JP2002132573A - データ処理システム - Google Patents
データ処理システムInfo
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Abstract
最適なデータプロセッサを提供する。 【構成】 クロック信号CLKに同期してアクセス可能
なシンクロナスDRAM22にインタフェースされるバ
ス制御手段14、上記バス制御手段に結合され上記メモ
リをアクセスするためのデータ及びアドレスを生成する
複数個のデータ処理モジュール12,13、及びデータ
処理モジュールに夫々固有の動作クロック信号を供給す
ると共にそれによって動作されるデータ処理モジュール
の動作に同期して上記メモリをアクセスするためのクロ
ック信号を外部に供給するためのクロックドライバ16
とを備えてデータプロセッサを構成する。
Description
タやワークステーションなどの情報端末機器分野におけ
る、メモリ上に割り付けられた画像データなどを加工す
るデータ処理システム、更には画像処理システムに係
り、特にクロックに同期して高速にメモリをアクセスす
る高速画像処理システムに適用して有効な技術に関する
ものである。
理プロセッサは、CPUから転送される描画コマンドや
パラメータに従いフレームバッファに描画処理を実行す
る。この描画表示処理プロセッサは、フレームバッファ
あるいは専用のローカルメモリに予じめ配置された描画
コマンド及びパラメータに従い描画処理を実行する場合
もある。描画表示処理プロセッサはまた、モニタの水
平、垂直同期タイミングならびにドットレートに合わ
せ、必要な表示データをフレームバッファから読出し、
ドットシフタを介してモニタに表示する。クロック発生
部は水晶発振子の基準周波数を基に基本クロック、ドッ
トクロックを作成し、描画表示処理プロセッサ及びドッ
トシフタに供給する。このような画像処理システムのフ
レームバッファとしては、表示データをビットマップ配
置したりする必要性から記憶容量の大きなDRAM(ダ
イナミック・ランダム・アクセス・メモリ)やマルチポ
ートDRAMを採用することができる。
フィックス装置で用いられている画像処理システムは、
特開昭61−261969号で記載されているように周
辺画素を参照する局所的な処理用として高速のSRAM
(スタティック・ランダム・アクセス・メモリ)、符号
データやフォントデータ格納用の大容量メモリとしてD
RAMを使用している。
ソナルコンピュータやワークステーションなどの情報端
末機器分野の画像処理システムの動向としては、高画質
化、高速処理、大容量化が進み、フレームバッファとし
て標準的なDRAMで構成する場合データバス幅を大き
くした構成が多くなっており、またマルチポートDRA
Mで構成することにより描画処理効率を向上させた構成
も採用されている。これに伴い、装置コストが上昇する
という問題点があった。
クロナスDRAMが注目され始めている。このシンクロ
ナスDRAMは、従来のDRAMに比べ、クロックに同
期してデータ、アドレス、及び制御信号を入出力できる
ため、DRAMと同様の大容量メモリをSRAM(スタ
ティック・ランダム・アクセス・メモリ)に匹敵する高
速動作が可能に実現でき、従来のDRAM以上の高速ア
クセスと大容量を低価格で実現可能となるメモリであ
る。このシンクロナスDRAMは、選択された1本のワ
ード線に対して幾つのデータをアクセスするかを例えば
バーストレングスによって指定できるようになってお
り、バーストレングスがNである場合には内蔵カラムア
ドレスカウンタによってカラム系の選択状態を順次切換
えていってN個のデータを連続的にリード又はライトで
きるようになっている。尚、シンクロナスDRAMをメ
インメモリやグラフィックスに応用することについて記
載された文献の例としては電子技術(1993−10)
の第24頁〜28頁に記載の「高速DRAMのメインメ
モリ、グラフィックスなどへの応用」がある。
モリを統合し、低コストに大容量、且つ高速のメモリの
アクセスを実現する画像処理システムを提供することに
ついて検討した。具体的にはクロックに同期してアドレ
ス、データおよび制御信号をラッチする機能を有するメ
モリとしてシンクロナスDRAMを用いてシステムを構
成する場合について検討し、代表的に以下の点が明らか
にされた。
レス、制御信号を入出力するシンクロナスDRAMの性
質上、アクセス動作の信頼性を保ち且つ高速アクセスを
実現するには、回路モジュールが出力するデータ、アド
レス、制御信号とクロック信号とのスキューを小さくし
なければならない。
アドレスが同じロウアドレス内で連続しない描画処理に
なり、バーストレングスは1が望ましく、それに対しメ
モリクリヤなどの矩形の塗りつぶし描画ではメモリアド
レスが同じロウアドレス内で連続する描画処理になるた
め、バーストレングスはN(N>1)が望ましく、描画
処理内容に応じてバーストレングスを変更する処理を表
示制御システム側で行うことが望ましい。
ナスDRAM)を用いてシステムを構成した場合を検討
している。シンクロナスDRAMを利用することで、ア
クセスしたいアドレスを発行してから、例えばリードデ
ータが出力されるクロックタイミングを指定できるた
め、リード処理を完結する前に、次のアドレスを発行す
ることが可能になるが、続けてアドレスを発行する場合
は同じロウアドレス内に限られており、同じバンクで異
なるロウアドレスにアクセスするためには、プリチャー
ジ処理などのミスヒット処理が必要となる。
ような高速動作と大容量を兼ね備えたクロック同期型の
メモリを画像処理システムなどに適用する際に発生する
上記諸問題を解決し、低価格で高性能な画像処理システ
ムさらにはデータ処理システムならびにそのためのデー
タプロセッサを実現するための技術を提供することにあ
る。
RAMを用いてメモリを統合したシステムを構成する上
で課題となる、処理内容に応じてバーストレングスを変
更する処理を実現することを目的とする。また、バース
トレングスに合わせてメモリのバススループットを低コ
ストに向上させることを目的とする。さらに、ミスヒッ
ト処理を低コストに且つ高速に実現することを目的とす
る。そして、シンクロナスDRAMのような高速動作と
大容量を兼ね備えたクロック同期型のメモリをアクセス
制御するに最適なデータプロセッサを提供することを目
的とする。
特徴は本明細書の記述及び添付図面から明らかになるで
あろう。
発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば下記
の通りである。すなわち、本願発明は、シンクロナスD
RAMのようなメモリに対するクロック信号の供給、そ
の動作モードが指定されるためのモードレジスタの設
定、及びミスヒットに関する処理に大別される。
ロック信号(CLK)に同期してアドレス入力、データ
入出力及び制御信号入力が可能にされるシンクロナスD
RAMのようなメモリ(22)にインタフェースされる
バス制御手段(14)と、上記バス制御手段に結合さ
れ、上記メモリをアクセスするためのデータ及びアドレ
スを夫々が生成する複数個のデータ処理モジュール(1
2,13)と、上記データ処理モジュールに夫々固有の
動作クロック信号を供給すると共に、それによって動作
されるデータ処理モジュールの動作に同期して上記メモ
リをアクセスするためのクロック信号を外部に供給する
ためのクロック供給手段と、を備えてデータプロセッサ
を構成する。
が相違される場合にも容易に対処できるようにするに
は、上記クロック供給手段は、上記複数個のデータ処理
モジュールの動作速度毎に設けられた複数個のクロック
ドライバ(16c,16s)と、夫々のクロックドライ
バの出力の中から、アクセス主体とされるデータ処理モ
ジュールに対応されるものを選択して外部に供給するク
ロックセレクタ(25)と、から構成できる。
する場合においてクロック信号の競合を回避するには、
上記クロック供給手段からのクロック信号を外部に出力
すると共に選択的に高出力インピーダンス状態に制御可
能なクロックバッファ(160)を採用することができ
る。
したROMなどを上記メモリのバスに共通接続して利用
可能にするには、上記バス制御手段は、それに結合され
る上記メモリよりもアクセス速度の遅いROMのような
別のメモリに対するアクセスをそのアクセスアドレスか
ら判定して上記メモリに比べてメモリサイクルを引き延
ばすものとされる。
ールから上記メモリに対するアクセスの指示を受けて当
該メモリの動作モードを決定するためのコマンドを制御
信号として出力する手段(143,144,1495
c)を備えることができる。
に形成することができる。また、上記データプロセッサ
は、クロック信号に同期してアドレス入力、データ入出
力及び制御信号入力が可能にされ上記データプロセッサ
のバスインタフェース手段に結合されたメモリと、上記
データプロセッサのクロック供給手段に結合されたクロ
ック発生手段と、共にデータ処理システムを構成するこ
とができる。
LK)に同期してアドレス入力、データ入出力及び制御
信号入力が可能であると共に内蔵アドレスカウンタ(2
07)にプリセットされたアドレスをモードレジスタ
(30)の設定値に応じた回数更新してデータのリード
・ライトが可能にされた書換え可能なメモリと、上記メ
モリをアクセスするためのデータ及びアドレスを生成す
ると共に当該メモリを少なくともフレームバッファに利
用して画像用データ処理を行い、そのデータ処理条件に
応じて上記モードレジスタを設定するためのコマンドと
レジスタ設定値とを発行するデータプロセッサ(11)
と、を備えてデータ処理システムを構成することができ
る。
サ(11)には、上記モードレジスタを設定するための
コマンド発行タイミングを規定するための外部信号(1
35)の入力端子を設けることができる。また、上記モ
ードレジスタを設定するためのコマンドの発行に割り当
てられた命令を実行可能な命令制御手段(51〜57)
を採用できる。さらにまた、上記モードレジスタを設定
するためのコマンドの発行に割り当てられたアドレスに
対する内部アクセスを検出するアドレスデコーダ(14
81)と、このアドレスデコーダによる検出結果に従っ
て上記モードレジスタ設定用コマンドを発行させ、且つ
当該内部アクセスの対象とされるデータをコマンドレジ
スタに対する設定値として外部に出力させるシーケンサ
(143)と、を備えた構成を採用できる。
プットを向上されると言う点に着目したデータ処理シス
テムは、メモリ((22)と、このメモリをアクセスし
て画像用データ処理を行うデータプロセッサ(11)と
を供え、上記メモリは、複数個のメモリバンク(200
A,200B)を備え、クロック信号(CLK)に同期
してアドレス入力、データ入出力及び制御信号入力が可
能にされると共に、内蔵アドレスカウンタ(207)に
プリセットされたアドレスを更新しながらアクセスされ
るバーストモードを有し、バーストモードで動作中のメ
モリバンクの動作に並行して別のメモリバンクにそのア
クセスアドレスを設定するアドレスアクティブコマンド
を受け付け可能にされて成り、上記データプロセッサ
は、上記メモリをアクセスするためのデータ及びアドレ
スを生成すると共に当該メモリを少なくともフレームバ
ッファに利用して画像用データ処理を行うためのデータ
処理モジュール(12,13)と、バーストモードにて
アクセス動作中のメモリバンクとは異なるメモリバンク
に対するデータ処理モジュールからのアクセスの指示に
対しては当該メモリバンクのために上記アクティブアド
レスコマンドを発行してそのアクセスアドレスを予じめ
設定可能にするバス制御手段(14)とを備えて成る。
列的にリード・ライトしながらパイプライン的にデータ
処理を行うシステムは、ロウアドレスをラッチし、一旦
ラッチされたロウアドレスと同一ロウアドレスのアクセ
スはカラムアドレスの更新によって連続的にアクセス可
能にされると共に、クロック信号に同期してアドレス入
力、データ入出力及び制御信号入力が可能にされる第1
及び第2のメモリ(82a,82b)と、第1及び第2
のメモリに個別的に割り当てられたメモリバス(821
a,822a、821b,822b、)と、上記メモリ
バスに各別に割り当てられたバス制御手段(74a,7
4b)と、上記夫々のバス制御手段に結合され、上記第
1及び第2のメモリをアクセスするためのデータ及びア
ドレスを生成するものであって、第1のメモリから読み
出したデータに対してデータ処理を行いそのデータ処理
結果を第2のメモリに格納するための当該第1及び第2
のメモリのアクセスアドレスを並列的に生成して出力可
能にされたデータ処理モジュール(71)と、データ処
理モジュールから出力される第2のメモリのためのアク
セスアドレスを上記データ処理の時間に相当する遅延時
間を以て第2のメモリに伝達するための遅延手段(73
1,732)とから成る。要するに第1及び第2のメモ
リの夫々に個別化されたメモリバスを介して並列的に情
報をやりとりするようにし、そのための双方のメモリに
対するアクセスアドレスはデータ処理モジュールが並列
的に出力し、並列的に出力された双方のアクセスアドレ
スが対応メモリへ入力されるタイミングは遅延手段で一
義的に決定されるようになっている。
ータ処理の乱れを防止するために、上記データ処理モジ
ュールから第1及び第2のメモリに向けて並列的に出力
される夫々のアクセスアドレスのロウアドレスにつき前
