JP2002131239A - 異物検査装置および異物検査方法 - Google Patents

異物検査装置および異物検査方法

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JP2002131239A
JP2002131239A JP2000327874A JP2000327874A JP2002131239A JP 2002131239 A JP2002131239 A JP 2002131239A JP 2000327874 A JP2000327874 A JP 2000327874A JP 2000327874 A JP2000327874 A JP 2000327874A JP 2002131239 A JP2002131239 A JP 2002131239A
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Tatsuo Makino
辰夫 牧野
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Kawasaki Heavy Industries Ltd
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    • G01MEASURING; TESTING
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    • G01N21/00Investigating or analysing materials by the use of optical means, i.e. using sub-millimetre waves, infrared, visible or ultraviolet light
    • G01N21/17Systems in which incident light is modified in accordance with the properties of the material investigated
    • G01N21/25Colour; Spectral properties, i.e. comparison of effect of material on the light at two or more different wavelengths or wavelength bands
    • G01N21/31Investigating relative effect of material at wavelengths characteristic of specific elements or molecules, e.g. atomic absorption spectrometry
    • G01N21/35Investigating relative effect of material at wavelengths characteristic of specific elements or molecules, e.g. atomic absorption spectrometry using infrared light
    • G01N21/359Investigating relative effect of material at wavelengths characteristic of specific elements or molecules, e.g. atomic absorption spectrometry using infrared light using near infrared light
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
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    • G01N21/88Investigating the presence of flaws or contamination
    • G01N21/90Investigating the presence of flaws or contamination in a container or its contents
    • G01N21/9018Dirt detection in containers
    • G01N21/9027Dirt detection in containers in containers after filling

Abstract

(57)【要約】 【課題】 可視光の透過率が低い物体内の異物を、容易
に検出することができる異物検査装置、および異物検査
方法を提供する 【解決手段】 異物検査装置1は、少なくとも近赤外線
を検出し、検査画像32を作成する撮像装置3と、検査
画像32を表示する表示装置4とを含む。検査画像32
の検査物体2内の異物20の非存在領域30では、高輝
度に表示され、異物の存在領域31では、低輝度に表示
される。このように異物20の非存在領域30と存在領
域31とに明確な境界が生じた検査画像32が得られる
