JPH09190466A - 建物生産設計装置および設計方法 - Google Patents

建物生産設計装置および設計方法

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JPH09190466A
JPH09190466A JP8021818A JP2181896A JPH09190466A JP H09190466 A JPH09190466 A JP H09190466A JP 8021818 A JP8021818 A JP 8021818A JP 2181896 A JP2181896 A JP 2181896A JP H09190466 A JPH09190466 A JP H09190466A
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Norihide Asano
憲秀 浅野
Yoshitaka Takezoe
芳孝 竹添
Masanobu Momota
雅信 百田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 建物構造部品の位置および種類決定が簡単に
行え、かつ建物構造部品の変更や追加が合っても簡単に
プログラムの保守が行えるようにする。 【解決手段】 思考エリア5、知識エリア6、および知
識関連エリア7からなる単位プログラムUPを、知識関
連エリア7で関連づけられた階層構造の単位プログラム
群で構成する。各単位プログラムUPは、上位の単位プ
ログラムUPから関連する複数の単位プログラムUPに
指示内容やデータを送る。送り先側の単位プログラムU
Pの思考エリア5に処理拒否機能部5bを持たせ、指示
内容に応じた単位プログラムUPで処理を行う。建物構
造部品に直接に対応する単位プログラムUPは、自己と
同様な構成の単位プログラムUPを、論理処理結果等に
より得られた必要部品数だけ創成するものとし、これに
必要データを所要させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、コンピュータを
用いて工業化住宅等の建物の1棟毎の設計や、新商品開
発を支援する建物生産設計装置および設計方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】工業化住
宅の設計は、企画設計と生産設計とに大別できる。ここ
で言う企画設計とは、各階の間取り(各室の位置)設定
や階高、屋根形状,勾配、各部の材料等の仕様、ユニッ
トバス,キッチン等の設備配置等を定める過程であり、
生産設計とは、企画設計内容を基に、柱、梁、外壁パネ
ル、床パネル、屋根トラス、屋根パネル等の建物構造部
品の配置と種類を決定し、工場生産が可能なデータを得
る過程である。工業化住宅では、各建物構造部品は規格
化されており、定められた種類の部品から最適の部品を
選択することになる。しかし、部品の種類数は非常に多
く、その種類の選択や配置を定めるのは容易でない。例
えば、建物構造部品として「柱」を考えても、出隅柱、
入隅柱、直線柱として大別される分類に加え、階高、下
屋形状、バルコニーの有無、吹き抜けの配置、物干金物
の有無、フラワーボックスの有無等、多数の要素を組み
合わせて考慮する必要があり、1本の柱の種類決定だけ
でも多くの手間がかかる。また、柱の他に、外壁,間仕
切壁,床,屋根,天井の各パネルや屋根トラス、あるい
はそれらの仕上材や下地材の材質,配置等、定めるべき
設計項目は多岐にわたる。しかも、住宅設計では、通常
の量産品の設計と異なり、1棟の住宅毎に、敷地条件や
施主の要望等に応じた別の設計が必要となる。そのた
め、住宅のコスト低減のためには設計の効率化を図るこ
とが強く要望される。
【0003】そこで、このような住宅設計を容易にする
手段として、CADシステムにおいて、建物形状や間取
り等から建物構造部品の配置と最適な建物構造部品の選
択等を自動的に定める機能を付加したインテリジェント
CAD等と呼ばれる設計システムの研究が進められてい
る。しかし、従来のこの種のコンピュータによる設計シ
ステムは、プログラムの全体を、例えば「IF…,TH
EN〜」「ELSE IF…,THEN〜」形式等によ
って、複雑な条件を相互にからめて各種条件に適合する
建物構造部品を選択するプログラム構造とされている。
プログラムを部品化,モジュール化することは行われて
いても、単に所定の処理を部品化するものであり、建物
の構造部品構成の変更に対応したプログラムの部品化と
はなされていない。そのため、選択可能な建物構造部品
の変更や種類の追加、あるいはその部品を用いる条件等
を変更した場合に、プログラムの全体の関連を考慮して
プログラム変更する必要があり、プログラムの保守が容
易でない。すなわち、単に部品テーブルの記号修正だけ
では済まず、複雑に絡み合う無数の条件に齟齬がないよ
うに、プログラムの全体を検証することが必要となる。
しかも、建物自体の研究,開発が進められる中で、建物
構造部品の変更や追加、あるいはその建物構造部品の用
い方等の変更は頻繁に生じる。したがって、このような
建物構造部品の設計変更,追加等が生じる都度、前記の
ようなプログラム全体の変更,検証が必要となり、プロ
グラムの保守に多くの人員と手間を要している。
【0004】このような課題の解消に役立つと思われる
設計システムとして、本出願人は、思考エリア、知識エ
リア、および知識関連エリアで構成される単位プログラ
ムを設計項目毎に作成し、単位プログラム間にリンクを
持たせる思考シュミレーション設計システムを提案した
(例えば特開平4−160679号公報等)。これによ
れば、全体システムが設計項目毎の単位プログラムの集
合として作成されるため、建物構造部品の設計変更等に
際しても、単位プログラムの変更や追加で済む。
【0005】しかし、前記思考シュミレーション設計シ
ステムは、設計者の創造行為を広く支援するシステムと
して開発したものであって、具体性に欠け、実用化には
多くの課題があった。また、企画設計と生産設計の実際
に適合するものでなく、設計者の入力が煩雑であるなど
の課題があった。例えば、設計項目毎に壁位置の入力等
のデータ入力要求を設計者に行うものであったため、設
計者の入力の手間が多く、企画設計と生産設計とで二重
の入力操作が必要になる等の課題がある。すなわち、各
棟毎の住宅設計を考えた場合、一般に前記企画設計は施
主との打合せ段階で概略が定まっており、その後に生産
設計を始めることになる。そのため、生産設計の段階
で、新たに壁位置の入力等を行うのでは、二重に手間が
かかることになり、頻繁な入力の必要により設計の効率
化が十分に望めない。