回供給されたロウアドレスと不一致であるか否かを実質
的に同じタイミングを以て検出するミスヒット検出手段
と、上記ミスヒット検出手段にて上記ロウアドレスの不
一致が検出されたとき当該ミスヒットに係るロウアドレ
スの更新期間中にデータ処理モジュールの動作を停止さ
せる手段とを採用することができる。さらに詳述するな
らば、複数個のメモリを並列的にリード・ライトして実
現されるパイプラインの乱れ防止に着目したデータ処理
システムは、ロウアドレスをラッチし、一旦ラッチされ
たロウアドレスと同一ロウアドレスのアクセスはカラム
アドレスの更新によって連続的にアクセス可能にされる
と共に、クロック信号に同期してアドレス入力、データ
入出力及び制御信号入力が可能にされる第1及び第2の
メモリ(82a,82b)と、第1及び第2のメモリに
個別的に割り当てられたメモリバス(821a,822
a、821b,822b、)と、上記メモリバスに各別
に割り当てられたバス制御手段(74a,74b)と、
上記夫々のバス制御手段に結合され、上記第1及び第2
のメモリをアクセスするためのデータ及びアドレスを生
成するものであって、第1のメモリから読み出したデー
タに対してデータ処理を行いそのデータ処理結果を第2
のメモリに格納するための当該第1及び第2のメモリの
アクセスアドレスを並列的に生成して出力可能にされた
データ処理モジュール(71)と、データ処理モジュー
ルから出力される第2のメモリのためのアクセスアドレ
スを上記データ処理の時間に相当する遅延時間を以て第
2のメモリに伝達するための遅延手段(731,73
2)と、上記データ処理モジュールから第1のメモリに
向けて出力されるロウアドレスが前回供給されたロウア
ドレスと不一致であるか否かを検出するために設けられ
た第1のミスヒット検出手段(72b)と、上記データ
処理モジュールから第2のメモリに向けて出力されるロ
ウアドレスが前回供給されたロウアドレスと不一致であ
るか否かを検出するために設けられ、その検出タイミン
グが第1のミスヒット検出手段による検出タイミングと
実質的に同時とされる第2のミスヒット検出手段(72
a)と、上記第1及び第2のミスヒット検出手段のうち
の何れかで不一致が検出されたとき当該ミスヒットに係
るロウアドレスの更新期間中にデータ処理モジュールの
動作を停止させる手段(76)と、を備えて構成され
る。
ト時の処理の信頼性を向上させる点に着目したデータ処
理システムは、ロウアドレスをラッチし、一旦ラッチさ
れたロウアドレスと同一ロウアドレスのアクセスはカラ
ムアドレスの更新によって連続的にアクセス可能にされ
ると共に、クロック信号に同期してアドレス入力、デー
タ入出力及び制御信号入力が可能にされるメモリ(18
2a)と、上記メモリをアクセスするためのデータ及び
アドレスを生成する複数個のデータ処理モジュール(7
1,75)と、上記夫々のデータ処理モジュールからメ
モリに向けて出力されるロウアドレスが前回供給された
ロウアドレスと不一致であるか否かを検出するために設
けられたミスヒット検出手段(72a)と、上記メモリ
をアクセスするデータ処理モジュールの変更を検出する
手段(725)と、上記ミスヒット検出手段による不一
致の検出と上記検出手段によるアクセス主体変更の検出
との何れの場合においても当該アクセスのためのロウア
ドレスの更新処理を上記メモリに対して指示するバス制
御手段(74a)と、を備えて構成される。
クロナスDRAMには、クロックに同期してデータ、ア
ドレス、制御信号を入出力する必要があるため、シンク
ロナスDRAMにアクセスするデータプロセッサと同一
クロック、逓倍クロック、あるいは分周クロックを供給
する必要がある。しかし、クロック発生器の出力を、デ
ータプロセッサとシンクロナスDRAMに並列に供給し
た場合、クロックのスキューやプロセッサの内部遅延に
より、クロックに対してのデータ、アドレス、制御信号
のセットアップ、ホールドタイムなどのマージンが取れ
なくなってしまう。この点を解決するため、データプロ
セッサから、シンクロナスDRAMに同期クロック信号
を供給する。これによって、シンクロナスDRAMに供
給するクロックとデータ、アドレス、制御信号のディレ
ーを合わせ込むことが可能となり、マージンのある設計
が可能となる。
数で動作するデータ処理モジュールが存在する場合、バ
スマスターになるデータ処理モジュールのクロックをデ
ータプロセッサの内部で選択し、シンクロナスDRAM
にクロックを供給する構成を採用する。これにより、シ
ンクロナスDRAMに供給するクロックとデータ、アド
レス、制御信号のディレーをバスマスターになるデータ
処理モジュール単位で合わせ込むことが可能となり、マ
ージンのある設計が可能となる。
を解放する方式としてデータプロセッサのシンクロナス
DRAMに対するデータ、アドレス、制御信号並びに供
給するクロック端子をハイインピーダンスにする制御す
る。このため外部システムがシンクロナスDRAMを直
接アクセスする場合にマージンのある設計が可能とな
る。
ードレジスタは、シンクロナスDRAMの動作モードを
指定するためのレジスタである。プロセッサの内部アー
キテクチャおよび処理内容に応じたモードレジスタの設
定方式を採用して、最適なモードレジスタの設定が可能
になる。例えば任意方向への直線描画ではメモリアドレ
スが同じロウアドレス内で連続しない描画処理になり、
モードレジスタに設定するバーストレングスは1が望ま
しく、それに対しメモリクリヤなどの矩形の塗りつぶし
描画ではメモリアドレスが同じロウアドレス内で連続す
る描画処理になり、バーストレングスはN(N>1)が
望ましく、描画処理内容に応じてバーストレングスを変
更する処理が必要となる。このため本発明では、多様な
処理内容に応じてモードレジスタをダイナミックに変更
する処理を行う。バーストレングスに合わせてメモリの
バススループットが低コストに向上される。
ス内に限られ、異なるロウアドレスに移動する場合に
は、プリチャージコマンド、ロウアドレスの活性化コマ
ンドを発行する必要がある。このため本発明では物理的
なメモリアドレスと論理的な座標のマッピングとして、
例えばX方向の同一ロウアドレスのとなり合うアドレス
として必ず異なるバンクアドレス配置した。バーストレ
ングスをN(N>1)として設定した場合、シンクロナ
スDRAMに対し現在データをアクセス中に上記アクセ
ス中のバンクとは異なるバンクに対し、プリチャージコ
マンドおよびアクティブコマンドを発生することが可能
となり、バススループットを向上させる。描画処理モジ
ュール、表示処理モジュールまたはバス制御部内にあら
かじめアドレスを演算する手段とロウアドレスの切り換
えを判定する手段を設け、ロウアドレスの変化を検出す
るとバス制御部内のシーケンサにて、プリチャージコマ
ンド、ロウアドレスの活性化コマンドを発行し、続いて
列アドレスを発行する。これによって、リード・ライト
動作の高速化を実現する。
として利用しているアドレス範囲を高速に参照し、画像
処理した結果を、シンクロナスDRAMのうちページバ
ッファとして利用しているアドレス範囲に書き込む際、
読み出し・書き込みで独立してミスヒットが発生すると
画像処理部内のパイプラインが崩れ、処理が連続しなく
なる。そこで、読み出し時と書き込み時の何れにおいて
もミスヒットが発生すれば両方のミスヒットが起こった
ものとして扱うことでパイプラインにおけるメモリリー
ドとライトの同期化を実現する。そのために、書き込み
側のミスヒットを読み出し側のミスヒットと実質的に同
じタイミングを以て検出可能な書き込みアドレスのミス
ヒットの検出手段が採用されている。
て強制的にミスヒットを生じさせることは、メモリアク
セス主体の変更に伴って動作が停止されたデータ処理モ
ジュールの動作再開時点などにおけるミスヒット判定の
不確定性に対処することができ、ミスヒット時の処理の
信頼性を向上させる。
ナスDRAMの一例ブロック図が示される。同図に示さ
れるシンクロナスDRAM22は特に制限されないが、
公知の半導体集積回路製造技術によって単結晶シリコン
などの一つの半導体基板に形成される。このシンクロナ
スDRAM22は、メモリバンクA(BANKA)を構
成するメモリアレイ200AとメモリバンクB(BAN
KB)を構成するメモリアレイ200Bを備える。夫々
のメモリアレイ200A,200Bは、マトリクス配置
されたダイナミック型のメモリセルを備え、図にしたが
えば、同一列に配置されたメモリセルの選択端子は列毎
に対応ワード線(図示せず)に結合され、同一行に配置
されたメモリセルのデータ入出力端子は行毎に対応相補
データ線(図示せず)に結合される。
ード線はロウデコーダ201Aによるロウアドレス信号
のデコード結果に従って1本が選択レベルに駆動され
る。メモリアレイ200Aの図示しない相補データ線は
センスアンプ及びカラム選択回路202Aに結合され
る。センスアンプ及びカラム選択回路202Aにおける
センスアンプは、メモリセルからのデータ読出しによっ
て夫々の相補データ線に現れる微小電位差を検出して増
幅する増幅回路である。それにおけるカラムスイッチ回
路は、相補データ線を各別に選択して相補共通データ線
204に導通させるためのスイッチ回路である。カラム
スイッチ回路はカラムデコーダ203Aによるカラムア
ドレス信号のデコード結果に従って選択動作される。メ
モリアレイ200B側にも同様にロウデコーダ201
B,センスアンプ及びカラム選択回路202B,カラム
デコーダ203Bが設けられる。上記相補共通データ線
204は入力バッファ210の出力端子及び出力バッフ
ァ211の入力端子に接続される。入力バッファ210
の入力端子及び出力バッファ211の出力端子は16ビ
ットのデータ入出力端子I/O0〜I/O15に接続さ
れる。尚、ロウアドレス信号の所定の1ビットはメモリ
バンク200A,200Bの何れかを選択する信号とさ
れる。
るロウアドレス信号とカラムアドレス信号はカラムアド
レスバッファ205とロウアドレスバッファ206にア
ドレスマルチプレクス形式で取り込まれる。供給された
アドレス信号はそれぞれのバッファが保持する。ロウア
ドレスバッファ206はリフレッシュ動作モードにおい
てはリフレッシュカウンタ208から出力されるリフレ
ッシュアドレス信号をロウアドレス信号として取り込
む。カラムアドレスバッファ205の出力はカラムアド
レスカウンタ207のプリセットデータとして供給さ
れ、カラムアドレスカウンタ207は後述のコマンドな
どで指定される動作モードに応じて、上記プリセットデ
ータとしてのカラムアドレス信号、又はそのカラムアド
レス信号を順次インクリメントした値を、カラムデコー
ダ203A,203Bに向けて出力する。
が、クロック信号CLK、クロックイネーブル信号CK
E、チップセレクト信号CS*(記号*はこれが付され
た信号がローイネーブルの信号であることを意味す
る)、カラムアドレスストローブ信号CAS*、ロウア
ドレスストローブ信号RAS*、及びライトイネーブル
信号WE*などの外部制御信号と、アドレス入力端子A
0〜A9からの制御データとが供給され、それら信号の
レベルや変化のタイミングなどに基づいてシンクロナス
DRAMの動作モード及び上記回路ブロックの動作を制
御するための内部タイミング信号を形成するもので、そ
のためのコントロールロジック(図示せず)とモードレ
ジスタ30を備える。
Mのマスタクロックとされ、その他の外部入力信号は当
該クロック信号CLKの立ち上がりエッジに同期して有
意とされる。チップセレクト信号CS*はそのローレベ
ルによってコマンド入力サイクルの開始を指示する。チ
ップセレクト信号CS*がハイレベルのとき(チップ非
選択状態)その他の入力は意味を持たない。但し、後述
するメモリバンクの選択状態やバースト動作などの内部
動作はチップ非選択状態への変化によって影響されな
い。RAS*,CAS*,WE*の各信号は通常のDR
AMにおける対応信号とは機能が相違され、後述するコ
マンドサイクルを定義するときに有意の信号とされる。
ック信号の有効性を指示する信号であり、当該信号CK
Eがハイレベルであれば次のクロック信号CLKの立ち
上がりエッジが有効とされ、ローレベルのときは無効と
される。更に、図示はしないがリードモードにおいて出
力バッファ211に対するアウトプットイネーブルの制
御を行う外部制御信号もコントローラ30に供給され、
その信号が例えばハイレベルのときは出力バッファ21
1は高出力インピーダンスイ状態にされる。
LKの立ち上がりエッジに同期する後述のロウアドレス
ストローブ・バンクアクティブコマンドサイクルにおけ
るA0〜A8のレベルによって定義される。
ローブ・バンクアクティブコマンドサイクルにおいてメ
モリバンクの選択信号とみなされる。即ち、A9の入力
がローレベルの時はメモリバンク200Aが選択され、
ハイレベルの時はメモリバンク200Bが選択される。
メモリバンクの選択制御は、特に制限されないが、選択
メモリバンク側のロウデコーダのみの活性化、非選択メ
モリバンク側のカラムスイッチ回路の全非選択、選択メ
モリバンク側のみの入力バッファ210及び出力バッフ
ァ211への接続などの処理によって行うことができ
る。
けるA8の入力は相補データ線などに対するプリチャー
ジ動作の態様を指示し、そのハイレベルはプリチャージ
の対象が双方のメモリバンク200A,200Bである
