JP2002130740A - 室内温度調節装置 - Google Patents

室内温度調節装置

Info

Publication number
JP2002130740A
JP2002130740A JP2000322170A JP2000322170A JP2002130740A JP 2002130740 A JP2002130740 A JP 2002130740A JP 2000322170 A JP2000322170 A JP 2000322170A JP 2000322170 A JP2000322170 A JP 2000322170A JP 2002130740 A JP2002130740 A JP 2002130740A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
air
indoor
room
air passage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000322170A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2002130740A5 (ja
Inventor
Akira Matsuyuki
昭 松行
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP2000322170A priority Critical patent/JP2002130740A/ja
Publication of JP2002130740A publication Critical patent/JP2002130740A/ja
Publication of JP2002130740A5 publication Critical patent/JP2002130740A5/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B10/00Integration of renewable energy sources in buildings
    • Y02B10/20Solar thermal
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/40Solar thermal energy, e.g. solar towers

Abstract

(57)【要約】 【課題】 家屋などの屋根部の空間を利用し、消費エネ
ルギーが少なく、低騒音、環境負荷の小さい室温調節装
置提供すること。 【解決手段】 家屋の屋根部に外気を流通させる第1の
空気通路と、室内空気を流通させる第2の空気通路を、
熱媒体である隔壁によって区分する。隔壁の第1の通路
側の面に保水部が形成されている。冷房する場合は、保
水部表面に水を散布し、第1の通路を流通する外気によ
り水を蒸発させる。その時の気化熱により隔壁は冷却さ
れ、第2の空気通路内を流通する室内空気が冷却され
る。暖房する場合は、第1の通路を展開して、保水部に
直射日光を当てて隔壁を加熱する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は室内温度調節装置に
関し、例えば、家屋の屋根部を水の気化熱により冷却す
ることにより室内を冷房し、家屋の屋根部を直射日光に
より加熱することにより室内を暖房する室内温度調節装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の室内温度調節装置は、冷房する場
合は、冷媒ガスに対して冷凍サイクルを行うことによ
り、室内の熱を室外に放出していた。即ち、フロンなど
の冷媒ガスをコンプレッサにより圧縮した後、これを断
熱膨張させる。冷媒ガスが膨張する際に周囲から熱を奪
い、これを用いて室内の熱を奪う。室内の熱を吸収した
冷媒ガスは、冷却装置によって冷却され、再びコンプレ
ッサに導かれる。冷媒ガスが室内から吸収した熱は、冷
却装置によって外界へ放出される。また、暖房する場合
は、電力により、又は、石油などの燃料を燃焼すること
により熱を発生し、この熱を用いて暖房を行っている。
また、従来では家屋の屋根は、主に風雨を防ぐ機能や、
外界との断熱機能を担ってきた。屋根の表面には瓦やト
タンなどで覆われ、風雨の進入から室内を防御してい
る。また、屋根裏には断熱材が設置されるなどして、夏
は、直射日光の熱から室内の温度上昇を抑え、冬は室内
の暖気が外界に放出されるのを防いでいる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の冷房装
置は、冷凍サイクルを行うため、動力として大量の電力
を必要とした。また、室内の温度を外界へ放出し、また
冷房装置自体も発熱するため、都市部などの住宅密集地
などでは、気温が異常に高くなるいわゆるヒートアイラ
ンド現象が起こり社会問題化している。また、従来の暖
房装置は、灯油などの燃料や、大量の電力を消費する。
灯油などを燃焼させると地球温暖化現象の原因とされて
いる二酸化炭素や、酸性雨などの原因となるイオウ酸化
物などを排出する。また、室内で灯油を燃焼させる場合
には、地震などが起こった際には、速やかに消火する必
要があった。
【0004】また、電力によって暖房する場合には、熱
エネルギーを電気エネルギーに変換し、それを更に熱エ
ネルギーに変換するという効率の悪いエネルギーの使い
方をしていた。即ち、原子力発電所や火力発電所などは
発生した熱エネルギーの多くの部分を外界に放出し、一
部を電力として取り出している。その電力を輸送する過
程でロスしながら各家庭へ送り、これを再び熱に変換し
ている。
【0005】また、各家屋に構築された屋根部は、風雨
から防御や断熱など、外界から室内に及ぶ影響を緩和す
るという、いわば受け身的な機能を担っており、積極的
