JPH0542287Y2 - - Google Patents

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JPH0542287Y2
JPH0542287Y2 JP10090788U JP10090788U JPH0542287Y2 JP H0542287 Y2 JPH0542287 Y2 JP H0542287Y2 JP 10090788 U JP10090788 U JP 10090788U JP 10090788 U JP10090788 U JP 10090788U JP H0542287 Y2 JPH0542287 Y2 JP H0542287Y2
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valve
end wall
cylinder
elastic ring
valve body
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【考案の詳細な説明】 A 考案の目的 (1) 産業上の利用分野 本考案は逆止弁、特に、入口孔を有する第1端
壁、弁体案内筒および出口孔を有する第2端壁を
軸方向に連ねた円筒状弁筒を第1および第2半体
より構成し、弁筒内に、第1端壁に設けられた弁
座と共働する弁体と、その弁体を弁座との着座方
向へ付勢すべく固定端を第2端壁に支承される弁
ばねとを収容した逆止弁であつて、可撓性ホース
内に押込まれて弁筒外周面にそのホース内周面を
密着させた状態で使用されるものゝ改良に関す
る。
(2) 従来の技術 従来、この種逆止弁の弁筒を、入口孔を有する
第1端壁を備えた第1半体と、弁体案内筒および
出口孔を有する第2端壁を備えた第2半体とより
構成し、第1端壁端面の環状凹所に、弁体案内筒
端面の環状突起を嵌合して、両端面の外周縁相互
を超音波溶接により溶接したものが知られている
(実公昭57−19491号公報参照)。
(3) 考案が解決しようとする課題 しかしながら前記のように構成すると、第1、
第2半体を円周方向に超音波溶接することが技術
的に難しく、また弁筒と可撓性ホースとの間のシ
ール性確保のため超音波溶接により生じたばりを
除去しなければならないので、逆止弁の生産性が
悪いという問題がある。その上超音波溶接中に両
半体が軸方向に移動するため、弁座を持つ第1端
壁と弁ばねの固定端を支承する第2端壁との間の
間隔が各逆止弁毎に異なり、その結果弁ばねのセ
ツト荷重がまちまちとなつて逆止弁の開弁圧にば
らつきを生じるという問題もある。
本考案は前記に鑑み、超音波溶接を用いること
なく弁筒を構成して前記問題を解決し得るように
した前記逆止弁を提供することを目的とする。
B 考案の構成 (1) 課題を解決するための手段 本考案は、入口孔を有する第1端壁、弁体案内
筒および出口孔を有する第2端壁を軸方向に連ね
た円筒状弁筒を第1および第2半体より構成し、
前記弁筒内に、前記第1端壁に設けられた弁座と
共働する弁体と、該弁体を前記弁座との着座方向
へ付勢すべく固定端を前記第2端壁に支承される
弁ばねとを収容した逆止弁であつて、可撓性ホー
ス内に押込まれて前記弁筒外周面に該ホース内周
面を密着させた状態で使用されるものにおいて、
前記第2端壁はC字形弾性リングと、該弾性リン
グにそれの切欠きを通して嵌着される心部を備え
た端壁本体とよりなり、前記弾性リングを、前記
第1端壁に連設されて前記弁体案内筒の半径方向
一半部を形成する第1樋状部と一体化することに
より前記第1半体を構成し、前記端壁本体を、前
記第1端壁と前記弾性リングとの間に嵌込まれて
前記弁体案内筒の半径方向他半部を形成する第2
樋状部と一体化することにより前記第2半体を構
成したことを特徴とする。
(2) 作用 前記のように弁筒を、第1、第2半体を組合わ
せて構成すると、超音波溶接が不要となる。
また第2半体の第2樋状部を、第1半体の第1
端壁と弾性リングとの間に嵌込むことにより、両
半体の軸方向移動が防止される。これにより弁座
を持つ第1端壁と弁ばねの固定端を支承する第2
端壁との間の間隔を設定値通りにした弁筒が構成
され、その結果弁ばねのセツト荷重が一定とな
る。
前記のように弁筒を組合せ式に構成しても、弁
座を持つ第1端壁には両半体の合せ面が存しない
ので、その第1端壁外周面に可撓性ホース内周面
が密着することにより、弁座を挟む両区域間が確
実に遮断され、したがつて弁座を迂回する流体漏
れの問題は生じない。
さらに前記のように第1、第2半体の軸方向移
動を防止し、また弾性リングにより心部を挟持す
ることによつて、弁筒は十分な組合せ強度を有す
るので、その弁筒を可撓性ホース内に押込む際分
解することがない。
(3) 実施例 第1図は、本考案に係る逆止弁1を自動車の負
圧式ブレーキサーボモータへの負圧導入手段に適
用した場合を示し、ブレーキサーボモータのブー
スタシエル2に突設された負圧導入管3と、エン
ジンの吸気マニホルド4に突設された負圧導出管
5とが、ゴム、合成樹脂等よりなる可撓性ホース
6により接続されている。可撓性ホース6内に逆
止弁1が押込まれ、その弁筒7外周面にはホース
6内周面が密着している。逆止弁1は、ブースタ
シエル2から吸気マニホルド4への空気の流れの
みを許容するようになつている。
第2〜第6図に示すように逆止弁1は、入口孔
8を有する第1端壁91、弁体案内筒10、およ
