JP2785089B2 - 家屋における照明並びにその照明用スイッチの設置位置の自動設定装置 - Google Patents

家屋における照明並びにその照明用スイッチの設置位置の自動設定装置

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JP2785089B2
JP2785089B2 JP4242573A JP24257392A JP2785089B2 JP 2785089 B2 JP2785089 B2 JP 2785089B2 JP 4242573 A JP4242573 A JP 4242573A JP 24257392 A JP24257392 A JP 24257392A JP 2785089 B2 JP2785089 B2 JP 2785089B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、家屋における照明並び
にその照明用スイッチの設置位置の自動設定装置に関す
るものである。
【0002】
【発明の背景】一般の居住用の建物(一戸建て並びに集
合住宅等)に、スイッチ,コンセント,電灯等の電気設
備を設置するにあたり、予めその建物の間取りを記載し
た平面図上に上記各電気設備の設置位置並びにそれら各
設備を結ぶ屋内配線を記入した屋内配線図面を作成し、
実際に工事を行う人は、その屋内配線図面にしたがっ
て、取り付け作業を行うようになっている。
【0003】そして、上記屋内配線図面の実際の作成状
況としては、上記電気工事を行う工事店の人が、工務店
等から入手した建築平面図に基づいて手書きで屋内配線
図面を作成していたため、作成に手間がかかり、しか
も、設置個数や設置箇所を決定するためには、長年の経
験に伴う知識等を要するため、適切に設定することがで
きないことも多々ある。その結果、作成された屋内配線
図の質が必ずしも一定とはならず、中には、質の低いも
のが作成されるおそれもある。そして、その様に質の悪
い屋内配線図にしたがって作業等をしようとすると、そ
の工事が煩雑で、設置後のコンセントも使いづらくなっ
てしまう。さらに、上記のように手書きによる屋内配線
図面のため、その保管・管理が不便で、また、設置箇所
が不明となるおそれもある。
【0004】本発明は、上記した背景に鑑みてなされた
もので、その目的とするところは、屋内配線図を作成す
るために必要な照明並びにその照明用スイッチの設置箇
所を自動配置することがてき、屋内配線図面の作成に要
する労力の軽減を図るとともに、特別な知識を有してい
なくても作成することができ、しかも作成された屋内配
線図の質の均一かつ向上を図ることのできる家屋におけ
る照明並びにその照明用スイッチの設置位置の自動設定
装置を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ため、本発明に係る家屋における照明の設置位置の自動
設定装置では、建物の平面図を構成する各部屋を区切る
仕切り線と、その部屋の種類を示す属性を対にして記憶
保持する家屋データ記憶手段と、部屋の種類の特質にあ
わせて作成された設定ルールを記憶保持する設定ルール
記憶手段と、家屋データ記憶手段に格納された少なくと
も任意の部屋についてのデータを取り出す部屋データ抽
出手段と、その部屋データ抽出手段により抽出されたデ
ータに基づいて、処理対象の部屋に設置する照明の設置
数を求める手段と、上記各部屋データ抽出手段で読み込
んだデータと、前記設定ルール記憶手段から送られてく
るルールに基づいてその部屋の天面の所定位置に照明の
設置位置を決定する照明設定手段とを備えて構成した
(請求項1)。
【0006】そして、上記した装置を前提とし、照明設
定手段の具体的な機能は、請求項2〜4に記載のよう
に、読み取った部屋の種類に応じてそれぞれ適当なルー
ルに基づいて実行する機能を有することになる。
【0007】また、照明用スイッチの設置装置として
は、建物の平面図を構成する各部屋を区切る仕切り線を
少なくとも壁と、窓等の開口部と、扉とを区別した状態
で記憶するとともに、前記部屋の種類を示す属性を合わ
せて記憶保持する家屋データ記憶手段と、部屋の種類の
特質にあわせて作成された設定ルールを記憶保持する設
定ルール記憶手段と、家屋データ記憶手段に格納された
少なくとも任意の部屋についてのデータを取り出す部屋
データ抽出手段と、そのデータ抽出手段により抽出され
たデータに基づいて、壁部分と他の部分とを分離抽出す
る壁抽出手段、扉の中から主たる扉を抽出する扉抽出手
段、コーナーを抽出するコーナー抽出手段、並びに前記
部屋の大きさから設定するスイッチの適性数を求める手
段と、上記各抽出手段から送られてくるデータと、前記
設定ルール記憶手段から送られてくるルールに基づい
て、原則としてその部屋の扉付近の壁の所定位置にスイ
ッチの設置位置を決定するスイッチ設定手段とを備えて
構成した(請求項5)。
【0008】そして、上記した装置を前提とし、スイッ
チ設定手段の具体的な機能は、請求項6〜8に記載のよ
うに、読み取った部屋の種類に応じてそれぞれ適当なル
ールに基づいて実行する機能を有することになる。
【0009】
【作用】部屋の照明の設置位置を決定する場合、記憶手
段から、処理対象の部屋に関する仕切り線並びに部屋の
種類を示す属性ををデータを読み出す。そして、その属
性が否等の居住空間の場合には、その部屋の広さから照
明の設置数を求め、1個の場合にはその部屋の中央位置
を求める。また、設置数が2個の場合には、その部屋を
2つに分割するとともに、分割された各区画の中央位置
を求める。そして、その様に求められた各中央位置を照
明の設置位置と決定する。また、読み出した部屋の属性
が廊下等の移動空間の場合には、使用の便宜性を考慮
し、所定のルールにしたがって、天面の所定位置に設定
する。
【0010】一方、照明用のスイッチの設置位置を決定
する場合には、建物の平面図を構成する各部屋を区切る
仕切り線を少なくとも壁と、窓等の開口部と、扉とを区
別した状態で記憶するとともに、前記部屋の種類を示す
属性を合わせて記憶保持している記憶手段から、所定の
部屋に関するデータを読み出す。次いで、読み込んだ部
屋の種類を判別するとともに、原則として部屋を区切る
仕切り線を、壁,開口部(扉とそれ以外)に分離する。
そして、判別した部屋の種類に応じて必要な設定ルール
を設定ルール記憶手段より読み込み、そのルールにした
