JP2002139886A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2002139886A
JP2002139886A JP2000331859A JP2000331859A JP2002139886A JP 2002139886 A JP2002139886 A JP 2002139886A JP 2000331859 A JP2000331859 A JP 2000331859A JP 2000331859 A JP2000331859 A JP 2000331859A JP 2002139886 A JP2002139886 A JP 2002139886A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 異常画像の発生を防止できる画像形成装置を
提供する。 【解決手段】 転写ローラ14が回転しているカム65
に押されて移動することにより、転写ローラ14が中間
転写ベルト10に対して接離するプリンタ40であっ
て、入力ギヤ61に所定の負荷を付与する負荷付与装置
80を備え、負荷付与装置80は、スプリングクラッチ
81により回転軸60と入力ギヤ61とが接続される前
に入力ギヤ61に負荷を与え、スプリングクラッチ81
により回転軸60と入力ギヤ61とが接続されている間
には、入力ギヤ61に対する負荷を解除している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、プリン
タ、ファクシミリ等の画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、カラー画像が形成可能な複写
機、プリンタ等の画像形成装置においては、像担持体で
ある感光体から中間転写体の同じ位置に順次異なる色の
トナー像が重ね合わされることにより、カラー画像を作
成し、転写部材(転写手段)により転写紙に転写する。
転写部材は接離機構(接離手段)により中間転写体に接
離可能となっており、感光体から中間転写体にトナー像
が転写されている間においては、転写部材は中間転写体
から離間しており、中間転写体から転写紙にトナー像を
転写するときには、中間転写体に接してトナー像を転写
紙に転写する。
【0003】接離機構は、回転により転写部材を中間転
写体に接離させるカム及びカムの回転軸を駆動する駆動
部材とを備えており、スプリングクラッチのスプリング
が回転軸と駆動部材とを締め付けることにより(スプリ
ングの締め付けトルクにより)カムが回転するようにな
っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、スプリングク
ラッチを用いた場合において、スプリングの締め付け開
始時に駆動部材及び回転軸にかかる衝撃により、駆動部
材に急激な負荷変動が発生して瞬間的な振動が発生して
しまう。このため、感光体に静電潜像を形成していると
きや、静電潜像をトナー像として現像しているときに、
スプリングによる衝撃があると、静電潜像の乱れや現像
むらが発生し、異常画像が発生してしまうという課題が
ある。
【0005】そこで、本発明は、異常画像の発生を防止
できる画像形成装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、像担持体から異なる色のトナー像を順次重ね合わせ
て形成した中間転写体のフルカラー画像を転写材に一括
転写する転写手段と、転写手段を中間転写体に接離させ
る接離手段とを備え、接離手段は、回転軸に固定された
カムと、回転軸を間欠に駆動する間欠駆動部とを備え、
間欠駆動部は、回転軸を駆動する駆動部材と、スプリン
グを締付けて回転軸と駆動部材とを接続し且つスプリン
グを緩めて回転軸と駆動部材との接続を解除するスプリ
ングクラッチとを備え、転写手段が回転しているカムに
押されて移動することにより、転写手段が中間転写体に
対して接離する画像形成装置であって、駆動部材に所定
の負荷を付与する負荷付与手段を備え、負荷付与手段
は、スプリングクラッチにより回転軸と駆動部材とが接
続される前に駆動部材に負荷を与え、スプリングクラッ
チにより回転軸と駆動部材とが接続されている間には、
駆動部材に対する負荷を解除していることを特徴とす
る。
【0007】この請求項1に記載の発明では、負荷付与
手段が駆動部材に所定の負荷を与えた後、スプリングク
