JP3362193B2 - 計測機器 - Google Patents
計測機器Info
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- Measuring Temperature Or Quantity Of Heat (AREA)
- Testing Or Calibration Of Command Recording Devices (AREA)
Description
は温度などを計測する計測機器に関し、さらに詳しく
は、入力信号を内部メモリに格納されている校正値を用
いて出力値に変換する計測機器に関する。
工場出荷時に、標準器と対照することによって計測機器
の指示値を修正するための校正値を求め、この校正値
を、計測機器の内部メモリに格納している。
して所要の制御を行う温度調節器では、熱電対や測温抵
抗体からのアナログ信号入力を、上述のようにして内部
メモリに予め格納されている校正値を用いて演算して温
度として出力するものである。
年変化による電子部品の劣化などによって温度指示値
が、保証精度範囲からずれてしまい、ユーザの定期的な
精度試験で不合格になる場合があり、かかる場合に対応
するために、ユーザにおいても、ユーザ校正を行えるよ
うにすることが望まれる。
場出荷時に行うメーカ校正以外に、ユーザ校正を行える
ようにした場合には、ユーザ校正が行われたか否かを識
別できるようにしておかなければ、例えば、ユーザが校
正ミスをしたために、温度指示値が保証精度範囲から外
れていたような場合に、その原因を究明するのに手間取
ったり、あるいは、温度指示値が保証精度範囲から外れ
た責任を、メーカが負うべきであるのか否かといった責
任範囲が不明確になってしまうという難点がある。
であって、ユーザにおいても校正を行えるようにすると
ともに、ユーザが校正を行ったか否かを識別できるよう
にした計測機器を提供することを目的とする。
を達成するために、次のように構成している。
内部メモリを備える計測機器において、所定の操作に応
じて前記内部メモリの校正値を書き換える校正手段と、
前記校正手段によって校正値の書き換えが行われたとき
には、校正値の書き換えが行なわれたことを記憶する記
憶手段と、前記記憶手段の記憶内容を出力する出力手段
とを備え、前記出力手段は、前記記憶内容に応じて、前
記校正値の書き換えが行なわれたか否かを識別可能に表
示出力するものである。
るユーザ向けの操作手順書に記載されているものである
のが好ましく、前記出力手段は、所要の操作に応答し
て、表示出力するものであるのが好ましい。
応じて内部メモリの校正値を書き換えることができるの
で、ユーザ向けの操作手順書に従って所定の操作を施す
ことにより、ユーザ校正が可能となり、しかも、ユーザ
校正による校正値の書き換えがあったことを、それ記憶
して出力するので、ユーザ校正が行われたか否かを識別
できることになる。
の形態について詳細に説明する。
である。
どを表示する第1表示部2aと、設定温度などを表示す
る第2表示部2bとからなるLED表示部2を有すると
ともに、その下方には、動作表示用の各種のLED3が
配置されており、さらに、その下方には、モードキー
4、ダウンキー5あるいはアップキー6といった各種の
操作キーが配備されている。
示すブロック図であり、図1に対応する部分には、同一
の参照符号を付す。
の出力が与えられる入力部、8は上述の各種操作キー4
〜6を備える設定部、2は温度表示などを行う上述のL
ED表示部、9は校正値などが格納されているE2PR
OMなどからなる内部メモリ、11は入力部7からの信
号を、内部メモリ9の校正値を用いて温度指示値に変換
するとともに、設定温度になるように制御出力を出力部
10に与える制御部である。
ーカの工場出荷時に、製造ラインにおいて、標準器を用
いて校正が行われて機器固有の校正値が、上述の内部メ
モリ9に予め格納されている。
化などによって温度指示値が保証精度範囲を外れて校正
を行う必要がある場合に、ユーザにおいてユーザ校正を
行えるようにするとともに、ユーザ校正が行われたこと
を識別できるように、次のように構成している。
は、後述する手順に従って設定部8の各種操作キー4〜
6が操作されると、内部メモリ9の校正値を書き換えて
ユーザ校正を行うとともに、ユーザ校正が行われたこと
を内部メモリ9に格納し、所要の操作に応答してユーザ
校正が行われたことを示す表示を、出力手段としてのL
ED表示部2に行うものである。
説明する。
作手順書に記載されており、ユーザは、操作手順書に従
って操作を行うものである。
のユーザ校正について説明する。
を温度調節器1の入力部7に接続する。
して校正モードに切り替える。この校正モードにおいて
は、以前にユーザ校正が1度も行われていないときに
は、初期表示画面として、LED表示部2には、図3に
示される表示がなされる。
表示部2の画面が、50mV校正画面に切り替わるの
で、基準電流電圧発生器の出力を50mVにセットし、
LED表示部2に表示される数値が安定したところで、
ダウンキー5を操作して校正内容を仮登録する。
示部2の画面が、0mV校正画面に切り替わるので、基
準電流電圧発生器の出力を0mVにセットし、LED表
示部2に表示される数値が安定したところで、ダウンキ
ー5を操作して校正内容を仮登録する。
モードキー4をさらに操作すると、LED表示部2の画
面が、310mV校正画面に切り替わるので、基準電流
電圧発生器の出力を310mVにセットし、LED表示
部2に表示される数値が安定したところで、ダウンキー
5を操作して校正内容を仮登録する。
示部2の画面が、0mV校正画面に切り替わるので、基
準電流電圧発生器の出力を0mVにセットし、LED表
