JP2002129590A - 回転式作業装置 - Google Patents
回転式作業装置Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 旋回ベアリングをコンパクト化することによ
り、コンパクトな破砕機を提供する。 【解決手段】 破砕機50のブラケット本体52,5
2′を、回転機構取付板部材53に旋回ベアリング54
を固着する固定ボルトのボルト穴の径方向の中心を通る
ボルトピッチ円Cp に沿うように湾曲形成すると共に、
凹曲面側を相対して回転機構取付板部材53に突設す
る。さすれば、荷重が分散して固定ボルトに伝達される
ので、最も大きな軸力を受けるアイドラリンクピン穴2
2側の2か所の固定ボルトの軸力が低減され、固定ボル
トを小径にすることができるから旋回ベアリング54を
コンパクトにすることができる。
り、コンパクトな破砕機を提供する。 【解決手段】 破砕機50のブラケット本体52,5
2′を、回転機構取付板部材53に旋回ベアリング54
を固着する固定ボルトのボルト穴の径方向の中心を通る
ボルトピッチ円Cp に沿うように湾曲形成すると共に、
凹曲面側を相対して回転機構取付板部材53に突設す
る。さすれば、荷重が分散して固定ボルトに伝達される
ので、最も大きな軸力を受けるアイドラリンクピン穴2
2側の2か所の固定ボルトの軸力が低減され、固定ボル
トを小径にすることができるから旋回ベアリング54を
コンパクトにすることができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、作業車両本体、例
えば油圧ショベル本体の起伏、かつ屈曲自在な作業腕の
先端に着脱自在に装着され、破砕機、圧砕機、およびフ
ォーク等の回転式作業装置の改善に関し、より詳しく
は、回転機構を構成する旋回ベアリングの小型化によ
り、軽量にし得るようにした回転式作業装置の技術分野
に属する。
えば油圧ショベル本体の起伏、かつ屈曲自在な作業腕の
先端に着脱自在に装着され、破砕機、圧砕機、およびフ
ォーク等の回転式作業装置の改善に関し、より詳しく
は、回転機構を構成する旋回ベアリングの小型化によ
り、軽量にし得るようにした回転式作業装置の技術分野
に属する。
【0002】
【従来の技術】作業車両、例えば油圧ショベル本体は、
その斜視図の図8に示すように構成されている。即ち、
油圧ショベル本体150は履帯走行式の下部走行体15
1と、この下部走行体151の上に旋回自在に搭載され
てなる上部旋回体152と、この上部旋回体152に搭
載されてなる運転室153と、前記上部旋回体152に
起伏自在に装着され、ブーム154aとアーム154b
とからなる屈曲自在な作業腕154とを備えている。こ
のような油圧ショベル本体150の作業腕154のアー
ム154bの先端には、作業目的に応じて種々の形式の
作業アタッチメントが装着されるが、それらの中に破砕
機1がある。
その斜視図の図8に示すように構成されている。即ち、
油圧ショベル本体150は履帯走行式の下部走行体15
1と、この下部走行体151の上に旋回自在に搭載され
てなる上部旋回体152と、この上部旋回体152に搭
載されてなる運転室153と、前記上部旋回体152に
起伏自在に装着され、ブーム154aとアーム154b
とからなる屈曲自在な作業腕154とを備えている。こ
のような油圧ショベル本体150の作業腕154のアー
ム154bの先端には、作業目的に応じて種々の形式の
作業アタッチメントが装着されるが、それらの中に破砕
機1がある。
【0003】周知のとおり、前記破砕機は、主として鉄
筋・鉄骨コンクリート構造物の解体作業に使用される
が、この破砕機1は、その側面図の図9(a)と、図9
(a)のD矢視図の図9(b)とに示すように構成され
ている。即ち、前記油圧ショベル本体の作業腕のアーム
の先端に、回転機構取付部である回転機構取付板部材3
が、この回転機構取付板部材3に設けられた平行な2枚
の取付用ブラケット2,2′を介して回動可能に装着さ
れ、前記回転機構取付板部材3の取付用ブラケット2,
2′の反対側に、回転機構である旋回ベアリング4が図
示しない固定ボルトにより固着されている。さらに、こ
の旋回ベアリング4の回転機構取付板部材3の反対側に
枠状フレーム5が取付けられており、この枠状フレーム
5に開閉支持ピン6を介してコンクリート構造物を破砕
する開閉作業体である破砕刃7,7′が取付けられてい
る。この破砕刃7,7′は、前記枠状フレーム5に設け
られた油圧シリンダ8で開閉されると共に、前記開閉支
持ピン6と直交する軸心を中心として回転されるもので
ある。
筋・鉄骨コンクリート構造物の解体作業に使用される
が、この破砕機1は、その側面図の図9(a)と、図9
(a)のD矢視図の図9(b)とに示すように構成され
ている。即ち、前記油圧ショベル本体の作業腕のアーム
の先端に、回転機構取付部である回転機構取付板部材3
が、この回転機構取付板部材3に設けられた平行な2枚
の取付用ブラケット2,2′を介して回動可能に装着さ
れ、前記回転機構取付板部材3の取付用ブラケット2,
2′の反対側に、回転機構である旋回ベアリング4が図
示しない固定ボルトにより固着されている。さらに、こ
の旋回ベアリング4の回転機構取付板部材3の反対側に
枠状フレーム5が取付けられており、この枠状フレーム
5に開閉支持ピン6を介してコンクリート構造物を破砕
する開閉作業体である破砕刃7,7′が取付けられてい
る。この破砕刃7,7′は、前記枠状フレーム5に設け
られた油圧シリンダ8で開閉されると共に、前記開閉支
持ピン6と直交する軸心を中心として回転されるもので
ある。
【0004】前記取付用ブラケット2,2′には、アー