ラッチのスプリングが回転軸及び駆動部材を締め付けて
回転軸及び駆動部材を接続する。回転軸及び駆動部材が
接続されると、負荷付与手段は駆動部材に与えていた負
荷を解除し、カムは駆動部材からの駆動により回転軸と
一緒に回転する。
【0008】負荷付与手段は、回転軸と駆動部材とが接
続する前に、駆動部材に所定の負荷を与えていることに
より、スプリングの締付け時の衝撃による駆動部材の急
激な負荷変動(トルク変動)を抑えることができるの
で、急激な負荷変動に起因する振動を防止でき、この振
動による異常画像の発生を防止できる。また、負荷付与
手段は、回転軸と駆動部材とが接続すると、駆動部材に
与えていた負荷を解除するので、駆動部材にかかる負荷
トルクを低減することができる。
【0009】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、回転軸と駆動部材とが接続される前
に、負荷付与手段は、駆動部材に段階的に大きくなる負
荷を与えることを特徴とする。
【0010】この請求項2に記載の発明は、請求項1に
記載の発明と同様な作用効果を奏するとともに、負荷付
与手段が、駆動部材に対して段階的に大きくなる負荷を
与えることにより、回転軸と駆動軸とが接続されたとき
における駆動部材の急激な負荷変動を更に防止できる。
【0011】請求項3に記載の発明は、請求項1又は2
に記載の発明において、負荷付与手段は、スプリングク
ラッチにより回転軸と駆動部材との接続が解除された後
に、駆動部材に負荷を与えることを特徴とする。
【0012】この請求項3に記載の発明では、請求項1
又は2に記載の発明と同様な作用効果を奏するととも
に、回転軸と駆動部材との接続が解除された後に、負荷
付与手段が駆動部材に負荷を与えることにより、回転軸
と駆動部材との接続が解除された後の駆動部材の急激な
負荷変動を抑えることができるので、急激な負荷変動に
起因して発生する振動を防止でき、異常画像の発生を更
に防止できる。
【0013】請求項4に記載の発明は、請求項3に記載
の発明において、回転軸と駆動部材との接続が解除され
た後に、負荷付与手段は段階的に小さくなる負荷を駆動
部材に与えることを特徴とする。
【0014】この請求項4に記載の発明では、請求項3
に記載の発明と同様な作用効果を奏するとともに、負荷
付与手段が、駆動部材に対して段階的に小さくなる負荷
を与えることにより、回転軸と駆動軸との接続が解除さ
れた後における駆動部材の急激な負荷変動を更に防止で
きる。
【0015】請求項5に記載の発明は、請求項1乃至4
のいずれかに記載の発明において、負荷付与手段が駆動
部材に対する負荷を解除している時間は、スプリングク
ラッチが半回転する時間であることを特徴とする。
【0016】この請求項5に記載の発明では、請求項1
乃至4のいずれかに記載の発明と同様な作用効果を奏す
るとともに、例えば、半回転する度に転写手段が中間転
写体に接離するカムを用いた場合においては、スプリン
グクラッチの半回転とカムの半回転とが一致しており、
このような場合(カムの動作時間が予めわかっている場
合)、負荷付与手段は、スプリングクラッチが半回転す
る時間だけ、駆動部材に負荷を与えれば良く、駆動部材
に負荷を与える時間の設定が容易である。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、添付した図面を参照しなが
ら本発明の実施の形態を詳細に説明する。図1は、本発
明を適用した画像形成装置を概略的に示す構成図であ
る。図1に示すように、カラー画像が作成可能なプリン
タである画像形成装置40は、ベルト状感光体(像担持
体)1を備え、ベルト状感光体1は回転ロ−ラ2、3に
より回転可能に支持され、矢印Aの方向に回転される。
【0018】感光体1の外周部には帯電装置4、除電ラ
ンプL、感光体用1のクリ−ニングブレ−ド15Aが配
置されている。帯電装置4の下流位置には、レ−ザ書き
込みユニット5とを有している。書き込みユニット5
は、図示しないレーザ発光部と、レーザ発光部の発光を
制御する発光駆動制御部(図示せず)と、ポリゴンミラ
ー5Bと、ポリゴンミラー5Bの回転用モータ5Aと、
f/θレンズ5Cと、反射ミラー5Fとから主に構成さ
れている。
【0019】この光書き込みユニット5は、この構成に
よって、カラースキャナからのカラー画像データを光信
