JP2002128648A - 皮膚外用剤 - Google Patents
皮膚外用剤Info
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- JP2002128648A JP2002128648A JP2000315992A JP2000315992A JP2002128648A JP 2002128648 A JP2002128648 A JP 2002128648A JP 2000315992 A JP2000315992 A JP 2000315992A JP 2000315992 A JP2000315992 A JP 2000315992A JP 2002128648 A JP2002128648 A JP 2002128648A
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- Medicines Containing Plant Substances (AREA)
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- Cosmetics (AREA)
- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 強い皮膚のメラニン産生阻害作用
を有し、かつ皮膚刺激性や皮膚感作性といった安全面に
おいても優れた皮膚外用剤を得る。 【解決手段】 アスコルビン酸配糖体を除くL−
アスコルビン酸及びその塩又はその誘導体、ヒノキチオ
ール及びその誘導体、2−ヒドロキシカルボン酸及びそ
の塩又はその誘導体、ハイドロキノン及びその誘導体、
システイン及びその誘導体、グルコサミン及びその誘導
体、アゼライン酸及びその誘導体、胎盤抽出物、メラニ
ン産生阻害作用を有する植物及び藻類抽出物から選択さ
れる1種又は2種以上と、リンドウ属植物抽出物を皮膚
外用剤に配合する。
を有し、かつ皮膚刺激性や皮膚感作性といった安全面に
おいても優れた皮膚外用剤を得る。 【解決手段】 アスコルビン酸配糖体を除くL−
アスコルビン酸及びその塩又はその誘導体、ヒノキチオ
ール及びその誘導体、2−ヒドロキシカルボン酸及びそ
の塩又はその誘導体、ハイドロキノン及びその誘導体、
システイン及びその誘導体、グルコサミン及びその誘導
体、アゼライン酸及びその誘導体、胎盤抽出物、メラニ
ン産生阻害作用を有する植物及び藻類抽出物から選択さ
れる1種又は2種以上と、リンドウ属植物抽出物を皮膚
外用剤に配合する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、メラニンの産生
阻害作用が相乗的に増強され、日焼け後の色素沈着・し
み・ソバカス・肝斑等の予防及び改善に有効で、皮膚美
白効果が著しく改良された、安全性の高い皮膚外用剤に
関する。
阻害作用が相乗的に増強され、日焼け後の色素沈着・し
み・ソバカス・肝斑等の予防及び改善に有効で、皮膚美
白効果が著しく改良された、安全性の高い皮膚外用剤に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、紫外線による皮膚の黒化や、
シミ,ソバカスといった皮膚の色素沈着を防止又は改善
するため、メラニン産生を阻害したり、生成したメラニ
ン色素を還元する作用を有する成分がスクリーニングさ
れ、皮膚外用剤に配合されてきた。例えば、アスコルビ
ン酸、システイン、ハイドロキノン、胎盤抽出物、2−
ヒドロキシカルボン酸及びこれらの誘導体、植物,藻類
の抽出物などが利用されている。
シミ,ソバカスといった皮膚の色素沈着を防止又は改善
するため、メラニン産生を阻害したり、生成したメラニ
ン色素を還元する作用を有する成分がスクリーニングさ
れ、皮膚外用剤に配合されてきた。例えば、アスコルビ
ン酸、システイン、ハイドロキノン、胎盤抽出物、2−
ヒドロキシカルボン酸及びこれらの誘導体、植物,藻類
の抽出物などが利用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、アスコ
ルビン酸、システイン、ハイドロキノンは、酸化還元反
応を受けやすく不安定であり、2−ヒドロキシカルボン
酸は有効量を配合すると皮膚に対する安全性に問題があ
り、胎盤抽出物や植物、藻類の抽出物は有効量を配合す
ると皮膚外用剤に好ましくない臭いや色を付与しかねな
い、等の問題点があった。
ルビン酸、システイン、ハイドロキノンは、酸化還元反
応を受けやすく不安定であり、2−ヒドロキシカルボン
酸は有効量を配合すると皮膚に対する安全性に問題があ
り、胎盤抽出物や植物、藻類の抽出物は有効量を配合す
ると皮膚外用剤に好ましくない臭いや色を付与しかねな
い、等の問題点があった。
【0004】本発明においては、上記のような問題点を
解決し、強い皮膚のメラニン産生阻害作用を有し、かつ
皮膚刺激性や皮膚感作性といった安全面においても優れ
た皮膚外用剤を得ることを目的とした。
解決し、強い皮膚のメラニン産生阻害作用を有し、かつ
皮膚刺激性や皮膚感作性といった安全面においても優れ
た皮膚外用剤を得ることを目的とした。
【0005】
【課題を解決するための手段】このような事情に鑑み、
本発明者らは、上記問題を解決するために種々検討を行
ったところ、リンドウ属植物の抽出物と、特定のメラニ
ン産生を阻害する作用を有する成分を併用することによ
り、美白効果が相乗的に増強され、しかも皮膚刺激性や
皮膚感作性といった安全面においても優れた皮膚外用剤
が得られることを見いだし、本発明を完成するに至っ
た。
本発明者らは、上記問題を解決するために種々検討を行
ったところ、リンドウ属植物の抽出物と、特定のメラニ
ン産生を阻害する作用を有する成分を併用することによ
り、美白効果が相乗的に増強され、しかも皮膚刺激性や
皮膚感作性といった安全面においても優れた皮膚外用剤
が得られることを見いだし、本発明を完成するに至っ
た。
【0006】すなわち、本発明は、アスコルビン酸配糖
体を除くL−アスコルビン酸及びその塩又はその誘導
体、ヒノキチオール及びその誘導体、2−ヒドロキシカ
ルボン酸及びその塩又はその誘導体、ハイドロキノン及
びその誘導体、システイン及びその誘導体、グルコサミ
ン及びその誘導体、アゼライン酸及びその誘導体、胎盤
抽出物、メラニン産生阻害作用を有する植物及び藻類抽
出物から選択される1種又は2種以上と、リンドウ属植
物の抽出物を含有することを特徴とする皮膚外用剤を提
供するものである。
体を除くL−アスコルビン酸及びその塩又はその誘導
体、ヒノキチオール及びその誘導体、2−ヒドロキシカ
ルボン酸及びその塩又はその誘導体、ハイドロキノン及
びその誘導体、システイン及びその誘導体、グルコサミ
ン及びその誘導体、アゼライン酸及びその誘導体、胎盤
抽出物、メラニン産生阻害作用を有する植物及び藻類抽
出物から選択される1種又は2種以上と、リンドウ属植
物の抽出物を含有することを特徴とする皮膚外用剤を提
供するものである。
【0007】また、本発明は、前記メラニン産生阻害作
用を有する植物及び藻類抽出物がマンサク属,ユキノシ
タ属,ジンコウ属,ツバキ属,トチノキ属,タデ属,セ
イヨウヤマハッカ属,イブキジャコウソウ属,ヨモギ
属,ノコギリソウ属,ヒヨドリバナ属,シナノキ属,オ
トギリソウ属,イワユキノシタ属,ジンチョウゲ属,ガ
ンピ属,ミツマタ属,カンゾウ属,イワナシ属,モウセ
ンゴケ属,ウラシマツツジ属の植物及び、カイメンソウ
属,サンゴモ属,ヤハズグサ属,アミジグサ属,ヒジキ
属,ソゾ属,フシツナギ属,イワヒゲ属,ダルス属,ホ
ンダワラ属,イシモズク属の藻類からの抽出物より成る
群から選択される1種又は2種以上であることを特徴と
する前記の皮膚外用剤を提供するものである。
用を有する植物及び藻類抽出物がマンサク属,ユキノシ
タ属,ジンコウ属,ツバキ属,トチノキ属,タデ属,セ
イヨウヤマハッカ属,イブキジャコウソウ属,ヨモギ
属,ノコギリソウ属,ヒヨドリバナ属,シナノキ属,オ
トギリソウ属,イワユキノシタ属,ジンチョウゲ属,ガ
ンピ属,ミツマタ属,カンゾウ属,イワナシ属,モウセ
ンゴケ属,ウラシマツツジ属の植物及び、カイメンソウ
属,サンゴモ属,ヤハズグサ属,アミジグサ属,ヒジキ
属,ソゾ属,フシツナギ属,イワヒゲ属,ダルス属,ホ
ンダワラ属,イシモズク属の藻類からの抽出物より成る
群から選択される1種又は2種以上であることを特徴と
する前記の皮膚外用剤を提供するものである。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を説明する。
【0009】本発明に用いられるリンドウ属植物は、リ
ンドウ(Gentianaceae)科の多年草である。リンドウ(G
entiana L.)属植物としては、リンドウ(Gentiana scab
ra Bunge var. buergeri (Miq.) Maxim. subvar. orien
talis (Hara) Toyokuni)、チャボリンドウ(Gentiana
acaulis L.)、トウヤクリンドウ(Gentiana algid
a)、エゾリンドウ(Gentiana Triflora Pallas var. j
aponica (Kush.) Hara)、ゲンチアナ(Gentiana lutea
L.)等が例示される。これらのリンドウ(Gentiana L.)
属植物の中でも、特にゲンチアナ(Gentiana lutea
L.)が好ましい。このゲンチアナ(Gentiana lutea
L.)に関しては、そのチロシナーゼ活性抑制効果を利用
した美白皮膚外用剤がすでに開示されている(特開平4
−273808号公報)が、特定のメラニン産生を阻害
する作用を有する成分を併用することにより、美白効果
が相乗的に増強され、しかも皮膚刺激性や皮膚感作性と
いった安全面においても優れた皮膚外用剤が得られるこ
とについては、これまで知られていない。
ンドウ(Gentianaceae)科の多年草である。リンドウ(G
entiana L.)属植物としては、リンドウ(Gentiana scab
ra Bunge var. buergeri (Miq.) Maxim. subvar. orien
talis (Hara) Toyokuni)、チャボリンドウ(Gentiana
acaulis L.)、トウヤクリンドウ(Gentiana algid
a)、エゾリンドウ(Gentiana Triflora Pallas var. j
aponica (Kush.) Hara)、ゲンチアナ(Gentiana lutea
L.)等が例示される。これらのリンドウ(Gentiana L.)
