JP2002140019A - プラズマディスプレイ装置 - Google Patents
プラズマディスプレイ装置Info
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- JP2002140019A JP2002140019A JP2000334037A JP2000334037A JP2002140019A JP 2002140019 A JP2002140019 A JP 2002140019A JP 2000334037 A JP2000334037 A JP 2000334037A JP 2000334037 A JP2000334037 A JP 2000334037A JP 2002140019 A JP2002140019 A JP 2002140019A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 組立て、分解を容易に行うことができるとと
もに、表示異常が起こらないプラズマディスプレイ装置
を提供することを目的とする。 【解決手段】 少なくとも前面側が透明な一対の基板を
基板間に複数の放電セルを形成して対向配置したパネル
本体14と、このパネル本体14の背面側基板8にほぼ
全面が当接するように配置されかつ前記パネル本体14
を保持する金属製のシャーシ部材18とを有し、前記背
面側基板8のシャーシ部材18が配置される裏面におい
て、パネル本体14の周縁部にこの周縁部全周に亘って
止め具21を複数個配設し、その止め具21により前記
シャーシ部材18の周縁部を取り外し可能に固定したも
のである。
もに、表示異常が起こらないプラズマディスプレイ装置
を提供することを目的とする。 【解決手段】 少なくとも前面側が透明な一対の基板を
基板間に複数の放電セルを形成して対向配置したパネル
本体14と、このパネル本体14の背面側基板8にほぼ
全面が当接するように配置されかつ前記パネル本体14
を保持する金属製のシャーシ部材18とを有し、前記背
面側基板8のシャーシ部材18が配置される裏面におい
て、パネル本体14の周縁部にこの周縁部全周に亘って
止め具21を複数個配設し、その止め具21により前記
シャーシ部材18の周縁部を取り外し可能に固定したも
のである。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、大画面で、薄型、
軽量のディスプレイ装置として知られているプラズマデ
ィスプレイ装置に関するものである。
軽量のディスプレイ装置として知られているプラズマデ
ィスプレイ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、プラズマディスプレイ装置は、視
認性に優れた表示パネル(薄型表示デバイス)として注
目されており、高精細化および大画面化が進められてい
る。
認性に優れた表示パネル(薄型表示デバイス)として注
目されており、高精細化および大画面化が進められてい
る。
【0003】このプラズマディスプレイ装置には、大別
して、駆動的にはAC型とDC型があり、放電形式では
面放電型と対向放電型の2種類があるが、高精細化、大
画面化および製造の簡便性から、現状では、AC型で面
放電型のプラズマディスプレイ装置が主流を占めるよう
になってきている。
して、駆動的にはAC型とDC型があり、放電形式では
面放電型と対向放電型の2種類があるが、高精細化、大
画面化および製造の簡便性から、現状では、AC型で面
放電型のプラズマディスプレイ装置が主流を占めるよう
になってきている。
【0004】この種のプラズマディスプレイ装置におい
ては、パネル本体を金属製のシャーシ部材に固定する構
造が採られているが、従来の固定方法としては、パネル
本体のガラス基板とシャーシ部材との間に位置する熱伝
導シートの両面に接着力を持たせたり、熱伝導シートの
間に接着剤や両面接着テープを介在させ、パネル本体の
ガラス基板とシャーシ部材とを貼り合せて固定すること
がおこなわれている。なお、熱伝導シートは、パネル本
体の点灯時に発生する熱をシャーシ部材に伝えることに
より、パネル本体で発生した熱を放熱させる役目を果た
している。
ては、パネル本体を金属製のシャーシ部材に固定する構
造が採られているが、従来の固定方法としては、パネル
本体のガラス基板とシャーシ部材との間に位置する熱伝
導シートの両面に接着力を持たせたり、熱伝導シートの
間に接着剤や両面接着テープを介在させ、パネル本体の
ガラス基板とシャーシ部材とを貼り合せて固定すること
