JP2002131244A - X線異物検出装置 - Google Patents

X線異物検出装置

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JP2002131244A JP2000325781A JP2000325781A JP2002131244A JP 2002131244 A JP2002131244 A JP 2002131244A JP 2000325781 A JP2000325781 A JP 2000325781A JP 2000325781 A JP2000325781 A JP 2000325781A JP 2002131244 A JP2002131244 A JP 2002131244A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 被検査物を搬送させる搬送部の搬送速度が高
速な場合でもX線曝射時の内部状態を示す被検査物の画
像を見やすくして異物混入の有無を容易に確認すること
ができる。 【解決手段】 被検査物2を搬送するベルトコンベアの
ベルトスピードに応じて表示器の表示エリア内に表示さ
れるX線曝射時の内部状態を示す被検査物の画像の搬送
方向に対する伸縮率を可変する。ベルトスピードが速い
場合は、ベルトスピードが標準のときと比較して、被検
査物の搬送方向に対して被検査物の画像が縮まった状態
で表示される。ベルトスピードが遅い場合には、ベルト
スピードが標準のときと比較して、被検査物の搬送方向
に対して被検査物の画像が間延びした状態で表示され
る。これにより、被検査物の画像を表示器の表示エリア
内に長く止める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば生肉、魚、
加工食品、医薬などの各品種の被検査物に対し、X線を
曝射したときのX線の透過量から被検査物中の異物を検
出するX線異物検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】X線異物検出装置は、搬送ライン上を順
次搬送されてくる例えば生肉、魚、加工食品、医薬など
の各品種の被検査物にX線を曝射し、この曝射したX線
の透過量から被検査物中に金属、ガラス、石、骨などの
異物が混入しているか否かを検出する装置である。
【0003】この種のX線異物検出装置では、X線曝射
時の被検査物の内部状態を示す画像表示や良否判定表示
などが装置本体の前面に設けられた表示器の表示画面上
に表示されるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この種のX
線異物検出装置では、高速かつ効率的に被検査物の異物
混入の有無を検査するため、例えば製品の搬送されてく
る数が多い場合や長い製品の場合には、ベルトコンベア
のベルトスピードを高速に切り換えて処理を行うことに
より対処している。
【0005】このため、表示器の表示画面上に表示され
るX線曝射時の被検査物の画像表示を被検査物の動きに
合わせてスクロール表示した場合、例えばベルトコンベ
アのベルトスピードが10m/分のときに被検査物の画
像が1秒間表示されるとすると、ベルトコンベアのベル
トスピードを2倍の20m/分に切り換えた場合には、
被検査物の画像表示が0.5秒間に短縮されることにな
る。
【0006】そして、特に、順次搬送されてくる被検査
物を一つ一つ表示器の表示画面を目視して被検査物の良
否を判断する場合には、ベルトコンベアのベルトスピー
ドを高速に切り換えると、被検査物の画像がそれまでよ
りも速く表示画面上を通り過ぎるため、全体的に画像が
見ずらくなり、被検査物に異物が混入している場合、そ
の異物の混入箇所を確認しずらくなるという問題があっ
た。
【0007】そこで、本発明は、上記問題点に鑑みてな
されたものであり、被検査物を搬送させる搬送部の搬送
速度が高速な場合でもX線曝射時の内部状態を示す被検
査物の画像を見やすくして異物混入の有無を容易に確認
することができるX線異物検出装置を提供することを目
的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明に係るX線異物検出装置は、被検査
物2にX線を曝射し、このX線の曝射に伴って前記被検
査物を透過してくるX線の透過量から前記被検査物中の
異物の有無を検査するX線異物検出装置1において、前
記X線曝射時の内部状態を示す前記被検査物の画像を表
