JP2000201099A - プリディスト―ション装置及びその方法 - Google Patents
プリディスト―ション装置及びその方法Info
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Abstract
リディストーションを行うことができる装置を提供す
る。 【解決手段】電力増幅器の入出力特性を線形化するため
に、この入出力特性の線形性の良い、小電力部分の傾き
を保つようにした該入出力特性の逆関数より求めたプリ
ディストーション関数を使い、プリディストーションを
行う。該プリディストーション関数をデジタル化してテ
ーブルに登録する際、該プリディストーション関数とy
=xという関数との差分を取り、この差分を表す関数を
関数テーブルに登録する。すると、プリディストーショ
ン関数の傾きの小さい部分がy=xという関数に等しく
なるので、これとの差異のみをデジタル化するれば良
く、量子化誤差を小さくすることができる。
Description
力特性を線形化する技術に関する。
は隣接チャネルへの妨害波となるため、使用帯域外の信
号電力を低く抑えるために電力増幅器に十分な線形性を
確保する必要がある。このため、従来は帯域外の電力が
十分小さくなるまで出力電力を抑える出力バックオフ法
がよく用いられているが、この方法は効率と線形性がト
レードオフとなっているため、効率を確保しつつ線形性
を向上させることが難しい。
性を示す図である。
照して説明する。
(1)の曲線に示すように、電力増幅器の入力と出力の
関係が同図の(2)に示すような線形的な関係からずれ
てくる。従って、出力バックオフ法においては、実際の
電力増幅器の特性曲線である曲線(1)の内、線形性が
保たれている入力電力の小さい部分のみを使用してい
た。電力増幅器の特性曲線の内、入力電力の小さい部分
は、同図に示されるように、理想的な特性曲線(2)に
近い振る舞いをしているので、電力増幅器の動作から十
分な線形性が得られ、増幅する信号の波形の劣化による
高周波成分の発生、すなわち、隣接チャネルへのノイズ
の発生を抑えることができる。
力が小さいと、小さくなるため、電力増幅器を十分な効
率で使用することができないという問題がある。また、
増幅効率を良くしようとすると、入力電力を大きくしな
ければならないが、すると、電力増幅器の非線形性が問
題となってしまう。従って、出力バックオフ法において
は、効率と線形性がトレードオフとなってしまい、高効
率と線形性を両立することが難しくなってしまう。
線形性を向上させるための方法としてプリディストーシ
ョン方式による線形化が試みられている。この方式の詳
細は、例えば、本出願人が、先に出願した特願平9−2
97297号の明細書を参照されたい。
明する図である。
A)の入出力特性に対しプリディストーションを行う場
合には、ベースバンドのI信号、Q信号をベースバンド
用可変減衰器180に入力し、ベースバンド信号の電力
を調整してから、プリディストーション回路181に入
力する。プリディストーション回路181では、図18
の曲線(1)に示されたような電力増幅器183の入出
力特性の逆関数を元に、該曲線(1)における線形性が
得られる入力電力が小さい部分については、特性の傾き
が保持されるように調整された関数を使って、ベースバ
ンド可変減衰器180から入力される信号の前処理を行
う。すなわち、該入力ベースバンド信号の入力電力値が
電力増幅器183の入出力特性が線形性を示す範囲にあ
る場合には、該入力ベースバンド信号に対して特に処理
を行わないが、入出力特性が非線形になってくる範囲に
ある場合には、該入力ベースバンド信号の電力値をより
大きくしてやり、電力増幅器183の非線形の増幅によ
る信号波形の劣化が相殺されるようにする。そして、プ
リディストーション回路181によりプリディストーシ
ョン処理が施されたベースバンド信号は、変調器、同図
の場合にはQPSKモジュレータ182に入力されて直
交変調される。該直交変調により、該プリディストーシ
ョン処理が施された信号は高周波信号に変換され、電力
増幅器183によって増幅されてアンテナ184から送
信される。プリディストーション回路181がQPSK
モジュレータ182の前段に設けられているのは、プリ
ディストーションをデジタル信号処理で行うためであ
る。すなわち、QPSKモジュレータ182の後段に設
けると、信号が高周波になってしまうので、デジタル処
理によりプリディストーションするのが難しくなってし
まうからである。
で実装する場合、図19(a)のような構成でデジタル
信号処理のみで広いパワーレンジに対応させようとする
と、小電力時に量子化誤差が増大し、隣接チャネル漏洩
電力(ACP)特性が著しく悪化する。すなわち、図1
のFpd(x)のようなプリディストーションをかけるた
めの関数の値を離散化し、それらの値をテーブルに保持
し、入力した信号値に対する値を該テーブルから読みと
ると、該関数における傾きの小さな、入力信号の電力が
小さい部分に該当する信号は、該関数の傾きに対して離
散化が荒くなりすぎてしまい、アナログ的に変化する入
力信号の値に対し大きな誤差を持ったプリディストーシ
ョンをかけることになってしまう。
対する隣接チャネル漏洩電力(ACP)の様子を示す図
である。同図(b)において、縦軸がACP(単位はd
B)、横軸が電力増幅器183の出力(単位はdBm)
である。
リディストーションを行わない場合には、電力増幅器1
83の出力電力Pout が大きくなるにしたがい、隣接チ
ャネル漏洩電力(ACP)が大きくなっているのが分か
る。これに対し、プリディストーションを行った場合の
ACPが、種種のグラフ線(点線、一点鎖線等)で示さ
れている。同図(b)の各グラフ線は、それぞれ、何ビ
ットでプリディストーション関数をデジタル化(離散
化)したかを示しており、上から7ビット、8ビット、
9ビット、10ビット、11ビット、12ビットの場合
を示している。同図(b)に示すように、プリディスト
ーション関数をデジタル化する場合のビット数を大きく
するに従い、ACPが改善されていく。
リディストーション関数を離散化する入出力ビット数を
大きくすることが考えられるが、その場合は回路規模が
大きくなってしまう。
(VATT)180の減衰特性を考慮していないため
に、更にACPを悪化させているという問題も生じてい
る。
てプリディストーションで補償しようとする場合の構成
及び特性を示した図である。
信号、Q信号にプリディストーション回路190で、プ
リディストーションを行い、その後に、QPSKモジュ
レータ191で変調する。そして、可変減衰器192で
信号電力の減衰を行い、電力増幅器PA192で増幅し
