JP2002130567A - 蛇腹管用接続装置 - Google Patents
蛇腹管用接続装置Info
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- JP2002130567A JP2002130567A JP2000327921A JP2000327921A JP2002130567A JP 2002130567 A JP2002130567 A JP 2002130567A JP 2000327921 A JP2000327921 A JP 2000327921A JP 2000327921 A JP2000327921 A JP 2000327921A JP 2002130567 A JP2002130567 A JP 2002130567A
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- Joints That Cut Off Fluids, And Hose Joints (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ねじ部材が接続位置までねじ込まれたことを
視覚のみならず、聴覚及び触覚によって確認することが
できるようにする。 【解決手段】 ねじ部材3には、打撃部材6の一端部を
固定する。打撃部材6の他端部内周面には、環状の突起
61を形成する。継手本体2の外周面には、ねじ部材を
初期位置から接続位置側へねじ込んだときに、突起61
を外周側へ押し上げて、打撃部材6の他端部を弾性的に
拡径させるテーパ面23bを形成する。継手本体2の外
周面には、ねじ部材3が接続位置までねじ込まれたとき
に、突起61が入り込む係合凹部24を形成する。
視覚のみならず、聴覚及び触覚によって確認することが
できるようにする。 【解決手段】 ねじ部材3には、打撃部材6の一端部を
固定する。打撃部材6の他端部内周面には、環状の突起
61を形成する。継手本体2の外周面には、ねじ部材を
初期位置から接続位置側へねじ込んだときに、突起61
を外周側へ押し上げて、打撃部材6の他端部を弾性的に
拡径させるテーパ面23bを形成する。継手本体2の外
周面には、ねじ部材3が接続位置までねじ込まれたとき
に、突起61が入り込む係合凹部24を形成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ガス管等の蛇腹
管を接続するための蛇腹管用接続装置に関する。
管を接続するための蛇腹管用接続装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、蛇腹管用接続装置は、蛇腹管が
挿入される接続孔を有する装置本体と、接続孔の蛇腹管
挿入側端部に螺合された筒状のねじ部材とを備えてお
り、蛇腹管をねじ部材の内部を通して接続孔に挿入した
後、ねじ部材を所定の接続位置までねじ込むと蛇腹管が
装置本体に接続されるようになっている。
挿入される接続孔を有する装置本体と、接続孔の蛇腹管
挿入側端部に螺合された筒状のねじ部材とを備えてお
り、蛇腹管をねじ部材の内部を通して接続孔に挿入した
後、ねじ部材を所定の接続位置までねじ込むと蛇腹管が
装置本体に接続されるようになっている。
【0003】蛇腹管を装置本体に確実に接続するために
は、ねじ部材を接続位置まで確実にねじ込むことが重要
である。そこで、特開平6−265072号公報、特開
平7−110088号公報に記載の接続装置において
は、ねじ部材が所定の接続位置までねじ込まれたとき
に、装置本体に突き当たる当接面をねじ部材に形成して
おき、この当接面が装置本体に突き当たったことを目視
することにより、ねじ部材が接続位置までねじ込まれた
ことを確認するようになっている。
は、ねじ部材を接続位置まで確実にねじ込むことが重要
である。そこで、特開平6−265072号公報、特開
平7−110088号公報に記載の接続装置において
は、ねじ部材が所定の接続位置までねじ込まれたとき
に、装置本体に突き当たる当接面をねじ部材に形成して
おき、この当接面が装置本体に突き当たったことを目視
することにより、ねじ部材が接続位置までねじ込まれた
ことを確認するようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の接続装置では、
ねじ部材が接続位置までねじ込まれたことを視覚以外の
感覚で認識することができない。このため、蛇腹管の接
続作業者は、蛇腹管が装置本体に確実に接続されたか否
かに不安を感じることがある。特に、蛇腹管がガス管で
ある場合には、蛇腹管が接続装置に確実に接続されてい
ないとガス漏れが生じるおそれがあるため、より強い不
安を抱く。
ねじ部材が接続位置までねじ込まれたことを視覚以外の
感覚で認識することができない。このため、蛇腹管の接
続作業者は、蛇腹管が装置本体に確実に接続されたか否
かに不安を感じることがある。特に、蛇腹管がガス管で
ある場合には、蛇腹管が接続装置に確実に接続されてい
ないとガス漏れが生じるおそれがあるため、より強い不
安を抱く。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、ねじ部材が
所定の接続位置までねじ込まれたことを、視覚のみなら
ず、聴覚及び触覚によって確認することができるように
し、それによって作業者の不安を払拭することを目的と
するものであり、蛇腹管が挿入される接続孔を有する装
置本体と、この装置本体の上記蛇腹管が挿入される側の
端部に螺合された筒状をなすねじ部材とを備え、上記蛇
腹管を上記ねじ部材の内部を通して上記装置本体の接続
孔に挿入した後、上記ねじ部材を上記装置本体に所定の
接続位置までねじ込むことにより、上記蛇腹管を上記装
置本体に接続するようにした蛇腹管用接続装置におい
て、上記装置本体と上記ねじ部材とのいずれか一方に打
撃部材を上記ねじ部材の軸線方向へ移動不能に設け、上
記打撃部材を上記装置本体と上記ねじ部材とのいずれか
