JPH05324745A - 家屋におけるコンセント位置の自動設定方法及び装置 - Google Patents

家屋におけるコンセント位置の自動設定方法及び装置

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JPH05324745A
JPH05324745A JP4156128A JP15612892A JPH05324745A JP H05324745 A JPH05324745 A JP H05324745A JP 4156128 A JP4156128 A JP 4156128A JP 15612892 A JP15612892 A JP 15612892A JP H05324745 A JPH05324745 A JP H05324745A
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Nobuyuki Chikada
伸行 近田
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修 平林
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 特別な知識がなくても、簡単に屋内配線図を
作成するために必要なコンセントの設置箇所を自動配置
することができる装置を提供すること 【構成】 建物の平面図を構成する各部屋を区切る仕切
り線を少なくとも壁と、窓等の開口部と、扉とに区別し
た状態で記憶するとともに、前記部屋の種類を示す属性
を合わせて記憶保持する家屋データ記憶手段2と、部屋
の種類の特質にあわせて作成された設定ルールを記憶保
持する設定ルール記憶手段10とを有し、その家屋デー
タ記憶手段に格納された任意の部屋についてのデータを
部屋データ抽出手段3にて抽出し、それを壁抽出手段
6、扉抽出手段7、コーナー抽出手段8を用いてデータ
解析し、その結果をコンセント設定手段9に送る。ここ
において、記憶手段10から送られてくるルールに基づ
いて部屋の壁面に、バランス良く、かつ工事性・使用性
を考慮してコンセントを設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、家屋におけるコンセン
ト位置の自動設定方法及び装置に関するものである。
【0002】
【発明の背景】一般の居住用の建物(一戸建て並びに集
合住宅等)に、スイッチ,コンセント,電灯等の電気設
備を設置するにあたり、予めその建物の間取りを記載し
た平面図上に上記各電気設備の設置位置並びにそれら各
設備を結ぶ屋内配線を記入した屋内配線図面を作成し、
実際に工事を行う人は、その屋内配線図面にしたがっ
て、取り付け作業を行うようになっている。
【0003】そして、上記屋内配線図面の実際の作成状
況としては、上記電気工事を行う工事店の人が、工務店
等から入手した建築平面図に基づいて手書きで屋内配線
図面を作成していたため、作成に手間がかかり、しか
も、設置個数や設置箇所を決定するためには、長年の経
験に伴う知識等を要するため、適切に設定することがで
きないことも多々ある。その結果、作成された屋内配線
図の質が必ずしも一定とはならず、中には、質の低いも
のが作成されるおそれもある。そして、その様に質の悪
い屋内配線図にしたがって作業等をしようとすると、そ
の工事が煩雑で、設置後のコンセントも使いづらくなっ
てしまう。さらに、上記のように手書きによる屋内配線
図面のため、その保管・管理が不便で、また、設置箇所
が不明となるおそれもある。
【0004】本発明は、上記した背景に鑑みてなされた
もので、その目的とするところは、屋内配線図を作成す
るために必要なコンセントの設置箇所を自動配置するこ
とができ、屋内配線図面の作成に要する労力の軽減を図
るとともに、特別な知識を有していなくても作成するこ
とができ、しかも作成された屋内配線図の質の均一かつ
向上を図ることのできる家屋におけるコンセント位置の
自動設定方法及び装置を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ため、本発明に係る家屋におけるコンセント位置の自動
設定方法及び装置では、建物の平面図を記憶させる際
に、その建物を構成する各部屋を区切る仕切り線を少な
くとも壁と、窓等の開口部と、扉とを区別した状態で格
納するとともに、前記部屋の種類を示す属性を合わせて
格納し、次いで前記部屋にコンセントを配置する際に、
その部屋に関するデータを読み込むとともに、その部屋
の種類に対応して予め作成された所定のルールを読み込
むとともに、そのルールにしたがって、前記壁の所定位
置にコンセントを配置するようにした。
【0006】また、上記方法を実行するのに適した装置
としては、建物の平面図を構成する各部屋を区切る仕切
り線を少なくとも壁と、窓等の開口部と、扉とを区別し
た状態で記憶するとともに、前記部屋の種類を示す属性
を合わせて記憶保持する家屋データ記憶手段と、部屋の
種類の特質にあわせて作成された設定ルールを記憶保持
する設定ルール記憶手段と、家屋データ記憶手段に格納
された少なくとも任意の部屋についてのデータを取り出
す部屋データ抽出手段と、そのデータ抽出手段により抽
出されたデータに基づいて、壁部分と他の部分とを分離
抽出する壁抽出手段、扉の中から主たる扉を抽出する扉
抽出手段、主たるコーナーを抽出するコーナー抽出手
段、並びに前記部屋の大きさから設定するコンセントの
適性数を求める手段と、上記各抽出手段から送られてく
るデータと、前記設定ルール記憶手段から送られてくる
ルールに基づいてその部屋の壁の所定位置に所定数のコ
ンセントを設定するコンセント設定手段とから構成する
ことである。
【0007】
【作用】建物の平面図を構成する各部屋を区切る仕切り
線を少なくとも壁と、窓等の開口部と、扉とを区別した
状態で記憶するとともに、前記部屋の種類を示す属性を
合わせて記憶保持している記憶手段から、所定の部屋に
関するデータを読み出す。次いで、読み込んだ部屋の種
類を判別するとともに、原則として部屋を区切る仕切り
線を、壁,開口部(扉とそれ以外)に分離する。そし
て、判別した部屋の種類に応じて必要な設定ルールを設
定ルール記憶手段より読み込み、そのルールにしたがっ
て、その部屋の壁面の所定位置にコンセントを設置す
る。
【0008】
【実施例】以下、本発明に係る家屋におけるコンセント
位置の自動設定方法及び装置の好適な実施例について添
付図面を参照にして詳述する。図1は本発明に係る自動
設定装置の好適な一実施例を示している。同図に示すよ
