JPH10162050A - 建物設計装置および設計方法 - Google Patents

建物設計装置および設計方法

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JPH10162050A
JPH10162050A JP8334801A JP33480196A JPH10162050A JP H10162050 A JPH10162050 A JP H10162050A JP 8334801 A JP8334801 A JP 8334801A JP 33480196 A JP33480196 A JP 33480196A JP H10162050 A JPH10162050 A JP H10162050A
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茂 大島
Tamio Ishibashi
民生 石橋
Tatsushi Nishimura
達志 西村
Chiaki Sakai
千秋 堺
Kazunori Nagahama
一法 永浜
Akitoshi Sugimoto
明稔 杉本
Masanobu Momota
雅信 百田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プランニングから部品情報の作成までの設
計,および見積を容易に行える建物設計装置を提供す
る。 【解決手段】 建物全体の外郭形状および構造部品の情
報を定めたスケルトン空間パターンSPを記憶した手段
6と、部屋空間等の機能空間パターンFPを記憶した手
段7とを設ける。機能空間パターンFPは、三次元モデ
ルと部品情報を含む。前記スケルトン空間パターンSP
を画面に表示し選択させるスケルトン空間選択手段10
を設ける。スケルトン空間パターンSPに対して機能空
間パターンを配置してプラン情報Dを作成する機能空間
選択手段11を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、機能空間パター
ンを基本として工業化住宅等の建物の設計を行うCAD
システム機能を備えた建物設計装置および設計方法に関
する。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】従来の住
宅用のCADシステムは、基本的に、紙に書かれたスケ
ッチをベースに、あるいはコンピュータのディスプレイ
上に直接に間取りを描いて行くという手法を取ってい
る。そこには、空間のパターン化や標準化という概念は
なく、設計者のデザイン重視のものが大半である。従来
のCADシステムでは、どのような間取りにでも対応で
きるという利点はあるが、工業化住宅の場合、予め定め
られた設計要項の範囲内で設計する必要があり、このよ
うな場合に、設計要項の範囲内に収める判断は人間にま
かされることになる。そこで、作成されたプランに対し
て、毎回部品に展開して生産情報を作成する必要がある
が、年々その為のルールが複雑になり、またプランによ
っては別注部品が発生するという事が繰り返されてい
る。
【0003】また、日本のように限られた敷地内に住宅
を設計しようとすると、プランについはある程度のパタ
ーン化ができると考えられるが、現状では、各事業所毎
に各物件毎に毎回同じ様なプランニングが繰り返されて
いる。そして、出来上がったプランや部屋のパターンに
ついては、形状をデジタル的に表現することが困難なた
め、どのようなパターンが数多く出ているかについて、
詳細な分析が困難な状況になっている。さらに、積算に
関しても、パターン化の概念が乏しいため、毎回拾うと
いう作業が必要になっており、顧客との折衝の際に、そ
の場で直ぐに見積を提出することが困難というのが現状
である。平面プランのプランニング手法については、パ
ターン化等を含む種々の提案がなされているが、いずれ
も構造部品等の部品情報までを含むものではなく、単な
るプランニング自体の効率化,適切化を高めるものに過
ぎない。そのため、住宅の部品生産の効率化を図るうえ
には、十分ではない。
【0004】この発明は、上記課題を解消するものであ
り、プランニングから部品情報の作成までの設計作業を
容易に行える建物設計装置を提供することを目的とす
る。この発明の他の目的は、プランニングに加えて、そ
の作成されたプランの見積までを簡単かつ迅速に行える
ようにすることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明の構成を実施形
態に対応する図1を参照して説明する。この建物設計装
置は、スケルトン空間パターン記憶手段(6)と、機能
空間パターン記憶手段(7)と、スケルトン空間選択手
段(10)と、機能空間選択手段(11)とを備える。
スケルトン空間パターン記憶手段(6)は、建物全体の
外郭形状および構造部品の情報を定めたスケルトン空間
パターン(SP)を複数種類記憶した手段である。ここ
で言う構造部品は、柱、梁、耐力壁パネル等のように建
物強度の設計上に必要となる部品のことである。建物全
体の外郭形状は、各階毎の外郭形状および屋根の外郭形
状を含む。機能空間パターン記憶手段(7)は、単独ま
たは複数の組み合わされた部屋空間の三次元モデルおよ
び部品情報を定めた機能空間パターン(FP)を複数種
類記憶した手段である。スケルトン空間選択手段(1
0)は、スケルトン空間パターン(SP)を表示装置
(3)の画面(3a)に表示し任意のスケルトン空間パ
ターン(SP)を所定の入力によって選択する手段であ
る。機能空間選択手段(11)は、画面表示されたスケ
ルトン空間パターン(SP)に対して機能空間パターン
(FP)を配置する領域の指定,および配置する機能空
間パターン(FP)の種類の指定をすることで前記スケ
