JP3164950B2 - 部材決定装置 - Google Patents
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Description
品を設計及び製造するに際し、上記製品に用いられる部
材を決定する部材決定装置に係わり、特に、住宅のよう
に構成する部材点数が多く、個々の住宅毎に異なる部材
が要求されることが多い製品に好適に用いられる部材決
定装置に関する。
を省力化するために、いわゆるCADシステムが用いら
れるようになっている。従来の住宅用のCADシステム
においては、オペレータの支持により、予め記憶された
各種のデータに基づいて住宅の構造が決定され、間取り
図、斜視図、設計図等の図面として出力されるようにな
っている。また、CADシステムによっては、予め記憶
された外装や内装の色や部材を選択することにより、外
装や内装を決定するものある。さらに、上記CADシス
テムには、決定された住宅の構造、内装、外装に基づい
て、簡単な見積りを求めるものもある。
築物は、発注者の意向に基づいて個々に設計されて建築
されるので、各建築物は、基本的に互いに異なるものと
なっているとともに、建築物は、その躯体を構成する
柱、梁、壁、床等の部材の他に、外装や内装に用いられ
る多数の部材が存在する。
け正確な見積りを求めようとした場合には、多数の部材
の製品番号や単価等を記憶したデータベースを必要とす
るとともに、部材が使用される部所毎に、随時、データ
ベース中の各部材のうちどの部材を用いるかを決定する
必要があり、CADシステムを用いても極めて手間と時
間のかかる作業となる可能性が高かった。特に、外装や
内装は、住宅の構造とはあまり関係なく決められるもの
であり、発注者の好みの問題となるものが多く、自動化
することが困難であった。また、各部材は、近似したも
のが多く、各部材を決定するには、その部材を特定する
ことが可能なコード、例えば製品番号等を入力、もしく
は選択する必要があり、さらに部材の割り付け作業を煩
雑なものとしている。
ては、作業を煩雑にすることがないように、例えば、外
壁材や内装用クロス材等の見積りを演算する場合には、
予め上記外装材や内装用クロス材等の単位面積当りの単
価を幾つかの部材に対応して決めておき、CADシステ
ム上で決められた構造のデータから壁の面積を求め、上
記幾つかの部材から一つの部材を選択して対応する単価
を求めることにより、上記外装材や内装用クロス材の見
積りを求めるようにしている。このように求められた見
積りは、実際に部材として使用される製品と直接関係が
ないので単なる目安でしかなく、実際の各部材の発注
や、正確な見積書の出力を行なうCADシステムがなか
った。
では、実際の各部材の物流に基づいて、発注や見積りを
行なうことができるものがなかった。従って、実際の住
宅の建設においては、発注者が施工者に好みや予算を伝
え、施工者が上記発注者の意向に基づいて各部材を決め
て、見積書及び部材の発注書の製作を行なっており、C
ADシステムによる省力化がなされていない状況であっ
た。
度、構造や上記内装や外装のパターンがモデル化されて
おり、見積書や発注書の製作が、容易なものとなる可能
性があるが、住宅をあまりに画一的なものとしてしまっ
た場合には、様々な好みを有する発注者に対応すること
ができないので、やはり、住宅の各部所に選択可能な多
種の部材を用意しておく必要があり、特に外装や内装に
関して普通の住宅に比較して各部所の使用可能な部材の
種類が減るとは限らない。
であり、例えば、住宅のように使用可能な部材の種類が
多数ある製品において、容易に部材を決定して、正確な
見積り及び部材の発注を行なうことができる部材決定装
置を提供することを目的とするものである。
部材決定装置は、設計すべき製品を構成する各部所に複
数の割付可能な部材から選択された部材を割り付けてい
くことにより上記製品が設計される際に、上記各部所に
割り付ける部材を決定するものであり、上記製品を構成
する各部所に割付可能な部材を登録したマスターファイ
ルa1と、上記マスターファイルa1に登録されて割付
可能な部材を制限する複数の条件を登録した条件ファイ
ルa2と、予め、上記条件の元で上記マスターファイル
a1に登録されて割付可能な選択部材をそれぞれ異なる
パターンで上記各部所に割り付けた複数の上記製品全体
の割付パターンを登録した割付パターンファイルa3と
を記憶した記憶手段aと、上記条件ファイルa1から必
