JP2002131951A - 電子写真感光体 - Google Patents

電子写真感光体

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JP2002131951A
JP2002131951A JP2000326281A JP2000326281A JP2002131951A JP 2002131951 A JP2002131951 A JP 2002131951A JP 2000326281 A JP2000326281 A JP 2000326281A JP 2000326281 A JP2000326281 A JP 2000326281A JP 2002131951 A JP2002131951 A JP 2002131951A
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JP
Japan
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charge generating
substituent
photosensitive member
halogen
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JP2000326281A
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English (en)
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Kazuyuki Suruga
和行 駿河
Makoto Okaji
誠 岡地
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Mitsubishi Paper Mills Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Paper Mills Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】近紫外領域から500nmの波長域でも高感度
を示し、かつ繰り返し使用しても帯電電位及び残留電位
がほとんど変化せずに安定した性能を有し、電子写真プ
ロセスにより画像形成を行う際に、安定して高品位な出
力画像を与える電子写真感光体を提供すること。 【解決手段】近紫外領域から500nmの範囲に発振波
長を有する半導体レーザーを露光光源とする電子写真装
置に使用される電子写真感光体において、該電子写真感
光体の感光層が電荷発生物質として特定構造のビスアゾ
顔料を少なくとも一種含有させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は発振波長の短い半導
体レーザーに適した電子写真感光体に関するものであ
り、詳しくは高感度で繰り返し特性に優れ、かつ解像度
の高い画像を与える電子写真感光体に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】レーザーを露光光源とする電子写真装置
は、レーザープリンターが代表的な製品であり、コンピ
ュータの出力端末として極めて一般的なものとなってい
る。初期のレーザープリンターは露光光源として波長6
33nmのHe−Neレーザーを用いた装置が主流であ
ったが、装置の小型化が難しいという問題点があったた
め、近年は露光光源に半導体レーザーを用いた装置が主
流となっている。
【0003】電子写真装置の露光光源に使用される半導
体レーザーの殆どはAlGaAs/GaAs系の800
nm近傍の近赤外領域に発振波長を有するものである。
一方、電子写真装置の出力画像の画質を向上させるため
に、高解像度化が加速的に進んでいる。解像度を上げる
ための手段としては半導体レーザーの発振波長を短くす
ることが有効である。半導体レーザーのスポット径は発
振波長が短くなるほど細かくなるため、発振波長の短波
長化により書き込み密度を高くすることが可能となる。
【0004】発振波長の短い半導体レーザーを得る手法
としては、非線形光学材料を用いてSHG(第2高調波
発生)により波長を2分の1にすることと、ワイドギャ
ップ半導体を用いることが挙げられる。非線形光学材料
使用の場合に比べるとワイドギャップ半導体を用いた方
が装置の小型化が可能であることから、以前から多くの
研究が進められている。例えば、特開平6−33427
2号公報、特開平7−321409号公報等にはZnS
e系半導体が、特開平7−335975号公報、特開平
8−88441号公報等にはGaN系半導体がそれぞれ
開示されている。
【0005】近年、発振波長の短い半導体レーザーの開
発は着実に進展しており、1995年に日亜化学工業で
は410nmに発振波長を有する青紫色半導体レーザー
の開発に成功している。このように、近紫外領域から5