に室内を冷房したり、暖房したりなどの能動的な機能は
担っていなかった。また、家屋の屋根部は面積が大きい
にも関わらず、この面積を生かした積極的な利用が行わ
れていなかった。
【0006】そこで、本発明の目的は、家屋などの屋根
部の空間を利用し、消費エネルギーが少なく、低騒音、
環境負荷の小さい室内温度調節装置を提供することであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するために、外気を吸入する外気吸気口と、前記外気
吸気口から吸入した前記外気を排出する外気排気口と、
前記外気吸気口から前記外気排気口へ前記外気を送風す
る外気送風手段と、を有する第1の空気通路と、室内の
室内空気を吸入する室内空気吸気口と、前記室内空気吸
気口から吸入した前記室内空気を前記室内に排出する室
内空気排気口と、前記室内空気吸気口から前記室内空気
排気口へ前記室内空気を送風する室内空気送風手段を有
する第2の空気通路と、前記第1の空気通路と前記第2
の空気通路を区分し、かつ前記第1の空気通路と、前記
第2の空気通路との熱交換を行う隔壁と、前記隔壁の前
記第1の空気通路側の表面に設置された保水部と、前記
保水部に散水する散水手段と、を内蔵した屋根からなる
室内温度調節装置であって、前記隔壁の表面に設置され
た保水部に散水された水が、前記外気送風手段にて前記
第1の空気通路内を送風される外気によって気化される
ことによって、前記保水部を冷却し、前記冷却された保
水部と、前記室内空気送風手段にて前記第2の空気通路
を送風される前記室内の空気が前記隔壁を介して熱交換
をすることにより、前記室内の温度を下げることを特徴
とする室内温度調節装置を提供する。
【0008】。また、前記保水部は、前記散水手段にて
散水された水を保持するための孔を複数形成した多孔性
の素材から構成することができる。或いは、前記保水部
は、毛細管現象により、前記散水手段にて散水された水
を拡散及び保持する素材から構成することができる。な
お、前記水を拡散及び保持する素材は毛細管現象を起こ
すことのできる布質又は紙質の素材により構成すること
ができる。また、前記隔壁は銅又はアルミ或いは、銅又
はアルミを成分として含む合金により構成することがで
きる。また、前記屋根の外側表面に太陽電池を更に備
え、前記外気送風手段と前記室内空気送風手段の内、少
なくとも一方は、前記太陽電池により発電された電力を
動力として使用することにより、電力の使用コストを下
げることができる。たま、前記第1の空気通路は、前記
隔壁と対向する面を展開して、前記保水部に直射日光を
照射する照射手段を更に備え、前記照射手段にて直射日
光を照射されて加熱された前記保水部からの熱伝導によ
って温度が上昇した前記隔壁と、前記室内空気送風手段
にて前記第2の空気通路を送風される前記室内の空気が
熱交換をすることにより、前記室内の温度を上昇させる
ことができる。また、前記保水部の外面部は、直射日光
を吸収するために黒色に着色することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
について、図1から図7を参照して詳細に説明する。図
1は本発明の実施の形態に係る室内温度調節装置1の概
略を示した図である。なお、図1は該室内温度調節装置
1が設置された家屋の断面図となっている。この家屋の
屋根は隔壁31によって、空気通路25と空気通路26
が隔てられた構造になっている。空気通路25は隔壁3
1と屋根外面部2の間の空間に、空気通路26は隔壁3
1と天井部10の間の空間にそれぞれ形成されている。
屋根外面部2は後に図2で示すが、外面に太陽電池パネ
ル40、41が張りつけてある。また、煩雑のため図1
には図示せず、後に図2で図示するが、隔壁31には屋
根外面部2をスライドさせて、これを開閉させるレール
が36、37が敷設してある。
【0010】空気通路25は軒付近に外気吸気口8を、
棟付近に外気排気口9を備えている。外気吸気口8に
は、室外ファン3が設置されており、外気を空気通路2
5内に強制的に送風する。また、外気排気口9には蓋4
が設置されている。蓋4は、外気が空気通路25に送風
されている時以外は閉じており、外部からの塵や雨など
の進入を防いでいる。蓋4には図示しないサーボ機構が
設けられており、電動にて開閉することができる。
【0011】空気通路25には散水パイプ7、保水部3
0が形成されている。該屋根は棟が軒より高所にあり、
また棟から峰に掛けて傾斜している。給水タンク6は散
水パイプ7に十分な水圧を与えるために、棟より高所に
設置されている。給水タンク6には水位センサ22が設
置されており、給水タンク6内の水の水位が所定の範囲
にあるか否かを判断する。
【0012】散水パイプ7と給水タンク6は散水バルブ
20を介して接続されている。散水バルブ20は電気信
号により開閉し、散水パイプ7への水の供給を制限して
いる。散水パイプ7は棟の中央からから軒の中央にかけ
て該屋根の傾斜に沿って延設されている。その途中3カ
所からT字型に水平方向に延びており、この水平に延設
された散水パイプ7の部分には水を放出するための穴が
多数穿設されている。散水パイプ7はこれらの穴から水
を放出し、保水部30にほぼ一様に水を散水する。
【0013】保水部30は、多数の孔が明いた多孔質の
材料や、布や、耐水性の紙などの水分を吸収材料で形成
されており、隔壁31の表面に粘着されている。保水部
30に形成された多数の孔は、散水パイプ7から放出さ
れた水を保持する働きがあり、水が気化せずに隔壁31
上を流れ落ちてしまうのを防いでいる。また、保水部3
0が目の細かい布や紙でできている場合、毛細管現象に
より、散水された水が保水面に一様に広がるため、冷房
効果を高めることができる。散水パイプ7から散水され
た水は保水部30に保水された後、空気通路25を流通
する空気により蒸発し、気化する。水が液相から気相に
