JP2002135268A - 無線通信端末、無線通信方法、および、情報記録媒体 - Google Patents

無線通信端末、無線通信方法、および、情報記録媒体

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JP2002135268A
JP2002135268A JP2000324310A JP2000324310A JP2002135268A JP 2002135268 A JP2002135268 A JP 2002135268A JP 2000324310 A JP2000324310 A JP 2000324310A JP 2000324310 A JP2000324310 A JP 2000324310A JP 2002135268 A JP2002135268 A JP 2002135268A
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B7/00Radio transmission systems, i.e. using radiation field
    • H04B7/14Relay systems
    • H04B7/15Active relay systems
    • H04B7/155Ground-based stations
    • H04B7/15528Control of operation parameters of a relay station to exploit the physical medium
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  • Input Circuits Of Receivers And Coupling Of Receivers And Audio Equipment (AREA)
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  • Reduction Or Emphasis Of Bandwidth Of Signals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 見通し内通信に適した周波数帯を用いた無線
通信で遮蔽物が途中に存在しても通信を可能にする無線
通信端末等を提供する。 【解決手段】 初期検出部102は、上位局モードの他
端末と通信できるか検出し、できる場合、下位局モード
設定部104は、下位局モードを設定し、当該他端末を
上位端末記憶部106に登録し、これに自身が従属する
旨を送信し、できない場合、上位局モード設定部107
は、上位局モードを設定し、上位局モードの場合、下位
端末登録部108は、他端末が自身に従属する旨を受信
すると、これを下位端末記憶部109に登録し、上位局
維持検出部110は、下位局との通信が可能か定期的に
調べ、下位局維持検出部111は、上位局との通信が可
能か定期的に調べ、未定モード設定部112は、通信が
可能でない場合、未定モードを設定し、送信部113
は、メッセージを送信し、受信部114は、メッセージ
を受信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無線通信端末、無
線通信方法、および、情報記録媒体に関する。
【0002】特に、見通し内通信に適した周波数帯を用
いた無線通信であっても遮蔽物が途中に存在しても中継
を行って通信を可能にするのに好適な無線通信端末、無
線通信方法、および、これらを実現するためのプログラ
ムを記録したコンピュータ読取可能な情報記録媒体に関
する。
【0003】
【従来の技術】アナログ携帯電話やPDC(Personal D
igital Cellular)、PHS(Personal Handyphone Sys
tem)など、マイクロ波周波数帯や準マイクロ波周波数
帯を用いて屋外環境で移動体通信を行う移動無線通信シ
ステムが普及しつつある。ミリ波周波数帯を用いたコー
ドレス電話などの無線通信システムも提案され、研究開
発が進められている。
【0004】特にミリ波周波数帯、マイクロ波周波数
帯、もしくは、準マイクロ波周波数帯、たとえば、2G
Hz帯を用いた移動体間、静止体−移動体間の無線通信
では、移動体の位置が動的に変動することにより、二者
間の伝搬路の状況が大きく変化することが多い。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな周波数帯における通信では、通信相手が遮蔽物に隠
されると、遮蔽による減衰を受ける。また、二者間の距
離が離れた場合にも、距離による減衰が生じやすい。こ
のような減衰は、特に、見通し内(Line of Sight;L
oS)通信に向いた周波数帯の場合に顕著である。
【0006】したがって、このような減衰のために、伝
送品質が劣化したり、通信自体が不可能になってしまう
という問題が発生していた。
【0007】本発明は、以上のような課題を解決するた
めになされたもので、見通し内通信に適した周波数帯を
用いた無線通信であっても遮蔽物が途中に存在しても中
継を行って通信を可能にするのに好適な無線通信端末、
無線通信方法、および、これらを実現するためのプログ
ラムを記録したコンピュータ読取可能な情報記録媒体を
提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
め、本発明の原理にしたがって、下記の発明を開示す
る。
【0009】本発明の第1の観点に係る無線通信端末
は、未定モードと上位局モードと下位局モードとを含む
動作モードで動作する無線通信端末であって、初期検出
部と、下位局モード設定部と、上位局モード設定部と、
下位端末登録部と、上位局維持検出部と、下位局維持検
出部と、未定モード設定部と、送信部と、受信部と、を
備えるように構成する。
【0010】ここで、初期検出部は、動作モードが未定
モードに設定されている場合、上位局モードで動作する
他の無線通信端末との通信が可能であるか否かを検出す
る。
【0011】一方、下位局モード設定部は、初期検出部
により上位局モードで動作する他の無線通信端末との通
信が可能である旨検出された場合、動作モードを下位局
モードに設定し、当該他の無線通信端末を上位端末とし
て登録し、当該上位端末に自身が従属する旨の従属情報
を送信する。
【0012】さらに、上位局モード設定部は、初期検出
部により上位局モードで動作する他の無線通信端末との
通信が可能でない旨検出された場合、動作モードを上位
局モードに設定する。
【0013】そして、下位端末登録部は、動作モードが
上位局モードに設定され、下位局モードで動作する他の
無線通信端末から当該他の無線通信端末が自身に従属す
る旨の従属情報を受信した場合、当該他の無線通信端末
を下位端末として登録する。
【0014】一方、上位局維持検出部は、動作モードが
上位局モードに設定されている場合、下位端末として登
録されている他の無線通信端末との通信が可能であるか
否かを検出する。
【0015】さらに、下位局維持検出部は、動作モード
が下位局モードに設定されている場合、上位端末として
登録されている他の無線通信端末との通信が可能である
か否かを検出する。
【0016】そして、未定モード設定部は、上位局維持
検出部により下位端末として登録されている他の無線通
信端末との通信が可能でない旨検出された場合、もしく
は、下位局維持検出部により上位端末として登録されて
いる他の無線通信端末との通信が可能でない旨検出され
た場合、もしくは、動作モードが上位局モードに設定さ
れ下位端末としていずれの無線通信端末も登録されてい
ない場合、動作モードを未定モードに設定する。
【0017】一方、送信部は、他の無線通信端末にメッ
セージを送信する。
【0018】そして、受信部は、他の無線通信端末から
メッセージを受信する。
【0019】また、本発明の無線通信端末において、上
位局維持検出部により下位端末として登録されている他
の無線通信端末との通信が可能である旨が検出されてか
ら、動作モードが上位局モードを維持した時間が所定の
時間を超えるまで、上位局維持検出部は検出を行わない
ように構成することができる。
【0020】また、本発明の無線通信端末において、下
位局維持検出部により上位端末として登録されている他
の無線通信端末との通信が可能である旨が検出されてか
ら、動作モードが下位局モードを維持した時間が所定の
時間を超えるまで、下位局維持検出部は検出を行わない
ように構成することができる。
【0021】また、本発明の無線通信端末(以下「発信
元端末」という。)は、当該発信元端末から他の無線通
信端末(以下「宛先端末」という。)へデータ情報を転
送する場合、以下のように構成することができる。
【0022】すなわち、送信部は、当該宛先端末を指定
する宛先メッセージと、当該データ情報を指定するデー
