JP2002135237A - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

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JP2002135237A
JP2002135237A JP2000325394A JP2000325394A JP2002135237A JP 2002135237 A JP2002135237 A JP 2002135237A JP 2000325394 A JP2000325394 A JP 2000325394A JP 2000325394 A JP2000325394 A JP 2000325394A JP 2002135237 A JP2002135237 A JP 2002135237A
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circuit
clock signal
signal
phase
internal
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JP2000325394A
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Jingo Nakanishi
甚吾 中西
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スリープモード時の消費電流を低減しかつス
リープモード完了時の再ロック時間を短縮することので
きる位相同期回路を含む内部クロック発生回路を提供す
る。 【解決手段】 位相同期回路としてデジタルPLL回路
(9)を用い、スリープモード時、このデジタルPLL
回路の位相調整情報を保持する。具体的に、デジタルP
LL回路を他回路から孤立状態に設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、半導体装置に関
し、特にクロック信号に同期して動作する半導体装置に
関する。より特定的には、この発明は、外部クロック信
号に位相同期した内部クロック信号を発生する内部クロ
ック信号発生回路を含む半導体装置の内部クロック信号
の発生の制御に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体集積回路装置において論理処理な
どを行なう場合、たとえばパイプライン的に処理を実行
するために、クロック信号を動作サイクル規定信号とし
て用いて処理が行われる。この場合、装置外部で発生さ
れるたとえばシステムクロック信号に対する入出力信号
のスキューを低減するために、装置内部で外部クロック
信号に位相同期した内部クロック信号を発生するため
に、内部クロック発生回路が設けられる。通常、このよ
うな内部クロック発生回路としては、PLL(フェーズ
・ロックド・ループ)回路またはDLL(ディレイド・
ロックド・ループ)回路などの位相同期回路が用いられ
る。このような、半導体集積回路内にクロックスキュー
を低減するために位相同期回路を設ける構成は、たとえ
ば、「Principles of CMOS VLSI Design」,Weste Eshr
aghian 著,Addison Wesley 社出版の第334から33
6頁に開示されている。
【0003】図11は、従来の一般的な半導体集積回路
装置の構成を概略的に示す図である。図11において、
この半導体集積回路装置は、半導体チップ5上に集積化
される。この半導体集積回路装置(チップ;以下、半導
体集積回路装置と称す)は、クロック信号線6を介して
外部から与えられるクロック信号CLKexと内部クロ
ック信号線8上の内部クロック信号CLKinの位相を
比較し、その位相比較結果に従って内部クロック信号C
LKinの位相を調整して、外部クロック信号CLKe
xに位相同期した内部クロック信号CLKinを生成す
る位相同期回路(PLL回路)1と、PLL回路1から
内部ノード7に与えられたクロック信号に従って内部ク
ロック信号線8を駆動して、内部クロック信号CLKi
nを伝達するクロックドライバ2と、内部クロック信号
線8に結合され、クロックドライバ2からの内部クロッ
ク信号CLKinに従ってラッチ動作を行なう複数のラ
ッチ回路3と、これらのラッチ回路3に結合され、ラッ
チ回路から与えられる信号/データに所定の処理を施し
て対応のラッチ回路へ転送する内部論理回路(ラッチ回
路以外の集積回路)4とを含む。
【0004】この半導体集積回路装置5内に、PLL回
路1を設け、外部クロック信号CLKexに位相同期し
た内部クロック信号CLKinを生成することにより、
外部クロック信号CLKexのスキューの影響を受ける
ことなく、内部で安定にラッチ回路3のラッチ動作を行
なわせることができ、応じて内部論理回路4も正確に、
クロック信号CLKinに同期して動作させることがで
き、高速動作を実現することができる。
【0005】図12は、図11に示すPLL回路1の構
成を概略的に示す図である。図12において、PLL回
路1は、外部クロック信号CLKexと内部クロック信
号CLKinの位相を比較する位相比較器1aと、位相
比較器1aの出力信号の低周波成分を通過させるループ
フィルタ(ローパスフィルタ)1bと、ループフィルタ
1bからの出力信号に従ってその発振周波数が調整され
る電圧制御発振器(VCO)1cを含む。この電圧制御
発振器1cから内部クロック信号CLKinが生成され
る。
【0006】位相比較器1aにおいて、外部クロック信
号CLKexと内部クロック信号CLKinの位相差を
示す誤差信号が生成され、この誤差信号はループフィル
タ1bを介して電圧制御発振器1cへ伝達される。電圧
制御発振器1cは、この誤差信号に従って発振周波数が
調整され、最終的に、誤差信号が誤差0を示すように発
振周波数が設定され、この外部クロック信号CLKex
と内部クロック信号CLKinの位相が同期する(ロッ
クする)。
【0007】図13は、この内部論理回路(ラッチ回路
以外の集積回路)4とラッチ回路3との接続の構成の一
例を示す図である。図13において、ラッチ回路3aお
よび3bの間にロジックユニット4aが配置される。ラ
ッチ回路3aは、内部クロック信号CLKinの立上が
りに応答して入力信号INを取込み、内部クロック信号
CLKinの立下がりに応答してラッチ状態となる。一
方、ラッチ回路3bは、内部クロック信号CLKinの
立下がりに応答してロジックユニット4aの出力信号を
取込み、内部クロック信号CLKinの立上がりに応答
してラッチ状態となる。
【0008】ロジックユニット4aは、内部クロック信
号CLKinと非同期で動作し、ラッチ回路3aから与
えられた信号に所定の論理処理を施してラッチ回路3b
へ与える。これらのラッチ回路3aおよび3bが、内部
クロック信号CLKinに同期して相補的にラッチ状態
となっており、1クロックサイクル期間において、ロジ
ックユニット4aが必要な処理を実行する。
【0009】このロジックユニット4aへは、複数のラ
ッチ回路からの信号が与えられ、ロジックユニット4a
の出力信号が、また複数のラッチ回路を介して次段のロ
ジックユニットへ転送されてもよい。
【0010】この図13に示すように、ラッチ回路3a
および3bをロジックユニット4aの入出力部に配置す
ることにより、このロジックユニット4aの入出力信号
は、内部クロック信号CLKinに同期して確定状態と
なり、内部動作タイミングは内部クロック信号CLKi
nにより決定されるため、信号間のスキューを考慮する
必要がなく、高速でパイプライン的に処理を実行するこ
とができる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、半導体
集積回路内に、PLL回路などの位相同期回路を設ける
ことにより、外部クロック信号のスキューの影響を受け
ることなく安定に内部クロック信号を生成し、該内部ク
ロック信号に同期して内部動作を行なわせることがで
き、高速動作を保証することができる。
【0012】しかしながら、このような半導体集積回路
においては、数多くのラッチ回路を駆動する必要のある
