JP2000123481A - 情報符号化装置および方法、情報復号装置および方法、記録媒体、並びに提供媒体 - Google Patents

情報符号化装置および方法、情報復号装置および方法、記録媒体、並びに提供媒体

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JP2000123481A
JP2000123481A JP10310769A JP31076998A JP2000123481A JP 2000123481 A JP2000123481 A JP 2000123481A JP 10310769 A JP10310769 A JP 10310769A JP 31076998 A JP31076998 A JP 31076998A JP 2000123481 A JP2000123481 A JP 2000123481A
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Kiyouya Tsutsui
京弥 筒井
Osamu Shimoyoshi
修 下吉
Hiroyuki Honma
弘幸 本間
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 暗号化の鍵情報がなくても情報信号を不完全
な状態(余分な信号が付加された状態)で、再生するこ
とを可能とする。 【解決手段】 入力された音楽信号と、宣伝音声信号と
を合成部161で合成し、この合成された信号を第1符
号化部162で符号化する。宣伝音声信号を第2符号化
部165で符号化するとともに暗号化し、符号列合成部
163に送って、第1符号化部162の出力と合成す
る。これにより、暗号化の鍵情報がないと、宣伝音声が
合成された音楽信号しか再生できないが、暗号化された
信号を復号することにより、合成された信号から宣伝音
声信号成分をキャンセルして、音楽信号のみを再生する
ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報符号化装置お
よび方法、情報復号装置および方法、記録媒体、並びに
提供媒体に関し、特に、高品位のオーディオ信号と、そ
れを販売促進するための試聴用のオーディオ信号とを簡
単に提供することができるようにした情報符号化装置お
よび方法、情報復号装置および方法、記録媒体、並びに
提供媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば音響信号や映像信号などの情報信
号を暗号化して放送したり、記録媒体に記録して、鍵を
購入した者に対してのみその視聴を許可する、というソ
フトの流通方法が知られている。暗号化の方法として
は、例えば、PCM (Pulse CodeModulation)の音響信
号のビット列に対して鍵信号として乱数系列の初期値を
与え、発生した0と1からなる乱数系列と前記PCMの
ビット列との排他的論理和をとったビット列を送信した
り記録媒体に記録する方法が知られている。この方法を
使用することにより、鍵信号を入手した者のみがその音
響信号を正しく再生できるようにし、鍵信号を入手しな
かった者は雑音しか再生できないようにすることができ
る。
【0003】一方、音響信号を圧縮して放送したり、記
録媒体に記録する方法が普及しており、符号化されたオ
ーディオ或いは音声等の信号を記録可能な光磁気ディス
ク等の記録媒体が広く使用されている。オーディオ或い
は音声等の信号の高能率符号化の手法には種々あるが、
例えば、時間軸上のオーディオ信号等をブロック化しな
いで、複数の周波数帯域に分割して符号化する非ブロッ
ク化周波数帯域分割方式である、帯域分割符号化(サブ
バンドコーディング:SBC)や、時間軸の信号を周波
数軸上の信号に変換(スペクトル変換)して複数の周波
数帯域に分割し、各帯域毎に符号化するブロック化周波
数帯域分割方式、いわゆる変換符号化等を挙げることが
できる。また、上述の帯域分割符号化と変換符号化とを
組み合わせた高能率符号化の手法も考えられており、こ
の場合には、例えば、前記帯域分割符号化で帯域分割を
行った後、各帯域毎の信号を周波数軸上の信号にスペク
トル変換し、このスペクトル変換された各帯域毎に符号
化が施される。
【0004】ここで、上述したフィルタとしては、例え
ばQMF(Quadrature Mirror Filter)フィルタがあ
り、このQMFフィルタについては、文献「1976, R.
E. Crochiere, Digital coding of speech in subband
s, Bell Syst. Tech. J. Vol.55,No.8 1976」に述べら
れている。また、文献「ICASSP 83, BOSTON Polyphase
Quadrature filters-A new subband coding technique,
Joseph H. Rothweiler」には、等バンド幅のフィルタ
分割手法が述べられている。
【0005】また、上述したスペクトル変換としては、
例えば入力オーディオ信号を所定単位時間(フレーム)
でブロック化し、当該ブロック毎に離散フーリエ変換
(DFT: discrete Fourier transform)、離散コサイ
ン変換(DCT: discrete cosine transform)、モデ
ィファイドDCT変換(MDCT: modified discrete
cosine transform)等を行うことで時間軸を周波数軸に
変換するようなスペクトル変換がある。MDCTについ
ては、文献「ICASSP 1987, Subband/Transform Coding
Using Filter Bank Designs Based on Time Domain Ali
asing Cancellation, J. P. Princen, A. B. Bradley,
Univ. of Surrey, Royal Melbourne Inst.of Tech.」に
述べられている。
【0006】波形信号をスペクトルに変換する方法とし
て上述のDFTやDCTを使用した場合には、M個のサ
ンプルからなる時間ブロックで変換を行うとM個の独立
な実数データが得られる。時間ブロック間の接続歪みを
軽減するために、通常、両隣のブロックとそれぞれM1
個のサンプルずつオーバーラップさせるので、平均し
て、DFTやDCTでは(M−M1)個のサンプルに対
してM個の実数データを量子化して符号化することにな
る。
【0007】これに対してスペクトルに変換する方法と
して上述のMDCTを使用した場合には、両隣の時間と
M個ずつオーバーラップさせた2M個のサンプルから、
独立なM個の実数データが得られるので、平均して、M
DCTではM個のサンプルに対してM個の実数データを
量子化して符号化することになる。復号装置において
は、このようにしてMDCTを用いて得られた符号か
ら、各ブロックにおいて逆変換を施して得られた波形要
素を互いに干渉させながら加え合わせることにより、波
形信号を再構成することができる。
【0008】一般に変換のための時間ブロックを長くす
ることによって、スペクトルの周波数分解能が高まり、
特定のスペクトル成分にエネルギが集中する。したがっ
て、両隣のブロックと半分ずつオーバーラップさせて長
いブロック長で変換を行い、しかも得られたスペクトル
信号の個数が、元の時間サンプルの個数に対して増加し
ないMDCTを使用することにより、DFTやDCTを
使用した場合よりも効率の良い符号化を行うことが可能
となる。また、隣接するブロック同士に十分長いオーバ
ーラップを持たせることによって、波形信号のブロック
間歪みを軽減することもできる。
【0009】このようにフィルタやスペクトル変換によ
って帯域毎に分割された信号を量子化することにより、
量子化雑音が発生する帯域を制御することができ、マス
キング効果などの性質を利用して聴覚的により高能率な
符号化を行うことができる。また、ここで量子化を行う
前に、各帯域毎に、例えばその帯域における信号成分の
絶対値の最大値で正規化を行うようにすれば、さらに高
能率な符号化を行うことができる。
【0010】周波数帯域分割された各周波数成分を量子
化する周波数分割幅としては、例えば人間の聴覚特性を
考慮した帯域分割が行われる。すなわち、一般に臨界帯
域(クリティカルバンド)と呼ばれている、高域程帯域
幅が広くなるような帯域幅で、オーディオ信号を複数
(例えば25バンド)の帯域に分割することがある。ま
た、この時の各帯域毎のデータを符号化する際には、各
帯域毎に所定のビット配分或いは、各帯域毎に適応的な
ビット割当て(ビットアロケーシヨン)による符号化が
行われる。例えば、前記MDCT処理されて得られた係
数データを前記ビットアロケーシヨンによって符号化す
る際には、前記各ブロック毎のMDCT処理により得ら
れる各帯域毎のMDCT係数データに対して、適応的な
割当てビット数で符号化が行われることになる。
【0011】このようなビット割当の手法としては、文
献「Adaptive Transform Coding ofSpeech Signals, R.
Zelinski and P. Noll」、および文献「IEEE Transact
ions of Acoustics, Speech, and Signal Processing,
vol. ASSP-25, No.4, August 1977」に記載されている
2つの手法が知られている。
【0012】これらの文献に記載された技術において
は、各帯域毎の信号の大きさをもとに、ビット割当を行
っている。この方式では、量子化雑音スペクトルが平坦
となり、雑音エネルギが最小となるが、聴感覚的にはマ
スキング効果が利用されていないために実際の雑音感は
最適ではない。
【0013】また、文献「ICASSP 1980, The critical
band coder--digital encoding ofthe perceptual requ
irements of the auditory system, M. A. Kransner, M
IT」では、聴覚マスキングを利用することで、各帯域毎
に必要な信号対雑音比を得て固定的なビット割当を行う
手法が述べられている。しかしこの手法ではサイン波入
力で特性を測定する場合でも、ビット割当が固定的であ
るために特性値が、それほど良い値とならない。
【0014】これらの問題を解決するために、ビット割
当に使用できる全ビットが、各小ブロック毎にあらかじ
め定められた固定ビット割当パターン分と、各ブロック
の信号の大きさに依存したビット配分を行う分に分割使
用され、その分割比を入力信号に関係する信号に依存さ
せ、前記信号のスペクトルが滑らかなほど前記固定ビッ
ト割当パターン分への分割比率を大きくする高能率符号
化装置が提案されている。
【0015】この方法によれば、サイン波入力のよう
に、特定のスペクトルにエネルギが集中する場合にはそ
のスペクトルを含むブロックに多くのビットを割り当て
る事により、全体の信号対雑音特性を著しく改善するこ
とができる。一般に、急峻なスペクトル成分をもつ信号
に対して人間の聴覚は極めて敏感であるため、このよう
な方法を用いる事により、信号対雑音特性を改善するこ
とは、単に測定上の数値を向上させるばかりでなく、聴
感上、音質を改善するのに有効である。
【0016】ビット割り当ての方法にはこの他にも数多
くのやり方が提案されており、さらに聴覚に関するモデ
ルが精緻化され、符号化装置の能力があがれば聴覚的に
みてより高能率な符号化が可能になる。これらの方法に
おいては、計算によって求められた信号対雑音特性をな
るべく忠実に実現するような実数のビット割り当て基準
値を求め、それを近似する整数値を割り当てビット数と
することが一般的である。
【0017】また、本出願人は、米国特許5,717,821に
おいて、スペクトル信号から聴感上特に重要なトーン性
の成分、すなわち特定の周波数周辺にエネルギが集中し
ている信号成分を分離して、他のスペクトル成分とは別
に符号化する方法を先に提案した。これにより、オーデ
ィオ信号等を聴感上の劣化を殆ど生じさせずに高い圧縮
率で効率的に符号化することが可能になる。
【0018】実際の符号列を構成するにあたっては、先
ず、正規化および量子化が行われる帯域毎に量子化精度
情報、正規化係数情報を所定のビット数で符号化し、次
に、正規化および量子化されたスペクトル信号を符号化
すれば良い。
【0019】また、いわゆるMPEG(Moving Pictures
Experts Group)規格のISO/IEC 11172-3:1993(E), 1993
においては、帯域によって量子化精度情報を表すビット
数が異なるように設定された高能率符号化方式が記述さ
れており、高域になるにしたがって、量子化精度情報を
表すビット数が小さくなるように規格化されている。
【0020】さらに、量子化精度情報を直接符号化する
かわりに、復号装置において、例えば、正規化係数情報
から量子化精度情報を決定する方法も知られているが、
この方法では、規格を設定した時点で正規化係数情報と
量子化精度情報の関係が決まってしまうので、将来的に
さらに高度な聴覚モデルに基づいた量子化精度の制御を
導入することができなくなる。また、実現する圧縮率に
幅がある場合には圧縮率毎に正規化係数情報と量子化精
度情報との関係を定める必要が出てくる。
【0021】次に、量子化されたスペクトル信号を、例
えば、文献「D. A. Huffman: A Method for Constructi
on of Minimum Redundancy Codes, Proc.I.R.E.,40, p.
