JP2002131352A - ジッタ測定器 - Google Patents
ジッタ測定器Info
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- JP2002131352A JP2002131352A JP2000318275A JP2000318275A JP2002131352A JP 2002131352 A JP2002131352 A JP 2002131352A JP 2000318275 A JP2000318275 A JP 2000318275A JP 2000318275 A JP2000318275 A JP 2000318275A JP 2002131352 A JP2002131352 A JP 2002131352A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ジッタ測定器のみでイコライザ回路のブース
ト量を確認することができ、イコライザ回路のブースト
量の設定、変更が容易となるジッタ測定器を提供するこ
と。 【解決手段】 イコライザ回路のブースト量を表示する
ブースト量表示器80をジッタ測定器の本体90に設け
る。
ト量を確認することができ、イコライザ回路のブースト
量の設定、変更が容易となるジッタ測定器を提供するこ
と。 【解決手段】 イコライザ回路のブースト量を表示する
ブースト量表示器80をジッタ測定器の本体90に設け
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、DVDプレーヤや
CDプレーヤのディスク読取り信号などに生じるジッタ
を測定するジッタ測定器に係り、特にイコライザ回路の
ブースト量を表示する装置に関する。
CDプレーヤのディスク読取り信号などに生じるジッタ
を測定するジッタ測定器に係り、特にイコライザ回路の
ブースト量を表示する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】DVDプレーヤやCDプレーヤにおいて
は、ディスクから信号を読取る発光もしくは受光器の位
置調整の不具合などから、ディスク読取り信号にジッタ
が生じることがある。このジッタを測定する装置として
ジッタ測定器が知られている。
は、ディスクから信号を読取る発光もしくは受光器の位
置調整の不具合などから、ディスク読取り信号にジッタ
が生じることがある。このジッタを測定する装置として
ジッタ測定器が知られている。
【0003】図5は、一般に使用されるジッタ測定器の
回路図を示す。この図において、11は入力部で、この
入力部11に例えばDVDプレーヤからディスク読取り
信号、すなわち被測定信号がサイン波あるいは方形波で
供給される。入力部11に供給された被測定信号は、最
大レベルを一定にするAGC回路12を介してスイッチ
13の第1端子13aに供給される。また、被測定信号
はAGC回路12を介してイコライザ回路14(詳細は
後述する)の入力に供給されており、このイコライザ回
路14の出力はスイッチ13の第2端子13bに供給さ
れる。スイッチ13は、AGC回路12出力の被測定信
号または、イコライザ回路14を通した被測定信号を希
望に合わせて選択できる。
回路図を示す。この図において、11は入力部で、この
入力部11に例えばDVDプレーヤからディスク読取り
信号、すなわち被測定信号がサイン波あるいは方形波で
供給される。入力部11に供給された被測定信号は、最
大レベルを一定にするAGC回路12を介してスイッチ
13の第1端子13aに供給される。また、被測定信号
はAGC回路12を介してイコライザ回路14(詳細は
後述する)の入力に供給されており、このイコライザ回
路14の出力はスイッチ13の第2端子13bに供給さ
れる。スイッチ13は、AGC回路12出力の被測定信
号または、イコライザ回路14を通した被測定信号を希
望に合わせて選択できる。
【0004】スイッチ13で選択された被測定信号はス
ライサ15に供給される。このスライサ15では、被測
定信号がサイン波の場合は2値化信号(方形波)への変
換と、ECLレベルへの変換が行われ、被測定信号が方
形波の場合にはECLレベルへの変換のみが行われる。
