JP2002136779A - ロータリー式の電気かみそり - Google Patents
ロータリー式の電気かみそりInfo
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Abstract
ターと内刃との間の伝動機構の点検、部品交換、油滑剤
の補給等を簡便化し、ユーザー向けサービス部門におけ
るメンテナンス作業等を能率良く行う。 【解決手段】 モーター4が装着されるベース12と、
ベース12の上面両側から立設される左右一対の側枠1
4・15とでヘッドフレーム8を構成する。モーター4
の回転動力を、両側枠14・15で支持した内刃18に
伝える伝動機構を、ベース12の上方から中空枠状の片
方の側枠15の内部にわたって配置する。伝動機構は、
モーター4の出力軸に固定される出力ギヤ20と、側枠
14の内部に配置されるギヤトレイン23と、出力ギヤ
20とギヤトレイン23との間に設けられる入力ギヤ2
1を含む。ベース12の上面に露出する出力ギヤ20、
および入力ギヤ21の外面を、前後の2分割されたヘッ
ドカバー25で密閉状に覆う。ヘッドカバー25は、ヘ
ッドフレーム8に対して分解可能に締結固定する。
Description
電気かみそり、なかでもモーターの回転動力をギヤトレ
インを介して内刃へ伝える形態のロータリー式の電気か
みそりに関する。
57号公報や特開平8−38750号公報にみることが
できる。前者では、縦長姿勢に配置したモーターの回転
動力を、出力軸に固定した出力ギヤとこれに噛み合うフ
ェースギヤとで横軸まわりの回転に変換した後、ギヤト
レインを介して内刃に伝えている。後者では、モーター
を横長姿勢に配置して、その回転動力を一連のギヤトレ
インを介して内刃に伝えている。いずれの場合にも、モ
ーターの出力軸に固定される出力ギヤこれに噛み合う入
力ギヤとの間の伝動機構は、本体ケースの内部に組み込
んである。なお本体ケースは、2分割された前ケースと
後ケースを蓋合わせ状に接合して構成してある。
ー動力を内刃へ伝える伝動機構の一部が本体ケースの内
部に組み込んであると、ギヤの交換やグリースの補給、
あるいは故障個所の確認等のメンテナンス作業を行う場
合に、本体ケースを分解し、再び組み立てる必要があ
り、メンテナンス作業に多くの手間が掛るのを避けられ
ない。また、組立終了後に作動不良が発生された場合に
も、上記の場合を同様に本体ケースを全て分解しなけれ
ばならず、部品の組み直し等に多くの手間を要してい
た。
の伝動機構の点検、部品交換、油滑剤の補給等を容易に
しかも簡便に行え、従ってユーザー向けのサービス部門
におけるメンテナンス作業や、組み直し作業等を能率良
く行えるロータリー式の電気かみそりを提供することに
ある。
は、本体ケース3の上部に、ヘッドフレーム8を装着す
る。ヘッドフレーム8は、モーター4が装着されるベー
ス12と、ベース12の上面両側から立設されて内刃1
8を回転可能に支持する左右一対の側枠14・15とを
含む。モーター4の回転動力を内刃18に伝える伝動機
構は、ベース12の上方から中空枠状に構成された片方
の側枠15の内部にわたって配置する。伝動機構は、モ
ーター4の出力軸に固定される出力ギヤ20と、側枠1
5の内部に配置されるギヤトレイン23と、出力ギヤ2
0とギヤトレイン23との間に設けられる入力ギヤ21
を含む。ベース12の上面に露出する出力ギヤ20、お
よび入力ギヤ21の外面を密閉状に覆うヘッドカバー2
5を、ヘッドフレーム8に対して分解可能に装着固定す
る。
た前カバー25aと後カバー25bとで構成する。前カ
バー25aおよび後カバー25bは、ヘッドフレーム8
に対して分離不能に、かつ、両カバー25a・25bど
うしを分離不能にねじ29で締結固定する。
・15の左右外側幅より大きく設定する。一対の前後カ
バー25a・25bの接合面の間に、両側枠14・15
と係合する逃げ凹部37を形成する。
間に、互いに凹凸係合して両者8・25の連結強度を増
し、かつ位置決めを行う連結突起32と連結凹部33を
設ける。
よびヘッドカバー25の外面を覆う状態でヘッドフレー
ム8に装着する。外刃ホルダー43とヘッドカバー25
の嵌合部間に、外刃ホルダー43の装着状態を維持する
ホルダーロック機構46を設ける。
ベース12に対してねじ13で分解可能に締結固定す
る。入力ギヤ20は両側枠14・15で支持する。
ずれか一方に、ラベル貼付部を兼ねる膨出部38を設け
