JP2002133605A - 磁気記録データのデータ復調方法及び復調装置 - Google Patents
磁気記録データのデータ復調方法及び復調装置Info
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- JP2002133605A JP2002133605A JP2000324439A JP2000324439A JP2002133605A JP 2002133605 A JP2002133605 A JP 2002133605A JP 2000324439 A JP2000324439 A JP 2000324439A JP 2000324439 A JP2000324439 A JP 2000324439A JP 2002133605 A JP2002133605 A JP 2002133605A
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Abstract
ことを可能とする。 【解決手段】 A/D変換器14においてデジタル化し
た再生信号を、積分処理ブロック16で積分計算した信
号を採用することにより、検出可能なレベルに増幅して
ピーク検出を行い、磁気カード11等の磁気記録媒体の
通過速度が遅くなって従来では検出不能になった場合に
おいても、良好なピーク検出を行うように構成したも
の。
Description
種磁気記録媒体に書き込まれた磁気記録データの復調を
行う磁気記録データのデータ復調方法及び復調装置に関
する。
取り扱う各種記録再生装置では、例えば図9に示されて
いるように、磁気カード等の磁気記録媒体1に書き込ま
れた2種類の周波数(F,2F)の組合せからなる磁気
記録データ情報(図10(a)参照)を、磁気ヘッド2
によりアナログ信号として再生し、そのアナログ再生信
号を、2系統の増幅器3,3に通した後の信号(図10
(b)参照)のうちの一方側を、コンパレータ4で波形
整形して2値化データ(図10(e)参照)を得るとと
もに、上述したアナログ再生信号の磁気反転位置に生じ
ているピーク位置を、微分回路や積分回路等を備えたピ
ーク検出回路5により検出しておき(図10(c)参
照)、それをコンパレータ6で波形整形して2値化した
ピーク間隔信号(図10(d)参照)に従って、タイミ
ング発生回路7から、上記アナログ再生信号のピーク出
力に対応したレベルのタイミング信号(図10(f)参
照)を発生させ、更にそれを、データ弁別回路又はCP
U8に用いて、隣接するピーク位置どうしの間の時間間
隔を計時し、それによって得た間隔データに基づいて前
記磁気記録データの復調を行うようにしている。
8では、間隔データTに関して基準時間αTを設定して
おき、その基準時間αT内における信号極性の反転の有
無を検出することにより2値判定を行って復調データを
得るようにしている。このようしてデータ復調を行うに
あたっては、特に、マニュアル方式の記録再生装置にお
いて、磁気カード等の磁気記録媒体を手動で搬送させる
ようにした場合の搬送速度の変動に対応し得るように、
例えば図11のようなビット追従方式が従来から提案さ
れている。このものでは、現在復調の対象となっている
ビットの間隔データTk(k=1,2,・・・)に対し
て、その直前の間隔データTk-1 を用いて基準時間αT
k-1(1/2<α<1)を設定し、それらの値の大小比
較を行っている。このビット追従方式によれば、搬送速
度の変動が生じて上記再生信号のビット時間間隔に多少
の変動を生じても、直前のビットから基準信号を算出す
ることによって、誤読の発生が防止される。
ード等の磁気記録媒体の上記磁気ヘッド2に対する通過
速度が急激に遅くなったり停止したりすると、磁気反転
によるアナログ再生信号の変化、すなわちピーク値の大
きさが減少してしまうとともに、上記アナログ再生信号
の変化、すなわち隣接するピーク位置どうしの間の時間
間隔が長くなってしまう。その結果、例えば微分回路で
は、ピーク値が小さいことからピーク検出が不可能にな
ることがあり、また積分回路を用いた場合には、低周波
信号をカットしていることから、時間間隔の長い信号の
ピーク検出ができなくなったり、信号上のノイズが蓄積
されていくことから低周波ノイズが現れ、ピーク検出が
不可能になることがある。
媒体の搬送速度が低下した場合においても、安定的な復
調を行うことができるようにした磁気記録データのデー