ことを指示し、そのローレベルは、A9で指示されてい
る一方のメモリバンクがプリチャージ対象であることを
指示する。
CLKの立ち上がりエッジに同期するリード又はライト
コマンド(後述のカラムアドレス・リードコマンド、カ
ラムアドレス・ライトコマンド)サイクルにおけるA0
〜A7のレベルによって定義される。そして、この様に
して定義されたカラムアドレスはバーストアクセスのス
タートアドレスとされる。
ナスDRAMの主な動作モードを説明する。 (1)モードレジスタセットコマンド(Mo) 上記モードレジスタ30をセットするためのコマンドで
あり、CS*,RAS*,CAS*,WE*=ローレベ
ルによって当該コマンド指定され、セットすべきデータ
(レジスタセットデータ)はA0〜A9を介して与えら
れる。レジスタセットデータは、特に制限されないが、
バーストレングス、CASレイテンシー、ライトモード
などとされる。特に制限されないが、設定可能なバース
トレングスは、1,2,4,8,フルページ(256)
とされ、設定可能なCASレイテンシーは1,2,3と
され、設定可能なライトモードは、バーストライトとシ
ングルライトとされる。上記CASレイテンシーは、後
述のカラムアドレス・リードコマンドによって指示され
るリード動作においてCAS*の立ち下がりから出力バ
ッファ211の出力動作までにクロック信号CLKの何
サイクル分を費やすかを指定するものである。読出しデ
ータが確定するまでにはデータ読出しのための内部動作
時間が必要とされ、それをクロック信号CLKの使用周
波数に応じて設定するためのものである。換言すれば、
周波数の高いクロック信号CLKを用いる場合にはCA
Sレイテンシーを相対的に大きな値に設定し、周波数の
低いクロック信号CLKを用いる場合にはCASレイテ
ンシーを相対的に小さな値に設定する。
クティブコマンド(Ac) これは、ロウアドレスストローブの指示とA9によるメ
モリバンクの選択を有効にするコマンドであり、CS
*,RAS*=ローレベル、CAS*,WE*=ハイレ
ベルによって指示され、このときA0〜A8に供給され
るアドレスがロウアドレス信号として、A9に供給され
る信号がメモリバンクの選択信号として取り込まれる。
取り込み動作は上述のようにクロック信号CLKの立ち
上がりエッジに同期して行われる。例えば、当該コマン
ドが指定されると、それによって指定されるメモリバン
クにおけるワード線が選択され、当該ワード線に接続さ
れたメモリセルが夫々対応する相補データ線に導通され
る。
(Re) このコマンドは、バーストリード動作を開始するために
必要なコマンドであると共に、カラムアドレスストロー
ブの指示を与えるコマンドであり、CS*,CAS*,
=ロウレベル、RAS*,WE*=ハイレベルによって
指示され、このときA0〜A7に供給されるアドレスが
カラムアドレス信号として取り込まれる。これによって
取り込まれたカラムアドレス信号はバーストスタートア
ドレスとしてカラムアドレスカウンタ207に供給され
る。これによって指示されたバーストリード動作におい
ては、その前にロウアドレスストローブ・バンクアクテ
ィブコマンドサイクルでメモリバンクとそれにおけるワ
ード線の選択が行われており、当該選択ワード線のメモ
リセルは、クロック信号CLKに同期してカラムアドレ
スカウンタ207から出力されるアドレス信号に従って
順次選択されて連続的に読出される。連続的に読出され
るデータ数は上記バーストレングスによって指定された
個数とされる。また、出力バッファ211からのデータ
読出し開始は上記CASレイテンシーで規定されるクロ
ック信号CLKのサイクル数を待って行われる。
(Wr) ライト動作の態様としてモードレジスタ30にバースト
ライトが設定されているときは当該バーストライト動作
を開始するために必要なコマンドとされ、ライト動作の
態様としてモードレジスタ30にシングルライトが設定
されているときは当該シングルライト動作を開始するた
めに必要なコマンドとされる。更に当該コマンドは、シ
ングルライト及びバーストライトにおけるカラムアドレ
スストローブの指示を与える。当該コマンドは、CS
*,CAS*,WE*,=ロウレベル、RAS*=ハイ
レベルによって指示され、このときA0〜A7に供給さ
れるアドレスがカラムアドレス信号として取り込まれ
る。これによって取り込まれたカラムアドレス信号はバ
ーストライトにおいてはバーストスタートアドレスとし
てカラムアドレスカウンタ207に供給される。これに
よって指示されたバーストライト動作の手順もバースト
リード動作と同様に行われる。但し、ライト動作にはC
ASレイテンシーはなく、ライトデータの取り込は当該
カラムアドレス・ライトコマンドサイクルから開始され
る。
対するプリチャージ動作の開始コマンドとされ、CS
*,RAS*,WE*,=ロウレベル、CAS*=ハイ
レベルによって指示される。
要とされるコマンドであり、CS*,RAS*,CAS
*=ロウレベル、WE*,CKE=ハイレベルによって
指示される。
ジコマンド フルページに対するバースト動作を全てのメモリバンク
に対して停止させるために必要なコマンドであり、フル
ページ以外のバースト動作では無視される。このコマン
ドは、CAS*,WE*=ローレベル、RAS*,CA
S*=ハイレベルによって指示される。
p) これは実質的な動作を行わないことを指示するコマンド
であり、CS*=ローレベル、RAS*,CAS*,W
E*=ハイレベルによって指示される。
メモリバンクでバースト動作が行われているとき、その
途中で別のメモリバンクを指定して、ロウアドレススト
ローブ・バンクアクティブコマンドが供給されると、当
該実行中の一方のメモリバンクでの動作には何等影響を
与えることなく、当該別のメモリバンクにおけるロウア
ドレス系の動作が可能にされる。例えば、シンクロナス
DRAMは外部から供給されるデータ、アドレス、及び
制御信号を内部に保持する手段を有し、その保持内容、
特にアドレス及び制御信号は、特に制限されないが、メ
モリバンク毎に保持されるようになっている。或は、ロ
ウアドレスストローブ・バンクアクティブコマンドサイ
クルによって選択されたメモリブロックにおけるワード
線1本分のデータがカラム系動作の前に予じめ読み出し
のために図示しないラッチ回路にラッチされるようなっ
ている。したがって、データ入出力端子I/O0〜I/
O15においてデータが衝突しない限り、処理が終了し
ていないコマンドの実行中に、当該実行中のコマンドが
処理対象とするメモリバンクとは異なるメモリバンクに
対するプリチャージコマンド、ロウアドレスストローブ
・バンクアクティブコマンドを発行して、内部動作を予
じめ開始させることが可能である。
クロック信号CLKに同期してデータ、アドレス、制御
信号を入出力できるため、DRAMと同様の大容量メモ
リをSRAMに匹敵する高速動作させることが可能であ
り、また、選択された1本のワード線に対して幾つのデ
ータをアクセスするかをバーストレングスによって指定
することによって、内蔵カラムアドレスカウンタ207
で順次カラム系の選択状態を切換えていって複数個のデ
ータを連続的にリード又はライトできることが理解され
よう。
明の一実施例に係る描画表示処理プロセッサ11とそれ
を適用した画像処理システムのブロック図が示される。
同図に示される画像処理システムは、全体の制御を司る
CPU(中央処理装置)15、CPU15のワーク領域
やデータに一時記憶領域などに利用されるシステムメモ
リ151、描画表示処理プロセッサ(データプロセッ
サ)11、クロック発生部18、描画表示処理プロセッ
サ11によってアクセス制御される上記シンクロナスD
RAM22、及び描画表示処理プロセッサ11によって
表示制御されるモニタ20によって構成される。
いてSDARM22は、描画処理モジュール12や表示
処理モジュール13のためのコマンドやパラメータの格
納領域とされる。それらは、特に制限されないが、予じ
めCPU15から転送される。さらにシンクロナスDR
AM22はフレームバッファや描画処理のためのデータ
一時記憶領域もしくは作業領域としても利用される。
描画処理モジュール12は、シンクロナスDRAM22
から、上記コマンドやパラメータをバス制御部14を介
して読出し、コマンドの指示に従いシンクロナスDRA
M22に描画処理を実行する。描画表示処理プロセッサ
11における表示処理モジュール13は、内部の水平、
垂直アドレスカウンタを、モニタ20の水平、垂直同期
タイミングに合わせて更新し、バス制御部14を介して
必要な表示データをシンクロナスDRAM22から読出
し、モニタ20の表示速度すなわちドットレートに合わ
せて出力する。モニタ20は表示処理モジュール13か
ら出力される上記表示データを垂直、水平の各同期信号
に同期して表示する。
8からの基本クロック181を受け、描画処理モジュー
ル12、表示処理モジュール13、バス制御部14に供
給すると共に、外部のシンクロナスDRAM22に対し
てもクロック信号を供給する。クロックドライバ16か
らシンクロナスDRAM22に供給されるクロック信号
は図2で説明したクロック信号CLKとされる。
シンクロナスDRAM22に対するアクセス制御の点に
おいて、(1)クロック供給、(2)モードレジスタの
設定、(3)データアクセスのパイプライン化、(4)
複数モジュールからのバス競合対策などの点をそれぞれ
考慮して構成されている。次に夫々の内容を順次説明す
る。
給》描画表示処理プロセッサ11は、クロック信号CL
Kに同期動作されるシンクロナスDRAM22をアクセ
スするときに当該シンクロナスDRAM22に対し、ク
ロック信号CLKに同期するタイミングを以てデータ、
アドレス、及び制御信号を入出力する必要がある。した
がってシンクロナスDRAM22にアクセス制御する描
画表示処理プロセッサ11と同一クロック、逓倍クロッ
ク、あるいは分周クロックが当該シンクロナスDRAM
22に供給される必要がある。このとき、水晶発振子1
7などの発振子を用いるクロック発生器18で生成され
たクロック信号181を、その実装ボード上で描画表示
処理プロセッサ11とシンクロナスDRAM22に並列
に供給した場合には、クロック配線の負荷や遅延成分の
偏りなどによってクロックのスキューが生じたり、プロ
セッサ11の内部で動作遅延を生じたりすると、クロッ
ク信号のサイクルに対してデータ、アドレス、及び制御
信号のセットアップ、ホールドタイムなどの所要の動作
マージンを保証できなくなる虞がある。この点を解決す
るため、シンクロナスDRAM22に対するアクセス主
体である描画表示処理プロセッサ11がシンクロナスD
RAM22にクロック信号を供給する構成を採用してい
る。このためシンクロナスDRAM22に供給すべきク
ロック信号CLKとデータ、アドレス、及び制御信号と
のディレーを当該描画表示処理プロセッサの設計段階で
合わせ込むことが可能となり、PLL回路などを用いて
対策する場合に比べて低コストで、しかも充分なマージ
ンの確保が容易になる。
描画表示処理プロセッサ11cの内部に異なる周波数で
動作するモジュール例えば描画処理モジュール12cと
表示処理モジュール13cが存在する場合、それぞれバ
スマスターとされるモジュール12c,13cのクロッ
ク信号を個別化し、シンクロナスDRAM22へのクロ
ック信号もそのアクセス主体に応じて描画表示処理プロ
セッサ11cのバス制御部14cがクロックセレクタ2
5で選択し、アクセス主体の動作とシンクロナスDRA
M22の動作が上記同様に完全同期可能に構成すること
ができる。このためシンクロナスDRAM22に供給す
るクロック信号とデータ、アドレス、及び制御信号との
ディレーをバスマスターになるモジュール単位で合わせ
込むことが可能となり、そのような場合にも充分な動作
マージンの確保が容易になる。
周波数のクロック発生部18c,18sと、クロックド
ライバ16c,16sと、上記周波数に応じて動作する
複数のモジュール12c,13cと、上記複数のモジュ
ールの上記メモリに対するアクセスを調停するバス制御
部14cと、調停信号251に応じて上記メモリへのク
ロックを選択するクロックセレクタ25とを有し、シン
クロナスDRAM22に対し描画表示処理プロセッサ1
1から直接複数の周波数のクロックCLKを供給する画
像処理システム構成を示している。尚、図21において
CPUインタフェースは図示されていない。例えばある
一定の表示を繰り返し行う場合には当該描画表示処理プ
ロセッサ11cはスタンドアロンで動作され、CPUイ
ンタフェースを必要としない。図1と同様にCPUイン
タフェースを設けて構成することも当然可能である。
AM22に対するクロックセレクタ25dが描画表示処
理プロセッサ11dの外部に配置される点が図21の構
成と相違される。すなわち、クロック発生部18d,1
8tから描画表示処理プロセッサ11dに供給されるク
ロック信号とは別系統を介して夫々からクロックセレク
タ25dにクロック信号が供給され、シンクロナスDR
AM22のアクセス主体が描画処理モジュール12dか
表示処理モジュール13dかに従ってバス制御部14d
がクロックセレクタ25dに出力クロック信号周波数を
選択させる。そのための制御信号は252として図示さ
れている。16d,16tはクロックドライバ、25t
はクロックセレクタである。
1i内部のモジュールが単一モジュール13i(表示処
