JP2002140078A - 情報処理装置および情報処理方法、プログラム記録媒体、並びにデータ記録媒体 - Google Patents

情報処理装置および情報処理方法、プログラム記録媒体、並びにデータ記録媒体

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JP2002140078A
JP2002140078A JP2000332483A JP2000332483A JP2002140078A JP 2002140078 A JP2002140078 A JP 2002140078A JP 2000332483 A JP2000332483 A JP 2000332483A JP 2000332483 A JP2000332483 A JP 2000332483A JP 2002140078 A JP2002140078 A JP 2002140078A
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    • G07F17/00Coin-freed apparatus for hiring articles; Coin-freed facilities or services
    • G07F17/16Coin-freed apparatus for hiring articles; Coin-freed facilities or services for devices exhibiting advertisements, announcements, pictures or the like
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06QINFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G06Q30/00Commerce
    • G06Q30/06Buying, selling or leasing transactions

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユーザどうしで、自身が購入したデータの品
質を向上させるための向上情報の売買を行うことを可能
とし、これにより、新たな市場の開拓や新サービスの提
供を可能とする。 【解決手段】 管理センタ4では、ユーザ端末2を識別
するユーザ識別情報と、そのユーザ端末2において処理
される光ディスク10に記録されている向上情報を識別
する向上情報識別情報とを含むユーザ情報が登録され
る。さらに、管理センタ4では、あるユーザ端末2k
ら、ネットワーク3を介して、向上情報の要求があった
場合に、必要な向上情報の提供が可能な他のユーザ端末
mが、ユーザ情報に基づいて検索され、その検索され
た他のユーザ端末2mから、ネットワーク3を介して、
向上情報が取得される。そして、管理センタ4は、その
取得した向上情報を、ネットワーク3を介して、ユーザ
端末2kに提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報処理装置およ
び情報処理方法、プログラム記録媒体、並びにデータ記
録媒体に関し、ユーザどうしで、自身が購入したデータ
の品質を向上させるための向上情報の売買等を行うこと
ができるようにする情報処理装置および情報処理方法、
プログラム記録媒体、並びにデータ記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来においては、例えば、楽曲データ
は、CD(Compact Disc)等の記録媒体に記録され、ユー
ザに提供されていたが、近年においては、インターネッ
トの普及、圧縮/伸張技術の進歩等によって、楽曲デー
タその他のコンテンツを、ネットワークを介して提供す
るサービスが普及しつつある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】かかる環境下において
は、ユーザが購入したデータを、ユーザどうしで売買す
るような仕組み、即ち、例えば、CD等の記録媒体や、
ネットワークを介してユーザが購入する楽曲データに、
他のユーザが購入する楽曲データの音質を向上させるた
めの向上情報を付加し、さらに、その向上情報を、ユー
ザどうしで売買するような仕組みがあれば、新たな市場
の開拓や新サービスが誕生することが予想される。
【0004】本発明は、このような状況に鑑みてなされ
たものであり、ユーザどうしで、自身が購入したデータ
の品質を向上させるための向上情報の売買等を行うこと
ができるようにするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の情報処理
装置は、1以上の他のデータセットの向上情報を要求す
る向上情報要求手段と、向上情報要求手段による要求の
結果得られる向上情報と、データセットの向上情報とを
用いて、データセットのデータの品質を向上させる品質
向上手段とを備えることを特徴とする。
【0006】本発明の第1の情報処理方法は、1以上の
他のデータセットの向上情報を要求する向上情報要求ス
テップと、向上情報要求ステップによる要求の結果得ら
れる向上情報と、データセットの向上情報とを用いて、
データセットのデータの品質を向上させる品質向上ステ
ップとを備えることを特徴とする。
【0007】本発明の第1のプログラム記録媒体は、1
以上の他のデータセットの向上情報を要求する向上情報
要求ステップと、向上情報要求ステップによる要求の結
果得られる向上情報と、データセットの向上情報とを用
いて、データセットのデータの品質を向上させる品質向
上ステップとを備えるプログラムが記録されていること
を特徴とする。
【0008】本発明の第2の情報処理装置は、データセ
ットの向上情報を再生する再生手段と、再生手段におい
て再生された向上情報を、他の情報処理装置の要求に応
じて提供する提供手段とを備えることを特徴とする。
【0009】本発明の第2の情報処理方法は、データセ
ットの向上情報を再生する再生ステップと、再生ステッ
プにおいて再生された向上情報を、他の情報処理装置の
要求に応じて提供する提供ステップとを備えることを特
徴とする。
【0010】本発明の第2のプログラム記録媒体は、デ
ータセットの向上情報を再生する再生ステップと、再生
ステップにおいて再生された向上情報を、他の情報処理
装置の要求に応じて提供する提供ステップとを備えるプ
ログラムが記録されていることを特徴とする。
【0011】本発明の第3の情報処理装置は、ユーザ端
末を識別するユーザ識別情報と、そのユーザ端末におい
て処理されるデータセットの向上情報を識別する向上情
報識別情報とを含むユーザ情報を登録する登録手段と、
ユーザ端末から、向上情報の要求があった場合に、必要
な向上情報の提供が可能な他のユーザ端末を、ユーザ情
報に基づいて検索する検索手段と、検索手段において検
索された他のユーザ端末から、向上情報を取得する取得
手段と、取得手段において取得された向上情報を、その
向上情報を要求してきたユーザ端末に提供する提供手段
とを備えることを特徴とする。
【0012】本発明の第3の情報処理方法は、ユーザ端
末を識別するユーザ識別情報と、そのユーザ端末におい
て処理されるデータセットの向上情報を識別する向上情
報識別情報とを含むユーザ情報を登録する登録ステップ
と、ユーザ端末から、向上情報の要求があった場合に、
必要な向上情報の提供が可能な他のユーザ端末を、ユー
ザ情報に基づいて検索する検索ステップと、検索ステッ
プにおいて検索された他のユーザ端末から、向上情報を
取得する取得ステップと、取得ステップにおいて取得さ
れた向上情報を、その向上情報を要求してきたユーザ端
末に提供する提供ステップとを備えることを特徴とす
る。
【0013】本発明の第3のプログラム記録媒体は、ユ
ーザ端末を識別するユーザ識別情報と、そのユーザ端末
において処理されるデータセットの向上情報を識別する
向上情報識別情報とを含むユーザ情報を登録する登録ス
テップと、ユーザ端末から、向上情報の要求があった場
合に、必要な向上情報の提供が可能な他のユーザ端末
を、ユーザ情報に基づいて検索する検索ステップと、検
索ステップにおいて検索された他のユーザ端末から、向
上情報を取得する取得ステップと、取得ステップにおい
て取得された向上情報を、その向上情報を要求してきた
ユーザ端末に提供する提供ステップとを備えるプログラ
ムが記録されていることを特徴とする。
【0014】本発明のデータ記録媒体は、自身に記録さ
れているデータの品質とともに、他のデータ記録媒体に
記録されたデータの品質を向上させるための向上情報が
記録されていることを特徴とする。
【0015】本発明の第1の情報処理装置および情報処
理方法、並びにプログラム記録媒体においては、1以上
の他のデータセットの向上情報が要求され、その要求の
結果得られる向上情報と、データセットの向上情報とを
用いて、データセットのデータの品質が向上される。
【0016】本発明の第2の情報処理装置および情報処
理方法、並びにプログラム記録媒体においては、データ
セットの向上情報が再生され、その再生された向上情報
が、他の情報処理装置の要求に応じて提供される。
【0017】本発明の第3の情報処理装置および情報処
理方法、並びにプログラム記録媒体においては、ユーザ
端末を識別するユーザ識別情報と、そのユーザ端末にお
いて処理されるデータセットの向上情報を識別する向上
情報識別情報とを含むユーザ情報が登録される。また、
ユーザ端末から、向上情報の要求があった場合に、必要
な向上情報の提供が可能な他のユーザ端末が、ユーザ情
報に基づいて検索され、その検索された他のユーザ端末
から、向上情報が取得される。そして、その取得された
向上情報が、その向上情報を要求してきたユーザ端末に
提供される。
【0018】本発明のデータ記録媒体においては、自身
に記録されているデータの品質とともに、他のデータ記
録媒体に記録されたデータの品質を向上させるための向
上情報が記録されている。
【0019】
【発明の実施の形態】図1は、本発明を適用したネット
ワークシステム(システムとは、複数の装置が論理的に
集合した物をいい、各構成の装置が同一筐体中にあるか
否かは問わない)の一実施の形態の構成例を示してい
る。
【0020】コンテンツ提供者1は、コンテンツとして
の、例えば楽曲データを、後述するような向上情報とと
もに、ユーザ端末21乃至2Nの各ユーザに提供する。な
お、コンテンツ提供者1が楽曲データをユーザに提供す
る方法としては、例えば、公衆網や、CATV網、イン
ターネット等のネットワーク3を介して伝送することに
より提供する方法と、CD等の記録媒体10に記録する
ことにより提供する方法とがあるが、以下においては、
記録媒体10に記録された楽曲データを対象に説明を行
う。
【0021】ユーザ端末21乃至2N(以下、特に区別す
る必要がない限り、ユーザ端末2と記述する)それぞれ
は、コンテンツ提供者1から購入した記録媒体10に記
録された楽曲データを再生する。また、コンテンツ提供
者1が提供する楽曲データが記録された記録媒体10に
は、その楽曲データの品質とともに、他の記録媒体に記
録されている楽曲データの音質を向上させるための向上
