JP2002136566A - シャワー装置 - Google Patents

シャワー装置

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JP2002136566A
JP2002136566A JP2000334962A JP2000334962A JP2002136566A JP 2002136566 A JP2002136566 A JP 2002136566A JP 2000334962 A JP2000334962 A JP 2000334962A JP 2000334962 A JP2000334962 A JP 2000334962A JP 2002136566 A JP2002136566 A JP 2002136566A
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water
shower
water discharge
pipe
joint
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JP2000334962A
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Harushige Okamoto
春成 岡本
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GREENNESS KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の吐出孔からのシャワーの温度を均一に
し、かつ、設置場所を選ばずに自立可能な枠体のシャワ
ー装置を提供する。 【解決手段】 複数の吐出孔33・33・・・を備
える放水管11・12・13・14と、該放水管11・
12・13・14を接合するジョイント(エルジョイン
ト21、ストレートジョイント40)と、放水管11・
12・13・14の管内に内装される複数の配水口31
・31・・・を備える配水管30と、からなるシャワー
装置1であって、放水管11・12・13は前記ジョイ
ント(エルジョイント21、ストレートジョイント4
0)に対して回動可能とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、入浴介護等におい
て使用されるシャワー装置の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、病院入院患者や、体の自由がきか
ない高齢者を対象としたシャワー装置や入浴装置の技術
が多数開示されている。例えば、実開平6−29538
号公報には、ベッドとシャワー装置を組み合わせ、寝た
ままの姿勢で体の洗浄が可能な装置に関する技術が開示
されている。また、特開平9−217508号公報に
は、座りながらシャワーを浴びることが可能な筐体のシ
ャワーユニットの技術が開示されている。また、特開平
9−217508号公報には、四方を壁体で囲まれた空
間の中で、椅子に座りながらシャワーを浴びるための技
術が開示されている。また、特開平10−234607
号公報には、シャワー装置本体に支持されたアームより
温水を噴出させる技術が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】以上のごとくの従来技
術において、人を寝たままの姿勢で洗浄を可能にする等
の大型の装置は、規模の大きい総合病院や、老人ホーム
等の介護施設等への設置を前提にしたものであるため、
設備の費用や、設置スペースの問題から、個人住宅での
導入は極めて困難であるといえる。
【0004】また、浴室に固定して設置されるシャワー
装置において、既存の浴室に設置する場合には、浴室の
大幅な改造が強いられることから、装置のみならず浴室
の改造にも多大な費用がかかってしまうのである。さら
に、このような固定式のシャワー装置を設置した場合に
は、浴室空間が該装置によって狭められることから、介
護を要しない他の家族が浴室を使用する際には邪魔とな
ってしまう。
【0005】また、被介護者の体を装置内に収容する構
成の場合は、介護者が被介護者の体を洗う際に、装置内
