JP3308677B2 - コード入力装置 - Google Patents

コード入力装置

Info

Publication number
JP3308677B2
JP3308677B2 JP26121493A JP26121493A JP3308677B2 JP 3308677 B2 JP3308677 B2 JP 3308677B2 JP 26121493 A JP26121493 A JP 26121493A JP 26121493 A JP26121493 A JP 26121493A JP 3308677 B2 JP3308677 B2 JP 3308677B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
classification
code
name
selected object
component
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP26121493A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH07114575A (ja
Inventor
拓朗 岩村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Misawa Homes Co Ltd
Original Assignee
Misawa Homes Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Misawa Homes Co Ltd filed Critical Misawa Homes Co Ltd
Priority to JP26121493A priority Critical patent/JP3308677B2/ja
Publication of JPH07114575A publication Critical patent/JPH07114575A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3308677B2 publication Critical patent/JP3308677B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、製品を設計及び製造す
るために、上記製品に用いられる部品を選択するに際し
て、選択すべき部品のコードを容易に入力することがで
きるコード入力装置に係わり、特に、住宅のように構成
する部品点数が多く、個々の住宅毎に異なる部品が要求
されることが多い製品に好適に用いられるコード入力装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、住宅の設計においては、設計作業
を省力化するために、いわゆるCADシステムが用いら
れるようになっている。従来の住宅用のCADシステム
においては、オペレータの指示により、予め記憶された
各種のデータに基づいて住宅の構造が決定され、間取り
図、斜視図、設計図等の図面として出力されるようにな
っている。また、CADシステムによっては、予め記憶
された外装や内装の色や材質を選択することにより、外
装や内装を模擬的に決定するものがあった。さらに、上
記CADシステムには、決定された住宅の構造、内装、
外装に基づいて、簡単な見積りを求めるものがあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、住宅等の建
築物は、発注者の意向に基づいて個々に設計されて建築
されるので、各建築物は、基本的に互いに異なるものと
なっているとともに、建築物は、その躯体を構成する
柱、梁、壁、床等の部品の他に、外装や内装のように、
住宅の構造とはほとんど関係なく、発注者の好みによっ
て決められる多数の部品が存在する。
【0004】そこで、CADシステムにより、できるだ
け正確な見積りを求めようとした場合には、上記多数の
部品の製品番号や単価等を記憶したデータベースを必要
とするとともに、部品が使用される場所毎に、随時、デ
ータベース中の各部品のうちのどの部品を用いるかを検
索して決定する必要があり、CADシステムを用いても
極めて手間と時間のかかる作業となる可能性が高かっ
た。また、各部品には、近似したものが多く、単に使用
箇所、色、サイズ等を指定しても、使用すべき部品を特
定できないので、最終的には、部品となる製品毎の製品
番号もしくは製品毎に予め設定した内部コードを指定す
る必要があった。
【0005】しかし、上記製品番号もしくは内部コード
により、各部品を扱うものとした場合には、相当熟練し
たオペレータでも実際の部品と製品番号もしくはコード
とを結び付けることができず、データベースもしくは、
部品の特徴と部品の製品番号もしくはコードとの対応表
を用いて、使用すべき部品の製品番号もしくはコードを
検索する必要があり、使用すべき部品の決定をさらに手
間のかかるものとしていた。
【0006】従って、上記従来のCADシステムにおい
ては、作業を煩雑にすることがないように、例えば、外
壁材や内装用の壁紙等の見積りを演算する場合には、実
際に使用する部品とは関係なしに、簡単に使用箇所、サ
イズ、色等で選択できる数種の部品とその単位面積当り
の単価を設定しておき、CADシステム上で決められた
構造のデータから壁の面積を求めるとともに、上記幾つ
かの部品から一つの部品を選択することにより、見積り
を求めていた。このように求められた見積りは、実際に
部品として使用される製品と直接関係がないので単なる
目安でしかなく、従来の住宅用のCADシステムでは、
実際の各部品の発注や、正確な見積書の出力を行なうも
のがなかった。
【0007】すなわち、従来の住宅用のCADシステム
では、使用すべき各部品を決定及び入力するのが、極め
て煩雑なため、実際の各部品の物流に基づいて、発注や
見積りを行なうことが困難であった。従って、実際の住
宅の建設においては、発注者が施工者に好みや予算を伝
え、施工者が上記発注者の意向に基づいて各部品を決め
て、見積書及び部品の発注書の製作を行なっており、C
ADシステムによる省力化がなされていない状況であっ
た。
【0008】また、プレハブ住宅においては、ある程
度、構造や上記内装や外装のパターンがモデル化されて
おり、見積書や発注書の製作が、容易なものとなる可能
性があるが、住宅をあまりに画一的なものとしてしまっ
た場合には、様々な好みを有する発注者に対応すること
ができないので、やはり、住宅の各部所に選択可能な多
種の部品を用意しておく必要があり、特に外装や内装に
関しては、現場軸組の住宅に比較して使用可能な部品の
種類が多くなる可能性があり、従来のCADシステムで
は、プレハブ住宅においても、正確な見積りをだすこと
が困難であった。
【0009】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、例えば、住宅のように使用可能な部品の種類が
多数ある製品において、使用すべき部品を決定するに際
し、予め各部品の製品番号に対応する内部コードを設定
しておき、容易に使用すべき部品の上記コードを入力す
ることにより、製品の各部所に対する各部品の割り当て
を容易なものとし、見積り作業及び部品の発注作業等の
省力化を図ることができるコード入力装置を提供するこ
とを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
コード入力装置は、例えば、図1、2に示すように、
め、複数種の被選択物を該被選択物の属性に基づいて階
層的に分類し、各分類毎に分類コード及び分類名を設定
し、各階層から選択された上記分類コードを配列するこ
とにより、被選択物毎の被選択物コードを設定した際
に、上記被選択物コードを入力するためのコード入力装
置であって、上記各被選択物の各階層毎の各分類と該分
類の分類名及び分類コード、及び被選択物毎に設定され
た被選択物コードを記憶した分類記憶手段a(例えば、
補助記憶装置2)と、上記分類記憶手段aに記憶された
最上層の分類もしくは指定された一つの分類の下の階層
の分類のうちの分類中に、被選択物コードを有する被選
択物が存在する分類を検索する分類検索手段b(例え
ば、演算処理装置1)と、上記分類検索手段bに検索さ
れた分類の分類名を上記分類記憶手段aを参照して表示
