JP4467904B2 - 集合住宅の間取りの選定システムおよび方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は集合住宅の間取りの選定システムおよび方法に関する。さらに詳しくは、マンションなどの集合住宅において、ユーザーの希望をきめ細かく取り上げることができ、かつ高度な熟練を要することなく比較的簡単に集合住宅のプラニング(間取り)をすることができる集合住宅の間取りの選定システムおよび方法に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】
従来より、マンション、団地、アパートなどの集合住宅においては、主として工期短縮およびコスト削減、さらには構造上の制約のため限られた種類の間取りしか提供されておらず、広さが同じであれば、どの住戸も似たような間取りであった。とくに、高層集合住宅の上下階においては、柱の位置が共通しており、かつ台所や浴室などの水廻りの給排水管を収容するパイプスペースも共通しているため、同一の間取りを採用しているケースがほとんどであった。
【0003】
これに対し、最近、とくに民間のディベロッパーが販売するマンションにおいて、いわゆるフリープラニングを取り入れ、ユーザーの希望をある程度反映させることができるものもあるが、ベランダ側に広めのリビングを取るか、またはリビングを節約してその分居室を1つ増やすといった、きわめて限られた範囲の自由度しかユーザーには与えられていないのが実情である。
【0004】
一方、住宅の供給側にとっても、販売戦略上、ユーザーの希望に沿った間取りを提供しようとしても、構造上または法律上の制約によりユーザーの希望通りにはいかない場合がある。そして、いくつかの制約を克服しつつ間取りを選定するには高度の建築上および法律上の知識を要するため、相応の費用が回収できる注文住宅を除き、一般のマンションなどではユーザーの希望を取り入れたプラニングは行なわれていない。
【0005】
本発明は、前述した従来技術の問題を解消するためになされたものであり、ユーザーの希望をきめ細かく取り上げることができ、かつ高度な熟練を要することなく比較的簡単に建物のプラニングをすることができる集合住宅の間取りの選定システムおよび方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の集合住宅の間取りの選定システムは、マンションにおける、窓、玄関ドア、パイプスペース、バルコニー、共用廊下の位置が固定された共用部分にかかわる要素からなる住戸の基本プランの例と、
前記パイプスペースを含むように設定された水廻りユニットのプランの例と、
前記基本プランにかかわる住戸のベランダ側の形状と、前記水廻りのプランにかかわる水廻りユニットの形状に適合するリビングのプランの例と、
当該リビング以外の居室の複数種類のプランと、
納戸、押入、ウォークインクローゼットを含む複数の収納スペースのプランが格納された記憶手段と、
前記記憶手段に格納されている前記基本プランと、水廻りユニットのプランの例、水廻りユニットの形状に適合するリビングのプランの例、リビング以外の居室の複数種類のプラン、複数の収納スペースのプランとを呼び出して合成処理を行なう処理手段である中央処理装置と、
前記基本プラン、水廻りユニットのプラン、リビングのプラン、居室のプランおよび収納スペースのプランの例を呼び出して合成処理する集合住宅のプランの作成過程を表示する表示手段と、
前記記憶手段に記憶されている複数の基本プラン、水廻りユニットのプラン、リビングのプラン、居室のプランおよび収納スペースのプランの選定および合成の指示を行なう入力手段と、前記基本プラン、水廻りユニットのプラン、リビングのプラン、居室のプランおよび収納スペースのプランの例のうちから選定されたプランを格納するRAMとを備える集合住宅の間取りの選定システムを用いて、
集合住宅の間取りを選定する間取り選定方法であって、
(i)前記記憶手段に記憶されている前記基本プランを前記RAMに呼び出して前記表示手段上に表示する工程、
(ii)前記工程(i)についで、前記記憶手段に記憶されている、基本プラン上のパイプスペースを含んだ複数種類の水廻りユニットのプランの例を前記RAMに呼び出して表示手段上に表示し、前記入力手段の操作により選定された前記水廻りユニットのプランを前記中央処理装置によって前記住戸の基本プランの所定の位置に合成する工程、
(iii)前記工程(ii)についで、前記記憶手段に記憶されている複数種類のリビングのプランの例を前記RAMに呼び出して表示手段上に表示し、前記入力手段の操作により選定されたリビングのプランを前記中央処理装置によって前記住戸の基本プランの所定の位置に合成する工程、