理モジュール)であってもプロセッサ11iからシンク
ロナスDRAM22にクロック信号CLKを供給する構
成が適用可能である。図22において、14iはバス制
御部、16iはクロックドライバ、18iはクロック発
生部である。さらに、図24に示されるように、単一モ
ジュール(表示処理モジュール)13kで複数の周波数
のクロック信号を選択するクロックセレクタ25kを内
蔵する形式のプロセッサにおいても当該プロセッサ11
kが直接シンクロナスDRAM22にクロック信号を供
給することができる。18k,18Lはクロック発生
部、16kはクロックドライバ、14kはバス制御部で
ある。
32には複数個例えば2個の描画表示処理プロセッサ1
1−1,11−2がシンクロナスDRAM22を共有す
る場合の一例システムが示される。このシステムにおい
て、シンクロナスDRAM22へクロック信号CLKを
供給するための夫々の描画表示処理プロセッサに内蔵さ
れたクロックドライバ16の出力はクロックバッファ1
60を介してワイヤードオア結合されてシンクロナスD
RAM22のクロック入力端子に結合される。このと
き、相互に一方の描画表示処理プロセッサが他方の描画
表示処理プロセッサのためにシンクロナスDRAM22
を解放する方式として、シンクロナスDRAM22に対
するデータ、アドレス、制御信号はもとよりクロック信
号CLKを供給する端子をもハイインピーダンスに制御
する。本実施例に従えば、クロックドライバ16の出力
すなわちクロックバッファ160がハイインピーダンス
状態に制御される。これにより、他の描画表示処理プロ
セッサがシンクロナスDRAM22を直接アクセスする
場合にも、当該他の描画表示処理プロセッサは同様に充
分な動作マージンを確保して、換言すれば、当該他の描
画表示処理プロセッサの動作速度に応じてシンクロナス
DRAM22をアクセス制御することができる。
ルからのバス競合対策のための一例回路が示される。図
18に示される例は、描画処理プロセッサ11の内部レ
ジスタにスリーステートコントロールビット149を備
え、その値は例えばCPU15から設定される。このス
リーステートコントロールビット149の出力1491
により、バス制御部14におけるアドレス、データ、及
び制御信号のためのバスバッファ1495A,1495
D,1495C及びクロック端子がハイインピーダンス
にされる。クロック端子のハイインピーダンスはクロッ
クドライバ160にて実現される。図19に示される例
は、描画表示処理プロセッサ11の外部端子からの供給
される制御信号105のレベルもしくは変化タイミング
によって、アドレス、データ、制御信号のためのバスバ
ッファ1495a,1495D,1495C及びクロッ
クドライバ16のクロック端子(クロックバッファ16
0の出力端子)をハイインピーダンスにする構成とされ
る。
RAM22に内蔵されているモードレジスタ30は、シ
ンクロナスDRAM22の動作モードを指定するための
レジスタである。既存の標準的なメモリは、モードレジ
スタ30の様にスタティック動作モードを指定するため
のレジスタは無く、それに対応するアクセス主体はメモ
リの読出し、書込み、リフレッシュのアクセスサイクル
以外に特別なコマンドを発行する必要はなかった。本発
明では、描画表示処理プロセッサ11はその内部アーキ
テクチャ及び処理内容に応じてモードレジスタ30を設
定するようになっている。モードレジスタの設定方式に
ついては以下に説明する各種方式を適宜採用可能であ
る。
ク図が示される。アービタ141は各モジュール12,
13におけるコマンド実行結果として当該モジュールか
ら出力されるシンクロナスDRAM22へのバス要求信
号1411を受け付けてバス権の調停を行い、一つのモ
ジュールに対してバスアクノリッジ信号1412にて動
作許可を行う。また、同時にセレクタ142にモジュー
ルのセレクト信号1413を与える。セレクタ142
は、上記セレクト信号1413により各モジュールから
の制御情報1421をセレクトし、シーケンサ143に
与える。シンクロナスDRAM22に対する制御情報1
421は、例えばデータ読み出し、データ書込み、リフ
レッシュ、モードレジスタ30の設定などを指示するた
めの制御コードとされる。この制御コードは当該モジュ
ールが外部からフェッチしたコマンドを実行した結果出
力することになる。ミスヒット検出部147は、アドレ
スバス148のロウアドレスが現在アクティブになって
いるロウアドレスと一致しているかを比較し、ミスヒッ
ト情報1471をシーケンサ143に与える。シーケン
サ143は、制御情報1421及びミスヒット情報14
71に従って後述する図4の状態遷移図に基づいて当該
制御情報1421で指定されるバス制御処理を実行する
ための一連の情報をデコーダ144に与える。デコーダ
144はシーケンサ143から与えられる各種情報をデ
コードし、シンクロナスDRAM22へのコマンド14
41、バスバッファ1495Dの制御信号1442、ア
ービタ141への制御信号1443等を出力する。シン
クロナスDRAM22へ発行されるコマンド1441が
上記モードレジスタ30を設定するコマンド(モードレ
ジスタセットコマンドMo)である場合、当該モードレ
ジスタ30に設定すべき値は、特に制限されないが、リ
テラル発生部146がデコーダ144の出力1445に
従って選択して出力する。シンクロナスDRAM22の
コマンドレジスタ値はアドレスバスを介して供給される
ので、そのとき、デコーダ144が出力する制御信号1
444にてアドレスセレクタ145がリテラル発生部1
46の出力を選択し、それによってコマンドレジスタ3
0への設定値はバスバッファ1495Aからアドレスバ
スを経由してシンクロナスDRAM22に供給される。
尚、リテラル発生部146はデコーダ144の出力14
45に従って所定の値を出力する論理回路又は記憶回路
によって構成することができる。
タイミングについては外部信号に同期させることができ
る。例えば図26に示されるように、表示ブランキング
情報135を外部端子により入力する。例えば表示ブラ
ンキング情報とは垂直同期信号における垂直帰線期間で
あり、表示処理モジュール13は、このタイミングによ
り、次の表示データをシンクロナスDRAM22から取
り込むために、モードレジスタセットコマンドをバス制
御部14から発行させて、例えばバーストレングスを変
更する。
ンドそれ自体もしくはコマンドのパラメータに含めてお
くことができる。その様なコマンドは、上述の各種描画
処理モジュール12や表示処理モジュール13が実行す
るコマンドの一つとされる。図27にはそのような処理
モジュールによるコマンド実行フローが概略的に示され
る。すなわち、コマンドフェッチ(M1)が行われて、
そのコマンドが解釈(M2)され、解釈の結果がモード
レジスタ30の設定コマンドであるかが判定され(M
3)、モードレジスタセットコマンドである場合には当
該コマンドが実行され(M1)、それ以外のコマンドに
対してはそのコマンドで指示される処理が実行され(M
4)、さらに次のコマンドフェッチが行われて(M6)
上記同様の処理が繰り返される。同図におけるM5は次
のコマンドフェッチサイクルにおけるM1と等価なステ
ップである。図28にはそのような各種コマンドのフォ
ーマット例が示される。図28の(A)は一つのコマン
ドがコマンド指定フィールドCOMCと属性コードフィ
ールドCOMDとから成るコマンドフォーマットの場合
を示し、その場合にモードレジスタセットコマンドにお
けるモードレジスタ30の設定値は属性コードフィール
ドCOMDに配置される。図28の(B)は一つのコマ
ンドがコマンド指定フィールドCOMCから成り、これ
に続くパラメータPARに各種属性が含まれるフォーマ
ットを示し、その場合にモードレジスタセットコマンド
におけるモードレジスタ30の設定値はパラメータPA
Rに配置することができる。
0に対する設定値をモジュール12,13が実行すべき
コマンドに付随させる場合のバス制御部の構成例であ
る。図3のリテラル発生部146に代えてデータバスの
値をアドレスセレクタ145の一方の入力に結合した点
が相違される。アドレスセレクタ145の選択制御は図
3の場合と同様と理解されたい。アドレスセレクタ14
5の入力としてデータバスを選択することができるの
で、シンクロナスDRAM22のアドレス入力端子に供
給すべきモードレジスタ30の設定値を、描画処理モジ
ュール12や表示処理モジュールが結合される内部デー
タバスから直接指定できる。例えば描画処理モジュール
12又は表示処理モジュール13は、図28のようなコ
マンドフォーマットのコマンドによってモードレジスタ
30の設定処理を認識すると、その処理のための制御情
報1421をバス制御部14に供給すると共に、モード
レジスタ30の設定値を上記内部データバスに出力す
る。これによって、シンクロナスDRAM22に対する
モードレジスタの設定が行われる。
/Oマッピングの手法によって実現することも可能であ
る。その一例を示す図30の場合、描画処理モジュール
12及び表示処理モジュール13がアクセス可能な内部
I/O空間に特定のレジスタ1482をマッピングす
る。すなわち、アドレスデコーダ1481は当該レジス
タ1482のアクセスを内部アドレスバス情報から検出
してそれを制御信号1483でレジスタ1482及びシ
ーケンサ143に通知する。これによってレジスタ14
82はそのときデータバスに供給されてくるモードレジ
スタ設定値をラッチし、且つ、シーケンサ143はその
通知をコマンドレジスタ設定のための指示として認識す
る。シーケンサ143はバスバッファ1495Cを介し
てシンクロナスDRAM22にモードレジスタセットコ
マンドを発行すると共に、レジスタ1482にラッチさ
れている設定値をアドレスセレクタ145にて選択させ
てバスバッファ1495AからシンクロナスDRAM2
2に供給する。また、特に図示はしないが、I/Oマッ
ピング方式においては、物理的なレジスタを省くことが
でき、上記特定のアドレスだけを確保して当該アドレス
に対するアクセスをデコーダ1481で検出可能に構成
できる。
モジュール13がマイクロプログラム制御を利用する場
合における制御系のブロック図が示される。マクロRO
M51は所定のマイクロプログラムが記述されている。
それに対するアクセスアドレスはマイクロアドレスレジ
スタ56が保有し、マイクロROM51から読出された
マイクロインストラクションはマクロインストラクショ
ンレジスタ52に保持され、その出力がマイクロインス
トラクションデコーダ54で解読されることによって当
該マイクロインストラクションを実行するための制御信
号がエグゼキューションユニット58に供給される。マ
イクロ命令にはネクストアドレス情報が含まれ、それが
マイクロアドレスコントローラ55に供給されることに
よりマイクロアドレスレジスタ56の値が順次更新され
ていく。マイクロ命令系列の先頭マイクロアドレスはマ
イクロレジスタ57にフェッチされたコマンドによって
与えられる。これにフェッチされたコマンドが描画処理
モジュール12や表示処理モジュール13の動作を基本
的に決定する。マイクロアドレスコントローラ55はマ
イクロ分岐のためのマイクロアドレスも制御する。例え
ばモードレジスタ30を設定するためのコマンドがマイ
クロレジスタ57にフェッチされると、マイクロインス
トラクションレジスタ52にはメモリコントロールイン
フォメーション53として代表的に示されたマイクロ命
令がラッチされることになる。このマイクロ命令がデコ
ードされることにより、例えば上記図3、図26、図2
9、及び図30の態様でのモードレジスタ30を設定す
るための制御動作が開始される。
本実施例の描画表示処理プロセッサ11は上述の各種方
式で設定可能にされるモードレジスタ30を処理内容に
応じてダイナミックに設定できるようになっている。例
えば任意方向への直線描画ではメモリアドレスが同じロ
ウアドレス内で連続しない描画処理になり、モードレジ
スタ30に設定するバーストレングスは1が望ましく、
それに対しメモリクリヤなどの矩形の塗りつぶし描画で
はメモリアドレスが同じロウアドレス内で連続する描画
処理になり、バーストレングスはN(N>1)が望まし
く、描画処理内容に応じてバーストレングスを変更する
処理が必要となる。このため本発明では、多様な処理内
容に応じてモードレジスタ30をダイナミックに変更す
る処理を行って、バーストレングスに合わせてシンクロ
ナスDRAM22のバススループットを低コストに向上
させることができるようになっている。
ケンサ143の状態遷移を示したものである。電源投入
時にはシンクロナスDRAM22を初期化するため、ア
イドルS1からプリチャージS3、モードレジスタ設定
S7、NOP(ノンオペレーション)S2が実行され、
これに加えてダミーサイクルとしてリフレッシュシーケ
ンスS8が2回繰り返される。リフレッシュ処理は、ア
イドルS1からプリチャージS3、リフレッシュS8、
NOPS2の処理によって構成される。直線描画のよう
にバーストレングスが1の場合のデータの読み出しは、
アイドルS1からプリチャージS3、ロウアドレス活性
化(ロウアドレスストローブ・バンクアクティブコマン
ドにて指示)S4、読み出し(カラムアドレス・リード
コマンドにて指示)S6によって実行される。これに引
き続き同じロウアドレスであれば、読み出しS6を継続
