JP2002133796A - ロータリー・ポジショニング・ステージ - Google Patents

ロータリー・ポジショニング・ステージ

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JP2002133796A
JP2002133796A JP2000320259A JP2000320259A JP2002133796A JP 2002133796 A JP2002133796 A JP 2002133796A JP 2000320259 A JP2000320259 A JP 2000320259A JP 2000320259 A JP2000320259 A JP 2000320259A JP 2002133796 A JP2002133796 A JP 2002133796A
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stage
rotary
positioning
arc
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JP2000320259A
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Taisuke Ito
伊藤泰輔
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NIPPON SPIDER SYSTEMS KK
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    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/48Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed
    • G11B5/54Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed with provision for moving the head into or out of its operative position or across tracks
    • G11B5/55Track change, selection or acquisition by displacement of the head
    • G11B5/5521Track change, selection or acquisition by displacement of the head across disk tracks

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  • Length Measuring Devices With Unspecified Measuring Means (AREA)
  • Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)
  • Supporting Of Heads In Record-Carrier Devices (AREA)
  • Moving Of Heads (AREA)
  • Control Of Position Or Direction (AREA)
  • Transmission Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 高速かつ高精度に位置決めできるロータリー
・ポジショニング・ステージを提供すること。 【解決手段】回転軸10に対して円弧を形成する円弧状
部分7aを備え、ワーク5を装着可能なロータリー・ス
テージ2と、円弧状部分7aに接するプーリー12を備
え、プーリー12を介してロータリー・ステージ2を回動
させて、ワーク5を位置決めする第1位置決め手段3と、
円弧状部分7aとプーリー12との接触点における接線方向
に第1位置決め手段3を直線的に微動させてワーク5を位
置決めする第2位置決め手段4とを備え、第1位置決め
手段3の直線運動をロータリー・ステージ2の回転運動に
変換することによりワーク5を位置決めするロータリー
・ポジショニング・ステージ1である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、磁気読み取り−
書き込みヘッドや磁気ディスクの検査装置等の位置決め
装置に関し、特に、ロータリー方式の位置決め装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】コンピューターの外部記憶装置であるハ
ードディスク装置(HDD)は、近年飛躍的な進歩を遂
げたが、その立役者は記録再生ヘッドである。このヘッ
ドの開発、品質管理に用いられる動的試験(R/Wテス
ト=Read after Write)は、極めて重要であり、このR
/Wテストには、通常、スピンスタンドと呼ばれる精密
なドライブ装置が使用される。このスピンスタンドは、
HDDにできるだけ近い構造が望ましいため、ヘッドを
旋回させて位置決めを行うロータリー方式が理想であ
る。
【0003】しかしながら、R/Wテストでは、ヘッド
交換やヘッド・ロードの機構が不可欠なため、ムービン
