JP2002130489A - バタフライバルブ - Google Patents

バタフライバルブ

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JP2002130489A
JP2002130489A JP2000327920A JP2000327920A JP2002130489A JP 2002130489 A JP2002130489 A JP 2002130489A JP 2000327920 A JP2000327920 A JP 2000327920A JP 2000327920 A JP2000327920 A JP 2000327920A JP 2002130489 A JP2002130489 A JP 2002130489A
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Koichi Hisada
幸一 久田
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Tomoe Technical Research Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シートリングのフランジ部のめくれを防
ぎ、しかもフランジ部と弁棒の間隔が狭くなる部分が生
じないようにして応力集中を防ぎ、シール力を均一に保
って製品の小型化や弁棒の大径化、バルブ本体の軽量化
を可能にする。 【解決手段】 ゴム製シートリング12のフランジ部1
2bの表面側一部を除く裏面側全体がバルブ本体11の
端面11bの嵌め込み段部11cに嵌め込まれ、フラン
ジ部12bの表面側一部がバルブ本体11の端面11b
から突出して段差を形成したものにおいて、フランジ部
12b外周面の裏面側縁部に嵌め込み段部11cの深さ
よりも小さい厚みの突起12cを半径方向に突設させ、
この突起12cを嵌め込み段部11cの隅に凹設された
環状溝11dに嵌合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、管路を流れる
水、空気、蒸気などの流体を制御するため、上記の管路
を構成する管の端部フランジと端部フランジとの間に取
付けられる工業用バタフライバルブであって、円筒状バ
ルブ本体に、その内面を被覆する円筒部と両側端面を被
覆するフランジ部とからなるゴム製のシートリングを着
脱自在に取付けて上記端部フランジおよび弁体周面との
各接触部をシールするようにしたバタフライバルブに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】管路を構成して前後に隣接する2本の管
の接続用端部フランジ間に介在させるバタフライバルブ
の円筒状バルブ本体に、該バルブ本体の内面を被覆する
円筒部およびバルブ本体の両側端面を被覆するフランジ
部とからなるゴム製のシートリングを取付け、このシー
トリングの円筒部で円板状弁体との接触部を、またシー
トリングのフランジ部で上記管の端部フランジとの接触
部をそれぞれシールするようにしたバタフライバルブに
おいて、上記のシートリングをバルブ本体に対し着脱自
在に構成したものが知られている。
【0003】例えば、図1のバタフライバルブは、実公
昭52−3700号公報および実公昭61−4774号
公報等によって知られている。図1において、1は円筒
状のバルブ本体、2はゴム製のシートリング、3は円板
状の弁体、4は弁棒である。シートリング2は、上記バ
ルブ本体1の内面に嵌合して該内面を被覆する円筒部2
aと、この円筒部2aの両端から半径方向外向きに突出
してバルブ本体1の端面を被覆するフランジ部2bとか
らなり、このフランジ部2bの縁部内側に沿って環状突
条2cが軸方向内向きに突設され、この環状突条2cが
バルブ本体1の端面に凹設した環状溝に嵌合し、この嵌
合によりシートリング2が固定される。
【0004】上記の構造において、上記シートリング2
のフランジ部2bの外面は、バルブ本体1の端面から突
出し、管路内で前後に隣接する2本の管(図示されてい
ない)の端部フランジ間に挟んで固定する際の締め代を
構成する。したがって、上記2本の管の端部フランジ間
に上記のバタフライバルブを挿入する際、管の端部フラ
ンジの縁にシートリング2のフランジ部2bが接触し、
半径方向に押されてフランジ部2bがめくれようとする
が、上記環状突条2cの嵌合により、めくれが防止され
る。
【0005】また、実公昭58−21955号公報に
は、図2に示すように、シートリング2のフランジ部2
bの縁部内側に環状突条2cを突設し、この環状突条2
cをバルブ本体1の端面に凹設した環状溝に嵌合したも
のにおいて、上記フランジ部2bの外周面に環状突条2
cの外周面から引っ込む段部2dを凹設する一方、バル
ブ本体1の上記環状溝内面に上記の段部2dに対応する
環状突条1aを突設し、この環状突条1aとシートリン
グ2のフランジ部2bの外周との引っ掛かりによって前
