JP2002135062A - 歪み補償電力増幅装置 - Google Patents

歪み補償電力増幅装置

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JP2002135062A
JP2002135062A JP2000322392A JP2000322392A JP2002135062A JP 2002135062 A JP2002135062 A JP 2002135062A JP 2000322392 A JP2000322392 A JP 2000322392A JP 2000322392 A JP2000322392 A JP 2000322392A JP 2002135062 A JP2002135062 A JP 2002135062A
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amplitude
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Shigeo Kusunoki
繁雄 楠
Katsuya Yamamoto
勝也 山本
Masanaga Hatsuya
匡長 初谷
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Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 必要とするメモリ容量を少なくした歪み補償
電力増幅装置を提供する。 【解決手段】 入力信号包絡線検出手段10が、入力信
号Pinの包絡線を検出し、それに基づき振幅補正データ
出力手段20が振幅補正データAM_ctlを出力し、位相補
正データ出力手段30が位相補正データPM_ctlを出力す
る。振幅補正データAM_ctlに基づき振幅制御手段50が
振幅を補正し、位相補正データPM_ctlに基づき位相制御
手段40が位相を補正する。よって、電力増幅器60の
歪みを補償できる。この際、入力信号Pinの包絡線に対
して振幅及び位相の補償データをそれぞれ振幅補正デー
タ出力手段20の振幅補正データ記録テーブル(TBL_
A)22および位相補正データ出力手段30の位相補正
データ記録テーブル(TBL_P_predict)32として保有
しているので、必要とするメモリ容量は少なくてよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、歪み補償装置、特
に高周波電力増幅器に適用し得る適応歪み補償装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】近年の通信の高速化、大容量化にともな
い、デジタル無線通信機器における送信電力増幅器に求
められる線形性は厳しくなりつつあり、これは同時に電
力増幅器の電力効率の向上を妨げる事態を生じている。
一方、既に一般市場に多く普及されているデジタル携帯
電話の連続通話時間は長時間化の一途をたどっており、
新しいデジタル無線通信機器の市場投入においては、製
品競争力の点から、その使用時間を無視できなくなりつ
つある。ここに至って、歪み補償の技術を導入して、効
率の向上をもくろむ動きが活発になりつつある。しかる
に、一般に当該技術は、その回路規模において極めて膨
大になり、小型軽量を長所とする携帯電話においては実
現が難しいものとなっている。また、携帯端末の特質
上、使用される環境が劇的に変動するため、歪み補償も
この劇的な環境変動に追従する、即ち適応歪み補償とす
ることが必須であり、小型化とあいまって極めて重要な
課題となっている。
【0003】ここで、歪み補償を行う第一の従来技術と
して、補償データを作成する手段として補償テーブルを
持つものがあり、第二の従来技術として、歪み補償すべ
き電力増幅器の非線形特性をある関数で近似し、この関
数の非線形性を打ち消すような、逆関数を算出し、補償
データ生成に使用する方法とがある。
【0004】第一の従来例としては例えば1999年電
子情報通信学会総合全国大会、B-5-36{プリディストー
ション方式を用いた送信系非線形歪補償の実験的検証}
がある。図6は、第一の従来例の構成を示すブロック図
である。図6を参照して、第一の従来例を簡単に説明す
る。パワー計算部112で求めた送信直交ベースバンド
信号の振幅値を用いて、対応する非線形歪み補償データ
を補償テーブル114から抽出する。そして、そのデー
タと元データとの複素積を非線系歪み補償部116が出
力する。非線系歪み補償部116の出力をプリディスト
ーション信号とする。プリディストーション信号を、D
/Aコンバータ118a、bによりアナログ信号に変換
し、次いでローパスフィルタ120a、bを通して、直
交変調部122に入力する。直交変調部122は入力を
直交変調して電力増幅器124に出力する。よって、送
信系の電力増幅器124で発生する非線形歪みを補償す
ることができる。
【0005】第二の従来例としては例えば文献”Spectr
al Containment by Predistortionof OQPSKSignals,”
“Microwave journal,October.1998,pp.22-37”があ
る。図7は、第二の従来例の構成を示すブロック図であ
る。図7に示す第二の従来例は、電力増幅器124の非
線形特性を近似する関数を定義し、その関数中に含まれ
る定数を、実際の電力増幅器の特性にフィッティングす
ることにより振幅逆関数計算部134が決定する。そし
て、逆関数を求め、振幅逆関数計算部134がI、Q直交
ベースバンド信号をこの逆関数に代入計算する。このと
き、逆関数は振幅のみならず、位相非線形についても位
相逆関数計算部132が計算を行う。振幅逆関数、位相
逆関数の計算結果を用いて複素積計算部136が複素積
計算を行った後、補償データとして出力する。後は、第
一の従来例同様にして送信系の電力増幅器124で発生
する非線形歪みを補償することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、第一の
従来例は、歪み補償すべき電力増幅器の振幅歪みと位相
歪みとの両方を補償する補償データを補償テーブル11
4に記憶させておくために、テーブル量が膨大となり、
多くのメモリ装置が必要となると言う問題が生じる。
【0007】第二の従来例は、関数演算を振幅および位
相の双方で行い、更にこれらを用いて複素積計算を行う