がおこなわれている。なお、熱伝導シートは、パネル本
体の点灯時に発生する熱をシャーシ部材に伝えることに
より、パネル本体で発生した熱を放熱させる役目を果た
している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
従来のプラズマディスプレイ装置においては、熱伝導シ
ート両面に接着力を持たせたり、熱伝導シートの間に接
着剤や両面テープを使用しているために、一度貼り合わ
せるとこの接合面を簡単に剥離できなく、このため組立
て途中、または廃却処分などをする必要が生じた時、簡
単に分解できないという課題があった。
従来のプラズマディスプレイ装置においては、熱伝導シ
ート両面に接着力を持たせたり、熱伝導シートの間に接
着剤や両面テープを使用しているために、一度貼り合わ
せるとこの接合面を簡単に剥離できなく、このため組立
て途中、または廃却処分などをする必要が生じた時、簡
単に分解できないという課題があった。
【0006】そこで、固定金具等によりパネル本体とシ
ャーシ部材を固定することが考えられたが、固定金具で
パネル本体とシャーシ部材を間に熱伝導シートを挟み込
んで固定すると、そのときの応力でガラス基板に歪が生
じ、パネル本体を構成している一対のガラス基板の対向
する面間で一定の空間距離を保てなくなり、この結果良
好な表示が得られなくなるという課題が生じていた。
ャーシ部材を固定することが考えられたが、固定金具で
パネル本体とシャーシ部材を間に熱伝導シートを挟み込
んで固定すると、そのときの応力でガラス基板に歪が生
じ、パネル本体を構成している一対のガラス基板の対向
する面間で一定の空間距離を保てなくなり、この結果良
好な表示が得られなくなるという課題が生じていた。
【0007】本発明はこのような課題を解決し、組立
て、分解を容易に行うことができるとともに、表示異常
が起こらないプラズマディスプレイ装置を提供すること
を目的とするものである。
て、分解を容易に行うことができるとともに、表示異常
が起こらないプラズマディスプレイ装置を提供すること
を目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明のプラズマディスプレイ装置は、少なくとも前
面側が透明な一対の基板を基板間に複数の放電セルを形
成して対向配置したパネル本体と、このパネル本体の背
面側基板にほぼ全面が当接するように配置されかつ前記
パネル本体を保持する金属製のシャーシ部材とを有し、
前記背面側基板のシャーシ部材が配置される裏面におい
て、パネル本体の周縁部にこの周縁部全周に亘って止め
具を複数個配設し、その止め具により前記シャーシ部材
の周縁部位置でシャーシ部材を脱着可能に固定したもの
である。
に本発明のプラズマディスプレイ装置は、少なくとも前
面側が透明な一対の基板を基板間に複数の放電セルを形
成して対向配置したパネル本体と、このパネル本体の背
面側基板にほぼ全面が当接するように配置されかつ前記
パネル本体を保持する金属製のシャーシ部材とを有し、
前記背面側基板のシャーシ部材が配置される裏面におい
て、パネル本体の周縁部にこの周縁部全周に亘って止め
具を複数個配設し、その止め具により前記シャーシ部材
の周縁部位置でシャーシ部材を脱着可能に固定したもの
である。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1記載のプラズマ
ディスプレイ装置は、少なくとも前面側が透明な一対の
基板を基板間に複数の放電セルを形成して対向配置した
パネル本体と、このパネル本体の背面側基板にほぼ全面
が当接するように配置されかつ前記パネル本体を保持す
る金属製のシャーシ部材とを有し、背面側基板の前記シ
ャーシ部材が配置される裏面において前記パネル本体の
周縁部にこの周縁部全周に亘って止め具を複数個配設
し、その止め具により前記シャーシ部材の周縁部を取り
外し可能にパネル本体に固定したことを特徴とする。
ディスプレイ装置は、少なくとも前面側が透明な一対の
基板を基板間に複数の放電セルを形成して対向配置した
パネル本体と、このパネル本体の背面側基板にほぼ全面
が当接するように配置されかつ前記パネル本体を保持す
る金属製のシャーシ部材とを有し、背面側基板の前記シ
ャーシ部材が配置される裏面において前記パネル本体の
周縁部にこの周縁部全周に亘って止め具を複数個配設
し、その止め具により前記シャーシ部材の周縁部を取り
外し可能にパネル本体に固定したことを特徴とする。
【0010】本発明の請求項2に記載のプラズマディス