【0006】この発明は、上記の各課題を解消するもの
であり、建物構造部品の位置および種類決定等の生産設
計が容易に行え、かつ建物構造部品の変更や追加等があ
っても簡単にプログラムの保守が行える建物生産設計装
置,設計方法,およびプログラム保守方法を提供するこ
とを目的とする。この発明の他の目的は、建物の企画設
計と生産設計との実際に応じた最小の入力で生産設計が
能率良く行える建物生産設計装置および設計方法を提供
することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明の建物生産設計
装置を実施形態に対応する図1を参照して説明する。こ
の発明の装置は、コンピュータ(1)を用いた建物生産
設計装置であって、入力装置(2),表示装置(3),
および論理演算を実行する処理手段(4)を備える。処
理手段(4)は、設計項目毎に設けられる複数の互いに
独立して実行可能な単位プログラム(UP)を有する。
前記設計項目は、建物の生産設計として階層的に考えら
れる「床」,「外壁」等のような上位概念的な設計項目
であっても、部材単位の下位概念の設計項目であっても
良い。また、前記設計項目は、柱と梁の取合い構造等の
ように複数の建物構造部品を含む設計項目であっても良
い。前記各単位プログラム(UP)は、思考エリア
(5),知識エリア(6)、および知識関連エリア
(7)からなる。思考エリア(5)は、所定の処理を実
行するエリアである。知識エリア(6)は、単位プログ
ラム(UP)に所有させる一般のデータを記憶するエリ
アである。ここで言う一般のデータとは、当該単位プロ
グラムの所有機能に関係するデータである。知識関連エ
リア(7)は、関連する単位プログラム(UP)を認識
する認識データを記憶するエリアである。各単位プログ
ラム(UP)は、知識関連エリア(7)の認識データで
関連づけられた階層構造をなし、かつ最上位の単位プロ
グラム(UP)は一つとされる。この最上位の単位プロ
グラム(UP0 )の思考エリア(5)は、入力装置
(2)から入力された指示内容を知識関連エリア(7)
の認識データで関連づけられた各単位プログラム(U
P)へ送る処理を行うものである。他の各単位プログラ
ム(UP)の思考エリア(5)は、所定の処理を実行す
る論理演算機能部(5a)と、他の単位プログラム(U
P)から送られた指示内容やデータが論理演算機能部
(5a)の処理内容に関連するか否かを判断し,関連す
る場合にのみ論理演算機能部(5a)に処理を行わせる
処理拒否機能部(5b)とを有する。論理演算機能部
(5a)の処理内容は、次のa〜hのうちの少なくとも
一つの処理を含み、かつこれらa〜hの処理は、全てが
いずれかの単位プログラム(UP)の論理演算部(5
a)の処理内容として含まれるものとする。処理内容a
〜hは、次の処理である。 a.受け取った指示内容,データを知識関連エリアの認
識データで関連づけられた下位の各単位プログラムに渡
す処理。 b.論理演算のために入力要求を行う処理。 c.入力されたデータを知識エリア(6)に取り込む処
理。 d.知識エリア(6)のデータにより所定の論理演算を
行う処理。 e.演算結果を知識エリア(6)に格納する処理。 f.演算結果を表示装置(3)に表示させる処理。 g.前記演算結果,指示内容,データを前記の関連づけ
られた下位の各単位プログラムに渡す処理。 h.下位の単位プログラムの処理が終了したときの対応
処理。 また、前記単位プログラム(UP)におけるいずれか複
数の単位プログラム(UP)は、建物構造部品の所定の
種別毎の設計項目に対応して設けたものであって、その
論理演算機能部(5a)の機能として、前記思考エリア
(5),知識エリア(6),および関連認識エリア
(7)からなる新たな単位プログラム(UP)を、演算
結果または入力データより得られる部品個数に応じた数
だけ単位プログラムの複写によって当該単位プログラム
の下位に創成する機能を有するものとする。
【0008】この構成の建物生産設計装置によると、最
上位の単位プログラム(UP0 )に、例えば「柱作成」
等の指示内容を入力すると、この指示内容は、最上位単
位プログラム(UP0 )から、その知識関連エリア
(7)で関連づけられた各単位プログラム(UP)に指
示内容が順次送られる。この場合に、送り先側の単位プ
ログラム(UP)のうち、指示内容が自己の処理内容に
関連しない単位プログラム(UP)は、思考エリア
(5)における処理拒否機能部(5b)の判断により、
処理を行わずに最上位単位プログラム(UP0 )に実行
状態を戻す。この後、最上位単位プログラム(UP0
は、次の単位プログラム(UP)に指示内容を送る。自
己の処理内容に関連する単位プログラム(UP)に指示
内容が送られたときは、その単位プログラム(UP)が
以後の処理をその指示内容に従って行う。この処理とし
て、前記a〜hに示す処理を行う。このようにして、い
ずれかの単位プログラム(UP)が入力データを取り込
み、論理演算を行ってその演算結果や入力データを単位
プログラム(UP)が持つことになる。これらのデータ
は、予め設けられた単位プログラム(UP)が持つ場合
もあり、また創成された単位プログラム(UP)が持つ
場合もある。一つの設計項目につき、処理が終わると、
他の設計項目につき、前記と同様な処理を行わせる。こ
のようにして、建物の各設計項目につき処理が行われ、
データ未付与であった単位プログラム(UP)に、設計
者の必要とする部品データ等の生産設計データが付与さ
れ、単位プログラム群として目的の建物1棟分等の生産
設計データ等を所有することになる。
【0009】前記所定の建物構造部品の部位毎の設計項
目は、「柱」、「梁」、「外壁パネル」、「間仕切パネ
ル」「床パネル」、「屋根トラス」、「屋根パネル」、
および「天井パネル」等の別に分けられる建物構造部品
の種類よりもさらに下位の建物構造部品の種類に関する
設計項目としても良い。例えば「出隅柱」等の設計項目
とする。
【0010】前記構成の建物生産設計装置において、い
ずれかの単位プログラム(UP)における思考エリア
(5)の論理演算機能部(5a)の処理内容として、建
物の企画設計データの記憶手段(8)からその企画設計
データを取り込む処理を含むようにしても良い。ここで
言う企画設計データとは、建物の各階の間取りや階高、
屋根形状、勾配、各部材料等の仕様、ユニットバス,キ
ッチン等の設備位置,種類などである。このような処理
機能を加えた場合、企画設計データがある程度出来てい
る場合に、生産設計過程で設計者に要求される入力要求
が少なくなり、企画設計時と生産設計時とで同じデータ
を重複して入力する手間が省け、設計の一層の効率化が