タ情報メッセージと、を送信する。
【0023】そして、受信部が当該宛先端末から当該デ
ータ情報を受信した旨の確認メッセージを受信できなか
った場合であって、当該宛先端末以外の無線通信端末
(以下「中継端末」という。)から当該宛先端末への伝
送を中継する旨の中継申出メッセージを受信した場合、
送信部は、当該中継端末へ当該宛先端末宛の当該データ
情報を指定するデータ情報メッセージを送信する。
【0024】また、本発明の無線通信端末(以下「宛先
端末」という。)は、以下のように構成することができ
る。
【0025】すなわち、受信部が他の無線通信端末(以
下「発信元端末」という。)から当該宛先端末を指定す
る宛先メッセージと、当該宛先端末宛のデータ情報を指
定するデータ情報メッセージと、を受信した場合、送信
部は、当該発信元端末へ、当該データ情報を受信した旨
の確認メッセージを送信する。
【0026】また、本発明の無線通信端末(以下「宛先
端末」という。)は、以下のように構成することができ
る。
【0027】すなわち、受信部が他の無線通信端末(以
下「発信元端末」という。)から当該宛先端末を指定す
る宛先メッセージを受信し、当該発信元端末から当該宛
先端末宛のデータ情報を指定するデータ情報メッセージ
を受信しなかった場合、送信部は、当該発信元端末へ、
当該データ情報を受信しなかった旨の未確認メッセージ
を送信する。
【0028】また、本発明の無線通信端末(以下「中継
端末」という。)は、動作モードが上位局モードに設定
されている場合、以下のように構成することができる。
【0029】すなわち、受信部が他の無線通信端末(以
下「発信元端末」という。)から下位局として登録され
ている無線通信端末(以下「宛先端末」という。)を指
定する宛先メッセージを受信した場合、送信部は、当該
発信元端末へ、当該宛先端末への伝送を中継する旨の中
継申出メッセージを送信する。
【0030】さらに、受信部が当該発信元端末から当該
宛先端末宛のデータ情報を指定するデータ情報メッセー
ジを受信した場合、送信部は、当該宛先端末へ、当該宛
先端末を指定する宛先メッセージと、当該データ情報を
指定するデータ情報メッセージと、を送信する。
【0031】また、本発明の無線通信端末(以下「中継
端末」という。)は、動作モードが上位局モードに設定
されている場合、以下のように構成することができる。
【0032】すなわち、受信部が下位局として登録され
ている無線通信端末(以下「副中継端末」という。)か
ら他の無線通信端末(以下「宛先端末」という。)を指
定する問合せメッセージを受信した場合、当該宛先端末
も下位局として登録されていれば、送信部は、当該副中
継端末へ、中継了承メッセージを送信する。
【0033】さらに、受信部が当該宛先端末宛のデータ
情報を指定するデータ情報メッセージを当該副中継端末
から受信した場合、送信部は、当該宛先端末へ、当該宛
先端末を指定する宛先メッセージと、当該データ情報を
指定するデータ情報メッセージと、を送信する。
【0034】また、本発明の無線通信端末(以下「副中
継端末」という。)は、動作モードが下位局モードに設
定されている場合、以下のように構成することができ
る。
【0035】すなわち、受信部が、他の無線通信端末
(以下「発信元端末」という。)から他の無線通信端末
(以下「宛先端末」という。)を指定する宛先メッセー
ジを受信した場合、送信部は、上位端末として登録され
ている無線通信端末(以下「中継端末」という。)へ、
当該宛先端末を指定する問合せメッセージを、送信す
る。
【0036】さらに、受信部が当該中継端末から中継了
承メッセージを受信した場合、送信部は、当該発信元端
末へ、当該宛先端末への伝送を中継する旨の中継申出メ
ッセージを送信する。
【0037】さらに、受信部が当該発信元端末から当該
宛先端末宛のデータ情報を指定するデータ情報メッセー
ジを受信した場合、送信部は、当該中継端末へ、当該宛
先端末宛の当該データ情報を指定するデータ情報メッセ
ージを送信する。
【0038】また、本発明の無線通信端末は、送信部と
受信部による伝送において、データ情報メッセージと、
それ以外のメッセージと、は時分割されて伝送されるよ
うに構成することができる。
【0039】本発明の第2の観点に係る無線通信方法
は、未定モードと上位局モードと下位局モードとを含む
動作モードを用いる無線通信方法であって、初期検出工
程と、下位局モード設定工程と、上位局モード設定工程
と、下位端末登録工程と、上位局維持検出工程と、下位
局維持検出工程と、未定モード設定工程と、を備えるよ
うに構成することができる。
【0040】ここで、初期検出工程では、動作モードが
未定モードに設定されている場合、上位局モードで動作
する他の無線通信端末との通信が可能であるか否かを検
出する。
【0041】一方、下位局モード設定工程では、初期検
出工程にて上位局モードで動作する他の無線通信端末と
の通信が可能である旨検出された場合、動作モードを下
位局モードに設定し、当該他の無線通信端末を上位端末
として登録し、当該上位端末に自身が従属する旨の従属
情報を送信する。
【0042】さらに、上位局モード設定工程では、初期
検出工程にて上位局モードで動作する他の無線通信端末
との通信が可能でない旨検出された場合、動作モードを
上位局モードに設定する。
【0043】そして、下位端末登録工程では、動作モー
ドが上位局モードに設定され、下位局モードで動作する
他の無線通信端末から当該他の無線通信端末が自身に従
属する旨の従属情報を受信した場合、当該他の無線通信
端末を下位端末として登録する。
【0044】一方、上位局維持検出工程では、動作モー
ドが上位局モードに設定されている場合、下位端末とし
て登録されている他の無線通信端末との通信が可能であ
るか否かを検出する。
【0045】さらに、下位局維持検出工程では、動作モ
ードが下位局モードに設定されている場合、上位端末と
して登録されている他の無線通信端末との通信が可能で
あるか否かを検出する。
【0046】そして、未定モード設定工程では、上位局
維持検出工程にて下位端末として登録されている他の無
線通信端末との通信が可能でない旨検出された場合、も
しくは、下位局維持検出工程にて上位端末として登録さ
れている他の無線通信端末との通信が可能でない旨検出
された場合、もしくは、動作モードが上位局モードに設
定され下位端末としていずれの無線通信端末も登録され
ていない場合、動作モードを未定モードに設定する。
【0047】また、本発明の無線通信方法において、上
位局維持検出工程にて下位端末として登録されている他
の無線通信端末との通信が可能である旨が検出されてか
ら、動作モードが上位局モードを維持した時間が所定の
時間を超えた場合、上位局維持検出工程による検出を再
度行うように構成することができる。
【0048】また、本発明の無線通信方法において、下
位局維持検出工程にて上位端末として登録されている他
の無線通信端末との通信が可能である旨が検出されてか
ら、動作モードが下位局モードを維持した時間が所定の
時間を超えた場合、下位局維持検出工程による検出を再
度行うように構成することができる。
【0049】また、本発明の無線通信方法は、当該方法
を実施する無線通信端末(以下「発信元端末」とい
う。)から他の無線通信端末(以下「宛先端末」とい
う。)へデータ情報を転送する場合、以下の工程をさら
に備えるように構成することができる。
【0050】(1)当該宛先端末を指定する宛先メッセ
ージと、当該データ情報を指定するデータ情報メッセー
ジと、を送信する工程。
【0051】(2)当該宛先端末から当該データ情報を
受信した旨の確認メッセージを受信できなかった場合で
あって、当該宛先端末以外の無線通信端末(以下「中継
端末」という。)から当該宛先端末への伝送を中継する
旨の中継申出メッセージを受信した場合、当該中継端末
へ当該宛先端末宛の当該データ情報を指定するデータ情
報メッセージを送信する工程。
【0052】また、本発明の無線通信方法は、当該方法
を実施する無線通信端末(以下「宛先端末」という。)
において、他の無線通信端末(以下「発信元端末」とい
う。)から当該宛先端末を指定する宛先メッセージと、
当該宛先端末宛のデータ情報を指定するデータ情報メッ
セージと、を受信した場合、当該発信元端末へ、当該デ
ータ情報を受信した旨の確認メッセージを送信する工程
をさらに備えるように構成することができる。
【0053】また、本発明の無線通信方法は、当該方法
を実施する無線通信端末(以下「宛先端末」という。)
において、他の無線通信端末(以下「発信元端末」とい
う。)から当該宛先端末を指定する宛先メッセージを受
信し、当該発信元端末から当該宛先端末宛のデータ情報
を指定するデータ情報メッセージを受信しなかった場
合、当該発信元端末へ、当該データ情報を受信しなかっ
た旨の未確認メッセージを送信する工程をさらに備える
ように構成することができる。
