JP2002133058A - インターネットを介する合計残高・資金収支集計出力制御システム並びにその制御プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来は通信回線を介して企業の支社・事業所
のクライアント端末から本社のコンピュータ装置のデー
タベースに対して、財務会計の合計残高・資金収支集計
データの検索とその必要部分を読取り、Ｗｅｂサーバの
ファイルに記録してそのデータを前記クライアント端末
へ送信表示するシステムを提供する。 【解決手段】 本社コンピュータ装置に対して、支社・
事業所の端末から本社共用のデータベースに直接アクセ
スし検索して、その必要な合計残高・資金収支集計デー
タを任意の表示形式で読取りできる検索出力用メソッド
関数群と、その関数を用いるインターネットデータ検索
出力制御手段を本社コンピュータ装置のＷｅｂサーバに
備える。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】同一企業内の支社・事業所の
コンピュータクライアント端末からインターネット回線
を介してその企業本社のＷｅｂサーバを備えた業務用コ
ンピュータ装置にアクセスし、クライアント端末におい
て、本社の企業共有の財務会計を含む業務用データベー
スを直接検索し、必要部分の合計残高・資金収支に関す
る集計情報データを読取りクライアント端末に表示出力
させる制御システム並びにその制御プログラムを記録し
た記録媒体に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来においては、企業の支社・事業所の
各コンピュータクライアント端末で、その本社のコンピ
ュータ装置の企業共有の財務会計を含むデータベースか
ら必要とする合計残高や資金収支（キャッシュフロー）
などの現在の状態の情報データを得たいときは、以下の
ような手順で行っていた。

【０００３】まず、支社・事業所のクライアント端末か
ら通信回線を介して本社のＷｅｂサーバを備えるコンピ
ュータ装置にアクセスする。

【０００４】次に、本社のコンピュータ装置は、企業共
有のデータベースの検索依頼信号に応答して、利用者が
端末で指定した検索・出力データに基づいて、その本社
の業務処理を行うアプリケーションサーバはその情報デ
ータをデータベースから読取り、本社のコンピュータ装
置のＷｅｂサーバ内にテキストファイルとして一時記憶
する。

【０００５】次に、そのテキストファイルを依頼された
支社又は事業所のクライアント端末へ、そのテキストフ
ァイルを送信するのが通常であった。

【０００６】或は、本社のＬＡＮ上にあり、財務会計業
務プログラムが動作する業務処理コンピュータクライア
ント端末より、前記テキストファイルを依頼された支社
又は事業所のクライアント端末へ送信していた。

【０００７】いずれにしても、クライアント端末からイ
ンターネットを介して直接リアルタイムに本社共有のデ
ータベースを検索し、読取り、それを端末へ表示するこ
とは考えられていなかった。

【０００８】

【発明が解決しようとする課題】本発明は前述した問題
点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところ
は、インターネットを経由して企業の支社・事業所のク
ライアント端末から本社のコンピュータ装置の財務会計
を含む業務用データベースを直接検索して必要部分を読
取り、前記クライアント端末の表示画面に表示出力させ
るインターネットデータ検索出力制御手段を含む合計残
高・資金収支集計出力制御システム並びにその制御プロ
グラムを記録した記録媒体を提供するにある。

