JP2002129450A - 編地構造体およびその製造方法 - Google Patents

編地構造体およびその製造方法

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JP2002129450A
JP2002129450A JP2000322343A JP2000322343A JP2002129450A JP 2002129450 A JP2002129450 A JP 2002129450A JP 2000322343 A JP2000322343 A JP 2000322343A JP 2000322343 A JP2000322343 A JP 2000322343A JP 2002129450 A JP2002129450 A JP 2002129450A
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shape
fiber
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Kakuji Murakami
確司 村上
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Abstract

(57)【要約】 【課題】例えば、ポリエチレンテレフタレートからなる
繊維糸条で構成される編地であって、丸、楕円、三角、
四角などの多角形などの中空の形状を維持し、構造体の
全体が均質であり、多孔性(通気性)、起毛による毛羽
があって、しかも適度な曲げ自由度を有する構造体を提
供することにある。 【解決手段】繊維糸条で構成する編地からなり、該編地
は、高度目、微多孔を有するものであって、かつ筒状に
形成・保持されてなるとともに、で起毛されてなること
を特徴とする編地構造体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ポリエチレンテレ
フタレートからなる高度目編地構造体に関する。さらに
詳しくは、丸、楕円、三角・四角をはじめとする多角形
などの中空の形状を形成・保持した高度目・起毛編地構
造体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、中空を形成したいわゆる管といえ
ば、工業資材、衣料、家電、家庭、園芸、農業や医療製
品としては、金属製、各種プラスチック、さらには天然
ゴム、ウレタンゴム、ブチレンゴやネオプレンゴムなど
の各種合成ゴムを原料にしたものがほとんどで、その手
段としては板金、鋳型や射出成形などの技術で対応され
ており、なかでも繋ぎ目のない管、つまりシームレスパ
イプが好ましく用いられている。この製品の断面形状の
保持性能は材料そのものが硬い、反発性(回復性)が良
い等の特性があり性能が発揮できている。そのことで利
用価値があり、水、各種溶液、塗料、血液などの液体や
各種ガスを搬送する上で極めて高い利用価値があって、
工業資材分野の各種用途に適用されている。
【0003】一方、衣料の繊維製品では、丸編機による
靴下やセーターの腕部分や胴体部分の構造体として筒状
の丸編み地が作られるが、この場合は、筒状といえども
上記工業資材のように、例えば丸の中空形状が保持され
ることが要求されることはない。その理由は収納時に嵩
張るからであり、繊維の可撓性が発揮され中空形状が保
持されないことが良いとされる訳である。
【0004】ところで、腐敗防止、乾燥防止、通気性、
浸透性、露光性、微粒子除去、不純物除去、繊度保持、
香料や忌避剤の叙放などの機能を付与するための工業、
衣料、家庭、園芸、農業や医療等の資材としては、多孔
質の構造で、しかも丸断面、三角、四角などの中空の形
状で形成され、しかも保持されていることが重要な要素
として位置付けられる場合がある。
【0005】これらを満足する多孔質材料としては、パ
ンチングメタル、焼結合金や金属製のいわゆる金網など
が好ましく用いられるところである。しかしながら、パ
ンチングメタルにあっては多孔穴といえる微細穴にする
には穴加工技術に限界があり多孔質材料としてはとても
使用できる材料にはならない。また、板金において、中
空を形成させるには溶接などの繋ぎが必須となる。この
場合繋ぎ目ができるので全体として均質な構造体になり
得ないし、成型精度も良くないという問題が残る。焼結
合金にあっては高価であり、材料としての汎用性に欠け
るという欠点がある。また、該材料も上記同様成型性が