1098(1952)」に述べられている可変長符号を用いて符号
化することによって、より効率的に符号化する方法も知
られている。
【0022】上述のように符号化された信号をPCM信
号の場合と同様に暗号化して配布することも可能で、こ
の場合、鍵信号を入手していない者は元の信号を再生す
ることはできない。また、符号化されたビット列を暗号
化するのではなく、PCM信号をランダム信号に変換し
た後、圧縮のための符号化を行う方法もあり、この場合
も鍵信号を入手していない者は雑音しか再生することは
できない。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
のスクランブル方法では、鍵が無い場合、それを再生さ
せると雑音になってしまい、そのソフトの内容を把握す
ることができない。
【0024】また従来、高能率符号化を施した信号を暗
号化する場合に、暗号復号機能を有しない通常の再生装
置にとって意味のある符号列を与えながら、その圧縮効
率を下げないようにすることは困難であった。すなわ
ち、前述のように、高能率符号化を施してできた符号列
にスクランブルをかけた場合、その符号列を再生しても
雑音が発生するばかりではなく、スクランブルによって
できた符号列が、元の高能率符号の規格に適合していな
い場合には、再生装置がまったく動作しないこともあり
うる。
【0025】また逆に、PCM信号にスクランブルをか
けた後、高能率符号化した場合には例えば聴覚の性質を
利用して情報量を削っていると、その高能率符号化を解
除した時点で、必ずしも、PCM信号にスクランブルを
かけた信号が再現できるわけでは無いので、スクランブ
ルを正しく解除することは困難なものになってしまう。
このため、圧縮の方法としては効率は下がっても、スク
ランブルが正しく解除できる方法を選択する必要があっ
た。
【0026】そこで、本出願人は、日本特許公開平10-1
35944(1998年5月22日公開)として、オーディオ信号を低
域の信号と高域の信号に分け、高域の部分のみ暗号化す
ることにより、鍵が無くても再生帯域の狭い音質で記録
されている内容がわかるようにし、それに基づいて試聴
者に鍵入手の判断を行わせる方法を提案している。
【0027】しかしながらこの方法では、音楽信号の再
生帯域幅が狭くてもあまり気にならない聴取者に対して
は、スクランブルを解除してまで高音質の音楽を聴く気
にすることは困難である。また、これらの聴取者が満足
できないほど再生帯域を狭めることは、比較的高音質で
無いと満足できない聴取者に対して十分な試聴音質を提
供することができなくなってしまうという欠点があっ
た。
【0028】本発明は、このような実情に鑑みてなされ
たものであり、オーディオ信号やビデオ信号等の情報信
号を暗号化して伝送したり記録媒体に記録して供給する
場合に、暗号化の鍵が無くとも内容を確認するための試
聴を行うことができ、鍵を用いることによって完全な再
生が行えるようにすることを目的とする。
【0029】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の情報符
号化装置は、第1の信号と第2の信号を混合した混合信
号を符号化する第1の符号化手段と、混合信号から第2
の信号をキャンセルする成分を含む情報を符号化する第
2の符号化手段とを備えることを特徴とする。
【0030】請求項9に記載の情報符号化方法は、第1
の信号と第2の信号を混合した混合信号を符号化する第
1の符号化ステップと、混合信号から第2の信号をキャ
ンセルする成分を含む情報を符号化する第2の符号化ス
テップとを含むことを特徴とする。
【0031】請求項17に記載の提供媒体は、第1の信
号と第2の信号を混合した混合信号を符号化する第1の
符号化ステップと、混合信号から第2の信号をキャンセ
ルする成分を含む情報を符号化する第2の符号化ステッ
プとを含む処理を情報処理装置に実行させる制御命令を
提供することを特徴とする。
【0032】請求項18に記載の情報復号装置は、複数
の信号を混合した信号を符号化した第1の符号化信号を
復号する第1の復号手段と、第1の符号化信号の一部を
キャンセルする成分を含む情報を符号化した第2の符号
化信号を復号する第2の復号手段と、第1の復号手段か
らの信号と第2の復号手段からの信号とを合成する合成
手段とを備えることを特徴とする。
【0033】請求項27に記載の情報復号方法は、複数
の信号を混合した信号を符号化した第1の符号化信号を
復号する第1の復号ステップと、第1の符号化信号の一
部をキャンセルする成分を含む情報を符号化した第2の
符号化信号を復号する第2の復号ステップと、第1の復
号ステップからの信号と第2の復号ステップからの信号
とを合成する合成ステップとを含むことを特徴とする。
【0034】請求項36に記載の提供媒体は、複数の信
号を混合した信号を符号化した第1の符号化信号を復号
する第1の復号ステップと、第1の符号化信号の一部を
キャンセルする成分を含む情報を符号化した第2の符号
化信号を復号する第2の復号ステップと、第1の復号ス
テップでの処理による信号と第2の復号ステップでの処
理による信号とを合成する合成ステップとを含む処理を
情報処理装置に実行させる制御命令を提供することを特
徴とする。
【0035】請求項37に記載の記録媒体は、複数の信
号を混合した信号を符号化した第1の符号化信号と、第
1の符号化信号の一部をキャンセルする成分を含む情報
を符号化した第2の符号化信号とを含む符号列が記録さ
れていることを特徴とする。
【0036】請求項38に記載の情報符号化装置は、第
1の信号と第2の信号を混合した混合信号を符号化する
第1の符号化手段と、第1の信号に対応するより高品位
の第3の信号を符号化する第2の符号化手段とを備える
ことを特徴とする。
【0037】請求項47に記載の情報符号化方法は、第
1の信号と第2の信号を混合した混合信号を符号化する
第1の符号化ステップと、第1の信号に対応するより高
品位の第3の信号を符号化する第2の符号化ステップと
を含むことを特徴とする。
【0038】請求項56に記載の提供媒体は、第1の信
号と第2の信号を混合した混合信号を符号化する第1の
符号化ステップと、第1の信号に対応するより高品位の
第3の信号を符号化する第2の符号化ステップとを含む
処理を情報処理装置に実行させる制御命令を提供するこ
とを特徴とする。
【0039】請求項57に記載の情報復号装置は、複数
の信号を混合した信号を符号化した第1の符号化信号を
復号する第1の復号手段と、第1の符号化信号より高品
位の信号を符号化した第2の符号化信号を復号する第2
の復号手段と、第1の符号化手段と第2の符号化手段の
いずれか一方が復号した信号を出力するように制御を行
う制御手段とを備えることを特徴とする。
【0040】請求項64に記載の情報復号方法は、複数
の信号を混合した信号を符号化した第1の符号化信号を
復号する第1の復号ステップと、第1の符号化信号より
高品位の信号を符号化した第2の符号化信号を復号する
第2の復号ステップと、第1の符号化ステップと第2の
符号化ステップのいずれか一方で復号した信号を出力す
るように制御を行う制御ステップとを含むことを特徴と
する。
【0041】請求項71に記載の提供媒体は、複数の信
号を混合した信号を符号化した第1の符号化信号を復号
する第1の復号ステップと、第1の符号化信号より高品
位の信号を符号化した第2の符号化信号を復号する第2
の復号ステップと、第1の符号化ステップと第2の符号
化ステップのいずれか一方で復号した信号を出力するよ
うに制御を行う制御ステップとを含む処理を情報処理装
置に実行させる制御命令を提供することを特徴とする。
【0042】請求項72に記載の記録媒体は、複数の信
号を混合した信号を符号化した第1の符号化信号と、第
1の符号化信号より高品位の信号を符号化した第2の符
号化信号とを含む符号列が記録されていることを特徴と
する。
【0043】請求項1に記載の情報符号化装置、請求項
9に記載の情報符号化方法、および請求項17に記載の
提供媒体においては、第1の信号と第2の信号を混合し
た混合信号が符号化されるとともに、混合信号から第2
の信号をキャンセルする成分を含む情報が符号化され
る。
【0044】請求項18に記載の情報復号装置、請求項
27に記載の情報復号方法、および請求項36に記載の
提供媒体においては、第1の符号化信号を復号した信号
と、第2の符号化信号を復号した信号とが合成される。
【0045】請求項37に記載の記録媒体においては、
複数の信号を混合した信号を符号化した第1の符号化信
号と、第1の符号化信号の一部をキャンセルする成分を
含む情報を符号化した第2の符号化信号とを含む符号列
が記録されている。
【0046】請求項38に記載の情報符号化装置、請求
項47に記載の情報符号化方法、および請求項56に記
載の提供媒体においては、第1の信号と第2の信号を混
合した混合信号が符号化されるとともに、第1の信号に
対応するより高品位の第3の信号が符号化される。
【0047】請求項57に記載の情報復号装置、請求項
64に記載の情報復号方法、および請求項71に記載の
提供媒体においては、第1の符号化信号と第2の符号化
信号のいずれか一方の復号した信号が出力されるように
制御される。
【0048】請求項72に記載の記録媒体においては、
複数の信号を混合した信号を符号化した第1の符号化信
号が復号されるとともに、第1の符号化信号より高品位
の信号を符号化した第2の符号化信号が復号され、一方
が出力される。
【0049】
【発明の実施の形態】先ず、本発明に用いられる暗号化
の技術の例について、図1乃至図3を参照しながら、P
CM信号を扱う場合を例にとって説明する。
【0050】図1は、暗号化したビット列を生成するた
めの暗号化装置の構成例を示すブロック図である。この
暗号化装置では、入力情報信号であるPCM信号の各ビ
ットを排他的論理和回路53に送り、制御部51から送
られた初期値情報を利用して疑似ランダムビット列生成
部52で生成されたビット列との排他的論理和をとるこ
とにより、暗号化ビット列を出力する。疑似ランダムビ
ット列生成部52は、例えば、長さが100ビットの任
意に選択したビット列を初期値として、それを自乗して
中央の100ビットのみを残すという操作を繰り返して
得られる乱数列の下から50番めのビットを選択するよ
うにして構成することができる。このようにして、出力
されたビット列を例えば光ディスクに記録することによ
って、正しい鍵(この場合は、初期値情報)を入手した
もののみが、元のPCM信号を再生できるようにするこ
とができる。
【0051】図2は、図1の暗号化装置が出力した暗号
化ビット列を復号するための復号装置の構成例を示した
ものである。疑似ランダムビット列生成部62は図1の
疑似ランダムビット列生成部52と同じ機能を持ち、し
たがって、同じ鍵信号が初期値として与えられれば、同
じ疑似ランダムビット列が得られる。排他的論理和回路
63において、この疑似ランダムビット列と暗号化され
ているビット列の排他的論理和がとられる。ここで図3
に示すように、ビット列A(PCMデータ)に対して2
度、ビット列B(疑似ランダムビット列)との排他的論
理和をとると、ビットAが再現されるので、正しい鍵信
号(疑似ランダムビット列)が入手されている場合には
暗号化ビット列を正しく復号することができる。図2の
例では、鍵情報が制御部61に供給され、制御部61は
図1の制御部51からの初期値情報に等しい初期値情報
を疑似ランダムビット列生成部62に送ることで、図1
の暗号化のときと同じ疑似ランダムビット列を疑似ラン
ダムビット列生成部62に発生させて排他的論理和回路
63に送っている。
【0052】しかしながら、入力情報信号であるPCM
信号に対して全体的に上述したような暗号化を施した場
合には、正しい鍵信号を入手しないと、ディスク等の媒
体に記録されているソフトの内容をまったく知ることが
できないので、ディスクを入手した者がそれを解読する
ための鍵信号を購入すべきかどうかの判断をすることが
困難であった。このため、例えば安い価格でソフトを配
布し、それを試聴したユーザに、気に入ったソフトの鍵
信号をさらに購入させるといった形態でソフトを提供す
ることはできなかった。
【0053】そこで、このような問題を解決するため
に、本発明の実施の形態においては、音楽等の音響信号
に、解説音声やコマーシャルメッセージ等の音響信号を
加えたものを第1の符号化方式で符号化するとともに、
解説音声等の音響信号をキャンセルするキャンセル信号
を暗号化等の処理を加えた第2の符号化方式で符号化
し、これにより、第1の符号化方式で符号化された符号
のみを復号できる復号装置では、解説音声等のついた音
楽信号を試聴することができ、第1の符号化方式または
第2の符号化方式で符号化された符号のいずれをも復号
できる復号装置では、試聴だけでなく、純粋の音楽信号
を聴取することができるようにしている。
【0054】図4は、本発明を適用した光磁気ディスク
装置の構成例を表している。この光磁気ディスク装置3
0においては、光磁気ディスク11が、スピンドルモー
タ12により回転駆動されるようになされている。
【0055】光磁気ディスク11に対するデータの記録
時には、例えば光学ヘッド13によりレーザ光を照射し
た状態で、記録データに応じた変調磁界を磁気ヘッド1
0により印加することによって、すなわち、磁界変調記
録により、光磁気ディスク11の記録トラックに沿って
データが記録される。また再生時には、光磁気ディスク
11の記録トラックを光学ヘッド13によりレーザ光で
トレースして、磁気光学的に再生が行われる。
【0056】光学ヘッド13は、例えば、レーザダイオ
ード等のレーザ光源、コリメータレンズ、対物レンズ、
偏光ビームスプリッタ、シリンドリカルレンズ等の光学
部品、および所定のパターンの受光部を有するフォトデ
ィテクタ等から構成されている。この光学ヘッド13
は、光磁気ディスク11を介して磁気ヘッド10と対向
する位置に設けられている。光磁気ディスク11にデー
タを記録するとき、後述する記録系の磁気ヘッド駆動回