ムの先端に連結するための連結ピン穴21と、破砕機1
を前記連結ピン穴21を支点として回動させるアイドラ
リンクが連結される連結部であるアイドラリンクピン穴
22とが設けられている。なお、前記破砕刃7,7′の
相対する側であって、かつ開閉支持ピン6付近に配設さ
れてなるものは、鉄筋を切断する開閉作業体であるカッ
ター71である。
ムの先端に連結するための連結ピン穴21と、破砕機1
を前記連結ピン穴21を支点として回動させるアイドラ
リンクが連結される連結部であるアイドラリンクピン穴
22とが設けられている。なお、前記破砕刃7,7′の
相対する側であって、かつ開閉支持ピン6付近に配設さ
れてなるものは、鉄筋を切断する開閉作業体であるカッ
ター71である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来例に係る破砕
機による鉄筋・鉄骨コンクリート構造物の解体作業にあ
っては、鉄筋や鉄骨等を引きちぎる、引き抜くといった
作業が頻繁に行われる。このような作業が行われるとき
には、破砕機本体を回転させる旋回ベアリングに大きな
引張力が作用する。また、作業腕を伸ばした状態におけ
る作業においても、油圧ショベル本体の安定性を得るた
めに、破砕機等の作業装置は可能な限り軽量であること
が好ましく、旋回ベアリングについても、破砕機本体を
コンパクトに設計できるようコンパクトなものを採用す
る方が好ましい。
機による鉄筋・鉄骨コンクリート構造物の解体作業にあ
っては、鉄筋や鉄骨等を引きちぎる、引き抜くといった
作業が頻繁に行われる。このような作業が行われるとき
には、破砕機本体を回転させる旋回ベアリングに大きな
引張力が作用する。また、作業腕を伸ばした状態におけ
る作業においても、油圧ショベル本体の安定性を得るた
めに、破砕機等の作業装置は可能な限り軽量であること
が好ましく、旋回ベアリングについても、破砕機本体を
コンパクトに設計できるようコンパクトなものを採用す
る方が好ましい。
【0006】ところで、旋回ベアリングの寸法は伝達す
る荷重の大きさにより決められる。但し、旋回ベアリン
グの周方向に対して不均一に荷重が伝達される場合に
は、大荷重が伝達されている部分に合わせて旋回ベアリ
ングのサイズを選定する必要がある。何故なら、大荷重
が伝達されている部分付近から破損が生じることになる
からである。従って、旋回ベアリングを可能な限りコン
パクトにするためには、旋回ベアリングに均一に荷重を
伝達させる、つまり旋回ベアリングの固定ボルトに作用
するボルト反力を極力均一化することが理想的である。
る荷重の大きさにより決められる。但し、旋回ベアリン
グの周方向に対して不均一に荷重が伝達される場合に
は、大荷重が伝達されている部分に合わせて旋回ベアリ
ングのサイズを選定する必要がある。何故なら、大荷重
が伝達されている部分付近から破損が生じることになる
からである。従って、旋回ベアリングを可能な限りコン
パクトにするためには、旋回ベアリングに均一に荷重を
伝達させる、つまり旋回ベアリングの固定ボルトに作用
するボルト反力を極力均一化することが理想的である。
【0007】しかしながら、取付用ブラケットを、アー
ムへの連結側から見たときには、取付用ブラケット装置
付近の構成説明図の図10(a)と、図10(a)のE
矢視図の図10(b)とに示すように、取付用ブラケッ
ト2,2′と、旋回ベアリング4を回転機構取付板部材
3に固着する固定ボルトのボルトピッチ円Cp とが丸印
で示す4か所で交差する。4か所の交差部分は高剛性で
あるため、伝達される荷重が4か所の交差部分に集中す
る。特に、アイドラリンクピン穴(連結ピン穴よりも板
部材に近い位置に設けられている。)側の2か所の交差
部分に大荷重が伝達される。そのため、アイドラリンク
ピン穴側の2か所の交差部分の固定ボルトには、縦軸に
比ボルト軸力(ボルト軸力/平均ボルト軸力)をとり、
横軸にボルトピッチ円Cp の角度(degree)をと
って示す、固定ボルトの比ボルト軸力説明図の図11に
示すように、これ以外の位置の他の固定ボルトよりも大
きな軸力が発生する。
ムへの連結側から見たときには、取付用ブラケット装置
付近の構成説明図の図10(a)と、図10(a)のE
矢視図の図10(b)とに示すように、取付用ブラケッ
ト2,2′と、旋回ベアリング4を回転機構取付板部材
3に固着する固定ボルトのボルトピッチ円Cp とが丸印
で示す4か所で交差する。4か所の交差部分は高剛性で
あるため、伝達される荷重が4か所の交差部分に集中す
る。特に、アイドラリンクピン穴(連結ピン穴よりも板
部材に近い位置に設けられている。)側の2か所の交差
部分に大荷重が伝達される。そのため、アイドラリンク
ピン穴側の2か所の交差部分の固定ボルトには、縦軸に
比ボルト軸力(ボルト軸力/平均ボルト軸力)をとり、
横軸にボルトピッチ円Cp の角度(degree)をと
って示す、固定ボルトの比ボルト軸力説明図の図11に
示すように、これ以外の位置の他の固定ボルトよりも大
きな軸力が発生する。
【0008】アイドラリンクピン穴側の2か所の交差部
分の固定ボルトの破損を防止するためには、この交差部
分の固定ボルトを大径にしなければならないので旋回ベ
アリングが大きくなり、コンパクトな破砕機を設計する
ことができない。つまり、破砕機のコスト低減が困難で
あるばかりでなく、油圧ショベル本体の安定性を得るた
めに必要以上に大型の油圧ショベル本体が必要になる
等、解体作業コストの関しても不利になるという経済上
の解決すべき課題があった。取付用ブラケットと回転機
構取付板部材との間には、上記図9(a)から良く理解
されるように、通常、補強リブが設けられているが、こ