【0054】また、本発明の無線通信方法は、当該方法
を実施する無線通信端末(以下「中継端末」という。)
において、動作モードが上位局モードに設定されている
場合、以下の工程を備えるように構成することができ
る。
【0055】(1)他の無線通信端末(以下「発信元端
末」という。)から下位局として登録されている無線通
信端末(以下「宛先端末」という。)を指定する宛先メ
ッセージを受信した場合、当該発信元端末へ、当該宛先
端末への伝送を中継する旨の中継申出メッセージを送信
する工程。
【0056】(2)さらに、当該発信元端末から当該宛
先端末宛のデータ情報を指定するデータ情報メッセージ
を受信した場合、当該宛先端末へ、当該宛先端末を指定
する宛先メッセージと、当該データ情報を指定するデー
タ情報メッセージと、を送信する工程。
【0057】また、本発明の無線通信方法は、当該方法
を実施する無線通信端末(以下「中継端末」という。)
において、動作モードが上位局モードに設定されている
場合、以下の工程を備えるように構成することができ
る。
【0058】(1)下位局として登録されている無線通
信端末(以下「副中継端末」という。)から他の無線通
信端末(以下「宛先端末」という。)を指定する問合せ
メッセージを受信した場合、当該宛先端末も下位局とし
て登録されていれば、当該副中継端末へ、中継了承メッ
セージを送信する工程。
【0059】(2)さらに、当該宛先端末宛のデータ情
報を指定するデータ情報メッセージを当該副中継端末か
ら受信した場合、当該宛先端末へ、当該宛先端末を指定
する宛先メッセージと、当該データ情報を指定するデー
タ情報メッセージと、を送信する工程。
【0060】また、本発明の無線通信方法は、当該方法
を実施する無線通信端末(以下「副中継端末」とい
う。)において、動作モードが下位局モードに設定され
ている場合、以下の工程を備えるように構成することが
できる。
【0061】(1)他の無線通信端末(以下「発信元端
末」という。)から他の無線通信端末(以下「宛先端
末」という。)を指定する宛先メッセージを受信した場
合、上位端末として登録されている無線通信端末(以下
「中継端末」という。)へ、当該宛先端末を指定する問
合せメッセージを、送信する工程。
【0062】(2)さらに、当該中継端末から中継了承
メッセージを受信した場合、当該発信元端末へ、当該宛
先端末への伝送を中継する旨の中継申出メッセージを送
信する工程。
【0063】(3)さらに、当該発信元端末から当該宛
先端末宛のデータ情報を指定するデータ情報メッセージ
を受信した場合、当該中継端末へ、当該宛先端末宛の当
該データ情報を指定するデータ情報メッセージを送信す
る工程。
【0064】また、本発明の無線通信方法において、デ
ータ情報メッセージと、それ以外のメッセージと、は時
分割されて伝送されるように構成することができる。
【0065】本発明の第3の観点に係るコンピュータ読
取可能な情報記録媒体は、コンピュータを、上記の無線
通信装置として機能させるプログラムを記録するように
構成する。
【0066】本発明の情報記録媒体に記録されたプログ
ラムを、他の無線通信端末と通信可能なコンピュータに
実行させることにより、本発明の無線通信端末、およ
び、無線通信方法を実現することができる。
【0067】また、当該コンピュータとは独立して、本
発明のプログラムを記録した情報記録媒体を配布、販売
することができる。
【0068】特に、当該コンピュータがDSP(Digita
l Signal Processor)やFPGA(Field Programmable
Gate Array)などのプログラム可能な電子回路を有す
る場合には、本発明の情報記録媒体に記録されたプログ
ラムを無線にて当該コンピュータに伝送し、当該コンピ
ュータ内のDSPやFPGAにこれを実行させて、本発
明の無線通信端末とするソフトウェアラジオ形式の手法
を利用することができる。
【0069】
【発明の実施の形態】以下に本発明の一実施形態を説明
する。なお、以下に説明する実施形態は説明のためのも
のであり、本発明の範囲を制限するものではない。した
がって、当業者であればこれらの各要素もしくは全要素
をこれと均等なものに置換した実施形態を採用すること
が可能であるが、これらの実施形態も本発明の範囲に含
まれる。
【0070】(実施形態)図1は、本発明の無線通信端
末の実施形態の概要構成を示す模式図である。以下、本
図を参照して説明する。
【0071】無線通信端末101は、未定モード、上位
局モード、下位局モードのいずれかの動作モードで動作
する。
【0072】無線通信端末101の初期検出部102
は、無線通信端末101が未定モードで動作している場
合、アンテナ103を介して、上位局モードで動作する
他の無線通信端末との通信が可能であるか否かを検出す
る。
【0073】さらに、上位局として動作する通信可能な
無線通信端末が複数ある場合には、初期検出部102
は、もっとも伝搬路状況が良好な無線通信端末を上位局
とする。
【0074】初期検出部102により、上位局モードで
動作する他の無線通信端末との通信が可能である旨検出
された場合、下位局モード設定部104は、動作モード
を下位局モードに設定し、当該他の無線通信端末を上位
端末として登録し、当該上位端末に自身が従属する旨の
従属情報を送信する。
【0075】動作モードの設定は、動作モード記憶部1
05に、上位端末の情報は、上位端末記憶部106に、
それぞれ記憶される。
【0076】一方、初期検出部102により、上位局モ
ードで動作する他の無線通信端末との通信が可能でない
旨検出された場合、上位局モード設定部107は、動作
モードを上位局モードに設定する。
【0077】そして、下位端末登録部108は、動作モ
ードが上位局モードに設定され、下位局モードで動作す
る他の無線通信端末から当該他の無線通信端末が自身に
従属する旨の従属情報をアンテナ103を介して受信し
た場合、当該他の無線通信端末を下位端末として登録す
る。
【0078】下位端末の情報は、下位端末記憶部109
に記憶される。
【0079】一方、上位局維持検出部110は、動作モ
ードが上位局モードに設定されている場合、下位端末記
憶部109に記憶されている下位端末との通信が可能で
あるか否かを動作モードが上位局である間、所定の時間
間隔で定期的に検出する。
【0080】さらに、下位局維持検出部111は、動作
モードが下位局モードに設定されている場合、上位端末
記憶部106に記憶されている上位端末との通信が可能
であるか否かを動作モードが下位局である間、所定の時
間間隔で定期的に検出する。
【0081】そして、未定モード設定部112は、以下
のいずれかの場合に、動作モードを未定モードに設定す
る。
【0082】(a)上位局維持検出部110により下位
端末との通信が可能でない旨検出された場合。
【0083】(b)下位局維持検出部111により、上
位端末との通信が可能でない旨検出された場合。
【0084】(c)動作モードが上位局モードに設定さ
れ、下位端末としていずれの無線通信端末も登録されな
いまま所定の時間が経過した場合。
【0085】一方、送信部113は、他の無線通信端末
にメッセージを送信する。
【0086】さらに、受信部114は、他の無線通信端
末からメッセージを受信する。
【0087】なお、本図においては、通常の無線通信端
末において用いられるバンドパスフィルタ、変復調器な
どの図示は省略しているが、通常の公知の技術を用いれ
ば本無線通信端末101を実現することができる。
【0088】また、動作モード記憶部105、上位端末
記憶部106、下位端末記憶部109は、RAM(Rand
om Access Memory)などにより実現することができる。
【0089】下位局モード設定部104、上位局モード
設定部107、未定モード設定部112は、無線通信端
末101を制御するCPU(Central Processing Uni
t;中央処理ユニット)により実現することができる。
【0090】また、初期検出部102、下位端末登録部
108、上位局維持検出部110、下位局維持検出部1
11、送信部113、受信部114は、上記CPUと、
通常の移動体通信ユニットと、の共働により実現するこ
とができる。
【0091】本実施形態では、他の端末との「通信が可
能」であるための条件として、単に通信が可能であるの
みではなく、搬送波電力対雑音電力比(以下「CN比」
という。)が所定の閾値を上回ることを要件として採用
することにより、安定した通信ができるようにする。以
下、理解を容易にするため、通信が可能で、かつ、CN
比が所定の閾値を上回ることを単に「通信が可能」とい
うことにする。
【0092】(動作モード遷移処理)図2は、本実施形
態において、無線通信端末101の動作モードを遷移さ
せる動作モード遷移処理の制御の流れを示すフローチャ
ートである。以下、本図を参照して説明する。
【0093】無線通信端末101は、電源を投入した直