属植物の中でも、特にゲンチアナ(Gentiana lutea
L.)が好ましい。このゲンチアナ(Gentiana lutea
L.)に関しては、そのチロシナーゼ活性抑制効果を利用
した美白皮膚外用剤がすでに開示されている(特開平4
−273808号公報)が、特定のメラニン産生を阻害
する作用を有する成分を併用することにより、美白効果
が相乗的に増強され、しかも皮膚刺激性や皮膚感作性と
いった安全面においても優れた皮膚外用剤が得られるこ
とについては、これまで知られていない。
【0010】リンドウ属植物の抽出物の皮膚外用剤への
配合量には特に限定はないが、一般には0.0001〜
10重量%、好ましくは0.001〜5重量%配合す
る。
配合量には特に限定はないが、一般には0.0001〜
10重量%、好ましくは0.001〜5重量%配合す
る。
【0011】本発明でリンドウ属植物の抽出物と共に使
用するアスコルビン酸配糖体を除くL−アスコルビン酸
及びその塩又はその誘導体としては、例えばL−アスコ
ルビン酸、L−アスコルビン酸ナトリウム,L−アスコ
ルビン酸マグネシウム,L−アスコルビン酸カリウム,
L−アスコルビン酸カルシウム等のL−アスコルビン酸
塩、L−アスコルビン酸モノステアレート,L−アスコ
ルビン酸モノパルミテート,L−アスコルビン酸モノオ
レエート等のL−アスコルビン酸モノアルキル又はモノ
アルケニルエステル誘導体、L−アスコルビン酸-2-硫
酸エステル等のアスコルビン酸モノエステル誘導体、L
−アスコルビン酸ジステアレート,L−アスコルビン酸
ジパルミテート,L−アスコルビン酸ジオレエート等の
L−アスコルビン酸ジアルキル又はジアルケニルエステ
ル誘導体、L−アスコルビン酸トリステアレート,L−
アスコルビン酸トリパルミテート,L−アスコルビン酸
トリオレエート等のL−アスコルビン酸トリアルキル又
はトリアルケニルエステル誘導体、L−アスコルビルリ
ン酸、L−アスコルビルリン酸ナトリウム,L−アスコ
ルビルリン酸カリウム,L−アスコルビルリン酸マグネ
シウム,L−アスコルビルリン酸カルシウム等のL−ア
スコルビルリン酸塩を挙げることができる。これらのL
−アスコルビン酸及びその塩又はその誘導体のうち、特
に好ましいものとしては、L−アスコルビン酸,L−ア
スコルビルリン酸及びそのマグネシウム塩が挙げられ
る。
用するアスコルビン酸配糖体を除くL−アスコルビン酸
及びその塩又はその誘導体としては、例えばL−アスコ
ルビン酸、L−アスコルビン酸ナトリウム,L−アスコ
ルビン酸マグネシウム,L−アスコルビン酸カリウム,
L−アスコルビン酸カルシウム等のL−アスコルビン酸
塩、L−アスコルビン酸モノステアレート,L−アスコ
ルビン酸モノパルミテート,L−アスコルビン酸モノオ
レエート等のL−アスコルビン酸モノアルキル又はモノ
アルケニルエステル誘導体、L−アスコルビン酸-2-硫
酸エステル等のアスコルビン酸モノエステル誘導体、L
−アスコルビン酸ジステアレート,L−アスコルビン酸
ジパルミテート,L−アスコルビン酸ジオレエート等の
L−アスコルビン酸ジアルキル又はジアルケニルエステ
ル誘導体、L−アスコルビン酸トリステアレート,L−
アスコルビン酸トリパルミテート,L−アスコルビン酸
トリオレエート等のL−アスコルビン酸トリアルキル又
はトリアルケニルエステル誘導体、L−アスコルビルリ
ン酸、L−アスコルビルリン酸ナトリウム,L−アスコ
ルビルリン酸カリウム,L−アスコルビルリン酸マグネ
シウム,L−アスコルビルリン酸カルシウム等のL−ア
スコルビルリン酸塩を挙げることができる。これらのL
−アスコルビン酸及びその塩又はその誘導体のうち、特
に好ましいものとしては、L−アスコルビン酸,L−ア
スコルビルリン酸及びそのマグネシウム塩が挙げられ
る。
【0012】本発明でリンドウ属植物の抽出物と共に使
用するヒノキチオール及びその誘導体としては、特に限
定されず、ヒノキチオール,ヒノキチオール亜鉛錯体,
ヒノキチオールグルコシド等のヒノキチオール配糖体及
びそのアセチル誘導体等が例示される。
用するヒノキチオール及びその誘導体としては、特に限
定されず、ヒノキチオール,ヒノキチオール亜鉛錯体,
ヒノキチオールグルコシド等のヒノキチオール配糖体及
びそのアセチル誘導体等が例示される。
【0013】本発明でリンドウ属植物の抽出物と共に使
用する2−ヒドロキシカルボン酸及びその塩又はその誘
導体としては、特に限定されないが、炭素数2〜22の
2−ヒドロキシカルボン酸類が好ましく、さらには炭素
数2〜6の2−ヒドロキシカルボン酸が本発明の効果の
点から好ましく用いられる。例えば、2−ヒドロキシ酢
酸,乳酸,リンゴ酸,酒石酸,クエン酸及びその塩、ま
た2−ヒドロキシカルボン酸類の皮膚親和性を改善し
た、2−ヒドロキシカルボン酸のアルキルエステル,コ
レステロールエステル,配糖体,ホスファチジルエステ
ル,L−アルギニン塩等が挙げられる。
用する2−ヒドロキシカルボン酸及びその塩又はその誘
導体としては、特に限定されないが、炭素数2〜22の
2−ヒドロキシカルボン酸類が好ましく、さらには炭素
数2〜6の2−ヒドロキシカルボン酸が本発明の効果の
点から好ましく用いられる。例えば、2−ヒドロキシ酢
酸,乳酸,リンゴ酸,酒石酸,クエン酸及びその塩、ま
た2−ヒドロキシカルボン酸類の皮膚親和性を改善し
た、2−ヒドロキシカルボン酸のアルキルエステル,コ
レステロールエステル,配糖体,ホスファチジルエステ
ル,L−アルギニン塩等が挙げられる。
【0014】本発明でリンドウ属植物の抽出物と共に使
用するハイドロキノン及びその誘導体としては、特に限
定されないが、ハイドロキノン配糖体が好ましく用いら
れ、例えば、ハイドロキノン−α−D−グルコシド,ハ
イドロキノン−β−D−グルコシド,ハイドロキノン−
α−L−グルコシド,ハイドロキノン−β−L−グルコ
シド,ハイドロキノン−α−D−ガラクトシド,ハイド
ロキノン−β−D−ガラクトシド,ハイドロキノン−α
−L−ガラクトシド,ハイドロキノン−β−L−ガラク
トシド等の六炭糖配糖体、ハイドロキノン−α−D−リ
ボース,ハイドロキノン−β−D−リボース,ハイドロ
キノン−α−L−リボース,ハイドロキノン−β−L−
リボース,ハイドロキノン−α−D−アラビノース,ハ
イドロキノン−β−D−アラビノース,ハイドロキノン
−α−L−アラビノース,ハイドロキノン−β−L−ア
ラビノース等の五炭糖配糖体、ハイドロキノン−α−D
−グルコサミン,ハイドロキノン−β−D−グルコサミ
ン,ハイドロキノン−α−L−グルコサミン,ハイドロ
キノン−β−L−グルコサミン,ハイドロキノン−α−
D−ガラクトサミン,ハイドロキノン−β−D−ガラク
トサミン,ハイドロキノン−α−L−ガラクトサミン,
ハイドロキノン−β−L−ガラクトサミン等のアミノ糖
配糖体、ハイドロキノン−α−D−グルクロン酸,ハイ
ドロキノン−β−D−グルクロン酸,ハイドロキノン−
α−L−グルクロン酸,ハイドロキノン−β−L−グル
クロン酸,ハイドロキノン−α−D−ガラクツロン酸,
ハイドロキノン−β−D−ガラクツロン酸,ハイドロキ
ノン−α−L−ガラクツロン酸,ハイドロキノン−β−
L−ガラクツロン酸等のウロン酸配糖体等を挙げること
ができる。またその誘導体としては、アセチル化物等の
エステル体、メチル化物などのエーテル体等を挙げるこ
とができ、これらの中でもハイドロキノン−β−D−グ
ルコースが本発明の効果の面から最も好ましい。
用するハイドロキノン及びその誘導体としては、特に限
定されないが、ハイドロキノン配糖体が好ましく用いら
れ、例えば、ハイドロキノン−α−D−グルコシド,ハ
イドロキノン−β−D−グルコシド,ハイドロキノン−
α−L−グルコシド,ハイドロキノン−β−L−グルコ
シド,ハイドロキノン−α−D−ガラクトシド,ハイド
ロキノン−β−D−ガラクトシド,ハイドロキノン−α
−L−ガラクトシド,ハイドロキノン−β−L−ガラク
トシド等の六炭糖配糖体、ハイドロキノン−α−D−リ
ボース,ハイドロキノン−β−D−リボース,ハイドロ
キノン−α−L−リボース,ハイドロキノン−β−L−
リボース,ハイドロキノン−α−D−アラビノース,ハ
イドロキノン−β−D−アラビノース,ハイドロキノン
−α−L−アラビノース,ハイドロキノン−β−L−ア
ラビノース等の五炭糖配糖体、ハイドロキノン−α−D
−グルコサミン,ハイドロキノン−β−D−グルコサミ
ン,ハイドロキノン−α−L−グルコサミン,ハイドロ
キノン−β−L−グルコサミン,ハイドロキノン−α−
D−ガラクトサミン,ハイドロキノン−β−D−ガラク
トサミン,ハイドロキノン−α−L−ガラクトサミン,
ハイドロキノン−β−L−ガラクトサミン等のアミノ糖
配糖体、ハイドロキノン−α−D−グルクロン酸,ハイ
ドロキノン−β−D−グルクロン酸,ハイドロキノン−
α−L−グルクロン酸,ハイドロキノン−β−L−グル
クロン酸,ハイドロキノン−α−D−ガラクツロン酸,
ハイドロキノン−β−D−ガラクツロン酸,ハイドロキ
ノン−α−L−ガラクツロン酸,ハイドロキノン−β−
L−ガラクツロン酸等のウロン酸配糖体等を挙げること
ができる。またその誘導体としては、アセチル化物等の
エステル体、メチル化物などのエーテル体等を挙げるこ
とができ、これらの中でもハイドロキノン−β−D−グ
ルコースが本発明の効果の面から最も好ましい。
【0015】本発明でリンドウ属植物の抽出物と共に使
用するシステイン及びその誘導体としては、特に限定さ
れないが、例えばシステイン、又はシステインのリン脂
質エステル、スフィンゴシン及びその誘導体のエステ
ル、糖脂質エステル、糖エステル、ステロールエステル
及び炭素数8から20のアルキル若しくはアルケニルエ
ステル等が挙げられる。
用するシステイン及びその誘導体としては、特に限定さ
れないが、例えばシステイン、又はシステインのリン脂
質エステル、スフィンゴシン及びその誘導体のエステ
ル、糖脂質エステル、糖エステル、ステロールエステル
及び炭素数8から20のアルキル若しくはアルケニルエ
ステル等が挙げられる。
【0016】本発明でリンドウ属植物の抽出物と共に使
用するグルコサミン及びその誘導体としては、特に限定
されないが、例えばグルコサミン、又はアセチルグルコ
サミン等のグルコサミンエステル類、グルコサミンメチ
ルエーテル等のグルコサミンエーテル類等が挙げられ
る。
用するグルコサミン及びその誘導体としては、特に限定
されないが、例えばグルコサミン、又はアセチルグルコ
サミン等のグルコサミンエステル類、グルコサミンメチ
ルエーテル等のグルコサミンエーテル類等が挙げられ
る。
【0017】本発明でリンドウ属植物の抽出物と共に使
用するアゼライン酸及びその誘導体としては、特に限定
されないが、例えばアゼライン酸、又はアゼライン酸モ
ノアルキルエステル等のアゼライン酸モノエステル類、
アゼライン酸ジアルキルエステル等のアゼライン酸ジエ
ステル類等が挙げられる。
用するアゼライン酸及びその誘導体としては、特に限定
されないが、例えばアゼライン酸、又はアゼライン酸モ
ノアルキルエステル等のアゼライン酸モノエステル類、
アゼライン酸ジアルキルエステル等のアゼライン酸ジエ
ステル類等が挙げられる。
【0018】本発明でリンドウ属植物の抽出物と共に使
用する胎盤抽出物としては、ウシやブタ等の哺乳動物の
胎盤を除血、粉砕、凍結等を行い、水溶性成分を抽出し
た後、更に不純物を除去して得られるものがあげられ
る。一般には、水溶性プラセンタエキスとして市販され
ている。