れはあくまでも取付用ブラケットと回転機構取付板部材
との固着部の応力軽減を目的としており、アイドラリン
クピン穴側の2か所の交差部分の固定ボルトの軸力を軽
減させるというものではなかった。
分の固定ボルトの破損を防止するためには、この交差部
分の固定ボルトを大径にしなければならないので旋回ベ
アリングが大きくなり、コンパクトな破砕機を設計する
ことができない。つまり、破砕機のコスト低減が困難で
あるばかりでなく、油圧ショベル本体の安定性を得るた
めに必要以上に大型の油圧ショベル本体が必要になる
等、解体作業コストの関しても不利になるという経済上
の解決すべき課題があった。取付用ブラケットと回転機
構取付板部材との間には、上記図9(a)から良く理解
されるように、通常、補強リブが設けられているが、こ
れはあくまでも取付用ブラケットと回転機構取付板部材
との固着部の応力軽減を目的としており、アイドラリン
クピン穴側の2か所の交差部分の固定ボルトの軸力を軽
減させるというものではなかった。
【0009】従って、本発明の目的は、アイドラリンク
ピン穴側の2か所の交差部分の固定ボルトのボルト反力
を低減することにより、コンパクトな回転式作業装置を
提供することである。
ピン穴側の2か所の交差部分の固定ボルトのボルト反力
を低減することにより、コンパクトな回転式作業装置を
提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は上記実情に鑑み
てなされたものであって、従って上記課題を解決するた
めに、本発明の請求項1に係る回転式作業装置が採用し
た手段は、作業車両本体に起伏可能に枢支された作業腕
の先端に装着される回転式作業装置において、前記回転
式作業装置は、前記作業腕の先端に回動可能に装着され
る一対の取付用ブラケット装置と、この一対の取付用ブ
ラケット装置に取付けられた回転機構取付部と、この回
転機構取付部に取付けられた円形の取付部を有する回転
機構と、この回転機構により回転される開閉作業体とを
備え、前記回転機構取付部には、前記回転機構の取付部
を複数の固定ボルトにより固定する複数のボルト穴が形
成され、前記一対の取付用ブラケット装置のそれぞれ
は、前記複数のボルト穴の径方向の中心を通るボルトピ
ッチ円と交差するように前記回転機構取付部に固着され
ると共に、前記取付用ブラケット装置とボルトピッチ円
との交差部分に発生する応力集中を分散させる応力分散
手段が構成されてなることを特徴とする。
てなされたものであって、従って上記課題を解決するた
めに、本発明の請求項1に係る回転式作業装置が採用し
た手段は、作業車両本体に起伏可能に枢支された作業腕
の先端に装着される回転式作業装置において、前記回転
式作業装置は、前記作業腕の先端に回動可能に装着され
る一対の取付用ブラケット装置と、この一対の取付用ブ
ラケット装置に取付けられた回転機構取付部と、この回
転機構取付部に取付けられた円形の取付部を有する回転
機構と、この回転機構により回転される開閉作業体とを
備え、前記回転機構取付部には、前記回転機構の取付部
を複数の固定ボルトにより固定する複数のボルト穴が形
成され、前記一対の取付用ブラケット装置のそれぞれ
は、前記複数のボルト穴の径方向の中心を通るボルトピ
ッチ円と交差するように前記回転機構取付部に固着され
ると共に、前記取付用ブラケット装置とボルトピッチ円
との交差部分に発生する応力集中を分散させる応力分散
手段が構成されてなることを特徴とする。
【0011】本発明の請求項2に係る回転式作業装置が
採用した手段は、請求項1に記載の回転式作業装置にお
いて、前記応力分散手段は、前記取付用ブラケット装置
の前記回転機構取付部との固着部分を、前記ボルトピッ
チ円の円弧形状に略沿った形状に構成されてなることを
特徴とする。
採用した手段は、請求項1に記載の回転式作業装置にお
いて、前記応力分散手段は、前記取付用ブラケット装置
の前記回転機構取付部との固着部分を、前記ボルトピッ
チ円の円弧形状に略沿った形状に構成されてなることを
特徴とする。
【0012】本発明の請求項3に係る回転式作業装置が
採用した手段は、請求項1に記載の回転式作業装置にお
いて、前記取付用ブラケット装置は、前記作業腕との枢
着部を有するブラケット本体と、補強リブとを有し、前
記応力分散手段は、前記補強リブを前記ブラケット本体
と連結すると共に、前記ボルトピッチ円と交差するよう
に固着することにより構成されてなることを特徴とす
る。
採用した手段は、請求項1に記載の回転式作業装置にお
いて、前記取付用ブラケット装置は、前記作業腕との枢
着部を有するブラケット本体と、補強リブとを有し、前
記応力分散手段は、前記補強リブを前記ブラケット本体
と連結すると共に、前記ボルトピッチ円と交差するよう
に固着することにより構成されてなることを特徴とす
る。
【0013】本発明の請求項4に係る回転式作業装置が
採用した手段は、請求項3に記載の回転式作業装置にお
いて、前記ブラケット本体には、前記取付用ブラケット
装置を押し引きして前記枢着部回りに前記取付用ブラケ
ット装置を回動させるアイドラリンクを枢着するアイド
ラリンク枢着部が設けられ、前記補強リブは前記アイド
ラリンク枢着部付近まで延設されてなることを特徴とす
る。
採用した手段は、請求項3に記載の回転式作業装置にお
いて、前記ブラケット本体には、前記取付用ブラケット
装置を押し引きして前記枢着部回りに前記取付用ブラケ
ット装置を回動させるアイドラリンクを枢着するアイド
ラリンク枢着部が設けられ、前記補強リブは前記アイド
ラリンク枢着部付近まで延設されてなることを特徴とす
る。
【0014】本発明の請求項5に係る回転式作業装置が