ルトン空間パターン(SP)にその指定された機能空間
パターン(FP)が組み合わさったプラン情報(D)を
作成し,その組み合わさった図を画面(3a)に表示す
る手段である。
【0006】この構成によると、スケルトン空間選択手
段(10)によって希望のスケルトン空間パターン(S
P)を画面表示し、この画面表示されたスケルトン空間
パターン(SP)に対して機能空間選択手段(11)で
機能空間パターン(FP)をを選択して配置することに
より、プラン情報(D)が作成される。作成されたプラ
ン情報(D)は、単なる平面プランではなく、予め設計
された空間パターン(SP),(FP)の組み合わせか
らなる三次元モデルの設計情報であり、構造部品や各部
屋の構成部品の情報を含んだものとなる。そのため、複
雑な情報加工なしに、生産に必要な部品の情報が生成で
きる。すなわち、建物企画の開発段階で各空間パターン
(SP),(FP)を複数種類設計して用意すること
で、その組み合わせにより多くのプランが作成できる。
そのため、ある程度、空間パターン(SP),(FP)
の種類が増えると、その組み合わせは非常に多くなり、
フリープランに近いプラン作成が可能となる。したがっ
て、あたかもフリープランのような建物を、限られた空
間パターン(SP),(FP)の用意で構築可能とな
り、しかもプランニングから生産準備までを簡易に効率
良く行える。また、互いに組み合わせる空間パターン
を、構造部品の情報を含むスケルトン空間パターン(S
P)と、強度設計上に影響のない機能空間パターン(F
P)とに分けたため、任意に組み合わせても建物強度の
確保ができる。なお、スケルトン空間パターン(SP)
や機能空間パターン(FP)に備える部品情報は、その
空間パターン(SP),(FP)の指定により特定され
れば良く、プラン作成過程で画面(3a)上に表す部品
は、プラン作成に必要なもののみで良い。
【0007】上記構成において、スケルトン空間パター
ン(SP)は、玄関、階段、および壁パネルの配置が定
まったものであっても良い。また、スケルトン空間パタ
ーン(SP)は、建物全体の外郭形状を定めた各シルエ
ットパターン(RP)に対して各々複数または一つ用意
するようにしても良い。この場合に、スケルトン空間選
択手段(10)は、任意のシルエットパターン(RP)
を選択するシルエットパターン選択部(10b)と、そ
の選択されたシルエットパターン(RP)と対応するス
ケルトン空間パターン(SP)を画面(3a)に表示し
て任意のスケルトン空間パターン(SP)を所定の入力
で選択するスケルトン空間選択部(10c)とを備える
ものとしても良い。一般に、玄関位置および階段位置が
定まると、建物構造の設計が行い易い。したがって、こ
のように玄関位置および階段位置を限定することで、無
駄の少ない、効率の良いプラン作成、および生産準備が
行える。また、シルエットパターン(RP)選択と、ス
ケルトン空間パターン(SP)の選択との2段階でスケ
ルトン空間パターン(SP)を選択するようにすること
により、顧客の好みのスケルトン空間パターン(SP)
の選択が一層容易となる。
【0008】この構成の場合に、スケルトン空間選択手
段(10)は、敷地、隣地、道路、アプローチ、敷地内
配置物の形状および位置を入力に従って画面に表示しか
つその敷地内の建築可能領域を判定して画面表示する敷
地入力・建築可能領域判定部(10a)と、画面表示さ
れた敷地形状内に主要な部屋の概略形状(形状および広
さを含む)および種類を選択して配置することにより、
条件に該当するスケルトン空間パターン内機能空間領域
配置パターン(TP)またはスケルトン空間パターン
(SP)またはシルエットパターン(RP)を探索して
画面に表示するシルエットパターン探索機能(10d)
を有するものとしても良い。これにより、敷地に対して
最適のスケルトン空間パターン内機能空間領域配置パタ
ーン(TP)またはスケルトン空間パターン(SP)ま
たはシルエットパターン(RP)を一層簡易に選択でき
る。
【0009】また、前記各機能空間パターン(FP)
は、これら機能空間パターン(FP)の占める領域およ
び部屋機能によって区分してグループ化し、前記機能空
間選択手段(11)は、機能空間パターン(FP)のグ
ループ区分に含まれる機能空間パターン(FP)を並べ
て画面表示するものとしても良い。
【0010】この構成の場合に、各スケルトン空間パタ
ーン(SP)に対して、機能空間パターン(FP)を配
置する各領域およびその領域に配置すべき機能空間パタ
ーン(FP)のグループ区分(G)を定めた機能空間領
域配置パターン(TP)を設定し、前記機能空間選択手
段(11)は、この設定された機能空間領域配置パター
ン(TP)に対して各領域に機能空間パターン(FP)
を選択するものとしても良い。一般に、スケルトン空間
パターン(SP)が定まれば、機能空間パターン(F
P)を配置すべき領域はある程度の種類に定まる。その
ため、予めそのような領域を定めた機能空間領域配置パ
ターン(TP)を準備しておくことで、機能空間パター
ン(FP)の配置範囲の指定が容易となる。例えば、機
能空間領域配置パターン(TP)に現れた領域内の任意
の1点をマウス等のポインティングデバイスで指定する
だけで、配置領域が決定できる。
【0011】また、前記各構成において、各機能空間パ
ターン(FP)は、部屋空間毎に作成された部屋空間情
報の組み合わせで構成し、複数種の機能空間パターン
(FP)における同じ大きさ,機能の部屋空間部分に対
して共通の部屋空間情報を用いても良い。これにより、
少ない種類の部屋空間情報で多種の機能空間パターン
(FP)を作成でき、また機能空間パターン(FP)を
実現する部品も高度に標準化されたものとできる。さら
に、前記各構成において、機能空間選択手段(11)に
