JP2002136424A - 煮釜のあく取り装置 - Google Patents

煮釜のあく取り装置

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JP2002136424A JP2000335384A JP2000335384A JP2002136424A JP 2002136424 A JP2002136424 A JP 2002136424A JP 2000335384 A JP2000335384 A JP 2000335384A JP 2000335384 A JP2000335384 A JP 2000335384A JP 2002136424 A JP2002136424 A JP 2002136424A
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Yoshihisa Okamoto
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Abstract

(57)【要約】 【課題】長い湯路と、その熱湯流湯にあく取りコンベア
とを持つ湯槽では、湯路に周期の大きい波が生じたと
き、その波の谷の部分があく取りコンベアに達すると、
あく取りコンベアが湯中から浮き上がってしまい、浮遊
物を除去することができなくなることがある。 【解決手段】上記課題は、内部を仕切板によって区画し
て屈曲した長い一連の湯路を形成し、その湯路の材料投
入部と煮魚取出し部との間に、あく取りコンベアを設け
た煮釜において、前記煮釜に余剰の煮湯を排出させる溢
水口を設けるとともに、前記あく取りコンベアの近傍に
水位センサとその水位センサの信号によって開閉制御さ
れる補湯管を設けて、水位センサが予定以下の低水位を
検出したとき補湯管から湯路に湯が補給されるようにし
たものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は煮干し用の小魚を煮る
のに好適な煮釜に関するもので、特に、開放形の湯槽内
に屈曲した長い湯路を設けたものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、図3で示すように、上面が開
いた浅い四角形の箱体を用い、その内部を仕切板11に
よって区画して、つづら折りの形をした湯路12を形成
した煮干し用の煮釜10が知られており、その湯路12
の上流側に設けた投入コンベア13から小魚を投入し、
熱湯とともに下流側に設けた引上コンベア14まで流動
させつつ茹で上げるものが知られている(例えば、実開
平5−55895号公報)。さらに、上記煮釜では投入
された小魚がゆだると、その中に混じっている小たこや
小えびなどの夾雑物が湯面に浮き上がることが知られて
いる。また、その浮遊物が煮湯とともに流動して製品と
なる小魚の中へ混入し、品質を低下させることから、そ
の浮遊物を網ですくって除去する作業が行われていた
が、その作業は熱くて作業効率が低い上、危険でもあっ
た。そのような不具合を回避するため、従来、前記湯路
12に、小さいあく取りコンベア21を傾斜させて設
け、そのあく取りコンベア21の下側の端部を煮湯中へ
浸し、浮き上がった夾雑物(以下、浮遊物という)を熱
湯中から引き上げることが試みられた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た小魚を熱湯とともに流動させつつ茹でる方式の煮釜で
は、湯路が細く長いため、湯路の中に比較的大きい波、
すなわち、うねりが生じて煮湯の流動方向と同方向へ進
行し、やがて、あく取りコンベア21に至るが、そのう
ねりにより水位が大きく変動して、あく取りコンベア2
1の下端部が煮湯の湯面上へ露出してしまい浮遊物の除
去が一時的にできなくなる状態を生じるので、煮干しの
中へ浮遊物が混入して、その品質を低下させた。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記した課題は、煮釜の
内部を仕切板によって区画して始端と終端が連結された
一連の湯路を形成し、その湯路を溢水口によって所定の
水位に設定した煮湯で満たし、湯路に設けた材料投入部
と煮魚取出し部との間にあく取りコンベアを設けるとと
もに、前記あく取りコンベアの近傍に湯路の水位を検出
する水位センサと、一端を湯源に接続された補湯管とを
配し、前記補湯管に水位センサの信号によって開閉制御
される開閉弁を設け、水位センサが予定以下の低水位を
検出したとき前記開閉弁を開く構成とすることによって
解決される。そこでは、前記水位センサと開閉弁とはボ
ールタップ弁を構成させるのが好ましい。
【0005】
【作用】あく取りコンベアの近傍で煮湯の水位が低下し
始めると、その状態が水位センサにより検出され、補湯
管からあく取りコンベア近傍の湯路に湯が補給される。
補給された湯によりあく取りコンベア近傍の水位が回復
するから、うねりが打ち消されてあく取りコンベアの下
端部は常に水中に保持される。また、湯の補給によって
湯槽内の水量が増加するが、余剰となった湯は溢水口か
ら湯槽の外へ排除される。
【0006】
【発明の実施の態様】図1中、10は煮干しを作る材料
としての小魚をゆでるのに用いられる煮釜であり、あく
取りコンベア21が付設されている。煮釜10は図3お
よび、前記「従来の技術」の欄で説明したように、上面
が開放された背の低い箱状をなし、内部を長手方向に配
置された仕切板11、11によって幅方向に区画し両端
部で折り曲げて、つづら折り状とし一連に形成された湯
路12を有する。
【0007】その湯路12には上流側に位置して投入コ
ンベア13と、下流側に位置して引上コンベア14とが
設けられており、前記投入コンベア13から湯路12の
中へ投入された小魚を、高温の煮湯とともに下流側に設
けた引上コンベア14まで流動する間に茹で上げられる
よう構成されている。15はスクリュであり、湯路12
を満たす煮湯を矢印方向へ流動させるべく設けられてい
る。16は煮釜10内の余剰の煮湯を外部へ排出し、湯
面を一定に保つための溢水口である。なお、以上に述べ