採用した手段は、請求項1乃至4のうちの何れか一つの
項に記載の回転式作業装置において、前記応力分散手段
は、前記複数のボルト穴の少なくとも3つを強度的に連
結するように構成されてなることを特徴とする。
採用した手段は、請求項1乃至4のうちの何れか一つの
項に記載の回転式作業装置において、前記応力分散手段
は、前記複数のボルト穴の少なくとも3つを強度的に連
結するように構成されてなることを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態1に係
る回転式作業装置を、この回転式作業装置が破砕機50
である場合を例として、その取付用ブラケット装置51
付近の構成説明図の図1(a)と、図1(a)のA矢視
図の図1(b)と、固定ボルトの比ボルト軸力説明図
(固定ボルトの軸力の相違を明確にするために、本実施
の形態1の場合を実線で示し、また従来例の場合を破線
で示している。)の図2とを順次参照しながら、従来例
と同一のもの並びに同一機能を有するものには同一符号
を付して、その相違する点について説明する。但し、破
砕機を装着する油圧ショベル本体は、段落番号〔000
2〕において説明した従来例に係る油圧ショベル本体と
同構成であるから、本発明の実施の形態においては油圧
ショベル本体の構成に係る説明は割愛する。
る回転式作業装置を、この回転式作業装置が破砕機50
である場合を例として、その取付用ブラケット装置51
付近の構成説明図の図1(a)と、図1(a)のA矢視
図の図1(b)と、固定ボルトの比ボルト軸力説明図
(固定ボルトの軸力の相違を明確にするために、本実施
の形態1の場合を実線で示し、また従来例の場合を破線
で示している。)の図2とを順次参照しながら、従来例
と同一のもの並びに同一機能を有するものには同一符号
を付して、その相違する点について説明する。但し、破
砕機を装着する油圧ショベル本体は、段落番号〔000
2〕において説明した従来例に係る油圧ショベル本体と
同構成であるから、本発明の実施の形態においては油圧
ショベル本体の構成に係る説明は割愛する。
【0016】図1(a),(b)に示す符号50は、破
砕機(回転機構取付部より先端側は従来例と同様である
ので省略してある。)である。この破砕機50の取付用
ブラケット装置51を構成するブラケット本体52,5
2′は、図1(b)から良く理解されるように、旋回ベ
アリング54を回転機構取付板部材53に固着する固定
ボルトのボルト穴の径方向の中心を通るボルトピッチ円
Cp に沿うように湾曲形成されており、凹曲面側を相対
して回転機構取付板部材53に突設されてなる構成にな
っている。この場合、前記ブラケット52,52′の形
状が応力分散手段を構成するものである。
砕機(回転機構取付部より先端側は従来例と同様である
ので省略してある。)である。この破砕機50の取付用
ブラケット装置51を構成するブラケット本体52,5
2′は、図1(b)から良く理解されるように、旋回ベ
アリング54を回転機構取付板部材53に固着する固定
ボルトのボルト穴の径方向の中心を通るボルトピッチ円
Cp に沿うように湾曲形成されており、凹曲面側を相対
して回転機構取付板部材53に突設されてなる構成にな
っている。この場合、前記ブラケット52,52′の形
状が応力分散手段を構成するものである。
【0017】上記構成になる破砕機50では、回転機構
取付板部材53から旋回ベアリング54のより広い範囲
に荷重が伝達されるから、固定ボルトに作用する最大の
軸力が効果的に低減される。より具体的には、図2にお
いて実線で示すように、アイドラリンク枢着部であるア
イドラリンクピン穴22側の2か所の交差部分に対応す
る位置の固定ボルトの最大の比ボルト軸力は、破線で示
す従来例では6.5であるのに対して、本実施の形態1
では4.0になっており、約38%も低下している。し
かも、連結ピン穴21側の2か所の交差部分に対応する
位置の固定ボルトの軸力も低下している。
取付板部材53から旋回ベアリング54のより広い範囲
に荷重が伝達されるから、固定ボルトに作用する最大の
軸力が効果的に低減される。より具体的には、図2にお
いて実線で示すように、アイドラリンク枢着部であるア
イドラリンクピン穴22側の2か所の交差部分に対応す
る位置の固定ボルトの最大の比ボルト軸力は、破線で示
す従来例では6.5であるのに対して、本実施の形態1
では4.0になっており、約38%も低下している。し
かも、連結ピン穴21側の2か所の交差部分に対応する
位置の固定ボルトの軸力も低下している。
【0018】本実施の形態1に係る破砕機50によれ
ば、上記のとおり、アイドラリンクピン穴22側の2か
所の交差部分に対応する位置の固定ボルトの最大の比ボ
ルト軸力が、従来例よりも大幅に低減されるから、従来
例よりもコンパクトな旋回ベアリングを採用することが
できる。
ば、上記のとおり、アイドラリンクピン穴22側の2か
所の交差部分に対応する位置の固定ボルトの最大の比ボ
ルト軸力が、従来例よりも大幅に低減されるから、従来
例よりもコンパクトな旋回ベアリングを採用することが
できる。
【0019】従って、破砕機本体のコンパク設計が可能
になるから、破砕機50の製造コストの低減、油圧ショ
ベル本体の安定性の向上に寄与することが可能になる。
また、従来例に係る破砕機の場合よりも、軽量の補助ウ
エイトを備えた油圧ショベル本体(後部旋回半径が減少
する。)、あるいはより小型の油圧ショベル本体に装着
することができるから、従来よりも狭い作業現場での解
体作業が可能になるのに加えて、解体作業コストの低減
(燃費の減少等)が可能になるという優れた経済効果を
発揮することができる。