示する表示器6と、前記被検査物を搬送する搬送部3の
搬送速度に応じて前記被検査物の搬送方向に対する前記
被検査物の画像の伸縮率を可変して前記表示器の表示エ
リア6a内に表示する表示制御手段15とを備えてお
り、前記搬送部の搬送速度が速いときは前記被検査物の
搬送方向に対して前記被検査物の画像を圧縮して前記表
示エリア内に表示し、前記搬送部の搬送速度が遅いとき
には前記被検査物の搬送方向に対して前記被検査物の画
像を伸長して前記表示エリア内に表示することを特徴と
する。
【0009】請求項2の発明は、請求項1のX線異物検
出装置において、前記表示器6の表示エリア6a内に
は、前記被検査物2の画像とともに前記画像の伸縮率が
同時に表示されることを特徴とする。
【0010】請求項3の発明は、請求項1のX線異物検
出装置において、前記被検査物2の画像を前記表示器6
の表示エリア6a内に固定表示するモードと、前記被検
査物の画像を前記表示器の表示エリア内に前記被検査物
の動きに合わせてスクロール表示するモードとを選択的
に切り替える手段を備えたことを特徴とする。
【0011】本発明のX線異物検出装置1では、被検査
物2を搬送する搬送部3(ベルトコンベア)の搬送速度
に応じて表示器6の表示エリア6a内に表示されるX線
曝射時の内部状態を示す被検査物2の画像Aの搬送方向
に対する伸縮率を可変しており、搬送速度が速い場合に
は被検査物2の搬送方向に対して被検査物2の画像Aが
縮まった状態で表示される。これに対し、搬送速度が遅
い場合には被検査物2の搬送方向に対して被検査物2の
画像Aが間延びした状態で表示される。
【0012】これにより、搬送速度が速い場合には、従
来に比べて、被検査物2の画像Aを表示器6の表示エリ
ア6a内に長く止めることができ、画像を見やすくして
被検査物2中の異物の有無が確認しやすくなる。これに
対し、搬送速度が遅い場合には、被検査物2の画像が被
検査物2の搬送方向に対して間延びし、拡大されたイメ
ージで表示されるので、さらに画像が見やすくなり、し
かも画像が表示エリア6a内に止まっている時間も長く
なり、より確実に被検査物2中の異物混入の有無を確認
することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】図1は本発明によるX線異物検出
装置の全体構成を示すブロック図、図2は同X線異物検
出装置の外観を示す斜視図である。
【0014】図1および図2に示すように、X線異物検
出装置1は、搬送ラインの一部に設けられ、所定間隔を
おいて順次搬送されてくる被検査物2中(表面も含む)
に混入される異物の有無を検出するものである。このX
線異物検出装置1は、搬送部3と異物検出部4とが装置
本体1a内部に設けられ、設定入力部5と表示器6から
なる操作パネル7が装置本体1aの前面上部に設けられ
ている。
【0015】図2に示すように、搬送部3は、例えば生
肉、魚、加工食品、医薬などの各品種の被検査物2を搬
送するもので、例えば装置本体1aに対して水平に配置
されたベルトコンベアで構成される。搬送部3は、駆動
モータ6の駆動により予め設定された所定の搬送速度で
図1の矢印方向に搬入口3aから搬入された被検査物2
を搬出口3bへ搬出している。
【0016】図1および図2に示すように、異物検出部
4は、搬送される被検査物2を搬送路途中において異物
を検出するもので、ベルトコンベア3の上方に所定高さ
離れて設けられるX線発生器8と、ベルトコンベア3内
にX線発生器8と対向して設けられるX線検出器9を備
えて構成される。
【0017】設定入力部5は、不図示のメニューキーの
操作によって表示器6に設定画面を表示させた状態で、
不図示のキー入力によってベルトコンベア3のベルトス
ピード(搬送速度)が所定速度(例えば5〜60m/
分)に設定できるようになっている。また、設定入力部
5は、被検査物2の異物検査に関する各種設定や指示を
与えるための複数のキーを備えている。特に図示はしな
いが、例えば装置運転の開始を指示するときに操作され
るスタートキー、装置運転の停止を指示するときに操作
されるストップキー、表示器6に表示される画像を固定
表示するモードと、表示器6に表示される画像を被検査
物2の動きに合わせてスクロール表示するモードのいず
れかに選択的に画面を切り替えるときに操作される画面
切替キーなどを備えている。
【0018】X線発生器8は、金属製の箱体11内部に
設けられる円筒状のX線管12を不図示の絶縁油により