がって、その部屋の壁面の所定位置をスイッチの設置位
置に決定する。この時、実際の生活環境かにおける使用
状態を考慮し、原則としてその部屋への出入り口である
扉(階段等の場合には、移動方向の両端)の付近の壁面
に設置する。
【0011】
【実施例】以下、本発明に係る家屋における照明並びに
その照明用スイッチの設置位置の自動設定装置の好適な
実施例について添付図面を参照にして詳述する。図1は
本発明に係る照明の自動設定装置の好適な一実施例を示
している。同図に示すように、タブレット,デジタイ
ザ,キーボード,マウス等の入力装置1から入力された
間取り等の建築平面図が、家屋データ記憶手段2に格納
されるようになっている。
【0012】この時、各部屋の種類(居間,浴槽,洗面
所,便所,玄関,廊下,階段等)を示す属性を合わせて
格納する。なお、後述するごとく、本発明における居間
とは、間取り(建築平面図)上、居間と記載されている
ところはもちろんのこと、原則として和室、客間,台所
等の比較的長時間人間が居住するような部屋、すなわち
上記特殊の用途のための部屋以外を含むが、最終的に屋
内配線図として出力する時には居間、和室等を区別して
表示したほうが良いため、居間に関しては、その属性を
階層的に記憶させるようにしている。なお、本例では、
後述する照明用スイッチの設置位置用の自動設定装置と
の融合を考慮したため、上記のように居間と特殊用途の
部屋(洗面所,浴槽,便所等の比較的短時間居住する部
屋)との種類の属性を区分けして格納するようにした
が、照明の設置のみに使用する場合には、両者を区別す
ることなく例えば「居住用の部屋」(廊下,玄関,階段
等の移動エリアを除くいわゆる一般に「部屋」と称され
る箇所)として同一の属性にするようにしてもよい。
【0013】そして、照明設置処理においては上位層と
して格納された「居間」、その他の各部屋(洗面所、玄
関、廊下等)の属性に基づいて行い、最終的な表示、出
力の際には、居間に関してだけは下位層の具体的な名称
を使用するようにしている。そして、データ入力者の便
宜性を考慮し、係る下位層に使用する部屋の名称と上位
層の居間とを関係連れたテーブル等を作成しておき、下
位層に使用する名称が入力されたら、上記テーブルに基
づき上位層の「居間」という属性を自動生成し格納する
ようにしている。
【0014】尚、このように予め「居間」という属性を
格納せず、家屋データ記憶部2には、階層の「居間」、
「食堂」、「和室」等を記憶(居間データを間接的に記
憶)させ、実際のコンセント設置の際に上記テーブル等
から、本発明でいうところの居間に属するか否かを判断
するようにしても良い。
【0015】さらに、各部屋を区切る線並びに建物の外
形線等の仕切り線を、壁,扉,窓等の構成部品に分離
(構成部品の設置箇所を特定)した状態で格納する。す
なわち、仕切り線を構成する各線の始点と終点の座標
(x,y)をペアで格納し、より具体的には、まず部屋
を分離するための仕切り線(このときは仕切り線の構成
(壁とか扉等)は不問)の始点と終点すなわち、各部屋
のコーナーの座標を格納し、次に仕切り線を構成する扉
の始点と終点、壁の始点と終点、窓の始点と終点等を階
層的に記憶させる。さらに、扉の場合には、その扉の種
類(引き戸,開き戸等)をあわせて格納するようにして
いる。
【0016】なお、本例でいうところの扉とは、あくま
でも人が出入りをするための扉を意味し、例えば物入等
に設置された開閉扉のようなものは、窓と同様に扱う。
なおまた、本例では、上記部屋の属性と同様に、後述す
る照明用スイッチの設置位置の自動設定装置と共用でき
るようにするために仕切り線の具体的な構成、すなわ
ち、扉,壁並びに開口部を別けて格納するようにした
が、照明の設置では、部屋の形状がわかればよいので、
照明の自動配置のみに使用する場合には、少なくとも仕
切り線が格納されていればよい。
【0017】なお、上記属性等の入力に際しては、すべ
ての部屋についてそれぞれ属性を入力してもよく、或い
は、各部屋の種類の中の一つ(例えば廊下)を除いた部
屋の属性を入力するようにして属性の未入力の部屋が残
りの一つ(廊下)とする等、任意の手法をとることがで
き、また、上記仕切り線についても同様である。
【0018】さらに、上記家屋データ記憶部2には、各
部屋毎の大きさ(畳数或いは平米数)が対となって格納
されている。この格納方法としては、例えば上記入力装
置1を用いて、人手により入力してもよく、或いは、間
取り等の平面図を入力する際に、1グリッド間隔を半間
あるい1/3間にする等、予め設定しておいた所定の尺
度に基づいて行うことにより、平面図から自動的に算出
するようにしてもよく、種々の方法をとることができ
る。なお、この大きさは、廊下等の移動空間には付与し
なくてもよい。
【0019】また、家屋データ記憶部2には、部屋デー
タ抽出部3が接続されており、家屋データ記憶部2に格
納された各部屋毎のデータを取り出すようになってい
る。具体的には、各部屋単位で抽出され、抽出した部屋
に関する所定のデータ(属性、仕切り線、部屋の大き
さ)を読み出すようになる。
【0020】そして、読み出したデータは、設置照明数
決定部4に送られ、部屋の大きさ等に関するデータに基
づいてその部屋に設定する照明の適性数を求めるように
なっている。具体的には、居間等の居住空間と廊下等の
移動空間により相違し、以下のようになっている。
【0021】*居間等の居住空間(洗面所等の特殊用途
の部屋も含む)の場合 部屋の畳数が所定の閾値(本例では10畳)より大きい
か否かが判断され、小さい場合には1個設置し、大きい
場合には2個設置するように決定する。なお、部屋の広
さが10畳よりもはるかに広い場合には、設置数も3個
以上の所定数を設定するのが望ましいが、実際には1部
屋は広くても18畳程度であるのが一般的であるため、
ルールの簡易化による使用するメモリ容量の削減並びに
処理ステップ数の削減等を図るため、本例では閾値を1
つ(10畳)にした。
【0022】また、一般に日本の場合、居間(特に和
室)の大きさは畳数によりあらわされることが多いた
め、上記閾値もそれに対応させ畳数としたが、洋室の居
間のように畳数よりも平米数で表示されるようなものの
場合には、前処理として畳数に換算した後上記の比較・
決定処理を行うようになっている。
【0023】*廊下等の移動空間の場合 属性が玄関や階段の場合には、その大きさ(長さ)に関