クロックドライバなどの内部クロックの分配系において
大量に電流が消費される。一方、携帯型の端末機器など
においては、入力がない時間、すなわち「スリープ期
間」と称される待合せ時間が大部分を占めており、この
間は、特に半導体集積回路装置を動作させる必要がない
場合が多い。したがって、このスリープ期間の間、内部
クロック信号の発生を停止させることができれば、消費
電力を大幅に低減することができる。
【0013】このスリープ期間における消費電力を低減
するために、以下のような方法が考えられる:(1)P
LL回路1とクロックドライバ2の間の信号線(内部ノ
ード)7に、スイッチ回路を配置し、このスイッチ回路
を非導通状態としてかつクロックドライバ2の動作を停
止させる;および(2)PLL回路1そのものの動作を
停止させる。
【0014】対策(1)の場合、PLL回路1が常時動
作し、内部クロック信号線8上の内部クロック信号CL
Kinと外部クロック信号線6上の外部クロック信号C
LKexの位相比較を行なうため、クロックドライバ2
の動作を停止させた場合、このPLL回路1が、ロック
状態から大きく外れた状態となる。また、(2)の場合
においても、PLL回路1そのものが動作を停止するた
め、ロック状態から大きく外れた状態となる(リセット
された状態となるため)。
【0015】したがって、いずれの対策でも、スリープ
期間が完了し、再び半導体集積回路装置内で内部クロッ
ク信号CLKinを与える場合には、このPLL回路1
が再びロック状態に復帰するまで待つ必要があり、スリ
ープ期間完了後、早いタイミングで内部動作を開始する
ことができなくなるという問題が生じる。
【0016】また、SDRAM(シンクロナス・ダイナ
ミック・ランダム・アクセス・メモリ)または混載DR
AMなどのクロック同期型の半導体記憶装置において
は、内部クロック信号を生成するために同様、PLL回
路またはDLL回路が配置されている。したがって、こ
れらの同期型メモリにおいても、同様、スリープ期間
中、PLL回路1そのものの動作を停止させるかまた
は、クロックドライバ2の動作を停止させた場合、同
様、スリープ期間完了後、高速で、元のロック状態へ復
帰することができなくなるという問題が生じる。
【0017】それゆえ、この発明の目的は、スリープ期
間完了時高速で元のロック状態に復帰することのできる
位相同期回路を備える半導体装置を提供することであ
る。
【0018】この発明の他の目的は、スリープ状態から
高速でロック状態に復帰することのできるクロック制御
回路を備える半導体装置を提供することである。
【0019】
【課題を解決するための手段】この発明に係る半導体装
置は、外部からの基準クロック信号に位相同期した内部
クロック信号を、基準クロック信号と内部クロック信号
に対応するクロック信号との位相比較結果に基づいて生
成するための位相同期回路と、この位相同期回路からの
内部クロック信号に同期して動作する内部回路と、動作
モード指示信号に応答して、位相同期回路の位相比較動
作による内部クロック信号の少なくとも位相調整情報を
保持するための制御回路を備える。
【0020】制御回路は、好ましくは、動作モード指示
信号に応答して、基準クロック信号および内部クロック
信号の位相同期回路への伝達を禁止するゲート回路を備
える。位相同期回路は、通常動作時には、基準クロック
信号と内部クロック信号の位相を比較する。
【0021】また、好ましくは、位相同期回路からの内
部クロック信号を内部回路へ伝達するためのクロックド
ライバがさらに設けられる。制御回路は、好ましくは、
この場合、動作モード指示信号に応答して位相同期回路
からクロックドライバへのクロック信号の転送を禁止す
るためのスイッチ回路を含む。
【0022】好ましくは、スイッチ回路は、動作モード
指示信号に応答して固定電圧レベルの信号をクロックド
ライバへ伝達する。
【0023】また、これに代えて、好ましくは、スイッ
チ回路およびクロックドライバの有する遅延時間の合計
の遅延時間を有し、位相同期回路の出力する内部クロッ
ク信号を位相同期回路の入力へ制御回路を介してフィー
ドバックするためのダミー回路が設けられる。制御回路
は、クロックドライバへの内部クロック信号の転送を禁
止するスイッチ回路に加えて、ダミー回路の出力信号の
位相同期回路への返送を停止する停止回路とを含む。
【0024】好ましくは、停止回路は、基準クロック信
号およびダミー回路の出力信号の位相同期回路への転送
を動作モード指示信号に応答して禁止するゲート回路
と、ダミー回路のクロック信号発生動作を停止させるた
めの回路とを含む。
【0025】内部回路は、好ましくは、内部クロック信
号に同期して与えられた信号をラッチするラッチ回路
と、このラッチ回路と結合され、与えられた信号に所定
の処理を施して転送する内部ロジック回路とを含む。内
部ロジック回路の入出力信号がラッチ回路を介して転送
される。この半導体装置は、この場合、さらに、動作モ
ード指示信号に応答して内部ロジック回路への電源電圧
の供給を停止するための電源回路を備える。
【0026】また、これに代えて、位相同期回路は、少
なくとも基準クロック信号と内部クロック信号との位相
差を示す情報を格納する記憶回路を含む。この場合、制
御回路は、好ましくは、動作モード指示信号に応答し
て、この記憶回路の記憶情報を退避させて記憶するデー
タ退避回路を含む。
【0027】この場合、制御回路は、好ましくは、さら
に、動作モード指示信号に応答して位相同期回路への電
源電圧の供給を停止させる電源回路を含む。
【0028】この退避回路は、好ましくは、記憶情報の
退避後、ラッチ状態とされる。また、好ましくは、制御
回路は、動作モード指示信号の活性化に応答して記憶回
路の記憶情報を退避回路へ退避させかつ動作モード指示
信号の非活性化に応答して退避情報を記憶回路へ格納す
る。
【0029】この制御回路は、さらに、好ましくは、こ
の動作モード指示信号の活性化に応答して位相同期回路
への電源電圧の供給を停止する回路を含む。
【0030】また、位相同期回路は、好ましくは、デジ
タル的に位相調整動作を行なうデジタル回路である。
【0031】また、好ましくは、動作モード指示信号
は、スリープモード指示信号である。また、これに代え
て、好ましくは、制御回路は、動作モード指示信号に応
答してこの位相同期回路を半導体装置内において、孤立
状態に設定する。
【0032】動作モード指示信号が指定するスリープモ
ードなどの特定動作モード時において、位相同期回路の
位相比較動作を停止させる。この位相比較動作が停止し
た場合、内部クロック信号の位相/周波数情報は、位相
比較動作停止直前の状態に保持される。したがって、内
部クロック信号を再び与える場合、位相同期回路におい
ては、特定の動作モード移行時における状態から同期引
込動作を行なうことができ、短期間で位相同期回路を再
ロック状態に設定でき、応じて高速で内部クロック信号
外部クロック信号にロックした状態に設定することがで
きる。また、特定動作モード時に内部クロック信号の発
生を停止しているため、スリープモードなどの特定動作
モード時の消費電流を低減することができる。
【0033】
【発明の実施の形態】[実施の形態1]図1は、この発
明の実施の形態1に従う半導体集積回路装置の全体の構
成を概略的に示す図である。図1において、この半導体
集積回路装置は、半導体チップ5上に形成される。以下
の説明においては、半導体チップと半導体集積回路装置
とを同一の参照番号5で参照する。内部クロック信号を
発生する位相同期回路として、デジタルPLL回路9が
用いられる。このデジタルPLL回路9へは、スイッチ
回路11を介して外部クロック信号線6からの外部クロ
ック信号CLKexが基準クロック信号として与えら
れ、また、スイッチ回路12を介して、クロックドライ
バ2から内部クロック信号線8を介してフィードバック
される内部クロック信号CLKinが与えられる。
【0034】デジタルPLL回路9とクロックドライバ
2の間には、スイッチ回路10が設けられる。クロック
ドライバ2から出力ノード(内部クロックノード)13
を介して内部クロック信号CLKinがラッチ回路3の
クロック入力に与えられる。このラッチ回路3は、内部