(iv)前記工程(iii)についで、前記記憶手段に記憶されている複数種類の居室のプランの例を前記RAMに呼び出して表示手段上に表示し、前記入力手段の操作により選定された居室のプランを前記中央処理装置によって前記住戸の基本プランの所定の位置に合成する工程、
(v)前記工程(iv)についで、前記記憶手段に記憶されている複数種類の収納スペースのプランの例を前記RAMに呼び出して表示手段上に表示し、前記住戸の基本プラン例の空きスペースの範囲内で、前記入力手段の操作により選定された収納スペースのプランを前記中央処理装置によって前記住戸の基本プランの所定の位置に合成する工程、および
前記工程(i)〜(v)により選定した基本プラン、水廻りユニットのプラン、リビングのプラン、居室のプランおよび収納スペースのプランをそれらの付帯情報を関連づけて完成したプランとして記憶する工程
を含むことを特徴とする集合住宅の間取りの選定方法であって、
前記水廻りユニットが、前記パイプスペースを含んだL型キッチン、I型キッチンおよびカウンターキッチンと、該L型キッチン、I型キッチンまたはカウンターキッチンに対応する浴室、トイレ、洗面台とからなり、
前記工程(ii)は、前記L型キッチン、I型キッチンまたはカウンターキッチンのうちのいずれかを選定させる工程をさらに含み、前記水廻りユニットを合成する工程は前記選定されたキッチンと、浴室、トイレおよび洗面台とからなるパイプスペースを含む水廻りユニットのプランを住戸の基本プランの所定の位置に合成し、
前記工程(iii)は、前記リビングのプランを、前記水廻りユニットと連続しかつベランダ側の窓に面するように、さらに前記工程(ii)においてカウンターキッチンが選定された場合は当該カウンターキッチンと連続するように、住戸の基本プランの所定の位置に合成し、
前記工程(iv)において、中央処理装置が、基本プランから水廻りユニット、リビングおよび居室のプランを除外したスペースに、選定された収納スペースを合成することを特徴としている。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照しつつ、本発明の集合住宅の間取りの選定システムおよび方法を詳細に説明する。
【0009】
図1は本発明の集合住宅の間取りの選定システムの構成図であり、該選定システムSは、各種の演算や処理を行なう、処理手段である中央処理装置(CPU)1を中心として、集合住宅のプランの例などを記憶している記憶手段2、かかるプランの例や集合住宅のプランの作成過程を表示する表示手段3、入力手段4、およびプラニングの結果を出力する出力手段5から構成されている。
【0010】
前記記憶手段2は、たとえばROMやRAMなどのメモリーからなっており、集合住宅の間取りを選定する際の基礎となる各種のデータが記憶されている。このデータには、図2に示されるような、プラニングを行なう対象となる住戸の基本プランPが含まれており、この基本プランPには窓W、玄関ドアD、パイプスペースPS、バルコニー、共用廊下などの当該住戸においてその位置が固定されている、共用部分にかかわる要素が予め入力されている。本発明は、この共用部分以外のいわゆる専用部分についてプラニングを行なうものである。
【0011】
前記住戸のプランPは、一棟の建物に対して通常は複数種類存在している。たとえば、平面がL字形の建物の場合、コーナーに位置する住戸と直線部分に位置する住戸とでは窓や玄関の配置が異なっており、また平面がI字形の建物においても、両端の住戸とそのあいだに位置する住戸とでは窓の配置が異なっている。さらに、多くの建物は、立地上の制約などにより前述したL字形やI字形以外の複雑な平面形状を有しており、またユーザーのニーズに応じて面積やタイプ(4LDK、3LDK、2LDKなどの各種タイプのこと)の異なる住戸を提供することが一般的である。したがって、記憶手段2には、対象となる特定の建物におけるすべての種類の住戸の基本プランPが記憶されている。
【0012】
前述したデータには、さらにパイプスペースを含むように設定された複数種類の水廻りのプラン、および住戸のベランダ側の形状および前記水廻りの形状に適合し、かつ面積の異なる複数種類のリビングのプランが含まれている。
【0013】
構造、コストおよびメンテナンス上の理由により給排水管を収納しているパイプスペースは建物の上下階において同一の平面位置にあるのが好ましく、かつ一般的である。また、水を多量に使用する台所、浴室およびトイレなどは全体を水廻りとして一つのユニットと考えることができる。そこで、本発明では、かかる水廻りのユニットをパイプスペースの近傍に配置するという前提のもとに、複数種類の水廻りのプランが基本となる住戸のプラン毎にデータとして記憶手段2に記憶されている。