係なく設置数は1個とする。また、属性が廊下の場合に
は、その長さに比例にして設置数を増やすようにする。
すなわち、コーナー(曲がり角や分岐箇所)のない廊下
の場合、その廊下の長さを求め(仕切り線の長さから算
出できる)、その長さが180cmに満たない場合に
は、設置数は0個、180〜360cmまでは1個と
し、それ以上は360cm毎に照明の設置数を1つずつ
増やす。また、コーナー(曲がり角や分岐箇所)がある
場合には、係るコーナーに設置するため、そのコーナー
間の長さに対して上記の処理を行い、設置数を決定す
る。
【0024】また、上記の設置照明数決定部4の出力
は、部屋分割部5と照明設定部6に接続されており、処
理対象の部屋の属性が居間等の場合には、上記処理によ
り決定された設置数が2の場合には部屋分割部5にデー
タが送られ、設置数が1の場合には、照明設定部6に送
られる。また、処理対象の部屋の属性が廊下等の場合に
は、設置数に関係なく照明設定部6に送られる。
【0025】そして部屋分割部5では、送られたデータ
(特に部屋の仕切り線に関するデータ)に基づいて、そ
の部屋を2等分し、2つの区分を形成するようになって
いる。そして、この2等分する分割線の引き方は、部屋
の形状が略長方形の場合には、長辺に対する垂直2等分
線を引く事により行い、正方形の場合にはいずれか1経
んに対して垂直2等分線を引くことにより行う。なお、
それ以外の特殊形状の場合には、例えば面積が略2等分
するような線を引き、それを仮の分割線とし、使用者に
その分割線でいいかの問い合わせメッセージを出力する
ことにより対応できる(このように問い合わせすること
なく、確定するようにしてももちろんよい)。そして、
このようにして2つの区分が作成されたなら、それを上
記の照明設定部6に送る。
【0026】照明設定部6では、処理対象の部屋の属性
が居間等の居住空間と廊下等の移動空間に応じて以下の
ように処理される。
【0027】*居間等の居住空間の場合 設置照明数決定部4から送られてきたデータ(特に仕切
り線に関するデータ)に基づいて、部屋の中心を求め、
その中心点を照明(白丸で示す(以下同じ))の設置位
置に決定する(図2(A)参照)。また、部屋分割部5
から送られてきた場合には、その部屋には2個の照明を
設置することになるが、求められた2つの区画の中心点
をそれぞれ求め、各中心点をそれぞれ照明の設置位置に
決定する(同図(B))。なお、仕切り線(必要に応じ
て上記分割線L)により処理対象の部屋(区画)は2次
元の閉空間(図形)となっているため、図形の中心(重
心)を求める公知のアルゴリズムを利用して簡単に求め
ることができる。
【0028】*廊下等の移動空間の場合 属性が玄関の場合には、上記居住空間と同様に部屋の中
心を求め、その中心位置が照明の設置位置に決定する
(図3(A)参照)。また、階段の場合には、階上から
階下に向かって50cmの位置で、階段幅の中央を算出
し、それを設置位置に決定する(同図(B)参照)。
【0029】また、廊下の場合には、コーナーがない場
合には、上記算出した照明配置数Nに1を加えた数で廊
下の全長を等分し、その等分に分割した分割線の中点を
求め、その位置をそれぞれ設置位置に決定する。そし
て、コーナーがある場合には、各コーナーを抽出してそ
こを設置位置に決定するとともに、その設置した位置値
を上きコーナーがない場合の廊下とみて同様の処理を行
う(図4(A),(B)参照)。コーナー間の距離が比
較的短い場合には、いずれか1個を設置するだけでもそ
の廊下部分を照射することができるため、実際に生活を
する上で必ずしもすべてのコーナーに設置する必要はな
く、コーナー間の距離が短い(例えば90cm以下等)
場合のコーナーには、設置しないようにしてもよい。
【0030】そして、このようにして決定した照明の設
置位置は、照明設定部6の出力が接続された屋内配線図
記憶部7に送られ、建物の平面図に上記決定された照明
が付与された状態の屋内配線図が格納される。
【0031】さらに本例では、屋内配線図記憶部7に記
憶された屋内配線図が、CRT等の表示装置8やプリン
ター等の出力装置9により出力されるようになってい
る。また、上記した各部4,5,6における所定の処理
を行うためのルールは、ROM等で構成される設定ルー
ル記憶部10に格納されており、部屋データ抽出部3か
ら送られる処理対象の部屋の属性に基づいて、その属性
に対応する各ルールをそれぞれ各部4,5,6に送るよ
うになっている。
【0032】そして、上記した各装置(処理)は、実際
には、コンピュータにて構成(処理)される。すなわ
ち、図1に示した本例における自動設定装置を構成す
る、入力装置1,表示装置8並びに出力装置9以外の各
部は、コンピュータ内のCPU,RAM,ROM等によ
り構成され、さらに必要に応じてHDD等の外部記憶装
置が用いられる。
【0033】次に、上記した装置に基づいて本発明に係
る照明の設置位置の自動設定方法の一例を説明する。す
なわち、図5に示すように、家屋データ記憶部2から所
定の部屋に関するデータを抽出し(S101)、その抽
出した部屋の属性が居住空間か否かが判断される(S1
02)。そして、居間等の居住空間の場合、その部屋の
広さが10畳より大きいか否かが判断され、大きい場合
には照明の設置数を2個とし、また小さい場合には1個
に決定する(S103)。次いで、設置数が2の場合に
は、部屋を2分割して2つの区画を形成する(S10
4)。そして、設置数が1の部屋の場合にはその部屋の
中心を照明設置位置と決定し、また、設置数が2の部屋
の場合には、各区画の中心をそれぞれ照明設置位置と決
定する(S105)。
【0034】一方、上記ステップ102の判断で、居住
空間ではないと判断されたなら、その部屋の属性が廊下
であるか否かが判断され(S106)、廊下の場合に
は、その全長等から照明の設置数を決定する(S10
7)。次いで、廊下にコーナーがある場合には原則とし
て各コーナーを設置位置と決定し、さらに略直線部分の
廊下に対して、(ステップ107で求めた設置数+1)
でその全長を等分し、各分割線上を設置位置と決定する
(S108,109)。
【0035】さらに、上記ステップ106で廊下でもな
いと判断された場合には、ステップ110に飛び、その
部屋の属性が玄関か否かが判断され、玄関の場合にはそ
の部屋の中心を照明の設置位置と決定し(S111)、
また、ステップ110で玄関でもないと判断された場合