てアンテナ184から高周波を出力する。このとき、可
変減衰器180に与える減衰量制御信号VATTcontrol を
プリディストーション回路190にも入力し、可変減衰
器192の減衰特性も加味してプリディストーションを
かけるようにしている。
PA193への出力電力値とACPとの関係を示した図
である。
9(b)と同様である。同図(b)から明らかなよう
に、プリディストーションをかけない場合より、プリデ
ィストーションをかけた方が、ACP特性が改善され
る。また、プリディストーション関数をデジタル化する
場合のビット数も大きくなればなるほど、ACP特性が
良くなっている。また、図19(b)に示されたプリデ
ィストーションをかけた場合のACP特性と、図20
(b)に示されたプリディストーションをかけた場合の
ACP特性を比較してみると、図20(a)のように、
可変減衰器180の減衰特性も考慮した構成の方が、A
CP特性が良くなることが理解される。
減衰器192により出力電力を調節すれば、同図(b)
に示すように少ない入出力ビット数で性能を確保できる
が、このような構成にした場合、可変減衰器192の減
衰レベルに応じてプリディストーション情報を切り替え
る必要が生じるため、結果的に、それほど回路規模を小
さくすることができない。
合、小型軽量化や低消費電力化が大きな目標となるた
め、回路規模を増大させない簡便な方法でプリディスト
ーション情報を圧縮するなどして回路規模を小さくする
必要がある。
となく、精度の良いプリディストーションを行うことが
できる装置及び方法を提供することである。
ション装置は、電力増幅器の入出力特性を線形化するた
めのプリディストーション装置において、電力増幅器の
入出力特性を線形化するためのプリディストーション関
数と所定の式で表される関数との差分を差分プリディス
トーション関数として使用し、入力された信号に対し、
該差分プリディストーション関数を用いて、差分プリデ
ィストーション信号を生成する差分プリディストーショ
ン手段と、該差分プリディストーション信号と、該入力
信号とを合成して、該合成により得られた信号をプリデ
ィストーション後の信号として出力する合成手段とを備
えることを特徴とする。
力増幅器の入出力特性を線形化するためのプリディスト
ーション方法において、(a)電力増幅器の入出力特性
を線形化するためのプリディストーション関数と所定の
式で表される関数との差分を差分プリディストーション
関数として使用し、入力された信号に対し、該差分プリ
ディストーション関数を用いて、差分プリディストーシ
ョン信号を生成するステップと、(b)該差分プリディ
ストーション信号と、該入力信号とを合成して、該合成
により得られた信号をプリディストーション後の信号と
して出力するステップとを備えることを特徴とする。
ィストーション関数を、該関数と適切な他の関数との差
分によって求められる差分プリディストーション関数に
変換して、該差分プリディストーション関数をデジタル
化して保持するので、該差分プリディストーション関数
の関数テーブルを作成する時に、少ないビット数でより
正確に該差分プリディストーション関数の情報をデジタ
ル化することができる。
ィストーションを行う場合に量子化誤差を小さくするこ
とができると共に、該情報保持に必要なビット数が少な
くて済むので、該関数テーブルを記憶する記憶素子の記
憶容量を少なくできるので、プリディストーション回路
の回路規模を小さくすることが可能となる。よって、小
型の構成で、精度の良いプリディストーション装置を実
現することができる。
方式に使用するデジタル信号処理回路の規模を縮小する
ために、プリディストーション信号と入力信号の差分の
みを記憶素子に記録することにより関数テーブルの記憶
容量を圧縮する。更に、この差分関数を近似関数とその
補正関数に分離し、該補正関数の情報のみを記憶素子に
保持することにより、更に関数テーブルの記憶容量を圧
縮する。
信号を、振幅と位相に変換してから処理する方法と、複
素ベースバンドのI信号、Q信号を、振幅と、位相に変
換せずに処理する方法が可能であるが、振幅、位相への
変換を行えば、関数テーブルの記憶容量のさらなる圧縮
も可能である。
的な原理を説明する図である。
増幅器(PA)を図18の(2)のように線形化するた
めに必要なプリディストーション関数は図1のF
pd(x)であり、この関数Fpd(x)は、図18の
(1)の入出力特性を示す関数の逆関数を定数倍するこ
とにより得られる。この関数Fpd(x)は入力が小さい
ときは比較的緩やかな傾きを持ち、入力がある程度以上
大きくなると急峻な傾きで大きくなるような関数であ
る。実用上はPAの出力の最大値に上限を設けるが、P
Aの効率を向上させるには、上限をある程度多く取る必
要がある。
場合に問題となるのは、離散化した出力情報の多くが急
峻な部分(1)に割り当てられるため、振幅の小さい部
分(2)における実質的な量子化ビット数が確保できな
くなることである。図1では(2)の部分は全体のほぼ
1/4であるため、この部分は約2ビットの量子化ビッ
ト数を損していることになり、小信号時の特性を劣化さ
せる原因となる。
るように、PAの出力値Pout を4つの間隔で離散化す
ると、(1)の部分には、3つの離散値が与えられるの
で、PAの入力値Pinの変化に対して、3つの離散値の
いずれかを出力することができる。しかし、(2)の部
分では、グラフの傾きが小さくなっているために、1つ
の離散値しか割り当てられていない。従って、PAの入
力値Pinが変化したとしても(2)の部分に対して出力
されるデジタル化された関数値Fpd(x)は一つの特定
値しか出力しない。このように、プリディストーション
関数Fpd(x)は、デジタル化によって正しい値を出力
することができなくなり、この現象は量子化誤差を生
じ、隣接チャネル漏洩電力(ACP)特性を悪化させ
る。
を記録するのではなく、プリディストーション関数と入
力信号との差分を記録する。すなわち、Fpd(x)から
y=xを差し引いた差分のみの関数Δpd(x)=F
pd(x)−xを離散化して使用する。ここで、y=xと
いう関数は、入力xをそのまま出力yとして出力するも
のであるので、実際には入力信号そのものを表してい
る。図1に示されるように、y=xという関数をプリデ
ィストーション関数Fpd(x)から差し引くことによっ
て、入力信号を別途扱うことができるので、特に振幅の
小さい場合(図1の(2)の部分)の特性を改善するこ
とができる。なお、以降において、Δpd(x)を、便宜
上、しばしば、Δ関数と表現する。
ィストーション関数Fpd(x)と入力信号との差分関数
