制
御部11は、選択された建具が配置されている部屋線の
属性から建具をリスト表示する。建具リストには、変更
可能な(取り付け可能な)建具のみが表示される。例え
ば、ベランダ等のない2階外部の部屋線に対してドアが
取り付けられることがないので、建具リストの表示対象
から外される。
【0042】この建具のリストは、図8における外観斜
視図(図9の場合には間取り図)が表示されているウィ
ンドウの上側に表示されているウィンドウに表示され
る。このように、外観斜視図や間取り図と重ならないよ
うに建具リストを表示することで、間取りや外観図を確
認しながら変更することができる。なお、ユーザは、所
定操作によって各建具リストを3次元表示した画像で確
認することができる。建具の3次元表示が選択される
と、制御部11は、建具データベース163の建具情報
マスタから選択された建具の絵柄データを読み出し、画
面表示する。ユーザは、この建具リストのいずれか1つ
を変更する建具として選択することになる。
【0043】一方、ユーザによって建具位置の変更が選
択された場合、制御部11は、可能配置位置をウィンド
ウ表示する(ステップ24)。図13は、可能配置位置
を表したものである。この可能配置位置は、建具リスト
と同一のウィンドウに表示される。可能配置位置は、部
屋線に向かって左側、中央、右が側の3カ所である。現
在(変更前)の配置位置(最初は中央)と変更可能位置
とは異なる色で表示される。例えば、現在の配置位置が
赤で、変更可能な位置が青で表示される。ユーザは変更
可能位置を選択することで、建具の変更位置を選択する
ことになる。
【0044】なお、図13に例示した可能配置位置は図
面横方向の部屋線の場合について説明したが、選択され
た建具が配置されている部屋線が図面縦方向である場合
には、可能配置位置が縦方向に表示される。このよう
に、変更しようとする建具の部屋線と同一方向に可能配
置位置を選択する画像を表示することで、ユーザは変更
する方向を間取り図に併せて検討することができる。
【0045】また、可能配置位置表示により建具を変更
する場合には3カ所からの選択であるが、所定操作によ
って、より小さい単位で建具位置を変更することも可能
である。すなわち、建具が配置された間取り図(図8)
において、移動したい建具を選択してアクティブ状態と
し、その後、ドラッグアンドドロップにより部屋線に添
って上下、又は左右に移動することで、建具を移動す
る。この場合の建具移動単位としては、0.5Gである
が、更に細かく移動可能にしてもよい。
【0046】ユーザにより変更する建具の選択(ステッ
プ23)、又は変更する建具位置の選択(ステップ2
4)が完了すると、制御部11は、選択された変更内容
を取得し、間取りに反映させて表示する(ステップ2
5)。
【0047】本実施形態により自動配置された建具が間
取りに反映された設計図データは、所定の形式で記憶装
置16に記憶される。また、記憶媒体駆動装置17によ
り所定の記憶媒体に記憶させることも可能である。更
に、通信制御装置18を介して外部の装置に送信するこ
とも可能である。なお、設計図の所定形式は、従来から
使用されている図面に関する各種形式での保存が可能で
ある。また、記憶媒体駆動装置17や通信制御装置18
を介して間取りデータを取得した場合には、その間取り
データと同一の形式で保存される。
【0048】以上、本発明の設計支援装置及び設計支援
プログラムが格納された記憶媒体における1実施形態に
ついて説明したが、本発明は説明した実施形態に限定さ
れるものではなく、各請求項に記載した範囲において各
種の変形を行うことが可能である。例えば、説明した実
施形態では、部屋線の属性に外部を含まない場合の建具
として、部屋線で仕切られる両部屋の種類と、部屋線の
長さだけから決定していた。このため、図14に示され
るように、2つの洋間の間にはさまれて押入とクロゼッ
トが配置されている場合、図3、4の内部建具テーブル
から、2枚引違戸(幅2Gの場合)が押入の両側に自動
配置され、4枚可動間仕切(幅2Gの場合)がクロゼッ
トの両側に自動配置されてしまうことになる。そこで、
部屋線の属性だけから建具を決定するのではなく、部屋
線の属性に加えて両側の部屋に対する制約条件や、判断