00nmの青色系半導体レーザーの実用化が注目を浴び
ている。
【0006】一方、電子写真装置に使用される電子写真
感光体としては、特に、電荷発生機能と電荷移動機能と
をそれぞれ別個の物質に分担させるようにした機能分離
型感光体が、各々の材料の選択範囲が広く、帯電特性、
感度、耐久性などの電子写真特性において任意の特性を
有する電子写真感光体を比較的容易に作製出来得るとい
う利点を持っている。そのため、従来の一般的な電子写
真感光体の層構成は導電性支持体側から電荷発生層、電
荷輸送層の順に積層したものとなっている。しかしなが
ら、このような電子写真感光体の殆どは、近紫外領域か
ら500nmの半導体レーザーを用いた電子写真装置に
組み込んでも実用的な感度特性が得られない。その主な
理由は、電荷輸送層に用いられる電荷輸送物質がこの波
長域における吸収が強いものが多く、十分な光が電荷発
生層に到達できなくなるためである。また、照射光が電
荷輸送物質に吸収されると何らかの光化学反応が生じて
感光体が劣化する可能性がある。したがって、良好な特
性を得るために最適な電荷輸送物質の開発が望まれてい
るのが現状である。
【0007】また、近紫外領域から500nmの波長域
における吸収の弱い電荷輸送物質を用いた場合でも、十
分な感度特性が得られるとは限らない。従来のレーザー
の発振波長は800nm付近であることから、特に近赤
外領域に光吸収を有するフタロシアニン顔料等の電荷発
生物質が主流であったが、これらの電荷発生物質は短波
長域に十分な吸収帯がないものが多く、高感度特性が得
られないという問題点がある。
【0008】これまで電荷発生物質としては、フタロシ
アニン顔料以外に、スクエアリウム系染料、アゾ顔料、
ペリレン顔料等の多種の物質が検討され、中でもアゾ顔
料は多様な分子構造が可能であり、また、高い電荷発生
効率が期待できることから広く研究され、実用化も進ん
でいる。しかしながら、このアゾ顔料においては、分子
構造と電荷発生効率の関係はいまだに明らかになってい
ない。膨大な合成研究を積み重ねて、最適の構造を探索
しているのが実情であるが、短波長レーザー用電子写真
感光体として要求される基本的な性質や高い耐久性等を
十分に満足するものは未だ得られていない。
【0009】例えば、特公昭48−30513号公報、
特開昭52−4241号公報、特開昭54−46558
号公報、特公昭56−11945号公報にはモノアゾ顔
料やビスアゾ顔料を感光層中に含有する電子写真感光体
が、特開平8−15881号公報には特定の結晶構造の
ペリレン顔料を用いて可視半導体レーザーで露光する感
光体が提案されている。しかし、これらの電荷発生物質
を短波長レーザー用電子写真感光体に用いても実用的な
感度特性は得られず、安定した性能の感光体を得ること
はできない。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、近紫
外領域から500nmの波長域でも高感度を示し、かつ
繰り返し使用しても帯電電位及び残留電位がほとんど変
化せずに安定した性能を有し、電子写真プロセスにより
画像形成を行う際に、安定して高品位な出力画像を与え
る電子写真感光体を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記の目的
を達成するために種々の検討をした結果、近紫外領域か
ら500nmの範囲に発振波長を有する半導体レーザー
を露光光源とする電子写真装置に使用される電子写真感
光体において、該電子写真感光体の感光層中に電荷発生
物質として下記一般式(1)〜(6)で示されるビスア
ゾ顔料から選ばれる少なくとも1種を含有させることが
有効であることを見いだし、本発明に至ったものであ
る。
【0012】
【化8】
【0013】式(1)中、A1は水素、置換基を有して
いてもよいアルキル基、アリール基、複素環基であり、
m及びnは0または1であり、Xは水素、メチル基、シ
アノ基、ハロゲンであり、Cp1はカップラー残基を示
す。
【0014】
【化9】
【0015】式(2)中、pは0、1、2または3を示
し、R1はハロゲン、水酸基、置換基を有していてもよ
いアルキル基、アラルキル基、アリール基、複素環基、
アルコキシ基を示す。pが2または3の場合は、R1
同一であっても異なっていてもよい。R2は水素、ハロ
ゲン、シアノ基、置換されていてもよいエステル基、ア
ルキル基、アラルキル基、アリール基を示し、Ar1
置換基を有していてもよいアリーレン基またはヘテロア
リーレン基を示す。A2、A3は水酸基を有するアリール
基または複素環基を示すが、同一であっても異なってい
てもよい。
【0016】
【化10】
【0017】式(3)中、qは0、1、2または3を示
し、R3はハロゲン、水酸基、置換基を有していてもよ
いアルキル基、アラルキル基、アリール基、複素環基、
アルコキシ基を示す。qが2または3の場合は、R3
同一であっても異なっていてもよい。R4は水素、ハロ
