JP2002128052A - 梱包箱 - Google Patents

梱包箱

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JP2002128052A
JP2002128052A JP2000333173A JP2000333173A JP2002128052A JP 2002128052 A JP2002128052 A JP 2002128052A JP 2000333173 A JP2000333173 A JP 2000333173A JP 2000333173 A JP2000333173 A JP 2000333173A JP 2002128052 A JP2002128052 A JP 2002128052A
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JP
Japan
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flap
auxiliary
slit
fixing piece
packing box
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JP2000333173A
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English (en)
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Natsuyo Kanbayashi
なつ代 神林
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 粘着テープのような封緘材を用いずに容易に
再度物品を梱包することができ、紙取り効率がよく、複
数個の梱包箱を積み上げても安定した状態を保つことが
できる梱包箱を提供すること。 【解決手段】 第1フラップ50から第4フラップ56
を用いて上部開口部を覆う際に、第2フラップ52と第
4フラップ56を折り曲げた後に第1フラップ50と第
3フラップ54を第2フラップ52と第4フラップ56
の上に重ねて、第2フラップ52の第1スリット90に
は第1フラップ50の第1補助フラップ70と第3フラ
ップ54の第3補助フラップ74が差し込まれ、かつ第
4フラップ56の第2スリット92には第1フラップ5
0の第2補助フラップ72と第3フラップ54の第4補
助フラップ76が差し込まれた状態において、第1フラ
ップ50と第3フラップ54側に差し込んで第1フラッ
プ50と第3フラップ54を側部16側に着脱自在に固
定する固定片部80,82を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば電子機器
や電子部品のような物品を梱包するための梱包箱に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】電子機器や電子部品等の物品は、たとえ
ば段ボールで作られた梱包箱に梱包されて搬送されるの
が普通である。この種の梱包箱は、カートンあるいは包
装箱等とも呼んでおり、1枚の段ボール紙から、図10
に示すように紙取りを行って作られる。図10の梱包箱
の展開図1000では、上フラップ1001と上フラッ
プ1002の幅Wが、上フラップ1003と上フラップ
1004の奥行Wと同じ長さが必要なので、段ボール紙
1005の斜線で示すように、段ボール紙1005の余
った部分の面積が大きい。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このために、段ボール
紙1005から梱包箱の展開図1000を打ち抜く場合
には、段ボール紙1005における紙取りの効率が悪く
コスト高になってしまうという問題がある。そこで、図
11で示す従来の梱包箱の展開図2000は、やや小型
の段ボール紙2005から紙取りしている。この展開図
2000では、上フラップ2001,2002,200
3,2004の幅W1が同じであるので、図10の従来
の段ボール紙1005の場合に比べて斜線部分で示す段
ボール紙1005の余った部分が少なくなる。
【0004】しかしこのような紙取り方式では、図10
の場合と異なり、各上フラップ2001〜2004の幅
