JP2002133093A - 生産設備格付サービスシステム - Google Patents

生産設備格付サービスシステム

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JP2002133093A
JP2002133093A JP2000327545A JP2000327545A JP2002133093A JP 2002133093 A JP2002133093 A JP 2002133093A JP 2000327545 A JP2000327545 A JP 2000327545A JP 2000327545 A JP2000327545 A JP 2000327545A JP 2002133093 A JP2002133093 A JP 2002133093A
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Japan
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JP2000327545A
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English (en)
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Kazuo Koyama
和夫 小山
Kentaro Kimoto
憲太郎 木本
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Tokyo Gas Co Ltd
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Tokyo Gas Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 生産設備を証券化するビジネス用に、稼働中
の装置及び運転休止中の装置を含む生産設備について、
メンテナンスの良否や設計上使用条件に対する実際上使
用条件の偏向乃至逸脱等が設備の損耗に及ぼす影響を客
観的に勘案した資産価値をリアルタイム評価するシステ
ムを提供する。 【解決手段】 資産評価を求める顧客が稼働する生産設
備の稼働データを送信する端末サーバと、該生産設備の
各装置のメンテナンスデータを管理し各装置からリアル
タイムで送信される稼働データを用いて残存寿命と残存
価値を演算するメンテナンス事業者のサーバと、該演算
値から生産設備の格付を演算する評価格付サービス事業
者の制御サーバとを双方向性通信手段で相互に接続し、
生産設備の資産価値と格付をオンラインで演算し、顧客
にアドバイスする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、化学プラント等の
生産設備を証券化して投資家に販売する証券化ビジネス
に用いるための資産価値評価・格付システムに関する。
【0002】
【従来の技術】工場資産等を証券化するビジネスにおい
ては、当該工場を稼働する企業の収益見通し及び当該工
場資産の客観的評価が必要である。従来、資産評価にお
いては主として土地、建家の不動産価値評価が行われ、
副次的に工業用水給水管、排水路、高圧受電設備等ユー
ティリティ関連の一部構築物の資産価値が加算されてい
たに過ぎない。
【0003】一方、生産設備たとえば化学プラントにお
ける熱分解炉、蒸留装置、反応装置等の資産価値につい
ては、設置時期が新しく、損耗が少ない場合は、減価償
却による残存簿価の使用が可能である。しかし、既に何
年か使用した生産設備の場合は、性能の経年低下などに
関する客観的な評価方法が無かったため、スクラップと
しての価値が評価されていた。
【0004】ところで、新規事業への投資を必要とする
企業が資金需要に充当するため、稼働中の工場資産等の
資産価値を評価しこれを証券化するビジネスは、株式市
場に依存しない資金調達手段として今後益々重要性を増
すものと考えられる。
【0005】特に、産業構造の変革期にあっては、従来
のように遊休化した工場等の資産評価に代わり、現在稼
働中の工場等に係る資産の客観的評価に基づく資金調達
が必要になると考えられる。この場合、エネルギー産
業、化学産業、素材産業など企業資産に占める生産設備
の割合が高い、いわゆる装置集約型産業を対象とする証
券化ビジネスに関して競争力を高めるため、不動産や一
部構築物に限られていた従来の評価のみならず、生産設
備の資産価値の客観的評価が要請される。
【0006】然しながら、稼働中の生産設備は、建家の
ような単なる経年変化に加え、保守整備(メンテナン
ス)の巧拙、稼働時間、設計条件に対する使用条件の偏
向等の稼働状況により、損耗のレベルが異なる結果を生
じるため、客観的且つ定量的な新しい評価システムの構
築が必要となる。
【0007】従来から、多数機器の稼働状況をインター
ネットを介して診断し、初期値設定を更新するシステム
については、例えば特開平10−40200号公報に開
示されている。即ち、インターネット上の端末に接続さ