して発行することで、次々にデータ読み出しが実行され
る(バーストリード動作)。データの書き込みは、アイ
ドルS1からプリチャージS3、ロウアドレス活性化S
4、書き込み(カラムアドレス・ライトコマンドにて指
示)S5によって実行される。これに引き続き同じロウ
アドレスであれば、書き込みS5を継続して発行するこ
とで、次々にデータ書き込みが実行される(バーストラ
イト動作)。連続読出し、又は連続書き込み中に、ロウ
アドレスが変化したら、NOPS2、プリチャージS
3、ロウアドレス活性化S4のステートを経て再び読出
し、書き込みが行われる。リードモディファイライトは
CASレイテンシーが1の場合、上記読出しS6からN
OPS2、書き込みS5を1つのサイクルとみなして実
行することもできる。表示処理モジュール13からアー
ビタ141に対しバス要求があった場合、バスアクノリ
ッジ1421が返されると表示処理モジュール13はモ
ードレジスタ30を設定するための制御情報をシーケン
サ143に与え、これによってプリチャージS3、モー
ドレジスタ設定(モードレジスタセットコマンドにて指
示)S7、NOPS2が実行されてバーストレングが8
に設定される。その後、8ワード毎に読み出しS6が発
行される。その期間中に、現在アクセスしていないバン
クに対しプリチャージS3、予め求められている隣り合
う次のロウアドレス活性化S4を実行することができ
る。表示処理モジュール13は、必要な表示データを読
み出した時点で、モードレジスタ30の設定指示をシー
ケンサ143に与え、これによって、プリチャージS
3、モードレジスタ設定S7、NOPS2が実行されて
バーストレングスが1に設定される。その後にバス要求
信号がネゲートされてバスが開放される。
22に対する表示、描画サイクルでのアクセスタイミン
グの一例が示されている。ここで、読出されたデータは
所定のクロック経過(レイテンシー)後、データバスに
出力される。このレイテンシーは可変でありシンクロナ
スDRAM22のモードレジスタ30にセットされる。
図5乃至図13の例ではこのレイテンシーは全て1にさ
れているが特に限定されるものではない。
ドモディファイライトの例が示されている。この例はラ
ンダムな画素似たいして1ドットづつ描画する場合であ
る。T1では、モードレジスタ30にバーストレングス
を1として設定している(Mo)。T3に描画処理モジ
ュール12は、1ドットリードモディファイライトのた
めの制御情報1421を発行する。ミスヒット検出部1
47は、そのときのアクセスアドレスが前回のロウアド
レスと同位置でないことを検出する。これによってシー
ケンサ143はプリチャージS3(T3のPr−a
b)、ロウアドレス活性化S4(T4のAc−a)、読
出しS6(T5のRe−a)、NOPS2(T6のNo
p)、書き込みS5(T7のWr−a)のためのコマン
ドをクロック信号CLKに同期してシンクロナスDRA
M22に供給する。リード時におけるCASレイテンシ
ーは1とされるのでT6にデータが読出され、データの
書込みはT7に行われる。それに続く次の1ドット描画
はメモリバンクBとされる。T8において、そのための
制御情報1421が発行され、プリチャージS3(T8
のPr−b)、ロウアドレス活性化S4(T9のAc−
b)、読出しS6(T10のRe−b)、NOPS2
(T11のNop)、書き込みS5(T12のWr−
b)のための各コマンドがクロック信号CLKに同期し
てシンクロナスDRAM22に供給される。
からの割込み処理を示すタイミングチャートである。同
図においてシンクロナスDRAM22はT10までの間
はランダムなカラムアドレスに対して1ドットリード、
1ドットライトが行われて描画対象とされている。この
とき、表示処理モジュール13からバス要求の割り込み
があるとする。図7にはそのようなバス要求によって表
示データとして一括して16ワード読み出す例が示され
ている。表示処理モジュール13からバス要求がある
と、アービタ141はバス調停を行い、表示処理モジュ
ール13にバスを開放する。表示処理モジュール13は
そのような16ワード読み出しのための制御情報142
1をシーケンサ143に供給する。これにより、モード
レジスタ30のバーストレングスが8に設定される(T
11のMo)。読み出しコマンドは8ワードごとに発行
される(T15のRe−a,T23のRe−b)。T1
5のリードコマンド発行前にはプリチャージS3(T1
3のPr−ab)、ロウアドレス(ロウアドレス)活性
化S4(T14のAc−a)の各コマンドがシンクロナ
スDRAM22に発行される。最初の1ワードの読み出
しはT16に同期して開始される。その期間中に、現在
アクセスされていないバンクに対しプリチャージS3
(T21のPr−b)、予め求められている隣り合う次
のロウアドレス活性化S4(T22のAc−b)のコマ
ンドがシンクロナスDRAM22に発行されて予じめそ
の処理がメモリバンクB(b)側で行われる。これによ
り、データ処理をパイプライン化することができ、バス
スループットを向上させることができる。換言すれば、
アクセス対象メモリバンクの切り替わり目においても間
断なくデータの読み出しが可能にされる。表示処理モジ
ュール13は、必要な表示データを読み出した時点で、
モードレジスタ30の設定指示を与え、プリチャージS
3(T32のPr−ab)、モードレジスタ設定S7
(T33のMo)、NOPS2(T34のNop)を実
行してバーストレングスを1に設定後、バス要求信号を
ネゲートし、バスを開放することになる。
ド動作例を示す。シンクロナスDRAM22の表示アク
セスサイクルの割合を短くするためには、できるだけ多
くの表示データを連続して読み出すのがよき、そのため
バーストレングスをフルページに設定して連続して読み
出す用にすることが望ましい。但し、表示処理モジュー
ル13内に、あらかじめ読出した表示データを一旦蓄積
するためのFIFOあるいはRAM等が必要で、そのよ
うなFIFOなどの記憶容量との関係によって連続読み
出し語数を決定することになる。バーストストップコマ
ンド(Stop)は、特に限定はされないが、表示処理
モジュール13内の読み出し語数のカウンタ出力値と読
み出しすべきデータ語数との比較結果の一致を以てその
発生タイミングを制御できる。図8においてT1でバー
スレングスをフルページとするようにコマンドレジスタ
30が設定され(Mo)、T3でプリチャージ(Pr−
ab)、T4でロウアドレス活性化(Ac−a)、T5
で読み出し(Re−a)の各コマンドが発行され、T6
に同期してデータが順次読出される。
itBLT(ビットブロック転送)の一例を示す。この
場合もバーストレングスをフルページに設定して連続し
て読出し、書き込みを実行している。このときのアクセ
スアドレスは同一ロウアドレスとされている。この例に
従えば、リード、ライトのデータ個数はそれぞれ12個
とされ、バーストストップコマンド(T17,T30の
Stop)によってバーストリード、バーストライトを
終了している。表示処理モジュール13はBitBLT
における転送元データとされる読み出しデータを内部に
蓄積するための手段を有している。
13がシンクロナスDRAM22からの表示データを一
時的に蓄積するための手段を持たない場合の動作例であ
る。このときには表示処理と描画処理とをインタリーブ
する方式を採用する。この場合には、表示データをドッ
トレートに合わせて決められたサイクルで読み出す必要
があり、ここではクロック信号CLKの4サイクルに1
回の例を示している。クロック信号CLKの4サイクル
に1回の割合で読み出しを可能にするために、表示領域
と描画領域のメモリバンクを分けて、モニタ20のフレ
ームの切り換えタイミングで表示領域と描画領域のメモ
リバンクを切り換え、また、表示のロウアドレスが切り
替わるタイミングでは、プリチャージS3と次のロウア
ドレス活性化S4を描画処理に優先して実行させる。図
12及び13の例ではメモリマットA(a)が表示領
域、メモリマットB(b)が描画領域とされている。メ
モリ間ttA(a)に対するプリチャージはT3(Pr
−ab)で行われ、T4(Ac−a)においてロウアド
レスが指定される。同図に示される表示のためのリード
動作はT4で指定された同一ロウアドレスに対して行わ
れる。このとき、メモリバンクB(b)に対する描画
は、T14(Pr−b)、T15(Ac−b)で選択さ
れたロウアドレスがT24(Pr−b)、T26(Ac
−b)で変更され、ランダムに行われている。
転送)の描画処理方式の1実施例を示している。描画処
理モジュール12は、特に限定はされないが、描画アル
ゴリズムに従いアドレスやデータの転送語数を演算する
ブロックと1ドットの色演算を行なうブロック等から構
成される。BitBLT(ビットブロック転送)の描画
処理は、X方向の1ライン分の演算をY方向に繰り返し
処理することで実現することができる。X方向の1ライ
ン分の演算では、まず最初にアドレスカウンタ121を
リセットし、転送元の転送語数を転送語数レジスタ12
2に設定する。バーストレングスはフルページに設定さ
れ、描画処理モジュール12がバス制御部14に転送元
開始アドレスを出力して、連続読み出しを開始する。バ
ス制御部14からのアクノリッジ信号1412によりア
ドレスカウンタ121はインクリメントされ、転送元デ
ータをソースRAM124に一旦蓄積する。アドレスカ
ウンタ121の値と転送語数レジスタ122の値は比較
器123で比較され、一致したら停止信号1231によ
り描画処理モジュール12からバス制御部14に対し、
バーストストップの制御情報を発行する。BitBLT
(ビットブロック転送)の描画処理で下地データとのと
演算を要する場合、下地データは予じめ転送元データと
同様にデスティネーションRAM126に一旦蓄積され
る。最後に転送元データがシフタ125で位置合わせさ
れ、これが演算器127で下地データと演算され、その
演算結果データが再びシンクロナスDRAM22に連続
的に書き込まれる。
図25に示されるようにバス制御部14aはシンクロナ
スDRAM22と共に、それよりも低速なメモリとして
ROM26をアクセス可能に構成することができる。図
20に従えば、シンクロナスDRAM22と同一のバス
にROM26が接続される。ROM26のアドレス空間
はフレームバッファアドレス空間にマッピッングされ、
換言すれば、それを選択するための信号を形成するアド
レスデコーダは描画表示処理プロセッサ11が有する。
描画処理モジュール12aが当該アドレスデコーダを有
する場合、ROM26のアドレス空間へのアクセスは、
制御情報1421によりバス制御部14に通知される。
シーケンサ143は、アイドルS1から読み出しS6を
実行し、ROM26からのデータが確定するまでNOP
S2を実行する。NOPS2の実行回数は、ROM26
の動作速度に従って予じめ決定された値に固定すること
もできるが、採用可能なROM26の選択の余地を広げ
られると言う意味においては専用のレジスタに指定でき
るようにすることが望ましい。また、図30のアドレス
デコーダ1481のようにバス制御部14にアドレスデ
コーダが配置される場合、当該デコーダの出力が直接シ
ーケンサ143に入力されてROM26がアクセス制御
されることになる。このときのNOPS2の挿入回数も
上記専用レジスタで指定することが可能である。
制御部14との接続が専用バスを利用する点で図20の
例と相違される。ROM26を持たない実施例において
もそのような専用バスによる接続を採用することができ
る。
クロナスDRAM22を用いることにより、いつでも従
来のSRAMに匹敵する高速転送が実現できるとは限ら
ない。つまり、高速転送が可能な条件は、同一ロウアド
レス内に限られ、異なるロウアドレスに移動する場合
(ミスヒット)には、プリチャージコマンド、ロウアド
レスの活性化コマンド(ロウアドレスストローブ・バン
クアクティブコマンド)を発行したりするミスヒット処
理の必要がある。このためフレームバッファの論理的な
画素座標に対する物理的なメモリアドレスのマッピング
として、例えば同一ロウアドレスの領域に隣り合う別の
領域にマッピングされた別のロウアドレスは必ず異なる
メモリバンクのロウアドレスとするような配置を採用す
る。これによりバーストレングスをN(N>1)として
設定した場合、上述の図7から図13のタイミングチャ
ートの説明からも明らかなように、シンクロナスDRA
M22に対し現在データをアクセス中に上記アクセス中
のメモリバンクとは異なるメモリバンクに対し、プリチ
ャージコマンドおよびロウアドレスストローブ・バンク
アクティブコマンドを発行することが可能となり、バス
スループットを向上させることができる。描画処理モジ
ュール12、表示処理モジュール13またはバス制御部
14内に予じめアドレスを演算する手段とロウアドレス
の切り換えを判定する手段(ミスヒット検出部147)
が設けられ、ロウアドレスの変化が検出されるとバス制
御部14内のシーケンサ143にて、プリチャージコマ
ンド、ロウアドレスの活性化コマンドを発行し、続いて
列アドレスを発行するようにされている。これによっ
て、例えば最高10ナノ秒ごとにデータを読出すこと、
および書き込むことも可能となる。
おけるシンクロナスDRAM22の物理的なメモリアド
レスと論理的な座標のマッピング(表示フェレーム上に