図れる。
【0011】また、前記建物生産設計装置において、前
記処理手段(4)が、各単位プログラム(UP)を設け
たデータベース部(9)と、CADシステム部(10)
とで構成されるものとしても良い。データベース部
(9)は単位プログラム群で構成され、CADシステム
部(10)は、MMI(マンマシンインタフェース)機
能やグラフィック機能に関するプログラムで構成され
る。この場合に、CADシステム部(10)は、単位プ
ログラム(UP)と表示装置(3)および入力装置
(2)との間の入出力を中継する機能を持つものとす
る。また、CADシステム部(10)は、最上位単位プ
ログラム(UP0 )へ送る指示内容となる設計項目の選
択メニュー(11)を表示装置(3)に表示させる手段
(12)を有するものとすることが好ましい。
【0012】この発明の建物生産設計方法は、コンピュ
ータを用いて1棟の建物の生産設計を行う建物生産設計
方法であって、請求項1記載の建物生産設計装置を用い
る方法である。
【0013】この発明の保守方法は、請求項1記載の建
物生産設計装置の保守方法であって、単位プログラム
(UP)の追加または削除を行う場合に、その追加また
は削除を行う単位プログラム(UP)の一つ上位の単位
プログラム(UP)における知識関連エリア(7)に、
対応する認識データを追加または削除する方法である。
【0014】
【発明の実施の形態】この発明の一実施形態を図面と共
に説明する。まず、図1〜図3に従って一般的構成を説
明する。この発明装置は、図1(A)に示すように、コ
ンピュータ1を用いた建物生産設計装置であって、入力
装置2、表示装置3、および処理手段4を備える。入力
装置2はマウス等のポインティングデバイスおよびキー
ボート等からなり、表示装置3はCRTまたは液晶式の
ディスプレイ等からなる。処理手段4は論理演算を実行
する手段であって、CPUや、メモリ、磁気ディスク,
その他の大容量記憶手段等の電子回路構成部品と、その
電子回路に実行させるプログラムからなり、データベー
ス部9およびCADシステム部10を備える。データベ
ース部9は単位プログラム群で構成され、CADシステ
ム部10は、入力装置2からの入力に従って表示装置3
の画面上に作図をするCAD(コンピュータ支援設計)
プログラムで主に構成される。
【0015】データベース部9に、この発明の特徴的な
プログラム構成となる単位プログラム群が設けられる。
この単位プログラム群は、設計項目毎に設けられる複数
の互いに独立して実行可能な単位プログラムUPからな
る。前記設計項目には、建物の生産設計として階層的に
考えられる「床」,「外壁」等のような上位概念的な設
計項目と、部材単位の下位概念の設計項目と、その中間
的な設計項目とが設定される。設計項目の具体例は、後
に図4と共に説明する。この建物生産設計装置には、こ
の他に企画設計データの記憶手段8が必要に応じて設け
られる。記憶手段8は、データベース部9に設けたもの
であっても、これと別に設けたものであっても良い。記
憶手段8に記憶される企画設計データは、各階の間取り
や階高、屋根形状や勾配、設備種類,位置、外壁や間仕
切壁等の材料等のデータである。
【0016】前記各単位プログラムUPは、図1(B)
および図2(B)に示すように、思考エリア5,知識エ
リア6、および知識関連エリア7からなる。思考エリア
5は所定の処理を実行するエリアであり、知識エリア6
は単位プログラムUPに所有させる一般のデータを記憶
するエリアである。ここで言う一般のデータとは、当該
単位プログラムUPの所有する機能に関係するデータで
ある。知識関連エリア7は、関連する単位プログラムU
Pを認識する認識データを記憶するエリアであり、前記
認識データは単位プログラムUPの名称またはその識別
符号等からなる。
【0017】前記単位プログラム群の各単位プログラム
UPは、知識関連エリア6の認識データで関連づけられ
た階層構造をなし、最上位の単位プログラムUP0 は一
つとされる。各単位プログラムUPの知識関連エリア7
に関連単位プログラムとして記憶されるものは、一つの
上位の単位プログラムUPと、一つまたは複数の下位の
単位プログラムUPである。
【0018】最上位単位プログラムUP0 の思考エリア
5は、入力装置2から入力された指示内容を、知識関連
エリア6の認識データで関連づけられた各単位プログラ
ムUPへ順次送る処理を行うものである。
【0019】他の各単位プログラムUPの思考エリア5
は、所定の処理を実行する論理演算機能部5aと、処理
拒否機能部5bとでなる。処理拒否機能部5bは、他の
単位プログラムUPから送られた指示内容やデータが論
理演算機能部5aの処理内容に関連するか否かを判断
し,関連する場合にのみ論理演算機能部5aに処理を行
わせる手段である。なお、この建物生産設計装置は、図
1(A)のように各単位プログラムUPがデータ未付与
の状態で準備され(一部の予め定まったデータは付与し
ておいても良い)、設計者による設計過程で入力や演算
により得られたデータDが、図1(C)のようにいずれ
かの単位プログラムUPの知識エリア6で格納されるこ
とになる。同図の単位プログラムUPには、後に説明す
るように設計過程で創成された単位プログラムUPが含
まれる。この建物生産設計装置から設計済みデータDを
読み出すときは、前記のように単位プログラムUPに格
納されたデータDを読み出すことになる。また、設計過
程においても、単位プログラムUPの格納のデータDが
表示装置3に表示される。
【0020】図3は単位プログラムUPの思考エリア5
の一般的なプログラム構造を示す。同図に示すように、
思考エリア5は、まず指示内容やデータを一旦は受取り
(ステップS1)、その指示内容,データが自身の論理
処理に関係するか否かを判断する(S2)。関係しない
場合は直ぐにその単位プログラムUPの処理を終了す
る。ステップS1で受け取った指示内容やデータはその
単位プログラムUP内には保存しない。前記処理の終了
により、指示内容,データの送り元の単位プログラムU
Pに実行状態が戻る。前記判断ステップS2により、図
1(B)の処理拒否機能部5bが構成される。なお、前
記のステップS1では、指示内容だけを受け取り、後の
ステップS2の判断後に、関係する場合のみにデータを
受け取るようにしても良い。
【0021】自身の論理処理に関係する場合は、以下の
ステップS3〜S8からなる論理演算機能部5aの処理
に進む。この場合に、まず、自身の内部処理に関係する
のか、単に関連単位プログラムUPの処理に関係するの
かを判断し(S3)、内部処理に関係しない場合は、ス
テップS1で受け取った指示内容,データを関連する単