変化する際に周囲から気化熱を奪うため、保水部30は
冷却される。隔壁31は、例えば銅、アルミ、鉄、真鍮
などの熱の良導体で形成されている。水の気化熱により
保水部30が冷却されるに従い隔壁31も冷却される。
また、保水部30を用いずに、隔壁31の表面面に多数
の孔を加工して、この孔に水分を保持するようにする
と、なおいっそう冷房効果が高まる。
【0014】空気通路26は室内空間27から空気を吸
入する室内空気吸気口23と室内空間27へ空気を排出
する室内空気排気口24を備えている。室内空気吸気口
23と室内空気排気口24にはそれぞれ室内ファン13
b、13aが設置されており、空気通路26内に室内空
間27の空気を強制的に流通させる。室内空間27の上
部には空気通路26を形成するための天井部10が形成
されている。室内空間27の空気は、空気通路26、即
ち天井部10と隔壁31の間に形成された空間を送風さ
れるため、室内空間27の空気は隔壁31に接触しなが
ら空気通路26内を流通する。隔壁31は水の気化熱に
より冷却されているため、室内空間27の空気は空気通
路26を通過するに従い冷却される。即ち、隔壁31
は、空気通路25、26を熱的に接続する熱媒体となっ
ている。
【0015】隔壁31の棟側の部分には、室内導通路5
が形成されており、空気通路25を流通する空気の一部
が空気通路26に導入されるようになっている。室内導
通路5には蝶番80を介して室内導通路蓋21が設けら
れており、これを操作パネル12から開閉することがで
きる。室内導通路蓋21が開いているときは、空気通路
25内の水の気化熱により冷えた空気を空気通路26に
導くことができる。また、空気通路25内の湿度の高い
空気が室内空間27に流入するのを防ぎたい場合は、室
内導通路蓋21を閉じる。
【0016】該屋根の軒下には、とい14が設置されて
おり、降雨があった際に該屋根を伝って落ちてくる雨水
や、散水パイプ7から放出され、該屋根を伝って落ちて
くる水はとい14によって回収される。とい14によっ
て集められた水は軒下に設置された貯水槽15に貯水さ
れる。貯水槽15には貯水槽15に水を供給するための
水道が設置されている。貯水槽15の内部には水道を開
閉するための水道バルブ17と連結した浮き18が設置
されている。浮き18は貯水槽15内の水位が低下した
場合、水位と共に低下することによって水道バルブ17
を開け、水道水を貯水槽15に供給する。このようにし
て、貯水槽15が雨水によって満たされていないときの
水の不足分は水道により供給される。また、貯水槽15
の側面上部には排水管19が設置されており、雨水の供
給が過剰となったときは、この排水管19から余剰の水
が排出されるようになっている。
【0017】貯水漕15から給水タンク6へ給水パイプ
11が設置されており、給水ポンプ16により、貯水槽
15内の水は給水タンク6へ供給される。室内空間27
には操作パネル12が設置されており、ユーザは室内温
度調節装置1を操作することができる。また、夏期は夕
立などで急激に大量の雨が降る場合があるので、屋根に
降雨センサ61を設置して、降雨量を監視している。冷
房時に大量の雨が降り出した場合は、蓋4を閉じて空気
通路25内に雨の進入を防ぐと共に室内温度調節装置1
を停止する。
【0018】図2は該屋根を上から見たところを示した
図である。これらの図の上側が棟側であり、下側が軒側
である。屋根外面部2は中央で分割され、それぞれ方向
45、46へ、屋根外面部2の下に設置されたレール3
6、37に沿ってスライドするようになっている。モー
タ35は左右の屋根外面部2に取り付けたワイヤを巻き
取ることによって、屋根外面部2を開閉する。屋根外面
部2の表面には一面にそれぞれ太陽電池パネル40、4
1が設置されている。太陽電池パネル40、41によっ
て発電された電力は室外ファン3、室内ファン13a、
13bやモータ35を駆動するのに利用される。日照セ
ンサ60、降雨センサ61は、それぞれ、太陽の日照
と、降雨を検知する。
【0019】図3は屋根外面部2を開いたところを示し
ている。図が煩雑になるためレール36、37などは略
してある。屋根外面部2を開くと、保水部30が外部に
露出するようになっている。冬季は保水部30の表面を
日光に当て、加熱する。そして、空気通路26に室内空
気を循環させることにより、室内空間27を暖房するこ
とができる。暖房時は、散水パイプ7から水は散水しな
い。
【0020】隔壁31と操作パネル12にはそれぞれ隔
壁温度センサ63、室温センサ62が設置してあり、隔
壁31と室内空間27の温度を比較するようになってい
る。隔壁31の温度が室内空間27の温度より低い場合
は、暖房効果がないので、屋根外面部2を閉じて室内フ
ァン13a、13bを停止するようになっている。ま
た、屋根外面部2には日照センサ60が設置してあり、
外の光度を計測して、日光の照射具合を判断している。
天気が曇りや雨の時、あるいは夜間は該暖房システムは
動作しないようになっている。保水部30は日光を吸収
しやすいように黒色に着色されている。
【0021】また、保水部30には水分を検知する水分
センサ43a、b、・・・が設置されており、冷房時に
は、保水部30の水分が適正値かどうか判断する。後に
述べる制御装置は、水分が足りないときは、散水バルブ
20を開いて散水パイプ7から水を散水し、水分が足り
ているときは散水バルブ20を閉じている。
【0022】図4は室内温度調節装置1の制御装置50
を示したブロック図である。制御装置50では中央制御
部51がバスライン54によって、ROM(リード・オ
ンリ・メモリ)52、RAM(ランダム・アクセス・メ
モリ)53、操作パネル12、センサ部55、各駆動部
などと接続されている。ROM52には、例えば、給水
タンク6の水位を監視し、水位が所定の値より低い場合
は、貯水槽15から水を供給するなどの、中央制御部5