れた機器から該端末に状態データを送信し、前記端末は
受信した状態データをインターネット上に接続されたサ
ーバに転送し、該サーバは受信した状態データをもとに
前記機器を診断して診断結果を前記端末に送信するシス
テムである。
【0008】しかし、このシステムは、診断を行うサー
バが上記受信データと自己が格納するデータファイルを
使用して診断や更新データの生成を行うシステムであ
り、別の単数又は複数の第三者サーバに格納された高度
の専門データファイルや演算結果を用いながら独自の診
断や更新データを生成するシステムではない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、生産設備に
関して上記要請に応え得る評価、格付システムを構築す
ることを課題とする。即ち、生産設備について、稼働中
の装置及び運転休止中の装置を含め、メンテナンスの良
否や使用条件の偏向乃至逸脱の影響を客観的に勘案した
資産価値の評価システムを提供することを課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、資産評
価を求める顧客が稼働する生産設備に含まれる各装置の
稼働データを送信するサーバと、機器の使用に伴う性能
低下や損耗及び修理経歴等に係るデータファイルを管理
するメンテナンス事業者のサーバと、評価格付サービス
事業者が所有する評価格付演算プログラムを格納したサ
ーバとをインターネット等の通信手段により相互に接続
し、各機器から送信されるリアルタイム稼働データを用
いて、使用による損耗や性能低下をオンラインで演算し
てメンテナンスデータを修正し、各機器の残存寿命を計
算し、残存価値を積算し、評価・格付・解析の結果を顧
客にアドバイスすることで、上記課題が達成される。
【0011】即ち本発明は、生産設備を稼働する単数又
は複数の顧客のサーバ(K)と、該生産設備に関連する
メンテナンスデータを所有する単数又は複数の提携事業
者のサーバ(M)と、該生産設備に関する残存価値の評
価及び格付を行う評価格付事業者のサーバ(E)とを双
方向性通信手段を介して接続し、(ア)前記サーバKか
ら前記サーバMへ該生産設備を構成する各機器のリアル
タイム稼働データをオンライン送信し、(イ)前記サー
バMにおいて該生産設備を構成する各機器の残存寿命及
び該残存寿命に基づく残存価値をリアルタイムで演算
し、(ウ)該演算結果を前記サーバMから前記サーバE
へ送信し、(エ)前記サーバEにおいて該演算結果から
前記生産設備に関する残存価値評価及び格付を演算し、
(オ)前記サーバEから前記サーバKへ前記生産設備に
関する残存価値評価及び格付を送信すること、を特徴と
する生産設備格付サービスシステムの発明である。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明に係るシステムの構成を例
示したブロック図である図1に沿って、第1の本発明を
説明する。パソコン通信或はインターネット等の双方向
性通信手段を介して、生産設備に係る資産評価を求める
単数又は複数の各顧客に設置されたサーバ(以下、顧客
サーバK 、K ・・と呼称する。)と、生産設備に
関するメンテナンスの専門的ノウハウを有し且つ専門的
メンテナンス実務を行う単数又は複数の事業者のサーバ
(以下、提携事業者サーバM 、M・・と呼称)
と、生産設備に関する資産評価、格付業務を行う事業者
のサーバ(以下、評価格付事業者サーバEと呼称)とを
相互に接続する。ここでサーバとは、通信網に接続され
て情報を授受し、通信網を介して特定の機能を演じ、或
いは通信網を介して特定のサービスを提供する電子計算
機を意味する。
【0013】夫々の顧客、評価格付事業者及び単数又は
複数の提携事業者は、顧客の生産設備に関し、簿価を初
期値としメンテナンスに基づく初期値修正を加え、更に
稼働状況に基づく残存寿命の修正を加味することを基本
的内容とする資産評価を行うため、業務遂行並びに必要
なリアルタイムデータのオンライン提供に係る業務提携
契約を締結している。
【0014】通信手段の選択については、前記サーバK
とサーバMとサーバEとをインターネットに接続し、ル
ータにより相互にデータ並びに演算結果などの情報を授
受しても良い。しかし、機密保持の観点から、上記契約
により前記サーバEをホストコンピュータとして専用回
線で単数又は複数のアクセスポイントと接続し、このア
クセスポイントとサーバM、並びにアクセスポイントと
サーバKとの間をISDNで結ぶパソコン通信方式を選
択しても良い。
【0015】顧客サーバKの主たる作用は、次の通りで
ある。即ち図1に示した通り、評価対象とする生産設備
に含まれる各種の評価対象装置、及びこの各種装置に含
まれる多数の評価対象機器に設置された温度計、圧力
計、流量計、液位計、固体輸送カウンタ、回転速度計、
電圧計、電流計、積算電力計等の各種センサから発信さ
れた稼働状況に関する測定信号を、操作端末を通してL
AN、WAN、或は単方向性通信手段等により受信し、
サーバMへ転送する。
【0016】上記生産設備に設置される操作端末は、公