タ復調方法及び復調装置を提供することを目的とする。
に請求項1記載の磁気記録データのデータ復調方法で
は、磁気記録媒体に書き込まれた磁気記録データの再生
信号におけるピーク位置を検出し、そのピーク位置どう
しの間の時間間隔を計時して得たピーク間隔データに基
づいて、「0」信号又は「1」信号からなる磁気データ
情報を復調する磁気記録データのデータ復調方法におい
て、上記磁気記録データの再生信号をA/D変換してデ
ジタルデータの再生曲線を求め、その再生曲線を形成す
る上記デジタルデータの積分計算を行うことにより積分
曲線を求め、次いで、上記積分曲線における極大値及び
極小値を用いて当該積分曲線の平均値を表す曲線を求
め、更に、前記積分曲線の値から上記平均値を減算する
ことにより平均積分曲線を求め、その平均積分曲線に基
づいて、前記「0」信号又は「1」信号からなる磁気デ
ータ情報を復調するようにしている。
磁気記録データのデータ復調方法によれば、デジタル化
された再生信号を積分計算した信号を用いていることか
ら、小さいレベルの信号であっても検出可能なレベルと
してピーク検出が行われることとなり、磁気カード等の
磁気記録媒体の通過速度が遅くなって従来では検出不能
になった場合でも良好なピーク検出が行われる。また、
積分計算において低周波の信号を一律にカットすること
なく、積分曲線の平均値に基づいて低周波ノイズのみを
除去するようにしていることから、ピーク間隔が大きく
拡大された場合においてもピーク検出が良好に行われ
る。
タのデータ復調方法では、前記請求項1記載の積分曲線
における極大値及び極小値を用いて、極大側包絡線及び
極小側包絡線をそれぞれ求め、それらの極大側包絡線及
び極小側包絡線を用いることによって、上記積分曲線の
平均値を求めるようにしている。
均値が迅速に算出されることとなり、全体の処理速度が
向上される。
ータ復調方法では、前記請求項1記載の平均積分曲線に
おけるゼロクロス点を、前記デジタルデータの再生信号
におけるピーク位置として検出するようにしている。
を検知するようにすれば、迅速かつ正確に処理が行われ
る。
データ復調装置では、磁気記録媒体に書き込まれた磁気
記録データの再生信号におけるピーク位置を検出し、そ
のピーク位置どうしの間の時間間隔を計時して得たピー
ク間隔データに基づいて、「0」信号又は「1」信号か
らなる磁気データ情報を復調する磁気記録データのデー
タ復調装置において、上記再生信号をA/D変換するこ
とによりデジタル再生信号を出力するA/D変換部と、
該A/D変換部からのデジタル再生信号のデータを加算
して加算波形を生成する加算波形生成部と、該加算波形
生成部の出力から低周波ノイズを除去して積分波形を生
成する積分波形生成部と、該積分波形生成部からの出力
に基づいて上記デジタル再生信号のピーク位置を検出す
るデジタル型ピーク検出部と、を備えている。
磁気記録データのデータ復調装置によれば、デジタル化
された再生信号を積分計算した信号を用いていることか
ら、小さいレベルの信号であっても検出可能なレベルと
してピーク検出が行われることとなり、磁気カード等の
磁気記録媒体の通過速度が遅くなって従来では検出不能
になった場合でも良好なピーク検出が行われる。また、
積分計算において低周波の信号を一律にカットすること
なく、積分曲線の平均値に基づいて低周波ノイズのみを
除去するようにしていることから、ピーク間隔が大きく
拡大された場合においてもピーク検出が良好に行われ
る。
のデータ復調装置では、前記請求項4記載のデジタル再
生信号のレベルを検出し、そのレベルが一定時間にわた
って閾値に満たない範囲に相当するデジタル再生信号を
前記加算波形生成部に送出する変換値レベルチェック部
が設けられている。
囲の信号に関してのみ処理を行うことによって、全体の
ピーク検出時間が短縮化される。
ータ復調装置では、前記請求項4記載のデジタル再生信
号のうちの閾値に満たない範囲の信号に対して、位置情
報又は時間情報を付加する手段を備えている。
ば、アナログ再生信号に基づくピーク検出結果と、デジ
タル再生信号に基づくピーク検出結果との合成が、迅速
かつ正確に行われる。
データ復調装置では、前記請求項4記載のデジタル型ピ
ーク検出部が、前記積分波形生成部からの出力のゼロク
ロス点を検出する手段を備えている。
ク検出を行うようにすれば、迅速かつ正確に処理が行わ
れる。