路9により磁気ヘッド10を駆動して、記録データに応
じた変調磁界を光磁気ディスク11に印加するととも
に、光学ヘッド13により光磁気ディスク11の目的ト
ラックにレーザ光を照射することによって、磁界変調方
式により熱磁気記録が行われる。また、この光学ヘッド
13は、目的トラックに照射したレーザ光の反射光を検
出し、例えばいわゆる非点収差法によりフォーカスエラ
ーを検出し、さらに、いわゆるプッシュプル法によりト
ラッキングエラーを検出する。光磁気ディスク11から
データを再生するとき、光学ヘッド13はフォーカスエ
ラーやトラッキングエラーを検出すると同時に、レーザ
光の目的トラックからの反射光の偏光角(カー回転角)
の違いを検出して再生信号を生成する。
【0057】光学ヘッド13の出力は、RF回路14に供
給される。このRF回路14は、光学ヘッド13の出力か
らフォーカスエラー信号やトラッキングエラー信号を抽
出してサーボ制御回路15に供給するとともに、再生信
号を2値化して、後述する再生系のデコーダ16に供給
する。
【0058】サーボ制御回路15は、例えばフォーカス
サーボ制御回路、トラッキングサーボ制御回路、スピン
ドルモータサーボ制御回路、スレッドサーボ制御回路等
から構成される。フォーカスサーボ制御回路は、フォー
カスエラー信号が最小になるように、光学ヘッド13の
光学系のフォーカス制御を行う。またトラッキングサー
ボ制御回路は、トラッキングエラー信号が最小になるよ
うに、光学ヘッド13の光学系のトラッキング制御を行
う。さらにスピンドルモータサーボ制御回路は、光磁気
ディスク11を所定の回転速度(例えば一定線速度)で
回転駆動するようにスピンドルモータ12を制御する。
また、スレッドサーボ制御回路は、システムコントロー
ラ22により指定される光磁気ディスク11の目的トラ
ック位置に光学ヘッド13および磁気ヘッド10を移動
させる。このような各種制御動作を行うサーボ制御回路
15は、それにより制御される各部の動作状態を示す情
報をシステムコントローラ22に送る。
【0059】システムコントローラ22にはキー入力操
作部23や表示部24が接続されている。このシステム
コントローラ22は、キー入力操作部23の操作に対応
する操作入力情報により記録系および再生系の制御を行
う。またシステムコントローラ22は、光磁気ディスク
11の記録トラックからのヘッダタイムやサブコードの
Qデータ等により再生されるセクタ単位のアドレス情報
に基づいて、光学ヘッド13および磁気ヘッド10がト
レースしている記録トラック上の記録位置や再生位置を
管理する。さらにシステムコントローラ22は、データ
圧縮率と記録トラック上の再生位置情報とに基づいて表
示部24に再生時間を表示させる制御を行う。
【0060】この再生時間表示は、光磁気ディスク11
の記録トラックから再生される、いわゆるヘッダタイム
やサブコードのQデータ等に基づいて演算されるセクタ
単位のアドレス情報(絶対時間情報)に対し、データ圧
縮率の逆数(例えば1/4圧縮のときには4)を乗算す
ることにより、実際の時間情報を求め、これを表示部2
4に表示させることにより行われるものである。なお、
記録時においても、例えば光磁気ディスク11の記録ト
ラックに予め絶対時間情報が記録されている(プリフォ
ーマットされている)場合に、このプリフォーマットさ
れた絶対時間情報を読み取って、データ圧縮率の逆数を
乗算することにより、現在位置を実際の記録時間で表示
させることも可能である。
【0061】光磁気ディスク装置30の記録系において
は、入力端子1からのアナログオーディオ入力信号AIN
がローパスフィルタ(LPF)2を介してA/D変換器3
に供給され、このA/D変換器3は、アナログオーディ
オ入力信号AINを量子化する。A/D変換器3から得ら
れたデジタルオーディオ信号は、ATC(Adaptive Tra
nsform Coding)エンコーダ6に供給される。また、入
力端子4からのデジタルオーディオ入力信号DINがデジ
タル入力インタフェース回路5を介してATCエンコー
ダ6に供給される。ATCエンコーダ6は、入力信号A
INまたは入力信号DINを、例えば、ATRAC(Adapti
ve Transform Acoustic Coding)、またはそれより圧縮
効率が高いATRAC2方式等の符号化方式で、所定の
データ圧縮率にビット圧縮(データ圧縮)処理する(符
号化する)ものであり、ATCエンコーダ6から出力さ
れる圧縮データ(ATCデータ)は、RAM7に供給さ
れる。例えばデータ圧縮率が1/8の場合、ここでのデ
ータ転送速度は、標準のCD−DAのフォーマット(音
楽用のCDのフォーマット)のデータ転送速度(75セ
クタ/秒)の1/8(9.375セクタ/秒)に低減さ
れる。
【0062】RAM7は、データの書き込みおよび読み
出しがシステムコントローラ22により制御され、AT
Cエンコーダ6から供給されるATCデータを一時的に
記憶しておき、必要に応じて光磁気ディスク11上に記
録するためのバッファメモリとして用いられている。す
なわち、例えばデータ圧縮率が1/8の場合、ATCエ
ンコーダ6から供給される圧縮オーディオデータは、そ
のデータ転送速度が、標準的なCD−DAフォーマット
のデータ転送速度(75セクタ/秒)の1/8、すなわ
ち9.375セクタ/秒に低減されており、この圧縮デ
ータがRAM7に連続的に書き込まれる。この圧縮デー
タ(ATCデータ)は、前述したように、通常のCDの
音楽データの8セクタ分のデータを1セクタに記録すれ
ば足りる。
【0063】すなわち、この記録は、休止期間を介し
て、所定の複数セクタ(例えば32セクタ+数セクタ)
からなるクラスタを記録単位として、標準的なCD−D
Aフォーマットと同じデータ転送速度(75セクタ/
秒)でバースト的に行われる。RAM7においては、ビ
ット圧縮レートに応じた9.375(=75/8)セク
タ/秒の低い転送速度で連続的に書き込まれたデータ圧
縮率1/8のATCオーディオデータが、記録データと
して、75セクタ/秒の転送速度で、バースト的に読み
出される。この読み出されて記録されるデータについ
て、記録休止期間を含む全体的なデータ転送速度は、
9.375セクタ/秒の低い速度となっているが、バー
スト的に行われる記録動作の時間内での瞬時的なデータ
転送速度は標準的な75セクタ/秒となっている。従っ
て、ディスク回転速度が標準的なCD−DAフォーマッ
トと同じ速度(一定線速度)のとき、CD−DAフォー
マットと同じ記録密度、記憶パターンの記録が行われる
ことになる。
【0064】RAM7から75セクタ/秒の(瞬時的
な)転送速度でバースト的に読み出されたATCオーデ
ィオデータ、すなわち記録データは、エンコーダ8に供
給される。ここで、RAM7からエンコーダ8に供給さ
れるデータ列において、1回の記録で連続記録される単
位は、複数セクタ(例えば32セクタ)からなるクラス
タおよびクラスタの前後位置に配されたクラスタ接続用
の数セクタとされている。このクラスタ接続用セクタ
は、データの記録領域を、エンコーダ8でのインターリ
ーブ長(32セクタ)より長く設定することで、インタ
ーリーブされたデータが他のクラスタのデータに影響を
与えないようにするためのものである。
【0065】エンコーダ8は、RAM7から上述したよ
うにバースト的に供給される記録データについて、エラ
ー訂正のための符号化処理(パリティ付加およびインタ
ーリーブ処理)やEFM符号化処理などを施す。このエ
ンコーダ65による符号化処理の施された記録データが
磁気ヘッド駆動回路9に供給される。この磁気ヘッド駆
動回路9は、記録データに応じた変調磁界を光磁気ディ
スク11に印加するように磁気ヘッド10を駆動する。
【0066】システムコントローラ22は、RAM7に
対する上述の如きメモリ制御を行うとともに、このメモ
リ制御によりRAM7からバースト的に読み出される記
録データを、光磁気ディスク11の記録トラックに連続
的に記録するように記録位置の制御を行う。この記録位
置の制御は、システムコントローラ22によりRAM7
からバースト的に読み出される記録データの記録位置を
管理して、光磁気ディスク11の記録トラック上の記録
位置を指定する制御信号をサーボ制御回路15に供給す
ることによって行われる。
【0067】次に、再生系について説明する。この再生
系は、上述の記録系により光磁気ディスク11の記録ト
ラック上に連続的に記録された記録データを再生するた
めのものであり、光学ヘッド13によって光磁気ディス
ク11の記録トラックをレーザ光でトレースすることに
より得られる再生出力が、RF回路14により2値化され
て供給されるデコーダ16を備えている。光学ヘッド1
3は、光磁気ディスク11のみではなく、CD(Compac
t Disc)と同様の再生専用光ディスクの読み出しも行う
ことができる。
【0068】デコーダ16は、上述の記録系におけるエ
ンコーダ8に対応するものであって、RF回路14により
2値化された再生出力について、エラー訂正のための上
述の如き復号処理やEFM復号処理などの処理を行い、
上述のデータ圧縮率1/8のATCオーディオデータ
を、正規の転送速度よりも早い75セクタ/秒の転送速
度で再生する。このデコーダ16により得られる再生デ
ータは、RAM17に供給される。
【0069】RAM17は、そのデータの書き込みおよ
び読み出しがシステムコントローラ22により制御さ
れ、デコーダ16から75セクタ/秒の転送速度で供給
される再生データが、そのまま75セクタ/秒の転送速
度で、バースト的に書き込まれる。また、このRAM1
7からは、75セクタ/秒の転送速度でバースト的に書
き込まれた再生データが、データ圧縮率1/8に対応す
る9.375セクタ/秒の転送速度で連続的に読み出さ
れる。
【0070】システムコントローラ22は、再生データ
をRAM17に75セクタ/秒の転送速度で書き込むと
ともに、RAM17から再生データを9.375セクタ
/秒の転送速度で連続的に読み出すようなメモリ制御を
行う。また、システムコントローラ22は、RAM17
に対して上述の如きメモリ制御を行うとともに、このメ
モリ制御によりRAM17にバースト的に書き込まれる
再生データが光磁気ディスク11の記録トラックから連
続的に再生されるように再生位置の制御を行う。この再
生位置の制御は、システムコントローラ22によりRA
M17からバースト的に読み出される再生データの再生
位置を管理して、光磁気ディスク11の記録トラック上
の再生位置を指定する制御信号をサーボ制御回路15に
供給することによって行われる。
【0071】RAM17から9.375セクタ/秒の転
送速度で連続的に読み出された再生データとして得られ
るATCオーディオデータは、ATCデコーダ18に供
給される。このATCデコーダ18は、記録系のATC
エンコーダ6に対応するもので、例えばATCデータを
8倍にデータ伸張(ビット伸張)することで16ビット
のデジタルオーディオデータを再生する。このATCデ
コーダ18からのデジタルオーディオデータは、D/A
変換器19に供給される。
【0072】D/A変換器19は、ATCデコーダ18
から供給されるデジタルオーディオデータをアナログ信
号に変換して、アナログオーディオ信号AOUTを形成す
る。このD/A変換器19により得られるアナログオー
ディオ信号AOUTは、ローパスフィルタ20を介して出
力端子21から出力される。
【0073】尚上述においては、光磁気ディスク装置30
に記録系および再生系を同時に備えるように構成した
が、それぞれ別々に構成するようにすることも当然可能
である。以下に詳細に説明を行う符号化装置および復号
装置はそれぞれ、光磁気ディスク装置30においては、
ATCエンコーダ6およびATCデコーダ18に該当す
る。
【0074】次に高能率圧縮符号化について詳述する。
すなわち、オーディオPCM信号等の入力デジタル信号
を、帯域分割符号化(SBC)、適応変換符号化(AT
C:Adaptive Transform Coding)、および適応ビット
割当ての各技術を用いて高能率符号化する技術につい
て、図5以降を参照しながら説明する。
【0075】図5は本発明に係る実施の形態が適用され
る音響波形信号の符号化装置の概略構成を示すブロック
図である。この実施の形態において、入力された信号波
形は変換部71によって信号周波数成分の信号に変換さ
れた後、信号成分符号化部72によって各成分が符号化
される。符号化された信号から、符号列生成部73によ
って符号列が生成される。符号化されたデータが、図4
において説明を行った手順によって光磁気ディスク11
に記録される。
【0076】図6は図5の変換部71の具体例で、帯域
分割フィルタによって2つの帯域に分割された信号が、
それぞれの帯域において、MDCT(モディファイド離
散コサイン変換)等の順スペクトル変換部82−1,8
2−2によりそれぞれスペクトル信号成分に変換され
る。図6の変換部71で、帯域分割フィルタ81より出
力された信号は、入力された信号を1/2に間引くこと
により生成されており、その帯域幅は、入力された信号
の帯域幅の1/2とされている。変換部71としてはこ
の具体例以外にも多数考えられ、例えば、入力信号を、
MDCTによってスペクトル信号に直接変換しても良い
し、MDCTではなく、DFT(離散フーリエ変換)や
DCT(離散コサイン変換)によって変換しても良い。
いわゆる帯域分割フィルタによって信号を帯域成分に分
割することも可能であるが、多数の周波数成分が比較的
少ない演算量で得られるのスペクトル変換によって周波
数成分に変換する方法をとると都合が良い。
【0077】図7は、図5の信号成分符号化部72の具
体例を示し、順スペクトル変換部82−1,82−2よ
り出力された信号成分は、正規化部91によって所定の
帯域毎に正規化が施された後、量子化精度決定部92に
よって計算された量子化精度に基づいて量子化部93に
よって量子化され、出力される。ここで、量子化部93
より出力された信号には量子化された信号成分に加え、
正規化係数情報や量子化精度情報も含まれている。
【0078】図8は、図5に示す符号化装置によって生