用する胎盤抽出物としては、ウシやブタ等の哺乳動物の
胎盤を除血、粉砕、凍結等を行い、水溶性成分を抽出し
た後、更に不純物を除去して得られるものがあげられ
る。一般には、水溶性プラセンタエキスとして市販され
ている。
【0019】本発明でリンドウ属植物の抽出物と共に使
用する、メラニン産生阻害作用が知られている植物及び
藻類からの抽出物としては特に種類は問わず、マンサク
(Hamamelis japonica Sieb. et Zucc.),シナマンサ
ク(Hamamelis mollis Oliv.),ハマメリス(Hamameli
s virginiana L.)等のマンサク属植物、ホシツヅリ(S
axifraga aizoon Jacq.),シコタンソウ(Saxifraga c
herlerioides D. Donvar. rebunshirensis (Engl. et I
rmsch) Hara,Saxifraga bronchialalis L.),ジンジ
ソウ(Saxifraga cortusaefolia Sieb. et Zucc.),ダ
イモンジソウ(Saxifraga fortunei Hook. f. var. inc
isolobata (Engl. et Irmsch.) Nakai),ハルユキノシ
タ(Saxifraga nipponica Makino),センダイソウ(Sa
xifraga sendaica Maxim.),ユキノシタ(Saxifraga s
tolonifera Meerb.),フキユキノシタ(Saxifraga jap
onica Boiss.),クロクモソウ(Saxifraga fusca Maxi
m.),クモマグサ(Saxifraga merkii Fish. var. laci
niata Nakai),クモマユキノシタ(Saxifraga lacinia
ta Nakai et Takeda),シコタンソウ(Saxifraga bron
chialalis L.),ムカゴユキノシタ(Saxifraga cernua
L.)等のユキノシタ属植物、ジンコウ(Aquilaria aga
llocha Roxb.)に代表されるジンコウ属植物、ツバキ
(Camellia japonica L.)及びその変種,チャ(Camell
ia sinensis (L.) O. Kuntze)及びその変種等のツバキ
属植物、ベニバナトチノキ(Aesculus carnea Hayn
e),シナトチノキ(Aesculus chinensis Bunge),セ
イヨウトチノキ(Aesculus hippocastanum L.),トチ
ノキ(Aesculus turbinata Bl.)等のトチノキ属植物、
イタドリ(Polygonum cuspidatum Sieb. et Zucc.),
ハチジョウイタドリ(Polygonum cuspidatum Sieb. et
Zucc. var. hachidyoenseOhwi),オオイタドリ(Polyg
onum sachalinense Fr. Schm.)等のタデ属植物、メリ
ッサ(Melissa officinalis L.)に代表されるセイヨウ
ヤマハッカ属植物、イブキジャコウソウ(Thymus serph
yllum L. subsp. quinquecostatus (Aelak.)Kitamur
a),タイム(Thymus vulgaris L.)等のイブキジャコ
ウソウ属植物、ニガヨモギ(Artemisia absinthium
L.),クソニンジン(Artemisia annua L.),カワラニ
ンジン(Artemisia apiacea Hance),カワラヨモギ(A
rtemisia capillaris Thunb.),シナヨモギ(Artemisi
a cina Berg.),タラゴン(Artemisia dracunculus
L.),オトコヨモギ(Artemisia japonica Thunb.),
ミブヨモギ(Artemisia maritima L.),ヨモギ(Artem
isia princeps Pamp.)等のヨモギ属植物、ノコギリソ
ウ(Achillea alpina L.),セイヨウノコギリソウ(Ac
hillea milleifolium L.),ジャコウノコギリソウ(Ac
hillea moschata Jacq.)等のノコギリソウ属植物、フ
ジバカマ(Eupatorium japonicum Thunb.),サワヒヨ
ドリ(Eupatorium lindleyanum DC.),ヒヨドリバナ
(Eupatorium chinense L. var. oppositifolium (Koid
z.) Murata et H. Koyama)等のヒヨドリバナ属植物、
アメリカシナノキ(Tilia americana L.),フユボダイ
ジュ(Tilia cordata Mill.),セイヨウシナノキ(Tili
a europaea L.),シナノキ(Tiliajaponica (Miq.) Si
monk.),ボダイジュ(Tilia miqueliana Maxim.),ナ
ツボダイジュ(Tilia platyphyllos Scop.)等のシナノ
キ属植物、トモエソウ(Hypericum ascyron L.),オト
ギリソウ(Hypericum erectum Thunb.),ヒメオトギリ
(Hypericum japonicum Thunb.),セイヨウオトギリ
(Hypericum perforatumL.)等のオトギリソウ属植物、
イワユキノシタ(Tanakaea radicans Fr. et Sav.)に
代表されるイワユキノシタ属植物、サツマフジ(Daphne
genkwa Sieb. etZucc.),コショウノキ(Daphne kius
iana Miq.),コウシュジンチョウゲ(Daphne mezereum
L.),ジンチョウゲ(Daphne odora Thunb.),オニシ
バリ(Daphne pseudo-mezereum A. Gray),ナニワズ
(Daphne kamtchatica Maxim. var.yezoensis Ohwi),
カラスシキミ(Daphne miyabeana Makino)等のジンチ
ョウゲ属植物、オオシマガンピ(Diplomorpha phymatog
lossa (Koidz.) Nakai),ガンピ(Diplomorpha sikoki
ana (Fr. et Sav.) Honda ),キガンピ(Diplomorpha
trichotoma (Thunb.) Nakai)等のガンピ属植物、ミツ
マタ(Edgeworthia chrysantha Lindl.)に代表される
ミツマタ属植物、スペインカンゾウ(Glycyrrhiza glab
ra L.),キカンゾウ(Glycyrrhiza kansuensis Chang
et peng),カンゾウ(Glycyrrhiza urarensis Fisc
h.)等のカンゾウ属植物、ナガバノモウセンゴケ(Dros
era angelica Huds.),イシモチソウ(Drosera peltat
a Smith),モウセンゴケ(Drosera routundifolia
L.),コモウセンゴケ(Drosera spathulata Labill.)
等のモウセンゴケ属植物、ウラシマツツジ(Arctostaph
ylos alpina (L.) Spreng. var. japonica (Nakai) Hul
ten),ウワウルシ(Arctostaphylos uva-ursi (L.) Sp
reng.)等のウラシマツツジ属植物、カイメンソウ(Cer
atodictyon spongiosum)に代表されるカイメンソウ属
藻類、無節サンゴモ(Corallina sp.),サンゴモ(Cor
allina officinalis),ピリヒバ(Corallina pilurife
ra)等のサンゴモ属藻類、ヤハズグサ(Dictyopteris l
atiuscula),シワヤハズ(Dictyopteris undulata),
ヘラヤハズ(Dictyopteris prolifera),スジヤハズ
(Dictyopteris plagiogramma),ヒメヤハズ(Dictyop
teris repens),エゾヤハズ(Dictyopteris divaricat
a),ウラボシヤハズ(Dictyopteris polypodioides)
等のヤハズグサ属藻類、ハリアミジ(Dictyota spinulo
sa)に代表されるアミジグサ属藻類、ヒジキ(Hizikia
fusiformis)に代表されるヒジキ属藻類、ソゾsp.(Lau
rencia sp.),クロソゾ(Laurencia intermedia),ミ
ツデソゾ(Laurencia okamurai),ソゾノハナ(Lauren
cia grevilleana),オオソゾ(Laurencia glandulifer
a),ハネソゾ(Laurencia pinnata),コブソゾ(Laur
encia undulata)等のソゾ属藻類、フシツナギ(Loment
aria catenata),コスジフシツナギ(Lomentaria hako
datensis)等のフシツナギ属藻類、イワヒゲ(Myelophy
cus caespitosus)に代表されるイワヒゲ属藻類、ダル
ス(Palmaria palmata)に代表されるダルス属藻類、ホ
ンダワラ(Sargassum fulvellum),エンドウモク(Sar
gassum yendoi),マメタワラ(Sargassum piluriferu
m),ヤツマタモク(Sargassum patens),アカモク(Sa
rgassum horneri),ノコギリモク(Sargassum serrati
folium),オオバノコギリモク(Sargassum giganteifo
lium),ヨレモク(Sargassum tortile),ヤナギモク
(オオバモク:Sargassum ringgoldianum),ネジモク
(Sargassum sagamianum),ハハキモク(Sargassum kj
ellmanianum),ウミトラノオ(Sargassum thunbergi
i),フシスジモク(Sargassum confusum),イソモク
(Sargassum hemiphyllum),ナラサモ(Sargassum nig
rifolium),トゲモク(Sargassum micracanthum),タ
マナシモク(Sargassum nipponicum),ジンメソウ(Sa
rgassum vulgare),フタエモク(ヒイラギモク:Sarga
ssum duplicatum),エゾノネジモク(Sargassum yezoe
nse)等のホンダワラ属藻類、イシモズク(Sphaerotric
hia divaricata)に代表されるイシモズク属藻類等が例
示される。
用する、メラニン産生阻害作用が知られている植物及び
藻類からの抽出物としては特に種類は問わず、マンサク
(Hamamelis japonica Sieb. et Zucc.),シナマンサ
ク(Hamamelis mollis Oliv.),ハマメリス(Hamameli
s virginiana L.)等のマンサク属植物、ホシツヅリ(S
axifraga aizoon Jacq.),シコタンソウ(Saxifraga c
herlerioides D. Donvar. rebunshirensis (Engl. et I