【０００９】

【課題を解決するための手段】本発明のインターネット
を介する合計残高・資金収支集計出力制御システムは、
企業の支社・事業所の業務処理用コンピュータ及び無線
携帯電話機のクライアント端末と、それら端末とインタ
ーネット回線を介して接続するその企業を統括する本社
のＷｅｂサーバを備えたコンピュータ装置とから構成さ
れ、それらの間で企業業務処理を行うシステムにおい
て、前記支社・事業所の前記クライアント端末からその
本社のコンピュータ装置の企業共有のデータベースを検
索し、合計残高・資金収支の計算集計表を出力させ、そ
のクライアント端末へ送信し表示させる制御システムで
あって、前記企業本社のコンピュータ装置は、ファイア
ウォールを含むＷｅｂサーバと、前記各支社・事業所に
おけるその企業の財務会計業務を少なくとも処理するア
プリケーションサーバと、その処理に必要とする少なく
とも財務会計業務を含む企業共有の業務用データベース
と、その支社・事業所毎の少なくとも財務会計業務を含
む各部門担当者及び管理責任者と、それぞれの担当者・
管理責任者毎のＩＤコード・パスワードを予め定めて登
録する認証用データベースとを少なくとも備え、前記Ｗ
ｅｂサーバは、前記クライアント端末からのアクセス信
号に応答して利用者の氏名、職名、所属、連絡先、Ｅ−
ｍａｉｌアドレス、ＩＤコード、パスワードを入力する
Ｗｅｂ画面をそのクライアント端末へ送信する認証用画
面送信手段と、前記利用者の入力した認証用画面のデー
タを受信し、前記認証用データベースを検索し、パスワ
ードが一致すればその認証用データベースにアクセス履
歴を記録してその利用者を企業の担当者又は管理責任者
と認定する利用者認証手段と、企業の財務会計部門の担
当者又は管理責任者として認証された利用者が前記クラ
イアント端末からインターネットを介して本社の前記コ
ンピュータ装置の業務用データベースを直接検索読取を
可能とするため、合計残高・資金収支集計データ出力業
務処理条件の指定項目及びその集計情報データを含む入
力項目を設けた入力画面をそのクライアント端末へ送信
する業務検索出力条件入力画面送信手段と、前記業務検
索出力条件入力画面に利用者が入力した条件データを受
信し、クライアント端末における表示画面で業務用デー
タベースを直接検索し集計データを出力させる検索出力
用メソッド関数群の中の前記条件データに対応した一つ
の検索出力用メソッド関数を呼出し、次にそのクライア
ント端末へ前記条件データに対応する業務用データベー
スの検索作業が行える検索操作画面を送信するインター
ネットデータ検索出力制御手段と、前記インターネット
データ検索出力制御手段により直接データベースを検索
し、指定した集計データ出力実行結果を前記Ｗｅｂサー
バ内のファイルにテキスト形式で一時記憶してそのデー
タを利用者のクライアント端末の画面形式に合せてＨＴ
ＭＬ言語で編集して、その端末へ送信する実行結果表示
画面送信手段とを少なくとも備えることを特徴とする。

【００１０】また、前記業務検索出力条件入力画面にお
けるその条件入力画面は、企業の財務会計業務の中の業
務の一つを指定する業務指定項目と、接続先データベー
ス名入力項目と、集計データのファイル作成先のフォル
ダ名入力項目と、検索業務処理に必要とする検索出力情
報データ入力項目群と、それら入力項目のデータをプロ
パティ変数とする検索出力用メソッド関数を選択する選
択項目とを有することを特徴とする。

【００１１】また、前記業務指定項目が合計残高集計検
索出力業務を指定するときは、検索出力用メソッド関数
を選択する前記選択項目は、さらに合計残高試算表集
計、部門個別集計時の次部門の集計、部門個別集計
時の前部門の集計の中のいずれか一つの検索出力用メソ
ッド関数を選択できることを特徴とする。

【００１２】また、前記業務指定項目が資金収支（キャ
ッシュフロー）集計検索出力業務を指定するときは、検
索出力用メソッド関数を選択する前記選択項目は、さら
に資金収支（キャッシュフロー）計算書集計、部門
個別集計時の次部門の集計、部門個別集計時の前部門
の集計の中のいずれか一つの検索出力用メソッド関数を
選択できることを特徴とする。

【００１３】また、前記Ｗｅｂサーバは、クライアント
端末から本社の業務用データベースをアクセスして検索
読取をする前記検索出力用メソッド関数群からなるクラ
ス・オブジェクト・ファイルを有し、前記インターネッ
トデータ検索出力制御手段は、利用者が送信した条件デ
ータを解読し前記クラス・オブジェクト・ファイルから
前記条件データに対応する検索出力用メソッド関数を呼
出して実行させるに際し、接続させるデータベース名
と、出力集計表のファイル作成先フォルダ名と、検索出
力業務処理に必要とする検索出力情報データとを前記条
件データより読み出して、そのデータを呼出したメソッ
ド関数のプロパティ変数として、そのメソッド関数にセ
ットさせる検索出力用メソッド関数セット手段を含むこ
とを特徴とする。