位プログラムUPに渡し(S7,S8)、処理を終了す
る。この処理の終了で、指示内容,データの渡された単
位プログラムUPに実行が移る。前記の関連する単位プ
ログラムUPに指示内容,データを渡す過程(S7,S
8)では、知識関連エリア7に記憶された認識データか
ら関連する単位プログラムを検索し(S7)、その検索
された単位プログラムUPに指示内容,データを送る
(S8)。前記検索過程(S7)では、まず知識関連エ
リア7に認識データが記憶された単位プログラムUPの
うちの下位階層における最初の単位プログラムUPに指
示内容,データを送り、その送り先側の単位プログラム
UPで受け取りが拒否された場合は、次の単位プログラ
ムUPに指示内容,データを送るという処理を行う。こ
のような処理を受け取りが行われるまで繰り返すことで
検索する。
【0022】前記の自身の内部処理か否かの判断ステッ
プ(S3)で、内部処理であると判断された場合は、ス
テップS4の処理を行う。ステップS4の処理には、次
のような各種の形態がある。例えば、論理処理を行うた
めの設計者への入力要求メッセージを表示装置3に表示
することにより行い、この入力要求に応答する設計者の
入力装置2からの入力データを知識エリア6へ取り込
み、この取り込んだデータによって所定の論理演算(座
標位置の演算や部品種類の検索等)を行う。前記の入力
要求を行わずに、企画設計データの記憶手段8から必要
データを取り込むようにしても良い。前記の所定の論理
処理は、新たな単位プログラムUPを創成する処理であ
っても良い。この「創成」については後に説明する。
【0023】このように論理処理を行った後、演算結果
を知識エリア6に格納し(S5)、演算結果を表示装置
3に図形や文字,記号等で表示する。この後、前記と同
様にして(自身の内部処理でない場合と同様にして)、
関連する単位プログラムUPを検索し(S7)、その検
索された単位プログラムUPに指示内容,データを渡し
て処理を終了する。
【0024】図3に示すステップS3〜S8の処理は、
単位プログラムUPの種類によっては全てを含むものも
あり、いずれかのステップS3〜S8が省かれた単位プ
ログラムUPとされるものもある。このように、思考エ
リア5における論理演算機能部5aの処理内容は、次の
a〜hのうちの少なくとも一つの処理を含み、かつこれ
らa〜hの処理内容は、全てがいずれかの単位プログラ
ムUPの論理演算部5aの処理内容に含まれる。 a.受け取った指示内容,データを知識関連エリアの認
識データで関連づけられた下位の各単位プログラムに渡
す処理(S3,S7,S8)。 b.論理演算のために入力要求を行う処理(S4)。 c.入力されたデータを知識エリア6に取り込む処理
(S4)。 d.知識エリア6のデータを元に所定の論理演算を行う
処理(S4)。 e.演算結果を知識エリア6に格納する処理(S5)。 f.演算結果を表示装置3に表示させる処理(S6)。 g.演算結果,指示内容,データを前記の関連づけられ
た下位の各単位プログラムに渡す処理(S7,S8)。 h.下位の単位プログラムの処理が終了したときの対応
処理。 なお、ステップS3の処理(自身の内部処理に関連する
か否かを判断する処理)は、いずれの単位プログラムU
Pにも設けないようにしても良い。すなわち、各単位プ
ログラムUPの構成として、単に指示内容,データを渡
す機能だけの種類と、必ず自身の内部処理を行う種類と
のいずれかの構成とする場合は、ステップS3の判断処
理は不要である。
【0025】単位プログラムUPの創成は、次の場合に
行われる。単位プログラム群における最下位の単位プロ
グラムUPのうちのいずれかは、建物構造部品の種別
(例えば、出隅柱、2P幅無開口外壁パネル、1P幅床
パネル……)毎の設計項目に対応して設けたものとす
る。これらの設計項目の単位プログラムUPにつき、論
理演算機能部5aの機能として、新たな単位プログラム
UPを、必要部品個数に応じた数だけ創成する機能を持
たせる。したがって、建物構造部品毎に創成単位プログ
ラムUPが存在することになる。この「創成」は、図5
(A)に一例を示すように、元の単位プログラムUPの
思考エリア5、知識エリア6、および関連認識エリア7
につき、各々複写した単位プログラムUPを新たにデー
タベース部9内に作成すること等で行う。この場合に、
創成された各単位プログラムUPには、知識関連エリア
7に元の単位プログラムUPの認識データが記述され、
元の単位プログラムUPには創成した全ての単位プログ
ラムUPの認識データが記述される。
【0026】なお、図1(A)のCADシステム部10
は、単位プログラムUPと表示装置3および入力装置2
との間の入出力の中継(例えば対話処理)を行う機能を
持つものとする。また、CADシステム部10は、最上
位単位プログラムUP0 へ送る指示内容となる設計項目
の選択メニュー11を表示装置3に表示させる手段12
を有するものとする。
【0027】上記構成の建物生産設計装置を用いた設計
方法の概略を説明する。まず、図1のCAD装置を起動
させ、表示装置3の画面に設計項目の選択メニュー11
を表示させておく。このメニュー11から希望の設計項
目を選ぶと、その選択項目の指示内容が、図2(A)に
示すように最上位単位プログラムUP0 に関連した全て
の単位プログラムUPに送られる。同図において、実線
の矢印は指示内容の流れを示し、破線は単位プログラム
UP間に何らかの関連があることを示す。同図の例で
は、単位プログラムUP1 〜UP3 に指示内容が送られ
る。このうち、指示内容に関係しない単位プログラムU
1 ,UP 2 は処理を拒否し、指示内容に関係する単
位プログラムUP3 が処理を行うことになる。このよう
にして指示内容に関係する単位プログラムUP3 に指示
内容が渡されると、単位プログラムUP3 はその思考エ
リア5で所定の処理を行い、指示内容や演算結果等のデ
ータを、関連する下位の各単位プログラムUP6 ,UP
7 に送る。ここでは、単位プログラムUP6 が関係する
単位プログラムであって、処理を行い、関係しない単位
プログラムUP7 は指示内容の受取を拒否する。以下、
同様にして、単位プログラムUP6 から単位プログラム
UP8 〜UP10に指示内容, データが送られ、単位プロ
グラムUP9 で指示内容を受け取って処理が行われるこ
とになる。
【0028】つぎに、図4〜図14に従って、建物生産
設計装置をさらに具体化させた例を建物構造部品である
「柱」の設計例と共に説明する。同図の装置は、図1〜
図3に示した建物生産設計装置を前提とする。図4にお
いて、実線の楕円形で示す各単位プログラムUPは図1
のデータベース部9に予め作成した単位プログラムであ