1が室内温度調節装置1を制御するためのプログラムな
どが格納されている。RAM53は中央制御部51が演
算を行う場合のワーキングメモリを提供したりなど、一
時的にデータを保存するのに使用される。ユーザは操作
パネル12から室内温度調節装置1の動作モード(冷房
モード、又は、暖房モード)を選択することができる。
【0023】センサ部55には水分センサ43a、b、
・・、日照センサ60、降雨センサ61、室温センサ6
2、水位センサ22、隔壁温度センサ63が接続されて
いる。また、バスライン54には屋根外面部開閉駆動部
64、送風口蓋開閉駆動部65、室内導通路開閉駆動部
66、室内ファン駆動部67、散水バルブ駆動部68、
給水ポンプ駆動部69、室外ファン駆動部70が接続さ
れている。
【0024】屋根外面部開閉駆動部64は中央制御部5
1から屋根外面部開信号、又は屋根外面部閉信号を受信
し、モータ35を駆動して屋根外面部2の開閉を行う。
送風口蓋開閉駆動部65は中央制御部51から蓋開信
号、又は蓋閉信号を受信し、外気排気口9に設置された
蓋4の開閉を行う。室内導通路開閉駆動部66は、中央
制御部51から室内導通路蓋開信号、又は室内導通路蓋
閉信号を受信し、室内導通路5の導通を開閉する室内導
通路蓋21の開閉を行う。
【0025】室内ファン駆動部67は中央制御部51か
ら室内ファン始動信号、又は室内ファン停止信号を受信
し、室内ファン13a、13bの始動、又は停止を行
う。散水バルブ駆動部68は中央制御部51からバルブ
開信号、又はバルブ閉信号を受信し、散水バルブ20の
開閉を行う。給水ポンプ駆動部69は中央制御部51か
らポンプ始動信号、又はポンプ停止信号を受信し、給水
ポンプ16の始動及び停止を行う。室外ファン駆動部7
0は中央制御部51から室外ファン始動信号、室外ファ
ン停止信号を受信し、室外ファン3の始動及び停止を行
う。
【0026】水分センサ43a、b、・・・、は保水部
30に複数取り付けられており、保水部30の水分を検
知する。このセンサは冷房時に使用される。中央制御部
51はROM52に格納されたプログラムに従い、水分
センサ43a、b、・・・、から水分検出信号を受け取
り、これらを平均して保水部30の水分量を検出する。
中央制御部51は、検出された水分量と、あらかじめR
OM52に格納してある保水部水分基準量を比較し、保
水部30の水分が保水部水分基準量より小さいときは、
散水バルブ駆動部68に対してバルブ開信号を送信す
る。
【0027】散水バルブ駆動部68は散水信号を受け取
ると、散水バルブ20を開ける。すると、散水パイプ7
に水が供給され、保水部30に水が散水される。中央制
御部51は水分センサ43a、b、・・・、からの水分
検出信号により、保水部30の水分がROM52にあら
かじめ格納されている基準値に達したと判断すると、散
水バルブ駆動部68にバルブ閉信号を送信する。散水バ
ルブ駆動部68は散水停止信号を受信すると、散水バル
ブ20を閉じて、保水部30への水の散水を停止する。
【0028】日照センサ60は屋根に取り付けられてお
り、日光を検知する。日照センサ60は暖房時に使用す
る。室内温度調節装置1は保水部30に直射日光を照射
することにより加熱し、この熱により室内空間27を暖
房するため、曇り、雨又は夜間時など、日光が照射され
ない間は暖房を行うことができない。また、暖房中に雲
が現れ日照が遮られたり、日が没したりすることがあ
る。そのため、暖房時には日光が屋根に照射されている
か否かを日照センサ60により監視する必要がある。
【0029】暖房開始時または暖房中に、中央制御部5
1はROM52に格納されたプログラムにより、日照セ
ンサ60から光度信号を監視する。中央制御部51はR
OM52に格納された光度基準値と日照センサ60で検
出された光度を比較する。検出された光度が光度基準値
以上の時は、日照があると判断し、光度基準値未満の時
は、日照が無いと判断する。
【0030】暖房開始時に日照が無いと判断されたとき
は、中央制御部51は引き続き日照センサ60の日照信
号を監視し、待機する。暖房中に日照が中断した時は、
中央制御部51は屋根外面部開閉駆動部64に屋根外面
部閉信号を、室内ファン駆動部67に室内ファン停止信
号をそれぞれ送信する。屋根外面部開閉駆動部64は屋
根外面部閉信号を受信すると、左右に開いていた屋根外
面部2を閉じる。室内ファン駆動部67は室内ファン停
止信号を受信すると、暖気を室内空間27に供給してい
た室内ファン13a、13bを停止する。
【0031】降雨センサ61は、夕立などの大量の降雨
を検知する。このセンサは冷房時に使用する。冷房時は
外気排気口9の蓋4を開け、空気通路25に空気を送風
するが、大量の降雨があると、外気排気口9から大量の
雨が進入する。これを防ぐために大量の降雨があるとき
は、蓋4を閉じ、室内温度調節装置1を停止する。
【0032】中央制御部51は、ROM52に格納され
たプログラムに従って、降雨センサ61からの降雨信号
から降雨量を検出し、これとROM52に格納された降
雨基準量を比較する。中央制御部51は降雨量が降雨基
準量以上の時は大量の降雨があると判断し、降雨量が降
雨基準量未満の時は大量の降雨は無いと判断する。中央
制御部51は大量の降雨が無いと判断した場合は、通常
どおり冷房動作を行い、大量の降雨があったと判断した
場合は、送風口蓋開閉駆動部65に蓋閉信号を送信す
る。送風口蓋開閉駆動部65は蓋閉信号を受信すると蓋
4を閉じる。続いて、中央制御部51は室内温度調節装
置1を停止する。
【0033】室温センサ62と隔壁温度センサ63は暖
房時に使用され、それぞれ室内空間27の温度と隔壁3
1の温度を検知する。室温センサ62は操作パネル12
に内蔵されており、隔壁温度センサ63は隔壁31に取
り付けられている。暖房時は屋根外面部2を左右に開
き、直射日光を保水部30に照射して隔壁31を加熱す