後は未定モードに設定されている。まず、上位局モード
で動作する他の端末と通信が可能であるか否かを調べる
(ステップS201)。
【0094】上位局モードで動作する他の端末と通信が
可能である場合(ステップS201;Yes)、動作モ
ードを下位局モードに設定する(ステップS202)。
この際に、上位端末を登録し上位端末に従属情報を送信
する。そして、所定の時間待機した後(ステップS20
3)、上位端末との通信が可能であるか否かを調べ(ス
テップS204)、可能である場合(ステップS20
4;Yes)、ステップS203に戻る。可能でない場
合(ステップS204;No)、動作モードを未定モー
ドに設定する(ステップS205)。これにより、処理
はステップS201に戻ることになる。
【0095】一方、上位局モードで動作する他の端末と
通信が可能でない場合(ステップS201;No)、動
作モードを上位局モードに設定する(ステップS20
6)。動作モードが上位局モードである間は、他の端末
から従属情報を受信するとその端末を下位端末として登
録する。
【0096】そして、所定の時間待機した後(ステップ
S207)、下位端末として登録されているものがある
か否かを調べ(ステップS208)、なければ(ステッ
プS208;No)、動作モードを未定モードに設定し
(ステップS210)、ステップS201に戻る。
【0097】下位端末として登録されているものがあれ
ば(ステップS208;Yes)、それらと通信が可能
であるか否かを調べ(ステップS209)、通信が可能
であれば(ステップS209;Yes)、ステップS2
07に戻り、そうでなければ(ステップS209;N
o)、動作モードを未定モードに設定し(ステップS2
10)、ステップS201に戻る。
【0098】なお、ステップS203およびステップS
207における待機時間は0であってもよい。また、通
信可能/不可能の状態検出と状態遷移の契機を割り込み
によって処理してもよい。
【0099】(動作モード決定の様子)図3は、本実施
形態の無線通信端末が車両に塔載されて相互に検出を行
い、動作モードを決定する様子を示す説明図である。以
下、本図を参照して説明する。
【0100】図3(a)には、検出を行う順に、A、
B、C、D、Eの5台の無線通信端末が示されている。
A、B、C、D、Eのいずれも初期状態で、動作モード
は設定されていない(あるいは、下位モードに設定され
ている)ものとする。AとBは相互に通信可能であり、
CとDとEは相互に通信可能である。
【0101】ここで、Aが検出を行うと、Bと通信は可
能であるが、Bは上位局ではないことがわかる。そこ
で、Aの動作モードは上位局に設定される。図3(b)
には、その様子を示す。
【0102】次にBが検出を行うと、上位局のAと通信
可能であることがわかる。そこで、Bの動作モードは下
位局になり、BからAに、その旨が通知される。AはB
を下位局として登録し、BはAを上位局として登録す
る。図3(c)には、その様子を示す。
【0103】さらにCが検出を行うと、DとEのいずれ
とも通信可能であるが、いずれも上位局ではないことが
わかる。そこで、Cの動作モードは上位局に設定され
る。図3(d)には、その様子を示す。
【0104】ついでDが検出を行うと、上位局のCと通
信可能であることがわかる。そこで、Dの動作モードは
下位局になり、DからCに、その旨が通知される。Cは
Dを下位局として登録し、DはCを上位局として登録す
る。なお、DはEとも通信可能であるがEは上位局では
ないので、これを選択することはない。
【0105】さらに、Eが検出を行うと、上位局のCと
通信可能であることがわかる。そこで、Eの動作モード
は下位局になり、EからCに、その旨が通知される。C
はEを下位局として登録し、EはCを上位局として登録
する。なお、EはDとも通信可能であるがDは上位局で
はないので、これを選択することはない。図3(e)に
は、その様子を示す。
【0106】この結果、Aは下位局としてBを登録し、
Cは下位局としてDとEを登録することになる。
【0107】このように、1つの上位局に0個以上の下
位局が従属することになる。したがって、上位局ごとに
グループ分けがされることになる。
【0108】このように、自律的に上位局と下位局の関
係が設定される。これらの更新は、各無線通信端末10
1がそれぞれ独立したタイミングで実行することができ
る。
【0109】なお、本実施形態による自律的なグループ
分けでは、上位局とこれに従属する下位局との間の通信
は良好であることが保証される。
【0110】また、上位局と他の上位局との間の通信は
ほとんどの場合は、良好ではない。良好であれば、一方
が他方の下位局となるはずだからである。
【0111】また、異なるグループに属する下位局同士
の通信は、良好である場合もあるし、不良である場合も
ある。これは状況によって異なる。
【0112】図4は、無線通信端末101が20個ある
場合の上位端末(Master Terminal)とこれに従属する
下位端末(Slave Terminal)と、これらから構成される
端末群(Terminal Group)との、関係がどのように変化
するかを模擬実験した結果を示す説明図である。
【0113】図4には、(a)、(b)、(c)の順に
時間が経過し、それにともなって無線通信端末101も
移動していったときの様子を示している。本図により、
端末群が自律的に構成され、しかも、その端末群がかな
りの間維持されることがわかる。したがって、後述する
ようなメッセージ中継手法を採用することにより、効率
的なメッセージの伝送が可能になる。
【0114】(スロットの構造)本実施形態では、送信
部113および受信部114にてやりとりされるメッセ
ージは、時分割されてスロット単位で伝送される。図5
は、本実施形態において採用されるスロットの構造を示
す模式図である。
【0115】1つのスロット501は、制御信号ピリオ
ド502とデータ転送ピリオド503の2つの時間に分
割することができる。
【0116】制御信号ピリオド502では、以下のよう
な制御信号が伝送される。
【0117】・宛先メッセージ(Call Notificatio
n)。指定される宛先の情報と、当該宛先にデータ情報
を伝送したい旨を通知する。
【0118】・確認メッセージ(ACK)。指定された宛
先もしくはそこへの中継先にデータ情報の伝送がされた
旨を通知する。
【0119】・未確認メッセージ(NACK)。宛先メッセ
ージは到着したが、データ情報の伝送がされなかった旨
を通知する。
【0120】・中継申出メッセージ(Relay Offer)。
宛先にデータ情報の伝送の中継をしてもよい旨を通知す
る。
【0121】・問合せメッセージ(Authentication Con
firm)。下位局から、これが従属する上位局に宛先も従
属しているかを聞く。
【0122】・中継了承メッセージ(Authentication R
eply)。下位局へ、これが従属する上位局から宛先も従
属している旨を通知する。
【0123】一方、データ転送ピリオド503では、デ
ータ情報信号が伝送される。データ情報信号により、伝
送すべきデータ情報が伝送されるが、宛先情報や中継情
報などの情報を付加して伝送してもよい。
【0124】制御信号ピリオド502で伝送される情報
量は小さく、時間も短いため、制御信号ピリオド502
での瞬間伝送電力は大きくしてもよい。これにより、Ca
ll Notificationなどの伝送距離を長くすることができ
る。
【0125】一方、データ転送ピリオド503では、比
較的大きな情報量の伝送が行われるため、瞬間伝送電力
の最大値にも限界があり、制御信号ピリオド502で伝
送される信号よりも到達距離が短い。
【0126】以下では、端末群1内で他の無線通信端末
に従属する無線通信端末P(発信元端末)から、端末群
2内で無線通信端末Sとともに無線通信端末Rに従属す
る無線通信端末Q(宛先端末)へデータ情報を伝送する
状況を例にあげて説明する。なお、無線通信端末Pが上
位端末である場合も以下の説明は同様に適用することが
できる。
【0127】図6は、無線通信端末P(発信元端末)か
ら無線通信端末Q(宛先端末)へ直接データ伝送ができ
た場合のメッセージのやりとりを示す模式図である。
【0128】まず、無線通信端末Pは、Call Notificat
ionを放送し、ついで、データ情報を直接伝送(Direct T
ransmission)する。
【0129】この状況では、無線通信端末Qは、直接伝
送されたデータ情報を受信することができたため、無線
通信端末PへACKを返送する。
【0130】これを受信することにより、無線通信端末
Pにおける当該データ情報の送出が成功裏に完了する。
【0131】図7は、無線通信端末P(発信元端末)か
ら無線通信端末Q(宛先端末)へ無線通信端末R(中継
端末)を介してデータ伝送ができた場合のメッセージの
やりとりを示す模式図である。