記のめくれを防止するようにしたものが開示されてい
る。
【0006】しかしながら、図1に示されるシートリン
グ2は、環状突条2cがフランジ部2bの内面からバル
ブ本体1の軸方向内向きに突出するので、弁棒4の取付
け部では、環状突条2cの頂部と弁棒4の間隔eがフラ
ンジ部2bの内面からの距離に比べて狭くなり、すなわ
ちバルブ本体1の厚みが急激に薄くなり、そのため製品
を小型化するために面間寸法Lを短くしたり、また高圧
用途を目的として弁棒4を太くしたり、更にバルブ本体
1の軽量化のためにバルブ本体1を合成樹脂製にしたり
した場合、環状突条2cの頂部と弁棒4との間の肉薄部
に応力集中が生じてバルブ本体1が破損し易くなり、ま
た環状突条2cの存在によりフランジ部2bの厚みが不
均一になるため、シール力が不均一になるという問題が
あった。また、図2のシートリング2においても、環状
突条2cの頂部と弁棒4の間隔が狭くなるため、前記同
様の問題があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、従来と同
様にシートリングがバルブ本体に対して着脱自在に形成
され、かつ管路に対するバタフライバルブの挿入時にシ
ートリングのめくれ難いバタフライバルブにおいて、シ
ートリングのフランジ部と弁棒の間隔が狭くなる部分が
生じないようにし、もって前記の応力集中を防ぎ、シー
ル力を均一に保って製品の小型化や弁棒の大径化、バル
ブ本体の軽量化を可能にするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明に係るバタフラ
イバルブは、円筒状バルブ本体の内面を被覆する円筒部
とその両端から外向きに突出するフランジ部とからなる
ゴム製シートリングの上記フランジ部の表面側一部を除
く裏面側全体がバルブ本体の端面に凹設された嵌め込み
段部に嵌め込まれ、シートリングのフランジ部表面側一
部がバルブ本体の端面から突出して段差を形成している
バタフライバルブにおいて、シートリングのフランジ部
外周面の裏面側縁部に沿って連続的または間欠的に上記
嵌め込み段部の深さよりも小さい厚みの突起が半径方向
に突設され、この突起が嵌め込み段部の隅に凹設された
環状溝に嵌合しており、シートリングのフランジ部の上
記突起を含む裏面全体が平面を形成していることを特徴
とする。
【0009】上記のバタフライバルブを管路内で前後に
隣接する2本の管の端部フランジ間に挿入する際、端部
フランジの縁にバタフライバルブの端面から突出してい
るシートリングのフランジ部が引っ掛かり、従来と同様
にフランジ部がめくれようとする。しかし、バルブ本体
の嵌め込み段部の隅に凹設された環状溝にシートリング
のフランジ部外周の突起が嵌合しているため、上記のめ
くれが防止される。
【0010】そして、上記の突起がバルブ本体の半径方
向に突出し、この突起を含むフランジ部の裏面全体が実
質的に平面に形成されているので、両側のフランジ部の
厚さが一定になる。したがって、バルブ本体の厚みは、
弁棒取付け部において弁棒の太さの分だけ薄くなるが、
弁棒の方向には一定になり、そのため従来生じていた応
力集中が避けられる。また、シートリングのフランジ部
の厚みが均一になるため、バタフライバルブを2本の管
の端部フランジ間に挿入し、固定した際、フランジ部の
シール力が全面にわたって均一になる。
【0011】なお、上記の突起は、前記のめくれを防止
することができる限り、フランジ部外周面の全周に連続
的に設けてもよく、また間欠的に設けてもよい。そし
て、その厚みおよび高さは、めくれを防止でき、かつ着
脱ができる範囲で適宜に設定することができるが、厚み
は2〜6mm程度が、また高さは5〜10mm程度がそれぞ
れ好ましい。また、上記の突起を構成するゴム層には、
ワイヤーまたは繊維コードを周方向に埋設するなどし
て、補強部材を設けることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】図3において、10はバタフライ
バルブ、11はバルブ本体、12はシートリング、13
は弁体、14は弁棒である。上記のバルブ本体11は、
金属または硬質合成樹脂によって円筒状に成型され、円
筒形の内面11aと左右の端面11bとを備え、端面1
1bには嵌め込み段部11cが凹設されている。シート
リング12は、加硫ゴムで形成され、上記バルブ本体1
1の内面11aを被覆する円筒部12aと、この円筒部
12aの両端から半径方向外向きに突出して上記の嵌め
込み段部11cに嵌合するフランジ部12bとを備えて
いる。
【0013】上記嵌め込み段部11cの深さおよびフラ
ンジ部12bの厚みは、常法にしたがってフランジ部1
2bの表面側一部を除く裏面側全体が嵌め込み段部11
cに嵌め込まれ、表面側一部がバルブ本体11の端面1
1bから突出して段差を形成するように設定される。一
方、弁体13は、金属によって円板状に作られ、その周
縁から直径方向に突出する弁棒14がバルブ本体11に