知の構成を有するもので良い。図2に例示した機能ブロ
ック図に沿って、例えば図1の顧客K が稼働してい
る生産設備P に設置された操作端末211の機能構
成を説明する。機器2111に設けたセンサ2111a
(例えば温度計、図示せず)、センサ2111b(例え
ば圧力計、図示せず)、センサ2111c(例えば流量
計、図示せず)等から達されるアナログ測定信号をアナ
ログマルチプレクサに受け入れ、A/D変換器でデジタ
ル信号に変換し、入力回路を通して一定の順番でCPU
(中央演算処理装置)に入力し、機器番号と共に一組の
データとしてデータファイルを作成し、記憶装置に記憶
する。
【0017】同時に、データ通信手段を通してLAN等
の回線を経由し、サーバKに稼働状況データとして送信
する。機器2111から機器211kまでに設けたセン
サ2111aからセンサ211kj まで(ここでjは機
器1基に設けられたセンサ個数の最大値)、全てのセン
サについてデータファイルの生成とデータの送信が終了
すると、CPUが再びセンサ2111aから順番にデー
タファイル生成を指令し、以下、記憶装置のファイル更
新、更新されたデータのサーバKへの送信という動作を
反復する。ここで、運転休止している対象機器が存在す
る場合は、常に当該機器のセンサをオンにしておき、フ
ァイルに休止時刻及び休止状態における測定データ(例
えば常温、常圧)が記憶される。
【0018】次いで、サーバKは、受信した上記稼働状
況データを、サーバMからの送信要求により、又はサー
バEとサーバMからの重複要求により、サーバMへオン
ライン転送する。サーバKは、上記記載のように作用す
るものであれば、公知の構成を有するもので良い。
【0019】サーバKは、サイバーテロ防止等のため、
認証暗号ソフトを搭載し、前記業務提携契約を締結した
評価格付事業者および提携事業者のサーバからの送信要
求を識別する。認証暗号は、評価格付事業者及び提携事
業者と個別の顧客との間で定められた認証暗号を用いて
も良く、電子認証制度により登録される暗号を用いても
良い。また、上記稼働状況データを必要に応じて暗号化
してサーバMへ送信するため、データ暗号化ソフトを搭
載しても良い。
【0020】次に、図3に示したサーバKの制御フロー
図に沿って、本発明に係るサーバKの動作を説明する。
電源をオンにすると、サーバKのコンピュータが作動を
開始し、S1(ステップ1)でサーバKのCPUが対象
生産設備に含まれる全機器の稼働状況データを、前記端
末から前記機器番号順に読み込む。
【0021】次に、S2でCPUが当該機器の稼働又は
休止を判断し、休止中である場合は次のS3で寿命修正
不要処理を行う。休止している間、全く寿命の進行が止
まるということは無く、錆の発生などによる多少の劣化
が起る。しかし、設計時の常用使用条件で使用された場
合の寿命低下と同程度と仮定すれば、寿命に関して安全
側となる。そこで、S3の寿命修正不要処理の内容は、
本実施形態では当該機器について休止期間中は、常にS
4において上記稼働状況データに常用使用条件と同一の
数値を代入する指令を記憶させる、と云う内容とする。
【0022】S2で稼働中と判断された機器について
は、S4で全てのセンサからの測定データを記憶装置の
データファイルに記憶する。又は、古いデータを更新す
る。次いで、S5でCPUの認証暗号ソフトにより、サ
ーバMから稼働状況データの送信要求が有るか否か判断
し、要求が無い場合は、稼働状況データをリアルタイム
のデータに更新するためS1へ戻り、再びデータ読み込
みを繰り返す。
【0023】S5でサーバMからデータ送信要求が有る
場合は、S6で更にCPUの認証暗号ソフトによりサー
バEから送信指令が有るか否か判断し、指令が有ったと
きのみ、次のS7へ進み、サーバMへ全機器の稼働状況
データを送信する。
【0024】S6でサーバEからの送信要求が無い場合
は、稼働状況データをリアルタイムのデータに更新する
ためS1へ戻り、再びデータ読み込みを繰返す。但し、
通信手段の選択或は認証暗号ソフトの選択によっては、
S6を省略しても良い。
【0025】本発明に係るシステムの構成上、生産設備
に含まれる各種装置及び各種機器について、何れを評価
対象として選択するかは任意である。しかし、評価格付
事業の信頼性を高めるため、また評価の精度を高めるた
め、取得(購入)価格が一定値以上のものを全て選択す
るように、評価格付事業者がチェックすることが好まし
い。さらに、顧客がメンテナンスに関し自己責任を完結
するために、全ての機器を評価対象として選択し、提携
事業者が行う稼働状況による修正を常時把握することが
特に好ましい。
【0026】提携事業者サーバMは、契約に基づき、前
記認証暗号によりサーバKにリアルタイム稼働状況デー
タの送信を要求し、オンラインで受信した暗号化データ
を解読し、記憶する。通信手段の選択によっては、上記
の通りサーバEからサーバKに対する送信指令とサーバ
Mからの送信要求とが或る時間内にサーバKにおいて揃
った時に限り、稼働状況データをサーバMへ送信させる
ようにしても良い。