には、その部屋は階段であるため、階上から階下に向け
て50cm下がった位置を照明の設置位置と決定する
(S112)。
【0036】そして、上記の処理により抽出した部屋に
対する照明の設置位置が決定されたなら、未処理の部屋
の有無を判断し(S113)、部屋が残っている場合に
はステップ101に戻り次の部屋を抽出し、上記した処
理を繰り返し行う。そして、すべての部屋に対して照明
の設置位置が決定されたなら、その処理を終了する。
【0037】次に、図6を用いて、上記の自動設置の具
体例を説明する。すなわち、例えば「和室」を取り込ん
だ場合、その部屋の属性は居間であり、しかもその大き
さは10畳以下であるため、設置数は1個となる。よっ
て、部屋の中心を求め、その中心位置に照明(a)を設
置する。
【0038】また、「居間」を取り込んだとすると、そ
の大きさが10上以上あるため、照明の設置数は2とな
る。よって部屋を2分割し、各区画の中心位置にそれぞ
れ照明(b),(c)を設置する。そして、以下順に各
部屋を呼び出して所定の処理を行うことにより、居住空
間の部屋の中心位置に照明が1個ずつ設置される。
【0039】さらに、移動空間に関しても、「玄関」の
場合にはその中心位置に照明(d)が設置され、また、
「階段」に関しては階上から50cm下がった位置に照
明(e)が設置される。さらにまた、「廊下」を読み込
んだとすると、コーナーに1つ目の照明(f)が設置さ
れ、その照明(f)から玄関側はその距離が180cm
に満たないため設置せず、また、照明(f)から反対側
は180cmを超えているため、所定位置に1個の照明
(g)を設置する。
【0040】次に、図7を用いて、本発明に係る照明用
スイッチの設置位置の自動設定装置の一実施例を説明す
る。同図に示すように、入力装置11,家屋データ記憶
部12並びに部屋データ抽出部13の構成並びに格納す
るデータ構造は、上記した照明の設置位置の自動設定装
置(図1)のものと同様である。なお、本例では、家屋
データ記憶部12に格納する仕切り線の構造(扉,壁,
開口部の位置等)並びに上記の例では居住空間として一
まとめに取り扱った部屋の属性を、居間等の比較的長時
間居住する部屋と、洗面所等の比較的短い時間居住する
特殊用途の部屋とに区分けして格納することは必須であ
る。
【0041】ここで、本例では部屋データ抽出部13で
読み出されたデータが、設置スイッチ数決定部14に送
られ、ここにおいて、その部屋に設置するスイッチの数
が決定される。そしてその設定数は、基本的には上記し
た照明の設置数と等しくしている。すなわち、部屋の属
性が居間等の居住空間の場合には部屋の大きさ等に基づ
いて1または2個に決定され、また、廊下等の移動空間
の場合には、廊下の全長等に基づいて決定される。な
お、廊下に対する設置数は、上記した照明のものと相違
し、180cmを超え360cmまでは1つ、360c
mを超え1080cmまでは2とし、それ以降は108
0cm毎に1を加えた数とする。
【0042】さらに部屋データ抽出部13にて読み出し
たデータのうち仕切り線に関するデータは、壁抽出部1
5,扉抽出部16並びにコーナー抽出部17に送られ
る。そして、壁抽出部15では、仕切り線を壁とそれ以
外の部分(これを開口部と称する)に分離し、次段のス
イッチ設定部18に送るようになっている。なお、本例
では、扉を開けた時にその扉によって隠れる壁の部分も
開口部とする。
【0043】また、扉抽出部16では、上記部屋の位置
付けに関するデータからその部屋に設けられた扉のう
ち、主たる扉を決定する。この主たる扉は、扉が1個の
場合にはその扉が主たる扉になり、複数ある場合には、
廊下に面している扉を主たる扉とする。そして、すべて
の扉が廊下に面していなかったり、或いは廊下に面して
いる扉が2つ以上ある場合には、最も玄関に近い扉を主
たる扉とする。そして、抽出された主たる扉をスイッチ
設定部18に送るようになっている。
【0044】さらに、コーナー抽出部17では、各部屋
に存在するコーナーを抽出するようになっている。すな
わち、仕切り線(壁,扉,開口部の種類を問わず)が折
れ曲がる点がコーナーとなるため、上記したごとく仕切
り線の始点と終点を格納する方式では、係る始点(或い
は終点)がコーナーとなる。そして、抽出された主たる
コーナーをスイッチ設定部18に送るようになってい
る。
【0045】スイッチ設定部18は、上記各抽出部15
〜17から送られてきたデータと、ROM等で構成され
る設定ルール記憶部19から送られてくる部屋別設定ル
ールに基づいて、その部屋の所定位置にスイッチを自動
設定するようになっている。この設定ルール記憶部19
には、後述する各部屋の特徴に対応して予め決定された
ルールが格納されている。なお、上記設定ルール記憶部
19から送られてくるルールは、部屋データ抽出部13
から設定ルール記憶部19に送られる部屋の種別を示す
属性信号によって選択されて出力されるようになってい
る。
【0046】また、このスイッチ設定部18の出力は、
上記した照明の自動設定装置における実施例と同様に屋
内配線図記憶部20に送られ、建物の平面図に上記決定
された照明が付与された状態の屋内配線図が格納され
る。さらに本例では、屋内配線図記憶部20に記憶され
た屋内配線図が、CRT等の表示装置21やプリンター
等の出力装置22により出力されるようになっている。
【0047】ここで、上記スイッチ設定部18にて行わ
れる具体的な処理、すなわち、設定ルール記憶部19に
格納された設定ルールについて説明すると、以下の優先
順位にしたがって順に処理されるようになっている。そ
して、基本的な指針は、当然ではあるが壁に設置(開口
部には設置しない)し、設置工事の利便性並びに使用状
況下における便利性を考慮して他のルールにしたがっ
て、扉等の出入り口の付近に設置したり、或いは設定さ
れた既設のスイッチがある場合には、その付近に配置す
ることを基準としてルール設定をしている。
【0048】*居間,台所等の比較的長時間居住する空
間の場合 基本的には、実際の生活環境における使用の便宜性を考
慮し、原則として室内側に設置し、さらに室内外いずれ
の場合でも向かって右側に優先的に設置する。なお、こ
のように右側の優先順位を高くしたのは、右利きの人が
多いことに着目して便宜上設定したもので、左側の優先
順位の方を高くしてもよい。そして、具体的には以下の
通りである。