設けた軸受け部(図示されていない)で回転自在に支持
される。
【0014】この発明では、上記フランジ部12bの外
周面の裏面側縁部に沿って薄肉部を形成するように突起
12cが半径方向に突設される。すなわち、突起12c
を含むフランジ部12bの裏面が平面をもった円板を形
成する。一方、バルブ本体11の上記嵌め込み段部11
cの隅に上記突起12cの嵌め込み可能な環状溝11d
が凹設され、この環状溝11dに上記の突起12cが嵌
め込まれる。ただし、突起12cの厚みは、嵌め込み段
部11cの深さよりも小さく、好ましくは2mm以上、例
えば3mm程度に設定される。そして、バルブ本体11の
端面11bから環状溝11dまでの厚みは、3mm以上を
確保できることが好ましい。また、突起12cの高さ
は、好ましくは5mm程度に設定される。
【0015】上記の構造によれば、バタフライバルブ1
0を管路に取付ける際、管の端部フランジ(図示されて
いない)からシートリング12のフランジ部12bに図
3の下向き力が作用したとき、フランジ部12bが下向
きにめくれようとするが、突起12cがバルブ本体11
の端面11bに近い環状溝11dに嵌合して係止されて
いるため、上記のめくれが防止される。そして、突起1
2cを含むフランジ部12bの裏面が平面を形成してい
るため、管の端部フランジ間に挿入し、シートリング1
2に軸方向圧力が加わったときは、フランジ部12bの
シール力がシートリングのフランジ部と管の端部フラン
ジとの接触部全面で均一になり、かつバルブ本体11に
おける弁棒14の挿入部に応力集中が生じることもな
い。
【0016】なお、上記の実施形態において、シートリ
ング12のフランジ部12bに突設した突起12cのゴ
ム層内にスチールワイヤまたは繊維コードを補強部材と
して周方向に埋設し、めくれに対する抵抗力を向上させ
ることができる。
【0017】
【発明の効果】以上のとおり、この発明に係るバタフラ
イバルブは、従来と同様にバルブ本体に対してシートリ
ングを着脱することができ、かつバタフライバルブを管
路に取付ける際にシートリングのめくれを防ぐことがで
きる。しかも、シートリングのフランジ部内面が平面を
形成するので、従来生じていたバルブ本体の弁棒取付け
部に対する応力集中が防止されると共に、シール力がフ
ランジ部の全面にわたって均一になり、シール機能が向
上し、かつ製品の小型化や弁棒の大径化、バルブ本体の
軽量化が可能になる。特に請求項2に係る発明は、突起
の強度が向上し、上記のめくれが一層起き難くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のバタフライバルブの第1例を示す要部の
断面図である。
【図2】従来のバタフライバルブの第2例を示す要部の
断面図である。
【図3】この発明の実施形態を示す要部の断面図であ
る。
【符号の説明】
10:バタフライバルブ 11:バルブ本体 11a:内面、11b:端面、11c:嵌め込み段部、
11d:環状溝 12:シートリング 12a:円筒部、12b:フランジ部、12c:突起 13:弁体 14:弁棒

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒状バルブ本体の内面を被覆する円筒
    部とその両端から外向きに突出するフランジ部とからな
    るゴム製シートリングの上記フランジ部の表面側一部を
    除く裏面側全体がバルブ本体の端面に凹設された嵌め込
    み段部に嵌め込まれ、シートリングのフランジ部表面側
    一部がバルブ本体の端面から突出して段差を形成してい
    るバタフライバルブにおいて、シートリングのフランジ
    部外周面の裏面側縁部に沿って連続的または間欠的に上
    記嵌め込み段部の深さよりも小さい厚みの突起が半径方
    向に突設され、この突起が嵌め込み段部の隅に凹設され
    た環状溝に嵌合しており、シートリングのフランジ部の
    上記突起を含む裏面全体が平面を形成していることを特
    徴とするバタフライバルブ。
  2. 【請求項2】 シートリングのフランジ部外周面の突起
    を構成するゴム層が補強部材を備えている請求項1記載
    のバタフライバルブ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN102606752A (zh) * 2012-03-27 2012-07-25 首钢总公司 一种蝶阀
WO2019124697A1 (ko) * 2017-12-20 2019-06-27 조병규 고무붙이 버터플라이 밸브

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CN102606752A (zh) * 2012-03-27 2012-07-25 首钢总公司 一种蝶阀
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