そして、スライサ15出力の被測定信号は位相差測定回
路16の第1入力16aに供給される。
ライサ15に供給される。このスライサ15では、被測
定信号がサイン波の場合は2値化信号(方形波)への変
換と、ECLレベルへの変換が行われ、被測定信号が方
形波の場合にはECLレベルへの変換のみが行われる。
そして、スライサ15出力の被測定信号は位相差測定回
路16の第1入力16aに供給される。
【0005】また、スライサ15の出力はPLL回路1
7に供給される。このPLL回路17は、入力された被
測定信号に同期した内部クロック信号を発生させる。そ
して、このPLL回路17で発生された内部クロック信
号と、外部入力端子18から入力された、被測定信号に
同期した外部クロック信号のいずれかがスイッチ19で
選択され、しかもスライサ20でECLレベルに変換さ
れた後、基準信号としてのクロック信号が位相差測定回
路16の第2入力16bに供給される。
7に供給される。このPLL回路17は、入力された被
測定信号に同期した内部クロック信号を発生させる。そ
して、このPLL回路17で発生された内部クロック信
号と、外部入力端子18から入力された、被測定信号に
同期した外部クロック信号のいずれかがスイッチ19で
選択され、しかもスライサ20でECLレベルに変換さ
れた後、基準信号としてのクロック信号が位相差測定回
路16の第2入力16bに供給される。
【0006】そして、この位相差測定回路16で、図6
(a)に示す被測定信号の立下りと、図6(b)に示す
基準クロック信号の立下りとのずれΔ、すなわち被測定
信号のジッタが測定され、さらに複数のサンプルの標準
偏差がΣ演算回路21で求められ、その標準偏差によっ
て被測定信号のジッタがメータ(表示部)22で表示さ
れる。
(a)に示す被測定信号の立下りと、図6(b)に示す
基準クロック信号の立下りとのずれΔ、すなわち被測定
信号のジッタが測定され、さらに複数のサンプルの標準
偏差がΣ演算回路21で求められ、その標準偏差によっ
て被測定信号のジッタがメータ(表示部)22で表示さ
れる。
【0007】このようなジッタ測定器のイコライザ回路
14の周波数−ゲイン特性を図7に示す。この図のよう
に、イコライザ回路14は、入力される被測定信号を、
その周波数に応じて異なるゲインでブーストする。この
とき、イコライザ回路14は、約5MHzにブースト量
のピーク値を有する。
14の周波数−ゲイン特性を図7に示す。この図のよう
に、イコライザ回路14は、入力される被測定信号を、
その周波数に応じて異なるゲインでブーストする。この
とき、イコライザ回路14は、約5MHzにブースト量
のピーク値を有する。
【0008】このイコライザ回路14のブースト量(約
5MHzでのピーク値)は、常に最適な測定条件が得ら
れるように、図7の複数の特性で示すようにレベルを調
整できる。
5MHzでのピーク値)は、常に最適な測定条件が得ら
れるように、図7の複数の特性で示すようにレベルを調
整できる。
【0009】従来、イコライザ回路のブースト量は、図
8に示すように、測定器本体31aの表面に設けられた
ボリューム32を回して調整することができるが、この
ときどの程度の値に調整されたかを知るために同図に示
すように、ジッタ測定器31のイコライザ出力にオシロ
スコープ41をコード42で接続して、イコライザ回路
のブースト波形をオシロスコープ41で見ながら調整を
行っていた。
8に示すように、測定器本体31aの表面に設けられた
ボリューム32を回して調整することができるが、この
ときどの程度の値に調整されたかを知るために同図に示
すように、ジッタ測定器31のイコライザ出力にオシロ
スコープ41をコード42で接続して、イコライザ回路
のブースト波形をオシロスコープ41で見ながら調整を
行っていた。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな方法では、ジッタ測定器31にオシロスコープ41
を接続しなければならないので面倒である。さらに、ジ
ッタ測定器31以外に別の計測器(オシロスコープ4
1)が必要になる。
うな方法では、ジッタ測定器31にオシロスコープ41
を接続しなければならないので面倒である。さらに、ジ