グ・マスが大きく、ロータリー方式の位置決めには、大
きな制約がある。このため、従来のロータリー方式のス
ピンスタンドに用いられるロータリー・ポジショニグ・
ステージは、一つのアクチュエーターで全て位置決めを
行うタイプと、ステージを二重構造とし粗動ステージと
微動ステージに分離するタイプが考えられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ロータリー・ポジショニグ・ステージのうち一つのアク
チュエーターで全て位置決めを行うタイプは、全ストロ
ークにわたって一定の位置決め分解能で制御されるた
め、分解能を高く設定すると、ストロークが長い場合で
も、移動速度が遅いという問題点がある。すなわち、さ
ほど精密な位置決めを必要としない場合(粗動)でも、
ストロークが短く精密な位置決めを行う場合と同様に移
動速度が遅いという問題点がある。
【0005】これに対して、ステージを二重構造とし粗
動ステージと微動ステージに分離するタイプは、移動速
度が遅いという欠点を改善するため、ステージを微動、
粗動の2重構造とし、それぞれに異なるアクチュエータ
ーを用い、目的に適した機能を達成しようとするもので
ある。しかし、ステージを二重構造とし粗動ステージと
微動ステージに分離するタイプは、構造が複雑になりス
テージ全体の機械的剛性を低下させるため、振動が収束
するまで時間がかかり(setling timeが長くなる)、高
速かつ高精度に位置決めできないという問題点がある。
【0006】本発明は、上記問題に鑑みてなされたもの
であって、その目的とするところは、高速かつ高精度に
位置決めできるロータリー・ポジショニング・ステージ
を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】発明者は、上記課題を解
決するために、鋭意検討した結果、ハードディスク・ヘ
ッドの試験では、微動送りは極めて短いストローク(5
μm以下)しか要求されないことから、移動量が極小で
あれば、直線運動と回転運動の幾何学的誤差(5μmの
移動距離に対して0.5nm以下の誤差)は無視できる
程小さくなることに着目し、ロータリー・ステージ回転
用のアクチュエーターを、直線方向に移動させるという
着想に至った。また、減速機構を用いると、減速機構を
介してアクチュエーターにかかるムービング・マスの負
荷イナーシャが、理論上、減速比の2乗になるため、ム
ービング・マスの大幅な低減が可能になることに着目
し、ロータリー・ポジショニング・ステージに、機械的
減速機構を設けるという着想に至った。
【0008】請求項1記載の発明は、上記着想に基づい
て完成された発明であり、回転軸にて回転自在に支持さ
れ、前記回転軸に対して円弧を形成する円弧状部分を備
え、ワークを装着可能なロータリー・ステージと、前記
円弧状部分に接するプーリーを備え、前記プーリーを介
して前記ロータリー・ステージを回動させて、前記ワー
クを位置決めする第1位置決め手段と、前記円弧状部分
と前記プーリーとの接触点における接線方向に前記第1
位置決め手段を直線的に微動させて、前記ワークを位置
決めする第2位置決め手段と、を備えたロータリー・ポ
ジショニング・ステージである。
【0009】 第1位置決め手段は、モーター等の駆動源
から発生した駆動力を、プーリーを介してロータリース
テージの円弧状部分に伝達する。ロータリーステージ
は、プーリーの回動により回転軸を中心として回動す
る。このロータリーステージの回動により、ロータリー
ステージに装着されたワークが、ディスク上を円弧状に
移動し、所定の位置に位置決めされる。第2位置決め手
段は、円弧状部分とプーリーとの接触点における接線方
向に第1位置決め手段を直線的に微動させる。この第1
位置決め手段の微動により、プーリーを介してロータリ
ーステージが極微小だけ回動する。このように、第2位
置決め手段により、ロータリーステージを極微小だけ回
動させることによって、ワークが、ディスク上で高精度
に位置決めされる。
【0010】本発明では、円弧状部分に接するプーリー
というのは、ステンレス製等のベルトを介して接する場
合も含む概念である。
【0011】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明の構成に加えて、前記円弧が、前記回転軸から前記円
弧状部分までの長さが25mmから100mmの範囲で
形成され、中心の角度が40度以上に形成されると共
に、前記プーリーの半径が5mmから20mmの範囲で
形成され、前記第2位置決め手段は、5μm以下の範囲
で前記第1位置決め手段を直線的に移動させることを特
徴とするロータリー・ポジショニング・ステージであ
る。
【0012】 中心の角度は、回転軸の中心から円弧状
部分までの長さと、円弧状部分の円弧の長さで決まる角
度である。
【0013】第1位置決め手段の微動量が、5μm以下
の範囲であれば、直線運動と回転運動との幾何学的誤差
は、無視できるほど小さくなる。このため、第2位置決
め手段により、ロータリーステージを5μm以下の範囲
内で回動させると、ワークを高精度に位置決めできる。
【0014】請求項3記載の発明は、請求項1又は請求
項2記載の発明の構成に加えて、前記回転軸から前記円
弧状部分までの長さと前記プーリーの半径との比が、
1:1から10:1の範囲内で形成されていることを特