ために計算量が膨大となり、計算ロジックの増加、計算
時間の増加をきたすという問題が生じる。
【0008】また、第一および第二の従来例ともに、C
DMA(Code Divisional MultipleAccess)のように電
力制御を常に行うものの場合は、テーブル量などが膨大
になり、実現が困難である。また、テーブル量などを制
限すると正確な動作が保証できない。
【0009】そこで、本発明は、必要とするメモリ容量
を少なくした歪み補償電力増幅装置を提供することを課
題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、歪み補償電力
増幅装置である。本発明にかかる歪み補償電力増幅装置
は、入力信号包絡線検出手段、振幅補正データ出力手
段、位相補正データ出力手段、位相制御手段、振幅制御
手段を備える。
【0011】入力信号包絡線検出手段は、入力信号の包
絡線を検出する。振幅補正データ出力手段は、入力信号
包絡線検出手段の出力に基づき振幅補正データを出力す
る。位相補正データ出力手段は、振幅補正データに基づ
き振幅補正された入力信号の包絡線に対応する位相補正
データを、入力信号包絡線検出手段の出力に基づき出力
する。位相制御手段は、位相補正データに基づき、入力
信号の位相を変化させて出力する。振幅制御手段は、位
相制御手段の出力を入力とし、振幅補正データに基づ
き、位相制御手段の出力の振幅を変化させて出力する。
【0012】上記のように構成された歪み補償電力増幅
装置によれば、入力信号の包絡線電圧に対して振幅及び
位相の補償データをそれぞれ振幅補正データ出力手段お
よび位相補正データ出力手段として保有しているので、
必要とするメモリ容量は少なくてよい。また、振幅補償
の操作によりプレディストーションされた包絡線電圧を
予め予測して用いることで、歪み補償の効果を劣化させ
ることないため、この発明の効果は絶大である。
【0013】また、本発明のさらなる態様として、本発
明にかかる歪み補償電力増幅装置は、入力信号包絡線検
出手段、振幅補正データ記録テーブル、振幅補正用D/
Aコンバータ、振幅補正用ローパスフィルタ、位相補正
データ出力手段、位相制御手段、振幅制御手段を備え
る。
【0014】入力信号包絡線検出手段は、入力信号の包
絡線を検出する。振幅補正データ記録テーブルは入力信
号包絡線検出手段の出力に基づきデジタル振幅補正デー
タを出力する。振幅補正用D/Aコンバータは、デジタ
ル振幅補正データをアナログ振幅補正データに変換して
出力する。振幅補正用ローパスフィルタは、アナログ振
幅補正データの低周波成分を振幅補正データとして出力
する。位相補正データ出力手段振幅補正データに基づき
振幅補正された入力信号の包絡線に対応する位相補正デ
ータを、デジタル振幅補正データに基づき出力する。位
相制御手段は位相補正データに基づき、入力信号の位相
を変化させて出力する。振幅制御手段は、位相制御手段
の出力を入力とし、振幅補正データに基づき、位相制御
手段の出力の振幅を変化させて出力する。
【0015】さらに、本発明のさらなる態様として、本
発明にかかる歪み補償電力増幅装置は、入力信号包絡線
検出手段、振幅補正データ出力手段、補正済信号包絡線
検出手段、位相補正データ出力手段、位相制御手段、振
幅制御手段を備える。
【0016】入力信号包絡線検出手段は入力信号の包絡
線を検出する。振幅補正データ出力手段は入力信号包絡
線検出手段の出力に基づき振幅補正データを出力する。
補正済信号包絡線検出手段は振幅補正データに基づき振
幅補正された入力信号の包絡線を検出する。位相補正デ
ータ出力手段は補正済信号包絡線検出手段の出力に基づ
き位相補正データを出力する。位相制御手段は位相補正
データに基づき、入力信号の位相を変化させて出力す
る。振幅制御手段は位相制御手段の出力を入力とし、振
幅補正データに基づき、位相制御手段の出力の振幅を変
化させて出力する。
【0017】上記のように構成された歪み補償電力増幅
装置によれば、入力信号の包絡線電圧に対して振幅及び
位相の補償データをそれぞれ振幅補正データ出力手段お
よび位相補正データ出力手段として保有しているので、
必要とするメモリ容量は少なくてよい。また、振幅補償
の操作によりプレディストーションされた包絡線電圧を
実測により用いることで、歪み補償の効果を劣化させる
ことないため、この発明の効果は絶大である。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0019】第一の実施形態 図1は本発明の第一の実施形態にかかる歪み補償電力増
幅装置を示すブロック図である。先ず構成を説明する。
第一の実施形態にかかる歪み補償電力増幅装置は、入力
信号包絡線検出手段10、振幅補正データ出力手段2
0、位相補正データ出力手段30、位相制御手段40、
振幅制御手段50、電力増幅器60を備える。
【0020】入力信号包絡線検出手段10は、入力信号
Pinの包絡線を検出する。なお、入力信号Pinは包絡線の
変動を有する高周波信号である。また、入力信号Pin
は、コンデンサを介して入力信号包絡線検出手段10に
入力される。
【0021】入力信号包絡線検出手段10は、入力信号
包絡線検出部(DET)12、A/Dコンバータ(A/D)1
4を有する。入力信号包絡線検出部(DET)12は、入
力信号Pinを入力とし、入力信号Pinの包絡線電圧を検出
する。A/Dコンバータ(A/D)14は、この包絡線電
圧をデジタイズして出力する。
【0022】振幅補正データ出力手段20は、入力信号
包絡線検出手段10の出力に基づき振幅補正データAM_C
tlを出力する。振幅補正データ出力手段20は、振幅補
正データ記録テーブル(TBL_A)22、振幅補正用D/
Aコンバータ(D/A_A)24、振幅補正用ローパスフィ
ルタ(LPF_A)26を有する。
【0023】振幅補正データ記録テーブル(TBL_A)2
2は、入力信号包絡線検出手段10の出力に対応したデ
ジタル振幅補正データが記録されている。いわば、入力
信号包絡線検出手段10の出力をアドレスとして、この
アドレスにデジタル振幅補正データが記録されている。
そして、振幅補正データ記録テーブル(TBL_A)22
に、入力信号包絡線検出手段10の出力をアドレスとし
て入力する。すると、振幅補正データ記録テーブル(TB
L_A)22は、入力信号包絡線検出手段10の出力に対
応したデジタル振幅補正データを出力する。