情報が記録されており、ユーザ端末2は、その向上情報
を用いて、再生した楽曲データの音質を向上させる向上
処理を行って、楽曲データを出力する。
【0022】さらに、ユーザ端末2は、ユーザの要求に
応じ、管理センタ4からネットワーク3を介して、ユー
ザが所有する記録媒体10に記録されている向上情報以
外の向上情報を取得し、その向上情報をも用いて、向上
処理を行う。また、ユーザ端末2は、管理センタ4から
の要求に応じて、ユーザが所有する記録媒体10に記録
されている向上情報を、管理センタ4を経由して、他の
ユーザ端末2に提供する。
【0023】管理センタ4は、ネットワーク3を介して
の、ユーザ端末2どうしの間での向上情報のやりとりを
中継(仲介)する。また、管理センタ4は、ユーザ端末
2どうしの間でやりとりされた向上情報に対する対価の
課金処理も行う。
【0024】次に、図2は、コンテンツ提供者1が提供
する楽曲データのデータストリームのフォーマットを示
している。なお、図2は、1つのコンテンツ、即ち、本
実施の形態では、1曲の楽曲データについてのデータス
トリームのフォーマットを示している。
【0025】コンテンツ提供者1が提供するデータスト
リームは、コンテンツ識別情報、コンテンツ、向上情報
識別情報、および向上情報等からなるデータセットで構
成されている。
【0026】先頭に配置されるコンテンツ識別情報は、
それに続いて配置されるコンテンツを識別するための情
報で、コンテンツが、楽曲データである場合には、例え
ば、ISRC(International Standard Recording Cod
e)等を、コンテンツ識別情報として採用することがで
きる。
【0027】ここで、図3は、ISRCのフォーマット
を示している。
【0028】ISRCでは、各6ビットのデータ「L
1」と「L2」によって国コードが示されると共に、各
6ビットのデータ「L3」乃至「L5」によって所有者
コードが示される。また、各4ビットのデータ「L6」
と「L7」によってレコード年が示されると共に、各4
ビットのデータ「L8」乃至「L12」によってレコー
ドシリアル番号が示される。
【0029】図2に戻り、コンテンツ識別情報に続いて
は、そのコンテンツ識別情報によって特定されるコンテ
ンツとしての楽曲データが配置されている。コンテンツ
の後には、向上情報識別情報が配置されており、この向
上情報識別情報は、その後に配置される向上情報のタイ
プを表す。
【0030】即ち、コンテンツ提供者1は、コンテンツ
としての楽曲データの音質を向上させる向上情報を分割
し、その分割の結果得られる複数の向上情報それぞれ
を、別のデータストリームに配置するようになってい
る。つまり、コンテンツ提供者1は、所定の楽曲データ
について、向上情報を分割し、その分割後の向上情報そ
れぞれを、所定の楽曲データに付随させた複数タイプの
データストリームを構成して提供するようになってい
る。
【0031】従って、あるタイプのデータストリームに
配置された楽曲データの音質を最大に向上させるには、
その楽曲データについて構成されたすべてのタイプのデ
ータストリームに配置された向上情報が必要となる。
【0032】このように、ある楽曲データの音質を最大
に向上させるには、すべてのタイプの(データストリー
ムに配置された)向上情報が必要であり、向上情報識別
情報は、その後に配置される向上情報のタイプを表す。
【0033】向上情報識別情報の後には、その向上情報
識別情報によって表されるタイプの向上情報が配置され
る。
【0034】なお、図3の実施の形態においては、向上
情報を、楽曲データの後に配置するようにしたが、その
他、向上情報は、例えば、楽曲データの前や途中に配置
したり、分割して、楽曲データの各位置に分散して配置
したりすること等が可能である。また、向上情報は、例
えば、楽曲データ中に、電子すかし等の技術を利用して
埋め込むことも可能である。
【0035】次に、図4乃至図9を参照して、向上情報
について説明する。
【0036】例えば、いま、ある楽曲データのオリジナ
ルデータが、図4(A)に示すように、16ビットで構
成されるとする。なお、この16ビットのうち、最上位
ビットからnビット目を、B#n−1と表す。
【0037】この場合、16ビットの楽曲データのオリ
ジナルデータが、例えば、上位6ビットB0乃至B5
と、下位10ビットB6乃至B15に分割される。さら
に、下位10ビットB6乃至B15は、例えば、2ビッ
トずつのB6とB7,B8とB9,B10とB11,B
12とB13、およびB14とB15の5セットに分割
され、この5セットの2ビットの組が、各タイプの向上
情報とされる。そして、図4(B)乃至図4(F)に示
すように、上位6ビットB0乃至B5を、コンテンツと
なる楽曲データとして、その楽曲データに、上述の5つ
のタイプの向上情報それぞれが付加されることによっ
て、ある楽曲のデータについて、5つのタイプのデータ
ストリームが構成される。
【0038】この場合、B6とB7,B8とB9,B1
0とB11,B12とB13、B14とB15それぞれ
からなる向上情報を、その順番で取得していくと、取得
する向上情報の数が多くなるほど、楽曲データの音質
を、より向上させることができる。
【0039】なお、図4の実施の形態においては、向上
情報となる2ビットを、コンテンツとなる6ビットの楽
曲データの下位2ビットとして採用し、ユーザ端末2に
おいて、楽曲データを8ビットのデータとして扱うこと
が可能である。但し、この場合、B6とB7の向上情報
以外の向上情報が下位2ビットとなる楽曲データについ
ては、その下位2ビット(向上情報)は、ノイズと等価
である。
【0040】また、上述の場合には、下位10ビット
を、単純に、2ビットずつに分けて、5タイプの向上情
報とするようにしたが、その他、例えば、下位10ビッ
トを、加算を行うことにより元の値に戻るような5つの
10ビットのデータに分割して、5タイプの向上情報と
することも可能である。さらに、この場合も、向上情報
となる10ビットを、コンテンツとなる6ビットの楽曲
データの下位10ビットとして採用し、ユーザ端末2に
おいて、楽曲データを16ビットのデータとして扱うこ
とが可能である。
【0041】次に、図4の実施の形態においては、楽曲
データのレベル方向の解像度(階調)を向上させる向上
情報について説明したが、向上情報としては、その他、
例えば、楽曲データの時間方向の解像度を向上させるも
のを採用することが可能である。
【0042】即ち、例えば、図5に示すように、ある楽
曲データのオリジナルデータが、時間TSの間隔でサン
プリングされたものであるとすると、例えば、図6乃至
図9に示すように、オリジナルデータを、位相を変え
て、時間4TSの間隔でサブサンプリングし、その結果
得られる4つのサブサンプリング結果を、データストリ
ームに配置する4タイプの楽曲データおよび向上情報と
して採用することができる。この場合、各タイプの向上
情報を取得するにつれて、音質が向上していき、4タイ
プの向上情報のすべてが揃ったときに、音質が最良とな
ることになる。
【0043】なお、図5乃至図9の実施の形態の場合、
楽曲データと向上情報とは一致するので、図2のデータ
フォーマットにおいて、楽曲データ(コンテンツ)と向
上情報のうちのいずれか一方は、省略することが可能で
ある。
【0044】また、上述のように、単に、サブサンプル
結果を、楽曲データとして提供すると、エイリアシング
等の不具合が生じることから、その不具合を防止するた
めに、一般には、サブサンプル結果を、LPF(Low Pas
s Filter)等によってフィルタリングするのが望まし
い。但し、4つのサブサンプル結果それぞれをフィルタ
リングしてしまうと、その4つのサブサンプル結果を、
単に集めただけでは、元のオリジナルデータを復元する
ことは困難となる。そこで、この場合には、ユーザ端末
2において、フィルタリングされた4つのサブサンプル
結果を用いて、例えば、次のようなクラス分類適応処理
を行う、オリジナルデータに近いデータを得るようにす
るのが望ましい。
【0045】即ち、クラス分類適応処理は、クラス分類
処理と適応処理とからなり、クラス分類処理によって、
データを、その性質に基づいてクラス分けし、各クラス
ごとに適応処理を施すものである。
【0046】適応処理では、例えば、時間解像度(時間
方向の解像度)が低い楽曲データ(以下、適宜、低解像
度データという)と、所定の予測係数との線形結合によ
り、時間解像度を向上させた高解像度の楽曲データ(以
下、適宜、高解像度データという)の予測値を求めるこ
とで、その低解像度データの時間解像度を向上させた楽
曲データが得られる。
【0047】具体的には、例えば、いま、ある高解像度
データを教師データとするとともに、その高解像度デー
タの時間解像度を劣化させた低解像度データ(高解像度
データのサブサンプル結果)を生徒データとして、高解
像度データyの予測値E[y]を、幾つかの低解像度デ
ータx1,x2,・・・の集合と、所定の予測係数w1
2,・・・の線形結合により規定される線形1次結合
モデルにより求めることを考える。この場合、予測値E
[y]は、次式で表すことができる。
【0048】 E[y]=w11+w22+・・・・・・(1)
【0049】式(1)を一般化するために、予測係数w
jの集合でなる行列W、生徒データxijの集合でなる行
列X、および予測値E[yj]の集合でなる行列Y’
を、
【数1】 で定義すると、次のような観測方程式が成立する。
【0050】XW=Y’・・・(2) ここで、行列Xの成分xijは、i件目の生徒データの集
合(i件目の教師データyiの予測に用いる生徒データ
の集合)の中のj番目の生徒データを意味し、行列Wの
成分wjは、生徒データの集合の中のj番目の生徒デー
タとの積が演算される予測係数を表す。また、yiは、
i件目の教師データを表し、従って、E[yi]は、i
件目の教師データの予測値を表す。なお、式(1)の左
辺におけるyは、行列Yの成分yiのサフィックスiを
省略したものであり、また、式(1)の右辺におけるx
1,x2,・・・も、行列Xの成分xijのサフィックスi
を省略したものである。
【0051】そして、この観測方程式に最小自乗法を適
用して、高解像度データyに近い予測値E[y]を求め
ることを考える。この場合、教師データとなる高解像度
データの真値yの集合でなる行列Y、および高解像度デ
ータの真値yに対する予測値E[y]の残差eの集合で
なる行列Eを、
【数2】 で定義すると、式(2)から、次のような残差方程式が
成立する。
【0052】XW=Y+E・・・(3)
【0053】この場合、高解像度データの真値yに近い
予測値E[y]を求めるための予測係数wjは、自乗誤
【数3】 を最小にすることで求めることができる。
【0054】従って、上述の自乗誤差を予測係数wj
微分したものが0になる場合、即ち、次式を満たす予測
係数wjが、高解像度データの真値yに近い予測値E
[y]を求めるため最適値ということになる。
【0055】
【数4】 ・・・(4)
【0056】そこで、まず、式(3)を、予測係数wj
で微分することにより、次式が成立する。
【0057】
【数5】 ・・・(5)
【0058】式(4)および(5)より、式(6)が得