よりスケルトン空間パターン(SP)に組み合わされた
機能空間パターン(FP)の図に対して、開口枠および
外壁建具を含む外壁パネルの位置および種類を所定の入
力により選択し、前記プラン情報(D)に加える外壁パ
ネル選択手段(12)を設けても良い。なお、外壁パネ
ルの位置は、スケルトン空間パターン(SP)および機
能空間パターン(FP)により許容された範囲内とす
る。開口枠,外壁建具,外壁パネルは、顧客の好みが多
岐に渡るため、このように機能空間パターン(FP)と
別に、外壁パネルを自由に選べるようにしておくこと
で、少ない種類の機能空間パターン(FP)でフリープ
ランに近いプラン作成を可能とすることができる。
【0012】また、前記各構成において、作成中または
作成されたプラン情報(D)に基づき、外観パース図、
各階の平面図、および立面図を作成する外観パース等作
成手段(13)を設けることが好ましい。また、作成中
のプラン情報(D)に対して、内部建具,設備機器,お
よび内装材の位置および種類を所定の入力により選択し
て加える内装選択手段(14)を設け、作成されたプラ
ン情報(D)により内観パース図を画面に表示する内観
パース図作成手段(15)を設けても良い。この内観パ
ース図作成手段(15)は、建物の内観を視点を種々変
えて画面表示可能なものとすることが好ましい。これに
より、作成されたプラン情報(D)に対して、実際の建
物をその内部に入って観るように検討できる。
【0013】さらに、前記各構成において、各スケルト
ン空間パターン(SP)および機能空間パターン(F
P)に、これらの空間パターン(SP),(FP)につ
いての積算情報を付加し、これらの積算情報を、スケル
トン空間パターン(SP)および機能空間パターン(F
P)と共に画面に表示する積算情報表示手段(16)を
設けることが好ましい。これにより、プランニング過程
で即座に積算情報を知ることができる。
【0014】また、前記各構成において、スケルトン空
間パターン記憶手段(6)および機能空間パターン記憶
手段(7)を含むプラン作成データ記憶部(4)と、ス
ケルトン空間選択手段(10)および機能空間選択手段
(11)を含む演算処理部(5)とを、専用通信回線ま
たは公衆通信回線を介して接続する通信手段を設けても
良い。これにより、プラン作成データの情報量が多くな
っても、演算処理部(5)を備えた端末局に多くのデー
タを準備することなく、プラン作成データ記憶部(4)
を備えるホスト局に対して通信することで、プラン情報
(D)が作成できる。また、スケルトン空間パターン
(SP)や機能空間パターン(FP)の設計変更や追
加,削除等があっても、各端末局でその都度処理を施す
必要がなく、適切なプラン作成が行える。
【0015】この発明の建物設計方法は、コンピュータ
装置を用いた設計方法であって、建物全体の外郭形状お
よび構造部品の情報を定めたスケルトン空間パターン
(SP)を記憶手段(6)に複数種類記憶させ、単独ま
たは複数の組み合わされた部屋空間の3次元モデルおよ
び部品情報を定めた機能空間パターン(FP)を記憶手
段(7)に複数種類記憶させ、前記スケルトン空間パタ
ーン(SP)を表示装置(3)の画面に表示して任意の
スケルトン空間パターン(SP)を所定の入力によって
選択し、画面表示されたスケルトン空間パターン(S
P)に対して前記機能空間パターン(TP)を配置する
領域の指定,および配置する機能空間パターン(FP)
の種類の指定をすることで前記スケルトン空間パターン
(SP)にその指定された機能空間パターン(FP)が
組み合わさったプラン情報(D)を作成すると共に、そ
の組み合わさった図を画面に表示する方法である。この
建物設計方法において、前記スケルトン空間パターン
(SP)は、玄関、階段、および壁パネルの配置が定ま
ったものであって、建物全体の外郭形状を定めた各シル
エットパターン(RP)に対して各々複数または一つを
設定するようにしても良い。また、これらの建物設計方
法において、前記各スケルトン空間パターン(SP)に
対して、機能空間パターン(FP)を配置する各領域お
よびその領域に配置すべき機能空間パターン(FP)の
グループ区分(GR) を定めた機能空間領域配置パタ
ーン(TP)を設定し、この設定された機能空間領域配
置パターン(TP)に対して各領域に機能空間パターン
(FP)を選択するようにしても良い。
【0016】
【発明の実施の形態】この発明の一実施形態を図1ない
し図17と共に説明する。この建物設計装置は、図2に
概略の建物設計方法を示すように、建物全体の外郭形状
および構造部品の情報を定めたスケルトン空間パターン
SPと、顧客指向の間取りを実現する機能空間パターン
(各種部屋の機能を持った空間パターン)FPとの組み
合わせにより、平面プランの作成と同時に、3次元モデ
ルおよび部品情報を含むプラン情報D(図1)を作成す
る建物設計方法の実施に用いる装置である。図3〜図5
は、図2の各部を拡大して示す図である。
【0017】図1は、この建物設計装置の概念構造を示
すブロック図である。この建物設計装置は、コンピュー
タ装置からなる演算処理装置1と、キーボード,マウス
等の入力機器2と、CRTディスプレイ等の表示装置3
と、演算処理装置1で実行させるプログラムおよびデー
タにより構成される。演算処理装置1は、ハードディス
クや、その他の記憶媒体に所定のデータを記憶したプラ
ン作成データ記憶部4と、CPU,メモリ,および前記
プログラム等で構成される演算処理部5と、専用通信回
線または公衆通信回線と接続する機器(図示せず)とを
備える。
【0018】プラン作成データ記憶部4には、スケルト
ン空間パターン記憶手段6、機能空間パターン記憶手段
7、詳細情報記憶手段8、および積算情報記憶手段9が
設けられる。演算処理部5には、スケルトン空間選択手