【００１４】また、前記検索出力業務処理に必要とする
検索出力情報データは、開始部門コード、終了部門コー
ド、次部門・前部門の場合はその出力部門コード、グル
ープコード、開始日付、終了日付、開始日付決算処理月
フラグ、終了日付決算処理月フラグ、表示形式、集計対
象、集計形式、税処理、金額０科目表示、利益科目表示
方法のいずれかを含むことを特徴とする。

【００１５】また、前記支社・事業所のクライアント端
末のＷｅｂブラウザによる前記本社コンピュータ装置の
Ｗｅｂサーバへのインターネット接続は、さらに企業内
の専用線ＩＰ接続、ダイヤルアップＩＰ接続のイントラ
ネットを少なくとも含むことを特徴とする。

【００１６】次に、本発明の制御プログラムを記録した
記録媒体は、請求項１，２，３，４，５，６又は７記載
のインターネットを介する合計残高・資金収支集計出力
制御システムの制御プログラムを読取り可能なモジュー
ルに記録したことを特徴とする。

【００１７】また、前記制御プログラムは検索出力用メ
ソッド関数群のクラス・オブジェクト・ファイルを有す
ることを特徴とする。

【００１８】

【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図に
基づいて説明する。

【００１９】図１は本発明のインターネットを介する合
計残高・資金収支集計出力制御システム１００の構成を
示す図である。

【００２０】ここで、３０は企業の支社・事業所の業務
処理用コンピュータのクライアント端末、３０ａはその
Ｗｅｂブラウザ、４０は企業の支社・事業所の業務処理
用無線携帯電話機のクライアント端末、４０ａはそのＷ
ｅｂブラウザ、１０はその企業本社のＷｅｂサーバを備
えたコンピュータ装置であり、前記クライアント端末３
０，４０はインターネット回線２０を介して接続する。

【００２１】以上の構成で、前記支社・事業所のクライ
アント端末３０，４０から、その本社のコンピュータ装
置１０の企業共有のデータベースを検索し、合計残高・
資金収支（キャッシュフロー）の計算集計表を出力さ
せ、クライアント端末へ送信表示させる制御システム１
００とする。

【００２２】企業本社のコンピュータ装置１０は、ファ
イアウォールを含むＷｅｂサーバ１１と、前記各支社・
事業所におけるその企業の財務会計業務を少なくとも処
理するアプリケーションサーバ１２と、企業全体の業務
処理に必要な企業内共有の業務用データベース１３とＣ
Ｄディスク読取装置１４とからなる。

【００２３】アプリケーションサーバ１２は、財務会計
業務処理プログラム１２ａと、その他各種業務処理プロ
グラム１２ｂを備える。その他の業務処理プログラムは
例えば販売・仕入管理、給与計算管理、在庫管理、顧客
管理、エレクトロニック・バンキング管理などの業務処
理プログラムがある。

【００２４】業務用データベース１３は、財務会計業務
処理プログラム１２ａに使用する財務会計業務用データ
ベース１３ａと、その他各種業務処理プログラム１２ｂ
に使用するその他各種業務用データベース１３ｂ、その
企業の支社・事業所毎の少なくとも財務会計業務を含む
各部門担当者及び管理責任者と、それぞれの担当者・管
理責任者毎のＩＤコード・パスワードを予め定めて登録
する認証用データベース１３ｃとを少なくとも備える。

【００２５】Ｗｅｂサーバ１１は、認証用画面送信手段
１１ａと、利用者認証手段１１ｂと、業務検索出力条件
入力画面送信手段１１ｃと、インターネットデータ検索
出力制御手段１１ｄ及びその手段１１ｄに含まれる検索
出力用メソッド関数セット手段１１ｄ−１と、実行結果
表示画面送信手段１１ｅとを少なくとも備える。