【0049】1.主たる扉の付近に配置する すなわち、その部屋への出入りは、主たる扉を介して行
われるのが最も多いため、係る主たる扉の付近にスイッ
チを設けるのが利便性がよいからである。そして、その
取付の箇所は、上記したごとく室内で、かつ向かって右
側が優先順位を高くするのはもちろんであるが、その扉
の種類により所定の優先順位にしたがい配置を試みる。
【0050】具体的には、主たる扉の種類が、図8
(A)に示すように片扉の開き戸(回動により開閉す
る)T1 でしかも室外側に開く場合には、室内側で扉T
1 に隣接する向かって右側の部位が第1優先順位とな
るため、係る部位にスイッチの設置が可能な場所があ
るか否かを判断し、可能な場合にはそこに設置する。一
方、例えば開口部等があり、配線が不能(配線は天井か
ら下方に向かって引くため、その途中に開口部等がある
と配線することができなくなる)な場合には、そこには
設置できないため、第2優先順位である室内側で向かっ
て左側の部位にスイッチの設置が可能か否かが判断さ
れる。さらに、それでも設置できない場合には、室外側
に設置を試みる。この時、室外側の扉T1 の付近の向か
って右側は扉T1 を開けた時にその壁面が隠れてしまう
ため、たとえ設置しても不便であるので、設置候補から
除き、向かって左側の部位が第3優先順位となる。な
お、仮に外側の向かって右側を優先順位の三番目に加え
たとしても、本例では、上記したごとく扉で隠れる部位
は開口部とされるため、そこが設置位置に決定されるこ
とはないため、処理結果としては同じことになる。
【0051】また、同図(B)に示すように、同じ開き
戸T2 であっても室内側に向けて開閉するような場合に
は、その開放時に扉T2 によって隠れる室内側の向かっ
て右側を除き、図中丸数字で示す順がその優先順位とな
る。
【0052】さらに、図9(A),(B)に示すよう
に、両開き戸であっても、その左右の扉の大きさに大小
がある場合には、通常小さい扉T3 は常閉となっている
ため、大きい扉T4 によって隠れる部位のみ優先順位の
対象外とし、図示するような優先順位となる。
【0053】また、たとえ両開きの扉であっても、図1
0(A),(B)のように、左右の扉T5 ,T6 の大き
さが等しい場合には、両方とも開閉するか、使用者の便
宜によりいずれか一方を開閉するため、両扉T5 ,T6
で隠れる部位は設置対象から除く。すなわち、図10
(A)のように室外側に向けて開く扉の場合には、室内
側の2箇所が設置候補となり、また図10(B)のよう
に室内側に向けて開く扉の場合には、室外側の2箇所が
設置候補となる。
【0054】なお、図11(A)に示すように、引き戸
の扉T7 の場合には、その扉T7 により隠れる部位がな
いため、原則通りに室内側でその扉T7 に向かって右側
を第1優先順位とし、この位置が上記したごとく設定
不可のときには、左側に設定を試み、この位置にも設
定ができない場合には、室外側の右側,左側を第
3,第4優先順位とする。一方、同図(B)に示す用
に、同じ引き戸であっても、片側の扉T8 の場合には、
開く側の壁面はその扉T8 によって隠れてしまうため
(図中室内側の向かって左側)、係る部位は設置候補に
しない。、 2.設置数が2(部屋の広さが10畳以上)の部屋に対
する2個目は、他の他の扉(主たる扉以外の扉)の付近
に設置 10畳以上で、照明が複数個配置されている場合には、
原則としてスイッチも2個設置する。その場合には、ま
ず、主たる扉以外にその部屋に設けられた扉を抽出す
る。ここで、仮に該当する扉が複数ある場合には、その
内の任意の1つを選択するが、その選択の基準として
は、例えば主たる扉から最も離れている扉にしたり、或
いは、その部屋は2つの区画に分割されているため、主
たる扉が属していない区画側に属する扉を選択する等、
種々の方式がある。
【0055】そして、その他の扉の付近に対して主たる
扉に対する設置の優先順位と同様のルールにしたがって
設置位置を決定する。但し、その設置位置が、前記ルー
ル1にしたがって設置されたスイッチ(室内側に設置し
たもの)からの距離が90cm以内の場合には設置しな
い。この場合に設置数が1つとなってもかまわない。す
なわち、90cm程度の離反距離では、他の扉から出入
りする場合でも、主たる扉側に設置したスイッチをオン
/オフすることは容易に行えるからである。また、係る
場合に使用するスイッチの種類としては、3路スイッチ
を用い、いずれのスイッチでもその部屋に配置された照
明を同時にオン/オフできるようにしている。
【0056】なお、上記他の扉が複数ある場合に、任意
の1つを選択するのではなく、全部或いは所定の複数個
設置するようにしてもよいが、いずれ値場合でもかくス
イッチ間の距離が90cm以内になる場合には設置しな
い。
【0057】*洗面所,便所,何度,浴室等の特種用途
の部屋に対する処理 上記した部屋の設置ルールとは逆に、室外を優先的に配
置を行う。すなわち、係る特殊用途の部屋は、まず室内
の照明を付けた後に室内に入り、室外に出た後で照明を
消し、上記の居間等と相違し、その室内にいる時にその
照明を消すことはないからである。
【0058】よって、図12(A),(B)に示すよう
に、扉の種類に応じて室外側の向かって右側から順に優
先順位を付し、それでも設置できない場合には、室内側
の向かって右側から順に設置を試みる。なお、本例で
は、扉の種類として2出塁しか示していないが、この方
針に従って、上記した居間等の設置時の優先順位と同様
に適宜優先順位を決定する。なお、浴室の場合には、安
全上室内にはスイッチの設置は試みない。
【0059】*玄関,廊下等の移動空間の場合 <玄関の場合>隣接している他の領域、例えば廊下の領
域から見て、すなわち、屋外に向かって右側を優先的に
設置する(図13参照)。そして、玄関用のスイッチ
は、図から明らかなように、その部屋(玄関)の内部に
設置するのではなく、隣接する他の部屋(通常は廊下あ
るいは台所等)の所定位置に設置する。これは、玄関に
設置した照明をオン/オフする都度、靴に履き替えるこ
とのわずらわしさを解消するためである。
【0060】<階段の場合>階段の階上並びらに階下に
それぞれ1つずつ設置し、使用するスイッチは3路スイ
ッチを用いる。そして、具体的な設置位置は、階上,階
下いずれの場合にも、その進行方向右側を優先的に行う
(図14参照)。
【0061】<廊下の場合> 1.スイッチを複数設置する場合、その配置位置は同一