Δpd(x)を更に分離・表現する方法を説明する図であ
る。
峻な傾きの部分が残るので、依然、出力のビット数の多
くが急峻な部分を表現するのに使われてしまい、傾きの
緩やかな部分のデジタル化精度が良くない。そこで、こ
の急峻な部分は、傾きの変化が比較的小さいことに着目
し、この部分のみ直線y=ax+bとの差分を取る。こ
のような処理の結果として得られた補正関数であるδpd
(x)(以後、便宜上δ関数との表現する)は、元のΔ
pd(x)に比べて振幅(出力値Pout の範囲)が圧縮さ
れているため、狭い出力範囲に多くのビット数を割り当
てることができると共に、元のプリディストーション関
数Fpd(x)の出力範囲全体をデジタル化する場合に比
べて、少ないビット数でデジタル化することができる。
この結果として必要な記憶容量を圧縮することができ
る。元のプリディストーション関数Fpd(x)は、Δpd
(x)を用いて次の式(1)、(2)で表すことができ
る。
あり、それらの演算回路は比較的小規模の回路で実現で
きる。また、ソフトウェアでそれらの演算を行っても良
い。なお、ここで、a、b、xsは、それぞれδ関数を
作成する際に適宜定められる定数である。
だけでなく、直交変調器、利得制御増幅器(AGC:あ
るいは電力増幅器PA)、周波数混合機、可変減衰器の
非線形特性も含めて補償すれば、回路規模を増大させず
に全体の線形性を改善できる。
路の第1の実施形態の構成図である。
慮しない構成となっている。まず、同図(a)におい
て、入力I信号が座標変換部1の端子Iに入力される。
同じく、入力Q信号が座標変換部1の端子Qに入力され
る。この座標変換部1では、入力I信号と入力Q信号を
I−Q平面上でのベクトルの座標値であると見なして、
振幅r、位相θで表される局座標(r、θ)に変換す
る。I信号の信号値をI、Q信号の信号値をQで表す
と、(I、Q)と(r、θ)とは、以下の式(3)、
(4)で関係づけられる。
器、及び平方根並びにtan関数の値を、それぞれ、保
持するテーブルとからなっている。まず、座標変換部1
では、I信号値とQ信号値の自乗を乗算器を使って算出
する。次に、加算器を使って、それぞれの自乗値を加算
し、各自乗値に対してその平方根の値が登録されている
テーブルを参照して、式(3)で表されるr値を求め
る。次に、座標変換部1は、除算器を使って、Q信号値
をI信号値で除算し、tan関数に関するテーブルを参
照しθの値を求める。なお、これらの演算はソフトウェ
ア処理により行っても良い。
座標変換部1の端子rと端子θからそれぞれ出力され
る。次に、r値は、加算器5に入力されると共に、前述
のΔ関数値を出力するΔ関数加算部4に入力される。加
算器5では、r値とΔ関数加算部4から入力される、こ
のr値に対応するΔ関数値とが加算される。この操作
は、上記式(1)の計算を行っていることに対応する。
そして、加算器5によってプリディストーション処理が
施された振幅値(r’値)は、座標変換部2の端子r’
に入力される。また、本実施形態では、r値のみではな
く、PAによって与えられる位相ずれに対するプリディ
ストーションも行う構成となっている。
のようなものである。
性をプリディストーションによって補償する場合、PA
の振幅に対する特性をf、位相に対する特性をφとし、
PAに入力するI信号とQ信号のを複素数表示が、r・
exp(jθ)で表されるものとする。ここで、jは虚
数単位である。すると、PA通過後の信号は、f(r)
・exp(j(θ+φ(r)))と表すことができる。
次に、f(r)をべき級数展開したものの1次の項がc
1 rとなったとすると(c1 は任意の定数)、プリディ
ストーションとして次の関数を考える。
xp(jθ’)となるので、PAの出力信号は、f
(r’)・exp(j(θ’+φ(r’)))となる。
これを上記式(5)を使って変形すると、
ある。従って、プリディストーション関数を振幅r及び
位相θに対して式(5)で定義すると、本来の入力r・
exp(jθ)の定数倍(=c1 倍)の出力が得られる
ことになる。すなわち、PAの特性を線形化することが
できる。上記式(5)から明らかなように、振幅rに対
するプリディストーション関数Fpd(r)は、PAの特
性の逆関数f-1(r’)の傾きをc1 だけ変更したもの
であるが、位相のプリディストーション関数θ
pd(r’)は、PAの位相特性φ(r’)を信号の位相
θからそのまま引いたものでよいことが分かる。
は、座標変換部1から入力される位相値θから補償すべ
き回路の位相特性(PAのみとは限らない)φ(r’)
を減算し、プリディストーション後の位相値として出力
する。すなわち、θ−φ(r’)=θpd(r’)とな
る。このようにして得られたプリディストーション後の
位相値θ’は、座標変換部2の端子θ’に入力される。
ここで、位相のプリディストーション関数θpd(r’)
は、それほど急峻な部分を持たないこと、及びPA等の
位相特性が製品毎に異なるので、逐次実験などにより計
測して定めるべきものである。そして、もし、位相のプ
リディストーション関数が急峻な傾きを持つものである
場合には、振幅のプリディストーション関数に対して行
った処理と同様な処理を適用するのが好ましい。座標変
換部2では、r’、θ’に対して座標変換部1で行った
処理と逆の処理を施してそれぞれ出力I’信号と出力
Q’信号を出力する。座標変換部2の処理は、以下の式
(7)で表される。
のI信号値、Q’は、プリディストーション後のQ信号
値である。ここでも、cos関数及びsin関数の各
θ’に対する値は、テーブル等に保持しておき、該テー
ブル等から読み出すことによって目的の信号値を得る。
を示す図である。式(2)に示したようにΔ関数は、最
終的なプリディストーション関数であるδ関数にy=a
x+bとの差分を加算したものである。従って、同図
(b)では、入力振幅値に対し、δ関数加算部6により
δ関数値δpd(r)を出力すると共に、差分加算部7を
設け、振幅値が所定値以上(式(2)では、xs 以上)
の場合には、加算器8に差分加算部7から差分(=ax
+b)を入力させて、該差分をδ関数値に加算して差分
加算部7から出力する。ここで、y=ax+bの式にお
いて、xは入力振幅値rに等しく、また、a、bは、δ
関数を作成する際に適切に選択された係数値であり、y
が出力振幅値である。
て、入力I、Q信号に対して、プリディストーションを
かけた出力I’、Q’信号が得られる。ここで、同図
(b)のδ関数加算部6に記憶されているデジタル化さ
れたδ関数の離散値は、δ関数の出力値の範囲が狭いの
でデジタル化する際のビット数が少なくて済み、しかも
量子化誤差を小さくすることができるので、メモリ容量