ゲン、シアノ基、置換されていてもよいエステル基、ア
ルキル基、アラルキル基、アリール基を示し、R5は置
換基を有していてもよいアルキル基、アラルキル基、ア
リール基、複素環基を示し、Ar2は置換基を有してい
てもよいアリーレン基またはヘテロアリーレン基を示
す。A4、A5は水酸基を有するアリール基または複素環
基を示すが、同一であっても異なっていてもよい。
【0018】
【化11】
【0019】式(4)中、R6は水素、ハロゲン、ニト
ロ基、水酸基、置換基を有していてもよいアルキル基、
アラルキル基、アリール基、複素環基を示し、R7は置
換基を有していてもよいアルキル基、アラルキル基、ア
リール基、複素環基、アルコキシ基、アミノ基、水酸基
を示す。また、Cp2は下記一般式(a)で示されるカ
ップラー残基を示す。
【0020】
【化12】
【0021】式(a)中、Zはベンゼン環と縮合して、
置換されていてもよい芳香環または複素環を形成するの
に必要な原子群を示し、R10は水素、ハロゲン、置換基
を有していてもよいアルキル基、アラルキル基、アリー
ル基、アルコキシ基、アリールオキシ基、アミノ基、水
酸基を示し、R11、R12は水素、置換基を有していても
よいアルキル基、アラルキル基、アリール基、複素環基
を示す。R11とR12は環構造を形成していてもよい。
【0022】
【化13】
【0023】式(5)中、R13、R14は水素、ハロゲ
ン、置換基を有していてもよいアルキル基、アルコキシ
基、アリール基または複素環基を示す。また、Cp3
カップラー残基を示す。
【0024】
【化14】
【0025】式(6)中、R15、R16、R17は水素、ハ
ロゲン、置換基を有していてもよいアルキル基、アルコ
キシ基、アリール基または複素環基を示す。また、Cp
4はカップラー残基を示す。
【0026】
【発明の実施の形態】本発明の電子写真感光体は、導電
性支持体上に少なくとも前記一般式(1)〜(6)で示
されるビスアゾ顔料から選ばれる少なくとも1種を電荷
発生物質として含有する感光層を有する電子写真感光体
である。これらのビスアゾ顔料を電荷発生物質として用
いることにより、キャリヤー発生効率が高く、近紫外領
域から500nmの短波長領域でも高い感度を与え、優
れた性能を有するため好ましい。
【0027】前記一般式(1)〜(6)で示されるビス
アゾ顔料の具体例は、既に提案した特開昭63−898
66号公報、特開平1−200267号公報、特開平1
−202757号公報、特開平4−96068号公報、
特開平4−96069号公報、特開平8−227166
号公報、特開平8−278650号公報等に記載されて
いる。
【0028】以下、本発明の電子写真感光体における各
構成要素について詳細に説明する。
【0029】本発明の電子写真感光体の形態は、その何
れを用いることもできる。例えば、導電性支持体上に電
荷発生物質、電荷輸送物質、及びフィルム形成性結着剤
樹脂からなる感光層を設けたものがある。また、導電性
支持体上に、電荷発生物質と結着剤樹脂からなる電荷発
生層と、電荷輸送物質と結着剤樹脂からなる電荷輸送層
を設けた積層型の感光体も知られている。電荷発生層と
電荷輸送層はどちらが上層となっても構わない。また、
必要に応じて導電性支持体と感光層の間に下引き層を、
感光体表面にオーバーコート層を、積層型感光体の場合
は電荷発生層と電荷輸送層との間に中間層を設けること
もできる。
【0030】本発明に係わる導電性支持体としては、周
知の電子写真感光体に採用されているものをはじめ種々
のものが使用できる。具体的には、例えば金、銀、白
金、チタン、アルミニウム、銅、亜鉛、鉄、導電処理を
した金属酸化物等のドラム、シート、ベルト、あるいは
これらの薄膜のラミネート物、蒸着物等が挙げられる。
【0031】さらに、金属粉末、金属酸化物、カーボン
ブラック、炭素繊維、ヨウ化銅、電荷移動錯体、無機
塩、イオン伝導性の高分子電解質等の導電性物質を適当
なバインダーと共に塗布しポリマーマトリックス中に埋
め込んで導電処理を施したプラスチックやセラミック、
紙等で構成されるドラム、シート、ベルト等、またこの
ような導電性物質を含有し導電性となったプラスチッ
ク、セラミック、紙等のドラム、シート、ベルト等が挙
げられる。
【0032】本発明に係わるビスアゾ顔料は、他の電荷
発生物質と組み合わせて使用してもよい。使用してもよ
い電荷発生物質としては、トリフェニルメタン系染料、
ザンセン系染料、アクリジン系染料、チアジン系染料、
ピリリウム系染料、アズレニウム系染料、チイリウム系
染料、シアニン系染料、スクエアリウム系染料、ピロロ
ピロール系染料、多環キノン系顔料、ペリレン系顔料、
ペリノン系顔料、アントラキノン系顔料、ジオキサジン
系顔料、フタロシアニン顔料等が挙げられる。
【0033】本発明において、感光層を形成するために
用いるバインダーであるフィルム形成性結着剤樹脂とし
ては、ブチラール樹脂、アセタール樹脂、塩化ビニル系