他方に対して上記ねじ部材の軸線方向へ相対移動可能に
し、上記ねじ部材が上記接続位置までねじ込まれたと
き、上記打撃部材がそれ自体の弾性により上記他方に突
き当たるように構成したことを特徴としている。
所定の接続位置までねじ込まれたことを、視覚のみなら
ず、聴覚及び触覚によって確認することができるように
し、それによって作業者の不安を払拭することを目的と
するものであり、蛇腹管が挿入される接続孔を有する装
置本体と、この装置本体の上記蛇腹管が挿入される側の
端部に螺合された筒状をなすねじ部材とを備え、上記蛇
腹管を上記ねじ部材の内部を通して上記装置本体の接続
孔に挿入した後、上記ねじ部材を上記装置本体に所定の
接続位置までねじ込むことにより、上記蛇腹管を上記装
置本体に接続するようにした蛇腹管用接続装置におい
て、上記装置本体と上記ねじ部材とのいずれか一方に打
撃部材を上記ねじ部材の軸線方向へ移動不能に設け、上
記打撃部材を上記装置本体と上記ねじ部材とのいずれか
他方に対して上記ねじ部材の軸線方向へ相対移動可能に
し、上記ねじ部材が上記接続位置までねじ込まれたと
き、上記打撃部材がそれ自体の弾性により上記他方に突
き当たるように構成したことを特徴としている。
【0006】この場合、上記打撃部材を断面C字状ない
しは環状に形成し、上記打撃部材の一端部を上記一方の
外周面に上記ねじ部材の軸線方向へ移動不能に設け、上
記打撃部材の他端部を上記他方の外周面に対して移動可
能とし、上記ねじ部材が上記接続位置までねじ込まれた
ときに、上記打撃部材の他端部がそれ自体の弾性により
上記他方の外周面に突き当たるように構成してもよい。
上記打撃部材の他端部内周面に突出部を形成し、上記他
方の外周面には、上記打撃部材の移動に伴って上記突出
部を外周側へ移動させることにより打撃部材を拡径させ
るカム面と、上記ねじ部材が上記接続位置までねじ込ま
れたときに、上記突出部を入り込ませることにより、上
記打撃部材をそれ自体の弾性によって縮径させて上記他
方の外周面に突き当たらせる収容凹部とを形成するのが
望ましい。上記突出部を上記収容凹部に上記ねじ部材が
上記装置本体から外れる方向に対して移動不能に係合さ
せるのが望ましい。
しは環状に形成し、上記打撃部材の一端部を上記一方の
外周面に上記ねじ部材の軸線方向へ移動不能に設け、上
記打撃部材の他端部を上記他方の外周面に対して移動可
能とし、上記ねじ部材が上記接続位置までねじ込まれた
ときに、上記打撃部材の他端部がそれ自体の弾性により
上記他方の外周面に突き当たるように構成してもよい。
上記打撃部材の他端部内周面に突出部を形成し、上記他
方の外周面には、上記打撃部材の移動に伴って上記突出
部を外周側へ移動させることにより打撃部材を拡径させ
るカム面と、上記ねじ部材が上記接続位置までねじ込ま
れたときに、上記突出部を入り込ませることにより、上
記打撃部材をそれ自体の弾性によって縮径させて上記他
方の外周面に突き当たらせる収容凹部とを形成するのが
望ましい。上記突出部を上記収容凹部に上記ねじ部材が
上記装置本体から外れる方向に対して移動不能に係合さ
せるのが望ましい。
【0007】上記ねじ部材を上記装置本体の接続孔に螺
合させ、上記打撃部材を周方向の一部が切り欠かれるこ
とによって弾性的に拡縮径可能なリング体として形成
し、上記打撃部材を上記接続孔の内周面と上記ねじ部材
の外周面とのいずれか一方には上記ねじ部材の軸線方向
へ移動不能に、他方には移動可能に設け、上記ねじ部材
が上記接続位置までねじ込まれたときに、上記打撃部材
がそれ自体の弾性により上記他方に突き当たるように構
成してもよい。上記他方には、上記ねじ部材が上記接続
位置までねじ込まれたときに、上記打撃部材がそれ自体
の弾性によって入り込む第2収容凹部を形成し、この第
2収容凹部の底面に上記打撃部材が突き当たるように構
成することが望ましい。上記打撃部材を上記第2収容凹
部に上記ねじ部材が上記装置本体から外れる方向に対し
て移動不能に係合させることが望ましい。
合させ、上記打撃部材を周方向の一部が切り欠かれるこ
とによって弾性的に拡縮径可能なリング体として形成
し、上記打撃部材を上記接続孔の内周面と上記ねじ部材
の外周面とのいずれか一方には上記ねじ部材の軸線方向
へ移動不能に、他方には移動可能に設け、上記ねじ部材
が上記接続位置までねじ込まれたときに、上記打撃部材
がそれ自体の弾性により上記他方に突き当たるように構
成してもよい。上記他方には、上記ねじ部材が上記接続
位置までねじ込まれたときに、上記打撃部材がそれ自体
の弾性によって入り込む第2収容凹部を形成し、この第
2収容凹部の底面に上記打撃部材が突き当たるように構
成することが望ましい。上記打撃部材を上記第2収容凹
部に上記ねじ部材が上記装置本体から外れる方向に対し
て移動不能に係合させることが望ましい。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて図1〜図12を参照して説明する。図1〜図7は、
この発明の第1実施の形態を示す。この実施の形態は、
ガス管として用いられるフレキシブル管の継手(蛇腹管
用接続装置)1にこの発明を適用したものであり、継手
1は継手本体(装置本体)2とねじ部材3とを備えてい
る。
いて図1〜図12を参照して説明する。図1〜図7は、
この発明の第1実施の形態を示す。この実施の形態は、
ガス管として用いられるフレキシブル管の継手(蛇腹管
用接続装置)1にこの発明を適用したものであり、継手
1は継手本体(装置本体)2とねじ部材3とを備えてい
る。
【0009】継手本体2は、その中央部を基端面(図1
において左端面)2aから先端面(図1において右端
面)2bまで貫通する接続孔21が形成されることによ
って筒状をなしている。接続孔21は、基端側の小径孔
部21aと先端側の大径孔部21bとを有しており、小
径孔部21aと大径孔部21bとの間には環状の段差面
21cが形成されている。大径孔部21bの先端部に