られる。
【0059】
【数6】 ・・・(6)
【0060】さらに、式(3)の残差方程式における生
徒データxij、予測係数wj、教師データyi、および残
差eiの関係を考慮すると、式(6)から、次のような
正規方程式を得ることができる。
【0061】
【数7】 ・・・(7)
【0062】なお、式(7)に示した正規方程式は、行
列(共分散行列)Aおよびベクトルvを、
【数8】 で定義するとともに、ベクトルWを、数1で示したよう
に定義すると、式 AW=v・・・(8) で表すことができる。
【0063】式(7)における各正規方程式は、生徒デ
ータxijおよび教師データyiのセットを、ある程度の
数だけ用意することで、求めるべき予測係数wjの数J
と同じ数だけたてることができ、従って、式(8)を、
ベクトルWについて解くことで(但し、式(8)を解く
には、式(8)における行列Aが正則である必要があ
る)、最適な予測係数wjを求めることができる。な
お、式(8)を解くにあたっては、例えば、掃き出し法
(Gauss-Jordanの消去法)などを用いることが可能であ
る。
【0064】以上のようにして、最適な予測係数wj
求めておき、さらに、その予測係数wjを用い、式
(1)により、高解像度データの真値yに近い予測値E
[y]を求めるのが適応処理である。
【0065】ここで、適応処理は、低解像度データには
含まれていないが、高解像度データに含まれる成分が再
現される点で、例えば、単なる補間処理とは異なる。即
ち、適応処理では、式(1)だけを見る限りは、いわゆ
る補間フィルタを用いての補間処理と同一に見えるが、
その補間フィルタのタップ係数に相当する予測係数w
が、教師データyを用いての、いわば学習により求めら
れるため、高解像度データに含まれる成分を再現するこ
とができる。このことから、適応処理は、いわば解像度
創造作用がある処理ということができる。
【0066】また、ここでは、適応処理について、時間
解像度を向上させる場合を例にして説明したが、適応処
理によれば、予測係数を求めるのに用いる教師データお
よび生徒データを変えることで、例えば、レベル方向の
解像度の向上を図ることが可能である。
【0067】なお、クラス分類適応処理は、上述したよ
うに、フィルタリングされた4つのサブサンプル結果か
ら、オリジナルデータに近いデータを求める場合に利用
することができる他、楽曲データの品質を向上させる向
上処理として利用することも可能である。
【0068】向上処理として、クラス分類処理を採用す
る場合には、向上情報として、予測係数を採用すること
ができる他、例えば、式(1)にしたがって予測係数と
の積和演算を行う低解像度データの選択パターンを採用
することも可能である。また、クラス分類適応処理にお
けるクラス分類では、幾つかの低解像度データを選択
し、その低解像度データのレベルの分布パターン等に基
づいて、低解像度データのクラス分けが行われるが、こ
のクラス分類に用いる低解像度データの選択パターン
を、向上情報として採用することも可能である。さら
に、クラス分類では、低解像度データのレベルそのもの
や、レベルどうしの差分等に基づいて、低解像度データ
のクラス分けが行われるが、そのクラス分類の方法を、
向上情報として採用することも可能である。
【0069】また、本実施の形態では、品質を向上させ
るコンテンツとして、オーディオデータである楽曲デー
タを対象としているが、品質を向上させるコンテンツと
しては、その他、画像データ等を採用することが可能で
あり、コンテンツとして画像データを採用する場合に
は、例えば、動きベクトルやDCT(Discreate CosineT
ransfom)係数を、画像の画質を向上させる向上情報とし
て採用することが可能である。即ち、コンテンツとして
の画像データを、動き補償や、DCT処理して提供する
場合には、動き補償に用いられる動きベクトルの下位ビ
ットや、高次のDCT係数を、向上情報として採用する
ことが可能である。
【0070】次に、コンテンツ提供者1は、図2に示し
たようなフォーマットのデータストリームが記録された
記録媒体10を提供するが、この記録媒体10が、例え
ば、光ディスクである場合の、その製造工程について、
図10のフローチャートを参照して説明する。
【0071】コンテンツ提供者1では、まず最初に、ス
テップS1において、円盤形状のガラス基板が洗浄さ
れ、ステップS2に進み、そのガラス基板上に、フォト
レジストが形成される。その後、ステップS3に進み、
ガラス基板上に形成されたフォトレジストが、光ディス
クに記録されるデータストリームにしたがってカッティ
ング(露光)され、ステップS4に進む。ステップS4
では、ステップS3でカッティングされたフォトレジス
トが現像され、ステップS5に進み、現像後のフォトレ
ジストに導電処理が施される。そして、ステップS6に
進み、導電処理後のフォトレジストが形成されたガラス
基板に対して、ニッケル電鋳が施され、これにより、
(ニッケル)スタンパが構成される。その後、ステップ
S7に進み、ステップS6で構成されたスタンパを用い
て、光ディスクの複製が作成される。
【0072】次に、図11を参照して、図1の管理セン
タ4を経由して行われるユーザ端末2どうしの間での向
上情報のやりとりについて概説する。
【0073】なお、以下、適宜、向上情報の提供を受け
るユーザ端末をユーザ端末2kと、向上情報を提供する
ユーザ端末をユーザ端末2mと、それぞれ記述する。
【0074】まず、向上情報の提供を受けたいユーザ端
末2kは、ネットワーク3を介して、管理センタ4に、
向上情報を要求する。管理センタ4は、ユーザ端末2k
から、向上情報の要求を受信すると、必要な向上情報を
有しているユーザ端末2mを検索し、そのユーザ端末2m
に対し、ネットワーク3を介して、向上情報を要求す
る。ユーザ端末2mは、管理センタ4からの向上情報の
要求に応じ、ネットワーク3を介して、向上情報を、管
理センタ4に送信する。管理センタ4は、この向上情報
を受信し、ネットワーク3を介して、ユーザ端末2k
送信する。
【0075】なお、図11の実施の形態では、管理セン
タ4において、ユーザ端末2mからの向上情報を中継し
て、ユーザ端末2kに送信するようにしているが、向上
情報は、ユーザ端末2mから、ネットワーク3を介し
て、直接、ユーザ端末2kに送信するようにすることも
可能である。
【0076】また、向上情報は、そのまま送信すること
も可能であるが、暗号化して送信することも可能であ
る。暗号化方式としては、例えば、RSA(Rivest Sham
ir Adleman)方式等に代表される公開鍵暗号化方式、お
よびDES(Data Encryption Standard)方式等に代表
される秘密鍵暗号化方式のいずれを採用することも可能
である。
【0077】次に、図12は、図1のユーザ端末2の構
成例を示している。なお、図12は、コンテンツ提供者
1が提供する記録媒体10が光ディスクである場合のユ
ーザ端末2の構成例を示している。
【0078】記録媒体10としての光ディスク(以下、
適宜、光ディスク10とも記載する)は、スピンドルモ
ータ部31によって、所定の速度で回転される。なお、
スピンドルモータ部31は、CDプロセッサ部34から
の回転制御信号によって、光ディスク10の回転速度が
所定の速度となるように回転駆動される。
【0079】光ディスク10には、光ピックアップ32
から、光量をコントロールされたレーザ光が照射され
る。このレーザ光は、光ディスク10で反射され、その
反射光は、光ピックアップ32の光検出部(図示せず)
に入射する。光ピックアップ32の光検出部は、分割光
検出器を用いて構成されており、光電変換及び電流電圧
変換によって反射光に応じた電圧信号を生成し、RF(R
adio Frequency)アンプ部33に供給する。
【0080】RFアンプ部33では、光ピックアップ3
2からの電圧信号に基づいて、読出信号(いわゆる和信
号)、フォーカス誤差信号、トラッキング誤差信号を生
成して、CDプロセッサ部34に供給する。
【0081】CDプロセッサ部34では、RFアンプ部
33からのフォーカス誤差信号に基づき、レーザ光の焦
点位置が光ディスク10の記録層の位置となるように光
ピックアップ32の対物レンズ(図示せず)を制御する
ためのフォーカス制御信号を生成し、ドライバ35に供
給する。また、CDプロセッサ部34は、RFアンプ部
33からのトラッキング誤差信号に基づき、レーザ光の
照射位置が所望のトラックの中央位置となるように光ピ
ックアップ32の対物レンズを制御するためのトラッキ
ング制御信号を生成し、ドライバ35に供給する。さら
に、CDプロセッサ部34は、レーザ光の照射位置がト
ラッキング制御範囲を超えないように、光ピックアップ
32を光ディスク10の径方向に移動させるためのスレ
ッド制御信号を生成し、スレッドモータ部36に供給す
る。スレッドモータ部36は、CDプロセッサ部34か
らのスレッド制御信号に基づき、光ピックアップ32を
光ディスク10の径方向に移動させる。
【0082】ドライバ35は、CDプロセッサ部34か
らのフォーカス制御信号に基づいて、フォーカス駆動信
号を生成すると共に、同じくCDプロセッサ部34から
のトラッキング制御信号に基づいて、トラッキング駆動
信号を生成する。このフォーカス駆動信号とトラッキン
グ駆動信号は、光ピックアップ32のアクチュエータ
(図示せず)に供給され、これらの信号に基づいて、対
物レンズの位置が制御される。即ち、これにより、光ピ
ックアップ32が出力するレーザ光が、所望のトラック
の中央位置で焦点を結ぶように制御される。
【0083】また、CDプロセッサ部34は、RFアン
プ部33からの読出信号のアシンメトリ補正及び2値化
を行い、ディジタル信号に変換する。さらに、CDプロ
セッサ部34は、このディジタル信号のEFM(Eight t
o Fourteen Modulation)復調等を行うと共に、CIRC
(Cross Interleave Reed-Solomon Code)誤り訂正処理を
行う。
【0084】CDプロセッサ部34において誤り訂正処
理が行われることにより得られるコンテンツとしての楽
曲データは、コンテンツ記憶部37に供給されて記憶
(記録)される。また、CDプロセッサ部34において
誤り訂正処理が行われることにより得られるコンテンツ
識別情報、向上情報識別情報、および向上情報は、向上
情報記憶部38に供給されて記憶(記録)される。
【0085】ここで、CDプロセッサ部34は、RFア
ンプ部33からの読出信号から、フレーム同期をとるた
めの信号の検出も行い、その信号に基づき、光ディスク
10が所望の回転速度となるように回転制御信号を生成
して、スピンドルモータ部31に供給する。
【0086】向上処理部39は、コンテンツ記憶部37
に記憶されたコンテンツとしての楽曲データと、向上情
報記憶部38に記憶された向上情報を読み出し、コンテ
ンツ記憶部37から読み出した楽曲データの音質を向上
させる向上処理を、向上情報記憶部38から読み出した
向上情報を用いて行う。そして、向上処理部39は、向
上処理を行うことにより得られる、音質の向上した楽曲
データを、D/A(Digtal Analog)変換し、図示せぬス
ピーカから出力する。