段10、機能空間選択手段11、外壁パネル選択手段1
2、外観パース等作成手段13、内装選択手段14、内
観パース図作成手段15、積算情報表示手段16、およ
び作成中のプラン情報Dを記憶するプラン情報記憶手段
Dが設けられる。演算処理装置1には、この他に作成済
みプラン情報蓄積手段18等が設けられる。
【0019】スケルトン空間パターン記憶手段6は、ス
ケルトン空間パターンSPを複数種類記憶した手段であ
る。スケルトン空間パターンSPは、図3(B)および
図9(A)に概略平面形状および平面図を各々示すよう
に、建物全体の外郭形状の情報および構造部品の情報で
構成される。外郭形状は、3次元モデルとして設定され
る。ここで言う構造部品は、柱、梁、耐力壁パネル、屋
根トラス等のように建物強度の設計上に必要となる部品
のことである。構造部品の情報は、構造部品の種類と配
置の情報である。構造部品の情報は、スケルトン空間パ
ターンSPの指定により特定できれば良く、例えば所定
のデータテーブル等に準備しておいて、スケルトン空間
パターンSPの識別符号等でそのスケルトン空間パター
ンSPの構造部品がデータテーブルから抽出できるよう
にしても良い。また、スケルトン空間パターンSPは、
この例では、玄関および階段の配置が定まったものとし
てある。また、スケルトン空間パターンSPは、建物全
体の外郭形状を定めた3次元モデルの各シルエットパタ
ーンRPに対して、各々複数または一つ用意してある。
【0020】機能空間パターン記憶手段7は、機能空間
パターンFPを複数記憶した手段である。機能空間パタ
ーンFPは、部屋空間データの組み合わせ、または単独
の部屋空間データにより構成される。部屋空間データ
は、図5のように、各種広さの和室、広縁、洋室、押
入、床の間、仏間、対面キッチン、独立キッチン、便
所、ユニットバス等のように、広さ別、機能別に分類さ
れる各種の部屋の3次元モデルのデータおよびその使用
部品,材料の種類および配置のデータ等で構成される。
部品,材料のデータは、単独の部品,材料のデータ、ま
たは複数の部品や材料を組み合わせた部品・材料パター
ンのデータで構成される。機能空間パターンFPのう
ち、一部のものは、複数の部屋が所定の配置で並ぶよう
に、前記の部屋空間データを組み合わせたデータからな
り、残りのものは、単独の部屋データからなる。例え
ば、図5に示すように、同じ10畳の広さの領域に対し
て、和室8畳と、押入れ2畳、床の間2畳を組み合わせ
た機能空間パターンFP(グループGRA1)と、一つの
10畳の洋間とした機能空間パターンFP(グループG
A4)とが準備される。
【0021】機能空間パターンFPは、これら機能空間
パターンFPの占める機能空間領域A〜Gの広さ,形
状,および機能によって区分してグループ化してある。
例えば、図4に示す機能空間領域A〜Gのうち、A,
B,E,Gは一般居室の機能空間領域であり、機能空間
領域Cはサニタリールーム領域、機能空間領域Dは便所
領域である。一般居室の機能空間領域Aに対して、前記
のように複数の機能空間パターンFPが一つのグループ
GRA として区分される。便所領域となる機能空間領域
Dは、いずれも単独の部屋空間データからなる機能空間
パターンFRで構成される。
【0022】スケルトン空間パターンSP内には、図4
に示すように、予め機能空間領域A〜Gの配置パターン
TPが設計して定められ、その各機能空間領域A〜G
に、予め設計された機能空間パターンFPを選択して配
置することにより、間取りが決定される。スケルトン空
間パターンSP内における機能空間領域A〜Gの配置パ
ターンTPは、一つのスケルトン空間パターンSPに対
して、複数または一つ準備される。
【0023】図1の詳細情報記憶手段8は、開口枠等の
外壁建具の情報や、内装建具、設備等の内装情報が記憶
される。積算情報記憶手段9は、各スケルトン空間パタ
ーンSPに対する積算情報と、各機能空間パターンFP
に対する積算情報と、建具,設備,内装材,外装材等の
積算情報とが記憶される。
【0024】スケルトン空間選択手段10は、スケルト
ン空間パターンSPを表示装置3の画面3aに表示し、
任意のスケルトン空間パターンSPを所定の入力によっ
て選択する手段である。スケルトン空間選択手段10に
は、敷地入力・建築可能領域判定部10aと、シルエッ
トパターンRPおよびスケルトン空間パターンSPを各
々選択するシルエットパターン選択部10bおよびスケ
ルトン空間空間選択部10cとが含まれ、かつシルエッ
トパターン探索機能10dを備える。敷地入力・建築可
能領域判定部10aは、敷地、隣地、道路、アプロー
チ、敷地内配置物の形状および位置を入力に従って画面
に表示し(図6)、かつその敷地内の建築可能領域Rを
判定して画面表示する手段であり、任意の図形を画面上
に描画する描画機能を備える。シルエットパターン探索
機能10dは、画面表示された敷地形状内に主要な部屋
の概略形状および種類を選択して配置することにより、
条件に該当するスケルトン空間パターンSPまたはシル
エットパターンRPを複数または単数選択して画面に表
示する機能である。
【0025】機能空間選択手段11は、画面表示された
スケルトン空間パターンSPに対して機能空間パターン
FPを配置する領域A〜G(図4)の指定,および配置
する機能空間パターンFPの種類の選択指令をすること
で、スケルトン空間パターンSPにその指定された機能
空間パターンFPが組み合わさったプラン情報Dを作成
し、その組み合わさった図を画面3aに表示する手段で
ある。この建物設計装置を構成する他の各手段12〜1
8については、次の建物設計方法の説明と共に述べる。
【0026】この建物設計装置を用いた建物設計方法を
説明する。この建物設計装置を起動させると、表示装置