する分類名表示手段c(例えば、表示装置3)と、上記
分類名表示手段cに表示された分類名から一つの分類名
を指示するための分類名指示手段d(例えば、入力装置
4)と、上記分類名指示手段dに指示された分類名を上
記分類記憶手段aを参照して上記分類名で示される分類
の分類コードに変換する変換手段e(例えば、演算処理
装置1)と、上記分類名指示手段dに指示された分類名
に基づいて上記分類検索手段bに分類を検索させ、検索
された分類の分類名を分類名表示手段cに表示させ、表
示された分類名から上記分類名指示手段dにより一つの
分類名を指示させることを最下層の分類まで繰り返させ
るとともに、上記分類名指示手段dにより指示された分
類名を上記変換手段eに分類コードを変換させ、これら
分類コードを入力順もしくは階層順に配列することによ
り被選択物毎のコードを生成するコード生成手段f(例
えば、演算処理装置1)とを具備してなることを上記課
題の解決手段とした。
【0011】また、本発明の請求項2記載のコード入力
装置においては、上記分類記憶手段aに、各被選択物を
階層的に分類するに際して、最初の階層として被選択物
の種類に基づいて種別に分類し、これら種別分類毎に、
各種別分類の下の階層にそれぞれ階層コードを設定し、
これら種別分類と階層コードとを対応させて登録した種
別階層コードテーブルファイルa1(例えば、部品テー
ブルコントロールファイル2a)と、上記各階層コード
と、該階層コードで示される階層中に存在する全ての分
類の分類名及び分類コードとを対応させて登録した階層
別分類コードテーブルファイルa2(例えば、属性表示
用テーブルファイル2b)と、予め登録された被選択物
を示す品番と、被選択物毎のコードとを対応させて登録
した被選択物コードテーブルファイルa3(例えば、内
部コードテーブルファイル2c)とが記憶され、上記分
類検索手段は、順次下の階層の分類を検索するに際し
て、まず、種別階層コードテーブルファイルa1を検索
して、指示された種別分類に対応する階層コードを読み
出し、該階層コードに対応する分類名及び分類コードを
上記階層別分類コードテーブルファイルa2から読み出
し、読み出された分類コードと被選択物コードテーブル
ファイルa3に登録され、かつ、分類コードを配列する
ことにより設定された被選択物コードの上記読み出され
た分類コードに対応する部分とを比較し、上記読み出さ
れた分類コードのうちの上記被選択物コードテーブルフ
ァイルa3に登録さた被選択物コード中に対応する分類
コードが存在するものだけを選択し、上記分類名表示手
段cが分類検索手段bにより最終的に選択された分類コ
ードに対応する分類名を表示することが好ましい。
【0012】
【作用】上記本発明の請求項1記載の構成によれば、各
被選択物が階層的に分類され、各分類に分類コードが設
定され、この分類コードを上記階層に従って配列するこ
とにより、各被選択物のコードが設定されている。そし
て、まず、分類検索手段bが分類記憶手段aに記憶され
た最上層の分類を検索し、検索された分類の分類名を分
類名表示手段cが表示する。そして、分類名が表示され
た分類名表示手段Cをオペレータが見て、選択すべき被
選択物に対応する分類を分類名指示手段dにより指示す
る。
【0013】次に、分類名指示手段dに指示された分類
名は、変換手段eにより分類コードに変換される。ま
た、分類検索手段bは、上記分類名指示手段dに指示さ
れた分類名を有する分類の下の階層の分類を検索する。
この際には、一つの階層内にある全ての分類のうちの分
類内に対応する被選択物が存在する分類だけを検索す
る。そして、上述のように検索された分類名が分類名表
示手段cに表示され、分類名指示手段dにより、一つの
分類名が指示されるとともに、変換手段eにより指示さ
れた分類名が分類コードに変換される。
【0014】そして、以上のような処理を順次下の階層
に向かって最下層の階層まで行なうことにより、各階層
毎に分類が指示されるとともに分類コードを得ることが
できる。そして、コード生成手段fにより得られた分類
コードが被選択物コードにされる。すなわち、本発明の
コード入力装置によれば、順次分類名表示手段aに表示
される分類名を選択して分類名指示手段dにより指示す
ることで、容易に被選択物コードを入力することができ
る。
【0015】また、分類中に被選択物が存在する分類だ
けを分類検索手段bが検索しているので、分類名表示手
段cに表示される分類名を順次選択した際に、被選択物
の存在しない、すなわち、登録されていない被選択物コ
ードが生成されてしまうのを防止することができる。
【0016】また、請求項2記載の構成によれば、上記
分類記憶手段aに、上記種別階層コードテーブルa1、
上記階層別分類コードテーブルa2及び上記被選択物コ
ードテーブルa3が記憶されている。そして、分類検索
手段bは、最上層の分類として種別分類を検索し、これ
を分類名表示手段cが表示し、分類名指示手段dが種別
分類を指示する。そして、種別分類が指示された後に、
分類検索手段bは上記種別階層コードテーブルa1か
ら、指示された種別分類の下の階層の階層コードを読み
出す。
【0017】次に、上記階層別分類コードa2から、上
述のように読み出された階層コードに対応する全ての分
類コードを読み出す。次いで、分類検索手段bは、上述
のように読み出された分類コードを含む被選択物コード
が被選択物コードテーブルに登録されているかどうかを
検索し、上記階層コードに対応する全ての分類コードの
うちの該分類コードを含む被選択物コードが被選択物コ
ードテーブルに登録されているものだけを選択する。従
って、分類中に被選択物が存在する分類だけを分類検索
手段dが検索することになる。
【0018】そして、分類検索手段bにより最終的に選
択された分類コードに対応する分類名が分類名表示手段
cに表示されることになる。従って、上述のように、分
類名表示手段cに表示される分類を順次選択した際に、
被選択物の存在しない、すなわち、登録されていない被
選択物コードが生成されてしまうのを防止することがで
きる。
【0019】
【実施例】以下に、本発明の一実施例のコード入力装置
を図面を参照して説明する。なお、この実施例のコード
入力装置は、本発明のコード入力装置を、コンピュータ
システムにより構成されるCADシステムに応用したも
のであり、この実施例において、コード入力装置は、C
ADシステムの一部として機能するようになっている。
そして、CADシステムの一部であるコード入力装置
は、上記CADシステムにより設計される住宅の各部所
に各部品を割り付けたり、割り付ける部品を変更した
り、見積書や発注書の作成にあたって、各部品を変更し
たりする際に、各部品を特定するためのコードを入力す
るものである。
【0020】次に、図2に示されるコード入力装置を備
えたCADシステムの基本構成を参照して、コード入力
装置を説明する。図2に示す上記コード入力装置を備え
たCADシステムは、周知のように中央演算処理ユニッ
トや内部記憶装置となるRAM及びROM等のメモリな
どを備えた演算処理装置(コンピュータ)1と、ハード
ディスク、光磁気ディスク等からなる補助記憶装置2
と、カラーディスプレイ等からなる表示装置3と、キー
ボードや、マウス、タブレット、デジタイザー等のポイ
ンティングデバイスからなる入力装置4と、後述する分
類表5aが記載されたシート5及び該シート5と重ねら
れた状態のタブレット6からなるコード入力用の座標位
置入力装置7と、プリンター及びプロッター等からなる
出力装置8とを基本構成とするものである。
【0021】なお、この実施例のCADシステムにおい
ては、コード入力装置として、二つのコード入力システ
ム(第1及び第2のコード入力システム)を使用できる
ようになっている。上記補助記憶装置2には、住宅を設
計するために、各部品の内部コード、製品名、製品番号
(品番)、単価、取付費用、形状データ、グラフィック
データ等がデータベースとして記憶されるとともに、C
ADシステム上で設計されたデータが記憶される。ま
た、上記補助記憶装置2には、後述する部品テーブルコ
ントロールファイル2a、属性表示用テーブルファイル
2b、内部コードテーブルファイル2c、部品属性コー
ド設定ファイル2dが記憶されている。
【0022】また、上記コード入力用の座標位置入力装
置7は、上述の第1のコード入力システムの一部を構成