【0132】まず、無線通信端末Pは、Call Notificat
ionを放送し、ついで、データ情報を直接伝送(Direct T
ransmission)する。これは、図6に示す例と同様であ
る。
【0133】無線通信端末QがCall Notificationは受
信できたがデータ情報の受信には失敗した場合、無線通
信端末Qから無線通信端末PへNACKが送信される。ま
た、無線通信端末QがCall Notificationもデータ情報
も受信できなかった場合、何も送信されない。
【0134】このような場合、すなわち、無線通信端末
Pが無線通信端末QからACKを受信できなかった場合、
ほかの無線通信端末からのRelay Offerがないかを調べ
る。
【0135】この例では、無線通信端末Rから、「無線
通信端末Qへの伝送を中継してもよい」旨のRelay Offe
rが、無線通信端末Pへ伝送されている。
【0136】無線通信端末Rは、放送によって送られた
Call Notificationに含まれる宛先(無線通信端末Q)
の情報を見た結果、無線通信端末Qが自身の下位端末で
あるから、ここへの中継が可能であると判断して、Rela
y Offerを返したのである。
【0137】そこで、無線通信端末Pは、無線通信端末
Q宛のデータ情報を無線通信端末Rに伝送する。本実施
形態では、このデータ情報の伝送には、放送形式ではな
く、直接伝送の形式を用いる。
【0138】無線通信端末Rは、ACKを無線通信端末P
に返送して、このデータ情報を受信した旨を通知する。
これにより、無線通信端末Pにおける送出は成功裏に完
了する。
【0139】さらに、無線通信端末Rは、無線通信端末
Qに対してCall Notificationとデータ情報の直接伝送
を行い、無線通信端末Qから無線通信端末RへACKが返
送されることをもって、中継が成功裏に完了する。
【0140】同時に、無線通信端末Qから無線通信端末
PへACK(Finish)が返送されることをもって、伝送全体
が成功裏に終わる。
【0141】このように、無線通信端末Qから無線通信
端末Pに対してもACKが返送される。上述の通り、制御
信号ピリオド502で伝送される信号は到達距離が長い
ため、データ情報の伝送ができなくとも、ACKの返送は
できるからである。このようにすれば、TCP(Transf
er Control Protocol)のように、宛先にデータ情報が
伝送されたことを発信元が確認することができる。
【0142】本図では、Relay Offerは無線通信端末R
からのみ返送されているが、無線通信端末Pが複数のRe
aly Offerを受け取ることもある。その中から最も伝送
電力が大きいものを選択して、その相手に対してのみ、
データ情報の直接伝送を行って、その相手に中継をさせ
る。
【0143】図8は、無線通信端末P(発信元端末)か
ら無線通信端末Q(宛先端末)へ無線通信端末S(副中
継端末)と無線通信端末R(中継端末)を介してデータ
伝送ができた場合のメッセージのやりとりを示す模式図
である。
【0144】まず、無線通信端末Pは、Call Notificat
ionを放送し、ついで、データ情報を直接伝送(Direct T
ransmission)する。これは、図6、図7に示す例と同様
である。
【0145】無線通信端末QがCall Notificationは受
信できたがデータ情報の受信には失敗した場合、無線通
信端末Qから無線通信端末PへNACKが送信される。ま
た、無線通信端末QがCall Notificationもデータ情報
も受信できなかった場合、何も送信されない。
【0146】このような場合、すなわち、無線通信端末
Pが無線通信端末QからACKを受信できなかった場合、
ほかの無線通信端末からのRelay Offerを待つ。
【0147】一方、Call Notificationを受信した無線
通信端末Sは、その上位端末である無線通信端末Rへ、
「無線通信端末Qは無線通信端末Rの下位端末か」を問
い合わせる(Authentication Confirm)。
【0148】これに対して、無線通信端末Rは、無線通
信端末Sへ、「無線通信端末Qは無線通信端末Rの下位
端末なので、無線通信端末Qへの伝送を中継してもよ
い」(Authentication Reply)を返送する。
【0149】そこで、無線通信端末Sは、無線通信端末
Pへ「無線通信端末Qへの伝送を中継してもよい」旨の
Relay Offerを伝送する。
【0150】すると、無線通信端末Pは、無線通信端末
Q宛のデータ情報を無線通信端末Sに伝送する。
【0151】無線通信端末Sは、ACKを無線通信端末P
に返送して、このデータ情報を受信した旨を通知する。
これにより、無線通信端末Pにおける送出は成功裏に完
了する。
【0152】さらに、無線通信端末Sは、無線通信端末
Rに対してデータ情報の直接伝送を行い、無線通信端末
Rから無線通信端末SへACKが返送されることをもっ
て、この間の中継が成功裏に完了する。
【0153】さらに、無線通信端末Rは、無線通信端末
Qに対してデータ情報の直接伝送を行い、無線通信端末
Qから無線通信端末RへACKが返送されることをもっ
て、中継が成功裏に完了する。
【0154】同時に、無線通信端末Qから無線通信端末
PへACK(Finish)が返送されることをもって、伝送全体
が成功裏に終わる。
【0155】同じ端末群内での通信も上記の伝送方式を
同様に適用することにより、実現が可能である。
【0156】なお、中継が行われた場合に、発信元が中
継された先に存在する宛先からもACKの返送を待たない
ような実施形態を採用することもできる。たとえば、図
7、図8に示した態様では、最後に無線通信端末PがAC
K(Finish)を受信したことをもって無線通信端末Qに対
するデータ伝送が成功裏に完了したこととするが、そう
ではなく、無線通信端末Pからデータ伝送をいずれかの
無線通信端末に行い、その無線通信端末からのACKを受
信した段階でデータ伝送が成功裏に完了したこととする
実施形態である。
【0157】このようなデータ伝送は、UDP(User D
atagram Protocol)同様、パケットが相手に確実に届く
保証はないものの、高速な伝送が可能であるという特徴
がある。
【0158】なお、本実施形態においては、データ情報
メッセージとそれ以外のメッセージとを時分割して伝送
したが、周波数分割や符号分割などにおいても、同様に
上記手法を適用することができ、これらの実施形態も本
発明の範囲に含まれる。
【0159】(実験結果)図9、図10は、それぞれ、
本実施形態の手法を用いた場合(Proposed)と、従来の
手法を用いた場合(Conventional)との入力トラヒック
(Input Traffic)と、通信スループット(Normalized
Throughput)、通信遅延(Normalized Delay)の関係を
実験により得た結果を示すグラフである。
【0160】本実施形態の手法を用いることにより、通
信スループットが向上し、通信遅延が短縮されたことが
わかる。
【0161】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
見通し内通信に適した周波数帯を用いた無線通信であっ
ても遮蔽物が途中に存在しても中継を行って通信を可能
にするのに好適な無線通信端末、無線通信方法、およ
び、これらを実現するためのプログラムを記録したコン
ピュータ読取可能な情報記録媒体を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の無線通信端末の実施形態の概要構成を
示す模式図である。
【図2】無線通信端末の動作モードを遷移させる動作モ
ード遷移処理の制御の流れを示すフローチャートであ
る。
【図3】無線通信端末が車両に塔載されて相互に検出を
行い、動作モードを決定する様子を示す説明図である。
【図4】端末群が構成される様子の模擬実験の結果を示
す説明図である。
【図5】データ情報の伝送に用いるスロットの構造を示
す模式図である。
【図6】発信元端末から、これとは異なる端末群に属す
る宛先端末への伝送が行われる様子を示す説明図であ
る。
【図7】発信元端末から、これとは異なる端末群に属す
る宛先端末の上位端末である中継端末を介して、宛先端
末への伝送が行われる様子を示す説明図である。
【図8】発信元端末から、これとは異なる端末群に属す
る宛先端末の上位端末である中継端末と、この中継端末
の下位端末である副中継局と、を介して、宛先端末への
伝送が行われる様子を示す説明図である。
【図9】入力トラヒックと通信スループットの関係の実
験結果を示すグラフである。
【図10】入力トラヒックと通信遅延の関係の実験結果
を示すグラフである。
【符号の説明】