成され、光磁気ディスク11に記録された符号列から音
響信号を復号出力する復号装置の一例を示すブロック図
である。この復号装置は、図4の光磁気ディスク装置3
0のATCデコーダ18により構成される。この図8の
復号装置において、RAM17から入力された符号列か
ら符号列分解部111によって音響信号の符号列と、量
子化ステップなどの制御情報の符号列が分解され、それ
らの符号から信号成分復号部112によって音響信号の
符号列が復元された後、逆変換部113によって音響波
形信号に逆変換される。
【0079】図9は、図8の信号成分復号部112の具
体的な構成例を示している。この信号成分復号部112
は、図7に示す信号成分符号化部72の構成に対応した
もので、符号列分解部111より入力されたデータは、
逆量子化部131において逆量子化された後、逆正規化
部132において逆正規化される。
【0080】図10は、図8の逆変換部113の具体的
な構成例である。これは図6の変換部71の具体例に対
応したもので、逆スペクトル変換部141−1,141
−2は、逆正規化部132より出力された各帯域の信号
を逆スペクトル変換する。逆スペクトル変換された各帯
域の信号は帯域合成フィルタ142によって合成され
る。
【0081】図11は図5に示される符号化装置の変換
部71の出力の例(図6の順スペクトル変換部82−
1,82−2の出力の例)を表している。図11はMD
CTのスペクトルの絶対値のレベルをdBに変換して示
したものである。入力信号は所定の時間ブロック毎に6
4個のスペクトル信号に変換されており、それが図中の
[1]から[8]の8つの帯域(以下、これを符号化ユニッ
トと呼ぶ)にまとめて正規化および量子化が行われる。
量子化精度は周波数成分の分布の仕方によって符号化ユ
ニット毎に変化させることにより、音質の劣化を最小限
に押さえた、聴覚的に効率の良い符号化が可能である。
【0082】以上述べた方法に対して、さらに符号化効
率を高めることも可能である。例えば、量子化されたス
ペクトル信号のうち、頻度の高いものに対しては比較的
短い符号長を割り当て、頻度の低いものに対しては比較
的長い符号長を割り当てることによって、符号化効率を
高めることができる。また例えば、変換ブロック長を長
くとることによって、量子化精度情報や正規化係数情報
といったサブ情報の量を相対的に削減でき、また周波数
分解能が上がるので、周波数軸上で量子化精度をよりこ
まやかに制御できるため、符号化効率を高めることがで
きる。
【0083】また、図12に示すように(本出願人が、
米国特許5,717,821として、先に提案したように)、ス
ペクトル信号から聴感上特に重要なトーン性の成分、す
なわち特定の周波数の周辺にエネルギが集中している信
号成分を分離して、他のスペクトル成分とは別に符号化
する方法を用いることによっても符号化効率を高めるこ
とが可能である。
【0084】図13は図5に示した符号化装置で符号化
された信号を光磁気ディスク11に記録する場合のフォ
ーマットの例を示したものである。この例において、全
帯域は全部でB個の帯域に分割されており、低域側から
数えてi番め(ただし、1≦i≦B)の帯域の量子化ビ
ット数をW(i)、i番めの帯域の正規化係数をS(i)、i
番めの帯域の正規化および量子化の施されたスペクトル
係数のビット列Q(i)の各々が、図13に示す順番で記
録されている。
【0085】これに対して、図14に示すように(本出
願人が日本特許公開平10-135944として先に提案したよ
うに)、記録情報の内容を確認できるように、一部の信
号成分には暗号化を施さず、暗号復号機能を有しない一
般的な再生装置でもその内容を試聴できるようにすると
ともに、さらに高音質(高品位)の再生を可能にする信
号成分に対しては暗号化を施して信号を記録することに
より、鍵を入手した者のみが高品位の音楽を再生できる
ようにすることができる。
【0086】図14の例では、図13の例においてW(C
+1)乃至W(B)の信号が記録されていた部分(高域部分)
には、W'(C+1)乃至W'(B)として、0ビット割り当てを
行っていることを示す疑似情報が記録され、W(C+1)乃
至W(B)の実際の信号は、このブロックの信号の最後部
に記録されている。
【0087】また、このW(C+1)乃至W(B)の信号を記録
するために必要な分、正規化および量子化の施されたス
ペクトル係数のビット列が使用するビット数は、図13
の例より少ないものとして符号化がなされている。そし
て、(C+1)番目乃至B番目の正規化および量子化の
施されたスペクトル係数データは、疑似ランダムビット
列によって、R(Q(C+1))乃至R(Q(B))までの符号列とし
て暗号化されて符号化されている。また、この例では、
ランダムビット列発生のためのキー特定情報がヘッダ部
に符号化されている。
【0088】この図14のビット列を、図8の復号装置
(ただし、暗号復号機能は有していないものとする)で
再生した場合、この復号装置は、C+1からBまでのバ
ンドには、ビットが割り当てられていないものと判断
し、R(Q(C+1))からR(Q(B))までの符号列は無いものと
して再生を行うので、図13の符号列の全体に暗号化を
行ったビット列を再生した場合に発生するような不快な
雑音は発生せず、ただ、帯域の狭い(高域成分を除いた
低域成分の)出力音が再生される。これにより、試聴者
は不快な思いを引き起こしはしないが、高品質ではない
音を試聴して、その鍵(高品位の音楽を聞くための鍵)
を入手すべきかどうかの判断を行うことができる。
【0089】しかしながらこの方法では、音楽信号の再
生帯域幅が狭くてもあまり気にならない聴取者に対して
は、スクランブルを解除してまで高音質の音楽を聴く気
にすることは困難である。また、これらの聴取者が満足
できないほど再生帯域を狭めることは、比較的高音質で
無いと満足できない聴取者に対して十分な試聴音質を提
供することができなくなってしまう。
【0090】そこで本発明の実施の形態においては、あ
らかじめ音楽信号に解説音声や宣伝音声等の信号を加え
た信号を第1の符号化方式(例えば、ATC(Adaptive
Transform Coding)方式の一種であるATRAC(Ada
ptive Transform Acoustic Coding)(商標)(以下、
ATC1方式とも称する))で符号化するとともに、宣
伝音声等の信号をキャンセルする信号を第2の符号化方
式(例えば、ATC1方式に、さらに暗号化を加えた方
式)で符号化している。ここで、第2の符号化方式とし
て暗号化を行う方法を採用することによって、第1の符
号化方式によって符号化された符号列のみを復号できる
通常の再生装置のユーザは、宣伝音声等の入った音楽信
号を試聴することができ、第2の符号化方式で符号化さ
れた符号列も復号できる再生装置を使用し、暗号化を解
くためのキーを使用する権利を購入した聴取者は、宣伝
音声等の入らない純粋な音楽を再生することができるよ
うになる。
【0091】ここで、本発明の実施の形態となる符号化
装置により符号化された符号列の具体例について、図1
5を参照しながら説明する。
【0092】この図15に示す符号列の具体例において
は、符号化ユニット数1として、(音楽+宣伝音声)信
号の符号化のための符号化ユニット数であるB1が、ま
た符号化ユニット数2として、宣伝音声キャンセル信号
の符号化のための符号化ユニット数であるB2が、それ
ぞれ符号化され、その後、(音楽+宣伝音声)信号の量
子化精度データW(1)乃至W(B1)、正規化係数データS
(1)乃至S(B1)、正規化および量子化の施されたスペク
トル係数のビット列Q(1)乃至Q(B1)、および暗号化さ
れた宣伝音声キャンセル信号の量子化精度データR(W
(1))乃至R(W(B2))、正規化係数データR(S(1))乃至R
(S(B2))、正規化および量子化の施されたスペクトル係
数のビット列R(Q(1))乃至R(Q(B2))が符号化されてい
る。
【0093】また、この実施の形態では、ヘッダ部に
は、符号化ユニット数1、符号化ユニット数2、および
同期信号とともに、復号の方法を示すキー特定情報(例
えば、図1を参照して説明した初期値情報)も符号化さ
れている。なお、この実施の形態では、説明を簡単にす
るために、第1の符号化方式と第2の符号化方式は、暗
号化部分を除いて同じもの(ATC1方式)であるよう
に図示したが、第1の符号化方式と第2の符号化方式
は、暗号化部分以外でも異なる方法を採用するようにし
ても良い。実際、全体の符号化効率を高めるためには宣
伝音声キャンセル信号の符号化効率を高めることが望ま
しいが、その点を考慮した他の実施の形態については後
述する。
【0094】図16は、図15の符号列を生成するため
の符号化装置の具体例を示したものである。入力信号と
しては、音楽信号と宣伝音声信号が供給されている。合
成部161は音楽信号と宣伝音声信号を合成して、第1
符号化部162に送り、第1符号化部162は、制御部
164より供給される符号化ビット数情報に対応して、
これをATC1方式で符号化する。宣伝音声信号は第2
符号化部165にも送られ、ATC1方式で符号化され
る。また、制御部164は外部から、入力信号合成制御
情報を受け取り、例えば後述するような方法により、符
号化ビット数情報を決定し、それぞれ、第1符号化部1
62と第2符号化部165に送る。さらに、制御部16
4は暗号キー特定情報と暗号キー情報を関係づけるテー
ブルを保持しており、そのテーブルの中から暗号キー特
定情報を任意に選択し、選択した暗号キー特定情報を符
号列合成部163に送るとともに、対応する暗号キー情
報を第2符号化部165に送る。
【0095】第2符号化部165は、制御部164より
入力される符号化ビット数情報に対応して、宣伝音声信
号をキャンセルする信号(例えば、宣伝音声信号そのも
の)を、ATC1方式で符号化し、さらに暗号キー情報
に対応してそれを暗号化する。符号列合成部163は、
第1符号化部162より出力された(音楽+宣伝音声)
信号の符号化データ、第2符号化部165より出力され
た、暗号化されている宣伝音声キャンセル信号の符号化
データ、および暗号キー特定情報から、図15に示した
ような符号列を合成する。
【0096】図17は図16の第1符号化部162の具
体例を示したものであり、変換部181は、入力された
(音楽+宣伝音声)信号をスペクトル成分に変換し、信
号成分符号化部182は、入力されたスペクトル成分
を、符号化ビット数情報に対応して、ATC1方式で符
号化し、符号列合成部163に出力する。変換部181
は、図6に示すように構成され、信号成分符号化部18
2は、図7に示すように構成される。
【0097】第2符号化部165は、例えば、図18に
示すように構成される。その変換部191は、入力され
た宣伝音声信号をスペクトル成分に変換し、信号成分符
号化部192に出力する。信号成分符号化部192は、
変換部191より入力された宣伝音声信号を、制御部1
64より入力された符号化ビット数情報に対応して、A
TC1方式で符号化し、暗号化部193に出力する。暗
号化部193は、制御部164より供給される暗号キー
情報に基づいて、信号成分符号化部192より入力され
る符号列を暗号化し、符号列合成163に出力する。暗
号化の方法としては例えば 図1に示されたように、疑
似ランダムビット列と符号列の排他的論理和をとる方法
を採用することができる。
【0098】なお、変換部191と信号成分符号化部1
92は、それぞれ図6または図7に示すように構成され
る。
【0099】符号列合成163は、第1符号化部162
より入力される(音楽+宣伝音声)信号、第2符号化部
165より出力された宣伝音声キャンセル信号を暗号化
した信号、並びに制御部164より出力された暗号キー
特定情報を、図15に示すように符号列として合成し、
出力する。
【0100】図19は、図15の符号列から音楽信号の
みを再生するための復号装置の具体例を示したものであ
り、図4のATCデコーダ18により構成される。符号
列分解部201は入力された符号列から、(音楽+宣伝
音声)信号を符号化した符号列、宣伝音声キャンセル信
号を符号化した符号列、および暗号キー特定情報を分解
し、それぞれ、第1復号部202、第2復号部205、
または制御部204に送る。制御部204は、暗号キー
特定情報と暗号キー情報を関係づける図16の制御部1
64と同じテーブルを所持しており、暗号キー特定情報
から暗号キー情報を再現することができる。制御部20
4は宣伝音声をキャンセルするかどうかを指示するユー
ザからの指示情報と、自分自身が記憶している、再生許
可情報Pに基づいて、後述する方法により、第2復号部
205に復号指示および暗号キー情報を送る。第1復号
部202は、(音楽+宣伝音声)信号を符号化した符号
列から(音楽+宣伝音声)信号をATC1方式で復号
し、第2復号部205は、復号指示および暗号キー情報
に基づいて、宣伝音声キャンセル信号を符号化した符号
列の暗号を復号し、さらにそれから宣伝音声キャンセル
信号をATC1方式で復号する。
【0101】ただし、第2復号部205は、復号指示情
報により、暗号復号を行わないように指示された場合に
は、大きさが0の出力信号を生成する。合成部203は
2つの信号を合成、すなわち、2つの信号からもう1つ
の信号を生成するが、この具体例の場合には、第1復号
部202が出力する(音楽+宣伝音声)信号から、第2
復号部205が出力する宣伝音声キャンセル信号を減じ
て出力信号を生成する。
【0102】図20は、第1復号部202の構成例を表
している。信号成分復号部211は、符号列分解部20
1より入力された符号列をATC1方式で復号し、逆変
換部212に出力する。逆変換部212は、信号成分復
号部211より入力されたスペクトラム成分を時間軸上
の信号に逆変換して出力する。
【0103】なお、信号成分復号部211と逆変換部2
12は、それぞれ図9または図10に示すように構成さ
れる。
【0104】図21は、図19の第2復号部205の具
体例を示している。暗号復号部221は、図18の暗号