ので、検査員は検査物体2内の異物20の存在を容易に
検出することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、可視光の透過率が
低い物体内の異物の有無を検査する異物検査装置、およ
び異物検査方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、透明または半透明な液体が充
填された透明な容器に、沈殿物や浮遊物などの固体状の
異物が混入しているか否かの検査は、検査員による目視
検査や可視光画像を用いた画像検査装置によって行われ
ている。検査員による目視検査では、検査員が異物の存
在を見逃すと言う問題がある。
【0003】一方、上記画像検査装置では、液体が充填
された容器に可視光を照射し、容器および液体を透過し
た可視光をCCDカメラによって検出して、検査すべき
容器の検査画像を作成し、この検査画像を表示装置に表
示することによって、容器内の異物の有無を検査する。
図8は、可視光を検出するCCDカメラによって、固体
状の異物と可視光の波長帯域において黒色の液体とが収
容された透明な容器100を撮像したときに、表示画面
102に表示される検査画像104を示す図である。な
お、図8のハッチングは、断面ハッチングを示すもので
はなく、表示画面102に低輝度に表示される領域を示
すものである。
【0004】上記可視光を利用した検査装置では、検査
すべき容器内の液体が、たとえばコーラ飲料、コーヒ
ー、ポン酢または醤油などの黒色の液体である場合に
は、可視光がこれらの黒色の液体によって吸収されるた
め、可視光の透過率が低いと言う問題がある。つまり図
8に示すように、表示画面102に表示される検査画像
104では、異物の存在領域103と非存在領域101
との輝度差が小さい。したがって検査画像104では、
異物の存在領域103と非存在領域101との境界が明
確に表示されず、検査員が容器100内の異物を検出す
ることが困難である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】したがって本発明の目
的は、可視光の透過率が低い物体内の異物を、容易に検
出することができる異物検査装置、および異物検査方法
を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明
は、可視光の透過率が低い物体内の異物の有無を検査す
る異物検査装置であって、前記物体に固有の透過波長帯
域の光を検出し、検査すべき物体を撮像することによっ
て、検査画像を作成する撮像装置と、前記検査画像を表
示する表示装置とを含むことを特徴とする異物検査装置
である。
【0007】本発明に従えば、物体に固有の透過波長帯
域の光を検出する撮像装置を使用して、検査すべき物体
を撮像することによって、検査画像を作成し、この検査
画像を表示装置に表示する。検査物体内に沈殿物や浮遊
物などの固体状の異物が存在するとき、上記透過波長帯
域の光の一部は、検査物体を透過して撮像装置の光入射
面に入射され、上記光の残りの一部は、異物によって撮
像装置の光入射面側に透過することが阻止される。した
がって、表示画面に表示された検査画像では、検査物体
内の異物の非存在領域が高輝度に表示され、検査物体内
の異物の存在領域が低輝度に表示される。このようにし
て異物の非存在領域と存在領域とに明確な境界が生じた
検査画像が得られるので、検査員は検査物体内の異物の
存在を容易に検出することができる。また上記透過波長
帯域の光として、検査物体を透過することが分かってい
る光を選んでいるので、検査物体が可視光を吸収する、
有色、特に可視光の波長帯域において黒色の物体であっ
たとしても、検査物体内の異物の存在を検査することが
できる。
【0008】請求項2記載の本発明は、請求項1記載の
構成において、前記物体に向けて、前記透過波長帯域の
光を照射する投光器を含むことを特徴とする。
【0009】本発明に従えば、検査物体に固有の透過波
長帯域の光は、投光器から、自然光よりも高出力で照射
される。この投光器が検査物体を挟んで撮像装置に対向
して配置された場合には、撮像装置は、投光器から出力
され、検査物体を透過した近赤外線を検出する。また投
光器が検査物体に関して撮像装置側に配置された場合に
は、撮像装置は、投光器から出力され、検査物体の背後
の壁面や光を反射する反射板や光を拡散反射する拡散板
によって反射された後、検査物体を透過した近赤外線を
検出する。したがって、自然光に含まれ、かつ検査物体
を透過した透過波長帯域の光を検出したときに表示され
る前述の検査画像よりも、検査物体内の異物の非存在領
域は高輝度で表示される。これによって、検査物体内の
異物の存在領域と非存在領域との輝度差が大きくなり、
両者の境界が明瞭に表示されるので、検査物体内の異物
の検出がさらに容易になり、検査ミスが低減する。
【0010】請求項3記載の本発明は、請求項1または
2記載の構成において、前記撮像装置を使用して、前記
異物の存在しないサンプル物体を撮像することによっ
て、作成したサンプル画像を記憶する記憶部と、前記サ
ンプル画像と前記検査画像とに対して差分処理を行い、