【0014】
この水廻りKのプランの例としては、たとえば図3に示されるような、それぞれL型キッチン(図3の(a))、I型キッチン(図3の(b))およびカウンターキッチン(図3の(c))を中心とした水廻りをあげることができるが、本発明はこれらに限定されるものではなく、建物のグレードやパイプスペースPSの位置などに応じて他の型式の水廻りを採用することもできる。なお、図3に示される例では、トイレTと浴室Bが一体になっているが、トイレTを台所ユニットとは別の位置に配置するようにしてもよい。すなわち、本明細書において、「水廻り」とは、台所、浴室、トイレ、洗面台など水を使用する部位からなるものであるが、すべての部位が水廻りのプラン中に含まれている場合に限定されるものではなく、それらの一部だけを水廻りのプランとする場合も含まれる。また、水廻りのプランにおいて、すべての部位が複数のバリエーションを有している場合だけでなく、たとえば台所の形状が固定されており、その他の浴室などの形状が種々変化するような場合も含まれる。
【0015】
リビング(本明細書においては、簡単のために、ダイニングとリビングを合わせてリビングと称する)は、ベランダに面して設けられるのが一般的であり、また台所を含む水廻りと連続して配置する必要があるので、本発明では、住戸のベランダ側の形状および水廻りの形状に適合し、面積の異なる複数種類のプランが記憶手段2に記憶されている。具体的には、たとえば図4に示されるように、3つのタイプのリビングLが記憶されている。
【0016】
広いリビングを希望するユーザーは、図4の実線または破線で示されるリビングを選定するであろうし、後述するように部屋数を多く確保したいユーザーは図4の一点鎖線で示されるリビングを選定することになる。
【0017】
なお、図4に示される例では、ベランダが短いため、ベランダ全体にリビングが面しているタイプをデータとして記憶しているが、ベランダ長さを大きくとれる住戸の場合は、ベランダに面するスペースの一部をリビングとし、残りを居室とするようになリビングプランを採用することができる。
【0018】
前記データには、さらにリビング以外の居室の複数種類のプラン、および納戸を含む複数の収納スペースのプランが含まれている。
【0019】
居室については、居室用として利用できるスペースが限られてくるため、ベランダ以外の窓、たとえば廊下側の窓に面するスペースは基本的に居室として利用するという前提で複数種類の居室のプランが記憶手段2に記憶されている。
【0020】
また、前述した水廻り、リビングおよび居室以外のスペースのプラニング用データとして、納戸、押入、ウォークインクローゼットなどの収納スペースの複数のプランも記憶手段2に記憶されている。
【0021】
本発明における表示手段3および入力手段4は、とくに限定されるものではなく、通常のものを用いることができ、たとえば表示手段3としては、液晶表示素子、プラズマ表示素子またはCRTなどを用いることができ、また入力手段4としては、キーボードやマウスなどを用いることができる。
【0022】
つぎに前述したシステムを用いた、本発明の集合住宅の間取りの選定方法について説明する。
【0023】
(1)まず、記憶手段2に記憶されている住戸の基本プランを呼び出して表示手段3上に表示する。その際、各住戸のプランに対して、延床面積やおおよその価格(プラニングによって多少の価格の変動が考えられるが、標準的プラニングに対する価格または価格帯を入力しておく)を付属情報として入力しておき、ユーザーの希望に応じて、延床面積や価格によって住戸のプランを絞り込んで、絞り込まれたいくつかのプランを表示するようにしてもよい。そして、基本となる住戸のプランが入力手段4によって選定されると、当該プランだけが表示手段3上に表示される。この選定は、キーボードで番号を入力して行なうようにしてもよいし、表示手段3上のポインターをマウスを用いてプランの上に移動させて当該マウスをクリックすることで行なうようにしてもよい。
【0024】
(2)つぎに水廻りのプラニングを行なう。前記(1)のステップで選定された基本プラン毎に予め記憶されている複数のプランを表示手段3上に表示する。この水廻りのプランには、前述したように、通常浴室、トイレおよび洗面所などが含まれており、かつパイプスペースを含むように設定されている。入力手段4により水廻りのプランが選定されると、中央処理装置1によって当該水廻りのプランが基本プラン上に合成される(図3参照)。