化部193に対応するもので、復号指示情報に基づき、
暗号復号を行う。暗号復号には、図2に示されたように
暗号キー情報を用いて生成された疑似ランダムビット列
と符号列の排他的論理和をとれば良い。ただし既に述べ
たように、第2復号部205は、復号指示情報により、
暗号復号を行わないように指示された場合には、逆変換
部223の出力する信号の大きさが0となるようにす
る。そのため、この具体例においては、暗号復号部22
1は、復号指示情報により、暗号復号を行わないように
指示された場合には、逆変換部223の出力する信号の
大きさが0となるような符号列を信号成分復号部222
に送る。
【0105】暗号復号が指示されている場合、暗号復号
部221は、符号列分解部201より入力された、暗号
化されているATC1方式で符号化されている宣伝音声
信号の符号列を、制御部204より入力された暗号キー
情報に対応して復号し、信号成分復号部222に出力す
る。信号成分復号部222は、入力された宣伝音声信号
を、ATC1方式で復号する。逆変換部223は、信号
成分復号部222より入力されたスペクトラム成分を、
時間軸上の信号に変換する処理を行う。
【0106】なお、信号成分復号部222と逆変換部2
23は、それぞれ図9または図10に示すように構成さ
れる。
【0107】図22は、図19の制御部204が第2復
号部205に暗号復号の指示情報を出すための処理方法
例を示すフローチャートである。ステップS1におい
て、制御部204は、宣伝音声をキャンセルするかどう
かの指示情報に基づいて、宣伝音声をキャンセルするか
どうかの判断を行い、Noならば、ステップS6に進
み、第2復号部205に0信号を出力するよう指示を出
す。もし、ステップS1でYesの判定がなされたなら
ば、ステップS2に進み、制御部204は、自分自身が
記憶している再生許可情報Pの値が0より大きいかどう
かを判断する。
【0108】ここで、Pの値は、図19の信号成分復号
部112(図4の光磁気ディスク装置30)が、宣伝音
声なしの音楽を再生できる回数を示しており、このPの
値は、例えば、ユーザが代金を払うことによって、正当
な権利者から与えられた値である。ステップS2におい
て、Pの値が0よりも大きくないと判定された場合、や
はりステップS6に進み、制御部204は、第2復号部
205に0信号を出力するよう指示を出す。Pの値が0
より大きい場合、ステップS3に進み、制御部204
は、Pの値を1だけ減じてからステップS4に進み、符
号列分解部201から供給される暗号キー特定情報に対
応する暗号キー情報をテーブルから読み出し、次にステ
ップS5において、第2復号部205に宣伝音声キャン
セル信号を復号するように指示を出すとともに、暗号キ
ー情報を第2復号部205に送る。
【0109】以上、(音楽+宣伝音声)信号と宣伝音声
キャンセル信号とを、暗号化部分を除き、同様の符号化
方式で符号化した図15に示す符号列の実施の形態を用
いて説明を行ったが、次に、これらの信号を異なる符号
化方式で符号化した実施の形態について図23に示す例
を用いて説明する。
【0110】図23の実施の形態においては、ステレオ
の音楽信号にモノラルの宣伝音声を加えた(音楽+宣伝
音声)信号が、ステレオ信号として、変換ブロック長が
短い符号化方式(ATC1方式)によって符号化され、
各1チャネルの1ブロック分のデータが1つのフレーム
内に記録されている。
【0111】一方、宣伝音声キャンセル信号は、1チャ
ネルの信号として(音楽+宣伝音声)信号の符号化の倍
の長さのブロック長によって変換された後、トーン成分
とその他の成分(非トーン成分)を分離されてから、可
変長の符号によって効率良く、圧縮効率の良い符号化方
式(例えば、ATRAC2方式)(以下、ATC2方式
と称する)で符号化され、1ブロック分のデータが2つ
のフレームにまたがって記録されている。
【0112】尚、各フレーム長は固定長とされており、
(音楽+宣伝音声)信号の各フレームの先頭位置が所定
バイト毎に位置するように構成されている。
【0113】宣伝音声信号は中央に定位するのが自然で
あり、そのような音声信号をステレオの音楽信号に加え
た場合には、宣伝音声キャンセル信号をLチャンネルと
Rチャネルの両方に、共通に使用することができ、宣伝
音声キャンセル信号のための符号のビット量を削減でき
る分、(音楽+宣伝音声)信号の符号のビット量を増や
すことができ、高音質化を図ることができる。また、宣
伝音声キャンセル信号は、圧縮効率の良い符号化方式
(ATC2方式)で符号化がなされているが、このよう
にすると、やはり、宣伝音声キャンセル信号のための符
号のビット量を削減できる分、(音楽+宣伝音声)信号
の符号のビット量を増やすことができ、高音質化を図る
ことができる。一方、(音楽+宣伝音声)信号は特に沢
山の人に聞いてもらうことが必要なので、このように圧
縮率が比較的低い符号化方式(ATC1方式)で符号が
なされていても、安いハードウェアで再生できると都合
が良い。
【0114】図24は、図23の符号列を生成するため
に、図16の制御部164が第1符号化部162、およ
び第2符号化部165に対して符号化のためのデータ量
を指示するための処理方法例を示すフローチャートであ
る。ステップS11において、制御部164は、ブロッ
ク番号を示すJに1を初期設定した後、ステップS12
に進み、入力信号合成制御情報に基づき、それが宣伝音
声を合成するブロックであるかどうかを判断する。も
し、Yesであれば、ステップS13,S14,S15
と進み、制御部164は、第1符号化部162と第2符
号化部165を制御し、(音楽+宣伝音声)信号のLチ
ャネル、Rチャネルを、それぞれ70バイトで符号化さ
せるとともに、宣伝音声キャンセル信号を60バイトで
符号化させた後、ステップS18に進む。一方、制御部
164は、そのブロックが、宣伝音声を合成するブロッ
クでなければ、ステップS16とステップS17におい
て、音楽信号のLチャネルとRチャネルを、それぞれ1
00バイトで符号化させた後、ステップS18に進む。
ステップS18では、制御部164は、最終ブロックで
あるかどうかを判断して、Yesならば処理を終了し、N
oであれば、ステップS19に進んで、Jの値を1増加
させてから、ステップS12に戻り、それ以降の処理を
繰り返す。
【0115】ところで、宣伝音声キャンセル信号により
宣伝音声をキャンセルするようにすると、例えば音楽デ
ータの無音部分に宣伝音声を入れる必要が生じた場合、
宣伝音声信号に対して発生した量子化雑音と宣伝音声キ
ャンセル信号に対して発生した量子化雑音は完全に相殺
するわけではなく、しかも、雑音をマスキングする信号
(音楽)がないため、音楽の無音区間では、雑音が目立
ってしまうことがある。
【0116】そこで、図25に示すように、図15の宣
伝音声キャンセル信号に代えて、純粋音楽信号を符号化
し、伝送するようにすることができる。図25の符号列
は、ヘッダ、ATC1方式で符号化された(音楽+宣伝
音声)信号、およびATC1方式で符号化された純粋音
楽信号で構成されている。ヘッダは、同期信号、音楽と
宣伝音声信号の合成信号の符号化ユニット数(符号化ユ
ニット数1)、純粋音楽信号の符号化ユニット数(符号
化ユニット数2)、並びに、キー特定情報とで構成され
ている。
【0117】(音楽+宣伝音声)信号は、量子化精度デ
ータ(W(1)乃至W(B)1)、正規化係数データ(S(1)乃
至S(B1))、スペクトル係数(Q(1)乃至Q(B1))とに
より構成され、上述と同様に高域成分を除去し、低域側
の信号のみとされた挟帯域信号である。純粋音楽信号
は、暗号化されたスペクトル係数(R(Q(B2))乃至R(Q
(1)))、暗号化された正規化係数データ(R(S(B2))乃
至R(S(1)))、並びに暗号化された量子化精度データ
(R(W(B2))乃至R(W(1)))で構成され、高域成分まで
の全ての信号成分を含む広帯域信号である。
【0118】尚、聴覚上十分な音質を確保できている場
合には、この純粋音楽信号として挟帯域の信号を用いる
ようにしても、(音楽+宣伝音声)信号に比べ、宣伝信
号が合成されていない分だけ高品質な音をユーザに提供
することができる。
【0119】また、図25の例においては、純粋音楽信
号のデータは、時系列の順番(例えば、R(Q(1)),R(Q
(2)),・・・,R(Q(B2))の順番)とは逆の順番(R(Q
(B2)),・・・,R(Q(2)),R(Q(1))の順番)に配置さ
れている。各フレーム長は固定長とされており、フレー
ムの先頭および最終位置が予め決定されているため、こ
のように配置することにより、純粋音楽データの先頭の
位置を容易に特定できるようになる。すなわち、純粋音
楽データの先頭の位置を、(音楽+宣伝音声)信号の最
後のデータQ(B1)の直後の位置として演算により求める
必要がなくなる(すなわち、常に、最後のデータR(W
(1))から逆方向に再生するように規則化しておけばよ
い)。
【0120】図25の例では、(音楽+宣伝音声)信号
と純粋音楽信号が、いずれもATC1方式で符号化され
ているが、図26に示すように、純粋音楽信号の符号化
には、より高能率のATC2方式を用いることもでき
る。その変換ブロック長もATC1方式に比較して2倍
の長さになっている。この例においても、純粋音楽信号
を符号化した第2符号列は、(音楽+宣伝音声)信号を
符号化した第1符号列を再生する再生装置では無視さ
れ、そのような再生装置では、(音楽+宣伝音声)信号
のみが再生される。ここで、第2符号列の符号化効率が
向上しているため、第1符号列にもより多くのビットを
割り当てることができるため、(音楽+宣伝音声)信号
の音質も、図25の例よりも向上させることができる。
【0121】図26に示すような符号化を行う場合、符
号化装置は、図27に示すように構成される。すなわ
ち、この図27の例においては、純粋音楽信号が、合成
部561と第2符号化部565に入力され、宣伝音声信
号は、合成部561に入力される。合成部561は、入
力された純粋音楽信号と宣伝音声信号とを合成し、(音
楽+宣伝音声)信号として、第1符号化部562に出力
する。
【0122】第1符号化部562は、入力された(音楽
+宣伝音声)信号をATC1方式で符号化し、符号列合
成部563に出力する。
【0123】第2符号化部165は、入力された純粋音
楽信号をATC2方式で符号化し、さらに制御部564
より供給される暗号キー情報に基づいて暗号化し、符号
列合成部563に出力する。
【0124】符号列合成部563は、第1符号化部56
2より入力される音楽信号と宣伝音声信号とを合成し、
ATC1方式で符号化した(音楽+宣伝音声)信号、第
2符号化部565より出力された、ATC2方式で符号
化され、暗号化された純粋音楽信号、並びに制御部56
4より出力された暗号キー特定情報を符号列として合成
し、出力する。
【0125】第1符号化部562は、図17に示した場
合と同様に、変換部181と信号成分符号化部182と
により構成され、変換部181は、図6に示した場合と
同様に、帯域分割フィルタ81と順スペクトル変換部8
2−1,82−2により構成される。また、信号成分符
号化部182は、図7に示した場合と同様に、正規化部
91、量子化精度決定部92、および量子化部93によ
り構成される。
【0126】第2符号化部565は、図28に示すよう
に構成される。
【0127】変換部241が、入力された純粋音楽信号
をスペクトル成分に変換し、信号成分符号化部242に
出力している。信号成分符号化部242は、入力された
スペクトラム成分を、トーン成分と非トーン成分とに分
離し、それぞれをATC2方式で符号化して、符号列生
成部243に出力している。
【0128】符号列生成部243は、信号成分符号化部
242より入力されたトーン成分および非トーン成分の
符号から符号列を生成し、暗号化部244に出力してい
る。暗号化部244は、符号列生成部243より入力さ
れた符号列を暗号化し、符号列合成部563に出力する
ようになされている。
【0129】次に、その動作について説明する。変換部
241は、入力された時間軸上の信号をスペクトル成分
に変換して(周波数軸上の信号に変換して)、信号成分
符号化部242に出力する。信号成分符号化部242
は、入力されたスペクトル成分をトーン成分と非トーン
成分とに分離し、それぞれを符号化し、符号列生成部2
43に出力する。符号列生成部243は、トーン成分の
符号と非トーン成分の符号とを合成し、符号列として暗
号化部244に出力する。暗号化部244は、入力され
た符号列を制御部564からの暗号キー情報に基づいて
暗号化し、符号列合成部563に出力する。
【0130】図29は、変換部241の構成例を表して
いる。この構成例においては、入力された信号が、帯域
分割フィルタ251により、所定の周波数帯域毎に分割
され(この例においては、4つの周波数帯域に分割さ
れ)、順スペクトル変換部252−1乃至252−4
は、それぞれ4つの周波数帯域の信号をスペクトル成分
に変換し、信号成分符号化部242に出力する。
【0131】なお、帯域分割フィルタ251は、例え
ば、図30に示すように、帯域分割フィルタ251−1
乃至251−3により構成することができる。この構成
例の場合、帯域分割フィルタ251−1により、入力さ
れた信号を、より高い周波数の帯域と、より低い周波数
の帯域の2つの信号に分割し、より高い周波数の帯域の
信号は、さらに帯域分割フィルタ251−2により、そ
の中で、より高い方の周波数の信号と、より低い周波数
の信号に分割される。また、帯域分割フィルタ251−
1より出力された、低い周波数側の信号は、帯域分割フ
ィルタ251−3により、その中で、より高い周波数の
信号成分と、より低い周波数の信号成分とに分割され
る。
【0132】図30の帯域分割フィルタ251−1乃至
251−3は、QMF(Quadrature Mirror Filter)フィ
ルタにより構成されているが、図29の251全体をPQ
F(Polyphase Quadrature Filter)により構成すること
もできる。いずれにしても、帯域分割フィルタ251よ