ッタ測定器31以外に別の計測器(オシロスコープ4
1)が必要になる。
【0011】本発明は上記の点に鑑みなされたもので、
その目的は、ジッタ測定器のみでイコライザ回路のブー
スト量を確認することができ、イコライザ回路のブース
ト量の設定、変更が容易となるジッタ測定器を提供する
ことにある。
その目的は、ジッタ測定器のみでイコライザ回路のブー
スト量を確認することができ、イコライザ回路のブース
ト量の設定、変更が容易となるジッタ測定器を提供する
ことにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明のジッタ測定器
は、被測定信号を周波数に応じて異なるゲインでブース
トするイコライザ回路を有するジッタ測定器において、
イコライザ回路のブースト量を表示するブースト量表示
器を測定器本体に設けたことを特徴とする。
は、被測定信号を周波数に応じて異なるゲインでブース
トするイコライザ回路を有するジッタ測定器において、
イコライザ回路のブースト量を表示するブースト量表示
器を測定器本体に設けたことを特徴とする。
【0013】好ましい形態として、上記ブースト量表示
器は、メモリに記憶されたブースト量設定値を読み出し
てイコライザ回路を所定のブースト量に設定するとき
に、前記ブースト量設定値がイコライザ回路とともに供
給されることにより、イコライザ回路のブースト量を表
示する。また、ブースト量表示器は、発光素子の点灯個
数によりブースト量の値を表示する表示器、数字により
ブースト量の値を表示する表示器、色相によりブースト
量の値を表示する表示器、グラフ表示でブースト量の値
を表示する表示器のいずれかでなる。このとき、発光素
子の点灯個数によりブースト量の値を表示する表示器
は、発光素子が9個横方向に並んだ発光素子列を上下方
向に複数列有し、上列はブースト量の1の位、下列はブ
ースト量の0.1の位を表示するように構成することが
好ましい。さらに、表示器は、+,−の表示部を備える
ことが好ましい。
器は、メモリに記憶されたブースト量設定値を読み出し
てイコライザ回路を所定のブースト量に設定するとき
に、前記ブースト量設定値がイコライザ回路とともに供
給されることにより、イコライザ回路のブースト量を表
示する。また、ブースト量表示器は、発光素子の点灯個
数によりブースト量の値を表示する表示器、数字により
ブースト量の値を表示する表示器、色相によりブースト
量の値を表示する表示器、グラフ表示でブースト量の値
を表示する表示器のいずれかでなる。このとき、発光素
子の点灯個数によりブースト量の値を表示する表示器
は、発光素子が9個横方向に並んだ発光素子列を上下方
向に複数列有し、上列はブースト量の1の位、下列はブ
ースト量の0.1の位を表示するように構成することが
好ましい。さらに、表示器は、+,−の表示部を備える
ことが好ましい。
【0014】
【発明の実施の形態】次に添付図面を参照して本発明に
よるジッタ測定器の実施の形態を詳細に説明する。本発
明によるジッタ測定器の実施の形態の全体的構成は図5
と同一であり、ここでは詳細な説明は省略する。
よるジッタ測定器の実施の形態を詳細に説明する。本発
明によるジッタ測定器の実施の形態の全体的構成は図5
と同一であり、ここでは詳細な説明は省略する。
【0015】本発明によるジッタ測定器の実施の形態に
おいては、図3に示すようなイコライザ回路ブースト量
設定回路部が設けられる。この回路部は、CPU51
と、メモリ52と、キー入力部60と、信号処理部53
と、表示LED70と、イコライザ回路14と、ブース
ト量表示器80と、表示器コントローラ54とを有す
る。
おいては、図3に示すようなイコライザ回路ブースト量
設定回路部が設けられる。この回路部は、CPU51
と、メモリ52と、キー入力部60と、信号処理部53
と、表示LED70と、イコライザ回路14と、ブース
ト量表示器80と、表示器コントローラ54とを有す
る。
【0016】CPU51は、このブースト量設定回路部
全体を制御する。メモリ52は、CPU51に接続され
る。このメモリ52は4つのメモリ領域を有し、第1メ
モリ領域にはイコライザ回路の第1のブースト量設定
値、第2メモリ領域にはイコライザ回路の第2のブース