浸漬した構成であり、X線管12の陰極からの電子ビー
ムを陽極ターゲットに照射させてX線を生成している。
X線管12は、その長手方向が被検査物2の搬送方向
(図1の矢印方向)と直交するように設けられている。
X線管12により生成されたX線は、下方のX線検出器
9に向けて、長手方向に沿った不図示のスリットを介し
て、略円錐状のX線を略三角形状のスクリーン状にして
曝射するようになっている。
【0019】X線検出器9は、被検査物2に対してX線
が曝射されたときに、被検査物2を透過してくるX線を
検出し、この検出したX線の透過量に応じた電気信号を
出力している。
【0020】図示はしないが、X線検出器9には、例え
ばベルトコンベア3上を搬送される被検査物2の搬送方
向(図1の矢印方向)と直交する方向にライン状に配列
された複数のフォトダイオードと、フォトダイオード上
に設けられたシンチレータとを備えたアレイ状のライン
センサが用いられる。このような構成によるX線検出器
9では、被検査物2に対してX線発生器8からX線が曝
射されたときに、被検査物2を透過してくるX線をシン
チレータで受けて光に変換する。さらにシンチレータで
変換された光は、その下部に配置されるフォトダイオー
ドによって受光される。そして、各フォトダイオード
は、受光した光を電気信号に変換して出力する。このX
線検出器9による電気信号は、図1に示す制御手段13
に入力される。
【0021】制御手段13には、ユーザーによって操作
される設定入力部5からの信号が入力しており、設定入
力部5によりベルトコンベア3の搬送速度が変更された
ときに、表示器6に表示される画像の被検査物2の搬送
方向に対する伸縮率を可変する伸縮率可変指令を表示制
御手段15に出力している。また、制御手段13には、
設定入力部5の所定のキー入力により、装置運転の開始
・停止を制御したり、表示器6に表示されるX線曝射時
の被検査物2の全体画像Aを固定表示する固定表示モー
ドと、前記画像Aを被検査物2の動きに合わせてスクロ
ール表示するスクロール表示モードのいずれかに選択的
に画面を切り替える画面切替指令を表示制御手段15に
出力している。
【0022】さらに、制御手段13には、被検査物2の
通過を検出するための位置検出手段14からの信号が入
力される。位置検出手段14は、例えばベルトコンベア
3の搬入口3a側に設けられる一対の投受光器からなる
フォトセンサで構成される。この構成により、被検査物
2がフォトセンサの前を通過していない状態では、投光
器から出射された光がそのまま受光器に受光される。こ
れに対し、被検査物2がフォトセンサの前を通過してい
る間は、投光器から出射された光が被検査物2によって
遮られ、受光器が検出する受光量が減少する。そして、
フォトセンサからは受光器が検出する受光量に応じた電
気信号が制御手段13に入力される。例えば被検査物2
がフォトセンサの前を通過していない状態では位置検出
手段14からオフ信号が制御手段13に入力され、被検
査物2がフォトセンサの前を通過している間では位置検
出手段14からオン信号が制御手段13に入力される。
【0023】そして、制御手段13は、位置検出手段1
4が被検査物2の先端を検出してから後端を検出するま
でにX線検出器9から入力される電気信号を被検査物2
のデータとして表示制御手段15に出力している。ま
た、制御手段13では、被検査物2を透過したX線の透
過量に応じた電気信号に基づいて被検査物2中に金属、
ガラス、石、骨などの異物が混入されているか否かの判
別を行い、さらにこの判別結果から被検査物2の良否を
判断し、被検査物2が良品又は不良品であるかを示す選
別信号等を外部出力している。このときの被検査物2の
検査結果は表示制御手段15にも入力される。
【0024】表示制御手段15には、制御手段13から
被検査物2の検査データ、検査結果データ、伸縮率デー
タなどが入力される。表示制御手段15では、表示器6
の表示エリアに対し、X線曝射時の被検査物2の画像A
を表示画面上に表示するべく、制御手段13からの各種
データに基づいて表示器6の表示を制御している。ま
た、表示制御手段15は、制御手段13から伸縮率可変
指令が入力されたときに、その伸縮率の表示を含め、被
検査物2の搬送方向に対する画像データを所定伸縮率で
伸縮して表示器6に展開表示している。さらに、表示制
御手段15は、制御手段13から画面切替指令が入力さ
れたときに、現在の表示が固定表示モードであればスク
ロール表示モードに切り替え、現在の表示がスクロール