は、雌ねじ部21dが形成されている。継手本体2の基
端部外周面には、テーパねじ部22が形成されている。
このテーパねじ部22がガスコンロ等のガス機器のガス
流入口(図示せず)に螺合固定されることにより、継手
本体2がガス機器に接続されるようになっている。継手
本体2は、ガス機器に一体に形成してもよい。その場合
には、接続孔22がガス機器の流入口として機能する。
において左端面)2aから先端面(図1において右端
面)2bまで貫通する接続孔21が形成されることによ
って筒状をなしている。接続孔21は、基端側の小径孔
部21aと先端側の大径孔部21bとを有しており、小
径孔部21aと大径孔部21bとの間には環状の段差面
21cが形成されている。大径孔部21bの先端部に
は、雌ねじ部21dが形成されている。継手本体2の基
端部外周面には、テーパねじ部22が形成されている。
このテーパねじ部22がガスコンロ等のガス機器のガス
流入口(図示せず)に螺合固定されることにより、継手
本体2がガス機器に接続されるようになっている。継手
本体2は、ガス機器に一体に形成してもよい。その場合
には、接続孔22がガス機器の流入口として機能する。
【0010】ねじ部材3は、筒状をなすものであり、そ
の基端部(図1において左端部)外周面には、雄ねじ部
31が形成されている。この雄ねじ部31が接続孔21
の雌ねじ部21dに螺合されている。ねじ部材3の先端
部外周には、継手本体2の先端側の外径とほぼ同一外径
を有する操作部32が形成されている。この操作部32
と雄ねじ部31との間には、環状の凹部33が形成され
ている。この凹部33の操作部32側の側面33aは、
ねじ部材3が図1に示す初期位置に位置しているときに
は、継手本体2の先端面2bから所定距離だけ離れてい
る。ねじ部材3を接続孔21にねじ込んで側面33aが
継手本体2の先端面2bに突き当たったときのねじ部材
3の位置が接続位置である(図3参照)。
の基端部(図1において左端部)外周面には、雄ねじ部
31が形成されている。この雄ねじ部31が接続孔21
の雌ねじ部21dに螺合されている。ねじ部材3の先端
部外周には、継手本体2の先端側の外径とほぼ同一外径
を有する操作部32が形成されている。この操作部32
と雄ねじ部31との間には、環状の凹部33が形成され
ている。この凹部33の操作部32側の側面33aは、
ねじ部材3が図1に示す初期位置に位置しているときに
は、継手本体2の先端面2bから所定距離だけ離れてい
る。ねじ部材3を接続孔21にねじ込んで側面33aが
継手本体2の先端面2bに突き当たったときのねじ部材
3の位置が接続位置である(図3参照)。
【0011】ねじ部材3の内部には、その先端面から基
端側へ向って延びる大径孔34と小径孔35とが順次形
成されている。大径孔34の内径は、継手本体2に接続
されるフレキシブル管Fの被覆管F1の外径より若干大
径になっている。したがって、大径孔34には、フレキ
シブル管Fが挿入可能である。小径孔35の内径は、フ
レキシブル管Fの蛇腹管F2の外径とほぼ同等か若干大
径であり、被覆管F1の外径より若干小径になってい
る。したがって、小径孔35には、フレキシブル管Fの
うちの蛇腹管F2だけが挿入可能である。
端側へ向って延びる大径孔34と小径孔35とが順次形
成されている。大径孔34の内径は、継手本体2に接続
されるフレキシブル管Fの被覆管F1の外径より若干大
径になっている。したがって、大径孔34には、フレキ
シブル管Fが挿入可能である。小径孔35の内径は、フ
レキシブル管Fの蛇腹管F2の外径とほぼ同等か若干大
径であり、被覆管F1の外径より若干小径になってい
る。したがって、小径孔35には、フレキシブル管Fの
うちの蛇腹管F2だけが挿入可能である。
【0012】上記接続孔21の大径孔部21bの段差面
21c側の端部には、支持部材4が摺動自在に設けられ
ている。この支持部材4は、金属製の保持筒41と、こ
の保持筒41の基端部(図1において左端部)にこれを
覆うようにして設けられたシール部材42とから構成さ
れている。保持筒41の先端部(図1において右端部)
外周には、リング状をなす拡縮径可能な係合部材5が拡
径状態で装着されている。この係合部材5は、大径孔部
21bの内周面に形成された係止面21eに突き当たる
ことによって継手本体2の先端側から基端側への移動が
阻止されている。したがって、支持部材4が基端側へ移
動すると、係合部材5が保持筒41から離脱して縮径す
る。一方、シール部材42は、その外周面が大径孔部2
1bの内周面に摺動自在に押圧接触している。シール部
材42の基端部側の端面は、支持部材4が継手本体2の
基端側へ移動すると段差面21cに押圧接触する。
21c側の端部には、支持部材4が摺動自在に設けられ
ている。この支持部材4は、金属製の保持筒41と、こ
の保持筒41の基端部(図1において左端部)にこれを
覆うようにして設けられたシール部材42とから構成さ
れている。保持筒41の先端部(図1において右端部)
外周には、リング状をなす拡縮径可能な係合部材5が拡
径状態で装着されている。この係合部材5は、大径孔部
21bの内周面に形成された係止面21eに突き当たる
ことによって継手本体2の先端側から基端側への移動が
阻止されている。したがって、支持部材4が基端側へ移
動すると、係合部材5が保持筒41から離脱して縮径す
る。一方、シール部材42は、その外周面が大径孔部2
1bの内周面に摺動自在に押圧接触している。シール部
材42の基端部側の端面は、支持部材4が継手本体2の
基端側へ移動すると段差面21cに押圧接触する。
【0013】継手本体2の先端部外周面とねじ部材3の
操作部32の基端側外周面との間には、打撃部材6が設
けられている。打撃部材6は、適度の弾性を有する樹脂
を筒状に成形してなるものであり、その一端部(図1に
おいて右端部)が装着部32の外周に嵌合固定されてい
る。打撃部材6の他端部は、継手本体2の外周に若干の
隙間をもって嵌合されている。打撃部材6の他端部は、