差分画像を作成する差分処理部と、前記差分画像を二値
化処理し、二値化画像を作成する二値化画像処理部とを
有し、前記二値化画像が前記表示装置に表示されること
を特徴とする。
【0011】本発明に従えば、異物が存在しないことが
予め確認されているサンプル物体を、撮像装置を使用し
て撮像することによって作成したサンプル画像を、記憶
部に予め記憶させておく。次に、撮像装置を使用して、
検査すべき物体を撮像することによって作成した検査画
像と記憶部のサンプル画像とに対して、差分処理を行っ
て差分画像を作成する。この差分画像に対して二値化処
理を行って、二値化画像を作成し、この二値化画像を表
示装置に表示する。表示装置に表示された二値化画像で
は、異物の非存在領域が階調性の無い白色のみで表示さ
れ、異物の存在領域が階調性の無い黒色のみで表示され
る。したがって、検査物体内の異物の存在領域と非存在
領域との境界が明瞭になり、検査物体内の異物の検出が
さらに容易になって、検査ミスが低減する。
【0012】請求項4記載の本発明は、請求項1〜3の
いずれかに記載の構成において、前記透過波長帯域の光
は、波長が750nm〜2500nmの範囲に含まれる
波長帯域の近赤外線であることを特徴とする。
【0013】本発明に従えば、波長が750nm〜25
00nmの範囲に含まれる波長帯域の近赤外線は、検査
物体が有色、特に黒色の物体である場合には、可視光よ
りも検査物体を透過する。したがって、異物の検出が容
易となる。さらに赤外線は、物体が飲料水や食品であっ
たとしても、これらに対して悪影響をおよぼすことが無
い。
【0014】請求項5記載の本発明は、可視光の透過率
が低い物体内の異物の有無を検査する異物検査方法であ
って、前記物体に固有の透過波長帯域の光を検出する撮
像装置を使用して、検査すべき物体を撮像することによ
って、検査画像を作成し、表示装置に前記検査画像を表
示することを特徴とする異物検査方法である。
【0015】本発明に従えば、物体に固有の透過波長帯
域の光を検出する撮像装置を使用して、検査すべき物体
を撮像することによって、検査画像を作成し、この検査
画像を表示装置に表示する。検査物体内に沈殿物や浮遊
物などの固体状の異物が存在するとき、上記透過波長帯
域の光の一部は、検査物体を透過して撮像装置の光入射
面に入射され、上記光の残りの一部は、異物によって撮
像装置の光入射面側に透過することが阻止される。した
がって、表示画面に表示された検査画像では、検査物体
内の異物の非存在領域が高輝度に表示され、検査物体内
の異物の存在領域が低輝度に表示される。このようにし
て異物の非存在領域と存在領域とに明確な境界が生じた
検査画像が得られるので、検査員は物体内の異物の存在
を容易に検出することができる。また上記透過波長帯域
の光として、検査物体を透過することが分かっている光
を選んでいるので、検査物体が可視光を吸収する、有
色、特に黒色の物体であったとしても、検査物体内の異
物の存在を検査することができる。
【0016】請求項6記載の本発明は、請求項5記載の
構成において、前記透過波長帯域の光は、投光器から照
射されることを特徴とする。
【0017】本発明に従えば、検査物体に固有の透過波
長帯域の光は、検査物体を挟んで撮像装置に対向して配
置された投光器から、自然光よりも高出力で照射され
る。この投光器が検査物体を挟んで撮像装置に対向して
配置された場合には、撮像装置は、投光器から出力さ
れ、検査物体を透過した近赤外線を検出する。また投光
器が検査物体に関して撮像装置側に配置された場合に
は、撮像装置は、投光器から出力され、検査物体の背後
の壁面や光を反射する反射板や光を拡散反射する拡散板
によって反射された後、検査物体を透過した近赤外線を
検出する。したがって、自然光に含まれ、かつ検査物体
を透過した透過波長帯域の光を検出したときに表示され
る前述の検査画像よりも、検査物体内の異物の非存在領
域は高輝度で表示される。これによって、検査物体内の
異物の存在領域と非存在領域との輝度差が大きくなり、
両者の境界が明瞭に表示されるので、検査物体内の異物
の検出がさらに容易になり、検査ミスが低減する。
【0018】請求項7記載の本発明は、請求項5または
6記載の構成において、前記撮像装置を使用して、前記
異物の存在しないサンプル物体を撮像することによっ
て、作成したサンプル画像を、予め記憶部に記憶させ、
前記サンプル画像と前記検査画像とに対して差分処理を
行うことによって、差分画像を作成し、前記差分画像を
二値化処理することによって、二値化画像を作成し、前
記二値化画像を前記表示装置に表示することを特徴とす
る。
【0019】本発明に従えば、異物が存在しないことが
予め確認されているサンプル物体を、撮像装置を使用し
て撮像することによって作成したサンプル画像を、記憶
部に予め記憶させておく。次に、撮像装置を使用して、
検査すべき物体を撮像することによって作成した検査画
像と記憶部のサンプル画像とに対して、差分処理を行っ
て差分画像を作成する。この差分画像に対して二値化処
理を行って、二値化画像を作成し、この二値化画像を表
示装置に表示する。表示装置に表示された二値化画像で
は、異物の非存在領域が階調性の無い白色のみで表示さ
