JP2002136432A - 保冷容器 - Google Patents

保冷容器

Info

Publication number
JP2002136432A
JP2002136432A JP2000333565A JP2000333565A JP2002136432A JP 2002136432 A JP2002136432 A JP 2002136432A JP 2000333565 A JP2000333565 A JP 2000333565A JP 2000333565 A JP2000333565 A JP 2000333565A JP 2002136432 A JP2002136432 A JP 2002136432A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
box
plate
cold
heat insulating
opening
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000333565A
Other languages
English (en)
Inventor
Mizuho Tomita
瑞穂 富田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SURUUN INTERNAT SERVICE KK
SURUUN INTERNATIONAL SERVICE KK
Original Assignee
SURUUN INTERNAT SERVICE KK
SURUUN INTERNATIONAL SERVICE KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by SURUUN INTERNAT SERVICE KK, SURUUN INTERNATIONAL SERVICE KK filed Critical SURUUN INTERNAT SERVICE KK
Priority to JP2000333565A priority Critical patent/JP2002136432A/ja
Publication of JP2002136432A publication Critical patent/JP2002136432A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Packages (AREA)
  • Thermally Insulated Containers For Foods (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】低温物に対する保冷効果を向上する。 【解決手段】保冷容器1は、繊維強化プラスチックで上
面が開口した箱体に形成された外箱10と、この外箱1
0の内面に設けられ断熱材が充填される断熱空間部20
と、ステンレス鋼で上面が開口した箱体に形成されると
ともに、底部31及び側壁32の内部に真空の空間部3
3が形成され、前記断熱空間部20を介して前記外箱1
0内に収納される内箱30と、軟質の断熱材で形成さ
れ、前記外箱10の開口に挿入されることにより前記内
箱30の開口を閉じる蓋部40と、から構成されてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ドライアイスや氷
などの低温物を保管する保冷容器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ドライアイスは、昇華しやすく、
出荷・輸送・保管の各段階で十分な保冷が必要であっ
た。特に保管輸送の段階での昇華ロスが無視できない量
となっていた。このため、各メーカーでは保管輸送時の
保冷に意を用い、例えば、繊維強化プラスチック(FR
P)製の外箱と、外箱の内側に設けられ断熱材が収納さ
れた断熱空間部とを有する保冷容器にドライアイスを収
納する方法が実施されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述したように従来の
保冷容器では、外箱の内側に設けられた断熱材で保冷を
行っているが、このような断熱材だけでは、ドライアイ
スに対して十分な保冷効果が得られなかった。
【0004】本発明は、これらの事情に鑑みてなされた
ものであり、低温物に対する保冷効果を向上することが
できる保冷容器の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明による請求項1に記載の保冷容器は、繊維強
化プラスチックで上面が開口した箱体に形成された外箱
と、この外箱の内面に設けられ断熱材が充填される断熱
空間部と、金属で上面が開口した箱体に形成されるとと
もに、底部及び側壁の内部に真空の空間部が形成され、
前記断熱空間部を介して前記外箱内に収納される内箱
と、断熱材で形成され、前記外箱の開口に挿入されるこ
とにより前記内箱の開口を閉じる蓋部と、を具備したこ
とを特徴とする。
【0006】本発明による請求項2に記載の保冷容器
は、請求項1に記載の保冷容器であって、前記内箱の素
材となる金属としてステンレス鋼を用いたことを特徴と
する。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の一
実施の形態を説明する。図1及び図2は本発明に係る保
冷容器の第1の実施の形態を示し、図1は保冷容器の断
面図、図2は保冷容器の外観を示す斜視図である。
【0008】図1において、保冷容器1は、繊維強化プ
ラスチックで上面が開口した箱体に形成された外箱10
と、この外箱10の内面に設けられ断熱材が充填される
断熱空間部20と、ステンレス鋼で上面が開口した箱体
に形成されるとともに、底部31及び側壁32の内部に
真空の空間部33が形成され、前記断熱空間部20を介
して前記外箱10内に収納される内箱30と、断熱材で