ト量設定値、第3メモリ領域にはイコライザ回路の第3
のブースト量設定値、第4メモリ領域にはイコライザ回
路の第4のブースト量設定値を記憶する。ここで、第1
ないし第4のブースト量設定値は各々異なる値である。
このブースト量設定値により、イコライザ回路14のブ
ースト量(図7の約5MHzでのピーク値)が決まる。
記憶されるブースト量設定値とメモリ領域の数は4以外
とすることができる。
全体を制御する。メモリ52は、CPU51に接続され
る。このメモリ52は4つのメモリ領域を有し、第1メ
モリ領域にはイコライザ回路の第1のブースト量設定
値、第2メモリ領域にはイコライザ回路の第2のブース
ト量設定値、第3メモリ領域にはイコライザ回路の第3
のブースト量設定値、第4メモリ領域にはイコライザ回
路の第4のブースト量設定値を記憶する。ここで、第1
ないし第4のブースト量設定値は各々異なる値である。
このブースト量設定値により、イコライザ回路14のブ
ースト量(図7の約5MHzでのピーク値)が決まる。
記憶されるブースト量設定値とメモリ領域の数は4以外
とすることができる。
【0017】キー入力部60は複数のキーを有する。詳
細には、図1に示すジッタ測定器の正面図に示すよう
に、EQキー61、サンプリングキー62、RFインピ
ーダンスキー63、クロックインピーダンスキー64を
有する。このキー入力部60からのキー信号は信号処理
部53を介してCPU51に供給される。
細には、図1に示すジッタ測定器の正面図に示すよう
に、EQキー61、サンプリングキー62、RFインピ
ーダンスキー63、クロックインピーダンスキー64を
有する。このキー入力部60からのキー信号は信号処理
部53を介してCPU51に供給される。
【0018】表示LED70は、CPU51に接続され
る。この表示LED70は複数のLEDを有する。詳細
には、図1に示すジッタ測定器の正面図に示すように、
EQLED71、4つのサンプリング数表示用LED7
2を有する。
る。この表示LED70は複数のLEDを有する。詳細
には、図1に示すジッタ測定器の正面図に示すように、
EQLED71、4つのサンプリング数表示用LED7
2を有する。
【0019】イコライザ回路14は、CPU51に接続
される。このイコライザ回路14は、演算回路14a
と、設定値レジスタ14bとからなり、設定値レジスタ
14bにブースト量設定値が入力されると、そのブース
ト量設定値で決まる約5MHzでのピーク値を有する所
望のブースト特性が演算回路14aで得られる。例えば
DVDプレーヤのディスク読取り信号である被測定信号
は演算回路14aの入力に供給され、演算回路14aで
ブースト処理された後、演算回路14aの出力に導出さ
れる。
される。このイコライザ回路14は、演算回路14a
と、設定値レジスタ14bとからなり、設定値レジスタ
14bにブースト量設定値が入力されると、そのブース
ト量設定値で決まる約5MHzでのピーク値を有する所
望のブースト特性が演算回路14aで得られる。例えば
DVDプレーヤのディスク読取り信号である被測定信号
は演算回路14aの入力に供給され、演算回路14aで
ブースト処理された後、演算回路14aの出力に導出さ
れる。
【0020】CPU51の出力に表示器コントローラ5
4が接続され、この表示器コントローラ54の出力にブ
ースト量表示器80が接続される。ブースト量表示器8
0は、CPU51からブースト量設定値が表示器コント
ローラ54に供給されると、この表示器コントローラ5
4の制御の下、前記ブースト量設定値で決まるイコライ
ザ回路のブースト量を表示する。
4が接続され、この表示器コントローラ54の出力にブ
ースト量表示器80が接続される。ブースト量表示器8
0は、CPU51からブースト量設定値が表示器コント
ローラ54に供給されると、この表示器コントローラ5
4の制御の下、前記ブースト量設定値で決まるイコライ
ザ回路のブースト量を表示する。
【0021】ブースト量表示器80は、前述したキー入
力部60および表示LED70ならびに図5に示したメ
ータ22等とともに図1に示すように測定器本体90の
正面(ブースト量表示器80は最上部)に設けられる。
このブースト量表示器80を図2に取出して示す。
力部60および表示LED70ならびに図5に示したメ