3の画面3aに、図14に概略流れ図を示すように初期
画面が表示される。初期画面では、図6(A)に示すよ
うに、次の処理のメニューとして、「敷地」,「建
物」,「物件」,「終了」の文字が各々付されたキー表
示が表示され、このキー表示をマウス等で選んでメニュ
ーの選択をすることで、該当する処理が起動する。「敷
地」を選択すると、敷地の入力からスケルトン空間パタ
ーンを選択するまでの処理を行う敷地・スケルトン空間
パターン選択処理(S4)が起動し、「建物」を選択す
ると、前記「敷地」の処理で選択されたスケルトン空間
パターンSPに対する1階プラン設定および2階プラン
設定(建物設定)の処理(S5)が起動する。「物件」
を選択すると、施主に関する情報の設定と、建物の基本
仕様に関する設定の処理が起動する。「終了」を選択す
ると、処理が終了する。
【0027】敷地・スケルトン空間パターン選択処理
(S4)を、図15と、図6,図7を参照して説明す
る。この処理では、図6(B)のように、敷地形状の入
力、道路・隣地の入力をし、カーポート、庭などの敷地
内配置物の入力、および玄関位置を入力し、アプローチ
を決定する。これらの入力を行い、所定の判定開始指令
をすることで、建築可能領域Rが判定され、画面上の敷
地内にその領域Rが図示される。これらの処理(図15
のステップR1〜R4)を行う手段が、図1の敷地入力
・建築可能領域判定部10aである。
【0028】ついで、図6(C)に示すように、画面上
の敷地内の範囲に、主要な部屋を選択して配置する。こ
の操作は、画面上に表示された各種機能および大きさの
部屋の絵を、ドロップ・アンド・ドラッグ操作等で複写
すること等で行う。この後、シルエット選択指令を行う
ことで、画面上の部屋の配置条件に該当したスケルトン
空間内の機能空間領域配置パターンTP(「スケルトン
機能空間領域配置パターン」と略称する」)が探索さ
れ、画面に表示される(図6(D))。この探索過程で
は、建ぺい率、容積率、および斜線等法規チェックも行
われ、法規上許容されるスケルトン機能空間領域配置パ
ターンTPのみが表示される。該当するスケルトン機能
空間領域配置パターンTPが複数ある場合は、その全て
が表示されるので、希望のスケルトン機能空間領域配置
パターンTPを所定の入力で選択する。画面の表示は、
スケルトン機能空間領域配置パターンTPに代えて、シ
ルエットパターンRP、またはスケルトン空間パターン
SPが表示されるようにしても良い。このように画面表
示される、シルエットパターンRP、スケルトン空間パ
ターンSP、およびスケルトン機能空間領域配置パター
ンTPを、順次選択し、あるいは直接に選択して、スケ
ルトン機能空間領域配置パターンTPまで選択する。な
お、敷地・スケルトン空間パターン選択処理の段階で
は、シルエットパターンRPの選択まで、またはスケル
トン空間パターンSPの選択までとし、後の選択はプラ
ン設定の処理で行うようにしても良い。
【0029】この後、外構計画の作成および外観パース
の作成を順次行う。外構計画の作成は、予め用意してあ
るシンボルを画面上に配置することによって行う。外観
パース図は、外構計画を加味した図として表示する。プ
ラン編集前の段階では、外壁の開口や色等が定まってい
ないので、スケルトン空間パターンSPに対して予め定
めておいた標準プランでのパースを表示する。このよう
にして、敷地・スケルトン空間パターン選択処理が完了
する。
【0030】この後、1階および2階のプラン設定を順
次行う。なお、図2〜図5は、プラン設定過程を概念的
に示す説明図であり、図8〜図11は、プラン設定過程
で表示される画面例を順に示した図である。また、図1
2,図13は、図8〜図11で示す例と異なるスケルト
ン空間パターンを選択した場合の画面例を順に示す図で
ある。建物設定(1階または2階のプラン設定)処理を
起動させると、前記の敷地・スケルトン空間パターン選
択処理で選択されたシルエットパターンRP、スケルト
ン空間パターンSP、または機能空間領域配置パターン
TPを含むスケルトン空間パターンSPが画面に表示さ
れる。シルエットパターンRPまたは単なるスケルトン
空間パターンSPを表示するようにした場合は、機能空
間領域配置パターンTPまで所定の入力で選択する。こ
のように選択され、表示されたスケルトン空間パターン
SP内の機能空間領域配置パターンTPにおける各機能
空間領域A〜Gに対して、機能空間パターンFPを表示
し、選択する。この場合に、スケルトン空間パターンS
P内の機能空間領域A〜Gを指定することで、その領域
A〜Gに対して配置可能として準備された機能空間パタ
ーンFPのグループ区分GRに含まれる各機能空間パタ
ーンFPが画面上に表示されるので、その中から希望の
機能空間パターンFPを選択する。この選択指令によ
り、スケルトン空間パターンSPにその選択された機能
空間パターンFPが組合わさった図が画面表示される。
【0031】ついで、次の機能空間領域A〜Gを指定
し、前記と同様に機能空間パターンFPを選択する。こ
のようにして、全ての機能空間領域A〜Gに機能空間パ
ターンFPを選択し、スケルトン空間パターンSPと機
能空間パターンFPとが組み合わせられたプラン情報D
(図1)を作成する。この機能空間パターンFPの選択
過程で、機能空間領域A〜Gの大きさを変更する必要が
生じた場合は、スケルトン空間パターンSPの機能空間
領域A〜Gを希望の大きさに変更する所定の入力を行う
ことで、該当するスケルトン空間パターンSPが探索さ
れて画面表示される。該当するスケルトン空間パターン
SPがない場合、これに近いスケルトン空間パターンS
Pが画面表示される。このように表示されたスケルトン
空間パターンSPに対して、再度機能空間パターンFP
の選択を行う。
【0032】このようにして、スケルトン空間パターン
