JP3861766B2 - 平面型表示装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、大画面で、薄型、軽量のディスプレイ装置として知られているプラズマディスプレイ装置などの平面型表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
このプラズマディスプレイ装置では、ガス放電により紫外線を発生させ、この紫外線で蛍光体を励起して発光させカラー表示を行っている。そして、基板上に隔壁によって区画された表示セルが設けられており、これに蛍光体層が形成されている構成を有する。
【0003】
このプラズマディスプレイ装置には、大別して、駆動的にはAC型とDC型があり、放電形式では面放電型と対向放電型の2種類があるが、高精細化、大画面化および製造の簡便性から、現状では、プラズマディスプレイ装置の主流は、3電極構造の面放電型のもので、その構造は、一方の基板上に平行に隣接した表示電極対を有し、もう一方の基板上に表示電極と交差する方向に配列されたアドレス電極と、隔壁、蛍光体層を有するもので、比較的蛍光体層を厚くすることができ、蛍光体によるカラー表示に適している。
【0004】
このようなプラズマディスプレイ装置は、液晶パネルに比べて高速の表示が可能であり、視野角が広いこと、大型化が容易であること、自発光型であるため表示品質が高いことなどの理由から、フラットパネルディスプレイの中で最近特に注目を集めており、多くの人が集まる場所での表示装置や家庭で大画面の映像を楽しむための表示装置として各種の用途に使用されている。
【0005】
以下、プラズマディスプレイ装置について、図3〜図5を用いて説明する。
【0006】
まず、プラズマディスプレイ装置におけるプラズマディスプレイパネルの構造について図3を用いて説明する。図3に示すように、ガラス基板などの透明な前面側の基板1上には、スキャン電極とサステイン電極とで対をなすストライプ状の表示電極2が複数列形成され、そしてその電極群を覆うように誘電体層3が形成され、その誘電体層3上には保護膜4が形成されている。
【0007】
また、前記前面側の基板1に対向配置される背面側の基板5上には、スキャン電極及びサステイン電極の表示電極2と交差するように、オーバーコート層6で覆われた複数列のストライプ状のアドレス電極7が形成されている。このアドレス電極7間のオーバーコート層6上には、アドレス電極7と平行に複数の隔壁8が配置され、この隔壁8間の側面およびオーバーコート層6の表面に蛍光体層9が設けられている。
【0008】
これらの基板1と基板5とは、スキャン電極およびサステイン電極の表示電極2とアドレス電極7とがほぼ直交するように、微小な放電空間を挟んで対向配置されるとともに、周囲が封止され、そして前記放電空間には、ヘリウム、ネオン、アルゴン、キセノンのうちの一種または混合ガスが放電ガスとして封入されている。また、放電空間は、隔壁8によって複数の区画に仕切ることにより、表示電極2とアドレス電極7との交点が位置する複数の放電セルが設けられ、その各放電セルには、赤色、緑色及び青色となるように蛍光体層9が一色ずつ順次配置されている。
【0009】
このような電極構成のプラズマディスプレイパネルにおいては、アドレス電極とスキャン電極の間に書き込みパルスを印加することにより、アドレス電極とスキャン電極の間でアドレス放電を行い、放電セルを選択した後、スキャン電極とサステイン電極との間に、交互に反転する周期的な維持パルスを印加することにより、スキャン電極とサステイン電極との間で維持放電を行い、所定の表示を行うものである。
【0010】
図4は上記で説明した構造のパネルを組み込んだプラズマディスプレイ装置の全体構成の一例を示す分解斜視図である。図において、パネル10は、アルミニウム等からなるシャーシ部材11の前面に熱伝導シート12を介して接着することにより保持され、そしてシャーシ部材11の背面側には、パネル10を表示駆動させるための複数の回路ブロック13が取り付けられ、これにより表示ユニットが構成されている。前記熱伝導シート12は、パネル10で発生した熱をシャーシ部材11に効率よく伝え、放熱を行うためのものである。また、回路ブロック13はパネル10の表示駆動とその制御を行うための電気回路を備えており、パネル10の縁部に引き出された電極引出部に、シャーシ部材11の四辺の縁部を越えて延びる複数のフレキシブル配線板(図示せず)によって電気的に接続されている。