プレイ装置は、少なくとも前面側が透明な一対の基板を
基板間に複数の放電セルを形成して対向配置したパネル
本体と、このパネル本体の背面側基板にほぼ全面が当接
するように配置されかつ前記パネル本体を保持する金属
製のシャーシ部材とを有し、前記背面側基板の前記シャ
ーシ部材が配置される裏面においてパネル本体の周縁部
にこの周縁部全周に亘ってコ字形状の止め具を複数個配
設し、かつ前記シャーシ部材の周縁部の止め具に対応す
る位置にその止め具の一端が貫通して突出する窓部を設
け、前記シャーシ部材とこのシャーシ部材を貫通突出し
た止め具の一端との間に取り外し可能な止め金具を装着
することにより前記シャーシ部材の周縁部をパネル本体
に押し付けて固定したことを特徴とする。
プレイ装置は、少なくとも前面側が透明な一対の基板を
基板間に複数の放電セルを形成して対向配置したパネル
本体と、このパネル本体の背面側基板にほぼ全面が当接
するように配置されかつ前記パネル本体を保持する金属
製のシャーシ部材とを有し、前記背面側基板の前記シャ
ーシ部材が配置される裏面においてパネル本体の周縁部
にこの周縁部全周に亘ってコ字形状の止め具を複数個配
設し、かつ前記シャーシ部材の周縁部の止め具に対応す
る位置にその止め具の一端が貫通して突出する窓部を設
け、前記シャーシ部材とこのシャーシ部材を貫通突出し
た止め具の一端との間に取り外し可能な止め金具を装着
することにより前記シャーシ部材の周縁部をパネル本体
に押し付けて固定したことを特徴とする。
【0011】本発明の請求項3〜請求項5に記載のプラ
ズマディスプレイ装置は、請求項2において、弾性を有
する止め具を用い、シャーシ部材を弾性を持って挾持す
るか、止め金具に弾性を有するものを用い、シャーシ部
材を弾性を持って挾持するものである。また、窓部をシ
ャーシ部材の周縁部を切り欠くことにより形成したもの
である。
ズマディスプレイ装置は、請求項2において、弾性を有
する止め具を用い、シャーシ部材を弾性を持って挾持す
るか、止め金具に弾性を有するものを用い、シャーシ部
材を弾性を持って挾持するものである。また、窓部をシ
ャーシ部材の周縁部を切り欠くことにより形成したもの
である。
【0012】本発明の請求項6に記載のプラズマディス
プレイ装置は、少なくとも前面側が透明な一対の基板を
基板間に複数の放電セルを形成して対向配置したパネル
本体と、このパネル本体の背面側基板にほぼ全面が当接
するように配置されかつ前記パネル本体を保持する金属
製のシャーシ部材とを有し、背面側基板の前記シャーシ
部材が配置される裏面においてパネル本体の周縁部に止
め具を複数個配設するとともに、シャーシ部材の周縁部
の前記止め具に対応する位置に窓部を設け、かつシャー
シ部材の前記窓部を介して前記止め具に螺合される押圧
部材により前記シャーシ部材の周縁部をパネル本体に押
し付けて固定したことを特徴とする。
プレイ装置は、少なくとも前面側が透明な一対の基板を
基板間に複数の放電セルを形成して対向配置したパネル
本体と、このパネル本体の背面側基板にほぼ全面が当接
するように配置されかつ前記パネル本体を保持する金属
製のシャーシ部材とを有し、背面側基板の前記シャーシ
部材が配置される裏面においてパネル本体の周縁部に止
め具を複数個配設するとともに、シャーシ部材の周縁部
の前記止め具に対応する位置に窓部を設け、かつシャー
シ部材の前記窓部を介して前記止め具に螺合される押圧
部材により前記シャーシ部材の周縁部をパネル本体に押
し付けて固定したことを特徴とする。
【0013】以下、本発明の各実施の形態のプラズマデ
ィスプレイ装置を図1〜図17に基づいて説明する。 (実施の形態1)図1に本発明の一実施の形態によるプ
ラズマディスプレイ装置におけるパネル本体の一例を示
している。
ィスプレイ装置を図1〜図17に基づいて説明する。 (実施の形態1)図1に本発明の一実施の形態によるプ
ラズマディスプレイ装置におけるパネル本体の一例を示
している。
【0014】図に示すように、ガラス基板などの透明な
前面側の基板1の上には、走査電極2と維持電極3とで
対をなすストライプ状の表示電極4が複数対形成され、
そして基板1上の隣り合う表示電極4間には遮光層5が
配置形成されている。この走査電極2および維持電極3
は、それぞれ透明電極2a,3aおよびこの透明電極2
a,3aに電気的に接続された銀等の母線2b,3bと
から構成されている。また、前記前面側の基板1には、
前記複数対の電極群を覆うように誘電体層6が形成さ
れ、その誘電体層6上には保護膜7が形成されている。