対象である部屋線で仕切られる部屋と接している他の部
屋の状態を考慮して決定するようにしてもよい。部屋に
対する制約条件としては以下のものが考えられる。 (a)押入、クロゼット等の収納の部屋、トイレ、浴室
等には建具が1つのみ自動配置される。 (b)和室、洋室等の部屋には、収納の部屋との建具が
原則として1つのみ自動配置される。例外として、収納
の部屋に建具が配置されなくなる場合、和室、洋室等と
接する部屋線に建具が配置される。どの和室、洋室等と
の間の部屋線に配置されるか否かについては、最初に判
断された部屋とする。
【0049】また、説明した実施形態では、建具データ
ベース163の内部建具テーブル(図3、図4)と外部
建具テーブルにおいて、部屋線の属性によって決められ
る建具が一定している場合について説明したが、変更で
きるようにしてもよい。変更内容としては、建具の種類
を変更したり、空白部分にも新たに建具を追加したりす
ることができる。両テーブルの変更方法としては、ユー
ザが個別に行う場合と、学習による変更とが可能であ
る。
【0050】学習によるテーブル変更は、次の方法によ
る。ユーザが作成完了したプランから各部屋線と建具の
関係を建具自動配置する(説明した上記実施形態による
建具自動配置処理による)。そして、最終的に決定した
建具を図3、4の内部建具テーブル、及び図5の外部建
具テーブルのマトリクスと同一の要素(縦軸、横軸)の
マトリクスを使用し、マトリクスの交点毎に集計(建具
毎に選択回数をカウント)する。この集計は各プラン毎
に行う。そして、建具自動配置の際、該当マトリクスの
交点に複数の建具候補が存在する場合、過去に選択され
た回数が最も多い建具を選択して自動配置する。デフォ
ルトの建具のみしか存在しない場合にはデフォルト値を
使用する。なお、内部建具テーブル(図3、図4)と外
部建具テーブルを変更した場合であっても、変更前の初
期状態におけるデータはデフォルト値として保存されて
おり、初期状態にリセットすることも可能である。
【0051】
【発明の効果】本発明によれば、間取りデータに基づい
て建具を自動的に、短時間で且つ容易に配置することが
できる。従って、顧客の興味がある間取り設計や変更等
に時間を割くことができ、外観斜視図も顧客イメージに
合致したものを早期に提示することができ、顧客と対面
しながら行うプランニングを行う場合における初期段階
での営業支援ツールとして有効に利用することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態における設計支援装置の構
成図である。
【図2】設計支援装置をネットワークにより構成した場
合のシステム構成図である。
【図3】建具データベースに格納された内部建具テーブ
ルの内容の一部を表した説明図である。
【図4】建具データベースに格納された内部建具テーブ
ルの内容の他の一部を表した説明図である。
【図5】建具データベースに格納された外部建具テーブ
ルの内容を表した説明図である。
【図6】設計支援処理における各段階で表示装置に表示
される画像状態を表した説明図である。
【図7】設計支援処理における各段階で表示装置に表示
される画像状態を表した説明図である。
【図8】設計支援処理における各段階で表示装置に表示
される画像状態を表した説明図である。
【図9】設計支援処理における各段階で表示装置に表示
される画像状態を表した説明図である。
【図10】建具自動配置処理の処理動作を表したフロー
チャートである。
【図11】自動決定した建具の配位置位置についての説
明図である。
【図12】建具変更処理の動作を表したフローチャート
である。
【図13】建具変更処理における可能配置位置を表した
説明図である。
【図14】押入とクロゼットが2つの洋間間に挟まれた
状態を表した説明図である。
【符号の説明】
11 制御部 12 キーボード 13 マウス 14 表示装置 15 印刷装置 16 記憶装置 17 記憶媒体駆動装置 18 通信制御装置 19 入出力I/F 20 文字認識装置 21 音声認識装置

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各部屋の間取りについての間取りデータ
    を取得する間取りデータ取得手段と、 前記取得した間取りにより各部屋を仕切る部屋線を特定
