JP2002138762A - 両開き用ピボットヒンジおよびそれを用いた面格子 - Google Patents

両開き用ピボットヒンジおよびそれを用いた面格子

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JP2002138762A
JP2002138762A JP2000372133A JP2000372133A JP2002138762A JP 2002138762 A JP2002138762 A JP 2002138762A JP 2000372133 A JP2000372133 A JP 2000372133A JP 2000372133 A JP2000372133 A JP 2000372133A JP 2002138762 A JP2002138762 A JP 2002138762A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】180度回転できる一対の面格子のとりつけに
用いるピボットヒンジを提供する。 【解決手段】断面四角形状の上枠9および下枠10のそ
れぞれの長手方向中間部に固定される固定部材1と、隣
接する一対の戸それぞれの上部および下部にとりつけら
れる回転部材4,5とを備えており、上記固定部材1は
垂直部と水平部を備える略L型に形成しており、この垂
直部と水平部が上記上枠9および下枠10の垂直面と水
平面に対して2面から当接せしめた状態で該固定部材1
の水平部に止具を介して固定できるように構成されてお
り、さらに該固定部材1の垂直部には軸挿入孔を形成し
ており、一方回転部材4,5は戸の取付部の一側に軸挿
入孔を形成しており、上記固定部材1と回転部材4,5
は各軸挿入孔に軸棒を通して上下方向に一体的に、かつ
回転部材4,5が回転可能に形成されていることを特徴
とする両開き用ピボットヒンジ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は両開き用ピボットヒ
ンジならびにそのヒンジを用いた両開きのできる面格子
に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】従来観音開き式の面格
子は、それぞれ両側の窓枠とヒンジを介して開閉自在に
取り付けられている。ところがベランダ、バルコニ、廊
下等に設置されている面格子の両側に位置している建物
の外壁が面格子よりも外側に突出しているために、面格
子は一杯に開けても90〜130度くらいであり、それ
ゆえに戸の先端側が上記ベランダ、バルコニ、廊下等の
通路にまで大きく突出するので緊急避難時の人や物品の
進行の妨げとなっていた。これが高層マンションにおい
ては死傷事故につながるという大きな問題であった。上
記の問題点を解決するために本発明者は鋭意工夫を重ね
て後述する特殊な構造のピボットヒンジならびにそれを
用いた面格子を発明したのである。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明つぎの特徴を備え
ている。その一つは「断面四角形状の上枠および下枠の
それぞれの長手方向中間部に固定される固定部材と、隣
接する一対の戸それぞれの上部および下部にとりつけら
れる回転部材とを備えており、上記固定部材は垂直部と
水平部を備える略L型に形成しており、この垂直部と水
平部が上記上枠および下枠の垂直面と水平面に対して2
面から当接せしめた状態で該固定部材の水平部に止具を
介して固定できるように構成されており、さらに該固定
部材の垂直部には軸挿入孔を形成しており、一方回転部
材は戸の取付部の一側に軸挿入孔を形成しており、上記
固定部材と回転部材は各軸挿入孔に軸棒を通して上下方
向に一体的に、かつ回転部材が回転可能に形成されてい
ることを特徴とする両開き用ピボットヒンジ」である。
その二つは「隣接している一対の戸が相手の戸の側に略
180度回転できる面格子であり、かつ上記記載のピボ
ットヒンジを備えることを特徴とする面格子」である。
【0004】
【作用】本発明によれば、ピボットヒンジの固定部材を
