JP2588087B2 - ヘッドの揺角可変キャリッジ機構 - Google Patents

ヘッドの揺角可変キャリッジ機構

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JP2588087B2
JP2588087B2 JP33431891A JP33431891A JP2588087B2 JP 2588087 B2 JP2588087 B2 JP 2588087B2 JP 33431891 A JP33431891 A JP 33431891A JP 33431891 A JP33431891 A JP 33431891A JP 2588087 B2 JP2588087 B2 JP 2588087B2
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勝利 薄田
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  • Supporting Of Heads In Record-Carrier Devices (AREA)
  • Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ヘッドテスターによ
りテストされる磁気ヘッドの、トラックに対する揺角を
任意の角度に可変できるキャリッジ機構に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】磁気ディスク装置に使用される磁気ヘッ
ド(以下単にヘッドという)は、製造段階でヘッドテス
ターにより試験されてその性能が評価される。試験にお
いては、ヘッドはリニアキャリッジ機構によりテストデ
ィスクのテストトラックをシークし、ローディングされ
てテスト信号を読出して行われる。以下これを図2によ
り説明する。図2において、テストディスク1のテスト
トラックTR にはテスト信号が書込まれ、スピンドル2
に装着されて回転する。これに対して、リニアキャリッ
ジ機構4はベース板41にガイドレール42を設け、これに
沿って、図示しない駆動機構によりX方向に移動する移
動子43と、これに固定されたクランプ部44とを有する。
クランプ部44にヘッドアーム3a の基部が着脱自由にク
ランプされ、その先端に取り付けられたヘッド3が、回
転するテストディスク1の表面を半径Rの方向に移動し
てテストトラックTR をシークして停止し、図示しない
ローディング機構によりディスク1に対してローディン
グされる。ここで、ヘッド3の移動方向は半径Rの方向
にリニアであるので、各トラックTR に対してヘッドの
磁極がつねに直交することが特徴である。
【0003】上記のリニアキャリッジ機構4は、上記し
たトラックに対してヘッドの磁極が直交する方式、すな
わちリニア方式の磁気ディスク装置に使用されているも
ので、これに対応してヘッドテスターにおいても、この
キャリッジ機構が用いられている。しかし、最近のコン
パクト化されたHDA(ヘッド・ディスク・アッセンブ
リ)においてはロータリキャリッジ機構が使用される趨
勢である。図3(a) はHDA10におけるロータリキャ
リッジ機構5を示す。ヘッドアーム3a は基部がロータ
リキャリッジ機構5に固定され、その回転軸を中心とし
てヘッド3は半径Pの円弧軌跡Cを移動する。この円弧
軌跡Cのために、ヘッド3の磁極はかならずしもつねに
トラックTR に直交せず、トラックTR の切線に対する
ヘッドのアジマス角の変化、すなわち揺角(yaw角)
がトラックによって変化する。図3(b) はその例を示す
もので、トラックTR の切線をSとし、ヘッド3の磁極
の方向を線分Hとするとき、(イ) はトラックTR が内周
側の場合で揺角θはSに対して反時計方向であるが、
(ロ) の外周側では時計方向であり、その変化の範囲は3
0°に達する場合がある。このような変化の大きい揺角
θに拘らず、HDAのヘッドは性能が発揮できるように
設計、または製作されているが、その試験においても、
ヘッドに対してロータリキャリッジ機構と同一の揺角を
設定することが必要である。このためにヘッドテスター
にロータリキャリッジ機構を設ければ一応問題ないが、
しかしロータリキャリッジ機構はHDAの機種によりそ
の回転半径Pなどが種々に異なるので、それぞれに対応
する機構が必要である。これに対してリニアキャリッジ