になるから、破砕機50の製造コストの低減、油圧ショ
ベル本体の安定性の向上に寄与することが可能になる。
また、従来例に係る破砕機の場合よりも、軽量の補助ウ
エイトを備えた油圧ショベル本体(後部旋回半径が減少
する。)、あるいはより小型の油圧ショベル本体に装着
することができるから、従来よりも狭い作業現場での解
体作業が可能になるのに加えて、解体作業コストの低減
(燃費の減少等)が可能になるという優れた経済効果を
発揮することができる。
【0020】本発明の実施の形態2に係る破砕機60
を、その取付用ブラケット装置61付近の構成説明図の
図3(a)と、図3(a)のB矢視図の図3(b)と、
固定ボルトの比ボルト軸力説明図(固定ボルトの軸力の
相違を明確にするために、本実施の形態2の場合を実線
で示し、従来例の場合を破線で示している。)の図4と
を順次参照しながら、従来例と同一のもの並びに同一機
能を有するものには同一符号を付して、その相違する点
について説明する。なお、本実施の形態2が上記実施の
形態1と相違するところは、取付用ブラケット装置の構
成の相違にあるから、破砕機60の構成については取付
用ブラケット装置の説明だけに止める。
を、その取付用ブラケット装置61付近の構成説明図の
図3(a)と、図3(a)のB矢視図の図3(b)と、
固定ボルトの比ボルト軸力説明図(固定ボルトの軸力の
相違を明確にするために、本実施の形態2の場合を実線
で示し、従来例の場合を破線で示している。)の図4と
を順次参照しながら、従来例と同一のもの並びに同一機
能を有するものには同一符号を付して、その相違する点
について説明する。なお、本実施の形態2が上記実施の
形態1と相違するところは、取付用ブラケット装置の構
成の相違にあるから、破砕機60の構成については取付
用ブラケット装置の説明だけに止める。
【0021】ブラケット本体62,62′は台形山形状
に折曲げ形成され、凸部側を相反する方向に向け、各平
面の下端が固定ボルトのボルト穴の径方向の中心を通る
ボルトピッチ円Cp の弦となる位置に固着されている。
この場合は、ブラケット本体62,62′により取付用
ブラケット装置61が構成されると共に、これらブラケ
ット本体62,62′の形状が応力分散手段を構成する
ものである。なお、符号63は回転機構取付板部材であ
り、符号64は旋回ベアリングである。
に折曲げ形成され、凸部側を相反する方向に向け、各平
面の下端が固定ボルトのボルト穴の径方向の中心を通る
ボルトピッチ円Cp の弦となる位置に固着されている。
この場合は、ブラケット本体62,62′により取付用
ブラケット装置61が構成されると共に、これらブラケ
ット本体62,62′の形状が応力分散手段を構成する
ものである。なお、符号63は回転機構取付板部材であ
り、符号64は旋回ベアリングである。
【0022】本実施の形態2に係る破砕機60によれ
ば、アイドラリンクピン穴22側の2か所の交差部分に
対応する位置の固定ボルトの最大の比ボルト軸力は、図
4中に実線で示すように、4.7であり、破線で示す従
来例の場合は6.5である。従って、本実施の形態2で
は、従来例よりも約28%低下しているから、上記実施
の形態1よりも破砕機のコンパクト化効果は劣るもの
の、コンパクト化効果がある。
ば、アイドラリンクピン穴22側の2か所の交差部分に
対応する位置の固定ボルトの最大の比ボルト軸力は、図
4中に実線で示すように、4.7であり、破線で示す従
来例の場合は6.5である。従って、本実施の形態2で
は、従来例よりも約28%低下しているから、上記実施
の形態1よりも破砕機のコンパクト化効果は劣るもの
の、コンパクト化効果がある。
【0023】本発明の実施の形態3に係る回転機構を備
えた破砕機70を、その取付用ブラケット装置71付近
の構成説明図の図5(a)と、図5(a)のC矢視図の
図5(b)と、その取付用ブラケット部付近の斜視図の
図6とを参照しながら、従来例と同一のもの並びに同一
機能を有するものには同一符号を付して、その相違する
点について説明する。なお、本実施の形態3が上記実施
の形態1または2と相違するところは、取付用ブラケッ
トの構成の相違にあるから、構成については取付用ブラ
ケットの説明だけに止める。
えた破砕機70を、その取付用ブラケット装置71付近
の構成説明図の図5(a)と、図5(a)のC矢視図の
図5(b)と、その取付用ブラケット部付近の斜視図の
図6とを参照しながら、従来例と同一のもの並びに同一
機能を有するものには同一符号を付して、その相違する
点について説明する。なお、本実施の形態3が上記実施
の形態1または2と相違するところは、取付用ブラケッ
トの構成の相違にあるから、構成については取付用ブラ
ケットの説明だけに止める。
【0024】本実施の形態3に係る破砕機1の回転機構
取付板部材73に一対の平行なブラケット本体72,7
2′が固着されている。そして、前記一対のブラケット
本体72,72′それぞれの外側面側と前記回転機構取
付板部材73のブラケット本体72,72′側との間
に、一端側の上端部が前記ブラケット本体72,72′
に設けられたアイドラリンクピン穴22付近まで延びる
と共に、他端側の下端部が前記回転機構取付板部材73
に旋回ベアリング74を取付ける固定ボルト76のボル
ト穴の径方向の中心を通るボルトピッチ円Cp に沿う状
態に補強リブ75,75′が配設されている。この場
合、ブラケット本体72,72′と補強リブ75,7
5′とにより取付用ブラケット装置が構成されるもので
ある。
取付板部材73に一対の平行なブラケット本体72,7
2′が固着されている。そして、前記一対のブラケット
本体72,72′それぞれの外側面側と前記回転機構取