を少なくして回路規模を小さくすると共に、精度の良い
プリディストーションを行うことができる。
路の第2の実施形態を示す図である。
によって、I信号とQ信号を振幅rと位相θに変換して
プリディストーションを行ったが、第2の実施形態にお
いては、I信号とQ信号とをr、θに変換しないでプリ
ディストーションを行っている。
0は、I信号に対するプリディストーションを行い、Q
信号プリディストーション部11は、Q信号に対するプ
リディストーションを行う。同図では、それぞれの行う
プリディストーション量は、ΔIpd(I、Q)、ΔQpd
(I、Q)で表されている。ΔIpd(I、Q)、ΔQ pd
(I、Q)はFpd(x)と位相に関するプリディストー
ション関数θpd(x)により次のように定義された関数
である。
信号の信号値を表している。また、Fpd(x)について
は、式(1)、(2)で表されているように、δ関数の
みをデジタル化(離散化)してテーブル形式に保持して
おき、その他の演算は、演算器によって元のI信号及び
Q信号を使って行い、最終的な関数値を得るようにす
る。これにより、前述したように、差分プリディストー
ション関数Δpd(x)の急峻な傾きを持つ部分について
は、補正関数δpd(x)により記憶し、該補正関数δpd
(x)の出力値の範囲が狭いことを利用して、記憶容量
を少なくすると共に、デジタル化の精度を高めるように
する。なお、cos関数やsin関数に関しては、やは
りテーブルを用意しておき、テーブルから関数値を読み
とるようにする。
ョン部10とQ信号プリディストーション部11で生成
された信号値は、加算器12,13によって、それぞれ
I信号及びQ信号に加えられ、プリディストーション後
の信号Ipd、Qpdとして出力される。なお、I信号プリ
ディストーション部10及びQ信号プリディストーショ
ン部11は、ソフトウェアで実現することも可能であ
る。
路の第3の実施形態を示す図である。
には同じ参照符号を付してある。
力Q信号は、振幅信号rと位相信号θに変換される。振
幅信号rは、加算器5に入力されると共に、振幅プリデ
ィストーション部20に入力される。振幅プリディスト
ーション部20は、振幅信号rを入力として、(Δ
pd(Gr))/Gを出力する。ここで、Gは、同図のプ
リディストーション回路の後段に設けられる可変減衰器
(不図示)のゲインである。該ゲインGは、該可変減衰
器の制御回路から振幅プリディストーション部20と乗
算器21に入力される。振幅プリディストーション部2
0の出力は振幅信号rと加算器5で加算され、該加算結
果が加算器5から座標変換部2の端子r’にプリディス
トーション後の振幅信号r’として入力される。また、
振幅信号r’は、乗算器21にも入力され、乗算器21
において可変減衰器のゲインGと乗算された後、位相プ
リディストーション部3に入力される。位相プリディス
トーション部3は、可変減衰器のゲインGが乗算された
プリディストーション後の振幅信号Gr’を基に、位相
信号θ及び可変減衰器等のその他の構成要素の位相特性
が校了された位相のプリディストーション量θpd(G
r’)を算出して、それをプリディストーション後の信
号θ’として座標変換部2の端子θ’に入力する。
と位相信号θ’とを基に、プリディストーション後のI
信号I’及びQ信号Q’を生成し、出力する。
Gがプリディストーション関数に及ぼす影響について説
明する図である。
号がr・exp(jθ)であるとすると、PA24の出
力として欲しい信号はこの定数倍の信号であるGc1 r
・exp(jθ)である。プリディストーション回路2
2の出力(の信号)をr’・exp(jθ’)とする
と、の可変減衰器23の出力は、Gr’・exp(j
θ’)となる。従って、PA24の出力は、f(G
r’)・exp(j(θ’+φ(Gr’)))となる。
これが、Gc1 r・exp(jθ)となるためには、次
式(10)〜(12)を満たす必要がある。
r、θは、それぞれ、プリディストーション回路22の
入力前の振幅信号及び位相信号、r’、θ’は、それぞ
れプリディストーション回路22によるプリディストー
ション後の振幅信号及び位相信号である。従って、行う
べきプリディストーションは、式(11)と式(12)
で与えられるので、これを実現するようにすればよい。
部20で(Δpd(Gr))/Gを求め、加算器5で振幅
信号rと加算しているので、振幅プリディストーション
部20と加算器5により式(12)のプリディストーシ
ョンを行っていることになる。一方、乗算器21でG
r’を求め、これを入力として、位相プリディストーシ
ョン部3が位相のプリディストーションをおこなってい
るので、式(11)をこの位相プリディストーション部
3の構成によって実現することができる。前述したよう
に、この場合、位相プリディストーションは、元の位相
信号θからPA24の位相特性値φ(Gr’)を減算す
るのみでよい。
部20の内部構成を示した図である。
は同じ参照符号を付してある。
3(b)と同様に、δ関数加算部6と差分加算部7が設
けられる。ただし、本実施形態の場合、δ関数の入力x
及びy=ax+bの入力xは、可変減衰器のゲインGと
振幅信号rとを乗算したものとなるので、可変減衰器の
ゲインを入力とし、乗算器25で振幅信号rと該ゲイン
Gとを乗算して、その乗算結果をδ関数加算部6及び差
分加算部7に入力させている。そして、図3(b)の場
合と同様に、加算器8で、δ関数加算部6からの出力と
差分加算部7の出力とを加算している。更に、式(1
2)で示されるように、Δ関数を1/G倍する必要があ
るので、入力された可変減衰器のゲインGをコンバータ
27で1/Gに変換し、この変換結果を加算器8からの
出力と乗算器26で乗算して、その乗算結果を出力す
る。
路の第4の実施形態を示す図である。
じ参照符号を付してある。
号は、座標変換を施されずに、そのまま乗算器31,3
2にそれぞれ入力される。乗算器31,32には、可変
減衰器のゲインGが入力され、乗算器31,32により
I信号及びQ信号がそれぞれG倍される。これらを入力
として、I信号プリディストーション部10及びQ信号
プリディストーション部11は、前述の式(8)及び式
(9)で規定される演算を行い、ΔIpd値及びΔQpd値
を出力する。これらの出力は、可変減衰器のゲインGが
入力されるコンバータ30の出力1/Gと、乗算器3
3,34において乗算され、それぞれの乗算結果が加算
器12,13でそれぞれ、I信号とQ信号に加算され
る。この加算処理の結果、プリディストーション後のI
信号Ipd、及びプリディストーション後のQ信号Qpdが
プリディストーション回路の出力として出力される。こ