れ、異物の存在領域が階調性の無い黒色のみで表示され
る。したがって、検査物体内の異物の存在領域と非存在
領域との境界が明瞭になり、検査物体内の異物の検出が
さらに容易になって、検査ミスが低減する。
【0020】請求項8記載の本発明は、請求項5〜7の
いずれかに記載の構成において、前記透過波長帯域の光
は、波長が750nm〜2500nmの範囲に含まれる
波長帯域の近赤外線であることを特徴とする。
【0021】本発明に従えば、波長が750nm〜25
00nmの範囲に含まれる波長帯域の近赤外線は、検査
物体が有色、特に可視光の波長帯域にいおいて黒色の物
体である場合には、可視光よりも検査物体を透過する。
したがって、異物の検出が容易となる。さらに赤外線
は、物体が飲料水や食品であったとしても、これらに対
して悪影響をおよぼすことが無い。
【0022】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の一形態の
異物検査装置1のブロック図である。異物検査装置1
は、検査すべき物体2(以下、検査物体2と表記する)
に固有の透過波長帯域の光を利用して、可視光の透過率
が低い検査物体2内の異物20の存在の有無を検査する
装置である。
【0023】本実施形態の検査物体2は、ビンやペット
ボトルなどの透光性を有する容器9内に、コーラ飲料、
コーヒー、ポン酢または醤油などの可視光の波長帯域に
おいて有色、特に黒色の液体10が充填されたものであ
る。上記有色、特に黒色の液体10は、一般的に可視光
を吸収し、波長が750nm〜2500nmの近赤外線
を透過する性質を有する。なお本実施形態で定義する検
査物体2に固有の透過波長帯域の光とは、波長が750
nm〜2500nmの範囲に含まれる波長帯域の近赤外
線のことを指す。なお異物検査装置1によって、異物2
0の存在検査を行うことができる検査物体2は、上記構
成のものに限らない。
【0024】また異物20について、さらに詳しく延べ
ると、本実施形態のように検査物体が液体である場合に
は、異物20は、液体に融解しない沈殿物および浮遊物
や、製品の製造工程で混入したゴミや毛髪や、機械の摩
耗によって生じた金属粉、グリス、あるいはパッキング
材や、ビスおよびワッシャなどの工作部品が挙げられ
る。また容器の原材料であるガラスやプラスチックに封
じ込められた気泡などがある。
【0025】異物検査装置1は、少なくとも撮像装置3
と表示装置4とを含んで構成され、撮像装置3と表示装
置4とは、信号線5を介して接続される。撮像装置3
は、検査物体2を透過した近赤外線を検出して検査物体
2の画像を作成し、この画像を出力する。表示装置4は
表示画面13を有し、入力された画像を表示画面13に
表示する。
【0026】異物検査装置1は、撮像装置3および表示
装置4に加えて、さらに投光器7を備える構成が好まし
い。この投光器7は、検査物体2を挟んで撮像装置3に
対向して配置され、図1の仮想線27に示すように、検
査物体2に向けて近赤外線を出射する。また投光器7
は、近赤外線を出射する複数のLED素子(発行ダイオ
ード)が、マトリクス状に配列されたものが好ましい。
これによって、検査物体2には、均一なエネルギ分布の
近赤外線が照射される。また、投光器7は、検査物体2
に関して、撮像装置3側に配置されてもよい。この場
合、撮像装置3は、投光器7から出力され、検査物体2
の背後の壁面や光を反射する反射板や光を拡散反射する
拡散板によって反射された後、検査物体2を超過した近
赤外線を検出する。
【0027】異物検査装置1は、撮像装置3、表示装置
4および投光器7に加えて、さらに画像処理装置6を備
える構成が好ましい。この場合、撮像装置3と画像処理
装置6とが信号線7を介して接続され、画像処理装置6
と表示装置4とが信号線8を介して接続される。画像処
理装置6は、記憶部14と差分処理部15と二値化処理
部16と出力部17とを含んで構成される。
【0028】撮像装置3と記憶部14とは、信号線21
を介して接続される。記憶部14と差分処理部15とは
信号線25を介して、相互に画像の送受信が可能に接続
される。差分処理部15と二値化処理部16とは信号線
23を介して接続され、二値化処理部16と出力部17
とは信号線24を介して接続され、差分処理部15と出
力部17とは、信号線22を介して接続される。
【0029】記憶部14には、撮像装置3を使用して、
黒色の液体10が充填され、かつ容器9内に異物20が
存在していないことが確認されているサンプル物体を、
撮像することによって作成したサンプル画像が記憶され
る。
【0030】差分処理部15は、記憶部14に記憶され
たサンプル画像と撮像装置3から入力された検査画像と
に対して、差分処理を行って差分画像を作成し、二値化
処理部16または出力部17に出力する。さらに詳しく
は、差分処理部15は、所定画素における検査画像の輝
度値から、この所定画素と同一位置の画素におけるサン
プル画像の輝度値を減算し、この減算演算を全ての画素
に対して、行って差分画像を作成する。
【0031】二値化処理部16は、上記差分画像に対し
て二値化処理を行って、二値化画像を作成し出力部17
に出力する。さらに詳しくは、二値化処理部16は、予