し難く、曲げに対する融通性が欠落する。さらには使用
後の廃棄処理や再利用が困難などの問題がある。
【0006】繊維糸条で構成される不織布、織物や編地
などは好適な素材であるが、不織布、織物や横編地・ト
リコットなどの編地は一般的に面状であり、これを用い
て例えば丸断面の筒状の構造体を作るとなると、縫合や
接着芯地などで接着する必要がある。この場合、前述の
ごとく縫合部分や接着部分ができるので、全体が均質な
構造体にはなり得ないという問題が生じる。
【0007】ところが、繊維糸条で構成される、いわゆ
る丸編地にあっては、文字通り繋ぎ目がなく、即座にシ
ームレスの筒状体を形成する構造体である点で、極めて
好ましい布帛構造体といえる。しかしながら、前述のよ
うに繊維は可撓性を有する材料であるために、中空の断
面形状を保持し得ないという致命的な欠点がある。
【0008】以上のように、どの構造物でも、中空の断
面形状(筒状)を採り、構造体の全体が均質であり、多
孔性を有し、起毛による毛羽があり、しかも適度な曲げ
に対する適度な自由度を有する構造体は見当たらない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、例え
ば、ポリエチレンテレフタレートからなる繊維糸条で構
成される編地であって、丸、楕円、三角、四角などの多
角形などの中空の断面形状(筒状)を採り、構造体の全
体が均質であり、多孔性があり、しかも適度な可撓性を
持ち合わせていることによる適度な曲げに対する自由度
を有する高度目・起毛編地構造体を提供することにあ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記の目的を
達成するため、次の構成を有する。すなわち、 (1)繊維糸条で構成する編地からなり、該編地は、高
度目、微多孔を有するものであって、かつ筒状に形成・
保持されてなるとともに、起毛されてなることを特徴と
する編地構造体。
【0011】(2)筒状の断面形状が丸、楕円、または
多角形であることを特徴とする前記(1)に記載の編地
構造体。
【0012】(3)微多孔のサイズが、一辺が300μ
m未満の正三角形が内接する空間において、該空間が1
0個/cm以上有するものであることを特徴とする前記
(1)または(2)に記載の編地構造体。
【0013】(4)高度目が2.54cm当たり30〜
60のコース数、20〜50のウエール数を有するもの
であることを特徴とする前記(1)〜(3)のいずれか
に記載の編地構造体。
【0014】(5)繊維糸条がポリエチレンテレフタレ
ートからなる高配向未延伸糸のマルチフィラメンを出発
原料としていることを特徴とする前記(1)〜(4)の
いずれかに記載の編地構造体。
【0015】(6)高配向未延伸糸条を丸編機にて編地
を作成し、該編地の内側に型部材を内在させた後、55
〜130℃の蒸気もしくは熱水中あるいは該蒸気もしく
は熱水と等価の熱エネルギーである乾熱雰囲気下にて熱
処理を施し、該編地を該型部材の形状にフィットさせて
賦型し、さらに該賦型編地表面および/または裏面を起
毛加工することを特徴とする編地構造体の製造方法。
【0016】(7)型部材が内在した編地構造体の外周
部を被覆部材で被覆・固定し、130〜240℃の乾熱
雰囲気下にて熱処理した後に該熱処理体の該被覆部材を
取り除き、該賦型編地表面および/または裏面を起毛加
工することを特徴とする前記(6)に記載の編地構造体
の製造方法。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明をさらに詳しく説明する
と、本発明に供する繊維糸条とは、例えばポリエチレン
テレフタレートを主とするポリマーからなる繊維が好ま
しいが、ポリブチレンテレフタレートであってもポリ乳
酸などのポリエステル系繊維からなるものであっても、
本発明の目的である以下に例示する特定の断面形状を有
し、起毛による毛羽立ちする高密度編地構造体を達成す
るならば、これらポリマーも含まれても何ら差し支えな
い。
【0018】ポリエチレンテレフタレートポリマーを主
とする繊維は、融点も264℃(昭和40年12月15
日発行繊維学会編「化繊便覧」117頁)と耐熱性が極
めて高く、工業用途としてその利用価値が大きい。当然
のことであるが第3成分を共重合したものでも、艶消し
剤、消臭剤、抗菌剤、難燃剤、蛍光増白剤、蓄光剤、増
摩剤、減摩剤、糸摩擦低減剤、抗酸化剤、顔料による着
色剤、紫外線防止剤としての無機粒子や有機化合物を必
