JPS5817903Y2 - 建築用開き戸 - Google Patents
建築用開き戸Info
- Publication number
- JPS5817903Y2 JPS5817903Y2 JP1978131844U JP13184478U JPS5817903Y2 JP S5817903 Y2 JPS5817903 Y2 JP S5817903Y2 JP 1978131844 U JP1978131844 U JP 1978131844U JP 13184478 U JP13184478 U JP 13184478U JP S5817903 Y2 JPS5817903 Y2 JP S5817903Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- door
- door frame
- wall
- architectural
- anchor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Landscapes
- Door And Window Frames Mounted To Openings (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は、大地震等により壁面に層間変位を生じても
簡単に開き操作のできる建築用開き戸に関するものであ
る。
簡単に開き操作のできる建築用開き戸に関するものであ
る。
最近地震の被害調査等により、大地震においては壁面の
層間変位によりマンション等集合住宅の玄関ドアが開か
なくなり、避難上問題のあることが明らかとなった。
層間変位によりマンション等集合住宅の玄関ドアが開か
なくなり、避難上問題のあることが明らかとなった。
従来のドアは第1図および第2図に示すように取り付け
られ、下記のような特徴を有する。
られ、下記のような特徴を有する。
(a)構造体の一部である壁面に開口部を設け、ドア枠
2をアンカー5により壁体に結合し、その間隙にモルタ
ル6を充填して剛接合する。
2をアンカー5により壁体に結合し、その間隙にモルタ
ル6を充填して剛接合する。
(b)ドア1は上記のドア枠2に蝶番またはピボットヒ
ンジ4により取り付けられる。
ンジ4により取り付けられる。
(C)ドア枠2とドア1とのすき間(開閉側)はドア1
の開閉に支障がなく、甲種防火戸の規格を満足する様な
間隔で取り付けられる。
の開閉に支障がなく、甲種防火戸の規格を満足する様な
間隔で取り付けられる。
(一般には2〜3mm)
そしてその結果、大地震等により壁面に層間変位を生じ
た場合、 (i)ドア1はドア枠2と接触し、摩擦力が増加して開
閉しにくくなる。
た場合、 (i)ドア1はドア枠2と接触し、摩擦力が増加して開
閉しにくくなる。
(ii)ドアは蝶番またはピボットヒンジ4を中心軸と
して開閉するが、ドア枠2とのすき間が小さくなること
により、厚みを有するドア1の回転が不能となり開き操
作ができなくなる。
して開閉するが、ドア枠2とのすき間が小さくなること
により、厚みを有するドア1の回転が不能となり開き操
作ができなくなる。
(iii)ドア枠2の変形によりドア1にも荷重が伝わ
り、蝶番またはピボットヒンジ4が曲げ変形を受はスム
ーズな開閉が不能となる。
り、蝶番またはピボットヒンジ4が曲げ変形を受はスム
ーズな開閉が不能となる。
等の要素を含んでいる。
この考案はこのような事情に鑑み案出されたもので、以
下図示した実施例に基づいて説明する。
下図示した実施例に基づいて説明する。
この考案の開き戸は、開き戸としての安全性が低下しな
い程度に従来の開き戸における壁体3とドア枠2間のモ
ルタル6充填による剛接合ケ所の面内剛性を弱めるもの
で、そのことによりドア枠2の変形によるドア1への伝
達荷重を小さくしである。
い程度に従来の開き戸における壁体3とドア枠2間のモ
ルタル6充填による剛接合ケ所の面内剛性を弱めるもの
で、そのことによりドア枠2の変形によるドア1への伝
達荷重を小さくしである。
具体的にはドア枠2を壁体3に固定しているアンカー5
のドア枠2と壁体3の間の部分に可縮部を設け、従来の
開き戸におけるモルタル6の充填を行なわず、かわりに
表面部分に弾性シーリング材9等を詰めて隙間を塞ぐ。
のドア枠2と壁体3の間の部分に可縮部を設け、従来の
開き戸におけるモルタル6の充填を行なわず、かわりに
表面部分に弾性シーリング材9等を詰めて隙間を塞ぐ。
可縮部としては第3図に示すようにスプリング8または
板バネ等を用い、その弾性により、ドア枠2等の変形を
吸収する形式のものや、あるいは第4図に示すように座
屈を起こしやすい形状にした金具8′等を用い、ドア枠
2の変形に対し、可縮部がつぶれることにより対処する
形式のもの等が考えられる。
板バネ等を用い、その弾性により、ドア枠2等の変形を
吸収する形式のものや、あるいは第4図に示すように座
屈を起こしやすい形状にした金具8′等を用い、ドア枠
2の変形に対し、可縮部がつぶれることにより対処する
形式のもの等が考えられる。
この考案は以上の構成からなり、たとえ地震時に壁面変