【0024】振幅補正データ記録テーブル(TBL_A)2
2に記録されているデジタル振幅補正データの内容を図
2を参照して説明する。図2は、電力増幅器60の入力
電圧と出力電圧との関係を示すグラフである。図2に
は、振幅特性と位相特性とを示す。振幅特性は歪みがな
ければ、点線で図示したように、直線となる。しかし、
歪みがあるために、実際には、実線で図示したようにな
る。
【0025】図2の振幅特性において、入力が図2のA
の場合、出力はBとなる。ここで、電力増幅器60の振
幅特性が線形ならば、その出力はB’となるはずであ
る。そこで、入力Aの代わりに入力A’を用いれば、そ
の出力はB’となり、出力に振幅歪みが生じないことに
なる。このようにAをA’に変換するデータがデジタル
振幅補正データである。
【0026】デジタル振幅補正データは、振幅補正デー
タ記録テーブル(TBL_A)22に記録される。例えば、
Aに対応して、A’そのもの、A’−A、A’/A等が
記録されている。すなわち、Aが入力信号包絡線検出手
段10の出力であり、A’そのもの、A’−A、A’/
A等がデジタル振幅補正データである。
【0027】振幅補正用D/Aコンバータ(D/A_A)2
4は、デジタル振幅補正データをアナログ振幅補正デー
タに変換して出力する。振幅補正用ローパスフィルタ
(LPF_A)26は、アナログ振幅補正データの低周波成
分を振幅補正データAM_Ctlとして出力する。これによ
り、アナログ振幅補正データからデジタル雑音を除去さ
れたものが振幅補正データAM_Ctlとなる。
【0028】図2において示すように、電力増幅器60
の実際の振幅特性は、入力電力が大きい部分では、入力
電力が増加しても、出力電力がさほど大きくならない。
ついには、入力電力がいくら増加しても、出力電力が一
定になってしまう。すなわち、飽和してしまう。出力電
力が飽和すると、振幅の歪みが急激に増大する。ここ
で、振幅補正用ローパスフィルタ(LPF_A)26を用い
ると、振幅の歪みを低減できる。図3に、振幅補正用ロ
ーパスフィルタ(LPF_A)26を使用した場合としない
場合の歪みの比較を示す。図3のグラフにおいては、横
軸に出力電力[dBm]、縦軸に隣接チャネル漏洩電力比(A
CRP、dBc)をとっている。隣接チャネル漏洩電力比が歪
みである。
【0029】図3を参照すると、信号スペクトラムに近
いACRPであるACP1は、振幅補正用ローパスフィルタ(L
PF_A)26の使用により、わずかにしか劣化しない。し
かも、信号スペクトラムから遠いACP2は、振幅補正用
ローパスフィルタ(LPF_A)26の使用により、最大で
5dBの改善がされていることがわかる。ただし、振幅
補正用ローパスフィルタ(LPF_A)26としては、カッ
トオフ帯域4MHz、RC1段構成のものを使用している。
【0030】一般に、プレディスト−ションは予め歪み
を付加するため、帯域外のスペクトルが生ずる。この帯
域外のスペクトルを歪み補償に利用する。よって、一般
に、ローパスフィルタを付加すれば、歪み補償に利用す
る有益なスペクトルをカットするため、歪み補償効果が
劣化する。しかし、図3を参照して判明したとおり、AC
P1の劣化はわずかであり、しかもACP2を大きく改善で
きる。
【0031】すなわち、振幅補正用ローパスフィルタ
(LPF_A)26の使用により、歪み補償効果が劣化する
と一般的には予測されるところ、歪み補償効果の劣化が
わずか(ACP1)あるいは、逆に大きく改善(ACP2)さ
れるのである。
【0032】図1に戻り、位相補正データ出力手段30
は、振幅補正データAM_Ctlに基づき振幅補正された入力
信号Pinの包絡線電圧に対応する位相補正データPM_Ctl
を、入力信号包絡線検出手段10の出力に基づき出力す
る。
【0033】位相補正データ出力手段30は、位相補正
データ記録テーブル(TBL_P_predict)32、位相補正
用D/Aコンバータ(D/A_P)34、位相補正用ローパ
スフィルタ(LPF_P)36を有する。
【0034】位相補正データ記録テーブル(TBL_P_pred
ict)32は、入力信号包絡線検出手段10の出力に対
応したデジタル位相補正データが記録されている。いわ
ば、入力信号包絡線検出手段10の出力をアドレスとし
て、このアドレスにデジタル位相補正データが記録され
ている。そして、位相補正データ記録テーブル(TBL_P_
predict)32に、入力信号包絡線検出手段10の出力
をアドレスとして入力する。すると、位相補正データ記
録テーブル(TBL_P_predict)32は、入力信号包絡線
検出手段10の出力に対応したデジタル位相補正データ
を出力する。
【0035】位相補正データ記録テーブル(TBL_P_pred
ict)32に記録されているデジタル位相補正データの
内容を図2を参照して説明する。図2は、電力増幅器6
0の入力電圧と出力電圧との関係を示すグラフである。
図2には、振幅特性と位相特性とを示す。位相特性は歪
みがなければ、一点鎖線で図示したように、一定値とな
る。しかし、歪みがあるために、実際には、実線で図示
したようになる。
【0036】入力が図2のAの場合、出力位相はFとな
る。ここで、電力増幅器60の位相特性が線形ならば、
その出力位相はD’’となるはずである。そこで、入力
の位相をあらかじめFFに偏移させることにより、増幅
器を通過した後の出力の位相はD’’となり、出力に位
相歪みが生じないことになる。しかし、実際には、上記
の振幅補正において、電力増幅器60の入力にはA’が
加えられるので、位相補償は入力AにつきA’に対する
補正量D’をあらかじめ偏移させる必要がある。ただ
し、補正量D’=D’’+dH=D’’+(D’’−D)
である。従って、全入力範囲に渡りAに対して、振幅補
正値A’を求め、これに対する位相補正値D’をデジタ
ル位相補正データとして位相補正データ記録テーブル
(TBL_P_predict)32に記録する。
【0037】デジタル位相補正データは、位相補正デー
タ記録テーブル(TBL_P_predict)32に記録される。
例えば、Aに対応して、補正量D’が記録されている。
すなわち、Aが入力信号包絡線検出手段10の出力であ
り、補正量D’がデジタル位相補正データである。
【0038】位相補正用D/Aコンバータ(D/A_P)3
4は、デジタル位相補正データをアナログ位相補正デー
タに変換して出力する。位相補正用ローパスフィルタ
(LPF_P)36は、アナログ位相補正データの低周波成