要に応じて添加してもかまわない。ポリエチレンテレフ
タレートからなる繊維糸条は低複屈折率(以下△n)の
ものが良い。供給原料POYの好ましい範囲を述べるな
らば△n=20〜80×10-3 であり、高配向未延伸
糸と称される糸条が好ましく用いられる。
【0019】△nが20×10-3 未満でも適用できる
が後の熱処理で劣化し、繊維破壊や強度低下を起こして
も良い用途に適用することが望まれる。他方、△nが8
0×10-3 を越えると熱収縮率が小さくなるが収縮作
用を十分発揮し得る編地設計を行うと良い。
【0020】本発明の上記繊維糸条はモノフィラメント
でもマルチフィラメントでも良いが、カバーファクター
の点で後者の方が好ましく用いられる場合が多い。
【0021】また、本発明の高度目編地を構成する糸条
の単糸繊度は1.1〜55.5dtexの範囲が良く、
好ましくは2.22〜22.2dtexである。当然、
同一単糸繊度のマルチフィラメントでも良いし、細繊度
と太繊度がミックスされたマルチフラメントでも良い。
該単糸繊度が1.1dtex以上であることにより、編
地全体の剛性を保ち特定の断面形状を保持する。他方、
55.5dtex以下とすることにより編地の表面平滑
性、緻密性を良好にするという効果を奏する。次に、ト
ータル繊度について述べる。該トータル繊度は製品の目
的に応じて適宜選択すれば良い。仮に例示するならば構
造体の空間面積が1cm2 以下の小面積構造体では少な
くとも11.1dtex以上の繊度を持つ糸条が適用で
きる。
【0022】また、本発明の繊維糸条を構成する単繊維
の断面形状は特に限定されるものではなく、丸断面をは
じめ三角、四角などの多角形、C、I、Y、十字などの
各種文字型、中空、芯鞘、異種ポリマーの貼り合わせ、
海島、脱海型など適宜選択される。
【0023】さらに、該糸条は捲縮、繊維表面の凹凸、
太細、撚(実撚、交互撚)、毛羽、交絡、単糸繊度差、
収縮差、自発伸長などの有無に何ら制約されることなく
適用できることはいうまでもない。該繊維糸条は55〜
130℃の蒸気もしくは熱水での熱処理で収縮を発現す
る性能をもっていることが重要である。ここで、この温
度範囲内の熱処理において、収縮後に自発伸長させると
型部材に密着しなくなり、型部材による形状賦型が不可
能になるばかりか、繊維も柔軟化することで、賦型した
形状を保持できない点で好ましくない。したがって、収
縮ピーク温度もしくは該温度未満の温度で熱処理するこ
とが望まれる。
【0024】ポリエチレンテレフタレートからなる高配
向未延伸糸の場合、丸編地の収縮が開始する温度は熱水
中で浸漬処理する場合は60℃で、収縮ピーク温度は8
0℃近傍にあるが、本発明の丸編地に供する糸条の収縮
率は、フリー沸水処理で10〜80%が好ましい。該収
縮率を10%以上として、特定の断面形状が付与し、高
度目編み地を提供するものである。他方、80%未満で
は、高度目編み地に仕立て上げ、また収縮性が均質にな
ることに加えループ間に繊維微多孔を付与するという優
れた効果を奏する。
【0025】ここでフリー沸水処理による収縮率を説明
すると、糸条を枠周1mの検尺器で10回巻きの小カセ
を作成し、該カセのトータル繊度にたいし0.088c
N/dtexに相当する荷重を垂下して原長L0 を測
り、除重しフリー状態で98℃の熱水バス中に10分間
浸漬する。該処理後12時間以上フリー状態で自然乾燥
し、再度0.088cN/dtexに相当する荷重を垂
下し、処理後のカセ長L 1 を読みとる。フリー沸水処理
による収縮率(S)は次式にて算出する。
【0026】 S=[(L0 −L1 )/L1 ]×100(%) 本発明の編地は、円形編み機のベラ針機として知られる
丸編み機、靴下編み機、糸の染色性を検査する目的で良
く用いられるいわゆる筒編み機で編み立てられる編地で
あって、組織としては平編みが好ましいがゴム編み、パ
ール編みであっても良いし、これら3種の基本編組織の
変化編地であっても良いことはいうまでもない。
【0027】本発明の編地を熱処理する際の熱水とは、
水100%のもの、あるいは水に浸透剤や消泡剤などの
各種界面活性剤を混ぜ込んだものでも良い。また、本発
明の目的を達成するための収縮、膨潤、硬化を促進させ
るための有機溶剤を含む液体であっても良い。
【0028】本発明の熱水の好ましい温度範囲は本発明
の供給素材のガラス転移点から沸騰水までをいう。例え
ばポリエチレンテレフタレートである場合、78〜10
0℃ということになる。