ータ22等とともに図1に示すように測定器本体90の
正面(ブースト量表示器80は最上部)に設けられる。
このブースト量表示器80を図2に取出して示す。
【0022】図2に示すように、ブースト量表示器80
は、LED(発光ダイオード)81を9個横方向に並べ
たLED列82を上下方向に4列有する。このLED列
82はそれぞれ点灯するLEDの個数で数字の1〜9を
表示する。さらに、上下方向に配列された4列のうち上2
列はイコライザ回路のブースト量の1の位を表示し、下
2列はブースト量の0.1の位を表示する。
は、LED(発光ダイオード)81を9個横方向に並べ
たLED列82を上下方向に4列有する。このLED列
82はそれぞれ点灯するLEDの個数で数字の1〜9を
表示する。さらに、上下方向に配列された4列のうち上2
列はイコライザ回路のブースト量の1の位を表示し、下
2列はブースト量の0.1の位を表示する。
【0023】ブースト量表示器80は、前記LED列8
2の右側に左右一対のLED83,84を有する。この
LED83,84はブースト量の+,−を表示するもの
で、左側のLED83は+、右側のLED84は−を表
示する。
2の右側に左右一対のLED83,84を有する。この
LED83,84はブースト量の+,−を表示するもの
で、左側のLED83は+、右側のLED84は−を表
示する。
【0024】図2では、上2列のLED列82の左側3個
のLED81が点灯するとともに、下2列のLED列8
2の左側5個のLED81が点灯しており、さらに+表
示のLED83が点灯しているので、ブースト量表示器
80はイコライザ回路14のブースト量(図7の約5M
Hzでのピーク値)が+3.5dBであることを表示し
ている。
のLED81が点灯するとともに、下2列のLED列8
2の左側5個のLED81が点灯しており、さらに+表
示のLED83が点灯しているので、ブースト量表示器
80はイコライザ回路14のブースト量(図7の約5M
Hzでのピーク値)が+3.5dBであることを表示し
ている。
【0025】以上のようなイコライザ回路ブースト量設
定回路部によれば、図4のフローチャートに示すように
してイコライザ回路14のブースト量の設定、変更が行
われる。まず、EQキー61を3秒以上押し続けること
により(ステップS1)、ブースト量設定モードに突入
する(ステップS2)。すると、EQLED71が点滅
してブースト量設定モードに突入したことが表示される
(ステップS3)。次に、サンプリングキー62を押す
ことにより、メモリ52の4つあるメモリ領域のうち読
み出すメモリ領域を選択する(ステップS4)。このと
き、サンプリング数表示用LED72が、選択されたメ
モリ領域を表示する(ステップS5)。そして、読み出
しメモリ領域が選択されると、そのメモリ領域に記憶さ
れている1つのブースト量設定値が読み出されて、その
ブースト量設定値がイコライザ回路14の設定値レジス
タ14bに入力されるので、イコライザ回路14は読み
出されたブースト量設定値に対応するブースト量に設定
される(ステップS6)。詳しくは、読み出されたブー
スト量設定値に対応する約5MHzでのピーク値を有す
る所望のブースト特性にイコライザ回路14が設定され
る。このとき同時にメモリ52から読み出されたブース
ト量設定値が表示器コントローラ54に供給される。し
たがって、ブースト量表示器80は、表示器コントロー
ラ54により制御されて、イコライザ回路14に設定さ
れたブースト量(約5MHzでのピーク値)を表示す
る。ゆえに、このブースト量表示器80で確認しながら
イコライザ回路14のブースト量を希望する値に正確に
設定することができる。なお、ブースト量表示器80の
詳細な表示動作は上述した通りである。
定回路部によれば、図4のフローチャートに示すように
してイコライザ回路14のブースト量の設定、変更が行
われる。まず、EQキー61を3秒以上押し続けること
により(ステップS1)、ブースト量設定モードに突入
する(ステップS2)。すると、EQLED71が点滅
してブースト量設定モードに突入したことが表示される
(ステップS3)。次に、サンプリングキー62を押す
ことにより、メモリ52の4つあるメモリ領域のうち読