にいっしょに入らなければならないため、装置内が狭く
なり、体を洗う作業がしづらかったのである。
【0006】また、専用の入浴設備を備えた特殊車両等
により、個人住宅を巡回して、入浴介護を行うサービス
もあるが、このサービスを利用するには、サービスを利
用する毎に費用がかかることから、毎日入浴することに
する事は極めて困難である。このため、被介護者は体を
洗うことができないために不快な思いすることになる。
また、介護者にとっても、できれば毎日入浴させたいの
であるが、費用がかさむとともに、サービス業者との時
間調整を要する等の不都合が生じるのである。
【0007】また、一般家庭の浴室において、浴室に椅
子を設置してその上に被介護者を座らせ、シャワーノズ
ルを用いて体を洗浄するだけでは、シャワー(温水)が
局部的にしか当たらないため、全身を暖めることは不可
能であり、浴槽につかって全身を暖める効果とはほど遠
く、被介護者が寒い思いを強いられ、風邪をひいてしま
うことにもなる。
【0008】そこで、発明者は、以上の問題点に鑑み、
介護者の入浴介護の負担の軽減と、被介護者に快適な入
浴をさせたいという思いから、安価に製作が可能で、省
スペースに構成することにより個人住宅においても設置
可能な技術を考え出したのである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決すべ
く、本発明は次のような手段を用いる。すなわち、請求
項1に記載のごとく、複数の吐出孔を備える放水管と、
該放水管を接合するジョイントと、放水管の管内に内装
される複数の配水口を備える配水管と、から構成する自
立式枠体のシャワー装置としたことである。
【0010】また、請求項2に記載のごとく、前記放水
管は前記ジョイントに対して回動可能であることであ
る。
【0011】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図を用いて説明する。図1は本発明の全体図、図2は
立脚フレームの側面図、図3は放水管の内部構造を表す
斜視図、図4はエルジョイント部の側面図、図5はスト
レートジョイント部の側面図、図6は車椅子利用者が使
用する実施例を表す図、図7は防水シートを使用する実
施例を表す図、図8はシャワー装置を折り畳んだ状態を
表す図、図9はシャワーホースを取り付けた実施例を表
す図である。
【0012】図1に示すごとく、本発明のシャワー装置
1は、左右一対の立脚フレーム2・3を、二本の横フレ
ーム4・5で架橋する構造としている。但し横フレーム
の本数は限定しない。立脚フレーム2・3は、逆U字状
に構成して、下部中途部に一本の強化フレーム9を架橋
して構成される。そして、立脚フレーム2・3の設置面
には、シャワー装置1を安定させて立設するための安定
脚6・6・・・を配している。横フレーム4・5は、そ
の端部を前記立脚フレーム2・3に溶接固定して、立脚
フレーム2・3の上下二箇所を架橋するものである。上
に位置する横フレーム5には、シャワー装置1に温水を
供給する給湯ホース7を繋ぐための給水バルブ8が備え
られ、後述する配水管30の経路の略中央に位置させ
て、温水を左右略均等に分配できるようにしている。
【0013】次に、各部の構造の詳細について説明す
る。まず、各フレームの内部の構成について説明する。
図2及び図3に示すごとく、各フレームの外形を構成し
ている放水管11・12・13・14の中には、配水管
30が通っている。該放水管11・12・13・14に
は、複数の吐出孔33・33・・・が所定の間隔で配さ
れている。配水管30には、該配水管30内の水を放水
管11・12・13・14に注ぎ込むための配水口31
・31が所定の間隔で配されている。つまり、放水管1
1・12・13・14内に配水管30を収納した二重構
造としている。こうして、配水管30に送られた温水
は、該配水口31・31から流出して、配水管30と放
水管11・12・13・14の間に入り吐出孔33・3
3・・・から、放水管11・12・13・14の外側へ
吐出される。
【0014】尚、前記横フレーム4・5においては、内
部に配水管30を構成することなく、吐出孔33・33
・・・を複数配し、背中からシャワーを当てることを可
能にしている。また、強化フレーム9を配水管30と放