共重合樹脂、シリコン樹脂、フェノキシ樹脂、フェノー
ル樹脂、エポキシ樹脂、ポリカーボネート、ポリアリレ
ート、ポリエステル、ポリアミド、ポリイミド、ウレタ
ン樹脂、アクリル樹脂等が挙げられる。これらの中で
も、ブチラール樹脂、塩化ビニル系共重合樹脂を用いる
ことにより、ビスアゾ顔料から作製した分散液が非常に
高い分散性を示し、塗布性も良好になる。さらに、その
分散液を用いて電子写真感光体を作製することにより、
帯電性、感度、繰り返し安定性が良好になるため好まし
い。これらの樹脂は単独、あるいは2種以上混合して用
いることができる。
【0034】感光層中に含まれるこれらの樹脂は、ビス
アゾ顔料100重量部に対し10〜3000重量部が好
ましく、50〜500重量部がより好ましい。積層型感
光体の場合、ビスアゾ顔料100重量部に対し、10〜
500重量部が好ましく、50〜150重量部がより好
ましい。樹脂の比率が高くなりすぎると電荷発生効率が
低下し、また樹脂の比率が低くなりすぎると成膜性に問
題が生じる。
【0035】これらのバインダーの中には、引っ張り、
曲げ、圧縮等の機械的強度に弱いものがある。この性質
を改良するために、可塑性を与える物質を加えることが
できる。具体的には、フタル酸エステル(例えばDO
P、DBP等)、リン酸エステル(例えばTCP、TO
P等)、セバシン酸エステル、アジピン酸エステル、ニ
トリルゴム、塩素化炭化水素等が挙げられる。これらの
物質は、必要以上に添加すると電子写真特性の悪影響を
及ぼすので、その割合はバインダー100重量部に対し
20重量部以下が好ましい。
【0036】本発明において感光層に電荷輸送物質を含
有させる場合、用いられる電荷輸送物質には正孔移動物
質と電子移動物質がある。正孔移動物質としては、例え
ば特公昭45−555号公報等に示されているトリフェ
ニルメタン類、特公昭52−4188号公報等に示され
ているピラゾリン類、特公昭55−42380号公報等
に示されているヒドラゾン類、特開昭56−12354
4号公報等に示されているオキサジアゾール類、特公昭
58−32372号公報等に示されているトリアリール
アミン類、特開昭58−198043号公報等に示され
ているスチルベン類等が挙げられる。一方、電子移動物
質としては、例えばクロラニル、テトラシアノエチレ
ン、テトラシアノキノジメタン、2,4,7−トリニト
ロ−9−フルオレノン、2,4,5,7−テトラニトロ
−9−フルオレノン、2,4,5,7−テトラニトロキ
サントン、2,4,8−トリニトロチオキサントン、
1,3,7−トリニトロジベンゾチオフェン、1,3,
7−トリニトロジベンゾチオフェン−5,5−ジオキシ
ド等が挙げられる。これらの電荷輸送物質は、単独また
は2種以上組み合わせて用いることができる。
【0037】これらの電荷輸送物質の中で、ヒドラゾン
類、トリアリールアミン類、スチルベン類は近紫外領域
から500nmの波長域における吸収が小さく、かつ高
い電荷(正孔)移動度を有し、優れた電子写真感光体を
提供するため好ましい。これらの電荷輸送物質は吸収光
が発光によって放出される割合(発光の量子収率)が高
く、光吸収によって何らかの光化学反応が生じる可能性
が低くなり、感光体劣化を防止することができるため特
に好ましい。前記ヒドラゾン類の中では、特開平1−1
00555号公報、同2−10367号公報、同2−5
1163号公報、同2−96767号公報、同2−18
3260号公報、同2−184856号公報、同2−1
84858号公報、同2−184859号公報、同2−
226160号公報、同3−73958号公報、同5−
188609号公報、同7−140686号公報に記載
のヒドラゾン化合物が特に好ましい。前記スチルベン類
の中では、特開平2−51162号公報、同2−184
857号公報、同3−75660号公報、同4−177
358号公報、同6−194851号公報、同7−12
0945号公報、同7−140683号公報、同10−
78671号公報、同10−90923号公報に記載の
スチルベン化合物が特に好ましい。前記トリアリールア
ミン類の中では、下記一般式(7)で示される化合物が
特に好ましい。
【0038】
【化15】
【0039】式(7)中、Ar3、Ar4は置換基を有し
ていてもよいアリール基を示し、R 18、R19、R20、R
21は置換基を有していてもよいアルキル基、アラルキル
基、アリール基、ビニル基を示す。
【0040】また、さらに増感効果を増大させる増感剤
として、ある種の電子吸引性化合物を添加することもで
きる。この電子吸引性化合物としては例えば、2,3−
ジクロロ−1,4−ナフトキノン、1−ニトロアントラ
キノン、1−クロロ−5−ニトロアントラキノン、2−
クロロアントラキノン、フェナントレンキノン等のキノ
ン類、4−ニトロベンズアルデヒド等のアルデヒド類、
9−ベンゾイルアントラセン、インダンジオン、3,5
−ジニトロベンゾフェノン、あるいは3,3′,5,