うに、タブレット,デジタイザ,キーボード,マウス等
の入力装置1から入力された間取り等の建築平面図が、
家屋データ記憶手段2に格納されるようになっている。
【0009】この時、各部屋の種類(居間,台所,浴
槽,洗面所,便所,玄関,廊下等)を示す属性を合わせ
て格納する。なお、後述するごとく、本発明における居
間とは、間取り(建築平面図)上、居間と記載されてい
るところはもちろん原則として食堂、和室、客間等の上
記特殊の用途のための部屋以外を含むが、最終的に屋内
配線図として出力する時には居間、和室等を区別して表
示したほうが良いため、居間に関しては、その属性を階
層的に記憶させるようにしている。
【0010】そして、コンセント設置処理においては上
位層として格納された「居間」、その他の各部屋(台
所、洗面所等)の属性に基づいて行い、最終的な表示、
出力の際には、居間に関してだけは下位層の具体的な名
称を使用するようにしている。そして、データ入力者の
便宜性を考慮し、係る下位層に使用する部屋の名称と上
位層の居間とを関係連れたテーブルなどを作成してお
き、下位層に使用する名称が入力されたら、上記テーブ
ルに基づき上位層の「居間」という属性を自動生成し格
納するようにしている。尚、このように予め「居間」と
いう属性を格納せず、記憶手段2には、階層の「居
間」、「食堂」、「和室」等を記憶(居間データを間接
的に記憶)させ、実際のコンセント設置の際に上記テー
ブル等から、本発明でいうところの居間に属するか否か
を判断するようにしても良い。
【0011】さらに、各部屋を区切る線並びに建物の外
形線等の仕切り線を、壁,扉,窓等の構成部品に分離
(構成部品の設置箇所を特定)した状態で格納する。す
なわち、仕切り線を構成する各線の始点と終点の座標
(x,y)をペアで格納し、より具体的には、まず部屋
を分離するための仕切り線(このときは仕切り線の構成
(壁とか扉等)は不問)の始点と終点すなわち、各部屋
のコーナーの座標を格納し、次に仕切り線を構成する扉
の始点と終点、壁の始点と終点、窓の始点と終点などを
階層的に記憶させる。さらに好ましくは、床の間,棚等
がある場合には、それらの設置場所を特定した状態で格
納するようになっている。さらに、扉の場合には、その
扉の種類(引き戸,開き戸等)をあわせて格納するよう
にしている。なお、本例でいうところの扉とは、あくま
でも人が出入りをするための扉を意味し、例えば物入等
に設置された開閉扉のようなものは、窓と同様に扱う。
【0012】なお、上記属性等の入力に際しては、すべ
ての部屋についてそれぞれ属性を入力してもよく、或い
は、各部屋の種類の中の一つ(例えば廊下)を除いた部
屋の属性を入力するようにして属性の未入力の部屋が残
りの一つ(廊下)とする等、任意の手法をとることがで
き、また、上記仕切り線についても同様である。
【0013】さらに、上記家屋データ記憶手段2には、
各部屋毎の大きさ(畳数或いは平米数)が対となって格
納されている。この格納方法としては、例えば上記入力
装置1を用いて、人手により入力してもよく、或いは、
間取りなどの平面図を入力する際に、1グリッド間隔を
半間あるい1/3間にするなど予め設定しておいた所定
の尺度に基づいて行うことにより、平面図から自動的に
算出するようにしてもよく、種々の方法をとることがで
きる。なお、この大きさは、少なくとも居間に対して付
与すればよい。
【0014】また、家屋データ記憶手段2には、部屋デ
ータ抽出手段3が接続されており、家屋データ記憶手段
2に格納された各部屋毎のデータを取り出すようになっ
ている。具体的には、各部屋単位で抽出され、抽出した
部屋に関するすべてのデータ(属性、仕切り線の構成部
材、部屋の大きさ、扉の位置付け(扉が面している部屋
の属性や玄関からの距離)等)を読み出すようになる。
【0015】そして、読み出したデータのうち、部屋の
大きさに関するデータは、適性コンセント数決定手段4
に送られ、その部屋に設定するコンセントの適性個数を
求めるようになっている。具体的には、予め作成してお
いた部屋の大きさと設置個数のテーブルに基づいて設定
される。すなわち、一般に日本の場合、居間(特に和
室)の大きさは畳数によりあらわされることが多いた
め、それに対応させ、下記の表に示すようになってい
る。
【0016】
【表1】 また、上記の大きさ以外の畳数の和室の部屋や、洋室の
居間のように畳数よりも平米数で表示されるようなもの
の場合には、テーブル参照により決定できないため、3
2 当り1個とし、端数は切り上げるようにする。すな
わち、その部屋の大きさが平米数で格納されている場合
にはそのまま、また、畳数で格納されている場合には、
それを3.3倍して平米数に変換した値を3で割り、小
数点以下を切り上げ(商、並びに余りがあればその商に
1を足すようにしてもよい)ることにより求めるように
なっている。
【0017】一方、部屋データ抽出手段3にて読み出し
たデータのうち仕切り線に関するデータは、壁抽出手段
5,扉抽出手段6並びにコーナー抽出手段7に送られ
る。そして、壁抽出手段5では、仕切り線を壁とそれ以
外の部分(これを開口部と称する)に分離し、次段のコ
ンセント設定手段8に送るようになっている。なお、本
例では、床の間や出窓等があった場合には、その床の間
等の開口面も開口部とする。また、扉を開けた時にその
扉によって隠れる壁の部分も開口部とする。
【0018】また、扉抽出手段6では、上記部屋の位置
付けに関するデータからその部屋に設けられた扉のう
ち、主たる扉を決定する。この主たる扉は、扉が1個の
場合にはその扉が主たる扉になり、複数ある場合には、
廊下に面している扉を主たる扉とする。そして、すべて
の扉が廊下に面していなかったり、或いは廊下に面して
いる扉が2つ以上ある場合には、最も玄関に近い扉を主
たる扉とする。そして、抽出された主たる扉をコンセン
ト設定手段8に送るようになっている。
【0019】さらに、コーナー抽出手段7では、主たる
コーナーを抽出するようになっている。ここで、主たる
コーナーとは、片側が90cm以上で、反対側が180
cm以上の仕切り線(壁,開口部の合計)があるコーナ
ーを言う。これにより、角が面取りされたり、デザイン
上等の要請から壁等が比較的短い距離で折れ曲がってい
るような場合に、その折れ曲がった各コーナー(の周
囲)が、後述するコーナーの付近に設置するというよう
なルールにおけるコンセント配置対象から除かれるよう
になる。そして、抽出された主たるコーナーをコンセン
ト設定手段8に送るようになっている。
【0020】コンセント設定手段8は、上記各手段5〜