水管で構成することもでき、更に剛性を高めたり、シャ
ワーを多く当てるために配水管30及び放水管11・1
2・13・14を水平方向に横架することも可能であ
る。
【0015】また、図2に示すごとく、立脚フレーム2
・3の安定脚6・6・・・の上部矢印Lの範囲(安定脚
6・6・・・から強化フレーム9の間)に位置する配水
管30については、棒状のプラグ38・38・・・が挿
嵌され、その下端部は配水管30の端部に溶接固定され
ている。こうして、該プラグ38・38・・・によっ
て、配水管30の下部を塞いでいる。また、該フラグ3
8・38・・・の重さにより、シャワー装置1全体の重
心が低くなり、該シャワー装置1の安定感を増大させて
いる。
【0016】尚、以上の構成部材は、ステンレスを素材
とするものや、防錆処理を施した金属パイプで構成され
るものとする。本実施例では、上記放水管11・12・
13・14に外径25mmのステンレスパイプを採用
し、配水管30に外径10mmのステンレスパイプを採
用している。また、前記配水口31・31・・・の配置
は、図2に示すごとく、各放水管11・12・13・1
4につき一箇所又は二箇所に配置する構成とした。ま
た、吐出孔33・33は、直径1.5mmの孔を50m
m間隔に配置した。以上の配置数及び寸法は、上記の例
に限定されるものではないが、吐出孔33・33におい
ては、直径を1.3mmから1.8mmの範囲で、その
間隔を30mmから80mmの範囲であることが望まし
い。
【0017】次に、角部連結部を構成するジョイントで
あるエルジョイント21について説明する。図4に示す
ごとく、該エルジョイント21は、側面視90度の角度
を有し、両端にジョイント部22・22を構成し、該ジ
ョイント部22・22は流水路28によって通じている
管継手である。該ジョイント部22・22は、その端部
にテーパー形状の挿入部23が構成されている。該挿入
部23の先端からは複数の切欠き24・24・・・が形
成されている。また、該ジョイント部22・22には、
複数の溝部25・25・・・を構成して段付形状とし、
該溝部25・25・・・には、オーリング26・26・
・・が嵌合されている。以上のごとく構成したジョイン
ト部22・22の流水路28には、配水管30の端部が
挿入される。
【0018】次に、各放水管11・12・13・14の
端部を構成するジャバラ27・27について説明する。
該ジャバラ27・27は、各放水管11・12・13・
14の管内壁面に当接する複数の封水弁29・29・・
・を多段に構成して、その後端部18が各放水管11・
12・13・14の端部に当接するまで圧入される。ま
た、その内部には、前記ジョイント部22・22を挿嵌
する挿嵌孔が貫通され、また、後端部18には、後述す
るストレートジョイント40の突部42に嵌合する凹部
19が形成されている。以上のごとく構成した、ジャバ
ラ27・27は、各放水管11・12・13・14の端
部に圧入される。
【0019】こうして、ジャバラ27・27にエルジョ
イント21のジョイント部22・22を挿嵌することに
より、放水管11及び放水管12(放水管14)が、エ
ルジョイント21によって連結される。
【0020】次に、垂直連結部を構成するジョイントで
あるストレートジョイント40について説明する。該ス
トレートジョイント40は、図5に示すごとく、前記ジ
ョイント部22・22を、その挿入部23・23を両端
に向けてなる直線形状の管継手である。該ストレートジ
ョイント40には、前記配水管30が貫入されている。
そして、ジョイント部22・22は、各放水管12・1
3・14の端部に挿嵌された前記ジャバラ27・27の
内側に挿嵌される。
【0021】以上のごとくのジョイント部22・22と
ジャバラ27の構成により、図4に示すごとく、エルジ
ョイント21に対しての放水管11・12の回動、及び
図5に示すごとく、ストレートジョイント40に対して
の放水管12・13の回動が可能となるのである。そし
て、各放水管11・12・13・14の端部は、ジャバ
ラ27で封じられているため、放水管11・12・13
を回動させた際においても(エルジョイント21が放水
管14を回動軸として回動させる場合を含む)、端部か
ら湯が漏れてしまうこともない。