号に変換して、原稿画像に対応した光書き込みを行い、
感光体1の表面上に静電潜像を形成する。即ち、レーザ
発光部からのレーザ光5Dは、モータ5Aにより回転駆
動されるポリゴンミラー5Bにより走査され、f/θレ
ンズ5C及び反射ミラー5Fなどを経て、感光体1に至
り、帯電された感光体1上に書き込み情報に対応した静
電潜像を成形する。
【0020】光書込ユニット5より下流の位置には、複
数の現像器が切り替え自在に支持された多色現像装置6
が配置されている。多色現像装置6は、収容するトナ−
の色毎に、イエロ−現像ユニットY、マゼンタ現像ユニ
ットM、シアン現像ユニットCを備えている。多色現像
装置6の上部には黒色トナ−を収容した黒現像ユニット
7が備えられている。上記の現像ユニットのいずれか一
つが、対応する色の現像タイミングに同期し、現像可能
な位置に移動する。
【0021】多色現像装置6は本実施例では、円周上1
20度の回転により、上記現像ユニットY、M、Cの選
択を行う機構を有している。そしてこれらの現像ユニッ
トが稼動するときには、黒現像ユニット7は、感光体1
より離間した位置に移動する。その移動は、カム45の
回転により制御される。
【0022】感光体1上の静電潜像は前述の多色現像装
置6、黒色現像ユニット7で現像され、トナ−による顕
像が感光体1表面に形成・保持される。この感光体1は
その上部が、中間転写体である中間転写ベルト10に接
している。
【0023】中間転写ベルト10は回転ロ−ラ11、1
2に回転可能に支持されている。感光体1上のトナー像
は、中間転写ベルト10の裏側にあるバイアス印加部1
3により、中間転写ベルト10表面に転写される。一
方、感光体1は1色毎にクリ−ニングされ、所定の色の
トナ−像が順次感光体1上に形成され、その都度中間転
写ベルト10の1回転毎に中間転写ベルト10上の同じ
位置に転写されて、中間転写ベルト10上で複数色重ね
られたカラ−トナ−像が形成される。この中間転写ベル
ト10上で複数色重ねられたカラ−トナ−像は、紙やプ
ラスチック等の転写材17Aに転写される転写材17A
への転写に際しては、給紙装置(給紙カセット)17に
収容されれている転写材が給紙ロ−ラ18、搬送ロ−ラ
対19、レジストロ−ラ対20を経て中間転写ベルト1
0と転写ロ−ラ(転写手段)14のニップに、転写材1
7Aと画像の位置が正規のものとなるよう、タイミング
がとられて搬送される。
【0024】転写ロ−ラ14の作用で、中間転写ベルト
10上の複数色のトナー像を一括して受け渡された転写
材17Aは、定着装置50に送られ、転写材17A上の
トナー像が定着され、排紙ロ−ラ対51により本体フレ
−ム9の上部の排紙スタック部52に排出される。尚、
図1では転写ロ−ラ14は接触状態にある。
【0025】中間転写ベルト10には、回転ロ−ラ11
の部位に中間転写ベルト用クリ−ニング装置16が設け
られ、クリ−ニングブレ−ド16Aがクリ−ニングブレ
−ド接離用ア−ム16Cを介して接離自在の構成となっ
ている。このクリ−ニングブレ−ド16Aは、感光体1
からトナー像(トナ−画像)を受け取る工程では、中間
転写ベルト10から離れ、中間転写ベルト10より転写
材17Aにトナー画像を転写した後に接触するようにな
っていて、転写材17Aにトナー画像を転写した後の残
留トナーを掻き取る。
【0026】クリーニングブレード15A、16Aはす
でに記したように、感光体1用と中間転写ベルト10用
とが有る。これらのブレード15A、16Aが掻き取っ
た廃トナー(残留トナー)は、本実施の形態では、回収
容器15に収納し、その容器を適宜交換するようになっ
ている。即ち、中間転写ベルト用クリ−ニング装置16
の内部に設けたオ−ガ16Bが、ブレード15Aがかき
とった廃トナ−を搬送し、不図示の搬送手段で回収容器
15に送るようになっている。
【0027】図2に示すように、ユニット化されたプロ
セスカ−トリッジ31は、感光体1、帯電装置4、中間
転写ベルト10、クリ−ニング装置16、用紙搬送路を
形成する搬送ガイド30などを一体に組み込み、寿命到
来時に交換可能な構成になっている。また、プロセスカ
−トリッジ31の交換のほかに、多色現像器6、黒現像
器7なども寿命到来時に交換するが、その交換性やジャ
ムした転写材の処理を容易にする為、本体の一部の前フ
レ−ム8は、支軸9Aを回転中心として回動・開放が可
能な構成にしてある。
【0028】なお、装置本体内には、図中左側に、電送