分を位相補正データPM_Ctlとして出力する。これによ
り、アナログ位相補正データからデジタル雑音を除去さ
れたものが位相補正データPM_Ctlとなる。位相補正用ロ
ーパスフィルタ(LPF_P)36を使用することで、歪み
を低減できることは、振幅補正用ローパスフィルタ(LP
F_A)26を使用した場合と同様である。
【0039】位相制御手段(PM)40は、位相補正デー
タPM_Ctlに基づき、入力信号Pinの位相を変化させて出
力する。例えば、入力信号Pinの包絡線電圧がA(図2
参照)であるならば、位相補正データPM_CtlとしてD’
が与えられるので、位相をD’進めて出力する。
【0040】振幅制御手段(AM)50は、位相制御手段
(PM)40の出力を入力とし、振幅補正データAM_Ctlに
基づき、位相制御手段(PM)40の出力の振幅を変化さ
せて出力する。例えば、入力信号Pinによる入力電力が
A(図2参照)であるならば、振幅をAからA’に変化
させる。例えば、振幅補正データAM_Ctlとして、A’/
Aが与えられていれば、振幅制御手段(AM)50は、入
力されてきた信号(位相制御手段(PM)40の出力)を
A’/A倍して出力することになる。
【0041】電力増幅器(PA)60は、振幅制御手段
(AM)50の出力を入力とし、増幅して出力信号Poutを
出力する。位相制御手段(PM)40および振幅制御手段
(AM)50により位相補正および振幅補正がなされてい
るので、出力信号Poutには位相歪みおよび振幅補正はな
い。
【0042】次に、第一の実施形態の動作を説明する。
まず、入力信号Pinが、入力信号包絡線検出手段10に
入力される。すると、入力信号包絡線検出部(DET)1
2は、入力信号Pinの包絡線電圧を検出する。A/Dコ
ンバータ(A/D)14は、この包絡線電圧をデジタイズ
して出力する。
【0043】入力信号包絡線検出手段10の出力は、振
幅補正データ出力手段20および位相補正データ出力手
段30に与えられる。
【0044】振幅補正データ出力手段20の振幅補正デ
ータ記録テーブル(TBL_A)22は、入力信号包絡線検
出手段10の出力に対応したデジタル振幅補正データを
出力する。例えば、入力信号包絡線検出手段10の出力
がA(図2参照)であれば、A’そのもの、A’−A、
A’/A等のAをA’に変換するデータをデジタル振幅
補正データとして出力する。デジタル振幅補正データ
は、振幅補正用D/Aコンバータ(D/A_A)24により
アナログ振幅補正データに変換される。アナログ振幅補
正データは振幅補正用ローパスフィルタ(LPF_A)26
によりデジタル雑音が除去され振幅補正データAM_Ctlと
して振幅補正データ出力手段20から出力される。
【0045】位相補正データ出力手段30の位相補正デ
ータ記録テーブル(TBL_P_predict)32は、入力信号
包絡線検出手段10の出力に対応したデジタル位相補正
データを出力する。例えば、入力信号包絡線検出手段1
0の出力がA(図2参照)であれば、位相補正値D’を
デジタル位相補正データとして出力する。デジタル位相
補正データは、位相補正用D/Aコンバータ(D/A_P)
34によりアナログ位相補正データに変換される。アナ
ログ位相補正データは位相補正用ローパスフィルタ(LP
F_P)36によりデジタル雑音が除去され位相補正デー
タPM_Ctlとして位相補正データ出力手段30から出力さ
れる。
【0046】また、入力信号Pinは、位相制御手段(P
M)40に入力される。位相制御手段(PM)40は、位
相補正データ出力手段30が出力した位相補正データPM
_Ctlに基づき、入力信号Pinの位相を変化させて振幅制
御手段(AM)50に出力する。例えば、入力信号Pinの
包絡線電圧がA(図2参照)であるならば、位相補正デ
ータPM_CtlとしてD’が与えられるので、位相をD’進
めて振幅制御手段(AM)50に出力する。
【0047】振幅制御手段(AM)50は、位相制御手段
(PM)40の出力を受け、振幅補正データ出力手段20
が出力した振幅補正データAM_Ctlに基づき、位相制御手
段(PM)40の出力の振幅を変化させて電力増幅器(P
A)60に出力する。例えば、入力信号Pinによる入力電
力がA(図2参照)であるならば、振幅をAからA’に
変化させる。例えば、振幅補正データAM_Ctlとして、
A’/Aが与えられていれば、振幅制御手段(AM)50
は、入力されてきた信号(位相制御手段(PM)40の出
力)をA’/A倍して電力増幅器(PA)60に出力する
ことになる。
【0048】電力増幅器(PA)60は、振幅制御手段
(AM)50の出力を受け、増幅して出力信号Poutを出力
する。位相制御手段(PM)40および振幅制御手段(A
M)50により位相補正および振幅補正がなされている
ので、出力信号Poutには位相歪みおよび振幅補正はな
い。
【0049】第一の実施形態によれば、入力信号Pinの
包絡線電圧に対して振幅及び位相の補償データをそれぞ
れ振幅補正データ記録テーブル(TBL_A)22および位
相補正データ記録テーブル(TBL_P_predict)32とし
て保有しているので、必要とするメモリ容量は少なくて
よい。また、振幅補償の操作によりプレディストーショ
ンされた包絡線電圧を予め予測して位相補正に用いるこ
とで、歪み補償の効果を劣化させることがないため、効
果は絶大である。
【0050】しかも、振幅補正用ローパスフィルタ(LP
F_A)26および位相補正用ローパスフィルタ(LPF_P)
36を使用することで、振幅および位相歪みを低減でき
る。
【0051】第二の実施形態 第二の実施形態は、第一の実施形態と比較して、位相補
正データ記録テーブル(TBL_P_predict)32が、デジ
タル振幅補正データに対応したデジタル位相補正データ
を出力する点が異なる。以下、第一の実施形態と同様な
部分は同一の番号を付して説明を省略する。
【0052】先ず構成を説明する。第一の実施形態にか
かる歪み補償電力増幅装置は、入力信号包絡線検出手段
10、振幅補正データ出力手段20、位相補正データ出
力手段30、位相制御手段40、振幅制御手段50、電
力増幅器60を備える。
【0053】入力信号包絡線検出手段10、振幅補正デ
ータ出力手段20、位相制御手段40、振幅制御手段5
0、電力増幅器60は、第一の実施形態と同様である。
【0054】位相補正データ出力手段30は、振幅補正
データAM_Ctlに基づき振幅補正された入力信号Pinの包