要な条件を指示して選択するとともに、上記割付パター
ンファイルa3から一つの上記製品全体の割付パターン
を指示して選択するための指示手段bと、上記指示手段
bにより指示された条件及び製品全体の割付パターンに
基づいて、上記製品の各部所に割り付ける部材を設定フ
ァイルa4として上記記憶手段aに記憶する設定手段c
と、上記設定ファイルa4の内容を変更して更新するた
めの変更手段dとを具備してなることを上記課題の解決
手段とした。
上記各部材を上記製品の構造により割り付けが決定され
る構造部材と、上記製品の構造により割り付け量が決定
される領域部材と、単体として上記製品の構造に関係な
く決定される単体部材とに分け、上記割付パターンファ
イルには、上記領域部材及び単体部材の割付パターンが
登録され、上記製品の構造の決定に伴い、設定ファイル
に構造部材の割り付けと、上記領域部材の割り付け量と
を付加する構造要素付加手段eを備えることが好まし
い。
上記各部材の単価、取付費等の費用が登録された部材デ
ータベースfと、上記設定ファイルに登録された部材毎
に上記部材データベースfを検索して上記製品に用いら
れる部材にかかる費用を積算して見積りを行なう積算手
段gとを有することが好ましい。
すべき製品に関する条件を記憶手段aに記憶された条件
ファイルa2から選択して決めるとともに、予め、記憶
手段aに記憶され、かつ、上記条件の元で上記製品に割
付可能な部材の割り付けを登録した割付パターンファイ
ルa3から一つの上記製品全体の割付パターンを選択
し、これら選択された条件及び製品全体の割付パターン
を指示手段bにより指示する。そして、設定手段cが上
記条件及び製品全体の割付パターンに基づいて、上記製
品の各部所に割り付ける部材を登録した設定ファイルa
4を作成して上記記憶手段aに記憶する。なお、基本的
には、上記製品全体の割付パターンにおいて、上記製品
の各部所にどの部材を割り付けるかが決定されており、
上記条件の範囲で上記製品全体の割付パターンを設定フ
ァイルにコピーすることになる。
上記製品の具体的構造が設計されている必要がなく、単
に上記製品に使用される部材が暫定的に決められた状態
となる。次に、上記製品の具体的構造の決定等に伴っ
て、変更手段dにより、上記設定ファイルa4の内容を
変更することにより、最終的に上記製品に使用される部
材を決定する。
品の各部所に割り付ける部材をひとつずつ指定せずに、
まず、予め用意され且つ各部所に暫定的に部材が割り付
けられた上記製品全体の割付パターンを選択することに
より、一括して決定してしまい、上記製品の詳細な構造
を決定する際に、上記割付パターンで対応できない部分
や、変更したほうが好ましい部材を変更して、最終的に
設計される製品で使用される部材を決定する。従って、
上記製品の設計における部材の割付作業が、上記製品全
体の割付パターンの選択による部材の一括割付と、一括
割付された部材の一部の修正だけとなり、上記製品の各
部所にそれぞれ部材を割り付けた場合に比較して部材の
割付作業を大幅に省力化することができる。
ターンにより設定される部材は、上記製品の構造により
決定される構造部材を除き、構造により量が決定される
領域部材と、単体として構造に関係なく決定される単体
部材とになる。従って、上述のように割付パターンを選
択するのに、上記製品の具体的構造を必要とせず、具体
的構造を決定する前の段階で割付パターンを決定するこ
とができる。そして、構造要素付加手段eにより、構造
が決定した後に、構造部材の割り付け及び領域部材の量
を付加することができる。従って、割付パターンにより
決められた部材を、上記製品の具体的構造の決定により
変更する必要はなく、他の理由、例えば、上記製品の発
注者の意匠上の好みなどによる変更となり、割付パター
ンを変更しなければならいない要素を最小限のものと
し、部材の割付作業をさらに省力化することができる。
算手段gにより、上述の請求項1もしくは請求項2の構
成により決められた部材に対する費用を部材データベー
スfから検索することにより、上記製品にかかる費用を
積算して見積りを行なうことができる。この際に、製品
に使用される部材は、上述のように容易に決定されるの
で、多数の部材を使用する製品における見積り作業にお
いて、最も手間のかかる部材の決定作業が容易なものと
なっており、見積り作業全体を省力化することができ
る。
及び「作用」の項において、図1に示す符号により本発
明を説明したが、本発明が図1に示す構成に限定される
趣旨でないことは勿論である。