め定める輝度値を閾値として、この閾値よりも高輝度値
を有する全画素の輝度値を予め定める高輝度値に設定
し、閾値よりも低輝度値を有する全画素の輝度値を予め
定める低輝度値に設定したモノクロの二値化画像を作成
する。
【0032】出力部17は、二値化画像を表示装置4に
出力する。表示装置4は、撮像装置3から入力された画
像、または出力部17から入力された画像を可視画像と
して表示画面13に表示する。
【0033】次に図1および図2を参照して、本発明の
第1の実施形態の異物検査方法について説明する。以
下、第1の実施形態の異物検査方法を、単に第1の異物
検査方法と称する。図2は、第1の異物検査方法によっ
て得られる検査画像32の一例を示す図である。なお、
本明細書に添付される各図面(図1〜図8)のハッチン
グは、断面ハッチングを示すものではなく、表示画面1
3に低輝度に表示される領域を示すものである。また、
ハッチング幅の間隔の差によって、画像の濃淡を表現し
ている。つまり、ハッチング幅の狭い領域ほど、より低
輝度に表示される領域を示す。
【0034】第1の異物検査方法は、自然光に含まれる
近赤外線を利用し、かつ画像処理装置6と投光器7とを
使用することなく、撮像装置3および表示装置4のみを
使用して異物20の存在を検出することが特徴である。
【0035】撮像装置3の光入射面18側に配置した検
査物体2を、撮像装置3によって撮像する。すると、容
器9および黒色の液体10を透過した自然光に含まれる
近赤外線が、撮像装置3の光入射面18に入射され、検
査物体2の近赤外の検査画像が作成される。この検査画
像が信号線5を介して表示装置4に入力され、表示画面
13に検査画像32が表示される。検査者は、表示画面
13に表示された検査画像32を確認して、異物20の
存在の有無を判断する。
【0036】検査物体2の固体状の異物20の非存在領
域30では、自然光に含まれる近赤外線は、容器9およ
び黒色の液体10を透過するので、撮像装置3の光入射
面18に入射する近赤外線のエネルギが高くなる。これ
に対して容器内9の異物20の存在領域31では、自然
光に含まれる近赤外線は、異物20によって透過が阻止
されるので、撮像装置3の光入射面18に入射する近赤
外線のエネルギが低くなる。したがって表示画面13に
表示された検査画像32では、異物20の非存在領域3
0が高輝度に表示され、異物20の非存在領域31が低
輝度に表示される。このように輝度差が大きく表示され
るので、異物20の存在領域31と非存在領域30との
境界が明確になる。このようにして、検査者は検査物体
2内の異物20を容易に検出することができる。
【0037】第1の異物検査方法によれば、容器9およ
び黒色の液体10を透過し、異物20を透過しない近赤
外線を利用して、異物20の検出を行うので、先行技術
の可視光を利用した異物検査方法よりも、異物20の存
在領域31と、異物20の非存在領域30との境界が、
明瞭に表示され、異物20の検出が容易である。また、
容器9の原材料であるガラスやプラスチックなどに封じ
込められた気泡なども、気泡の乱反射によって明るくな
るため、検出できる。
【0038】次に図1および図3を参照して、本発明の
第2の実施形態の異物検査方法について説明する。図3
は、第2の異物検査方法によって、表示画面13に表示
される検査画像33の一例を示す図である。第2の異物
検査方法は、画像処理装置6を使用することなく、撮像
装置3、表示装置4および投光器7のみを使用して異物
20の存在を検出することが特徴である。
【0039】検査物体2に向けて投光器7から近赤外線
を照射した状態で、撮像装置3の光入射面18側に配置
された検査物体2を、撮像装置3によって撮像する。す
ると、投光器7から照射された高出力の近赤外線が、容
器9および黒色の液体10を透過して、検出部11の光
入射面18に入射し、近赤外の検査画像が作成される。
その後検査画像が信号線5を介して表示装置4に入力さ
れ、表示画面13に検査物体2の検査画像33が表示さ
れる。検査者は、表示画面13に表示された検査画像3
3を確認して、異物の存在の有無を判断する。
【0040】検査物体2の固体状の異物20の非存在領
域30aでは、投光器7によって照射された近赤外線が
容器9および黒色の液体10を透過するので、撮像装置
3の光入射面18に入射する近赤外線のエネルギが高く
なる。さらに、第2の異物検査方法では、投光器7から
検査物体2に向けて高出力の近赤外線を照射しているの
で、上述の自然光を利用した第1の異物検査方法より
も、撮像装置3の光入射面18に入射する近赤外線のエ
ネルギは、はるかに高くなる。従って、第2の異物検査
方法によって得られる検査画像33の異物20の非存在
領域30aは、上述の第1の異物検査方法によって得ら
れる検査画像32の異物20の非存在領域30よりも、
高輝度に表示される。
【0041】これに対して、検査物体2の異物20の存
在領域31aでは、投光器7から出射された高出力の近
赤外線であっても、異物20によって容器9および黒色
の液体10中の透過が阻止されるので、撮像装置3の光
入射面18に入射する近赤外線のエネルギは、第1の異
物検査方法の場合と同程度か、わずかに高い程度であ