絡線電圧に対応する位相補正データPM_Ctlを、デジタル
振幅補正データに基づき出力する。
【0055】位相補正データ出力手段30は、位相補正
データ記録テーブル(TBL_P_predict)32、位相補正
用D/Aコンバータ(D/A_P)34、位相補正用ローパ
スフィルタ(LPF_P)36を有する。
【0056】位相補正データ記録テーブル(TBL_P_pred
ict)32は、デジタル振幅補正データに対応したデジ
タル位相補正データが記録されている。いわば、デジタ
ル振幅補正データをアドレスとして、このアドレスにデ
ジタル位相補正データが記録されている。そして、位相
補正データ記録テーブル(TBL_P_predict)32に、デ
ジタル振幅補正データをアドレスとして入力する。する
と、位相補正データ記録テーブル(TBL_P_predict)3
2は、デジタル振幅補正データに対応したデジタル位相
補正データを出力する。
【0057】位相補正データ記録テーブル(TBL_P_pred
ict)32に記録されているデジタル位相補正データの
内容を図2を参照して説明する。図2は、電力増幅器6
0の入力電圧と出力電圧との関係を示すグラフである。
図2には、振幅特性と位相特性とを示す。位相特性は歪
みがなければ、一点鎖線で図示したように、一定値とな
る。しかし、歪みがあるために、実際には、実線で図示
したようになる。
【0058】入力が図2のAの場合、出力位相はFとな
る。ここで、電力増幅器60の位相特性が線形ならば、
その出力位相はD’’となるはずである。そこで、入力
の位相をあらかじめFFに偏移させることにより、増幅
器を通過した後の出力の位相はD’’となり、出力に位
相歪みが生じないことになる。しかし、実際には、上記
の振幅補正において、電力増幅器60の入力にはA’が
加えられるので、位相補償は入力AにつきA’に対する
補正量D’をあらかじめ偏移させる必要がある。ただ
し、補正量D’=D’’+dH=D’’+(D’’−D)
である。従って、全入力範囲に渡りAに対して、振幅補
正値A’を求め、これに対する位相補正値D’をデジタ
ル位相補正データとして位相補正データ記録テーブル
(TBL_P_predict)32に記録する。
【0059】ただし、位相補正値D’を、振幅補正デー
タ記録テーブル(TBL_A)22の出力したデジタル振幅
補正データ(例えば、A’そのもの、A’−A、A’/
A等)と対応づけて位相補正データ記録テーブル(TBL_
P_predict)32は記録している。
【0060】デジタル位相補正データは、位相補正デー
タ記録テーブル(TBL_P_predict)32に記録される。
例えば、A’そのもの、A’−A、A’/A等に対応し
て、補正量D’が記録されている。すなわち、A’その
もの、A’−A、A’/A等がデジタル振幅補正データ
であり、補正量D’がデジタル位相補正データである。
【0061】位相補正用D/Aコンバータ(D/A_P)3
4は、デジタル位相補正データをアナログ位相補正デー
タに変換して出力する。位相補正用ローパスフィルタ
(LPF_P)36は、アナログ位相補正データの低周波成
分を位相補正データPM_Ctlとして出力する。これによ
り、アナログ位相補正データからデジタル雑音を除去さ
れたものが位相補正データPM_Ctlとなる。位相補正用ロ
ーパスフィルタ(LPF_P)36を使用することで、歪み
を低減できることは、振幅補正用ローパスフィルタ(LP
F_A)26を使用した場合と同様である。
【0062】次に、第二の実施形態の動作を説明する。
まず、入力信号Pinが、入力信号包絡線検出手段10に
入力される。すると、入力信号包絡線検出部(DET)1
2は、入力信号Pinの包絡線電圧を検出する。A/Dコ
ンバータ(A/D)14は、この包絡線電圧をデジタイズ
して出力する。
【0063】入力信号包絡線検出手段10の出力は、振
幅補正データ出力手段20に与えられる。
【0064】振幅補正データ出力手段20の振幅補正デ
ータ記録テーブル(TBL_A)22は、入力信号包絡線検
出手段10の出力に対応したデジタル振幅補正データを
出力する。例えば、入力信号包絡線検出手段10の出力
が(図2参照)であれば、A’そのもの、A’−A、
A’/A等のAをA’に変換するデータをデジタル振幅
補正データとして出力する。デジタル振幅補正データ
は、振幅補正用D/Aコンバータ(D/A_A)24により
アナログ振幅補正データに変換される。アナログ振幅補
正データは振幅補正用ローパスフィルタ(LPF_A)26
によりデジタル雑音が除去され振幅補正データAM_Ctlと
して振幅補正データ出力手段20から出力される。
【0065】位相補正データ出力手段30の位相補正デ
ータ記録テーブル(TBL_P_predict)32は、デジタル
振幅補正データに対応したデジタル位相補正データを出
力する。例えば、入力信号包絡線検出手段10の出力が
A(図2参照)であれば、デジタル振幅補正データは
A’そのもの、A’−A、A’/A等である。そこで、
このようなデジタル振幅補正データに対応づけて記録さ
れた位相補正値D’をデジタル位相補正データとして出
力する。デジタル位相補正データは、位相補正用D/A
コンバータ(D/A_P)34によりアナログ位相補正デー
タに変換される。アナログ位相補正データは位相補正用
ローパスフィルタ(LPF_P)36によりデジタル雑音が
除去され位相補正データPM_Ctlとして位相補正データ出
力手段30から出力される。
【0066】また、入力信号Pinは、位相制御手段(P
M)40に入力される。位相制御手段(PM)40は、位
相補正データ出力手段30が出力した位相補正データPM
_Ctlに基づき、入力信号Pinの位相を変化させて振幅制
御手段(AM)50に出力する。例えば、入力信号Pinの
包絡線電圧がA(図2参照)であるならば、位相補正デ
ータPM_CtlとしてD’が与えられるので、位相をD’進
めて振幅制御手段(AM)50に出力する。
【0067】振幅制御手段(AM)50は、位相制御手段
(PM)40の出力を受け、振幅補正データ出力手段20
が出力した振幅補正データAM_Ctlに基づき、位相制御手
段(PM)40の出力の振幅を変化させて電力増幅器(P
A)60に出力する。例えば、入力信号Pinの包絡線電圧
がA(図2参照)であるならば、振幅をAからA’に変
化させる。例えば、振幅補正データAM_Ctlとして、A’
/Aが与えられていれば、振幅制御手段(AM)50は、