る。外刃ホルダー43の前後面に、先の膨出部38と係
合する切欠45を形成する。
方から片方の側枠15にわたって伝動機構を配置したう
えで、ベース12の上面に露出する出力ギヤ20と、こ
れに噛み合う入力ギヤ21等をヘッドカバー25で密閉
状に覆うので、ヘッドカバー25をヘッドフレーム8か
ら取り外すだけで、出力ギヤ20とその周辺の伝動機構
をヘッド外面に露出できる。従って、この発明のロータ
リー式の電気かみそりによれば、出力ギヤ20とその周
辺のギヤ機構等の点検や油滑剤の補給等を、本体ケース
3を分解する必要もなく容易にしかも簡便に行うことが
でき、ユーザー向けサービス部門におけるメンテナンス
作業や、組立ラインにおける組み直し作業を能率良く行
える。
に分割して構成できるが、前カバー25aと後カバー2
5bとに分割すると、左右に分割する場合に比べてカバ
ー構造を簡略化できる。左右に分割する場合には、側枠
邪魔になるため、左右一対のカバーと、両カバーの上面
を覆うカバーとが不可欠になり、ヘッドカバー25の構
成部品点数が3個もしくはそれ以上になるからである。
逃げ凹部37を設け、両カバー25a・25bをヘッド
フレーム8に組み付けた状態において、逃げ凹部37と
両側枠14・15とが係合するようにしたカバー構造に
よれば、ヘッドカバー25をヘッドフレーム8に対して
強固にしかも遊動不能に装着固定できるので、電気かみ
そりの使用時に、前後カバー25a・25bががた付く
のを確実に防止できるうえ、出力ギヤ20と入力ギヤ2
1の噛合騒音が外へ漏れ出るのを防止できる。さらに、
両カバー25a・25bの接合面から毛屑が侵入するの
を良く防止できる。
間に、互いに凹凸係合する連結突起32と連結凹部33
を設けたカバー構造によれば、装着状態におけるヘッド
カバー25のがた付きや遊動を防いで、ヘッドカバー2
5のヘッドフレーム8に対する装着強度をさらに向上で
きる。
43を、外刃ホルダー43とヘッドカバー25との間に
設けたホルダーロック機構46で抜き外れ不能にロック
保持する、ヘッド部構造によれば、ヘッドカバー25を
ヘッドフレーム8から取り外した状態では、外刃ホルダ
ー43をヘッドフレーム8に対してきちんと装着できな
いうえ、外刃ホルダー43がぐら付くので、ヘッドカバ
ー25を取り外した状態のままで、電気かみそりが使用
されるのを確実に防止し、使用時の安全性を向上でき
る。
15のそれぞれを、ベース12に対してねじ13で締結
固定をするヘッド部構造によれば、ねじ13を緩めるこ
とによって、両側枠14・15、および入力ギヤ21を
ベース12から取り外せるので、出力ギヤ20、入力ギ
ヤ21、およびギヤトレイン23等のギヤや軸等の伝動
機構構成部品の交換や、詳細な点検を簡便に行える。こ
の場合にも、本体ケース3を分解する必要はない。
膨出部38を設け、この膨出部38と外刃ホルダー43
に設けた切欠45とを係合させるヘッド部構造によれ
ば、ヘッドカバー25に外嵌した外刃ホルダー43が外
力を受けてずれ動こうとするのを、膨出部38と切欠4
5との係合構造、および他の嵌合部との協同作用によっ
て確実に阻止できるうえ、切欠45から外面に露出する
膨出部38の外表面をラベル貼付部として利用し、そこ
に銘板や表示ラベルを配置できる。
ー式電気かみそりの実施例を示す。図2において電気か
みそりは、本体部1とその上部に設けられるヘッド部2
とで構成される。本体部1は、角箱状の本体ケース3
と、その内部に縦長姿勢で配置されるモーター4、二次
電池5、および制御回路等の電装品と内フレーム7とが
配置してある。本体ケース3の一側には、モーター4へ
の通電をオン・オフするスイッチレバー6が設けてあ
る。このスイッチレバー6を上方へスライド操作する
と、モーター4が起動する。
構造体として構成してあり、図3に示すようにヘッドフ
レーム8の下面に、先のモーター4を支持するモーター
ホルダー9と、ヘッド部2と本体部1との間をシールす
るシール体10が装着してある。
と、ベース12の上面にビス(ねじ)13で締結固定さ
れる左右一対の側枠14・15と、両側枠14・15の
上部に締結固定される内刃マウント16などで構成し、
内刃マウント16に内刃ユニット17をスライド装填す
ることにより、両側枠14・15で内刃18を回転可能
に支持している。図2に向かって右側の側枠15は中空
に形成してあり、その内部に、後述するギヤトレイン2
3の殆どを収容している。
ために、モーター4の出力軸と内刃18との間に伝動機