図面を参照して説明する。なお、この実施例の部材決定
装置は、本発明の部材決定装置を、コンピュータシステ
ムにより構成されるCADシステムに応用したものであ
り、この実施例において、部材決定装置は、CADシス
テムの一部として機能するようになっている。そして、
CADシステムの一部である部材決定装置は、上記CA
Dシステムにより設計される住宅の各部所に各部品を割
り付け、上記各部所への部材の割り付けに基づいて、見
積りを求めるものである。
現場軸組による住宅ではなく、構築するに際し、予め、
工場で生産された床パネル、壁パネル、屋根パネルを建
築現場において組み付けることにより、床、壁、屋根等
を構築するパネル方式のプレハブ住宅の設計に用いられ
るものである。
たCADシステムの基本構成を参照して、部材決定装置
を説明する。図2に示す上記部材決定装置を備えたCA
Dシステムは、周知のように中央演算処理ユニットや内
部記憶装置となるRAM及びROM等のメモリなどを備
えた演算処理装置(いわゆるコンピュータ)1と、ハー
ドディスク、光磁気ディスク等からなる補助記憶装置2
と、カラーディスプレイ等からなる表示装置3と、キー
ボードや、マウス、タブレット、デジタイザー等のポイ
ンティングデバイスからなる入力装置4と、プリンター
及びプロッター等からなる出力装置5とを基本構成とす
るものである。
立地条件等の属性を示す多数の条件からなる基本条件デ
ータ8と多数の住宅のイメージに基づいてそれぞれのイ
メージで住宅の各部所に使用される部材を選択し、これ
を部材の割付パターンとした家イメージデータ7とを登
録した初期設定マスターファイル6と、設計すべき住宅
のプランニングにより得られるデータ及び上記初期設定
マスターファイル6から選択された基本条件及び家イメ
ージデータ7を登録するためのプランデータファイル9
と、各部材の製品名、製品番号、単価、工事費等を部材
コードにより検索可能な支給材データベース10及び現
場調達材データベース11とが記憶されている。
の項目毎に選択可能な複数の基本条件を設定した上記基
本条件データ8と、多数の項目毎に選択可能な部材(実
際には部材コード)を設定し、かつ、予め各項目毎に使
用する部材を決定した複数の家イメージデータ7とから
なるものである。上記基本条件データ8は、例えば、建
築すべき場所により複数の項目とそれに対する複数の基
本条件を設定している。
により、A、B、C、D、Eの五段階に分け、建築する
場所の積雪量により、上記五段階のうちの一つの段階を
選択するようになっている。また、住宅を構築する地域
を、電源の周波数により50Hzと60Hzとの地域に
分け、電源の周波数により選択するようになっている。
そして、基本条件データ8の項目としては、上述の積雪
量のような気象条件に関するものや、構築すべき家の構
造に関するものや、法的規制に関するものなどがあり、
その住宅の属性を示すものとなっている。
の多種の割付パターンを記憶したものであるが、上記割
付パターンのデータとは別に、家の各部所もしくは部材
の種類が項目とされ、上記各部所に使用可能な部材の部
材コードと、上記部材の特徴(色、材質、カタログN
o.など)を示すキーワードとが全て記憶された割付パ
ターンのマスターとなるデータも有する。
決定される構造部材(例えば、上記壁パネル、床パネ
ル、屋根パネル)と、家の構造とは関係なく決めること
ができるが、使用量が家の構造によって決められる領域
部材(例えば、壁の内装用クロス材、外装材、床材、屋
根葺材)と、家の構造に関係なく単品として決められる
単体部材(例えば、洗面化粧台、システムキッチン)と
に分けられている。そして、上記家イメージデータ7に
は、部材として上記領域部材と単体部材とが設定されて
おり、上記構造部材は設定されていない。そして、上記
構造部材と上記領域部材の使用量は、後述する構造解析
により決定されるようになっている。
設定ファイル6から選択された各項目毎の基本条件と、
同じく上記設定ファイルから選択された家イメージデー
タ7により決められた部材の割り付けと、上記CADシ
ステムにより設計された家の構造データと、該構造デー
タを上記基本条件に基づいて解析することにより求めら
れた構造部材割付データ及び領域部材割付データと、上
記家イメージデータ7、構造部材割付データ、領域部材
割付データから使用すべき部材及びこれら部材の使用量
を求め、これら使用すべき部材とその量から上記支給材
データベース10及び現地調達材データベース11を検