入力されてきた信号(位相制御手段(PM)40の出力)
をA’/A倍して電力増幅器(PA)60に出力すること
になる。
【0068】電力増幅器(PA)60は、振幅制御手段
(AM)50の出力を受け、増幅して出力信号Poutを出力
する。位相制御手段(PM)40および振幅制御手段(A
M)50により位相補正および振幅補正がなされている
ので、出力信号Poutには位相歪みおよび振幅補正はな
い。
【0069】第二の実施形態によれば、第一の実施形態
と同様の効果を奏する。
【0070】第三の実施形態 第三の実施形態は第一および第二の実施形態と比較し
て、位相補正データ出力手段30が、振幅制御手段50
の出力の包絡線に基づき位相補正データを出力している
点が異なる。以下、第一の実施形態と同様な部分は同一
の番号を付して説明を省略する。
【0071】先ず構成を説明する。第三の実施形態にか
かる歪み補償電力増幅装置は、入力信号包絡線検出手段
10、振幅補正データ出力手段20、位相補正データ出
力手段30、位相制御手段40、振幅制御手段50、電
力増幅器60、補正済信号包絡線検出手段70を備え
る。
【0072】入力信号包絡線検出手段10、振幅補正デ
ータ出力手段20、位相制御手段40、振幅制御手段5
0、電力増幅器60は、第一の実施形態と同様である。
【0073】補正済信号包絡線検出手段70は、振幅補
正データAM_Ctlに基づき振幅補正された入力信号Pin、
すなわち信号PD_PA_inの包絡線を検出する。また、信号
PD_PA_inはコンデンサを介して補正済信号包絡線検出手
段70に入力される。
【0074】補正済信号包絡線検出手段70は、補正済
信号包絡線検出部(DET_P)72、A/Dコンバータ(A
/D_P)74を有する。補正済信号包絡線検出部(DET_
P)72は、信号PD_PA_inを入力とし、信号PD_PA_inの
包絡線電圧を検出する。A/Dコンバータ(A/D_P)7
4は、この包絡線電圧をデジタイズして出力する。ここ
で、入力信号Pinによる入力電力がA(図2参照)であ
れば、補正済信号包絡線検出手段70の出力はA’にな
る。
【0075】位相補正データ出力手段30は、振幅補正
データAM_Ctlに基づき振幅補正された入力信号Pinの包
絡線電圧に対応する位相補正データPM_Ctlを、補正済信
号包絡線検出手段70の出力に基づき出力する。
【0076】位相補正データ出力手段30は、位相補正
データ記録テーブル(TBL_P)33、位相補正用D/A
コンバータ(D/A_P)34、位相補正用ローパスフィル
タ(LPF_P)36を有する。
【0077】位相補正データ記録テーブル(TBL_P)3
3は、補正済信号包絡線検出手段70の出力に対応した
デジタル位相補正データが記録されている。いわば、補
正済信号包絡線検出手段70の出力をアドレスとして、
このアドレスにデジタル位相補正データが記録されてい
る。そして、位相補正データ記録テーブル(TBL_P)3
3に、補正済信号包絡線検出手段70の出力をアドレス
として入力する。すると、位相補正データ記録テーブル
(TBL_P)33は、補正済信号包絡線検出手段70の出
力に対応したデジタル位相補正データを出力する。
【0078】位相補正データ記録テーブル(TBL_P)3
3に記録されているデジタル位相補正データの内容を図
2を参照して説明する。図2は、電力増幅器60の入力
電圧と出力電圧との関係を示すグラフである。図2に
は、振幅特性と位相特性とを示す。位相特性は歪みがな
ければ、一点鎖線で図示したように、一定値となる。し
かし、歪みがあるために、実際には、実線で図示したよ
うになる。
【0079】入力が図2のAの場合、出力位相はFとな
る。ここで、電力増幅器60の位相特性が線形ならば、
その出力位相はD’’となるはずである。そこで、入力
の位相をあらかじめFFに偏移させることにより、増幅
器を通過した後の出力の位相はD’’となり、出力に位
相歪みが生じないことになる。しかし、実際には、上記
の振幅補正において、電力増幅器60の入力にはA’が
加えられるので、位相補償は入力AにつきA’に対する
補正量D’をあらかじめ偏移させる必要がある。ただ
し、補正量D’=D’’+dH=D’’+(D’’−D)
である。従って、全入力範囲に渡りAに対して、振幅補
正値A’を求め、これに対する位相補正値D’をデジタ
ル位相補正データとして位相補正データ記録テーブル
(TBL_P)33に記録する。
【0080】ただし、位相補正値D’を、補正済信号包
絡線検出手段70の出力すなわちA’と対応づけて位相
補正データ記録テーブル(TBL_P)33は記録してい
る。
【0081】デジタル位相補正データは、位相補正デー
タ記録テーブル(TBL_P)33に記録される。例えば、
A’に対応して、補正量D’が記録されている。すなわ
ち、A’が補正済信号包絡線検出手段70の出力であ
り、補正量D’がデジタル位相補正データである。
【0082】位相補正用D/Aコンバータ(D/A_P)3
4は、デジタル位相補正データをアナログ位相補正デー
タに変換して出力する。位相補正用ローパスフィルタ
(LPF_P)36は、アナログ位相補正データの低周波成
分を位相補正データPM_Ctlとして出力する。これによ
り、アナログ位相補正データからデジタル雑音を除去さ
れたものが位相補正データPM_Ctlとなる。位相補正用ロ
ーパスフィルタ(LPF_P)36を使用することで、歪み
を低減できることは、振幅補正用ローパスフィルタ(LP
F_A)26を使用した場合と同様である。
【0083】次に、第三の実施形態の動作を説明する。
まず、入力信号Pinが、入力信号包絡線検出手段10に
入力される。すると、入力信号包絡線検出部(DET)1
2は、入力信号Pinの包絡線電圧を検出する。A/Dコ
ンバータ(A/D)14は、この包絡線電圧をデジタイズ
して出力する。
【0084】入力信号包絡線検出手段10の出力は、振
幅補正データ出力手段20に与えられる。
【0085】振幅補正データ出力手段20の振幅補正デ
ータ記録テーブル(TBL_A)22は、入力信号包絡線検
出手段10の出力に対応したデジタル振幅補正データを
出力する。例えば、入力信号包絡線検出手段10の出力
が(図2参照)であれば、A’そのもの、A’−A、
A’/A等のAをA’に変換するデータをデジタル振幅
補正データとして出力する。デジタル振幅補正データ
は、振幅補正用D/Aコンバータ(D/A_A)24により
アナログ振幅補正データに変換される。アナログ振幅補
