JP2002328863A - ウェブサイト管理システムおよびウェブサイト管理プログラム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 所定の条件でアクセスログ情報を解析し、こ
の解析したログ情報を閲覧可能とすることで、正確かつ
リアルタイムなログ情報を迅速かつ容易に得ることので
きるウェブサイト管理システムおよびおよびウェブサイ
ト管理プログラム記録媒体を提供する。 【解決手段】 インターネット網１を介して接続される
管理者ウェブサーバ５にアクセスログ格納部９に格納さ
れたログ情報のうち必要なログ情報のみを抽出するログ
情報解析処理部１０を設けるとともに、この抽出したロ
グ情報を格納するログファイル解析用データベース１１
を設け、ログ情報解析処理部１０により、所定の条件に
従ってログファイル解析用データベース１１からログ情
報を解析してウェブサイトの管理情報を作成し、この作
成した管理情報を閲覧可能とした。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明はウェブサイト管理シ
ステムおよびウェブサイト管理プログラムに係り、特
に、ウェブページにアクセスされた場合のログ情報を自
動的に解析してこのログ情報を表示させるようにしたウ
ェブサイト管理システムおよびウェブサイト管理プログ
ラムに関する。

【０００２】

【従来の技術】一般に、ウェブサイトの運営者が自己の
ウェブサーバにウェブページを格納しておき、インター
ネット網等の通信ネットワークを介してウェブサイトの
ウェブページを閲覧させることが行なわれている。

【０００３】そして、このウェブサイトの運営者は、ウ
ェブページにどの程度のアクセスがあるか、といったア
クセスログ情報を知りたい場合がある。このアクセスロ
グ情報を得ることにより、その後のウェブページの作成
の参考にするためである。

【０００４】このようなアクセスログ情報は、通常、ウ
ェブサーバのアクセスログファイルとして保存されてい
るが、従来、このアクセスログファイルを専用のソフト
ウェアにより解析したり、専用のソフトウェアによりア
クセスログファイルに書き込まれた情報を必要に応じて
参照することにより、アクセス数等のアクセスログ情報
を得るようにしていた。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のアクセスログ情報の解析手段においては、サ
イト運営者が、アクセスログ情報を入手したい場合に、
ソフトウェアによる解析を行なうものであるため、アク
セスログ情報を迅速に得ることができず、しかも、常に
最新のアクセスログ情報を得ることができないという問
題を有している。また、頻繁にアクセスログ情報の解析
を行なうためには、多くの人手と時間が必要であり、実
際上はリアルタイムにアクセスログ情報を得ることは不
可能であった。

【０００６】また、アクセスログ情報の中には、例え
ば、画像ファイルやエラーファイルのログ情報も含まれ
ているため、本当に必要なアクセスログ情報を得るため
には、解析されたログ情報の分析が必要で、極めて手間
のかかる作業であった。しかも、ログ情報の分析の際
に、重要なログ情報を見落とすこともあり、正確なアク
セスログ情報を得ることができないという問題をも有し
ている。

【０００７】さらに、従来のアクセスログ解析手段で
は、アクセス数の管理が主であることから、例えば、広
告を出稿したことによるアクセス数の増減なのか、ある
いはウェブページを更新したことによるアクセス数の増
減なのかまでは、判断することができず、ウェブサイト
を管理するための正確かつ詳細な情報ではなかった。

【０００８】本発明は前記した点に鑑みてなされたもの
で、所定の条件でアクセスログ情報を解析し、この解析
したログ情報を閲覧可能とすることで、正確かつリアル
タイムなログ情報を迅速かつ容易に得ることのできるウ
ェブサイト管理システムおよびおよびウェブサイト管理
プログラム記録媒体を提供することを目的とするもので
ある。

【０００９】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
請求項１に記載の発明に係るウェブサイト管理システム
は、通信ネットワークを介して接続されるウェブサーバ
にウェブページを設け、このウェブページにアクセスし
た際のログ情報をアクセスログ格納部に格納し、このア
クセスログ格納部のログ情報からウェブサイトの管理情
報を作成するためのウェブサイト管理システムにおい
て、前記ウェブサーバに前記アクセスログ格納部に格納
されたログ情報のうち必要なログ情報のみを抽出するア
クセスログ情報解析手段を設けるとともに、この抽出し
たログ情報を格納するログファイル解析用データベース
を設け、前記アクセスログ情報解析手段により、所定の
条件に従ってログファイル解析用データベースからログ
情報を解析してウェブサイトの管理情報を作成し、この
作成した管理情報を閲覧可能としたことを特徴とするも
のである。

【００１０】この請求項１に記載の発明によれば、アク
セスログ情報解析手段により、所定の条件に従ってログ
ファイル解析用データベースからログ情報を解析してウ
ェブサイトの管理情報を作成し、この作成した管理情報
を閲覧可能としているので、サイト運営者がログ情報を
逐次解析することなく、ウェブサイトの管理を行なう上
で必要なログ情報を容易に得ることができ、しかも、リ
アルタイムなログ情報を得ることができる。

【００１１】請求項２に記載の発明は、請求項１におい
て、サイト運営者の運営者ウェブサーバの他にシステム
管理者の管理者ウェブサーバを設け、この管理者ウェブ
サーバに、アクセスログ分析用のイメージ画像が格納さ
れたイメージ画像用データベースを設けるとともに、前
記運営者のウェブサイトにアクセスして各ウェブページ
を閲覧した場合に、前記運営者ウェブサーバの各ウェブ
ページに対応したイメージ画像をイメージ画像データベ
ースから読み込んで運営者のウェブサイトのウェブペー
ジに配信するイメージ配信部を設け、このイメージ配信
部によるイメージ画像の配信が行なわれた場合に、前記
アクセスログ格納部にログ情報を格納するようにしたこ
とを特徴とするものである。

【００１２】この請求項２に記載の発明によれば、運営
者のウェブサイトにアクセスして各ウェブページを閲覧
した場合に、イメージ配信部により、運営者ウェブサー
バの各ウェブページに対応したイメージ画像をイメージ
画像データベースから読み込んで運営者のウェブサイト
のウェブページに配信し、このイメージ配信部によるイ
メージ画像の配信が行なわれた場合に、アクセスログ格
納部にログ情報を格納し、アクセスログ情報解析手段に
より、このログ情報をログファイル解析用データベース
に格納するとともに、所定の条件に従ってログ情報を解
析してウェブサイトの管理情報を作成し、この作成した
管理情報を閲覧可能としているので、サイト運営者とシ
ステム管理者とが別であっても、システム管理者により
サイト運営者のウェブサイトのログ情報を管理すること
ができる。

【００１３】また、請求項３に記載の発明は、請求項１
において、前記アクセスログ解析処理手段により抽出さ
れるログ情報のうち、抽出すべきログ情報をあらかじめ
選択することができるようにしたことを特徴とするもの
である。

【００１４】この請求項３に記載の発明によれば、アク
セスログ解析処理手段により抽出されるログ情報のう
ち、抽出すべきログ情報をあらかじめ選択することがで
きるようにしているので、管理すべきファイルのログ情
報のみを得ることができ、例えば、１つの画面に複数の
ファイルが表示されるような場合に、主となるファイル
のみを選択することにより、このファイルのみによりロ
グ情報を管理することができる。

【００１５】また、請求項４に記載の発明は、請求項１
において、前記アクセスログ解析処理手段によるログ情
報のログファイル解析用データベースへの格納処理を、
定期的に更新するようにしたことを特徴とするものであ
る。

【００１６】この請求項４に記載の発明によれば、アク
セスログ解析処理手段によるログ情報のログファイル解
析用データベースへの格納処理を、定期的に更新するよ
うにしているので、常に最新のログ情報がログファイル
解析用データベースに格納されることになり、リアルタ
イムなログ情報を得ることができる。

【００１７】さらに、請求項５に記載の発明は、請求項
１において、前記ウェブサーバに前記ウェブサイトのウ
ェブページの更新情報が格納された更新情報データベー
スを設け、前記アクセスログ情報解析手段により作成さ
れた管理情報に前記更新情報データベースの更新情報を
付加するようにしたことを特徴とするものである。

【００１８】この請求項５に記載の発明によれば、ウェ
ブサーバに更新情報データベースを設け、アクセスログ
情報解析手段により作成された管理情報に更新情報デー
タベースの更新情報を付加するようにしているので、ロ
グ情報とウェブページの更新情報との関連性を容易に判
断することができる。

【００１９】また、請求項６に記載の発明は、請求項１
において、前記ウェブサーバに前記ウェブサイトのウェ
ブページに出稿されている広告情報が格納された広告出
稿情報データベースを設け、前記アクセスログ情報解析
手段により作成された管理情報に前記広告出稿情報デー
タベースの広告出稿情報を付加するようにしたことを特
徴とするものである。

【００２０】この請求項６に記載の発明によれば、ウェ
ブサーバに広告出稿情報データベースを設け、アクセス
ログ情報解析手段により作成された管理情報に広告出稿
情報データベースの広告出稿情報を付加するようにして
いるので、ログ情報と広告出稿情報との関連性を容易に
判断することができる。

【００２１】請求項７に記載の発明は、請求項５におい
て、前記ウェブサーバに前記アクセスログ解析用データ
ベースと前記更新情報データベースの作業情報を用いて
更新作業に基づく効果測定情報を格納する効果測定デー
タベースを設けたことを特徴とするものである。

【００２２】この請求項７に記載の発明によれば、ウェ
ブサーバに効果測定データベースを設けるようにしてい
るので、更新作業に基づく効果測定情報を容易に得るこ
とができる。

【００２３】請求項８に記載の発明に係るウェブサイト
管理プログラムは、通信ネットワークを介して接続され
るウェブサーバのウェブページにアクセスした際のログ
情報をアクセスログ格納部に格納し、このアクセスログ
格納部のログ情報からウェブサイトの管理情報を作成す
るためのウェブサイト管理プログラムにおいて、アクセ
スログ情報解析手段により前記ウェブサーバに前記アク
セスログ格納部に格納されたログ情報のうち必要なログ
情報のみを抽出するステップと、この抽出したログ情報
をログファイル解析用データベースに格納するステップ
と、前記アクセスログ情報解析手段により、所定の条件
に従ってログファイル解析用データベースからログ情報
を解析してウェブサイトの管理情報を作成するステップ
と、この作成した管理情報を表示装置に表示させるステ
ップとを有することを特徴とするものである。

【００２４】この請求項８に記載の発明によれば、この
ウェブサイト管理プログラムをウェブサーバにインスト
ールすることにより、アクセスログ情報解析手段によ
り、所定の条件に従ってログファイル解析用データベー
スからログ情報を解析してウェブサイトの管理情報を作
成し、この作成した管理情報を閲覧することができるの
で、サイト運営者がログ情報を逐次解析することなく、
ウェブサイトの管理を行なう上で必要なログ情報を容易
に得ることができ、しかも、リアルタイムなログ情報を
得ることができる。

【００２５】

【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図１か
ら図１５を参照して説明する。

【００２６】図１および図２は本発明に係るウェブサイ
ト管理システムの実施の一形態を示したもので、本実施
形態のウェブサイト管理システムは、サイト運営者がウ
ェブサーバをホスティングしている場合の例を示すとと
もに、通信ネットワークとして、ＩＳＤＮ回線、一般電
話回線、携帯電話等を利用したインターネット網１を使
用した場合の例を示している。

【００２７】また、このウェブサイト管理システムは、
サイト運営者が管理する運営者ウェブサーバ２を有して
おり、この運営者ウェブサーバ２は、通信ケーブルを介
してインターネット網１に接続されるようになってい
る。運営者ウェブサーバ２は、動作速度が高速で、かつ
大容量のワークステーション、パーソナルコンピュータ
等により構成されており、実行されるプログラムや大量
のデータファイルを格納するメモリ装置（図示せず）を
有している。また、この運営者ウェブサーバ２には、各
種ウェブページ３が格納されており、利用者が利用者端
末装置４からインターネット網１を介してサイト運営者
のウェブサイトにアクセスした場合に、ブラウザを介し
て各ウェブページ３を閲覧することができるようになっ
ている。

【００２８】また、このウェブサイト管理システムは、
システム管理者が管理する管理者ウェブサーバ５を有し
ており、この管理者ウェブサーバ５は、通信ケーブルを
介してインターネット網１に接続されるようになってい
る。管理者ウェブサーバ５は、動作速度が高速で、かつ
大容量のワークステーション、パーソナルコンピュータ
等により構成されており、実行されるプログラムや大量
のデータファイルを格納するメモリ装置（図示せず）を
有している。

【００２９】また、システム管理者は、管理者ウェブサ
ーバ５の他、ログ解析サーバ６を有しており、このログ
解析サーバ６のメモリ装置には、図２に示すように、ア
クセスログ分析用のイメージ画像が格納されたイメージ
画像データベース７が設けられている。このイメージ画
像は、例えば、１×１ドットの透過イメージ画像とされ
ており、これら各イメージ画像は、運営者ウェブサーバ
２の各ウェブページ３にそれぞれ異なるイメージ画像が
貼り付けられるようになっている。

【００３０】また、ログ解析サーバ６には、サイト運営
者のウェブサイトの各ウェブページ３を閲覧した場合
に、この運営者ウェブサーバ２の各ウェブページ３に対
応したイメージ画像を同時に配信するためのイメージ画
像配信部８が配設されている。このイメージ画像配信部
８により、利用者が利用者端末装置４からインターネッ
ト網１を介してサイト運営者のウェブサイトにアクセス
して各ウェブページ３を閲覧した場合に、この運営者ウ
ェブサーバ２の各ウェブページ３に対応したイメージ画
像をイメージ画像データベース７から読み込んで運営者
ウェブサイトのウェブページ３に配信するようになって
いる。なお、このイメージ画像は、１×１ドットと小さ
く、しかも、透過画像であることから、利用者に気付か
れることはない。

【００３１】さらに、ログ解析サーバ６のメモリ装置に
は、イメージ画像配信部８により、貼り付けられたイメ
ージ画像が運営者のウェブサイトに配信された場合に、
アクセスされた運営者ウェブサーバ２の各ウェブページ
３のファイルデータやアクセスされた日時等のアクセス
ログ情報を格納するためのアクセスログ格納部９が設け
られている。

【００３２】また、ログ解析サーバ６には、アクセスロ
グ情報解析手段としてのログ情報解析処理部１０が配設
されている。ログ解析サーバ６のメモリ装置には、アク
セスログ格納部９に格納されたログ情報のうち、画像フ
ァイルログやエラー情報ログ等の不要なログ情報を除い
て必要なログ情報のみを抽出して格納するログファイル
解析用データベース１１が設けられている。さらに、ロ
グ解析サーバ６のメモリ装置には、ウェブサイトのウェ
ブページ３の更新情報が格納された更新情報データベー
ス１２、ウェブサイトのウェブページ３に出稿されてい
る広告情報が格納された広告出稿情報データベース１
３、アクセスログ解析用データベースと更新情報データ
ベース１２の作業情報を用いて更新作業に基づく効果測
定情報を格納する効果測定データベース１４がそれぞれ
設けられている。

【００３３】また、管理者ウェブサーバ５には、ウェブ
サイトの情報表示用ウェブページ１５が格納されてお
り、サイト運営者が自己の端末装置からインターネット
網１を介してシステム管理者のウェブサイトにアクセス
した場合に、ブラウザを介して情報表示用ウェブページ
１５を閲覧することができるようになっている。そし
て、サイト運営者によりウェブページ３から情報表示の
指示があった場合、ログ情報解析処理部１０により、ロ
グファイル解析用データベース１１、更新情報データベ
ース１２、広告出稿情報データベース１３、効果測定デ
ータベース１４に格納された情報を情報表示用ウェブペ
ージ１５に表示させることができるようになっている。

【００３４】次に、本発明に係るウェブサイト管理シス
テムの動作について説明する。

【００３５】まず、サイト運営者がシステム管理者に申
し込みを行なう場合について説明する。

【００３６】サイト運営者がシステム管理者のウェブサ
イト管理システムを利用するためには、申し込みを行な
う必要がある。

【００３７】サイト運営者が自己の端末装置からインタ
ーネット網１を介してシステム管理者の管理者ウェブサ
ーバ５にアクセスすると、図３に示すように、管理者ウ
ェブサーバ５のウェブページ１５のトップページが表示
される。このトップページで「申し込み」を選択する
と、図４に示すように、担当者名、会社名、電話番号、
ＦＡＸ番号等を入力する「登録情報入力画面」が表示さ
れる。

【００３８】サイト運営者は、この「登録情報入力画
面」に所定事項を入力し、完了をクリックする。する
と、図５に示すように、「申し込み確認画面」が表示さ
れ、ここでＩＤナンバー、パスワード、各ウェブページ
３に貼り付けるイメージ画像のタグ情報が表示される。

【００３９】サイト運営者は、イメージ画像のタグ情報
を運営者ウェブサーバ２のウェブページ３に貼り付け
る。

【００４０】次に、アクセスログ情報の解析動作につい
て説明する。

【００４１】サイト運営者は、イメージ画像のタグ情報
を運営者ウェブサーバ２のウェブページ３に貼り付けた
ことをシステム管理者に通知する。これにより、ウェブ
サイト管理システムの動作が開始される。

【００４２】そして、利用者が利用者端末装置４からイ
ンターネット網１を介してサイト運営者のウェブサイト
にアクセスし、ブラウザを介して各ウェブページ３を閲
覧した場合に、ログ解析サーバ６のイメージ画像配信部
８により、運営者ウェブサーバ２の各ウェブページ３に
対応したイメージ画像をイメージ画像データベース７か
ら読み込んで運営者ウェブサイトのウェブページ３に配
信する。

【００４３】そして、ログ解析サーバ６のイメージ画像
配信部８により、イメージ画像が運営者のウェブサイト
に配信された場合に、アクセスされた運営者ウェブサー
バ２の各ウェブページ３のファイルデータやアクセスさ
れた日時等のアクセスログ情報をアクセスログ格納部９
に格納する。

【００４４】また、ログ解析サーバ６のログ情報解析処
理部１０は、アクセスログ格納部９に格納されたログ情
報を解析して、このログ情報のうち、画像ファイルログ
やエラー情報ログ等の不要なログ情報を除いて必要なロ
グ情報のみを抽出してログファイル解析用データベース
１１に格納していく。この格納処理は、逐次行なうよう
にしてもよいし、また、１時間毎、数時間毎、１日毎
等、任意の間隔で更新することができる。

【００４５】次に、ログ情報を閲覧する場合について説
明する。

【００４６】サイト運営者がサイト運営者が自己の端末
装置からインターネット網１を介してシステム管理者の
管理者ウェブサーバ５にアクセスすると、管理者ウェブ
サーバ５のウェブページ１５のトップページが表示され
る。このトップページで「ログ情報の表示」を選択する
と、図６に示すように、「ＩＤ入力画面」が表示され
る。

【００４７】ここで、サイト運営者は、ＩＤナンバーお
よびパスワードを入力し、「完了」をクリックすると、
図７に示すように、「ログ情報選択画面」が表示され
る。この「ログ情報選択画面」には、例えば、「時間帯
別アクセス数」、「アクセス数ランキング」、「ファイ
ル別アクセス数」等の項目を選択することができるよう
になっている。そして、「時間帯別アクセス数」を選択
すると、図８に示すように、「期間指定画面」が表示さ
れ、閲覧したい期間を入力する。すると、図９に示すよ
うに、「ファイル指定画面」が表示され、ここで、閲覧
したいファイル名を指定する。なお、このファイル名は
複数選択することができるようになっている。

【００４８】ファイル名を指定すると、ログ情報解析処
理部１０により、ログファイル解析用データベース１１
から指定されたファイル名を検索し、このファイル名の
うち指定された期間のログ情報を取り出す。そして、こ
の取り出されたログ情報をログ情報解析処理部１０によ
り、１日について０時から２４時までの時間毎のログ情
報に分類するとともに、各曜日毎に１週間分のログ情報
に分類し、グラフおよび表により表示するようになって
いる。これにより、図１０に示すように、グラフおよび
表による１週間分の時間帯別のログ情報を得ることがで
きる。

【００４９】また、「ファイル別アクセス数」を選択す
ると、同様に「期間指定画面」が表示され、閲覧したい
期間を指定するとともに、「ファイル指定画面」から閲
覧したいファイル名を指定する。そして、ログ情報解析
処理部１０により、ログファイル解析用データベース１
１のログ情報のうち、指定された期間の指定されたファ
イル名のログ情報を取り出す。そして、このログ情報を
ファイル毎に日付毎のログ情報に分類し、グラフおよび
表により表示するようになっている。これにより、図１
１に示すように、グラフおよび表によるファイル別のア
クセス数によるログ情報を得ることができる。

【００５０】さらに、「アクセス数ランキング」を選択
すると、ログ情報解析処理部１０により、ログファイル
解析用データベース１１のログ情報を取り出して、現時
点でアクセス数が多いファイル順に並べ替えを行ない、
表により表示するようになっている。これにより、図９
に示すように表によるアクセス数ランキングによるログ
情報を得ることができる。

【００５１】また、その他、図１２に示すように、１週
間毎のファイルのアクセス数の増減比較を表示させるこ
ともできる。

【００５２】なお、これら各種ログ情報を表示させる場
合に、ウェブページ３の更新情報や広告の出稿情報を同
時に表示させるようにすれば、更新作業あるいは広告出
稿とアクセス数との関連性も一目で確認することができ
る。

【００５３】また、「ログ情報選択画面」から「サイト
管理機能」を選択すると、図１３に示すように、「サイ
ト管理画面」が表示される。そして、「サイト管理機能
登録」から、例えば、広告の出稿作業の登録やウェブペ
ージ３の更新作業の登録を行なうことができ、この広告
出稿情報あるいは更新情報は、ログ情報解析処理部１０
により、広告出稿情報データベース１３あるいは更新情
報データベース１２に記録される。

【００５４】この登録された情報は、「サイト管理機能
登録リスト一覧」から広告出稿情報や更新情報を一覧情
報として表示させることができるようになっている。

【００５５】さらに、リンク元の情報も表示させること
ができる。この場合には、例えば、ｊａｖａスクリプト
等のアプリケーションを利用してリンク元を辿るように
すればよい。

【００５６】したがって、本実施形態においては、ログ
情報解析処理部１０により必要なログ情報のみを抽出し
てログファイル解析用データベース１１に格納してお
き、所望の条件に従って、このログファイル解析用デー
タベース１１からログ情報を取り出して、表示させるよ
うにしているので、サイト運営者がログ情報を逐次解析
することなく、ウェブサイトの管理を行なう上で必要な
ログ情報を容易に得ることができ、しかも、リアルタイ
ムなログ情報を得ることができる。さらに、このログ情
報は、インターネット網１のウェブページ１５を閲覧す
ることができるブラウザにより閲覧することができるた
め、新たなソフトウェアが不要であり、しかも、インタ
ーネット網１のウェブページ１５を閲覧することが可能
であれば、例えば、携帯電話等による閲覧が可能であ
る。

【００５７】また、広告出稿情報データベース１３ある
いは更新情報データベース１２に記録される広告出稿情
報あるいは更新情報をログ情報ととともに表示させるこ
とができるようにしているので、広告出稿あるいは更新
に対応したウェブサイトの管理を行なうことができる。

【００５８】また、図１４および図１５は本発明のウェ
ブサイト管理システムの他の実施形態を示したもので、
本実施形態においては、サイト運営者がウェブサーバを
自ら管理している場合の例を示している。

【００５９】本実施形態のウェブサイト管理システム
は、サイト運営者が管理しウェブページ３が格納された
運営者ウェブサーバ２を有しており、このウェブサーバ
２は、通信ケーブルを介してインターネット網１に接続
されるようになっている。

【００６０】また、このウェブサイト管理システムは、
サイト運営者が管理するログ解析サーバ６を有してお
り、このログ解析サーバ６のメモリ装置には、利用者が
利用者端末装置４からインターネット網１を介してサイ
ト運営者のウェブサイトにアクセスして各ウェブページ
３を閲覧した場合に、アクセスされた運営者ウェブサー
バ２の各ウェブページ３のファイルデータやアクセスさ
れた日時等のアクセスログ情報を格納するためのアクセ
スログ格納部９が設けられている。さらに、本実施形態
においても前記実施形態と同様に、ログ解析サーバ６に
は、ログ情報解析処理部１０、ログファイル解析用デー
タベース１１、更新情報データベース１２、広告出稿情
報データベース１３、効果測定データベース１４がそれ
ぞれ設けられている。

【００６１】そして、本実施形態においては、サイト運
営者が自己の端末装置からインターネット網１を介して
システム管理者の管理者ウェブサーバ５にアクセスして
申し込みを行なうと、ＩＤナンバー、パスワードが通知
されるとともに、サイト運営者のログ解析サーバ６をウ
ェブサイト管理システムとして動作させるためのウェブ
サイト管理プログラムが配布される。このウェブサイト
管理プログラム、インターネット網１を介してダウンロ
ードさせるようにしてもよいし、フロッピィディスク、
ＣＤ−ＲＯＭ、ＭＯディスク等の公知の媒体に記録した
状態で配布するようにしてもよい。

【００６２】サイト運営者がプログラムをインストール
すると、ログ解析サーバ６に、ログ情報解析処理部１
０、ログファイル解析用データベース１１、更新情報デ
ータベース１２、広告出稿情報データベース１３、効果
測定データベース１４がそれぞれ設置される。

【００６３】この状態で、動作が開始されると、前記実
施形態と同様に、ログ情報解析処理部１０によりアクセ
スログ格納部９から必要なログ情報のみを抽出してログ
ファイル解析用データベース１１に格納し、所望の条件
に従って、このログファイル解析用データベース１１か
らログ情報を取り出して、表示させるようになってい
る。

【００６４】したがって、本実施形態においても前記実
施形態と同様に、サイト運営者がログ情報を逐次解析す
ることなく、ウェブサイトの管理を行なう上で必要なロ
グ情報を容易に得ることができ、しかも、リアルタイム
なログ情報を得ることができる。また、広告出稿情報デ
ータベース１３あるいは更新情報データベース１２に記
録される広告出稿情報あるいは更新情報をログ情報とと
ともに表示させることができるようにしているので、広
告出稿あるいは更新に対応したウェブサイトの管理を行
なうことができる。

【００６５】なお、本発明は前記実施形態のものに限定
されるものではなく、必要に応じて種々変更することが
可能である。

【００６６】

【発明の効果】以上述べたように請求項１に記載の発明
に係るウェブサイト管理システムは、アクセスログ情報
解析手段により、所定の条件に従ってログファイル解析
用データベースからログ情報を解析してウェブサイトの
管理情報を作成し、この作成した管理情報を閲覧可能と
しているので、サイト運営者がログ情報を逐次解析する
ことなく、ウェブサイトの管理を行なう上で必要なログ
情報を容易に得ることができ、しかも、リアルタイムな
ログ情報を得ることができる。

【００６７】請求項２に記載の発明は、運営者のウェブ
サイトにアクセスして各ウェブページを閲覧した場合
に、イメージ配信部により、運営者ウェブサーバの各ウ
ェブページに対応したイメージ画像をイメージ画像デー
タベースから読み込んで運営者のウェブサイトのウェブ
ページに配信し、このイメージ配信部によるイメージ画
像の配信が行なわれた場合に、アクセスログ格納部にロ
グ情報を格納し、アクセスログ情報解析手段により、こ
のログ情報をログファイル解析用データベースに格納す
るとともに、所定の条件に従ってログ情報を解析してウ
ェブサイトの管理情報を作成し、この作成した管理情報
を閲覧可能としているので、サイト運営者とシステム管
理者とが別であっても、システム管理者によりサイト運
営者のウェブサイトのログ情報を管理することができ
る。

【００６８】また、請求項３に記載の発明は、アクセス
ログ解析処理手段により抽出されるログ情報のうち、抽
出すべきログ情報をあらかじめ選択することができるよ
うにしているので、管理すべきファイルのログ情報のみ
を得ることができ、例えば、１つの画面に複数のファイ
ルが表示されるような場合に、主となるファイルのみを
選択することにより、このファイルのみによりログ情報
を管理することができる。

【００６９】また、請求項４に記載の発明は、アクセス
ログ解析処理手段によるログ情報のログファイル解析用
データベースへの格納処理を、定期的に更新するように
しているので、常に最新のログ情報がログファイル解析
用データベースに格納されることになり、リアルタイム
なログ情報を得ることができる。

【００７０】さらに、請求項５に記載の発明は、ウェブ
サーバに更新情報データベースを設け、アクセスログ情
報解析手段により作成された管理情報に更新情報データ
ベースの更新情報を付加するようにしているので、ログ
情報とウェブページの更新情報との関連性を容易に判断
することができる。

【００７１】また、請求項６に記載の発明は、ウェブサ
ーバに広告出稿情報データベースを設け、アクセスログ
情報解析手段により作成された管理情報に広告出稿情報
データベースの広告出稿情報を付加するようにしている
ので、ログ情報と広告出稿情報との関連性を容易に判断
することができる。

【００７２】請求項７に記載の発明は、ウェブサーバに
効果測定データベースを設けるようにしているので、更
新作業に基づく効果測定情報を容易に得ることができ
る。

【００７３】また、請求項８に記載の発明に係るウェブ
サイト管理プログラムは、ウェブサイト管理プログラム
をウェブサーバにインストールすることにより、アクセ
スログ情報解析手段により、所定の条件に従ってログフ
ァイル解析用データベースからログ情報を解析してウェ
ブサイトの管理情報を作成し、この作成した管理情報を
閲覧することができるので、サイト運営者がログ情報を
逐次解析することなく、ウェブサイトの管理を行なう上
で必要なログ情報を容易に得ることができ、しかも、リ
アルタイムなログ情報を得ることができる等の効果を奏
する。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本発明に係るウェブサイト管理システムの実
施の一形態を示すブロック図

【図２】 図１のシステムに適用されるログ解析サーバ
を示すブロック図

【図３】 本発明によるトップページを示す説明図

【図４】 本発明による登録情報入力画面を示す説明図

【図５】 本発明による申し込み確認画面を示す説明図

【図６】 本発明によるＩＤ入力画面を示す説明図

【図７】 本発明によるログ情報選択画面を示す説明図

【図８】 本発明による期間指定画面を示す説明図

【図９】 本発明によるファイル指定画面を示す説明図

【図１０】 本発明による１週間分の時間帯別のログ情
報表示画面を示す説明図

【図１１】 本発明に係るファイル別のアクセス数によ
るログ情報表示画面を示す説明図

【図１２】 本発明による１週間毎のファイルのアクセ
ス数の増減比較表示画面を示す説明図

【図１３】 本発明によるサイト管理画面を示す説明図

【図１４】 本発明によるウェブサイト管理システムの
他の実施形態を示すブロック図

【図１５】 図１４のシステムに適用されるログ解析サ
ーバを示すブロック図

【符号の説明】

１ インターネット網 ２ 運営者ウェブサーバ ３ ウェブページ ４ 利用者端末装置 ５ 管理者ウェブサーバ ６ ログ解析サーバ ７ イメージ画像用データベース ８ イメージ画像配信部 ９ アクセスログ格納部 １０ ログ情報解析処理部 １１ ログファイル解析用データベース １２ 更新情報データベース １３ 広告出稿情報データベース １４ 効果測定データベース １５ 情報表示用ウェブページ

Claims (8)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 通信ネットワークを介して接続されるウ
   ェブサーバにウェブページを設け、このウェブページに
   アクセスした際のログ情報をアクセスログ格納部に格納
   し、このアクセスログ格納部のログ情報からウェブサイ
   トの管理情報を作成するためのウェブサイト管理システ
   ムにおいて、前記ウェブサーバに前記アクセスログ格納
   部に格納されたログ情報のうち必要なログ情報のみを抽
   出するアクセスログ情報解析手段を設けるとともに、こ
   の抽出したログ情報を格納するログファイル解析用デー
   タベースを設け、前記アクセスログ情報解析手段によ
   り、所定の条件に従ってログファイル解析用データベー
   スからログ情報を解析してウェブサイトの管理情報を作
   成し、この作成した管理情報を閲覧可能としたことを特
   徴とするウェブサイト管理システム。
2. 【請求項２】 サイト運営者の運営者ウェブサーバの他
   にシステム管理者の管理者ウェブサーバを設け、この管
   理者ウェブサーバに、アクセスログ分析用のイメージ画
   像が格納されたイメージ画像用データベースを設けると
   ともに、前記運営者のウェブサイトにアクセスして各ウ
   ェブページを閲覧した場合に、前記運営者ウェブサーバ
   の各ウェブページに対応したイメージ画像をイメージ画
   像データベースから読み込んで運営者のウェブサイトの
   ウェブページに配信するイメージ配信部を設け、このイ
   メージ配信部によるイメージ画像の配信が行なわれた場
   合に、前記アクセスログ格納部にログ情報を格納するよ
   うにしたことを特徴とする請求項１に記載のウェブサイ
   ト管理システム。
3. 【請求項３】 前記アクセスログ解析処理手段により抽
   出されるログ情報のうち、抽出すべきログ情報をあらか
   じめ選択することができるようにしたことを特徴とする
   請求項１に記載のウェブサイト管理システム。
4. 【請求項４】 前記アクセスログ解析処理手段によるロ
   グ情報のログファイル解析用データベースへの格納処理
   を、定期的に更新するようにしたことを特徴とする請求
   項１に記載のウェブサイト管理システム。
5. 【請求項５】 前記ウェブサーバに前記ウェブサイトの
   ウェブページの更新情報が格納された更新情報データベ
   ースを設け、前記アクセスログ情報解析手段により作成
   された管理情報に前記更新情報データベースの更新情報
   を付加するようにしたことを特徴とする請求項１に記載
   のウェブサイト管理システム。
6. 【請求項６】 前記ウェブサーバに前記ウェブサイトの
   ウェブページに出稿されている広告情報が格納された広
   告出稿情報データベースを設け、前記アクセスログ情報
   解析手段により作成された管理情報に前記広告出稿情報
   データベースの広告出稿情報を付加するようにしたこと
   を特徴とする請求項１に記載のウェブサイト管理システ
   ム。
7. 【請求項７】 前記ウェブサーバに前記アクセスログ解
   析用データベースと前記更新情報データベースの作業情
   報を用いて更新作業に基づく効果測定情報を格納する効
   果測定データベースを設けたことを特徴とする請求項５
   に記載のウェブサイト管理システム。
8. 【請求項８】 通信ネットワークを介して接続されるウ
   ェブサーバのウェブページにアクセスした際のログ情報
   をアクセスログ格納部に格納し、このアクセスログ格納
   部のログ情報からウェブサイトの管理情報を作成するた
   めのウェブサイト管理プログラムにおいて、アクセスロ
   グ情報解析手段により前記ウェブサーバに前記アクセス
   ログ格納部に格納されたログ情報のうち必要なログ情報
   のみを抽出するステップと、この抽出したログ情報をロ
   グファイル解析用データベースに格納するステップと、
   前記アクセスログ情報解析手段により、所定の条件に従
   ってログファイル解析用データベースからログ情報を解
   析してウェブサイトの管理情報を作成するステップと、
   この作成した管理情報を表示装置に表示させるステップ
   とを有することを特徴とするウェブサイト管理プログラ
   ム。