タのデータ復調装置では、前記請求項4記載のデジタル
再生信号のピーク位置を、微分回路を介して検出する微
分型ピーク検出部を備え、その微分型ピーク検出部と前
記デジタル型ピーク検出部との双方からの信号に基づい
てピーク位置を検出するように構成されている。
型ピーク検出部とを併用すれば、より迅速な処理が可能
となる。
ータ復調装置では、前記請求項8記載のA/D変換部を
介して取り込まれたデジタル再生信号のレベルを検出す
る変換値レベルチェック部と、前記微分型ピーク検出部
から得られるピーク位置検出信号と、前記デジタル型ピ
ーク検出部から得られるピーク位置検出信号とを合成す
る検出結果合成部と、を備え、上記再生信号のレベルが
所定値以上のときは、上記微分型ピーク検出部からのピ
ーク位置検出信号を用い、上記再生信号のレベルが所定
値以下のときは、上記デジタル型ピーク検出部からのピ
ーク位置検出信号を用いるように構成されている。
ピーク検出部とデジタル型ピーク検出部とを切り替えて
使用すれば、より広範囲な信号レベルに対して迅速かつ
高精度な処理が可能となる。
りに用いた場合の実施形態を、図面に基づいて詳細に説
明する。まず、図1に示されているように、磁気記録媒
体としての磁気カード11に書き込まれた磁気記録デー
タ(図10(a)参照)は、磁気ヘッド12によりアナ
ログ信号(AMP信号)として再生され、そのアナログ
再生信号(AMP再生信号)が、図2にも示されている
ように、従来と同様な構成を有する通常のピーク検出回
路13内に配置されたF2F生成回路13a及びF2F
波形判定間隔計測回路13bに用いられて、図3(a)
に示されているようなピーク間隔検出信号(図10
(f)参照)に形成される。
ログ信号(AMP信号)は、A/D変換器14に入力さ
れてA/D変換され、図3(b)に示されているような
デジタルデータ(デジタル再生信号)になされる。この
デジタルデータ(デジタル再生信号;図3(b)参照)
は、上述したピーク間隔検出信号(図3(a)参照)と
関連付けされており、サンプリング間隔ごとに番号が付
され、その番号が、後述する合成時における位置情報又
は時間情報として用いられる。例えば、図3に示されて
いる信号例では、図3(a)のピーク間隔検出信号中に
おける或るピーク間隔値T1に対して、図3(b)のデ
ジタルデータにおけるサンプリング番号(n+3)が関
連付けされ、また、同ピーク間隔検出信号のピーク間隔
値T2に対しては、同デジタルデータにおけるサンプリ
ング番号(n+11)が付されており、それらが位置時
間情報として用いられるようになっている。
力されたデジタルデータ(デジタル再生信号)は、図2
に示された変換値レベルチェック部15に入力され、そ
こに予め設定された閾値と比較される。そして、一定時
間以上にわたって上記閾値を越えるレベルの変換出力が
無かった場合には、その時間範囲内のデジタルデータ
(デジタル再生信号)が、次に述べるような積分処理ブ
ロック16に出力されてピーク検出が行われ、その他の
デジタルデータは廃棄される。そして、上記積分処理ブ
ロック16において得られたピーク間隔検出信号は、図
1に示された検出結果合成部17において、上述したピ
ーク検出回路13からのピーク間隔検出信号と合成され
た上で、次の処理回路に送出される。
成部16a、積分波形生成部16b、及びデジタルピー
ク型ピーク検出部16cを備えており、それらの各部1
6a〜16cにおいて、図4に示されているような積分
処理が行われる。すなわち、同図において、積分処理が
開始されると、まず、上述したような一定時間以上にわ
たって閾値を越えるレベルの変換出力が無かった範囲内
のデジタルデータが、前記A/D変換器14から上記加
算波形生成部16a内に取り込まれ(図4のステップ1
(ST1))、そのデジタルデータから直流成分が除去
される(図4のステップ2(ST2))。
と、まず次の式のように、上記A/D変換14から出力
されてきたデジタル再生信号の中で、n番目に相当する
Anについての加算結果が、サンプル総数Nに基づいて
求められ、その加算結果から直流成分DCが求められ
る。
anが、以下の式によって求められる。
えば図5に示されているようなものとなる。同図におけ
る横軸は、10の乗数をかけるとサンプル数となるもの
である。
加算処理が行われ、デジタル再生信号の加算波形Inが
求められる(図4のステップ3(ST3))。そのとき
の加算処理は、