り出力される信号、または帯域分割フィルタ251−
2,251−3より出力される信号は、帯域分割フィル
タ251に入力される信号、または帯域分割フィルタ2
51−1に入力される信号の1/4に間引かれた信号で
あり、スペクトル変換処理必要なバッファメモリの量を
抑制しながら、高い周波数分解能を得ることが可能とな
る。
【0133】順スペクトル変換部252−1乃至252
−4の出力は、例えば、上述した図12に示すようにな
る。同図において、縦軸は、MDCTのスペクトルの絶対値
のレベルをデシベルに変換して示している。入力信号
は、所定の時間ブロック毎に、64個のスペクトル信号
に変換されている。
【0134】図28の信号成分符号化部242は、例え
ば、図31に示すように構成される。この構成例におい
ては、変換部241より入力された順スペクトル成分
が、トーン成分分離部261において、トーン成分と非
トーン成分とに分離される。そして、トーン成分は、ト
ーン成分符号化部262に入力され、符号化され、非ト
ーン成分は、非トーン成分符号化部263に入力され、
符号化される。
【0135】図12においては、3個のトーン成分(ト
ーン成分1乃至トーン成分3)を分離した様子が示され
ている。これらの各トーン成分は、その周波数軸上の位
置データ(位置データ1乃至位置データ3)とともに符
号化される。
【0136】一般的に、音質を劣化させないためには、
少数のスペクトルにエネルギーが集中する信号成分とし
てのトーン性の信号成分は、他のスペクトル成分(非ト
ーン成分)に較べて、非常に高い精度で量子化する必要
がある。トーン成分を分離した後の各符号化ユニット内
のスペクトル係数は、聴感上の音質を劣化させることな
く、比較的少ないステップ数で量子化する。これによ
り、オーディオ信号を聴感上の劣化を殆ど生じさせず
に、高い圧縮率で、効率的に符号化することができる。
【0137】図12では、図を簡略化するために、比較
的少数のスペクトルしか図示していないが、実際のトー
ン性信号では、数十のスペクトルから構成される符号化
ユニット内の数個のスペクトル係数にエネルギーが集中
するので、そのようなトーン成分を分離したことによる
データ量の増加は、比較的少なく、トーン性成分を分離
することによって、全体として符号化効率を向上させる
ことができる。
【0138】周波数分解能が高いと、その分、特定のス
ペクトル信号にエネルギーが集中するため、トーン成分
を分離する方法は、より効果的となる。
【0139】図12に示すように、入力信号は、所定の
時間ブロック毎に64個のスペクトル信号に変換され、
各スペクトル信号が、「1」から「8」の8個の帯域
(符号化ユニット)毎に正規化され、かつ、量子化され
る。量子化精度は、周波数成分の分布の仕方によって、
符号化ユニット毎に変化させることにより、音質の劣化
を最小限に抑えて、聴覚的に効率のよい符号化が可能と
なる。
【0140】トーン成分符号化部262(非トーン成分
符号化部263も同様)は、例えば、図32に示すよう
に構成される。トーン成分分離部261より出力された
トーン成分は、正規化部271と量子化精度決定部27
2に入力される。正規化部271は、各帯域(符号化ユ
ニット)毎に、その帯域内の最大値を基準にして、各レ
ベルを正規化し、量子化部273に出力する。量子化精
度決定部272は、入力された帯域(符号化ユニット)
内における量子化精度を決定し、決定した量子化精度を
量子化部273に出力する。量子化部273は、正規化
部271より入力された正規化された信号レベルを、量
子化精度決定部272より入力された量子化精度に対応
して量子化する。量子化部273は、量子化された信号
成分に加えて、正規化係数情報や量子化精度情報も、後
段の符号列生成部243に出力する。
【0141】図28の符号列生成部243は、生成した
符号列を、所定のバイト数で構成されるフレームを伝送
単位として、図33に示すように、フォーマット化す
る。各フレーム毎に、符号化のために実際に使用される
バイト数は、符号化ユニット数と量子化精度データによ
って決定される。実際に使用されるバイト数が、各フレ
ームに割り当てられているバイト数よりも小さい場合、
各フレームの最後に空き領域が生じる。この空き領域に
は、例えば、0の値をとるバイトデータをダミーデータ
として記録することができる。音質を向上させるために
は、このダミーデータを小さくするようにするが、量子
化精度データを調整することによって、この空き領域を
意図的に確保することも可能である。また、量子化精度
情報として量子化ビット数を符号列に含め、各スペクト
ル信号を量子化ビット数で量子化するようにすれば、各
フレーム毎に必要な総ビット数を容易に計算することが
でき、従って、空き領域の大きさも容易に計算すること
が可能となる。
【0142】量子化されたスペクトル信号のうち、頻度
の高いものに対しては、比較的短い符号長を割り当て、
頻度の低いものに対しては、比較的長い符号長を割り当
てることにより、符号化効率を高めることができる。ま
た、変換ブロック長を長くとることにより、量子化精度
情報や、正規化係数情報といったサブ情報の量を相対的
に削減することができ、さらに、周波数分解能をあげる
ことができるので、周波枢軸上で、量子化精度をより細
やかに制御することが可能となり、符号化効率を高める
ことができる。
【0143】図33の例では、各フレームの先頭にヘッ
ダが配置され、ヘッダには、同期信号と、そのフレーム
に含まれる符号化ユニット数が記述されている。
【0144】ヘッダの次には、トーン成分が記述されて
いる。このトーン成分は、トーン成分数データと各トー
ン成分のデータにより構成されている。各トーン成分の
データは、そのトーン成分の位置を表す位置データ、量
子化精度データ、正規化係数データ、およびスペクトル
係数データとにより構成されている。
【0145】トーン成分のデータの次に、非トーン成分
の量子化精度データ、正規化係数データ、およびスペク
トル係数データが配置されている。
【0146】図28の暗号化部244は、例えば、図1
に示すように構成される。図1における制御部51は、
図27の制御部564に対応する。このようにして第2
符号化器で生成された暗号化された符号列は、符号列合
成部563に送られ、第1符号列と合成されて図26に
示したフォーマットの符号列が生成される。
【0147】図34は、図27の制御部564が行う暗
号キー情報送出処理を表している。すなわち、最初にス
テップS21において、制御部564は、システムコン
トローラ22からの指令に対応して乱数を発生し、それ
をRとする。ステップS22において、制御部564
は、乱数Rを所定の値Mで割算し、その余りの数を暗号
キー特定情報IDとする。
【0148】次に、ステップS23において、制御部5
64は、ステップS22で演算した暗号キー特定情報ID
を、内蔵するテーブルを参照して、対応する暗号キー情
報Kに変換する。ステップS24において、制御部56
4は、ステップS23で演算して求めた暗号キー情報K
を、第2符号化部565に送出し、ステップS25にお
いて、ステップS22で演算して求めた暗号キー特定情
報IDを符号列合成部563に出力する。
【0149】図26に示すような符号化が行われた場
合、それを復号する復号装置は、図35に示すように構
成される。この復号装置はATCデコーダ18により構
成される。すなわち、光磁気ディスク11より再生され
た符号列は、符号列分解部601に入力され、第1符号
列、第2符号列、および暗号キー特定情報が抽出され、
それぞれ第1復号部602、第2復号部605、または
制御部604に供給される。制御部604には、キー入
力操作部23を操作して、ユーザが入力した指示情報も
入力されている。制御部604は、暗号化されている純
粋音楽信号の再生がユーザより指示されたとき、符号列
分解部601より入力された暗号キー特定情報(初期値
情報)に基づいて、暗号キー情報(疑似ランダムビット
列)を生成し、暗号キー情報として、第2復号部605
に出力する。
【0150】第2復号部605は、制御部604より入
力された暗号キー情報に基づいて、符号列分解部601
より入力された、暗号化されている純粋音楽信号(第2
符号列)を復号し、選択部603に出力する。選択部6
03にはまた、第1復号部602が、符号列分解部60
1より入力された、暗号化されていない(音楽+宣伝音
声)信号(第1符号列)を復号した結果が入力されてい
る。選択部603は、制御部604からの制御信号に対
応して、第1復号部602または第2復号部605の出
力の一方を選択し、D/A変換器19、ローパスフィル
タ20を介して、端子21から出力する。
【0151】第1復号部602は、図19における第1
復号部202と同様に、図20に示すように構成され
る。その動作も、図20における場合と同様である。す
なわち、信号成分復号部211は、符号列分解部601
より入力された符号列をATC1方式で復号し、逆変換
部212に出力する。逆変換部212は、信号成分復号
部211より入力されたスペクトラム成分を時間軸上の
信号に逆変換して出力する。
【0152】図36は、図35の第2復号部605の構
成例を表している。暗号復号部401は、符号列分解部
601より入力された第2符号列(純粋音楽信号)を制
御部604からの暗号キー情報に対応して復号し、復号
列分解部402に出力している。符号列分解部402
は、入力された符号列をトーン成分の符号列と非トーン
成分の符号列とに分解する。
【0153】信号成分復号部403は、例えば、図37
に示すように構成されており、符号列分解部402より
入力されたトーン成分は、トーン成分復号部371に入
力され、非トーン成分は、非トーン成分復号部372に
入力される。トーン成分復号部371は、入力されたト
ーン成分をATC2方式で復号し、復号結果を、スペク
トル信号合成部373に出力する。非トーン成分復号部
372も、入力された非トーン成分をATC2方式で復
号し、復号結果を、スペクトル信号合成部373に出力
する。スペクトル信号合成部373は、入力されたトー
ン成分の復号結果と非トーン成分の復号結果とを合成
し、図36の逆変換部404に出力する。
【0154】トーン成分復号部371と非トーン成分復
号部372は、それぞれ図9に示した場合と同様に、逆
量子化部131と逆正規化部132により構成される。
【0155】逆変換部404は、ここで処理対象とされ
ている純粋音楽信号が広帯域の音楽信号であるため、図
38に示すように、逆スペクトル変換部411−1乃至
411−4と、帯域合成フィルタ412により構成され
る。
【0156】この帯域合成フィルタ412は、図30に
おける帯域分割フィルタ251に対応して、図39に示
すように、QMFフィルタよりなる帯域合成フィルタ41
2−1乃至412−3により構成することもできる。図
39の帯域合成フィルタ412においては、帯域合成フ
ィルタ412−1が、より高い周波数帯域の2つの帯域
を合成し、帯域合成フィルタ412−2が、より低い周
波数帯域側の2つの周波数帯域の信号を合成する。帯域
合成フィルタ412−3は、帯域合成フィルタ412−
1の出力と、帯域合成フィルタ412−2の出力を合成
する。また、この帯域合成フィルタ412は、また、図
29における帯域分割フィルタ251全体をPQFフィル
タにより構成した場合には、対応してPQFフィルタに
より構成することもできる。
【0157】次に、図40のフローチャートを参照し
て、図26に示す符号化データの再生処理の動作につい
て説明する。ユーザは、キー入力操作部23を操作し
て、暗号化されている純粋音楽信号(有料)を再生する
のか、あるいは、試聴用の暗号化されていない(音楽+
宣伝音声)信号(無料)を再生するのかを指令する。こ
の指令は、システムコントローラ22からATCデコー
ダ18の制御部604に入力される。制御部604は、
ステップS31において、このシステムコントローラ2
2からの指示情報から、いま指令されているのが高品位
の音楽の再生であるのか否かを判定する。いま、指令さ
れているのが、(音楽+宣伝音声)信号(図26の第1
符号列の信号)の再生である場合、ステップS36に進
み、制御部604は、選択部603を制御し、第1復号
部602の出力を選択させる。
【0158】すなわち、この時、第1復号部602は、
符号列分解部601より入力される、図26の第1符号
列の信号をATC1方式で復号する。
【0159】一方、高品位の音楽信号の再生が指令され
ている場合、ステップS32に進み、制御部604は、
予め記憶されている値Pが正であるか否かを判定する。
この値Pは、ユーザが、例えば所定の料金を支払うなど
して、伝送媒体を介して供給されるか、あるいは、記録
媒体を介して供給された値であり、この値Pで示す回数
だけ暗号化されている有料情報を復号(再生)すること
ができるようになされている。制御部604は、この記
憶している値Pが正であると判定した場合、ステップS
33に進み、Pを1だけデクリメントする。そして、ス
テップS34において、制御部604は、符号列分解部
601から入力される暗号キー指定情報(初期値)に基
づいて、暗号キー情報を内蔵するテーブルから生成し、
それを第2復号部605に出力する。そして、ステップ
S35において、制御部604は、選択部603を制御
し、第2復号部605の出力を選択させ、出力させる。
【0160】以上のようにして、暗号化されている純粋
音楽信号が再生される。この再生が行われるたびに、ス
テップS33において、値Pが1ずつデクリメントされ
る結果、遂には値Pが0となる。この時、ステップS3
2において、値Pは、0より大きくないと判定される。
この場合、ステップS36に進み、ユーザが高品位の音
楽信号再生を指令したとしても、低品位の音楽を再生さ
せる。
【0161】なお、以上の説明では最適な実施例とし
て、図26において第1符号列として左チャンネル
(L)の(音楽+宣伝音声)信号と右チャンネル(R)
の(音楽+宣伝音声)信号を各フレーム毎に交互に記録
するようにフォーマットを構成したが、第1符号列信号