【0011】
前記表示ユニットを収容する筐体は、表示ユニットの回路ブロック13が配置された背面側を覆うように配設したバックカバー14と、前記表示ユニットのパネル10の前面側に配置されかつ前記パネル10の表示領域に対応した窓15aを有するとともに表示領域以外の周辺部を覆う前面枠15とから構成され、前面枠15の窓15aには光学フィルターおよびパネル10の保護を兼ねた前面ガラス16が配置されている。また、この前面ガラス16には電磁波の不要輻射を抑制するために、例えば銀蒸着が施されている。さらに、バックカバー14には、パネル10等で発生した熱を外部に放出するための複数の通気孔14aが設けられている。また、シャーシ部材11の後面には、回路ブロック13を取り付けたり、バックカバー14を固定するためのボス部11aが設けられている。
【0012】
図5(a)、(b)は完成状態のプラズマディスプレイ装置の外観を示す上面図及び正面図であり、17はプラズマディスプレイ装置、18はこのプラズマディスプレイ装置17の両側に取り付けたスピーカユニットで、通常スピーカユニット18は、プラズマディスプレイ装置17のバックカバー14に取付金具19を用いて取り付けられる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、このようなプラズマディスプレイ装置において、大画面で薄型であることが特長であることから、表示ユニットを収容する筐体もできる限り厚みの薄い材料により構成することが要求されるが、図5に示すようにスピーカユニット18をプラズマディスプレイ装置17に取り付ける場合、取付金具19をそれぞれスピーカユニット18とプラズマディスプレイ装置17のバックカバー14にねじで固定することにより行われるため、プラズマディスプレイ装置17のバックカバー14には、取付金具19をねじで固定する際に所定の取付強度が得られる程度のねじ孔を形成できる厚みが必要となっていた。
【0014】
本発明はこのような課題に鑑みなされたもので、プラズマディスプレイ装置などの平面型表示装置において、バックカバーの厚みが薄くてもスピーカユニットなどの付属機器を取り付ける際に充分な強度が得られるようにすることを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明は、バックカバーの所定の箇所に設けた取付孔に取り付けられかつねじ孔を有するインサートナットを備え、前記インサートナットは、ねじ孔を有する筒状の本体部と、この本体部の一端にこの一端との間に溝を設けて形成されかつ外周部が鋸状で前記本体部より径の大きいフランジ部とで構成し、前記バックカバーの取付孔の周縁部を本体部の一端とフランジ部とで挾持することによりインサートナットをバックカバーの取付孔に圧入することにより取り付けたものである。
【0016】
【発明の実施の形態】
すなわち、本発明の請求項1記載の発明は、パネル及びこのパネルの背面側に配置されかつパネルに信号を印加して表示を行う回路ブロックからなる表示ユニットと、この表示ユニットの回路ブロックが配置された背面側を覆うように配設した金属薄板からなるバックカバーと、このバックカバーの所定の箇所に設けた取付孔に取り付けられかつねじ孔を有するインサートナットとを備え、前記インサートナットは、ねじ孔を有する筒状の本体部と、この本体部の一端にこの一端との間に溝を設けて形成されかつ外周部が鋸状で前記本体部より径の大きいフランジ部とで構成し、前記バックカバーの取付孔の周縁部を本体部の一端とフランジ部とで挾持することによりインサートナットをバックカバーの取付孔に圧入することにより取り付けたものである。
【0018】
以下、本発明の一実施の形態による平面型表示装置について、プラズマディスプレイ装置を例に図1及び図2を用いて説明する。なお、図1、図2において、図3〜図5に示す部分と同一部分については、同一番号を付している。
【0019】