れらの一連の処理は、以下の式に示されるように表現さ
れ、式(13)及び式(14)が、それぞれ、前述の式
(10)及び式(11)と同等であることが理解され
る。
プリディストーション部10とQ信号プリディストーシ
ョン部11は、sin関数及びcos関数の各テーブル
を使い、それらに乗算器、減算器等を組み合わせてハー
ドウェア的に構成しても良いし、CPUによるソフトウ
ェア処理で実現するようにしても良い。
D変換する際の方法について説明する図である。
と、入力信号に合成すべき差分プリディストーション信
号(Δ関数など)を別々に扱うので、それぞれの量子化
ビット数を独立に調整できる。そのため、差分プリディ
ストーション信号のみ量子化ビット数を落として、関数
テーブルに要する記憶素子の容量を削減する等の最適化
が可能である。
ョン信号の時間変化を模式的に図示したものであるが、
前述の実施形態でも明らかなように、プリディストーシ
ョン信号は、入力信号と差分プリディストーション信号
を加算することによって得ている。従って、入力信号と
差分プリディストーション信号を独立にA/D変換する
ことが可能となる。例えば、入力信号に8ビット、差分
プリディストーション信号に6ビットを割り振り、入力
信号及び差分プリディストーション信号のアナログ信号
をデジタル信号に変換すると、プリディストーション後
の全体の信号は8ビット以上の精度でデジタル化された
ことになり、より量子化誤差の少ないプリディストーシ
ョン処理を行うことができる。しかも、関数テーブルを
必要とする差分プリディストーション信号には6ビット
のみが割り振られているので、関数テーブルの記憶容量
を削減することができるという効果がある。
回路の第5の実施形態を示す図である。
ョン回路41及び直交変調器42まで含めて全てCPU
40によるデジタル信号処理で実装している。このよう
な構成でもプリディストーション情報の圧縮は回路規模
縮小のために有効である。CPU40は、入力されたベ
ースバンドのI信号及びQ信号に対し、プリディストー
ション回路41が施すべき処理をソフトウェア処理によ
って実行する。更に、CPU40は、直交変調器(QP
SKモジュレータ)42が行うQPSK変調処理もソフ
トウェア処理によって行う。このようにして得られた変
調信号は、可変減衰器43に入力され、可変減衰器43
により出力が調整された後、PA44によって増幅され
て、アンテナ45から送信される。CPU40には、可
変減衰器43のゲインを調整するゲイン情報(ゲインの
値Gそのもの)等が入力され、前述したプリディストー
ション処理によりベースバンド信号のI、Q信号(ベー
スバンドI、Q信号)をプリディストーション処理す
る。そして、このプリディストーション処理されたI信
号、Q信号にQPSK変調をかける。
ナログ回路で処理していた部分をデジタル信号処理に置
き換える、いわゆるソフトウェア無線にも有効に使用で
きる。
PU40が実行する処理の流れを示すフローチャートで
ある。
で、ベースバンド信号のI信号、Q信号及び可変減衰器
のゲイン信号Gを取得する。次に、ステップS2におい
て、I信号及びQ信号の信号値I、Qに前述の処理を施
して、位相値θと振幅値rを求める。続いて、ステップ
S3で、上記位相θ、振幅rを基に、δpdに対応した関
数テーブルを用いてプリディストーション後の振幅信号
r’及び位相信号θ’を算出する。この算出のために使
用される式は、以下のようになる。
ある。ここで、定数a及びbは、δ関数の関数テーブル
を作成する際に適切に設定される定数である。
ション処理によって得られた振幅信号r’と位相信号
θ’を使って、r’・cos(ωt+θ’)を算出し
て、これを図10には不図示のD/Aコンバータに出力
する。ここで、ωは中間周波数または無線周波数に対応
する角周波数であり、このcos(ωt+θ’)を算出
することがQPSK変調に対応する。ステップS4で得
られた変調信号は可変減衰器やPA等の後段のデバイス
に送られて、アンテナから送信される。このとき、可変
減衰器やPAの振幅特性や位相特性は、プリディストー
ションによって補償されているので、信号ひずみ及び隣
接チャネル漏洩電力が抑制された信号がアンテナから送
信される。
回路の第6の実施形態を示す図である。
号をデジタル変換してから処理することを前提に説明し
てきたが、デジタル変換することによって量子化誤差が
発生することを考慮すると、加算器に入力させる入力信
号はデジタル化しない方が量子化誤差を発生しないので
好ましい。
直接入力されるベースバンドI、Q信号はA/D変換せ
ずに素通りさせ、これらのアナログ信号をD/A変換し
た差分プリディストーション信号(Δ関数値)とアナロ
グ的に合成する。同図のプリディストーション関数はP
Aの前段にあるVATTやQPSKモジュレータの特性
も補償する。
I、Q信号はアナログ信号のままアナログ加算器53に
入力される。一方、該アナログ入力I、Q信号は、A/
D変換器50にも入力されて、A/D変換器50から入
力されるデジタルのI、Q信号からデジタル信号に変換
される。そして、差分プリディストーション部51にお
いて、デジタル的に記憶されているδ関数の関数テーブ
ルを使って、差分プリディストーション信号Δpdをデジ
タル的に生成する。この差分プリディストーション信号
Δpdは、D/A変換器52によってアナログ信号に変換
され、入力ベースバンドI、Q信号とアナログ加算器5
3において加算される。
てはA/D変換せずにアナログ信号のまま直接アナログ
加算器53に入力させ、このアナログの入力ベースバン
ドI、Q信号をアナログ信号に変換された差分プリディ
ストーション信号Δpdとアナログ加算器53で合成する
ようにすれば、入力信号の量子化誤差をなくすことがで
き、特に、小信号時の特性を改善できる。
回路の第7の実施形態を説明する図である。
施形態では、プリディストーション処理を、PAの振
幅、位相特性、及び可変減衰器のゲインを考慮して行え
ば、より効果的にプリディストーションが行われること
を述べた。第7の実施形態では、更に、直交変調器56
がプリディストーション回路55と別装置として設けら
れる場合、この直交変調器56の振幅、位相特性も考慮
してプリディストーションを行うようにする。この場合
には、直交変調器56の振幅、位相特性を実験的に求め
ておき、プリディストーション回路55の差分プリディ
ストーション関数の関数テーブルの格納データを、実験
的に求められた直交変調器56の振幅、位相特性も含め
てプリディストーションされるように変更しておく。こ
のようにすることによって、プリディストーション回路
55の後段の全ての装置(直交変調器56,可変減衰器