【0022】上記エルジョイント21、ストレートジョ
イント40、及びジャバラ27は、硬質の合成樹脂から
なるものであって、各連結部での強度が十分に確保され
ている。また、図1に示す、安定脚6・6・・・も同じ
く硬質の合成樹脂から構成し、その設置面積を広くする
ように幅広に構成して、シャワー装置1が安定して自立
できる構成としている。そして、以上の樹脂部材におい
ては、ピンク色等の暖色系の色を使用することによっ
て、使用者に温かみある印象を与えるように工夫されて
いる。
【0023】ここで、前記配水管30が呈する機能につ
いて説明する。該配水管30は、配水機能と装置剛性向
上機能の二つの機能を呈する。まず、配水機能について
説明する。これは、放水管11・12・13・14より
も細い管内径の配水管30をシャワー装置1に行き渡
し、図3に示すごとくの主流45を作り出すことによっ
て、給水バルブ8から供給される湯を、シャワー装置1
を構成する放水管11・12・13・14の内部に供給
し、シャワー装置1に配される全ての吐出孔33・33
・・・からのシャワーの温度を安定・均一にする機能で
ある。
【0024】例えば、該配水管30を内蔵せずにシャワ
ー装置1を構成した場合、図2に示すごとく、給水バル
ブ8から供給される湯は、放水管14を満たし、その
後、放水管11にまわり、そして、放水管12・13へ
注がれる。このため、給水バルブ8から遠い位置に配さ
れる吐出孔33・33・・・に供給されるまでに、湯の
温度が低下してしまい、給水バルブ8から遠い位置に配
される吐出孔33・33・・・からは、温度の低い湯が
吐出されることになる。即ち、シャワーの温度が均一で
なくなる。そこで、細い管内径である配水管30によ
り、流れの速い主流45(管径が細いために、同じ流量
でも流速が速い)を発生させることにより、少ない時間
で給水バルブ8から遠い位置に配置する吐出孔33・3
3・・・にまで湯を搬送することを可能にし、シャワー
装置1の全ての吐出孔33・33・・・からのシャワー
の温度を均一にすることができるのである。
【0025】このことから、一般住宅において設置され
ている16号から20号のサイズの給湯設備であって
も、均一・安定した温度のシャワーを実現できるのであ
る。
【0026】次に、装置剛性向上の機能について説明す
る。図2に示すごとく、前記エルジョイント21とスト
レートジョイント40は放水管11・12・13・14
のみだけでなく、配水管30によっても連結されること
になるため、放水管11・12・13・14のみで構成
された場合に比べ、エルジョイント21とストレートジ
ョイント40とを繋ぐ連結体としての剛性が向上するの
である。即ち、該シャワー装置1の各フレーム(立脚フ
レーム2・3及び横フレーム4・5)の剛性が向上する
のである。
【0027】このことから、シャワー装置1は、他の固
設物への固定を必要とすることなく、安定して自立可能
となるのである。即ち、屋内、屋外のあらゆる場所にお
いて、自由に設置をすることが可能となる。
【0028】以上のごとく構成したシャワー装置1の使
用例を以下に述べる。図1のごとく、例えば、浴室にシ
ャワー装置1を設置し、被介護者を該シャワー装置1の
内側に設置された椅子90に座らせる。そして、給湯ホ
ース7を浴室の給水・給湯ノズル等に繋ぎ、該給水バル
ブ8を調節することで吐出孔33・33・・・から温水
が放出される。この際には、前述のごとく、回動可能な
放水管11・12・13を所望の角度に無段階に回動さ
せることにより、所望の方向に吐出孔33・33・・・
を向かせることが可能となるのである。
【0029】そして、横フレーム4・5に対する立脚フ
レーム2・3の開口角度は無段階に調整可能なので、例
えば、湯を止めて被介護者の体を洗浄する際には、エル
ジョイント21を放水管14を回動軸として回動させ、
立脚フレーム2・3の開口を広くして介護者が被介護者
に手が届きやすいようにし、湯で体を洗い流す際には、
再び立脚フレーム2・3の開口を狭くすればよいのであ
る。
【0030】また、給湯ホース7を浴室の給水・給湯ノ
ズル等に接続するだけで、簡単にシャワー装置1からシ
ャワーを吐出させることができるので、特別な準備の必
要がない。また、浴室に設置された給湯設備には、通常