おけるマッピング)の例を示している。換言すれば、フ
レームバッファのビットマップ座標領域におけるシンク
ロナスDARM22のロウアドレス毎のデータ配置が示
される。本実施例においてシンクロナスDRAM22に
おける同一のロウアドレスは256ドット分のピクセル
データに相当する。各図において縦×横=16ドット×
16ドットの領域、縦×横=1ドット×256ドットの
領域は一つのロウアドレスに相当する画素データの領域
である。図15はロウアドレス同一の16ドット×16
ドットの矩形領域は図の横方向に隣り合うもの同士メモ
リバンクが相違するようにマッピングされる。図16は
1ドット×256ドットの矩形領域が図の縦方向に隣り
合うもの同士メモリバンクが相違するようにマッピング
される。図17はロウアドレス同一の16ドット×16
ドットの矩形領域は図の縦及び横の双方で隣り合うもの
同士メモリバンクが相違するようにマッピングされる。
図15のマッピングは、ビットマップ座標上で横方向及
び斜め方向に進められる描画処理においてもアクセス対
象メモリバンクを交互に切り換えることができるように
なるので、一方のメモリバンクに対する読み出し又は書
込み中に他方のメモリバンクに対してプリチャージなど
の処理を予じめ行って処理のスループットを向上させる
ことができる。図17のマッピングは特にフレームバッ
ファに対するアクセスが縦及び横方向に集中する場合に
最適なマッピングを想定したものである。図16のマッ
ピングは描画又は表示がビットマップ座標上で横方向に
進められる処理においてアクセス対象メモリバンクが交
互に切り換えられることになるので、一方のメモリバン
クに対する読み出し又は書込み中に他方のメモリバンク
に対してプリチャージなどの処理を予じめ行って処理の
スループットを向上させることができる。図16のマッ
ピングは矩形領域のクリアなどのようにスキャンアドレ
スを一方向に変化させて不都合がないような場合であ
る。
て、フレームバッファ配置の横方向にメモリアクセスが
行われる場合、メモリバンクAとBとの境界部分でのア
クセス態様は図7のT24におけるアクセス態様とされ
る。また、図16において横256ドット分のメモリア
クセスの態様は図8、図9のアクセスタイミングに対応
される。
れ防止》シンクロナスDRAMをアクセスして行われる
データ処理のスループットをさらに向上させるためのミ
スヒット処理について別の実施例を参照しながら説明す
る。以下の実施例説明では、本発明の別の実施例に係る
データプロセッサとそれを適用したファクシミリ用画像
処理システムを一例として説明する。
タプロセッサ70を備えた画像処理システムの一例ブロ
ック図が示される。同図においてセンサ80は原稿の光
学的濃淡情報を読み取り、これを光電変換して画像デー
タを出力する。センサ80は現在のファクシミリではC
CDラインセンサが用いられることが多いが、密着セン
サも使われ始めており、エリアセンサなども今後適用さ
れていく。画像処理部71では、画像データに含まれる
歪みを除去し、画質向上、さらには符号化等も実行す
る。本実施例では2個のシンクロナスDRAM82a,
82bが設けられている。これらは、注目画素と周辺画
素を演算するために、高速にデータの読み出し及び書き
込みが行われるラインメモリとして、且つ画像処理,符
号化されたデータを通信処理部79を介して送信するた
めに記憶する符号ページバッファとして利用される。2
個のシンクロナスDRAM82a,82bはそれぞれ固
有のバス制御部74a,74bとインタフェースされ、
並列的にアクセス可能にされている。CPU75はシス
テム全体の制御を司り、また、画像処理,符号化したデ
ータをシンクロナスDRAM82a,82bの上記ペー
ジバッファ領域に格納させて、通信処理部79を介し
て、送信制御する。通信処理部79は、受信側のファク
シミリとの接続,通信プロトコル手順を実行し、CPU
75からのデータを通信路で電送するための変換を行
う。クロック発生部78は水晶発振子77の基準周波数
を基に基本クロック781を作成し、画像処理部71,
CPU75,通信処理部79に供給する。受信時は通信
処理部79,CPU75,画像処理部71と、送信時の
逆をたどり、記録部81で記録する。記録部81は、感
熱ヘッドやインクジェット,電子写真技術を用いたレー
ザープリンタなどが実用化されている。
従来のDRAMに比べ、クロックに同期してデータ,ア
ドレス,制御信号を入出力できるため、従来のSRAM
に匹敵する高速転送が実現でき、かつ従来のDRAM以
上の大容量を低価格で実現可能となるメモリである。す
なわち、シンクロナスDRAMを用いることでメモリの
バス速度を向上させることができ、画像処理用SRAM
とページバッファ用DRAMを統合することができる。
ここでシンクロナスDRAM82a,82bは上記図2
で説明した回路構成と同様の回路構成を有するものと理
解されたい。そしてシンクロナスDRAM82a,82
bに対するクロック信号CLKも上記実施例と同様にデ
ータプロセッサ70から出力される。
0から読み込んだ画像データに対して歪み補正処理、高
画質化処理、符号化処理などを実行する。これらの処理
は読み出しアドレスRDADRを用いてバス制御部74
aにシンクロナスDRAM82aをリード動作させてデ
ータ821aを出力させ、それによって得られたデータ
751aを画像処理部71が取り込み、画像処理部71
は取り込んだデータ751aを画像処理し、画像処理後
のデータ751bを書き込みアドレスWRADRを用い
てシンクロナスDRAM82bに書き込むことで実現し
ている。
からデータを読み出し、これを画像処理部71で補正な
どの処理を行い、その結果をシンクロナスDRAM82
bに書き込むという処理は表示データ全体に対し、且つ
画像処理部71の動作クロックに同期して順次複数の処
理ステップを一単位として繰り返し行われる。画像処理
のパイプラインとは、そのような複数処理ステップから
なる単位画像処理を複数並列的に且つ夫々の処理ステッ
プをずらしながら行い、例えば一単位の画像処理が見か
け上1処理ステップのサイクルタイムで行われるような
処理方式とされる。本実施例に従えば、画像処理部71
はあるデータに対するリードアドレスRDADRと当該
リードデータに対してデータ処理を施したデータの書込
みアドレスWRADRとを並列的に出力する。このと
き、読み出しデータにデータ処理を施して書き込み可能
にされるまでのデータ処理時間は、図33において2段
のラッチ731,732によるアドレス伝達遅延時間に
よって確保される。したがって、リードアドレスRDA
DRとライトアドレスWRADRが並列的に画像処理部
71から出力されたとき、当該リードアドレスRDAD
Rによって読出されたデータがデータ処理されて書き込
まれるのは、ライトアドレスWRADRがラッチ回路7
31,732を通過する遅延時間を待って有効とされる
アドレス信号WRADR3にて行われることになる。
可能にされているとき、読み出したデータを取り込んで
から、処理後のデータを書き込むまでの時間は一定でな
ければ、部分的にクロックを停止させて待ち合わせるこ
とになり、待ち合わせにはタイミング上複雑な処理を要
する。例えば、シンクロナスDRAM82aから連続的
にデータを読み出し、それに対するデータ処理の結果を
シンクロナスDRAM82bに連続的に書き込みを行う
ようにして画像処理のパイプラインを実現するとき、シ
ンクロナスDRAMに対する読み出し又は書込みの何れ
かにおいてミスヒットが生ずると、パイプラインが崩
れ、部分的にデーター破壊が発生する。このため、ミス
ヒットが発生すると画像処理演算を一時的に停止し、パ
イプライン内のデータを止めておくことでデーターを保
持しなければならない。また、読み出し側、書き込み側
のいずれでミスヒットが起こっても止める必要があるた
め、書込み側と読み出し側のミスヒット判定を同時に行
う。本実施例に従えば、シンクロナスDRAM82aに
対して読み出しアドレスを発行し、データを読み出し、
それに対してデータ処理を施し、書込みアドレスをシン
クロナスDRAM82bに発行して当該データをシンク
ロナスDRAM82bに書き込むという一連の処理の流
れにおいて、その最終段階のデータ書き込みを行う時点
で初めて当該書込みロウアドレスのミスヒットが判明す
るならば、そのときには最早次のデータ処理のためのデ
ータがシンクロナスDRAM82aから次々と読出され
ているので、その段階で書き込みミスヒット処理を挿入
すると、パイプラインが乱れ、それを修復するには複雑
な処理を要することになる。
部71が出力するリードアドレスRDADRとライトア
ドレスWRADRに対してミスヒット検出を行うように
されている。リードアドレスRDADRのミスヒット検
出部72bはバス制御部74aに配置されるが、ライト
アドレスWRADRのミスヒット検出部72aはラッチ
回路731の前段に配置され、書き込みアドレスWRA
DR3がミスヒットするかどうかは読み出しアドレスR
DADRの発行時点で検出するようになっている。すな
わち、上記書き込みアドレスWRADRはミスヒット検
出部72a、ラッチ731、732を経由して内部アド
レスWRADR3とされてバス制御部74bに接続され
ている。ラッチ731,732は、読み出しアドレスR
DADRによって読出されたデータを処理、加工して、
書き込みデータを作成するまでの処理遅延時間を保証し
ている。バス制御部74a,74bはそれぞれ独立した
アドレスバス、データバス、及びコントロールバスを介
してシンクロナスDRAM82a,82bに接続されて
いる。基本的に各バス制御部74a,74bは独立に動
作するが、本実施例では、書き込みアドレスで発生する
ミスヒット情報を前もって読み出しアドレスのミスヒッ
ト処理時に参照することで反映している。換言すれば、
書き込みアドレスWRADR3でミスヒットする状態
を、読み出しアドレスRDADR発行時点における書き
込みアドレスWRADRで検出しておき、書込みアドレ
スWRADR3でのミスヒットを読み出しアドレスRD
ADRがミスヒットしたと同じように扱う。本実施例に
従えば、ミスヒット検出部72aで検出されたミスヒッ
ト信号WRMHTをバス制御部74aに与え、これを受
けるバス制御部74aはミスヒット信号RDMHTをク
ロックドライバ76に供給して画像処理部71に対する
クロック信号760の供給を一定期間停止させる。停止
期間はミスヒットに応ずるシンクロナスDRAMに対す
るプリチャージ及びロウドレス活性化のための処理期間
とされる。リードアドレスRDADRによってミスヒッ
トが検出される場合には直接ミスヒット信号RDMTH
がクロックドライバ76に供給されて同様に作用され
る。このようなミスヒットの同期化により、ミスヒット
に伴う無効データの処理を統一化でき、画像処理のパイ
プラインの簡素化を行なうことができる。すなわち、画
像処理のパイプラインの乱れを極力防止することができ
る。尚、ここでは簡単のためクロックドライバ76から
画像処理部71へのクロック信号760を全て停止する
ように図示されているが、画像処理部71のパイプライ
ン保持に関するものに限定してもよいし、またノンオー
バーラップ多相クロックを用いるクロック体系であれば
何れかの相に限定して停止させてもよい。
ン処理途上において読み出し時にミスヒットが発生した
場合の一例動作タイミングチャートが示される。画像処
理部71からT1で発行されたリードアドレスRDAD
Rはバス制御部74aに送られ、T2においてバス制御
部74aは、それに含まれるシーケンサのステータスR
DBSTを第1データ読み込みR1に変更する。これに
よりT3においてシンクロナスDRAM82aからデー
タDR1が出力される。データDR1は画像処理部71
で加工処理されて書き込みデータDW1とされる。書き
込みアドレスWRADRは、遅延手段としてのラッチ回
路731,732などで遅延されて内部ライトアドレス
WRADR3とされ、T4においてバス制御部74bの
シーケンサのステータスWRBSTが第1データ書込み
W1に変更され、当該データDW1がシンクロナスDR
AM82bに書き込まれる。このとき、次に読み出し対
象とされる読み出しアドレスRDADRのロウアドレス
がR1の時のロウアドレスと異なっていた場合、再度ロ
ウアドレスのプリチャージ及びロウアドレスの活性化処
理を行なうミスヒット処理が必要とされる。T2におい
て画像処理部71からリードアドレスRDADRとして
R2が発行されると、バス制御部内74aのミスヒット
検出部72bにて、R1のロウアドレスと比較処理が行
なわれ、異なることが判明するとミスヒット信号RDM
THが発行される。これにより、クロックドライバ76
はクロック信号760の供給を停止して画像処理部71
の動作を停止させ、T4〜T6の期間においてアドレス
RDADR,WRADR3,WRADRの更新が停止さ
れて停止前のアドレスをその期間保持する。この間にバ
ス制御部74aはシンクロナスDRAM82aにプリチ
ャージ(Pre)及びR2に対応されるロウアドレス活
性化(Act)の各コマンドを発行してミスヒット処理
を行う。ミスヒット処理が行われている期間は新たなデ
ータの読み出しが行われず、これに呼応して有効な書き
込みデータも途切れるため、書き込みバス制御部74b
はミスヒット信号RDMTHを受けてT5〜T7の期間
アイドル状態とされる。