するものであり、図3に示す分類表5aが記載された複
数ページのシート5(図3において、一枚だけ図示)
と、入力ペン(図示略)により座標位置を入力すること
ができるタブレット6とからなるものである。そして、
座標位置入力装置7において、シート5上に記載された
分類表5aの項目を入力ペンによりチェックした場合
に、演算処理装置1に座標位置が出力される。そして、
演算処理装置1においては、上記部品属性コード設定フ
ァイル2dに登録された上記分類表5aの各項目が占め
る領域の座標位置と、入力ペンがチェックした座標位置
とを比較し、入力ペンがチェックした座標位置が含まれ
る上記領域を検索し、上記部品属性コード設定ファイル
2dに上記領域に対応して記憶された分類コード(種別
コード及び部品属性コード)を選択するようになってい
る。
【0023】ここで、上記シート5上の分類表5a及び
補助記憶装置2の部品テーブルコントロールファイル2
a、属性表示用テーブルファイル2b、内部コードテー
ブルファイル2c、部品属性コード設定ファイル2dを
説明するために、上記内部コードの設定方法を説明す
る。上記内部コードは、基本的に上記CADシステムに
登録され、設計に使用される全ての部品にユニーク値と
して設定され、上記補助記憶装置2に記憶された各部品
の製品名、品番、単価、取付費用、形状データ、グラフ
ィックデータ等のデータを演算処理装置1が管理するの
に用いるものである。
【0024】そして、上記内部コードを設定する際に
は、まず、上記部品をその属性により階層的に分類して
いくとともに、各分類に分類名と部品属性コードをつけ
る。図3は、上記シート5上に記載された分類表5aを
示すものであるが、ここで、この分類表5aを用いて部
品の分類を説明する。各部品は、まず、第1の階層とし
て部品種類、例えば、外壁材、屋根葺材、内装用クロ
ス、システムキッチン、洗面カウンター等のような部品
の種類により分類される。そして、部品種類により分類
された部品はさらに、第2の階層として部品の仕様によ
り分類され、次に、第3以降の階層として、色、使用地
域(温暖地域と寒冷地域もしくは電源が50Hzの地域
と60Hzの地域など)等により分類される。
【0025】すなわち、各部品は、上述のように、その
属性に基づいて階層的に分類され、最終的に1種類の部
品が特定されるようになっている。なお、部品種類以降
の階層の項目は、上記仕様、色、使用地域等に限定され
るものではなく、部品の種類により異なる項目が用いら
れる。また、上記図3のシート5上の分類表5aでは、
少なくとも同じ部品種類において、各分類の階層毎の分
類項目を共通化することにより、階層的な分類を樹木状
に表示するのではなく、各階層を横もしくは縱の項目と
した表状に表示し、表示スペースを節約している。従っ
て、階層毎の分類項目を共通化したことにより、必ずし
も最終的に分類された項目の全てに部品が存在するわけ
でなはない。
【0026】例えば、図3に示されるシート5上の分類
表5aにおいては、各階層の分類項目数が、部品種類
1、仕様2、色4、地域3、水栓2となっており、最終
的な分類項目数は、1×2×4×3×2=48となる
が、例えば、洗面カウンターとしての製品の仕様P2a
においては、色がオークとナチュラルとしかなく、水栓
がシングルしかないという場合もある。このような場合
には、実際の部品が存在しない最終分類項目が多数存在
することになる。
【0027】そして、上記各階層の各分類には、シート
5上の分類表5aに示したように、部品の属性を示す分
類名が付けられるとともに、各階層の各分類には、図4
の例えば部品種類が洗面カウンターの場合の分類コード
表9に示すように、分類名とともに部品属性コード(な
お、部品種類の部品属性コードは、種別コードとする)
が付けられている。そして、この実施例においては、こ
れら部品属性コードを階層順に配列したものを、各部品
の内部コードとしている。例えば、部品種類が洗面カウ
ンターで、仕様がP1a、色がオーク、地域が一般、水
栓がシャワーの製品には、内部コードとしてTTN−4
R−−−−00010が設定される。
【0028】なお、上記内部コードにおいては、部品種
類を示す種別コードがTTN−4R−−−−とされてい
るが、これは上記洗面カウンターを示す4文字のコード
TTN−に、部品の向きやサイズを示す6文字のコード
4R−−−−を付加したものである。また、種別コード
を除く部品属性コードの数は、上述の条件では4つであ
るが、上記内部コードにおいては、00010と五つの
部品属性コードが設定されている。これは、この実施例
において予め内部コードの桁数が15桁に設定されてお
り、さらに上位6桁が種別コードとされ、下位5桁が種
別コード以外の部品属性コードとされているとともに、
部品属性の項目(部品種類以外の分類の階層)が5つ未
満の場合に、上記下位5桁の上位から部品属性コードが
割りふられ、残りの桁に0が割り振られるように設定さ
れていることによる。
【0029】そして、補助記憶装置2に記憶された部品
属性コード設定ファイル2d及び内部コードテーブルフ
ァイル2cは、主に、この実施例のCADシステムにお
ける第1のコード入力システムに用いられるものであ
る。なお、部品属性コード設定ファイル2d及び内部コ
ードテーブルファイル2cは、後述する第2のコード入
力システムにおいても使用される。そして、第1のコー
ド入力システムは、上記コード入力用の座標位置入力装
置7を使用するものである。そして、図3に示す座標位
置入力装置7の上記シート5の分類表5aは、分類表5
aを分類毎に分割するための罫線により、各階層の各分
類が矩形状の領域に分割されている。そして、例えば、
部品種類が洗面カウンターの部分は、領域e1から領域
e12に分割されている。そして、シート5をタブレッ
ト6上に重ねて配置した際の各領域e1〜e12の座標
位置が部品属性コード設定ファイル2dに登録されてい
る。
【0030】そして、上記部品属性コード設定ファイル
2dにおいては、複数ページに渡るシート5の一枚毎に
図5に示すデータテーブル(図5においては、洗面カウ
ンターについてのデータだけ記載したが、実際には、シ
ート一枚分のデータが一つのデータテーブルに記載され
ることになる)10が登録される。そして、データテー
ブル10には、上記シート5上の領域e1〜e12の範
囲の座標位置を示すデータ(図5中においては、座標位
置に代えてe1領域ないしe2領域と記載)と、上記シ
ート5上において領域e1〜e12に当てはまる各分類
の上記部品属性コードとが対応して登録されている。
【0031】上記内部コードテーブルファイル2cは、
上述のように部品を分類した場合に、実際に対応する部
品がない分類項目、すなわち部品に対応しない内部コー
ドができてしまうので、入力される内部コードが実際の
部品に対応しているかどうかをチェックするために、図
6に示すように、実際に部品が存在する内部コードと実
際の部品の製品番号(品番)とを対応させて登録した内
部コードテーブル(図6においては洗面カウンターの内
部コード及び品番だけを記載したが、実際には、CAD
システムに登録された全ての部品の内部コード及び品番
が登録される)11を有するものである。すなわち、上
述のように座標位置入力装置7で入力される内部コード
が、内部コードテーブル内にあるかどうか検索してチェ
ックすることにより、対応する部品が存在しない内部コ
ードが入力されるのを防止することができる。
【0032】上記補助記憶装置2に記憶された部品テー
ブルコントロールファイル2a、属性表示用テーブルフ
ァイル2bは、第2のコード入力システムに用いられる
ものである。第2のコード入力システムは、基本的に、
部品属性コードを順次選択する際に、選択される部品属
性コードに対応する分類名を表示装置3の画面に表示
し、画面に表示された分類名から一つの分類名をマウス
や入力ペン等のポインティングデバイスによって指示す
ることにより、指示された分類名に対応する部品属性コ
ードが選択され、次に、上記部品属性コードの下位の分
類名が表示され、上述のようにポインティングデバイス
で選択することを繰り返し行なうことにより、順次各階
層の部品属性コードを選択し、内部コードを入力できる
ようにしたものである。
【0033】そして、上記第2のコード入力システムで
は、まず、上記座標位置入力装置7により、内部コード
のうちの種別コードを入力するようになっている。この