【0029】本発明の度目とは、編み機の針密度、つま
りゲージ(針本数/2.54cm)に依存する単位当た
りのコース数のことを指し、本発明にあっては糸条の収
縮を活用することで、高ウエール数、高コース数とする
もので、これにより本発明の超緻密な高度目編布帛が得
られる。
【0030】さらに高度目について記述すると、度目は
編に用いられる密度のことで、ウエール数(W)、コー
ス数(C)、編目密度(N)とするとN=W×Cで表さ
れ、定性的には、Nの値が少なければ低度目、多いと高
度目、その間に位置するところに適正度目があることは
いうまでもない。
【0031】定量的には編物のカバーファクター(F)
がわかりやすく、F=K・d/Lで表される。ここで、
Kは比例定数、dは糸の直径、Lはループ長である。
【0032】このカバーファクターが大きいほど硬く安
定性があり、密な編地となり、逆に著しく小さいと不安
定な粗い編地になる。実用上のカバーファクターとして
は恒重式番手を用い、糸の太さdは糸の番手Sの平方根
に逆比例するとして次式で示される。
【0033】F’=1/LS1/2 (L:ループ長、
S:梳毛式番手) 一般衣料用の編地ではF’が1.0の編地は粗すぎ、
1.4では密すぎで1.2〜1.3の編が好ましいとい
われている訳であるが、本発明の度目とは少なくとも
1.4以上のものであることが好ましい。
【0034】本発明の高配向未延伸糸を用いた丸編地の
熱処理方法について述べると、蒸気もしくは熱水で熱処
理して収縮させる際には、編地の収縮を均一に生起させ
ることが収縮斑を起こさせない上で極めて重要である。
例えば繊維糸条の収縮ピーク温度に近い熱水中に瞬間的
に浸漬させると、気泡を含み熱が均一に伝達せず収縮斑
(皺)を発現するので好ましくない場合がある。そこ
で、収縮斑を生起させずに均一に収縮させるには、高配
向未延伸糸が収縮を開始する温度以下の温度の熱水(例
えば55℃)中に浸漬し、その後収縮が十分生起する温
度(例えば80℃近傍)に徐々に昇温していくと良い。
ここで、徐々に昇温するとは、例えば0.1〜20℃/
分の昇温速度を指すが、この範囲に限定されるものでは
ない。0.1℃/分以上として効率よく、かつ収縮性良
好な処理を施す。一方、20℃/分以下では収縮斑を防
止できるものである。その意味で、好ましい昇温速度の
範囲は0.2〜5℃/分が良い。工業的意味合いも含め
て、さらに好ましい範囲は1〜3℃/分である。
【0035】次に本発明の繊維微多孔について述べるな
らば、繊維微多孔とは編地を構成するループ間に形成さ
れる空間のことを指し、そのサイズは、濾過・フィルテ
ィング、浸透等の作用を得るために一辺が300μm未
満の正三角形が内接する空間であって、該空間が10個
/cm以上有するものであることが好ましい。
【0036】本発明の高度目編地は、収縮を発現させて
型部材にフィットさせることで型部材の形状を賦型する
するもので、収縮に伴って繊維が硬化することを巧みに
利用するものであって、熱処理をする前の丸編地は収縮
代を有していることが重要である。なお、編地の収縮
率、換言すれば糸条の収縮率はできるだけ大きい方が繊
維が硬くなり、形状賦型・維持の観点でより好ましい。
【0037】本発明の該編地の設計にあっては、繊維糸
条の繊度と編機ゲージで決めればよい。一例を挙げて説
明するならば、D=7965×(K/G)2 にあるよう
に(繊維工学 II、実教出版社発行、P25、26)ゲ
ージと糸の太さは定義付けられており、これを用いて熱
処理前の編地を作成すればよい。
【0038】なお、Dはデニール、Kは編機による常
数、Gはゲージである。ここにおいて、Kは丸編靴下機
の常数である3.4を参考にすれば良いが、本発明では
これよりも粗い編密度である1.7から密な5.0の範
囲で適宜選択すれば良い。より好ましい範囲は2.0〜
5.0である。繊度がデニール表示になっているが、デ
シテックスの場合はデニールに1.11倍を乗じた値で
あることを念頭において求めれば良い。
【0039】本発明の中空の断面形状(筒状)を持ち合
わせた高度目編地を得るに際し、型部材を用いるが該部
材は、熱的に安定なアルミニウム、銅、ステンレス鋼、
耐熱プラスチック、耐熱ガラス、耐熱性繊維強化プラス
チック製などの中実もしくは中空体が実用上好ましく用
いられるが、木材、竹材、石材、石膏材などもその範疇
に属すことは論を待たない。要は本発明の編地が型部材
によって賦型されれば良い訳である。要は自発伸長を生