    する部屋線特定手段と、 前記特定した部屋線の属性を、前記間取りデータに基づ
    く当該部屋線で仕切られる両側の空間の種別から決定す
    る属性決定手段と、 前記決定した部屋線の属性から、当該部屋線に対する建
    具を決定する建具決定手段と、を具備することを特徴と
    する設計支援装置。
  2. 【請求項2】 属性決定手段は、部屋線で仕切られる部
    屋の種類又は外部の区別、及び部屋線の長さを属性とし
    て決定することを特徴とする請求項1に記載の設計支援
    装置。
  3. 【請求項3】 属性決定手段は、部屋線で仕切られる一
    方が部屋で他方が外部である場合、前記部屋の前記部屋
    線で仕切られる面の方位を含めて属性を決定することを
    特徴とする請求項1又は請求項2に記載の設計支援装
    置。
  4. 【請求項4】 前記建具決定手段は、部屋線の属性に対
    応して配置される建具が決められた建具データベースに
    基づいて建具を決定することを特徴とする請求項1、請
    求項2又は請求項3に記載の設計支援装置。
  5. 【請求項5】 部屋線が部屋と部屋を仕切る場合の建具
    情報が格納された内部建具テーブルと、部屋線が部屋と
    外部とを仕切る場合の建具情報が格納された外部建具テ
    ーブルとからなる建具データベースを備え、 前記内部建具テーブルは両部屋の種類と部屋線の長さに
    対応した建具情報が格納され、 前記外部建具テーブルは、部屋の種類と前記部屋の前記
    部屋線で仕切られる面の方位と部屋線の長さに対応した
    建具情報が格納されていることを特徴とする請求項4に
    記載の設計支援装置。
  6. 【請求項6】 前記建具決定手段は、建具の配置位置と
    して部屋線の中央に配置することを特徴とする請求項1
    から請求項5のうちのいずれか1の請求項に記載の設計
    支援装置。
  7. 【請求項7】 前記建具決定手段で決定した建具の種類
    と配置位置の少なくとも一方を変更する変更手段を備え
    たことを特徴とする請求項1から請求項6のうちのいず
    れか1の請求項に記載の設計支援装置。
  8. 【請求項8】 部屋線に対して最終決定された建具を、
    その部屋線の属性と対応付けて記憶する決定建具記憶手
    段と、 この決定建具記憶手段に記憶された部屋線の属性と建具
    との関係から、前記建具決定手段で使用する前記建具デ
    ータベースの内容を変更する建具学習手段と、を具備す
    ることを特徴とする請求項1から請求項7のうちのいず
    れか1の請求項に記載の設計支援装置。
  9. 【請求項9】 前記建具決定手段は、部屋線の属性及び
    部屋線で仕切られる両側の部屋に対する制約条件から、
    当該部屋線に対する建具を決定することを特徴とする請
    求項1から請求項8のうちのいずれか1の請求項に記載
    の設計支援装置。
  10. 【請求項10】 各部屋の間取りについての間取りデー
    タを取得する間取りデータ取得ステップと、 前記取得した間取りにより各部屋を仕切る部屋線を特定
    する部屋線特定ステップと、 前記特定した部屋線の属性を、前記間取りデータに基づ
    く当該部屋線で仕切られる両側の空間の種別から決定す
    る属性決定ステップと、 前記決定した部屋線の属性から、当該部屋線に対する建
    具を決定する建具決定ステップと、からなる設計支援方
    法。
  11. 【請求項11】 各部屋の間取りについての間取りデー
    タを取得する間取りデータ取得機能と、 前記取得した間取りにより各部屋を仕切る部屋線を特定
    する部屋線特定機能と、 前記特定した部屋線の属性を、前記間取りデータに基づ
    く当該部屋線で仕切られる両側の空間の種別から決定す
    る属性決定機能と、 前記決定した部屋線の属性から、当該部屋線に対する建
    具を決定する建具決定機能と、をコンピュータに実行さ
    せるための設計支援プログラムが格納された記憶媒体。
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