また、前記前面側の基板1に対向配置される背面側の基
板8上には、走査電極2及び維持電極3の表示電極4と
直交する方向に、絶縁体層9で覆われた複数のストライ
プ状のデータ電極10が形成されている。このデータ電
極10間の絶縁体層9上には、データ電極10と平行に
ストライプ状の複数の隔壁11が配置され、この隔壁1
1間の側面11aおよび絶縁体層9の表面に蛍光体層1
2が設けられている。
前面側の基板1の上には、走査電極2と維持電極3とで
対をなすストライプ状の表示電極4が複数対形成され、
そして基板1上の隣り合う表示電極4間には遮光層5が
配置形成されている。この走査電極2および維持電極3
は、それぞれ透明電極2a,3aおよびこの透明電極2
a,3aに電気的に接続された銀等の母線2b,3bと
から構成されている。また、前記前面側の基板1には、
前記複数対の電極群を覆うように誘電体層6が形成さ
れ、その誘電体層6上には保護膜7が形成されている。
また、前記前面側の基板1に対向配置される背面側の基
板8上には、走査電極2及び維持電極3の表示電極4と
直交する方向に、絶縁体層9で覆われた複数のストライ
プ状のデータ電極10が形成されている。このデータ電
極10間の絶縁体層9上には、データ電極10と平行に
ストライプ状の複数の隔壁11が配置され、この隔壁1
1間の側面11aおよび絶縁体層9の表面に蛍光体層1
2が設けられている。
【0015】これらの基板1と基板8とは、走査電極2
および維持電極3とデータ電極10とが直交するよう
に、微小な放電空間を挟んで対向配置されるとともに、
周囲が封止され、そして前記放電空間には、ヘリウム,
ネオン,アルゴン,キセノンのうちの一種または混合ガ
スが放電ガスとして封入されている。また、放電空間
は、隔壁11によって複数の区画に仕切ることにより、
表示電極4とデータ電極10との交点が位置する複数の
放電セル13が設けられ、その各放電セル13には、赤
色,緑色及び青色となるように蛍光体層12が一色ずつ
順次配置されている。
および維持電極3とデータ電極10とが直交するよう
に、微小な放電空間を挟んで対向配置されるとともに、
周囲が封止され、そして前記放電空間には、ヘリウム,
ネオン,アルゴン,キセノンのうちの一種または混合ガ
スが放電ガスとして封入されている。また、放電空間
は、隔壁11によって複数の区画に仕切ることにより、
表示電極4とデータ電極10との交点が位置する複数の
放電セル13が設けられ、その各放電セル13には、赤
色,緑色及び青色となるように蛍光体層12が一色ずつ
順次配置されている。
【0016】このパネル本体の電極配列は、図2に示す
ように、M行×N列の放電セルからなるマトリックス構
成であり、行方向にはM行の走査電極SCN1〜SCNM
および維持電極SUS1〜SUSMが配列され、列方向に
はN列のデータ電極D1〜DNが配列されている。
ように、M行×N列の放電セルからなるマトリックス構
成であり、行方向にはM行の走査電極SCN1〜SCNM
および維持電極SUS1〜SUSMが配列され、列方向に
はN列のデータ電極D1〜DNが配列されている。
【0017】図3に上記で説明したパネル本体を組み込
んだプラズマディスプレイ装置の全体構成の一例を示し
ている。図において、パネル本体14を収容するケース
は、金属製のフロントケース部15とバックケース部1
6とから構成され、フロントケース部15の前面にはガ
ラス等からなる透光部17が設けられている。また、こ
の透光部17には電磁波シールドのために、例えば銀蒸
着が施されている。さらに、バックケース部16には、
パネル本体14等で発生した熱を外部に放出するための
複数の通気孔16aが設けられている。
んだプラズマディスプレイ装置の全体構成の一例を示し
ている。図において、パネル本体14を収容するケース
は、金属製のフロントケース部15とバックケース部1
6とから構成され、フロントケース部15の前面にはガ
ラス等からなる透光部17が設けられている。また、こ
の透光部17には電磁波シールドのために、例えば銀蒸
着が施されている。さらに、バックケース部16には、
パネル本体14等で発生した熱を外部に放出するための
複数の通気孔16aが設けられている。
【0018】パネル本体14は、アルミニウム製のシャ
ーシ部材18の前面に間に絶縁性の熱伝導シート19を
介在させて保持され、そしてシャーシ部材18の後面側
には、パネル本体14を発光駆動させるための複数の回
路ブロック20が取り付けられている。熱伝導シート1
9は、パネル本体14で発生した熱をシャーシ部材18