み出すメモリ領域を選択する(ステップS4)。このと
き、サンプリング数表示用LED72が、選択されたメ
モリ領域を表示する(ステップS5)。そして、読み出
しメモリ領域が選択されると、そのメモリ領域に記憶さ
れている1つのブースト量設定値が読み出されて、その
ブースト量設定値がイコライザ回路14の設定値レジス
タ14bに入力されるので、イコライザ回路14は読み
出されたブースト量設定値に対応するブースト量に設定
される(ステップS6)。詳しくは、読み出されたブー
スト量設定値に対応する約5MHzでのピーク値を有す
る所望のブースト特性にイコライザ回路14が設定され
る。このとき同時にメモリ52から読み出されたブース
ト量設定値が表示器コントローラ54に供給される。し
たがって、ブースト量表示器80は、表示器コントロー
ラ54により制御されて、イコライザ回路14に設定さ
れたブースト量(約5MHzでのピーク値)を表示す
る。ゆえに、このブースト量表示器80で確認しながら
イコライザ回路14のブースト量を希望する値に正確に
設定することができる。なお、ブースト量表示器80の
詳細な表示動作は上述した通りである。
【0026】このようにしてイコライザ回路14を所望
のブースト量に設定した後、再度サンプリングキー62
を押してメモリ52の読出しメモリ領域を変更すれば、
他のブースト量設定値が読み出されてイコライザ回路1
4の設定値レジスタ14bに入力されるので、イコライ
ザ回路14は他のブースト量に変更される。さらに、変
更後、前回のメモリ領域を再度選択してそのメモリ領域
に記憶されたブースト量設定値を再度読み出せば、イコ
ライザ回路14は前回設定したブースト量に正確に戻
る。これらのときも変更または戻したブースト量設定値
が表示器コントローラ54に供給されて、変更または戻
したブースト量がブースト量表示器80に表示されるの
で、変更または戻したブースト量をブースト量表示器8
0で確認することができる。
のブースト量に設定した後、再度サンプリングキー62
を押してメモリ52の読出しメモリ領域を変更すれば、
他のブースト量設定値が読み出されてイコライザ回路1
4の設定値レジスタ14bに入力されるので、イコライ
ザ回路14は他のブースト量に変更される。さらに、変
更後、前回のメモリ領域を再度選択してそのメモリ領域
に記憶されたブースト量設定値を再度読み出せば、イコ
ライザ回路14は前回設定したブースト量に正確に戻
る。これらのときも変更または戻したブースト量設定値
が表示器コントローラ54に供給されて、変更または戻
したブースト量がブースト量表示器80に表示されるの
で、変更または戻したブースト量をブースト量表示器8
0で確認することができる。
【0027】その後、再度EQキー61を押すことによ
り、ブースト量設定モードを終了する(ステップS
8)。
り、ブースト量設定モードを終了する(ステップS
8)。
【0028】一方、サンプリングキー62を押してメモ
リ52の読出しメモリ領域を選択した状態(ステップS
4)で、RFインピーダンスキー63またはクロックイ
ンピーダンスキー64を押せば(ステップS7)、読出
しメモリ領域に記憶されているブースト量設定値を更新
させることができる(ステップS9)。詳しくは、RF
インピーダンスキー63を押せばブースト量設定値を増
大させることができ、クロックインピーダンスキー64
を押せばブースト量設定値を減少させることができる。
このとき、読出しメモリ領域の更新されたブースト量設
定値が同時にイコライザ回路14の設定値レジスタ14
bに入力されるので、イコライザ回路14も更新された
ブースト量となる。さらに、更新されたブースト量設定
値が表示器コントローラ54にも供給されるので、ブー
スト量表示器80は更新されたブースト量を表示する。
したがって、更新されたブースト量をブースト量表示器
80で確認することができる。その後、EQキー61を
押すことにより、ブースト量設定値の更新を終了する
(ステップS8)。
リ52の読出しメモリ領域を選択した状態(ステップS
4)で、RFインピーダンスキー63またはクロックイ
ンピーダンスキー64を押せば(ステップS7)、読出
しメモリ領域に記憶されているブースト量設定値を更新
させることができる(ステップS9)。詳しくは、RF