・制御装置Eが収納されている。その上方には、ファン
Fが備えられており機内の温度過昇防止の為に排風す
る。また、装置本体内には、図中右側に比較的小規模の
別の給紙装置MFが備えられている。図中OPはオペレ
ーションパネルである。
【0029】図4は、転写ロ−ラの接離動作を行う接離
機構を概略的に示す構成図である。図4に示すように、
転写ローラ14は、離接機構(接離手段)85により中
間転写ベルト10に離接可能になっている。離接機構
は、装置本体に支持された回転軸70に回転自在に支持
されたブラケット71と、カム65と、カム65の回転
軸を駆動元からの駆動力を伝達する伝達ギヤ74に歯合
する入力ギヤ(駆動部材)61と、負荷付与装置80と
を備えている。
【0030】転写ローラ14は、ブラケット71に回転
自在に支持されている。ブラケット71は、カム軸60
に固定されたカム65に支持されており、カム65の回
転により転写ローラ14は、中間転写ベルト10に接す
る転写位置と、中間転写ベルト10から離れる離間位置
とに移動するようになっている。
【0031】即ち、カム65が図中実線の位置にあると
きには、転写ローラ14は離間位置に位置しており、カ
ム65が実線の位置から一点鎖線の位置にまで回転した
とき、ブラケット71が矢印Z方向(重力方向)に回動
することにより、転写ローラ14が転写位置に位置す
る。尚、カム65が一点鎖線の位置から実線の位置にま
で回動した場合には、反重力方向の移動となるので、カ
ム65が実線の位置から一点鎖線の位置まで回転する場
合に比べて必要動作力が大となり、必要とする負荷トル
クも大となる。
【0032】図3に示すように、カム65が固定された
カム軸60には、本体駆動系からの駆動を伝達する伝達
ギヤ74より回転力を受ける入力ギヤ(駆動部材)61
が、カム軸60に対して回転自在に支持されており、入
力ギヤ61とカム軸60とはスプリングクラッチ81に
より接続されることにより、入力ギヤ61の駆動がカム
軸60に伝わるようになっている。尚、本実施の形態で
は、入力ギヤ61とスプリングクラッチ81とで間欠駆
動部83を構成している。
【0033】入力ギヤ61のボス部61aには、スプリ
ングクラッチ81のスプリング62がセットされてお
り、通常、スプリング62の凸部63は、図示しないラ
チェット状の爪がかかり、この爪がストッパとなってス
プリング62が緩んで入力ギヤ61とカム軸60とはフ
リー状態となる。このスプリング62は、カム軸60の
出力ボズ64とは食いつき状態となって一体となってい
る。また、出力ボス64はカム軸60とは回転止めがな
され、一体構造となっている。
【0034】ここで、スプリング62の凸部63にかか
っていたストッパが、この凸部63から離れると、スプ
リング62が入力ギヤ61のボス部61aに食いつき、
入力ギヤ61の回転力が、スプリング62を介してカム
軸60に伝達され、カム65が回転するようになってい
る。
【0035】また、入力ギヤ61には、入力ギヤ61に
所定の負荷を与える負荷付与装置(負荷付与手段)80
が設けられている。負荷付与装置80は、入力ギヤ61
に歯合する負荷付与ギヤ76と、負荷付与ギヤ67を駆
動する負荷駆動部73と、負荷駆動部73に電流を流す
電源75とを備えており、負荷駆動部73と負荷付与ギ
ヤ76とは同軸上に設けられている。
【0036】本実施の形態では、負荷駆動部73とし
て、電源73からの電流値に応じて、ブレーキ力が異な
るパウダーブレーキを用いていており、入力ギヤ61の
ボス部61aに対してスプリング62が食いついたとき
(ストッパがONのとき)及びスプリング62の食いつ
きが解除されたとき(ストッパがOFFのとき)にタイ
ミングを合わせて、電源75から駆動部73に電流を流
すようになっている。
【0037】次に、上述した構成に基づき、本実施の形
態の作用を説明する。中間転写ベルト10に感光体1か
らトナー像が転写されている間において、カム65は図
4の実線の位置に位置しており、転写ローラ14が中間
転写ベルト10から離れている。
【0038】感光体1から中間転写ベルト10へのトナ
ー像の転写が終了し、中間転写ベルト10から転写材に
トナー像を一括転写するときにおいて、図5に示すよう
に、スプリングクラッチ81のスプリング62が入力ギ
ヤ61のボス部61aを締め付けるタイミング(ストッ
パがOFFするタイミング)よりも、Δt1早く負荷駆