論理回路4(ラッチ回路以外の集積回路)に結合され
る。内部論理回路4は、対応のラッチ回路3と信号の授
受を行なう。ラッチ回路3は、内部論理回路4の構成に
応じて複数個設けられるが、図1においては、1個のラ
ッチ回路3を代表的に示す。
【0035】スイッチ回路10−12の各々は、スリー
プモード指示信号SLEEPの活性化時非導通状態とさ
れ、またスリープモード指示信号SLEEPの非活性化
時導通状態となる。すなわち、内部論理回路4が長期に
わたってスタンバイ状態となるスリープモードにおいて
は、スイッチ回路10−12がすべて非導通状態とな
り、クロックドライバ2からラッチ回路3へのクロック
信号の伝達は行なわれない。したがって、この内部クロ
ックノード13において充放電が行われないため、スリ
ープモード時における消費電力を低減することができ
る。
【0036】また、スイッチ回路11および12が非導
通状態であるため、デジタルPLL回路9へは、クロッ
ク信号CLKexおよびCLKinは伝達されない。す
なわち、このデジタルPLL回路9においては、位相比
較動作は行なわれず、先の状態、すなわち、スリープモ
ード移行時の状態を維持し続ける。
【0037】図2は、図1に示すデジタルPLL回路9
の構成の一例を概略的に示す図である。図2において、
デジタルPLL回路9は、スイッチ回路11を介して与
えられる外部クロック信号CLKexとスイッチ回路1
2を介して与えられる内部クロック信号CLKinの位
相を比較する位相比較器9aと、位相比較器9aからの
アップ指示信号UPおよびダウン指示信号DOWNに従
ってシフト動作を行なうシフトレジスタ9bと、シフト
レジスタ9bの出力信号に従ってその遅延段数/動作電
流が調整される遅延ライン9cを含む。この遅延ライン
9cから、スイッチ回路10に対し内部クロック信号C
LKinが与えられ、また遅延ライン9cの出力する信
号CLKinが、この遅延ライン9cの入力部にフィー
ドバックされる。したがって、この遅延ライン9cは、
いわゆるリングオシレータを構成し、その発振周波数お
よび位相が調整される。
【0038】位相比較器9aは、スイッチ回路11およ
び12の導通時においては、クロック信号CLKexお
よびCLKinの位相を比較する。外部クロック信号C
LKexの位相が、内部クロック信号CLKinの位相
よりも進んでいる場合には、位相比較器9aは、アップ
指示信号UPを活性化し、シフトレジスタ9bの出力信
号を1段シフトさせる。ここで、シフトレジスタ9b
は、その複数の出力信号のうちの1つが活性状態とな
り、遅延ライン9cにおける遅延段数を設定する。アッ
プ指示信号UPの活性化時においては、シフトレジスタ
9bのシフト動作により、遅延ライン9cの遅延段数が
低減され、内部クロック信号CLKinの遅延時間が短
くなり、内部クロック信号CLKinの位相が進む。
【0039】逆の場合には、この位相比較器9aが、ダ
ウン指示信号DOWNを活性化し、シフトレジスタ9b
は、応じて、アップ指示信号UPの活性化時と逆方向
に、その出力信号をシフトさせる。遅延ライン9cの遅
延時間が長くなり、内部クロック信号CLKinの位相
が遅れる。
【0040】位相比較器9aは、たとえば、EXOR回
路とセット/リセットフリップフロップで構成され、ク
ロック信号CLKexおよびCLKinの位相関係に応
じてアップ指示信号UPおよびダウン指示信号DOWN
の一方を活性化する。シフトレジスタ9bは双方向シフ
トレジスタであり、アップ指示信号UPおよびダウン指
示信号DOWNに従って、その活性状態の出力信号をシ
フトさせる。
【0041】この構成において、シフトレジスタ9bの
出力信号に従って、遅延ライン9cの遅延段数が変更さ
れるように構成されてもよく、また、遅延ライン9cの
遅延段数の調整により、位相の粗調整を完了し、その
後、各遅延段を構成するインバータ回路の動作電流を調
整する微調整が行われてもよい。いずれの場合において
も、シフトレジスタ9aには、クロック信号CLKin
の周波数および位相情報が格納されている(遅延ライン
9cは、リングオシレータを構成している)。
【0042】デジタルPLL回路9に対し、スイッチ回
路11および12を非導通状態にした場合、クロック信
号CLKexおよびCLKinは伝達されないため、位
相比較動作は行なわれず、シフトレジスタ9bの活性状
態の出力信号の位置は変化しない。したがって、このデ
ジタルPLL回路9は、スリーブモード指示信号SLE
EPの活性化時、シフトレジスタ9bの出力信号が固定
された状態で、内部クロック信号CLKinの位相/周
波数を保持している。
【0043】スイッチ回路10は非導通状態であり、ク
ロックドライバ2は、デジタルPLL回路9からクロッ
ク信号を受けないため、何ら内部クロックノード13の
ドライブを行なわない。
【0044】アナログPLL回路の場合、位相比較結
果、すなわちアップ指示信号UPおよびダウン指示信号
DOWNに従って、チャージポンプ回路が動作し、電圧
制御発振器(VCO)の発振周波数を制御するための情
報がキャパシタに格納される。すなわち、キャパシタの
チャージポンプ動作を位相比較結果に応じて行なって、
内部クロック信号の周波数/位相をキャパシタの充電電
位により決定している。したがって、スリープモード時
においては、このキャパシタのリーク電流により、周波
数および位相差情報が時間の経過につれて変化してしま
い、この記憶情報が消失してしまう。しかしながら、デ
ジタルPLL回路9の場合、シフトレジスタ9bに、内
部クロック信号CLKinの周波数および位相情報が保
持されているため、時間が変化しても、電源電圧が供給
されている限り、この情報は損なわれず、安定に保持さ
れる。すなわち、デジタルPLL回路9は、スイッチ回
路11および12が非導通状態となり、比較対象のクロ
ック信号を受けず、位相比較動作を行なわないため、こ
のスリープモード移行時直前の内部クロック信号の周波
数および位相情報を確実に維持することができる。
【0045】シフトレジスタ9bにおいて、ロック状態
の内部クロック信号CLKinの周波数および位相情報
を記憶していても、スリープモード時においては位相比
較動作は行なっていない。したがって、このスリープ期
間中の動作環境の変化、たとえばスリープモード時に内
部動作が停止し、半導体集積回路装置(チップ)5の発
熱が低減され、そのトランジスタの特性が変化し、デジ
タルPLL回路9の発振周波数が変化してもこれを補正
することができない。したがって、スリープモード時に
おいて、スリープモード移行時の状態から遅延ラインの
状態の変化により少しは内部クロック信号(遅延ライン
9bの発振信号)の周波数および位相が変化する。しか
しながら、シフトレジスタ9bはシフト動作は行なわな
いため、スリープモード移行時の周波数および位相情報
は保持されている。
【0046】スリープ状態から復帰する場合には、スリ
ープモード指示信号SLEEPがLレベルとなり、スイ
ッチ回路10−12がすべてオン状態(導通状態)とな
る。クロックドライバ2からの内部クロック信号CLK
inが再びデジタルPLL回路9へ与えられ、また外部
クロック信号CLKexもデジタルPLL回路9へ与え
られ、位相比較動作が行われる。このデジタルPLL回
路9の再ロック後において内部論理回路4が通常動作に
復帰する。スリープ状態から通常状態への復帰時に、デ
ジタルPLL回路9が、そのシフトレジスタ9bに、ス
リープ期間に入る直前の内部クロック信号の周波数およ
び位相情報を保持しているため、スリープ期間中の内部
クロック信号の微小な位相変化を補正するだけでよく、
従来のように、PLL回路が初期状態から同期引込動作
を行なう構成に比べて、PLL再ロックまでに要する時
間は極めて短くすることができ、応じて、スリープ復帰
時におけるPLL回路のロック時間を大幅に短くするこ
とができる。
【0047】また、内部クロック信号CLKinの発生
を停止しており、内部クロックノード13の充放電は行
われないため、スリープ期間中の消費電力を低減するこ
とができる。
【0048】[変更例]図3は、この発明の実施の形態
1の変更例の構成を概略的に示す図である。図3におい