【0027】サーバMの主たる作用は次の通りである。
即ち、各種機器ごとにデータファイル315に格納され
ている機器種別の演算式、各種機器ごとにデータテーブ
ル314に格納されている機器種別の初期値、顧客の個
別機器ごとにデータファイル313に格納されている独
自ノウハウに基づくデータ、及び上記稼働状況データを
用いて、各機器の修正残存寿命(単位:年月)をリアル
タイムで演算し、各機器の残存価値(単位:金額)を算
出し、記憶する。複数の提携事業者、例えば燃焼炉専門
メンテナンス業者、回転機器専門メンテナンス業者など
が夫々得意とする機器ごとに分担して稼働状況データを
受信し、演算を分担しても良い。
【0028】修正残存寿命は、現在の稼働状況、例えば
温度や圧力等の現在値と常用使用条件である設計時標準
値との偏差、前回メンテナンス実施時からの経過時間、
寿命初期値、能力、製作材質、型式等をパラメータとす
る関数により、リアルタイムで演算される。演算結果に
より、寿命初期値を逐次更新する。修正残存寿命を上記
パラメータの関数として把握する評価システムは、装置
の腐食、焼損、摩耗等の傾向が著しい生産設備に適して
いる。
【0029】上記関数は、各提携事業者が所有するメン
テナンス・ノウハウに基づく高度に専門性を有するもの
であり、例えば温度偏差、圧力偏差などの寿命低下への
寄与度等を、顧客の区別なく共通に、機器の種類ごとの
指数関数、或は多項式展開など、通常用いられる実用可
能な形の近似式に表したものである(式1)。 (式1) 修正残存寿命=f(稼働状況の現在値と設計時標準値との偏差、前回 メンテナンスからの経過時間、寿命初期値、 能力、製作材質、機器の型式等) f:関数
【0030】機器の各種類に対応する上記関数群は、各
提携事業者独自のノウハウとしてサーバMのデータファ
イルに格納されている。修正残存寿命は、メンテナンス
の巧拙、使用条件の適否等に大きく依存するから、単純
に購入時の設計寿命から稼働年月を差し引いたものより
長くなることも有り得る。
【0031】上記式1の寿命初期値は、購入時の設計寿
命を入力しても良いが、好ましくはメンテナンス業者が
定期修理或は故障による修理若しくは故障による取替を
行う都度、手動入力で顧客別機器データファイル313
を更新した初期値を使用し、経過時間も直近の初期値更
新時点から起算する。更に、上記演算結果を逐次上記フ
ァイルのメンテナンス情報に自動入力し、寿命初期値を
更新する。
【0032】サーバMの第2の主たる作用として、デー
タファイル315に格納されている演算式、及びデータ
ファイル313に格納された修正残存寿命と314に格
納された初期値データに基づき、全機器について個別の
残存価値を演算する。この残存価値は、税法上の固定資
産償却による簿価とは独立に、機器ごとに実際の損耗状
況に基づき客観的に算出される売買価値である。
【0033】残存価値の計算式は、上記趣旨を反映して
評価ビジネス市場或は中古機械売買市場等に受入れられ
るものであれば良い。例えば、本実施形態においては式
2のような計算式が提案されるが、これに限定されるも
のではない。 (式2) 残存価値=取得価格x0.9x(修正残存寿命/取得時寿命) 但し、取得価格及び取得時寿命は、新品についての数値。
【0034】次に、図4に例示した装置構成ブロック図
に沿って、サーバMの装置構成を説明する。図中381
はコンピュータ内に備えられたCPUであり、データ通
信制御、認証暗号識別、各ファイルやテーブルに格納さ
れるデータの入出力制御、各種演算、表示画面出力制御
等を行う。382はデータファイルやデータテーブルを
格納するRAM、ROM等の内部記憶装置やハードディ
スク等の外部記憶装置からなる記憶装置である。386
は選択入力画面および出力画面を表示するCRTディス
プレイ、387はデータ通信手段を構成するDSUやT
A、388は選択入力を行うキーボード、389は同じ
く選択入力を行うポインティングデバイスである。
【0035】次に、図5に示した上記実施形態の機能ブ
ロック図に沿ってサーバMの機能構成を説明する。31
1は前記図4のCPU381で構成される制御手段、3
12は記憶装置382で構成されるメインプログラムフ
ァイル、313は同じく記憶装置382で構成される顧
客別機器データファイル、314は同じく記憶装置で構
成される機器初期値データテーブル、315は同じく記
憶装置で構成される関数データファイル、316は画面
表示を行う表示手段、317はディジタル通信を行うデ
ータ通信手段、318は選択入力を行う入力手段であ
る。
【0036】上記313の顧客別機器データファイルに
は、例えば顧客K の機器A1kや顧客K の機器U
rt等について、各種演算のために夫々を特定するに必
要な機種、型式、能力等の型式情報および修理内容、修
理月日、取替、直近の修正残存寿命の値、直近の残存価
値等のメンテナンス情報が格納されている。
【0037】上記314の機器初期値データテーブルに
は、全ての機種について、型式別、能力別に、夫々常用
使用における温度や圧力や流量など損耗に関与する操作