付板部材73のブラケット本体72,72′側との間
に、一端側の上端部が前記ブラケット本体72,72′
に設けられたアイドラリンクピン穴22付近まで延びる
と共に、他端側の下端部が前記回転機構取付板部材73
に旋回ベアリング74を取付ける固定ボルト76のボル
ト穴の径方向の中心を通るボルトピッチ円Cp に沿う状
態に補強リブ75,75′が配設されている。この場
合、ブラケット本体72,72′と補強リブ75,7
5′とにより取付用ブラケット装置が構成されるもので
ある。
【0025】本実施の形態3に係る破砕機70によれ
ば、補強リブ75,75′により、アイドラリンクピン
穴22側の2か所の交差部分に対応する位置の固定ボル
トの近傍の複数の固定ボルトに荷重が分散されて伝達さ
れることとなる。従って、アイドラリンクピン穴22側
の2か所の交差部分に対応する位置の固定ボルト76に
作用する軸力が効果的に低減されるから、本実施の形態
3は上記実施の形態1または2と同等の効果を期待する
ことができる。即ち、補強リブ75,75′により応力
分散手段が構成されるものである。
ば、補強リブ75,75′により、アイドラリンクピン
穴22側の2か所の交差部分に対応する位置の固定ボル
トの近傍の複数の固定ボルトに荷重が分散されて伝達さ
れることとなる。従って、アイドラリンクピン穴22側
の2か所の交差部分に対応する位置の固定ボルト76に
作用する軸力が効果的に低減されるから、本実施の形態
3は上記実施の形態1または2と同等の効果を期待する
ことができる。即ち、補強リブ75,75′により応力
分散手段が構成されるものである。
【0026】ところで、本実施の形態3では、図6から
良く理解されるように、前記補強リブ75,75′は三
角形に形成されている。しかしながら、これら補強リブ
75,75′の形状は四角形に形成されていても良い。
また、補強リブ75,75′として平板を用いたが、回
転機構取付板部材73側がボルトピッチ円Cp に沿う円
弧状に形成されていても良い。
良く理解されるように、前記補強リブ75,75′は三
角形に形成されている。しかしながら、これら補強リブ
75,75′の形状は四角形に形成されていても良い。
また、補強リブ75,75′として平板を用いたが、回
転機構取付板部材73側がボルトピッチ円Cp に沿う円
弧状に形成されていても良い。
【0027】さらに、上記実施の形態3においては、上
記のとおり、補強リブ75,75′の下端部がボルトピ
ッチ円Cp に沿うように配設されて溶接されているが、
実施の形態4に係る破砕機の取付用ブラケット装置81
付近の斜視図の図7に示すように、アイドラリンクピン
穴22側の2か所の交差部分に対応する位置の固定ボル
ト76よりも連結ピン穴側よりの固定ボルト76に、荷
重の一部が伝達されるように、つまり補強リブ83と回
転機構取付板部材73とのなす連結ピン穴側の角度θが
90°よりも大角度になるように、補強リブ83を配設
してもアイドラリンクピン穴22側の2か所の交差部分
に対応する位置の固定ボルト76に作用する軸力を低減
させることが可能である。
記のとおり、補強リブ75,75′の下端部がボルトピ
ッチ円Cp に沿うように配設されて溶接されているが、
実施の形態4に係る破砕機の取付用ブラケット装置81
付近の斜視図の図7に示すように、アイドラリンクピン
穴22側の2か所の交差部分に対応する位置の固定ボル
ト76よりも連結ピン穴側よりの固定ボルト76に、荷
重の一部が伝達されるように、つまり補強リブ83と回
転機構取付板部材73とのなす連結ピン穴側の角度θが
90°よりも大角度になるように、補強リブ83を配設
してもアイドラリンクピン穴22側の2か所の交差部分
に対応する位置の固定ボルト76に作用する軸力を低減
させることが可能である。
【0028】ところで、以上の実施の形態においては、
回転式作業装置が破砕機である場合を例として説明し
た。しかしながら、圧砕機やフォーク等に対しても本発
明の技術的思想を適用することができるので、上記実施
の形態によって本発明の技術的思想を適用し得る回転式
作業装置の種類が限定されるものではない。
回転式作業装置が破砕機である場合を例として説明し
た。しかしながら、圧砕機やフォーク等に対しても本発
明の技術的思想を適用することができるので、上記実施
の形態によって本発明の技術的思想を適用し得る回転式
作業装置の種類が限定されるものではない。
【0029】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明に係る回転
式作業装置によれば、回転機構取付部から、この回転機
構取付部に回転機構を取付ける固定ボルトに、ブラケッ
ト本体を介して、またはブラケット本体と補強リブとを
介して荷重が分散して伝達される。そして、ブラケット
本体のアイドラリンクの連結部側の2か所の交差部分に
対応する位置の固定ボルトの最大の比ボルト軸力が効果
的に低減され、従来よりもコンパクトな回転機構を採用
することができるから、作業装置本体のコンパク設計が
可能になる。
式作業装置によれば、回転機構取付部から、この回転機
構取付部に回転機構を取付ける固定ボルトに、ブラケッ
ト本体を介して、またはブラケット本体と補強リブとを
介して荷重が分散して伝達される。そして、ブラケット
本体のアイドラリンクの連結部側の2か所の交差部分に
対応する位置の固定ボルトの最大の比ボルト軸力が効果
的に低減され、従来よりもコンパクトな回転機構を採用
することができるから、作業装置本体のコンパク設計が
可能になる。
【0030】従って、回転式作業装置の製造コストの低
減、油圧ショベル本体の安定性の向上に寄与することが