継手本体2に対してその軸線方向へ移動可能であれば、
継手本体2に接触状態で嵌合させてもよい。
操作部32の基端側外周面との間には、打撃部材6が設
けられている。打撃部材6は、適度の弾性を有する樹脂
を筒状に成形してなるものであり、その一端部(図1に
おいて右端部)が装着部32の外周に嵌合固定されてい
る。打撃部材6の他端部は、継手本体2の外周に若干の
隙間をもって嵌合されている。打撃部材6の他端部は、
継手本体2に対してその軸線方向へ移動可能であれば、
継手本体2に接触状態で嵌合させてもよい。
【0014】図4〜図7に示すように、打撃部材6の内
周面の他端部には、環状の突出部61が形成されてい
る。この突出部61は、断面台形状をなしており、操作
部32側を向く側面は、継手本体2の軸線(ねじ部材3
のねじ込み方向)と直交する垂直面61aになってい
る。一方、突出部61の継手本体2側を向く側面は、継
手本体2の先端側から基端側へ向うにしたがって大径に
なるテーパ面61bになっている。継手本体2の外周面
には、第1凹部23が環状に形成されている。この第1
凹部23は、突出部61とほぼ同一の断面形状を有して
おり、突出部61の垂直面61a及びテーパ面61bに
対応する垂直面23a,23bを有している。第1凹部
23は、ねじ部材3が初期位置に位置しているとき、突
出部61が嵌り込むように配置されている。したがっ
て、初期位置では、垂直面61a,23aが突き当た
り、それによってねじ部材3の基端側から先端側へ向か
う方向(ねじ部材3が継手本体2から外される方向)へ
の移動が阻止されている。その一方、ねじ部材3をねじ
込むと、突出部61がテーパ面(カム面)23bによっ
て打撃部材6の径方向外側へ押圧移動され、打撃部材6
の突出部61側の端部(他端部)が弾性的に拡径され
る。その後、さらにねじ部材3をねじ込むと、図5に示
すように、突出部61が継手本体2の外周面に乗り上が
り、打撃部材6の他端部が拡径した状態を維持しつつ、
突出部61が継手本体2の外周面上を基端側へ向って摺
動する。
周面の他端部には、環状の突出部61が形成されてい
る。この突出部61は、断面台形状をなしており、操作
部32側を向く側面は、継手本体2の軸線(ねじ部材3
のねじ込み方向)と直交する垂直面61aになってい
る。一方、突出部61の継手本体2側を向く側面は、継
手本体2の先端側から基端側へ向うにしたがって大径に
なるテーパ面61bになっている。継手本体2の外周面
には、第1凹部23が環状に形成されている。この第1
凹部23は、突出部61とほぼ同一の断面形状を有して
おり、突出部61の垂直面61a及びテーパ面61bに
対応する垂直面23a,23bを有している。第1凹部
23は、ねじ部材3が初期位置に位置しているとき、突
出部61が嵌り込むように配置されている。したがっ
て、初期位置では、垂直面61a,23aが突き当た
り、それによってねじ部材3の基端側から先端側へ向か
う方向(ねじ部材3が継手本体2から外される方向)へ
の移動が阻止されている。その一方、ねじ部材3をねじ
込むと、突出部61がテーパ面(カム面)23bによっ
て打撃部材6の径方向外側へ押圧移動され、打撃部材6
の突出部61側の端部(他端部)が弾性的に拡径され
る。その後、さらにねじ部材3をねじ込むと、図5に示
すように、突出部61が継手本体2の外周面に乗り上が
り、打撃部材6の他端部が拡径した状態を維持しつつ、
突出部61が継手本体2の外周面上を基端側へ向って摺
動する。
【0015】継手部材2の外周面には、第2凹部(収容
凹部)24が環状に形成されている。この第2凹部24
は、突出部61とほぼ同一の断面形状か、継手部材2の
軸線方向における長さが長い点を除いてほぼ同一である
断面形状を有しており、突出部61の垂直面61a及び
テーパ面61bに対応する垂直面23a,23bを有し
ている。図3及び図6に示すように、第2凹部24は、
ねじ部材3が接続位置までねじ込まれたとき、またはそ
の直前までねじ込まれたとき、突出部61が入り込むよ
うに配置されている。したがって、ねじ部材3を接続位
置までねじ込むと、打撃部材6の拡径した他端部がそれ
自体の弾性によって縮径し、突出部61が第2凹部24
に嵌り込む。突出部61が第2凹部24に嵌り込んだ状
態においては、垂直面61a,23aどうしが係合する
ことにより、ねじ部材3の継手部材2から外す方向への
移動が阻止される。なお、ねじ部材3のねじ込み方向へ
の移動は、前述したように、凹部33の側面33aが継
手部材2の先端面2bに突き当たることによって阻止さ
れる。
凹部)24が環状に形成されている。この第2凹部24
は、突出部61とほぼ同一の断面形状か、継手部材2の
軸線方向における長さが長い点を除いてほぼ同一である
断面形状を有しており、突出部61の垂直面61a及び
テーパ面61bに対応する垂直面23a,23bを有し
ている。図3及び図6に示すように、第2凹部24は、
ねじ部材3が接続位置までねじ込まれたとき、またはそ
の直前までねじ込まれたとき、突出部61が入り込むよ
うに配置されている。したがって、ねじ部材3を接続位
置までねじ込むと、打撃部材6の拡径した他端部がそれ
自体の弾性によって縮径し、突出部61が第2凹部24
に嵌り込む。突出部61が第2凹部24に嵌り込んだ状
態においては、垂直面61a,23aどうしが係合する
ことにより、ねじ部材3の継手部材2から外す方向への
移動が阻止される。なお、ねじ部材3のねじ込み方向へ
の移動は、前述したように、凹部33の側面33aが継
手部材2の先端面2bに突き当たることによって阻止さ
れる。
【0016】上記構成の継手1を用いてフレキシブル管
Fをガス機器に接続する場合には、テーパねじ部22を
ガス機器に螺合させて継手1をガス機器に接続するとと
もに、継手1にフレキシブル管Fを接続すればよい。継
手1とガス機器の接続と、継手1とフレキシブル管Fの
接続とはいずれを先に行ってもよい。
Fをガス機器に接続する場合には、テーパねじ部22を