る。そして、室内ファン13a、13bによって、空気
通路26に室内空間27の空気を循環させて、隔壁31
の熱を室内空間27に供給する。そのため、暖房が行わ
れるためには、隔壁31の温度が室内空間27の室温よ
り大きいことが必要である。隔壁31の温度が室温より
低い場合、室内空間27に空気を循環させると室温が下
がってしまう。
【0034】暖房時には、中央制御部51はROM52
に格納されたプログラムに従って、室温センサ62と隔
壁温度センサ63から、信号を受け取り、室内空間27
の室温と隔壁31の温度を取得する。中央制御部51は
これらの温度を比較し、隔壁31の温度が室温より大き
い場合は、暖房動作を行い、隔壁31の温度が室温より
低い場合は、屋根外面部2を閉じると共に、室内ファン
13a、13bを停止する。
【0035】水位センサ22は、給水タンク6に蓄えら
れている水の水位を検知する。給水タンク6は散水パイ
プ7に水を供給するため、冷房時には、常にここに水が
蓄えられている必要がある。冷房時には、中央制御部5
1はROM52に格納されたプログラムに従って、水位
センサ22の水位検出信号から給水タンク6の水位が常
に所定の範囲にあるかどうかを監視する。
【0036】給水タンク6の水位が所定の範囲の下限値
以下の時、中央制御部51は、給水ポンプ駆動部69に
ポンプ始動始信号を送信する。給水ポンプ駆動部69は
ポンプ始動信号を受信すると給水ポンプ16を駆動し、
貯水漕15に蓄えられている水を給水タンク6に供給す
る。給水タンク6の水位が所定の範囲の上限に達する
と、中央制御部51はこれを水位センサ22の水位信号
から検知し、給水ポンプ駆動部69にポンプ停止信号を
送信する。給水ポンプ駆動部69はポンプ停止信号を受
信すると給水ポンプ16を停止し、給水タンク6への給
水を停止する。
【0037】図5は操作パネル12を示した図である。
操作パネル12は、室内温度調節装置1を起動させる電
源スイッチ70を備えている。電源スイッチ70は一回
押すごとにオン/オフを繰り返すようになっている。操
作パネル12は、冷房ボタン71、室内導通路開ボタン
73、室内導通路閉ボタン74、降雨アラーム表示部7
5を更に備えている。これらのボタン又は表示部は冷房
時に使用される。ユーザは夏期に冷房を行いたい場合は
電源スイッチをオンした後、冷房ボタン71を押す。す
ると、冷房開始信号が中央制御部51に伝達され、冷暖
房房装置1は中央制御部51に制御されながら、冷房動
作を行う。
【0038】ユーザは室内導通路開ボタン73、室内導
通路閉ボタン74を押すことにより、室内導通路蓋21
の開閉を行うことができる。ユーザが室内導通路開ボタ
ン73を押すと、この情報は中央制御部51に伝達され
る。中央制御部51は室内導通路蓋開信号を室内導通路
蓋開閉駆動66部に送信する。室内導通路蓋開閉駆動部
66は室内導通路蓋開信号を受信し、室内導通路蓋21
を開く。これによって、空気通路25を送風される、水
の気化熱によって冷却された空気を室内空間27に導く
ことができる。
【0039】逆に、空気通路25の湿度の高い空気が室
内空間27に導入されるのを防ぎたい場合は、ユーザは
室内導通路閉ボタン74を押す。すると、中央制御部5
1は室内導通路閉信号を室内導通路開閉駆動部66に送
信する。室内導通路開閉駆動部66は室内導通路閉信号
受信すると、室内導通路蓋21を閉じ、空気通路25内
に流れている空気が室内空間27に流入するのを防ぐ。
【0040】降雨アラーム表示部75は、中央制御部5
1が降雨センサ61の出力信号によって、降雨量が降雨
基準値を越えたと判断した場合、点灯する。大量の降雨
がある場合、中央制御部51は空気通路25の外気排気
口9の蓋4を閉じると共に、室内温度調節装置1を停止
させる。そして、中央制御部51は降雨アラーム表示部
75を点灯させてユーザに室内温度調節装置1が停止し
ていることを知らせる。
【0041】操作パネル12は、暖房ボタン72、日照
アラーム表示部76及び隔壁温度アラーム77を更に備
えている。ユーザは冬季に暖房を行いたい場合は、暖房
ボタン72を押す。中央処理部54は屋根外面部2を左
右に開いて日光を照射したり、室内ファン13a、13
bを始動して室内空間27に暖気を供給したりなどの動
作を行う。
【0042】日照アラーム部76は、中央制御部51が
日照センサ60から光度信号によって検出された光度と
光度基準値とを比較し、日照センサ60で検出で検出し
た光度が小さい場合に点灯させ、ユーザに暖房動作が行
えないことを知らせる。隔壁温度アラームは、中央制御
部51が隔壁温度センサ63と室温センサ62によっ
て、隔壁31の温度と室内空間27の室温を比較し、隔
壁31の温度が室温より低い場合に点灯させ、ユーザに
暖房動作が行えないことを知らせる。
【0043】図6は室内温度調節装置1が冷房動作を行
う場合の動作を示したフローチャートである。以下のス
テップ1からステップ14までの各動作は中央制御部5
1がROM52に格納されたプログラムに従って行う。
まず、ユーザが操作パネル12の電源スイッチ70を押
した後、冷房ボタン71を押すと、降雨センサ61によ
り、夕立などの大量の降雨があるか否か確認する(ステ
ップ1)。降雨がある場合は(ステップ1;N)、操作
パネル12の降雨アラーム75を点灯し、動作を終了す
る。降雨が無い場合は(ステップ1;Y)、空気通路2
5の外気排気口9の蓋4を開ける(ステップ2)。
【0044】次に室外ファン3、及び室内ファン13
a、13bを作動させ、空気通路25、26に空気を流
通させる(ステップ3)。次に水位センサ22によって
給水タンク6に所定の量の水が蓄えられているか否か確
認する(ステップ4)。水が所定の量に足りない場合は
(ステップ4;N)、給水ポンプ16を作動させ、貯水
槽15に貯水されている水を給水タンク6に供給する。
給水タンク6に所定の量の水があるか(ステップ4;