57、PA58)の特性を全て補償した信号をアンテナ
59から送信することができる。すなわち、信号ひずみ
や隣接チャネル漏洩電力の抑制された信号を送出するこ
とができるので、より品質の高い通信を行うことができ
る。
装置に加え、実際の回路には含まれるであろう、A/D
変換器等も含めて、振幅、位相特性を測定しておき、そ
れらの測定結果を差分プリディストーション関数に反映
させることにより、更に、より品質の良い信号を送受信
することが可能となる。
回路の第8の実施形態を示す図である。
ン回路60により振幅の補償(プリディストーション)
をした後、RF移相器62により位相の補償(プリディ
ストーション)をしている。
行い、位相の補償はRFのアナログ移相器により補償す
る。これにより、やや回路規模の大きいデジタル乗算器
が複数必要となるベースバンド移相器を使わずに済むの
で、全体の回路規模を縮小できる。
いる。
直接アナログ加算器67に入力されると共に、差分プリ
ディストーション回路60にも入力される。差分プリデ
ィストーション回路60は、振幅のプリディストーショ
ン信号を出力し、出力されたプリディストーション信号
は加算器67において、入力ベースバンドI、Q信号と
加算される。なお、同図では、A/D変換器、D/A変
換器は省略されている。A/D変換器やD/A変換器
は、差分プリディストーション回路60の前後に設けら
れる。あるいは、ベースバンドの入力I、Q信号を一旦
デジタル信号に変換してから、差分プリディストーショ
ン回路60により振幅値のプリディストーションを行
い、デジタル方式に置き換えた加算器67の加算結果を
D/A変換してアナログ信号に変換するようにしても良
い。
F信号に変調されて、RF移相器62に入力される。ま
た、加算器67の出力は、位相プリディストーション回
路63にも入力され、位相プリディストーション回路6
3により生成された位相に対するプリディストーション
信号がRF移相器62に入力される。RF移相器62
は、変調されたRF信号の位相をシフトして出力する。
これにより、位相のプリディストーションが行われる。
このようにして、振幅及び位相にプリディストーション
が施された信号は、可変減衰器64で電力が調整され、
PA65で増幅されて、アンテナ66から送信されてい
く。
例を示す図である。
は、RF移相器62のハイブリッド70の端子aに入力
される。ハイブリッド70に入力されたRF信号は、分
岐されて端子c、dから出力される。端子c、dには、
それぞれコンデンサ72−1、72−2の一端が接続さ
れている。該コンデンサ72−1、72−2の他端に
は、それぞれ、アノードが接地された可変容量ダイオー
ドであるダイオード73−1、73−2のカソードが接
続されている。位相のプリディストーション信号θ
pdは、同図(b)に示すように、コンデンサ72−1と
ダイオード73−1の間、及びコンデンサ72−2と、
ダイオード73−2の間に印可される。これにより、コ
ンデンサ72−1、72−2の接地側の電圧が双方で異
なることになる。端子c、dから出力されたRF信号
は、それぞれのコンデンサ72−1、72−2で反射さ
れるが、コンデンサ72−1の接地側の電圧とコンデン
サ72−2の接地側の電圧との差によって反射される際
に、位相差を生じる。このようにして、反射されたRF
信号はそれぞれ、端子c、dに入力される。そして、上
記のように生成された位相差によって、入力RF信号に
対して位相がシフトしたRF信号がハイブリッド70の
端子bから出力される。以上のようにして、RF移相器
62では、RF信号の位相を変化させて出力することが
できる。
71の動作の詳細については、当業者によれば容易に理
解されるであろう。
回路の第9の実施形態を示す図である。
構成要素には同じ参照符号を付してある。
ーション回路60により振幅の補償をした後、直交変調
器61における局部発振器75(前述の実施形態の図面
では図示を省略していたが、実際には、ベースバンド信
号をIF信号に変換する場合や、RF信号に変換する場
合に通常設けられる)の発信信号の位相を変化させるこ
とによりIF信号の位相にプリディストーションをかけ
ている。
器67に入力されると共に、差分プリディストーション
回路60にも入力される。差分プリディストーション回
路60の出力は加算器67に入力され、加算器67にお
いて、入力I、Q信号に加算される。なお、図14
(a)の場合と同様に、図15においても、A/D変換
器、D/A変換器の図示が省略されている。
力され、直交変調される。また、加算器67の出力は、
分岐されて、位相プリディストーション回路63にも入
力される。位相プリディストーション回路63は、ベー
スバンドI、Q信号に与えるべき位相プリディストーシ
ョン量を示す信号を直交変調器61の局部発振器75に
与え、局部発振器75の出力する信号の位相を変化させ
る。局部発振器75の出力の位相を変化させることによ
って、直交変調器61で変調されるベースバンドI、Q
信号の位相が調整され、ちょうど位相プリディストーシ
ョンをかけた場合と同じ効果を得ることができる。この
ようにして生成されたIF変調信号は、不図示のIF/
RF変換器を介して可変減衰器64に入力され、可変減
衰器64において出力が調整された後、PA65で増幅
され、アンテナ66から送信される。
は、IF周波数の信号を出力するものとしている。
回路の第10の実施形態を示す図である。
構成要素には同じ参照符号を付している。
ーション回路60により振幅の補償をした後、周波数混
合器77における局部発振器76の位相を変化させるこ
とによりRF信号の位相のプリディストーションを行っ
ている。
プリディストーション回路60と加算器67によって、
振幅のプリディストーションがかけられる。なお、前述
した第8及び第9の実施形態の場合と同じように、この
構成においてもA/D変換器、及びD/A変換器の図示
が省略されている。
って変調され、IF信号に変換される。なお、図16の
構成では、図15に示した直交変調器61の局部発振器
を位相シフトに使用しないので、該局部発振器について
は図示を省略している。直交変調器61から出力された
IF信号は、周波数混合器77に入力される。一方、分
岐された加算器67の出力は、位相プリディストーショ
ン回路63に入力され、位相プリディストーション回路
63により生成された位相プリディストーション信号が
局部発振器76に入力される。局部発振器76は、IF
信号をRF信号に変換するためのもので、RF周波数帯
の信号を出力する。局部発振器76は、位相プリディス
トーション回路63からの位相プリディストーション信
号に基づいて、出力するRF周波数帯の信号の位相をシ