SPと機能空間パターンFPの組み合わせが完了する
と、予め配置されている外壁パネルを、外壁建具付きの
外壁パネルに入れ替える(図13)。この場合、外壁パ
ネルの位置を指定して、予め準備された外壁建具の絵を
図13(C)のように表示させて選択することで、外壁
パネル選択手段12の処理により、その建具付きの外壁
パネルが選択されることになる。外壁建具配置可能位置
は、スケルトン空間パターンSPにおける許容位置と機
能空間パターンFPにおける許容位置との両方の条件が
満たされた位置である。外壁建具は、例えば窓等のこと
であり、窓種類の選択、開口高さの選択、およびカラー
の選択、ガラスの選択等を行うことになる。外壁建具の
配置が完了すると、外観パース等作成手段13により、
プラン情報Dに従った外観パース図が作成される。この
とき、外壁の色を選ぶことで、その選択された色の外観
パース図となり、外観の確認が行える。
【0033】この後、内装選択手段14によって表示さ
れる画面の案内に従い、内部建具の配置、すなわち建具
位置の選択と建具種類の選択を行い、さらに設備機器の
選択およびそのカラーの選択を行う。このようなデータ
がプラン情報Dに追加され、そのプラン情報Dから内観
パース作成手段15により内観パース図が作成される。
スケルトン空間パターンSPおよび機能空間パターンF
Pは3次元モデルで作成されているので、内観パース図
は、いわゆるウォークスルーが可能な図、すなわち視点
を任意の位置に移動させて図示可能な3次元モデルの図
となる。そのため、顧客は実際の建物を見るようにして
各種の確認が行える。ついで、前記のように開口位置等
が定められたプラン情報Dにより、採光条件等の法規チ
ェックを行い、スイッチ,コンセント類の数量決定を行
い、外観パース等作成手段13により各階の平面図、お
よび東西南北の各立面図を作成する。
【0034】積算情報は、図1の積算情報表示手段16
により積算情報記憶手段9の記憶情報によって次のよう
に表示され、プラン情報Dに追加される。すなわち、個
々の機能空間パターンFPを表示する画面(図10)
に、そのパターンFP分の仕様合計となる積算情報PD
が表示され、また個々のスケルトン空間パターンSPを
表示する画面にも、そのパターンFP分の積算情報(図
示せず)が表示される。さらに、各建具、設備、内装等
の付加積算情報(図示せず)が、これら建具等の選択画
面等で画面表示される。付加積算情報は、全て追加の価
格としても良く、また標準品との差額であっても良い。
これらスケルトン空間パターンSPの積算情報、機能空
間パターンFPの積算情報、および付加積算情報を加え
た額が、建物全体の積算価格である。なお、積算情報
は、各画面において、表示,非表示を選択できるように
しても良い。
【0035】このように作成され決定されたプラン情報
Dは、データベースとなる作成済みプラン情報蓄積手段
18に保存する。変更が必要な場合は、作成済みプラン
情報蓄積手段18から必要なプラン情報Dを呼び出して
変更する。なお、作成済みプラン情報蓄積手段18は、
公衆回線等によるネットワークで繋がっている各営業
所、支店、工場、展示場等でアクセス可能とする。契約
確定後は、スケルトン空間パターン、機能空間パター
ン、外壁建具、設備機器等の各コード番号等の情報を、
作成済みプラン情報蓄積手段18より工場が入手して、
予め用意されている各々の単位での積算情報を組み合わ
せて、伏図、仕切、実行予算等の生産に必要な情報を収
拾する。
【0036】図17に示すように、作成済みプラン情報
蓄積手段18と共に、プラン作成データ記憶部4も、ホ
スト局19となる通信手段22を有するコンピュータ装
置に備えておき、各端末局20となるパーソナルコンピ
ュータ等のコンピュータ装置は演算処理部5と通信手段
23とを備えたものとしても良い。これにより、各端末
局20では、公衆通信回線21または専用通信回線を介
してホスト局19のプラン作成データ記憶部4のデータ
を利用し、プラン情報の作成が可能となる。
【0037】このように、この建物設計装置によると、
住宅のシルエット(外郭形状)や各部屋等の空間をスケ
ルトン空間パターンSPや機能空間パターンFPで定義
し、これら空間パターンSP,FPの組み合わせでプラ
ン情報Dを構成するため、建物新企画の開発段階でスケ
ルトン空間パターンSP,機能空間パターンFPを設計
し、各空間パターンSP,FPのバリエーションを用意
し、組み合わせを行うことで、顧客に対して多くのプラ
ンバリエーションを選択可能とできる。また、生産者側
としては、少ない空間パターンSP,FPを準備するこ
とで、生産情報を含めた管理を容易にし、情報変換に係
わる期間やコストを低減することができる。また、正確
な情報を準備することによって、情報変換ミスによる失
敗コストの低減に寄与できる。また、空間パターンS
P,FPを管理することによって、良く出るプランの分
析ができ、より顧客の要望に沿った商品企画が可能とな
る。すなわち、この建物設計装置は、いわば構造部品を
パック化したスケルトン空間パターンSPと、顧客指向
の間取りを実現する機能空間パターンFPとでプラン情
報Dを作成するものであるため、建物新企画の開発時
に、このスケルトン空間パターンSPと、その中の機能
空間配置領域パターンTP、および機能空間パターンF
Pを設計することにより、事業所においては、設計に関
する高度の技術を要せずに、営業マンだけでも、顧客に
提案するプランや見積を作成することが可能となり、提
案のスピードアップが図れる。また、パターン毎の採用
情報を蓄積することにより、地域毎の売れ筋プラン情報
が容易に分析できるようになることが期待できる。ま
た、このような情報が蓄積されることによって、新建物
企画を開発する際には、従来の情報との差分だけを開発