正データは振幅補正用ローパスフィルタ(LPF_A)26
によりデジタル雑音が除去され振幅補正データAM_Ctlと
して振幅補正データ出力手段20から出力される。
【0086】また、入力信号Pinは、位相制御手段(P
M)40を介して、振幅制御手段(AM)50に入力され
る。振幅制御手段(AM)50は、位相制御手段(PM)4
0の出力を受け、振幅補正データ出力手段20が出力し
た振幅補正データAM_Ctlに基づき、位相制御手段(PM)
40の出力の振幅を変化させて電力増幅器(PA)60に
出力する。例えば、入力信号Pinの包絡線電圧がA(図
2参照)であるならば、振幅をAからA’に変化させ
る。例えば、振幅補正データAM_Ctlとして、A’/Aが
与えられていれば、振幅制御手段(AM)50は、入力さ
れてきた信号(位相制御手段(PM)40の出力)をA’
/A倍して電力増幅器(PA)60に出力することにな
る。
【0087】ここで、振幅制御手段(AM)50の出力し
た信号PD_PA_inはコンデンサを介して補正済信号包絡線
検出手段70に入力される。補正済信号包絡線検出手段
70の補正済信号包絡線検出部(DET_P)72は、信号P
D_PA_inを入力とし、信号PD_PA_inの包絡線電圧を検出
する。A/Dコンバータ(A/D_P)74は、この包絡線
電圧をデジタイズして出力する。ここで、入力信号Pin
による入力電力がA(図2参照)であれば、補正済信号
包絡線検出手段70の出力はA’になる。
【0088】位相補正データ出力手段30の位相補正デ
ータ記録テーブル(TBL_P)33は、補正済信号包絡線
検出手段70の出力に対応したデジタル位相補正データ
を出力する。例えば、入力信号包絡線検出手段10の出
力がA(図2参照)であれば、補正済信号包絡線検出手
段70の出力はA’である。そこで、このようなデジタ
ル振幅補正データに対応づけて記録された位相補正値
D’をデジタル位相補正データとして出力する。デジタ
ル位相補正データは、位相補正用D/Aコンバータ(D/
A_P)34によりアナログ位相補正データに変換され
る。アナログ位相補正データは位相補正用ローパスフィ
ルタ(LPF_P)36によりデジタル雑音が除去され位相
補正データPM_Ctlとして位相補正データ出力手段30か
ら出力される。
【0089】ここで、入力信号Pinは、位相制御手段(P
M)40に入力される。位相制御手段(PM)40は、位
相補正データ出力手段30が出力した位相補正データPM
_Ctlに基づき、入力信号Pinの位相を変化させて振幅制
御手段(AM)50に出力する。例えば、入力信号Pinの
包絡線電圧がA(図2参照)であるならば、位相補正デ
ータPM_CtlとしてD’が与えられるので、位相をD’進
めて振幅制御手段(AM)50に出力する。
【0090】振幅制御手段(AM)50は、位相制御手段
(PM)40の出力を受け、振幅補正データ出力手段20
が出力した振幅補正データAM_Ctlに基づき、位相制御手
段(PM)40の出力の振幅を変化させて電力増幅器(P
A)60に出力する。例えば、入力信号Pinの包絡線電圧
がA(図2参照)であるならば、振幅をAからA’に変
化させる。例えば、振幅補正データAM_Ctlとして、A’
/Aが与えられていれば、振幅制御手段(AM)50は、
入力されてきた信号(位相制御手段(PM)40の出力)
をA’/A倍して電力増幅器(PA)60に出力すること
になる。
【0091】電力増幅器(PA)60は、振幅制御手段
(AM)50の出力を受け、増幅して出力信号Poutを出力
する。位相制御手段(PM)40および振幅制御手段(A
M)50により位相補正および振幅補正がなされている
ので、出力信号Poutには位相歪みおよび振幅補正はな
い。
【0092】第三の実施形態によれば、入力信号Pinの
包絡線電圧に対して振幅及び位相の補償データをそれぞ
れ振幅補正データ記録テーブル(TBL_A)22および位
相補正データ記録テーブル(TBL_P)33として保有し
ているので、必要とするメモリ容量は少なくてよい。ま
た、振幅補償の操作によりプレディストーションされた
包絡線電圧を実測して位相補正に用いることで、歪み補
償の効果を劣化させることがないため、効果は絶大であ
る。しかも、包絡線成分には位相歪みあるいは位相変動
の情報は含まれないので、位相制御手段(PM)40の動
作により、歪み補償効果を劣化させることはない。
【0093】しかも、振幅補正用ローパスフィルタ(LP
F_A)26および位相補正用ローパスフィルタ(LPF_P)
36を使用することで、振幅および位相歪みを低減でき
る。
【0094】
【発明の効果】本発明によれば、入力信号の包絡線電圧
に対して振幅及び位相の補償データをそれぞれ振幅補正
データ出力手段および位相補正データ出力手段として保
有しているので、必要とするメモリ容量は少なくてよ
い。また、振幅補償の操作によりプレディストーション
された包絡線電圧を予め予測するか、あるいは実測によ
り用いることで、歪み補償の効果を劣化させることない
ため、この発明の効果は絶大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施形態にかかる歪み補償電力
増幅装置を示すブロック図である。
【図2】電力増幅器60の入力電圧と出力電圧との関係
を示すグラフである。
【図3】振幅補正用ローパスフィルタ(LPF_A)26を
使用した場合としない場合の歪みの比較を示すグラフで
ある。
【図4】本発明の第二の実施形態にかかる歪み補償電力
増幅装置を示すブロック図である。
【図5】本発明の第三の実施形態にかかる歪み補償電力
増幅装置を示すブロック図である。
【図6】第一の従来例の構成を示すブロック図である。
【図7】第二の従来例の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
10 入力信号包絡線検出手段 12 入力信号包絡線検出部(DET) 14 A/Dコンバータ(A/D) 20 振幅補正データ出力手段 22 振幅補正データ記録テーブル(TBL_A) 24 振幅補正用D/Aコンバータ(D/A_A) 26 振幅補正用ローパスフィルタ(LPF_A) 30 位相補正データ出力手段 32 位相補正データ記録テーブル(TBL_P_predict) 33 位相補正データ記録テーブル(TBL_P) 34 位相補正用D/Aコンバータ(D/A_P) 36 位相補正用ローパスフィルタ(LPF_P) 40 位相制御手段 50 振幅制御手段 60 電力増幅器 70 補正済信号包絡線検出手段 72 補正済信号包絡線検出部(DET_P) 74 A/Dコンバータ(A/D_P)