図1(a)、(b)は本発明の一実施の形態によるプラズマディスプレイ装置において、インサートナットを取り付けるときの状況を示し、図2はインサートナットを示している。まず、本発明のプラズマディスプレイ装置は、図3〜図5に示すように、パネル10及びこのパネル10の背面側に配置されかつパネルに信号を印加して表示を行う回路ブロック13からなる表示ユニットと、この表示ユニットの回路ブロック13が配置された背面側を覆うように配設した金属薄板からなるバックカバー14とを備えている。
【0020】
そして、このバックカバー14において、スピーカユニット18などを取り付けるための取付金具19を固定するねじが螺合する所定の箇所には、図1に示すように、取付孔20が設けられ、その取付孔20にねじが螺合するねじ孔21aを有するインサートナット21が取り付けられる。
【0021】
このインサートナット21は、図2に示すように、ねじ孔21aを有する筒状の本体部22と、この本体部22の一端にこの一端との間に溝23を設けて形成されかつ外周部が鋸状で前記本体部22より径の大きいフランジ部24とで構成されており、図1(a)に示すように、バックカバー14の取付孔20に圧入することにより、図1(b)に示すように、バックカバー14の取付孔20の周縁部を本体部22の一端とフランジ部24とが挾持する状態で取り付けられる。また、フランジ部24にもねじ孔21aにつながる孔が設けられている。
【0022】
ここで、さらに詳しく説明すると、図1(a)に示すように、金属薄板からなるバックカバー14を下型25上に載置し、その後バックカバー14の取付孔20に外側からインサートナット21を挿入する。この状態では、インサートナット21のフランジ部24がバックカバー14の取付孔20の周縁部に当接したままであるが、その後パンチ26を用いてインサートナット21のフランジ部24をプレスし、バックカバー14にフランジ部24を圧入することにより、図1(b)に示すように、フランジ部24の鋸状の外周部と溝23の作用により、バックカバー14の取付孔20の周縁部の一部が溝23に食い込むように潰され、この結果インサートナット21の本体部22の一端とフランジ部24とがバックカバー14の取付孔20の周縁部を挾持した状態で、インサートナット21は強固にバックカバー14に固定される。
【0023】
すなわち、取付金具19を固定するためのねじが螺合するインサートナット21をバックカバー14に強固に固定することができるため、バックカバー14を厚みの薄い金属薄板で構成しても、充分な強度で取付金具19を取り付けることができる。
【0024】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、プラズマディスプレイ装置などの平面型表示装置において、バックカバーの厚みが薄くてもスピーカユニットなどの付属機器を充分な強度で取り付けることが可能となるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)、(b)は本発明の一実施の形態によるプラズマディスプレイ装置において、インサートナットを取り付けるときの状況を示す断面図
【図2】本発明に用いるインサートナットを示す斜視図
【図3】プラズマディスプレイ装置のパネル構造を示す斜視図
【図4】プラズマディスプレイ装置の内部の配置構造を示す分解斜視図
【図5】(a)、(b)はプラズマディスプレイ装置の外観を示す上面図及び正面図
【符号の説明】
10 パネル
13 回路ブロック
14 バックカバー
20 取付孔
21 インサートナット
21a ねじ孔
22 本体部
23 溝
24 フランジ部

Claims (1)

  1. パネル及びこのパネルの背面側に配置されかつパネルに信号を印加して表示を行う回路ブロックからなる表示ユニットと、この表示ユニットの回路ブロックが配置された背面側を覆うように配設した金属薄板からなるバックカバーと、このバックカバーの所定の箇所に設けた取付孔に取り付けられかつねじ孔を有するインサートナットとを備え、前記インサートナットは、ねじ孔を有する筒状の本体部と、この本体部の一端にこの一端との間に溝を設けて形成されかつ外周部が鋸状で前記本体部より径の大きいフランジ部とで構成し、前記バックカバーの取付孔の周縁部を本体部の一端とフランジ部とで挾持することによりインサートナットをバックカバーの取付孔に圧入することにより取り付けたことを特徴とする平面型表示装置。
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