温度調節機構が備えられているので、通常のシャワーを
使用する場合と同様に、簡単に温度調節ができる。
【0031】また、図6に示すごとく、立脚フレーム3
(又は立脚フレーム2)の開口の角度は自由に設定でき
るので、開口角度を広げることによって、車椅子利用者
84を車椅子に乗せたまま入浴介護することも可能とな
る。
【0032】以上は、浴室で使用する場合の例を示す
が、浴室外での使用も可能である。例えば、図7は、被
介護者が使用するベッドを置いた部屋において使用例を
示す。排水口81を設けた防水パン80を設置し、該防
水パン80からは配水ホース82を浴室等に配する排水
口まで繋ぐ。そして、給水バルブ8には、前述と同様
に、給湯ホース7を繋ぐ。また、前記立脚フレーム2・
3(図示しない)を囲むようにして、防水シート85を
装着する。該防水シート85は、放出する温水が室内に
飛び散らないようにするとともに、防水シート85内を
閉じた空間とすることで、防水シート85内の保温効果
を高めている。
【0033】この実施例では、被介護者が浴室まで移動
する必要がなくなる。さらに、通常部屋内の温度は被介
護者にとって快適に設定されているので、その部屋内で
入浴が可能であれば、服を脱いだ際にも、浴室で感じる
ような寒い思いをすることがなく、また、シャワーを浴
びて再び服を着る際にも、寒い思いをすることがないの
である。
【0034】さらに、上記防水シート85を使用すれ
ば、外気と防水シート85内の空間が遮断され、防水シ
ート85内の空間は閉じた空間となる。そして、温水シ
ャワーによって暖められた空気は、該防水シート85内
に閉じ込められる。言い換えれば、防水シート85内の
空気の温度が温水シャワーによって暖められた温度に保
温されるのである。こうして、防水シート85内をサウ
ナと同じような状態することができ、被介護者の体を十
分に暖めることができるのである。
【0035】シャワーホース・ノズルを用いた通常のシ
ャワーの方法では、シャワー(温水)が体に局部的に当
たるため、浴槽につかった場合と同様の入浴効果(全身
を温めること)は実現できない。しかし、以上のように
すれば、全身に温水が当たることにより、全身を暖める
ことができ、浴槽につかった場合、又は、サウナに入っ
た場合と同様の入浴効果を得ることができるのである。
【0036】また、全身にシャワーを当てることによ
り、体内物質の新陳代謝が促進され、シャワーの水しぶ
きによって発生するマイナスイオンにより血行の流れを
よくする効果が得られる。さらに、浴槽につかった際に
は、浴槽内の水圧により、入浴者の心臓に負担がかかっ
てしまうことになるが、本発明ではシャワーを当てるの
で、そのような負担がかかることもなく、さらによいこ
とには、シャワーの水玉が体に当たることによって、心
地よいマッサージ効果を得ることができるのである。
【0037】図9に示す実施例は、前記放水管13を、
カプラー付放水管88と入れ替えて、シャワーホース8
9を使用する例である。このようにして、シャワー装置
1を用いながら、通常のシャワーと同様に、局部的に洗
浄をすることも可能である。尚、該シャワーホース89
のホースには可撓性のホースを、他の部位を構成するフ
レームと同様に二重構造にして、吐出孔33・33・・
・を配してもよい。
【0038】また、各ジョイント部22・22におい
て、回動可能となることから、図8に示すように、放水
管14・14を回動軸として、立脚フレーム2・3が回
動可能となり、シャワー装置1を折り畳むことが可能と
なる。折り畳まれたシャワー装置1は、使用しない際に
はコンパクトに収納することが可能となる。また、持ち
運びも楽にできる。たとえば、浴室で使用した後に、浴
室から出して押し入れ等に収納しておくことにより、浴
室空間がシャワー装置1によって狭められることがな
く、従来の浴室環境を維持することができ、他の使用者
が浴室を使用する際の不都合となる場合はない。
【0039】さらに、該シャワー装置1は、以上のごと
く、簡単に持ち運びが可能であり、コンパクトで車のト
ランクにも収納することができるため、レジャー用とし
ても使用可能である。例えば、海水浴場において使用す
る場合には、水道に給湯ホース7を繋ぐだけで、簡単に