た煮釜10の構成は、市販されている煮釜(図示してな
い)と大差がない。
【0008】20は本願発明の要部をなす、あく取り装
置である。あく取り装置20は前記あく取りコンベア2
1と、湯路12へ熱湯を補給するための補湯手段31か
らなっている。
【0009】あく取りコンベア21は図4で示すよう
に、支枠22によって湯路12内に支持された傾斜フレ
ーム23を有する。傾斜フレーム23は13度前後の角
度に傾斜して保持されており、その上端部と下端部とに
ローラ24とローラ25とを回転可能に支持している。
26は網状のメッシュベルトで構成されたコンベアベル
トであり、前記ローラ24とローラ25との間に巻回さ
れ、矢印方向に駆動される。すなわち、上面が下方から
上方へ移動する。
【0010】かくて、煮湯の表面に浮遊して流動する夾
雑物があく取りコンベア21に達すると、コンベアベル
ト26によって湯面から引き上げられ、上端部から下方
の排出樋27上へ落下する。28はコンベアベルト26
の裏面から排出樋へ向けて水を噴射する水ノズルであ
り、水ノズル28から噴射された水はコンベアベルト2
6に付着した浮遊物を排出樋27の上へ洗い流し、再び
湯路12へ戻ることがないようにするとともに、コンベ
アベルト26から落下した夾雑物を湯路12の外へ流動
させて排除する。
【0011】補湯手段31は図1で示すように、熱湯タ
ンク32と、その底部に上端を接続させた補湯管33と
を有する。補湯管33の下端はあく取りコンベア21の
上流側において、予想される最低の湯面よりやゝ下側に
開口させてある。34は補湯管33に設けた開閉弁であ
り、前記熱湯タンク32から供給される湯の流通遮断を
行うために設けられている。この例において開閉弁34
は電磁開閉式であり、マイクロプロセッサからなるコン
トローラ35によって開閉制御される。36はコントロ
ーラ35の信号源である水位センサであって、あく取り
コンベア21の上流側の水位を比較的短い間隔で検出し
て、その信号を前記コントローラ35へ送る。
【0012】かくて、湯路12で発生したうねりが進行
し、あく取りコンベア21に達すると水位が大きく変化
し、それに対応する信号がコントローラ35へ送られ
る。コントローラ35は水位センサ36から送られる水
位の信号から、水位が予定以下に低下したことを検出す
ると開閉弁34へ信号を送って開弁させる。よって、熱
湯タンク32内の熱湯が補湯管33を通して湯路12へ
補給され、水位の低下を阻止する。湯路12内の水位が
所定の高さに回復すれば、コントローラ35は開閉弁3
4へ送っていた開弁信号を停止するので、開閉弁34は
補湯管33の通水を遮断する。
【0013】なお、開閉弁34を開閉する手段は上記し
たコントローラ35と水位センサ36との組み合わせに
限定されない。すなわち、それらに代えて図2で示すボ
ールタップ弁37を用いてもよいことはもちろんであ
る。なお、ボールタップ弁37は開閉弁38とフロート
39とを有し、湯面に浮かせたフロート39が湯面とと
もに所定の位置以下まで下がったとき開閉弁38を開弁
するもので、その構成は周知に属するので詳細な説明を
省略する。
【0014】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、湯路に発生し
た煮湯のうねりがあく取りコンベアに接近すると、その
うねりによってり生じる湯面の昇降が水位センサによっ
て検出され補湯手段をなす補湯管から低水位の部分へ湯
が供給され、あく取りコンベアの部分における湯路の水
面変動がなくなり、煮湯と共に流動してくる浮遊物があ
く取りコンベアによって確実に排除される。請求項2の
発明によれば、水位センサと開閉弁とが、市販品によっ
て充足することができ,製造コストを著しく低下させ
る。などの効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明に係る煮釜のあく取り装置の一実施態
様を示す模式的な側面図である。
【図2】図1で示す装置の他の実施態様を示す図1相当
の側面図である。
【図3】煮釜の外観図である。
【図4】そのあく取りコンベアの湯路に沿った断面図で
ある。
【符号の説明】
10・・・・煮釜 11・・・・仕切板 12・・・・湯路 13・・・・投入コンベア 14・・・・引上コンベア 15・・・・スクリュ 16・・・・溢水口 20・・・・あく取り装置 21・・・・あく取りコンベア 22・・・・支枠 23・・・・傾斜フレーム 24、25・・・・ローラ 26・・・・コンベアベルト(メッシュベルト) 27・・・・排出樋 28・・・・水ノズル 31・・・・補湯手段 32・・・・熱湯タンク 33・・・・補湯管 34・・・・開閉弁 35・・・・コントローラ 36・・・・水位センサ 37・・・・ボールタップ弁 38・・・・開閉弁 39・・・・フロート

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】煮釜の内部を仕切板によって区画して始端
    と終端が連結された一連の湯路を形成し、その湯路を溢
    水口によって所定の水位に設定した煮湯で満たし、湯路
    に設けた材料投入部と煮魚取出し部との間にあく取りコ
    ンベアを設けるとともに、前記あく取りコンベアの近傍
    に湯路の水位を検出する水位センサと、一端を湯源に接
    続された補湯管とを配し、前記補湯管に水位センサの信
    号によって開閉制御される開閉弁を設け、水位センサが
    予定以下の低水位を検出したとき前記開閉弁を開く構成
    としたあく取り装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記水位センサと開閉
    弁とはボールタップ弁を構成しているあく取り装置。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007111033A (ja) * 2005-09-22 2007-05-10 Suzuki Tekkosho:Kk 生茶葉の茹で処理装置

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