た場合の一例タイミングチャートが示される。画像処理
部71からT2で発行された書き込みアドレスWRAD
Rがミスヒットする場合を想定する。仮に、書き込みア
ドレスWRADR3のミスヒットをバス制御部74b内
で検知したとすると、ミスヒットが判明するのはT4ス
テートであり、T5ステートからアドレスの更新などを
停止しても、それまでの間には別のリードアドレスに対
応するデータや書込みアドレスが既に発行されているた
め、ミスヒット処理期間中にそれらの情報は消失してし
まう。本実施例においては読み出しアドレスRDADR
と同じタイミングで書き込みアドレスWRADRのミス
ヒット検出を行い、書込みミスヒットを検出すると、読
み出し時点から画像処理及びアドレス更新をアイドルさ
せることで書き込みミスヒットの処理期間にデータやア
ドレスが消失する事態が阻止される。
ヒットが生じた場合のパイプラインの流れと、図35に
おいてリードアドレスR2でミスヒットは生じた場合の
パイプラインの流れとは相互に等しくされている。さら
に詳述すれば、、図35と図36の双方において代表的
に示されたステートT1からT10において、画像処理
部71が出力するリードアドレスRDADRとライトア
ドレスWRADRとの出力状態は途中で書き込みミスヒ
ットが生じても読み出しミスヒットが生じても乱れるこ
となく一定の順番を保つことができる。すなわち、シン
クロナスDRAM82a,82bに対するリード・ライ
ト時にミスヒット処理が介在されることになっても1ス
テート1サイクルでの画像処理のパイプラインの乱れを
完全に防止することができる。
合》シンクロナスDRAM82a,82bは、画像処理
部71からのアクセスのみならず、CPU75 からの
アクセスも可能である。シンクロナスDRAM82a,
82bには画像処理部71のコマンドやパラメータも格
納されるからである。CPU75がシンクロナスDRA
M82a,82bをアクセスするときは当該CPU75
はミスヒットの場合と同様に画像処理部71の処理を中
断させ且つミスヒット処理を実行させるため、割り込み
要求信号SDCACKをクロックドライバ76とバス制
御部74aへ発行する。特に制限されないが、割り込み
要求信号SDCACKは割り込み期間においてローレベ
ルのようなアクティブレベルに維持されるものとする。
クロックドライバ76はその割り込み信号SDCACK
を受けると、画像処理部71へのクロック信号760の
供給を停止させる。このときのクロック信号760の供
給停止期間は当該割り込み信号SDCACKがハイレベ
ルのようなインアクティブレベルにネゲートされるまで
の任意期間とすることができる。また、割り込み時点に
おけるミスヒット処理はシンクロナスDRAM82a,
82bに対するアクセス主体がCPU75に変更される
ことを以て一義的に行われるようにするものであり、割
り込み信号SDCACKのアクティブレベルへのレベル
変化を検出して1ショットパルスを発生する回路の出力
によって強制的にミスヒットを発生される。CPU75
の割り込みが終了すると、再度画像処理部71が動作を
再開するが、ミスヒット検出部72aで検出したミスヒ
ット信号は画像処理部71が停止している期間では、正
しい動作を保証できない。したがって、CPU75の割
り込みが終了されて再び画像処理部71が動作されたと
きには、上記同様に割り込み信号SDCACKのインア
クティブレベルへのレベル変化を検出して1ショットパ
ルスを発生する回路の出力によって強制的にミスヒット
を発生される。
部71の一例ブロック図が示される。グラフィックパイ
プラインマネージャGPMはシンクロナスDRAM82
aからコマンドを読み出し、読み出しアドレス発生部3
01、書き込みアドレス発生部302、データ生成部3
03にパラメータを設定し起動をかける。読み出しアド
レス発生部301、書き込みアドレス発生部302、デ
ータ生成部303は内部にシーケンサSEQを持ちそれ
ぞれリードアドレスDRADR,ライトアドレスWRA
DR,データGDATを発生する。入力データ751a
は、データ生成部303で作成したデータGDATと算
術論理演算器などの演算器308で合成され、タイミン
グ調整ラッチ309を経由し出力データ751bに加工
される。クロックドライバ76から供給されるクロック
信号760はクロックドライバ311で内部回路の各部
に分配され、各内部回路は分配されたクロック信号に同
期動作される。したがって、クロック信号760の供給
が停止されると画像処理部71の動作は停止される。
示される。クロック発生部78から入力されたクロック
信号781はドライバ(DRV)761を駆動し、さら
にドライバ(DRV)762,763,764分配され
る。ドライバ762の出力はシンクロナスDRAM82
a,82bへのクロック信号CLKとされる。論理和ゲ
ート(OR)767はそれぞれローイネーブル信号とさ
れる上記割り込み信号SDCACK及びミスヒット信号
RDMTHの論理和信号MTHを出力する。論理積ゲー
ト(AND)766は上記ドライバ761の出力クロッ
ク信号と論理和ゲート767の出力を受け、双方の論理
積信号をドライバ(DRV)765に供給して上記クロ
ック信号760を生成する。したがって、ミスヒット又
はCPU割り込みによって論理積ゲート766の出力は
ローレベルに固定され、画像処理部71へのクロック信
号760の供給が停止される。クロック信号Cb,Cc
はバス制御部74a,74bに供給される動作基準クロ
ック信号である。
ク図が示される。画像処理部71からの読み出しアドレ
スRDADRとCPU75からのアドレス752はセレ
クタ900で選択され、ミスヒット検出部72bとマル
チプレクサ903に供給される。ミスヒット検出部72
bでは、分離回路722にてロウアドレスの抽出が行わ
れる。アドレスバスのうちどのビットがロウアドレスに
相当するかは、その時のモードに依存するため、CPU
75から供給されるモード指定情報749により判定す
る。抽出されたロウアドレスはラッチ721に格納さ
れ、今回アクセスされるロウアドレス(分離回路722
の出力)と前回アクセスされたロウアドレス(ラッチ7
21の出力)が比較器723にて比較される。特に制限
されないが比較結果の一致出力はハイレベルとされる。
比較器の723の出力は2入力型の論理和ゲート724
の一方の入力に結合される。他方の入力には1ショット
パルス発生回路725の出力が供給される。1ショット
パルス発生回路725は割り込み信号SDCACKのア
クティブからインアクティブへのレベル変化及びその逆
の変化を検出して所定期間ハイレベルとされる1ショッ
トパルスを出力する。したがって、割り込み要求が有っ
たと、割り込み要求が解除されたとき何れの場合にもミ
スヒット検出と同様の状態が強制的に作り出される。論
理和ゲート724の出力信号908は論理和ゲート(O
R)907及びシーケンサ905に供給される。論理和
ゲート907の他方の入力にはミスヒット検出回路72
aからのミスヒット信号WRMTHが供給される。した
がって、ミスヒット検出回路72aと72bの何れかに
おいてミスヒットが検出されれば論理和ゲート907か
ら出力されるミスヒット信号RDMTHがアクティブに
される。シーケンサ905は内部信号908にて比較結
果の不一致が通知されると、ミスヒット処理を実行す
る。シーケンサ144の出力はラッチ906を経由し、
シンクロナスDRAM82aへのアドレスを選択するマ
ルチプレクサ903のセレクト端子に接続され、またラ
ッチ904の入力にも接続され、当該ラッチ904を介
してシーケンサ905に現在のステータスを与えること
ができるようになっている。マルチプレクサ903はそ
れに供給されるどのアドレスビットをシンクロナスDR
AMに供給するかをラッチ906の出力に従って選択す
る。マルチプレクサ903の出力はシンクロナスDRA
M82aへのアドレスバスに接続される。CPU75の
データバス751と画像処理部71へのデータバス75
1aはセレクタ905で選択可能にされてバスバッファ
902を経由しシンクロナスDRAM82aのデータバ
スに接続される。セレクタ900,901は指示信号S
ELにより制御される。指示信号SELは遅延回路92
0から出力される。遅延回路920は、割り込み信号S
DCACKが変化されたときその変化がクロックドライ
バ76のクロック信号760に反映されるタイミングを
以て変化された指示信号SEL(割り込み信号SDCA
CKの遅延信号)を出力する。指示信号SELがローレ
ベルのとき、すなわちCPU割り込みがアクティブにさ
れているときにセレクタ900,901はCPU75側
との接続を選択する。バスバッファ902はシーケンサ
905の出力により制御される。尚、バス制御部74b
は図41のバス制御部74aに対してミスヒット検出の
ための回路構成が省かれた構成を有するものと理解され
たい。また、ミスヒット検出部72aは図41のミスヒ
ット検出部72bに対して入出力信号が相違される点を
除いて同様の構成を有するものと理解されたい。
ステム》図34には一つのシンクロナスDRAM82を
時分割的にリードライトして上述の画像処理を行う場合
の実施例が示される。センサ80から画像データを読み
込み画像処理部71にて、歪み補正処理、高画質化処
理、符号化処理などを実行する。これらの処理は読み出
しアドレスRDADRを用いてバス制御部74に入力
し、シンクロナスDRAM82からデータをバス751
を用いて読み出し、画像処理後のデータを同じバス75
1を用いて書き込みアドレスWRADRで書き込むこと
で実現している。821,822はシンクロナスDRA
M82とバス制御部74とを結合するデータバス,アド
レスバスである。
図が示される。このバス制御部74はCPU75と画像
処理部71が双方に共通のバス752、751で結合さ
れ、また、ミスヒット信号908はそれに含まれるミス
ヒット検出回路72bによって形成される点が図41の
構成と相違される。図41と同一の機能を有する回路要
素には同一符号を付してその詳細な説明を省略する。
尚、図示はしないがこの実施例のクロックドライバ76
cも基本的な構成は図40のクロックドライバ76と同
様に構成される。図40におけるRDMHTは908に
置き換えられ、クロック信号Cbは不要とされる。した
がって、上記実施例同様にミスヒットが生ずると画像処
理部71へのクロック信号760の供給が停止され、ま
た、CPU75の割り込みに対しても画像処理部71へ
のクロック信号760の供給が強制的に停止され且つ最
初に強制的なミスヒットが作り出され、割り込み解除に
時点においても強制的なミスヒットが作り出される。
でリードライト利用する図34のシステムに於ける一例
動作タイミングチャートが示される。T1で発行された
読みだしアドレスR1はバス制御部74によりシンクロ
ナスDRAM82からデータDR1を読み出す。画像処
理部71で加工されたデータDW1は書き込みアドレス
W1に書き込まれる。読み出しデータは、CASレイテ
ンシーを1と仮定すると(書き込みデータのレイテンシ
ーは0)、読み出しから書き込みに遷移する際は、1サ
イクルの空きを作る必要がある。これがバスステータス
RWBSTのT3ステータスのNOPとされる。図37
は読み出し時のミスヒット処理、図38は書き込み時の
ミスヒット処理のタイミングを示している。読み出しと
書き込みは時分割的に実行されるため、リード・ライト
の何れかにおいてミスヒットが生じた時点でアドレス更
新および画像処理が停止される。リード・ライトが時分
割に行われる場合にはそれによって画像処理の流れが乱
れることは防止される。
部71をファクシミリに適応した場合のブロック図を示
している。データ制御部1110にてシンクロナスDR
AM82からシリアルに取り出した信号を分離し、ライ
ン毎のデータに分けている。エッジ強調部112では、
センサ80からのデータと制御部1110からの出力を
用いて周辺画素を参照し注目点と周辺画素の濃度差を強
調している。ラッチ1121〜1129は、注目点とそ
の周辺画素の値を記憶するレジスタである。これらのレ
ジスタの出力を演算することよりエッジ強調出力113
0が形成される。誤差拡散部113では、多値データを
高画質に2値化するため、注目画素1135を二値化す
る際の誤差データを周辺画素1131〜1134に分配
している。次ラインのための誤差データはセレクタ11
5を介してメモリバス752へ、現在のラインの誤差デ
ータはデータ制御部1110から供給している。誤差拡
散部113の出力は、二値データとなるため、パック処
理部114にてパックされ、セレクタ115を介してメ
モリバス751へ供給され、それがシンクロナスDRA
M82に書き込まれる。セレクタ115には、現在入力
中のデータも次ライン処理時のデータとして書き込める
よう選択可能とされている。
み出しカウンタ116,書き込みカウンタ117で生成
している。なおカウンタの制御はクロックドライバ76
の出力761で制御され、ミスヒットやCPU75から
の割り込みにて停止するように制御される。クロックド
ライバ76からのクロック信号761が今日急停止され
ると、内部のラッチやレジスタの動作も停止され、処理
が先に進まないように制御される。
82をタイムスロット方式で利用する際の例が示され
る。これはシンクロナスDRAM82とデータプロセッ
サ70aのデータバスが1つの場合、時分割で処理する