5′−テトラニトロベンゾフェノン等のケトン類、無水
フタル酸、4−クロロナフタル酸無水物等の酸無水物、
テレフタラルマロノニトリル、9−アントリルメチリデ
ンマロノニトリル、4−ニトロベンザルマロノニトリ
ル、あるいは4−(p−ニトロベンゾイルオキシ)ベン
ザルマロノニトリル等のシアノ化合物、3−ベンザルフ
タリド、3−(α−シアノ−p−ニトロベンザル)フタ
リド、あるいは3−(α−シアノ−p−ニトロベンザ
ル)−4,5,6,7−テトラクロロフタリド等のフタ
リド類等を挙げることができる。
【0041】積層型感光体では少なくともこれら電荷輸
送物質とバインダーとの混合で電荷輸送層が構成され
る。電荷輸送層に用いられるバインダーとしては、ポリ
スチレン、ポリメチルメタクリレートに代表されるアク
リル樹脂、ビスフェノールAやZに代表される骨格を持
つポリカーボネート、ポリアリレート、ポリエステル、
ポリフェニレンエーテル、ポリエーテルサルフォン、ポ
リアミド、ポリイミド等を用いることができる。これら
のバインダーは単独、あるいは2種以上用いることがで
きる。
【0042】電荷輸送層に含有されるこれらのバインダ
ーは、電荷輸送物質100重量部に対して0.1〜20
00重量部が好ましく、1〜500重量部がより好まし
い。バインダーの比率が高すぎると感度が低下し、ま
た、バインダーの比率が低くなりすぎると繰り返し特性
の悪化や塗膜の欠損を招くおそれがある。
【0043】本発明の電子写真感光体は、構成材料の有
機化合物の酸化による劣化を防止するために、2,6−
ジ−tert−ブチル−p−クレゾール、DL−α−ト
コフェロール等の酸化防止剤を感光層に添加するのが好
ましい。これらの酸化防止剤を添加することによって、
繰り返し特性の優れた電子写真感光体が得られる。
【0044】本発明の電子写真感光体を製造する際は、
ビスアゾ顔料をボールミル、縦型ビーズミル、水平型ビ
ーズミル、ペイントコンディショナー、アトライター等
の分散機により分散して用いる。分散メディアの材質と
しては、ソーダガラス、低アルカリガラス、イットリア
含有ジルコニアが好ましく、直径数mmのビーズ状のも
のがよく使われる。このようにして作製した塗布液を回
転塗布、ブレード塗布、ナイフ塗布、リバースロール塗
布、ロッドバー塗布、及びスプレー塗布の様な公知の方
法で導電性支持体上に塗布乾燥して電子写真感光体が得
られる。また、特にドラムに塗工する場合には、浸漬
(ディップ)塗布方法等が用いられる。
【0045】本発明の電子写真感光体では、ビスアゾ顔
料は溶媒に分散し、バインダー及び電荷輸送物質は溶媒
に溶解させて使用する。使用される溶媒としては、水、
あるいは有機溶媒が挙げられ、単独、あるいは2種以上
の混合溶媒として使用される。水は、重水でもよいし、
あるいは水と重水の混合液であってもよい。有機溶媒と
しては、メタノール、エタノール、イソプロピルアルコ
ール等のアルコール系溶媒、アセトン、メチルエチルケ
トン、メチルイソブチルケトン等のケトン系溶媒、ギ酸
エチル、酢酸エチル、酢酸n−ブチル等のエステル系溶
媒、ジエチルエーテル、1,2−ジメトキシエタン、テ
トラヒドロフラン、1,3−ジオキソラン、1,4−ジ
オキサン、アニソール等のエーテル系溶媒、N,N−ジ
メチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、
N−メチル−2−ピロリドン等のアミド系溶媒、ジクロ
ロメタン、クロロホルム、ブロモホルム、ヨウ化メチ
ル、ジクロロエタン、トリクロロエタン、トリクロロエ
チレン、クロロベンゼン、o−ジクロロベンゼン、フル
オロベンゼン、ブロモベンゼン、ヨードベンゼン、α−
クロロナフタレン等のハロゲン化炭化水素系溶媒、n−
ペンタン、n−ヘキサン、n−オクタン、1,5−ヘキ
サジエン、シクロヘキサン、メチルシクロヘキサン、シ
クロヘキサジエン、ベンゼン、トルエン、o−キシレ
ン、m−キシレン、p−キシレン、エチルベンゼン、ク
メン等の炭化水素系溶媒を挙げることができる。特にそ
の中でも、ケトン系溶媒、エステル系溶媒、エーテル系
溶媒が好ましい。
【0046】
【実施例】次に本発明を実施例により更に詳細に説明す
るが、本発明はこれらに何ら限定されるものではない。
【0047】実施例1 (8)で示されるビスアゾ顔料10重量部、ブチラール
樹脂(積水化学製;BM−1)10重量部を1,2−ジ
メトキシエタン1000重量部に混合し、レッドデビル
社製のペイントコンディショナー装置により直径1mm
のガラスビーズと共に1時間分散した。得られた分散液
を、アプリケーターにて金属アルミニウム薄板(JIS
規格 #1050)上に塗布して乾燥し、膜厚約0.2
μmの電荷発生層を形成した。
【0048】
【化16】
【0049】次に、(9)で示されるヒドラゾン化合物
100重量部、ポリカーボネート(三菱ガス化学製;Z
−400)100重量部、DL−α−トコフェロール
(理研ビタミン製;E1000)1重量部を、テトラヒ