【0087】ここで、上述したように、向上情報として
は、複数タイプが存在し、あるタイプの向上情報だけで
は、楽曲データの音質を向上させる向上処理を行うこと
ができないことがある。即ち、例えば、図4で説明した
ように、向上情報として、楽曲データのオリジナルデー
タの下位ビットを複数に分割したものを用いる場合に
は、より下位のビットである、例えば、B14とB15
を有していても、それより上位のビットB6乃至B13
を有していなければ、楽曲データの音質を向上させるこ
とはできない。そこで、向上処理部39は、音質を向上
させるのに必要な向上情報が、向上情報記憶部38に記
憶されている場合だけ向上処理を行い、必要な向上情報
が記憶されていない場合には、コンテンツ記憶部37に
記憶された楽曲データに、特に向上処理を施さずに出力
するようになっている。
【0088】なお、向上情報のタイプは、向上情報記憶
部38に記憶される向上情報識別情報によって認識可能
であり、向上処理部39は、この向上情報識別情報に基
づいて、向上処理に必要な向上情報が、向上情報記憶部
38に記憶されているかどうかを認識するようになって
いる。
【0089】通信制御部40は、ネットワーク3を介し
ての通信制御を行う。即ち、通信制御部40は、必要な
向上情報を、ネットワーク3を介して、管理センタ4に
要求する。さらに、通信制御部40は、その要求に対し
て、管理センタ4から送信されている向上情報等を受信
し、向上情報記憶部38に供給して記憶させる。また、
通信制御部40は、管理センタ4からの要求に応じて、
向上情報記億部38に記憶されている向上情報等を読み
出し、ネットワーク3を介して、管理センタ4に送信す
る。
【0090】なお、ユーザ端末2において、コンテンツ
提供者1がネットワーク3を介して提供する楽曲データ
等を取得する場合には、通信制御部40において、図2
に示したデータストリームが受信される。そして、光デ
ィスク10の再生が行われる場合と同様に、楽曲データ
は、コンテンツ記憶部37に供給されて記憶され、コン
テンツ識別情報、向上情報識別情報、および向上情報
は、向上情報記憶部38に供給されて記憶される。
【0091】制御部41には、操作部42および表示部
43が接続されている。操作部42は、ユーザ端末2の
動作を設定したり、動作を切り換えるとき等に操作され
る。即ち、操作部42が操作されると、その操作に対応
した操作信号が、制御部41に供給され、制御部41に
は、その操作信号に基づき、制御信号を生成し、必要な
ブロックに供給する。これにより、ユーザ端末2は、所
望の動作(処理)を行うように制御される。表示部43
には、制御部41から表示信号が供給されるようになっ
ており、これにより、表示部43は、ユーザ端末装置2
の動作状態、その他必要な情報を表示する。
【0092】次に、ユーザ端末2が、管理センタ4を経
由して、他のユーザ端末2から向上情報の提供を受ける
とともに、他のユーザ端末2に向上情報を提供するサー
ビスを受けるには、あらかじめ、管理センタ4に、ユー
ザ登録を行っておく必要がある。
【0093】そこで、図13のフローチャートを参照し
て、ユーザ端末2が、管理センタ4に対して、ユーザ登
録を要求する登録要求処理について説明する。
【0094】ユーザが、登録要求処理を行うように、操
作部42を操作すると、制御部41は、表示部43に、
光ディスク10のセットを要求するメッセージを表示さ
せる。そして、ユーザ端末2のユーザが、光ディスク1
0を、ユーザ端末2にセットすると、ユーザ端末2で
は、光ディスク10の再生が行われ、これにより、コン
テンツ記憶部37に楽曲データが記憶されるとともに、
向上情報記憶部38にコンテンツ識別情報、向上情報識
別情報、および向上情報が記憶される。
【0095】その後、制御部41は、通信制御部40を
制御することにより、ネットワーク3を介しての、管理
センタ4との間の通信リンクを確立させる。
【0096】そして、ステップS11において、通信制
御部40は、向上情報記憶部38に記憶されたコンテン
ツ識別情報および向上情報識別情報を読み出し、これら
を、ユーザ登録を要求する登録要求メッセージに含め
る。さらに、通信制御部40は、管理センタ4がネット
ワーク3を介してユーザ端末2にアクセスするのに必要
な情報(以下、適宜、接続情報という)としての、例え
ば、電話番号やIP(Internet Protocol)アドレスも、
登録要求メッセージに含め、ネットワーク3を介して、
管理センタ4に送信する。
【0097】管理センタ4は、このようにして、ユーザ
端末2から送信されてくる登録要求メッセージに対応し
て、後述するユーザ登録処理を行い、ユーザ登録が完了
したことを表す登録完了メッセージを、そこに、ユーザ
端末2を識別するためのユーザ識別情報を含めて送信し
てくるので、通信制御部40は、ステップS12におい
て、管理センタ4から登録完了メッセージが送信されて
きたかどうかを判定する。
【0098】ステップS12において、登録完了メッセ
ージが送信されてきていないと判定された場合、ステッ
プS12に戻る。また、ステップS12において、登録
完了メッセージが送信されてきたと判定された場合、即
ち、通信制御部40において、管理センタ4から送信さ
れてきた登録完了メッセージが受信された場合、ステッ
プS13に進み、通信制御部40は、その内蔵するメモ
リ(図示せず)に、登録完了メッセージに含まれている
ユーザ識別情報を記憶させる。その後、通信制御部40
は、管理センタ4との通信リンクを切断し、登録要求処
理を終了する。
【0099】次に、図14のフローチャートを参照し
て、ユーザ端末2が行う楽曲データの再生処理について
詳述する。
【0100】例えば、ユーザが、ユーザ端末2に光ディ
スク10をセットし、その再生を行うように、操作部4
2を操作すると、制御部41は、ステップS21におい
て、必要なブロックを制御することにより、光ディスク
10から、そこに記録された楽曲データ、コンテンツ識
別情報、向上情報識別情報、および向上情報を再生させ
る。上述したように、楽曲データは、コンテンツ記憶部
37に記憶され、コンテンツ識別情報、向上情報識別情
報、および向上情報は、向上情報メモリ38に記憶され
る。
【0101】そして、ステップS22に進み、向上処理
部39は、向上情報記憶部38に記憶された向上情報識
別情報を参照することにより、コンテンツ記憶部37に
記憶された楽曲データの音質を向上させるのに、不足し
ているタイプの向上情報があるかどうかを判定し、ない
と判定した場合、即ち、コンテンツ記憶部37に記憶さ
れた楽曲データの音質を向上させるためのすべてのタイ
プの向上情報が、既に、後述する向上情報取得処理によ
って取得され、向上情報記憶部38に記憶されている場
合、ステップS23乃至S25をスキップして、ステッ
プS26に進む。
【0102】ステップS26では、向上処理部39は、
コンテンツ記憶部37に記憶された楽曲データの音質
を、向上情報記憶部38に記憶されているすべてのタイ
プの向上情報を用いて向上させ、ステップS27に進
み、その音質を向上させた楽曲データを出力して、再生
処理を終了する。
【0103】従って、この場合、音質が最大限に向上さ
れた楽曲データが出力される。
【0104】また、ステップS22において、不足して
いるタイプの向上情報があると判定された場合、ステッ
プS23に進み、制御部41は、その、不足しているタ
イプの向上情報を、管理センタ4に(管理センタ4を経
由して、他のユーザ端末2に)要求するかどうかを判定
する。
【0105】即ち、制御部41は、向上情報を要求する
かどうかを問い合わせる問い合わせメッセージを、表示
部43に表示させ、その問い合わせメッセージに対する
ユーザの返事に基づき、向上情報を要求するかどうかを
判定する。
【0106】ここで、管理センタ4に、向上情報を要求
し、ユーザ端末2において、向上情報を取得すると、管
理センタ4では、後述するように、その向上情報の提供
に対する対価としての代金の徴収が行われる。従って、
ユーザによっては、向上情報の取得を希望しないことが
あるため、ステップS23において、向上情報を要求す
るかどうかの判定を行うようになっている。
【0107】ステップS23において、向上情報を要求
すると判定された場合、即ち、ユーザが、問い合わせメ
ッセージに対して、向上情報を要求するように、操作部
42を操作した場合、ステップS24に進み、後述する
向上情報取得処理が行われ、ステップS25に進む。
【0108】ステップS25では、向上情報処理部39
は、向上情報記憶部38を参照することにより、ステッ
プS24で行われた向上情報取得処理によって、すべて
のタイプの向上情報が揃ったかどうかを判定し、揃った
と判定した場合、即ち、コンテンツ記憶部37に記憶さ
れた楽曲データの音質を向上させるためのすべてのタイ
プの向上情報が、向上情報記憶部38に記憶されている
場合、ステップS26に進む。
【0109】この場合も、上述したように、ステップS
26では、向上処理部39において、コンテンツ記憶部
37に記憶された楽曲データの音質が、向上情報記憶部
38に記憶されているすべてのタイプの向上情報を用い
て向上され、ステップS27に進み、その音質を向上さ
せた楽曲データが出力されて、再生処理を終了する。
【0110】従って、この場合も、音質が最大限に向上
された楽曲データが出力される。
【0111】一方、ユーザが、問い合わせメッセージに
対して、向上情報を要求しないように、操作部42を操
作し、これにより、ステップS23において、向上情報
を要求しないと判定されるか、あるいは、ステップS2
5において、ステップS24の向上情報取得処理を行っ
ても、すべてのタイプの向上情報が揃わなかったと判定
された場合は、いずれの場合も、ステップS28に進
み、向上処理部39は、向上情報記憶部38に、いま記
憶されているタイプの向上情報だけで、楽曲データの音
質を向上させる向上処理を行うことが可能であるかどう
かを判定する。
【0112】ステップS28において、向上情報記憶部
38に、いま記憶されているタイプの向上情報だけで
は、向上処理を行うことができないと判定された場合、
ステップS26をスキップして、ステップS27に進
み、向上処理部39は、コンテンツ記憶部37に記憶さ
れた楽曲データを読み出し、向上処理を施さずに、その
まま出力して、再生処理を終了する。
【0113】従って、この場合、低音質、あるいは通常
の音質の楽曲データが出力される。
【0114】また、ステップS28において、向上情報
記憶部38に、いま記憶されているタイプの向上情報だ
けで、向上処理を行うことが可能であると判定された場
合、ステップS26に進み、向上処理部39は、コンテ
ンツ記憶部37に記憶された楽曲データの音質を、向上
情報記憶部38に記憶されているタイプの向上情報を用
いて向上させ、ステップS27に進み、その音質を向上
させた楽曲データを出力して、再生処理を終了する。
【0115】従って、この場合、向上情報記憶部38に
記憶されている向上情報の範囲で、音質が向上された楽
曲データが出力される。
【0116】次に、図15のフローチャートを参照し
て、図14のステップS24における向上情報取得処理
について説明する。