徴とするロータリー・ポジショニング・ステージであ
る。
【0015】 回転軸から前記円弧状部分までの長さと
プーリーの半径との比は減速比を表すため、両者の比が
例えば5:1のように、回転軸から前記円弧状部分まで
の長さが、プーリーの半径より大きくなる場合には、円
弧状部分とプーリーは、減速機構を構成することとな
る。このように、円弧状部分とプーリーが、減速機構を
構成する場合、第1位置決め手段にかかるムービング・
マスの負荷イナーシャは、減速比の2乗になるので、第
1位置決め手段にかかるムービング・マスの大幅な低減
となる。
【0016】ここで、減速比は、1:1から10:1の
範囲内で設定されるが、好ましくは、3:1から7:1
の範囲内であり、5:1が最適である。
【0017】請求項4記載の発明は、請求項1乃至請求
項3のいずれかに記載の発明の構成に加えて、前記第1
位置決め手段は、裏面が前記プーリーの外周面に沿うと
共に、表面が前記円弧状部分の外周面に沿うように、前
記円弧状部分と前記プーリーとに対して略8の字状に巻
き付けられ、前記プーリーの回動により、前記ロータリ
ーステージを回動させるベルトを備えるロータリー・ポ
ジショニング・ステージである。
【0018】第1位置決め手段は、モーター等の駆動源
から発生した駆動力を、プーリーと円弧状部分に巻き付
けられたベルトを介してロータリーステージの円弧状部
分に伝達する。ベルトは、プーリーと円弧状部分に対し
て略8の字状に巻き付けられているため、プーリーは、
円弧状部分に巻き付けられているベルトを巻き取ること
で、ロータリーステージを回動させる。即ち、プーリー
が回動すると、予め円弧状部分に巻き付けられていたベ
ルトの一部分が放出され、プーリーに巻き取られる。ま
た、予めプーリーに巻き付けられていたベルトの一部分
が放出されて、円弧状部分に巻き取られる。このよう
に、プーリーと円弧状部分との間で、相互にベルトを巻
き取ることで、ロータリーステージを回動させる。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態を図面に基づい
て説明する。図1に示すように、ロータリー・ポジショ
ニング・ステージ1は、ロータリー・ステージ2と、第
1位置決め手段3と、第2位置決め手段4と、角度検出手
段41(図2(b)参照)と、図示されない制御部(制
御手段)と、を備えており、第1位置決め手段3及び第2
位置決め手段4によりロータリー・ステージ2を回動さ
せてワーク5をディスク6の所定の位置に位置決めする
ようになっている。
【0020】 ロータリー・ステージ2は、セグメント
ドラム7と、図2(b)に示すように、セグメントドラム
7を回転自在に支持する回転軸10とを有している。
【0021】セグメントドラム7は、セグメントドラム
7は、図2(a)に示すように、円弧状部分7aを備えてお
り、プーリー12、ベルト13を介して駆動力が伝達さ
れるようになっている。円弧状部分7aは、内径が回転
軸10の中心軸上から半径R1で、外径が回転軸10の
中心軸上から半径R2で、中心の角度αで規定される円
弧に形成され、セグメントドラム7の上面11bからの
高さがLとなるように形成されている。半径R1、R2、
高さLは、25mmから100mmの範囲で形成され、
中心の角度αは、40度以上に形成される。円弧状部分
7aの外周の円弧の長さは、外径R2と中心の角度αとに
より規定されるが、ディスク6の大きさやアーム8の長
さ等との関係で所定の長さに形成される。
【0022】セグメントドラム7の上面7bには、アー
ム8を介してワーク5を支持するカートリッジ9が着脱可
能に設けられている。
【0023】回転軸10は、図2(b)に示すように、
ベースプレート11に挿入されており、ベアリング2
3、24により支持されている。回転軸10とセグメン
トドラム7とは、ボルト25により固定されている。
【0024】第1位置決め手段3は、図1、図2(a)
及び図2(b)に示すように、プーリー12と、ベルト
13と、マイクロステージ14とを有しており、プーリ
ー12の回動によりベルト13を介して回転軸10を中
心としてセグメントドラム7を回動させてワーク5をデ
ィスク6上の所定の位置に位置決めするようになってい
る。
【0025】マイクロステージ14は、板状に形成され
ており、ベースプレート11に設けられたガイドウェイ
15に沿ってスライドするように、ベースプレート11
に設けられている。マイクロステージ14の上面には、
マイクロステージ14をスライドさせるピエゾアクチュ
エーター16の可動部16aと接続される接続部14a
と、マイクロステージ17を元の位置に戻すディスクス
プリング20と接続される接続部14bとが設けられて
いる。
【0026】プーリー12は、プーリー12の外周面が
セグメントドラム7の円弧状部分7aの外周面とベルト
13を介して接するように、マイクロステージ14の上
部に配設されている。このプーリー12には、マイクロ
ステージ14に搭載されたウルトラソニックモーター1
7が接続されている。
【0027】ここで、円弧状部分7aとプーリー12に
より構成される減速機構について説明する。円弧状部分
7aの半径R2(回転軸10から円弧状部分7aまでの長
さ)とプーリー12の半径との比は、減速比を表すた
め、円弧状部分7aの半径R2を、プーリー12の半径よ