7から送られてきたデータと、設定ルール記憶手段9か
ら送られてくる部屋別設定ルールに基づいて、その部屋
の所定位置にコンセントを自動設定するようになってい
る。この設定ルール記憶手段9には、後述する各部屋の
特徴に対応して予め決定されたルールが格納されてい
る。なお、上記設定ルール記憶手段9から送られてくる
ルールは、部屋データ抽出手段3から設定ルール記憶手
段9に送られる部屋の種別を示す属性信号によって選択
されて出力されるようになっている。
【0021】そして、このコンセント設定手段8の出力
は、屋内配線図記憶手段10に送られ、このコンセント
設定手段8にて配置された、建物の平面図にコンセント
が付与された状態の屋内配線図が格納される。さらに、
この屋内配線図記憶手段10には、コンセント数適否判
断手段11が接続されており、上記コンセント設定手段
8にて実際に配置されて記憶されたコンセントの設置個
数を、適性コンセント数決定手段4にて求められた適性
個数と比較し、その比較結果信号(「多少」および「そ
の差」)をコンセント削除手段12並びにコンセント追
加手段13に送るようになっている。
【0022】そして、コンセント削除手段12では、比
較結果信号が「多い(適性数より多く設定した)」場合
に、所定のルール(設定ルール記憶手段9から与えられ
る)に従って、先に設定したコンセントの中で所定のも
のを削除した後、再度屋内配線図記憶手段10に書き込
む。同様に、コンセント追加手段13では、比較結果信
号が「少ない(適性数より多く設定した)」場合、所定
のルール(設定ルール記憶手段9から与えられる)に従
って、先に配置したコンセントに加え、さらに所定位置
にコンセントを追加した後、再度屋内配線図記憶手段1
0に書き込むようになっている。さらに本例では、屋内
配線図記憶手段10に記憶された屋内配線図が、CRT
等の表示装置14やプリンター等の出力装置15により
出力されるようになっている。
【0023】ここで、コンセント設定手段8,コンセン
ト削除,追加手段12,13にて行われる具体的な処
理、すなわち、設定ルール記憶手段9に格納された設定
ルールについて説明すると、以下の優先順位にしたがっ
て順に処理されるようになっている。そして、基本的な
指針は、当然ではあるが壁に設置(開口部には設置しな
い)し、工事の利便性を考慮して柱や開口部の付近に配
置し、設定後のコンセントの使用者の便宜性を考慮して
部屋内に均等に配置するとともに、家具に隠れにくい場
所で、しかも電気設備の設置の可能性の高い箇所に配置
する(低いところには配置しない)ことを基準としてル
ール設定をしている。
【0024】*居間の場合 <コンセント設定手段8における処理のためのルール> 1.主たる扉の付近に配置を試みる すなわち、主たる扉の付近に配置されるスイッチ(その
部屋に設置される電灯用等)が、室内側に設置されてい
る場合に、そのスイッチの下方にコンセントを設置する
ようにし、スイッチが室内に無い場合には、主たる扉の
付近には、とりあえずコンセントを設置しない。これ
は、入り口付近にコンセントを設けても、その使用の便
宜性はさほど高くない(コンセントのためだけに配線等
の工事を行う手間に比較して)が、スイッチの設置工事
をするなら、それに加えてその下方にまで配線を延ばし
てコンセントを設置する工事の手間はさほど増加しない
ため、使用の便宜性のメリットのほうが多くなるからで
ある。
【0025】具体的には、主たる扉の種類が、図2
(A)に示すように片扉の開き戸(回動により開閉す
る)T1 の場合には、その扉T1 の開き側の室内側に
スイッチ並びにコンセントの設置が可能な場所があるか
否かを判断し、可能な場合にはそこに設置する。一方、
例えば開口部や棚,床の間等があり、配線が不能(配線
は天井から下方に向かって引くため、その途中に開口部
等があると配線することができなくなる)な場合には、
スイッチは室外に設置するため、コンセントは設置しな
い。
【0026】また、同図(B)に示すように、両扉の引
き戸T2 の場合には、室内側でその扉T2 に向かって右
側を第1優先順位とし、この位置が上記したごとく設
定不可のときには、左側に設定を試み、この位置にも
設定ができない場合には、スイッチは室外に設置するた
め、コンセントは設置しない。なお、このように右側
の優先順位を高くしたのは、右利きの人が多いことに着
目して便宜上設定したもので、左側の優先順位の方を
高くしてもよい。
【0027】なお、たとえスイッチが設置できるような
場合であっても、そこ(扉の内側)が一部通路として使
われているような場合には、コンセントを設置しても使
用性が低い(通路を確保するためには物を置くことがで
きないため、その付近に電化製品を置くことが少ない)
ので、コンセントは設置しないというルールを付加した
方が好ましい。
【0028】2.前記ルールで設置されたコンセントと
対角線上のコーナー(「主たるコーナー」以下同じ)に
配置 これは、仮に部屋にコンセントを1個だけ設置するとす
ると、通常は部屋の奥側に設けるものだからである。具
体的には、図3(A)に示すように、主たるコーナーの
うち、前記コンセントの設置位置(黒丸で示す)の対角
線上に位置するコーナーCを抽出し、そのコーナーCの
付近の壁に、図中〜で示す優先順位にしたがって設
置可能か否かを判断し、設置可能な箇所があったらその
位置にコンセントを設定する。
【0029】ここで、対角線上のコーナーCの抽出手法
としては、例えば部屋の中心を求め、上記既設のコンセ
ントと上記中心とを結ぶ線の延長線上に或いはその付近
に位置するコーナーを抽出したりするほか、種々の手法
を採ることができる。また、優先順位1,2は、ともに
コーナーCから75cm程度離れた位置で、優先順位
3,4は同15cm程度離れた位置となっている(以
下、特に説明しない限り同じ)。そして、このようにコ
ーナーから75cm程度程度としたのは、柱の設置間隔
が1/2間(90cm)或いはその倍数を基準に行われ
ることが多く、かかる距離にすることにより、コーナー
Cの次に設置される柱の付近にコンセントを設置する蓋
然性が高くなるからである。そして、コーナーC(柱が
設置されている場合が多い)から15cm程度よりも、
コーナーの次に設置された柱の付近(コーナーから75
cm程度)の優先度を高くしたのは、15cm程度に設
置した場合、そのコーナーにぴったりと家具を設置しよ
うとした場合、係る家具をどの向きに置いてもその家具
によってコンセントが隠れてしまうおそれが高いからで
ある。
【0030】また、同一距離でも優先順位の高い側