て、クロックドライバ2に対し、電源トランジスタ2a
を介して電源電圧VCCが供給され、また内部論理回路
(ラッチ回路以外の集積回路)4に対しては、電源トラ
ンジスタ4aを介して電源電圧VCCが供給される。こ
れらの電源トランジスタ2aおよび4aは、スリープモ
ード指示信号SLEEPがHレベルの活性状態となると
非導通状態となる。したがって、スリープ期間中におい
ては、クロックドライバ2および内部論理回路4へは、
電源電圧の供給が停止され、スリープ期間中のリーク電
流に起因する消費電力を低減することができる。ラッチ
回路3は、ラッチ状態にあるため、スリープモード時移
行時の内部論理回路4の状態を保持している。ラッチ回
路3が、CMOS構成の場合、微小なリーク電流が流れ
るだけであり、その消費電流は充分に小さくすることが
できる。
【0049】なお、このスリープ期間中、スイッチ回路
10−12は、非導通状態となり、いわゆるハイインピ
ーダンスとなっている。この場合、デジタルPLL回路
9において位相比較器9aが、その入力がハイインピー
ダンス状態のとき、ノイズなどの影響により、位相比較
動作を行ない、シフトレジスタ9bがシフト動作を行な
う可能性がある。このようなノイズの影響を防止するた
めに、スイッチ回路11および12の出力信号を、スリ
ープモード指示信号SLEEPの活性化時、所定電圧レ
ベル(たとえば接地電圧レベル)に固定するように構成
してもよい。デジタルPLL回路9において位相比較動
作が行われても、両者の位相は変化しないため比較動作
は行なわれても位相ロック状となり、シフトレジスタ9
bのシフト動作は行なわれない。
【0050】なお、デジタルPLL回路9は、DSP
(デジタル信号プロセッサ)で構成しても良い。DSP
が、PLL回路と同様の信号処理動作を行なう。このよ
うなDSPを用いる構成であっても、位相調整のために
内部クロック信号の位相および周波数情報は内部で保持
されている。
【0051】以上のように、この発明の実施の形態1に
従えば、内部クロック信号を生成する位相同期回路をデ
ジタルPLL回路で構成し、かつスリープ期間中、その
他の回路部分からデジタルPLL回路を孤立させるよう
に構成しており、応じて、その位相比較動作が停止さ
れ、内部クロック信号の内部論理回路への発生が停止さ
れ、消費電流を低減することができる。また、このスリ
ープモード移行時直前の状態を、デジタルPLL回路9
が保持するため、スリープ期間完了時、デジタルPLL
回路9は高速でロック状態へ復帰することができる。
【0052】[実施の形態2]図4は、この発明の実施
の形態2に従う半導体集積回路装置の全体の構成を概略
的に示す図である。この図4に示す半導体集積回路装置
5においては、スリープモード指示信号SLEEPの活
性化に応答して、デジタルPLL回路9に格納されてい
る内部クロック信号CLKinの周波数および位相情報
を退避させるデータ退避回路14が設けられる。デジタ
ルPLL回路9へは、クロック信号線6を介して外部ク
ロック信号CLKexが与えられ、また内部クロック信
号線8を介してクロックドライバ2からの内部クロック
信号CLKinが与えられる。デジタルPLL回路9か
らのクロック信号は、ノード7を介してクロックドライ
バ2へ与えられる。このクロックドライバ2の出力する
内部クロック信号CLKinは内部クロックノード13
を介してラッチ回路3へ与えられる。このラッチ回路3
は、クロック信号CLKinに同期して、内部論理回路
(ラッチ回路以外の集積回路)4と信号の送受を行な
う。
【0053】この図4に示す構成においては、スリープ
期間への移行時においては、データ退避回路14が活性
化され、デジタルPLL回路9に格納される内部クロッ
ク信号CLKinの周波数および位相情報が退避されて
格納される。スリープ期間中デジタルPLL回路9への
電源供給を遮断する。クロックドライバ2は、電源がた
とえ供給されていても、デジタルPLL回路9の出力信
号はLレベルに固定されるため(電源が遮断されてい
る)、内部クロックノード13へは内部クロック信号C
LKinが伝達されず(内部クロックノード13の電圧
レベルが固定される)、この内部クロックノード13の
充放電は停止され、消費電流が低減される。この場合、
クロックドライバ2に対する電源電圧の供給が停止され
ても良い。
【0054】スリープ期間から通常動作モードに移行す
るときには、スリープモード指示信号SLEEPが非活
性化される。これに応答して、データ退避回路14は、
その格納している周波数および位相情報をデジタルPL
L回路9へ伝達する。デジタルPLL回路9において
は、このスリープ期間から通常動作モードへの復帰時
に、電源投入が行われており、内部ノードに電圧レベル
の安定化後、データ退避回路14からの周波数および位
相情報に従って、内部クロック信号CLKinと外部ク
ロック信号CLKexの位相比較およびロック動作を開
始する。
【0055】データ退避回路14には、スリープ期間へ
の移行時における内部クロック信号CLKinの周波数
および位相情報が格納されている。したがって、スリー
プ期間からの復帰時においては、スリープ期間移行直前
の状態から、このデジタルPLL回路9が同期引込動作
およびロック動作を行なうことになり、短時間で、PL
L回路9が再ロックすることが可能となる。
【0056】図5は、図4に示すデジタルPLL回路9
およびデータ退避回路14の構成を概略的に示す図であ
る。図5において、デジタルPLL回路9は、図2に示
す構成と同様、クロック信号CLKexおよびCLKi
nの位相を比較する位相比較器9aと、位相比較器9a
の出力信号UPおよびDOWNに従ってシフト動作を行
なって遅延制御信号を生成するシフトレジスタ9bと、
シフトレジスタ9bの出力する遅延制御信号に従って遅
延量が調整され、これにより内部クロック信号CLKi
nの位相および周波数を調整して内部クロック信号CL
Kinを生成する遅延ライン9cと、制御信号ZSLE
EP1に従って電源電圧VCCをデジタルPLL回路9
に供給する電源トランジスタ9dを含む。
【0057】データ退避回路14は、スリープモードエ
ントリ指示信号SLEEP1に従ってシフトレジスタ9
bの格納データをレジスタ回路14aへ転送するトライ
ステートバッファ14bと、スリープモードイグジット
指示信号SLEEP2に従ってレジスタ回路14aに格
納されたデータをシフトレジスタ9bに転送するトライ
ステートバッファ14cとを含む。このデータ退避回路
14へは、電源電圧VCCが常時供給される。次に、こ
の図5に示すデータ退避回路14およびデジタルPLL
回路9のデータ転送動作について簡単に図6を参照して
説明する。
【0058】シフトレジスタ9bには、遅延ライン9c
の遅延時間を決定する情報が格納されている。この遅延
ライン9cは、実質的にリングオシレータであり、シフ
トレジスタ9bの遅延制御信号により遅延時間が設定さ
れ、応じて内部クロック信号CLKinの発振周期が決
定される。従って、このシフトレジスタ9bの遅延制御
信号は、内部クロック信号CLKinの周波数および位
相を決定しており、シフトレジスタ9bには、内部クロ
ック信号CLKinの位相情報および周波数情報が格納
される。
【0059】スリープ期間への移行時においてまずスリ
ープモード指示信号SLEEPがHレベルに立上がる
と、スリープモードエントリ指示信号SLEEP1がH
レベルとなり、トライステートバッファ14bが活性化
され、シフトレジスタ9bの格納データがレジスタ回路
14aに転送されて格納される。スリープモードエント
リ指示信号SLEEP1が非活性化されると、制御信号
ZSLEEP1がHレベルとなり、電源トランジスタ9
dが非導通状態となり、デジタルPLL回路9への電源
電圧VCCへの供給が停止される。これにより、スリー
プモードに入り、デジタルPLL回路9からの内部クロ
ック信号CLKinの発生が停止される。
【0060】スリープモード完了時においては、まず、
スリープモード指示信号SLEEPがLレベルの非活性
状態へ移行し、応じて、制御信号ZSLEEP1がLレ
ベルとなる。これにより、まず、電源トランジスタ9d
が導通状態となり、デジタルPLL回路9へ電源電圧V