101 無線通信端末 102 初期検出部 103 アンテナ 104 下位局モード設定部 105 動作モード記憶部 106 上位端末記憶部 107 上位局モード設定部 108 下位端末登録部 109 下位端末記憶部 110 上位局維持検出部 111 下位局維持検出部 112 未定モード設定部 113 送信部 114 受信部 501 スロット 502 制御信号ピリオド 503 データ転送ピリオド
フロントページの続き (72)発明者 藤瀬 雅行 神奈川県横須賀市光の丘3丁目4番 郵政 省通信総合研究所 横須賀無線通信研究セ ンター内 Fターム(参考) 5K033 AA01 DA01 DA03 DA17 5K067 AA01 AA33 BB03 BB21 CC04 DD17 DD51 EE02 EE06 EE25 EE33 EE34 GG01 GG11 HH22

Claims (31)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】未定モードと上位局モードと下位局モード
    とを含む動作モードで動作する無線通信端末であって、 動作モードが未定モードに設定されている場合、上位局
    モードで動作する他の無線通信端末との通信が可能であ
    るか否かを検出する初期検出部と、 前記初期検出部により上位局モードで動作する他の無線
    通信端末との通信が可能である旨検出された場合、動作
    モードを下位局モードに設定し、当該他の無線通信端末
    を上位端末として登録し、当該上位端末に自身が従属す
    る旨の従属情報を送信する下位局モード設定部と、 前記初期検出部により上位局モードで動作する他の無線
    通信端末との通信が可能でない旨検出された場合、動作
    モードを上位局モードに設定する上位局モード設定部
    と、 動作モードが上位局モードに設定され、下位局モードで
    動作する他の無線通信端末から当該他の無線通信端末が
    自身に従属する旨の従属情報を受信した場合、当該他の
    無線通信端末を下位端末として登録する下位端末登録部
    と、 動作モードが上位局モードに設定されている場合、下位
    端末として登録されている他の無線通信端末との通信が
    可能であるか否かを検出する上位局維持検出部と、 動作モードが下位局モードに設定されている場合、上位
    端末として登録されている他の無線通信端末との通信が
    可能であるか否かを検出する下位局維持検出部と、 前記上位局維持検出部により下位端末として登録されて
    いる他の無線通信端末との通信が可能でない旨検出され
    た場合、もしくは、前記下位局維持検出部により上位端
    末として登録されている他の無線通信端末との通信が可
    能でない旨検出された場合、もしくは、動作モードが上
    位局モードに設定され下位端末としていずれの無線通信
    端末も登録されていない場合、動作モードを未定モード
    に設定する未定モード設定部と、 他の無線通信端末にメッセージを送信する送信部と、 他の無線通信端末からメッセージを受信する受信部と、 を備えることを特徴とする無線通信端末。
  2. 【請求項2】前記上位局維持検出部により下位端末とし
    て登録されている他の無線通信端末との通信が可能であ
    る旨が検出されてから、動作モードが上位局モードを維
    持した時間が所定の時間を超えるまで、前記上位局維持
    検出部は検出を行わないことを特徴とする請求項1に記
    載の無線通信端末。
  3. 【請求項3】前記下位局維持検出部により上位端末とし
    て登録されている他の無線通信端末との通信が可能であ
    る旨が検出されてから、動作モードが下位局モードを維
    持した時間が所定の時間を超えるまで、前記下位局維持
    検出部は検出を行わないことを特徴とする請求項1に記
    載の無線通信端末。
  4. 【請求項4】請求項1に記載の無線通信端末(以下「発
    信元端末」という。)であって、当該発信元端末から他
    の無線通信端末(以下「宛先端末」という。)へデータ
    情報を転送する場合、 前記送信部は、当該宛先端末を指定する宛先メッセージ
    と、当該データ情報を指定するデータ情報メッセージ
    と、を送信し、 前記受信部が当該宛先端末から当該データ情報を受信し
    た旨の確認メッセージを受信できなかった場合であっ
    て、当該宛先端末以外の無線通信端末(以下「中継端
    末」という。)から当該宛先端末への伝送を中継する旨
    の中継申出メッセージを受信した場合、前記送信部は、
    当該中継端末へ当該宛先端末宛の当該データ情報を指定
    するデータ情報メッセージを送信することを特徴とする
    無線通信端末。
  5. 【請求項5】請求項1に記載の無線通信端末(以下「宛
    先端末」という。)であって、 前記受信部が他の無線通信端末(以下「発信元端末」と
    いう。)から当該宛先端末を指定する宛先メッセージ
    と、当該宛先端末宛のデータ情報を指定するデータ情報
    メッセージと、を受信した場合、前記送信部は、当該発
    信元端末へ、当該データ情報を受信した旨の確認メッセ
    ージを送信することを特徴とする無線通信端末。
  6. 【請求項6】請求項1に記載の無線通信端末(以下「宛
    先端末」という。)であって、 前記受信部が他の無線通信端末(以下「発信元端末」と
    いう。)から当該宛先端末を指定する宛先メッセージを
    受信し、当該発信元端末から当該宛先端末宛のデータ情
    報を指定するデータ情報メッセージを受信しなかった場
    合、前記送信部は、当該発信元端末へ、当該データ情報
    を受信しなかった旨の未確認メッセージを送信すること
    を特徴とする無線通信端末。
  7. 【請求項7】請求項1に記載の無線通信端末(以下「中
    継端末」という。)であって、動作モードが上位局モー
    ドに設定されている場合、 前記受信部が他の無線通信端末(以下「発信元端末」と
    いう。)から下位局として登録されている無線通信端末
    (以下「宛先端末」という。)を指定する宛先メッセー
    ジを受信した場合、前記送信部は、当該発信元端末へ、
    当該宛先端末への伝送を中継する旨の中継申出メッセー
    ジを送信し、 さらに、前記受信部が当該発信元端末から当該宛先端末
    宛のデータ情報を指定するデータ情報メッセージを受信
    した場合、前記送信部は、当該宛先端末へ、当該宛先端
    末を指定する宛先メッセージと、当該データ情報を指定
    するデータ情報メッセージと、を送信することを特徴と
    する無線通信端末。
  8. 【請求項8】請求項1に記載の無線通信端末(以下「中
    継端末」という。)であって、動作モードが上位局モー
    ドに設定されている場合、 前記受信部が下位局として登録されている無線通信端末
    (以下「副中継端末」という。)から他の無線通信端末
    (以下「宛先端末」という。)を指定する問合せメッセ
    ージを受信した場合、当該宛先端末も下位局として登録
    されていれば、前記送信部は、当該副中継端末へ、中継
    了承メッセージを送信し、 さらに、前記受信部が当該宛先端末宛のデータ情報を指
    定するデータ情報メッセージを当該副中継端末から受信
    した場合、前記送信部は、当該宛先端末へ、当該宛先端
    末を指定する宛先メッセージと、当該データ情報を指定
    するデータ情報メッセージと、を送信することを特徴と
    する無線通信端末。
  9. 【請求項9】請求項1に記載の無線通信端末(以下「副
    中継端末」という。)であって、動作モードが下位局モ
    ードに設定されている場合、 前記受信部が、他の無線通信端末(以下「発信元端末」
    という。)から他の無線通信端末(以下「宛先端末」と
    いう。)を指定する宛先メッセージを受信した場合、前
    記送信部は、上位端末として登録されている無線通信端
    末(以下「中継端末」という。)へ、当該宛先端末を指
    定する問合せメッセージを、送信し、 さらに、前記受信部が当該中継端末から中継了承メッセ
    ージを受信した場合、前記送信部は、当該発信元端末
    へ、当該宛先端末への伝送を中継する旨の中継申出メッ
    セージを送信し、 さらに、前記受信部が当該発信元端末から当該宛先端末
    宛のデータ情報を指定するデータ情報メッセージを受信
    した場合、前記送信部は、当該中継端末へ、当該宛先端
    末宛の当該データ情報を指定するデータ情報メッセージ
    を送信することを特徴とする無線通信端末。
  10. 【請求項10】前記送信部と前記受信部による伝送にお
    いて、前記データ情報メッセージと、それ以外のメッセ
    ージと、は時分割されて伝送される ことを特徴とする請求項1から9のいずれか1項に記載
    の無線通信端末。