(,)の決定は、一つ前のルールにてコンセント
(黒丸で示す)が設定された場合には、その設置された
壁と対向する壁側を抽出することにより決定される。す
なわち、バランス良くコンセントを配置するためであ
る。
【0031】一方、主たる扉が図3(B)に示すよう
に、壁の中間位置に設定されている場合には、ルール1
により配置されたコンセントも壁の中央付近に位置する
こともあるが、係る場合であっても、例えば上記したよ
うに部屋の中心を求め、既設のコンセントとその中心と
を通る直線を引くことにより対角線上のコーナーCを求
めることができる。
【0032】また、ルール1でコンセントが設置できな
かった場合には、主たる扉を基準とし、その扉と対角線
上にあるコーナーを抽出し、そのコーナーの所定位置に
コンセントを配置する。
【0033】なお、上記した本ルールで設定可能な箇所
とは、判断対象となった場所に開口部や棚、床の間等が
なく、天井側から配線を引っ張ってくることができる場
所を言い、以下のルールでも基本的には同様である。
【0034】なお、優先順位の横が壁で、優先順位
の横が窓等の開口部の場合には、最初に優先順位側に
配置を試みる。すなわち、優先順位を逆転する。これ
は、窓等があった場合、その窓枠に沿って配線する方
が、ただの壁中に配線するよりその工事が容易だからで
ある。そして、この優先順位の交換は、以下に示すルー
ル3〜5においても同様に適用する。
【0035】さらにまた、本ルールにしたがって配置さ
れたコンセントが壁の中間となり、90cm以内の移動
で同一面上の開口部に隣接する場合は、そこに移動す
る。すなわち、壁の中間にコンセントを配置すること
は、設置工事が煩雑なばかりでなく、見た目も悪い。し
たがって、開口部があれば、それに隣接して設置するこ
とにより、設置工事の簡略化を図るとともに見た目の向
上も図るためである。但し、この移動により、既設コン
セントの距離が90cm以内となる場合には、移動しな
い。そして、この移動ルールは、以下に示すルール3,
4,7においても同様に適用される。
【0036】3.ルール2により設定されたコーナーの
両隣のコーナーに配置 すなわち、図4に示すように、上記ルール2により設定
されたコーナーCの両側に位置するコーナーC1 ,C2
を抽出し、各コーナーに対して、図示するごとく優先順
位〜を設定し、上記ルール2と同様にして各コーナ
ーでそれぞれ1つの設置箇所を設定する。ここで優先順
位,は、コーナーC1 ,C2 からそれぞれ75cm
程度、優先順位,は15cm離れた位置となってい
る。そして、同一距離で優先順位の高い,側は、前
段階で設定されたコンセントの取り付け面に連続(隣
接)した面(通常の矩形状の部屋の場合には、垂直な
面)側とする。
【0037】なお、図には、ルール2で優先順位(図
3(A))にコンセント(図4中黒丸)が設定された例
について示している。また、両コーナーC1 ,C2 に対
する処理は、本例では、後述するように一旦設定した
後、実際に設定したコンセントの数と適性値とを比較
し、コンセントの追加・削除を行えるようにしたため、
いずれを先に行ってもよいが、例えば、逐次設定してい
き、実際のコンセント設定数が適性数に達した時に設定
処理を終了するような場合(図1中、コンセント削除手
段12やコンセント追加手段13等をなくすとともにコ
ンセント数決定手段4の出力をコンセント設定手段8に
入力し、コンセント設定手段8では、所定のルールにし
たがって与えられた適性数になるまで1個づつコンセン
トを配置するようにした装置を用いることになる)に
は、コーナーCから遠いコーナーC1 側を先に処理する
ようにするのが好ましい。
【0038】4.四隅の残りのコーナーにコンセントを
配置 上記した各ルールを実行してもさらに、四隅のコーナー
の中でコンセントが設置されなかったコーナーが存在し
た場合に、そのコーナーにコンセントを設置する。この
ルールを適用する場合は、例えば図5に示すように、主
たる扉が壁の中間に位置するような場合がある。すなわ
ち、係る場合には、ルール1により扉T3 の開放側に一
番目のコンセント(黒丸で示す(以下同じ))が配置さ
れ、ルール2によりそれと対角線上のコーナーCに二番
目のコンセントが配置され、ルール3によりコーナーC
1 ,C2 に三,四番目のコンセントが配置されたが、残
のコーナーC3 にはコンセントが設置されない。
【0039】よって、このコーナーC3 にコンセントを
優先順位〜(コーナーC3 からの距離は上記と同
様)に従って配置位置を決定する。この時、上記した各
ルールと同様に各位置に開口部等があるか否かの判断が
されるが、この判断に加えて既設コンセント(この例で
は他の4つのコンセント)から直線距離で180cm以
上離れていることとする。すなわち、180cm(1
間)しか離れていない間に複数のコンセントを設置して
も、その設置に伴う作業が煩雑となるだけで、実際の使
用に際してはいずれか1箇所にあれば、電気設備のコー
ドを延ばすだけで十分対応することができるからであ
る。
【0040】なお、本ルールで「四隅」としたのは、畳
を基調とする和室の場合には、その畳数の大小に関係な
く基本的に矩形状から構成され、洋室の場合も基本的に
は矩形状に設定されるのが多いからであり、例えば図6
に示すように和室の場合であっても部屋を仕切る壁Wが
その壁面に沿って物入れが形成されたり、外側にバルコ
ニー等を設置した等の理由により、その一部W1 が他の
部分W2 より突出することがあり、しかも、両部分の境
界となるコーナーC4 が、片側90cm以上で反対側が
180cm以上ある場合には、主たるコーナーとして抽
出されてしまい、さらには、洋室の場合には設定の自由
度が大きいため、五角形以上となることもありえる。
【0041】この場合には、主たるコーナーが5個以上
となり、四隅という文言と若干の矛盾を生じるが、係る
場合には、例えば、図示するように本来一つの壁面が2
つに分離された(W1 とW2 )ような場合には、それら
を一つとみなしてコーナーC4 はないもののとして取り
扱う、すなわち、全体的に見て矩形状とみれる四隅を抽
出するようにしてもよく(かかる場合でも次のルールに
よりそのコーナーが手当てされる)、或いは、矩形状と
見ることができないほど変形している場合には、四隅と
は言いながらも5つ以上のコーナーの中で残ったコーナ
ーすべてにコンセントを設置するようにしてもよい。
【0042】5.四隅の途中のコーナーにコンセントを
配置 すなわち、図6に示すように、四隅の途中にコーナーC
4 がある場合、そのコーナーにもコンセントを配置す