可能になる。また、従来例に係る回転式作業装置の場合
よりも、軽量の補助ウエイトを備えた油圧ショベル本
体、あるいはより小型の油圧ショベル本体に装着するこ
とができるから、従来よりも狭い作業現場での解体作業
が可能になるのに加えて、解体作業コストの低減が可能
になるという優れた経済効果を発揮することができる。
減、油圧ショベル本体の安定性の向上に寄与することが
可能になる。また、従来例に係る回転式作業装置の場合
よりも、軽量の補助ウエイトを備えた油圧ショベル本
体、あるいはより小型の油圧ショベル本体に装着するこ
とができるから、従来よりも狭い作業現場での解体作業
が可能になるのに加えて、解体作業コストの低減が可能
になるという優れた経済効果を発揮することができる。
【図1】本発明の実施の形態1に係り、図1(a)は破
砕機の取付用ブラケット装置付近の構成説明図、図1
(b)は図1(a)のA矢視図である。
砕機の取付用ブラケット装置付近の構成説明図、図1
(b)は図1(a)のA矢視図である。
【図2】本発明の実施の形態1に係り、固定ボルトの比
ボルト軸力説明図である。
ボルト軸力説明図である。
【図3】本発明の実施の形態2に係り、図3(a)は破
砕機の取付用ブラケット装置付近の構成説明図、図3
(b)は図3(a)のB矢視図である。
砕機の取付用ブラケット装置付近の構成説明図、図3
(b)は図3(a)のB矢視図である。
【図4】本発明の実施の形態2に係り、固定ボルトの比
ボルト軸力説明図である。
ボルト軸力説明図である。
【図5】本発明の実施の形態3に係り、図5(a)は破
砕機の取付用ブラケット装置付近の構成説明図、図5
(b)は図5(a)のC矢視図である。
砕機の取付用ブラケット装置付近の構成説明図、図5
(b)は図5(a)のC矢視図である。
【図6】本発明の実施の形態3に係り、破砕機の取付用
ブラケット装置付近の斜視図である。
ブラケット装置付近の斜視図である。
【図7】本発明の実施の形態3に係り、破砕機の取付用
ブラケット装置付近の斜視図である。
ブラケット装置付近の斜視図である。
【図8】油圧ショベル本体の斜視図である。
【図9】従来例に係り、図9(a)は破砕機の側面図で
あり、図9(b)は図9(a)のD矢視図である。
あり、図9(b)は図9(a)のD矢視図である。
【図10】従来例に係り、図10(a)は取付用ブラケ
ット装置付近の構成説明図であり、図10(b)は図1
0(a)のE矢視図である。
ット装置付近の構成説明図であり、図10(b)は図1
0(a)のE矢視図である。
【図11】従来例に係り、固定ボルトの比ボルト軸力説
明図である。
明図である。
1,50,60,70…破砕機,51,61,71,8
1…取付用ブラケット装置,2,2′,52,52′,
62,62′,72,72′…ブラケット本体,21…
連結ピン穴,22…アイドラリンクピン穴,3,53,
63,73…回転機構取付板部材,76…固定ボルト,
4,54,64,74…旋回ベアリング,5…枠状フレ
ーム,6…開閉支持ピン,7,7′…破砕刃,71…カ
ッター,75,75′,83…補強リブ.8…油圧シリ
ンダ,Cp …ボルトピッチ円。
1…取付用ブラケット装置,2,2′,52,52′,
62,62′,72,72′…ブラケット本体,21…
連結ピン穴,22…アイドラリンクピン穴,3,53,
63,73…回転機構取付板部材,76…固定ボルト,
4,54,64,74…旋回ベアリング,5…枠状フレ
ーム,6…開閉支持ピン,7,7′…破砕刃,71…カ
ッター,75,75′,83…補強リブ.8…油圧シリ
ンダ,Cp …ボルトピッチ円。
フロントページの続き (72)発明者 秋山 敦朗 広島県広島市安佐南区祇園3丁目12番25号 コベルコ建機エンジニアリング株式会社 内 (72)発明者 西塚 正義 広島県広島市安佐南区祇園3丁目12番25号 コベルコ建機エンジニアリング株式会社 内 (72)発明者 鳥飼 勝 広島県広島市安佐南区祇園3丁目12番25号 コベルコ建機エンジニアリング株式会社 内 (72)発明者 山口 拓則 兵庫県神戸市西区高塚台1丁目5番5号 株式会社神戸製鋼所神戸総合技術研究所内 (72)発明者 大谷 修 兵庫県神戸市西区高塚台1丁目5番5号 株式会社コベルコ科研受託研究事業部内 Fターム(参考) 2D012 DA02 DA03 2E176 DD57 DD59 4D063 AA06 AA13 GA02 GA07
Claims (5)
- 【請求項1】 作業車両本体に起伏可能に枢支された作
業腕の先端に装着される回転式作業装置において、前記
回転式作業装置は、前記作業腕の先端に回動可能に装着
される一対の取付用ブラケット装置と、この一対の取付
用ブラケット装置に取付けられた回転機構取付部と、こ
の回転機構取付部に取付けられた円形の取付部を有する
回転機構と、この回転機構により回転される開閉作業体
とを備え、前記回転機構取付部には、前記回転機構の取
付部を複数の固定ボルトにより固定する複数のボルト穴
が形成され、前記一対の取付用ブラケット装置のそれぞ
れは、前記複数のボルト穴の径方向の中心を通るボルト
ピッチ円と交差するように前記回転機構取付部に固着さ
れると共に、前記取付用ブラケット装置とボルトピッチ
円との交差部分に発生する応力集中を分散させる応力分
散手段が構成されてなることを特徴とする回転式作業装
置。 - 【請求項2】 前記応力分散手段は、前記取付用ブラケ
ット装置の前記回転機構取付部との固着部分を、前記ボ
ルトピッチ円の円弧形状に略沿った形状に構成されてな
ることを特徴とする請求項1に記載の回転式作業装置。 - 【請求項3】 前記取付用ブラケット装置は、前記作業
腕との枢着部を有するブラケット本体と、補強リブとを