ガス機器に螺合させて継手1をガス機器に接続するとと
もに、継手1にフレキシブル管Fを接続すればよい。継
手1とガス機器の接続と、継手1とフレキシブル管Fの
接続とはいずれを先に行ってもよい。
【0017】継手1にフレキシブル管Fを接続するに際
しては、図2に示すように、被覆管F1の先端部の適宜
範囲を除去し、蛇腹管F2の先端部を露出させる。そし
て、蛇腹管F2をねじ部材3から接続孔21内に挿入す
る。すると、蛇腹管F2の先端部が支持部材4のシール
部材42に突き当たる。蛇腹管F2をさらに挿入して、
支持部材4を基端側へ移動させると、係合部材5が支持
部材4から離脱し、縮径して蛇腹管F2の谷部に嵌合す
る。
しては、図2に示すように、被覆管F1の先端部の適宜
範囲を除去し、蛇腹管F2の先端部を露出させる。そし
て、蛇腹管F2をねじ部材3から接続孔21内に挿入す
る。すると、蛇腹管F2の先端部が支持部材4のシール
部材42に突き当たる。蛇腹管F2をさらに挿入して、
支持部材4を基端側へ移動させると、係合部材5が支持
部材4から離脱し、縮径して蛇腹管F2の谷部に嵌合す
る。
【0018】次に、ねじ部材3をねじ込む。図3に示す
ように、ねじ部材3が接続位置の若干手前の位置又は接
続位置に達すると、ねじ部材3の小径孔部35の基端側
内周面に形成されたテーパ面35aが係合部材5に突き
当たる。その状態でねじ部材3をさらにねじ込むと、ね
じ部材3が蛇腹管F2を係合部材5を介して継手本体2
の基端側へ押し、蛇腹管F2の先端部をシール部材42
に押し付けるとともに、シール部材42を段差面21c
に押し付ける。ねじ部材3を接続位置までねじ込むと、
蛇腹管F2がシール部材42にさらに強く押し付けられ
るとともに、シール部材42の端面が段差面21cに強
く押し付けられる。これにより、蛇腹管F2が継手本体
2に気密状態に接続される。
ように、ねじ部材3が接続位置の若干手前の位置又は接
続位置に達すると、ねじ部材3の小径孔部35の基端側
内周面に形成されたテーパ面35aが係合部材5に突き
当たる。その状態でねじ部材3をさらにねじ込むと、ね
じ部材3が蛇腹管F2を係合部材5を介して継手本体2
の基端側へ押し、蛇腹管F2の先端部をシール部材42
に押し付けるとともに、シール部材42を段差面21c
に押し付ける。ねじ部材3を接続位置までねじ込むと、
蛇腹管F2がシール部材42にさらに強く押し付けられ
るとともに、シール部材42の端面が段差面21cに強
く押し付けられる。これにより、蛇腹管F2が継手本体
2に気密状態に接続される。
【0019】また、ねじ部材3をねじ込むと、図5に示
すように、打撃部材6の突出部61がテーパ面23bに
よって押し上げられる。その結果、打撃部材6の他端部
が弾性的に拡径する。ねじ部材3をさらにねじ込むと、
図5に示すように、突出部61が継手本体2の外周面上
を摺動する。図6に示すように、ねじ部材3が接続位置
に達すると、突出部61が第2凹部24と対向する。そ
の結果、打撃部材6がそれ自体の弾性によって縮径し、
突出部61が第2凹部24に入り込む。そして、突出部
61の先端面(内周面)が第2凹部24の底面に突き当
たる。これにより、打撃音が発生する。この打撃音を聞
くことによって、ねじ部材3が接続位置に達したことを
確認することができる。また、突出部61が凹部24の
底面に突き当たることによって振動が発生する。この振
動は、打撃部材6および継手本体2からねじ部材3に伝
達される。ねじ部材3に伝達された振動は、手で感じる
ことができる。したがって、この継手1によれば、ねじ
部材3が所定の接続位置に達したことを視覚によって確
認することができるのみならず、聴覚(打撃音)及び触
覚(ねじ部材3に伝達される振動)によって確認するこ
とができる。よって、フレキシブル管Fが確実に接続さ
れたか否かという接続作業者が抱く不安を払拭すること
ができる。なお、突出部61のテーパ面61bを第2凹
部24のテーパ面24bに突き当てることによって打撃
音、及び振動を発生させるようにしてもよい。
すように、打撃部材6の突出部61がテーパ面23bに
よって押し上げられる。その結果、打撃部材6の他端部
が弾性的に拡径する。ねじ部材3をさらにねじ込むと、
図5に示すように、突出部61が継手本体2の外周面上
を摺動する。図6に示すように、ねじ部材3が接続位置
に達すると、突出部61が第2凹部24と対向する。そ
の結果、打撃部材6がそれ自体の弾性によって縮径し、
突出部61が第2凹部24に入り込む。そして、突出部
61の先端面(内周面)が第2凹部24の底面に突き当
たる。これにより、打撃音が発生する。この打撃音を聞
くことによって、ねじ部材3が接続位置に達したことを
確認することができる。また、突出部61が凹部24の
底面に突き当たることによって振動が発生する。この振
動は、打撃部材6および継手本体2からねじ部材3に伝
達される。ねじ部材3に伝達された振動は、手で感じる
ことができる。したがって、この継手1によれば、ねじ
部材3が所定の接続位置に達したことを視覚によって確
認することができるのみならず、聴覚(打撃音)及び触
覚(ねじ部材3に伝達される振動)によって確認するこ
とができる。よって、フレキシブル管Fが確実に接続さ
れたか否かという接続作業者が抱く不安を払拭すること
ができる。なお、突出部61のテーパ面61bを第2凹
部24のテーパ面24bに突き当てることによって打撃
音、及び振動を発生させるようにしてもよい。
【0020】また、突出部61が第2凹部24に入り込
んだ状態においては、ねじ部材3を継手本体2から抜き
出す方向へ移動させようとすると、突出部61の垂直面
61aが第2凹部24の垂直面24aに突き当たる。し
たがって、ねじ部材3は、継手本体2から外れる方向に
対しては打撃部材6を介して継手本体2に係止され、接
続位置から初期位置側へ移動するのを防止される。よっ
て、継手本体2に対する蛇腹管F2の接続状態を確実に
維持することができる。
んだ状態においては、ねじ部材3を継手本体2から抜き