形成され、前記外箱10の開口に挿入されることにより
前記内箱30の開口を閉じる蓋部40と、から構成され
ている。
【0009】外箱10は、円筒状の側壁11の下側を底
面板12で閉塞し、側壁11の上側に上面板13を設け
たものである。上面板13の中央には円形の開口14が
設けられ、上面板13の下面の開口14の周りには、円
筒状の壁部15が下方に向けて延設されている。側壁1
1と上面板13の間は、製造工程の最後の段階でエポキ
シ系接着材等の適当な手段により接着している。
【0010】内箱30の底部31は、外側底面板34と
内側底面板35の二重構造となっている。内箱30の側
壁32は、円筒状の外側側面板36と円筒状の内側側面
板37の二重構造となっている。外側側面板36及び内
側側面板37の下側はそれぞれ外側底面板34及び内側
底面板35により閉塞されている。外側側面板36の上
側と内側側面板37の上側の間はリング状の上面板38
によって閉塞している。このような構造により、内箱3
0は、外側底面板34、内側底面板35、外側側面板3
6、内側側面板37及び上面板38によって囲まれる空
間部33の気密が保たれている。ここで、空間部33を
真空にする方法は、例えば上面板38に予め空気抜きの
パイプを形成し、このパイプにポンプを接続し空間部3
3から空気を抜いた後にパイプの内壁を高周波溶着等の
適当な手段により溶着し、パイプを閉塞する等の方法が
考えられる。内箱30は、このような構造で内側底面板
35と内側側面板37により形成された凹部にドライア
イスを収納する。
【0011】内箱30の上面板38の上面は、外箱10
の壁部15の下端に当接している。内側側面板37、上
面板38及び壁部15の内径はほぼ同一のサイズとなっ
ており、内側側面板37、上面板38及び壁部15の内
周面は連通した状態になっている。
【0012】外箱10、外側底面板34、外側側面板3
6及び上面板38に囲まれた断熱空間部20には断熱材
21が充填されている。本実施の形態の場合、断熱材2
1としては、外箱10と内箱30の間が動かないよう
に、硬質ウレタンを用いている。
【0013】蓋部40は、軟質の断熱材(例えば軟質ウ
レタン)により円盤状に形成した断熱部41と、この断
熱部41の上面に接着によって取り付けた把手42から
成る。断熱部41の上下の厚みは、外箱10の壁部15
の高さと同じ程度になっている。断熱部41の外周面
は、あまりフラットに形成しておらず、ドライアイスか
ら昇華した二酸化炭素が壁部15と断熱部41との間の
隙間からある程度通過できるようになっている。
【0014】図2に示すように、保冷容器1は、外箱1
0の上面板13の開口14を蓋部40の断熱部41で閉
塞している。この状態では、保冷容器1は円柱状となっ
ている。保冷容器1にドラアアイスを収納する場合は、
蓋部40の把手42に引くことにより、開口14から蓋
部40を引き抜き、図1の内箱30にドライアイスを収
納しから、開口14に蓋部40を挿入して開口14を閉
塞する。
【0015】このような実施の形態によれば、ステンレ
ス鋼の内箱30は、底部31及び側壁32の内部に真空
の空間部33が形成されているので、熱が外側から内側
に伝わりにくく、熱容量も小さくでき、内箱30からド
ライアイスに移る熱量を低下させ、これによりドライア
イスに対する保冷効果を向上することができ、昇華する
ドライアイスの量を低下させることができる。
【0016】図3は本発明に係る保冷容器の第2の実施
の形態を示す断面図であり、図1の同様の構成要素には
同じ符号を付して説明を省略している。図3において、
保冷容器5は、外箱50の壁部55の高さが、蓋部40
の断熱部41の高さの1/10程度となっており、内箱
70の側壁72が外箱50の上面板13の近くまで設け
られている。このようなサイズ設定により、開口14に
蓋部40を挿入して開口14を閉塞する状態では、蓋部
40の断熱部41が内箱70の開口まで挿入される。
【0017】この実施の形態の場合にも、内箱70の側
壁72は、円筒状の外側側面板76と円筒状の内側側面
板77の二重構造となっており、内箱70は、外側底面
板34、内側底面板35、外側側面板76、内側側面板
77及び上面板38によって囲まれる空間部73が真空
になっている。外箱50と内箱70の上面板38、外側
底面板34及び外側側面板76とに囲まれた断熱空間部
60には断熱材61が充填されている。
【0018】このうよな発明の実施の形態によっても、
図1の発明の実施の形態と同様の効果が得られる。尚、
図3の実施の形態の形態では、ドライアイスを収納する
保冷容器に適用したが、氷等他の低温物を収納する保冷
容器に適用してもよい。氷を収納する保冷容器には、氷
が溶解する量を低下させることができる。また、内箱は
ステンレス鋼で形成したが、チタン合金のような他の耐
食性が高い金属で形成してもよい。
【0019】
【発明の効果】以上述べた様に本発明によれば、低温物
に対する保冷効果を向上することができ、ドライアイス
や氷などの低温物を収納した場合に、この低温物から昇
華や溶解する量を低下させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る保冷容器の第1の実施の形態を示
する断面図。
【図2】保冷容器の外観を示す斜視図。
【図3】本発明に係る保冷容器の第1の実施の形態を示
する断面図。
【符号の説明】
1 保冷容器 10 外箱 20 断熱空間部 30 内箱 31 底部 32 側壁 33 空間部 40 蓋部
フロントページの続き Fターム(参考) 3E067 AA11 AB99 BA04A BB11A BB14A BB17A BB21A BB24A BC03A BC07A CA18 EA17 EB17 EB27 FB11 FC01 GA01 GA13 GA14 3L044 AA04 BA03 CA04 DC01 DC02 KA04 4B002 AA04 BA01 BA44 CA32