り大きくなるように形成すると、円弧状部分7aとプー
リー12とにより減速機構が構成される。減速比は、
1:1から10:1の範囲内で設定されるが、好ましく
は、3:1から7:1の範囲内であり、5:1が最適で
ある。このように、円弧状部分7aとプーリーが、減速
機構を構成する場合、プーリー12にかかるムービング
・マスの負荷イナーシャは、減速比の2乗になるので、
減速比が5:1の場合、ムービング・マスの負荷イナー
シャは、25分の1になる。このように、減速比を調整
して円弧状部分7aとプーリー12とを形成することに
より、プーリー12にかかるムービング・マスの大幅な
低減が可能になる。
【0028】円弧状部分7aの半径R2は、25mmから
100mmの範囲で形成されるため、プーリー12の半
径を5mmから20mmの範囲で形成すると、減速比が
1:1から10:1の範囲内になるように減速機構を構
成できる。
【0029】プーリー12と円弧状部分7aには、ベル
ト13が巻き付けられており、プーリー12の回動によ
りベルト13を介してウルトラソニックモーター17の
駆動力が円弧状部分7aに伝達されるようになってい
る。
【0030】ベルト13は、図3(a)に示すように、
第1帯状部分13aと、第2帯状部分13bと、固定代13c
とを有し、それらが一体的にステンレスで形成されてい
る。第1帯状部分13aと、第2帯状部分13bは、ベルト
13をプーリー12と円弧状部分7aに巻き付けたとき
に、プーリー12と円弧状部分7aの接触点で互いに重
ならないように、互いに固定代13cの対角線上に配置
されている。また、切欠き部13d、13eと、固定代1
3cの端部13f、13gは、角を落としてR部を有するよ
うに形成されている。このように、角を落とすことによ
り、ベルト13に亀裂が入るのを防止して、ベルト13
の強度を向上させることができる。
【0031】このベルト13は、ベルト13の裏面(図
3(a)の紙面裏側)がプーリー12の外周面に沿うと
共に、ベルト13の表面(図3(a)の紙面表側)が円
弧状部分7aの外周面に沿うように、円弧状部分7aとプ
ーリー12とに対して略8の字状に巻き付けられてい
る。即ち、ベルト13は、プーリー12と円弧状部分7
aとの接触点で第1帯状部分13aと第2帯状部分13bが対
向する(すれ違う)ように、プーリー12と円弧状部分
7aとの外周に沿って巻き付けられている。
【0032】図2(a)に示すように、固定代5cとプー
リー12は、ボルト18で固定され、第1帯状部分13a
及び第2帯状部分13bの長手方向の端部と円弧状部分7a
の端部も固定部材19で固定されている。
【0033】このように、ベルト13は、プーリー12
の回動によりセグメントドラム7を回転軸10を中心と
して回動させるように、円弧状部分7aとプーリー12
に略8の字状に巻き付けられると共に、円弧状部分7a
とプーリー12に固定されている。
【0034】第2位置決め手段4は、ピエゾアクチュエ
ーター16と、ベースプレート11と、ディスクスプリ
ング20とを有しており、マイクロステージ14を直線
的に微動させることにより、セグメントドラム7を極微
小だけ回動させてワーク5をディスク6上に高精度に位
置決めするようになっている。なお、図1では、接続部
14b、ディスクスプリング20、支持体20aが省略さ
れている。
【0035】ベースプレート11は、図2(b)に示す
ように、上面には、セグメントドラム7とマイクロステ
ージ14を支持するように形成され、下面には、エンコ
ーダーセンサ21とエンコーダーブロック支持板22を
支持するように形成されている。
【0036】ベースプレート11には、図2(a)に示
すように、マイクロステージ14がスライド可能になる
ようにガイドウェイ15が設けられている。このガイド
ウェイ15は、マイクロステージ14が、円弧状部分7
aとプーリー12との接触点における接線方向にスライ
ドするように、ベースプレート11の幅方向に設けられ
ている。
【0037】ピエゾアクチュエーター16は、マイクロ
ステージ14を微動させるように、ベースプレート11
の上面に設けられている。ピエゾアクチュエーター16
は、可動部16aがマイクロステージ14に設けられた
接続部14aと固定されており、この可動部16aを進退
させることによって、接続部14aを介してマイクロス
テージ14を、直線的に微動させるようになっている。
【0038】ディスクスプリング20の支持体20a
は、図2(a)に示すように、ベースプレート11の上
面の、ピエゾアクチュエーター16に対向する位置に配
設されている。ディスクスプリング20は、支持体20
aとマイクロステージ14に設けられた接続部14bとに
連結されており、ばねの反発力によりマイクロステージ
14を元の位置に戻すようになっている。
【0039】ピエゾアクチュエーター16によるマイク
ロステージ14の微動量が5μm以下であれば、マイク
ロステージ14の直線運動とセグメントドラム7の回転
運動との幾何学的誤差は0.5nm以下となり、微動量に
対して1000分の1以下となるため無視できるほど小
さくなる。このため、ピエゾアクチュエーター16によ
るマイクロステージ14の直線運動は、マイクロステー
ジ14に設けられたプーリー12とベルト13と円弧状
部分7aを介してセグメントドラム7の回転運動に変換
される。