【0025】
(3)ついでリビングのプラニングを行なう。水廻りの場合と同様にして、基本のプランに対応した複数のリビングのプランを表示手段3上に表示し、入力手段4の操作により所望のリビングを選定する。選定されたプランは中央処理装置1によって基本プランの上に合成される(図4参照)。
【0026】
(4)つぎに、リビング以外の複数の居室のプランを表示手段3上に表示し、入力手段4の操作により所望の居室を選定する。選定されたプランは、中央処理装置1によって基本プランの上に合成される。通常、ベランダに面する窓以外の窓に対応して居室が設定されるが、このような窓が複数存在する場合は、それぞれの窓に面する居室について順次プランの選定を行なう。
【0027】
(5)最後に収納スペースのプラニングを行なう。前記水廻りなどと同様にして、複数の収納スペースのプランを表示手段3上に表示し、入力手段4の操作により、前記基本プランの空きスペースの範囲内で所望のプランを選定する。選定されたプランは、中央処理装置1によって基本プランの上に合成される(図5参照)。図5において、CLは収納スペースであるウォークインクローゼットを示している。
【0028】
なお、ユーザーによっては、収納スペースよりも、多少面積が小さくても部屋を希望する場合がある。この場合、リビングなどの窓に面するスペースに続くスペースではリビングなどとのあいだにふすまや引き戸などの開口部を形成することで部屋として使用することができる。
【0029】
そこで、本発明では、収納スペースをプラニングするのに代えて、または複数の収納スペースが存在する場合にその一部について、収納スペースと同面積の窓無しタイプの部屋のプラニングを行なうこともできる。この窓無しタイプの部屋は、たとえば前記ふすまなどの開口部を介してリビングなどと連続した空間になり得る部屋であり、このタイプの部屋の複数のプランを前記表示手段3上に表示し、前記入力手段4を操作して、前記住戸のプランの空きスペースの範囲内で所望のプランを選定する。この選定された窓無しタイプの部屋Rのプランは前記中央処理装置1によって、前記住戸のプランの所定の位置に合成される(図6参照)。
【0030】
(6)以上のようにして、プラニングが終了するが、できあがった間取りは中央処理装置1に接続されたプリンターなどの出力手段5により出力することができる。その際、部屋の種類ごとに色分けなどをすれば見易くなる。
【0031】
なお、以上述べた操作によって完成したプランを記憶手段に記憶させておくとともに、各プランに対応してどのような台所を選定したのか、または居室の数はいくつであるのかといった付帯情報を関連づけて記憶させておき、新たなユーザーに対して、希望する台所の種別や居室の数などにより簡単にサンプルプランを検索することができるようにしてもよい。
【0032】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、部屋の種類ごとに予め記憶させておいた複数のプランの中から所望のプランを選定することにより、ユーザーの希望に沿ったプラニングを簡単に行なうことができ、マンションなどの集合住宅の販売戦略上非常に有効なツールとなり得る。そして、選定の対象が複数種類存在するとともに、各対象について選択肢が数個〜数十個存在するので、従来のせいぜい数種類のバリエーションとは異なり数十〜数百種類もの豊富なバリエーションを提供することができる。また、所定の手順にしたがって操作をしていけばよいので、高度の知識や経験を必要としない。したがって、現場の営業マンでも比較的簡単にプラニングをすることができ、携帯用のパソコンなどを利用すれば客先でも商談を進めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の集合住宅の間取りの選定システムの構成図である。
【図2】住戸の基本プランの一例を示す図である。
【図3】台所のプランの例を示す図である。
【図4】リビングのプランの例を示す図である。
【図5】完成した集合住宅の間取りの一例を示す図である。
【図6】集合住宅の間取りの他の例を示す図である。
【符号の説明】
S 集合住宅の間取りの選定システム
1 中央処理装置
2 記憶手段
3 表示手段
4 入力手段
5 出力手段
Claims (1)
- マンションにおける、窓、玄関ドア、パイプスペース、バルコニー、共用廊下の位置が固定された共用部分にかかわる要素からなる住戸の基本プランの例と、
前記パイプスペースを含むように設定された水廻りユニットのプランの例と、