は試聴用の信号であり、純粋音楽信号のステレオ信号を
構成するための信号が第2符号列として別途記録されて
いるため、図41に示すように第1符号列の信号は(L
+R)/2のモノラル信号として1チャンネルの信号で
記録するように構成することも可能である。
【0162】また、以上の説明では最適な実施例とし
て、図35において符号列分解部601で分解された
(音楽+宣伝音声)信号と純粋音楽信号とを共に復号
し、選択部603によって出力する信号を選択するよう
に構成したが、符号列分解部601に後に選択部603
を置き、制御部604によって指示された符号列(第1
符号列若しくは第2符号列)のみを対応する復号部であ
る第1復号部602または第2復号部605に出力し
て、第1符号列若しくは第2符号列いずれかの符号列の
みを復号し、復号された信号を出力するようにに構成し
てもよい。このように構成することにより、図35に示
した復号装置をハードウェアで構成した場合には、図示
せぬバッファ量を減少することが可能となり、また、ソ
フトウェアで構成した場合には、復号がいずれか一方で
よくなるため、処理演算量を減少することが可能にな
る。
【0163】以上、音響信号を用いた場合を例にとって
説明を行ったが、本発明は画像信号に対しても適用する
ことが可能である。
【0164】すなわち、例えば図42(A)は、画像信
号に宣伝文字の画像情報を重ねた画像を示し、図42
(B)は宣伝文字の画像情報を示す。音響信号の場合と
同様に、図42(A)に示すような、画像信号に宣伝文
字の画像情報を重ねた画像の信号を符号化するととも
に、図42(B)に示すような、宣伝文字画像をキャン
セルする信号を符号化、暗号化して、音響信号の場合と
同様に伝送し、再生させることができる。なお、図42
(B)の宣伝文字情報は画像情報として符号化するので
はなく、文字コード、色データ、位置データ等を表すデ
ータであっても良い。このようにすると、キャンセル信
号を作り出すための符号ビット量を少なく押さえること
が可能で都合が良い。
【0165】同様に、音響信号の場合にも、宣伝音声信
号として所謂、音声合成によって生成されたものを使用
することも可能であり、このようにすると、キャンセル
信号の符号のビット量を大幅に削減することが可能であ
る。しかしながら、聴いていて違和感の無い(音楽+宣伝
音声)信号を再生するためにはマイクロフォンを用いて
集音した音を符号化した方が良い。
【0166】また以上、音楽信号や画像信号に重ね合わ
せる信号として、宣伝音声信号、宣伝文字信号を例にと
ったが、その他の音響信号、画像信号であっても良いこ
とは言うまでもなく、例えば、音響信号の場合、解説音
声信号に高音質化のための高域信号を加えたものを、元
の音楽信号に加えるようにしても良い。このようにする
と、対価を払った人に対するサービスをより充実させる
ことが可能である。
【0167】なお、以上の説明では最適な実施例とし
て、キャンセル信号もしくは純粋音楽信号を符号化した
第2符号列を暗号化して記録するように構成したが、通
常の再生においてはこれら第2符号列の信号は再生され
ないため、必ずしも暗号化を施しておく必要はない。
【0168】なお、以上の説明では、符号列を記録媒体
に記録するものとして説明を行ったが、これらの符号列
を伝送する場合にも本発明の方法を適用することが可能
である。
【0169】なお、上記したような処理を行うコンピュ
ータプログラムをユーザに提供する提供媒体としては、
磁気ディスク、CD-ROM、固体メモリなどの記録媒体の
他、ネットワーク、衛星などの通信媒体を利用すること
ができる。
【0170】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明によれば、第1の信号と第2の信号を混合した混合信
号を符号化するとともに、混合信号から第2の信号をキ
ャンセルする成分を含む情報を符号化するようにしたの
で、通常は、少なくとも第1の信号と第2の信号が混合
された信号を再生させ、所望時には第2の信号をキャン
セルさせることが可能な情報を提供することができる。
【0171】従って、例えば、第1の信号を音楽等のデ
ータとし、第2の信号を宣伝音声や解説音声等とするこ
とにより、通常再生では、音楽等のデータの内容を宣伝
しながら、なおかつ、対価を支払って貰うことにより、
宣伝音声等の無い音楽を楽しみたい人に対しては音楽の
みを手軽に提供することができるようになる。
【0172】これにより、ユーザは、記録情報の内容を
確認してから高品質再生に必要な鍵情報を入手すべきか
どうかを判断することが可能となり、より円滑にソフト
ウェアを配布することが可能となる。
【0173】また本発明によれば、複数の信号を混合し
た信号を符号化した第1の符号化信号を復号し、第1の
符号化信号の一部をキャンセルする成分を含む情報を符
号化した第2の符号化信号を復号し、復号されたぞれぞ
れの信号を合成するようにしたので、複数の信号の一部
を確実にキャンセルし、他方の信号のみを取得すること
が可能となる。
【0174】また本発明によれば、記録媒体に、複数の
信号を混合した信号を符号化した第1の符号化信号と、
第1の符号化信号の一部をキャンセルする成分を含む情
報を符号化した第2の符号化信号とを含む符号列を記録
するようにしたので、本来の信号と試聴用の信号を、ユ
ーザに確実に提供することが可能となる。
【0175】また本発明によれば、第1の信号と第2の
信号を混合した混合信号を符号化し、第1の信号に対応
するより高品位の第3の信号を符号化するようにしたの
で、雑音の発生を抑制しつつ、試聴用の情報と、より高
品位の情報とを提供することが可能となる。
【0176】また本発明によれば、第1の符号化信号と
第2の符号化信号のいずれか一方を復号した信号を出力
するように制御を行うようにしたので、雑音を目立たせ
ることなく、試聴用の情報と、より高品位の情報の一方
を確実に選択することが可能となる。
【0177】また本発明によれば、記録媒体に、複数の
信号を混合した信号を符号化した第1の符号化信号と、
第1の符号化信号より高品位の信号を符号化した第2の
符号化信号とを含む符号列を記録するようにしたので、
雑音が目立たない状態で、試聴用の信号と、より高品位
の情報とを提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】情報信号を暗号化するための構成の一例を示す
ブロック図である。
【図2】情報信号を暗号化した符号列を復号するための
構成の一例を示すブロック図である。
【図3】暗号化および復号の原理を説明するための図で
ある。
【図4】本発明を適用した光磁気ディスク装置の構成例
を示すブロック図である。
【図5】本発明を適用した符号化装置の構成例を示すブ
ロック図である。
【図6】図5の変換部71の構成例を示すブロック図で
ある。
【図7】図5の信号成分符号化部72の構成例を示すブ
ロック図である。
【図8】本発明を適用した復号装置の構成例を示すブロ
ック図である。
【図9】図8の信号成分復号部112の構成例を示すブ
ロック図である。
【図10】図8の逆変換部113の構成例を示すブロッ
ク図である。
【図11】図5の変換部71の出力を説明するための図
である。
【図12】図5の変換部71の出力を説明するための図
である。
【図13】符号列の例を示す図である。
【図14】符号列の他の例を示す図である。
【図15】符号列のさらに他の例を示す図である。
【図16】符号化装置の構成例を示すブロック図であ
る。
【図17】図16の第1符号化部162の構成例を示す
ブロック図である。
【図18】図16第2符号化部165の構成例を示すブ
ロック図である。
【図19】復号装置の構成例を示すブロック図である。
【図20】図19の第1復号部202の構成例を示すブ
ロック図である。
【図21】図19の第2復号部205の構成例を示すブ
ロック図である。
【図22】図19に示す復号装置の復号動作を説明する
フローチャートである。
【図23】符号列の他の例を示す図である。
【図24】図23に示す符号列の符号化動作を説明する
フローチャートである。
【図25】符号列のさらに他の例を示す図である。
【図26】符号列の他の例を示す図である。
【図27】図26の符号列を生成する場合における符号
化装置の構成例を示すブロック図である。
【図28】図27の第2符号化部562の構成例を示す
ブロック図である。
【図29】図28の変換部241の構成例を示すブロッ
ク図である。
【図30】図29の帯域分割フィルタ251の構成例を
示すブロック図である。
【図31】図28の信号成分符号化部242の構成例を
示すブロック図である。
【図32】図31のトーン成分符号化部262の構成例
を示すブロック図である。
【図33】符号列の他の例を示す図である。
【図34】図27の符号化装置の動作を説明するフロー
チャートである。
【図35】図26の符号列を復号する場合における復号
装置の構成例を示すブロック図である。
【図36】図35の第2復号部605の構成例を示すブ
ロック図である。
【図37】図36の信号成分復号部403の構成例を示
すブロック図である。
【図38】図36の逆変換部404の構成例を示すブロ
ック図である。
【図39】図38の帯域構成フィルタ412の構成例を
示すブロック図である。
【図40】図35の復号装置の動作を説明するフローチ
ャートである。
【図41】符号列の他の例を示す図である。
【図42】本発明を画像信号に適用した場合の例につい
て説明するための図である。
【符号の説明】
161 合成部, 162 第1符号化部, 163
符号列合成部, 164 制御部, 165 第2符号
化部, 201 符号列分解部, 202 第1復号
部, 203 合成部, 204 制御部, 205
第2復号部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 本間 弘幸 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 Fターム(参考) 5D044 AB05 AB07 AB09 DE03 DE17 DE28 GK08 GK14 GK17 5J064 AA02 BA01 BA11 BA15 BC02 BC16 BC17 BC25 BD03 5J104 AA13 AA39 JA03 PA05 PA14

Claims (72)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の信号と第2の信号を混合した混合
    信号を符号化する第1の符号化手段と、 前記混合信号から前記第2の信号をキャンセルする成分
    を含む情報を符号化する第2の符号化手段とを備えるこ
    とを特徴とする情報符号化装置。
  2. 【請求項2】 前記第1の符号化手段と前記第2の符号
    化手段は異なる符号化方式で符号化を行うことを特徴と
    する請求項1に記載の情報符号化装置。
  3. 【請求項3】 前記第2の符号化手段は、さらに暗号化
    を施すことを特徴とする請求項1に記載の情報符号化装
    置。
  4. 【請求項4】 前記第1の符号化手段で符号化する信号
    は音響信号であることを特徴とする請求項1に記載の情
    報符号化装置。
  5. 【請求項5】 前記第1および第2の符号化手段は音響
    信号をブロック毎に変換して符号化し、かつ各ブロック
    長は互いに異なることを特徴とする請求項4に記載の情
    報符号化装置。
  6. 【請求項6】 前記第1の符号化手段で符号化する信号
    と前記第2の符号化方式で符号化する信号とは、チャネ
    ル数が互いに異なることを特徴とする請求項4に記載の
    情報符号化装置。
  7. 【請求項7】 前記第1の符号化手段で符号化する信号
    は画像信号であることを特徴とする請求項1に記載の範
    囲の情報符号化装置。
  8. 【請求項8】 前記第2の符号化手段で符号化する情報
    は文字コードを含むことを特徴とする請求項7に記載の
    情報符号化装置。
  9. 【請求項9】 第1の信号と第2の信号を混合した混合
    信号を符号化する第1の符号化ステップと、 前記混合信号から前記第2の信号をキャンセルする成分
    を含む情報を符号化する第2の符号化ステップとを含む
    ことを特徴とする情報符号化方法。
  10. 【請求項10】 前記第1の符号化ステップと前記第2
    の符号化ステップは異なる符号化方式で符号化を行うこ
    とを特徴とする請求項9に記載の情報符号化方法。
  11. 【請求項11】 前記第2の符号化ステップでは、さら
    に暗号化を施すことを特徴とする請求項9に記載の情報
    符号化方法。
  12. 【請求項12】 前記第1の符号化ステップで符号化す
    る信号は音響信号であることを特徴とする請求項9に記
    載の情報符号化方法。
  13. 【請求項13】 前記第1および第2の符号化ステップ
    では、音響信号をブロック毎に変換して符号化し、かつ
    各ブロック長は互いに異なることを特徴とする請求項1
    2に記載の情報符号化方法。
  14. 【請求項14】 前記第1の符号化ステップで符号化す
    る信号と前記第2の符号化ステップで符号化する信号と
    は、チャネル数が互いに異なることを特徴とする請求項
    12に記載の情報符号化方法。
  15. 【請求項15】 前記第1の符号化ステップで符号化す
    る信号は画像信号であることを特徴とする請求項9に記
    載の範囲の情報符号化方法。
  16. 【請求項16】 前記第2の符号化ステップで符号化す
    る情報は文字コードを含むことを特徴とする請求項15
    に記載の情報符号化方法。
  17. 【請求項17】 第1の信号と第2の信号を混合した混
    合信号を符号化する第1の符号化ステップと、 前記混合信号から前記第2の信号をキャンセルする成分
    を含む情報を符号化する第2の符号化ステップとを含む
    処理を情報処理装置に実行させる制御命令を提供するこ