【００２６】また、Ｗｅｂサーバ１１はクライアント端
末３０から本社の業務用データベース１３をアクセスし
て検索読取をする前記検索出力用メソッド関数群からな
るクラス・オブジェクト・ファイル１１ｘを有する。

【００２７】以下、Ｗｅｂサーバ１１の手段１１ａ〜１
１ｅについてその詳細を述べる。

【００２８】認証用画面送信手段１１ａは、クライアン
ト端末３０からのアクセス信号に応答して利用者の氏
名、職名、所属、連絡先、Ｅ−ｍａｉｌアドレス、ＩＤ
コード、パスワードを入力するＷｅｂ画面をそのクライ
アント端末３０へ送信する。

【００２９】利用者認証手段１１ｂは、利用者の入力し
た認証用画面のデータを受信し、認証用データベース１
３ｃを検索し、パスワードが一致すればその認証用デー
タベース１３ｃにアクセス履歴を記録して、その利用者
を企業の担当者又は管理責任者と認定する。

【００３０】業務検索出力条件入力画面送信手段１１ｃ
は、企業の財務会計部門の担当者又は管理責任者として
認証された利用者がクライアント端末３０からインター
ネット２０を介して本社のコンピュータ装置１０の企業
内共有の業務用データベース１３を直接検索読取を可能
とするため、合計残高・資金収支集計データ出力業務処
理条件の指定項目及びその集計情報データを含む入力項
目を設けた入力画面をそのクライアント端末３０，４０
へ送信する。

【００３１】インターネットデータ検索出力制御手段１
１ｄは、業務検索出力条件入力画面に利用者が入力した
条件データを受信し、クライアント端末３０，４０にお
ける表示画面で業務用データベース１３を直接検索し集
計データを出力させる検索出力用メソッド関数群１１ｘ
の中の前記条件データに対応した一つの検索出力用メソ
ッド関数を呼出し、次にそのクライアント端末３０，４
０へ前記条件データに対応する業務用データベース１３
の検索作業が行える検索操作画面を送信する。

【００３２】実行結果表示画面送信手段１１ｅは、手段
１１ｄにより直接データベースを検索し、指定した集計
データ出力実行結果を前記Ｗｅｂサーバ１１内のファイ
ルにテキスト形式で一時記録してそのデータを利用者の
クライアント端末３０又はクライアント端末４０の画面
形式に合せてＨＴＭＬ言語で編集して、その端末へ送信
する。

【００３３】なお、インターネットデータ検索出力制御
手段１１ｄは、利用者が送信した条件データを解読し、
クラス・オブジェクト・ファイルから前記条件データに
対応する検索出力用メソッド関数を呼出して実行させる
に際し、接続させるデータベース名と、出力集計表のフ
ァイル作成先フォルダ名と、検索出力業務処理に必要と
する検索出力情報データとを前記条件データより読み出
して、そのデータを呼出したメソッド関数のプロパティ
変数としてそのメソッド関数にセットさせる検索出力用
メソッド関数セット手段１１ｄ−１を含んでいる。

【００３４】また、利用者がその端末で入力する条件デ
ータは、前記業務検索出力条件入力画面で行うが、その
条件入力画面は以下のようになっている。

【００３５】企業の財務会計業務の中の業務の一つを
指定する業務指定項目と、接続先データベース名入力
項目と、集計データのファイル作成先のフォルダ名入
力項目と、検索業務処理に必要とする検索出力情報デ
ータ入力項目群と、それらのの入力項目のデー
タをプロパティ変数とする検索出力用メソッド関数を選
択する選択項目とを有する。

【００３６】ここで、前記業務指定項目が合計残高集計
検索出力を指定するときは、検索出力用メソッド関数を
選択する前記選択項目は、さらに合計残高試算表集
計、部門個別集計時の次部門の集計、部門個別集計
時の前部門の集計の中のいずれか一つの検索出力用メソ
ッド関数を選択できる。

【００３７】また、一方前記業務指定項目が資金収支
（キャッシュフロー）集計検索出力業務を指定するとき
は、検索出力用メソッド関数を選択する前記選択項目
は、さらに資金収支（キャッシュフロー）計算書集
計、部門個別集計時の次部門の集計、部門個別集計
時の前部門の集計の中のいずれか一つの検索出力用メソ
ッド関数を選択できる。