【0040】このように、第2位置決め手段4は、円弧
状部分7aとプーリー12との接触点における接線方向
にマイクロステージ14を直線的に微動させることによ
って、セグメントドラム7を極微小だけ回動させ、ワー
ク5をディスク6上に高精度に位置決めするようになっ
ている。
【0041】角度検出手段41は、エンコーダーブロッ
ク支持板22と、エンコーダーブロック27と、エンコ
ーダーディスク26と、エンコーダーセンサ21とを有
しており、ロータリー・ステージの回動角度を検出する
ようになっている。
【0042】エンコーダーブロック支持板22は、ボル
ト25により回転軸10の下面に固定されている。この
ように、回転軸10の下面には、エンコーダーブロック
支持板22が固定され、回転軸10の上面には、セグメ
ントドラム7が固定されているため、セグメントドラム
7が回動すると、その回動量が回転軸10を介してエン
コーダーブロック支持板22に伝えられ、エンコーダー
ブロック支持板22は、セグメントドラム7の回動量と
同等の回動量だけ回動する。
【0043】エンコーダーブロック支持板22には、エ
ンコーダーディスク26を支持するエンコーダーブロッ
ク27が設けられており、エンコーダーブロック支持板
22の回動によりエンコーダーブロック支持板22とエ
ンコーダーブロック27とエンコーダーディスク26と
が一体となって回動するようになっている。
【0044】エンコーダーセンサ21は、エンコーダー
ディスクの回動角度を検出できるように、ベースプレー
ト11の下面に設けられている。エンコーダーセンサ2
1は、図示されない制御部と接続されており、検出した
回動角度を出力するようになっている。
【0045】制御部は、エンコーダーセンサ21から出
力された回動角度と予め設定された目標角度(目標値)
とを比較し、その偏差に基づいてウルトラソニックモー
ター17と、ピエゾアクチュエーター16とを制御する
ようになっている。
【0046】上記の構成に基づいて、ロータリー・ポジ
ショニング・ステージ1の動作を図1及び図2を参照し
つつ説明する。
【0047】第1位置決め手段3は、ウルトラソニック
モーター17の駆動力を、プーリー12、ベルト13を
介してセグメントドラム7の円弧状部分7aに伝達す
る。ベルト13がプーリー12と円弧状部分7aに対し
て略8の字状に巻き付けられているため、プーリー12
は、円弧状部分7aに巻き付けられているベルト13を
巻き取ることで、ロータリー・ステージ2を回動させ、
ワーク5をディスク6上の所定位置に高速で位置決めす
る。
【0048】第2位置決め手段4は、ピエゾアクチュエ
ーター16により可動部16a、接続部14aを介してマ
イクロステージ14を円弧状部分7aとプーリー12と
の接触点における接線方向に直線的に微動させる。マイ
クロステージ14にはプーリー12が設けられているた
め、 ピエゾアクチュエーター16がマイクロステージ1
4を接線方向に直線的に微動させると、プーリー12、
ベルト13、円弧状部分7aを介してセグメントドラム
7が極微小だけ回動する。このように、第2位置決め手
段4は、ピエゾアクチュエーター16によるマイクロス
テージ14の直線運動を、マイクロステージ14に設け
られたプーリー12とベルト13と円弧状部分7aを介
してセグメントドラム7の回転運動に変換することによ
って、ロータリー・ステージ2を極微小だけ回動させ
て、ワーク5をディスク6上で高精度に位置決めする。
【0049】次に、ロータリー・ポジショニング・ステ
ージ1の動作について、図1に示すワーク5の位置をデ
ィスク6の径方向(矢印aの方向)に移動させ所定の位
置に高速かつ高精度で位置決めする場合を例に説明す
る。
【0050】図1に示すように、ウルトラソニックモー
ター17によりプーリー12を矢印bの方向(左回り)
に回動させると、予め円弧状部分7aに巻き付けられて
いた第1帯状部分13aの一部が、プーリー12に巻き取
られる。また、予めプーリー12に巻き付けられていた
第2帯状部分13bの一部が放出されて、円弧状部分7aに
巻き取られる。第1帯状部分13aと第2帯状部分13bの端
部は、円弧状部分7aの端部に固定されているため、第
1帯状部分13aの一部が、プーリー12に巻き取られる
と、円弧状部分7aが第1帯状部分13aに引っ張られ、セ
グメントドラム7は、回転軸10を中心として矢印cの
方向(右回り)に回動する。このように、プーリー12
を矢印bの方向に回動させると、ベルト13、円弧状部
分7aを介してセグメントドラム7が矢印c方向に回動す
るため、ワーク5は、ディスク6上を矢印aの方向に移
動し、所定の位置に高速で位置決めされる。
【0051】次に、ピエゾアクチュエーター16の可動
部16aを、退出させて矢印dの方向に接続部14aを介
してマイクロステージ14を直線的に5μm微動させ
る。マイクロステージ14には、プーリー12が接続さ
れたウルトラソニックモーター17が搭載されているた
め、マイクロステージ14が矢印dの方向に直線的に5
μm微動すると、プーリー12も矢印d方向(円弧状部
分7aとプーリー12との接触点における接線方向)に
直線的に5μm微動する。
【0052】このように、プーリー12を矢印dの方向
に直線的に5μm微動させることは、プーリー12を矢
印bの方向に極微小量だけ回動させることと等しい。即
ち、ベルト13が巻かれたプーリー12を矢印dの方向