rmsch) Hara,Saxifraga bronchialalis L.),ジンジ
ソウ(Saxifraga cortusaefolia Sieb. et Zucc.),ダ
イモンジソウ(Saxifraga fortunei Hook. f. var. inc
isolobata (Engl. et Irmsch.) Nakai),ハルユキノシ
タ(Saxifraga nipponica Makino),センダイソウ(Sa
xifraga sendaica Maxim.),ユキノシタ(Saxifraga s
tolonifera Meerb.),フキユキノシタ(Saxifraga jap
onica Boiss.),クロクモソウ(Saxifraga fusca Maxi
m.),クモマグサ(Saxifraga merkii Fish. var. laci
niata Nakai),クモマユキノシタ(Saxifraga lacinia
ta Nakai et Takeda),シコタンソウ(Saxifraga bron
chialalis L.),ムカゴユキノシタ(Saxifraga cernua
L.)等のユキノシタ属植物、ジンコウ(Aquilaria aga
llocha Roxb.)に代表されるジンコウ属植物、ツバキ
(Camellia japonica L.)及びその変種,チャ(Camell
ia sinensis (L.) O. Kuntze)及びその変種等のツバキ
属植物、ベニバナトチノキ(Aesculus carnea Hayn
e),シナトチノキ(Aesculus chinensis Bunge),セ
イヨウトチノキ(Aesculus hippocastanum L.),トチ
ノキ(Aesculus turbinata Bl.)等のトチノキ属植物、
イタドリ(Polygonum cuspidatum Sieb. et Zucc.),
ハチジョウイタドリ(Polygonum cuspidatum Sieb. et
Zucc. var. hachidyoenseOhwi),オオイタドリ(Polyg
onum sachalinense Fr. Schm.)等のタデ属植物、メリ
ッサ(Melissa officinalis L.)に代表されるセイヨウ
ヤマハッカ属植物、イブキジャコウソウ(Thymus serph
yllum L. subsp. quinquecostatus (Aelak.)Kitamur
a),タイム(Thymus vulgaris L.)等のイブキジャコ
ウソウ属植物、ニガヨモギ(Artemisia absinthium
L.),クソニンジン(Artemisia annua L.),カワラニ
ンジン(Artemisia apiacea Hance),カワラヨモギ(A
rtemisia capillaris Thunb.),シナヨモギ(Artemisi
a cina Berg.),タラゴン(Artemisia dracunculus
L.),オトコヨモギ(Artemisia japonica Thunb.),
ミブヨモギ(Artemisia maritima L.),ヨモギ(Artem
isia princeps Pamp.)等のヨモギ属植物、ノコギリソ
ウ(Achillea alpina L.),セイヨウノコギリソウ(Ac
hillea milleifolium L.),ジャコウノコギリソウ(Ac
hillea moschata Jacq.)等のノコギリソウ属植物、フ
ジバカマ(Eupatorium japonicum Thunb.),サワヒヨ
ドリ(Eupatorium lindleyanum DC.),ヒヨドリバナ
(Eupatorium chinense L. var. oppositifolium (Koid
z.) Murata et H. Koyama)等のヒヨドリバナ属植物、
アメリカシナノキ(Tilia americana L.),フユボダイ
ジュ(Tilia cordata Mill.),セイヨウシナノキ(Tili
a europaea L.),シナノキ(Tiliajaponica (Miq.) Si
monk.),ボダイジュ(Tilia miqueliana Maxim.),ナ
ツボダイジュ(Tilia platyphyllos Scop.)等のシナノ
キ属植物、トモエソウ(Hypericum ascyron L.),オト
ギリソウ(Hypericum erectum Thunb.),ヒメオトギリ
(Hypericum japonicum Thunb.),セイヨウオトギリ
(Hypericum perforatumL.)等のオトギリソウ属植物、
イワユキノシタ(Tanakaea radicans Fr. et Sav.)に
代表されるイワユキノシタ属植物、サツマフジ(Daphne
genkwa Sieb. etZucc.),コショウノキ(Daphne kius
iana Miq.),コウシュジンチョウゲ(Daphne mezereum
L.),ジンチョウゲ(Daphne odora Thunb.),オニシ
バリ(Daphne pseudo-mezereum A. Gray),ナニワズ
(Daphne kamtchatica Maxim. var.yezoensis Ohwi),
カラスシキミ(Daphne miyabeana Makino)等のジンチ
ョウゲ属植物、オオシマガンピ(Diplomorpha phymatog
lossa (Koidz.) Nakai),ガンピ(Diplomorpha sikoki
ana (Fr. et Sav.) Honda ),キガンピ(Diplomorpha
trichotoma (Thunb.) Nakai)等のガンピ属植物、ミツ
マタ(Edgeworthia chrysantha Lindl.)に代表される
ミツマタ属植物、スペインカンゾウ(Glycyrrhiza glab
ra L.),キカンゾウ(Glycyrrhiza kansuensis Chang
et peng),カンゾウ(Glycyrrhiza urarensis Fisc
h.)等のカンゾウ属植物、ナガバノモウセンゴケ(Dros
era angelica Huds.),イシモチソウ(Drosera peltat
a Smith),モウセンゴケ(Drosera routundifolia
L.),コモウセンゴケ(Drosera spathulata Labill.)
等のモウセンゴケ属植物、ウラシマツツジ(Arctostaph
ylos alpina (L.) Spreng. var. japonica (Nakai) Hul
ten),ウワウルシ(Arctostaphylos uva-ursi (L.) Sp
reng.)等のウラシマツツジ属植物、カイメンソウ(Cer
atodictyon spongiosum)に代表されるカイメンソウ属
藻類、無節サンゴモ(Corallina sp.),サンゴモ(Cor
allina officinalis),ピリヒバ(Corallina pilurife
ra)等のサンゴモ属藻類、ヤハズグサ(Dictyopteris l
atiuscula),シワヤハズ(Dictyopteris undulata),
ヘラヤハズ(Dictyopteris prolifera),スジヤハズ
(Dictyopteris plagiogramma),ヒメヤハズ(Dictyop
teris repens),エゾヤハズ(Dictyopteris divaricat
a),ウラボシヤハズ(Dictyopteris polypodioides)
等のヤハズグサ属藻類、ハリアミジ(Dictyota spinulo
sa)に代表されるアミジグサ属藻類、ヒジキ(Hizikia
fusiformis)に代表されるヒジキ属藻類、ソゾsp.(Lau
rencia sp.),クロソゾ(Laurencia intermedia),ミ
ツデソゾ(Laurencia okamurai),ソゾノハナ(Lauren
cia grevilleana),オオソゾ(Laurencia glandulifer
a),ハネソゾ(Laurencia pinnata),コブソゾ(Laur
encia undulata)等のソゾ属藻類、フシツナギ(Loment
aria catenata),コスジフシツナギ(Lomentaria hako
datensis)等のフシツナギ属藻類、イワヒゲ(Myelophy
cus caespitosus)に代表されるイワヒゲ属藻類、ダル
ス(Palmaria palmata)に代表されるダルス属藻類、ホ
ンダワラ(Sargassum fulvellum),エンドウモク(Sar
gassum yendoi),マメタワラ(Sargassum piluriferu
m),ヤツマタモク(Sargassum patens),アカモク(Sa
rgassum horneri),ノコギリモク(Sargassum serrati
folium),オオバノコギリモク(Sargassum giganteifo
lium),ヨレモク(Sargassum tortile),ヤナギモク
(オオバモク:Sargassum ringgoldianum),ネジモク
(Sargassum sagamianum),ハハキモク(Sargassum kj
ellmanianum),ウミトラノオ(Sargassum thunbergi
i),フシスジモク(Sargassum confusum),イソモク
(Sargassum hemiphyllum),ナラサモ(Sargassum nig
rifolium),トゲモク(Sargassum micracanthum),タ
マナシモク(Sargassum nipponicum),ジンメソウ(Sa
rgassum vulgare),フタエモク(ヒイラギモク:Sarga
ssum duplicatum),エゾノネジモク(Sargassum yezoe
nse)等のホンダワラ属藻類、イシモズク(Sphaerotric
hia divaricata)に代表されるイシモズク属藻類等が例
示される。
【0020】上記の植物及び藻類のなかでも、ハマメリ
ス(Hamamelis virginiana L.),ユキノシタ(Saxifra
ga stolonifera Meerb.),ジンコウ(Aquilaria agall
ocha Roxb.),チャ(Camellia sinensis (L.) O. Kunt
ze)及びその変種,イタドリ(Polygonum cuspidatum S
ieb. et Zucc.),メリッサ(Melissa officinalis
L.),タイム(Thymus vulgaris L.),カワラヨモギ
(Artemisia capillarisThunb.),セイヨウノコギリソ
ウ(Achillea milleifolium L.),オトギリソウ(Hype
ricum erectum Thunb.),セイヨウオトギリ(Hypericu
m perforatum L.),スペインカンゾウ(Glycyrrhiza g
labra L.),カンゾウ(Glycyrrhiza ura rensis Fisc
h.),モウセンゴケ(Drosera routundifolia L.),ウ
ワウルシ(Arctostaphylos uva-ursi (L.) Spreng.),
ヘラヤハズ(Dictyopteris prolifera),ハリアミジ