パラメータを示す設計条件、取得(購入)時における寿
命初期値、および本品価格や据付工事費等に関する価格
情報が格納されている。
【0038】上記315の関数データファイルには、全
ての機種について、各型式ごとに、稼働条件の偏向によ
る寿命の修正値(修正残存寿命)を計算するための関数
(近似式)、並びに修正残存寿命に基づき残存価値を計
算するための関数が格納されている。
【0039】次に、図6に示した本実施形態のフロー図
に沿って、サーバMの演算基本処理動作を説明する。入
力手段318から演算開始ボタン、顧客名及び認証暗
号、演算結果の出力フォーマットを入力すると、本発明
に係る評価プログラムソフトが作動開始する。図6のS
11で、制御手段311が演算開始指令を認識し、稼働
データ送信要求の信号がデータ通信手段317からサー
バKへ送信される。
【0040】S12でサーバKからデータ通信手段31
7経由でデータが着信すると、S13で顧客別データフ
ァイルを検索し、この顧客のデータに対応する機器に係
る型式情報、及びメンテナンス情報を更新する。ここ
で、稼働していない対象機器が存在する場合について
は、サーバKから当該機器に係る顧客別機器データファ
イルに設計時の標準使用条件と同一の数値を代入するよ
うに、予めサーバKに指令が入力されている。
【0041】従って、運転休止中の機器があっても、上
記S12をクリアできる。また、休止中であれば、当該
機器の損耗が予想外には進行しないので、残存寿命に関
しては当該機器の設計時に予定した常用条件で使用され
たものとして扱われる。次いで評価対象機器について上
記取扱いを含む情報更新後の機器リストを生成し、メイ
ンプログラムの一時記憶動作により演算結果の送信終了
まで記憶する。
【0042】次いでS14で、上記機器リストから機器
番号順に機器名を取り出し、機器初期値データテーブル
を検索し、データテーブルのマトリックス中から上記型
式情報に対応する機器の設計時標準値(つまり、常用使
用条件)、寿命初期値、価格情報を取り出し、一時記憶
する。
【0043】更にS15で、上記評価対象機器リストか
ら機器番号順に1件ずつ機器名を取り出し、関数データ
ファイルを検索し、関数群の中から上記型式情報に対応
する機器の修正残存寿命を計算する関数、及び残存価値
を計算する関数を取り出し、一時記憶する。直ちにS1
6で、上記常用使用条件と現在の稼働条件との偏差を計
算し、上記一時記憶された関数により修正残存寿命を演
算する。
【0044】また、次回のリアルタイム修正演算に用い
るため、当該機器について、顧客別機器データファイル
のメンテナンス情報中の寿命初期値、及び経過時間の起
算点を上記演算結果により更新する。次回演算には、上
記演算で得た修正残存寿命の数値を前記式1の寿命初期
値として代入する。
【0045】データ更新が行われたことをS17で判断
し、S18で直ちに上記一時記憶された残存価値を計算
する関数を用い、上記修正残存寿命から各機器個別の残
存価値を演算する。演算結果を用いて、当該機器につい
て顧客別機器データファイルのメンテナンス情報中の価
格情報に係る直近データを更新する。
【0046】次いで、データ更新が行われたことをS1
9で判断し、直ちにS20で前記一時記憶された機器リ
ストに次の掲載順位の機器が残っているか判断する。全
機器について演算が終了した場合、S21へ進む。終了
でない場合、S13へ戻り、逐次、次の掲載順位にある
機器について上記演算処理を行う。
【0047】全機器について演算が終了すると、S21
で前記演算結果の出力フォーマットに従ってデータ配列
表を作成する。また、直ちにS22で対象生産設備全体
の残存価値集計計算を行い、S23で計算結果の送信要
求が有るか否かを判断し、S26で送信先を判断し、S
27で評価格付事業者のサーバEへ送信し、評価プログ
ラムの演算を終了する。
【0048】なお、前記契約により、評価格付事業者が
上記個別機器の残存価値を単純集計すること以外の評価
方法により、対象生産設備全体の残存価値を評価するこ
とがある。この場合には、必ずしもサーバMでS22の
演算を行う必要がなく、S21から直ちにS23へ進ん
でも良い。
【0049】S23で演算結果の送信が現在要求されて
いない場合、S24でサーバMのCRTに結果を表示す
る指令が入力手段318から入力されているか判断し、
S25でCRTディスプレイに表示する。表示要求がな
い場合、S11へ戻り、再び新たなリアルタイム演算を
反復する。
【0050】なお、顧客と提携事業者との特約事項とし
て、演算結果を顧客にも送信することとしている場合
は、S26で送信要求の有無を判断し、S28で顧客の
サーバKへ送信し、評価プログラムの演算を終了する。
この様な特約条項を設けることにより、設備改良上の問
題点発見に資する可能性があり、自己責任において機器
や装置の正確な更新計画立案或は保守管理等を行うこと
ができる。
【0051】上記特約条項がない場合、又はサーバKか
ら送信要求が無く、評価格付事業者サーバEから送信要
求が有る場合、S27で対象全機器についての個別デー