壁面上に配置する。そして、その壁面の優先順位は、以
下の通りである。
【0062】i)玄関または階段と面している廊下の場
合 玄関または階段用の照明のスイッチの配置壁面側を優先
的に配置する。そして、玄関用の照明のスイッチと階段
用の照明のスイッチの両方が処理対象の廊下の壁面に存
在し、しかも、その設置壁面が異なる場合には、玄関用
の照明のスイッチの設置壁面を第1優先順位とする(図
15(A)参照)。 ii)玄関または階段と面していない廊下の場合 部屋側の壁面を第1優先順位とする(同図(B)参
照)。
【0063】2.スイッチの1つの目の配置 i)玄関または階段と面している廊下の場合 玄関または階段用の照明のスイッチがある場合、その付
近に設置する。すなわち、電気配線工事の便宜性を考慮
するとともに、実際の使用に際しても廊下の照明と、階
段の照明或いは玄関の照明を同時にオン・オフすること
が多々あるからである。なお、上き玄関の照明用のスイ
ッチ並びに階段用の照明のスイッチの両者が存在する場
合には、玄関側のスイッチを優先する(図16(A)参
照)。 ii)玄関または階段と面していない廊下の場合 部屋側の壁面に向かって右端側に配置する(図16
(B)参照)。
【0064】3.スイッチの2つの目の配置 i)玄関または階段と面している廊下の場合 廊下の一番奥に位置する扉T10付近に配置する。そし
て、具体的な配置は、居間等の部屋に対するものと同様
に扉に向かった右側を第1優先順位とし、設置不可の時
は、向かって左側とする(図16(A)参照)。 ii)玄関または階段と面していない廊下の場合 部屋側の壁面に向かった左端に配置する(図16(B)
参照)。
【0065】4.スイッチの3つの目以降の配置 廊下の全長を、(設置するスイッチ数−1)で等分し、
その等分位置に最も近い、前記優先壁面上の扉を抽出
し、その扉T10の周囲所定位置に設置する(図16
(A),(B)参照)。また、その優先壁面上に扉がな
い場合には、反対側の壁面に設けられた扉の付近所定位
置に設置する。そして、係る反対側にも該当設置箇所が
ない場合には、設置を省略する(図16(C)参照)。
なお、上記した廊下に設置する各スイッチの種類として
は、その設置数が複数の場合、1,2つ目は3路スイッ
チを用い3つ目以降は4路スイッチを用いる。
【0066】*共通ルール 1.上記した各例において、扉の付近にスイッチを設置
する場合に、いずれも下記のルールにしたがって行われ
る。すなわち、図17に示すように扉Tの端部から壁に
そって15cm以上40cm以内の所定位置に設置す
る。
【0067】2.扉に面した時に、自分側に折れ曲がっ
ている壁には配置し、相手側(奥側)に折れ曲がってい
る壁には配置しない。これは、実際の使用の便宜性を考
慮するとともに、奥側に折れ曲がっている壁に設置する
と、スイッチの設置を見付けにくいためである。
【0068】そして、具体例を示すと、図18(A)に
示すように、扉T11の向かって右側は、本来は第1優先
順位になるが、相手側に向かって折れ曲がっているた
め、左側が第1順優先順位となる。また、その扉T11
の室外側を見ると、向かって右側がやはり相手側に向か
って折れ曲がっているため、左側が第2順優先順位と
なる。
【0069】また、同図(B)に示すように、本来であ
れば扉T12の室外側の向かって左側が第3優先順位とな
るが、相手側に向かって折れ曲がっているため結局この
例では第2優先順位までとなる。
【0070】次に、上記した装置を用いて本発明に係る
自動設定方法について説明する。まず、前提として家屋
データ記憶部2に所定の属性とともに間取り(平面図)
が記憶されているとする。この状態で建物を構成する部
屋を1個づつ読み込み、読み込んだ部屋の種類(居間,
特殊な用途の部屋等)を判別する。次いで、その読み取
ったデータの解析を行い部屋を区切る仕切り線を、壁,
開口部(扉とそれ以外)に分離し、さらに部屋が居間の
場合にはその部屋の大きさも抽出する。
【0071】そして、上記判別した部屋の種類に応じて
必要な設定ルールを設定ルール記憶部19より読み込
み、そのルールにしたがって、その部屋の壁面の所定位
置に所定数のスイッチを設置する。なお、この設置の具
体的な手法は、上記した通りである。そして、スイッチ
の設置が終了したなら、それを記憶保持させ、未処理
(スイッチの設置をしていない)の部屋があるか否かを
判断し、未処理の部屋がある場合には次の部屋のデータ
を読み込み、上記と同様の処理を行う。そして、平面図
を構成するすべての部屋に対するスイッチの設置処理が
終了したなら、自動設置作業を終了する(図19参
照)。なお、各部屋をどの順で処理するかは任意である
が、廊下に対する処理は他の部屋のスイッチに設置位置
に影響されるため、一番最後にするのがよい。
【0072】そして、本例でも上記した各処理は、実際
には、コンピュータに処理される。すなわち、図7に示
した本例における自動設定装置を構成する、入力装置1
1,表示装置21並びに出力装置22以外の各部は、コ
ンピュータ内のCPU,RAM,ROM等により構成さ
れ、さらに必要に応じてHDD等の外部記憶装置が用い
られる。
【0073】次に、図6を用いて、上記の自動設置の具
体例を説明する。すなわち、例えば「和室」を取り込ん
だ場合、その部屋の属性は居間であるため、壁(実線で
示す)、扉T13並びに開口部Kを分離し、さらに部屋の
大きさが6畳であることから、スイッチの適性設定数を
求める(1個)。なお、扉T13は片開きの引き戸である
ため、開いた時にその扉T13によって隠れてしまう壁の
部分も開口部K1 とし、物入のため扉も開口部K2 ,K
3 とする。
【0074】次に、設定ルールにしたがってスイッチの
設置を試みる。すなわち、まず、主たる扉T13が片開き
であるため、開き側の壁にスイッチの設置を試みるが、
その箇所には物入の扉である開口部K2 があるため、設
置しない。また、室内の向かって左側は、扉T13を開け
た時に隠れるため、そこにも設置できない。したがっ
て、第3優先順位の室外側の向かって右側に設置を試
み、開口部等がないため係る部位にスイッチ(1)を設
置する。
【0075】次に、例えば「玄関」に関するデータを読
み込んだとすると、その部屋の属性が玄関であるため玄
関に関するルールに従いスイッチの設置をする。そし
て、この例では、隣接する部屋(ホール(廊下))側か
ら見て向かって右側に設置可能であるため、係る部位に