動部73に電源75から段階的に大きくなる電流i1が
流れ始め、スプリング62がボス部61aを締め付けた
ときに、電流をOFFする。スプリング62がボス部6
1aを締め付けることにより、入力ギヤ61の駆動力が
回転軸60に伝達し、カム65は図4の実線の位置から
一点鎖線の位置に向けて(重力方向に向けて)回転す
る。
【0039】このように、負荷付与装置80は、回転軸
60と入力ギヤ61とが接続する前に、入力ギヤ61に
所定の負荷を与えていることにより、スプリング62の
締付け時の衝撃による入力ギヤ61の急激な負荷変動
(トルク変動)を抑えることができるので、急激な負荷
変動に起因する振動を防止でき、この振動による異常画
像の発生を防止できる。
【0040】本実施の形態では、カム65がスプリング
クラッチ81と一緒に、図4の実線の位置から一点鎖線
の位置に向けて回転する時間(カム65が半回転する時
間)はΔt2である。このΔt2を過ぎてから、即ち、
転写ローラ14が中間転写ベルト10に接したとき、ス
プリング62が緩んで(ストッパがON)回転軸60と
入力ギヤ61の接続が解除されるとともに、電源75を
ONして(通電を開始して)負荷駆動部73に段階的に
小さくなる電流i1を流す。これによって、入力ギヤ6
1に負荷が与えられ、回転軸60と入力ギヤ61との接
続が解除された後の入力ギヤ61の急激な負荷変動を抑
える。
【0041】そして、中間転写ベルト10のトナー像
は、転写ローラ14により転写材に転写され、転写終了
後、再び感光体1から中間転写ベルト10へのトナー像
転写が始まる。感光体1から中間転写ベルト10へのト
ナー像転写が開始する前において、スプリングクラッチ
81のスプリング62が入力ギヤ61のボス部61aを
締め付けるタイミングよりも、Δt1早く負荷駆動部7
3に電源75から段階的に大きくなる電流i2が段階的
に流れ始め、スプリング62がボス部61aを締め付け
たときに、電源75をOFFする。尚、本実施の形態で
は、カム65が重力方向に向けて回転するときに負荷駆
動部73に流れる電流i1よりも、カム65が反重力方
向に向けて回転するときに負荷駆動部73に流れる電流
i2を大きく設定している(i1<i2に設定してい
る)。
【0042】その後、カム65が図4の一点鎖線の位置
から実線の位置に向けて回転している間(Δt2間)に
は、電源75がOFF状態であり、カム65が実線の位
置に位置して、回転軸60と入力ギヤ61の接続が解除
されるとともに、電源75をONにして段階的に小さく
なる電流i2を流し、入力ギヤ61に負荷を与える。
【0043】本発明は、上述した実施の形態に限定され
ず、その要旨を逸脱しない範囲内において、種々の変形
が可能である。例えば、本実施の形態では、負荷駆動部
73への通電を停止している時間、即ち、入力ギヤ61
に負荷を与えていない時間は、図5に示すΔt2(カム
65が半回転する時間)であったが、これに限定され
ず、カム65の形状等に応じて適宜変更可能である。
【0044】本発明は、画像形成装置40としてプリン
タを用いたが、これに限定されず、例えば、複写機、フ
ァクシミリ、或いはこれらの複合機に適用しても同様な
作用効果を得る。
【0045】
【発明の効果】請求項1に記載の発明では、負荷付与手
段は、回転軸と駆動部材とが接続する前に、駆動部材に
所定の負荷を与えていることにより、スプリングの締付
け時の衝撃による駆動部材の急激な負荷変動(トルク変
動)を抑えることができるので、急激な負荷変動に起因
する振動を防止でき、この振動による異常画像の発生を
防止できる。また、負荷付与手段は、回転軸と駆動部材
とが接続すると、駆動部材に与えていた負荷を解除する
ので、駆動部材にかかる負荷トルクを低減することがで
きる。
【0046】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明と同様な効果を奏するとともに、負荷付与手段
が、駆動部材に対して段階的に大きくなる負荷を与える
ことにより、回転軸と駆動軸とが接続されたときにおけ
る駆動部材の急激な負荷変動を更に防止できる。
【0047】請求項3に記載の発明では、請求項1又は
2に記載の発明と同様な効果を奏するとともに、負荷付
与手段が回転軸と駆動部材との接続が解除された後に、
駆動部材に負荷を与えることにより、回転軸と駆動部材
との接続が解除された後の駆動部材の急激な負荷変動を