タをサーバEへ送信し、評価プログラムの演算を終了す
る。
【0052】上記S26でサーバE又はサーバKが送信
を要求した場合、直近の演算結果を送信し終わると、評
価プログラムが終了による作動停止となる。しかし、前
記制御手段311のCPUにはデータ通信手段317を
介してサーバEからの演算開始指令を認識する機能が備
えられている。サーバMは、入力手段318から演算開
始ボタンによるスタート以外に、サーバEからの演算開
始指令を認識して、上記評価プログラムをスタートする
ことができる。
【0053】評価格付事業者サーバEの主たる作用は、
契約に基づき、前記認証暗号を用いてサーバMにリアル
タイム演算結果のオンライン送信を要求し、受信した暗
号化データを解読し、一旦記憶した後、契約に定められ
た評価方法及び格付方法に従い評価値及び格付値を演算
し、結果をサーバKへ送信することである。
【0054】残存価値の評価方法として、種々のものが
提案される。例えばサーバKから稼働状況データが送信
された全機器の残存価値(式2)の数値を集計する方法
(以下、a:全機器集計法)がある。また、主要機器に
重点を置く評価として、個別機器の取得価格が高い順に
取得価格を積算し、全機器取得価格の例えば70%に到
るまでの機器について残存価値を集計する方法(以下、
b:70%集計法)が考えられる。同じ趣旨で、取得価
格が或る所定値以上の機器について残存価値を集計する
方法(以下、c:定額集計法)も考えられる。評価ビジ
ネス市場が受入れるものを選択すれば良く、本発明は何
れかに限定されるものではない。
【0055】残存価値の格付方法についても、種々のも
のが考えられる。格付が必要である理由は、生産設備全
体の残存価値が金額として等しい場合であっても、上記
のように集計した機器の中に、残存寿命の平均より短い
主要機器が幾つか含まれていれば、近い将来における残
存価値低下率が大きいからである。格付方法は、このよ
うな事情を反映させ得るものであれば良い。例えば個別
機器の残存価値の高い順に3基について、取得時に予定
された現時点相当の残存寿命に対する修正残存寿命の比
(d=修正残存寿命/取得時予定残存寿命) を求め、耐
久性(D)としてこれ等の積(式3)を計算する。Dの
数値により、例えば表1のような格付が提案されるが、
本発明はこれに限定されるものではない。 (式3) 耐久性=d xd xd
【0056】
【表1】
【0057】次に、図7に示した上記実施形態の機能ブ
ロック図に沿って、本発明に係るサーバEの機能構成を
説明する。なお、装置構成については、少なくともサー
バMと同様で良いので、図示は省略する。図中の411
はCPUで構成される制御手段、412は記憶装置で構
成されるメインプログラムファイル、413は同じく記
憶装置で構成される顧客別データファイル、416はC
RTで構成される表示手段、417はTAやDSUで構
成されるデータ通信手段、418はキーボードやポイン
ティングデバイスで構成される選択入力手段、419は
演算結果のデータを印刷する印刷手段である。
【0058】次に、図8に例示した選択入力画面に沿っ
て、サーバEへの演算指令の入力について説明する。サ
ーバEの電源スイッチをオンにすると、コンピュータが
起動し、CRT上に図8の画面1が現れる。入力手段4
18を用いて、演算の対象とする顧客名と評価格付事業
者の認証暗号を入力する。制御手段411が認証暗号の
正誤を判断し、誤りであれば応答窓に再入力が指示され
る。認証暗号が正しければ、評価レベルについて、例え
ば(a)全機器集計法、(b)70%法、或は(c)定
額集計法の何れか又は全て、の選択入力が指示される。
【0059】画面1の入力が全て終わると、自動的に図
8の画面2が現れる。画面の提携事業者名の窓は、自動
的に、上記画面1に入力された顧客との契約に規定され
た全提携事業者の名称が夫々表示される。応答窓に、当
該提携事業者の認証暗号を入力する指示が表示される。
認証暗号を入力すると、制御手段411が認証暗号の正
誤を判断し、当該サーバMに演算開始を指令する信号を
送信する。応答窓にはログオン中の表示がなされる。
【0060】当該サーバMが認証暗号を認識すると、了
解の信号が返信され、サーバEの応答窓に演算を開始す
る旨表示される。以下同様にして、全提携事業者サーバ
への演算開始指令の入力を終わり、最後の応答窓にY
(指令完了)と入力すると、サーバEから自己(評価格
付事業者)の認証暗号と演算結果送信を要求する指令が
各サーバMへ、一斉に送信される。
【0061】各サーバMから演算結果のデータが送信さ
れると、メインプログラムの動作により、画面1で入力
された顧客に係る顧客別データファイル検索が行われ
る。顧客ファイルの対応する機器ごとにデータが更新さ
れる。また、当該顧客に関係する全提携事業者から演算
データの送信が行われたか否かチェックされ、送信が未
だ行われない事業者のサーバMに対し、送信要求がなさ
れる。
【0062】次に、図9に示した本実施形態の演算処理
フロー図に沿って、本発明に係るサーバEの演算基本処