(Dictyota spinulosa),ヒジキ(Hizikia fusiformi
s),ソゾsp.(Laurencia sp.),フシツナギ(Lomenta
ria catenata),イワヒゲ(Myelophycus caespitosu
s),ダルス(Palmaria palmata),ヤナギモク(オオ
バモク:Sargassum ringgoldianum),エゾノネジモク
(Sargassum yezoense),フシスジモク(Sargassum co
nfusum),イシモズク(Sphaerotrichia divaricata)
から選択される1種又は2種以上の植物,藻類が好まし
く用いられる。
ス(Hamamelis virginiana L.),ユキノシタ(Saxifra
ga stolonifera Meerb.),ジンコウ(Aquilaria agall
ocha Roxb.),チャ(Camellia sinensis (L.) O. Kunt
ze)及びその変種,イタドリ(Polygonum cuspidatum S
ieb. et Zucc.),メリッサ(Melissa officinalis
L.),タイム(Thymus vulgaris L.),カワラヨモギ
(Artemisia capillarisThunb.),セイヨウノコギリソ
ウ(Achillea milleifolium L.),オトギリソウ(Hype
ricum erectum Thunb.),セイヨウオトギリ(Hypericu
m perforatum L.),スペインカンゾウ(Glycyrrhiza g
labra L.),カンゾウ(Glycyrrhiza ura rensis Fisc
h.),モウセンゴケ(Drosera routundifolia L.),ウ
ワウルシ(Arctostaphylos uva-ursi (L.) Spreng.),
ヘラヤハズ(Dictyopteris prolifera),ハリアミジ
(Dictyota spinulosa),ヒジキ(Hizikia fusiformi
s),ソゾsp.(Laurencia sp.),フシツナギ(Lomenta
ria catenata),イワヒゲ(Myelophycus caespitosu
s),ダルス(Palmaria palmata),ヤナギモク(オオ
バモク:Sargassum ringgoldianum),エゾノネジモク
(Sargassum yezoense),フシスジモク(Sargassum co
nfusum),イシモズク(Sphaerotrichia divaricata)
から選択される1種又は2種以上の植物,藻類が好まし
く用いられる。
【0021】これらのリンドウ(Gentiana L.)属植物や
メラニン産生阻害作用を有する植物及び藻類からの抽出
物は、各種の全草又はその葉,樹皮,根,花,枝等の1
又は2以上の箇所を生のまま若しくは乾燥させて使用す
る。抽出溶媒としては特に限定されず、水、エタノー
ル,メタノール,イソプロパノール,イソブタノール,
n-ヘキサノール,メチルアミルアルコール,2-エチルブ
タノール,n-オクチルアルコール等の1価アルコール
類、グリセリン,エチレングリコール,エチレングリコ
ールモノメチルエーテル,プロピレングリコール,プロ
ピレングリコールモノメチルエーテル,プロピレングリ
コールモノエチルエーテル,トリエチレングリコール,
1,3-ブチレングリコール,へキシレングリコール等の多
価アルコール又はその誘導体、アセトン,メチルエチル
ケトン,メチルイソブチルケトン,メチル-n-プロピル
ケトン等のケトン類、酢酸エチル,酢酸イソプロピル等
のエステル類、エチルエーテル,イソプロピルエーテ
ル,n-ブチルエーテル等のエーテル類、スクワラン,ワ
セリン,パラフィンワックス,パラフィン油などの炭化
水素類、オリーブ油,小麦胚芽油,米油,ゴマ油,マカ
ダミアンナッツ油,アルモンド油,ヤシ油等の植物油
脂、牛脂,豚脂,鯨油等の動物油脂などが例示される。
また、リン酸緩衝生理食塩水等の無機塩類を添加した極
性溶媒、界面活性剤を添加した溶媒を用いることもで
き、特に限定されない。
メラニン産生阻害作用を有する植物及び藻類からの抽出
物は、各種の全草又はその葉,樹皮,根,花,枝等の1
又は2以上の箇所を生のまま若しくは乾燥させて使用す
る。抽出溶媒としては特に限定されず、水、エタノー
ル,メタノール,イソプロパノール,イソブタノール,
n-ヘキサノール,メチルアミルアルコール,2-エチルブ
タノール,n-オクチルアルコール等の1価アルコール
類、グリセリン,エチレングリコール,エチレングリコ
ールモノメチルエーテル,プロピレングリコール,プロ
ピレングリコールモノメチルエーテル,プロピレングリ
コールモノエチルエーテル,トリエチレングリコール,
1,3-ブチレングリコール,へキシレングリコール等の多
価アルコール又はその誘導体、アセトン,メチルエチル
ケトン,メチルイソブチルケトン,メチル-n-プロピル
ケトン等のケトン類、酢酸エチル,酢酸イソプロピル等
のエステル類、エチルエーテル,イソプロピルエーテ
ル,n-ブチルエーテル等のエーテル類、スクワラン,ワ
セリン,パラフィンワックス,パラフィン油などの炭化
水素類、オリーブ油,小麦胚芽油,米油,ゴマ油,マカ
ダミアンナッツ油,アルモンド油,ヤシ油等の植物油
脂、牛脂,豚脂,鯨油等の動物油脂などが例示される。
また、リン酸緩衝生理食塩水等の無機塩類を添加した極
性溶媒、界面活性剤を添加した溶媒を用いることもで
き、特に限定されない。
【0022】さらに抽出方法としては、室温,冷却又は
加熱した状態で含浸させて抽出する方法、水蒸気蒸留な
どの蒸留法を用いて抽出する方法、植物又は藻類を圧搾
して抽出物を得る圧搾法などが例示され、これらの方法
を単独で、又は2種以上を組み合わせて抽出を行う。
加熱した状態で含浸させて抽出する方法、水蒸気蒸留な
どの蒸留法を用いて抽出する方法、植物又は藻類を圧搾
して抽出物を得る圧搾法などが例示され、これらの方法
を単独で、又は2種以上を組み合わせて抽出を行う。
【0023】抽出の際の植物又は藻類と溶媒との比率は
特に限定されないが、植物又は藻類1に対して溶媒0.
1〜1000重量倍、特に抽出操作,効率の点で、0.
5〜100重量倍が好ましい。また抽出圧力及び抽出温
度は常圧下で0℃から溶媒の沸点以下の範囲とするのが
便利であり、抽出時間は抽出温度などにより異なるが2
時間〜2週間の範囲とするのが好ましい。
特に限定されないが、植物又は藻類1に対して溶媒0.
1〜1000重量倍、特に抽出操作,効率の点で、0.
5〜100重量倍が好ましい。また抽出圧力及び抽出温
度は常圧下で0℃から溶媒の沸点以下の範囲とするのが
便利であり、抽出時間は抽出温度などにより異なるが2
時間〜2週間の範囲とするのが好ましい。
【0024】このようにして得られた植物又は藻類の抽
出物は、抽出物をそのまま用いることもできるが、その
効果を失わない範囲で、脱臭,脱色,濃縮などの精製操
作を加えたり、さらにはカラムクロマトグラフィーなど
を用いて分画物として用いてもよい。これらの抽出物や
精製物,分画物は、これらから溶媒を除去することによ
って乾固物とすることもでき、さらに、アルコールなど
の溶媒に可溶化した形態、或いは乳剤の形態で用いるこ
とができる。
出物は、抽出物をそのまま用いることもできるが、その
効果を失わない範囲で、脱臭,脱色,濃縮などの精製操
作を加えたり、さらにはカラムクロマトグラフィーなど
を用いて分画物として用いてもよい。これらの抽出物や
精製物,分画物は、これらから溶媒を除去することによ
って乾固物とすることもでき、さらに、アルコールなど
の溶媒に可溶化した形態、或いは乳剤の形態で用いるこ
とができる。
【0025】植物抽出物から精製,分画して得られる成
分としては、ハマメリスの葉に多く含まれるハマメリタ
ンニン、甘草の油溶性抽出成分に含まれるフラボノイド
類,特にグラブリジン,ヒスパグラブリジン、タデ属植
物抽出物中に含まれる(-)-エピカテキン等が例示され
る。
分としては、ハマメリスの葉に多く含まれるハマメリタ
ンニン、甘草の油溶性抽出成分に含まれるフラボノイド
類,特にグラブリジン,ヒスパグラブリジン、タデ属植
物抽出物中に含まれる(-)-エピカテキン等が例示され
る。
【0026】これらのメラニン産生を阻害する作用を有
する成分の皮膚外用剤への配合量は、その効果や添加し
た際の臭い,色調の点から考え、0.0001〜10重
量%の濃度範囲とすることが望ましい。
する成分の皮膚外用剤への配合量は、その効果や添加し
た際の臭い,色調の点から考え、0.0001〜10重
量%の濃度範囲とすることが望ましい。
【0027】本発明の皮膚外用剤には、必要に応じて、
通常医薬品,医薬部外品,皮膚化粧料,毛髪用化粧料及
び洗浄料に配合される、油脂,保湿剤,粉体,色素,乳
化剤,可溶化剤,洗浄剤,紫外線吸収剤,増粘剤,薬
剤,香料,樹脂,アルコール類等を適宜配合することが
できる。また、本発明の皮膚外用剤の剤型は任意であ
り、例えば化粧水などの可溶化系,クリーム,乳液など
の乳化系,カラミンローション等の分散系として、提供
することもでき、また噴射剤と共に充填したエアゾール
の剤型をとってもよい。
通常医薬品,医薬部外品,皮膚化粧料,毛髪用化粧料及
び洗浄料に配合される、油脂,保湿剤,粉体,色素,乳
化剤,可溶化剤,洗浄剤,紫外線吸収剤,増粘剤,薬
剤,香料,樹脂,アルコール類等を適宜配合することが
できる。また、本発明の皮膚外用剤の剤型は任意であ
り、例えば化粧水などの可溶化系,クリーム,乳液など
の乳化系,カラミンローション等の分散系として、提供
することもでき、また噴射剤と共に充填したエアゾール
の剤型をとってもよい。
【0028】
【実施例】さらに実施例により、本発明の特徴について
詳細に説明する。まず、本発明で用いる、リンドウ属植
物の抽出物、胎盤抽出物及びメラニン産生阻害作用を有
する植物,藻類抽出物の調製例を示す。
詳細に説明する。まず、本発明で用いる、リンドウ属植
物の抽出物、胎盤抽出物及びメラニン産生阻害作用を有
する植物,藻類抽出物の調製例を示す。
【0029】[リンドウ抽出物]ゲンチアナ(Gentiana
lutea L.)の根及び根茎550gを乾燥,粉砕し、5
0容量%エタノール水溶液1,500ml中にて25℃
で5日間撹拌抽出した。次いで、抽出液をろ過し、ろ液
をリンドウ抽出物とした。
lutea L.)の根及び根茎550gを乾燥,粉砕し、5
0容量%エタノール水溶液1,500ml中にて25℃
で5日間撹拌抽出した。次いで、抽出液をろ過し、ろ液
をリンドウ抽出物とした。
【0030】[胎盤抽出物]市販されている水溶性プラ
センタエキス(ニチレイ社製)を用いた。
センタエキス(ニチレイ社製)を用いた。
【0031】[イタドリ抽出物]イタドリ(Polygonum
cuspidatum Sieb. et Zucc.)の根茎550gを乾燥,
粉砕し、50容量%エタノール水溶液1,500ml中
にて25℃で5日間撹拌抽出した。次いで、抽出液をろ
過し、ろ液をイタドリ抽出物とした。
cuspidatum Sieb. et Zucc.)の根茎550gを乾燥,
粉砕し、50容量%エタノール水溶液1,500ml中
にて25℃で5日間撹拌抽出した。次いで、抽出液をろ
過し、ろ液をイタドリ抽出物とした。
【0032】[イタドリ抽出分画物]イタドリ(Polygo
num cuspidatum Sieb. et Zucc.)の根茎の乾燥粉末2