フロントページの続き (72)発明者 初谷 匡長 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 Fターム(参考) 5J090 AA01 AA41 CA00 CA22 CA26 FA01 FA19 GN03 HN17 KA00 KA34 KA42 KA53 KA55 SA14 TA01 TA02 5J091 AA01 AA41 CA00 CA22 CA26 FA01 FA19 KA00 KA34 KA42 KA53 KA55 SA14 TA01 TA02 5K060 BB07 CC04 DD04 FF07 HH06 KK06 KK08 LL01 LL30

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力信号の包絡線を検出する入力信号包絡
    線検出手段と、 前記入力信号包絡線検出手段の出力に基づき振幅補正デ
    ータを出力する振幅補正データ出力手段と、 前記振幅補正データに基づき振幅補正された前記入力信
    号の包絡線に対応する位相補正データを、前記入力信号
    包絡線検出手段の出力に基づき出力する位相補正データ
    出力手段と、 前記位相補正データに基づき、前記入力信号の位相を変
    化させて出力する位相制御手段と、 前記位相制御手段の出力を入力とし、前記振幅補正デー
    タに基づき、前記位相制御手段の出力の振幅を変化させ
    て出力する振幅制御手段と、 を備えた歪み補償電力増幅装置。
  2. 【請求項2】前記振幅補正データ出力手段は、 前記入力信号包絡線検出手段の出力に基づきデジタル振
    幅補正データを出力する振幅補正データ記録テーブル
    と、 前記デジタル振幅補正データをアナログ振幅補正データ
    に変換して出力する振幅補正用D/Aコンバータと、 前記アナログ振幅補正データの低周波成分を前記振幅補
    正データとして出力する振幅補正用ローパスフィルタ
    と、 を有する請求項1に記載の歪み補償電力増幅装置。
  3. 【請求項3】前記位相補正データ出力手段は、 前記入力信号包絡線検出手段の出力に基づきデジタル位
    相補正データを出力する位相補正データ記録テーブル
    と、 前記デジタル位相補正データをアナログ位相補正データ
    に変換して出力する位相補正用D/Aコンバータと、 前記アナログ位相補正データの低周波成分を前記位相補
    正データとして出力する位相補正用ローパスフィルタ
    と、 を有する請求項1に記載の歪み補償電力増幅装置。
  4. 【請求項4】入力信号の包絡線を検出する入力信号包絡
    線検出手段と、 前記入力信号包絡線検出手段の出力に基づきデジタル振
    幅補正データを出力する振幅補正データ記録テーブル
    と、 前記デジタル振幅補正データをアナログ振幅補正データ
    に変換して出力する振幅補正用D/Aコンバータと、 前記アナログ振幅補正データの低周波成分を前記振幅補
    正データとして出力する振幅補正用ローパスフィルタ
    と、 前記振幅補正データに基づき振幅補正された前記入力信
    号の包絡線に対応する位相補正データを、前記デジタル
    振幅補正データに基づき出力する位相補正データ出力手
    段と、 前記位相補正データに基づき、前記入力信号の位相を変
    化させて出力する位相制御手段と、 前記位相制御手段の出力を入力とし、前記振幅補正デー
    タに基づき、前記位相制御手段の出力の振幅を変化させ
    て出力する振幅制御手段と、 を備えた歪み補償電力増幅装置。
  5. 【請求項5】前記位相補正データ出力手段は、 前記デジタル振幅補正データに基づきデジタル位相補正
    データを出力する位相補正データ記録テーブルと、 前記デジタル位相補正データをアナログ位相補正データ
    に変換して出力する位相補正用D/Aコンバータと、 前記アナログ位相補正データの低周波成分を前記位相補
    正データとして出力する位相補正用ローパスフィルタ
    と、 を有する請求項4に記載の歪み補償電力増幅装置。
  6. 【請求項6】入力信号の包絡線を検出する入力信号包絡
    線検出手段と、 前記入力信号包絡線検出手段の出力に基づき振幅補正デ
    ータを出力する振幅補正データ出力手段と、 前記振幅補正データに基づき振幅補正された前記入力信
    号の包絡線を検出する補正済信号包絡線検出手段と、 前記補正済信号包絡線検出手段の出力に基づき位相補正
    データを出力する位相補正データ出力手段と、 前記位相補正データに基づき、前記入力信号の位相を変
    化させて出力する位相制御手段と、 前記位相制御手段の出力を入力とし、前記振幅補正デー
    タに基づき、前記位相制御手段の出力の振幅を変化させ
    て出力する振幅制御手段と、 を備えた歪み補償電力増幅装置。
  7. 【請求項7】前記振幅補正データ出力手段は、 前記入力信号包絡線検出手段の出力に基づきデジタル振
    幅補正データを出力する振幅補正データ記録テーブル
    と、 前記デジタル振幅補正データをアナログ振幅補正データ
    に変換して出力する振幅補正用D/Aコンバータと、 前記アナログ振幅補正データの低周波成分を前記振幅補
    正データとして出力する振幅補正用ローパスフィルタ
    と、 を有する請求項6に記載の歪み補償電力増幅装置。
  8. 【請求項8】前記位相補正データ出力手段は、 前記補正済信号包絡線検出手段の出力に基づきデジタル
    位相補正データを出力する位相補正データ記録テーブル
    と、 前記デジタル位相補正データをアナログ位相補正データ
    に変換して出力する位相補正用D/Aコンバータと、 前記アナログ位相補正データの低周波成分を前記位相補
    正データとして出力する位相補正用ローパスフィルタ
    と、 を有する請求項1に記載の歪み補償電力増幅装置。
  9. 【請求項9】前記振幅制御手段の出力を入力とする電力
    増幅器を備えた請求項1ないし8のいずれか一項に記載
    の歪み補償電力増幅装置。
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