フトして、周波数混合器77に供給する。これにより、
直交変調器61から出力されたIF信号は、周波数混合
器77においてRF信号に変換されるとともに、位相プ
リディストーションを受け、可変減衰器64に入力され
る。そして、可変減衰器64で出力が調整されたRF信
号は、PA65で増幅されて、アンテナ66から送信さ
れる。
ける各局部発振器75,76の構成を示す図である。
ベースバンド信号のI信号とQ信号が振幅値算出部80
の端子I’と端子Q’にそれぞれ入力されると、振幅値
算出部80において該入力されたI信号とQ信号から振
幅値r’が算出される。上述した第9及び第10の実施
形態の構成図15,16では、この振幅値算出部80が
示されていないが、図示が省略されているのみであっ
て、実際には、同図の構成に従って設けられるべきもの
である。
は、位相プリディストーション回路81に入力され、位
相プリディストーション回路81において位相プリディ
ストーション信号θpdが生成される。該位相プリディス
トーション信号θpdは、位相値変換部82において、c
osθpd、sinθpdに変換され、該cosθpd、si
nθpdが乗算器83,84にそれぞれ入力される。発振
器86からは、所定の周波数ωの正弦波cos(ωt)
が出力される。同図の局部発振器86がベースバンド信
号をIF帯域の信号に変換するために用いられるか(局
部発振器75の場合)、あるいは、IF帯域からRF帯
域に信号を変換するために用いられるか(局部発振器7
6)によって、正弦波cos(ωt)の角周波数ωの値
は適宜設定されるべきものである。局部発振器86から
出力された正弦波cos(ωt)は、乗算器84に直接
入力されると共に、90°移相器85によって位相が9
0°シフトされてsin(ωt)に変換され、乗算器8
3に入力される。それぞれ、乗算器83、84に入力さ
れたsin(ωt)、cos(ωt)は、乗算器83,
84において位相値変換部82からの出力とそれぞれ乗
算され、各乗算結果が、加算器87で加算される。これ
により、加算器87において以下の式の左辺に示す演算
が行われ、位相プリディストーション値θpdだけ移相さ
れた周期波sin(ωt+θpd)が生成される。
・cos(ωt)=sin(ωt+θpd) 以上のようにして、位相がシフトされた周期波sin
(ωt+θpd)を使用して、直交変調あるいは、周波数
混合を行うことによって、生成される信号は、位相プリ
ディストーション値θpdの分だけ位相シフトされている
ので、第9及び第10の実施形態において位相プリディ
ストーションを効率よくかけることができる。
信システムにおける送信機に設けられる電力増幅器を前
提とするものであるが、本発明のプリディストーション
装置あるいはプリディストーション方法は、通信システ
ムでない他のシステムの一部に設けられる増幅器にも適
用可能である。
信号の入力信号に対する差分に関する情報のみを記録す
る、あるいは、その差分関数を近似関数(y=ax+
b)と補正関数に分離し、該補正関数に関する情報のみ
を記録することにより、プリディストーション処理のた
めに必要となる情報の記憶容量を減らすことができ、プ
リディストーションを実装する装置の回路規模を縮小で
きる。
(その1)である。
(その2)である。
施形態の構成図である。
施形態の構成図である。
施形態の構成図である。
数に及ぼす影響について説明する図である。
を示した図である。
施形態の構成図である。
の方法について説明する図である。
実施形態の構成図である。
流れを示すフローチャートである。
実施形態の構成図である。
実施形態の構成図である。
実施形態の構成図である。
実施形態の構成図である。
の実施形態の構成図である。
器の構成を示す図である。
る。
ーションで補償しようとする場合の構成及び特性を示し
た図である。
路) 4 Δ関数加算部 5、8、12、13、53、87 加算器 6 δ関数加算部 7 差分加算部 10 I信号プリディストーション部 11 Q信号プリディストーション部 20 振幅プリディストーション部 21、25、26、31、32、33、34、77、8
3、84 乗算器 27、30 コンバータ 41、55 プリディストーション回路 42、56、61 QPSKモジュレータ(直交変
調器) 43、57、64 可変減衰器 44、58、65 電力増幅器(PA) 45、59、66 アンテナ 50 A/D変換器 51、60 差分プリディストーション部 52 D/A変換器 62 RF移相器 70 ハイブリッド 71 バリキャップ 72−1、72−2 コンデンサ 73−1、73−2 ダイオード 75、76 局部発振器 80 振幅値算出部 82 位相値変換部 85 90°移相器 86 発振器
Claims (23)
- 【請求項1】電力増幅器の入出力特性を線形化するため
のプリディストーション装置において、 電力増幅器の入出力特性を線形化するためのプリディス
トーション関数と所定の式で表される関数との差分を差
分プリディストーション関数として使用し、入力された
信号に対し、該差分プリディストーション関数を用い
て、差分プリディストーション信号を生成する差分プリ
ディストーション手段と、 該差分プリディストーション信号と、該入力信号とを合
成して、該合成により得られた信号をプリディストーシ
ョン後の信号として出力する合成手段と、を備えること
を特徴とするプリディストーション装置。 - 【請求項2】前記差分プリディストーション手段は、前
記プリディストーション関数と、y=x(x:入力信号
値、y:出力信号値)で表される関数との差分を前記差
分プリディストーション関数として保持し、前記入力信
号に対し、該差分プリディストーション関数を用いて差
分プリディストーション信号を生成することを特徴とす
る請求項1に記載のプリディストーション装置。 - 【請求項3】前記差分プリディストーション手段は、前
記プリディストーション関数と、2つの関数y=x及び
y=ax+b(x:入力信号値、y:出力信号値、a及
びbは定数)との差分を前記差分プリディストーション
関数として保持し、入力信号に対し、該差分プリディス
トーション関数を用いて差分プリディストーション信号
を生成することを特徴とする請求項1に記載のプリディ
ストーション装置。 - 【請求項4】前記差分プリディストーション手段は、入
力信号である複素ベースバンド信号のI信号、及び、Q
信号を振幅と位相に変換し、該振幅と該位相のそれぞれ
についてプリディストーション信号を生成し、前記合成
手段は、該振幅と該位相を、該プリディストーション信
号を用いて、プリディストーションが施されたI信号、
及び、Q信号に変換することを特徴とする請求項1に記