に効率よく伝え、放熱を行うためのものである。また、
回路ブロック20はパネル本体14の発光駆動とその制
御を行うための電気回路を備えており、パネル本体14
の縁部に引き出された電極引出部に、シャーシ部材18
の四辺の縁部を越えて延びる複数のフレキシブル配線基
板(図示せず)によって電気的に接続されている。
ーシ部材18の前面に間に絶縁性の熱伝導シート19を
介在させて保持され、そしてシャーシ部材18の後面側
には、パネル本体14を発光駆動させるための複数の回
路ブロック20が取り付けられている。熱伝導シート1
9は、パネル本体14で発生した熱をシャーシ部材18
に効率よく伝え、放熱を行うためのものである。また、
回路ブロック20はパネル本体14の発光駆動とその制
御を行うための電気回路を備えており、パネル本体14
の縁部に引き出された電極引出部に、シャーシ部材18
の四辺の縁部を越えて延びる複数のフレキシブル配線基
板(図示せず)によって電気的に接続されている。
【0019】また、シャーシ部材18の後面には、複数
の放熱用フィン18a、回路ブロック20を取り付ける
ための複数のボス部18bとシャーシ部材18をバック
ケース部16に固定するためのボス部18cが、ダイカ
ストや鋳造等による一体成型により突設されている。
の放熱用フィン18a、回路ブロック20を取り付ける
ための複数のボス部18bとシャーシ部材18をバック
ケース部16に固定するためのボス部18cが、ダイカ
ストや鋳造等による一体成型により突設されている。
【0020】このようなプラズマディスプレイ装置にお
いて、本発明においては図4と図5に示すように、パネ
ル本体14の背面側基板8の前記シャーシ部材18が配
置される裏面において、パネル本体14の周縁部にこの
周縁部全周に亘って止め具21を複数個配設し、その止
め具21によりシャーシ部材14の周縁部を取り外し可
能に固定したことを特徴とするものである。
いて、本発明においては図4と図5に示すように、パネ
ル本体14の背面側基板8の前記シャーシ部材18が配
置される裏面において、パネル本体14の周縁部にこの
周縁部全周に亘って止め具21を複数個配設し、その止
め具21によりシャーシ部材14の周縁部を取り外し可
能に固定したことを特徴とするものである。
【0021】図8〜図10にプラズマディスプレイ装置
の主要部の一例を示している。図に示すように、少なく
とも前面側が透明な一対の基板1,8を基板間に複数の
放電セルを形成して対向配置したパネル本体14の周縁
部には、背面側の基板8の前記シャーシ部材18が配置
される裏面において、パネル本体14の周縁部全周に亘
って金属製のコ字形状の止め具21が複数個配設されて
いる。
の主要部の一例を示している。図に示すように、少なく
とも前面側が透明な一対の基板1,8を基板間に複数の
放電セルを形成して対向配置したパネル本体14の周縁
部には、背面側の基板8の前記シャーシ部材18が配置
される裏面において、パネル本体14の周縁部全周に亘
って金属製のコ字形状の止め具21が複数個配設されて
いる。
【0022】また、シャーシ部材18は、パネル本体1
4の背面側基板8にほぼ全面が当接するように配置さ
れ、また前記シャーシ部材18の周縁部の止め具21に
対応する位置には、その止め具21の一端21aが貫通
して突出する窓部22が設けられている。このシャーシ
部材18に形成した窓部22は、シャーシ部材18の周
縁部を切り欠くことにより形成したものである。
4の背面側基板8にほぼ全面が当接するように配置さ
れ、また前記シャーシ部材18の周縁部の止め具21に
対応する位置には、その止め具21の一端21aが貫通
して突出する窓部22が設けられている。このシャーシ
部材18に形成した窓部22は、シャーシ部材18の周
縁部を切り欠くことにより形成したものである。
【0023】そして、前記シャーシ部材18とこのシャ
ーシ部材18を貫通突出した止め具21の一端21aと
の間に取り外し可能な金属製の止め金具23を装着する
ことにより、前記シャーシ部材18の周縁部がパネル本
体14に押し付けられた状態で固定されている。なお、
パネル本体14にシャーシ部材18をセットして前記止
め金具23を装着する前の状態を図7に示し、この図で
は止め具21の一端21aを逃がすために形成した前記
窓部22が現れている。図6に示すように前記止め金具
23には、止め具21が係合する凹部23aが形成され
ている。
ーシ部材18を貫通突出した止め具21の一端21aと
の間に取り外し可能な金属製の止め金具23を装着する