る。この時、既設コンセントに直線距離で遠い方を優先
順位とし、以下〜の順位にしたがって、上記各ル
ールと同様にコンセントの配置の可能性を調べ、いずれ
か1つを特定する。但し、本ルールでも上記ルール5と
同様に既設コンセントから直線距離で180cm以上離
れていない場合には、その箇所には設置しない。
【0043】6.四隅のコーナーが開口部でコンセント
が取り付けられない場合には、最も近い壁にコンセント
を配置 すなわち、洋室の場合にはコーナーにおいてガラス窓同
士を接合することにより、連続する2面を開口部とし、
採光、見晴らしを良くしたりすることがあり、また、和
室の場合でもコーナーに設置した柱を介してその両側が
窓となることが多々ある。係る場合に、開口部の設置箇
所にはコンセントを設置することができないため、なる
だけ近い壁に設置する。これにより、設置箇所は開口部
の近傍に設置されることになり、その設置工事は簡便と
なる。
【0044】なお、この開口部に最も近い壁とは、例え
ば図7(A)に示すように開口部と壁面とが一平面上に
位置している場合はもちろん、同図(B)に示すよう
に、壁の一部が角になっていたとしても、図示するごと
く最も近い壁にコンセントを配置することになる。そし
て、本ルールでも、配置しようとした箇所と既設コンセ
ントとの直線距離が180cmに満たない場合は、設置
しないようにする。
【0045】7.隣接するコーナー間の距離が360c
m以上ある場合には、そのコーナーの中間にコンセント
を配置 すなわち、上記した各ルールでは、基本的にはコーナー
の周囲にコンセントが付与されるため、隣接するコーナ
ー間の距離が360cm以上あると、隣接するコンセン
ト間の距離も少なくとも200cm以上離れてしまうこ
とになり、電気設備の使用箇所によって、コンセントに
プラグを直接接続できなくなる可能性が高くなり、使用
性はもちろん安全性も低下するからである。
【0046】そこで、360cmを越えて720cm以
下のコーナーの中間(中点)にコンセントを取り付け
る。但し、通常は当該位置には柱が設置されることが多
いので、既設コンセントから遠い側に所定量ずらした位
置に配置する。また、720cmを越えて1080cm
以下の場合には、等間隔に2個配置する。なお、本ルー
ルでも、配置しようとした箇所と既設コンセントとの直
線距離が180cmに満たない場合は、設置しないよう
にする。
【0047】<コンセント削除手段12における処理の
ためのルール>上記ルール1〜7を順に実行してコンセ
ントを自動配置して得られた屋内配線図におけるコンセ
ントの数が多い場合には、部屋内に均等に(バランス良
く)コンセントを設置することから、隣接するコンセン
ト間の距離(両側に対するそれの合計)を求め、最も短
い距離となるコンセントを削除する。そして、それでも
多い場合には、再度上記距離を求め、最も短い距離とな
るコンセントを削除する。以下、それを繰り返し行う。
【0048】そして、この距離の算出方法としては、例
えば図8に示すような場合、任意のコーナーC5 を決
め、仕切り線に沿って所定方向(例えば反時計方向)に
移動し、あるコンセントが見付かった後、そのまま移動
を行い、つぎに見付かったコンセントを隣接するコンセ
ントとし、両者を結ぶ線分を引く。そして、隣接する両
側に対する線分の距離xn の合計を算出することにより
求められる。すなわち、本例ではx1 +x2 が最も短い
ため、そのコンセントが削除される。
【0049】<コンセント追加手段13における処理の
ためのルール>上記とは逆に、コンセントの数が適性数
より少ない場合には、以下の手順にしたがって追加す
る。
【0050】まず、床の間の扉側にコンセントを配置す
る。すなわち、図9に示すように、床の間がある場合に
は、その壁面のうち扉に最も近い壁W3 を抽出し、その
奥から75cm程度の位置にコンセントを配置する。す
なわち、床の間の上には、美術品等を飾ることがあり、
コンセントがあった方が便利だからである。そして、扉
側にコンセントを設置するのは、室内に人が入ってきた
時に、コンセント、さらにはコンセントに接続された電
気コードが、すぐに目に入らないようにするためであ
る。
【0051】次いで、上記床の間に設置しても設置数が
少ない場合には、隣接するコンセント間の距離が最も長
い(離れている)コンセント対を抽出し、そのコンセン
ト間の中間に新たなコンセントを追加する。
【0052】具体的な手法としては、上記削除ルールと
同様の手法により隣接するコンセント間を結ぶ線分を引
く(図10参照)。そして、各線分の長さの中で最も長
い線分(コンセント間の距離が最も長い)Lを抽出し、
その線分Lの垂直二等分線と壁との交点Pを求め、原則
としてその交点Pをコンセント設置位置とする。但し、
柱の近傍にいさせるべく、上記交点Pの属する面のコー
ナーC6 (またはC7)から90*N+15cmまたは
90*N+75の位置(Nは1以上の自然数)にくるよ
うに設置位置を移動させ、その位置を最終的な追加設置
位置とする。
【0053】そして、適性数に達するまで上記処理を繰
り返し行う。但し、この追加したコンセントが、他の既
設コンセントとの距離が90cm以内になる場合には設
置しない。そして、この場合に実際の設置数が、適性数
より少なくても追加処理を終了する。また、上記処理に
より得られた設置位置が、へこんだ角になる場合には設
置しない。さらに、上記コンセント間の距離が同一のも
のが複数ある場合には、それらすべての線分に基づいて
追加コンセントを設置する。そして、仮に複数の追加コ
ンセントを設定した結果、適性数を越えるようなことが
ある場合でもそのまま設置し、上記削除ルールにしたが
って、不要なコンセントを削除するようにする。なお、
上記した居間に対するコンセントの自動設定の具体的な
処理手順のフローチャートを図11に示す。
【0054】*特種用途の部屋に対する処理 <便所の場合>平面図中に便器が記載されているか否か
を判断する。そして、図12(A)に示すように便器B
が記載されている場合には、便器Bに向かって左側の壁
WL が優先順位、奥側の壁WO の左側が優先順位、
便器Bに向かって右側の壁WRが優先順位で、奥側の
壁WO の右側が優先順位とする。このような優先順位
としたのは、便座を暖めたり、ウォシュレット(商標)
等の洗浄器,ビデ等の便器に設置される付属設備の操作
部が、向かって左側、すなわち、便座に腰掛けた時に右
手側に配置されているのが多く、それにともない、その
付属設備の電源もその操作部側に配設されているのが多
いためである。