有し、前記応力分散手段は、前記補強リブを前記ブラケ
ット本体と連結すると共に、前記ボルトピッチ円と交差
するように固着することにより構成されてなることを特
徴とする請求項1に記載の回転式作業装置。 - 【請求項4】 前記ブラケット本体には、前記取付用ブ
ラケット装置を押し引きして前記枢着部回りに前記取付
用ブラケット装置を回動させるアイドラリンクを枢着す
るアイドラリンク枢着部が設けられ、前記補強リブは前
記アイドラリンク枢着部付近まで延設されてなることを
特徴とする請求項3に記載の回転式作業装置。 - 【請求項5】 前記応力分散手段は、前記複数のボルト
穴の少なくとも3つを強度的に連結するように構成され
てなることを特徴とする請求項1乃至4のうちの何れか
一つの項に記載の回転式作業装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000324158A JP2002129590A (ja) | 2000-10-24 | 2000-10-24 | 回転式作業装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000324158A JP2002129590A (ja) | 2000-10-24 | 2000-10-24 | 回転式作業装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002129590A true JP2002129590A (ja) | 2002-05-09 |
Family
ID=18801734
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000324158A Withdrawn JP2002129590A (ja) | 2000-10-24 | 2000-10-24 | 回転式作業装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002129590A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR200446912Y1 (ko) | 2007-08-27 | 2009-12-09 | 김용귀 | 굴삭기용 링크 |
JP2010275100A (ja) * | 2009-06-01 | 2010-12-09 | Kobelco Cranes Co Ltd | クローラクレーンの上部旋回体への旋回ベアリング固定構造 |
WO2015174495A1 (ja) * | 2014-05-16 | 2015-11-19 | 株式会社神戸製鋼所 | 移動式クレーンの上部本体 |
JP2015229535A (ja) * | 2014-06-03 | 2015-12-21 | 株式会社神戸製鋼所 | 移動式クレーンの上部本体 |
JP2015229534A (ja) * | 2014-06-03 | 2015-12-21 | 株式会社神戸製鋼所 | 移動式クレーンの上部本体 |
CN105457700A (zh) * | 2015-12-09 | 2016-04-06 | 荣昌精密机械(苏州)有限公司 | 一种破碎锤的钎杆机构 |
WO2017170226A1 (ja) * | 2016-03-30 | 2017-10-05 | 株式会社神戸製鋼所 | 旋回フレーム、およびこれを備えた建設機械 |
-
2000
- 2000-10-24 JP JP2000324158A patent/JP2002129590A/ja not_active Withdrawn
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR200446912Y1 (ko) | 2007-08-27 | 2009-12-09 | 김용귀 | 굴삭기용 링크 |
JP2010275100A (ja) * | 2009-06-01 | 2010-12-09 | Kobelco Cranes Co Ltd | クローラクレーンの上部旋回体への旋回ベアリング固定構造 |
WO2015174495A1 (ja) * | 2014-05-16 | 2015-11-19 | 株式会社神戸製鋼所 | 移動式クレーンの上部本体 |
US10549962B2 (en) | 2014-05-16 | 2020-02-04 | Kobe Steel, Ltd. | Upper body of mobile crane |
JP2015229535A (ja) * | 2014-06-03 | 2015-12-21 | 株式会社神戸製鋼所 | 移動式クレーンの上部本体 |
JP2015229534A (ja) * | 2014-06-03 | 2015-12-21 | 株式会社神戸製鋼所 | 移動式クレーンの上部本体 |
CN105457700A (zh) * | 2015-12-09 | 2016-04-06 | 荣昌精密机械(苏州)有限公司 | 一种破碎锤的钎杆机构 |
WO2017170226A1 (ja) * | 2016-03-30 | 2017-10-05 | 株式会社神戸製鋼所 | 旋回フレーム、およびこれを備えた建設機械 |
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Legal Events
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---|---|---|---|
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