起させない温度(ポリエチレンテレフタレート繊維のケ
ースではTgである80℃近傍になる)で熱処理して賦
型部材の外形形状に賦型できる部材を適宜選定すれば良
い。
【0040】この段階で得る本発明の中空の断面形状
(筒状)を呈した高密度編地構造体は、該処理温度以下
の環境下で安定的に使用できることはいうまでもない。
もし、該Tgを越える温度雰囲気下で使用すると繊維自
体が自発伸長(収縮とは逆の現象で繊維自身が自発的に
伸びる現象をいう)を起こし、先の熱処理で折角賦型し
た形状が崩れるという重大な問題や繊維自身が極端に軟
化するという問題が発生する。
【0041】本発明の高度目編地をTg以上の温度雰囲
気下で使用する環境はいくらでもある。そこで該課題を
解決するための本発明の熱処理について述べると、高配
向未延伸糸条を丸編機にて編地を作成し、該編み地の内
側に型部材を挿入した後、前記55〜130℃の蒸気も
しくは熱水中あるいは該蒸気もしくは熱水と等価の熱エ
ネルギーである乾熱雰囲気下にて熱処理を施し、該編地
を該型部材の形状にフィットさせて一旦賦型し、次いで
該編地の外周部を被覆部材で被覆・固定し、130〜2
40℃の乾熱雰囲気下にて熱処理を施こして熱セット
し、外在する該熱処理体の該被覆部材を取り除き、内在
する該型部材から編地を取り出すことで、、本発明の中
空形状(筒状)の高度目の編地構造体を得るものであ
る。
【0042】自発伸長が発現する温度以上での熱処理に
おける本発明の該自発伸長性を抑止する手段として提案
する被覆材は特定されるものではないが、例示するとク
ラフト紙やコットン紙アラミド、フッ素などの耐熱フィ
ルムやシート状物、さらには耐熱不織布を巻き付けるこ
とでの固定、金属性や耐熱プラスチック製の型枠による
固定、無機質の粘土状物含浸・乾燥による固定、エメリ
ーペーパー、針などの表面突起を有する粗面シート部材
を巻くことによる固定、融着繊維もしくはパウダーを一
部混ぜ込んで融着させることでの固定、さらには耐熱・
熱硬化樹脂をコーティング、含浸を施しての固定など各
種固定手段を施した後に自発伸長開始温度以上融点温度
未満の高温熱処理を施すものである。この場合の熱処理
は乾熱であっても加熱蒸気を含む湿熱であっても良い。
【0043】つまり、本発明の高温熱処理のポイント
は、編地を封じ込めて高温熱処理することで自発伸長を
起こさせないという考えに基づく点にある。
【0044】本発明の固定とは、前述のごとく繊維が伸
びようとする挙動を封じ込めて該伸びを抑止すると同時
に熱セットする技術概念を総称するものである。
【0045】本発明の高度目編地の厚さは特定されるも
のではないが1例を挙げるならばその範囲は0.1〜
5.0mmである。
【0046】もちろん、本発明の中空形状を採る高度目
編地の中空形状は型部材の形状で決まるのであり、何ら
制限されるものではない。ここで、型部材が円柱の場合
は円筒状の構造体になり、三角柱の場合は三角の筒状構
造体になるが、四角にする場合は四角柱の型部材であっ
てもよいし、断面が十字となる板部材からなる型部材で
あっても目的とするものが得られることはいうまでもな
い。ただ、繊維が自発伸長を生起する温度での熱処理に
よる型部材形状の賦型は好ましくない。
【0047】次に、本発明の起毛について述べると、収
縮によって賦型された編地構造体に対し、突起を有する
部材を摺接や吹き付けにより、該構造体を構成する連続
フィラメント単糸を断糸するものである。コランダム結
晶と磁鉄鉱結晶が極めて均等に混合した鉱物粒子を塗布
したいわゆる研磨布用紙(一般呼称:エメリーペーパ
ー)や砥石、酸化アルミナや酸化チタンなどのいわゆる
セラミックスの表面を粗面化したもの、人工ダイヤモン
ド粒子を塗布した粗面体などを用いることができる。当
然のことであるが、いわゆる天然物であるアザミや鋼鉄
製の針で行う針布起毛原理を適用しても良いし、金属ブ
ラシを適用しても良い。 該起毛程度は、粒度や研磨回
数など適宜選択すればよく、研磨紙を例に粒度を記述し
ておくと、#30から#800の範囲のものが適用でき
る。#30以下の粗い粒子の番手ものは起毛は可能であ
るが、マルチフィラメントを集団的に切断する確率が増
え、毛足の揃った均一起毛ができず、斑起毛になる問題
があり好ましくない。他方、#800以上の番手になる
と、粒度が細か過ぎて起毛するに足りる突起を持たない
ために効果的に起毛できないので好ましくない。
【0048】なお、本発明の起毛は片面起毛と両面起毛
の2つのケースおよびその形態として全面もしくは部分