際に、上記第1のコード入力システムでは、全ての階層
の分類名が記載された分類表5a上において、最初の部
品種類を示す分類名を指示することになるが、第2のコ
ード入力システムでは、図10の符号D1に示すように
上記シート5に部品種類だけの表を記載してこれを用い
るようにしても良い。
【0034】そして、部品種類の分類名を座標位置入力
装置7上でヒットすることにより、第1のコード入力シ
ステムと同様に、部品属性コードのうちの種別コードが
選択されるようになっている。そして、部品テーブルコ
ントロールファイル2aには、上記種別コードと該種別
コードの下の各階層の項目(ここでは、各階層が部品の
属性を示すものなので、以後属性と称する)を示す属性
コードとを対応させた図7に示す部品コントロールテー
ブル12が記憶されている。
【0035】そして、部品コントロールテーブル12を
種別コードで検索することにより、上記属性コードを得
ることができるようになっている。そして、属性表示用
テーブルファイル2bには、図8に示す属性表示用テー
ブル13が格納されており、各属性コードと、属性を示
す階層名(画面にメニューを表示する際の表示文字)
と、その属性内にある分類の各分類名及び部品属性コー
ドとが対応して記憶されている。従って、上記部品テー
ブルコントロールファイルから検索された属性コードか
らメニューに表示する属性名及びその属性名で示される
階層の各分類名を得ることができる。また、上記分類名
を表示する際には、上記内部テーブルファイル2cを検
索することにより、分類名が示す分類に対応する部品の
品番が内部テーブル11内に存在するものだけが表示さ
れるようになっている。
【0036】そして、上記演算処理装置1は、基本的に
は、周知の住宅用のCADシステムとしての機能を有す
るものである。そして、上記演算処理装置1は、上記第
1のコード入力システムとして、上述のように座標入力
装置7からの座標位置が、入力された際に、部品属性コ
ード設定ファイル2dを参照して、上記座標位置を部品
属性コードに変換する機能を有する。また、上記演算処
理装置1は、上記座標入力装置7から順次座標位置が入
力され、これを部品属性コードに変換した後に、入力順
もしくは階層順に部品属性コードを配列して、上記部品
毎の内部コードを生成する機能を有する。
【0037】さらに、演算処理装置1は、内部コードテ
ーブルファイル2cを検索し、上述のように生成された
内部コードが内部コードテーブル11に登録されている
かどうかを判断し、登録されている場合には、上記内部
コードに対応する部品が存在するものとし、その際に、
演算処理装置1が行なっている処理において、内部コー
ドを入力する機能を有する。また、演算処理装置1は、
上述のように生成された内部コードが、内部コードテー
ブル11に存在しない場合に、内部コードに対応する部
品が存在しないものと判断し、内部コードの入力が誤り
であったことを表示装置3に表示しすることにより、オ
ペレータに報知する機能を有する。
【0038】また、演算処理装置1は、第2のコード入
力システムとして、上記補助記憶装置2に記憶されたデ
ータから部品種類を示す最上層の分類もしくは指定され
た一つの分類の下の階層の分類のうちの分類中に上述の
ように設定された内部コードを有する部品が存在する分
類を検索する機能を有するとともに、このように検索さ
れた分類名を表示装置3に表示する機能を有する。ま
た、演算処理装置1は、表示装置3に表示された分類名
からポインティングデバイス(図示略)により一つの分
類名を指示した場合に、補助記憶装置2に記憶されたデ
ータに基づいて、分類名を部品属性コードに変換する機
能を有する。
【0039】そして、マウスや入力ペン等のポインティ
ングデバイスにより分類名が指示された際には、次の階
層の分類名のうちの上述のように部品が存在する分類の
分類名を検索して、表示装置3に表示し、さらにポイン
ティングデバイスによる分類名の指示に基づいて、指示
された分類名の下位にある階層の分類名を上述のように
検索することを繰り返すことにより、最上層から最下層
まで、各階層毎に一つの分類名を選択し、選択された分
類名を部品属性コードに変換するとともにこれを配列し
て内部コードを生成する機能を有する。
【0040】また、上記演算処理装置1による補助記憶
装置2に記憶されたデータの検索機能を詳細に説明すれ
ば、ポインティングデバイスに指定された分類名の下の
階層の分類を検索するに際して、まず最初に、部品テー
ブルコントロールファイル2aを検索して、指示された
種別分類に対応する属性コードを読み出す。そして、該
属性コードに対応する分類名及び部品属性コードを上記
属性表示用テーブルファイル2bから読み出す。次い
で、読み出された部品属性コードと内部コードテーブル
ファイルに登録され、かつ、部品属性コードを配列する
ことにより設定された内部コードの上記読み出された部
品属性コードに対応する部分とを比較し、上記読み出さ
れた部品属性コードのうちの上記内部コードテーブルフ
ァイル2cに登録さた内部コード中に対応する部品属性
コードが存在するものだけを選択し、これを表示装置3
に表示するものである。
【0041】次に、上述のような構成のコード入力装置
を用いて、CADシステムに部品の内部コードを入力す
る方法を図9のフローチャートを参照して説明する。ま
ず、オペレータは、座標位置入力装置7上に重ねて配置
された複数ページにわたるシート5から部品種類の項目
を検索して目的とする部品が記載されたページを選択す
る。ここでは、図3に示されるシート5を選択する。な
お、上記複数ページにわたるシート5は、その上側縁が
タブレット6の上側縁に固定された状態となっており、
ページをめくることで、目的とするページを選択するこ
とができるようになっている。
【0042】次に、シート5のどのページを選択したか
を、演算処理装置1に入力する必要があるが、ここで
は、各シート5毎に異なる位置にチェックポイント(図
示略)が設けられているものとし、ページ選択時に、こ
のチェックポイントの位置を入力ペンにより指示するこ
とで、演算処理装置1にチェックポイントの座標位置が
入力され、演算処理装置1が上記座標位置からどのペー
ジが選択されたのかを判断するようになっている。
【0043】次に、演算処理装置1は、上記部品属性コ
ード設定ファイル2dにページ毎に登録されたデータテ
ーブル10から、上記選択されたページに対応するデー
タテーブル10を選択する。ここでは、図5に示すデー
タテーブル10が選択されたものとする。次にオペレー
タは、コードを入力すべき部品の属性に基づいて、上記
シート5上の領域を入力ペンでヒットする(ステップS
1)。ここでは、まず、部品種類の項目の洗面カウンタ
ーと記載された領域e1を入力ペンによりヒットしたも
のとする。
【0044】なお、上記座標位置入力装置7において
は、部品種類だけを一枚にまとめて記載したシート(図
10の符号D1に概略を図示)も用意されており、この
シートD1を用いることにより、複数ページに渡る分類
表5aを用いる必要がなく、容易に種別コードを入力す
ることができる。
【0045】そして、入力ペンによりタブレット6上の
シート5をヒットすることにより、ヒットされた位置の
座標を示すデータが演算処理装置1に入力される。演算
処理装置1においては、上記部品属性コード設定ファイ
ル2dのデータテーブル10を参照して、入力された座
標を示すデータを含む領域e1〜e12を検索し、検索
された領域e1に対応する種別コードを求める(ステッ
プS2)。ここで、この実施例の第1のコード入力シス
テムにより、内部コードを入力する場合には、引き続
き、上記座標位置入力装置7のシート5上の分類表5a
を用いてタブレット6をヒットすることにより、内部コ
ードを入力する。また、第2のコード入力システムを用
いる場合には、ここでタブレットのヒットを中止する。
【0046】演算処理装置1は、所定時間内に引き続き
タブレット6による座標位置の入力がなかった場合には
(ステップS3)、第2のコード入力システムに移行
し、引き続きタブレットからの座標位置の入力があった
場合には、入力された座標位置に対応する分類を選択
し、これを部品属性コードに変換することにより、内部
コードの第1のコード入力システムによる入力を行なう
(ステップS4)。なお、入力すべき内部コードに必要