り、破線の楕円形で示す各単位プログラムUPは創成さ
れた単位プログラムである。単位プログラムUP間を繋
ぐ直線は、単位プログラムUP間に関係があることを示
す。楕円内に記述した語は単位プログラムUPの名称を
示す。この例では、最上位単位プログラムUP0 の名称
を「建物」としてあり、その一つ下位に、「天井」,
「屋根」,「床」,「外壁」,「柱」の名称で示される
単位プログラムUPが設けられている。単位プログラム
「柱」の下位には、「外壁線柱」と「内部柱」の単位プ
ログラムUPがあり、「外壁線柱」の下位には「出隅
柱」,「入隅柱」,「直線柱」の単位プログラムUPが
ある。「出隅柱」および「直線柱」の下位には、それぞ
れ「物干付出隅柱」および「物干付直線柱」の単位プロ
グラムUPがある。
【0029】図9(A)は表示装置3の入力初期画面で
あり、図形作成のための補助線と設計項目選択のための
メニュー11とが表示されている。メニュー11には、
同図(B)に示すように、設計項目の他に、各種操作を
選択する項目が文字で表示されている。ここで、メニュ
ー11から「柱作成」の項目11aを選択すると、その
「柱作成」の指示内容は、図6に示すように最上位単位
プログラム「建物」に渡される。最上位単位プログラム
「建物」は、思考エリア5の機能によって指示内容「柱
作成」を受取り、知識関連エリア7に認識データが記憶
された各単位プログラムUPに指示内容を送る。知識関
連エリア7には、関係する単位プログラムUPを、その
プログラム名称を認識データとして記憶させてある。な
お、他の各単位プログラムUPも、これと同様に関係す
る単位プログラムUPをプログラム名称で記憶させてあ
る。この例では単位プログラム「建物」の知識関連エリ
ア7には、「外壁」,「床」,「屋根」,「天井」,
「柱」の単位プログラムUPの名称が記憶させてある。
【0030】したがって、思考エリア5は、これら「外
壁」,「床」,「屋根」,「天井」,「柱」の各単位プ
ログラムUPに順次指示内容を送る。このとき、「外
壁」,「床」,「屋根」,「天井」の単位プログラムU
Pは、指示内容が自身の論理処理と関係しないので指示
内容の受取を拒否し、単位プログラム「柱」が指示内容
を受け取ることになる。各単位プログラム「外壁」,
「床」,「屋根」,「天井」,「柱」へ指示内容を送る
順は、例えば関係関連エリア7に記述された順である。
なお、単位プログラム「建物」の知識エリア6は、この
例では設計過程の最後まで空の状態として使用されない
が、例えば建築面積や延べ床面積等の建物の概要を示す
データを知識エリア6に記憶させておいても良い。
【0031】単位プログラム「柱」が指示内容「柱作
成」を受け取ると、知識関連エリア7で関連づけられた
各単位プログラム「外壁線柱」および「内部柱」に指示
内容を送る。知識関連エリア7には、上位の単位プログ
ラムである「建物」と、下位の単位プログラムである
「外壁線柱」および「内部柱」のプログラム名称が記憶
させてある。知識エリア6は、設計過程の最後まで空の
状態とされる。単位プログラム「柱」から指示内容を送
られた単位プログラム「外壁線柱」および「内部柱」の
うち、単位プログラム「内部柱」は指示内容が自身の内
部処理に関係しないので指示内容の受取を拒否し、単位
プログラム「外壁線柱」が指示内容を受け取る。なお、
この例では、単位プログラム「内部柱」は、「内部柱作
成」の設計項目の指示内容である場合に処理を行うもの
としてある。
【0032】指示内容「柱作成」を受け取った単位プロ
グラム「外壁線柱」(図7)は、指示内容の実行に必要
な条件の入力要求メッセージとして、建物外郭線の入力
要求メッセージを、CADシステム部10を介して表示
装置3に表示させる。CADシステム部10は、表示装
置3の画面を外郭線定義画面とする。設計者は、前記メ
ッセージに応じて、入力装置2に建物外郭線の入力を行
う。この場合、図10(A)に×印で示すように、建物
外郭線(通り芯)の交点Pのポイント入力を行うこと
で、CAD装置の機能により、建物外郭線の各線分のデ
ータが生成され、同図(B)に示すように建物外郭線L
が連続した線分で示される。
【0033】この入力されたデータ、詳しくはその入力
データから生成された線分データからなる建物外郭線デ
ータは、知識エリア6に取り込まれ、この取り込まれた
建物外郭線データから、思考エリア5の論理処理として
柱を建てるべき各位置の平面座標位置(X,Y座標)が
計算される。計算結果は知識エリア6に格納し、その
後、関連する単位プログラム検索し、その検索された単
位プログラムへ指示内容「柱作成」と計算結果である座
標位置が送られる。知識関連エリア7には、図4に示さ
れた階層構造では、「柱」,「出隅柱」,「入隅柱」,
「直線柱」の単位プログラム名称が記憶されていること
になる。また、この例では、図11に示すように、建物
外郭線上の各隅部と、その隅部から2P間隔(「P」は
建物のモジュール寸法を示す)の位置とに柱を建てるも
のとしてあり、図示の建物外郭線では、7箇所の出隅
と、3箇所の入隅と、10箇所の直線上位置との合計2
0箇所に柱を建てることになる。
【0034】前記の演算結果である各柱を配置すべき位
置の座標位置データと指示内容「柱作成」とは、関連す
る単位プログラム「出隅柱」,「入隅柱」,「直線柱」
に送られる。この場合、送り先の全ての単位プログラム
「出隅柱」,「入隅柱」,「直線柱」が自身の論理処理
に関係するため、指示内容,データを受け取ることにな
る。したがって、最初に指示内容,データが送られた単
位プログラムが処理を開始することになる。この例で
は、単位プログラム「出隅柱」が最初に指示内容,デー
タを受け取ったとする。
【0035】図8に示すように、指示内容および演算結
果のデータを受け取った単位プログラム「出隅柱」は、
指示内容に応じて自身の内部処理を行う。この場合の内
部処理は、各柱作成位置のデータのうち、出隅に該当す
るデータのみを知識エリア6に格納し、次に、新たな単
位プログラム「出隅柱1」〜「出隅柱n」を創成する処
理である。このとき、まず、出隅に該当する各柱作成位
置のうち、第1の柱作成位置に対して単位プログラム
「出隅柱1」を創成する。なお、出隅に該当するか否か
は、例えば隣合う3か所の柱作成位置の位置関係から判
断される。創成された単位プログラム「出隅柱1」は、
次に示すように、思考エリア5、知識エリア6、および
知識関連エリア7を有するものであって、知識エリア6
に上位の単位プログラム「出隅柱」の持つデータが、思
考エリア5に所定の処理を行う機能が複写されるものと
する。また、この創成時に、単位プログラム「出隅柱」
の知識関連エリア7に、創成した単位プログラム「出隅