起毛されたものも包含する。
【0049】該起毛を行うことにより、毛羽が突出する
ことで厚み感が増し、短繊維不織布の如き、嵩高感、ソ
フトな接触感、優れた衝撃吸収能や吸水(ウイッキング
性)能、保水性、浸透性、さらには優れた保温性を呈す
る。また、該起毛筒構造体に他の充填物を充填する場合
には充填物の担持性が向上する効果があることを付記し
ておく。
【0050】さらに、本発明を詳しく述べると、本発明
の高密度編地は熱処理前、処理中もしくは処理後に、帯
電防止、制電防止、芳香、吸水、吸湿、撥水、防水、低
複屈折率化、消臭を目的とする樹脂加工やアルカリ減量
加工を施しても良いし、一般もしくは機能性塗料をペイ
ンティングしても良い。さらに、最近の環境に関して、
最大の課題であるダイオキシン類を分解させる目的で該
効果を発揮する触媒を担持させても良い。
【0051】さらに、浸染、捺染、抜染を基本とする染
色を施しても良いことはいうまでもないし、抗菌や制菌
を目的とする処理剤を繊維に付与しても良い。
【0052】本発明の中空形状を維持した高度目編み地
構造体の適用用途の一例を挙げるならば印刷・プリンタ
ー分野のオイルローラーやブランケットローラーの一部
の部材、汚染気体・汚水浄化を目的とした濾過部材や微
生物着装部材、照明器具の傘部材、園芸・育苗部材、微
粒子濾過部材、グリップ部材、果実被覆部材、緩衝部
材、減摩部材、断熱部材、収納・充填篭的部材、消音部
材、振動吸収部材、装飾部材、芳香・忌避剤の徐放部
材、液切り部材、ゴルフシャフト・釣り竿などの収納筒
部材、個体状にある石鹸などの熔解用部材、ガラス・陶
器被覆部材、衣料の芯地部材、靴の型くずれ防止部材、
環境分野におけるダイオキシンなどの有害物質を減少も
しくは分解させる目的で用いる機能触媒フィルターの1
構成パーツとなる触媒担持部材などに好適である。
【0053】本発明の複屈折の測定は偏光顕微鏡による
コンペンセーター法に依った。
【0054】糸条の熱水収縮率および乾熱収縮率はJI
S L 1013 A法に準じて測定した。
【0055】糸条の繊度、編地分解糸の繊度共にJIS
L 1030に準じて測定した。また、編地のウエー
ル数とコース数は分解鏡を用いて2.54cm当たりの
数を読み採り、n=5の平均値で表した。
【0056】また、ループ間に形成される空間サイズ
は、編地表面をSEM写真に採り、該空間に内接する正
三角形を描き、1辺の長さを求め、その平均値を平均孔
径とし、その孔径バラツキと言う意味で範囲も求めた。
n数は20とした。
【0057】厚さはJIS L 1096に記載の測定
手順に準じたが、荷重は23.5kPaの1/5の4.
7kPaで測定した。
【0058】
【実施例】実施例1 ポリエチレンテレフタレート繊維(△n=0.030、
フリー沸水収縮率=67%)からなる高配向未延伸糸
(300dtex−48フィラメントのマルチフィラメ
ントを釜径3.5吋、20ゲージの筒編機で平編地(ウ
エール数=31/2.54cm、コース数=33/2.
54cm)を作成し、該編地を外径Φ=41mm、長さ
L=650mm、厚みt=2mmのアルミ管に通し、6
0℃の熱水中に投入し、2℃/分の昇温速度で昇温し、
80℃の温度に達したところで10秒放置後熱水中から
取り出し自然乾燥し、前記アルミ管から編地を抜き取っ
た。得られた編地は内径Φ=41、有効長さL=300
mm、厚さt=0.5mm、ウエール数=45/2.5
4cm、コース数=56/2.54cmの高度目編地
(長さ300mmの時の重量15.29cN、つまり単
位長さ当たりの重量は0.510cN/cm)で、丸断
面の中空形状を保持した硬くて高反発性を有する筒状構
造体を得た。なお、ウエール数とコース数の増加率はそ
れぞれ45.2%、69.7%であった。一方、分解糸
の繊度は385dtexであった。これは供給した高配
向未延伸糸の繊度に対して28.3%の繊度増加を意味
する。
【0059】次に、本発明のカバーファクターを算出す
ると、上記一連の熱処理を施した本発明の筒構造体の編
地分解糸の繊度385dtex=346.8d。故に、
梳毛番手はS=9000/346.8=26.0、ルー
プ長Lは、K=4×5=20とすると、ウエール数は4
5、コース数は56であるから、N=W×C=252
0。となる。N=K/L2 より、L2 =K/N=2
0/2520=0.003936、故にL=0.089
0。よって、カバファクターF’=1/LS1/2=1/
0.0890×261/2=2.00となり、極めて高度