すれば良く、建物…企画の開発作業も軽減され、商品開
発期間が短縮されることによって、市場の要望に迅速に
対応できることが期待できる。
【0038】
【発明の効果】この発明の建物設計装置によると、次の
各効果が得られる。 空間パターン化により、従来の企画型住宅よりもプラ
ンのバリエーションを増やすことができ、しかもプラン
作成が容易で、例えば営業マンのみでプラン提案から見
積提出まで可能になる。 スケルトン空間パターンや機能空間パターンがある程
度揃うと、新規の建物企画を開発するにつき、それらの
空間パターンの情報が利用でき、開発期間を短縮するこ
とができる。 3次元モデルのスケルトン空間パターンおよび機能空
間パターンを準備すると共に、生産に必要な部品および
その組み合わせ設計を準備することで、複雑な情報加工
無しに生産準備ができる。生産準備における情報加工量
を極小化できると共に、物件毎に毎回情報加工を行うこ
とによる情報加工のミスの失敗コストを極小化すること
ができる。 売れた空間パターンで生産準備できることにより、受
注時点で手当てが必要な部品,材料の所要量が把握で
き、生産やリードタイムを極小化できる。 スケルトン空間パターンや機能空間パターンの販売実
績データを収拾することによって、売れ筋プランや売れ
筋の組み合わせパターンの分析が可能となる。そのた
め、新規企画建物の企画段階の仮設立案に対する検証の
精度を上げることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態にかかる建物設計装置の
概念構成を示すブロック図である。
【図2】同建物設計装置によるプラン作成過程の一例を
示す説明図である。
【図3】図2の一部を拡大して示す説明図である。
【図4】図2の他の一部を拡大して示す説明図である。
【図5】図2のさらに他の一部を拡大して示す説明図で
ある。
【図6】同建物設計装置によるスケルトン空間パターン
決定までのプラン作成過程の画面例を示す説明図であ
る。
【図7】図6の一部を拡大して示す画面例説明図であ
る。
【図8】同建物設計装置によるスケルトン空間パターン
決定後のプラン作成過程の画面例を示す説明図である。
【図9】図8の一部を拡大して示す画面例説明図であ
る。
【図10】図9の一部をさらに拡大して示す画面例説明
図である。
【図11】図8の他の一部を拡大して示す画面例説明図
である。
【図12】同建物設計装置によるプラン作成過程の他の
例を示す画面例の説明図である。
【図13】図12の画面例に続く画面例の説明図であ
る。
【図14】同建物設計装置の概略動作の流れ図である。
【図15】図14の流れ図における敷地・スケルトンパ
ターン選択過程の詳細を示す流れ図である。
【図16】図14の流れ図における建物設定過程の詳細
を示す流れ図である。
【図17】この発明の他の実施形態にかかる建物設計装
置の概念構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
3…表示装置 3a…画面 6…スケルトン空間パターン記憶手段 7…機能空間パターン記憶手段 9…積算情報記憶手段 10…スケルトン空間選択手段 10a…敷地入力・建築可能領域判定部 10b…シルエットパターン選択部 10c…スケルトン空間選択部 11…機能空間選択手段 16…積算情報記憶手段 17…プラン情報記憶手段 18…作成済みプラン情報蓄積手段 RP…シルエットパターン SP…スケルトン空間パターン TP…機能空間領域配置パターン FP…機能空間パターン GR…グループ区分
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 堺 千秋 大阪府大阪市西区阿波座1丁目5番16号 大和ハウス工業株式会社内 (72)発明者 永浜 一法 大阪府大阪市西区阿波座1丁目5番16号 大和ハウス工業株式会社内 (72)発明者 杉本 明稔 大阪府大阪市西区阿波座1丁目5番16号 大和ハウス工業株式会社内 (72)発明者 百田 雅信 大阪府大阪市西区阿波座1丁目5番16号 大和ハウス工業株式会社内

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物全体の外郭形状および構造部品の情
    報を定めたスケルトン空間パターンを複数種類記憶した
    スケルトン空間パターン記憶手段と、 単独または複数の組み合わされた部屋空間の3次元モデ
    ルおよび部品情報を定めた機能空間パターンを複数種類
    記憶した機能空間パターン記憶手段と、 前記スケルトン空間パターンを表示装置の画面に表示し
    任意のスケルトン空間パターンを所定の入力によって選
    択するスケルトン空間選択手段と、 画面表示されたスケルトン空間パターンに対して前記機
    能空間パターンを配置する領域の指定,および配置する
    機能空間パターンの種類の指定をすることで前記スケル
    トン空間パターンにその指定された機能空間パターンが
    組み合わさったプラン情報を作成し,その組み合わさっ
    た図を画面に表示する機能空間選択手段とを備えた建物
    設計装置。
  2. 【請求項2】 前記スケルトン空間パターンは、玄関、
    階段、および壁パネルの配置が定まったものであって、
    建物全体の外郭形状を定めた各シルエットパターンに対
    して各々複数または一つを設定し、前記スケルトン空間
    選択手段は、任意のシルエットパターンを選択するシル
    エットパターン選択部と、その選択されたシルエットパ
    ターンと対応するスケルトン空間パターンを画面に表示
    して任意のスケルトン空間パターンを所定の入力で選択
    するスケルトン空間選択部とを備える請求項1記載の建
    物設計装置。