機構に必要な機能を付加し、ヘッドの揺角をロータリキ
ャリッジ機構における円弧軌跡の揺角に等しくする考え
がある。
【0004】図4は、前記したX方向のリニアキャリッ
ジ機構4にY方向の移動機構を付加したXYキャリッジ
機構6により、ヘッドに揺角を設定する方法を示す。予
めの計算により、ロータリキャリッジ機構における各ト
ラックに対するヘッドの揺角θと、各トラックに対して
Y方向をなすヘッド3が、この揺角θとなるXY座標と
を求めておき、XY移動機構6によりヘッド3をそれぞ
れのXY座標の位置に移動するものである。図4にそれ
ぞれXY座標に移動してトラックTR1,TR2,TR3に対
する揺角が設定されたヘッド3の例を示す。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のXYキャリッジ
機構6により揺角を設定する方法は、従来のリニアキャ
リッジ機構に単にY移動機構を付加すれば機種にかかわ
らず可能で有効なものである。しかしXY座標の計算
と、XY移動機構の制御がやや繁雑で制御時間が長いな
どの欠点がある。これに対して、角度変換に使用されて
いるゴニオメータに着目すると、ゴニオメータは構造が
簡単で、角度目盛りを直読して角度変換が容易になされ
るもので、繁雑な座標計算や制御を必要せず、これを上
記のリニアキャリッジ機構に付加すれば、ヘッドに対し
て揺角を設定することが可能と考えられる。この発明は
以上に鑑みてなされたもので、従来のリニアキャリッジ
機構にゴニオメータを付加し、ヘッドに対して任意の揺
角を設定し、かつディスクに対してヘッドをローディン
グするキャリッジ機構を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は上記の目的を
達成する揺角可変キャリッジ機構であって、上記のリニ
アキャリッジ機構に対して、互いに摺動接触する円弧面
をそれぞれ有する固定部と回動部よりなり、調整ノブの
回転により回動部が円弧面の中心を回転軸として任意の
角度回動するゴニオメータを付加する。ゴニオメータの
固定部をリニアキャリッジ機構の移動部に固定し、回動
部に補助ベース板を固定し、これにヘッドを回動部の回
転軸に一致させてヘッドアームの基部をクランプするク
ランプ機構と、ヘッドアームを押圧して上昇する駆動ピ
ンを有するローディング機構とを搭載して構成される。
【0007】
【作用】上記のキャリッジ機構においては、リニアキャ
リッジ機構の移動部に固定されているゴニオメータは、
リニアキャリッジ機構の移動によりX方向に移動し、こ
れとともにゴニオメータの回動部に固定された補助ベー
ス板と、これに搭載されたクランプ機構およびローディ
ング機構が一体となってディスクの半径方向に移動す
る。一方、ゴニオメータの回動部はその円弧面の中心を
回転軸として任意の角度回動し、その回転軸に一致して
クランプされたヘッドは、調整ノブの回転によりその方
向、すなわち揺角が任意に変化する。予め計算などによ
り、ロータリキャリッジ機構における各トラックの半径
に対するヘッドの揺角を求めておき、試験においては、
リニアキャリッジ機構によりヘッドをテストディスクの
半径方向に移動して所定のテストトラックをシークし、
調整ノブを回転し、ヘッドに対して予め求められた揺角
を設定する。ついでヘッドアームはローディング機構の
駆動ピンに押圧されて上昇し、テストディスクに対して
ローディングされる。
【0008】
【実施例】図1はこの発明の一実施例を示し、揺角可変
キャリッジ機構7は、ベース板71に固定されたガイドレ
ール721 と第1のモータ(M1)722 、および第1のモー
タの回転軸に結合されたボールねじ723 と、その回転に
よりガイドレールに沿ってX方向に移動する移動部724
よりなるリニアキャリッジ機構72が設けられる。移動部
724 に対して取り付け具73によりゴニオメータ74の固定
部741 を固定し、その回動部741 は調整ノブ743 の回転
により、半径Qの円弧面Mがその中心Oを回転軸として
回動する。固定部741 と回動部742 のそれぞれの円弧面
Mには、回転角度を示すバーニヤ付きの角度目盛りが表
示されている。次に、回動部742 に補助ベース板75を固
定し、これにクランプ機構76とローディング機構77を搭
載する。クランプ機構76には、ヘッド3を中心Oに一致
してヘッドアーム3aの基部がクランプされる。また、