  11. 【請求項11】未定モードと上位局モードと下位局モー
    ドとを含む動作モードを用いる無線通信方法であって、 動作モードが未定モードに設定されている場合、上位局
    モードで動作する他の無線通信端末との通信が可能であ
    るか否かを検出する初期検出工程と、 前記初期検出工程にて上位局モードで動作する他の無線
    通信端末との通信が可能である旨検出された場合、動作
    モードを下位局モードに設定し、当該他の無線通信端末
    を上位端末として登録し、当該上位端末に自身が従属す
    る旨の従属情報を送信する下位局モード設定工程と、 前記初期検出工程にて上位局モードで動作する他の無線
    通信端末との通信が可能でない旨検出された場合、動作
    モードを上位局モードに設定する上位局モード設定工程
    と、 動作モードが上位局モードに設定され、下位局モードで
    動作する他の無線通信端末から当該他の無線通信端末が
    自身に従属する旨の従属情報を受信した場合、当該他の
    無線通信端末を下位端末として登録する下位端末登録工
    程と、 動作モードが上位局モードに設定されている場合、下位
    端末として登録されている他の無線通信端末との通信が
    可能であるか否かを検出する上位局維持検出工程と、 動作モードが下位局モードに設定されている場合、上位
    端末として登録されている他の無線通信端末との通信が
    可能であるか否かを検出する下位局維持検出工程と、 前記上位局維持検出工程にて下位端末として登録されて
    いる他の無線通信端末との通信が可能でない旨検出され
    た場合、もしくは、前記下位局維持検出工程にて上位端
    末として登録されている他の無線通信端末との通信が可
    能でない旨検出された場合、もしくは、動作モードが上
    位局モードに設定され下位端末としていずれの無線通信
    端末も登録されていない場合、動作モードを未定モード
    に設定する未定モード設定工程と、 を備えることを特徴とする無線通信方法。
  12. 【請求項12】前記上位局維持検出工程にて下位端末と
    して登録されている他の無線通信端末との通信が可能で
    ある旨が検出されてから、動作モードが上位局モードを
    維持した時間が所定の時間を超えた場合、前記上位局維
    持検出工程による検出を再度行うことを特徴とする請求
    項11に記載の無線通信方法。
  13. 【請求項13】前記下位局維持検出工程にて上位端末と
    して登録されている他の無線通信端末との通信が可能で
    ある旨が検出されてから、動作モードが下位局モードを
    維持した時間が所定の時間を超えた場合、前記下位局維
    持検出工程による検出を再度行うことを特徴とする請求
    項11に記載の無線通信方法。
  14. 【請求項14】請求項11に記載の無線通信方法であっ
    て、当該方法を実施する無線通信端末(以下「発信元端
    末」という。)から他の無線通信端末(以下「宛先端
    末」という。)へデータ情報を転送する場合、 当該宛先端末を指定する宛先メッセージと、当該データ
    情報を指定するデータ情報メッセージと、を送信する工
    程と、 当該宛先端末から当該データ情報を受信した旨の確認メ
    ッセージを受信できなかった場合であって、当該宛先端
    末以外の無線通信端末(以下「中継端末」という。)か
    ら当該宛先端末への伝送を中継する旨の中継申出メッセ
    ージを受信した場合、当該中継端末へ当該宛先端末宛の
    当該データ情報を指定するデータ情報メッセージを送信
    する工程と、 を備えることを特徴とする無線通信方法。
  15. 【請求項15】請求項11に記載の無線通信方法であっ
    て、当該方法を実施する無線通信端末(以下「宛先端
    末」という。)において、 他の無線通信端末(以下「発信元端末」という。)から
    当該宛先端末を指定する宛先メッセージと、当該宛先端
    末宛のデータ情報を指定するデータ情報メッセージと、
    を受信した場合、当該発信元端末へ、当該データ情報を
    受信した旨の確認メッセージを送信する工程をさらに備
    えることを特徴とする無線通信方法。
  16. 【請求項16】請求項11に記載の無線通信方法であっ
    て、当該方法を実施する無線通信端末(以下「宛先端
    末」という。)において、 他の無線通信端末(以下「発信元端末」という。)から
    当該宛先端末を指定する宛先メッセージを受信し、当該
    発信元端末から当該宛先端末宛のデータ情報を指定する
    データ情報メッセージを受信しなかった場合、当該発信
    元端末へ、当該データ情報を受信しなかった旨の未確認
    メッセージを送信する工程をさらに備えることを特徴と
    する無線通信方法。
  17. 【請求項17】請求項11に記載の無線通信方法であっ
    て、当該方法を実施する無線通信端末(以下「中継端
    末」という。)において、動作モードが上位局モードに
    設定されている場合、 他の無線通信端末(以下「発信元端末」という。)から
    下位局として登録されている無線通信端末(以下「宛先
    端末」という。)を指定する宛先メッセージを受信した
    場合、当該発信元端末へ、当該宛先端末への伝送を中継
    する旨の中継申出メッセージを送信する工程と、 さらに、当該発信元端末から当該宛先端末宛のデータ情
    報を指定するデータ情報メッセージを受信した場合、当
    該宛先端末へ、当該宛先端末を指定する宛先メッセージ
    と、当該データ情報を指定するデータ情報メッセージ
    と、を送信する工程と、 をさらに備えることを特徴とする無線通信方法。
  18. 【請求項18】請求項11に記載の無線通信方法であっ
    て、当該方法を実施する無線通信端末(以下「中継端
    末」という。)において、動作モードが上位局モードに
    設定されている場合、 下位局として登録されている無線通信端末(以下「副中
    継端末」という。)から他の無線通信端末(以下「宛先
    端末」という。)を指定する問合せメッセージを受信し
    た場合、当該宛先端末も下位局として登録されていれ
    ば、当該副中継端末へ、中継了承メッセージを送信する
    工程と、 さらに、当該宛先端末宛のデータ情報を指定するデータ
    情報メッセージを当該副中継端末から受信した場合、当
    該宛先端末へ、当該宛先端末を指定する宛先メッセージ
    と、当該データ情報を指定するデータ情報メッセージ
    と、を送信する工程と、 をさらに備えることを特徴とする無線通信方法。
  19. 【請求項19】請求項11に記載の無線通信方法であっ
    て、当該方法を実施する無線通信端末(以下「副中継端
    末」という。)において、動作モードが下位局モードに
    設定されている場合、 他の無線通信端末(以下「発信元端末」という。)から
    他の無線通信端末(以下「宛先端末」という。)を指定
    する宛先メッセージを受信した場合、上位端末として登
    録されている無線通信端末(以下「中継端末」とい
    う。)へ、当該宛先端末を指定する問合せメッセージ
    を、送信する工程と、 さらに、当該中継端末から中継了承メッセージを受信し
    た場合、当該発信元端末へ、当該宛先端末への伝送を中
    継する旨の中継申出メッセージを送信する工程と、 さらに、当該発信元端末から当該宛先端末宛のデータ情
    報を指定するデータ情報メッセージを受信した場合、当
    該中継端末へ、当該宛先端末宛の当該データ情報を指定
    するデータ情報メッセージを送信する工程と、 をさらに備えることを特徴とする無線通信方法。
  20. 【請求項20】前記データ情報メッセージと、それ以外
    のメッセージと、は時分割されて伝送されることを特徴
    とする請求項11から19のいずれか1項に記載の無線
    通信方法。
  21. 【請求項21】コンピュータを、 未定モードと上位局モードと下位局モードとを含む動作
    モードで動作する無線通信端末であって、 動作モードが未定モードに設定されている場合、上位局
    モードで動作する他の無線通信端末との通信が可能であ
    るか否かを検出する初期検出部と、 前記初期検出部により上位局モードで動作する他の無線
    通信端末との通信が可能である旨検出された場合、動作
    モードを下位局モードに設定し、当該他の無線通信端末
    を上位端末として登録し、当該上位端末に自身が従属す
    る旨の従属情報を送信する下位局モード設定部と、 前記初期検出部により上位局モードで動作する他の無線
    通信端末との通信が可能でない旨検出された場合、動作