目(適正編み地のF’=1.2〜1.3)であることが
わかる。
【0060】該筒構造体の表裏面を#150の研磨紙
(エメリーペーパー)でハンド起毛したところ、極短毛
羽が均一分散してなる密集した起毛品となり、地厚感が
あって、しかもソフト触感の筒状構造体となった。
【0061】加えて、該編地を60℃の乾熱雰囲気下で
5分間の熱処理を行った後もウエール、コース方向の寸
法変化が起こらなかった。このように本発明の最終熱履
歴よりも低い温度雰囲気下で使用する限り、寸法安定性
に優れた起毛編地であることが伺える。
【0062】比較例1 実施例1と同じ編地にアルミ管を入れずに同一の熱処理
条件で熱処理したところ、編地の度目と硬度は実施例1
よりも高目になったが本発明の目的とする中空の断面形
状(筒状)を形成することなく、扁平で大きな皺が入っ
た編地となり、該筒構造体の表面を#150の研磨紙
(エメリーペーパー)でハンド起毛したところ、皺があ
って起毛斑が起こり、均一な起毛品にはならなかった。
当然裏面も均一に起毛し得なかった。
【0063】実施例2 実施例1で得た丸断面形状を有する筒状編地構造体に再
度外径Φ=41mm、長さL=400mm、厚さt=2
mmのアルミ管を内在させ、その上に紙巻き(5回巻
き)を行い、しかも巻紙が緩まないようにテーピングし
てから、電熱オーブン中で205℃×10分間の乾熱処
理を施し、室温での放冷を行った。アルミ管から取り出
した編地は、先の熱処理品と比べると若干柔らかめに仕
上がったものの高反発性を持ち、しかも真円に限りなく
近い丸断面形状を有した筒状編地を得た。この編み地を
オーブン中で再度200℃×10分の乾熱処理を施した
ところ、自然放冷後、寸法(径、長さ)に変化が無く、
しかも丸断面の形状保持性もほとんど変化く、真円に近
い断面形状を維持していた。
【0064】この編地のウエール数は45/2.54c
m、コース数は56/2.54cmの高度目編地(長さ
300mmの時の重量15.29cN、つまり、単位長
さ当たりの重量は0.510cN/cm)で実施例1と
同一であった。また、分解糸の繊度も384dtexで
あった。これらのことから、自発伸長は一切起こってい
ないことが裏付けられた。なお、ループ間に形成された
空間サイズはより微細化・均質化し、一辺が33μm±
13μmの正三角形が内接する超微細孔を有するもので
あった。
【0065】該筒構造体の表裏面を#100の研磨紙
(エメリーペーパー)でハンド粗起毛した後に更に粒度
の細かい#220の研磨紙で仕上げ起毛したところ、極
短毛羽が均一分散してなる密集した起毛品となり、編み
組織がほとんど見えず、地厚感があり、しかもソフト触
感に富む筒状構造体となった。この筒状編地は横置きし
ても極めて真円に近い形状を維持し、しかも直立させる
ことできた。当然、軽い曲げに対する自由度も有してい
た。
【0066】比較例2 実施例1で得た丸断面形状を有する筒状編地構造体を再
度外径Φ=41mm、長さL=400mm、厚さt=2
mmのアルミ管に通し、その上に紙巻きせずに実施例2
と同様の乾熱処理(電熱オーブン中205℃×10分
間)を施したところ、自発伸長性が発現し、該熱処理前
にはアルミ管上に密着していた編地は大きな緩みを生
じ、アルミ管との間に大きな隙間を生じただけでなく波
状皺が発生した。
【0067】また、アルミ管から取り出した編地は、繊
維自体が柔軟になっていることも観察され、横置きに関
係なく上下の編地がへばりついた不規則な扁平形状を呈
し、本発明の目的とする中空形状を有する編地にはなら
なかった。該筒構造体の表裏面を実施例2と同様の条件
(#100の研磨紙(エメリーペーパー)でハンド粗起
毛した後にさらに粒度の細かい#220の研磨紙で仕上
げ起毛)で起毛したところ、編み地の皺が悪さして、起
毛状態が不均一分散してなる粗悪な起毛品となり、本発
明の目的とする筒状起毛編地構造体にはならなかった。
【0068】実施例3 △n=0.030のポリエチレンテレフタレート繊維
(フリー沸水収縮率=65%)からなる高配向未延伸糸
300dtex−48フィラメントのマルチフィラメン
トと△n=0.032のポリエチレンテレフタレート繊
維(フリー沸水収縮率=63%)からなる140dte
x−12フィラメントを引き揃えて(トータル440d
tex)釜径7.6cm、27ゲージの筒編機のべら針
を一本おきに針抜きし、実質13.5ゲージ相当の平編
地(ウエール数=22/2.54cm、コース数=2.