スイッチ(2)を設置する。
【0076】また、「居間」を取り込んだ場合は、扉は
T14とT15の2つあるが、廊下に面している扉T14が主
たる扉となるため、その扉T14の付近所定位置にスイッ
チ(3)を設置する。そして、この部屋は大きさが10
畳以上あり照明が2個設置されているため、他の扉T15
の付近に2つ目のスイッチ(4)を設置する。
【0077】さらに、「廊下(ホールを含む)」を取り
込んだ場合は、その全長からスイッチの設置数は2とな
る。そしてこの廊下は玄関並びに階段の両者に面し、し
かも、それら玄関用のスイッチ(2)並びに階段用のス
イッチ(5)の両方を備えているため、1つ目のスイッ
チ(6)の設置位置は、玄関用のスイッチ(2)の付近
とする。また、2つ目のスイッチ(7)は、奥側とな
る。
【0078】そして、このようにして順に各部屋を呼び
出し所定位置にスイッチを設置することにより、最終的
に図6に示すような屋内配線図が作成される。
【0079】なお、本発明における居間とは、その部屋
につけられた具体的な名称にはとらわれずに、基本的に
上記した特種用途以外の部屋をすべて含む。すなわち、
例えば一般に個室,寝室,食堂,客室,子供部屋,書斎
等と称されている部屋も本発明ではすべて居間に含まれ
るのである。また、部屋の概念中には、廊下や玄関等も
含まれる。
【0080】さらに、上記した実施例では、基本的にす
べての部屋に対して自動設定するようにしたが、本発明
はこれに限ること無く、一種または複数種の任意の部屋
に対してのみ本発明による自動設定を行い、他の部屋に
ついては手動により設定するようにしても良い。すなわ
ち、例えば最も需要の多い居間についてのみ、或いは他
の任意の種類の部屋も含めて自動設定をするようにした
りしても良いのである。そして居間のみとすると、部屋
に付する属性は居間であるか否かの2値(部屋の種類は
2種類となる)となり、各記憶部に格納するデータも少
なくてすむため小さな容量ですみ、高速処理も可能とな
る。そして、建物の大部分は本発明でいうところの居間
であるため、残りの部屋を手動としてもさほど弊害は生
じない。
【0081】なおまた、実際の装置に組み込んだ場合、
照明と照明用のスイッチは互いに相関関係があるため、
上記した図1,図7に示す自動設定装置を適宜組み合わ
せ、一つの処理で自動的に照明と、その照明用のスイッ
チを設定できるようにするのが望ましい。
【0082】
【発明の効果】以上のように本発明に係る家屋における
照明並びにその照明用スイッチの設置位置の自動設定装
置では、照明或いは照明用スイッチを設定する部屋の種
類を判断し、その部屋(種類)の特質にあわせて予め作
成された、設定ルールにしたがって、天井面の所定位置
に照明が、また、壁面の所定位置に照明用スイッチが、
自動的に配置される。
【0083】すなわち、本発明では、屋内配線図を作成
するために必要な照明並びにその照明用のスイッチの設
置箇所を自動的に配置することができ、屋内配線図面の
作成に要する労力の軽減が図られ、しかも、特別な知識
を有していない人でも作成することができる。そして、
同一のルールにしたがって処理されるため、作成された
屋内配線図は、高品質でかつ均一なものとすることがで
きる。さらに、その屋内配線図等は電子化されるため、
その保管・管理が容易で、二次加工も容易となる等の副
次的効果も発生する。さらに、コンピュータネットワー
クを組むことにより、例えば工事許可をもらうために電
力会社へ屋内配線図面を送ったり、設計部門と工事部門
が分かれているときに工事部門側へ簡単かつ迅速にデー
タを送ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る家屋における照明の設置位置の自
動設定装置の好適な一実施例を示すブロック構成図であ
る。
【図2】設定ルール記憶装置に格納された居間等の居住
空間を有する部屋についてのルールの1つを説明する図
である。
【図3】設定ルール記憶装置に格納された玄関,階段に
ついてのルールの1つを説明する図である。
【図4】設定ルール記憶装置に格納された廊下について
のルールの1つを説明する図である。
【図5】本発明に係る家屋における照明の設置位置の自
動設定方法の好適な一実施例を示すフローチャート図で
ある。
【図6】実際の建物の平面図に照明並びにその照明用ス
イッチを設置し、得られた屋内配線図の一例を示す図で
ある。
【図7】本発明に係る家屋における照明用スイッチの設
置位置の自動設定装置の好適な一実施例を示すブロック
構成図である。
【図8】設定ルール記憶装置に格納された居間等につい
てのルールの1つを説明する図である。
【図9】設定ルール記憶装置に格納された居間等につい
てのルールの1つを説明する図である。
【図10】設定ルール記憶装置に格納された居間等につ
いてのルールの1つを説明する図である。
【図11】設定ルール記憶装置に格納された居間等につ
いてのルールの1つを説明する図である。
【図12】設定ルール記憶装置に格納された洗面所等の
特殊な用途の部屋についてのルールの1つを説明する図
である。
【図13】設定ルール記憶装置に格納された玄関につい
てのルールを説明する図である。
【図14】設定ルール記憶装置に格納された階段につい
てのルールを説明する図である。
【図15】設定ルール記憶装置に格納された廊下につい
てのルールを説明する図である。
【図16】設定ルール記憶装置に格納された廊下につい
てのルールを説明する図である。
【図17】設定ルール記憶装置に格納されたスイッチ設
置の際の共通ルールを説明する図である。
【図18】設定ルール記憶装置に格納されたスイッチ設
置の際の共通ルールを説明する図である。
【図19】本発明に係る家屋における照明用スイッチの
設置位置の自動設定方法の一例を示すフローチャート図
である。
【符号の説明】
2,12 家屋データ記憶部 3,13 部屋データ抽出部 4 設置照明数決定部 7,20 屋内配線図記憶部 10,19 設定ルール記憶部 14 設置スイッチ数決定部 15 壁抽出部 16 扉抽出部 17 コーナー抽出部 18 スイッチ設定部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小竹 成男 東京都港区虎ノ門2丁目4番1号 東京 計算サービス株式会社内 (56)参考文献 社団法人日本電設工業協会編集出版委 員会・編集専門委員会編 社団法人日本 電設工業協会発行 「新人教育−電気設 備」7−23〜7−25頁 森本専二著 オーム社発行「屋内配線 設計の考え方・まとめ方」63−71頁 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G06F 17/50 JICSTファイル(JOIS)