Y)、若しくはステップ5で給水タンク6に水を供給し
た後、水分センサ43a、b、・・・によって、保水部
30に水が供給されているかどうか確認する(ステップ
6)。
【0045】保水部30に水が無い場合は(ステップ
6;N)、散水バルブ20を開いて(ステップ7)、保
水部30に水を供給する。保水部30に水が供給されて
いる場合は(ステップ6;Y)、散水バルブ20を閉じ
る。ステップ8によって保水部30に水が供給された状
態、若しくはステップ7によって水が保水部30に供給
されつつある状態で、操作パネル12の電源スイッチ7
0がオン状態であるか否か確認する(ステップ9)。こ
れは、ユーザが電源スイッチ70を押してオンした後、
室内温度調節装置1を停止させるために再度電源スイッ
チ70を押して、これをオフ状態にしたか否かを確認す
るためである。電源スイッチ70がオン状態であれば、
降雨センサ61で所定の量以上の降雨があるか否か確認
する(ステップ10)。
【0046】降雨が無ければ(ステップ10;Y)、ス
テップ4に戻り、ステップ4からステップ9までの手順
を繰り返す。所定の量以上の降雨がある場合は(ステッ
プ10;N)、操作パネル12の降雨アラーム75を点
灯させる(ステップ11)。次に室外ファン3、室内フ
ァン23、24を停止し(ステップ12)、蓋4を閉じ
て(ステップ13)、冷房動作を終了する。操作パネル
12の電源スイッチ70がユーザによってオフ状態にさ
れていた場合は(ステップ9;N)、室外ファン3、室
内ファン13a、13bを停止し(ステップ12)、蓋
4を閉じて(ステップ13)、冷房動作を終了する。
【0047】図7は室内温度調節装置1が暖房動作を行
う場合の動作を示したフローチャートである。以下のス
テップ21からステップ32までの各動作は中央制御部
51がROM52に格納されたプログラムに従って行
う。まず、ユーザが操作パネル12の電源スイッチ70
を押した後、暖房ボタン72を押すと、日照センサ60
により、屋根に日光が当たっているか否か確認する(ス
テップ21)。日光が当たっている場合は(ステップ2
1;Y)、屋根外面部2をオープンして、保水部30に
日光を当てる(ステップ22)。屋根外面部2をオープ
ンした後、所定の時間、例えば10分間程度、そのまま
待機して保水部30の温度を上昇させる(ステップ2
3)。
【0048】ステップ21で日光が当たっていないと判
断された場合は(ステップ21;N)、日照カウンタに
1を加算し、カウント数が、所定の値、例えば3以下か
否か判断する(ステップ30)。日照カウンタは0に初
期化されており、ステップ21、ステップ30、ステッ
プ31で構成されるループを行った回数をカウントす
る。カウントが3以下なら(ステップ30;Y)、所定
の時間、例えば5分間待機し(ステップ31)、その
後、ステップ21に戻って再度屋根に日光が当たってい
るか否か確認する(ステップ21)。日照カウンタのカ
ウント数が3より大きい場合は(ステップ30;N)、
操作パネル12の日照アラーム76を点灯する(ステッ
プ32)。そして、室内ファン23、24が稼働してい
る場合はこれを停止し(ステップ26)、屋根外面部2
をクローズし(ステップ27)、暖房操作を終了する。
【0049】ステップ23で所定の時間待機した後、隔
壁31及び室内空間27の温度をそれぞれ隔壁温度セン
サ63、室温センサ62にて計測して比較する(ステッ
プ24)。隔壁31の温度が室内空間27の温度より低
い場合は(ステップ24;N)、隔壁温度カウンタに1
を加算し、カウント数が所定の値、例えば3以下か否か
を判断する(ステップ33)。隔壁温度カウンタは0に
初期化されており、ステップ23、ステップ24、ステ
ップ33で構成されるループの行われた回数をカウント
する。カウント数が3以下なら(ステップ33;Y)、
ステップ23に戻り待機する。カウント数が3より大き
い場合(ステップ33;N)、操作パネル12の隔壁温
度アラーム77を点灯する(ステップ34)。そして、
室内ファン13a、13bが稼働している場合はこれを
停止し(ステップ26)、屋根外面部27をクローズし
て、暖房動作を終了する。
【0050】隔壁31の温度が室内空間27の温度より
高い場合は(ステップ24;Y)、操作パネル12の電
源スイッチ70がオン状態であるか否か確認する(ステ
ップ25)。これは、ユーザが電源スイッチ70を押し
てオンした後、再度電源スイッチ70を押して、これを
オフ状態にしたか否かを確認するためである。電源スイ
ッチ70がオンである場合は(ステップ25;Y)、室
内ファン13a、13bを駆動する(ステップ28)。
そして、日照カウンタと隔壁温度カウンタを0に初期化
し(ステップ29)、ステップ21に戻る。
【0051】
【発明の効果】本発明によれば、従来積極的に使用され
ていなかった屋根部に室内温度調節装置を設置するた
め、省スペースで室内温度調節装置を設置することがで
きる。また、夏期は、水の気化熱により室内を冷却する
ため、従来の冷媒ガスの冷凍サイクルによる冷房装置に
比べて、省エネルギー、低騒音、環境に熱を放出しない
などの利点がある。また、屋根表面に太陽電池を設置
し、太陽電池によって発電された電力を利用したり、ま
た、雨水などの天然水を利用することにより、低コスト
で室内温度調節装置を稼働させることができる。また、
散水された水は、孔を複数形成した金属、プラスチック
などの多孔性の素材や、または、布、紙などの保水をす
ると同時に毛細管現象によって水をまんべんなく満たす
素材によって保水することにより、冷房効果を高めるこ
とができる。また、毛細管現象を積極的に行うため、人
工繊維などの細いファイバを束ねたもので保水部を形成
しても良い。また、冬季は、直射日光によって屋根を暖
め、その熱で、室内を暖房するために、省エネルギーで
かつ騒音、二酸化炭素などの排出物のない暖房装置を提