柱1」の認識データである単位プログラム名称「出隅柱
1」を記述し、かつ創成された単位プログラム「出隅柱
1」には上位の単位プログラム名称「出隅柱」を記述す
る。これにより、創成元と創成先の単位プログラムUP
が親子の階層関係として関連づけられる。このように創
成を行った後、その創成された単位プログラム「出隅柱
1」に、柱を配置すべき位置データを渡す。
【0036】これにより、単位プログラム「出隅柱1」
が実行される。単位プログラム「出隅柱1」の思考エリ
ア5は、指示内容を受け取った後、その指示内容「柱作
成」に応じて自身の内部処理を行う。この内部処理は、
その柱芯の正確な座標値を演算する処理である。すなわ
ち、前記の単位プログラム「外壁線柱」で計算された柱
位置の座標値は、建物のモジュール芯上の交点等を示す
概略位置であるが、柱芯の位置は、柱形状や柱の配置箇
所等に応じてモジュール芯に対してずれることが多い。
このような正確な柱芯の位置をここで演算する。これら
の処理結果は、知識エリア6に格納し、かつCADシス
テム部10を介して表示装置3に図形表示する。柱の種
類のデータは、創成元の単位プログラム「出隅柱」に一
種類に定められており、創成された単位プログラム「出
隅柱1」もその柱種類に決定されることになる。つま
り、最下層の単位プログラム等のように、個々の建物構
造部品毎の単位プログラムを創成する機能を有する単位
プログラム(例えば単位プログラム「出隅柱」,「物干
金物付出隅柱」,「入隅柱」,「直線柱」,「物干金物
付直線柱」等)は、各々1種類の建物構造部品に対応し
ており、その建物構造部品の種類を識別するデータを知
識エリア6等に有している。したがって、建物構造部品
毎の単位プログラムを創成した場合は、同時にその建物
構造部品の種類も決定されたことになる。処理結果の出
力は、例えば図11に全ての柱配置結果の表示装置画面
を示すように、建物外郭線上に丸や四角等の図形または
記号で示す柱形状図形(簡易)表示20と、その表示2
0の近傍に付記した「GCN1−K」等の文字で示す柱
記号表示21とで行う。この例では、柱形状図形表示2
0を、出隅柱を意味する四角印と、直線柱を示す丸印
と、入隅を示す二重丸印とに分け、柱種類の大まかな分
類の表示を兼用させている。なお、同図は、前述のよう
に全ての柱が配置された結果であり、一つの単位プログ
ラム「出隅柱1」〜「出隅柱n」等が創成され、実行さ
れる毎に、順次1本の柱について、その表示20,21
が表示装置画面に追加して表示される。知識エリア6に
格納された詳しいデータは、図12に示すように、画面
上に開いたウィンドウ23に表示される。この表示内容
が知識エリア6に格納されたデータである。ウィンドウ
23は、図9に示されたメニュー11を画面に所定の入
力操作で表示させ、その柱情報表示の項目11bを選択
することで、図12に示すように表示装置画面上に開か
れる。
【0037】このようにして、図8に示す単位プログラ
ム「出隅柱1」の思考エリア5の処理が終了すると、親
の単位プログラム「出隅柱」へ実行状態が戻り、その思
考エリア5における内部処理の続きとして、出隅に該当
する2番目の柱作成位置のデータに対して単位プログラ
ム「出隅柱2」を創成し(図5(A)参照)、その創成
した単位プログラム「出隅柱2」に処理を移す。出隅に
該当する最後の単位プログラム「出隅柱n」の創成およ
びその実行が終わり、上位単位プログラム「出隅柱」に
実行が戻ると、単位プログラム「出隅柱」は全ての処理
を終了することになり、その上位の単位プログラム「外
壁線柱」に実行を戻す。単位プログラム「外壁線柱」
は、関係する次の単位プログラム、例えば単位プログラ
ム「入隅柱」に、前記の演算結果である各柱作成位置デ
ータと、指示内容「柱作成」とを送り、単位プログラム
「入隅」がそのデータおよび指示内容を受け取って思考
エリア5による処理を実行することになる。単位プログ
ラム「入隅柱」は、図8と共に前述した単位プログラム
「出隅柱」と同様に、単位プログラム「入隅柱1」〜単
位プログラム「入隅柱n」を創成し、実行させる。この
ような処理が単位プログラム「直線柱」まで行われ、最
後の柱作成位置に対応する創成単位プログラム「直線柱
n」の実行までが終了すると、表示装置3の画面が図1
1に示された状態となる。単位プログラム「直線柱n」
の実行の終了の後、実行状態はその親の単位プログラム
「直線柱」に戻り、さらに上位の単位プログラム「外壁
線柱」まで戻る。このとき、単位プログラム「外壁線
柱」は、その思考エリア5で行うべき全ての処理が完了
したと判断し、最上位単位プログラム「建物」まで実行
状態を戻す。これにより、設計項目「柱作成」の設計が
一応完了する。
【0038】図13は、物干金物付柱を作成する場合の
画面例を示す。同図(A)は物干し位置定義画面であ
り、×印を示した位置(Y9通りのX4とX6の位置)
が物干金物の入力後の位置を示す。同図(B)は、この
ように物干金物付きとした場合の柱配置結果の表示画面
であって、物干金物付きの柱25をポインィングデバイ
スで指定してウィンドウを開いた状態を示す。この例で
は、同じ位置の出隅柱であっても柱種類が異なり、柱記
号が図11の例と異なっている。物干金物付柱は、図4
の単位プログラム「物干金物付出隅柱」および単位プロ
グラム「物干金物付直線柱」によって柱作成の設計が行
われる。これら単位プログラム「物干金物付出隅柱」や
「物干金物付直線柱」に処理が移るか否かは、単位プロ
グラム「外壁線柱」から送られて来るデータに「物干金
物付き」を意味する与条件データが有るか否かで判断さ
れる。
【0039】図14は建物外郭線を変更する場合の画面
例を示す。外郭線変更は、図9に示すメニュー11から
外郭線変更の項目11cを選択することで可能となる。
図14(A)は外郭線変更結果表示画面であり、同図
(B)はその柱配置結果表示画面である。外郭線変更を
行った場合は、柱作成の処理を再度最初から行う。
【0040】このようにして、柱作成の設計項目の設計
が完了すると、次の設計項目、例えば「内部柱作成」や
「外壁パネル作成」等を行い、全ての設計項目の設計が
完了すると、1棟分の全ての生産設計が完了する。な
お、必要な設計項目のみの設計を行う場合や、設計結果
のシュミレーションを行う場合にも、この建物生産設計
装置を使用することができる。
【0041】図5(B)は、この建物生産設計装置にお
けるプログラムの保守の例を示す。設計対象となる建物
の構造部品構成が変更され、1,2階の通し柱を用いる
ようになった場合、図4の単位プログラム群の保守を行
うことが必要となる。この場合、図4の単位プログラム
「柱」の下位に、図5(B)のように新たな単位プログ