前記基本プランにかかわる住戸のベランダ側の形状と、前記水廻りのプランにかかわる水廻りユニットの形状に適合するリビングのプランの例と、
当該リビング以外の居室の複数種類のプランと、
納戸、押入、ウォークインクローゼットを含む複数の収納スペースのプランが格納された記憶手段と、
前記記憶手段に格納されている前記基本プランと、水廻りユニットのプランの例、水廻りユニットの形状に適合するリビングのプランの例、リビング以外の居室の複数種類のプラン、複数の収納スペースのプランとを呼び出して合成処理を行なう処理手段である中央処理装置と、
前記基本プラン、水廻りユニットのプラン、リビングのプラン、居室のプランおよび収納スペースのプランの例を呼び出して合成処理する集合住宅のプランの作成過程を表示する表示手段と、
前記記憶手段に記憶されている複数の基本プラン、水廻りユニットのプラン、リビングのプラン、居室のプランおよび収納スペースのプランの選定および合成の指示を行なう入力手段と、前記基本プラン、水廻りユニットのプラン、リビングのプラン、居室のプランおよび収納スペースのプランの例のうちから選定されたプランを格納するRAMとを備える集合住宅の間取りの選定システムを用いて、
集合住宅の間取りを選定する間取り選定方法であって、
(i)前記記憶手段に記憶されている前記基本プランを前記RAMに呼び出して前記表示手段上に表示する工程、
(ii)前記工程(i)についで、前記記憶手段に記憶されている、基本プラン上のパイプスペースを含んだ複数種類の水廻りユニットのプランの例を前記RAMに呼び出して表示手段上に表示し、前記入力手段の操作により選定された前記水廻りユニットのプランを前記中央処理装置によって前記住戸の基本プランの所定の位置に合成する工程、
(iii)前記工程(ii)についで、前記記憶手段に記憶されている複数種類のリビングのプランの例を前記RAMに呼び出して表示手段上に表示し、前記入力手段の操作により選定されたリビングのプランを前記中央処理装置によって前記住戸の基本プランの所定の位置に合成する工程、
(iv)前記工程(iii)についで、前記記憶手段に記憶されている複数種類の居室のプランの例を前記RAMに呼び出して表示手段上に表示し、前記入力手段の操作により選定された居室のプランを前記中央処理装置によって前記住戸の基本プランの所定の位置に合成する工程、
(v)前記工程(iv)についで、前記記憶手段に記憶されている複数種類の収納スペースのプランの例を前記RAMに呼び出して表示手段上に表示し、前記住戸の基本プラン例の空きスペースの範囲内で、前記入力手段の操作により選定された収納スペースのプランを前記中央処理装置によって前記住戸の基本プランの所定の位置に合成する工程、および
前記工程(i)〜(v)により選定した基本プラン、水廻りユニットのプラン、リビングのプラン、居室のプランおよび収納スペースのプランをそれらの付帯情報を関連づけて完成したプランとして記憶する工程
を含むことを特徴とする集合住宅の間取りの選定方法であって、
前記水廻りユニットが、前記パイプスペースを含んだL型キッチン、I型キッチンおよびカウンターキッチンと、該L型キッチン、I型キッチンまたはカウンターキッチンに対応する浴室、トイレ、洗面台とからなり、
前記工程(ii)は、前記L型キッチン、I型キッチンまたはカウンターキッチンのうちのいずれかを選定させる工程をさらに含み、前記水廻りユニットを合成する工程は前記選定されたキッチンと、浴室、トイレおよび洗面台とからなるパイプスペースを含む水廻りユニットのプランを住戸の基本プランの所定の位置に合成し、
前記工程(iii)は、前記リビングのプランを、前記水廻りユニットと連続しかつベランダ側の窓に面するように、さらに前記工程(ii)においてカウンターキッチンが選定された場合は当該カウンターキッチンと連続するように、住戸の基本プランの所定の位置に合成し、
前記工程(iv)において、中央処理装置が、基本プランから水廻りユニット、リビングおよび居室のプランを除外したスペースに、選定された収納スペースを合成することを含んでなる
ことを特徴とする集合住宅の間取りの選定方法。
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Publication Number | Publication Date |
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JP2004326699A JP2004326699A (ja) | 2004-11-18 |
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