表示モードであれば固定表示モードに切り替えて表示器
6の表示を制御している。
【0025】上記のように構成されるX線異物検出装置
1では、被検査物2がベルトコンベア3の搬入口3aよ
り搬入されると、その搬送過程において被検査物2にX
線発生器8からX線が曝射される。このX線の曝射に伴
って被検査物2を透過してくるX線はX線検出器9によ
って検出される。そして、制御手段13は、X線検出器
9によって検出されたX線の透過量に応じた電気信号に
基づいて被検査物2中に異物が混入している否かを判別
し、この判別結果から良品又は不良品を示す選別信号な
どを外部出力する。そして、上記検査を終えた被検査物
2は、制御手段13から出力される選別信号に応じて良
品と不良品とに選別される。
【0026】ここで、上記被検査物2の検査にあたっ
て、X線曝射時の内部状態を示す被検査物2の画像A
は、後述する表示処理を経て表示器6の表示画面上に所
定の伸縮率で表示される。
【0027】図3は上記X線異物検出装置1の表示制御
手段15の内部構成を示すブロック図である。
【0028】図3において、表示制御手段15は、表示
制御部15a、表示アドレス生成部15b、画像処理部
15c、情報表示データ記憶部(VRAM1)15d、
画像データ記憶部(VRAM2)15e、情報表示デー
タバッファ15f、画像データバッファ15gを備えて
構成される。
【0029】表示制御部15aは、X線検出器9の検出
によって得られる被検査物2の画像を表示器6に表示す
る際の画像の伸縮率を表す伸縮率データを作成してい
る。
【0030】表示アドレス生成部15bは、情報表示デ
ータ記憶部15dの読み出しアドレスと画像データ記憶
部15eの読み出しアドレスを生成している。また、表
示アドレス生成部15bは、生成したアドレスに対応し
て情報表示データバッファ15fと画像データバッファ
15gを切り替えている。
【0031】画像処理部15cは、制御手段13からの
被検査物2の画像データをベルトコンベア3のベルトス
ピード(被検査物2の搬送速度)に応じた伸縮率で伸縮
して画像処理を行っている。
【0032】情報表示データ記憶部15dは、表示アド
レス生成部15bで生成されたアドレスに表示制御部1
5aからの表示情報(表示器6に表示される被検査物2
の画像Aの伸縮率を示す画像伸縮率データ)を記憶して
いる。画像データ記憶部15eは、表示アドレス生成部
15bで生成されたアドレスに画像処理部15cで処理
された画像データを記憶している。
【0033】情報表示データバッファ15fと画像デー
タバッファ15gは、表示アドレス生成部15bによっ
て生成されたアドレスに対応して切り替えが行われ、こ
の切り替えによりいずれかのデータが表示器6に出力さ
れ、被検査物2の画像Aおよび画像Aの伸縮率を示す表
示Bが表示器6の表示画面上の同一表示エリア6aの所
定箇所に表示される。
【0034】次に、図4は上記X線異物検出装置におい
てベルトコンベア3のベルトスピードを可変したときの
表示器6の表示処理の概略を示すフローチャート、図5
(a)〜(c)はベルトコンベア3のベルトスピードに
応じた表示器6の表示状態を模式的に示す図である。
【0035】以下、ベルトコンベア3のベルトスピード
(被検査物2の搬送速度)に応じた表示器6の表示処理
の動作について説明する。
【0036】まず、ベルトコンベア3のベルトスピード
を決定する(ST1)。ここでは、設定入力部5からの
設定入力により、ベルトスピードが標準、2倍(高
速)、1/2(低速)の3段階に切り換えられるものと
している。
【0037】ベルトコンベア3のベルトスピードが標準
の場合には(ST2:標準)、画像データ記憶部15e
のデータサイズをそのままにしてデータを表示器6に送
るように処理される(ST3)。その後、運転が開始さ
れ(ST4)、被検査物2の異物検査が実行される。更
に説明すると、画像処理部15cは、制御手段13から
の被検査物2の画像データをそのままのデータサイズで
処理する。この画像データは、画像記憶部15eに対し
て表示アドレス生成部15bで生成されたアドレスに記
憶される。また、表示制御部15aは、上記被検査物2
の画像データのデータサイズを示す伸縮率データを作成
し、この作成された伸縮率データが情報表示データ記憶
部15dに対して表示アドレス生成部15bで生成され
たアドレスに記憶される。そして、上記画像データと伸
縮率データを表示器6の表示エリア6aに展開表示す