ラム「通し柱」を追加する。追加の単位プログラム「通
し柱」も、思考エリア5、知識エリア6、および知識関
連エリア7を持つものとする。また、この追加した単位
プログラム「通し柱」の知識関連エリア7にはその上位
の単位プログラムの名称である「柱」を認識データとし
て記憶させ、上位の単位プログラム「柱」には追加した
単位プログラムの名称「通し柱」を認識データとして記
憶させる。これにより、「柱作成」の指示内容を入力し
た場合に、単位プログラム「通し柱」に指示内容,デー
タが送られることになる。なお、図5(B)の例とは逆
に、建物構造部品の構成を、例えば出隅柱と入隅柱とに
同じ部品を使用するように変更した場合は、図4の単位
プログラム「入隅柱」を削除して単位プログラム「出隅
柱」のプログラム内容を変更することで対処できる。
【0042】このように、この建物生産設計装置は、あ
る単位プログラムUPから関連する単位プログラムUP
の全てに指示内容とデータを渡しても、各単位プログラ
ムUPの思考エリア5に所有する機能に関連するものだ
けが処理を行い、関連しないものは処理を行わないよう
にしたため、各「単位プログラム」は種々の指示内容と
データ(処理結果)の内容毎に、どの「単位プログラ
ム」に指示内容とデータを渡すかを判断しなくても済
む。処理を行うか否かは受取側の単位プログラムUPの
所有する機能に依存している。そのため、図5(B)等
で説明したように、建物の構造部品構成の変更に伴うプ
ログラムの保守に際して、必要な単位プログラムの追加
や削除を行うことで簡単に対処できる。また、プログラ
ムの検証も、構造部品変更に直接に関連する設計項目の
単位プログラムUP内だけで済む。
【0043】
【発明の効果】この発明の建物生産設計装置および設計
方法は、思考エリア,知識エリア、および知識関連エリ
アからなる単位プログラムを、前記知識関連エリアで関
連づけた階層構造の単位プログラム群で構成し、上位の
単位プログラムから関連する複数の単位プログラムに指
示内容やデータを送り、送り先の単位プログラムの思考
エリアに処理拒否機能部を持たせて指示内容に応じた単
位プログラムで処理を行うようにしたものであり、また
いずれか複数の単位プログラムは、建物構造部品の種別
毎の設計項目に対応して設けたものであって、その論理
演算機能部の機能として、新たな単位プログラムを部品
個数に応じた数だけ創成する機能を有するものとしたた
め、部品選択の設計等の生産設計やシュミレーションが
容易に行える。しかも、建物構造部品の変更や追加等が
あっても、単位プログラムの追加,削除や、単位プログ
ラム内だけの処理内容の変更等で対処でき、簡単にプロ
グラムの保守を行うことができる。そのため新しい商品
毎にシステムを作成する必要がない。すなわち、この建
物生産設計装置は、特に単位プログラムとして設計項目
毎に設計して行くものであり、予め設定されたフローに
従う訳ではないため、設計変更が極めて容易である。さ
らに、このように単位プログラムとして設計項目毎に設
計するものであるため、新商品の設計のシミュレーショ
ンが極めて容易に、しかも迅速に行うことが出来る。ま
た、単位プログラムにおける思考エリアの論理演算機能
部の処理内容として、建物の企画設計データの記憶手段
からその企画設計データを取り込む処理を含むものとし
た場合は、建物の企画設計と生産設計との実際に応じた
最小の入力で生産設計を効率良く行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)はこの発明の一実施形態にかかる建物生
産設計装置の概念構成のブロック図、(B)はその単位
プログラムの構成説明図、(C)は単位プログラム群の
階層構造の概念図である。
【図2】(A)は単位プログラムの階層関係と指示内容
等の流れとを示す説明図、(B)は単位プログラムの概
略構成と相互関係の説明図である。
【図3】単位プログラムにおける思考エリアの一般的な
処理機能の流れ図である。
【図4】単位プログラム群の具体例についての階層関係
の説明図である。
【図5】(A)は単位プログラムの創成の説明図、
(B)は単位プログラムを追加する保守例の説明図であ
る。
【図6】図4の単位プログラム群の処理の一部を示す流
れ図である。
【図7】図6の流れ図に続く処理過程の流れ図である。
【図8】図7に続く処理過程の流れ図である。
【図9】(A)は入力初期画面の説明図、(B)はその
メニュー例の説明図である。
【図10】(A)は外郭線定義画面の説明図、(B)は
その外郭線表示画面の説明図である。
【図11】柱配置結果表示画面の説明図である。
【図12】柱配置結果表示画面にウィンドウを開いて単
位プログラムのデータ内容を示した画面例の説明図であ
る。
【図13】(A)は物干金物位置定義画面の説明図、
(B)はその柱配置結果表示画面の説明図である。
【図14】(A)は外郭線変更結果表示画面の説明図、
(B)はその柱配置結果の表示画面の説明図である。
【符号の説明】
1…コンピュータ、2…入力装置、3…表示装置、4…
処理手段、5…思考エリア、5a…論理演算機能部、5
b…処理拒否機能部、6…知識エリア、7…知識関連エ
リア、UP…単位プログラム
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G06F 15/60 634C

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンピュータを用いた建物生産設計装置
    であって、入力装置,表示装置,および論理演算を実行
    する処理手段を備え、 前記処理手段は設計項目毎に設けられる複数の互いに独
    立して実行可能な単位プログラムを有し、 前記各単位プログラムは、思考エリア,知識エリア、お
    よび知識関連エリアからなり、 前記思考エリアは所定の処理を実行するエリアであり、 前記知識エリアは、単位プログラムに所有させる一般の
    データを記憶するエリアであり、 前記知識関連エリアは関連する単位プログラムを認識す
    る認識データを記憶するエリアであり、 前記各単位プログラムは、前記知識関連エリアの認識デ
    ータで関連づけられた階層構造をなし、かつ最上位の単
    位プログラムは一つであり、 この最上位の単位プログラムの思考エリアは、入力装置
    から入力された指示内容を知識関連エリアの認識データ
    で関連づけられた各単位プログラムへ送る処理を行うも
    のであり、 他の各単位プログラムの思考エリアは、所定の処理を実
    行する論理演算機能部と、他の単位プログラムから送ら