W1が同じなので上フラップ2001〜2004は、物
品を梱包後に封緘用の粘着テープを使用して密封する必
要がある。このために再びこの封緘用の粘着テープを上
フラップから取り除くと、上フラップ2001〜200
4の内のたとえば上フラップ2001と上フラップ20
03が破れて損傷してしまう恐れがある。したがってこ
の梱包箱2000を再度使用して物品を再梱包すること
ができなくなってしまう。
【0005】図12の梱包箱の展開図3000の方式を
採用すると、各上フラップ3001〜3004は同じ幅
Hを有しており、段ボール紙3005の斜線部分で示す
余った部分が少なく、この点に関しては紙取り効率がよ
い。しかし、図13のように梱包箱の展開図3000を
組み立てる場合には、上フラップ3002と上フラップ
3004が、それぞれ上フラップ3001と上フラップ
3003のスリット3010にはめ込まれる構造になっ
ている。このため、上フラップ3002と上フラップ3
004の折り曲げ線3020の部分が、折り上がってし
まうことが多い。図13のA方向から梱包箱3000を
見た場合に、図14のように複数個の梱包箱3050を
積み上げると、折り曲げ線3020の部分が盛り上がっ
てしまって平坦でなく、上フラップ3002と上フラッ
プ3004の部分に凹凸が生じて、複数個の積み上げた
梱包箱3050の積載状態が不安定になるという問題が
ある。そこで本発明は上記課題を解消し、粘着テープの
ような封緘材を用いずに容易に再度物品を梱包すること
ができ、紙取り効率がよく、複数個の梱包箱を積み上げ
ても安定した状態を保つことができる梱包箱を提供する
ことを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、底部
と前記底部の連続して形成されている側部とにより物品
を収容する収容部が構成され、前記側部は前記収容部の
上部開口部を形成する第1端部から第4端部を有し、前
記第1端部と前記第3端部が対向し前記第2端部と前記
第4端部が対向している前記物品の梱包箱であって、前
記側部の前記第1端部に連続して形成されて第1折り曲
げ線により折り曲げる第1フラップと、前記側部の前記
第2端部に連続して形成されて第2折り曲げ線により折
り曲げる第2フラップと、前記側部の前記第3端部に連
続して形成されて第3折り曲げ線により折り曲げる第3
フラップと、前記側部の前記第4端部に連続して形成さ
れて第4折り曲げ線により折り曲げる第4フラップと、
を有し、前記第2フラップの前記第2折り曲げ線付近に
は第1スリットが形成され、前記第4フラップの前記第
4折り曲げ線付近には第2スリットが形成され、前記第
1フラップは、前記第1スリットに差し込まれる第1補
助フラップと、前記第2スリットに差し込まれる第2補
助フラップを有し、前記第3フラップは、前記第1スリ
ットに差し込まれる第3補助フラップと、前記第2スリ
ットに差し込まれる第4補助フラップを有し、さらに、
前記第1フラップから第4フラップを用いて前記上部開
口部を覆う際に、前記第2フラップと前記第4フラップ
を折り曲げた後に前記第1フラップと前記第3フラップ
を前記第2フラップと前記第4フラップの上に重ねて、
前記第2フラップの前記第1スリットには前記第1フラ
ップの前記第1補助フラップと前記第3フラップの前記
第3補助フラップが差し込まれ、かつ前記第4フラップ
の前記第2スリットには前記第1フラップの前記第2補
助フラップと前記第3フラップの前記第4補助フラップ
が差し込まれた状態において、前記第1フラップと前記
第3フラップ側に差し込んで前記第1フラップと前記第
3フラップを前記側部側に着脱自在に固定する固定片部
を有することを特徴とする梱包箱である。
【0007】請求項1では、物品を収容する収容部は、
底部と側部により構成されている。この収容部の上部開
口部を形成する第1端部から第4端部までを有してい
る。第1フラップは第1端部に連続して形成されており
第1折り曲げ線により折り曲げるようになっている。第
2フラップは第2端部に連続して形成されており第2折
り曲げ線により折り曲げる。第3フラップは第3端部に
連続して形成されており第3折り曲げ線により折り曲げ
る。第4フラップは、第4端部に連続して形成されてお
り第4折り曲げ線により折り曲げる。上部開口部を第1
フラップから第4フラップを用いて覆う際には、第2フ
ラップと第4フラップを折り曲げた後に、第1フラップ