  3. 【請求項3】 前記スケルトン空間選択手段は、敷地、
    隣地、道路、アプローチ、敷地内配置物の形状および位
    置を入力に従って画面に表示しかつその敷地内の建築可
    能領域を判定して画面表示する敷地入力・建築可能領域
    判定部と、画面表示された敷地形状内に主要な部屋の概
    略形状および種類を選択して配置することにより条件に
    該当するスケルトン空間パターンまたはシルエットパタ
    ーンを探索して画面に表示するシルエットパターン探索
    機能を有するものである請求項2記載の建物設計装置。
  4. 【請求項4】 前記各機能空間パターンは、これら機能
    空間パターンの占める領域および部屋機能によって区分
    してグループ化し、前記機能空間選択手段は、機能空間
    パターンのグループ区分に含まれる機能空間パターンを
    並べて画面表示するものとした請求項1ないし請求項3
    のいずれかに記載の建物設計装置。
  5. 【請求項5】 前記各スケルトン空間パターンに対し
    て、機能空間パターンを配置する各領域およびその領域
    に配置すべき機能空間パターンのグループ区分を定めた
    機能空間領域配置パターンを設定し、前記機能空間選択
    手段は、この設定された機能空間領域配置パターンに対
    して各領域に機能空間パターンを選択するものである請
    求項4記載の建物設計装置。
  6. 【請求項6】 前記各機能空間パターンを、部屋空間毎
    に作成された部屋空間情報の組み合わせで構成し、複数
    種の機能空間パターンにおける同じ大きさ,機能の部屋
    空間部分に対して共通の部屋空間情報を用いる請求項1
    ないし請求項5のいずれかに記載の建物設計装置。
  7. 【請求項7】 前記機能空間選択手段によりスケルトン
    空間パターンに組み合わされた機能空間パターンに対し
    て、これらスケルトン空間パターンおよび機能空間パタ
    ーンにより許容された範囲内で、開口枠および外壁建具
    を含む外壁パネルの位置および種類を所定の入力により
    選択し、前記プラン情報に加える外壁パネル選択手段を
    設けた請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の建物
    設計装置。
  8. 【請求項8】 作成中または作成されたプラン情報に基
    づき、外観パース図、各階の平面図、および立面図を作
    成する外観パース等作成手段を設けた請求項1ないし請
    求項7のいずれかに記載の建物設計装置。
  9. 【請求項9】 前記プラン情報に対して、内部建具,設
    備機器,および内装材の位置および種類を所定の入力に
    より選択して加える内装選択手段を設け、作成されたプ
    ラン情報により内観パース図を画面に表示する内観パー
    ス図作成手段を設け、この内観パース図作成手段は、建
    物の内観を視点を種々変えて画面表示可能なものとした
    請求項1ないし請求項8のいずれかに記載の建物設計装
    置。
  10. 【請求項10】 前記各スケルトン空間パターンおよび
    機能空間パターンに、そのスケルトン空間パターンおよ
    び機能空間パターンについての積算情報を付加し、これ
    らの積算情報をスケルトン空間パターンおよび機能空間
    パターンと共に画面に表示する積算情報表示手段を設け
    た請求項1ないし請求項9のいずれかに記載の建物設計
    装置。
  11. 【請求項11】 前記スケルトン空間パターン記憶手段
    および機能空間パターン記憶手段を有するプラン作成デ
    ータ記憶部と、スケルトン空間選択手段および機能空間
    選択手段を有する演算処理部とを、公衆通信回線または
    専用通信回線を介して接続する通信手段を設けた請求項
    1ないし請求項10のいずれかに記載の建物設計装置。
  12. 【請求項12】 コンピュータ装置を用いた建物設計方
    法であって、 建物全体の外郭形状および構造部品の情報を定めたスケ
    ルトン空間パターンを記憶手段に複数種類記憶させ、 単独または複数の組み合わされた部屋空間の3次元モデ
    ルおよび部品情報を定めた機能空間パターンを記憶手段
    に複数種類記憶させ、 前記スケルトン空間パターンを表示装置の画面に表示し
    て任意のスケルトン空間パターンを所定の入力によって
    選択し、 画面表示されたスケルトン空間パターンに対して前記機
    能空間パターンを配置する領域の指定,および配置する
    機能空間パターンの種類の指定をすることで前記スケル
    トン空間パターンにその指定された機能空間パターンが
    組み合わさったプラン情報を作成すると共に、その組み
    合わさった図を画面に表示する建物設計方法。
  13. 【請求項13】 前記スケルトン空間パターンは、玄
    関、階段、および壁パネルの配置が定まったものであっ
    て、建物全体の外郭形状を定めた各シルエットパターン
    に対して各々複数または一つを設定する請求項12記載
    の建物設計方法。
  14. 【請求項14】 前記各スケルトン空間パターンに対し
    て、機能空間パターンを配置する各領域およびその領域
    に配置すべき機能空間パターンのグループ区分を定めた
    機能空間領域配置パターンを設定し、この設定された機
    能空間領域配置パターンに対して各領域に機能空間パタ
    ーンを選択する請求項12または請求項13記載の建物
    設計方法。
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