【0117】通信制御部40は、まず、ネットワーク3
を介しての、管理センタ4との間の通信リンクを確立さ
せる。そして、通信制御部40は、ステップS31にお
いて、向上情報記憶部38に記憶されたコンテンツ識別
情報および向上情報識別情報を読み出し、これらを、向
上情報を要求する向上情報要求メッセージに含める。さ
らに、通信制御部40は、その内蔵するメモリに記憶さ
れたユーザ識別情報を読み出し、このユーザ識別情報
も、登録要求メッセージに含め、ネットワーク3を介し
て、管理センタ4に送信する。
【0118】向上情報要求メッセージを受信した管理セ
ンタ4では、後述するように、その向上情報要求メッセ
ージによって要求される向上情報の提供が可能であるか
どうかが判定され、可能である場合には、その向上情報
を、可能でない場合には、その旨を表す提供不可メッセ
ージを、それぞれ、ネットワーク3を介して、ユーザ端
末2に送信してくるので、通信制御部40では、ステッ
プS32において、管理センタ4から、提供不可メッセ
ージが送信されてきたかどうかが判定される。
【0119】ステップS32において、提供不可メッセ
ージが送信されてきたと判定された場合、即ち、通信制
御部40において、管理センタ4からの提供不可メッセ
ージが受信された場合、通信制御部40は、管理センタ
4との通信リンクを切断し、ステップS33乃至S35
をスキップして、向上情報取得処理を終了する(リター
ンする)。
【0120】また、ステップS32において、提供不可
メッセージが送信されてこなかったと判定された場合、
即ち、向上情報要求メッセージによって要求した向上情
報が、その他の必要な情報(例えば、その向上情報を識
別するための向上情報識別情報や、その向上情報によっ
て音質が向上される楽曲データを識別するためのコンテ
ンツ識別情報など)とともに、管理センタ4から送信さ
れてきた場合、ステップS33に進み、通信制御部40
は、管理センタ4からの向上情報等を受信し、その正常
受信を行うことができたかどうかを判定する。
【0121】ここで、ユーザ端末2において、管理セン
タ4からの情報を正常受信することができたかどうかの
判定は、例えば、管理センタ4から情報を送信する前
に、その送信する情報のサイズを送信してもらい、その
サイズと、管理センタ4から実際に受信した情報のサイ
ズとを比較することにより行うことが可能である。
【0122】ステップS33において、管理センタ4か
らの向上情報等の正常受信を行うことができなかったと
判定された場合、ステップS34に進み、通信制御部4
0は、管理センタ4に対して、向上情報等の再送を要求
する。そして、ステップS33に戻り、以下、同様の処
理を繰り返す。
【0123】また、ステップS33において、管理セン
タ4からの向上情報等の正常受信を行うことができたと
判定された場合、ステップS35に進み、通信制御部4
0は、正常受信した向上情報等を、向上情報記憶部38
に供給して記憶させ、ステップS36に進む。ステップ
S36では、通信制御部40は、正常受信ができたこと
を表す正常受信メッセージを、管理センタ4に送信し、
その後、管理センタ4との通信リンクを切断して、向上
情報取得処理を終了する。
【0124】なお、以上のような向上情報取得処理は、
図14に示した再生処理において行う他、ユーザの要求
に応じて行うことも可能である。
【0125】次に、管理センタ4は、ユーザ端末2から
の向上情報要求メッセージによって、向上情報が要求さ
れると、その向上情報を、他のユーザ端末2から取得し
て、向上情報を要求してきたユーザ端末2に提供する。
このことは、他のユーザ端末2から見れば、向上情報
を、管理センタ4に提供していることになる。
【0126】そこで、図16のフローチャートを参照し
て、ユーザ端末2が管理センタ4に向上情報を提供する
向上情報提供処理について説明する。
【0127】通信制御部40が、後述するようにして、
管理センタ4から送信されてくる向上情報の要求を受信
すると、ユーザ端末2では、ステップS41において、
上述したようにして、光ディスク10の再生が行われ、
これにより、コンテンツ記憶部37に楽曲データが記憶
されるとともに、向上情報記憶部38にコンテンツ識別
情報、向上情報識別情報、および向上情報が記憶され
る。
【0128】そして、ステップS42に進み、通信制御
部40は、向上情報記憶部38に記憶されたコンテンツ
識別情報、向上情報識別情報、および向上情報を読み出
し、その内蔵するメモリに記録されたユーザ識別情報と
ともに、管理センタ4に送信して、ステップS43に進
む。
【0129】ステップS43では、通信制御部40は、
管理センタ4から再送要求が送信されてきたかどうかを
判定し、送信されてきたと判定された場合、ステップS
42に戻り、以下、上述の場合と同様の処理を繰り返
す。
【0130】また、ステップS43において、管理セン
タ4から再送要求が送信されてこなかったと判定された
場合、向上情報提供処理を終了する。
【0131】次に、図17は、図1の管理センタ4の構
成例を示している。
【0132】通信制御部51は、ネットワーク3を介し
ての通信制御を行い、登録部52、取得部54、または
提供部56から必要なデータを受信して、ネットワーク
3に送信するとともに、ネットワーク3からのデータを
受信して、登録部52、取得部54、または提供部56
に供給する。
【0133】登録部52は、通信制御部51から供給さ
れるデータに基づいて、ユーザデータベース53と課金
データベース59に、ユーザ登録に必要な情報を記憶さ
せる。また、登録部52は、ユーザ登録にあたって、ユ
ーザ識別情報を発行し、通信制御部51に供給する。
【0134】ユーザデータベース53は、ユーザ端末2
に発行したユーザ識別情報に、必要な情報を対応付けて
記憶する。
【0135】取得部54は、通信制御部51から供給さ
れるデータに基づいて、ユーザ端末2から向上情報を取
得するための制御を行う。即ち、取得部54は、検索部
57を制御することにより、必要な向上情報が記録され
ている光ディスク10を所有するユーザを認識する。さ
らに、取得部54は、通信制御部51を制御することに
より、そのユーザのユーザ端末2から、向上情報等を取
得し、メモリ55に供給して記憶させる。また、取得部
58は、向上情報等を取得したユーザ端末2を識別する
ユーザ識別情報を、課金処理部58に供給する。
【0136】メモリ55は、取得部54から供給される
向上情報等を一時記憶する。
【0137】提供部56は、メモリ55に記憶された向
上情報等を読み出し、通信制御部51を制御することに
より、その向上情報等を、ユーザ端末2に送信させる。
また、提供部56は、向上情報を提供したユーザ端末2
を識別するユーザ識別情報を、課金処理部58に供給す
る。
【0138】検索部57は、取得部54の制御にしたが
い、ユーザデータベース53を検索し、必要な向上情報
を所有するユーザに関する情報(ユーザ情報)を、取得
部54に供給する。
【0139】課金処理部58は、取得部54または提供
部56それぞれから供給されるユーザ識別情報によって
特定されるユーザ端末2のユーザに対する課金処理を、
課金データベース59を参照しながら行う。課金データ
ベース59は、課金処理部58の課金処理に必要な課金
情報を記憶する。
【0140】以上のように構成される管理センタ4で
は、ユーザ端末2から、図13で説明したように、登録
要求メッセージが送信されてくると、図18のフローチ
ャートにしたがったユーザ登録処理が行われる。
【0141】即ち、ユーザ端末2から送信されてくる登
録要求メッセージは、通信制御部51で受信され、登録
部52に供給される。登録部52は、登録要求メッセー
ジを受信すると、ステップS51において、ユニークな
ユーザ識別情報を発行して、ステップS52に進む。ス
テップS52では、登録部52は、ステップS51で発
行したユーザ識別情報に、通信制御部51からの登録要
求メッセージに含まれるコンテンツ識別情報、向上情報
識別情報、および接続情報を対応付けて、ユーザ情報と
し、そのユーザ情報を、ユーザデータベース53に供給
して登録する。
【0142】そして、ステップS53に進み、登録部5
2は、ステップS51で発行したユーザ識別情報に対応
するユーザの課金情報を記憶するためのエントリを、課
金データベース59に作成し、ステップS54に進む。
【0143】ステップS54では、登録部52は、ユー
ザ登録が完了したことを表す登録完了メッセージに、ス
テップS51で発行したユーザ識別情報を含めて、通信
制御部51に供給し、その登録完了メッセージを、登録
要求メッセージを送信してきたユーザ端末2に送信させ
て、ユーザ登録処理を終了する。
【0144】次に、管理センタ4は、上述したように、
ユーザ登録を済ませたユーザ端末2 kから、向上情報の
要求があると、その向上情報を、ユーザ登録を済ませた
他のユーザ端末2mから取得し、ユーザ端末2kに提供す
る処理(以下、適宜、向上情報中継処理という)を行う
ようになっているが、この向上情報中継処理について、
図19のフローチャートを参照して説明する。
【0145】図15で説明したように、ユーザ端末2k
から向上情報要求メッセージが、管理センタ4に送信さ
れてくると、その向上情報要求メッセージは、通信制御
部51で受信され、向上情報中継処理が開始される。
【0146】即ち、通信制御部51は、受信した向上情
報要求メッセージを、取得部54に供給し、取得部54
は、ステップS61において、その向上情報要求メッセ
ージに基づいて、要求されている向上情報を認識する。
【0147】ここで、向上情報要求メッセージには、上
述したように、コンテンツ識別情報と向上情報識別情報
が含まれている。そして、コンテンツ識別情報によれ
ば、向上情報要求メッセージを送信してきたユーザ端末
kにおいて、音質を向上させようとしている楽曲デー
タを特定することができ、向上情報識別情報によれば、
向上情報要求メッセージを送信してきたユーザ端末2k
において、既に存在する向上情報のタイプを特定するこ
とができる。従って、向上情報要求メッセージに含まれ
るコンテンツ識別情報と向上情報から、向上情報要求メ
ッセージを送信してきたユーザ端末2kが要求する向上
情報、即ち、ユーザ端末2kにおいて、音質を向上させ
ようとしている楽曲データの音質を向上させるのに必要
な向上情報であって、ユーザ端末2kにないもの(向上
情報記憶部38(図12)に記憶されていないもの)を
認識することができる。
【0148】取得部51は、ステップS61において、
ユーザ端末2kが要求している向上情報を認識すると、
ステップS62に進み、その向上情報を所有しているユ
ーザ端末2を検索するように、検索部57を制御する。
【0149】これにより、検索部57は、ユーザ端末2
kが要求している向上情報を所有しているユーザ端末2
を、ユーザデータベース53を参照することにより検索
する。即ち、検索部57は、ユーザデータベース53に
記憶されているコンテンツ識別情報と向上情報識別情報
を参照することにより、ユーザ端末2kが要求している
向上情報を所有しているユーザ端末2のユーザ識別情報
を検索し、その検索結果を、取得部54に供給する。
【0150】取得部54は、ステップS63において、
検索部57からの検索結果に基づいて、ユーザ端末2k