る。これにより、図5(b)に示すように、表示器6の
表示エリア6a内の中央に被検査物の画像Aが表示され
る。また同時に、被検査物2の画像Aの伸縮率を表す伸
縮率データとして、例えば「1:1」の数値表示が表示
エリア6aの右下部分になされる。
【0038】ベルトコンベア3のベルトスピードを標準
の2倍にした場合には(ST2:2倍)、画像データ記
憶部15eのデータサイズ(ライン数)を1/2にして
1ライン毎にデータが間引かれた状態で表示器6にデー
タを送るように処理される(ST5)。その後、運転が
開始され(ST4)、被検査物2の異物検査が実行され
る。更に説明すると、画像処理部15cは、制御手段1
3からの被検査物2の画像データを1/2のデータサイ
ズにする。被検査物2の画像データを1/2のデータサ
イズにする場合には、例えば1ライン毎にデータが間引
かれて圧縮される。1/2のデータサイズによる画像デ
ータは、画像記憶部15eに対して表示アドレス生成部
15bで生成されたアドレスに記憶される。また、表示
制御部15aは、上記被検査物2の画像データのデータ
サイズの伸縮率を示す伸縮率データを作成し、この作成
された伸縮率データが情報表示データ記憶部15dに対
して表示アドレス生成部15bで生成されたアドレスに
記憶される。そして、上記画像データと伸縮率データを
表示器6の表示エリア6aに展開表示する。これによ
り、図5(b)に示すように、表示器6の表示エリア6
a内の中央には、ベルトスピードが標準のときに比べて
被検査物2の搬送方向の幅が1/2に圧縮された状態で
被検査物2の画像Aが表示される。また同時に、被検査
物2の画像Aの伸縮率を表す伸縮率データとして、例え
ば「1:2」の数値表示が表示エリア6aの右下部分に
なされる。
【0039】ベルトコンベア3のベルトスピードを標準
の1/2にした場合には(ST2:1/2)、画像デー
タ記憶部15eのデータサイズ(ライン数)を2倍にし
て同じデータを重ね表示するように表示器6にデータを
送るように処理される(ST6)。その後、運転が開始
され(ST4)、被検査物2の異物検査が実行される。
更に説明すると、画像処理部15cは、制御手段13か
らの被検査物2の画像データを2倍のデータサイズにす
る。被検査物2の画像データを2倍のデータサイズにす
る場合には、例えば1ラインのデータを2回重ねて伸長
される。2倍のデータサイズによる画像データは、画像
記憶部15eに対して表示アドレス生成部15bで生成
されたアドレスに記憶される。また、表示制御部15a
は、上記被検査物2の画像データのデータサイズの伸縮
率を示す伸縮率データを作成し、この作成された伸縮率
データが情報表示データ記憶部15dに対して表示アド
レス生成部15bで生成されたアドレスに記憶される。
そして、上記画像データと伸縮率データを表示器6の表
示エリア6aに展開表示する。これにより、図5(c)
に示すように、表示器6の表示エリア6a内の中央に
は、ベルトスピードが標準のときに比べて被検査物2の
搬送方向の幅が2倍に伸長された状態で被検査物2の画
像Aが表示される。また同時に、画像Aの伸縮率を表す
伸縮率データとして、例えば「1:0.5」の数値表示
が表示エリア6aの右下部分になされる。
【0040】ところで、上述した表示処理において、表
示器6の表示エリア6a内に表示される被検査物2の画
像Aは、通常固定表示モードに設定されているが、設定
入力部5の画面切替キー(不図示)が操作されたとき
は、固定表示モードからスクロール表示モードに変更さ
れ、被検査物2の画像Aが被検査物2の動きに合わせて
スクロール表示される。
【0041】また、上記表示処理において、被検査物2
の画像Aとともに表示器6の表示エリア6a内に表示さ
れる伸縮率データは、図5に示すような数値表示に限ら
ず、例えば倍率を表示してもよい。
【0042】このように、本例のX線異物検出装置1で
は、被検査物2を搬送する搬送部(ベルトコンベア)3
の搬送速度(ベルトスピード)に応じて表示器6に表示
されるX線曝射時の内部状態を示す被検査物の画像Aに
おける被検査物2の搬送方向に対する伸縮率を可変して
いる。これにより、搬送速度が速い場合には被検査物2
の搬送方向に対して画像Aが圧縮されて縮まった状態で
表示され、搬送速度が遅い場合には被検査物2の搬送方
向に対して画像Aが伸長されて間延びした状態で表示さ
れる。
【0043】したがって、搬送速度が速い場合には、従
来に比べて、被検査物2の画像Aを表示器6の表示エリ
