JP3032265U - 扉ヒンジ用ストッパー - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 建物の出入り口の扉を開く時、９０度以上に
開き過ぎる場合に起こる危険事故を防ぐため、９０度以
上に開かないようにするストッパーを扉に連動せしめ
る。 【解決手段】 中心軸受部１を頂点とし互いに直角に配
した等辺枠２，２の先端部を、中心軸受部から中央に配
した補強リブ３で支持した間隔保持枠４で固定し、等辺
枠２，２の先端部外側に緩衝ゴム板５を貼着してなるス
トッパー体Ａを、扉体Ｂの蝶番Ｃの軸に中心軸受部１を
枢着して扉体Ｂの開閉に連動せ、扉の開きを９０度に保
持するようにする。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、建物出入り口扉のヒンジの蝶番に取り付けて、扉の回動と共に作用 する扉ヒンジ用ストッパーに関する。

【０００２】

【考案が解決しようとする課題】

ヒンジに蝶番を用いたドアを開ける場合、人が出入する出入り口の幅は、扉の 幅だけ開けば一般には充分であり、そのためには扉は９０度開けばよいが、普通 それ以上開きがちで壁面に当たるまで開いて衝撃を与え、又後続の人に当たるな ど開き過ぎによる危険を伴うことが多い。９０度以上に開かないようにするため に、従来は別に図４のようなゴム製のくさび形挿着板Ｄを扉と床の間に嵌着して ドアの開度を保持したり、図５の戸当りＥや帽子掛けＦを取り付けて対応してい た。くさび形挿着板Ｄの場合は、嵌着する手間が煩わしく更に、保管場所に困り 、紛失するなど問題点があり、又戸当りや帽子掛けは９０度の開きを保持するこ とは出来ない。本願考案は扉の蝶番に嵌挿してドアの開閉に連動させ、確実に９ ０度の開きを保持するようにしたものである。

【０００３】

【課題を解決するための手段】

本考案は扉ヒンジの蝶番に組み合わせて使用するもので、中心軸受部１を頂点 とし互いに直角に配した等辺枠２，２の先端部を、中心軸部から中央に配した補 強リブ３で支持した間隔保持枠４で固定し、等辺枠２，２の先端部外側に緩衝ゴ ム板５を貼着してなるストッパー体Ａを、扉体Ｂの蝶番Ｃの軸に中心軸受部１を 枢着して扉体Ｂの開閉に連動せ、扉の開きを９０度に保持するようにした。

【０００４】

【考案の実施の形態】

本考案は扉ヒンジの蝶番に組み合わせて使用するもので、中心軸受部１を頂点 とし互いに直角に配した等辺枠２，２の先端部を、中心軸部から中央に配した補 強リブ３で支持した間隔保持枠４で固定して二等辺直角三角形を構成し、等辺枠 ２，２の先端部外側に緩衝ゴム板５を貼着してなるストッパー体Ａを、扉体Ｂの 蝶番Ｃの軸に中心軸受部１を枢着して扉体Ｂの開閉に連動するように壁と扉との 間に介装させ、扉の最大開きを９０度に保持するものである。なお本願ストッパ ー体Ａは扉ヒンジの蝶番ごとに１個づつ組み合わせて用いるもので、扉の開閉に 応じて邪魔にならずに自由に回動し、開き角度の最大９０度でストッパーとなっ て開きを止め開き過ぎによる事故を防止する。この場合、等辺枠の緩衝ゴム板５ が衝撃をやわらげると共に、ストッパー体が扉が強く開いて扉枠との間で圧迫さ れても、補強リブ３に支持された間隔保持枠４は等辺枠２，２の９０度形状を頑 強に保持して変形することがない。

【０００５】

【考案の効果】

本考案は、扉ヒンジの蝶番に、蝶番ごとに組み合わせて用いるもので、取り付 け簡単で、扉の開閉動作を阻害することなく最大９０度の拡開を頑強に保持して 、扉の開き過ぎによる危険事故を防止することが出来る効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の斜視図である。

【図２】本考案の取り付け状態を示す平面図である。

【図３】本考案の取り付け状態を示す正面図である。

【図４】従来のストッパーの斜視図である。

【図５】従来のストッパーの正面図である。

【符号の説明】

１ 中心軸受部 ２ 等辺枠 ３ 補強リブ ４ 間隔保持枠 ５ 緩衝ゴム Ａ ストッパー体 Ｂ 扉体 Ｃ 蝶番

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 中心軸受部を頂点とし互いに直角に配し
   た等辺枠の先端部を、中心軸受部から中央に配した補強
   リブで支持した間隔保持枠で固定し、等辺枠の先端部外
   側に緩衝ゴム板を貼着してなるストッパー体を、扉体の
   蝶番の軸に中心軸受部を枢着して扉体の開閉に連動せ、
   扉の開きを９０度に保持するようにした扉ヒンジ用スト
   ッパー。