JPH0732461U - ソーラバッテリ利用の住宅用省エネ冷房システム - Google Patents

ソーラバッテリ利用の住宅用省エネ冷房システム

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JPH0732461U
JPH0732461U JP7087793U JP7087793U JPH0732461U JP H0732461 U JPH0732461 U JP H0732461U JP 7087793 U JP7087793 U JP 7087793U JP 7087793 U JP7087793 U JP 7087793U JP H0732461 U JPH0732461 U JP H0732461U
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water
energy
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roof
solar battery
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Pending
Application number
JP7087793U
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Inventor
正美 加藤
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正美 加藤
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】【目的】 地上等または 住宅の屋根に散水装置を設置
し、散水のコントロールをソーラパネルで発電される電
力を用いて行うことにより、日照時に自動的に植物等の
灌水または水の気化熱を利用した住宅の冷房を実現させ
ることを目的とした無公害、低コスト、省エネルギーを
特徴とするソーラバッテリ利用の住宅用省エネ冷房シス
テム。 【構成】 水道の水栓に水栓開閉機構、バッテリ収納部
等を有するコントロールボックスを接続し、さらに当該
コントロールボックスにホースを接続し先端に散水装置
を装着する。それを地上等の植物等の近く、または屋根
上部まで延長する。また屋根上の日当りの良い適当な
位置にソーラパネルを設置し、その出力を導電線を用い
てコントロールボックス内に収容したバッテリに供給す
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は建造物の屋根に自動的に散水することにより、冷房効果を得るソーラ バッテリ利用の住宅用省エネ冷房システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の住宅用パッシブ冷房装置としては (1) 外壁と内壁の間に空気の対流を可能とする空間を設ける方法 (2) 大型の水タンクを用意し、その熱容量を利用する方法 などが知られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら(1)の方法では ・家の構造自体を特殊なものにする必要があり、新築時に設計段階から計画しな いと導入不可能である ・そのような構造にすることにより建築コストが大幅に上昇する などの欠点があった。 また、(2)の方法では ・水タンクの容量がかなり必要であり、一般家庭内には設置スペースがなかなか 見い出せない ・タンクのコストが高く、水漏れの恐れもある などの問題点があった。
【0004】 本発明はこのような欠点を解決し、既建築住宅にも簡単に低コストで取り付け ることができるパッシブ冷房装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明では屋根に水を散水し、その気化熱を利用す ることにより低コスト、無公害で効率良く室内を冷やすことを可能とした。この 際、散水のコントロールをソーラパネルの起電力を用いることにより行うため、 夏の暑い日照時のみ自動的に冷房効果が得られることを特徴とする。
【0006】 構成方法の一例として図1および図2に示すように、水道の水栓の先に水栓開閉 機構、バッテリ収納部等を有するコントロールボックスを接続し、さらに当該コ ントロールボックスにホースを接続し、それを屋根上部まで延長する。この屋根 上部に設置したホースの先端に、請求項2で述べた散水装置(図1)、または請 求項3で述べた散水装置(図2)を装着する。
【0007】 また屋根上の日当りの良い適当な位置にソーラパネルを設置し、その出力を導電 線を用いてコントロールボックス内に収容したバッテリに供給する。
【0008】
【作用】
上記のように構成されたソーラバッテリ利用の住宅用省エネ冷房システムにおい て、太陽光がソーラパネルに当たると発電され、その出力はバッテリに蓄えられ る。バッテリの容量はセンサにより監視されるようにし、ある一定容量を超えた ことが検知されると、そのバッテリを利用した水栓開閉機構が作動し、水栓が開 かれる。 そうすると水圧により図1又は図2の散水装置が作動し、屋根にバッ テリがディスチャージされるまで一定量の散水がなされることになる。
【0009】
【考案の効果】
本発明は、以上説明したように構成されているので、以下に記載されるような効 果を奏する。
【0010】 屋根上に散水された水は、夏の太陽光により熱せられ蒸発するが、この際、屋根 から気化熱が奪われるため屋根の温度が低下し、それに伴い部屋の室内温度も低 下することとなる。真夏の打ち水効果を自動的に、それも晴天の暑い日のみ実現 することとなる。
【0011】 従って、環境汚染の心配は全くなく、しかも極めて省エネルギー、省資源、低コ ストで冷房効果を得ることが可能となる。 さらに装置自体は小型であるため既 設住宅にも簡単に取り付けることができる。
【0012】 なお、ソーラパネルの枚数、バッテリ容量、センサの検出値を適宜設定すること により、一日の散水頻度、継続時間等の調整を行うことも可能となる。
【提出日】平成5年11月29日
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】考案の詳細な説明
【補正方法】変更
【補正内容】 【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は建造物の屋根に自動的に散水することにより、冷房効果を得るソーラバ ッテリ利用の住宅用省エネ冷房システムに関する。 また、散水の対象を植物等 とすることにより自動灌水装置としても利用可能なシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の住宅用パッシブ冷房装置としては (1) 外壁と内壁の間に空気の対流を可能とする空間を設ける方法 (2) 大型の水タンクを用意し、その熱容量を利用する方法 などが知られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら(1)の方法では ・家の構造自体を特殊なものにする必要があり、新築時に設計段階から計画しな いと導入不可能である ・そのような構造にすることにより建築コストが大幅に上昇する などの欠点があった。 また、(2)の方法では ・水タンクの容量がかなり必要であり、一般家庭内には設置スペースがなかなか 見い出せない ・タンクのコストが高く、水漏れの恐れもある などの問題点があった。
【0004】 本発明はこのような欠点を解決し、既建築住宅にも簡単に低コストで取り付け ることができるパッシブ冷房装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明では屋根に水を散水し、その気化熱を利用す ることにより低コスト、無公害で効率良く室内を冷やすことを可能とした。この 際、散水のコントロールをソーラパネルの起電力を用いることにより行うため、 夏の暑い日照時のみ自動的に冷房効果が得られることを特徴とする。
【0006】 構成方法の一例として図1および図2に示すように、水道の水栓の先に水栓開閉 機構、バッテリ収納部等を有するコントロールボックスを接続し、さらに当該コ ントロールボックスにホースを接続し、それを屋根上部まで延長する。この屋根 上部に設置したホースの先端に、請求項2で述べた散水装置(図1)、または請 求項3で述べた散水装置(図2)を装着する。
【0007】 また屋根上の日当りの良い適当な位置にソーラパネルを設置し、その出力を導電 線を用いてコントロールボックス内に収容したバッテリに供給する。
【0008】
【作用】 上記のように構成されたソーラバッテリ利用の住宅用省エネ冷房システムにおい て、太陽光がソーラパネルに当たると発電され、その出力はバッテリに蓄えられ る。バッテリの容量はセンサにより監視されるようにし、ある一定容量を超えた ことが検知されると、そのバッテリを利用した水栓開閉機構が作動し、水栓が開 かれる。 そうすると水圧により図1又は図2の散水装置が作動し、屋根にバッ テリがディスチャージされるまで一定量の散水がなされることになる。
【0009】
【考案の効果】
本発明は、以上説明したように構成されているので、以下に記載されるような効 果を奏する。
【0010】 屋根上に散水された水は、夏の太陽光により熱せられ蒸発するが、この際、屋根 から気化熱が奪われるため屋根の温度が低下し、それに伴い部屋の室内温度も低 下することとなる。真夏の打ち水効果を自動的に、それも晴天の暑い日のみ実現 することとなる。
【0011】 従って、環境汚染の心配は全くなく、しかも極めて省エネルギー、省資源、低コ ストで冷房効果を得ることが可能となる。 さらに装置自体は小型であるため既 設住宅にも簡単に取り付けることができる。
【0012】 なお、ソーラパネルの枚数、バッテリ容量、センサの検出値を適宜設定すること により、一日の散水頻度、継続時間等の調整を行うことも可能となる。
【0013】 自動灌水装置としての基本的構成、作用は上述の住宅用省 エネ冷房システムと同一であるが、散水装置を地上等に設置し、散水の対象を植 物または定期的に水を必要とする物等とすることにより次のような効果が期待で きる。
【0014】 植物等への灌水を、天気が続き水が不足してきた頃に自動 的に行うことがソーラパネルの枚数、バッテリ容量、センサの検出値等を適宜設 定することで可能となる。
【0015】 従って、定期的に水を必要とする対象物に対し、家を留守 にする際のみならず、日常生活の中での水やり忘れ防止に多大な効果を発揮する
【図面の簡単な説明】
【図1】横長型散水装置を取り付けた見取図
【図2】円形型散水装置を取り付けた見取図
【符号の説明】
1 水道栓 2 コントロールボックス 3 ホース 4 ソーラパネル 5 散水装置
【手続補正書】
【提出日】平成5年11月29日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】実用新案登録請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【実用新案登録請求の範囲】