【００３８】また、前記検索出力用メソッド関数セット
手段１１ｄ−１における検索出力業務処理に必要とする
検索情報データは、開始部門コード、終了部門コード、
次部門・前部門の場合はその出力部門コード、グループ
コード、開始日付、終了日付、開始日付決算処理月フラ
グ、終了日付決算処理月フラグ、表示形式、集計対象、
集計形式、税処理、金額０科目表示、利益科目表示方法
のいずれかを含む。

【００３９】なお、事業所のクライアント端末のＷｅｂ
ブラウザによる前記本社コンピュータ装置のＷｅｂサー
バへのインターネット接続は、さらに企業内の専用線Ｉ
Ｐ接続、ダイヤルアップＩＰ接続のイントラネットを含
んでいてもよい。

【００４０】Ｗｅｂサーバ１１に備える前記プログラム
手段１１ａ，１１ｂ，１１ｃ，１１ｄ，１１ｅ及びクラ
ス・オブジェクト・ファイル１１ｘを含む財務会計処理
プログラム１２ａは、企業本社のコンピュータ装置１０
にそれぞれインストールされれば、「インターネットを
介する合計残高・資金収支集計出力制御システム１０
０」となるように、その制御プログラムを読出し可能な
モジュールに記録し、「モジュール記録媒体５０」とし
て必要とする企業に販売できる。

【００４１】図１の５０はそのモジュール記録媒体を示
し、その記録媒体が光ディスク、ＣＤ−ＲＯＭなどの場
合はＣＤディスク読取装置１４で読取りインストールす
る。

【００４２】次に、本発明のインターネットを介する合
計残高・資金収支集計出力制御システム１００の動作の
流れを図２〜図４に基づいて説明する。

【００４３】企業本社のコンピュータ装置１０のＷｅｂ
サーバ１１は、支社・事業所のクライアント端末３０，
４０からの利用アクセス信号に応答し、その端末３０，
４０の利用者氏名、職名、所属、連絡先、ＩＤコード、
パスワードを入力させるＷｅｂ画面を送信する（認証用
画面送信段階）（Ｓ２１）。

【００４４】Ｗｅｂサーバ１１は、その利用者の認証用
画面の入力データを受信し、認証用データベース１３ｃ
を検索し、パスワードまで一致すれば、データベース１
３ｃにそのアクセス履歴を記録して、その利用者を企業
のどの部門の担当者か又は管理責任者かを確認し認定す
る（利用者認証段階）（Ｓ２２）。

【００４５】Ｗｅｂサーバ１１は、前記段階において、
企業の財務会計部門の担当者又はその管理者として認証
された利用者が、財務会計業務処理データを各自の端末
３０，４０へ入力し、インターネットを介して企業内共
有の業務用データベース１３を直接検索読取を可能とす
るため、合計残高・資金収支集計データ出力業務処理条
件の指定項目及び接続先データベース名、集計データの
ファイル作成先フォルダ名、検索業務処理に必要とする
検索出力情報データ入力項目群と、それらの入力項目デ
ータをプロパティ変数とする検索出力用メソッド関数選
択項目を設けた入力画面を端末３０，４０へ送信する
（業務検索出力条件入力画面送信段階）（Ｓ２３）。

【００４６】Ｗｅｂサーバ１１は、前記段階において、
業務検索出力条件入力画面に利用者が入力した条件デー
タを受信し、クライアント端末３０，４０における表示
画面で業務用データベース１３を直接検索し、集計デー
タを出力させる検索出力用メソッド関数群１１ｘの中の
前記条件データに対応した一つの検索出力用メソッド関
数を呼出す（インターネットデータ検索出力制御段階前
半）（Ｓ３１）。

【００４７】Ｗｅｂサーバ１１は、検索先の接続させる
データベース名と処理しようとするデータ処理作業に必
要とする集計情報データとを、先に利用者から送信され
る条件データより読み出して、そのデータを前記呼出し
たメソッド関数のプロパティ変数としてそのメソッド関
数にセットさせる（検索出力メソッド関数セット手段）
（Ｓ３２）。