抑えることができるので、急激な負荷変動に起因して発
生する振動を防止でき、異常画像の発生を更に防止でき
る。
【0048】請求項4に記載の発明では、請求項3に記
載の発明と同様な効果を奏するとともに、負荷付与手段
が、駆動部材に対して段階的に小さくなる負荷を与える
ことにより、回転軸と駆動軸との接続が解除された後に
おける駆動部材の急激な負荷変動を更に防止できる。
【0049】請求項5に記載の発明では、請求項1乃至
4のいずれかに記載の発明と同様な効果を奏するととも
に、半回転する度に転写手段が中間転写体に接離するカ
ムを用いた場合においては、スプリングクラッチの半回
転とカムの半回転とが一致しており、カムの動作時間が
予めわかっている場合、負荷付与手段は、スプリングク
ラッチが半回転する時間だけ駆動部材に負荷を与えれば
良く、駆動部材に負荷を与える時間の設定が容易であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したプリンタを概略的に示す構成
図である。
【図2】図1のプリンタからプロセスカートリッジを取
り外した状態を示す図である。
【図3】接離機構を概略的に示す構成図である。
【図4】カムと転写ローラを支持するブラケットと関係
を示す図である。
【図5】電源から負荷駆動部への電流が流れるタイミン
グを説明するグラフであり、(a)はストッパのON、
0FFを示し、(b)は電源からの電流と時間との関係
を示している。
【符号の説明】
1 感光体(像担持体) 10 中間転写ベルト(中間転写体) 14 転写ローラ(転写手段) 40 プリンタ(画像形成装置) 60 カムの回転軸 61 入力ギヤ(駆動部材) 62 スプリング 65 カム 80 負荷付与装置(負荷付与手段) 81 スプリングクラッチ 83 間欠駆動部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像担持体から異なる色のトナー像を順次
    重ね合わせて形成した中間転写体のフルカラー画像を転
    写材に一括転写する転写手段と、転写手段を中間転写体
    に接離させる接離手段とを備え、接離手段は、回転軸に
    固定されたカムと、回転軸を間欠に駆動する間欠駆動部
    とを備え、間欠駆動部は、回転軸を駆動する駆動部材
    と、スプリングを締付けて回転軸と駆動部材とを接続し
    且つスプリングを緩めて回転軸と駆動部材との接続を解
    除するスプリングクラッチとを備え、転写手段が回転し
    ているカムに押されて移動することにより、転写手段が
    中間転写体に対して接離する画像形成装置であって、 駆動部材に所定の負荷を付与する負荷付与手段を備え、
    負荷付与手段は、スプリングクラッチにより回転軸と駆
    動部材とが接続される前に駆動部材に負荷を与え、スプ
    リングクラッチにより回転軸と駆動部材とが接続されて
    いる間には、駆動部材に対する負荷を解除していること
    を特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 回転軸と駆動部材とが接続される前に、
    負荷付与手段は、駆動部材に段階的に大きくなる負荷を
    与えることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装
    置。
  3. 【請求項3】 負荷付与手段は、スプリングクラッチに
    より回転軸と駆動部材との接続が解除された後に、駆動
    部材に負荷を与えることを特徴とする請求項1又は2に
    記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 回転軸と駆動部材との接続が解除された
    後に、負荷付与手段は段階的に小さくなる負荷を駆動部
    材に与えることを特徴とする請求項3に記載の画像形成
    装置。
  5. 【請求項5】 負荷付与手段が駆動部材に対する負荷を
    解除している時間は、スプリングクラッチが半回転する
    時間であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか
    に記載の画像形成装置。
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