信号となる。
おいて、上記デジタル再生信号の加算波形Inから、低
周波ノイズを除去した積分波形が算出される(図4のス
テップ4(ST4))。このときには、まず、上記加算
波形Inにおける極大側の包絡線EUn、及び極小側の
包絡線EDnが求められ、それらの各包絡線EUn,E
Dnの平均線EAnが、以下の式により算出される。
形信号となる。
均線EAnから、低周波ノイズを除去した積分波形in
が、
波形信号が得られる。
ゼロクロス点は、元のデジタル再生信号のピーク位置に
対応していることから、上述したデジタル型ピーク検出
部16cにおいて、上記積分波形inのゼロクロス点ど
うしの間のピーク間隔検出信号として出力が行われる
(図4のステップ5(ST5))。
ツキを考慮して、「0」付近におけるノイズの誤差定数
±αが設定され、その誤差定数±αに対し、以下の式に
該当する場合をピーク位置とする。
た積分波形からなるピーク間隔検出信号と、前述した通
常の構成を有するピーク検出回路13からのピーク間隔
検出信号とが合成されて(図4のステップ6(ST
6))、積分処理が終了する。
れた再生信号を積分計算した信号を用いることによっ
て、検出可能なレベルとしてピーク検出が行われるた
め、磁気カード等の磁気記録媒体の通過速度が遅くなっ
て従来では検出不能になった場合でも、良好なピーク検
出が行われる。
低周波の信号を一律にカットすることなく、積分結果の
包絡線などを用いて得た平均値に基づいて、低周波ノイ
ズのみを除去するようにしていることから、特に、ピー
ク間隔が大きく拡大された場合におけるピーク検出が良
好に行われる。
出不可能な範囲のみに関して処理が行われていることか
ら、全体のピーク検出時間の短縮化が図られている。さ
らにまた、積分曲線の包絡線を用いて平均値を算出して
いることから、より迅速な演算処理が可能となり、全体
の処理速度が向上されるようになっている。
ク検出部16cが、積分波形生成部16bからの出力さ
れる平均積分曲線のゼロクロス点を検出してピーク検出
を行っていることから、迅速かつ正確に処理が行われ
る。また、本実施形態では、変換値レベルチェック部1
5において、デジタル再生信号のレベルを検出し、その
レベルが一定時間にわたって閾値に満たない範囲に相当
するデジタル再生信号を加算波形生成部16に送出する
ことによって、従来方式では検出不可能な範囲の信号に
関してのみ処理を行っていることから、全体のピーク検
出時間が一層短縮化されるようになっている。
号のうちの閾値に満たない範囲の信号に対して、位置情
報又は時間情報を付加する手段を備えていることから、
当該位置情報又は時間情報を用いることによって、アナ
ログ再生信号に基づくピーク検出結果と、デジタル再生
信号に基づくピーク検出結果との合成が、迅速かつ正確
に行われる。
施形態を具体的に説明したが、本発明は上記実施形態に
限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で
種々変形可能であるというのはいうまでもない。
再生信号の加算波形Inから低周波ノイズを除去して積
分波形を得る際に用いる加算波形Inの平均線EAn
を、上記加算波形Inの包絡線EUn,EDnを算出し
て求めているが、必ずしも包絡線を求める必要はなく、
例えば、隣接する極大点と極小点との平均値をそれぞれ
求めて平均線を形成するなどのように、多種多様な演算
方式を採用することが可能である。
おけるゼロクロス点をピーク位置として検出している
が、傾きが一番大きい箇所を検出するなどのように、他
の種々の条件によってピーク位置を検出するようにする
こともできる。
を、微分回路を介して検出する微分型ピーク検出部を設
けておき、その微分型ピーク検出部と、上述した実施形
態におけるデジタル型ピーク検出部との双方からの信号
に基づいてピーク位置を検出する構成も採用することが
できる。この場合には、A/D変換部を介して取り込ま
れたデジタル再生信号のレベルを変換値レベルチェック
部において常時監視しておき、再生信号のレベルが所定
値以上のときは、微分型ピーク検出部からのピーク位置
検出信号を用い、再生信号のレベルが所定値以下のとき
は、デジタル型ピーク検出部からのピーク位置検出信号
を用いて、これら微分型ピーク検出部から得られるピー
ク位置検出信号と、前記デジタル型ピーク検出部から得
られるピーク位置検出信号とを、検出結果合成部におい