ドロフラン2000重量部に溶解させて、この溶液をア
プリケーターにて前記電荷発生層上に塗布して乾燥し、
乾燥膜厚25μmの電荷輸送層を形成した。
【0050】
【化17】
【0051】このように作製した電子写真感光体を、室
温暗所で一昼夜保管した後、アルミニウム製のドラム素
管に貼り付け、ドラム感光体評価装置(ジェンテック
製;シンシア90)を用いて、プロセス速度190mm
/秒、帯電電圧−7.0kV、露光波長410nm、露
光強度1μW/cm2の条件で、帯電、露光、除電の1
0000回の繰り返しを行い、その前後で、感光体の帯
電電位及び残留電位を測定した。これらの結果を表1に
示す。
【0052】次に、前記電子写真感光体をキャノン製プ
リンターLBP−2000改造機(光源として日亜化学
工業製の青紫色半導体レーザー(発振波長410nm)
を搭載。また、反転現像系で600dpi相当の画像入
力に対応できる帯電−露光−現像−転写−クリーニング
からなる電子写真システムに改造。)に装着し、暗部電
位600V、明部電位150Vに設定し、10000回
にわたり画像を形成させ、1回目と10000回目の画
質(解像度)を目視により評価した。これらの結果を表
2に示す。表2中、◎は「特に優れている」、○は「優
れている」、△は「少し劣っている」、×は「かなり劣
っている」を示す。
【0053】実施例2〜7 (8)で示されるビスアゾ顔料をそれぞれ(10)〜
(15)で示されるビスアゾ顔料に変更した以外は、実
施例1と同様に感光体を作製し、実施例1と同様の評価
を行った。結果を表1及び表2に示す。
【0054】
【化18】
【0055】
【化19】
【0056】
【化20】
【0057】
【化21】
【0058】
【化22】
【0059】
【化23】
【0060】比較例1〜3 (8)で示されるビスアゾ顔料をそれぞれ(16)〜
(18)で示されるビスアゾ顔料に変更した以外は、実
施例1と同様に感光体を作製し、実施例1と同様の評価
を行った。結果を表1及び表2に示す。
【0061】
【化24】
【0062】
【化25】
【0063】
【化26】
【0064】
【表1】
【0065】
【表2】
【0066】前記一般式(1)〜(6)で示される化合
物以外のビスアゾ顔料を用いた比較例1〜3では、電子
写真感光体の感度及び繰り返し特性が悪く、プリンター
に装着して画像を形成させた際に初期から画質が劣って
いるだけでなく、カブリが発生するなどの画像故障も見
られた。一方、前記一般式(1)〜(6)で示されるビ
スアゾ顔料を用いた実施例1〜7では、電子写真感光体
の感度が高く、繰り返し使用による帯電電位及び残留電
位の変化量も小さく、プリンターに装着して繰り返し画
像を形成させても画質が優れており、またカブリ等の画
像故障も全く見られなかった。これらの結果から、前記
一般式(1)〜(6)で示されるビスアゾ顔料を用いる
ことにより高解像度で鮮明な出力画像が安定して得られ
ることが分かる。
【0067】実施例8 (19)で示されるビスアゾ顔料5重量部、テトラヒド
ロフラン100重量部をボールミル装置により直径2m
mのジルコニアビーズと共に48時間分散した。こうし
て得た分散液に、(20)で示されるヒドラゾン化合物
50重量部、アセタール樹脂(積水化学製;KS−5)
50重量部、テトラヒドロフラン700重量部を加え、
更にボールミルで30分間分散処理を行った後、アプリ
ケーターにて金属アルミニウム薄板(JIS規格 #1
050)上に塗布して乾燥し、膜厚7μmの感光層を形
成した。
【0068】
【化27】
【0069】
【化28】
【0070】このようにして作製した電子写真感光体
を、室温暗所で一昼夜保管した後、帯電極性をプラスに
変更した以外は、実施例1と同様の評価を行った。結果
を表3及び表4に示す。
【0071】実施例9〜13 (19)で示されるビスアゾ顔料をそれぞれ(21)〜
(25)で示されるビスアゾ顔料に変更した以外は、実
施例8と同様に感光体を作製し、実施例1と同様の評価
を行った。結果を表3及び表4に示す。
【0072】
【化29】
【0073】
【化30】
【0074】
【化31】
【0075】
【化32】
【0076】
【化33】
【0077】比較例4〜7 (8)で示されるビスアゾ顔料をそれぞれ無金属フタロ
シアニン顔料(東洋インキ製;TPA−891)、銅フ
タロシアニン顔料(東洋インキ製;Liophoton
EM)、チタニルフタロシアニン顔料(山陽色素製;T
−22S)、ペリレン顔料(大日精化工業製;DPA−
1)に変更した以外は、実施例8と同様に感光体を作製
し、実施例1と同様の評価を行った。結果を表3及び表
4に示す。
【0078】
【表3】
【0079】
【表4】
【0080】ビスアゾ顔料以外の電荷発生物質を用いた
比較例4〜7では、電子写真感光体の感度及び繰り返し
特性が悪く、プリンターに装着して画像を形成させた際
に初期から画質が劣っているだけでなく、カブリが発生