と第3フラップは第2フラップと第4フラップの上に重
ねる。第2フラップの第1スリットには第1フラップの
第1補助フラップと第3フラップの第3補助フラップが
差し込まれる。しかも第4フラップの第2スリットに
は、第1フラップの第2補助フラップと第3フラップの
第4補助フラップが差し込まれる。
【0008】その後、固定片部は、第1フラップと第3
フラップ側に差し込んで、第1フラップと第3フラップ
を側部側に着脱自在に固定する。これにより、第1フラ
ップと第3フラップは第1補助フラップ、第2補助フラ
ップ、第3補助フラップ及び第4補助フラップを用い
て、側部および第2フラップと第4フラップ側に確実に
一体化して、そして固定片部を用いてこれらの第1フラ
ップと第3フラップを固定することができる。このこと
から、封緘用の粘着テープを用いなくても、収容部の上
部開口部を覆って閉じることができる。このために物品
を一旦梱包した後に、再び上部開口部を開けて別の物品
を、あるいは同じ物品を再梱包する作業が容易に行え
る。しかも、従来と異なり、最も上側にくる第1フラッ
プと第3フラップには折り曲げ線が形成されていないの
で、第1フラップと第3フラップには凹凸部分が生じな
いことから、この種の梱包箱を複数個重ねて積載したと
しても、梱包箱の積載状態を安定化させることができ
る。
【0009】請求項2の発明は、請求項1に記載の梱包
箱において、前記固定片部は、前記第1フラップと前記
第3フラップを前記側部側に着脱自在に固定する第1固
定片部と、前記第1固定片部とは対向する位置にあり前
記第1フラップと前記第3フラップを前記側部側に着脱
自在に固定する第2固定片部である。請求項2では、固
定片部は第1固定片部と第2固定片部である。第1固定
片部は、第1フラップと第3フラップを側部側に着脱自
在に固定する。第2固定片部は、第1固定片部と対向す
る位置にあり、第1フラップと第3フラップを側部側に
着脱自在に固定する。
【0010】請求項3の発明は、請求項2に記載の梱包
箱において、前記第1固定片部と前記第2固定片部を差
し込むためのスリットが、前記第1フラップの前記第1
補助フラップの付近と前記第2補助フラップの付近と前
記第3フラップの前記第3補助フラップの付近と前記第
4補助フラップの付近に形成されている。請求項3で
は、第1固定片部と第2固定片部を差し込むためのスリ
ットが、第1補助フラップ、第2補助フラップ、第3補
助フラップおよび第4補助フラップの付近に形成されて
いる。
【0011】請求項4の発明は、請求項3に記載の梱包
箱において、前記第1固定片部は、前記側部と前記第2
フラップの一部を切り出して折り曲げることで形成さ
れ、前記第2固定片部は、前記側部と前記第4フラップ
の一部を切り出して折り曲げることで形成されている。
【0012】請求項5の発明は、請求項1に記載の梱包
箱において、前記第1フラップから第4フラップの長さ
は同じであり、前記第1フラップの端部と前記第3フラ
ップの端部が突き合わされた状態で、前記側部の前記上
部開口部を覆う。請求項5では、第1フラップ〜第4フ
ラップの長さが同じであるので、段ボール紙から梱包箱
の展開図を作成する場合に、段ボール紙の余分な部分の
面積を小さくできるので、紙取りの効率を向上すること
ができる。しかも第1フラップの端部と第3フラップの
端部が突き合わされた状態で上部開口部を覆うので、隙
間なく上部開口部を閉じることができ、外観上の見栄え
も向上する。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述
べる実施の形態は、本発明の好適な具体例であるから、
技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明
の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨
の記載がない限り、これらの形態に限られるものではな
い。
【0014】図1は、本発明の梱包箱の好ましい実施の
形態およびこの梱包箱10の中に収容される物品の一例
を示している。図1の梱包箱10は、物品12を収容し
て梱包するための梱包箱であり、包装箱ともいいあるい
はカートン等とも呼んでいる。梱包箱10の展開図10
Aは、図2に示すようにたとえば段ボール紙200から
紙取りを行うことにより得られる。梱包箱10の展開図