て合成するように構成することができる。
を、微分回路を備えた微分型ピーク検出部と、デジタル
型ピーク検出部との双方からの信号に基づいてピーク位
置を検出するように構成すれば、より迅速な処理が可能
となり、特に、信号のレベルに対応して微分型ピーク検
出部とデジタル型ピーク検出部とを切り替えて使用すれ
ば、より広範囲な信号レベルに対して迅速かつ高精度な
処理が可能となる。
4にかかる発明は、デジタル化した再生信号を積分計算
した信号を採用することにより、検出可能なレベルとし
てピーク検出を行い、磁気カード等の磁気記録媒体の通
過速度が遅くなって従来では検出不能になった場合にお
いても、良好なピーク検出を行うように構成したもので
あるから、磁気記録媒体の復調を安定的に行わせること
ができ、磁気記録データのデータ復調方法及び復調装置
の信頼性を高めることができる。
発明は、積分計算した結果に対して平均値に基づいて、
低周波ノイズのみを除去することによって、特にピーク
間隔が大きく拡大された場合におけるピーク検出を良好
に行わせるようにしたものであるから、磁気記録媒体の
復調を一層安定的に行わせることができる。
曲線における極大値及び極小値を用いて、極大側包絡線
及び極小側包絡線を用いて、積分曲線の平均値を求める
ようにしていることから、平均値が迅速に算出されるこ
ととなり、上述した効果に加えて、全体の処理速度を向
上させることができる。
は、平均積分曲線におけるゼロクロス点を、デジタルデ
ータの再生信号におけるピーク位置として検出するよう
にして、迅速かつ正確に処理を行わせるようにしたもの
であるから、上述した効果に加えて、全体の処理速度を
一層向上させることができる。
再生信号のレベルを検出し、従来方式では検出不可能な
範囲の信号に関してのみ処理を行うことによって、全体
のピーク検出時間が短縮化していることから、上述した
効果に加えて、全体の処理速度を更に向上させることが
できる。
ータのデータ復調装置では、出力が小さいデジタル再生
信号に対して位置情報又は時間情報を付加し、その位置
情報又は時間情報を用いてアナログ再生信号に基づくピ
ーク検出結果と、デジタル再生信号に基づくピーク検出
結果との合成を迅速かつ正確に行わせるようにしたもの
であるから、上述した効果を更に高めることができる。
ピーク検出部と前記デジタル型ピーク検出部との双方か
らの信号に基づいてピーク位置を検出し、それらを併用
することによって迅速な処理を可能としたものであるか
ら、処理速度を一層向上させることができる。
/D変換部を介して取り込まれたデジタル再生信号のレ
ベルに対応して微分型ピーク検出部とデジタル型ピーク
検出部とを切り替えて使用し、より広範囲な信号レベル
に対して迅速かつ高精度な処理が可能としたものである
から、上述した効果を更に高めることができる。
置の一実施形態を表したブロック図である。
変換部分を拡大して表した詳細ブロック図である。
あって、(a)は、アナログ再生信号から得たピーク間
隔信号を示した線図、(b)は、アナログ再生信号のデ
ジタルデータを示した線図である。
法の一実施形態を表したフロー図である。
曲線を表した線図である。
である。
表した線図である。
果を表した線図である。
を実施するための装置例を表したブロック線図である。
法の実行手順を表したタイミング関係図である。
って検出する場合の例を表した線図である。
Claims (9)
- 【請求項1】 磁気記録媒体に書き込まれた磁気記録デ
ータの再生信号におけるピーク位置を検出し、そのピー
ク位置どうしの間の時間間隔を計時して得たピーク間隔
データに基づいて、「0」信号又は「1」信号からなる
磁気データ情報を復調する磁気記録データのデータ復調
方法において、 上記磁気記録データの再生信号をA/D変換してデジタ
ルデータの再生曲線を求め、 その再生曲線を形成する上記デジタルデータの積分計算
を行うことにより積分曲線を求め、 次いで、上記積分曲線における極大値及び極小値を用い
て当該積分曲線の平均値を表す曲線を求め、 更に、前記積分曲線の値から上記平均値を減算すること
により平均積分曲線を求め、 その平均積分曲線に基づいて、前記「0」信号又は
「1」信号からなる磁気データ情報を復調するようにし
た磁気記録データのデータ復調方法。 - 【請求項2】 前記積分曲線における極大値及び極小値
を用いて、極大側包絡線及び極小側包絡線をそれぞれ求