    れた前記指示内容,データが前記論理演算機能部の処理
    内容に関連するか否かを判断し,関連する場合にのみ前
    記論理演算機能部に処理を行わせる処理拒否機能部とを
    有し、 前記論理演算機能部の処理内容には、 受け取った指示内容,データを知識関連エリアの認識デ
    ータで関連づけられた下位の各単位プログラムに渡す処
    理、 論理演算のために入力要求を行う処理、 入力されたデータを知識エリアに取り込む処理、 知識エリアのデータにより所定の論理演算を行う処理、 演算結果を知識エリアに格納する処理、 演算結果を表示装置に表示させる処理、 前記演算結果,指示内容,データを前記の関連づけられ
    た下位の各単位プログラムに渡す処理、 および下位の単位プログラムの処理が終了したときの対
    応処理、のうちの少なくとも一つの処理を含み、かつこ
    れらの処理内容は、全てがいずれかの単位プログラムの
    論理演算部の処理内容として含まれるものとし、 前記単位プログラムにおけるいずれか複数の単位プログ
    ラムは、建物構造部品の所定の部位毎の設計項目に対応
    して設けたものであって、その論理演算機能部の機能と
    して、前記思考エリア,知識エリア、および関連認識エ
    リアからなる新たな単位プログラムを、演算結果または
    入力データ等から得られる部品個数に応じた数だけ当該
    単位プログラムの複写によって当該単位プログラムの下
    位に創成する機能を有するものとした建物生産設計装
    置。
  2. 【請求項2】 前記建物構造部品の所定の部位毎の設計
    項目は、「柱」、「梁」、「外壁パネル」、「間仕切パ
    ネル」「床パネル」、「屋根トラス」、「屋根パネ
    ル」、および「天井パネル」等の別に分けられる建物構
    造部品の種類よりもさらに下位の建物構造部品の種類に
    関する設計項目とする請求項1記載の建物生産設計装
    置。
  3. 【請求項3】 いずれかの単位プログラムにおける思考
    エリアの論理演算機能部の処理内容として、建物の企画
    設計データの記憶手段からその企画設計データを取り込
    む処理を含む請求項1または請求項2記載の建物生産設
    計装置。
  4. 【請求項4】 前記処理手段が、前記各単位プログラム
    を格納したデータベース部と表示装置および入力装置と
    の間の入出力を中継する機能を持つCADシステム部と
    で構成され、前記CADシステム部は、最上位単位プロ
    グラムへ送る指示内容となる設計項目の選択メニューを
    表示装置に表示させる手段を有するものとした請求項1
    または請求項2または請求項3記載の建物生産設計装
    置。
  5. 【請求項5】 コンピュータを用いて1棟の建物の生産
    設計を行う建物生産設計方法であって、入力装置,表示
    装置,および論理演算を実行する処理手段を備えた建物
    生産設計装置を使用し、 前記処理手段は設計項目毎に設けられる複数の互いに独
    立して実行可能な単位プログラムを有し、 前記各単位プログラムは、思考エリア,知識エリア、お
    よび知識関連エリアからなり、 前記思考エリアは所定の処理を実行するエリアであり、 前記知識エリアは、単位プログラムに所有させる一般の
    データを記憶するエリアであり、 前記知識関連エリアは関連する単位プログラムを認識す
    る認識データを記憶するエリアであり、 前記各単位プログラムは、前記知識関連エリアの認識デ
    ータで関連づけられた階層構造をなし、かつ最上位の単
    位プログラムは一つであり、 この最上位の単位プログラムの思考エリアは、入力装置
    から入力された指示内容を知識関連エリアの認識データ
    で関連づけられた各単位プログラムへ送る処理を行うも
    のであり、 他の各単位プログラムの思考エリアは、所定の処理を実
    行する論理演算機能部と、他の単位プログラムから送ら
    れた前記指示内容,データが前記論理演算機能部の処理
    内容に関連するか否かを判断し,関連する場合にのみ前
    記論理演算機能部に処理を行わせる処理拒否機能部とを
    有し、 前記論理演算機能部の処理内容には、 受け取った指示内容,データを知識関連エリアの認識デ
    ータで関連づけられた下位の各単位プログラムに渡す処
    理、 論理演算のために入力要求を行う処理、 入力されたデータを知識エリアに取り込む処理、 知識エリアのデータにより所定の論理演算を行う処理、 演算結果を知識エリアに格納する処理、 演算結果を表示装置に表示させる処理、 前記演算結果,指示内容,データを前記の関連づけられ
    た下位の各単位プログラムに渡す処理、 および下位の単位プログラムの処理が終了したときの対
    応処理、のうちの少なくとも一つの処理を含み、かつこ
    れらの処理内容は、全てがいずれかの単位プログラムの
    論理演算部の処理内容として含まれるものとし、 前記単位プログラムにおけるいずれか複数の単位プログ
    ラムは、建物構造部品の所定の部位毎の設計項目に対応
    して設けたものであって、その論理演算機能部の機能と
    して、前記思考エリア,知識エリア、および関連認識エ
    リアからなる新たな単位プログラムを、演算結果または
    入力データ等から得られる部品個数に応じた数だけ当該
    単位プログラムの複写によって当該単位プログラムの下
    位に創成する機能を有するものとした建物生産設計方
    法。
  6. 【請求項6】 請求項1記載の建物生産設計装置の保守
    方法であって、単位プログラムの追加または削除を行う
    場合に、その追加または削除を行う単位プログラムの一
    つ上位の単位プログラムにおける知識関連エリアに、対
    応する認識データを追加または削除する建物生産設計装
    置の保守方法。
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CN113626406A (zh) * 2021-07-09 2021-11-09 中国科学院自动化研究所 基于工地、建筑和构件关系模型的信息获取方法和装置

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CN113626406A (zh) * 2021-07-09 2021-11-09 中国科学院自动化研究所 基于工地、建筑和构件关系模型的信息获取方法和装置
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