【００４８】Ｗｅｂサーバ１１は、プロパティ変数をセ
ットさせ、そのメソッド関数を有効としてから、次にク
ライアント端末３０，４０へ前記条件データに対応する
検索出力作業が行える作業入力画面を送信する（インタ
ーネットデータ検索出力制御段階後半）（Ｓ３３）。

【００４９】クライアント端末３０，４０の前記作業入
力画面で業務検索出力操作データを入力し、Ｗｅｂサー
バ１１は、その入力データにより本社の接続先データベ
ースの指定したテーブルにリアルタイムで検索を行い、
その必要とする出力画面をＷｅｂサーバ内のファイルに
テキスト形式で一時記憶する（実行結果表示画面送信段
階前半）（Ｓ４１）。

【００５０】Ｗｅｂサーバ内にテキスト形式でファイル
された検索出力画面は直ちに、そのデータを利用者のク
ライアント端末３０，４０の画面形式に合せてＨＴＭＬ
言語で編集し、端末３０，４０へ送信する（実行結果表
示画面送信段階後半）（Ｓ４２）。

【００５１】ここでセクションＳ２３におけるプロパテ
ィ変数である接続先データベース名の入力項目名と、集
計出力データのファイル作成先フォルダ名の入力項目
と、検索出力情報データ入力項目群とを図５に示す。図
５は合計残高試算表を集計を出力させたい場合の一実施
例を示す。

【００５２】

【発明の効果】本発明のインターネットを介する合計残
高・資金収支集計出力制御システム並びにその制御プロ
グラムを記録した記録媒体は以下に示す効果を奏する。

【００５３】企業内の支社・事業所のコンピュータ或は
その従業員の無線携帯電話のクライアント端末から本社
の共有の財務会計管理を含む業務データベースをインタ
ーネットを経由してリアルタイムに検索してその必要と
する合計残高試算表または資金収支（キャッシュフロ
ー）の集計データを出力させ、クライアント端末へ表示
出力させることができる。

【００５４】また、インターネットを経由しているの
で、企業従業員のＷｅｂブラウザを備えた無線携帯電話
により企業外の任意の場所から現時点の合計残高・資金
収支を検索し、任意の形式で表画出力させることができ
るので、外出先においても業務活動を行うことが可能と
なる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明のインターネットを介する合計残高・資
金収支集計出力制御システムの構成を示す図である。

【図２】本発明のインターネットを介する合計残高・資
金収支集計出力制御システムの動作の流れ図である。

【図３】本発明のインターネットを介する合計残高・資
金収支集計出力制御システムの動作の流れ図である。

【図４】本発明のインターネットを介する合計残高・資
金収支集計出力制御システムの動作の流れ図である。

【図５】本発明の検索・出力用メソッド関数にセットす
るプロパティ変数の実施例を示す図である。

【符号の説明】

１０ 企業本社のコンピュータ装置 １１ ファイアウォールを含むＷｅｂサーバ １１ａ 認証用画面送信手段 １１ｂ 利用者認証手段 １１ｃ 業務検索出力条件入力画面送信手段 １１ｄ インターネットデータ検索出力制御手段 １１ｄ−１ 検索出力用メソッド関数セット手段 １１ｅ 実行結果表示画面送信手段 １１ｘ クラス・オブジェクト・ファイル（検索出
力用メソッド関数群） １２ アプリケーションサーバ １２ａ 財務会計業務処理プログラム １２ｂ その他の各種業務処理プログラム １３ 業務用データベース １３ａ 財務会計業務用データベース １３ｂ その他の各種業務用データベース １３ｃ 認証用データベース １４ ＣＤディスク読取装置 ２０ インターネット回線 ２１ 無線基地局 ３０ 企業の支社・事業所のクライアント端末 ３０ａ Ｗｅｂブラウザ ４０ 企業の支社・事業所の担当者等の無線携帯
電話機のクライアント端末 ４０ａ Ｗｅｂブラウザ ５０ 制御プログラムを記録したモジュール記録
媒体 １００ インターネットを介する合計残高・資金
収支集計出力制御システム