ことにより、前記シャーシ部材18の周縁部がパネル本
体14に押し付けられた状態で固定されている。なお、
パネル本体14にシャーシ部材18をセットして前記止
め金具23を装着する前の状態を図7に示し、この図で
は止め具21の一端21aを逃がすために形成した前記
窓部22が現れている。図6に示すように前記止め金具
23には、止め具21が係合する凹部23aが形成され
ている。
【0024】ここで、上記構成において、パネル本体1
4は、前面側基板1と背面側基板8の間に形成される放
電空間の距離を一定に保たないと良好な映像が得られな
い。本実施の形態においては、図8,図9に示すように
基板に変形が発生しても、空間距離が変化しないパネル
本体14の周縁部、つまりパネル本体14の前面側基板
1と背面側基板8とを接合しているガラスフリット部1
4aの位置に接着剤24により止め具21を取付けてい
る。すなわち、基板を接合した位置に沿って、背面側基
板8の裏面に取付けることにより、止め金具23の締付
けによる応力歪が基板の空間距離に影響を与えないよう
にしてある。
4は、前面側基板1と背面側基板8の間に形成される放
電空間の距離を一定に保たないと良好な映像が得られな
い。本実施の形態においては、図8,図9に示すように
基板に変形が発生しても、空間距離が変化しないパネル
本体14の周縁部、つまりパネル本体14の前面側基板
1と背面側基板8とを接合しているガラスフリット部1
4aの位置に接着剤24により止め具21を取付けてい
る。すなわち、基板を接合した位置に沿って、背面側基
板8の裏面に取付けることにより、止め金具23の締付
けによる応力歪が基板の空間距離に影響を与えないよう
にしてある。
【0025】また、止め具21は弾性を有しており、止
め金具23を装着した際、シャーシ部材18は弾性を持
って挾持されることとなる。なお、止め金具に弾性を有
するものを用い、シャーシ部材を弾性を持って挾持する
ように構成してもよい。図11,図12にその場合の一
例を示しており、図11(a)は他の例による止め具2
5の平面図、図11(b)は同じく側面図である。図1
2(a)はその止め具25に装着される弾性を有する止
め金具26の平面図、図12(b)は同じく側面図であ
る。
め金具23を装着した際、シャーシ部材18は弾性を持
って挾持されることとなる。なお、止め金具に弾性を有
するものを用い、シャーシ部材を弾性を持って挾持する
ように構成してもよい。図11,図12にその場合の一
例を示しており、図11(a)は他の例による止め具2
5の平面図、図11(b)は同じく側面図である。図1
2(a)はその止め具25に装着される弾性を有する止
め金具26の平面図、図12(b)は同じく側面図であ
る。
【0026】また、上記の例では、複数の止め具1個1
個に対応する複数の止め金具を装着する例で説明した
が、勿論、止め具1個1個に対応する止め金具を用いる
必要はなく、複数の止め具に長尺の1個の止め金具を装
着するようにしても良い。
個に対応する複数の止め金具を装着する例で説明した
が、勿論、止め具1個1個に対応する止め金具を用いる
必要はなく、複数の止め具に長尺の1個の止め金具を装
着するようにしても良い。
【0027】(実施の形態2)図13〜図15に本発明
の(実施の形態2)によるプラズマディスプレイ装置の
主要部の一例を示している。
の(実施の形態2)によるプラズマディスプレイ装置の
主要部の一例を示している。
【0028】この実施の形態においては、図に示すよう
に、背面側基板8のシャーシ部材18が配置される裏面
において、パネル本体14の周縁部にねじ穴27aを有
する止め具27を複数個配設するとともに、シャーシ部
材18の周縁部の止め具27に対応する位置に窓部28
を設け、かつ前記シャーシ部材18の窓部28を介し
て、前記止め具27に螺合される止めねじ29とバネ3
0からなる押圧部材により、前記シャーシ部材18の周
縁部をパネル本体14に押し付けて固定したものであ
る。なお、窓部28の内径は止め具27の筒状部の外径
よりも大きく形成されている。
に、背面側基板8のシャーシ部材18が配置される裏面
において、パネル本体14の周縁部にねじ穴27aを有
する止め具27を複数個配設するとともに、シャーシ部
材18の周縁部の止め具27に対応する位置に窓部28
を設け、かつ前記シャーシ部材18の窓部28を介し
て、前記止め具27に螺合される止めねじ29とバネ3
0からなる押圧部材により、前記シャーシ部材18の周
縁部をパネル本体14に押し付けて固定したものであ
る。なお、窓部28の内径は止め具27の筒状部の外径