10Aは、たとえば長方形状の段ボール紙200を切断
して得られるものである。
【0015】まず図1の梱包箱10の構造について説明
する。梱包箱10は、概略的には底部14、側部16、
上部18を有している。底部14と側部16は、物品1
2を収容するための空間である収容部20を構成してい
る。この収容部20の中には、図1に示すように物品1
2を、クッション材22を用いて確実に収容することが
できる。上部18の第1フラップ50、第2フラップ5
2、第3フラップ54、および第4フラップ56は、収
容部20の上部開口部24を開閉可能に覆う。
【0016】図2の展開図10Aは、上述した底部1
4、側部16、上部18のそれぞれの構成要素を示して
いる。図2の底部14は、底部フラップ30,32,3
4,36を有している。底部フラップ30はほぼ台形状
であり、底部フラップ34はほぼ長方形状である。底部
フラップ30の部分30Aが、底部フラップ34の溝3
4Aにはまり込むようになっている。底部フラップ32
と底部フラップ36は、左右対称形状であり、差し込み
用の突起32Aと36Aを有している。
【0017】底部14の底部フラップ30,32,3
4,36は、図3に示すような手順で組み立てることが
できる。図3(A)に示すように、まず底部フラップ3
4は折り曲げ線34Bにより折り曲げる。図3(B)に
示すように、底部フラップ32と底部フラップ36を折
り曲げ線32Bと折り曲げ線36Bにおいて折り曲げ
る。そして底部フラップ32の突起32Aと底部フラッ
プ36の突起36Aを、底部フラップ34の溝34Aに
はめ込む。次に、図3(C)に示すように、底部フラッ
プ30の部分30Aを溝34Aにはめ込む。このように
して、底部14を簡単に組み立てることができ、底部1
4の組立てには粘着テープを使用する必要はない。
【0018】次に、図1と図2に示す側部16について
説明する。側部16は、面部40,42,44,46を
有している。これらの面部40,42,44,46は、
それぞれ底部フラップ30,32,34,36から連続
して形成されている。面部40には糊付け部分40Cが
形成されており、この糊付け部分40Cが面部46の端
部46Cの内側に糊付けされることにより、図1に示す
ような箱形状を形成することができる。面部40と面部
42の間には折り曲げ線41が形成されており、面部4
2と面部44の間には折り曲げ線43が形成されて、さ
らに面部44と面部46の間にも折り曲げ線45が形成
されている。図2の実施の形態では、面部40の幅L1
と対面する面部44の幅L1は、面部42の幅L2と対
面する面部46の幅L2よりも大きく設定されている。
しかしこれに限らず面部40,44の幅L1が面部4
2,46の幅L2よりも小さく設定することも可能であ
る。
【0019】次に、図2の上部18について説明する。
上部18は、第1フラップ50、第2フラップ52、第
3フラップ54、および第4フラップ56を有してい
る。この第1フラップ50は、面部40に対して第1折
り曲げ線60により折り曲げることができる。第2フラ
ップ52は、面部42に対して第2折り曲げ線62によ
り折り曲げることができる。第3フラップ54は、第3
折り曲げ線64により折り曲げることができる。第4フ
ラップ56は、第4折り曲げ線66により折り曲げるこ
とができる。第1フラップ50は面部40の第1端部4
0Aに対して連続して形成されている。第2フラップ5
2は、面部42の第2端部42Aに対して連続して形成
されている。第3フラップ54は、面部44の第3端部
44Aに対して連続して形成されている。第4フラップ
56は面部46の第4端部46Aに対して連続して形成
されている。
【0020】これらの第1フラップ50〜第4フラップ
56の形状は、図2と図4に詳しく示している。第1フ
ラップ50は、その両側に第1補助フラップ70と第2
補助フラップ72を有している。第1補助フラップ70
は折り曲げ線70Aにより折り曲げることができ、第2
補助フラップ72は折り曲げ線72Aにより折り曲げる
ことができる。第3フラップ54の両側には、第3補助
フラップ74と第4補助フラップ76を有している。第
3補助フラップ74は折り曲げ線74Aにより折り曲げ
ることができる。第4補助フラップ76は折り曲げ線7
6Aにより折り曲げることができる。第1補助フラップ
70、第2補助フラップ72、第3補助フラップ74、