供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る室内温度調節装置の
概略を示した図である。
【図2】屋根外面部が閉じているところを示した図であ
る。
【図3】屋根外面部が開いているところを示した図であ
る。
【図4】室内温度調節装置1の制御機構を示したブロッ
ク図である。
【図5】操作パネルを示した図である。
【図6】室内温度調節装置1が冷房動作を行う場合の動
作を示したフローチャートである。
【図7】室内温度調節装置1が暖房動作を行う場合の動
作を示したフローチャートである。
【符号の説明】
1 室内温度調節装置。 2 屋根外面部 3 室外ファン 4 蓋 5 室内導通路 6 給水タンク 7 散水パイプ 8 外気吸気口 9 外気排気口 10 天井部 11 給水パイプ 12 操作パネル 13 室内ファン 14 とい 15 貯水槽 16 給水ポンプ 17 給水バルブ 18 浮き 19 排水管 20 散水バルブ 21 室内導通路蓋 22 水位センサ 23 室内空気吸気口 24 室内空気排気口 27 室内空間 30 保水部 31 隔壁 35 モータ 36 レール 37 レール 40 太陽電池パネル 41 太陽電池パネル 43 水分センサ 50 制御装置 51 中央制御部 52 ROM 53 RAM 54 バスライン 55 センサ部 60 日照センサ 61 降雨センサ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外気を吸入する外気吸気口と、前記外気
    吸気口から吸入した前記外気を排出する外気排気口と、
    前記外気吸気口から前記外気排気口へ前記外気を送風す
    る外気送風手段と、を有する第1の空気通路と、 室内の室内空気を吸入する室内空気吸気口と、前記室内
    空気吸気口から吸入した前記室内空気を前記室内に排出
    する室内空気排気口と、前記室内空気吸気口から前記室
    内空気排気口へ前記室内空気を送風する室内空気送風手
    段を有する第2の空気通路と、 前記第1の空気通路と前記第2の空気通路を区分し、か
    つ前記第1の空気通路と、前記第2の空気通路との熱交
    換を行う隔壁と、 前記隔壁の前記第1の空気通路側の表面に設置された保
    水部と、 前記保水部に散水する散水手段と、を内蔵した屋根から
    なる室内温度調節装置であって、 前記隔壁の表面に設置された保水部に散水された水が、
    前記外気送風手段にて前記第1の空気通路内を送風され
    る外気によって気化されることによって、前記保水部を
    冷却し、前記冷却された保水部と、前記室内空気送風手
    段にて前記第2の空気通路を送風される前記室内の空気
    が前記隔壁を介して熱交換をすることにより、前記室内
    の温度を下げることを特徴とする室内温度調節装置。
  2. 【請求項2】 前記保水部は、前記散水手段にて散水さ
    れた水を保持するための孔を複数形成した多孔性の素材
    からなることを特徴とする請求項1に記載の室内温度調
    節装置。
  3. 【請求項3】 前記保水部は、毛細管現象により、前記
    散水手段にて散水された水を拡散及び保持する素材から
    なることを特徴とする請求項1に記載の室内温度調節装
    置。
  4. 【請求項4】 前記素材は毛細管現象を起こすことので
    きる布質又は紙質の素材であることを特徴とする請求項
    3に記載の室内温度調節装置。
  5. 【請求項5】 前記隔壁は銅又はアルミ或いは、銅又は
    アルミを成分として含む合金により構成されたことを特
    徴とする請求項1から請求項4までの何れかの一に記載
    の室内温度調節装置。
  6. 【請求項6】 前記屋根の外側表面に太陽電池を更に備
    え、 前記外気送風手段と前記室内空気送風手段の内、少なく
    とも一方は、前記太陽電池により発電された電力を動力
    として使用することができることを特徴とする請求項1
    から請求項5までの何れかの一に記載の室内温度調節装
    置。
  7. 【請求項7】 前記第1の空気通路は、前記隔壁と対向
    する面を展開して、前記保水部に直射日光を照射する照
    射手段を更に備え、 前記照射手段にて直射日光を照射されて加熱された前記
    保水部からの熱伝導によって温度が上昇した前記隔壁
    と、前記室内空気送風手段にて前記第2の空気通路を送
    風される前記室内の空気が熱交換をすることにより、前
    記室内の温度を上昇させることを特徴とする室内温度調
    節装置。
  8. 【請求項8】 前記保水部の外面部は、直射日光を吸収
    するために黒色に着色されていることを特徴とする請求
    項1から請求項7までの何れかの一に記載の室内温度調
    節装置。
JP2000322170A 2000-10-23 2000-10-23 室内温度調節装置 Pending JP2002130740A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000322170A JP2002130740A (ja) 2000-10-23 2000-10-23 室内温度調節装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000322170A JP2002130740A (ja) 2000-10-23 2000-10-23 室内温度調節装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002130740A true JP2002130740A (ja) 2002-05-09
JP2002130740A5 JP2002130740A5 (ja) 2007-11-29