理動作を説明する。上記指定完了の入力がなされると、
自動的にこの演算ソフトがスタートし、S41で関係サ
ーバMからの受信が完了したか否か判断する。上記送信
要求が行われている間は受信未了と判断され、受信完了
までチェックを繰り返す。
【0063】受信完了であればS42へ進み、対象生産
設備全体の残存価値評価を行う評価レベルとして何れが
選択入力されたかを検索し、続いてS43で顧客別デー
タファイル検索により、該当する全ての機器について直
近の個別残存価値データに基づく機器リストを生成す
る。
【0064】次のS44において、上記機器リストに従
い顧客別データファイルから該当する全機器のデータを
呼び出し、対象生産設備全体の残存価値評価を求める演
算を行う。複数の評価レベルが選択された場合は、夫々
について演算する。
【0065】引き続き、S45において、上記機器リス
トのデータから残存価値の高い該当機器を選び出し、こ
の実施形態で一態様として用いた格付方法では、この機
器に対応する修正残存寿命と取得時予定残存寿命との比
を計算し、式3の演算により耐久性を求め、表1により
格付を求める。
【0066】次いで、S46で評価結果および格付結果
について、予め定められたフォーマット(図7参照)に
よりレポートを生成する。S46でレポートの印刷の要
否を判断し、S48で印刷を実行し、評価格付プログラ
ムの演算を終了する。S48で印刷不要の場合は、S4
9でサーバKへ認証暗号と共にレポートを送信し、演算
終了となる。
【0067】別の実施形態として、サーバMにおいて、
対象生産設備について前記全機器集計法による残存価値
評価を行い、サーバKへ評価結果を送信しても良い。更
に、サーバMにおいて、全機器について損耗の進行が早
い(即ち、修正残存寿命の前回計算値と今回計算値との
差が大きい)ものをデータ更新の際に検索してリストア
ップし、サーバKに助言を付して送信しても良い。この
アドバイスにより、顧客は早期に装置運転の改善或は装
置改修の準備を開始できるメリットがある。
【0068】第2の本発明は、修正残存寿命の関数f
(式1)に代えて、各機器の性能低下の程度から修正残
存寿命を計算する関数g(式4)を用いる生産設備格付
サービスシステムの発明である。
【0069】即ち、第2の本発明において修正残存寿命
は、製作時または検収時に測定若しくは検定された性能
データから現在の稼働状況(例えば馬力などの仕事量)
に相当する初期性能(例えば燃費)に対する現実の性能
の比(つまり、燃費の低下程度)、前回メンテナンス実
施時からの経過時間、寿命初期値、型式等をパラメータ
とする関数gにより演算される。 (式4) 修正残存寿命=g(初期性能に対する現在性能の比、前回メンテナン スからの経過時間、寿命初期値、機器の型式等) g:関数
【0070】修正残存寿命を上記パラメータの関数とし
て把握する評価システムは、例えば発電機などエネルギ
ー発生設備、ガスエンジンなど動力発生設備、送風設備
或は固体搬送設備、ガス液化設備等の動力消費設備など
を対象とする評価に特に適している。
【0071】上記第2の本発明に係る実施形態は、サー
バKからリアルタイムで提供する稼働状況データが主に
現在性能であること、これに伴いサーバMの顧客別機器
データファイルがこれに対応する内容に生成されるこ
と、またサーバMの関数ファイルに式1に代わる式4の
関数群が格納されること以外は、既に説明した実施形態
と本質的に変わらない。
【0072】
【発明の効果】本発明において、生産設備を稼働する顧
客のサーバKと該生産設備のメンテナンスデータを所有
する提携事業者のサーバMと評価格付事業者のサーバE
とを双方向性通信手段を介して相互に接続したことによ
り、生産設備のリアルタイム稼働状況データに基づく残
存価値をリアルタイムで評価し、オンラインで提供する
ことができる。
【0073】本発明において、残存寿命の修正方法とし
て、稼働状況データの常用使用条件からの偏向が寄与す
る機器損耗、或は現在の稼働状況に相当すべき理論的性
能に対する現実の性能の比から定量される性能低下、等
の新たな尺度を導入したことにより、残存価値の定量的
且つ客観的評価が可能になった。
【0074】しかも、生産設備全体の残存価値が金額と
して等しいと評価される場合であっても、評価後の近い
将来における残存価値の低下率を考慮に入れた格付を提
示することにより、評価の信頼性を一層高めることが可
能になった。
【0075】これにより、工場などの資産証券化の際
に、不動産価値のみならず客観的に評価された生産設備
の資産価値を加算することが可能になり、装置集約型産
業に証券化ビジネスを利用する機運が増進する。また、
証券化ビジネス事業者にとっても、本発明に係る客観的
且つ積極的評価システムを採用することで、ビジネスの
競争力が強化される。
【0076】顧客サーバKと提携事業者サーバMとを双
方向性通信手段により接続したことにより、各機器の残
存寿命に関する演算結果を顧客にも送信することが可能
となった。これにより、対象生産設備の問題点を顧客が
早期に発見する可能性が増加し、自己責任において機器