が要求している向上情報を所有しているユーザ端末2が
存在するかどうかを判定し、存在しないと判定した場
合、即ち、検索部57において、ユーザ端末2kが要求
している向上情報を所有しているユーザ端末2のユーザ
識別情報が得られなかった場合、ステップS64に進
み、取得部54は、通信制御部51を制御することによ
り、向上情報を要求することができない旨の提供不可メ
ッセージを、向上情報を要求してきたユーザ端末2k
送信させ、向上情報中継処理を終了する。
【0151】また、ステップS63において、ユーザ端
末2kが要求している向上情報を所有しているユーザ端
末2が存在すると判定された場合、即ち、検索部57に
おいて、ユーザ端末2kが要求している向上情報を所有
しているユーザ端末2のユーザ識別情報が得られた場
合、ステップS65に進み、取得部54は、通信制御部
51を制御することにより、検索部57で得られたユー
ザ識別情報によって特定されるユーザ端末2mに、ユー
ザ端末2kが要求している識別情報を要求する。
【0152】即ち、この場合、通信制御部51は、検索
部57で得られたユーザ識別情報に対応付けられている
接続情報に基づいて、そのユーザが識別情報によって特
定されるユーザ端末2mとの通信リンクを確立し、ユー
ザ端末2kが要求している向上情報を要求する。
【0153】ここで、ユーザ端末2kが要求している向
上情報が、複数タイプ存在し、さらに、その複数タイプ
の向上情報それぞれを、異なるユーザ端末2が所有して
いる場合がある。この場合、ステップS65から、後述
するステップS68までの処理は、その、異なるユーザ
端末2それぞれについて行われる。
【0154】また、ユーザ端末2kが要求している、あ
るタイプの向上情報を所有しているユーザ端末2が複数
存在する場合もあるが、この場合、向上情報は、その複
数のユーザ端末2の中から1つを選択して要求するよう
にすることができる。複数のユーザ端末2の中から1つ
を選択する選択方法としては、任意に、1つのユーザ端
末2を選択する方法の他、例えば、通信費が最も安くな
るユーザ端末2を選択する方法がある。また、通信品質
が最も良好なユーザ端末2を選択することも可能であ
る。
【0155】さらに、あるタイプの向上情報を所有して
いるユーザ端末2が複数存在する場合には、上述したよ
うに、その複数のユーザ端末2の中から1つを選択する
のではなく、その全部を含む2以上を選択するようにす
ることも可能である。2以上のユーザ端末2を選択した
場合、その2以上のユーザ端末2それぞれから、同一の
タイプの向上情報の一部ずつを取得するようにすること
ができる。また、2以上のユーザ端末2を選択した場
合、その2以上のユーザ端末2それぞれから、同一の向
上情報のすべてを取得するようにすることも可能であ
り、この場合、向上情報のロバスト性を向上させること
ができる。即ち、通信品質が悪い場合でも、2以上のユ
ーザ端末2それぞれから、同一の向上情報のすべてを取
得することにより、向上情報の送受信中にエラーが生じ
ても、そのエラーを訂正して、正確な向上情報を得るこ
とができる。
【0156】なお、本実施の形態では、説明を簡単にす
るために、あるタイプの向上情報を所有しているユーザ
端末2が複数存在する場合には、上述したように、その
複数のユーザ端末2の中から1つのユーザ端末2mを選
択し、ステップS65において、その1つのユーザ端末
mに対して、向上情報を要求するものとする。
【0157】ステップS65において、向上情報の要求
が、ユーザ端末2mに送信され、そのユーザ端末2mにお
いて、その向上情報の要求が受信されると、ユーザ端末
mは、図16で説明した向上情報提供処理を行うこと
により、管理センタ4に対して、ステップS65で要求
した向上情報を、その向上情報識別情報、コンテンツ識
別情報、およびユーザ識別情報とともに送信してくるの
で、通信制御部51は、そのようにして送信されてくる
向上情報等を受信する。
【0158】そして、ステップS66に進み、通信制御
部51は、ユーザ端末2mからの向上情報等を正常受信
することができたかどうかを判定する。ステップS66
において、ユーザ端末2mからの向上情報等を正常受信
することができなかったと判定された場合、ステップS
67に進み、通信制御部51は、ユーザ端末2mに対し
て、再送要求を送信し、ステップS65に戻る。
【0159】また、ステップS66において、ユーザ端
末2mからの向上情報等を正常受信することができたと
判定された場合、通信制御部51は、その正常受信した
向上情報等を、取得部54に供給する。取得部54は、
通信制御部51から向上情報等を受信すると、その向上
情報等をメモリ55に供給して記憶させる。そして、ス
テップS68に進み、取得部54は、向上情報とともに
送信されてきたユーザ端末2mのユーザ識別情報を、課
金処理部58に供給し、これにより、課金処理部58に
課金処理を行わせ、課金データベース59の課金情報を
更新させる。
【0160】即ち、この場合、課金処理部58は、取得
部54からのユーザ識別情報によって特定される課金情
報を、課金データベース59から読み出すとともに、ユ
ーザ端末2mから取得した向上情報に対して支払うべき
代金を算出する。さらに、課金処理部58は、課金デー
タベース59から読み出した課金情報に、算出した代金
を加算し、これにより得られる新たな課金情報を、課金
データベース59に上書きする形で書き込む。
【0161】その後、ステップS69に進み、提供部5
6は、メモリ55から、向上情報を、その向上情報識別
情報およびコンテンツ識別情報とともに読み出し、通信
制御部51を制御することで、その向上情報等を、ユー
ザ端末2kに送信させて、ステップS70に進む。
【0162】この場合、ユーザ端末2kは、図15の向
上情報取得処理で説明したように、再送要求か、または
正常受信メッセージを送信してくるので、ステップS7
0では、通信制御部51が、ユーザ端末2kから、再送
要求、または正常受信メッセージのいずれが送信されて
きたのかを判定する。ステップS70において、再送要
求が送信されてきたと判定された場合、ステップS69
に戻り、これにより、メモリ55に記憶された向上情報
等が再送される。
【0163】また、ステップS70において、正常受信
メッセージが送信されてきたと判定された場合、ステッ
プS71に進み、提供部56は、向上情報を送信(提
供)したユーザ端末2kのユーザ識別情報を、通信制御
部51で受信された向上情報要求メッセージから認識
し、課金処理部58に供給する。これにより、課金処理
部58は、課金処理を行い、課金データベース59の課
金情報を更新して、向上情報中継処理を終了する。
【0164】即ち、この場合、課金処理部58は、提供
部56からのユーザ識別情報によって特定される課金情
報を、課金データベース59から読み出すとともに、ユ
ーザ端末2kに対して提供した向上情報に対して徴収す
べき代金を算出する。さらに、課金処理部58は、課金
データベース59から読み出した課金情報から、算出し
た代金を減算し、これにより得られる新たな課金情報
を、課金データベース59に上書きする形で書き込む。
【0165】なお、課金処理部58は、その後、定期的
または不定期に、課金データベース59に記憶された課
金情報にしたがって、例えば、ユーザの銀行口座に、向
上情報の情報提供料としての代金を振り込み、あるい
は、銀行口座から、向上情報の購入料としての代金を引
き落とす。
【0166】ここで、課金処理部58における課金処理
は、例えば、次のようにして行うことが可能である。
【0167】即ち、例えば、図4で説明したように、向
上情報として、楽曲データのオリジナルデータの下位ビ
ットを複数に分割したものを用いる場合には、その向上
情報としての下位ビットのうちの下位ビットほど、他の
ユーザ端末2に提供する確率が低く(ニーズが低く)、
向上情報としての下位ビットのうちの上位ビットほど、
他のユーザ端末2に提供する確率が高い(ニーズが高
い)ことが予想される。そこで、向上情報としての下位
ビットのうちの下位ビットの提供に対する代金は、高額
に設定し、向上情報としての下位ビットのうちの上位ビ
ットの提供に対する代金は、低額に設定することができ
る。さらに、この場合、向上情報としての下位ビットの
うちの下位ビットが記録されている光ディスク10の購
入代金を低額に設定し、向上情報としての下位ビットの
うちの上位ビットが記録されている光ディスク10の購
入代金を高額に設定することも可能である。この場合、
光ディスク10が高額であっても、その光ディスク10
には、他のユーザ端末2から要求される確率が高い向上
情報が記録されているから、その光ディスク10を購入
したユーザは、向上情報を提供することにより、高額な
光ディスク10に支払った代金の一部、あるいは全部
を、情報提供料によって取り戻すことができる。
【0168】また、管理センタ4において課金処理を行
わないようにし、即ち、向上情報の情報提供料、および
向上情報の購入代金を無料にし、さらに、光ディスク1
0の代金については、上述の場合とは逆に、向上情報と
しての下位ビットのうちの下位ビットが記録されている
光ディスク10の購入代金を高額に設定し、向上情報と
しての下位ビットのうちの上位ビットが記録されている
光ディスク10の購入代金を低額に設定することも可能
である。この場合、他のユーザ端末2から要求される確
率が高い向上情報が記録されている光ディスク10は、
低額ではあるが、その分、他のユーザ端末2に、そこに
記録されている向上情報を頻繁に提供する必要があるも
のとなり、他のユーザ端末2から要求される確率が低い
向上情報が記録されている光ディスク10は、高額では
あるが、その分、他のユーザ端末2に、そこに記録され
ている向上情報を、それほど提供せずに済むものとな
る。
【0169】なお、管理センタ4において課金処理を行
う場合において、上述したように、複数のユーザ端末2
から同一タイプの向上情報を取得するときには、その複
数のユーザ端末2に対しては、例えば、1つのユーザ端
末2から向上情報を取得したときに支払う代金を等分し
た額の代金を支払うようにすることができる。
【0170】以上のように、管理センタ4において、ユ
ーザ端末2を識別するユーザ識別情報と、そのユーザ端
末2において処理される光ディスク10に記録されてい
る向上情報を識別する向上情報識別情報とを含むユーザ
情報を、ユーザデータベース53に登録しておき、ある
ユーザ端末2kから、向上情報の要求があった場合に、
必要な向上情報の提供が可能な他のユーザ端末2mを、
ユーザ情報に基づいて検索し、その検索された他のユー
ザ端末2mから、向上情報を取得して、ユーザ端末2k
提供するようにしたので、ユーザどうしで、自身が購入
したデータの品質を向上させるための向上情報の売買を
行うことが可能となり、その結果、新たな市場の開拓や
新サービスの提供が可能となる。
【0171】次に、上述した一連の処理は、ハードウェ
アにより行うこともできるし、ソフトウェアにより行う
こともできる。一連の処理をソフトウェアによって行う
場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、
汎用のコンピュータ等にインストールされる。