予め上下枠の長手方向の中間位置に固定し、ついで軸棒
を介して中間にくる回転部材と内側にくる回転部材を一
体的にセットする。しかるのち隣接する一対の戸(面格
子)の縦さんと上記回転部材をビス等で止着してとりつ
ける。
【0005】この状態では固定部材の垂直部と水平部が
上記枠の垂直面と水平面の2面に対して当接状態で、か
つ水平部において止具を介して固定されているので強固
な固定となり、したがって軸棒を介して一体に連結して
いる回転部材ならびにこれに止着される面格子の取付け
安定性が確保される。
【0006】さらに戸の開閉はスムーズにでき、かつ開
口できる角度は相手の戸の側に略180度回転可能であ
り、よってこの状態ではベランダ、バルコニ、廊下等の
避難通路に大きく突出して通路を塞ぐという従来の問題
点は全く解消したこととなり、通路は広いままで使用で
きるので従来の欠点であった高層マンションにおける避
難時の死傷事故が解消できる。
【0007】
【実施例】以下図面を用いて本発明の実施例について説
明する。図1はピボットヒンジの固定部材を示す。1は
硬質の合成樹脂製、アルミダイカスト製等からなる固定
部材で、上枠および下枠の長手方向中間位置に固定され
る。図示では下枠10に止具で固定している。2は水平
部、3は垂直部で略L型に成型されている。しかして図
のように上下枠に対して枠の垂直面と水平面の2面から
当接する構造である。水平部2には両側に当部2aが一
体成型されており、中央部には止具挿入孔2cが形成さ
れている。この当部によって水平部と枠の水平面との接
触面積を大きくして、固定部材の支持を安定させてい
る。垂直部3には軸棒を挿入する軸挿入孔2bを形成し
ている。
【0008】図2はピボットヒンジの回転部材を示す。
4は略方形板状の回転部材である。材質は前記固定部材
と同じである。4aは戸の取付部で、止具孔4cを介し
て止具によって一方側の戸(面格子)の側端の縦さんに
固定される。8aは縦さんである。4bは取付部の一側
に設けた軸部で、4dはそこに形成している貫通状の軸
挿入孔である。この回転部材は図4に示しているように
固定部材の内側に続いて設けられている。
【0009】図3は図2と同様にピボットヒンジの略方
形板状の回転部材である。この回転部材は他方側の面格
子の側端の縦さんにとりつけられる。図4で示している
ように回転部材4のさらに内側に取付けられる。5aは
戸の取付部、5cは止具孔、5bは軸部で、5dは一端
を塞いでいる軸挿入孔である。
【0010】図4は前記図1〜3で示すピボットヒンジ
の各部材をセットした状態を示している。上枠9および
下枠10には固定部材1がとりつけられており、これの
軸挿入孔に回転部材の回転軸となる軸棒6が立設されて
いる。この軸棒に回転部材4、5の軸挿入孔が挿入され
て回転部材が回転可能となる。7は必要に応じてとりつ
けるリング状の座板またはパッキングで、これは回転部
材の回転時の接触摩擦を軽減してスムーズに回転させる
ために、部材の間にしかも軸棒に遊嵌状態で介在せしめ
ている。
【0011】図4では上下枠にピボットヒンジをそれぞ
れセットした状態をしめしているが、当業者であれば理
解できるように、下枠にとりつけているヒンジの各部材
は固定部材にとりつけている軸棒に回転部材の軸挿入孔
を上から単に挿入すれば一体的にセットできる。しかし
上枠にとりつけるヒンジは固定部材に取り付けた軸棒に
回転部材の軸挿入孔を挿入しただけでは脱落するので、
これが脱落しないでとりつけるための脱止め構造にする
ことは当然である。あるいは回転部材を予め戸(面格
子)に止具によってとりつけ、それを固定部材とセット
することも十分に理解できる。要はピボットヒンジを介
しての面格子の枠への取り付けは、戸の荷重を上下枠の
ヒンジにに分散するか、下枠のヒンジだけで受けるか、
あるいは取り付け手順も含めて適宜選択して決めればよ
い。
【0012】図5は本発明のピボットヒンジを用いた本
発明の面格子の略正面図である。断面四角形状の上下枠
9、10にはその長手方向中間部にピボットヒンジの固
定部材1が取り付けられており、これに回転部材4、5
が一体に取り付けられている。しかして回転部材4には