び出口孔11を有する第2端壁92を軸方向に連
ねた合成樹脂製円筒状弁筒7内に、第1端壁91
に設けられた弁座12と協働する弁体13と、そ
の弁体13を弁座12との着座方向へ付勢すべく
固定端を第2端壁92に支承される弁ばね14と
を収容して構成される。第1端壁91は、弁体案
内筒10および第2端壁92よりも大径の環状突
部15を有し、その環状突部15は、逆止弁1を
可撓性ホース6内に押込んだとき、そのホース6
に食込んで逆止弁1の抜止めをなす。
第2端壁92は、C字形弾性リング16と、そ
の弾性リング16にそれの切欠き17を通して嵌
着される心部18および心部19外周面に突設さ
れて切欠き17に嵌込まれる突起19を備えた端
壁本体20とよりなる。
弾性リング16は、第1端壁91に連設されて
弁体案内筒10の半径方向一半部を形成する第1
樋状部211と一体化され、これにより弁筒7の
第1半体71が構成される。
また端壁本体20は、第2端壁92と弾性リン
グ16との間に嵌込まれて弁体案内筒10の半径
方向他半部を形成する第2樋状部212と一体化
され、これにより弁筒7の第2半体72が構成さ
れる。
前記のように第1、第2半体71,72を組合わ
せて弁筒7を構成すると、その組合せをワンタツ
チで行うことができ、これにより超音波溶接を不
要にしてそれに伴う前記問題点を除去することが
できる。
また第2半体72の第2樋状部212を、第1半
体71の第1端壁91および弾性リング16間に嵌
込むことにより、両半体71,72の軸方向移動を
防止することができ、これにより弁座12を持つ
第1端壁91と弁ばね14の固定端を支承する第
2端壁92との間の間隔を設定値通りにした弁筒
7が構成され、その結果弁ばね14のセツト荷重
を一定にして逆止弁1の開弁圧を安定化すること
ができる。
さらに弁筒7を第1、第2半体71,72よりな
る組合せ式に構成しても、弁座12を持つ第1端
壁91には両半体71,72の合せ面が存しないの
で、その第1端壁91外周面に可撓性ホース6内
周面が密着することにより、弁座12を挟むブー
スタシエル2および吸気マニホルド4間が確実に
遮断され、したがつて弁座12を迂回するエア漏
れの問題を生じることはない。
さらにまた、前記のように第1、第2半体71
2の軸方向移動を防止し、また弾性リング16
により心部18を挟持することによつて、弁筒7
は十分な組合せ強度を有するので、その弁筒7を
可撓性ホース6内に押込む際分解することがな
く、これにより可撓性ホース6内への逆止弁1の
押込みをスムーズに行うことができる。
C 考案の効果 本考案によれば、第1、第2半体をワンタツチ
で組合わせて弁筒を構成し得るので、生産性の良
い逆止弁を提供することができる。
また第1、第2半体の軸方向移動を防止して、
弁座を持つ第1端壁と弁ばねの固定端を支承する
第2端壁との間の間隔を設定値通りにした弁筒を
構成し、これにより弁ばねのセツト荷重を一定に
して逆止弁の開弁圧を安定化することができる。
さらに、流体漏れのおそれがなく、可撓性ホー
スへの押込みの容易な逆止弁を提供することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示し、第1図は自動
車の負圧式ブレーキサーボモータへの負圧導入手
段を示す縦断正面図、第2図は逆止弁の正面図、
第3図は逆止弁の縦断正面図で第4図−線断
面図に対応し、第4図は第2図−線断面図、
第5図は弁筒の分解斜視図、第6図は第2半体の
平面図である。 1……逆止弁、6……可撓性ホース、7……弁
筒、71,72……第1、第2半体、8……入口
孔、91,92……第1、第2端壁、10……弁体
案内筒、11……出口孔、12……弁座、13…
…弁体、14……弁ばね、16……弾性リング、
17……切欠き、18……心部、20……端壁本
体、211,212……第1、第2樋状部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 入口孔を有する第1端壁、弁体案内筒および出
    口孔を有する第2端壁を軸方向に連ねた円筒状弁
    筒を第1および第2半体より構成し、前記弁筒内
    に、前記第1端壁に設けられた弁座と共働する弁
    体と、該弁体を前記弁座との着座方向へ付勢すべ
    く固定端を前記第2端壁に支承される弁ばねとを
    収容した逆止弁であつて、可撓性ホース内に押込
    まれて前記弁筒外周面に該ホース内周面を密着さ
    せた状態で使用されるものにおいて、前記第2端
    壁はC字形弾性リングと、該弾性リングにそれの
    切欠きを通して嵌着される心部を備えた端壁本体
    とよりなり、前記弾性リングを、前記第1端壁に
    連設されて前記弁体案内筒の半径方向一半部を形
    成する第1樋状部と一体化することにより前記第
    1半体を構成し、前記端壁本体を、前記第1端壁
    と前記弾性リングとの間に嵌込まれて前記弁体案
    内筒の半径方向他半部を形成する第2樋状部と一
    体化することにより前記第2半体を構成したこと
    を特徴とする逆止弁。
JP10090788U 1988-07-29 1988-07-29 Expired - Lifetime JPH0542287Y2 (ja)

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