Family

ID=18800091

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000322170A Pending JP2002130740A (ja) 2000-10-23 2000-10-23 室内温度調節装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002130740A (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007523316A (ja) * 2004-02-18 2007-08-16 イダレックス テクノロジーズ インコーポレイテッド 端縁延在部を持つプレート熱および質量交換器
JP2009097759A (ja) * 2007-10-15 2009-05-07 Nohmi Bosai Ltd 降温用噴霧システム
KR101028494B1 (ko) 2008-09-01 2011-04-14 김서운 샌드위치판넬을 이용한 태양열 공기난방 일체식 구조
JP2012149783A (ja) * 2011-01-17 2012-08-09 Misawa Homes Co Ltd 太陽光集熱システム
KR101195862B1 (ko) * 2009-11-06 2012-11-05 주식회사 삼양감속기 태양광 발전기의 제어방법
KR101251937B1 (ko) 2011-04-18 2013-04-08 왕증권 태양에너지를 이용한 난방 및 발전이 가능한 장치
CN109506377A (zh) * 2018-12-29 2019-03-22 北方工业大学 用于炎热地区吸收式太阳能聚光自动调温辐射系统及屋顶、墙体
JP2019124395A (ja) * 2018-01-16 2019-07-25 パナソニックIpマネジメント株式会社 冷却装置
JP2023023222A (ja) * 2021-08-04 2023-02-16 株式会社フナボリ 室外機排気冷却装置
JP7367241B2 (ja) 2023-01-26 2023-10-23 雅彦 小室 お日様冷暖房設備

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0732461U (ja) * 1993-11-22 1995-06-16 正美 加藤 ソーラバッテリ利用の住宅用省エネ冷房システム

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0732461U (ja) * 1993-11-22 1995-06-16 正美 加藤 ソーラバッテリ利用の住宅用省エネ冷房システム

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007523316A (ja) * 2004-02-18 2007-08-16 イダレックス テクノロジーズ インコーポレイテッド 端縁延在部を持つプレート熱および質量交換器
JP2009097759A (ja) * 2007-10-15 2009-05-07 Nohmi Bosai Ltd 降温用噴霧システム
KR101028494B1 (ko) 2008-09-01 2011-04-14 김서운 샌드위치판넬을 이용한 태양열 공기난방 일체식 구조
KR101195862B1 (ko) * 2009-11-06 2012-11-05 주식회사 삼양감속기 태양광 발전기의 제어방법
JP2012149783A (ja) * 2011-01-17 2012-08-09 Misawa Homes Co Ltd 太陽光集熱システム
KR101251937B1 (ko) 2011-04-18 2013-04-08 왕증권 태양에너지를 이용한 난방 및 발전이 가능한 장치
JP2019124395A (ja) * 2018-01-16 2019-07-25 パナソニックIpマネジメント株式会社 冷却装置
JP7065296B2 (ja) 2018-01-16 2022-05-12 パナソニックIpマネジメント株式会社 冷却装置
CN109506377A (zh) * 2018-12-29 2019-03-22 北方工业大学 用于炎热地区吸收式太阳能聚光自动调温辐射系统及屋顶、墙体
CN109506377B (zh) * 2018-12-29 2020-06-19 北方工业大学 用于炎热地区吸收式太阳能聚光自动调温辐射系统及屋顶、墙体
JP2023023222A (ja) * 2021-08-04 2023-02-16 株式会社フナボリ 室外機排気冷却装置
JP7367241B2 (ja) 2023-01-26 2023-10-23 雅彦 小室 お日様冷暖房設備

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101441098B1 (ko) 열 펌프 시스템
US20020117166A1 (en) Solar-system house
CN201106902Y (zh) 一种湿风冷却的分体式单冷空调器
JP2002130740A (ja) 室内温度調節装置
JPH0348299B2 (ja)
CN211046177U (zh) 一种基于互联网技术的智能箱式变电站
JP2004197974A (ja) 住宅の空調装置および空調方法
JP2006112210A (ja) 屋内環境改善建物
JP4341848B2 (ja) 空気集熱式ソーラー除湿涼房システム
JPH0972618A (ja) ソーラーシステム
JP2002030703A (ja) 住宅の水循環構造
CN208296146U (zh) 一种环境除湿节能系统
JP2012088008A (ja) 建物通気システム
JP3192748B2 (ja) 住宅の風力換気機構
JP2008281285A (ja) 空気調和システム及び建物
JP2021004461A (ja) 散水システム、散水制御プログラム、ホストコンピューター及び記録媒体
JP2000073465A (ja) 建物の冷房方法および装置
JP2000265585A (ja) 建物の冷却装置及び建物の環境創造装置
JP4758017B2 (ja) 冷房システム
JP2005188873A (ja) ソーラーシステムハウス
JP2000297502A (ja) 住宅の環境維持システム
JPH085161A (ja) ソーラーシステムハウス
JP3066456B2 (ja) ソーラーシステムハウス
KR102457373B1 (ko) 에너지 절약형 공공쉼터 시스템
KR102457365B1 (ko) 절전형 공공쉼터 시스템

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071012

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071012

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100630

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20101125