め、 それらの極大側包絡線及び極小側包絡線を用いることに
よって、上記積分曲線の平均値を求めるようにしたこと
を特徴とする請求項1記載の磁気記録データのデータ復
調方法。 - 【請求項3】 前記平均積分曲線におけるゼロクロス点
を、前記デジタルデータの再生信号におけるピーク位置
として検出するようにしたことを特徴とする請求項1記
載の磁気記録データのデータ復調方法。 - 【請求項4】 磁気記録媒体に書き込まれた磁気記録デ
ータの再生信号におけるピーク位置を検出し、そのピー
ク位置どうしの間の時間間隔を計時して得たピーク間隔
データに基づいて、「0」信号又は「1」信号からなる
磁気データ情報を復調する磁気記録データのデータ復調
装置において、 上記再生信号をA/D変換することによりデジタル再生
信号を出力するA/D変換部と、 該A/D変換部からのデジタル再生信号のデータを加算
して加算波形を生成する加算波形生成部と、 該加算波形生成部の出力から低周波ノイズを除去して積
分波形を生成する積分波形生成部と、 該積分波形生成部からの出力に基づいて上記デジタル再
生信号のピーク位置を検出するデジタル型ピーク検出部
と、 を備えていることを特徴とする磁気記録データのデータ
復調装置。 - 【請求項5】 前記デジタル再生信号のレベルを検出
し、そのレベルが一定時間にわたって閾値に満たない範
囲に相当するデジタル再生信号を前記加算波形生成部に
送出する変換値レベルチェック部が設けられていること
を特徴とする請求項4記載の磁気記録データのデータ復
調装置。 - 【請求項6】 前記デジタル再生信号のうちの閾値に満
たない範囲の信号に対して、位置情報又は時間情報を付
加する手段を備えていることを特徴とする請求項4記載
の磁気記録データのデータ復調装置。 - 【請求項7】 前記デジタル型ピーク検出部は、前記積
分波形生成部からの出力のゼロクロス点を検出する手段
を備えていることを特徴とする請求項4記載の磁気記録
データのデータ復調装置。 - 【請求項8】 前記デジタル再生信号のピーク位置を、
微分回路を介して検出する微分型ピーク検出部を備え、 その微分型ピーク検出部と前記デジタル型ピーク検出部
との双方からの信号に基づいてピーク位置を検出するよ
うに構成されていることを特徴とする請求項4記載の磁
気記録データのデータ復調装置。 - 【請求項9】 前記A/D変換部を介して取り込まれた
デジタル再生信号のレベルを検出する変換値レベルチェ
ック部と、 前記微分型ピーク検出部から得られるピーク位置検出信
号と、前記デジタル型ピーク検出部から得られるピーク
位置検出信号とを合成する検出結果合成部と、を備え、 上記再生信号のレベルが所定値以上のときは、上記微分
型ピーク検出部からのピーク位置検出信号を用い、上記
再生信号のレベルが所定値以下のときは、上記デジタル
型ピーク検出部からのピーク位置検出信号を用いるよう
に構成されていることを特徴とする請求項8記載の磁気
記録データのデータ復調装置。
Priority Applications (9)
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EP01101457A EP1126398A3 (en) | 2000-01-24 | 2001-01-23 | Magnetic card reader and reproduction and demodulation method |
EP05016111A EP1605389B1 (en) | 2000-01-24 | 2001-01-23 | Magnetic card reader and reproduction and demodulation method |
DE60138051T DE60138051D1 (de) | 2000-01-24 | 2001-01-23 | Magnetkartenleser sowie Wiedergabe- und Demodulationsverfahren |
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JP2007095117A (ja) * | 2005-09-27 | 2007-04-12 | Nidec Sankyo Corp | 磁気データ読取回路及びカード処理装置 |
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