な全ての部品属性コードが入力される前に、タブレット
6による座標位置の入力が中断した場合には、次のステ
ップS5の処理に入る。
【0047】そして、タブレット6による座標位置の入
力が中断した際には、最初のタブレットのヒットにより
取得された種別コードに基づいて、部品テーブルコント
ロールファイル2aを検索する(ステップS5)。そし
て、タブレット6から入力された座標位置を部品属性コ
ード設定ファイル2dを参照することにより変換した種
別コードが、部品テーブルコントロールファイル2aに
あるかどうかを判断し(ステップS6)、もしなかった
場合には、後述するステップ18に飛んで品番を確定す
る。なお、この際には、部品テーブルコントロールファ
イル2aに種別コードが無いので、実際に確定される品
番がないことになり、エラーメッセージの表示等のエラ
ー処理を行なう必要がある。
【0048】次に、タブレット6から入力された種別コ
ードが、部品テーブルコントロールファイル2aにある
場合には、該部品テーブルコントロールファイル2aの
図7に示す部品コントロールテーブル12を参照して種
別コードに対応する属性コードのうちの第1の階層のも
の、すなわち、ここでは種別コードとして洗面カウンタ
ーのTTN−4Rが選択されたものとし、部品コントロ
ールテーブル12から、洗面カウンターの属性1のコー
ド、ここでは「AA1」を取得する。そして、次に図8
に示す属性表示用テーブル13を検索して、「AA1」
用の表示文字「仕様」と、この階層の分類名(属性表示
1及び2)である「P1a」及び「P2a」と、これら
の部品属性コード「0」と「1」とを取得する(ステッ
プS7)。
【0049】なお、ここで、上記属性コードが無かった
場合には(ステップS8)、生成中の内部コードデータ
の末尾に0を付け(ステップS9)、ステップ17の処
理に行く。そして、上記ステップS7により取得された
属性表示の数、即ち選択肢の数を取得する(ステップS
10)。そして、取得された選択肢の数が1か1より大
きいかを判断し(ステップS11)、1の場合には、上
記ステップS7で取得された部品属性コード(基本的
に、属性が一つしかない場合には部品属性コードが0)
を生成中の内部コードの末尾に付加し(ステップS1
2)、ステップ17の処理に行く。
【0050】そして、取得された属性表示が1より大き
い場合には、内部コードテーブルファイル2cを検索す
る(ステップS13)。この際に、ここでは、図6に示
す内部コードテーブル11を参照して、内部コードの下
5桁の最初の桁を検索し、上記仕様のP1a及びP2a
を示す種別コード0及び1があるかどうかを調べる。そ
して、ここでは、両方とも内部コードテーブル内に存在
するので、上述のように取得された表示文字「仕様」と
その分類名「P1a」及び「P2a」を図10に示され
るポップアップメニューD2として表示装置3に表示す
る(ステップS14)。そして、オペレータが表示装置
3に表示されたポップアップメニューD2から一つの分
類名をポインティングデバイスにより選択する(ステッ
プS15)。ここではP2aを選択したものとする。
【0051】そして、生成中の内部コードの末尾に上記
P2aに対応する部品属性コードを付加する(ステップ
S16)。ここでは、上記タブレット6のヒットによ
り、種別コードである「TTN−4R−−−−」が取得
された状態なので、生成中の内部コードは、「TTN−
4R−−−−1」となる。次に、内部コードに次の桁が
あるかどうか判断する(ステップS17)。ここでは、
内部コード内の部品属性コード部分が5桁あり、決定さ
れたのが一桁なので、上記ステップS7に戻る。
【0052】そして、内部コードの次の桁を決定するこ
とになる。ここでは、部品コントロールテーブル12か
ら、次の階層(属性2)の属性コード「AA2」が取得
され、属性表示用テーブル13から、属性コード「AA
2」に対応する階層名を示す表示文字「色」と、分類名
を示す「オーク」、「ライトオーク」、「グレーオー
ク」、「ナチュラル」と、これら分類名に対応する部品
属性コード「0」、「1」、「2」、「3」が取得され
る。次に内部コードテーブル11を参照して、今までに
生成された内部コード「TTN−4R−−−−1」の次
の桁に上記4つの部品属性コードがあるかどうかを検索
する。
【0053】ここでは、内部コードテーブル11におい
て、内部コード下5桁の一桁目が1の場合に、二桁目に
は、0と3しかないので、登録された部品が存在する分
類は、部品属性コードが「0」の「オーク」と、「3」
のナチュラルだけとなる。従って、ポップアップメニュ
ーD3には、図10に示すように分類名として「オー
ク」と「ナチュラル」だけが表示され、登録された部品
が存在しない分類「ライトオーク」と「グレーオーク」
は表示されない。ここで、オペレータが「オーク」を指
示した場合には、生成中の内部コードテーブルが「TT
N−4R−−−−−10」とされ、引き続き上述のよう
に内部コントロールテーブル12、表示用属性テーブル
13、内部データテーブル11が検索され、図10に示
すポップアップメニューD4が表示される。
【0054】そして、上記ポップアップメニューD4か
ら「一般」を指定することにより、生成中の内部コード
テーブルが「TTN−4R−−−−−100」とされ、
引き続き上述のような処理により図10に示すポップア
ップメニューD5が表示される。ポップアップメニュー
D5においては、選択肢が「シングル」一つであるが、
属性表示用テーブルにおいては、選択肢が「シングル」
と「シャワー」との2つがあり、自動的にシングルの部
品属性コード「0」が設定されずに、ポップアップメニ
ューD5が表示される。
【0055】そして、上記ポップアップメニューD4か
ら「シングル」を指定することにより、生成中の内部コ
ードテーブルが「TTN−4R−−−−−1000」と
され、内部コードの最後の桁を決めることになる。しか
し、部品コントロールテーブル12において、種別コー
ド「TTN−4R」には、属性コードが4つしか設定さ
れていないので、上記ステップS8において、属性コー
ドが無いことが判定され、生成中の内部コードテーブル
の末尾に0が付加され、内部コードテーブルが「TTN
−4R−−−−−10000」とされる。
【0056】ここで、ステップS17において、生成中
の内部コードに次の桁が無いことが判定され、内部コー
ドの生成が終了する。次に、上記内部コードテーブル1
1から決定された内部コードに対応する品番、ここでは
TZ1−B00001が確定される(ステップS1
8)。そして、上記内部コードの入力を必要とする処理
が行なわれる(ステップS19)。ここで、演算処理装
置1の処理としては、例えば、住宅の設計の段階で、配
置すべき部品を決める際もしくは変更する際に、上記内
部コードを入力することにより、配置される部品が決定
もしくは変更される。そして、設計段間の表示画面の図
面中に、上記内部コードもしくは品番に基づいて形状デ
ータ及びグラフィックデータが読み出されて上記部品の
配置された図面(設計図、斜視図など)が作成される。
【0057】また、見積書の作成段階においては、上記
内部コードもしくは品番が入力されることにより、内部
コードもしくは品番に対応した部品の単価、取付費用等
が呼び出されて見積りが行なわれる。また、発注書の作
成段階においては、上記内部コードが入力されることに
より、内部コードもしくは品番に対応した部品の製品名
及び発注用の製品番号が呼び出されることになる。な
お、設計段階において、内部コードが入力された場合に
は、見積書及び発注書の製作段階において、使用する部
品を変更する場合以外に、内部コードを入力する必要が
ない。
【0058】以上のように、この実施例の入力装置によ
れば、単に、表示装置1上に表示されたメニューから分
類名を順次選択することで、内部コードを入力すること
ができる。また、上記分類は、部品の属性に基づいて作
成されたものなので、部品の色や仕様等の特徴を分類上
において選択していくことにより、内部コードを入力す
ることができる。従って、部品と内部コードとの関係を
熟知していないオペレータでも、感覚的かつ容易に、内
部コードを入力することができるとともに、内部コード
の入力により用いられる部品を選択することができる。
【0059】言い換えれば、部品の属性に基づいた階層
的な分類を見ながら、各階層に示される属性毎の分類名