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物の平面図を構成する各部屋を区切る
    仕切り線と、その部屋の種類を示す属性を対にして記憶
    保持する家屋データ記憶手段と、 部屋の種類の特質にあわせて作成された設定ルールを記
    憶保持する設定ルール記憶手段と、 家屋データ記憶手段に格納された少なくとも任意の部屋
    についてのデータを取り出す部屋データ抽出手段と、 その部屋データ抽出手段により抽出されたデータに基づ
    いて、処理対象の部屋に設置する照明の設置数を求める
    手段と、 上記各部屋データ抽出手段で読み込んだデータと、前記
    設定ルール記憶手段から送られてくるルールに基づいて
    その部屋の天面の所定位置に照明の設置位置を決定する
    照明設定手段とを備えた家屋における照明の設置位置の
    自動設定装置。
  2. 【請求項2】 前記照明の設置数を求める手段は、読み
    出した処理対象の部屋の種類が居間、台所等の居住空間
    を有する部屋の場合に、その部屋の大きさと閾値とを比
    較し、閾値よりも小さいときには設置数を1とし、閾値
    より大きいときには設置数を2とするものであり、 前記照明設定手段は、処理対象の部屋が前記居住空間を
    有する部屋の場合に、前記照明の設置数を求める手段で
    決定された設置数が1の場合には前記部屋の中央を照明
    の設置位置に決定し、前記設置数が2の場合には前記部
    屋を2分割し、その分割された各区画の中央をそれぞれ
    照明の設置位置に決定する機能を含むものである請求項
    1に記載の家屋における照明の設置位置の自動設定装
    置。
  3. 【請求項3】 前記照明の設置数を求める手段は、読み
    出した部屋の種類が廊下の場合に、その全長を算出し、
    その長さを所定の閾値と比較し、短い時には設置をせ
    ず、長い時にはその長さに応じて設置個数Nを決定する
    ものであり、 前記照明設定手段は、処理対象の部屋が廊下の場合に、
    原則として前記廊下を(N+1)に等分し、各分割点を
    照明の設置位置に決定するようにした請求項1または2
    に記載の家屋における照明の設置位置の自動設定装置。
  4. 【請求項4】 前記照明設定手段は、読み込んだ部屋の
    種類が玄関の場合に、その部屋の中心点を求め、その中
    心点を照明の設置位置に決定するようにし、前記部屋の
    種類が階段の場合に、階上から階下に向けて所定距離だ
    け下がった位置を求め、その位置を照明の設置位置に決
    定する機能のうち、少なくとも一方を有するものである
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の家屋における照明
    の設置位置の自動設定装置。
  5. 【請求項5】 建物の平面図を構成する各部屋を区切る
    仕切り線を少なくとも壁と、窓等の開口部と、扉とを区
    別した状態で記憶するとともに、前記部屋の種類を示す
    属性を合わせて記憶保持する家屋データ記憶手段と、 部屋の種類の特質にあわせて作成された設定ルールを記
    憶保持する設定ルール記憶手段と、 家屋データ記憶手段に格納された少なくとも任意の部屋
    についてのデータを取り出す部屋データ抽出手段と、 そのデータ抽出手段により抽出されたデータに基づい
    て、壁部分と他の部分とを分離抽出する壁抽出手段、扉
    の中から主たる扉を抽出する扉抽出手段、コーナーを抽
    出するコーナー抽出手段、並びに前記部屋の大きさから
    設定するスイッチの適性数を求める手段と、 上記各抽出手段から送られてくるデータと、前記設定ル
    ール記憶手段から送られてくるルールに基づいて、原則
    としてその部屋の扉付近の壁の所定位置にスイッチの設
    置位置を決定するスイッチ設定手段とを備えた家屋にお
    ける照明用スイッチの設置位置の自動設定装置。
  6. 【請求項6】 前記スイッチ設定手段は、読み出した処
    理対象の部屋の種類が居間、台所等の比較的長時間居住
    する空間を有する部屋の場合に、 前記扉の位置を検出し、その扉に隣接する室内側部位が
    前記壁か否かを判断し、壁である場合にはその壁の所定
    位置をスイッチの設置位置に決定し、 前記室内側部位が開口部等の設置不能の時には室外側の
    その扉の隣接部位をスイッチの設置位置に決定する機能
    を含むものである請求項5に記載の家屋における照明用
    スイッチの設置位置の自動設定装置。
  7. 【請求項7】 前記スイッチ設定手段は、前記読み出し
    た処理対象の部屋が洗面所、便所等の一時的に使用する
    特殊用途の部屋の場合に、 その部屋の扉の位置を検出し、その扉に隣接する室外側
    部位が前記壁か否かを判断し、壁である場合にはその壁
    の所定位置をスイッチの設置位置に決定し、 前記室外側部位が開口部等の設置不能の時には室内側の
    その扉の隣接部位をスイッチの設置位置に決定する機能
    を含むものである請求項5または6に記載の家屋におけ
    る照明用スイッチの設置位置の自動設定装置。
  8. 【請求項8】 前記スイッチ設定手段は、前記読み出し
    た処理対象の部屋が廊下の場合に、 所定のルールに基づいてすでに設置された玄関用のスイ
    ッチ或いは階段用のスイッチの有無を検出し、係る既設
    のスイッチがある場合にはそのスイッチの付近に設置
    し、 さらに、廊下の全長が所定距離以上でスイッチを複数設
    置する場合には、少なくとも原則として同一壁面側に略
    等間隔毎に設置するようにした処理ステップを備えた請
    求項5〜7のいずれか1項に記載の家屋における照明用
    スイッチの設置位置の自動設定装置。
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