00gを50容量%エタノール水溶液2,000ml中
に浸漬し、室温で7日間抽出した。次いで、抽出液をろ
過し、ろ液を減圧濃縮し、30容量%エタノール水溶液
800mlに溶解して、DIAION MCI Gel
HP−20カラム(三菱化成株式会社製)にかけ、4
0容量%エタノール水溶液にて溶出される画分を回収し
た。次いで前記画分をシリカゲル薄層クロマトグラフィ
ーにてクロロホルム・メタノール混合物(容量比=5:
1)を展開溶媒として用いて分画した。得られた画分の
うち、(-)-エピカテキンを含む画分を掻き取り、50容
量%エタノール50mlに溶解してイタドリ抽出分画物
とした。
num cuspidatum Sieb. et Zucc.)の根茎の乾燥粉末2
00gを50容量%エタノール水溶液2,000ml中
に浸漬し、室温で7日間抽出した。次いで、抽出液をろ
過し、ろ液を減圧濃縮し、30容量%エタノール水溶液
800mlに溶解して、DIAION MCI Gel
HP−20カラム(三菱化成株式会社製)にかけ、4
0容量%エタノール水溶液にて溶出される画分を回収し
た。次いで前記画分をシリカゲル薄層クロマトグラフィ
ーにてクロロホルム・メタノール混合物(容量比=5:
1)を展開溶媒として用いて分画した。得られた画分の
うち、(-)-エピカテキンを含む画分を掻き取り、50容
量%エタノール50mlに溶解してイタドリ抽出分画物
とした。
【0033】[ハマメリス抽出物]ハマメリス(Hamame
lis virginiana L.)の葉500gを乾燥,粉砕し、5
0容量%エタノール水溶液1,000ml中にて25℃
で5日間撹拌抽出した。次いで抽出液をろ過し、ろ液を
回収してハマメリス抽出物とした。
lis virginiana L.)の葉500gを乾燥,粉砕し、5
0容量%エタノール水溶液1,000ml中にて25℃
で5日間撹拌抽出した。次いで抽出液をろ過し、ろ液を
回収してハマメリス抽出物とした。
【0034】[ハマメリス抽出分画物]ハマメリス(Ha
mamelis virginiana L.)の葉及び樹皮計500gを細
切し、熱水1,500ml中にて5時間撹拌抽出した。
ついで抽出液をろ過し、ろ液をDIAION MCI
Gel HP−20カラム(三菱化成株式会社製)にか
け、エタノール・水混合溶媒で溶出し、ハマメリタンニ
ン含量が50重量%以上の画分を回収してハマメリス抽
出分画物とした。
mamelis virginiana L.)の葉及び樹皮計500gを細
切し、熱水1,500ml中にて5時間撹拌抽出した。
ついで抽出液をろ過し、ろ液をDIAION MCI
Gel HP−20カラム(三菱化成株式会社製)にか
け、エタノール・水混合溶媒で溶出し、ハマメリタンニ
ン含量が50重量%以上の画分を回収してハマメリス抽
出分画物とした。
【0035】[セイヨウオトギリ抽出物]セイヨウオト
ギリ(Hypericum perforatum L.)の開花期の全草35
0gを細切し、オリーブ油1,000ml中にて20℃
で7日間浸漬して抽出した。抽出液をろ過してろ液を回
収してセイヨウオトギリ抽出物とした。
ギリ(Hypericum perforatum L.)の開花期の全草35
0gを細切し、オリーブ油1,000ml中にて20℃
で7日間浸漬して抽出した。抽出液をろ過してろ液を回
収してセイヨウオトギリ抽出物とした。
【0036】[甘草抽出物]カンゾウ(Glycyrrhiza ur
arensis Fisch.)の根及び根茎500gを乾燥,粉砕
し、無水エタノール水溶液1,000ml中にて25℃
で24時間撹拌抽出した。抽出液をろ過してろ液を回収
し、減圧濃縮した後、凍結乾燥により乾固させる。乾固
物を酢酸エチル1,000ml中にて20℃で2日間撹
拌抽出した。抽出後、減圧乾燥して甘草抽出物とした。
arensis Fisch.)の根及び根茎500gを乾燥,粉砕
し、無水エタノール水溶液1,000ml中にて25℃
で24時間撹拌抽出した。抽出液をろ過してろ液を回収
し、減圧濃縮した後、凍結乾燥により乾固させる。乾固
物を酢酸エチル1,000ml中にて20℃で2日間撹
拌抽出した。抽出後、減圧乾燥して甘草抽出物とした。
【0037】[ジンコウ抽出物]ジンコウ(Aquillaria
agallocha Roxb.)の枝及び幹,計300gを乾燥,粉
砕し、エタノール1,000中にて20℃で10日間浸
漬した。次いで、抽出液をろ過し、ろ液を1/10容量
まで濃縮してジンコウ抽出物とした。
agallocha Roxb.)の枝及び幹,計300gを乾燥,粉
砕し、エタノール1,000中にて20℃で10日間浸
漬した。次いで、抽出液をろ過し、ろ液を1/10容量
まで濃縮してジンコウ抽出物とした。
【0038】[ウーロン茶抽出物]ウーロン茶(Thea s
inensis L. var. viridis Szkzyl.)の葉440gを乾
燥,粉砕し、精製水1,000ml中にて50℃で24
時間撹拌抽出した。抽出液をろ過し、ろ液を1/5容量
まで濃縮してウーロン茶抽出物とした。
inensis L. var. viridis Szkzyl.)の葉440gを乾
燥,粉砕し、精製水1,000ml中にて50℃で24
時間撹拌抽出した。抽出液をろ過し、ろ液を1/5容量
まで濃縮してウーロン茶抽出物とした。
【0039】[メリッサ抽出物]メリッサ(Melissa of
ficinalis L.)の葉300gを粉砕し、1,3-ブチレング
リコール1,000ml中にて25℃で5日間撹拌抽出
した。抽出液をろ過し、ろ液を回収してメリッサ抽出物
とした。
ficinalis L.)の葉300gを粉砕し、1,3-ブチレング
リコール1,000ml中にて25℃で5日間撹拌抽出
した。抽出液をろ過し、ろ液を回収してメリッサ抽出物
とした。
【0040】[タイム抽出物]タイム(Thymus vulgari
s L.)の全草450gを乾燥,粉砕し、50容量%グリ
セリン水溶液1,500ml中にて25℃で5日間撹拌
抽出した。抽出液をろ過し、ろ液を回収してタイム抽出
物とした。
s L.)の全草450gを乾燥,粉砕し、50容量%グリ
セリン水溶液1,500ml中にて25℃で5日間撹拌
抽出した。抽出液をろ過し、ろ液を回収してタイム抽出
物とした。
【0041】[セイヨウノコギリソウ抽出物]セイヨウ
ノコギリソウ(Achillea milleifolium L.)の花320
gを生理食塩水2,000ml中にて10℃にてホモジ
ナイズし、さらに4時間撹拌抽出した。抽出液をろ過
し、ろ液を回収してセイヨウノコギリソウ抽出物とし
た。
ノコギリソウ(Achillea milleifolium L.)の花320
gを生理食塩水2,000ml中にて10℃にてホモジ
ナイズし、さらに4時間撹拌抽出した。抽出液をろ過
し、ろ液を回収してセイヨウノコギリソウ抽出物とし
た。
【0042】[モウセンゴケ抽出物]モウセンゴケ(Dr
osera routundifolia L.)の全草300gを粉砕し、無
水エタノール1,000ml中にて25℃で5日間撹拌
抽出した。抽出液をろ過し、ろ液を回収してモウセンゴ
ケ抽出物とした。
osera routundifolia L.)の全草300gを粉砕し、無
水エタノール1,000ml中にて25℃で5日間撹拌
抽出した。抽出液をろ過し、ろ液を回収してモウセンゴ
ケ抽出物とした。
【0043】[ウワウルシ抽出物]ウワウルシ(Arctos
taphylos uva-ursi (L.) Spreng.)の葉350gを細切
し、1,3-ブチレングリコール1,000ml中にて20
℃で7日間浸漬して抽出した。抽出液をろ過してろ液を
回収してウワウルシ抽出物とした。
taphylos uva-ursi (L.) Spreng.)の葉350gを細切
し、1,3-ブチレングリコール1,000ml中にて20
℃で7日間浸漬して抽出した。抽出液をろ過してろ液を
回収してウワウルシ抽出物とした。
【0044】[ヘラヤハズ抽出物],[ハリアミジ抽出
物],[ソゾsp.抽出物],[ダルス抽出物]海から採
取した、ヘラヤハズ(Dictyopteris prolifera),ハリ
アミジ(Dictyota spinulosa),ソゾsp.(Laurencia s
p.),ダルス(Palmaria palmata)の全藻を水洗した
後、各500g毎細切し、等量のリン酸緩衝生理食塩水
(pH7.4)に分散後、ブレンダーミルで3時間撹拌
抽出した。抽出液をろ過し、ろ液を回収して上記各抽出
物とした。
物],[ソゾsp.抽出物],[ダルス抽出物]海から採
取した、ヘラヤハズ(Dictyopteris prolifera),ハリ
アミジ(Dictyota spinulosa),ソゾsp.(Laurencia s
p.),ダルス(Palmaria palmata)の全藻を水洗した
後、各500g毎細切し、等量のリン酸緩衝生理食塩水
(pH7.4)に分散後、ブレンダーミルで3時間撹拌
抽出した。抽出液をろ過し、ろ液を回収して上記各抽出
物とした。
【0045】表1に示した処方にて、本発明にかかる美
容液として実施例1〜実施例12及び比較例1〜比較例
12を調製した。これらの美容液は全成分を混合,均一
化することにより調製した。なお、量目は全て重量%に
て表示した。
容液として実施例1〜実施例12及び比較例1〜比較例
12を調製した。これらの美容液は全成分を混合,均一
化することにより調製した。なお、量目は全て重量%に
て表示した。
【0046】
【表1】
【0047】
【表2】
【0048】
【表3】
【0049】上記処方にて調製した本発明の実施例1〜
12及び比較例1〜12について、色素沈着症状の改善
効果を評価した。色素沈着症状の改善効果は、顕著なシ
ミ,ソバカス等の色素沈着症状を有する女性パネラー2
0名を一群とし、各群に実施例1〜実施例12及び比較
例1〜比較例12をそれぞれブラインドにて1日2回ず
つ1ヶ月間使用させ、1ヶ月後の皮膚の色素沈着の状態
を観察して使用前と比較して評価した。色素沈着の状態
は、表4に示す判定基準に従って評価し、20名の平均
値を算出して表5及び表6に示した。
12及び比較例1〜12について、色素沈着症状の改善
効果を評価した。色素沈着症状の改善効果は、顕著なシ
ミ,ソバカス等の色素沈着症状を有する女性パネラー2
0名を一群とし、各群に実施例1〜実施例12及び比較
例1〜比較例12をそれぞれブラインドにて1日2回ず
つ1ヶ月間使用させ、1ヶ月後の皮膚の色素沈着の状態
を観察して使用前と比較して評価した。色素沈着の状態
は、表4に示す判定基準に従って評価し、20名の平均
値を算出して表5及び表6に示した。
【0050】
【表4】
【0051】
【表5】
【0052】
【表6】
【0053】表5及び表6より明らかなように、本発明
に係る実施例使用群では、全群で顕著な色素沈着症状の
改善が認められており、使用試験終了後には、軽度若し
くはわずかな色素沈着が認められるにすぎない程度まで
症状が改善されていた。特に、リンドウ抽出物とL−ア
スコルビルリン酸マグネシウムを併用した実施例1,イ
タドリ抽出分画物を併用した実施例8,ハマメリス抽出
分画物を併用した実施例9使用群において、良好な改善
が見られていた。これに対し、メラニン産生阻害作用を
有する物質を単独で配合した比較例使用群においては、
色素沈着症状の改善は認められ得るものの、それぞれ対
応する実施例使用群に比べ、改善の程度は明らかに小さ
いものであった。
に係る実施例使用群では、全群で顕著な色素沈着症状の