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 黒 圖 成 一 東京都新宿区西新宿２丁目１番１号 株式 会社オービックビジネスコンサルタント内 (72)発明者 高 橋 知 久 東京都新宿区西新宿２丁目１番１号 株式 会社オービックビジネスコンサルタント内 (72)発明者 岩 下 真 一 東京都新宿区西新宿２丁目１番１号 株式 会社オービックビジネスコンサルタント内 (72)発明者 荒 屋 敷 健 史 東京都新宿区西新宿２丁目１番１号 株式 会社オービックビジネスコンサルタント内 Ｆターム(参考） 5B049 CC00 CC02 EE05 FF03 GG00 5B075 KK07 KK43 ND20 PQ02 PQ42 QS20 QT03 UU40

Claims (9)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 企業の支社・事業所の業務処理用コンピ
   ュータ及び無線携帯電話機のクライアント端末と、それ
   ら端末とインターネット回線を介して接続するその企業
   を統括する本社のＷｅｂサーバを備えたコンピュータ装
   置とから構成され、それらの間で企業業務処理を行うシ
   ステムにおいて、前記支社・事業所の前記クライアント
   端末からその本社のコンピュータ装置の企業共有のデー
   タベースを検索し、合計残高・資金収支の計算集計表を
   出力させ、そのクライアント端末へ送信し表示させる制
   御システムであって、 前記企業本社のコンピュータ装置は、ファイアウォール
   を含むＷｅｂサーバと、前記各支社・事業所におけるそ
   の企業の財務会計業務を少なくとも処理するアプリケー
   ションサーバと、その処理に必要とする少なくとも財務
   会計業務を含む企業共有の業務用データベースと、その
   支社・事業所毎の少なくとも財務会計業務を含む各部門
   担当者及び管理責任者と、それぞれの担当者・管理責任
   者毎のＩＤコード・パスワードを予め定めて登録する認
   証用データベースとを少なくとも備え、 前記Ｗｅｂサーバは、前記クライアント端末からのアク
   セス信号に応答して利用者の氏名、職名、所属、連絡
   先、Ｅ−ｍａｉｌアドレス、ＩＤコード、パスワードを
   入力するＷｅｂ画面をそのクライアント端末へ送信する
   認証用画面送信手段と、 前記利用者の入力した認証用画面のデータを受信し、前
   記認証用データベースを検索し、パスワードが一致すれ
   ばその認証用データベースにアクセス履歴を記録してそ
   の利用者を企業の担当者又は管理責任者と認定する利用
   者認証手段と、 企業の財務会計部門の担当者又は管理責任者として認証
   された利用者が前記クライアント端末からインターネッ
   トを介して本社の前記コンピュータ装置の業務用データ
   ベースを直接検索読取を可能とするため、合計残高・資
   金収支集計データ出力業務処理条件の指定項目及びその
   集計情報データを含む入力項目を設けた入力画面をその
   クライアント端末へ送信する業務検索出力条件入力画面
   送信手段と、 前記業務検索出力条件入力画面に利用者が入力した条件
   データを受信し、クライアント端末における表示画面で
   業務用データベースを直接検索し集計データを出力させ
   る検索出力用メソッド関数群の中の前記条件データに対
   応した一つの検索出力用メソッド関数を呼出し、次にそ
   のクライアント端末へ前記条件データに対応する業務用
   データベースの検索作業が行える検索操作画面を送信す
   るインターネットデータ検索出力制御手段と、 前記インターネットデータ検索出力制御手段により直接
   データベースを検索し、指定した集計データ出力実行結
   果を前記Ｗｅｂサーバ内のファイルにテキスト形式で一
   時記憶してそのデータを利用者のクライアント端末の画
   面形式に合せてＨＴＭＬ言語で編集して、その端末へ送
   信する実行結果表示画面送信手段とを少なくとも備える
   ことを特徴とするインターネットを介する合計残高・資