示部2に表示される数値が安定したところで、ダウンキ
ー5を操作して校正内容を仮登録する。
に、温度調節器1から基準電流電圧発生器を外して冷接
点補償器の熱電対を接続し、モードキー4を操作する
と、LED表示部2の画面が、バイアス補正値の校正画
面に切り替わるので、LED表示部2に表示される数値
が安定したところで、ダウンキー5を操作して校正内容
を仮登録する。
ED表示部2の画面がデータ登録画面に切り替わり、ア
ップキー6を操作すると、校正データが、内部メモリ9
に本登録される、すなわち、校正値が書き換えられるこ
とになる。
る。
とを識別できるようにするために、図4フローチャート
に示されるように、ユーザ校正が実施されたか否かを判
断し(ステップn1)、上述の手順に従って最終的にア
ップキー6が操作されて校正データが内部メモリ9に本
登録されたときには、ユーザ校正が行われたことを示す
情報としてフラグを内部メモリ9にセットして終了する
(ステップn2)。
に、モードキー4が操作されて校正モードが選択された
ときには、LED表示部2の初期表示画面として、図5
に示されるように、校正モードが以前に行われたことを
示すドットポイント12を「Ad」の文字の前に表示さ
せるようにしている。これによって、以前にユーザ校正
が行われたか否かを識別できることになる。
るとともに、ユーザ校正が行われたときには、それを識
別できるようにしているので、例えば、ユーザが校正ミ
スをしたために、温度指示値が保証精度範囲から外れて
いたような場合に、その原因の究明が容易となり、ある
いは、温度指示値が保証精度範囲から外れた責任の所在
も明確となる。
ザ校正のようなキー操作は行われず、別の手段で自動的
に校正が行われるので、ユーザ校正とは区別され、した
がって、メーカ校正が再度行われても、上述のドットポ
イント12の表示が行われるようなことはない。
たことを、LED表示部2にドットポイント12で表示
するようにしたけれども、本発明の他の実施形態とし
て、ドットポイント12以外の他のキャラクタによる表
示、点滅表示、カラー表示あるいはLED等による表示
を行ってもよい。
われたことを示す表示のみを行ったけれども、本発明の
他の実施形態として、ユーザ校正が行われた回数を計測
して記憶しておき、ユーザ校正が行われた回数を併せて
表示するように構成してもよい。
れたときに、ユーザ校正が行われたか否かを示す画面が
表示されるようにしたけれども、本発明の他の実施形態
として、専用のキーやスイッチなどを設け、これらを操
作したときに、ユーザ校正が行われたか否かを示す表示
を行うようにしてもよい。
たことをLED表示部2に表示したけれども、所要の操
作に応答してブザを鳴動させてユーザ校正が行われたこ
とを識別できるようにしてもよい。
の制御を行う温度調節器1に適用して説明したけれど
も、本発明は、温度調節器に限らず、校正値を格納した
内部メモリを備える他の計測機器にも同様に適用できる
のは勿論である。
作に応じて内部メモリの校正値を書き換えることができ
るので、ユーザ向けの操作手順書に従って所定の操作を
施すことにより、ユーザ校正が可能となり、しかも、ユ
ーザ校正による校正値の書き換えがあったことを識別で
きるので、例えば、ユーザが校正ミスをしたために、指
示値が保証精度範囲から外れていたような場合に、その
原因の究明が容易となり、あるいは、指示値が保証精度
範囲から外れた責任の所在も明確となる。
示画面を示す図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 校正値が格納された内部メモリを備える
計測機器において、 所定の操作に応じて前記内部メモリの校正値を書き換え
る校正手段と、 前記校正手段によって校正値の書き換えが行われたとき
には、校正値の書き換えが行なわれたことを記憶する記
憶手段と、 前記記憶手段の記憶内容を出力する出力手段とを備え、 前記出力手段は、前記記憶内容に応じて、前記校正値の
書き換えが行なわれたか否かを識別可能に表示出力する
ことを特徴とする計測機器。 - 【請求項2】 前記所定の操作は、当該計測機器を使用
するユーザ向けの操作手順書に記載されているものであ
り、 前記出力手段は、所要の操作に応答して、校正値の書き
換えが行なわれたか否かを識別可能に表示出力するもの
である 請求項1記載の計測機器。 - 【請求項3】 温度センサから与えられる入力信号を、
内部メモリに格納されている校正値を用いて温度に変換
するものである請求項1または2記載の計測機器。
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JP25758095A Expired - Fee Related JP3362193B2 (ja) | 1995-10-04 | 1995-10-04 | 計測機器 |
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Cited By (1)
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WO2018131940A1 (ko) * | 2017-01-13 | 2018-07-19 | 한국표준과학연구원 | 직류 전류 기능 교정 장치 및 방법 |
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1995
- 1995-10-04 JP JP25758095A patent/JP3362193B2/ja not_active Expired - Fee Related
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