を選択することにより、使用すべき部品を分類に基づい
て選択するとともに、内部コードを入力することができ
る。すなわち、部品の選択作業と内部コードの入力作業
を同時に行なうことができ、内部コードの入力の大幅な
省力化を図ることができる。また、上記第1のコード入
力システムにおいては、登録された部品の存在しない内
部コードを指定してしまう可能性が高く、部品が存在し
ない内部コードを入力した際に、内部コードの再入力を
必要とし、作業能率が低下する場合があるが、本発明に
かかわる第2のコード入力システムにおいては、ポップ
アップメニューとして、部品が存在する分類の分類名が
順次表示されるようになっているので、部品の存在しな
い内部コードを入力してしまうのを防止することができ
る。
【0060】従来のCADシステムでは、設計の段階に
おいて、住宅の各部所に用いることが可能な全ての部品
から、使用すべき部品を選択して入力することに、極め
て手間がかかることから、設計の段階では、必ずしも使
用すべき部品、特に内装や外装に使用する部品のすべて
を特定していないのが実情であり、CADシステム上に
おいて、各部品の製品名、製品番号、単価等を特定し
て、見積りや発注を行なうことが困難であったが、この
実施例のコード入力装置を用いることにより、部品を特
定する内部コードの入力作業を、部品の選択作業と同時
に行なうことができるとともに、内部コードと部品との
対応関係を記憶もしくは検索しなくとも、容易に内部コ
ードを入力することができるので、CADシステム上に
おける使用すべき部品の特定作業を大幅に省力化し、容
易にCADシステム上において、使用すべき部品の特定
及び特定された部品に基づいた正確な見積書及び発注書
の作成を可能なものとすることができる。
【0061】なお、上記実施例においては、本発明のコ
ード入力装置を住宅用のCADシステムに応用したが、
上記コード入力装置は、部品毎にコードをつけ、このコ
ードにより処理を行なう全ての演算処理装置において、
コードを入力するために用いることができるものであ
り、上述のような演算処理装置1において、コード入力
の簡便化及び省力化を図ることができる。
【0062】また、上記実施例においては、種別コード
以外の部品属性コードを選択する際には、表示装置3上
に表示されるメニューを用い、種別コードを選択する際
には、座標位置入力装置7を用いるものとしたが、表示
装置3上に部品の種類をメニューとして表示し、メニュ
ーから種類を指示することにより種別コードを選択する
ものとしても良い。また、上記実施例においては、座標
位置入力装置7を、上記分類表が記載されたシートと、
該シートが重ねられたタブレットから構成したが、座標
位置入力装置は、これに限定されるものではない。例え
ば、上記シートに変えて、CRTや液晶ディスプレイ
や、プラズマディスプレイや、その他のディスプレイ
に、上記分類表を表示し、マウスや入力ペンなどのポイ
ンティングデバイスによりディスプレイ画面上の座標位
置を指示するものとしても良い。
【0063】また、ポップアップメニューを表示する表
示装置は、CRTの他に、液晶ディスプレイやその他の
ディスプレイを用いることができ、CRTに限定される
ものではない。
【0064】
【発明の効果】上記請求項1記載の入力装置によれば、
分類名表示手段上に階層毎に順次表示される分類名を分
類名指示手段により指示することにより、被選択物コー
ドが生成されるので、特に被選択物コードと被選択物の
対応関係を記憶もしくは検索しなくとも、容易に被選択
物コードを入力することができる。また、被選択物の分
類は、被選択物の属性に基づいて行なわれており、各階
層の各分類を、被選択物の選択理由に基づいて選択する
とともに、選択された分類の分類名の位置を入力するこ
とにより、上記選択理由に基づいた被選択物が選択され
るとともに、選択された被選択物に対応する被選択物コ
ードが生成されることになる。
【0065】従って、被選択物の選択作業と被選択物コ
ードの入力作業とを同時に行なうことができ、選択作業
と被選択物コードの入力作業との大幅な省力化を図るこ
とができる。また、上記分類名表示手段に表示される分
類名は、分類検索手段により分類内に対応する被選択物
が存在する分類だけが選択されて、分類名表示手段に表
示されるので、各階層の分類名を選択していき、選択さ
れた分類名を分類コードに変換し、これら分類コードを
配列することにより被選択物コードを生成した際に、被
選択物コードに対応する被選択物が存在することにな
り、対応する被選択物が存在しない被選択物コードが生
成されるのを防止することができる。従って、対応する
被選択物が存在しない被選択物コードを入力してしまう
ことにより、被選択物コードの再入力が必要となること
がなく、コード入力の省力化を図ることができる。
【0066】また、請求項2に記載のコード入力装置に
よれば、上記分類検索手段が分類記憶手段から、対応す
る被選択物が存在する分類名を検索する際に、まず、指
示された種別分類に基づいて、分類記憶手段の種別階層
コードテーブルファイルを参照して、指示された種別分
類に対応する階層コードを読み出す。そして、該階層コ
ードに対応する分類名及び分類コードを上記階層別分類
コードテーブルファイルから読み出す。
【0067】そして、読み出された分類コードと被選択
物コードテーブルファイルに登録され、かつ、分類コー
ドを配列することにより設定された被選択物コードの上
記読み出された分類コードに対応する部分とを比較し、
上記読み出された分類コードのうちの上記被選択物コー
ドテーブルファイルに登録された被選択物コード中に対
応する分類コードが存在するものだけを選択する。すな
わち、対応する被選択物が存在しない分類の分類名が排
除され、対応する被選択物が存在する分類の分類名だけ
を分類名表示手段に表示することができる。従って、上
述の請求項1記載のコード入力装置と同様に、被選択物
が存在する分類名だけを表示することができるので、分
類名表示手段上の分類名を選択することにより、対応す
る選択物が存在する被選択物コードを入力することが可
能となる
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のコード入力装置の基本構成を示すブロ
ック図である。
【図2】本発明の一実施例のコード入力装置を適用した
CADシステムの基本構成を示すブロック図である。
【図3】上記実施例のコード入力装置の座標位置入力装
置のシートに記載された分類表を示す平面図である。
【図4】上記実施例のコード入力装置において分類名と
部品属性コードの対応関係を説明するための分類コード
表を示した図表である。
【図5】上記実施例のコード入力装置の部品属性コード
設定ファイルに登録されたデータテーブルを示す図表で
ある。
【図6】上記実施例のコード入力装置の内部コードテー
ブルファイルに登録された内部コードテーブルを示す図
表である。
【図7】上記実施例のコード入力装置の部品テーブルコ
ントロールファイルに登録された部品コントロールファ
イルを示す図表である。
【図8】上記実施例の属性表示用テーブルファイルに登
録された属性表示用テーブルを示す図表である。
【図9】上記実施例のコード入力装置の動作を説明する
ためのフローチャートである。
【図10】上記実施例のコード入力装置の表示装置に順
次表示されるポップアップメニューを説明するための図
面である。
【符号の説明】
1 演算処理装置(分類検索手段b、変換手段e、コ
ード生成手段f) 2 補助記憶装置(分類記憶手段a) 2a 部品テーブルコントロールファイル(種別階層コ
ードテーブルa1) 2b 属性表示用テーブルファイル(階層別分類コード
テーブルa2) 2c 内部コードテーブルファイル(被選択物コードテ
ーブルa3) 3 表示装置(分類名表示手段c) 4 入力装置(分類名指示手段d)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−15371(JP,A) 特開 平2−28898(JP,A) 特開 平2−64769(JP,A) 特開 平2−85961(JP,A) 特開 平2−230371(JP,A) 特開 平4−216169(JP,A) 特開 平4−291667(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 17/30