CCが供給され、このデジタルPLL回路9が動作可能
状態となる。デジタルPLL回路9への電源投入が完了
し、デジタルPLL回路9の内部ノードの電圧レベルが
安定化すると、続いてスリープモードイグジット指示信
号SLEEP2が所定期間Hレベルの活性状態となり、
レジスタ回路14aに退避されたデータが、トライステ
ートバッファ14cを介してシフトレジスタ9bに転送
される。シフトレジスタ9bに、スリープ期間移行時の
内部クロック信号CLKinの周波数および位相情報が
返送され、遅延ライン9cの遅延時間が設定される。位
相比較器9aが、内部クロック信号CLKinと外部ク
ロック信号CLKexの位相比較動作を行ない、その比
較結果に従って、アップ指示信号UPおよびダウン指示
信号DOWNを選択的に活性化する。
【0061】シフトレジスタ9bには、このスリープ期
間移行時における内部クロック信号の周波数および位相
情報が再格納されており、極めて短時間で、この位相比
較動作にしたがって、再ロックが行われる。
【0062】なお、スリープモード指示信号SLEEP
に応答する各信号SLEEP1、ZSLEEP1、およ
びSLEEP2は、データ退避回路14内において、ス
リープモード指示信号SLEEPに応答して生成されて
もよく、また外部からスリープモード指示信号SLEE
Pと共に与えられてもよい。データ退避回路14内でこ
れらの信号SLEEP1、SLEEP2、およびZSL
EEP1を作成する場合には、スリープモード指示信号
に応答してワンショットのパルス信号を発生するワンシ
ョットパルス発生回路を設けることにより、これらの信
号を生成することができる。
【0063】[変更例]図7は、この発明の実施の形態
2の変更例の構成を概略的に示す図である。この図7に
示す構成において、デジタルPLL回路9とクロックド
ライバ2の間に、スリープモード指示信号SLEEPの
活性化時非導通状態となるスイッチ回路10が配置され
る。また、クロックドライバ2へは、電源トランジスタ
2aを介して電源電圧VCCが供給され、また内部論理
回路(ラッチ回路以外の集積回路)4およびラッチ回路
3へは、電源トランジスタ20を介して電源電圧VCC
が供給される。これらの電源トランジスタ2aおよび2
0は、スリープモード指示信号SLEEPの活性化時非
導通状態となる。
【0064】データ退避回路14およびデジタルPLL
回路9へは、常時電源電圧VCCが供給される。データ
退避回路14は、図5に示すように、スリープ期間移行
時における内部クロック信号CLKinの周波数および
位相情報を保持している。このデータ退避回路14は、
デジタルPLL回路9とのデータ転送動作時のみ、デジ
タルPLL回路9と結合され、それ以外の期間において
は、電気的に切離される。したがって、このデジタルP
LL回路9が、スリープ期間中において位相比較動作を
行なっても、データ退避回路14の格納データは影響を
受けず、スリープ期間移行時の内部クロック信号CLK
inの周波数および位相情報を格納する。
【0065】また、デジタルPLL回路9が位相比較動
作を行なっても、スイッチ回路10は、非導通状態にあ
り、クロックドライバ2へは、内部クロック信号は伝達
されない。また、電源トランジスタ2aおよび20が、
このスリープ期間中スリープモード指示信号SLEEP
に従って非導通状態となり、クロックドライバ2、ラッ
チ回路3および内部論理回路4の動作が停止され、内部
クロックノード13の充放電は行われない。したがっ
て、たとえ、デジタルPLL回路9が、このスリープ期
間中比較動作を行なっても、何ら内部回路(内部論理回
路4およびラッチ回路3)の動作に影響は及ぼさない。
【0066】デジタルPLL回路9が、このスリープ期
間中位相比較動作を行なって、その位相および周波数情
報が大きくずれても、スリープ期間終了時においては、
スリープモードイグジットサイクルにより、データ退避
回路14の格納データがデジタルPLL回路9に転送さ
れるため、このデジタルPLL回路9は高速で、再ロッ
クを行なうことができる。特に、電源電圧VCCが常時
供給されているため、このデジタルPLL回路9が、ス
リープ期間完了時、電源電圧を投入して安定化するまで
の期間を待つ必要がなく、高速で、再ロックを行なうこ
とができる。
【0067】なお、図7に示す構成においては、スリー
プ期間中ラッチ回路3への電源電圧の供給が遮断されて
いる。スリープ期間中においてもラッチ回路3に対し電
源電圧を供給しても良い。このラッチ回路3に対し常時
電源電圧を供給する場合、クロックドライバ2の出力信号が
Lレベルの固定されるため(電源電圧の供給が停止され
る)、ラッチ回路3においてスリープモード移行時の情
報/データを保持することができ、スリープモード完了
時において内部論理回路を元の状態(スリープ期間移行
時の状態)に設定することができる。
【0068】以上のように、この発明の実施の形態2に
従えば、スリープ期間への移行時、内部クロック信号の
周波数および位相情報をデータ退避回路に退避させるよ
うに構成しているため、スリープ期間完了時、このデー
タ退避回路の退避データをデジタルPLL回路に返送す
ることにより、スリープ期間から通常動作モード復帰時
に、PLL回路9の再ロックを行なうことができる。
【0069】また、スリープ期間においてデータ退避回
路以外の回路の電源供給を停止することにより、スリー
プ期間時の消費電流を低減することができる。
【0070】[実施の形態3]図8は、この発明の実施
の形態3に従う半導体集積回路装置の全体の構成を概略
的に示す図である。この図8に示す構成においては、デ
ジタルPLL回路9とクロックドライバ2の間に、AN
D回路16がスイッチ回路として配置される。このAN
D回路16は、デジタルPLL回路9の出力信号と補の
スリープモード指示信号ZSLEEPとを受け、その出
力信号をノード18を介してクロックドライバ2へ与え
る。
【0071】また、デジタルPLL回路9とスイッチ回
路12の間に、ダミー回路15が配置される。このダミ
ー回路15は、AND回路16の有する遅延時間τ1と
クロックドライバ2が有する遅延時間τ2の合計に等し
い遅延時間(=τ1+τ2)を有する。デジタルPLL
回路9へは、スイッチ回路11を介してクロック信号線
6からの外部クロック信号CLKexが与えられ、また
スイッチ回路12を介して、ダミー回路15の出力する
クロック信号CLKduが与えられる。
【0072】クロックドライバ2からの内部クロック信
号CLKinが内部クロックノード13を介してラッチ
回路3に与えられ、このラッチ回路32内部論理回路4
が結合される。この内部回路の構成は、先の実施の形態
1および2と同様である。
【0073】この図8に示す構成において、スリープ期
間以外の通常動作時において、スリープモード指示信号
SLEEPおよびZSLEEPは、それぞれLレベルお
よびHレベルであり、スイッチ回路11および12は、
導通状態あり、またAND回路16は、バッファ回路と
して動作する。ダミー回路15は、このスリープモード
指示信号SLEEPがLレベルのとき動作し、デジタル
PLL回路9からノード7に与えられたクロック信号を
遅延してノード8上に伝達する。ダミー回路15の有す
る遅延時間が、AND回路16の有する遅延時間τ1
と、クロックドライバ2の有する遅延時間τ2の合計に
等しい。すなわち、クロックドライバ2から内部クロッ
クノード13に伝達される内部クロック信号CLKin
とダミー回路15から内部クロック信号線8上に伝達さ
れるダミークロック信号CLKduは、ノード7上のデ
ジタルPLL回路9の出力信号に対して同じ遅延時間を
有しており、したがって、内部クロック信号CLKin
およびダミークロック信号CLKduは、同相の同期し
た信号である。
【0074】デジタルPLL回路9が、外部クロック信
号CLKexとダミークロック信号CLKduの位相差
に応じてダミークロック信号CLKduの位相調整を行
ない、クロックドライバ2からは、このダミークロック
信号CLKduを通して外部クロック信号CLKexと
同相の(ロックした)内部クロック信号CLKinが生
成される。
【0075】スリープ期間に移行すると、まず、補のス