る。つまり、第2の異物検査方法によって得られる検査
画像33の異物20の存在領域31aは、上述の第1の
異物検査方法によって得られる検査画像32の異物20
の存在領域31と、同程度の輝度で表示される。
【0042】したがって、第2の異物検査方法によって
得られる検査画像33での異物20の存在領域31aと
非存在領域30aとの境界は、第1の異物検査方法によ
って得られる検査画像32の境界よりも、明瞭に表示さ
れる。これによって、検査者は、前述の第1の異物検査
方法よりも、容器9内の異物20を容易に検出すること
ができる。さらに、投光器7から照射される近赤外線
は、黒色の液体10がコーラ飲料やコーヒーなどの飲料
であっても、これらの飲料に悪影響を及ぼすことがな
く、安全である。
【0043】次に図1および図4〜図7を参照して、本
発明の第3の実施形態の異物検査方法について説明す
る。第3の異物検査方法は、少なくとも撮像装置3、表
示装置4および画像処理装置6とを使用して、容器9内
の異物20の存在を検出することが特徴である。
【0044】容器9内に黒色の液体10が充填され、異
物20が容器9内に存在していないことが確認されてい
るサンプル物体を撮像装置3の光入射面18側に配置し
た状態で、撮像装置3によってサンプル物体を撮像す
る。すると、サンプル物体の容器9および黒色の液体1
0を透過した自然光に含まれる近赤外線が、撮像装置3
の光入射面18に入射され、サンプル物体の画像(以
下、サンプル画像と表記する)が作成される。このサン
プル画像が信号線21を介して、記憶部14に入力さ
れ、記憶部14に記憶される。ここで、サンプル画像
が、信号線5を介して、表示装置4に入力されることに
よって、サンプル物体の画像40(以下、サンプル画像
40と表記する)が、表示画面13に表示されてもよ
い。このサンプル画像40の一例を、図4に示す。図4
に示すように、サンプル物体には、近赤外線の透過を阻
止する異物20が存在していないので、サンプル画像4
0は全画素において、高輝度に表示される。
【0045】撮像装置3の光入射面18側に配置された
検査物体2を、撮像装置3によって撮像する。すると、
容器9および黒色の液体10を透過した自然光に含まれ
る近赤外線が、撮像装置3の光入射面18に入射され、
検査物体2の検査画像が作成される。この検査画像が、
信号線7を介して画像処理装置6の差分処理部15に入
力される。なお、この検査画像が信号線5を介して、表
示装置4に入力されることによって、検査物体2の検査
画像41が表示画面13に表示されてもよい。この検査
画像41の一例を、図5に示す。
【0046】図5に示すように、検査物体2の固体状の
異物20の非存在領域30bおよび検査物体2の周囲の
背景33では、自然光に含まれる近赤外線は、容器9お
よび黒色の液体10を透過するので、撮像装置3の光入
射面18に入射する近赤外線のエネルギが高くなる。こ
れに対して容器内9の異物20の存在領域31bでは、
自然光に含まれる近赤外線は、異物20によって透過が
阻止されるので、撮像装置3の光入射面18に入射する
近赤外線のエネルギが低くなる。したがって表示画面1
3に表示された検査画像41では、異物20の非存在領
域30bが高輝度に表示され、異物20の非存在領域3
1bが低輝度に表示される。
【0047】次に差分処理部15によって、記憶部14
から読み出したサンプル画像と、撮像装置3から入力さ
れた検査画像とに対して、差分処理を行い、差分画像4
2を作成する。なおこの差分画像42が、信号線22、
出力部17および信号線8を介して、表示装置4に入力
されることによって、表示画面13に表示されてもよ
い。この差分画像42の一例を、図6に示す。
【0048】差分処理部15について、さらに詳しく述
べると、差分処理部15は、所定画素における検査画像
41の輝度値から、この所定画素と同一位置の画素にお
けるサンプル画像40の輝度値を減算演算し、この減算
演算を全画素に対して行って、図6に示す差分画像42
を作成する。検査画像41の異物20の存在領域31b
と、この存在領域31bに対応するサンプル画像40の
領域とは、輝度差が大きいので、減算演算することによ
って、差分画像42の異物20の存在領域31cは、高
輝度値となる。これに対して、検査画像41の異物20
の非存在領域30bおよび周囲の背景領域33と、これ
らの領域30,33に対応するサンプル画像40の領域
とは輝度差が小さいので、減算演算することによって、
低輝度値となる。つまり、図6に示す差分画像42で
は、検査画像41で高輝度(白色)に表示された異物2
0の非存在領域30および検査物体2の周囲の背景領域
32とは、低輝度(黒色)に表示され、異物20の存在
領域31が、高輝度(白色)に表示される。
【0049】次に二値化処理部16が、差分画像に対し
て、予め定める輝度値を閾値として二値化処理を行うこ
とによって、二値化画像が作成される。この二値化画像
が信号線24、出力部17および信号線8を介して、表
示装置4に入力されることによって、二値化画像43が
表示画面13に表示される。この二値化画像43の一例
を図7に示す。図7に示す二値化画像43では、異物2