構を設ける。伝動機構は、モーター4の出力軸に固定さ
れる出力ギヤ20と、出力ギヤ20に噛み合うフェース
ギヤ(入力ギヤ)21と、フェースギヤ軸22と内刃8
との間に設けられる、一群のギヤからなるギヤトレイン
23とで構成する。図2に示すように、出力ギヤ20、
フェースギヤ21、およびフェースギヤ軸22は、ベー
ス12の上面上方に配置し、ギヤトレイン23の殆どを
側枠15内に配置する。なおギヤトレイン23の終段ギ
ヤは、内刃18の軸部に固定してあって、先の内刃ユニ
ット17の側に設けてある(図3参照)。フェースギヤ
軸22は、その両端が左右の側枠14・15で回転可能
に支持される。
を組み込んだ状態においては、出力ギヤ20とフェース
ギヤ21、およびフェースギヤ軸22が、両側枠14・
15の間においてベース12の上方に露出する。これら
の露出部品を保護しながら、必要時には露出部品の点検
等を容易に行えるようにするために、露出部品の外面と
両側枠14・15の下側周辺部とを、ヘッドカバー25
で密閉状に覆う。
5は前後に分割して形成される前カバー25aと、後カ
バー25bとで構成する。両カバー25a・25bの左
右幅は、両側枠14・15の左右外側幅より広幅に形成
してあり、それぞれの横断面がコ字状の基部26と、基
部26の上面中央において四分円状に突設されるギヤ部
カバー27とを一体に形成したプラスチック成形品から
なり、両者25a・25bの接合部の間に、以下の構造
を設ける。基部26の内面の両側端下部にねじボス28
を設け、両カバー25a・25bを、後カバー25bの
側から前カバー25aへ向かってねじ込まれるビス(ね
じ)29で分離不能に締結固定する。ねじボス28の上
部にポケット34を形成し、両ポケット34内に、ロッ
ク爪30と、ロック爪30を進出付勢するばね31を収
容する。
突起32を設ける。図8に示すように両カバー25a・
25bをヘッドフレーム8に組み付けた状態において、
各連結突起32は、側枠14・15に設けた連結凹部3
3と係合して、ヘッドカバー25の上下、左右、前後方
向の動きを規制する。後カバー25bのギヤ部カバー2
7の左右中央に係合爪35を突設し、前カバー25aの
対応個所に、係合爪35と係合する係合凹部36を形成
する。基部26の左右両側とギヤ部カバー27との間
に、左右の側枠14・15と係合する逃げ凹部37を切
り欠き形成する。また、後カバー25bの基部26の後
面に横長四角形状の膨出部38を形成する。
14・15の下半部を前後から挟むようにして、上記の
前後カバー25a・25bを接合した後、両者25a・
25bをねじ29で締結することにより、ヘッドカバー
25をヘッドフレーム8と一体化し、ヘッド部2を完成
できる。この状態のヘッド部2を、図2に示すように本
体ケース3内の内フレーム7に組み、両者3・7間に配
置したばね39でヘッド部2の全体を押し上げ付勢する
ことにより、ヘッド部2が浮動支持される。モーターホ
ルダー9の下面の左右には、前後一対の連結脚40が突
設してあり、これらの連結脚40を内フレーム7に係合
連結することにより、ヘッド部2の全体が内フレーム
7、即ち本体部1に対して一定の上下範囲内で上下スラ
イド可能に組み付けてある。
外刃ホルダー43を示す。外刃ホルダー43は、ベース
12の上面より上方のヘッド部2を覆う中空枠体からな
り、その下面開口の内面に、ヘッドカバー25の周囲壁
に外嵌する嵌合部44を有し、後面側の下部にヘッドカ
バー25の膨出部38と係合する切欠45が形成してあ
る。外刃ホルダー43のヘッドカバー25への装着状態
を維持するために、両者25・43の嵌合部間にホルダ
ーロック機構46を設けている。図10においてホルダ
ーロック機構46は、ヘッドカバー25の両側に組み込
んだロック爪30とばね31、および、ロック爪30に
対応して形成したロック凹部47と、外刃ホルダー43
の左右両側に組み込まれたロック解除片48などで構成
する。ロック凹部47はロック解除片48の下端内面に
設ける。ヘッドカバー25に装着した状態における外刃
ホルダー43は、その嵌合部44がヘッドカバー25と
嵌合し、さらに切欠45が膨出部38と係合するので、
前後、左右へがた付くことはない。なお、膨出部38の
外表面は、銘板やラベル等を配置するためのラベル貼付
部として利用する。
ば、外刃ホルダー43をヘッド部2から取り外した後、
左右のビス29を緩めて前カバー25a、および後カバ