出す方向へ移動させようとすると、突出部61の垂直面
61aが第2凹部24の垂直面24aに突き当たる。し
たがって、ねじ部材3は、継手本体2から外れる方向に
対しては打撃部材6を介して継手本体2に係止され、接
続位置から初期位置側へ移動するのを防止される。よっ
て、継手本体2に対する蛇腹管F2の接続状態を確実に
維持することができる。
【0021】次に、この発明の他の実施の形態について
説明する。なお、以下の実施の形態においては、上記の
実施の形態と異なる構成についてのみ説明し、上記実施
の形態と同様な構成部分には同一符号を付してその説明
を省略する。
説明する。なお、以下の実施の形態においては、上記の
実施の形態と異なる構成についてのみ説明し、上記実施
の形態と同様な構成部分には同一符号を付してその説明
を省略する。
【0022】図8は、打撃部材の他の例を示すものであ
り、この打撃部材6Aは、周方向の一部に切欠き62が
形成されることにより、略C字状に形成されている。こ
れにより、打撃部材6Aが拡縮径可能になっている。し
たがって、打撃部材6Aは、上記打撃部材6を構成する
樹脂より硬い樹脂によって形成する場合に適している。
り、この打撃部材6Aは、周方向の一部に切欠き62が
形成されることにより、略C字状に形成されている。こ
れにより、打撃部材6Aが拡縮径可能になっている。し
たがって、打撃部材6Aは、上記打撃部材6を構成する
樹脂より硬い樹脂によって形成する場合に適している。
【0023】図9はこの発明の第2の実施の形態を示
す。この実施の形態の継手1Aにおいては、打撃部材6
の一端部が継手本体2の先端部外周面に固定され、他端
部がねじ部材3の操作部32の外周に隙間をもって嵌合
されている。これに対応して、突出部61が操作部32
側の端部に形成され、上記の実施の形態における第1、
第2凹部23,24がねじ部材3に形成されている。
す。この実施の形態の継手1Aにおいては、打撃部材6
の一端部が継手本体2の先端部外周面に固定され、他端
部がねじ部材3の操作部32の外周に隙間をもって嵌合
されている。これに対応して、突出部61が操作部32
側の端部に形成され、上記の実施の形態における第1、
第2凹部23,24がねじ部材3に形成されている。
【0024】図10〜図12はこの発明の第3の実施の
形態を示す。この実施の形態の継手1Bにおいては、打
撃部材6Bが大径孔部21bの挿入側端部の内周面とこ
れに対向するねじ部材3の外周面との間に設けられてい
る。すなわち、図12に示すように、接続孔21の大径
孔部21bの内周面には、環状の仮固定溝25が形成さ
れている。この仮固定溝25の継手本体2の基端側にお
ける側面には、テーパ面(カム面)25aが形成されて
いる。
形態を示す。この実施の形態の継手1Bにおいては、打
撃部材6Bが大径孔部21bの挿入側端部の内周面とこ
れに対向するねじ部材3の外周面との間に設けられてい
る。すなわち、図12に示すように、接続孔21の大径
孔部21bの内周面には、環状の仮固定溝25が形成さ
れている。この仮固定溝25の継手本体2の基端側にお
ける側面には、テーパ面(カム面)25aが形成されて
いる。
【0025】仮固定溝25には、打撃部材6Bが挿入さ
れている。この打撃部材6Bは、断面円形の金属製のリ
ングの周方向の一部を切り欠いてC字状に形成すること
によって拡縮径可能にしたものであり、テーパ面25a
に突き当たることにより、若干縮径した状態で仮固定溝
25に挿入されている。しかも、打撃部材6Bは、テー
パ面25aに突き当たることにより、外周側の半分以下
の部分だけが仮固定溝25内に挿入されている。
れている。この打撃部材6Bは、断面円形の金属製のリ
ングの周方向の一部を切り欠いてC字状に形成すること
によって拡縮径可能にしたものであり、テーパ面25a
に突き当たることにより、若干縮径した状態で仮固定溝
25に挿入されている。しかも、打撃部材6Bは、テー
パ面25aに突き当たることにより、外周側の半分以下
の部分だけが仮固定溝25内に挿入されている。
【0026】ねじ部材3の雄ねじ部31より若干操作部
32側の外周面には、係止溝36が形成されている。こ
の係止溝36は、ねじ部材3が初期位置に位置している
とき、上記仮固定溝25と対向するように配置されてい
る。したがって、ねじ部材3が初期位置に位置している
ときには、打撃部材6Bの内周側の略半分が係止溝36
に収容されている。係止溝36の深さは、打撃部材6B
全体を収容することができるような深さに設定されてい
る。したがって、ねじ部材3をねじ込むと、打撃部材6
Bがテーパ面25aによって縮径され、打撃部材6B全
体が係止溝36内に収容される。ねじ部材3を接続位置
までねじ込んだとき係止溝36と対向する大径孔21b
の内周面には、環状の収容凹部(第2収容凹部)26が
形成されている。したがって、ねじ部材3を接続位置ま
でねじ込むと、打撃部材6Bがそれ自体の弾性によって
拡径し、収容凹部26の底面に突き当たる。このときに
発生する衝撃音及び振動を聴覚及び触覚で確認すること
ができる。
32側の外周面には、係止溝36が形成されている。こ
の係止溝36は、ねじ部材3が初期位置に位置している
とき、上記仮固定溝25と対向するように配置されてい
る。したがって、ねじ部材3が初期位置に位置している
ときには、打撃部材6Bの内周側の略半分が係止溝36
に収容されている。係止溝36の深さは、打撃部材6B
全体を収容することができるような深さに設定されてい
る。したがって、ねじ部材3をねじ込むと、打撃部材6
Bがテーパ面25aによって縮径され、打撃部材6B全
体が係止溝36内に収容される。ねじ部材3を接続位置
までねじ込んだとき係止溝36と対向する大径孔21b
の内周面には、環状の収容凹部(第2収容凹部)26が
形成されている。したがって、ねじ部材3を接続位置ま
でねじ込むと、打撃部材6Bがそれ自体の弾性によって
拡径し、収容凹部26の底面に突き当たる。このときに