【0055】一方、便器が記載されていない場合には、
便所(部屋)の長手方向を抽出し、長手方向の扉から遠
い側に便器があると仮定し、その仮定に基づいて上記優
先順位を求め、その優先順位にしたがってコンセントの
配置位置を決定する。なお、具体的な処理手順のフロー
チャートを図12(B)に示す。
【0056】<玄関の場合>開口部がある場合には、そ
れと反対側の面の所定位置に設置し、また、棚がある場
合にはその棚の設置側の面の所定位置に設置する。すな
わち、棚がある場合には、その棚の上に水槽その他の電
気の必要なものを設置することが多々あるからである。
また、上記のような開口部や棚等がなく、優先度が等し
い場合には右側の面の所定位置とする(左側に設定する
ようにしても良い)。
【0057】そして、上記所定位置とは、平面図に例え
ば図13(A)に示すように玄関の奥側の境界を示す線
L1 等が記載されている等、奥行きがわかる場合には、
その奥側から手前に向かって10cm程度の箇所とし、
また、同図(B)の示すように奥行きが不明の場合に
は、玄関側から奥に向かって90cmの位置とする。こ
のように90cmとしたのは、平均的な玄関の奥行きが
1mであるためである。
【0058】但し、上記のようにして決定された右
(左)側の面の所定位置に壁がない場合には、反対側の
壁に設定する。そして、この具体的な処理手順は、図1
4に示すフローチャート図のようになっている。
【0059】<洗面所の場合>平面図中に洗面台が記載
されているか否かを判断する。そして、図15(A)に
示すように洗面台Sが記載されている場合には、その洗
面台の右側に設置する。また、同図(B)に示すよう
に、洗面台が記載されていない場合には、主たる扉T
(具体的な扉がなく、開放状態の入り口の場合も含む)
のある面や、浴室との接続面を除く残りの面のうち、主
たる扉Tから遠い面に洗面台があると仮定し、その壁面
の右側に配置する。但し、その設置しようとした面に開
口部がある場合には、その隣の面に設置するようにす
る。そして、この具体的な処理手順は、図16に示すフ
ローチャート図のようなっている。
【0060】なお、その開口部が比較的小さい場合に
は、洗面台を設置可能であり、また、コンセントの実際
の配線工事も可能であるため、所定のしきい値処理をす
ることにより、開口部が所定値以下の場合にはその面に
設置するとようにうなルールを追加しても良い。
【0061】<廊下の場合>片側180cmを越える廊
下を抽出し、180cmを越えて540cm以下の廊下
に1個のコンセントを配置する。そして540cmを越
えた場合には、540cm毎に1個追加する。これによ
り、その廊下に対して設置するコンセントの総個数が算
出される。
【0062】次いで、実際のコンセントの配置を決定す
る。すなわち、図17に示すように、廊下を仕切る平行
な2本の直線L3 とL4 のうち、長い方の直線L3 を、
上記総個数(図の例では1個)に1足した数(2)に均
等分割する。そして、その分割した箇所Q1 をコンセン
トの設置候補とする。そして、その長い方の直線L3上
に存在する開口部(扉も含む)の多少を検出し、少ない
場合には、上記候補箇所Q1 から一番近い、その直線L
3 の端から90*Mcm(Mは1以上の自然数)の位置
にコンセントを設置する。また、直線L3 上の開口部が
多い場合には、反対側の短い直線L4 上の開口部の多少
を検出し、少ない場合には、上記候補箇所Q1 から垂線
を下ろし、直線L4 との交点を次の候補箇所Q2 とし、
その候補箇所Q2 に一番近く、直線L4 の端から90*
Mcm(Mは1以上の自然数)の位置にコンセントを設
置する。そして、この具体的な処理手順は、図18に示
すフローチャート図のようなっている。
【0063】<その他の部屋の場合>コンセントを設置
しようとする部屋が台所の場合は、四隅に配置する。す
なわち、台所の場合は、給湯設備のスイッチや換気扇等
の既設の電気設備や、シンク,ガスレンジ等の既設の設
備が多く、さらに後に設置する電化製品も多いため、他
の部屋のように平面図の段階で特定することが困難であ
る。そこで、仮に配置するようにしている。
【0064】また、コンセントを設置しようとする部屋
が浴槽の場合には、感電のおそれがあるためコンセント
は設置しない(0個設置する)。さらに、本例ではエア
コン用の200V電源のように専用のコンセントや、外
回りコンセントの場合は、上記各部屋の特徴から得られ
るルールのように特定できないため、入力装置1を介し
て手入力できるようにしている。
【0065】次に、上記した装置を用いて本発明に係る
自動設定方法について説明する。まず、前提として平面
図記憶手段2に所定の属性とともに間取り(平面図)が
記憶されているとする。この状態で建物を構成する部屋
を1個づつ読み込み、読み込んだ部屋の種類(居間,特
殊な用途の部屋等)を判別する。そして、その判別結果
が浴室または台所でない場合には、読み取ったデータの
解析を行い部屋を区切る仕切り線を、壁,開口部(扉と
それ以外)に分離し、さらに部屋が居間の場合にはその
部屋の大きさも抽出する。
【0066】そして、上記判別した部屋の種類に応じて
必要な設定ルールを設定ルール記憶手段9より読み込
み、そのルールにしたがって、その部屋の壁面の所定位
置に所定数のコンセントを設置する。なお、この設置の
具体的な手法は、上記した通りである。そして、コンセ
ントの設置が終了したなら、それを記憶保持させ、未処
理(コンセントの設置をしていない)の部屋があるか否
かを判断し、未処理の部屋がある場合には次の部屋のデ
ータを読み込み、上記と同様の処理を行う。そして、平
面図を構成するすべての部屋に対するコンセントの設置
処理が終了したなら、自動設置作業を終了する(図19
参照)。
【0067】尚、上記した例では処理対象となった部屋
に関するすべてのデータを読み込むようにしたが、本発
明はこれに限らず、例えば、まず部屋の種別に関する属
性データを読み込み、それが自動設定できる部屋か否か
を判断し、設定する場合に仕切り線等のデータを読み込
むようにしても良い。かかる構成にすることにより、例
えば「0」個設置の浴室の場合には処理に不要な仕切り
線等の読み込み作業を省略することができ、また、後述
するように手動で設定する部屋の種類が多くなるほど有
効となる。
【0068】そして、上記した各処理は、実際には、コ
ンピュータに処理される。すなわち、図1に示した本例
における自動設定装置を構成する、入力装置1,表示装
置14並びに出力装置15以外の各手段は、コンピュー
タ内のCPU,RAM,ROM等により構成され、さら