リープモード指示信号ZSLEEPがLレベルとなり、
ノード18上のAND回路16の出力信号がLレベルに
固定され、応じて、クロックドライバ2からの内部クロ
ック信号CLKinもLレベルに固定される。次いで、
スリープモード指示信号SLEEP2がHレベルとさ
れ、ダミー回路15への電源電圧の供給を停止し、かつ
スイッチ回路11および12を非導通状態に設定する。
この状態においては、デジタルPLL回路9は、他回路
から孤立した状態にあり、クロック信号が転送されてい
ないため、位相比較動作を行なわず、このスリープ期間
移行時における内部クロック信号(ダミークロック信
号)の周波数および位相情報を保持する。
【0076】スリープ期間から通常動作モードに移行す
る場合には、まずスリープモード指示信号SLEEPを
Lレベルの非活性状態とし、ダミー回路15に電源電圧
を供給し、またスイッチ回路11および12を導通状態
に設定する。デジタルPLL回路9は、外部クロック信
号CLKexとダミークロック信号CLKduの位相比
較動作を行ない、ダミークロック信号CLKduの位相
/周波数を調整する。このとき、デジタルPLL回路9
は、スリープ期間移行時における状態を保持しているた
め、短期間でダミークロック信号CLKduの外部クロ
ック信号CLKexに対する再ロックを行なうことがで
きる。
【0077】この再ロック後、補のスリープモード指示
信号ZSLEEPをHレベルとし、AND回路16をイ
ネーブルする。応じて、AND回路16およびクロック
ドライバ2を介して、デジタルPLL回路9からのクロ
ック信号に従って内部クロック信号CLKinが内部ク
ロックノード13に伝達される。この場合、内部クロッ
ク信号CLKinは、外部クロック信号CLKexとロ
ックした状態であり、内部論理回路4およびラッチ回路
3は、正確に動作する。
【0078】ダミー回路15の遅延時間をスイッチ回路
16およびクロックドライバ2の有する遅延時間の合計
の遅延時間と同一に設定することは、たとえば回路シミ
ュレーションに基づいて、遅延回路の段数および遅延段
の構成するトランジスタのサイズ(MOSトランジスタ
の場合チャネル幅とチャネル長との比)を調整すること
により容易に実現することができる。
【0079】また、ダミー回路15は、この半導体装置
の全体にわたってクロックを供給するクロックドライバ
2に比べるとこの電流駆動能力は十分小さくて済み、ま
た、ダミー回路15は、単に位相同期のためのフィード
バックループを構成することが要求されるだけであり、
複数のクロックパスをドライブする必要がなく、クロッ
クドライバ2に比べて、その構成要素数も小さくするこ
とができる。したがって、ダミー回路15を設けても、
その占有面積および消費電力はともに十分小さくするこ
とができる。
【0080】なお、この図8に示す構成において、ダミ
ー回路15は、スリープ期間中も、常時電源電圧を供給
されてもよい。この場合には、デジタルPLL回路9と
ダミー回路15を分離するために、スイッチ回路を設
け、スリープ期間中デジタルPLL回路9とダミー回路
15とを切離す。この場合でも、ダミー回路15の消費
電流は上述のように十分小さく、スリープ期間中におけ
る消費電流は十分小さくすることができる。
【0081】なお、図8に示す構成においては、内部ク
ロック制御のために、AND回路16が用いられてい
る。しかしながら、このAND回路16に代えて、NA
ND回路が用いられてもよく、また、トランスファーゲ
ートで構成される選択回路を用いてもよい。選択回路を
用いる場合、スリープモード指示信号に従って、トラン
スファーゲートを選択的に導通状態に設定して電源電圧
または接地電圧の固定電圧とデジタルPLL回路9の一
方を選択する。
【0082】また、スイッチ回路11および12を設け
る代わりに、図4に示すように、データ退避回路14が
用いられてもよい。この図4の構成にダミー回路を適用
する場合、デジタルPLL回路9の電源電圧の供給が停
止される。
【0083】また、スイッチ回路11および12に代え
て実施の形態2におけるデータ退避回路14が用いられ
ても良い。この場合、スリープ期間中はデジタルPLL
回路9に対する電源供給を停止する。
【0084】以上のように、この発明の実施の形態3に
従えば、内部クロック信号にロックしたダミークロック
信号をダミー回路を用いて生成し、スリープ期間中にお
いては、内部クロック信号の電圧レベルを固定し、ま
た、デジタルPLL回路へのクロック信号の伝達を禁止
しており、デジタルPLL回路が、スリープ期間移行時
の状態を保持することができ、スリープ期間完了後PL
L回路が高速で再ロックし、かつスリープ期間中の消費
電力を大幅に低減することができる。
【0085】[実施の形態4]図9は、この発明の実施
の形態4に従う半導体集積回路装置の全体の構成を概略
的に示す図である。この図9に示す構成は、図8に示す
構成と以下の点において異なっている。すなわち、内部
論理回路(ラッチ回路以外の集積回路)4は、電源ノー
ド31から、スイッチ回路30を介して電源電圧VCC
を供給される。スイッチ回路30は、第2のスリープモ
ード指示信号SLEEP2がHレベルであり、スリープ
期間を示すときには、非導通状態となり、内部論理回路
4への電源電圧VCCの供給を停止する。
【0086】ラッチ回路3は、電源ノード32に結合さ
れ、常時、電源電圧(VCC)を供給される。スイッチ
回路11および12ならびにダミー回路15は、第1の
スリープモード指示信号SLEEP1に応答してそれぞ
れ非導通状態および非活性状態となる。
【0087】他の構成は、図8に示す構成と同じであ
り、対応する部分には同一参照番号を付し、その詳細説
明は省略する。
【0088】この図9に示す構成において、通常動作時
においては、スリープモード指示信号SLEEP1およ
びSLEEP2はLレベルであり、スイッチ回路11、
12および30はすべて導通状態にあり、また、ダミー
回路15が活性状態にあり、先の実施の形態3の通常動
作時と同様の動作が行われる。すなわち、デジタルPL
L回路9により、ダミー回路15からのダミークロック
信号CLKduと外部クロック信号CLKexとの位相
比較に基づいて、内部クロック信号CLKin(ダミー
クロック信号CLKdu)の位相調整が行われる。
【0089】スリープ期間に移行すると、まず補のスリ
ープモード指示信号ZSLEEPがLレベルとされ、A
ND回路16からノード18に出力される信号がLレベ
ルとなり、応じてクロックドライバ2からの内部クロッ
ク信号CLKinがLレベルに固定される。したがっ
て、内部クロックノード13の電圧レベルがLレベルに
固定され、ラッチ回路3はラッチ状態を維持する。
【0090】次いで、スリープモード指示信号SLEE
P1およびSLEEP2をLレベルからHレベルに駆動
し、スイッチ回路11、12および30をすべて非導通
状態とし、またダミー回路15に対する電源電圧の供給
を停止する(この経路は示さず)。応じて、デジタルP
LL回路9へのクロック信号CLKexおよびCLKd
uの供給が停止され、また、内部論理回路4に対する電
源電圧VCCの供給が停止される。この内部論理回路4
への電源電圧の供給を停止することにより、ラッチ回路
3においてスリープ期間移行直前の情報を記憶した状態
で、内部論理回路4おけるリーク電流を遮断することが
でき、スリープ期間中における消費電流を大幅に低減す
ることができる。
【0091】スリープ期間から、通常動作状態に移行す
るときには、まずスリープモード指示信号SLEEP1
をLレベルとして、スイッチ回路11および12を導通
状態とし、またダミー回路15へ電源電圧を供給する。
この状態においては、デジタルPLL回路9のフィード
バックループが動作するため、ダミークロック信号CL
Kduと外部クロック信号CLKexの位相同期が確立
する。位相同期確立動作と並行して、第2のスリ−プモ
ード指示信号SLEEP2をLレベルとして、スイッチ
回路30を導通状態とし、内部論理回路4へ電源電圧V
CCを供給する。この後、補のスリープモード指示信号
ZSLEEPをHレベルとし、デジタルPLL回路9か
らのロック状態にある安定なクロック信号をAND回路