改善が認められており、使用試験終了後には、軽度若し
くはわずかな色素沈着が認められるにすぎない程度まで
症状が改善されていた。特に、リンドウ抽出物とL−ア
スコルビルリン酸マグネシウムを併用した実施例1,イ
タドリ抽出分画物を併用した実施例8,ハマメリス抽出
分画物を併用した実施例9使用群において、良好な改善
が見られていた。これに対し、メラニン産生阻害作用を
有する物質を単独で配合した比較例使用群においては、
色素沈着症状の改善は認められ得るものの、それぞれ対
応する実施例使用群に比べ、改善の程度は明らかに小さ
いものであった。
【0054】なお、本発明の実施例1〜実施例12つい
ては、上記使用試験期間中に含有成分の析出,分離,凝
集,変臭,変色といった製剤の状態変化は全く見られな
かった。また、各実施例使用群において、皮膚刺激性反
応や皮膚感作性反応を示したパネラーは存在しなかっ
た。
ては、上記使用試験期間中に含有成分の析出,分離,凝
集,変臭,変色といった製剤の状態変化は全く見られな
かった。また、各実施例使用群において、皮膚刺激性反
応や皮膚感作性反応を示したパネラーは存在しなかっ
た。
【0055】本発明の他の実施例を示す。
【0056】 [実施例13]美容液 (1)ミツロウ 6.0(重量%) (2)セタノール 5.0 (3)還元ラノリン 8.0 (4)スクワラン 32.5 (5)脂肪酸グリセリン 4.0 (6)親油型モノステアリン酸グリセリン 2.0 (7)ポリオキシエチレン(20E.O.)ソルビタンモノラウレート 2.0 (8)プロピレングリコール 5.0 (9)リンドウ抽出物 0.4 (10)乳酸ナトリウム 0.3 (11)精製水 34.8 製法:(1)〜(7)の油性成分、及び(8)〜(11)の水性
成分をそれぞれ混合均一化して75℃に加熱する。水性
成分に油性成分を添加して乳化し、撹拌しながら冷却す
る。
成分をそれぞれ混合均一化して75℃に加熱する。水性
成分に油性成分を添加して乳化し、撹拌しながら冷却す
る。
【0057】 [実施例14] 美容液 (1)スクワラン 5.0(重量%) (2)白色ワセリン 2.0 (3)ミツロウ 0.5 (4)ソルビタンセスキオレエート 0.8 (5)ポリオキシエチレンオレイルエーテル(20E.O.) 1.2 (6)プロピレングリコール 5.0 (7)精製水 58.2 (8)カルボキシビニルポリマー(1重量%水溶液) 20.0 (9)リンドウ抽出物 1.5 (10)水酸化カリウム 0.1 (11)エタノール 5.0 (12)香料 0.2 (13)アスコルビン酸 0.5 製法:(1)〜(5)の油相成分を混合し、75℃に加熱し
て溶解,均一化する。一方、(6)〜(9)の水相成分を混
合,溶解して75℃に加熱し、前記の油相成分を添加し
てホモミキサーにて均一に乳化し、(10)を加えてpHを
調整する。冷却後40℃にて(11)〜(13)を添加,混合す
る。
て溶解,均一化する。一方、(6)〜(9)の水相成分を混
合,溶解して75℃に加熱し、前記の油相成分を添加し
てホモミキサーにて均一に乳化し、(10)を加えてpHを
調整する。冷却後40℃にて(11)〜(13)を添加,混合す
る。
【0058】 [実施例15]皮膚用ローション (1)エタノール 10.0(重量%) (2)ヒドロキシエチルセルロース 1.0 (3)リンドウ抽出物 1.0 (4)グリセリン 7.0 (5)グアイアズレンスルホン酸ナトリウム 0.5 (6)2-ヒドロキシ酢酸 0.5 (7)精製水 80.0 製法:(1)〜(7)を混合し、均一とする。
【0059】 [実施例16]皮膚用乳剤 (1)ステアリン酸 0.2(重量%) (2)セタノール 1.5 (3)ワセリン 3.0 (4)流動パラフィン 7.0 (5)ポリオキシエチレン(10E.O.)モノオレイン酸エステル 1.5 (6)グリセリン 5.0 (7)トリエタノールアミン 1.0 (8)リンドウ抽出物 1.0 (9)精製水 79.0 (10)乳酸菌抽出物 0.5 (11)胎盤抽出物 0.3 製法:(1)〜(5)の油相成分を混合,加熱して均一に溶
解し、70℃に保つ。一方、(6)〜(9)の水相成分を混
合,加熱して均一とし、70℃とする。この水相成分に
油相成分を撹拌しながら徐々に添加して乳化した後冷却
し、40℃で(10),(11)の成分を添加する。
解し、70℃に保つ。一方、(6)〜(9)の水相成分を混
合,加熱して均一とし、70℃とする。この水相成分に
油相成分を撹拌しながら徐々に添加して乳化した後冷却
し、40℃で(10),(11)の成分を添加する。
【0060】 [実施例17]皮膚用ゲル剤 (1)精製水 90.9(重量%) (2)カルボキシビニルポリマー 0.5 (3)リンドウ抽出物 0.3 (4)ジプロピレングリコール 8.0 (5)水酸化カリウム 0.1 (6)ヒノキチオール 0.2 製法:(1)に(2)及び(3)を均一に溶解した後、(4)を
添加し、次いで(5)を加えて増粘させ、(6)を添加して
均一に混合する。
添加し、次いで(5)を加えて増粘させ、(6)を添加して
均一に混合する。
【0061】 [実施例18]皮膚用クリーム (1)ミツロウ 6.0(重量%) (2)セタノール 5.0 (3)還元ラノリン 8.0 (4)スクワラン 29.5 (5)親油型グリセリルモノステアリン酸エステル 4.0 (6)ポリオキシエチレン(20E.O.) ソルビタンモノラウリン酸エステル 5.0 (7)プロピレングリコール 5.0 (8)リンドウ抽出物 0.5 (9)ウーロン茶抽出物 0.2 (10)精製水 36.8 製法:(1)〜(6)の油相成分を混合,溶解して75℃に
加熱する。一方、(7)〜(10)の水相成分を混合,溶解し
て75℃に加熱する。次いで、上記水相成分に油相成分
を添加して予備乳化した後、ホモミキサーにて均一に乳
化する。
加熱する。一方、(7)〜(10)の水相成分を混合,溶解し
て75℃に加熱する。次いで、上記水相成分に油相成分
を添加して予備乳化した後、ホモミキサーにて均一に乳
化する。
【0062】 [実施例19]水中油型乳剤性軟膏 (1)白色ワセリン 25.0(重量%) (2)ステアリルアルコール 25.0 (3)グリセリン 10.0 (4)ラウリル硫酸ナトリウム 1.0 (5)リンドウ抽出物 0.5 (6)ジンコウ抽出物 0.2 (7)精製水 38.3 製法:(1)〜(4)の油相成分を混合,溶解して均一と
し、75℃に加熱する。一方、(5),(6)を(7)に溶解
して75℃にて加熱溶解し、これに前記油相成分を添加
して乳化する。
し、75℃に加熱する。一方、(5),(6)を(7)に溶解
して75℃にて加熱溶解し、これに前記油相成分を添加
して乳化する。
【0063】 [実施例20]化粧水 (1)エタノール 10.0(重量%) (2)1,3-ブチレングリコール 10.0 (3)ヒノキチオール 0.5 (4)グリチルリチン酸ジカリウム 0.5 (5)リンドウ抽出物 0.2 (6)香料 0.1 (7)精製水 78.7 製法:(1)〜(6)を順次(7)に添加して均一に混合,溶
解する。
解する。
【0064】 [実施例21]メイクアップベースクリーム (1)ステアリン酸 12.0(重量%) (2)セタノール 2.0 (3)グリセリルトリ-2-エチルヘキサン酸エステル 2.5 (4)自己乳化型グリセリルモノステアリン酸エステル 2.0 (5)プロピレングリコール 10.0 (6)水酸化カリウム 0.3 (7)リンドウ抽出物 0.5 (8)精製水 69.0 (9)酸化チタン 1.0 (10)ベンガラ 0.1 (11)黄酸化鉄 0.4 (12)香料 0.1 (13)タイム抽出物 0.1 製法:(1)〜(4)の油相成分を混合し、75℃に加熱し
て均一とする。一方、(5)〜(8)の成分を混合し、75
℃に加熱,溶解して均一とし、これに(9)〜(11)の顔料
を添加し、ホモミキサーにて均一に分散させ水相成分と
する。この水相成分に前記油相成分を添加し、ホモミキ
サーにて乳化した後冷却し、40℃にて(12),(13)の成
分を添加,混合する。
て均一とする。一方、(5)〜(8)の成分を混合し、75
℃に加熱,溶解して均一とし、これに(9)〜(11)の顔料
を添加し、ホモミキサーにて均一に分散させ水相成分と
する。この水相成分に前記油相成分を添加し、ホモミキ
サーにて乳化した後冷却し、40℃にて(12),(13)の成
分を添加,混合する。
【0065】 [実施例22]乳液状ファンデーション (1)ステアリン酸 2.0(重量%) (2)スクワラン 5.0 (3)ミリスチン酸オクチルドデシル 5.0 (4)セタノール 1.0 (5)デカグリセリルモノイソパルミチン酸エステル 9.0 (6)1,3-ブチレングリコール 8.0 (7)水酸化カリウム 0.1 (8)リンドウ抽出物 0.3 (9)精製水 51.2 (10)酸化チタン 9.0 (11)タルク 7.4 (12)ベンガラ 0.5 (13)黄酸化鉄 1.1 (14)黒酸化鉄 0.1 (15)香料 0.1 (16)メリッサ抽出物 0.2 製法:(1)〜(5)の油相成分を混合し、75℃に加熱し
て均一とする。一方、(6)〜(9)の水相成分を混合し、
75℃に加熱,溶解して均一とし、これに(10)〜(14)の
顔料を添加し、ホモミキサーにて均一に分散させる。油
相成分を添加して乳化した後冷却し、40℃にて(15),
(16)の成分を添加,混合する。
て均一とする。一方、(6)〜(9)の水相成分を混合し、
75℃に加熱,溶解して均一とし、これに(10)〜(14)の
顔料を添加し、ホモミキサーにて均一に分散させる。油
相成分を添加して乳化した後冷却し、40℃にて(15),
(16)の成分を添加,混合する。
【0066】 [実施例23]ハンドクリーム (1)セタノール 4.0(重量%) (2)ワセリン 2.0 (3)流動パラフィン 10.0 (4)グリセリルモノステアリン酸エステル 1.5 (5)ポリオキシエチレン(60E.O.) グリセリルイソステアリン酸エステル 2.5 (6)酢酸トコフェロール 0.5 (7)グリセリン 20.0 (8)パラオキシ安息香酸メチル 0.1 (9)リンドウ抽出物 0.3 (10)ハイドロキノン-β-D-グルコシド 0.1 (11)精製水 59.0 製法:(1)〜(6)の油相成分を混合,溶解して75℃に
加熱する。一方、(7)〜(11)の水相成分を混合,溶解し
て75℃に加熱する。ついで、水相成分に油相成分を添
加して予備乳化した後、ホモミキサーにて均一に乳化す
る。
加熱する。一方、(7)〜(11)の水相成分を混合,溶解し
て75℃に加熱する。ついで、水相成分に油相成分を添
加して予備乳化した後、ホモミキサーにて均一に乳化す
る。
【0067】 [実施例24]ゼリー状ピールオフパック (1)ポリビニルアルコール 15.0(重量%) (2)カルボキシメチルセルロース 5.0 (3)1,3-ブチレングリコール 3.0 (4)エタノール 6.0 (5)ポリオキシエチレン(20EO)オレイルエーテル 0.5 (6)リンドウ抽出物 0.2 (7)セイヨウノコギリソウ抽出物 0.1 (8)精製水 70.2 製法:(8)に(3)を加えて75℃に加熱する。これに
(1),(2)を添加して溶解し、(4)〜(7)を添加して可
溶化する。
(1),(2)を添加して溶解し、(4)〜(7)を添加して可
溶化する。