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予め、複数種の被選択物を該被選択物の
    属性に基づいて階層的に分類し、各分類毎に分類コード
    及び分類名を設定し、各階層から選択された上記分類コ
    ードを配列することにより、被選択物毎の被選択物コー
    ドを設定した際に、上記被選択物コードを入力するため
    のコード入力装置であって、 上記各被選択物の各階層毎の各分類と該分類の分類名及
    び分類コード、及び被選択物毎に設定された被選択物コ
    ードを記憶した分類記憶手段と、 上記分類記憶手段に記憶された最上層の分類もしくは指
    定された一つの分類の下の階層の分類のうちの分類中に
    上述のように設定された被選択物コードを有する被選択
    物が存在する分類を検索する分類検索手段と、 上記分類検索手段に検索された分類の分類名を上記分類
    記憶手段を参照して表示する分類名表示手段と、 上記分類名表示手段に表示された分類名から一つの分類
    名を指示するための分類名指示手段と、 上記分類名指示手段に指示された分類名を上記分類記憶
    手段を参照して上記分類名で示される分類の分類コード
    に変換する変換手段と、 上記分類名指示手段に指示された分類名に基づいて上記
    分類検索手段に分類を検索させ、検索された分類の分類
    名を分類名表示手段に表示させ、表示された分類名から
    上記分類名指示手段により一つの分類名を指示させるこ
    とを最下層の分類まで繰り返させるとともに、上記分類
    名指示手段により指示された分類名を上記変換手段によ
    り分類コードに変換させ、これら分類コードを入力順も
    しくは階層順に付加して配列することにより被選択物毎
    のコードを生成するコード生成手段とを具備してなるこ
    とを特徴とするコード入力装置。
  2. 【請求項2】 上記分類記憶手段には、各被選択物を階
    層的に分類するに際して、最初の階層として被選択物の
    種類に基づいて種別に分類し、これら種別分類毎に、各
    種別分類の下の階層にそれぞれ階層コードを設定し、こ
    れら種別分類と階層コードとを対応させて登録した種別
    階層コードテーブルファイルと、 上記各階層コードと、該階層コードで示される階層中に
    存在する全ての分類の分類名及び分類コードとを対応さ
    せて登録した階層別分類コードテーブルファイルと、 予め登録された被選択物を示す品番と、該品番が示す被
    選択物の被選択物コードとを対応させて登録した被選択
    物コードテーブルファイルとが記憶され、 上記分類検索手段は、順次下の階層の分類を検索するに
    際して、まず、種別階層コードテーブルファイルを検索
    して、指示された種別分類に対応する階層コードを読み
    出し、該階層コードに対応する分類名及び分類コードを
    上記階層別分類コードテーブルファイルから読み出し、
    読み出された分類コードと、被選択物コードテーブルフ
    ァイルに登録され、かつ、分類コードを配列することに
    より設定された被選択物コードの上記読み出された分類
    コードに対応する部分とを比較し、上記読み出された分
    類コードのうちの上記被選択物コードテーブルファイル
    に登録さた被選択物コード中に対応する分類コードが存
    在するものだけを選択し、 上記分類名表示手段が分類検索手段により最終的に選択
    された分類コードに対応する分類名を表示することを特
    徴とする請求項1記載のコード入力装置。
JP26121493A 1993-10-19 1993-10-19 コード入力装置 Expired - Fee Related JP3308677B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26121493A JP3308677B2 (ja) 1993-10-19 1993-10-19 コード入力装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26121493A JP3308677B2 (ja) 1993-10-19 1993-10-19 コード入力装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07114575A JPH07114575A (ja) 1995-05-02
JP3308677B2 true JP3308677B2 (ja) 2002-07-29