インピーダンスキー63を押せばブースト量設定値を増
大させることができ、クロックインピーダンスキー64
を押せばブースト量設定値を減少させることができる。
このとき、読出しメモリ領域の更新されたブースト量設
定値が同時にイコライザ回路14の設定値レジスタ14
bに入力されるので、イコライザ回路14も更新された
ブースト量となる。さらに、更新されたブースト量設定
値が表示器コントローラ54にも供給されるので、ブー
スト量表示器80は更新されたブースト量を表示する。
したがって、更新されたブースト量をブースト量表示器
80で確認することができる。その後、EQキー61を
押すことにより、ブースト量設定値の更新を終了する
(ステップS8)。
【0029】以上のように、本発明のジッタ測定器によ
れば、測定器本体90に設けられたブースト量表示器8
0でイコライザ回路14のブースト量を表示することが
できる。したがって、イコライザ回路14のブースト量
の設定、変更時などに、他の計測器を接続することな
く、ジッタ測定器のみでブースト量を確認しながらそれ
らの作業を容易に行うことができる。さらに、図2に示
したようなブースト量表示器80によれば、ブースト量
を数値的に表示することができ、ブースト量を正確に確
認することができる。
れば、測定器本体90に設けられたブースト量表示器8
0でイコライザ回路14のブースト量を表示することが
できる。したがって、イコライザ回路14のブースト量
の設定、変更時などに、他の計測器を接続することな
く、ジッタ測定器のみでブースト量を確認しながらそれ
らの作業を容易に行うことができる。さらに、図2に示
したようなブースト量表示器80によれば、ブースト量
を数値的に表示することができ、ブースト量を正確に確
認することができる。
【0030】なお、上記の実施の形態では、LEDの点
灯個数によりブースト量の値を表示する表示器を使用し
たが、他の形式の表示器を使用することもできる。例え
ば、数字によりブースト量の値を表示する表示器、色相
によりブースト量の値を表示する表示器、グラフ表示で
ブースト量の値を表示する表示器などを使用することが
できる。
灯個数によりブースト量の値を表示する表示器を使用し
たが、他の形式の表示器を使用することもできる。例え
ば、数字によりブースト量の値を表示する表示器、色相
によりブースト量の値を表示する表示器、グラフ表示で
ブースト量の値を表示する表示器などを使用することが
できる。
【0031】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明のジッ
タ測定器によれば、ジッタ測定器のみでイコライザ回路
のブースト量を確認することができ、イコライザ回路の
ブースト量の設定、変更が容易となる。
タ測定器によれば、ジッタ測定器のみでイコライザ回路
のブースト量を確認することができ、イコライザ回路の
ブースト量の設定、変更が容易となる。
【図1】本発明によるジッタ測定器の実施の形態を示す
正面図。
正面図。
【図2】本発明によるジッタ測定器の実施の形態に設け
られたブースト量表示器を取出して示す正面図。
られたブースト量表示器を取出して示す正面図。
【図3】本発明によるジッタ測定器の実施の形態に設け
られるイコライザ回路ブースト量設定回路部を示す回路
図。
られるイコライザ回路ブースト量設定回路部を示す回路
図。
【図4】本発明の実施の形態の動作を説明するためのフ
ローチャート。
ローチャート。
【図5】一般的に使用されるジッタ測定器の回路図。
【図6】ジッタ測定器で測定されるジッタを説明するた
めの波形図。
めの波形図。
【図7】ジッタ測定器のイコライザ回路の周波数−ゲイ
ン特性図。
ン特性図。
【図8】従来のイコライザ回路ブースト量調整方法を説
明するための図。
明するための図。
80 ブースト量表示器 90測定器本体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 桜井 康晴 神奈川県横浜市緑区白山1丁目16番2号 株式会社ケンウッドティー・エム・アイ内 Fターム(参考) 5D044 BC04 CC04 FG01 FG11 GK18
Claims (5)
- 【請求項1】 被測定信号を周波数に応じて異なるゲイ