索して得られた費用を積算して得られる積算データとか
らなるものである。
ネル、床パネル、屋根パネル等の構造部材などのよう
に、建築する地域等に関係なく、一括して購入もしくは
生産される部材の単価や工事費用などの費用を部材を示
す部材コードに対応させて登録し、部材コードにより費
用を検索可能にしたものである。上記現地調達材データ
ベース11は、上記一括購入もしくは生産される支給材
とは別に、例えば各地域毎に購入もしくは生産される部
材の単価や工事費用などの費用を部材を示す部材コード
に対応させて登録し、部材コードにより費用を検索可能
にしたものである。
の住宅用のCADシステムとしての機能を有するもので
ある。さらに、上記演算処理装置1は、部材決定装置の
機能として、以下のような機能を有する。上記初期設定
マスターファイル6の中の基本条件データ8から各項目
の複数の条件を表示装置に表示させ、入力装置のマウス
等を用いて、各項目の基本条件が指示されることによ
り、各項目の基本条件が決められた際に、決められた各
項目の基本条件をプランデータファイル9に登録する機
能を有する。また、上記初期設定マスターファイル6の
中の家イメージデータ7を表示装置に表示させ、入力装
置のマウス等により、一つの家イメージデータ7が選択
された際に、この選択された家イメージデータ7をプラ
ンデータファイル9に登録する機能を有する。
条件及び家イメージデータ7を変更する機能を有する。
なお、プランデータ9に登録された家イメージデータ7
を変更する際には、家イメージデータ7に登録された各
部所に割り付けられた各部材を、初期設定マスターファ
イル6に登録された別の部材に変更する機能を有すると
ともに、選択された家イメージデータ7自体を初期設定
マスターファイル6に登録された別の家イメージデータ
7に変更する機能を有する。
より、家の構造が決定された際に、上記構造部材の割付
及び領域部材の割付を決定し、これをプランデータファ
イル9に登録する機能を有する。上記割り付けは、基本
的には、例えば壁を例にとった場合に、家の構造を決定
することにより、形状及び面積が決定された壁に対し
て、予めサイズ等が決められた複数種の壁パネルを割り
付けることにより、使用すべき壁パネルのサイズ及び枚
数を決定するととともに、上記家イメージデータ7によ
り決められた内装材及び外装材を同じく上記形状及び面
積が決定された壁に割り付けることにより、使用量を決
定するものである。
び構造の決定に伴う構造部材及び構造部材の量と領域部
材の量の決定により、各部所に割り付ける全ての部材が
決定され、プランデータに登録されるので、上記プラン
データに基づいて、前記支給材データベース10及び現
地調達材データベース11を検索して、各部材に対する
費用を読み出し、これを積算して見積りを求める機能を
有する。
住宅用のCADシステムを用いて住宅における部材の決
定及び見積りを行なう方法を図3に示すフローチャート
を参照して説明する。まず、CADシステムにおける設
計に先立ち、基本条件の選択及び家イメージの選択を行
なう。基本条件の選択においては、各項目毎の複数の基
本条件を表示装置に表示し、住宅を建築すべき地域に対
応して、建物の属性を決めるための各項目の基本条件を
選択する(ステップS1)。
るが、この場合には、予め住宅の発注者に、各家イメー
ジの設定で部材を選択したモデルハウス、モデルルーム
等の写真などの参考資料を提示し、どの家イメージの住
宅が好ましいかを選択させておく。そして、発注者によ
り選択された家イメージを表示装置上で選択し、入力す
る(ステップS2)。上記各項目毎に選択された基本条
件及び家イメージデータ7に登録された各部所への各部
材の割り付けは、プランデータファイル9に登録され、
建物を設計する際の初期情報とされる(ステップS
3)。
知の住宅用のCADシステムと同様に住宅の階数、間取
り(壁の位置等を含む)、階段や窓や出入口等の位置な
どの決定を行なうことにより、住宅の構造を決定し、こ
れを構造データとしてプランデータファイル9に登録す
る。次に、演算処理装置1は、上記住宅の構造を解析し
て壁パネル、床パネル、屋根パネル等の構造部材と内装
材、外装材等の領域構造部材の割り付けを行なう。この
際には、上述のように構造が決定されることにより、形
状が決定された壁、床、屋根等に上記各パネルを割り付
けることになる。また、上記各パネルの割り付けは、上
記基本条件に基づいて行なわれる。
域においては、予め、強度の高いパネルの選択及び割り