に直線的に5μm微動させると、円弧状部分7aが第1
帯状部分13aに引っ張られるため、セグメントドラム7
は、極微小量だけ矢印cの方向に回動するからである。
【0053】プーリー12が矢印dの方向に直線的に微
動すると、ベルト13、円弧状部分7aを介してセグメ
ントドラム7が矢印c方向に回動するため、ワーク5
は、矢印aの方向に微動する。即ち、プーリー12を搭
載したマイクロステージ14を矢印dの方向に直線的に
5μm微動させることにより、極微小量の直線運動を極
微小量の回転運動に変換することができるため、ワーク
5はディスク6上を矢印aの方向に微動し、所定位置に
高精度で位置決めされる。
【0054】尚、極微小量の直線運動を極微小量の回転
運動に変換できるのは、プーリー12を搭載したマイク
ロステージ14の直線方向の微動量が、5μm以下の範
囲であれば、マイクロステージ14の直線運動とセグメ
ントドラム7の回転運動との幾何学的誤差は0.5nm以
下となり、無視できるほど小さくなるためである。
【0055】以上説明したように、ロータリー・ポジシ
ョニング・ステージ1は、まず、分解能の低いウルトラ
ソニックモーター17を利用してプーリー12、ベルト
13、円弧状部分7aを介してセグメントドラム7を高
速で回動させ、ワーク5を高速で所定の位置に位置決め
する。次に、分解能の高いピエゾアクチュエーター16
を利用してプーリー12、ベルト13、円弧状部分7a
を介してセグメントドラム7を極微小量だけ回動させ、
ワーク5を高精度で所定の位置に位置決めする。このよ
うに、本実施形態に係るロータリー・ポジショニング・
ステージ1は、分解能の低いアクチュエーターと分解能
の高いアクチュエーターを目的に応じて使い分けること
ができる構成であるため、ワーク5をディスク6上の所
定位置に高速かつ高精度で位置決めできる。
【0056】本実施形態に係るロータリー・ポジショニ
ング・ステージ1は、スピンスタンドやハードディスク
ドライブや光ディスクや半導体や電子顕微鏡等の、精密
な位置決めを要する装置や機器に対して効果的に利用で
きる。
【0057】本実施形態では、円弧状部分7aの半径R
1、R2、高さLは、25mmから100mmの範囲で形
成され、中心の角度αは、40度以上で形成されるとし
て説明したが、円弧状部分の寸法は、この寸法に限定さ
れるものではない。また、プーリー12の半径を5mm
から20mmの範囲で形成するとして説明したが、プー
リー12の寸法は、この寸法に限定されるものではな
い。
【0058】本実施形態では、ロータリー・ステージ2
を構成するセグメントドラム7は、内径が回転軸10の
中心軸上から半径R1で、外径が回転軸10の中心軸上
から半径R2で、中心の角度αで規定される円弧状部分
7aを備えているとして説明したが、ロータリー・ステ
ージ2は、少なくとも円弧状に形成される部分を備えて
いれば良いため、例えば、セグメントドラム7が所定の
厚みを有する円盤状に形成されていてもよい。
【0059】本実施形態では、ベルト13は、図3
(a)に示すように、第1帯状部分13aと、第2帯状部分
13bと、固定代13cとを有し、それらが一体的にステン
レスで形成されているとして説明したが、ベルト13の
形状や材質は、これに限定されるものではない。従っ
て、図3(b)に示すように、第1帯状部分13aと、第2
帯状部分13bと、第3帯状部分13hと、固定代13cと
を有し、それらが一体的に形成されている形状でもよ
い。この場合、図3(b)に示すベルト13は、ベルト
13をプーリー12と円弧状部分7aに略8の字状に巻
き付けたときに、第1帯状部分13a及び第2帯状部分13b
と第3帯状部分13hとがプーリー12と円弧状部分7a
の接触点で互いに重ならないように形成される。
【0060】また、ベルト13は、一本に限定されるも
のではなく、図3(c)に示すように、2本でもよい。
この場合、第1ベルト13jの裏面がプーリー12の外
周面に沿うと共に、第1ベルト13jの表面が円弧状部
分7aの外周面に沿うように、円弧状部分7aとプーリー
12とに巻き付けられ、第2ベルト13kの裏面がプー
リー12の外周面に沿うと共に、第2ベルト13kの表
面が円弧状部分7aの外周面に沿うように、円弧状部分
7aとプーリー12とに巻き付けられる。即ち、第1ベ
ルト13jと第2ベルト13kは、プーリー12と円弧状
部分7aとの接触点で互いに対向する(すれ違う)よう
に、プーリー12と円弧状部分7aとの外周に沿って巻
き付けられる。
【0061】ベルト13の巻き付け方として、互いに接
触状態にあるプーリー12と円弧状部分7aとの外周
が、数字の8の字の形の一部を構成するため、略8の字
状という表現を用いて説明したが、略8の字状とは、プ
ーリー12と円弧状部分7aとの接触点で第1帯状部分1
3aと第2帯状部分13bが対向する(すれ違う)ように、
プーリー12と円弧状部分7aとの外周又は外周の一部
に沿って巻き付けられていることを意味する。従って、
本実施形態では、セグメントドラム7の一部に円弧状部
分7aが形成されているが、セグメントドラム7の形状
が円盤状の場合には、プーリー12とセグメントドラム
7の円弧状部分7aの外周は、数字の8の字の形を構成
するため、略8の字状の概念には、プーリー12と円弧
状部分7aとの外周に沿って8の字状に巻き付けられた