【0068】 [実施例25]マッサージゲル (1)ジプロピレングリコール 7.0(重量%) (2)グリセリン 8.0 (3)ポリオキシエチレン(15EO)オレイルエーテル 1.0 (4)カルボキシビニルポリマー 0.4 (5)メチルセルロース 0.2 (6)リンドウ抽出物 0.4 (7)セイヨウオトギリ抽出物 0.2 (8)水酸化カリウム 0.1 (9)精製水 82.7 製法:75℃に加熱した(9)に、(1)〜(8)の成分を順
次添加,溶解,均一化する。
次添加,溶解,均一化する。
【0069】 [実施例26]洗顔料 (1)ステアリン酸 2.0(重量%) (2)セタノール 3.0 (3)ワセリン 10.0 (4)流動パラフィン 33.0 (5)ミリスチン酸イソプロピル 7.5 (6)グリセリルモノステアリン酸エステル 2.5 (7)ポリオキシエチレン(20EO)ソルビタン モノステアリン酸エステル 2.5 (8)グリセリン 5.0 (9)リンドウ抽出物 0.3 (10)水酸化カリウム 0.1 (11)精製水 33.9 (12)ヘラヤハズ抽出物 0.2 製法:(1)〜(7)の油相成分を混合,加熱溶解し、70
℃とする。一方、(8)〜(11)の水相成分を混合して加熱
溶解し、70℃とする。この水相成分に油相成分を徐々
に添加して予備乳化し、次いでホモミキサーにて均一に
乳化後冷却し、40℃で(12)の成分を添加する。
℃とする。一方、(8)〜(11)の水相成分を混合して加熱
溶解し、70℃とする。この水相成分に油相成分を徐々
に添加して予備乳化し、次いでホモミキサーにて均一に
乳化後冷却し、40℃で(12)の成分を添加する。
【0070】 [実施例27]皮膚用ローション (1)エタノール 20.0(重量%) (2)ヒドロキシエチルセルロース 1.0 (3)リンドウ抽出物 0.2 (4)グリセリン 7.0 (5)グアイアズレンスルホン酸ナトリウム 0.5 (6)ハリアミジ抽出物 0.2 (7)精製水 71.1 製法:(1)〜(7)を混合し、均一とする。
【0071】 [実施例28]皮膚用ゲル剤 (1)精製水 84.2(重量%) (2)カルボキシビニルポリマー 0.5 (3)リンドウ抽出物 0.1 (4)1,3-ブチレングリコール 15.0 (5)ソゾsp.抽出物 0.1 (6)水酸化カリウム 0.1 製法:(1)に(2)〜(5)を順次添加し、均一に溶解した
後(6)を加えて増粘させる。
後(6)を加えて増粘させる。
【0072】 [実施例29]化粧水 (1)エタノール 10.0(重量%) (2)1,3-ブチレングリコール 10.0 (3)リンドウ抽出物 0.1 (4)グリチルリチン酸ジカリウム 0.5 (5)ダルス抽出物 0.2 (6)香料 0.1 (7)精製水 79.1 製法:(1)〜(6)の成分を(7)に順次添加して均一に混
合,溶解する。
合,溶解する。
【0073】本発明の実施例13〜実施例29につい
て、皮膚刺激性及び色素沈着症状の改善効果を調べた。
皮膚刺激性は、男性パネラー20名による48時間の閉
塞貼付試験を行い、その結果を表7に示す判定基準に従
って判定し、20名の皮膚刺激指数の平均値にて示し
た。なお実施例24のゼリー状ピールオフパックは、塗
布後20分で皮膜を剥離した後閉塞して、実施例26の
洗顔料は1重量%水溶液にてそれぞれ評価を行った。色
素沈着症状の改善効果は、顕著なシミ,ソバカス等の色
素沈着症状を有する女性パネラー10名を一群とし、各
群に実施例をそれぞれブラインドにて1日2回ずつ1ヶ
月間使用させ、1ヶ月後の皮膚の色素沈着の状態を観察
して使用前と比較して改善効果があると評価したパネラ
ーの人数で改善効果を示した。皮膚刺激性及び色素沈着
症状の改善効果の結果を表8に示した。
て、皮膚刺激性及び色素沈着症状の改善効果を調べた。
皮膚刺激性は、男性パネラー20名による48時間の閉
塞貼付試験を行い、その結果を表7に示す判定基準に従
って判定し、20名の皮膚刺激指数の平均値にて示し
た。なお実施例24のゼリー状ピールオフパックは、塗
布後20分で皮膜を剥離した後閉塞して、実施例26の
洗顔料は1重量%水溶液にてそれぞれ評価を行った。色
素沈着症状の改善効果は、顕著なシミ,ソバカス等の色
素沈着症状を有する女性パネラー10名を一群とし、各
群に実施例をそれぞれブラインドにて1日2回ずつ1ヶ
月間使用させ、1ヶ月後の皮膚の色素沈着の状態を観察
して使用前と比較して改善効果があると評価したパネラ
ーの人数で改善効果を示した。皮膚刺激性及び色素沈着
症状の改善効果の結果を表8に示した。
【0074】
【表7】
【0075】
【表8】
【0076】表8のとおり、本発明の実施例は皮膚刺激
性を示すことが無く安全性が良好で、しかも色素沈着改
善効果に優れることが示された。
性を示すことが無く安全性が良好で、しかも色素沈着改
善効果に優れることが示された。
【0077】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明により、メ
ラニンの産生阻害作用が相乗的に増強され、日焼け後の
色素沈着・しみ・ソバカス・肝斑等の予防及び改善に有
効で、皮膚美白効果が著しく改良された、皮膚外用剤を
得ることが出来た。
ラニンの産生阻害作用が相乗的に増強され、日焼け後の
色素沈着・しみ・ソバカス・肝斑等の予防及び改善に有
効で、皮膚美白効果が著しく改良された、皮膚外用剤を
得ることが出来た。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61K 7/00 A61K 7/00 X 31/05 31/05 31/122 31/122 31/19 31/19 31/198 31/198 31/20 31/20 31/375 31/375 31/7008 31/7008 35/50 35/50 35/78 35/78 C E Q T J 35/80 35/80 A61P 43/00 111 A61P 43/00 111 Fターム(参考) 4C083 AA032 AA071 AA072 AA082 AA111 AA112 AB032 AB232 AB242 AC012 AC022 AC072 AC102 AC122 AC182 AC242 AC291 AC301 AC302 AC352 AC422 AC442 AC471 AC542 AC581 AC782 AD092 AD112 AD201 AD272 AD282 AD392 AD512 AD532 AD551 AD552 AD641 AD642 AD662 CC01 CC02 CC03 CC04 CC05 CC07 CC12 CC23 DD23 DD31 DD33 DD41 EE01 EE10 EE13 EE16 4C086 AA01 AA02 BA18 EA02 MA02 MA04 MA08 MA09 MA10 MA63 NA05 NA06 NA14 ZA89 ZC02 4C087 AA01 AA02 BB58 CA06 MA02 MA63 NA05 NA06 NA14 ZA89 ZC02 4C088 AA13 AA14 AB12 AB26 AB29 AB38 AB43 AB44 AB45 AB60 AB66 AB67 AC01 AC15 AD13 BA08 CA03 MA02 MA03 MA04 MA07 MA63 NA05 NA06 NA14 ZA89 ZC02 4C206 AA01 AA02 CA19 CB25 DA07 DA37 JA58 MA02 MA04 MA83 NA05 NA06 NA14 ZA89 ZC02
Claims (2)
- 【請求項1】 アスコルビン酸配糖体を除くL−アスコ
ルビン酸及びその塩又はその誘導体、ヒノキチオール及
びその誘導体、2−ヒドロキシカルボン酸及びその塩又
はその誘導体、ハイドロキノン及びその誘導体、システ
イン及びその誘導体、グルコサミン及びその誘導体、ア
ゼライン酸及びその誘導体、胎盤抽出物、メラニン産生
阻害作用を有する植物及び藻類抽出物から選択される1
種又は2種以上と、リンドウ属植物の抽出物を含有する
ことを特徴とする皮膚外用剤。 - 【請求項2】 メラニン産生阻害作用を有する植物及び
藻類抽出物がマンサク属,ユキノシタ属,ジンコウ属,
ツバキ属,トチノキ属,タデ属,セイヨウヤマハッカ
属,イブキジャコウソウ属,ヨモギ属,ノコギリソウ
属,ヒヨドリバナ属,シナノキ属,オトギリソウ属,イ
ワユキノシタ属,ジンチョウゲ属,ガンピ属,ミツマタ
属,カンゾウ属,イワナシ属,モウセンゴケ属,ウラシ
マツツジ属の植物及び、カイメンソウ属,サンゴモ属,
ヤハズグサ属,アミジグサ属,ヒジキ属,ソゾ属,フシ
ツナギ属,イワヒゲ属,ダルス属,ホンダワラ属,イシ
モズク属の藻類からの抽出物より成る群から選択される
1種又は2種以上である、請求項1に記載の皮膚外用
剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000315992A JP2002128648A (ja) | 2000-10-17 | 2000-10-17 | 皮膚外用剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000315992A JP2002128648A (ja) | 2000-10-17 | 2000-10-17 | 皮膚外用剤 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002128648A true JP2002128648A (ja) | 2002-05-09 |
Family
ID=18795003
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000315992A Pending JP2002128648A (ja) | 2000-10-17 | 2000-10-17 | 皮膚外用剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002128648A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007070250A (ja) * | 2005-09-05 | 2007-03-22 | Iwate Univ | リンドウ抽出物を含む制癌剤、健康補助食品及び薬用化粧品、並びにリンドウ抽出物の製造方法 |
JP2010168337A (ja) * | 2008-12-22 | 2010-08-05 | Pola Chem Ind Inc | ヒドロキシカルボン酸誘導体を含有する皮膚外用剤 |
-
2000
- 2000-10-17 JP JP2000315992A patent/JP2002128648A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007070250A (ja) * | 2005-09-05 | 2007-03-22 | Iwate Univ | リンドウ抽出物を含む制癌剤、健康補助食品及び薬用化粧品、並びにリンドウ抽出物の製造方法 |
JP2010168337A (ja) * | 2008-12-22 | 2010-08-05 | Pola Chem Ind Inc | ヒドロキシカルボン酸誘導体を含有する皮膚外用剤 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD05 | Notification of revocation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7425 Effective date: 20070601 |