に必要に応じてHDD等の外部記憶装置が用いられる。
【0069】次に、図20を用いて、上記の自動設置の
具体例を説明する。すなわち、例えば「和室」を取り込
んだ場合、その部屋の属性は居間であるため、壁(実線
で示す)、扉T10並びに開口部Kを分離し、さらに部屋
の大きさが6畳であることから、コンセントの適性設定
数を求める(4個)。なお、扉T10は片開きの引き戸で
あるため、開いた時にその扉T10によって隠れてしまう
壁の部分(実線と破線の二重線で示す)も開口部K1 と
し、物入のため扉も開口部K2 ,K3 とする。
【0070】次に、各ルールにしたがってコンセントの
設置を試みる。すなわち、まず、主たる扉T10が片開き
であるため、開き側の壁にコンセントの設置を試みるが
(ルール1)、その箇所には物入の扉である開口部K2
があるため、設置しない。次いで、ルール2によりコン
セントの配置を試みるが、この時上記第1のルールでコ
ンセントが設置されなかったため、主たる扉T10と対角
線上のコーナーC10の付近にコンセントを設置する。そ
して、その扉T10の対角線上のコーナーC10における第
1優先順位は、a側であり、そこは壁面であるため、そ
こにコンセント(1)を設置する(ルール2)。その
後、ルール3によりコンセント(2),(3)が設置さ
れ、ルール6によりコンセント(4)が設置される。そ
して、ルール1〜7のすべてを実行した結果、図示する
ように4つのコンセントが設置され、これは適性数と一
致しているため、追加、削除処理は行わない。これによ
り、「和室」に対するコンセントの設置処理が終了す
る。
【0071】次に、例えば「玄関」に関するデータを読
み込んだとすると、その部屋の属性が玄関であるため玄
関に関するルールに従いコンセントの設置をする。そし
て、この例では、扉T11の取り付け面に隣接する両面が
共に壁であり、しかも奥行きを示す線Lがあるため、右
側の壁の奥側から10cmの位置にコンセントを設置す
る。
【0072】また、「居間」を取り込んだ場合は、扉は
T12とT13の2つあるが、廊下に面している扉T12が主
たる扉となり、ルール1〜7を実行することにより
(1)〜(4)の順にコンセントが設置され、さらに適
性数より1個足りないため、コンセント追加のルールに
したがってコンセント(5)を設置する。
【0073】また、「食堂」を取り込んだ場合、部屋の
属性は「居間」であるため、居間のルールにしたがって
処理する。そして、扉はT13とT14の2つあり、しか
も、両方とも廊下に面していないため、玄関に近い扉T
13を主たる扉とし、係るルールにしたがってコンセント
(1)〜(3)の順に配置される。
【0074】さらに、「廊下」を取り込んだ場合は、そ
の廊下を構成する2本の直線のうち長いほうの直線La
の中点cを抽出する。しかし、その直線La 側は開口部
が多いため、反対側の直線Lb 側に垂線を引いて交点d
を求め、端から所定距離の位置に移動しそこにコンセン
トを配置する。なお、本例では、ホールも廊下の一部と
して処理を行う。
【0075】さらにまた、取り込んだ部屋が「浴室」の
場合にはコンセントは設置せず、また、「台所」の場合
は、四隅にそれぞれ配置し、さらに、洗面所や便所の場
合にも所定のルールにしたがって処理し、図示するうよ
な位置にコンセントが配置される。
【0076】なお、本発明における居間とは、その部屋
につけられた具体的な名称にはとらわれずに、基本的に
上記した特種用途以外の部屋をすべて含む。すなわち、
例えば一般に個室,寝室,食堂,客室,子供部屋,書斎
等と称されている部屋も本発明ではすべて居間に含まれ
るのである。また、部屋の概念中には、廊下や玄関等も
含まれる。
【0077】さらに、上記した実施例では、基本的にす
べての部屋に対して自動設定するようにしたが、本発明
はこれに限ること無く、一種または複数種の任意の部屋
に対してのみ本発明による自動設定を行い、他の部屋に
ついては手動により設定するようにしても良い。すなわ
ち、例えば最も需要の多い居間についてのみ、或いは他
の任意の種類の部屋も含めて自動設定をするようにした
りしても良いのである。そして居間のみとすると、部屋
に付する属性は居間であるか否かの2値(部屋の種類は
2種類となる)となり、設定データ記憶手段10に格納
するデータも少なくてすむため小さな容量ですみ、高速
処理も可能となる。そして、建物の大部分は本発明でい
うところの居間であるため、残りの部屋を手動としても
さほど弊害は生じない。
【0078】
【発明の効果】以上のように本発明に係る家屋における
コンセント位置の自動設定方法及び装置では、コンセン
トを設定する部屋の種類を判断し、その部屋(種類)の
特質にあわせて予め作成された、設定ルールにしたがっ
て、壁面の所定位置にコンセントが自動的に配置され
る。すなわち、本発明では、屋内配線図を作成するため
に必要なコンセントの設置箇所を自動的に配置すること
ができ、屋内配線図面の作成に要する労力の軽減が図ら
れ、しかも、特別な知識を有していない人でも作成する
ことができる。そして、同一のルールにしたがって処理
されるため、作成された屋内配線図は、高品質でかつ均
一なものとすることができる。さらに、その屋内配線図
等は電子化されるため、その保管・管理が容易で、二次
加工も容易となるなどの副次的効果も発生する。さら
に、コンピュータネットワークを組むことにより、例え
ば工事許可をもらうために電力会社へ屋内配線図面を送
ったり、設計部門と工事部門が分かれているときに工事
部門側へ簡単かつ迅速にデータを送ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る家屋におけるコンセント位置の自
動設定装置の好適な一実施例を示すブロック構成図であ
る。
【図2】設定ルール記憶装置に格納された居間について
のルールの1つを説明する図である。
【図3】設定ルール記憶装置に格納された居間について
のルールの1つを説明する図である。
【図4】設定ルール記憶装置に格納された居間について
のルールの1つを説明する図である。
【図5】設定ルール記憶装置に格納された居間について
のルールの1つを説明する図である。
【図6】設定ルール記憶装置に格納された居間について
のルールの1つを説明する図である。
【図7】設定ルール記憶装置に格納された居間について
のルールの1つを説明する図である。
【図8】設定ルール記憶装置に格納された居間について
のルールの1つ(既設のコンセントの削除ルール)を説
明する図である。
【図9】設定ルール記憶装置に格納された居間について