場合も含まれる。
【0062】本実施形態では、第1位置決め手段3は、
ベルト13を介して円弧状部分7aに駆動力を伝達する
機構として説明したが、本発明に係るロータリー・ポジ
ショニング・ステージ1の第1位置決め手段3は、これ
に限定されるものではない。従って、ベルト13を介し
てではなく、プーリー12と円弧状部分7aの摩擦力を
利用して直接プーリー12から円弧状部分7aに駆動力
を伝達する機構としても良い。この場合、円弧状部分7
aの高さLは、プーリー12との接触面を確保できる長さ
に形成される。
【0063】また、第1位置決め手段3は、ベルト13
を介してではなく、ピアノスクウェアのように、円弧状
部分7aに接する第1プーリーと、第1プーリーに接す
る第2プーリーを設け、第2プーリーを回動させること
によって、第1プーリーを介してセグメントドラム7を
回動させる構成でもよい。
【0064】本実施形態では、ウルトラソニックモータ
ー17がマイクロステージ14に設けられているため、
マイクロステージ14の微動に伴ない、ウルトラソニッ
クモーター17も微動するとして説明したが、本発明に
係るロータリー・ポジショニング・ステージ1の第1位
置決め手段3は、ウルトラソニックモーター17を含む
概念ではないため、必ずしもウルトラソニックモーター
17がマイクロステージ14に設けられている構成に限
定されるものではない。このため、第2位置決め手段4
は、必ずしもウルトラソニックモーター17を微動させ
る必要はなく、円弧状部分7aと接触するプーリー12
を微動させる構成であれば良い。
【0065】本実施形態では、プーリー12に分解能の
低いウルトラソニックモーター17が接続され、マイク
ロステージ14の微動には、分解能の高いピエゾアクチ
ュエーター16が使用されるとして説明したが、プーリ
ー12に接続されるモーターはウルトラソニックモータ
ー17に限定されるものではなく、また、マイクロステ
ージ14を微動させるアクチュエーターもピエゾアクチ
ュエーター16に限定されるものではない。従って、ピ
エゾアクチュエーター16にかえて、リニアモーターを
用いてもよい。
【実施例】
【0066】次に、図1及び図2で説明したロータリー
・ポジショニング・ステージ1をスピンスタンドに使用
した場合を実施例として説明する。尚、ロータリー・ポ
ジショニング・ステージ1については、セグメントドラ
ム7と、プーリー12を以下のように構成した。
【0067】円弧状部分7aの外径R2を60mm 中心の角度αを40度 プーリー12の半径を12mmとした。
【0068】スピンスタンド31は、ワーク5の特性、
例えば、ワーク5の形状等を検査するR/Wテストを行う
ドライブ装置であり、図4及び図5に示すように、ロー
タリー・ポジショニング・ステージ1を移動させるキャ
リアステージ32と、ディスク6を支持するスピンドル
40とを有し、ディスク6に対してワーク5を位置決め
するようになっている。
【0069】キャリアステージ32の上面には、ベース
プレート11が設けられており、キャリアステージ32
は、シリンダー支持板33上をスライドして、ロータリ
・ポジショニング・ステージ1をディスク6の方向へ移
動させるようになっている。
【0070】シリンダー支持板33は、基盤34の上面
に固定され、シリンダー支持板33の下面には、基盤3
4内に収納されたシリンダー35が固定されている。こ
のシリンダー35から伸びるピストン36とキャリアス
テージ32は、連結部材37により連結されている。ま
た、シリンダー支持板33には、キャリアステージ32
の移動量を検出するエンコーダーセンサ38と、キャリ
アステージ32のスライドを止めるストッパー39が設
けられている。
【0071】スピンドル40は、基盤34に支持されて
おり、ディスク6を回転可能に支持するようになってい
る。
【0072】次に、上記の構成に基づいて、スピンスタ
ンド31の動作を説明する。スピンスタンド31は、ピ
ストン36を伸ばしてキャリアステージ32をディスク
6の方向へスライドさせる。キャリアステージ32が所
定の位置まで移動し、ワーク5をディスク6上の所定の
位置に位置決めすると、次に、ロータリーポジショニン
グ・ステージ1がロータリー・ステージ2を回動させて
ワーク5をディスク6上の所定の位置に高速かつ高精度
に位置決めする。その後、ワーク5の所定位置での計測
が行われる。計測が行われると、ロータリー・ポジショ
ニング・ステージ1は、再度、ワーク5を次の計測点ま
で移動させ、その位置に位置決めする。このように、デ
ィスク6上の複数の計測点において、ワーク5の位置決
めと、計測が順次行われる。
【0073】
【発明の効果】請求項1又は請求項2記載の発明は、従
来のロータリー・ポジショニング・ステージに比べて、
機械的剛性が高くなるため、ロータリー・ポジショニン
グ・ステージに生じる機械的振動が速く収束する。この
ため、settling timeが短くなり、ロータリーステージ
に装着されたワークを高速で位置決めすることができる
という効果を奏する。また、第1位置決め手段と、第2
位置決め手段とを別個のアクチュエーターにより動作さ
せているため、第2位置決め手段に、分解能の高いアク
チュエーターを使用することができる。これにより、ロ
ータリー・ステージに装着されたワークを高速かつ高精
度で位置決めできるという効果を奏する。