するなどの画像故障も見られた。一方、前記一般式
(1)〜(6)で示されるビスアゾ顔料を用いた実施例
8〜13では、電子写真感光体の感度が高く、繰り返し
使用による帯電電位及び残留電位の変化量も小さく、プ
リンターに装着して繰り返し画像を形成させても画質が
優れており、またカブリ等の画像故障も全く見られなか
った。これらの結果から、前記一般式(1)〜(6)で
示されるビスアゾ顔料を用いることにより高解像度で鮮
明な出力画像が安定して得られることが分かる。
【0081】実施例14 アルコール可溶性ナイロン(東レ製;CM−8000)
10重量部をメタノール50重量部と1,3−ジオキソ
ラン50重量部との混合溶剤に溶解させ、酸化チタン
(ルチル型、石原産業製;TTO−M−1)10重量部
を混合し、レッドデビル社製のペイントコンディショナ
ー装置により直径1mmのジルコニアビーズ(ニッカト
ー製;YTZ)と共に5時間分散した。こうして得た下
引き層形成用塗液を金属アルミニウム薄板(JIS規格
#1050)上に、アプリケーターにて塗布し、乾燥
膜厚0.5μmの下引き層を形成した。
【0082】(8)で示されるビスアゾ顔料10重量
部、ブチラール樹脂(電気化学工業製;5000A)1
0重量部を1,3−ジオキソラン1000重量部に混合
し、レッドデビル社製のペイントコンディショナー装置
により直径1mmのガラスビーズと共に1時間分散し
た。得られた分散液を、アプリケーターにて前記下引き
層上に塗布して乾燥し、膜厚約0.3μmの電荷発生層
を形成した。
【0083】次に、(26)で示されるベンジジン化合
物10重量部、ポリエステル(東洋紡製;V−220)
10重量部を、テトラヒドロフラン200重量部に溶解
させて、この溶液をアプリケーターにて前記電荷発生層
上に塗布して乾燥し、乾燥膜厚30μmの電荷輸送層を
形成した。
【0084】
【化34】
【0085】このようにして作製した電子写真感光体
を、室温暗所で一昼夜保管した後、実施例1と同様の評
価を行った。結果を表5及び表6に示す。
【0086】実施例15 ドラム感光体評価装置の露光波長を430nm、プリン
ターに搭載する光源を日立金属製の全固体青色SHGレ
ーザー(発振波長430nm)に変更した以外は、実施
例14と同様に感光体を作製し、実施例1と同様の評価
を行った。結果を表5及び表6に示す。
【0087】比較例8 ドラム感光体評価装置の露光波長を525nm、プリン
ターに搭載する光源を3M製の緑色半導体レーザー(発
振波長525nm)に変更した以外は、実施例14と同
様に感光体を作製し、実施例1と同様の評価を行った。
結果を表5及び表6に示す。
【0088】比較例9 ドラム感光体評価装置の露光波長を633nm、プリン
ターに搭載する光源を日立製作所製赤色半導体レーザー
(発振波長633nm)に変更した以外は、実施例14
と同様に感光体を作製し、実施例1と同様の評価を行っ
た。結果を表5及び表6に示す。
【0089】
【表5】
【0090】
【表6】
【0091】500nmより長波長領域に発振波長を有
する半導体レーザーを用いた比較例8、9では、電子写
真感光体の感度及び繰り返し特性はあまり悪くないが、
前記一般式(1)で示されるビスアゾ顔料を電荷発生物
質に用いているにもかかわらず、プリンターに装着して
画像を形成させた際に初期から画質が劣っているだけで
なく、カブリが発生するなどの画像故障も見られた。一
方、近紫外領域から500nmの範囲に発振波長を有す
る半導体レーザーを用いた実施例14、15では、電子
写真感光体の感度及び繰り返し特性が良好であるだけで
なく、プリンターに装着して繰り返し画像を形成させて
も画質が優れており、またカブリ等の画像故障も全く見
られなかった。その中でも、380〜420nmの範囲
に発振波長を有する半導体レーザーを用いた実施例14
では、繰り返し使用後の画質が特に優れているのが分か
る。
【0092】
【発明の効果】以上から明らかなように、本発明によれ
ば、近紫外領域から500nmの波長域でも高感度を示
し、かつ繰り返し使用しても帯電電位及び残留電位がほ
とんど変化せずに安定した性能を有し、電子写真プロセ
スにより画像形成を行う際に、安定して高品位な出力画
像を与える電子写真感光体を提供することができる。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 近紫外領域から500nmの範囲に発振
    波長を有する半導体レーザーを露光光源とする電子写真
    装置に使用される電子写真感光体において、該電子写真
    感光体の感光層が電荷発生物質として下記一般式(1)
    〜(6)で示されるビスアゾ顔料から選ばれる少なくと
    も1種を含有することを特徴とする電子写真感光体。 【化1】 (式(1)中、A1は水素、置換基を有していてもよい
    アルキル基、アリール基、複素環基であり、m及びnは
    0または1であり、Xは水素、メチル基、シアノ基、ハ