Family

ID=17358734

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26121493A Expired - Fee Related JP3308677B2 (ja) 1993-10-19 1993-10-19 コード入力装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3308677B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1139335A (ja) * 1997-07-23 1999-02-12 Sekisui House Ltd 建築物の外構構造パターン検索装置及び方法並びに建築物の外構構造パターン検索プログラムを記録した記録媒体
JP2001344473A (ja) * 2000-05-31 2001-12-14 Toto Ltd インターネットを利用した住宅部品の購入方法
KR101596353B1 (ko) * 2015-03-16 2016-02-22 주식회사 한국무역정보통신 품목분류코드 결정 장치 및 방법

Also Published As

Publication number Publication date
JPH07114575A (ja) 1995-05-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6836752B2 (en) Method and apparatus for searching and retrieving architectural information for design of architectural projects
US6861951B2 (en) Methods and apparatus for generating a data structure indicative of an alarm system circuit
US20040083081A1 (en) Methods and apparatus for generating a data structure indicative of an alarm system circuit
US9443261B2 (en) Method and apparatus for optimization of floor covering and system for user configuration and real time pricing information
US7180411B2 (en) Methods and apparatus for generating a data structure indicative of an alarm system circuit
US6970078B2 (en) Methods and apparatus for generating a data structure indicative of an alarm system circuit
US20040083080A1 (en) Methods and apparatus for generating a data structure indicative of an alarm system circuit
JPH10301974A (ja) 住宅プランニングシステム
US20040080520A1 (en) Methods and apparatus for generating a data structure indicative of an alarm system circuit
JP3308677B2 (ja) コード入力装置
JP3164950B2 (ja) 部材決定装置
JPH07114574A (ja) コード入力装置
JP7103678B2 (ja) 建築物設計支援システム
JP6694192B1 (ja) 建材見積りシステム、その管理サーバ、及び建材見積り方法
JP2889489B2 (ja) 住宅設備部材の配置設計評価方法及び配置設計支援方法
JP3406135B2 (ja) 図形表示制御装置
JP4653344B2 (ja) プレハブ式建物用cadシステム
JP7269115B2 (ja) 自動作図システム
JP3781817B2 (ja) 建物生産設計装置および設計方法
JP2023092194A (ja) 素材集計システム
JPH06337912A (ja) 建築設計cadメニュー表示方法
JPH11140963A (ja) 建築設計用cadシステム
JPH08161379A (ja) 部材データ制御方法
JPH05204987A (ja) ファイル検索方式
JP3999281B2 (ja) 設計支援装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080517

Year of fee payment: 6

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080517

Year of fee payment: 6

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090517

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090517

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100517

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110517

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110517

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120517

Year of fee payment: 10

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees