JP2002132761A - かな漢字変換方法およびかな漢字変換システム - Google Patents
かな漢字変換方法およびかな漢字変換システムInfo
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- JP2002132761A JP2002132761A JP2000312591A JP2000312591A JP2002132761A JP 2002132761 A JP2002132761 A JP 2002132761A JP 2000312591 A JP2000312591 A JP 2000312591A JP 2000312591 A JP2000312591 A JP 2000312591A JP 2002132761 A JP2002132761 A JP 2002132761A
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Abstract
ーが文節区切りを意識せずにかな入力を行うことを可能
とする。 【解決手段】 ユーザーは、確定入力の前に、「今日
は」の位置にカーソルを移動し、変換キーを押下する。
「きょうは」に対する同音異表記候補を表示する際に、
「きょう」、「はいしゃに」という異なる文節区切りを
認識する。「きょう」に対する同音異表記候補(「今
日」、「京」)と、「きょうは」に対する同音異表記候
補(「今日は」、「京は」など)とを統合して、最も確
からしい候補から順に統合された同音異表記候補201
を表示する。
Description
およびかな漢字変換システムに関し、より詳細には、コ
ンピュータ・システムに日本語を入力する際の、文節区
切り変更を容易にしたかな漢字変換方法およびかな漢字
変換システムに関する。
ンピュータ・システムに用いられているかな漢字変換
は、ユーザーが入力した複文節のかなに対して、文節区
切りを認識し、各々の文節ごとに単語を識別し、この単
語を漢字などに変換している。文節区切りの認識を行っ
た結果、もっとも確からしい文節区切りに基づいて、同
音異表記候補の内のもっとも確からしいものを、入力し
たかな文字の上に表示している。表示された文節区切り
(それによるかな漢字変換)が、ユーザーが意図した文
節区切りと異なる場合には、ユーザーは特定のキー操作
により、文節区切りの変更を行う。
字を確定する前に、特定のキー操作により文節区切り
(文節長)を変更するよりも、かな漢字変換の確定後に
確定された漢字などを削除して、再度かなの入力と変換
を行っている。これは、特定のキー操作による未確定状
態での文節区切りの変更が、ユーザにとって使いにくい
ためと思われる。
報に開示されたかな漢字変換方法によれば、かな漢字変
換の際に、文節区切りの変更も選択することができる方
法が記載されている。以下、図を参照して説明する。
節区切りの変更を選択する方法を示した図である。図6
において、「きょうはいしゃにいく」というかな入力に
対して、最も確からしい「きょう」、「はいしゃに」、
「いく」という文節区切りが認識され、この文節区切り
に基づいて、「きょう」に対する同音異表記候補601
が示されている。
く」という文節区切りも考えられるので、この方法によ
れば、「異なる文節区切り候補があります」という選択
表示602とともに、異なる文節区切りに基づいた候補
603である「今日は医者に」が、0番の位置に表示さ
れている。ユーザーは数字「0」のキー操作により、異
なる文節区切りの候補を選択することができる。
表記候補にユーザーが意図した文節区切りがないと、文
節区切りの変更を行わずに、再度かなの入力と変換を行
っている。また、ユーザーにとっては、数字「0」のキ
ー操作という特定のキー操作が必要であり、異なる文節
区切りに基づいた候補も選択されないという問題があっ
た。
って分かりにくいものであるため、未確定状態での文節
区切りの変更や、文節区切りを意識したかな入力が、ユ
ーザにとって難しいという問題もあった。
たもので、その目的とするところは、文節区切りの異な
る候補を表示して、ユーザーが文節区切りを意識せずに
入力が可能なかな漢字変換方法およびそのシステムを提
供することにある。
的を達成するために、請求項1に記載の発明は、日本語
を入力するために、かな入力から漢字に変換するかな漢
字変換方法において、前記かな入力と文節を解析するた
めのデータとを対比して、1または複数の文節区切りを
認識する認識ステップと、該認識ステップで認識された
各々の前記文節区切りに対するかなに応じて、かなと漢
字とを関連付けて記憶する辞書記憶部から1または複数
の漢字を変換候補として取得する取得ステップと、複数
の前記変換候補を表示する候補表示ステップとを備える
ことを特徴とする。
の前記認識ステップは、注目文節と、該注目文節の前文
節および次文節の少なくとも一方に着目して、1または
複数の前記文節区切りを認識することを特徴とする。
2に記載の前記候補表示ステップは、複数の前記変換候
補を、最も確からしい順番に並び替えて表示することを
特徴とする。
たは3のいずれかにおいて、前記認識ステップで認識さ
れた各々の前記文節区切りのうち、最も確からしい文節
区切りに基づいて、最も確からしい変換候補を、前記か
な入力に代えて表示するインライン表示ステップを備え
ることを特徴とする。
るために、かな入力から漢字に変換するかな漢字変換シ
ステムにおいて、文節を解析するためのデータを記憶す
るデータ記憶手段と、かなと漢字とを関連付けて記憶す
る辞書記憶手段と、前記かな入力と前記データとを対比
して、1または複数の文節区切りを認識する認識手段
と、該認識手段で認識された各々の前記文節区切りに対
するかなに応じて、前記辞書記憶手段から1または複数
の漢字を変換候補として取得する取得手段と、複数の前
記変換候補を表示する候補表示手段とを備えることを特
徴とする。
の前記認識手段は、注目文節と、該注目文節の前文節お
よび次文節の少なくとも一方に着目して、1または複数
の前記文節区切りを認識することを特徴とする。
6に記載の前記候補表示手段は、複数の前記変換候補
を、最も確からしい順番に並び替えて表示することを特
徴とする。
たは8のいずれかにおいて、前記認識手段で認識された
各々の前記文節区切りのうち、最も確からしい文節区切
りに基づいて、最も確からしい変換候補を、前記かな入
力に代えて表示するインライン表示手段を備えることを
特徴とする。
るためのかな漢字変換システムを制御するプログラムを
記録した記録媒体であって、前記かな入力と文節を解析
するためのデータとを対比して、1または複数の文節区
切りを認識する認識ステップと、該認識ステップで認識
された各々の前記文節区切りに対するかなに応じて、か
なと漢字とを関連付けて記憶する辞書記憶部から1また
は複数の漢字を変換候補として取得する取得ステップ
と、複数の前記変換候補を表示する候補表示ステップと
をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録し
たコンピュータ読み取り可能な記録媒体であることを特
徴とする。
の実施形態について詳細に説明する。
の一実施例を説明するための図である。図1(a)は、
「きょうはいしゃにいく」というかな入力に対して、変
換キー(またはスペースキー)を押下する前の状態を示
している。図1(b)は、変換キーを押下した直後の表
示を示している。
グラムにかな入力が渡されると、文節を解析するための
データと対比して、1または複数の文節区切りを認識す
る。それぞれの文節区切りに対して、尤度計算をおこな
い、最も確からしい文節区切りを決定する。図1(b)
は、「きょうは」、「いしゃに」、「いく」という最も
確からしい文節区切りが表示されている。最も確からし
い文節区切りは、表示された文字に付加されたアンダー
ラインで識別することができる。
漢字とを関連付けて記憶する辞書を参照して、1または
複数の漢字を変換候補として取得し表示する。それぞれ
の変換候補に対して、尤度計算をおこない、最も確から
しい変換候補がインラインに表示されている。
において、文節区切りの異なる変換候補を選択する方法
の一実施例を説明するための図である。ユーザーが意図
していた文節区切り(それによるかな漢字変換)が、図
1(b)に示した文節区切りとは異なる場合について説
明する。例えば、「きょう」、「はいしゃに」という文
節区切りを意図していた場合、ユーザーは、確定入力
(リターンキーまたは次のかな入力)の前に、注目文節
である「今日は」の位置にカーソルを移動し、再度変換
キーを押下する。図2は、変換キーを押下した直後を示
している。本実施例によれば、「きょうは」に対する同
音異表記候補を表示する際に、「きょう」、「はいしゃ
に」という異なる文節区切りを認識する。すなわち、注
目文節と、注目文節の次の文節にも着目して、異なる文
節区切りを認識する。「きょう」に対する同音異表記候
補(「今日」、「京」)と、「きょうは」に対する同音
異表記候補(「今日は」、「京は」など)とを統合し
て、最も確からしい候補から順に統合された同音異表記
候補201を表示する。
の一実施例を示すフローチャートである。かな入力を行
った後、変換キーを押下すると(S301)、アプリケ
ーションプログラムにおいて、カーソル位置まで入力さ
れたかな文字列が読み込まれる(S302)。かな文字
列は、漢字変換の対象として、かな漢字変換プログラム
に渡される(S303)。かな漢字変換プログラムは、
アプリケーションプログラムから渡されたかな文字列に
対して、文節を解析するためのデータと対比して、形態
要素解析を行い、文節区切りを行う(S304)。各々
の文節区切りに対して、かなと漢字とを関連付けて記憶
する辞書を参照して、最も確からしい変換候補を得る
(S305)。確定入力がなされると(S306)、か
な漢字変換プログラムは、イベント待ちの状態となる
(S307)。
た場合は、カーソル位置がある文節の同音異表記候補を
表示する(S308)。このとき、カーソル位置がある
文節の同音異表記候補のみならず、異なる文節区切りを
認識し、異なる文節区切りに対応する変換候補を統合し
て、最も確からしい候補から順に表示する。確定入力が
なされると(S309)、かな漢字変換プログラムは、
イベント待ちの状態となり(S307)、確定入力の前
であれば、同様にして、文節区切りの変更またはかな漢
字変換を行うことができる。
において、統合された同音異表記候補を表示する方法の
一実施例を説明するための図である。かな漢字変換プロ
グラムは、アプリケーションプログラムから渡されたか
な文字列に対して、文節を解析するためのデータと対比
して、形態要素解析を行い、文節区切りを行う。その結
果、「きょうはいしゃにいく」というかな入力に対し
て、「きょう」、「はいしゃに」、「いく」という文節
区切りが認識される。図4(a)は、「きょう」に対す
る同音異表記候補である。また、「きょうは」、「いし
ゃに」、「いく」という文節区切りが認識され、図4
(b)が、「きょうは」に対する同音異表記候補であ
る。
切りの異なる変換候補を統合し、それぞれの変換候補に
対して、尤度計算をおこない、最も確からしい候補から
順に並び替える。図4(c)は、並び替えた結果を示し
たものであり、「きょう」と「きょうは」の双方に対す
る統合された同音異表記候補が表示されている。
において、再変換を行う方法の一実施例を説明するため
の図である。確定入力を行った後でも、ユーザーは再変
換を行うことによって、文節区切りの変更または変換候
補を変えることができる。再変換を行う注目文節である
「医者に」の位置にカーソルを移動し、再度変換キーを
押下する。このとき、「きょう」、「はいしゃに」、
「いく」という文節区切りと、「きょうは」、「いしゃ
に」、「いく」という文節区切りとが認識される。すな
わち、注目文節と、注目文節の前の文節にも着目して、
異なる文節区切りを認識する。「はいしゃに」に対する
同音異表記候補と、「いしゃに」に対する同音異表記候
補とが統合され、最も確からしい候補から順に、統合さ
れた同音異表記候補501が表示される。
および再変換において、文節区切りの異なる候補を統合
して表示することにより、ユーザーが文節区切りを意識
せずにかな入力を行うことができる。また、ユーザーの
行う文節区切りの変更という操作を省くことにより、か
な漢字変換の操作を容易にすることができる。
トウェアのプログラムコードを記憶した記憶媒体から、
コンピュータがプログラムコードを読み出して実行する
ことにより、達成されることは言うまでもない。
体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディス
ク、ハードディスク、光磁気ディスク、光ディスク、C
D−ROM、CD−R、磁気テープ不揮発性のメモリカ
ード、ROMなどを用いることができる。
ん漢字変換システムは、スタンド・アローンのコンピュ
ータのみならず、複数のコンピュータから構成されるク
ライアント・サーバシステムなどにも適用することがで
きる。
かな入力と文節を解析するためのデータとを対比して、
1または複数の文節区切りを認識する認識ステップと、
認識ステップで認識された各々の文節区切りに対するか
なに応じて、かなと漢字とを関連付けて記憶する辞書記
憶部から1または複数の漢字を変換候補として取得する
取得ステップと、複数の変換候補を表示する候補表示ス
テップとを備えるので、文節区切りの異なる候補を表示
して、ユーザーが文節区切りを意識せずにかな入力を行
うことが可能となる。
説明するための図である。
節区切りの異なる変換候補を選択する方法の一実施例を
説明するための図である。
示すフローチャートである。
合された同音異表記候補を表示する方法の一実施例を説
明するための図である。
変換を行う方法の一実施例を説明するための図である。
更を選択する方法を示した図である。
Claims (9)
- 【請求項1】 日本語を入力するために、かな入力から
漢字に変換するかな漢字変換方法において、 前記かな入力と文節を解析するためのデータとを対比し
て、1または複数の文節区切りを認識する認識ステップ
と、 該認識ステップで認識された各々の前記文節区切りに対
するかなに応じて、かなと漢字とを関連付けて記憶する
辞書記憶部から1または複数の漢字を変換候補として取
得する取得ステップと、 複数の前記変換候補を表示する候補表示ステップとを備
えることを特徴とするかな漢字変換方法。 - 【請求項2】 前記認識ステップは、注目文節と、該注
目文節の前文節および次文節の少なくとも一方に着目し
て、1または複数の前記文節区切りを認識することを特
徴とする請求項1に記載のかな漢字変換方法。 - 【請求項3】 前記候補表示ステップは、複数の前記変
換候補を、最も確からしい順番に並び替えて表示するこ
とを特徴とする請求項1または2に記載のかな漢字変換
方法。 - 【請求項4】 前記認識ステップで認識された各々の前
記文節区切りのうち、最も確からしい文節区切りに基づ
いて、最も確からしい変換候補を、前記かな入力に代え
て表示するインライン表示ステップを備えることを特徴
とする請求項1、2または3のいずれかに記載のかな漢
字変換方法。 - 【請求項5】 日本語を入力するために、かな入力から
漢字に変換するかな漢字変換システムにおいて、 文節を解析するためのデータを記憶するデータ記憶手段
と、 かなと漢字とを関連付けて記憶する辞書記憶手段と、 前記かな入力と前記データとを対比して、1または複数
の文節区切りを認識する認識手段と、 該認識手段で認識された各々の前記文節区切りに対する
かなに応じて、前記辞書記憶手段から1または複数の漢
字を変換候補として取得する取得手段と、 複数の前記変換候補を表示する候補表示手段とを備える
ことを特徴とするかな漢字変換システム。 - 【請求項6】 前記認識手段は、注目文節と、該注目文
節の前文節および次文節の少なくとも一方に着目して、
1または複数の前記文節区切りを認識することを特徴と
する請求項5に記載のかな漢字変換方法。 - 【請求項7】 前記候補表示手段は、複数の前記変換候
補を、最も確からしい順番に並び替えて表示することを
特徴とする請求項5または6に記載のかな漢字変換シス
テム。 - 【請求項8】 前記認識手段で認識された各々の前記文
節区切りのうち、最も確からしい文節区切りに基づい
て、最も確からしい変換候補を、前記かな入力に代えて
表示するインライン表示手段を備えることを特徴とする
請求項5、6または8のいずれかに記載のかな漢字変換
システム。 - 【請求項9】 日本語を入力するためのかな漢字変換シ
ステムを制御するプログラムを記録した記録媒体であっ
て、 前記かな入力と文節を解析するためのデータとを対比し
て、1または複数の文節区切りを認識する認識ステップ
と、 該認識ステップで認識された各々の前記文節区切りに対
するかなに応じて、かなと漢字とを関連付けて記憶する
辞書記憶部から1または複数の漢字を変換候補として取
得する取得ステップと、 複数の前記変換候補を表示する候補表示ステップとをコ
ンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコ
ンピュータ読み取り可能な記録媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000312591A JP2002132761A (ja) | 2000-10-12 | 2000-10-12 | かな漢字変換方法およびかな漢字変換システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000312591A JP2002132761A (ja) | 2000-10-12 | 2000-10-12 | かな漢字変換方法およびかな漢字変換システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002132761A true JP2002132761A (ja) | 2002-05-10 |
Family
ID=18792154
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000312591A Pending JP2002132761A (ja) | 2000-10-12 | 2000-10-12 | かな漢字変換方法およびかな漢字変換システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002132761A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013232042A (ja) * | 2012-04-27 | 2013-11-14 | Seiko Epson Corp | 文字入力装置 |
JP2014238690A (ja) * | 2013-06-07 | 2014-12-18 | コニカミノルタ株式会社 | 操作支援プログラム及び操作支援方法並びに情報処理装置 |
-
2000
- 2000-10-12 JP JP2000312591A patent/JP2002132761A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013232042A (ja) * | 2012-04-27 | 2013-11-14 | Seiko Epson Corp | 文字入力装置 |
JP2014238690A (ja) * | 2013-06-07 | 2014-12-18 | コニカミノルタ株式会社 | 操作支援プログラム及び操作支援方法並びに情報処理装置 |
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