ー25bをヘッドフレーム8から取り外すことにより、
出力ギヤ20、およびフェースギヤ21を露出できるの
で、両ギヤ20・21の噛合状態の確認や、グリースの
補給等のメンテナンス作業を、本体ケース3を分解する
必要もなく容易に行える。両カバー25a・25bの再
組立も簡単に行える。また、ビス13を緩めて左右の側
枠14・15をベース12から取り外すと、出力ギヤ2
0とフェースギヤ(入力ギヤ)21を分離し、さらにフ
ェースギヤ軸22と両側枠14・15とを分離できるの
で、各ギヤ部品の交換や詳細な点検を行える。
分割された前後カバー25a・25bで構成したがその
必要はなく、例えば図11に示すように、左右に2分割
した左カバー25cと、右カバー25d、およびこれら
の上面を塞ぐ上カバー25eとでヘッドカバー25を構
成することができる。さらに、ベース12と内刃マウン
ト16との間に十分な隙間を確保できる場合には、下向
きにのみ開口する容器状のヘッドカバー25で、出力ギ
ヤ20とその周辺を密閉状に覆うことができる。
合の伝動機構は、モーター出力軸に固定される出力ギヤ
20と、これに噛み合う平歯車からなる入力ギヤ21、
および入力ギヤ21に連続するギヤトレイン23で構成
することができる。なお、この場合の入力ギヤ21の上
半部は、ベース12の上面に露出する。外刃ホルダー4
3は本体部1側に装着でき、この場合は、外刃ホルダー
43は上下動せず、外刃42、内刃18、ヘッドフレー
ム8、ベース12、モーター4等が上下に浮動する。
正面図である。
断平面図である。
る。
ある。
ある。
Claims (7)
- 【請求項1】 本体ケース3の上部に、ヘッドフレーム
8が装着されており、 ヘッドフレーム8は、モーター4が装着されるベース1
2と、ベース12の上面両側から立設されて内刃18を
回転可能に支持する左右一対の側枠14・15とを含
み、 モーター4の回転動力を内刃18に伝える伝動機構が、
ベース12の上方から中空枠状に構成された片方の側枠
15の内部にわたって配置されており、 伝動機構は、モーター4の出力軸に固定される出力ギヤ
20と、側枠15の内部に配置されるギヤトレイン23
と、出力ギヤ20とギヤトレイン23との間に設けられ
る入力ギヤ21を含み、 ベース12の上面に露出する出力ギヤ20、および入力
ギヤ21の外面を密閉状に覆うヘッドカバー25が、ヘ
ッドフレーム8に対して分解可能に装着固定してあるこ
とを特徴とするロータリー式の電気かみそり。 - 【請求項2】 ヘッドカバー25が前後に分割された前
カバー25aと後カバー25bとで構成されており、 前カバー25aおよび後カバー25bが、ヘッドフレー
ム8に対して分離不能に、かつ、両カバー25a・25
bどうしが分離不能にねじ29で締結固定してある請求
項1記載のロータリー式の電気かみそり。 - 【請求項3】 ヘッドカバー25の左右幅が、両側枠1
4・15の左右外側幅より大きく設定されており、 一対の前後カバー25a・25bの接合面の間に、両側
枠14・15と係合する逃げ凹部37が形成してある請
求項1または2記載のロータリー式の電気かみそり。 - 【請求項4】 ヘッドフレーム8とヘッドカバー25と
の間に、互いに凹凸係合して両者8・25の連結強度を
増し、かつ位置決めを行う連結突起32と連結凹部33
が設けてある請求項1、2または3記載のロータリー式
の電気かみそり。 - 【請求項5】 外刃ホルダー43が、両側枠14・15
およびヘッドカバー25の外面を覆う状態でヘッドフレ
ーム8に装着されており、 外刃ホルダー43とヘッドカバー25の嵌合部間に、外
刃ホルダー43の装着状態を維持するホルダーロック機
構46が設けてある請求項1から4のいずれかひとつに
記載のロータリー式の電気かみそり。 - 【請求項6】 左右一対の側枠14・15のそれぞれ
が、ベース12に対してねじ13で分解可能に締結固定
されており、 入力ギヤ20が両側枠14・15で支持してある請求項
1から5のいずれかひとつに記載のロータリー式の電気
かみそり。 - 【請求項7】 ヘッドカバー25の前後面の少なくとも
いずれか一方に、ラベル貼付部を兼ねる膨出部38が設
けられており、 外刃ホルダー43の前後面に、先の膨出部38と係合す
る切欠45が形成してある請求項5または6記載のロー
タリー式の電気かみそり。
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