一方の面格子の縦さんが、回転部材5には他方の面格子
の縦さんが止具で止着されている。なお一対の面格子は
対称に形成されている。
【0013】図6は図5に示す一方(右側)の面格子を
外側(矢印方向)に開口し、他方(左側)の面格子に重
なる位置まで略180度回転した状態を示している。こ
の状態では避難通路に戸の先端が突出していない。一対
の面格子はどちらも開口できるが避難脱出時にはいずれ
か一方を素早く開口すればよい。
【0014】
【効果)本発明によれば、ピボットヒンジ
の固定部材を予め上下枠の長手方向の中間位置に固定
し、ついで軸棒を介して中間にくる回転部材と内側にく
る回転部材を一体的にセットする。しかるのち隣接する
一対の戸(面格子)の縦さんと上記回転部材をビス等で
止着してとりつける。この状態では固定部材の垂直部と
水平部が上記枠の垂直面と水平面の2面に対して当接状
態で、かつ水平部において止具を介して固定されている
ので強固な固定となり、したがって軸棒を介して一体に
連結している回転部材ならびにこれに止着される面格子
の取付け安定性が確保される。 【0015】さらに戸の開閉はスムーズにでき、かつ開
口できる角度は相手の戸の側に略180度回転可能であ
り、よってこの状態ではベランダ、バルコニ、廊下等の
避難通路に大きく突出して通路を塞ぐという従来の問題
点は全く解消したこととなり、通路は広いままで使用で
きるので従来の欠点であった高層マンションにおける避
難時の死傷事故が解消できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明ピボットヒンジの固定部材の一実施例を
示し、Aは平面図、BはAのX−X断面図、Cは右側面
図。
【図2】本発明ピボットヒンジの回転部材の一実施例を
示し、Aは正面図、BはAのY−Y断面図。
【図3】本発明ピボットヒンジの回転部材の他の実施例
を示し、Aは正面図、BはAのZ−Z断面図。
【図4】上下枠および戸の上部および下部にとりつけら
れる図1〜図3に示す部材を軸棒を介して一体にセット
した本発明ピボットヒンジの状態図。
【図5】本発明のピボットヒンジを用いた面格子の一実
施例を示す略正面図。
【図6】図5に示す面格子のピボットヒンジとの取付状
態および面格子の回転状態を示す略平面図。
【符号の説明】
1 固定部材 2 水平部 2b 軸挿入孔 3 垂直部 4、5 回転部材 4a、5a 取付部 4b、5b 軸部 4d、5d 軸挿入孔 6 軸棒 7 座板またはパッキング 8 戸(面格子) 8a 縦さん 9 上枠 10 下枠

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】断面四角形状の上枠および下枠のそれぞれ
    の長手方向中間部に固定される固定部材と、隣接する一
    対の戸それぞれの上部および下部にとりつけられる回転
    部材とを備えており、上記固定部材は垂直部と水平部を
    備える略L型に形成しており、この垂直部と水平部が上
    記上枠および下枠の垂直面と水平面に対して2面から当
    接せしめた状態で該固定部材の水平部に止具を介して固
    定できるように構成されており、さらに該固定部材の垂
    直部には軸挿入孔を形成しており、一方回転部材は戸の
    取付部の一側に軸挿入孔を形成しており、上記固定部材
    と回転部材は各軸挿入孔に軸棒を通して上下方向に一体
    的に、かつ回転部材が回転可能に形成されていることを
    特徴とする両開き用ピボットヒンジ。
  2. 【請求項2】隣接している一対の戸が相手の戸の側に略
    180度回転できる面格子であり、かつ請求項1記載の
    ピボットヒンジを備えることを特徴とする面格子。
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CN104141443A (zh) * 2014-07-28 2014-11-12 邹晃添 一种铝合金门
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