第4補助フラップ76には、それぞれスリット70B,
72B,74B,76Bが形成されている。
【0021】図2と図4において、第2フラップ52と
面部42に関連して、第1固定片部80と第1スリット
90が形成されている。同様にして第4フラップ56と
面部46に関連して、第2固定片部82と第2スリット
92が形成されている。第1固定片部80は、第2フラ
ップ52の一部分と面部42の一部分を切り出して形成
されたほぼ長方形状の部分であり、この第1固定片部8
0は折り曲げ線81と83を有している。同様にして、
第2固定片部82は、第4フラップ56の一部分と面部
46の一部分を切り出して形成されておりほぼ長方形状
の部分であり、第2固定片部82は折り曲げ線85と折
り曲げ線87を有している。2つの第1スリット90,
90は、第1固定片部80の両側であって、かつ第2折
り曲げ線62にほぼ沿って形成されている。同様にし
て、2つの第2スリット92,92は、第2固定片部8
2の両側であって、第4折り曲げ線66にほぼ沿って形
成されている。図2に示すように第1フラップ50〜第
4フラップ56の突出方向の長さL3は、同じ長さにな
っている。これにより、各第1フラップ50〜第4フラ
ップ56の長さが異なる場合に比べて、段ボール紙20
0における余分な部分となる斜線部分の面積を減らすこ
とができるので、段ボール紙200における紙取り効率
を向上することができる。
【0022】次に、上述した梱包箱の組立ておよび物品
12の梱包作業について説明する。図1の物品12は図
5に示すようにたとえば保護袋13の中に入れて、物品
12の一端部と他端部がクッション22により保持され
ることにより、図1に示すような物品12は保護状態に
なる。図1と図4に示すように、すでに梱包箱10の底
部14は図3に示すような要領で作業者が組立ててい
る。これにより、底部14と側部16は収容部20を構
成している。図1の梱包箱10の上部18は、図1、図
4、図6、図7、図8の順に組立てられることになる。
そこで、物品12とクッション22は、一体的に図1に
示すように収容部20の中にE方向に沿って収容され
る。物品12等が収容部20の中に収容されると、図
4、図6、図7および図8の手順で、梱包箱10の上部
18が組立てる。
【0023】図4に示すように、第2フラップ52が第
2折り曲げ線62においてR方向に折り曲げられる。同
様にして第4フラップ56が、第4折り曲げ線66にお
いてR方向に折り曲げられる。これにより図6に示すよ
うに第2フラップ52と第4フラップ56が上部開口部
24を完全に覆う。
【0024】次に、図6に示すように、第1フラップ5
0を第1折り曲げ線60においてT方向に折り曲げる。
同様にして第3フラップ54も第3折り曲げ線64にお
いてT方向に折り曲げる。これらの第1フラップ50と
第3フラップ54のそれぞれの第1補助フラップ70、
第2補助フラップ72、第3補助フラップ74、第4補
助フラップ76は、それぞれあらかじめ第1フラップ5
0と第3フラップ54に対して直角に折り曲げられてい
る。これにより、第1補助フラップ70と第3補助フラ
ップ74は、第1スリット90にそれぞれ差し込まれ
る。同様にして第2補助フラップ72と第4補助フラッ
プ76は第2スリット92にそれぞれ差し込まれる。
【0025】図7は、そのように第1補助フラップ70
〜第4補助フラップ76が第1スリット90と第2スリ
ット92に差し込まれた状態を示している。第1フラッ
プ50の端部50Dと第3フラップ54の端部54D
は、隙間なく突き合わされた状態になり、図4に示す上
部開口部24は完全に閉じることができる。
【0026】次に、図7の第1固定片部80が図4に示
す第1補助フラップ70のスリット70Bと第3補助フ
ラップ74のスリット74Bに対してS方向に差し込ま
れる。同様にして、第2固定片部82は、図4に示す第
2補助フラップ72のスリット72Bと第4補助フラッ
プ76のスリット76Bに対してS方向に差し込まれ
る。これにより、第1固定片部80と第2固定片部82
は、第1フラップ50と第3フラップ54が抜け出て上
部に開いてしまうのを確実に防いで、第1フラップ50
と第3フラップ54を側部16側に固定することができ
る。
【0027】このようにして、梱包箱10を組み立てる
ことにより、図8に示すように中の物品は完全に梱包す