16を介してノード18へ伝達する。クロックドライバ
2は、ノード18を介してAND回路16から与えられ
るクロック信号に従って内部クロックノード13を駆動
し、この内部クロックノード13に結合される各ラッチ
回路3に対して、安定な外部クロック信号CLKexに
ロックした内部クロック信号CLKinが伝達される。
【0092】スリープ期間中、内部クロックノード13
の電圧レベルは固定されており、フローティング状態と
なるのが防止されており、ラッチ回路3は、確実にラッ
チ状態にあり、そのスリープ期間移行直前の状態を保持
しており、スリープ期間完了後、即座に内部論理回路4
をスリープ期間移行直前の状態に復帰させることができ
る。
【0093】なお、この図9に示す構成において、スリ
ープモード指示信号SLEEP1およびSLEEP2
は、同じ信号であってもよい。
【0094】[変更例]図10は、この発明の実施の形
態4の変更例の構成を概略的に示す図である。この図1
0に示す構成は、図9に示す構成と以下の点において異
なっている。すなわち、デジタルPLL回路9の出力ノ
ード7とダミー回路15の間に、第1のスリープモード
指示信号SLEEP1に応答するスイッチ回路40が設
けられる。スイッチ回路40は、この第1のスリープモ
ード指示信号SLEEP1が活性状態にありスリープ期
間を示すときには非導通状態とされる。また、ダミー回
路15へは、電源電圧が常時供給される。他の構成は、
図9に示す構成と同じであり、対応する部分には同一参
照番号を付し、その詳細説明は省略する。
【0095】この図10に示す構成においては、スリー
プ期間中、デジタルPLL回路9とダミー回路15と
は、スイッチ回路40により切離される。すなわち、デ
ジタルPLL回路9は、スイッチ回路11、12および
40により、フィードバックループから完全に切離さ
れ、位相比較動作を行なわない。
【0096】この図10に示す構成の場合、ダミー回路
15へは常時電源電圧が供給されており、スリープ期間
完了後、スイッチ回路11、12および40を導通状態
とすると、即座に、このデジタルPLL回路9のフィー
ドバックループを介してダミークロック信号CLKdu
を伝達することができ、ダミー回路15の電源電圧が安
定化するまで待つ必要がなく、高速で再ロックを行なう
ことができる。
【0097】なお、本実施の形態4においてもスイッチ
回路11および12にかえてデータ退避回路が用いられ
ても良い。この場合、デジタルPLL回路の電源電圧を
スリープ期間中遮断することができるため、スリープ期
間中の消費電流をさらに低減することができる。
【0098】以上のように、この発明の実施の形態4に
従えば、スリープ期間中、少なくとも内部論理回路への
電源電圧の供給を停止しており、スリープ期間中の少な
くとも内部論理回路におけるリーク電流の消費電流を削
減することができ、スリープ期間中の消費電流を低減す
ることができる。
【0099】[適用例]上述の説明においては、内部論
理回路4は、ラッチ回路3と信号の授受を行なうように
説明している。しかしながら、この半導体装置は、クロ
ック信号に同期して動作する半導体装置であればよく、
内部に、外部クロック信号との位相同期を確立するため
の位相同期回路を有するクロック同期型半導体記憶装置
に対しても本発明は適用可能である。
【0100】また、デジタルPLL回路が位相同期回路
として説明されている。しかしながら、デジタルDLL
回路が、内部クロック信号発生回路として用いられる場
合でも、本発明は適用可能である。
【0101】
【発明の効果】以上のように、この発明に従えば、スリ
ープ期間中、デジタル回路で構成される位相同期回路の
位相および周波数情報を保持するように構成しており、
スリープ期間完了時高速で、位相同期回路をロック状態
とすることができ、再ロック時間を大幅に低減すること
ができ、またスリープ期間中内部クロック信号の発生を
停止しており、スリープ期間中の消費電流を大幅に低減
することができる。
【0102】すなわち、特定動作モードを指定する動作
モード指示信号に応答して位相同期回路における内部ク
ロック信号の少なくとも位相情報を保持するように構成
することにより、たとえばスリープ期間などの特定動作
モード完了時高速で内部クロック信号と基準クロック信
号との位相同期を確立させることができる。
【0103】また、動作モード指示信号に応答して基準
クロック信号および内部クロック信号の位相同期回路へ
の伝達を禁止することにより、確実にかつ容易に位相同
期回路での位相比較動作を停止させることができ、動作
モード変更時の状態を保持することができ、また、この
動作モードの元の状態への復帰時、高速で基準クロック
信号と内部クロック信号との同期を確立することができ
る。
【0104】また、クロックドライバへのクロック信号
の転送を禁止することにより、特定動作モード時このク
ロックドライバの動作を停止させることができ、応じて
特定動作モード時の消費電流を低減することができる。
【0105】また、このスイッチ回路から特定動作期間
中に固定電圧をクロックドライバに伝達することによ
り、次段のラッチ回路を確実にラッチ状態に設定するこ
とができ、特定期間中、確実に特定動作モード移行時直
前の状態を保持することができ、特定動作期間完了時に
元の状態に高速で復帰することができる。
【0106】また、スイッチ回路とクロックドライバの
有する遅延時間の合計の遅延時間を有するダミー回路を
設け、このダミー回路の出力するダミークロック信号と
基準クロック信号との位相比較をするとともに、スイッ
チ回路の出力信号のクロックドライバへの転送を特定動
作モード時禁止しかつダミー回路の出力信号の位相同期
回路への返送を停止することにより、特定動作モード以
外の動作モード時において内部クロック信号と基準クロ
ック信号との位相同期を確立することができ、かつ特定
動作モード時内部クロック信号の発生を停止することが
でき消費電流を低減することができかつ位相同期回路に
よりもとの状態の情報を保持することにより特定動作モ
ード完了時高速で元の状態に復帰することができる。
【0107】また、特定動作モード時において内部回路
に対する電源電圧の供給を停止させることにより、特定
動作モード時における消費電流を低減することができ
る。
【0108】また、特定動作モード時にダミー回路のク
ロック発生動作を停止させることによりダミー回路の出
力の充放電が停止され消費電流をさらに低減することが
できる。
【0109】また、特定動作モード時に内部ロジック回
路に対し電源電圧の供給を停止することにより、特定動
作モード時の消費電流を低減することができる。
【0110】また、特定動作モード時に位相同期回路の
有する少なくとも位相情報を退避させることにより、特
定動作モード時において、内部クロック信号の少なくと
も位相情報を正確に保持することができる。
【0111】またこの状態において、位相同期回路に対
する電源電圧の供給を停止することにより、特定動作モ
ード時における消費電流を低減することができる。
【0112】また、この状態において退避回路をパルス
的に動作させ、特定動作モード時にはラッチ状態とする
ことにより、たとえ位相同期回路が特定動作モード時位
相比較動作を行なっても、この特定動作モード移行時の
少なくとも位相情報を正確かつ確実に保持することがで
きる。
【0113】また、特定動作モード時に位相同期回路の
情報を退避回路に退避させ、かつこの特定動作モード完
了時退避回路からこの退避情報を位相同期回路へ返送す
ることにより、確実に特定動作モード時において位相同
期回路の状態にかかわらず位相情報を保持することがで
き、また位相同期回路を、特定動作モード移行時の状態
に設定することができる。
【0114】また、この特定動作モード時において位相
同期回路に対する電源電圧の供給を停止することによ
り、特定動作モード時の消費電流を低減することができ
る。
【0115】また、位相同期回路としてデジタル回路を
利用することにより、電源電圧が供給されている限り、
リーク電流などの影響を受けることなく正確に少なくと
も位相情報を保持することができる。
【0116】特定動作モードがスリープモードの場合、
低消費電流が要求されるスリープモード時の電流を大幅