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 住宅の屋根に散水装置を設置し、散水の
    コントロールをソーラパネルで発電される電力を用いて
    行うことにより、暑い日照時に自動的に水の気化熱を利
    用した住宅の冷房を実現させる無公害、低コスト、省エ
    ネルギーを特徴とするソーラバッテリ利用の住宅用省エ
    ネ冷房システム。
  2. 【請求項2】 散水装置の形状が図1に示すような縦ま
    たは横方向に長い線状の構造を有し、散水がその長手方
    向に開けられた数箇所〜数十箇所の小穴より行われる請
    求項1記載のソーラバッテリ利用の住宅用省エネ冷房シ
    ステム。
  3. 【請求項3】 散水装置の形状が図2に示すような円
    形または矩形を有し、散水が当該装置より放射状に行わ
    れる請求項1記載のソーラバッテリ利用の住宅用省エネ
    冷房システム。
  4. 【請求項4】 ソーラパネルに接続されたバッテリの
    容量が設定したスレッショルドレベルを超えた時点で自
    動的に水道栓の開閉を行う請求項1記載のソーラバッテ
    リ利用の住宅用省エネ冷房システム。
  5. 【請求項5】 揚水力または散水力が水圧だけでは十
    分でないときには、ソーラパネルに接続されたバッテリ
    を利用して小型モーターを駆動することによりそれらの
    力を補う請求項1記載のソーラバッテリ利用の住宅用省
    エネ冷房システム。
JP7087793U 1993-11-22 1993-11-22 ソーラバッテリ利用の住宅用省エネ冷房システム Pending JPH0732461U (ja)

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JP7087793U JPH0732461U (ja) 1993-11-22 1993-11-22 ソーラバッテリ利用の住宅用省エネ冷房システム

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Family

ID=13444225

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JP7087793U Pending JPH0732461U (ja) 1993-11-22 1993-11-22 ソーラバッテリ利用の住宅用省エネ冷房システム

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JP (1) JPH0732461U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002130740A (ja) * 2000-10-23 2002-05-09 Akira Matsuyuki 室内温度調節装置
JP2005147635A (ja) * 2003-11-20 2005-06-09 Daikin Ind Ltd 補助冷却システム及び補助冷却方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002130740A (ja) * 2000-10-23 2002-05-09 Akira Matsuyuki 室内温度調節装置
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