0の非存在領域と検査物体2の周囲の背景領域とから成
る領域36の全面が、階調性のない低輝度(黒色)に表
示され、異物20の存在領域37の全面が、階調性のな
い高輝度(白色)に表示される。このようにして得られ
る二値化画像43では、異物20の存在領域31bとそ
の他の領域30,33との境界が、上述した第1および
第2の異物検出方法よりも明瞭に表示される。したがっ
て、検査者はこの二値化画像42を確認することによっ
て、異物20の存在をさらに容易に検出することができ
る。
【0050】なお図6に示す差分画像42においても、
異物20の存在領域31と、異物20の非存在領域と検
査物体2の周囲の背景領域とから成る領域42との境界
が、明瞭に表示されるので、検査者は、この差分画像4
2を確認することによって異物20の存在を容易に検出
することができる。
【0051】次に、本発明の第4の実施形態の異物検査
方法について説明する。上述の第3の異物検出方法で
は、投光器7を使用せずに、異物20の検出を行った。
これに対して第4の異物検査方法では、投光器7によっ
て、サンプル物体および検査物体2に高出力の近赤外線
を照射して、サンプル画像と検査画像とを作成し、これ
らの画像に対して、第3の異物検査方法と同一の手順を
行って、二値化画像を作成する。この第4の異物検出方
法によって、得られる二値化画像では、異物20の存在
領域と非存在領域との境界が、上述の第3の異物検査方
法によって得られる二値化画像43よりも明瞭になり、
かつ異物20の形状も精度よく特定することができる。
したがって、検査者はさらに容易に異物の検出を行うこ
とができる。
【0052】また本実施形態では、透過波長帯域の光と
して、波長が750nm〜2500nmの範囲に含まれ
る波長帯域の近赤外線を利用して、異物20の検出を行
う方法について説明したが、これは検査物体2に個別に
対応するものであり、検査物体2の種類に応じて、たと
えば波長帯域が200nm〜400nmの紫外線や波長
帯域が2500nm以上の遠赤外線が利用できる。
【0053】なお、上述の第1および第2の異物検査方
法では、可視光が透過しない異物の検出を目的として、
異物の存在領域は非存在領域よりも低輝度に表示される
と述べたが、たとえば容器9の原材料であるガラスやプ
ラスチック内に封止される気泡の検出をするときには、
気泡の存在領域は気泡による近赤外線の乱反射のために
高輝度に表示される。
【0054】なお本実施形態の異物検査装置1によっ
て、検査できる検査物体は、有色、特に黒色の液体10
が充填された容器9に限らない。検査物体が、海苔のよ
うな黒色の食品やゼリーや寒天のように透光性を有する
有色の食品であっても、異物の検査を行うことができ、
検査物体が宝石のように透光性を有しかつ表面の散乱性
の高い鉱石であっても、異物の検査を行うことができ
る。また検査物体がビールビンやサングラスのような有
色のガラス、あるいはカラーコンタクトレンズのような
有色のプラスチックであっても、異物の検査を行うこと
ができる。
【0055】
【発明の効果】請求項1記載の本発明によれば、検査物
体内に固体状の異物が存在するとき、検査物体に固有の
透過波長帯域の光の一部は、検査物体を透過して撮像装
置の光入射面に入射され、上記光の残りの一部は、異物
によって撮像装置の光入射面側に透過することが阻止さ
れる。したがって、物体内の異物の非存在領域が高輝度
に表示され、物体内の異物の存在領域が低輝度に表示さ
れた検査画像が得られるので、検査員は物体内の異物の
存在を容易に検出することができる。
【0056】請求項2記載の本発明によれば、検査物体
に固有の透過波長帯域の光は、投光器から、自然光より
も高出力で照射されるので、自然光に含まれる近赤外線
を利用した場合よりも、検査物体内の異物の非存在領域
は高輝度で表示される。これによって、検査物体内の異
物の存在領域と非存在領域との境界が明瞭に表示される
ので、検査物体内の異物の検出がさらに容易になる。
【0057】請求項3記載の本発明によれば、検査画像
と記憶部のサンプル画像とに対して、差分処理を行って
差分画像を作成し、差分画像に対して二値化処理を行っ
て、二値化画像を作成し、二値化画像を表示装置に表示
する。表示装置に表示された二値化画像では、異物の非
存在領域が階調性の無い白色のみで表示され、異物の存
在領域が階調性の無い黒色のみで表示されので、異物の
存在領域と非存在領域との境界が明瞭になり、検査物体
内の異物の検出がさらに容易になる。
【0058】請求項4記載の本発明によれば、波長が7
50nm〜2500nmの範囲に含まれる波長帯域の近
赤外線は、検査物体が有色、特に黒色の物体である場合
には、可視光よりも検査物体を透過する。したがって、
有色の物体内の異物の検出が容易となる。
【0059】請求項5記載の本発明によれば、検査物体
内に固体状の異物が存在するとき、検査物体に固有の透
過波長帯域の光の一部は、検査物体を透過して撮像装置
の光入射面に入射され、上記光の残りの一部は、異物に
よって撮像装置の光入射面側に透過することが阻止され
る。したがって、物体内の異物の非存在領域が高輝度に
表示され、物体内の異物の存在領域が低輝度に表示され