必要があるため、データバスの使用順序の一例が示され
る。この例では、前ラインの読み込みL1R,前々ライ
ンの読み込みL2R,現ラインの誤差データ読み込みL
ER,ミスヒット時のプリチャージ処理PRE,ロウア
ドレス活性化ACT,現ラインデータの書き込みLO
W,現ラインの誤差データ書き込みLEW,パックした
二値化結果データの書き込みLKWの順番でシンクロナ
スDRAM82のアクセスを行っている。
が示されている。L0は現ライン,L1前ライン,L2
前々ラインのデータ,LEは誤差データ,LKは結果デ
ータの各エリアである。これらはシンクロナスDRAM
82におけるラインメモリ領域のエリアであり、シンク
ロナスDRAM82のページバッファエリアと同一メモ
リアドレス上にマッピングされている。
に適用した際のブロック図を示している。ファクシミリ
への適用例に比べ、上記エッジ強調部と誤差拡散部が合
成データ作成部118に変更され、ソースデータと他の
値1186とを合成して出力データを作成し、その結果
をディレー素子1183,1184,1185で遅延さ
せて位相保証を行ってバス752に出力する用になって
いる。
場合の一例ブロック図である。シンクロナスDRAM8
2から読み込んだデータが座標演算部1191に供給さ
れ、そこで演算されたデータが直線発生部1192で演
算され、最後にベクトル描画部1193でベクトル演算
され、その演算結果がバス752をてシンクロナスDR
AM82書き込まれる。基本的な動作はファクシミリに
適用した例と同様である。
例に基づいて具体的に説明したが、本発明はそれに限定
されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲におい
て種々変更可能であることは言うまでもない。
されるべき画像データに限定されず、ページプリンタで
印刷されるべき画像データであってもよい。また本発明
は画像表示装置に適用されるだけでなく、大量のデータ
をメモリを用いて処理すべき各種データ処理システムに
も同様に適用できることは言うまでもない。
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば下記
の通りである。
から供給することにより、クロックとアドレス、デー
タ、制御信号のスキューを最小化しデータプロセッサか
らのコマンド(制御信号)をシンクロナスDRAMのよ
うなメモリに確実に実行させること、換言すればクロッ
ク信号に同期したシンクロナスDRAMのアクセスを確
実に行うことができる。
ュールから同一メモリにアクセスするときに、バスアク
セス権が認められたデータ処理モジュールに対応される
周波数のクロック信号を選択する手段を設けることによ
りクロックとデータやアドレスとのスキューを最小化し
て、データ処理モジュールからのコマンドを確実に実行
させることができる。
共にクロック端子をハイインピーダンスにする手段を設
けることにより、メモリを外部バスに開放した場合、別
のデータプロセッサによる当該シンクロナスDRAMの
ようなメモリに対してはそれに最適なクロック信号を当
該別のデータプロセッサから供給することが許容され、
これにより、シンクロナスDRAMのようなメモリを複
数のデータプロセッサが共有する場合にも夫々にデータ
プロセッサの動作速度に応じてアドレス、データ、制御
信号のスキューを最小化した当該メモリへのアクセスを
実現することができる。
ードレジスタの設定コマンドを発行する処理手段を設
け、画像データ処理内容に最適なバーストレングスを設
定することによって、効率の良いメモリアクセスを実現
できる。
に上記アクセス中のメモリバンクとは異なるメモリバン
クに対し、プリチャージコマンドおよびアクティブコマ
ンドを発生するバス制御部を設けることにより、メモリ
のバスをパイプライン化して利用でき、メモリアクセス
のスループットを向上できる。
を比較することで、ミスヒットの有無を判定し、プリチ
ャージ,ロウアドレスの活性化を実行することで、所望
のアドレスのアクセスが可能になる。
検知により所定期間画像処理演算を停止する手段を設け
ることにより画像処理のパイプライン内のデーターを破
壊することなく保持できる。
込みアドレスのミスヒット検知と実質的に同じタイミン
グで検出することにより、書き込み時のミスヒットを、
読み込み時のミスヒットにフィードバックすることがで
き、書き込みミスヒット時のデータ溢れ防止のためのバ
ッファなどを設けて複雑な処理を行わなくても、ミスヒ
ットに伴うパイプラインの乱れを防止することができ
る。
するアクセス主体が複数あるときに、アクセス主体が変
更されることに応じて一義的にミスヒットを発生させる
ことにより、例えば書き込みミスヒットを検知する手段
を含むデータ処理モジュールの動作に代えて別のデータ
処理モジュールがシンクロナスDRAMをアクセスした
後(その間における当該書込みミスヒット検出手段の動
作は不確定になっている)その書き込みミスヒットを検
知する手段を含むデータ処理モジュールが動作を開始し
ても、このとき当該書込みミスヒット検出手段の動作に
頼ると発生する虞のあるミスヒット処理ぬけを確実に防
止することができる。換言すれば、メモリに対するアク
セス主体変更時において強制的にミスヒットを生じさせ
ることにより、メモリアクセス主体の変更に伴って動作
が停止されたデータ処理モジュールの動作再開時点など
におけるミスヒット判定の不確定性に対処することがで
き、ミスヒット時の処理の信頼性を向上させることがで
きる。
を画像処理システムに適用する際に起こるミスヒット処
理を低コストに実現することで、メモリの統合が可能に
なり低コストで高性能な装置を提供できる。
ロック図である。
る。
明図である。
ライトの例を示したタイミングチャートである。
タイミングチャートである。
ミングチャートである。
前半のタイミングチャートである。
る。
クセス動作を示す前半のタイミングチャートである。
る。
一実施例を示すブロック図である。
ドレスと論理的な座標の一例マッピング図である。
ドレスと論理的な座標の他の例を示すマッピング図であ
る。
ドレスと論理的な座標のその他の例を示すマッピング図
である。
タ、制御信号およびクロック端子をハイインピーダンス
にするための一実施例ブロック図である。
タ、制御信号およびクロック端子をハイインピーダンス
にするための他の実施例ブロック図である。
OMを接続した画像処理システムのブロック図である。
ロセッサから直接複数の周波数のクロックを供給する画
像処理システムのブロック図である。
周波数のクロックを外部から供給する形式の画像処理シ
ステムのブロック図である。
ルを含まない場合のように単一モジュールを含んで構成
される画像処理システムの実施例ブロック図である。
選択するクロックセレクタを有する画像処理システムの
実施例ブロック図である。
たはデータバスを専用バスに下場合の実施例ブロック図
である。
に対してモードレジスタの設定コマンドを発行する実施
例のブロック図である。
用命令による実行シーケンスを示すフローチャートであ
る。
用命令のフォーマットを示す説明図である。
定値を内部のデータバスから直接指定できるようにした
実施例のブロック図である。
れた内部レジスタを書き換えることに同期してシンクロ
ナスDRAMのモードレジスタの設定コマンドを発行す
る実施例を示すブロック図である。
のモードレジスタの設定コマンドを発行する実施例のブ
ロック図である。
クロナスDRAMを共有するシステムの一例ブロック図
である。
を備えた画像処理システムの一例ブロック図である。
ードライトして画像処理を行う場合の実施例システムブ
ロック図である。
おいて読み出し時にミスヒットが発生した場合の一例動
作タイミングチャートである。
が発生した場合の一例タイミングチャートである。
ヒットが発生した場合の一例動作タイミングチャートで
ある。
ットが発生した場合の一例動作タイミングチャートであ
る。
部の一例ブロック図である。
ドライバの一例ブロック図である。
部の一例ブロック図である。
部の一例ブロック図である。
ブロック図である。
で利用する場合の動作説明図である。
場合の一例ブロック図である。
ブロック図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 データプロセッサと、クロック信号に同
期してアドレス入力、データ入出力及び制御信号入力が
可能にされ上記データプロセッサのバスインタフェース
手段に結合されたメモリと、上記データプロセッサのク
ロック供給手段に結合されたクロック発生手段と、を備
えたデータ処理システムであって、上記データプロセッ
サは、外部から供給されるクロック信号に同期してアド
レス入力、データ入出力及び制御信号入力が可能にされ
るメモリにインタフェースされるバス制御手段と、上記
バス制御手段に結合され、上記メモリをアクセスするた
めのデータ及びアドレスを夫々が生成する複数個のデー
タ処理モジュールと、上記データ処理モジュールに夫々
固有の動作クロック信号を供給すると共に、それによっ
て動作されるデータ処理モジュールの動作に同期して上
記メモリをアクセスするためのクロック信号を外部に供
給するためのクロック供給手段と、を備えて成るもので
あることを特徴とするデータ処理システム。 - 【請求項2】 上記クロック供給手段は、上記複数個の
データ処理モジュールの動作速度毎に設けられた複数個
のクロックドライバと、夫々のクロックドライバの出力
の中から、アクセス主体とされるデータ処理モジュール
に対応されるものを選択して外部に供給するクロックセ
レクタと、から成るものであることを特徴とする請求項
1記載のデータ処理システム。 - 【請求項3】 上記クロック供給手段からのクロック信
号を外部に出力すると共に選択的に高出力インピーダン
ス状態に制御可能なクロックバッファを備えて成るもの
であることを特徴とする請求項1又は2記載のデータ処
理システム。 - 【請求項4】 上記バス制御手段は、それに結合される
上記メモリよりもアクセス速度の遅い別のメモリに対す
るアクセスをそのアクセスアドレスから判定して上記メ
モリに比べてメモリサイクルを引き延ばすものであるこ
とを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項記載のデー
タ処理システム。 - 【請求項5】 上記バス制御手段は、上記データ処理モ
ジュールから上記メモリに対するアクセスの指示を受け
て当該メモリの動作モードを決定するためのコマンドを
制御信号として出力する手段を備えて成るものであるこ
とを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項記載のデー
タ処理システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001243070A JP3610031B2 (ja) | 1993-10-15 | 2001-08-10 | データ処理システム |
Applications Claiming Priority (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5-258040 | 1993-10-15 | ||
JP28186593 | 1993-10-15 | ||
JP25804093 | 1993-10-15 | ||
JP5-281865 | 1993-10-15 | ||
JP2001243070A JP3610031B2 (ja) | 1993-10-15 | 2001-08-10 | データ処理システム |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20917694A Division JP3579461B2 (ja) | 1993-10-15 | 1994-08-10 | データ処理システム及びデータ処理装置 |
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JP2002132573A true JP2002132573A (ja) | 2002-05-10 |
JP3610031B2 JP3610031B2 (ja) | 2005-01-12 |
Family
ID=27334694
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001243070A Expired - Lifetime JP3610031B2 (ja) | 1993-10-15 | 2001-08-10 | データ処理システム |
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Country | Link |
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JP (1) | JP3610031B2 (ja) |
-
2001
- 2001-08-10 JP JP2001243070A patent/JP3610031B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3610031B2 (ja) | 2005-01-12 |
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