    モードを上位局モードに設定する上位局モード設定部
    と、 動作モードが上位局モードに設定され、下位局モードで
    動作する他の無線通信端末から当該他の無線通信端末が
    自身に従属する旨の従属情報を受信した場合、当該他の
    無線通信端末を下位端末として登録する下位端末登録部
    と、 動作モードが上位局モードに設定されている場合、下位
    端末として登録されている他の無線通信端末との通信が
    可能であるか否かを検出する上位局維持検出部と、 動作モードが下位局モードに設定されている場合、上位
    端末として登録されている他の無線通信端末との通信が
    可能であるか否かを検出する下位局維持検出部と、 前記上位局維持検出部により下位端末として登録されて
    いる他の無線通信端末との通信が可能でない旨検出され
    た場合、もしくは、前記下位局維持検出部により上位端
    末として登録されている他の無線通信端末との通信が可
    能でない旨検出された場合、もしくは、動作モードが上
    位局モードに設定され下位端末としていずれの無線通信
    端末も登録されていない場合、動作モードを未定モード
    に設定する未定モード設定部と、 他の無線通信端末にメッセージを送信する送信部と、 他の無線通信端末からメッセージを受信する受信部と、 を備える無線通信端末として機能させることを特徴とす
    るプログラムを記録したコンピュータ読取可能な情報記
    録媒体。
  22. 【請求項22】前記プログラムは、前記コンピュータに
    おいて、 前記上位局維持検出部により下位端末として登録されて
    いる他の無線通信端末との通信が可能である旨が検出さ
    れてから、動作モードが上位局モードを維持した時間が
    所定の時間を超えるまで、前記上位局維持検出部は検出
    を行わないように機能させることを特徴とする請求項2
    1に記載の情報記録媒体。
  23. 【請求項23】前記プログラムは、前記コンピュータに
    おいて、 前記下位局維持検出部により上位端末として登録されて
    いる他の無線通信端末との通信が可能である旨が検出さ
    れてから、動作モードが下位局モードを維持した時間が
    所定の時間を超えるまで、前記下位局維持検出部は検出
    を行わないように機能させることを特徴とする請求項2
    1に記載の情報記録媒体。
  24. 【請求項24】請求項21に記載の情報記録媒体であっ
    て、前記プログラムは、前記コンピュータにおいて、 無線通信端末(以下「発信元端末」という。)であっ
    て、当該発信元端末から他の無線通信端末(以下「宛先
    端末」という。)へデータ情報を転送する場合、 前記送信部は、当該宛先端末を指定する宛先メッセージ
    と、当該データ情報を指定するデータ情報メッセージ
    と、を送信し、 前記受信部が当該宛先端末から当該データ情報を受信し
    た旨の確認メッセージを受信できなかった場合であっ
    て、当該宛先端末以外の無線通信端末(以下「中継端
    末」という。)から当該宛先端末への伝送を中継する旨
    の中継申出メッセージを受信した場合、前記送信部は、
    当該中継端末へ当該宛先端末宛の当該データ情報を指定
    するデータ情報メッセージを送信する無線通信端末とし
    て機能させることを特徴とする情報記録媒体。
  25. 【請求項25】請求項21に記載の情報記録媒体であっ
    て、前記プログラムは、前記コンピュータを、 無線通信端末(以下「宛先端末」という。)であって、 前記受信部が他の無線通信端末(以下「発信元端末」と
    いう。)から当該宛先端末を指定する宛先メッセージ
    と、当該宛先端末宛のデータ情報を指定するデータ情報
    メッセージと、を受信した場合、前記送信部は、当該発
    信元端末へ、当該データ情報を受信した旨の確認メッセ
    ージを送信する無線通信端末として機能させることを特
    徴とする情報記録媒体。
  26. 【請求項26】請求項21に記載の情報記録媒体であっ
    て、前記プログラムは、前記コンピュータを、 無線通信端末(以下「宛先端末」という。)であって、 前記受信部が他の無線通信端末(以下「発信元端末」と
    いう。)から当該宛先端末を指定する宛先メッセージを
    受信し、当該発信元端末から当該宛先端末宛のデータ情
    報を指定するデータ情報メッセージを受信しなかった場
    合、前記送信部は、当該発信元端末へ、当該データ情報
    を受信しなかった旨の未確認メッセージを送信する無線
    通信端末として機能させることを特徴とする情報記録媒
    体。
  27. 【請求項27】請求項21に記載の情報記録媒体であっ
    て、前記プログラムは、前記コンピュータを、 無線通信端末(以下「中継端末」という。)であって、
    動作モードが上位局モードに設定されている場合、 前記受信部が他の無線通信端末(以下「発信元端末」と
    いう。)から下位局として登録されている無線通信端末
    (以下「宛先端末」という。)を指定する宛先メッセー
    ジを受信した場合、前記送信部は、当該発信元端末へ、
    当該宛先端末への伝送を中継する旨の中継申出メッセー
    ジを送信し、 さらに、前記受信部が当該発信元端末から当該宛先端末
    宛のデータ情報を指定するデータ情報メッセージを受信
    した場合、前記送信部は、当該宛先端末へ、当該宛先端
    末を指定する宛先メッセージと、当該データ情報を指定
    するデータ情報メッセージと、を送信する無線通信端末
    として機能させることを特徴とする情報記録媒体。
  28. 【請求項28】請求項21に記載の情報記録媒体であっ
    て、前記プログラムは、前記コンピュータを、 無線通信端末(以下「中継端末」という。)であって、
    動作モードが上位局モードに設定されている場合、 前記受信部が下位局として登録されている無線通信端末
    (以下「副中継端末」という。)から他の無線通信端末
    (以下「宛先端末」という。)を指定する問合せメッセ
    ージを受信した場合、当該宛先端末も下位局として登録
    されていれば、前記送信部は、当該副中継端末へ、中継
    了承メッセージを送信し、 さらに、前記受信部が当該宛先端末宛のデータ情報を指
    定するデータ情報メッセージを当該副中継端末から受信
    した場合、前記送信部は、当該宛先端末へ、当該宛先端
    末を指定する宛先メッセージと、当該データ情報を指定
    するデータ情報メッセージと、を送信する無線通信端末
    として機能させることを特徴とする情報記録媒体。
  29. 【請求項29】請求項21に記載の情報記録媒体であっ
    て、前記プログラムは、前記コンピュータを、 無線通信端末(以下「副中継端末」という。)であっ
    て、動作モードが下位局モードに設定されている場合、 前記受信部が、他の無線通信端末(以下「発信元端末」
    という。)から他の無線通信端末(以下「宛先端末」と
    いう。)を指定する宛先メッセージを受信した場合、前
    記送信部は、上位端末として登録されている無線通信端
    末(以下「中継端末」という。)へ、当該宛先端末を指
    定する問合せメッセージを、送信し、 さらに、前記受信部が当該中継端末から中継了承メッセ
    ージを受信した場合、前記送信部は、当該発信元端末
    へ、当該宛先端末への伝送を中継する旨の中継申出メッ
    セージを送信し、 さらに、前記受信部が当該発信元端末から当該宛先端末
    宛のデータ情報を指定するデータ情報メッセージを受信
    した場合、前記送信部は、当該中継端末へ、当該宛先端
    末宛の当該データ情報を指定するデータ情報メッセージ
    を送信する無線通信端末として機能させることを特徴と
    する情報記録媒体。
  30. 【請求項30】前記プログラムは、前記コンピュータに
    おいて、 前記送信部と前記受信部による伝送において、前記デー
    タ情報メッセージと、それ以外のメッセージと、は時分
    割されて伝送されるように機能させることを特徴とする
    請求項21から29のいずれか1項に記載の情報記録媒
    体。
  31. 【請求項31】前記情報記録媒体は、コンパクトディス
    ク、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディス
    ク、光磁気ディスク、ディジタルビデオディスク、磁気
    テープ、または、半導体メモリであることを特徴とする
    請求項21から30のいずれか1項に記載の情報記録媒
    体。
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