シャワーを浴びることが可能となる。そして、前記防水
シート85を使用すれば、該防水シート85の中で着替
えをすることもできるのである。また、夏場に、子供の
水浴び用として、使用することもできるのである。この
ように、該シャワー装置1は、介護用としてのみなら
ず、健常者においても、楽しんで使用することができる
のである。
【0040】また、該シャワー装置1は、部品点数を少
なく構成し、各部材は、主に上記ジョイント(エルジョ
イント21、ストレートジョイント40)で接合されて
いるため、各部品を組み立てるだけで、製作することが
でき、製作コストを安く抑えることが可能なのである。
このことから、一般家庭においても購入可能であり、従
来は極めて困難であった入浴介護装置の一般家庭への普
及が実現可能となるのである。
【0041】
【発明の効果】本発明は上記のように構成したので、次
のような効果を奏するものである。即ち、請求項1に記
載のごとく、複数の吐出孔を備える放水管と、該放水管
を接合するジョイントと、放水管の管内に内装される複
数の配水口を備える配水管と、から構成する自立式枠体
のシャワー装置としたので、上述したごとくの、該配水
管30が呈する配水機能と装置剛性向上により、全ての
吐出孔33・33・・・からのシャワーの温度の均一化
が可能となり、設置場所を選ばずに自立可能となる。ま
た、構成が簡単であるため安価に製作ができ、特別な装
置を同時に使用することなく、かつ、コンパクトである
ため個人住宅においても設置可能なのである。そして、
個人住宅の浴室で使用できることから、いつでも気軽に
入浴介護をすることが可能となり、介護者の負担が軽減
されるのである。勿論、病院等の施設においても簡単に
設置、使用可能であるのは言うまでもない。さらに、防
水シート85等のシートを用いて、シャワー装置1を被
せることにより、浴槽で入浴した場合と同等の高い入浴
効果を得ることができ、被介護者を十分に暖めることが
できるのである。
【0042】また、請求項2に記載のごとく、前記放水
管は前記ジョイントに対して回動可能であるので、各放
水管11・12・13を所望の角度に無段階に回動する
ことができ、所望の方向に吐出孔33・33(図2に示
す)を向かせることが可能となるのである。さらに、シ
ャワー装置1の立脚フレーム2・3の開口が自由に調節
できるため、被介護者の体の大きさに適応した使用をす
ることができる。また、被介護者の体を洗う際には、立
脚フレーム2・3の開口を広げることにより、介護者の
手が届きやすくなるので、入浴介護がしやすくなるので
ある。また、使用しない際には、折り畳んで持ち運び、
収納することができる。即ち、装置の設置のためのスペ
ースを常時確保する必要がなく、必要なときだけ使用す
ることが可能となるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の全体図である。
【図2】立脚フレームの側面図である。
【図3】放水管の内部構造を表す斜視図である。
【図4】エルジョイント部の側面図である。
【図5】ストレートジョイント部の側面図である。
【図6】車椅子利用者が使用する実施例を表す図であ
る。
【図7】防水シートを使用する実施例を表す図である。
【図8】シャワー装置を折り畳んだ状態を表す図であ
る。
【図9】シャワーホースを取り付けた実施例を表す図で
ある。
【符号の説明】
1 シャワー装置 2 立脚フレーム 3 立脚フレーム 4 横フレーム 5 横フレーム 9 強化フレーム 11 放水管 12 放水管 13 放水管 14 放水管 21 エルジョイント 30 配水管 31 配水口 33 吐出孔 40 ストレートジョイント

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の吐出孔を備える放水管と、該放水
    管を接合するジョイントと、放水管の管内に内装される
    複数の配水口を備える配水管とにより構成する自立式枠
    体のシャワー装置。
  2. 【請求項2】 前記放水管は前記ジョイントに対して回
    動可能である請求項1に記載のシャワー装置。
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