に低減することができ、たとえば電池駆動の携帯機器な
どの用途に適した半導体装置を実現することができる。
【0117】また、特定動作モード時に位相同期回路を
孤立状態に設定することにより、この位相同期回路の位
相比較動作を停止させることができ、応じて特定動作モ
ードにおいても正確に元の状態についての情報を保持す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1に従う半導体集積回
路装置の全体の構成を概略的に示す図である。
【図2】 図1に示すデジタルPLL回路の構成の一例
を示す図である。
【図3】 この発明の実施の形態1の変更例の構成を概
略的に示す図である。
【図4】 この発明の実施の形態2に従う半導体集積回
路装置の要部の構成を概略的に示す図である。
【図5】 図4に示すデータ退避回路およびデジタルP
LL回路の構成を概略的に示す図である。
【図6】 図5に示す回路の動作を示す信号波形図であ
る。
【図7】 この発明の実施の形態2の変更例の構成を概
略的に示す図である。
【図8】 この発明の実施の形態3に従う半導体集積回
路装置の全体の構成を概略的に示す図である。
【図9】 この発明の実施の形態4に従う半導体集積回
路装置の要部の構成を概略的に示す図である。
【図10】 この発明の実施の形態4の変更例の構成を
概略的に示す図である。
【図11】 従来の半導体集積回路装置の構成を概略的
に示す図である。
【図12】 図11に示すPLL回路の構成を概略的に
示す図である。
【図13】 図11に示すラッチ回路および内部論理回
路の構成を概略的に示す図である。
【符号の説明】
2 クロックドライバ、3 ラッチ回路、4 内部論理
回路、9 デジタルPLL回路、9a 位相比較器、9
b シフトレジスタ、9c 遅延ライン、10,11,
12 スイッチ回路、4a 電源トランジスタ、14
データ退避回路、15 ダミー回路、16 AND回
路、30,40 スイッチ回路。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 13/42 350 G06F 1/04 330A 5K047 H03K 5/14 340A H03L 7/06 H03L 7/06 B Fターム(参考) 5B011 EA09 LL13 5B077 FF11 GG04 GG15 GG34 MM02 5B079 BA11 BB01 BC01 BC03 CC02 CC14 DD08 DD13 5J001 AA11 BB23 DD09 5J106 AA05 CC24 CC59 DD08 DD38 DD39 DD42 KK03 KK40 5K047 AA02 GG10 GG45 GG52 MM27 MM36 MM48 MM63

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部からの基準クロック信号に位相同期
    した内部クロック信号を、前記基準クロック信号と前記
    内部クロック信号に対応するクロック信号との位相比較
    結果に基づいて生成するための位相同期回路、 前記位相同期回路からの内部クロック信号に同期して動
    作する内部回路、および動作モード指示信号に応答し
    て、前記位相同期回路の位相比較動作による前記内部ク
    ロック信号の少なくとも位相調整情報を保持するための
    制御回路を備える、半導体装置。
  2. 【請求項2】 前記位相同期回路は前記基準クロック信
    号と前記内部クロック信号との位相を比較し、 前記制御回路は、前記動作モード指示信号に応答して、
    前記基準クロック信号および前記内部クロック信号の前
    記位相同期回路への伝達を禁止するゲート回路を備え
    る、請求項1記載の半導体装置。
  3. 【請求項3】 前記位相同期回路からの内部クロック信
    号を前記内部回路へ伝達するためのクロックドライバを
    さらに備え、 前記制御回路は、前記動作モード指示信号に応答して、
    前記位相同期回路から前記クロックドライバへのクロッ
    ク信号の伝達を禁止するためのスイッチ回路をさらに備
    える、請求項2記載の半導体装置。
  4. 【請求項4】 前記スイッチ回路は前記動作モード指示
    信号に応答して固定電圧レベルの信号を前記クロックド
    ライバへ伝達する、請求項3記載の半導体装置。
  5. 【請求項5】 前記位相同期回路からの内部クロック信
    号を前記内部回路へ伝達するためのクロックドライバ
    と、 前記位相同期回路からの内部クロック信号を前記位相同
    期回路へ前記内部クロックに対応する信号として伝達す
    るダミー回路をさらに備え、 前記制御回路は、 前記位相同期回路の出力する内部クロック信号の転送を
    前記動作モード指示信号に応答して禁止するスイッチ回
    路と、 前記ダミー回路の出力信号の前記位相同期回路への返送
    を、前記動作モード指示信号に応答して停止させる停止
    回路とを含み、 前記ダミー回路は、前記スイッチ回路および前記クロッ
    クドライバの有する遅延時間の合計の遅延時間を有す
    る、請求項1記載の半導体装置。
  6. 【請求項6】 前記停止回路は、 前記動作モード指示信号に応答して前記基準クロック信
    号および前記ダミー回路の出力信号の前記位相同期回路
    への伝達を禁止するゲート回路と、 前記動作モード指示信号に応答して、前記ダミー回路の
    クロック信号発生動作を停止させる回路とを備える、請
    求項5記載の半導体装置。
  7. 【請求項7】 前記内部回路は、前記内部クロック信号
    に同期して、与えられた信号をラッチするラッチ回路
    と、前記ラッチ回路に結合され、与えられた信号に所定
    の処理を施して転送する内部ロジック回路とを含み、前
    記内部ロジック回路の入出力信号が、前記ラッチ回路を
    介して転送され、 前記半導体装置はさらに、 前記動作モード指示信号に応答して前記内部ロジック回
    路への電源電圧の供給を停止する電源回路を備える、請
    求項1記載の半導体装置。
  8. 【請求項8】 前記位相同期回路は、少なくとも前記基
    準クロック信号と前記内部クロック信号との位相差を示
    す情報を格納する記憶回路を含み、 前記制御回路は、前記動作モード指示信号に応答して、
    前記記憶回路の記憶情報を退避させて記憶するデータ退
    避回路を備える、請求項1記載の半導体装置。
  9. 【請求項9】 前記制御回路はさらに、前記動作モード
    指示信号に応答して前記位相同期回路への電源電圧の供
    給を停止させる電源回路を備える、請求項8記載の半導
    体装置。
  10. 【請求項10】 前記退避回路は、前記記憶情報の退避
    後ラッチ状態となる、請求項8記載の半導体装置。
  11. 【請求項11】 前記制御回路は、前記動作モード指示
    信号の活性化に応答して前記記憶回路の記憶情報を前記
    退避回路へ退避させかつ前記動作モード指示信号の非活
    性化に応答して該退避情報を前記記憶回路へ格納する、
    請求項1記載の半導体装置。
  12. 【請求項12】 前記制御回路はさらに、前記動作モー
    ド指示信号の活性化に応答して前記位相同期回路への電
    源電圧の供給を停止する回路を含む、請求項10記載の
    半導体装置。
  13. 【請求項13】 前記位相同期回路は、デジタル的に位
    相調整動作を行なうデジタル回路である、請求項1記載
    の半導体装置。
  14. 【請求項14】 前記動作モード指示信号は、前記内部
    回路の動作が長期にわたって停止するスリープモード時
    に活性化されるスリープモード指示信号である、請求項
    1記載の半導体装置。
  15. 【請求項15】 前記制御回路は、前記動作モード指示
    信号に応答して前記位相同期回路を該半導体装置内にお
    いて孤立状態に設定する、請求項1記載の半導体装置。
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