【0074】なお、本発明におけるロータリー・ポジシ
ョニング・ステージの機械的剛性が高くなるのは、第1
位置決め手段及び第2位置決め手段がともに、一つのロ
ータリー・ステージを回動させることによりワークを位
置決めする手段であるからである。これに対して、従来
のロータリーポジショニングステージは、粗動用ステー
ジと、微動用ステージの2つの異なるステージを必要と
する2重構造であったため、機械的剛性が低くなってい
る。
【0075】 請求項3記載の発明は、請求項1又は請
求項2記載の発明の効果に加えて、円弧状部分とプーリ
ーとによる減速比を、調節することにより、ムービング
・マスの大幅な低減が可能になるため、ロータリー・ポ
ジショニング・ステージに生じる振動を低減できるた
め、settling timeが短くなり、ロータリー・ステージ
に装着されたワークを高速で位置決めできるという効果
を奏する。また、ムービング・マスの大幅な低減が可能
になるため、ムービング・マスの大きい磁気ヘッドテス
ターのスピンスタンドに対して有効に利用できるという
効果を奏する。
【0076】 請求項4記載の発明は、請求項3記載の
発明の効果に加えて、プーリーに巻き付けられたベルト
を円弧状部分に固定することによって、第1位置決め手
段の駆動力をより正確にロータリー・ステージに伝達す
ることができる。このため、ロータリー・ステージに装
着されたワークをより一層高精度に位置決めできるとい
う効果を奏する。
【0077】実施の形態から把握できる請求項記載以外
の発明について、以下にその効果と共に記載する。
【0078】請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の
ロータリー・ポジショニング・ステージは、ロータリー
・ステージの回動角度を検出する角度検出手段と、前記
回動角度と目標値との偏差に基づいて、前記第1位置決
め手段及び/又は前記第2位置決め手段の駆動源を制御
する制御手段と、を備えるロータリー・ポジショニング
・ステージである。
【0079】制御手段は、角度検出手段により検出した
回動角度と目標値との偏差に基づいて、第1位置決め手
段及び/又は第2位置決め手段の駆動源を制御するた
め、フィードバック制御が可能になり、請求項1乃至請
求項4のいずれかに記載の発明の効果に加えて、より一
層高速かつ高精度の位置決めが可能になるという効果を
奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るロータリー・ポジショ
ニング・ステージの概略説明図
【図2】本発明の実施形態に係るロータリー・ポジショ
ニング・ステージの説明図
【図3】ベルトの形態の説明図
【図4】スピンスタンドの説明図
【図5】スピンスタンドの説明図
【符号の説明】
1 ロータリー・ポジショニング・ステージ 2 ロータリー・ステージ 3 第1位置決め手段 4 第2位置決め手段 5 ワーク 7a 円弧状部分 10 回転軸 11 ベースプレート 12 プーリー 13 ベルト 14 マイクロステージ 16 ピエゾアクチュエーター 21 エンコーダーセンサ 26 エンコーダーディスク

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転軸にて回転自在に支持され、前記回転
    軸に対して円弧を形成する円弧状部分を備え、ワークを
    装着可能なロータリー・ステージと、前記円弧状部分に
    接するプーリーを備え、前記プーリーを介して前記ロー
    タリー・ステージを回動させて、前記ワークを位置決め
    する第1位置決め手段と、前記円弧状部分と前記プーリ
    ーとの接触点における接線方向に前記第1位置決め手段
    を直線的に微動させて、前記ワークを位置決めする第2
    位置決め手段と、を備えたロータリー・ポジショニング
    ・ステージ。
  2. 【請求項2】前記円弧は、前記回転軸から前記円弧状部
    分までの長さが25mmから100mmの範囲で形成さ
    れ、中心の角度が40度以上に形成されると共に、前記
    プーリーの半径が5mmから20mmの範囲で形成さ
    れ、前記第2位置決め手段は、5μm以下の範囲で前記
    第1位置決め手段を直線的に移動させることを特徴とす
    る請求項1記載のロータリー・ポジショニング・ステー
    ジ。
  3. 【請求項3】 前記回転軸から前記円弧状部分までの長
    さと前記プーリーの半径との比が、1:1から10:1
    の範囲内で形成されていることを特徴とする請求項1又
    は請求項2記載のロータリー・ポジショニング・ステー
    ジ。
  4. 【請求項4】 前記第1位置決め手段は、裏面が前記プ
    ーリーの外周面に沿うと共に、表面が前記円弧状部分の
    外周面に沿うように、前記円弧状部分と前記プーリーと
    に対して略8の字型に巻き付けられ、前記プーリーの回
    動により、前記ロータリーステージを回動させるベルト
    を備える請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のロー
    タリー・ポジショニング・ステージ。
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