のルールの1つ(既設のコンセントにさらに追加する時
のルール)を説明する図である。
【図10】設定ルール記憶装置に格納された居間につい
てのルールの1つ(既設のコンセントにさらに追加する
時のルール)を説明する図である。
【図11】本発明に係る家屋におけるコンセント位置の
自動設定方法の一例(部屋が居間の場合)を示すフロー
チャート図である。
【図12】(A)は、設定ルール記憶装置に格納された
便所についてのルールを説明する図である。(B)は、
そのルールを用いて、便所にコンセントを配置するため
の方法の一例を示すフローチャート図である。
【図13】設定ルール記憶装置に格納された玄関につい
てのルールを説明する図である。
【図14】玄関にコンセントを配置するための方法の一
例を示すフローチャート図である。
【図15】設定ルール記憶装置に格納された洗面所につ
いてのルールを説明する図である。
【図16】洗面所にコンセントを配置するための方法の
一例を示すフローチャート図である。
【図17】設定ルール記憶装置に格納された廊下につい
てのルールを説明する図である。
【図18】廊下にコンセントを配置するための方法の一
例を示すフローチャート図である。
【図19】本発明に係る家屋におけるコンセント位置の
自動設定方法の一例を示すフローチャート図である。
【図20】上記フローチャートにしたがって実際の建物
の平面図にコンセントを設置し、得られた屋内配線図の
一例を示す図である。
【符号の説明】
2 家屋データ記憶手段 3 部屋データ抽出手段 4 適性コンセント数決定手段 5 壁抽出手段 6 扉抽出手段 7 コーナー抽出手段 8 コンセント設定手段 9 設定ルール記憶手段 10 屋内配線図記憶手段 11 コンセント数適否判断手段 12 コンセント削除手段 13 コンセント追加手段

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物の平面図を記憶させる際に、その建
    物を構成する各部屋を区切る仕切り線を少なくとも壁
    と、窓等の開口部と、扉とを区別した状態で格納すると
    ともに、前記部屋の種類を示す属性を合わせて格納し、 次いで、前記部屋にコンセントを配置する際に、少なく
    ともその部屋に関するデータを読み込むとともに、その
    部屋の種類に対応して予め作成された所定のルールを読
    み込むとともに、そのルールにしたがって、前記壁の所
    定位置にコンセントを配置するようにした家屋における
    コンセント位置の自動設定方法。
  2. 【請求項2】 前記部屋が居間の場合に、その部屋の大
    きさからコンセントの適性数を求め、その適性数を目標
    として前記所定のルールにしたがって前記コンセントの
    配置を行うようにした請求項1に記載の家屋におけるコ
    ンセント位置の自動設定方法。
  3. 【請求項3】 前記部屋が居間の場合に、必要に応じて
    前記扉の付近の壁にコンセントを設置し、次いで少なく
    とも前記扉の対角線上のコーナーを抽出し、このコーナ
    ーの付近にコンセントを配置するようにした請求項1ま
    たは2に記載の家屋におけるコンセント位置の自動設定
    方法。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の方法によりコンセント
    が設置されたコーナーに隣接したコーナーの付近にコン
    セントを配置するようにした家屋におけるコンセント位
    置の自動設定方法。
  5. 【請求項5】 前記部屋が居間の場合に、コンセントを
    設置しようとした面に開口部の付近などの工事のしやす
    い箇所がある場合に、必要に応じてその工事のしやすい
    箇所の壁上に、そのコンセントを配置するようにした請
    求項1〜4のいずれか1項に記載の家屋におけるコンセ
    ント位置の自動設定方法。
  6. 【請求項6】 前記部屋が居間の場合に、実際に設定し
    たコンセントの数と、前記適性数とを比較し、実際に設
    定した数が多い場合には、隣接するコンセント間の距離
    を求め、両側のコンセントとの距離の和が最も短い距離
    となるコンセントを削除するようにした請求項1〜5の
    いずれか1項に記載の家屋におけるコンセント位置の自
    動設定方法。
  7. 【請求項7】 前記部屋が居間の場合に、実際に設定し
    たコンセントの数と、前記適性数とを比較し、実際に設
    定した数が少ない場合には、隣接するコンセント間の距
    離が最も離れているコンセント対を抽出し、そのコンセ
    ント間の中間に新たなコンセントを追加するようにした
    請求項1〜6のいずれか1項に記載の家屋におけるコン
    セント位置の自動設定方法。
  8. 【請求項8】 建物の平面図を構成する各部屋を区切る
    仕切り線を少なくとも壁と、窓等の開口部と、扉とを区
    別した状態で記憶するとともに、前記部屋の種類を示す
    属性を合わせて記憶保持する家屋データ記憶手段と、 部屋の種類の特質にあわせて作成された設定ルールを記
    憶保持する設定ルール記憶手段と、 家屋データ記憶手段に格納された少なくとも任意の部屋
    についてのデータを取り出す部屋データ抽出手段と、 そのデータ抽出手段により抽出されたデータに基づい
    て、壁部分と他の部分とを分離抽出する壁抽出手段、扉
    の中から主たる扉を抽出する扉抽出手段、主たるコーナ
    ーを抽出するコーナー抽出手段、並びに前記部屋の大き
    さから設定するコンセントの適性数を求める手段と、 上記各抽出手段から送られてくるデータと、前記設定ル
    ール記憶手段から送られてくるルールに基づいてその部
    屋の壁の所定位置に所定数のコンセントを設定するコン
    セント設定手段とを備えた家屋におけるコンセント位置
    の自動設定装置。
  9. 【請求項9】 前記コンセント設定手段にて設定された
    コンセント数の適否を判断するコンセント数適否判断手
    段と、 そのコンセント数適否判断手段の判定結果に応じて設定
    したコンセントのなかから所定のものを削除するコンセ
    ント削除手段並びに新たなコンセントを追加するコンセ
    ント追加手段とを備えた請求項8に記載の家屋における
    コンセント位置の自動設定装置。
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