    とを特徴とする提供媒体。
  18. 【請求項18】 複数の信号を混合した信号を符号化し
    た第1の符号化信号を復号する第1の復号手段と、 前記第1の符号化信号の一部をキャンセルする成分を含
    む情報を符号化した第2の符号化信号を復号する第2の
    復号手段と、 前記第1の復号手段からの信号と前記第2の復号手段か
    らの信号とを合成する合成手段とを備えることを特徴と
    する情報復号装置。
  19. 【請求項19】 前記第2の復号手段による復号動作お
    よび前記合成手段による合成動作を制御する制御手段を
    さらに具備することを特徴とする請求項18に記載の情
    報復号装置。
  20. 【請求項20】 前記第1の復号手段と第2の復号手段
    は異なる符号化方式の信号を復号することを特徴とする
    請求項18に記載の情報復号装置。
  21. 【請求項21】 前記第2の復号手段は暗号化されてい
    る第2の符号化信号を復号することを特徴とする請求項
    18に記載の情報復号装置。
  22. 【請求項22】 前記第1の符号化信号は、音響信号を
    符号化した信号であることを特徴とする請求項18に記
    載の情報復号装置。
  23. 【請求項23】 前記第1および第2の符号化信号は音
    響信号をブロック毎に変換して符号化した信号あり、各
    変換ブロック長が互いに異なっている信号であることを
    特徴とする請求項22に記載の情報復号装置。
  24. 【請求項24】 前記第1の符号化信号として符号化さ
    れている信号と前記第2の符号化信号として符号化され
    ている信号とは、チャネル数が互いに異なることを特徴
    とする請求項22に記載の情報復号装置。
  25. 【請求項25】 前記第1の符号化信号は、画像信号を
    符号化した信号であることを特徴とする請求項18に記
    載の情報復号装置。
  26. 【請求項26】 前記第2の符号化信号は、文字コード
    を含む情報を符号化した信号であることを特徴とする請
    求項25に記載の情報復号装置。
  27. 【請求項27】 複数の信号を混合した信号を符号化し
    た第1の符号化信号を復号する第1の復号ステップと、 前記第1の符号化信号の一部をキャンセルする成分を含
    む情報を符号化した第2の符号化信号を復号する第2の
    復号ステップと、 前記第1の復号ステップからの信号と前記第2の復号ス
    テップからの信号とを合成する合成ステップとを含むこ
    とを特徴とする情報復号方法。
  28. 【請求項28】 前記第2の復号ステップによる復号動
    作および前記合成ステップによる合成動作を制御する制
    御ステップをさらに含むことを特徴とする請求項27に
    記載の情報復号方法。
  29. 【請求項29】 前記第1の復号ステップと第2の復号
    ステップでは、異なる符号化方式の信号を復号すること
    を特徴とする請求項27に記載の情報復号方法。
  30. 【請求項30】 前記第2の復号ステップでは、暗号化
    されている第2の符号化信号を復号することを特徴とす
    る請求項27に記載の情報復号方法。
  31. 【請求項31】 前記第1の符号化信号は、音響信号を
    符号化した信号であることを特徴とする請求項27に記
    載の情報復号方法。
  32. 【請求項32】 前記第1および第2の符号化信号は音
    響信号をブロック毎に変換して符号化した信号あり、各
    変換ブロック長が互いに異なっている信号であることを
    特徴とする請求項31に記載の情報復号方法。
  33. 【請求項33】 前記第1の符号化信号として符号化さ
    れている信号と前記第2の符号化信号として符号化され
    ている信号とは、チャネル数が互いに異なることを特徴
    とする請求項31に記載の情報復号方法。
  34. 【請求項34】 前記第1の符号化信号は、画像信号を
    符号化した信号であることを特徴とする請求項27に記
    載の情報復号方法。
  35. 【請求項35】 前記第2の符号化信号は、文字コード
    を含む情報を符号化した信号であることを特徴とする請
    求項34に記載の情報復号方法。
  36. 【請求項36】 複数の信号を混合した信号を符号化し
    た第1の符号化信号を復号する第1の復号ステップと、 前記第1の符号化信号の一部をキャンセルする成分を含
    む情報を符号化した第2の符号化信号を復号する第2の
    復号ステップと、 前記第1の復号ステップでの処理による信号と前記第2
    の復号ステップでの処理による信号とを合成する合成ス
    テップとを含む処理を情報処理装置に実行させる制御命
    令を提供することを特徴とする提供媒体。
  37. 【請求項37】 複数の信号を混合した信号を符号化し
    た第1の符号化信号と、 前記第1の符号化信号の一部をキャンセルする成分を含
    む情報を符号化した第2の符号化信号とを含む符号列が
    記録されていることを特徴とする記録媒体。
  38. 【請求項38】 第1の信号と第2の信号を混合した混
    合信号を符号化する第1の符号化手段と、 前記第1の信号に対応するより高品位の第3の信号を符
    号化する第2の符号化手段とを備えることを特徴とする
    情報符号化装置。
  39. 【請求項39】 前記第1の信号は、前記第3の信号を
    挟帯域にした信号であることを特徴とする請求項38に
    記載の情報符号化装置。
  40. 【請求項40】 前記第1の符号化手段と前記第2の符
    号化手段は異なる符号化方式で符号化を行うことを特徴
    とする請求項38に記載の情報符号化装置。
  41. 【請求項41】 前記第2の符号化手段は、さらに暗号
    化を施すことを特徴とする請求項38に記載の情報符号
    化装置。
  42. 【請求項42】 前記第1の符号化手段で符号化する信
    号は音響信号であることを特徴とする請求項38に記載
    の情報符号化装置。
  43. 【請求項43】 前記第1および第2の符号化手段は音
    響信号をブロック毎に変換して符号化し、かつ各ブロッ
    ク長は互いに異なることを特徴とする請求項42に記載
    の情報符号化装置。
  44. 【請求項44】 前記第1の符号化手段で符号化する信
    号と前記第2の符号化手段で符号化する信号とは、チャ
    ネル数が互いに異なることを特徴とする請求項42に記
    載の情報符号化装置。
  45. 【請求項45】 前記第1の符号化手段で符号化する信
    号は画像信号であることを特徴とする請求項38に記載
    の範囲の情報符号化装置。
  46. 【請求項46】 前記第1の符号化手段によって生成さ
    れた第1の符号列と、前記第2の符号化手段によって生
    成された第2の符号列とを、所定単位毎に合成すると共
    に、前記第1および第2の符号列を前記各所定単位内に
    おいて逆方向に配置する符号列合成手段をさらに具備す
    ることを特徴とする請求項38に記載の情報符号化装
    置。
  47. 【請求項47】 第1の信号と第2の信号を混合した混
    合信号を符号化する第1の符号化ステップと、 前記第1の信号に対応するより高品位の第3の信号を符
    号化する第2の符号化ステップとを含むことを特徴とす
    る情報符号化方法。
  48. 【請求項48】 前記第1の信号は、前記第3の信号を
    挟帯域にした信号であることを特徴とする請求項47に
    記載の情報符号化方法。
  49. 【請求項49】 前記第1の符号化ステップと前記第2
    の符号化ステップでは、異なる符号化方式で符号化を行
    うことを特徴とする請求項47に記載の情報符号化方
    法。
  50. 【請求項50】 前記第2の符号化ステップでは、さら
    に暗号化を施すことを特徴とする請求項47に記載の情
    報符号化方法。
  51. 【請求項51】 前記第1の符号化ステップで符号化す
    る信号は音響信号であることを特徴とする請求項47に
    記載の情報符号化方法。
  52. 【請求項52】 前記第1および第2の符号化ステップ
    では、音響信号をブロック毎に変換して符号化し、かつ
    各ブロック長は互いに異なることを特徴とする請求項5
    1に記載の情報符号化方法。
  53. 【請求項53】 前記第1の符号化ステップで符号化す
    る信号と前記第2の符号化ステップで符号化する信号と
    は、チャネル数が互いに異なることを特徴とする請求項
    51に記載の情報符号化方法。
  54. 【請求項54】 前記第1の符号化ステップで符号化す
    る信号は画像信号であることを特徴とする請求項47に
    記載の範囲の情報符号化方法。
  55. 【請求項55】 前記第1の符号化ステップで生成され
    た第1の符号列と、前記第2の符号化ステップで生成さ
    れた第2の符号列とを、所定単位毎に合成すると共に、
    前記第1および第2の符号列を前記各所定単位内におい
    て逆方向に配置する符号列合成ステップをさらに含むこ
    とを特徴とする請求項47に記載の情報符号化方法。
  56. 【請求項56】 第1の信号と第2の信号を混合した混
    合信号を符号化する第1の符号化ステップと、 前記第1の信号に対応するより高品位の第3の信号を符
    号化する第2の符号化ステップとを含む処理を情報処理
    装置に実行させる制御命令を提供することを特徴とする
    提供媒体。
  57. 【請求項57】 複数の信号を混合した信号を符号化し
    た第1の符号化信号を復号する第1の復号手段と、 前記第1の符号化信号より高品位の信号を符号化した第
    2の符号化信号を復号する第2の復号手段と、 前記第1の符号化手段と第2の符号化手段のいずれか一
    方が復号した信号を出力するように制御を行う制御手段
    とを備えることを特徴とする情報復号装置。
  58. 【請求項58】 前記第1の復号手段と第2の復号手段
    は異なる符号化方式の信号を復号することを特徴とする
    請求項57に記載の情報復号装置。
  59. 【請求項59】 前記第2の復号手段は暗号化されてい
    る前記第2の符号化信号を復号することを特徴とする請
    求項57に記載の情報復号装置。
  60. 【請求項60】 前記第1の符号化信号は、音響信号を
    符号化した信号であることを特徴とする請求項57に記
    載の情報復号装置。
  61. 【請求項61】 前記第1および第2の符号化信号は音
    響信号をブロック毎に変換して符号化した信号あり、各
    変換ブロック長が互いに異なっている信号であることを
    特徴とする請求項60に記載の情報復号装置。
  62. 【請求項62】 前記第1の符号化信号として符号化さ
    れている信号と前記第2の符号化信号として符号化され
    ている信号とは、チャネル数が互いに異なることを特徴
    とする請求項60に記載の情報復号装置。
  63. 【請求項63】 前記第1の符号化信号は、画像信号を
    符号化した信号であることを特徴とする請求項57に記
    載の情報復号装置。
  64. 【請求項64】 複数の信号を混合した信号を符号化し
    た第1の符号化信号を復号する第1の復号ステップと、 前記第1の符号化信号より高品位の信号を符号化した第
    2の符号化信号を復号する第2の復号ステップと、 前記第1の符号化ステップと第2の符号化ステップのい
    ずれか一方で復号した信号を出力するように制御を行う
    制御ステップとを含むことを特徴とする情報復号方法。
  65. 【請求項65】 前記第1の復号ステップと第2の復号
    ステップでは、異なる符号化方式の信号を復号すること
    を特徴とする請求項64に記載の情報復号方法。
  66. 【請求項66】 前記第2の復号ステップでは、暗号化
    されている前記第2の符号化信号を復号することを特徴
    とする請求項64に記載の情報復号方法。
  67. 【請求項67】 前記第1の符号化信号は、音響信号を
    符号化した信号であることを特徴とする請求項64に記
    載の情報復号方法。
  68. 【請求項68】 前記第1および第2の符号化信号は音
    響信号をブロック毎に変換して符号化した信号あり、各
    変換ブロック長が互いに異なっている信号であることを
    特徴とする請求項67に記載の情報復号方法。
  69. 【請求項69】 前記第1の符号化信号として符号化さ
    れている信号と前記第2の符号化信号として符号化され
    ている信号とは、チャネル数が互いに異なることを特徴
    とする請求項67に記載の情報復号方法。
  70. 【請求項70】 前記第1の符号化信号は、画像信号を
    符号化した信号であることを特徴とする請求項64に記
    載の情報復号方法。
  71. 【請求項71】 複数の信号を混合した信号を符号化し
    た第1の符号化信号を復号する第1の復号ステップと、 前記第1の符号化信号より高品位の信号を符号化した第
    2の符号化信号を復号する第2の復号ステップと、 前記第1の符号化ステップと第2の符号化ステップのい
    ずれか一方で復号した信号を出力するように制御を行う
    制御ステップとを含む処理を情報処理装置に実行させる
    制御命令を提供することを特徴とする提供媒体。
  72. 【請求項72】 複数の信号を混合した信号を符号化し
    た第1の符号化信号と、 前記第1の符号化信号より高品位の信号を符号化した第
    2の符号化信号とを含む符号列が記録されていることを
    特徴とする記録媒体。
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