よりも大きく形成されている。
【0029】図16,図17に止め具27の他の例を示
しており、図16に示す例は、金属板の折り曲げ加工に
より構成した例であり、また図17に示す例は、金属板
の折り曲げ加工により構成するとともに、ねじ穴27a
の部分を円筒状とした例である。
しており、図16に示す例は、金属板の折り曲げ加工に
より構成した例であり、また図17に示す例は、金属板
の折り曲げ加工により構成するとともに、ねじ穴27a
の部分を円筒状とした例である。
【0030】なお、上記の説明では、全てねじ止めによ
り固定する例を示したが、勿論止め具21に止め金具2
3を装着することにより固定する上記実施の形態と組み
合わせて用いてもよい。
り固定する例を示したが、勿論止め具21に止め金具2
3を装着することにより固定する上記実施の形態と組み
合わせて用いてもよい。
【0031】
【発明の効果】以上のように本発明にかかるプラズマデ
ィスプレイ装置によれば、パネル本体とシャーシ部材と
を取り外し可能に固定しているため、組立て途中、また
は廃却処分などで分解する必要が生じた時でも、容易に
作業を行うことができる。また、本発明においては、基
板に変形が発生しても空間距離が変化しないパネル本体
の周縁部に止め具を配設しており、止め金具等の締付け
による応力歪が基板に加わっても空間距離に与える影響
を抑えることができ、表示異常の発生を防ぐことができ
る。
ィスプレイ装置によれば、パネル本体とシャーシ部材と
を取り外し可能に固定しているため、組立て途中、また
は廃却処分などで分解する必要が生じた時でも、容易に
作業を行うことができる。また、本発明においては、基
板に変形が発生しても空間距離が変化しないパネル本体
の周縁部に止め具を配設しており、止め金具等の締付け
による応力歪が基板に加わっても空間距離に与える影響
を抑えることができ、表示異常の発生を防ぐことができ
る。
【図1】本発明の(実施の形態1)のプラズマディスプ
レイ装置のパネル構造を一部を切り欠いて示す斜視図
レイ装置のパネル構造を一部を切り欠いて示す斜視図
【図2】同プラズマディスプレイ装置のパネル本体の電
極配列を示す説明図
極配列を示す説明図
【図3】同実施の形態のプラズマディスプレイ装置の全
体構成の一例を示す分解斜視図
体構成の一例を示す分解斜視図
【図4】同実施の形態のプラズマディスプレイ装置の主
要部の一例を示す斜視図
要部の一例を示す斜視図
【図5】同実施の形態の側面図
【図6】同実施の形態の止め具の部分を拡大して示すプ
ラズマディスプレイ装置の分解斜視図
ラズマディスプレイ装置の分解斜視図
【図7】同実施の形態の止め金具23を装着前の組み立
て途中の斜視図
て途中の斜視図
【図8】同実施の形態のパネル本体の平面図
【図9】同実施の形態のパネル本体の側面図
【図10】同実施の形態の止め具を示す正面図および側
面図
面図
【図11】同実施の形態の止め具の他の例を示す正面図
および側面図
および側面図
【図12】本発明のプラズマディスプレイ装置の止め金
具の他の例を示す正面図および側面図
具の他の例を示す正面図および側面図
【図13】本発明の(実施の形態2)の主要部の他の例
を示す斜視図
を示す斜視図
【図14】同(実施の形態2)の側面図
【図15】同(実施の形態2)の止め具部分を拡大して
示す斜視図
示す斜視図
【図16】止め具の他の例を示す平面図と正面図および
側面図
側面図
【図17】止め具の他の例を示す平面図と正面図および
側面図
側面図
1,8 基板 14 パネル本体 18 シャーシ部材 19 熱伝導シート 21,25,27 止め具 22,28 窓部 23,26 止め金具 29 止めねじ 30 バネ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5G435 AA17 AA19 BB06 EE05 EE07 EE13 KK02 KK05 KK10
Claims (6)
- 【請求項1】少なくとも前面側が透明な一対の基板を基
板間に複数の放電セルを形成して対向配置したパネル本
体と、 このパネル本体の背面側基板にほぼ全面が当接するよう
に配置されかつ前記パネル本体を保持する金属製のシャ
ーシ部材とを有し、背面側基板の前記シャーシ部材が配
置される裏面において前記パネル本体の周縁部にこの周
縁部全周に亘って止め具を複数個配設し、その止め具に
より前記シャーシ部材の周縁部を取り外し可能にパネル
本体に固定したプラズマディスプレイ装置。 - 【請求項2】少なくとも前面側が透明な一対の基板を基