【0172】そこで、図20は、上述した一連の処理を
実行するプログラムがインストールされるコンピュータ
の一実施の形態の構成例を示している。
【0173】プログラムは、コンピュータに内蔵されて
いる記録媒体としてのハードディスク105やROM1
03に予め記録しておくことができる。
【0174】あるいはまた、プログラムは、フロッピー
(登録商標)ディスク、CD-ROM(Compact Disc Read Onl
y Memory),MO(Magneto optical)ディスク,DVD(Digita
l Versatile Disc)、磁気ディスク、半導体メモリなど
のリムーバブル記録媒体111に、一時的あるいは永続
的に格納(記録)しておくことができる。このようなリ
ムーバブル記録媒体111は、いわゆるパッケージソフ
トウエアとして提供することができる。
【0175】なお、プログラムは、上述したようなリム
ーバブル記録媒体111からコンピュータにインストー
ルする他、ダウンロードサイトから、ディジタル衛星放
送用の人工衛星を介して、コンピュータに無線で転送し
たり、LAN(Local Area Network)、インターネットとい
ったネットワークを介して、コンピュータに有線で転送
し、コンピュータでは、そのようにして転送されてくる
プログラムを、通信部108で受信し、内蔵するハード
ディスク105にインストールすることができる。
【0176】コンピュータは、CPU(Central Processing
Unit)102を内蔵している。CPU102には、バス1
01を介して、入出力インタフェース110が接続され
ており、CPU102は、入出力インタフェース110を
介して、ユーザによって、キーボードや、マウス、マイ
ク等で構成される入力部107が操作等されることによ
り指令が入力されると、それにしたがって、ROM(Read O
nly Memory)103に格納されているプログラムを実行
する。あるいは、また、CPU102は、ハードディスク
105に格納されているプログラム、衛星若しくはネッ
トワークから転送され、通信部108で受信されてハー
ドディスク105にインストールされたプログラム、ま
たはドライブ109に装着されたリムーバブル記録媒体
111から読み出されてハードディスク105にインス
トールされたプログラムを、RAM(Random Access Memor
y)104にロードして実行する。これにより、CPU10
2は、上述したフローチャートにしたがった処理、ある
いは上述したブロック図の構成により行われる処理を行
う。そして、CPU102は、その処理結果を、必要に応
じて、例えば、入出力インタフェース110を介して、
LCD(Liquid CryStal Display)やスピーカ等で構成され
る出力部106から出力、あるいは、通信部108から
送信、さらには、ハードディスク105に記録等させ
る。
【0177】ここで、本明細書において、コンピュータ
に各種の処理を行わせるためのプログラムを記述する処
理ステップは、必ずしもフローチャートとして記載され
た順序に沿って時系列に処理する必要はなく、並列的あ
るいは個別に実行される処理(例えば、並列処理あるい
はオブジェクトによる処理)も含むものである。
【0178】また、プログラムは、1のコンピュータに
より処理されるものであっても良いし、複数のコンピュ
ータによって分散処理されるものであっても良い。さら
に、プログラムは、遠方のコンピュータに転送されて実
行されるものであっても良い。
【0179】
【発明の効果】本発明の第1の情報処理装置および情報
処理方法、並びにプログラム記録媒体によれば、1以上
の他のデータセットの向上情報が要求され、その要求の
結果得られる向上情報と、データセットの向上情報とを
用いて、データセットのデータの品質が向上される。従
って、向上情報の売買が可能となる。
【0180】本発明の第2の情報処理装置および情報処
理方法、並びにプログラム記録媒体によれば、データセ
ットの向上情報が再生され、その再生された向上情報
が、他の情報処理装置の要求に応じて提供される。従っ
て、向上情報の売買が可能となる。
【0181】本発明の第3の情報処理装置および情報処
理方法、並びにプログラム記録媒体によれば、ユーザ端
末を識別するユーザ識別情報と、そのユーザ端末におい
て処理されるデータセットの向上情報を識別する向上情
報識別情報とを含むユーザ情報が登録される。また、ユ
ーザ端末から、向上情報の要求があった場合に、必要な
向上情報の提供が可能な他のユーザ端末が、ユーザ情報
に基づいて検索され、その検索された他のユーザ端末か
ら、向上情報が取得される。そして、その取得された向
上情報が、その向上情報を要求してきたユーザ端末に提
供される。従って、ユーザ端末のユーザどうしの間で
の、向上情報の売買が可能となる。
【0182】本発明のデータ記録媒体によれば、自身に
記録されているデータの品質とともに、他のデータ記録
媒体に記録されたデータの品質を向上させるための向上
情報が記録されているので、このデータ記録媒体を購入
したユーザどうしの間で、向上情報の売買が可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したネットワークシステムの一実
施の形態の構成例を示す図である。
【図2】コンテンツ提供者1が提供するデータのデータ
フォーマットを示す図である。
【図3】IRSCのフォーマットを示す図である。
【図4】向上情報の例を示す図である。
【図5】楽曲のオリジナルデータを示す図である。
【図6】楽曲のオリジナルデータをサブサンプリングし
たデータを示す図である。
【図7】楽曲のオリジナルデータをサブサンプリングし
たデータを示す図である。
【図8】楽曲のオリジナルデータをサブサンプリングし
たデータを示す図である。
【図9】楽曲のオリジナルデータをサブサンプリングし
たデータを示す図である。
【図10】光ディスク10の製造工程を説明するフロー
チャートである。
【図11】管理センタ4を経由して行われるユーザ端末
2どうしの間での向上情報のやりとりを説明する図であ
る。
【図12】ユーザ端末2の構成例を示すブロック図であ
る。
【図13】ユーザ端末2による登録要求処理を説明する
フローチャートである。
【図14】ユーザ端末2による光ディスク10の再生処
理を説明するフローチャートである。
【図15】ユーザ端末2による向上情報取得処理の詳細
を説明するフローチャートである。
【図16】ユーザ端末2による向上情報提供処理を説明
するフローチャートである。
【図17】管理センタ4の構成例を示すブロック図であ
る。
【図18】管理センタ4によるユーザ登録処理を説明す
るフローチャートである。
【図19】管理センタ4による向上情報中継処理を説明
するフローチャートである。
【図20】本発明を適用したコンピュータの一実施の形
態の構成例を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 コンテンツ提供者, 21乃至2N ユーザ端末,
3 ネットワーク,4 管理センタ, 10 記録媒体
(光ディスク), 31 スピンドルモータ部, 32
光ピックアップ, 33 RFアンプ部, 34 C
Dプロセッサ部, 35 ドライバ, 36 スレッド
モータ部, 37 コンテンツ記憶部, 38 向上情
報記憶部, 39 向上処理部, 40 通信制御部,
41制御部, 42 操作部, 43 表示部, 5
1 通信制御部, 52 登録部, 53 ユーザデー
タベース, 54 取得部, 55 メモリ, 56提
供部, 57 検索部, 58 課金処理部, 59
課金データベース,101 バス, 102 CPU,
103 ROM, 104 RAM, 105ハードディス
ク, 106 出力部, 107 入力部, 108
通信部,109 ドライブ, 110 入出力インタフ
ェース, 111 リムーバブル記録媒体

Claims (36)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 品質を向上させる対象となるデータと、
    そのデータの品質を向上させるための向上情報とからな
    るデータセットの処理を行う情報処理装置であって、 1以上の他のデータセットの向上情報を要求する向上情
    報要求手段と、 前記向上情報要求手段による要求の結果得られる向上情
    報と、前記データセットの向上情報とを用いて、前記デ
    ータセットのデータの品質を向上させる品質向上手段と
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  2. 【請求項2】 前記データセットのデータは、元のデー
    タの品質を劣化させたものであり、そのデータセットの
    向上情報と、少なくとも1つの他のデータセットの向上
    情報とを用いることにより、元のデータに復元すること
    ができるものであることを特徴とする請求項1に記載の
    情報処理装置。
  3. 【請求項3】 前記向上情報は、より多くの数の向上情
    報が集まるほど、前記データの品質を、より向上させる
    ことができるものであることを特徴とする請求項1に記
    載の情報処理装置。
  4. 【請求項4】 前記データセットのデータは、元のデー
    タをサブサンプリングしたものであり、 前記向上情報は、前記元のデータを位相を変えてサブサ
    ンプリングすることにより得られるデータのうちの、あ
    る位相のものであることを特徴とする請求項1に記載の
    情報処理装置。
  5. 【請求項5】 前記データセットのデータは、元のデー
    タの上位ビットであり、 前記向上情報は、前記元のデータの下位ビットの一部分
    であることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装
    置。
  6. 【請求項6】 前記向上情報は、前記データセットのデ
    ータの品質を向上させたデータの予測値を求める演算に
    用いる予測係数の一部であることを特徴とする請求項1
    に記載の情報処理装置。
  7. 【請求項7】 前記データセットの向上情報を、他の情
    報処理装置に提供する提供手段をさらに備えることを特
    徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  8. 【請求項8】 品質を向上させる対象となるデータと、
    そのデータの品質を向上させるための向上情報とからな
    るデータセットの処理を行う情報処理方法であって、 1以上の他のデータセットの向上情報を要求する向上情
    報要求ステップと、 前記向上情報要求ステップによる要求の結果得られる向
    上情報と、前記データセットの向上情報とを用いて、前
    記データセットのデータの品質を向上させる品質向上ス
    テップとを備えることを特徴とする情報処理方法。
  9. 【請求項9】 品質を向上させる対象となるデータと、
    そのデータの品質を向上させるための向上情報とからな
    るデータセットの処理を、コンピュータに行わせるプロ