ア6a内に長く止めることができるので、画像が見やす
くなり、被検査物2に異物が混入されている場合でもそ
の位置を確認することができる。これに対し、搬送速度
が遅い場合では、被検査物2の画像Aが被検査物2の搬
送方向に対して間延びし、拡大されたイメージで表示さ
れるので、さらに画像が見やすく、画像が表示エリア6
a内に止まっている時間も長くなり、より確実に被検査
物2中の異物混入の有無を確認することができる。
【0044】また、表示器6の表示エリア6a内には、
被検査物2の画像Aとともに、画像Aの伸縮率が表示さ
れるので、現在の表示状態として、表示エリア6a内に
表示されている被検査物2の画像Aが伸縮されて加工処
理されたものか否かをユーザーに認識させることができ
る。
【0045】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば、被検査物を搬送する搬送部の搬送速度が速いと
きに被検査物の搬送方向に対して被検査物の画像を圧縮
して表示し、搬送速度が遅いときには被検査物の搬送方
向に対して被検査物の画像を伸長して表示するので、搬
送速度が速い場合には、従来に比べて、被検査物の画像
を表示器の表示エリア内に長く止めることができ、画像
が見やすくなり、被検査物に異物が混入されている場合
でもその位置を確認することができる。これに対し、搬
送速度が遅い場合では、被検査物の画像が被検査物の搬
送方向に対して間延びし、拡大されたイメージで表示さ
れるので、さらに画像が見やすく、画像が表示エリア内
に止まっている時間も長くなり、より確実に被検査物中
の異物混入の有無を確認することができる。
【0046】また、表示器の表示エリア内には、被検査
物の画像とともに、画像の伸縮率が表示されるので、現
在の表示状態として、表示エリア内に表示されている被
検査物の画像が伸縮されて加工処理されたものか否かを
ユーザーに認識させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるX線異物検出装置の全体構成を示
すブロック図
【図2】本発明によるX線異物検出装置の外観を示す斜
視図
【図3】本発明によるX線異物検出装置の表示制御手段
の内部構成を示すブロック図
【図4】本発明によるX線異物検出装置においてベルト
コンベアのベルトスピードを可変したときの表示器の表
示処理の概略を示すフローチャート
【図5】(a),(b),(c)本発明によるX線異物
検出装置においてベルトコンベアのベルトスピードに応
じた表示器の表示状態を模式的に示す図
【符号の説明】
1…X線異物検出装置、2…被検査物、3…搬送部、6
…表示器、6a…表示エリア、15…表示制御手段。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検査物(2)にX線を曝射し、このX
    線の曝射に伴って前記被検査物を透過してくるX線の透
    過量から前記被検査物中の異物の有無を検査するX線異
    物検出装置(1)において、 前記X線曝射時の内部状態を示す前記被検査物の画像を
    表示する表示器(6)と、 前記被検査物を搬送する搬送部(3)の搬送速度に応じ
    て前記被検査物の搬送方向に対する前記被検査物の画像
    の伸縮率を可変して前記表示器の表示エリア(6a)内
    に表示する表示制御手段(15)とを備えており、 前記搬送部の搬送速度が速いときは前記被検査物の搬送
    方向に対して前記被検査物の画像を圧縮して前記表示エ
    リア内に表示し、前記搬送部の搬送速度が遅いときには
    前記被検査物の搬送方向に対して前記被検査物の画像を
    伸長して前記表示エリア内に表示することを特徴とする
    X線異物検出装置。
  2. 【請求項2】 前記表示器(6)の表示エリア(6a)
    内には、前記被検査物(2)の画像とともに前記画像の
    伸縮率が同時に表示されることを特徴とする請求項1記
    載のX線異物検出装置。
  3. 【請求項3】 前記被検査物(2)の画像を前記表示器
    (6)の表示エリア(6a)内に固定表示するモード
    と、前記被検査物の画像を前記表示器の表示エリア内に
    前記被検査物の動きに合わせてスクロール表示するモー
    ドとを選択的に切り替える手段を備えたことを特徴とす
    る請求項1記載のX線異物検出装置。
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