ローディング機構77は一端に駆動ピン771 を有し、他端
にカムローラー772 を有するローディングアーム773 を
軸受け774 により軸支し、カムローラーを回転する第2
のモータ(M2)775 とにより構成される。
【0009】上記のキャリッジ機構7の動作を説明する
と、まず、上記のようにヘッド3を中心Oに一致させて
ヘッドアーム3a の基部がクランプ機構76にクランプさ
れる。第1のモータ722 を回転すると、リニアキャリッ
ジ機構72の移動部724 と、これに固定されたゴニオメー
タ74、および補助ベース板75に搭載されたクランプ機構
76およびローディング機構77が一体となってX方向に移
動する。この移動によりヘッド3は、回転するテストデ
ィスク1の所定のテストトラックTR をシークして停止
する。ついで、角度目盛りを参照して調整ノブ743 を回
転し、ヘッド3の方向を、予め求めてあるそのトラック
に対する揺角に一致させて設定する。設定の後、第2の
モータ775 によりカムローラー772を回転するとローデ
ィングアーム773 が回動し、駆動ピン771 が上昇してヘ
ッドアーム3a を押上げてヘッドがディスク1にローデ
ィングされる。
【0010】
【発明の効果】以上の説明のとおり、この発明による揺
角可変キャリッジ機構においては、リニアキャリッジ機
構の移動部を移動することによりヘッドがテストトラッ
クをシークし、ゴニオメータの調整ノブの回転によりヘ
ッドの方向を、予め求められている各トラックに対する
揺角に一致させてヘッドに対する揺角が設定され、ロー
ディング機構によりヘッドをローディングするもので、
繁雑な座標計算や制御を必要とせず、短時間で容易にヘ
ッドが所定の揺角に設定され、ロータリキャリッジ機構
と同一のテスト条件によりヘッドテストがなされ、その
信頼性の向上に寄与するところには大きいものがある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明によるヘッドの揺角可変キャリッジ
機構の一実施例を示す。
【図2】 リニアキャリッジ機構の概略構成図を示す。
【図3】 (a) はHDAにおけるロータリキャリッジ機
構を、(b)はトラックに対するヘッドの揺角の例をそれ
ぞれ示す。
【図4】 XYキャリッジ機構により、ヘッドに揺角を
設定する方法の説明図である。
【符号の説明】
1…テストディスク、ディスク、2…スピンドル、3…
磁気ヘッド、ヘッド、3a …ヘッドアーム、4…リニア
キャリッジ機構、41…ベース板、42…ガイドレール、43
…移動部、5…ロータリキャリッジ機構、6…XYキャ
リッジ機構、7…この発明のヘッドの揺角可変キャリッ
ジ機構、71…ベース板、72…リニアキャリッジ機構、72
1 …ガイドレール、722 …第1のモータ(M1) 723 …ボールねじ、724 …移動部、73…取り付け具、74
…ゴニオメータ、741 …固定部、742 …回動部、743 …
調整ノブ、75…補助ベース板、76…クランプ機構、77…
ローディング機構、771 …駆動ピン、772 …カムローラ
ー、773 …ローディングアーム、774 …軸受け、775 …
第2のモータ(M2)。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検査の磁気ヘッドをテストディスクの
    半径方向に移動して停止するリニアキャリッジ機構と、
    該停止した磁気ヘッドを該テストディスクにローディン
    グするローディング機構とよりなるヘッドテスターにお
    いて、該リニアキャリッジ機構に対して、互いに摺動接
    触する円弧面をそれぞれ有する固定部と回動部よりな
    り、調整ノブの回転により該回動部が該円弧面の中心を
    回転軸として任意の角度回動するゴニオメータを付加
    し、該ゴニオメータの固定部を前記リニアキャリッジ機
    構の移動部に固定し、該回動部に固定して設けた補助ベ
    ース板に、前記磁気ヘッドを前記回動部の回転軸に一致
    させて該磁気ヘッドのヘッドアームの基部をクランプす
    るクランプ機構と、該ヘッドアームを押圧して上昇する
    駆動ピンを有する前記ローディング機構とを搭載して構
    成されたことを特徴とする、ヘッドの揺角可変キャリッ
    ジ機構。
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