位が生じても、ドア枠を壁体に固定しているアンカーの
可縮部がドア枠の変形に追従し、ドア枠とドアとの接触
を緩和できるので、容易にドアの開閉を行なうことがで
き、防災上非常に有用である。
位が生じても、ドア枠を壁体に固定しているアンカーの
可縮部がドア枠の変形に追従し、ドア枠とドアとの接触
を緩和できるので、容易にドアの開閉を行なうことがで
き、防災上非常に有用である。
また機構が簡単で、取り付は作業も従来の開き戸と変わ
るところが少ないので容易である。
るところが少ないので容易である。
第1図は従来例の横断面図、第2図は従来例の正面図、
第3図はこの考案の開き戸の横断面図、第4図は他の実
施例の横断面図である。 1・・・・・・ドア、2・・・・・・ドア枠、3・・・
・・・壁体、4・・・・・・蝶番またはピボットヒンジ
、5・・・・・・アンカー、6・・・・・・モルタル(
充填用)、7・・・・・・モルタル(表面仕上げ用)、
8・・・・・・スプリング、8′・・・・・・金具、9
・・・・・・弾性シーリング材、10・・・・・・鉄筋
。
第3図はこの考案の開き戸の横断面図、第4図は他の実
施例の横断面図である。 1・・・・・・ドア、2・・・・・・ドア枠、3・・・
・・・壁体、4・・・・・・蝶番またはピボットヒンジ
、5・・・・・・アンカー、6・・・・・・モルタル(
充填用)、7・・・・・・モルタル(表面仕上げ用)、
8・・・・・・スプリング、8′・・・・・・金具、9
・・・・・・弾性シーリング材、10・・・・・・鉄筋
。
Claims (3)
- (1)ドア枠を壁体に固定するアンカーのドア枠と壁体
との間の部分にドア枠の変形に追従可能な可縮部を設け
、前記ドア枠と壁体との間の間隙表面部分は弾性シーリ
ング材でシールしであることを特徴とする建築用開き戸
。 - (2)アンカーの可縮部はスプリングまたは板バネであ
る実用新案登録請求の範囲第1項記載の建築用開き戸。 - (3)アンカーの可縮部は座屈を起こしやすい形状の金
具である実用新案登録請求の範囲第1項記載の建築用開
き戸。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1978131844U JPS5817903Y2 (ja) | 1978-09-26 | 1978-09-26 | 建築用開き戸 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1978131844U JPS5817903Y2 (ja) | 1978-09-26 | 1978-09-26 | 建築用開き戸 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5548907U JPS5548907U (ja) | 1980-03-31 |
JPS5817903Y2 true JPS5817903Y2 (ja) | 1983-04-11 |
Family
ID=29098817
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1978131844U Expired JPS5817903Y2 (ja) | 1978-09-26 | 1978-09-26 | 建築用開き戸 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5817903Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016000920A (ja) * | 2014-06-12 | 2016-01-07 | 大成建設株式会社 | 扉枠構造 |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010144404A (ja) * | 2008-12-18 | 2010-07-01 | Shin Nikkei Co Ltd | ドアの耐震取付構造 |
JP2012162857A (ja) * | 2011-02-03 | 2012-08-30 | Takenaka Komuten Co Ltd | 建具枠 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5173840U (ja) * | 1974-12-09 | 1976-06-10 |
-
1978
- 1978-09-26 JP JP1978131844U patent/JPS5817903Y2/ja not_active Expired
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016000920A (ja) * | 2014-06-12 | 2016-01-07 | 大成建設株式会社 | 扉枠構造 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5548907U (ja) | 1980-03-31 |
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