ンでブーストするイコライザ回路を有するジッタ測定器
において、 イコライザ回路のブースト量を表示するブースト量表示
器を測定器本体に設けたことを特徴とするジッタ測定
器。 - 【請求項2】 メモリに記憶されたブースト量設定値を
読み出してイコライザ回路を所定のブースト量に設定す
るときに、前記ブースト量設定値をブースト量表示器に
供給することにより、ブースト量表示器でイコライザ回
路のブースト量が表示されることを特徴とする請求項1
に記載のジッタ測定器。 - 【請求項3】 ブースト量表示器は、発光素子の点灯個
数によりブースト量の値を表示する表示器、数字により
ブースト量の値を表示する表示器、色相によりブースト
量の値を表示する表示器、グラフ表示でブースト量の値
を表示する表示器のいずれかであることを特徴とする請
求項1または2に記載のジッタ測定器。 - 【請求項4】 発光素子の点灯個数によりブースト量の
値を表示する表示器は、発光素子が9個横方向に並んだ
発光素子列を上下方向に複数列有し、上列はブースト量
の1の位、下列はブースト量の0.1の位を表示するこ
とを特徴とする請求項3に記載のジッタ測定器。 - 【請求項5】 表示器は、+,−の表示部を備えること
を特徴とする請求項3または4に記載のジッタ測定器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000318275A JP2002131352A (ja) | 2000-10-18 | 2000-10-18 | ジッタ測定器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000318275A JP2002131352A (ja) | 2000-10-18 | 2000-10-18 | ジッタ測定器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002131352A true JP2002131352A (ja) | 2002-05-09 |
Family
ID=18796925
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000318275A Pending JP2002131352A (ja) | 2000-10-18 | 2000-10-18 | ジッタ測定器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002131352A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005337800A (ja) * | 2004-05-25 | 2005-12-08 | Yokogawa Electric Corp | 時間測定装置 |
KR100578198B1 (ko) | 2004-12-20 | 2006-05-11 | 주식회사 대우일렉트로닉스 | 디브이디 플레이어용 로더의 지터 검사 방법 |
JP2007174305A (ja) * | 2005-12-22 | 2007-07-05 | Sharp Corp | 設定データ変更システム、リモコン装置及び設定データ保存方法 |
-
2000
- 2000-10-18 JP JP2000318275A patent/JP2002131352A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005337800A (ja) * | 2004-05-25 | 2005-12-08 | Yokogawa Electric Corp | 時間測定装置 |
KR100578198B1 (ko) | 2004-12-20 | 2006-05-11 | 주식회사 대우일렉트로닉스 | 디브이디 플레이어용 로더의 지터 검사 방법 |
JP2007174305A (ja) * | 2005-12-22 | 2007-07-05 | Sharp Corp | 設定データ変更システム、リモコン装置及び設定データ保存方法 |
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