た検査画像が得られるので、検査員は物体内の異物の存
在を容易に検出することができる。
【0060】請求項6記載の本発明によれば、検査物体
に固有の透過波長帯域の光は、検査物体を挟んで撮像装
置に対向して配置された投光器から、自然光よりも高出
力で照射されるので、自然光に含まれる近赤外線を利用
した場合よりも、検査物体内の異物の非存在領域は高輝
度で表示される。これによって、検査物体内の異物の存
在領域と非存在領域との境界が明瞭に表示されるので、
検査物体内の異物の検出がさらに容易になる。
【0061】請求項7記載の本発明によれば、検査画像
と記憶部のサンプル画像とに対して、差分処理を行って
差分画像を作成し、差分画像に対して二値化処理を行っ
て、二値化画像を作成し、二値化画像を表示装置に表示
する。表示装置に表示された二値化画像では、異物の非
存在領域が階調性の無い白色のみで表示され、異物の存
在領域が階調性の無い黒色のみで表示されので、異物の
存在領域と非存在領域との境界が明瞭になり、検査物体
内の異物の検出がさらに容易になる。
【0062】請求項8記載の本発明によれば、波長が7
50nm〜2500nmの範囲に含まれる波長帯域の近
赤外線は、検査物体が有色、特に黒色の物体である場合
には、可視光よりも検査物体を透過する。したがって、
有色の物体内の異物の検出が容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態の異物検査装置1のブロ
ック図である。
【図2】第1の異物検査方法によって得られる検査画像
32の一例を示す図である。
【図3】第2の異物検査方法によって、表示画面13に
表示される検査画像33の一例を示す図である。
【図4】サンプル画像40の一例を示す図である。
【図5】検査画像41の一例を示す図である。
【図6】差分画像42の一例を示す図である。
【図7】二値化画像の一例を示す図である。
【図8】可視光を検出するCCDカメラによって、固体
状の異物と黒色の液体とが収容された透明な容器100
を撮像したときに、表示画面102に表示される検査画
像104を示す図である。
【符号の説明】
1 異物検査装置 2 検査物体 3 撮像装置 4 表示装置 6 画像処理装置 7 投光器 9 容器 10 可視光の波長帯域において黒色の液体 14 記憶部 15 差分処理部 16 二値化処理部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可視光の透過率が低い物体内の異物の有
    無を検査する異物検査装置であって、 前記物体に固有の透過波長帯域の光を検出し、検査すべ
    き物体を撮像することによって、検査画像を作成する撮
    像装置と、 前記検査画像を表示する表示装置とを含むことを特徴と
    する異物検査装置。
  2. 【請求項2】 前記物体に向けて、前記透過波長帯域の
    光を照射する投光器を含むことを特徴とする請求項1記
    載の異物検査装置。
  3. 【請求項3】 前記撮像装置を使用して、前記異物の存
    在しないサンプル物体を撮像することによって、作成し
    たサンプル画像を記憶する記憶部と、 前記サンプル画像と前記検査画像とに対して差分処理を
    行い、差分画像を作成する差分処理部と、 前記差分画像を二値化処理し、二値化画像を作成する二
    値化画像処理部とを有し、 前記二値化画像が前記表示装置に表示されることを特徴
    とする請求項1または2記載の異物検査装置。
  4. 【請求項4】 前記透過波長帯域の光は、波長が750
    nm〜2500nmの範囲に含まれる波長帯域の近赤外
    線であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記
    載の異物検査装置。
  5. 【請求項5】 可視光の透過率が低い物体内の異物の有
    無を検査する異物検査方法であって、 前記物体に固有の透過波長帯域の光を検出する撮像装置
    を使用して、検査すべき物体を撮像することによって、
    検査画像を作成し、表示装置に前記検査画像を表示する
    ことを特徴とする異物検査方法。
  6. 【請求項6】 前記透過波長帯域の光は、投光器から照
    射されることを特徴とする請求項5記載の異物検査方
    法。
  7. 【請求項7】 前記撮像装置を使用して、前記異物の存
    在しないサンプル物体を撮像することによって、作成し
    たサンプル画像を、予め記憶部に記憶させ、 前記サンプル画像と前記検査画像とに対して差分処理を
    行うことによって、差分画像を作成し、 前記差分画像を二値化処理することによって、二値化画
    像を作成し、 前記二値化画像を前記表示装置に表示することを特徴と
    する請求項5または6記載の異物検査方法。
  8. 【請求項8】 前記透過波長帯域の光は、波長が750
    nm〜2500nmの範囲に含まれる波長帯域の近赤外
    線であることを特徴とする請求項5〜7のいずれか一つ
    に記載の異物検査方法。
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