発生する衝撃音及び振動を聴覚及び触覚で確認すること
ができる。
【0027】収容凹部26の深さは、打撃部材6Bを構
成する線材の半径とほぼ等しくなっている。したがっ
て、収容凹部26には、打撃部材6Bの外周側の略半分
が入り込む。その状態でねじ部材3を継手本体2から外
す方向(図12において右方)へ移動させようとする
と、係止溝36の図12における左側の側面36aおよ
び収容凹部26の右側の側面26aが打撃部材6Bにそ
れぞれ突き当たる。これにより、ねじ部材3の同方向へ
の移動が阻止され、蛇腹管F2の接続状態が維持され
る。
成する線材の半径とほぼ等しくなっている。したがっ
て、収容凹部26には、打撃部材6Bの外周側の略半分
が入り込む。その状態でねじ部材3を継手本体2から外
す方向(図12において右方)へ移動させようとする
と、係止溝36の図12における左側の側面36aおよ
び収容凹部26の右側の側面26aが打撃部材6Bにそ
れぞれ突き当たる。これにより、ねじ部材3の同方向へ
の移動が阻止され、蛇腹管F2の接続状態が維持され
る。
【0028】仮固定溝25、収容凹部26及び係止溝3
6については、仮固定溝25及び収容凹部26をねじ部
材3の外周面に形成し、係止溝36を接続孔21の大径
孔部21bの内周面に形成してもよい。そのようにした
場合には、打撃部材6Bが初期状態ではねじ部材3に形
成された仮固定溝25に拡径状態で挿入される。
6については、仮固定溝25及び収容凹部26をねじ部
材3の外周面に形成し、係止溝36を接続孔21の大径
孔部21bの内周面に形成してもよい。そのようにした
場合には、打撃部材6Bが初期状態ではねじ部材3に形
成された仮固定溝25に拡径状態で挿入される。
【0029】なお、この発明は、上記の実施の形態に限
定されるものでなく、適宜設計変更可能である。例え
ば、上記の実施の形態においては、ねじ部材3が蛇腹管
F2をその谷部に嵌合した係合部材5を介して押すこと
により、蛇腹管F2を継手本体2に接続するようにして
いるが、この発明は特開平6−58475号公報に記載
のもののような他の形式の継手にも適用することができ
る。勿論、継手以外の接続装置にも適用することができ
る。また、図10〜図12に示す継手1Bにおいては、
仮固定溝25を形成せずに、初期状態のときに打撃部材
6B全体が係止溝36内に収容されるようにしてもよ
い。
定されるものでなく、適宜設計変更可能である。例え
ば、上記の実施の形態においては、ねじ部材3が蛇腹管
F2をその谷部に嵌合した係合部材5を介して押すこと
により、蛇腹管F2を継手本体2に接続するようにして
いるが、この発明は特開平6−58475号公報に記載
のもののような他の形式の継手にも適用することができ
る。勿論、継手以外の接続装置にも適用することができ
る。また、図10〜図12に示す継手1Bにおいては、
仮固定溝25を形成せずに、初期状態のときに打撃部材
6B全体が係止溝36内に収容されるようにしてもよ
い。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、ねじ部材が所定の接続位置までねじ込まれたこと
を、視覚のみならず、聴覚及び触覚によって確認するこ
とができる。したがって、蛇腹管の接続が適正に行われ
たか否かについて接続作業者が抱く不安を払拭すること
ができるという効果が得られる。
ば、ねじ部材が所定の接続位置までねじ込まれたこと
を、視覚のみならず、聴覚及び触覚によって確認するこ
とができる。したがって、蛇腹管の接続が適正に行われ
たか否かについて接続作業者が抱く不安を払拭すること
ができるという効果が得られる。
【図1】この発明の第1実施の形態における初期状態を
示す断面図である。
示す断面図である。
【図2】同実施の形態を、蛇腹管を接続孔に挿入した状
態で示す断面図である。
態で示す断面図である。
【図3】同実施の形態を、蛇腹管の接続が完了した状態
で示す断面図である。
で示す断面図である。
【図4】同実施の形態の初期状態における要部の拡大断
面図である。
面図である。
【図5】ねじ部材を接続孔に若干ねじ込んだ状態におけ
る同実施の形態の要部の拡大断面図である。
る同実施の形態の要部の拡大断面図である。
【図6】ねじ部材を接続位置までねじ込んだ状態におけ
る図5と同様の断面図である。
る図5と同様の断面図である。
【図7】同実施の形態において用いられている打撃部材
を示す図であって、図7(A)はその平面図、図7
(B)は図7(A)のB−B線に沿う断面図である。
を示す図であって、図7(A)はその平面図、図7
(B)は図7(A)のB−B線に沿う断面図である。
【図8】打撃部材の他の例を示す図であって、図8
(A)、(B)はそれぞれ図7(A)、(B)と同様の
断面図である。
(A)、(B)はそれぞれ図7(A)、(B)と同様の
断面図である。
【図9】この発明の第2実施の形態を初期状態で示す断
面図である。
面図である。
【図10】この発明の第3実施の形態を、蛇腹管を接続
孔に挿入した状態で示す一部省略断面図である。
孔に挿入した状態で示す一部省略断面図である。
【図11】同実施の形態を、ねじ部材を接続位置までね
じ込んだ状態で示す一部省略断面図である。
じ込んだ状態で示す一部省略断面図である。
【図12】同実施の形態の初期状態における要部の拡大
断面図である。
断面図である。
F2 蛇腹管 1 蛇腹管接続用継手(蛇腹管用接続装置) 1A 蛇腹管接続用継手(蛇腹管用接続装置) 1B 蛇腹管接続用継手(蛇腹管用接続装置) 2 継手本体(装置本体) 3 ねじ部材 6 打撃部材 6A 打撃部材 6B 打撃部材 21 接続孔 23b テーパ面(カム面) 24 収容凹部 25a テーパ面(カム面) 26 収容凹部(第2収容凹部) 61 突出部
Claims (7)
- 【請求項1】 蛇腹管が挿入される接続孔を有する装置
本体と、この装置本体の上記蛇腹管が挿入される側の端
部に螺合された筒状をなすねじ部材とを備え、上記蛇腹
管を上記ねじ部材の内部を通して上記装置本体の接続孔