ることができる。しかも第1固定片部80と第2固定片
部82が、第1フラップ50と第3フラップ54を側部
16側に確実に固定しているので、第1フラップ50と
第3フラップ54の継ぎ目に対して粘着テープを用いて
固定する必要が全くない。粘着テープを使用しないで済
むので、上述した梱包箱の組立手順の逆のやり方で図4
の上部開口部24を開けて、その中の図1に示す物品1
2を取り出す作業が簡単に行え。そしてこの梱包箱10
を利用して、同じ物品もしくは別の物品を上述した手順
で再度梱包することができる。いずれにしても粘着テー
プ等の補助的な材料を用いる必要はない。なお、第1固
定片部80と第2固定片部82、第1補助フラップ7
0、第2補助フラップ72、第3補助フラップ74、第
4補助フラップ76は、差し込み部等とも呼ぶことがで
きる。
【0028】図8のように組立てが完成した梱包箱10
の上部18は、第1フラップ50と第3フラップ54に
より平坦になっており、従来のように上部18に折り曲
げ線等が突出して形成されないので、たとえば図9に示
すように複数個の梱包箱10を積み上げた場合において
も、その積載した状態を従来に比べてより安定化させる
ことができる。
【0029】以上説明したように本発明の梱包箱を用い
ると、物品の梱包の際に粘着テープ等の補助材料を必要
とせずに、梱包することができる。しかも、物品を一度
取り出してさらに別の物品あるいは同じ物品を再度梱包
する場合においても、粘着テープを使用しないので容易
に再梱包の作業を行うことができる。そして、図2に示
すように、第1フラップ50〜第4フラップ56の幅L
3を同じにすることにより、段ボール紙200から梱包
箱10の展開図10Aを紙取りする場合に斜線部分で示
す余分な部分の面積を少なくすることができるので、紙
取りの効率を向上することができる。また第1補助フラ
ップ70、第2補助フラップ72、第3補助フラップ7
4、第4補助フラップ76と、第1固定片部80と第2
固定片部82は、それぞれ対応するスリットに対して着
脱可能にはめ込むことができる。このことから、図1に
示す上部開口部24の開閉は再梱包可能に簡単に行うこ
とができる。
【0030】ところで本発明は上記実施の形態に限定さ
れるものではない。上述した実施の形態では、たとえば
電子機器のような物品12を梱包する梱包箱の例を示し
ている。しかしこれに限らず物品としては電子機器以外
に、電子部品等を梱包する場合や、他の分野、たとえば
食品や農産物等を梱包する梱包箱としても用いることは
勿論できる。また梱包箱10を作成する場合に段ボール
紙を用いているが、これに限らずたとえば他の種類の材
質、たとえば薄板状のプラスチックから展開図を型取り
して作成することも勿論可能である。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
粘着テープのような封緘材を用いずに容易に再度物品を
梱包することができ、紙取り効率がよく、複数個の梱包
箱を積み上げても安定した状態を保つことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の梱包および梱包の中に収容する物品の
一例を示す斜視図。
【図2】図1の梱包箱の展開図。
【図3】梱包箱の底部の組立例を示す図。
【図4】梱包箱の第2フラップと第4フラップを閉じよ
うとする状態を示す図。
【図5】梱包しようとする物品の構成例を示す図。
【図6】第2フラップと第4フラップにより上部開口部
を閉じた後に、第1フラップと第3フラップを折り曲げ
ようとする状態を示す図。
【図7】第1フラップと第3フラップが完全に第2フラ
ップと第4フラップの上を覆った状態を示す図。
【図8】第1固定片部と第2固定片部が第1フラップと
第3フラップの浮き上がりを防止するために差し込まれ
た状態を示す図。
【図9】本発明の梱包箱の実施の形態を複数個積み上げ
た状態を示す図。
【図10】従来の梱包箱の紙取りの例を示す図。
【図11】従来の別の梱包箱の紙取りの例を示す図。
【図12】従来の梱包箱のさらに別の紙取り例を示す
図。
【図13】図12の梱包箱を組み立てた状態を示す図。
【図14】図13の従来の梱包箱の不都合を示す図。
【符号の説明】
10・・・梱包箱、12・・・物品、14・・・底部、
16・・・側部、18・・・上部、50・・・第1フラ
ップ、52・・・第2フラップ、54・・・第3フラッ