付けが行なわれ、積雪や風に対して充分な強度を有する
割り付けが行なわれるようになっている。ここで、上記
家イメージの選択及び構造部材及び領域部材の割り付け
により、住宅の各部所に対する単体部材、領域部材、構
造部材の全てが割り付けられることになる。
応確定することになる。ここで、発注者に、各単体部材
及び領域部材で気に入らない部材があるかどうかをチェ
ックしてもらい、気に入らない部材がある場合には、部
材を変更する(ステップS4)。部材の変更に際して
は、家イメージデータ7に登録された全ての部材のデー
タが項目毎に表示される。すなわち、項目としての住宅
の各部所もしくは部材の種類が表示装置に表示されると
ともに、上記項目において選択可能な部材のキーワード
が表示されるようになっている。
や材質等が表示されるので、例えば、外装材や内装材に
おいて、部材の色や材質を変更したい場合に、容易に部
材を選択することができる。また、キーワードとして
は、部材のカタログ上のカタログNo.等を用いること
もでき、カタログNo.を用いることにより、カタログ
を見ながら部材を選択することもできる。
ろで、上記支給材データペース10及び現地調達材デー
タベース11を検索することにより、各部材の費用を読
みだすとともに費用を積算し(ステップS5)、この積
算結果に基づいて見積書を作成する(ステップS6)。
以上のように、領域部材及び単体部材は、基本的に予め
設定された家イメージデータ7を選択することにより、
部材が決定されてしまうので、膨大な量の選択可能な部
材から、一々各部材を選択する必要がない。
決定された部材のうちの発注者の気に入らない部材だけ
を変更することになる。すなわち、一部の部材を変更す
るだけの容易な操作で発注者の好みにきめ細かく対応す
ることができる。また、家イメージの選択に関しては、
予め決められた各家イメージの写真等の参考資料を発注
者に閲覧させ、家イメージを選択させており、上記家イ
メージデータ7に基づいて選択された部材の多くは発注
者の好みを反映したものとなっているので、上述のよう
に変更される部材を最小限度のものとすることができ、
各部材の選択作業をさらに省力化することができる。
その作業が煩雑なために敬遠されていた住宅の各部所へ
の部材の決定作業を、極めて容易なものとすることがで
き、また、CADシステム上において住宅に使用する部
材が全て決定されてしまうので、CADシステム上にお
いて、正確な見積りを作成することができる。すなわ
ち、従来は、CADシステム上において、住宅の構造を
決定した後に、施工者が発注者の好みに対応して部材
(主に領域部材及び単体部材)を選択し、これに対して
発注者の承諾を得る形式で決めていた部材の決定を容易
に行なうことができる。
より、使用される部材に基づいた正確な見積りを容易に
得られることから、一旦見積りを算出した後に、上記見
積りの金額に基づいて、もう一度部材の変更をすること
も容易に行なうことができ、発注者の好みとともに、予
算にもきめ細かに対応することができる。なお、上記実
施例においては、部材決定装置をプレハブ住宅用のCA
Dシステムに応用したが、本発明の部材決定装置は、プ
レハブ住宅用のCADシステムへの応用に限られるもの
ではなく、通常の住宅用のCADシステムやその他の製
品のCADシステムにも応用できることは言うまでもな
い。
求項1記載の発明によれば、記憶手段に記憶された条件
ファイルから指示手段により条件を選択し、割付パター
ンファイルから指示手段により上記製品全体の割付パタ
ーンを選択することで、各部材の割り付けが設定手段に
より設定ファイルとして記憶手段に記憶されることにな
る。そして、設定ファイルの割り付けは、変更手段によ
り変更することができる。従って、製品の各部所毎に、
割り付ける部材を選択していく必要がなく、必要な条件
を選択するとともに、予め設定された複数の上記製品全
体の割付パターンから一つの製品全体の割付パターンを
選択することにより、暫定的に部材の割り付けを決定
し、変更手段により一部の部材の変更を行なうことによ
り、部材の割り付けを確定することができる。
部材を選択していく必要がなく、上記製品全体の割付パ
ターンを選択することにより、一括して部材を決めてし
まい、不都合がある部分だけを変更手段により変更する
だけで、部材の割り付けを最終的に決定することができ
るので、多数の部材から構成される製品において、容易
に各部材を決定することができる。
製品の具体的構造が設計されている必要がなく、単に上