の正確な更新計画立案や保守管理が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る評価格付システムの構成を例示
するブロック図
【図2】 本発明に係る操作端末の機能を説明する機能
ブロック図
【図3】 本発明に係るサーバKの動作を説明する制御
フロー図
【図4】 本発明に係るサーバMの回路構成ブロック図
【図5】 本発明に係るサーバMの機能を説明する機能
ブロック図
【図6】 本発明に係るサーバMの動作を説明する演算
基本処理フロー図
【図7】 本発明に係るサーバEの機能を説明する機能
ブロック図
【図8】 本発明に係るサーバEの選択入力画面を例示
する図
【図9】 本発明に係るサーバEの動作を説明する演算
基本処理フロー図
【符号の説明】
1 双方向性通信手段 21 顧客K のサーバK 211 顧客K の生産設備P に設けた操作端末 21n 顧客K の生産設備P に設けた操作端末 2111 生産設備P の機器A11 211k 生産設備P の機器A1k 2111a 機器A11に設けたセンサa 2111b 機器A11に設けたセンサb 21n1 生産設備P の機器An1 21nm 生産設備P の機器Anm 31 提携事業者M のサーバM 3n 提携事業者M のサーバM 311 制御手段 312 メインプログラム 313 顧客別機器データファイル 314 機器初期値データテーブル 315 関数データファイル 316 表示手段 317 データ通信手段 318 入力手段 381 中央演算処理装置(CPU) 382 記憶装置 386 表示装置(CRT) 387 データ通信
手段 388 キーボード 389 ポインティ
ングデバイス 41 評価格付事業者のサーバE 411 制御手段 412 メインプログラム 413 顧客別データファイル 416 表示手段 419 印刷手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 17/60 228 G06F 17/60 228 234 234C Fターム(参考) 5B049 BB07 BB47 CC11 CC34 CC36 DD01 EE01 FF03 FF04 GG04 GG07 5B055 BB20 CC10 CC11 CC13 EE04 EE05 EE21 EE27 FA08 FB03 PA02 PA37 PA38

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 生産設備を稼働する単数又は複数の顧客
    のサーバ(K)と、該生産設備に関連するメンテナンス
    データを所有する単数又は複数の提携事業者のサーバ
    (M)と、該生産設備に関する残存価値の評価及び格付
    を行う評価格付事業者のサーバ(E)とを双方向性通信
    手段を介して相互に接続し、(ア)前記サーバKから前
    記サーバMへ該生産設備を構成する各機器のリアルタイ
    ム稼働データをオンライン送信し、(イ)前記サーバM
    において該生産設備を構成する各機器の残存寿命及び該
    残存寿命に基づく残存価値をリアルタイムで演算し、
    (ウ)該演算結果を前記サーバMから前記サーバEへ送
    信し、(エ)前記サーバEにおいて該演算結果から前記
    生産設備に関する残存価値評価及び格付を演算し、
    (オ)前記サーバEから前記サーバKへ前記生産設備に
    関する残存価値評価及び格付を送信すること、を特徴と
    する生産設備格付サービスシステム。
  2. 【請求項2】 前記サーバMにおいてリアルタイムで行
    う演算は、前記生産設備全体に係る残存価値の評価を含
    む請求項1記載の格付サービスシステム。
  3. 【請求項3】 前記サーバMにおいてリアルタイムで行
    う前記各機器に係る修正残存寿命の演算は、該機器に係
    る稼働状況の現在値と設計時標準値との偏差に基づくも
    のである請求項1又は2記載の格付サービスシステム。
  4. 【請求項4】 前記サーバMにおいてリアルタイムで行
    う前記各機器に係る修正残存寿命の演算は、該機器に係
    る初期性能に対する現在性能の比に基づくものである請
    求項1又は2記載の格付サービスシステム。
  5. 【請求項5】 前記サーバEにおいて行う前記生産設備
    に関する残存価値の格付の演算は、前記各機器に係る現
    時点の修正残存寿命と取得時に予定された残存寿命との
    比を、前記残存価値の高い順に一定個数の機器に関して
    乗じて得る積に基づくものである請求項1又は2記載の
    格付サービスシステム。
  6. 【請求項6】前記サーバMにおいて前記各機器に係る修
    正残存寿命を演算し、該修正残存寿命の前回計算値と今
    回計算値との差が大きい機器をリストアップしてサーバ
    Kに送信することを含む請求項3又4記載の格付サービ
    スシステム。
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