に挿入した後、上記ねじ部材を上記装置本体に所定の接
続位置までねじ込むことにより、上記蛇腹管を上記装置
本体に接続するようにした蛇腹管用接続装置において、 上記装置本体と上記ねじ部材とのいずれか一方に打撃部
材を上記ねじ部材の軸線方向へ移動不能に設け、上記打
撃部材を上記装置本体と上記ねじ部材とのいずれか他方
に対して上記ねじ部材の軸線方向へ相対移動可能にし、
上記ねじ部材が上記接続位置までねじ込まれたとき、上
記打撃部材がそれ自体の弾性により上記他方に突き当た
るように構成したことを特徴とする蛇腹管用接続装置。 - 【請求項2】 上記打撃部材を断面C字状ないしは環状
に形成し、上記打撃部材の一端部を上記一方の外周面に
上記ねじ部材の軸線方向へ移動不能に設け、上記打撃部
材の他端部を上記他方の外周面に対して移動可能とし、
上記ねじ部材が上記接続位置までねじ込まれたときに、
上記打撃部材の他端部がそれ自体の弾性により上記他方
の外周面に突き当たるように構成したことを特徴とする
請求項1に記載の蛇腹管用接続装置。 - 【請求項3】 上記打撃部材の他端部内周面に突出部を
形成し、上記他方の外周面には、上記打撃部材の移動に
伴って上記突出部を外周側へ移動させることにより打撃
部材を拡径させるカム面と、上記ねじ部材が上記接続位
置までねじ込まれたときに、上記突出部を入り込ませる
ことにより、上記打撃部材をそれ自体の弾性によって縮
径させて上記他方の外周面に突き当たらせる収容凹部と
を形成したことを特徴とする請求項2に記載の蛇腹管用
接続装置。 - 【請求項4】 上記突出部を上記収容凹部に上記ねじ部
材が上記装置本体から外れる方向に対して移動不能に係
合させたことを特徴とする請求項3に記載の蛇腹管用接
続装置。 - 【請求項5】 上記ねじ部材を上記装置本体の接続孔に
螺合させ、上記打撃部材を周方向の一部が切り欠かれる
ことによって弾性的に拡縮径可能なリング体として形成
し、上記打撃部材を上記接続孔の内周面と上記ねじ部材
の外周面とのいずれか一方には上記ねじ部材の軸線方向
へ移動不能に、他方には移動可能に設け、上記ねじ部材
が上記接続位置までねじ込まれたときに、上記打撃部材
がそれ自体の弾性により上記他方に突き当たるように構
成したことを特徴とする請求項1に記載の蛇腹管用接続
装置。 - 【請求項6】 上記他方には、上記ねじ部材が上記接続
位置までねじ込まれたときに、上記打撃部材がそれ自体
の弾性によって入り込む第2収容凹部を形成し、この第
2収容凹部の底面に上記打撃部材が突き当たるように構
成したことを特徴とする請求項5に記載の蛇腹管用接続
装置。 - 【請求項7】 上記打撃部材を上記第2収容凹部に上記
ねじ部材が上記装置本体から外れる方向に対して移動不
能に係合させたことを特徴とする請求項6に記載の蛇腹
管用接続装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000327921A JP2002130567A (ja) | 2000-10-27 | 2000-10-27 | 蛇腹管用接続装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000327921A JP2002130567A (ja) | 2000-10-27 | 2000-10-27 | 蛇腹管用接続装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002130567A true JP2002130567A (ja) | 2002-05-09 |
Family
ID=18804851
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000327921A Pending JP2002130567A (ja) | 2000-10-27 | 2000-10-27 | 蛇腹管用接続装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002130567A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008304057A (ja) * | 2007-05-10 | 2008-12-18 | Sankoo:Kk | コルゲート管継手 |
JP2008304047A (ja) * | 2007-05-10 | 2008-12-18 | Hitachi Metals Ltd | コルゲート管継手 |
JP2009127758A (ja) * | 2007-11-26 | 2009-06-11 | Osaka Gas Co Ltd | フレキシブル管用継手 |
JP2009127759A (ja) * | 2007-11-26 | 2009-06-11 | Osaka Gas Co Ltd | フレキシブル管用継手 |
JP2009162363A (ja) * | 2008-01-10 | 2009-07-23 | Osaka Gas Co Ltd | フレキシブル管用継手 |
JP2010048369A (ja) * | 2008-08-22 | 2010-03-04 | Koyo Sangyo Ltd | ガス用ソケット |
WO2018020898A1 (ja) * | 2016-07-28 | 2018-02-01 | 株式会社トヨックス | 管継手 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0712692U (ja) * | 1993-08-04 | 1995-03-03 | 日曹エンジニアリング株式会社 | 配管用継手機構 |
-
2000
- 2000-10-27 JP JP2000327921A patent/JP2002130567A/ja active Pending
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