載のプリディストーション装置。 - 【請求項5】前記差分プリディストーション手段は、入
力された複素ベースバンド信号のI信号及びQ信号から
I信号用とQ信号用の差分プリディストーション信号を
生成し、前記合成手段は、該I信号用の差分プリディス
トーション信号及びQ信号用の差分プリディストーショ
ン信号を、それぞれ、前記入力されたI信号及びQ信号
と加算することにより、プリディストーション信号を生
成することを特徴とする請求項1に記載のプリディスト
ーション装置。 - 【請求項6】延期入力信号と前記差分プリディストーシ
ョン信号のそれぞれの量子化ビット数を独立に調整して
最適化することを特徴とする請求項1に記載のプリディ
ストーション装置。 - 【請求項7】プロセッサを備え、 前記差分プリディストーション手段と前記加算手段の処
理を、前記プロセッサ上によりソフトウェア処理によっ
て実現することを特徴とする請求項1に記載のプリディ
ストーション装置。 - 【請求項8】前記プロセッサは、前記プリディストーシ
ョン後の信号に対する変調処理を、ソフトウェア処理に
より更に行うことを特徴とする請求項7に記載のプリデ
ィストーション装置。 - 【請求項9】前記合成手段は、前記差分プリディストー
ション信号をアナログ信号に変換した後、該アナログ差
分プリディストーション信号をアナログの入力信号と加
算することにより、前記プリディストーション後の信号
を生成することを特徴とする請求項1に記載のプリディ
ストーション装置。 - 【請求項10】前記差分プリディストーション手段は、
前記電力増幅器のみだけでなく、自手段から外部に信号
を送信するアンテナまでの信号経路に存在する、通信シ
ステムにおける送信機の他の構成要素の非線形特性も含
めて補償する差分プリディストーション信号を生成する
ことを特徴とする請求項1に記載のプリディストーショ
ン装置。 - 【請求項11】前記合成手段からの出力値を基に、信号
を外部に送信するための変調が施された複素IF信号ま
たは複素RF信号に対して、位相に対するプリディスト
ーション行う位相プリディストーション手段を、更に備
えることを特徴とする請求項1に記載のプリディストー
ション装置。 - 【請求項12】前記位相プリディストーション手段は前
記変調を施す変調器が有する局部発振器の位相を調整す
ることにより、前記位相に対するプリディストーション
を行うことを特徴とする請求項11に記載のプリディス
トーション装置。 - 【請求項13】前記位相プリディストーション手段は、
IF信号をRF信号に変換する周波数混合器が有する局
部発振器の位相を調整することにより、前記位相に対す
るプリディストーションを行うことを特徴とする請求項
11に記載のプリディストーション装置。 - 【請求項14】電力増幅器の入出力特性を線形化するた
めのプリディストーション方法において、 (a)電力増幅器の入出力特性を線形化するためのプリ
ディストーション関数と所定の式で表される関数との差
分を差分プリディストーション関数として使用し、入力
された信号に対し、該差分プリディストーション関数を
用いて、差分プリディストーション信号を生成するステ
ップと、 (b)該差分プリディストーション信号と、該入力信号
とを合成して、該合成により得られた信号をプリディス
トーション後の信号として出力するステップと、を備え
ることを特徴とするプリディストーション方法。 - 【請求項15】前記ステップ(a)では、前記プリディ
ストーション関数と、y=x(x:入力信号値、y:出
力信号値)で表される関数との差分を前記差分プリディ
ストーション関数として保持し、前記入力信号に対し、
該差分プリディストーション関数を用いて差分プリディ
ストーション信号を生成することを特徴とする請求項1
4に記載のプリディストーション装置。 - 【請求項16】前記ステップ(a)では、前記プリディ
ストーション関数と、2つの関数y=x及びy=ax+
b(x:入力信号値、y:出力信号値、a及びbは定
数)との差分を前記差分プリディストーション関数とし
て保持し、入力信号に対し、該差分プリディストーショ
ン関数を用いて差分プリディストーション信号を生成す
ることを特徴とする請求項14に記載のプリディストー
ション方法。 - 【請求項17】前記ステップ(b)では、入力信号であ
る複素ベースバンド信号のI信号及びQ信号を振幅と位
相に変換し、該振幅と該位相のそれぞれについてプリデ
ィストーション信号を生成し、該振幅と該位相を、該プ
リディストーション信号を用いて、プリディストーショ
ンが施されたI信号とQ信号に変換することを特徴とす
る請求項14に記載のプリディストーション方法。 - 【請求項18】前記ステップ(b)では、入力された複
素ベースバンド信号のI信号及びQ信号からI信号用と
Q信号用の差分プリディストーション信号を生成し、前
記ステップ(b)では、該I信号用の差分プリディスト
ーション信号及び該Q信号用の差分プリディストーショ
ン信号を、それぞれ、前記入力されたI信号及びQ信号
と加算することにより、プリディストーション信号を生
成することを特徴とする請求項14に記載のプリディス
トーション方法。 - 【請求項19】前記入力信号と前記差分プリディストー
ション信号のそれぞれの量子化ビット数を独立に調整し
て最適化することを特徴とする請求項14に記載のプリ
ディストーション方法。 - 【請求項20】前記ステップ(b)は、前記差分プリデ
ィストーション信号をアナログ信号に変換した後、該ア
ナログの差分プリディストーション信号をアナログの入
力信号と加算することにより、前記プリディストーショ
ン後の信号を生成することを特徴とする請求項14に記
載のプリディストーション方法。 - 【請求項21】前記ステップ(b)の出力値を基に、信
号を外部に送信するための変調が施された複素IF信号
または複素RF信号に対して、位相に対するプリディス
トーション行う位相プリディストーション手段を、更に
備えることを特徴とする請求項14に記載のプリディス
トーション方法。 - 【請求項22】前記位相プリディストーションは前記変
調を施す変調器が有する局部発振器の位相を調整するこ
とにより、前記位相に対するプリディストーションを行
うことを特徴とする請求項21に記載のプリディストー
ション方法。 - 【請求項23】前記位相プリディストーションは、IF
信号をRF信号に変換する周波数混合器が有する局部発
振器の位相を調整することにより、前記位相に対するプ
リディストーションを行うことを特徴とする請求項21
に記載のプリディストーション方法。
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