   金収支集計出力制御システム。
2. 【請求項２】 前記業務検索出力条件入力画面における
   その条件入力画面は、企業の財務会計業務の中の業務の
   一つを指定する業務指定項目と、接続先データベース名
   入力項目と、集計データのファイル作成先のフォルダ名
   入力項目と、検索業務処理に必要とする検索出力情報デ
   ータ入力項目群と、それら入力項目のデータをプロパテ
   ィ変数とする検索出力用メソッド関数を選択する選択項
   目とを有することを特徴とする請求項１記載のインター
   ネットを介する合計残高・資金収支集計出力制御システ
   ム。
3. 【請求項３】 前記業務指定項目が合計残高集計検索出
   力業務を指定するときは、検索出力用メソッド関数を選
   択する前記選択項目は、さらに合計残高試算表集計、
   部門個別集計時の次部門の集計、部門個別集計時の
   前部門の集計の中のいずれか一つの検索出力用メソッド
   関数を選択できることを特徴とする請求項２記載のイン
   ターネットを介する合計残高・資金収支集計出力制御シ
   ステム。
4. 【請求項４】 前記業務指定項目が資金収支（キャッシ
   ュフロー）集計検索出力業務を指定するときは、検索出
   力用メソッド関数を選択する前記選択項目は、さらに
   資金収支（キャッシュフロー）計算書集計、部門個別
   集計時の次部門の集計、部門個別集計時の前部門の集
   計の中のいずれか一つの検索出力用メソッド関数を選択
   できることを特徴とする請求項２又は３記載のインター
   ネットを介する合計残高・資金収支集計出力制御システ
   ム。
5. 【請求項５】 前記Ｗｅｂサーバは、クライアント端末
   から本社の業務用データベースをアクセスして検索読取
   をする前記検索出力用メソッド関数群からなるクラス・
   オブジェクト・ファイルを有し、 前記インターネットデータ検索出力制御手段は、利用者
   が送信した条件データを解読し前記クラス・オブジェク
   ト・ファイルから前記条件データに対応する検索出力用
   メソッド関数を呼出して実行させるに際し、接続させる
   データベース名と、出力集計表のファイル作成先フォル
   ダ名と、検索出力業務処理に必要とする検索出力情報デ
   ータとを前記条件データより読み出して、そのデータを
   呼出したメソッド関数のプロパティ変数として、そのメ
   ソッド関数にセットさせる検索出力用メソッド関数セッ
   ト手段を含むことを特徴とする請求項１，２，３又は４
   記載のインターネットを介する合計残高・資金収支集計
   出力制御システム。
6. 【請求項６】 前記検索出力業務処理に必要とする検索
   出力情報データは、開始部門コード、終了部門コード、
   次部門・前部門の場合はその出力部門コード、グループ
   コード、開始日付、終了日付、開始日付決算処理月フラ
   グ、終了日付決算処理月フラグ、表示形式、集計対象、
   集計形式、税処理、金額０科目表示、利益科目表示方法
   のいずれかを含むことを特徴とする請求項１，２，３，
   ４又は５記載のインターネットを介する合計残高・資金
   収支集計出力制御システム。
7. 【請求項７】 前記支社・事業所のクライアント端末の
   Ｗｅｂブラウザによる前記本社コンピュータ装置のＷｅ
   ｂサーバへのインターネット接続は、さらに企業内の専
   用線ＩＰ接続、ダイヤルアップＩＰ接続のイントラネッ
   トを少なくとも含むことを特徴とする請求項１，２，
   ３，４，５又は６記載のインターネットを介する合計残
   高・資金収支集計出力制御システム。
8. 【請求項８】 請求項１，２，３，４，５，６又は７記
   載のインターネットを介する合計残高・資金収支集計出
   力制御システムの制御プログラムを読取り可能なモジュ
   ールに記録したことを特徴とする制御プログラムを記録
   した記録媒体。
9. 【請求項９】 前記制御プログラムは検索出力用メソッ
   ド関数群のクラス・オブジェクト・ファイルを有するこ
   とを特徴とする請求項８記載の制御プログラムを記録し
   た記録媒体。