記製品に使用される部材が暫定的に決められた状態とな
る。次に、上記製品の具体的構造の決定等に伴って、変
更手段dにより、上記設定ファイルa4の内容を変更す
ることにより、最終的に上記製品に使用される部材を決
定する。
によれば、割付パターンにより設定される部材は、上記
製品の構造により決定される構造部材を除き、構造によ
り量が決定される領域部材と、単体として構造に関係な
く決定される単体部材とになる。そして、構造要素付加
手段により、構造が決定した後に、構造部材の割り付け
及び領域部材の量を付加することができる。従って、割
付パターンにより決められた部材を、上記製品の具体的
構造の決定により変更する必要はなく、他の理由、例え
ば、上記製品の発注者の意匠上の好みなどによる変更と
なり、割付パターンを変更しなければならいない要素を
最小限のものとし、部材の割付作業をさらに省力化する
ことができる。
装置によれば、積算手段により、上述のように決められ
た部材に対する費用を部材データベースから検索するこ
とにより、上記製品にかかる費用を積算して見積りを行
なうことができる。この際に、製品に使用される部材
は、上述のように容易に決定されるので、多数の部材を
使用する製品における見積り作業において、最も手間の
かかる部材の決定作業が容易なものとなっており、見積
り作業全体を省力化することができる。
ク図である。
ADシステムの基本構成を示すブロック図である。
説明するためのフローチャートである。
e、変更手段d、積算手段g) 2 補助記憶装置(記憶手段a) 4 入力装置(指示手段b) 6 初期設定マスターファイル(マスターファイルa
1) 7 家イメージデータ(割付パターンファイルa3) 8 基本条件データ(条件ファイルa2) 9 プランデータファイル(設定ファイルa4) 10 支給材データベース(部材データベースf) 11 現地調達材データベース(部材データベースf)
Claims (3)
- 【請求項1】 設計すべき製品を構成する各部所に複数
の割付可能な部材から選択された部材を割り付けていく
ことにより上記製品が設計される際に、上記各部所に割
り付ける部材を決定する部材決定装置であって、 上記製品を構成する各部所に割付可能な部材を登録した
マスターファイルと、上記マスターファイルに登録され
て割付可能な部材を制限する複数の条件を登録した条件
ファイルと、予め、上記条件の元で上記マスターファイ
ルに登録されて割付可能な選択部材をそれぞれ異なるパ
ターンで上記各部所に割り付けた複数の上記製品全体の
割付パターンを登録した割付パターンファイルとを記憶
した記憶手段と、 上記条件ファイルから必要な条件を指示して選択すると
ともに、上記割付パターンファイルから一つの上記製品
全体の割付パターンを指示して選択するための指示手段
と、 上記指示手段により指示された条件及び製品全体の割付
パターンに基づいて、上記製品の各部所に割り付ける部
材を設定ファイルとして上記記憶手段に記憶する設定手
段と、 上記設定ファイルの内容を変更して更新するための変更
手段と、 を具備してなることを特徴とする部材決定装置。 - 【請求項2】 上記各部材を上記製品の構造により割り
付けが決定される構造部材と、上記製品の構造により割
り付け量が決定される領域部材と、単体として上記製品
の構造に関係なく決定される単体部材とに分け、 上記割付パターンファイルには、上記領域部材及び単体
部材の割付パターンが登録され、 上記製品の構造の決定に伴い、設定ファイルに構造部材
の割り付けと、上記領域部材の割り付け量とを付加する
構造要素付加手段を備えたことを特徴とする請求項1記
載の部材決定装置。 - 【請求項3】上記各部材の単価、取付費等の費用が登録
された部材データベースと、 上記設定ファイルに登録された部材毎に上記部材データ
ベースを検索して上記製品に用いられる部材にかかる費
用を積算して見積りを行なう積算手段とを有することを
特徴とする請求項1または2記載の部材決定装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27091993A JP3164950B2 (ja) | 1993-10-28 | 1993-10-28 | 部材決定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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