    ロゲンであり、Cp1はカップラー残基を示す。) 【化2】 (式(2)中、pは0、1、2または3を示し、R1
    ハロゲン、水酸基、置換基を有していてもよいアルキル
    基、アラルキル基、アリール基、複素環基、アルコキシ
    基を示す。pが2または3の場合は、R1は同一であっ
    ても異なっていてもよい。R2は水素、ハロゲン、シア
    ノ基、置換されていてもよいエステル基、アルキル基、
    アラルキル基、アリール基を示し、Ar1は置換基を有
    していてもよいアリーレン基またはヘテロアリーレン基
    を示す。A2、A3は水酸基を有するアリール基または複
    素環基を示すが、同一であっても異なっていてもよ
    い。) 【化3】 (式(3)中、qは0、1、2または3を示し、R3
    ハロゲン、水酸基、置換基を有していてもよいアルキル
    基、アラルキル基、アリール基、複素環基、アルコキシ
    基を示す。qが2または3の場合は、R3は同一であっ
    ても異なっていてもよい。R4は水素、ハロゲン、シア
    ノ基、置換されていてもよいエステル基、アルキル基、
    アラルキル基、アリール基を示し、R5は置換基を有し
    ていてもよいアルキル基、アラルキル基、アリール基、
    複素環基を示し、Ar2は置換基を有していてもよいア
    リーレン基またはヘテロアリーレン基を示す。A4、A5
    は水酸基を有するアリール基または複素環基を示すが、
    同一であっても異なっていてもよい。) 【化4】 (式(4)中、R6は水素、ハロゲン、ニトロ基、水酸
    基、置換基を有していてもよいアルキル基、アラルキル
    基、アリール基、複素環基を示し、R7は置換基を有し
    ていてもよいアルキル基、アラルキル基、アリール基、
    複素環基、アルコキシ基、アミノ基、水酸基を示す。ま
    た、Cp2は下記一般式(a)で示されるカップラー残
    基を示す。) 【化5】 (式(a)中、Zはベンゼン環と縮合して、置換されて
    いてもよい芳香環または複素環を形成するのに必要な原
    子群を示し、R10は水素、ハロゲン、置換基を有してい
    てもよいアルキル基、アラルキル基、アリール基、アル
    コキシ基、アリールオキシ基、アミノ基、水酸基を示
    し、R11、R12は水素、置換基を有していてもよいアル
    キル基、アラルキル基、アリール基、複素環基を示す。
    11とR12は環構造を形成していてもよい。) 【化6】 (式(5)中、R13、R14は水素、ハロゲン、置換基を
    有していてもよいアルキル基、アルコキシ基、アリール
    基または複素環基を示す。また、Cp3はカップラー残
    基を示す。) 【化7】 (式(6)中、R15、R16、R17は水素、ハロゲン、置
    換基を有していてもよいアルキル基、アルコキシ基、ア
    リール基または複素環基を示す。また、Cp4はカップ
    ラー残基を示す。)
  2. 【請求項2】 前記電荷発生物質が下記一般式(1)で
    示されるビスアゾ顔料であることを特徴とする請求項1
    記載の電子写真感光体。
  3. 【請求項3】 前記電荷発生物質が下記一般式(2)で
    示されるビスアゾ顔料であることを特徴とする請求項1
    記載の電子写真感光体。
  4. 【請求項4】 前記電荷発生物質が下記一般式(3)で
    示されるビスアゾ顔料であることを特徴とする請求項1
    記載の電子写真感光体。
  5. 【請求項5】 前記電荷発生物質が下記一般式(4)で
    示されるビスアゾ顔料であることを特徴とする請求項1
    記載の電子写真感光体。
  6. 【請求項6】 前記電荷発生物質が下記一般式(5)で
    示されるビスアゾ顔料であることを特徴とする請求項1
    記載の電子写真感光体。
  7. 【請求項7】 前記電荷発生物質が下記一般式(6)で
    示されるビスアゾ顔料であることを特徴とする請求項1
    記載の電子写真感光体。
  8. 【請求項8】 半導体レーザーの発振波長が380〜4
    20nmであることを特徴とする請求項1〜7のいずれ
    かに記載の電子写真感光体。
  9. 【請求項9】 導電性支持体上に少なくとも電荷発生物
    質を含有する電荷発生層と電荷輸送物質を含有する電荷
    輸送層が順次積層された構成を有する請求項1〜8のい
    ずれかに記載の電子写真感光体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JP2007233347A (ja) * 2006-02-06 2007-09-13 Ricoh Co Ltd 画像形成装置及び画像形成方法並びにプロセスカートリッジ
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