    グラムが記録されているプログラム記録媒体であって、 1以上の他のデータセットの向上情報を要求する向上情
    報要求ステップと、 前記向上情報要求ステップによる要求の結果得られる向
    上情報と、前記データセットの向上情報とを用いて、前
    記データセットのデータの品質を向上させる品質向上ス
    テップとを備えるプログラムが記録されていることを特
    徴とするプログラム記録媒体。
  10. 【請求項10】 品質を向上させる対象となるデータ
    と、そのデータの品質を向上させるための向上情報とか
    らなるデータセットの処理を行う情報処理装置であっ
    て、 前記データセットの向上情報を再生する再生手段と、 前記再生手段において再生された向上情報を、他の情報
    処理装置の要求に応じて提供する提供手段とを備えるこ
    とを特徴とする情報処理装置。
  11. 【請求項11】 前記データセットのデータは、元のデ
    ータの品質を劣化させたものであり、そのデータセット
    の向上情報と、少なくとも1つの他のデータセットの向
    上情報とを用いることにより、元のデータに復元するこ
    とができるものであることを特徴とする請求項10に記
    載の情報処理装置。
  12. 【請求項12】 前記向上情報は、より多くの数の向上
    情報が集まるほど、前記データの品質を、より向上させ
    ることができるものであることを特徴とする請求項10
    に記載の情報処理装置。
  13. 【請求項13】 前記データセットのデータは、元のデ
    ータをサブサンプリングしたものであり、 前記向上情報は、前記元のデータを位相を変えてサブサ
    ンプリングすることにより得られるデータのうちの、あ
    る位相のものであることを特徴とする請求項10に記載
    の情報処理装置。
  14. 【請求項14】 前記データセットのデータは、元のデ
    ータの上位ビットであり、 前記向上情報は、前記元のデータの下位ビットの一部分
    であることを特徴とする請求項10に記載の情報処理装
    置。
  15. 【請求項15】 前記向上情報は、前記データセットの
    データの品質を向上させたデータの予測値を求める演算
    に用いる予測係数の一部であることを特徴とする請求項
    10に記載の情報処理装置。
  16. 【請求項16】 品質を向上させる対象となるデータ
    と、そのデータの品質を向上させるための向上情報とか
    らなるデータセットの処理を行う情報処理方法であっ
    て、 前記データセットの向上情報を再生する再生ステップ
    と、 前記再生ステップにおいて再生された向上情報を、他の
    情報処理装置の要求に応じて提供する提供ステップとを
    備えることを特徴とする情報処理方法。
  17. 【請求項17】 品質を向上させる対象となるデータ
    と、そのデータの品質を向上させるための向上情報とか
    らなるデータセットの処理を、コンピュータに行わせる
    プログラムが記録されているプログラム記録媒体であっ
    て、 前記データセットの向上情報を再生する再生ステップ
    と、 前記再生ステップにおいて再生された向上情報を、他の
    情報処理装置の要求に応じて提供する提供ステップとを
    備えるプログラムが記録されていることを特徴とするプ
    ログラム記録媒体。
  18. 【請求項18】 品質を向上させる対象となるデータ
    と、そのデータの品質を向上させるための向上情報とか
    らなるデータセットの処理を行うユーザ端末に対して、
    他のユーザ端末から他のデータセットの向上情報を取得
    して提供する情報処理装置であって、 ユーザ端末を識別するユーザ識別情報と、そのユーザ端
    末において処理されるデータセットの向上情報を識別す
    る向上情報識別情報とを含むユーザ情報を登録する登録
    手段と、 ユーザ端末から、向上情報の要求があった場合に、必要
    な向上情報の提供が可能な他のユーザ端末を、前記ユー
    ザ情報に基づいて検索する検索手段と、 前記検索手段において検索された他のユーザ端末から、
    向上情報を取得する取得手段と、 前記取得手段において取得された向上情報を、その向上
    情報を要求してきたユーザ端末に提供する提供手段とを
    備えることを特徴とする情報処理装置。
  19. 【請求項19】 前記データセットのデータは、元のデ
    ータの品質を劣化させたものであり、自身に記録されて
    いる向上情報と、少なくとも1つの他のデータセットの
    向上情報とを用いることにより、元のデータに復元する
    ことができるものであることを特徴とする請求項18に
    記載の情報処理装置。
  20. 【請求項20】 前記向上情報は、より多くの数の向上
    情報が集まるほど、前記データの品質を、より向上させ
    ることができるものであることを特徴とする請求項18
    に記載の情報処理装置。
  21. 【請求項21】 前記データセットのデータは、元のデ
    ータをサブサンプリングしたものであり、 前記向上情報は、前記元のデータを位相を変えてサブサ
    ンプリングすることにより得られるデータのうちの、あ
    る位相のものであることを特徴とする請求項18に記載
    の情報処理装置。
  22. 【請求項22】 前記データセットのデータは、元のデ
    ータの上位ビットであり、 前記向上情報は、前記元のデータの下位ビットの一部分
    であることを特徴とする請求項18に記載の情報処理装
    置。
  23. 【請求項23】 前記向上情報は、前記データセットの
    データの品質を向上させたデータの予測値を求める演算
    に用いる予測係数の一部であることを特徴とする請求項
    18に記載の情報処理装置。
  24. 【請求項24】 前記取得手段は、複数の他のユーザ端
    末それぞれから、異なる複数の向上情報を取得し、 前記提供手段は、前記異なる複数の向上情報を提供する
    ことを特徴とする請求項18に記載の情報処理装置。
  25. 【請求項25】 前記取得手段により向上情報を取得し
    た他のユーザ端末について、その向上情報に対する対価
    を支払う課金処理を行う課金手段をさらに備えることを
    特徴とする請求項18に記載の情報処理装置。
  26. 【請求項26】 前記課金手段は、前記向上情報のニー
    ズに応じた課金処理を行うことを特徴とする請求項25
    に記載の情報処理装置。
  27. 【請求項27】 前記提供手段により向上情報を提供し
    たユーザ端末について、その向上情報に対する対価を徴
    収する課金処理を行う課金手段をさらに備えることを特
    徴とする請求項18に記載の情報処理装置。
  28. 【請求項28】 前記課金手段は、前記向上情報のニー
    ズに応じた課金処理を行うことを特徴とする請求項27
    に記載の情報処理装置。
  29. 【請求項29】 品質を向上させる対象となるデータ
    と、そのデータの品質を向上させるための向上情報とか
    らなるデータセットの処理を行うユーザ端末に対して、
    他のユーザ端末から他のデータセットの向上情報を取得
    して提供する情報処理方法であって、 ユーザ端末を識別するユーザ識別情報と、そのユーザ端
    末において処理されるデータセットの向上情報を識別す
    る向上情報識別情報とを含むユーザ情報を登録する登録
    ステップと、 ユーザ端末から、向上情報の要求があった場合に、必要
    な向上情報の提供が可能な他のユーザ端末を、前記ユー
    ザ情報に基づいて検索する検索ステップと、 前記検索ステップにおいて検索された他のユーザ端末か
    ら、向上情報を取得する取得ステップと、 前記取得ステップにおいて取得された向上情報を、その
    向上情報を要求してきたユーザ端末に提供する提供ステ
    ップとを備えることを特徴とする情報処理方法。
  30. 【請求項30】 品質を向上させる対象となるデータ
    と、そのデータの品質を向上させるための向上情報とか
    らなるデータセットの処理を行うユーザ端末に対して、
    他のユーザ端末から他のデータセットの向上情報を取得
    して提供する情報処理を、コンピュータに行わせるプロ
    グラムが記録されているプログラム記録媒体であって、 ユーザ端末を識別するユーザ識別情報と、そのユーザ端
    末において処理されるデータセットの向上情報を識別す
    る向上情報識別情報とを含むユーザ情報を登録する登録
    ステップと、 ユーザ端末から、向上情報の要求があった場合に、必要
    な向上情報の提供が可能な他のユーザ端末を、前記ユー
    ザ情報に基づいて検索する検索ステップと、 前記検索ステップにおいて検索された他のユーザ端末か
    ら、向上情報を取得する取得ステップと、 前記取得ステップにおいて取得された向上情報を、その
    向上情報を要求してきたユーザ端末に提供する提供ステ
    ップとを備えるプログラムが記録されていることを特徴
    とするプログラム記録媒体。
  31. 【請求項31】 データが記録されているデータ記録媒
    体であって、 自身に記録されているデータの品質とともに、他のデー
    タ記録媒体に記録されたデータの品質を向上させるため
    の向上情報が記録されていることを特徴とするデータ記
    録媒体。
  32. 【請求項32】 前記データは、元のデータの品質を劣
    化させたものであり、自身に記録されている向上情報
    と、少なくとも1つの他のデータ記録媒体に記録されて
    いる向上情報とを用いることにより、元のデータに復元
    することができるものであることを特徴とする請求項3
    1に記載のデータ記録媒体。
  33. 【請求項33】 前記向上情報は、より多くの数の向上
    情報が集まるほど、前記データの品質を、より向上させ
    ることができるものであることを特徴とする請求項31
    に記載のデータ記録媒体。
  34. 【請求項34】 前記データ記録媒体に記録されている
    データは、元のデータをサブサンプリングしたものであ
    り、 前記向上情報は、前記元のデータを位相を変えてサブサ
    ンプリングすることにより得られるデータのうちの、あ
    る位相のものであることを特徴とする請求項31に記載
    のデータ記録媒体。
  35. 【請求項35】 前記データ記録媒体に記録されている
    データは、元のデータの上位ビットであり、 前記向上情報は、前記元のデータの下位ビットの一部分
    であることを特徴とする請求項31に記載のデータ記録
    媒体。
  36. 【請求項36】 前記向上情報は、前記データ記録媒体
    に記録されているデータの品質を向上させたデータの予
    測値を求める演算に用いる予測係数の一部であることを
    特徴とする請求項31に記載のデータ記録媒体。
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