板間に複数の放電セルを形成して対向配置したパネル本
体と、 このパネル本体の背面側基板にほぼ全面が当接するよう
に配置されかつ前記パネル本体を保持する金属製のシャ
ーシ部材とを有し、前記背面側基板の前記シャーシ部材
が配置される裏面においてパネル本体の周縁部にこの周
縁部全周に亘ってコ字形状の止め具を複数個配設し、 かつ前記シャーシ部材の周縁部の止め具に対応する位置
にその止め具の一端が貫通して突出する窓部を設け、前
記シャーシ部材とこのシャーシ部材を貫通突出した止め
具の一端との間に取り外し可能な止め金具を装着するこ
とにより前記シャーシ部材の周縁部をパネル本体に押し
付けて固定したプラズマディスプレイ装置。 - 【請求項3】止め具は弾性を有し、シャーシ部材を弾性
を持って挾持した請求項2に記載のプラズマディスプレ
イ装置。 - 【請求項4】止め金具は弾性を有し、シャーシ部材を弾
性を持って挾持した請求項2に記載のプラズマディスプ
レイ装置。 - 【請求項5】窓部をシャーシ部材の周縁部を切り欠くこ
とにより形成した請求項2に記載のプラズマディスプレ
イ装置。 - 【請求項6】少なくとも前面側が透明な一対の基板を基
板間に複数の放電セルを形成して対向配置したパネル本
体と、 このパネル本体の背面側基板にほぼ全面が当接するよう
に配置されかつ前記パネル本体を保持する金属製のシャ
ーシ部材とを有し、背面側基板の前記シャーシ部材が配
置される裏面においてパネル本体の周縁部に止め具を複
数個配設するとともに、シャーシ部材の周縁部の前記止
め具に対応する位置に窓部を設け、かつシャーシ部材の
前記窓部を介して前記止め具に螺合される押圧部材によ
り前記シャーシ部材の周縁部をパネル本体に押し付けて
固定したプラズマディスプレイ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000334037A JP2002140019A (ja) | 2000-11-01 | 2000-11-01 | プラズマディスプレイ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000334037A JP2002140019A (ja) | 2000-11-01 | 2000-11-01 | プラズマディスプレイ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002140019A true JP2002140019A (ja) | 2002-05-17 |
Family
ID=18810028
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000334037A Pending JP2002140019A (ja) | 2000-11-01 | 2000-11-01 | プラズマディスプレイ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002140019A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100669706B1 (ko) | 2004-02-10 | 2007-01-16 | 삼성에스디아이 주식회사 | 플라즈마 디스플레이 장치 |
KR100696658B1 (ko) * | 2004-08-24 | 2007-03-19 | 삼성에스디아이 주식회사 | 플라즈마 디스플레이 장치 |
KR100708741B1 (ko) | 2006-01-09 | 2007-04-17 | 삼성에스디아이 주식회사 | 플라즈마 디스플레이 장치 |
-
2000
- 2000-11-01 JP JP2000334037A patent/JP2002140019A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100669706B1 (ko) | 2004-02-10 | 2007-01-16 | 삼성에스디아이 주식회사 | 플라즈마 디스플레이 장치 |
KR100696658B1 (ko) * | 2004-08-24 | 2007-03-19 | 삼성에스디아이 주식회사 | 플라즈마 디스플레이 장치 |
KR100708741B1 (ko) | 2006-01-09 | 2007-04-17 | 삼성에스디아이 주식회사 | 플라즈마 디스플레이 장치 |
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