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 繊維強化プラスチックで上面が開口した
    箱体に形成された外箱と、 この外箱の内面に設けられ断熱材が充填される断熱空間
    部と、 金属で上面が開口した箱体に形成されるとともに、底部
    及び側壁の内部に真空の空間部が形成され、前記断熱空
    間部を介して前記外箱内に収納される内箱と、 断熱材で形成され、前記外箱の開口に挿入されることに
    より前記内箱の開口を閉じる蓋部と、 を具備したことを特徴とする保冷容器。
  2. 【請求項2】 前記内箱の素材となる金属としてステン
    レス鋼を用いたことを特徴とする請求項1に記載の保冷
    容器。
JP2000333565A 2000-10-31 2000-10-31 保冷容器 Pending JP2002136432A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000333565A JP2002136432A (ja) 2000-10-31 2000-10-31 保冷容器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000333565A JP2002136432A (ja) 2000-10-31 2000-10-31 保冷容器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002136432A true JP2002136432A (ja) 2002-05-14

Family

ID=18809625

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000333565A Pending JP2002136432A (ja) 2000-10-31 2000-10-31 保冷容器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002136432A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016514824A (ja) * 2013-03-29 2016-05-23 トキタエ エルエルシー 温度制御貯蔵システム

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0535761U (ja) * 1991-10-18 1993-05-14 古河電気工業株式会社 真空断熱容器
JPH09292091A (ja) * 1996-04-25 1997-11-11 Kubota Corp 断熱容器

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0535761U (ja) * 1991-10-18 1993-05-14 古河電気工業株式会社 真空断熱容器
JPH09292091A (ja) * 1996-04-25 1997-11-11 Kubota Corp 断熱容器

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016514824A (ja) * 2013-03-29 2016-05-23 トキタエ エルエルシー 温度制御貯蔵システム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5943875A (en) Self-cooling fluid container with nested refrigerant and fluid chambers
JP6227854B2 (ja) 保冷・保温容器用蓋組立体及び保冷・保温容器
US6854280B2 (en) Method for making a self-refrigerating drink package and equipment therefor
JP2002136432A (ja) 保冷容器
JP2002034800A (ja) 手持ち可搬式金属製断熱容器
JP2018115755A (ja) 真空断熱材、真空断熱材の製造方法及び冷蔵庫
KR100664279B1 (ko) 냉장고 캐비넷용 진공 단열재 및 그 제조 방법과, 이를적용한 냉장고 캐비넷의 단열 구조
KR20210074665A (ko) 단열공간을 형성한 이중 용기
JP3103332U (ja) 保冷型コンテナ
JP2017172825A (ja) 保冷方法
JPS5911900Y2 (ja) 生鮮物の低温輸送用容器
JP3025538U (ja) 切り花の保冷容器
JP2618541B2 (ja) 真空断熱構造
EP3984908A1 (en) Freezing transport container, and cryogenic liquefied gas absorber case
KR200489107Y1 (ko) 음식물 쓰레기 보관통
KR200489686Y1 (ko) 음식물 쓰레기 보관통
JP2723679B2 (ja) 真空断熱材用容器の製造方法
CN206552559U (zh) 储存容器
JP2017172824A (ja) 保冷方法
JPH0728139Y2 (ja) 真空予冷用保冷容器
KR20060091344A (ko) 컵 뚜껑
JP3089493B2 (ja) 真空予冷用保冷容器
JPH11124187A (ja) 断熱容器
JPH0340779Y2 (ja)
KR200249362Y1 (ko) 패트병 음료용 보냉용기

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070801

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100419

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100427

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20100907