プ、56・・・第4フラップ、70・・・第1補助フラ
ップ、70B,72B,74B,76B・・・スリッ
ト、72・・・第2補助フラップ、74・・・第3補助
フラップ、76・・・第4補助フラップ、80・・・第
1固定片部、82・・・第2固定片部、90・・・第1
スリット、92・・・第2スリット

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底部と前記底部の連続して形成されてい
    る側部とにより物品を収容する収容部が構成され、前記
    側部は前記収容部の上部開口部を形成する第1端部から
    第4端部を有し、前記第1端部と前記第3端部が対向し
    前記第2端部と前記第4端部が対向している前記物品の
    梱包箱であって、 前記側部の前記第1端部に連続して形成されて第1折り
    曲げ線により折り曲げる第1フラップと、 前記側部の前記第2端部に連続して形成されて第2折り
    曲げ線により折り曲げる第2フラップと、 前記側部の前記第3端部に連続して形成されて第3折り
    曲げ線により折り曲げる第3フラップと、 前記側部の前記第4端部に連続して形成されて第4折り
    曲げ線により折り曲げる第4フラップと、を有し、 前記第2フラップの前記第2折り曲げ線付近には第1ス
    リットが形成され、前記第4フラップの前記第4折り曲
    げ線付近には第2スリットが形成され、 前記第1フラップは、前記第1スリットに差し込まれる
    第1補助フラップと、前記第2スリットに差し込まれる
    第2補助フラップを有し、 前記第3フラップは、前記第1スリットに差し込まれる
    第3補助フラップと、前記第2スリットに差し込まれる
    第4補助フラップを有し、 さらに、前記第1フラップから第4フラップを用いて前
    記上部開口部を覆う際に、前記第2フラップと前記第4
    フラップを折り曲げた後に前記第1フラップと前記第3
    フラップを前記第2フラップと前記第4フラップの上に
    重ねて、前記第2フラップの前記第1スリットには前記
    第1フラップの前記第1補助フラップと前記第3フラッ
    プの前記第3補助フラップが差し込まれ、かつ前記第4
    フラップの前記第2スリットには前記第1フラップの前
    記第2補助フラップと前記第3フラップの前記第4補助
    フラップが差し込まれた状態において、前記第1フラッ
    プと前記第3フラップ側に差し込んで前記第1フラップ
    と前記第3フラップを前記側部側に着脱自在に固定する
    固定片部を有することを特徴とする梱包箱。
  2. 【請求項2】 前記固定片部は、前記第1フラップと前
    記第3フラップを前記側部側に着脱自在に固定する第1
    固定片部と、前記第1固定片部とは対向する位置にあり
    前記第1フラップと前記第3フラップを前記側部側に着
    脱自在に固定する第2固定片部である請求項1に記載の
    梱包箱。
  3. 【請求項3】 前記第1固定片部と前記第2固定片部を
    差し込むためのスリットが、前記第1フラップの前記第
    1補助フラップの付近と前記第2補助フラップの付近と
    前記第3フラップの前記第3補助フラップの付近と前記
    第4補助フラップの付近に形成されている請求項2に記
    載の梱包箱。
  4. 【請求項4】 前記第1固定片部は、前記側部と前記第
    2フラップの一部を切り出して折り曲げることで形成さ
    れ、前記第2固定片部は、前記側部と前記第4フラップ
    の一部を切り出して折り曲げることで形成されている請
    求項3に記載の梱包箱。
  5. 【請求項5】 前記第1フラップから第4フラップの長
    さは同じであり、前記第1フラップの端部と前記第3フ
    ラップの端部が突き合わされた状態で、前記側部の前記
    上部開口部を覆う請求項1に記載の梱包箱。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009113818A (ja) * 2007-11-02 2009-05-28 Nakatsugawa Hoso Kogyo Kk 包装用箱

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