54cm)を作成し、該編地を外径Φ=30、長さ65
0mm、厚さt=1.5mmのアルミ管に通し、58℃
の熱水中に投入し、65℃までは1.5℃/分の昇温速
度とし、それ以降は3℃/分の昇温速度で80℃まで昇
温し、5秒放置後熱水中から取り出し自然乾燥し、前記
アルミ缶から編地を抜き取ることなく、その上をアルミ
材を半円にくりぬいた2枚の型枠で挟み込み(内径Φ3
1.3mmの空間を形成する)、該2枚の型枠をビス止
めした後、210℃のオーブン中で10分間の乾熱処理
を施し、室温での放冷を行い、アルミ管から編地を取り
出した。得られた編地は、内径Φ=30mm、長さL=
370mm、厚さt=0.7mmでウエール数35/
2.54cm、コース数46/2.54cm、単位長さ
当たりの重量0.47cN/cmの高度目の筒状の編地
を得た。また、ループ間に形成される空隙は、一辺が4
8μm±18μmの正三角形が内接する超微細サイズで
あり、繊維微細多孔材料として優れた構造を有してい
た。また、該編地は高反発性があり、しかも中空の丸断
面形状を有した筒状編地を得た。該編地内面を真鍮ブラ
シで起毛したところ短毛羽が均一に分散してなる編み地
となり、この内部に綿を充填すると、起毛毛羽と綿とが
相互に干渉しあって、安定的に収まったものになった。
次に該編地をオーブン中で再度160℃×10分の乾熱
処理を施して寸法と形状の変化を調べたところ双方変化
のない優れた構造体であることが確認された。当然、軽
い曲げに対する自由度(追随性)も持ち合わせていた。
【0069】また、不織布をテープ状にカットして丸棒
などにS,Z螺旋巻きをした構造体に比べ、厚み、坪量
において極めて均一なものになった。
【0070】
【発明の効果】ポリエチレンテレフタレート繊維からな
る繊維で構成される編地であって、丸、楕円、三角・四
角などの多角形を含む特定の断面形状の空間を有する高
度目・起毛編地構造体であって、微多孔材料としての活
用が期待できる。
【0071】また、ポリエチレンテレフタレートからな
る繊維糸条で構成される中空構造を維持した筒状の起毛
・高度目編地構造体を得るに際し、型部材を内在させた
丸編地を自発伸長を生起しない温度で熱処理して、該型
部材の外形形状を賦型した繊維微多孔の高密度編地構造
体を得て、次ぎに、先の熱履歴よりも高温下にて熱処理
を施す際該編地外周部を被覆する部材で封じ込めるて熱
処理する過程で起毛することで横置き、縦置きしても中
空の断面形状を維持し、良好な寸歩安定性を有し、繊維
微細孔を多数有し、かつ軽い曲げ対する自由度と高反発
性を兼ね備えた筒状の高度目起毛編地構造体を得ること
ができる。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】繊維糸条で構成する編地からなり、該編地
    は、高度目、微多孔を有するものであって、かつ筒状に
    形成・保持されてなるとともに、起毛されてなることを
    特徴とする編地構造体。
  2. 【請求項2】筒状の断面形状が丸、楕円、または多角形
    であることを特徴とする請求項1に記載の編地構造体。
  3. 【請求項3】微多孔のサイズが、一辺が300μm未満
    の正三角形が内接する空間において、該空間が10個/
    cm以上有するものであることを特徴とする請求項1ま
    たは2に記載の編地構造体。
  4. 【請求項4】高度目が2.54cm当たり30〜60の
    コース数、20〜50のウエール数を有するものである
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の編地
    構造体。
  5. 【請求項5】繊維糸条がポリエチレンテレフタレートか
    らなる高配向未延伸糸のマルチフィラメンを出発原料と
    していることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記
    載の編地構造体。
  6. 【請求項6】高配向未延伸糸条を丸編機にて編地を作成
    し、該編地の内側に型部材を内在させた後、55〜13
    0℃の蒸気もしくは熱水中あるいは該蒸気もしくは熱水
    と等価の熱エネルギーである乾熱雰囲気下にて熱処理を
    施し、該編地を該型部材の形状にフィットさせて賦型
    し、さらに該賦型編地表面および/または裏面を起毛加
    工することを特徴とする編地構造体の製造方法。
  7. 【請求項7】型部材が内在した編地構造体の外周部を被
    覆部材で被覆・固定し、130〜240℃の乾熱雰囲気
    下にて熱処理した後に該熱処理体の該被覆部材を取り除
    き、該賦型編地表面および/または裏面を起毛加工する
    ことを特徴とする請求項6に記載の編地構造体の製造方
    法。
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Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007523272A (ja) * 2004-02-24 2007-08-16 ミリケン・アンド・カンパニー 処理した繊維製品基材および該繊維製品基材の製造方法
JP2008114180A (ja) * 2006-11-07 2008-05-22 Mitsubishi Rayon Co Ltd 中空状多孔質膜用支持体、中空状多孔質膜およびそれらの製造方法
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